JP2005210205A - 伝送制御装置及び伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配信元で異常が発生したのか又は伝送制御装置自体で異常が発生したのかを区別することを可能にすることにより、通信ネットワーク上における異常の発生場所を指定することを容易にする。
【解決手段】配信元から送信されたフレームを受信する受信処理部1Aと、受信されたフレーム内に異常が発生しているか否かを、フレームに含まれるFCSに基づいて判定する受信フレーム判定部1B1と、フレーム内に異常が発生していないと判定された場合、フレームに含まれるヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換部1D2と、ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生したか否かを、フレーム内のFCSに基づいて判定する配信フレーム判定部1E1と、異常が発生していないと判定された場合、当該異常が発生していないフレームを配信先に送信する送信処理部1G1とを具備した構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信ネットワーク上に設けられる伝送制御装置及び伝送方法に関する。
近年における通信ネットワーク技術の進歩に伴い、各種通信ネットワークを使用したデータ通信が行われている。
一般に、データ通信では、伝送データの伝送中に、伝送機器や通信回線自体又は外部からの雑音等により、例えばランダム誤りやバースト誤り等の異常が発生する場合がある。
このような異常を検出する技術として、種々の伝送誤り検出方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、特許文献1には、チェック用のデータと共に、固定ビットパターンを付加して送信し、誤り検出をする構成により、CRC(Cyclic Redundancy Code)方式よりも確実に伝送誤りを検出可能な技術が開示されている(第3頁右欄第31−35行目参照)。
特許第3059305号公報
しかし、この種の伝送誤り検出方式を用いた伝送制御装置では、受信したフレーム内に異常が発生しているか否かを判定することが出来るが、配信元情報で異常が発生しているのか又は当該フレームを受信した伝送制御装置自体の内部で異常が発生したのかを区別出来ないので、異常が発生していることは分かっても、通信ネットワーク上で異常が発生した発生場所の指定が出来ないという問題がある。
本発明者の考察によれば、通信ネットワーク上で異常が発生した場合に、回復処置を早急に行うことを可能にするため、異常が発生した発生場所を指定することが可能な伝送制御装置に対する要望が高まっている。
そこで、本発明は、上記事情に考慮してなされたもので、配信元で異常が発生したのか又は伝送制御装置自体の内部で異常が発生したのかを区別することを可能にすることにより、通信ネットワーク上における異常の発生場所を指定することを容易にする伝送制御装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
本発明の骨子は、受信したフレームに、ヘッダ情報の置換前後のフレームに2回の異常判定を行う構成により、配信元で異常が発生したのか又はフレームを受信した伝送制御装置自体の内部で異常が発生したのかを区別することを可能にすることによって、通信ネットワーク上における異常が発生した発生場所を指定することを容易にするという効果を達成することにある。
ここで、フレームに異常判定を行う手法としては、周知のCRC方式(Cyclic Redundancy Check:巡回符号検査方式)等がある。
なお、本明細書に記載の異常は、誤りと呼んでもよい。
さて、以上のような本発明の骨子は、具体的には以下のような手段を講じることにより実現される。
本発明の一態様に係る伝送制御装置は、配信元から送信された、フレームを受信し、当該フレームを配信先に送信する伝送制御装置であって、配信元から送信されたフレームを受信するフレーム受信手段と、フレ−ム受信手段により受信されたフレーム内に異常が発生しているか否かを、フレームに含まれるFCSに基づいて判定する第1の伝送異常判定手段と、第1の伝送異常判定手段によりフレーム内に異常が発生していないと判定された場合、フレームに含まれるヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換手段と、ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生したか否かを、ヘッダ情報の置換後のフレーム内のFCSに基づいて判定する第2の伝送異常判定手段と、第2の伝送異常判定手段により異常が発生していないと判定された場合、当該異常が発生していないフレームを配信先に送信するフレーム送信手段とを具備した伝送制御装置である。
なお、本明細書に記載のFCSは、Frame Check Sequenceの略称を意味する。
このような構成とすれば、配信元で異常が発生したのか又は伝送制御装置自体で異常が発生したのかを指定することが出来ることとなり、異常が発生した発生場所を容易に指定することが出来る。
なお、上記伝送制御装置において、第1の伝送異常判定手段によりフレーム内に異常が発生していると判定された場合、受信したフレームに異常が発生していることを示す第1の異常ログ情報と、ヘッダ情報内の配信元情報とが対応して記憶される第1の異常ログ情報記憶手段と、第2の伝送異常判定手段により異常が発生していると判定された場合、フレームに伝送制御装置自体で異常が発生したことを示す第2の異常ログ情報と、伝送制御装置自体の識別情報とが対応して記憶される第2の異常ログ情報記憶手段とを更に具備してもよい。
本発明の他の伝送制御装置は、配信元から送信された、ヘッダ情報を含むフレームを受信し、当該フレーム内のヘッダ情報を置換して配信先に送信する伝送制御装置であって、配信元から送信されたフレームを受信するフレーム受信手段と、フレーム受信手段により受信されたフレーム内のヘッダ情報に含まれる配信元情報を検出する配信元情報検出手段と、フレーム内のFCSに基づいて、フレーム内に異常が発生しているか否かを判定する第1の伝送異常判定手段と、第1の伝送異常判定手段により異常が発生していると判定された異常フレーム数をカウントする第1の異常フレーム数カウント手段と、第1の異常フレーム数カウント手段によりカウントされた異常フレーム数と、配信元情報検出手段により検出された配信元情報とが対応して記憶される第1の異常フレーム情報記憶手段と、第1の伝送異常判定手段により異常が発生していないと判定された場合、フレーム内のヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換手段と、ヘッダ情報の置換後のフレーム内のFCSに基づいて、ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生しているか否かを判定する第2の伝送異常判定手段と、第2の伝送異常判定手段により異常が発生していると判定された異常フレーム数をカウントする第2の異常フレーム数カウント手段と、第2の異常フレーム数カウント手段によりカウントされた異常フレーム数と、伝送制御装置自体の識別情報とが対応して記憶される第2の異常フレーム情報記憶手段と、第2の伝送異常判定手段によりフレーム内に異常が発生していないと判定した場合に、ヘッダ情報の置換後のフレームを配信先に送信するフレーム送信手段とを具備した伝送制御装置である。
このような構成によれば、配信元で異常が発生したのか又は伝送制御装置自体で異常が発生したのかを指定することが出来ることとなり、異常が発生した発生場所を容易に指定することが出来る。
なお、上記伝送制御装置において、第1の異常フレーム情報記憶手段に記憶された異常フレーム数に基づいて、単位時間当たりの異常フレーム数を算出する第1の異常フレーム数算出手段と、第1の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレーム数と、所定のフレーム数との比較結果に基づいて、配信元に異常が発生したか否かを判定する第3の伝送異常判定手段と、第2の異常フレーム情報記憶手段に記憶された異常フレーム数に基づいて、単位時間当たりの異常フレーム数を算出する第2の異常フレーム数算出手段と、第2の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレーム数と、所定のフレーム数との比較結果に基づいて、伝送制御装置自体に異常が発生したか否かを判定する第4の伝送異常判定手段と、第3又は前記第4の伝送異常判定手段による判定結果を外部に出力する判定結果出力手段とを更に具備していてもよい。
また、上記伝送制御装置において、第1の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレーム数、異常フレームの配信元情報、及び第3の伝送異常判定手段によりなされた異常判定時刻の組が記憶される第1の異常フレーム履歴情報記憶手段と、第2の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレ−ム数、伝送制御装置自体の識別情報、及び第4の伝送異常判定手段によりなされた異常判定時刻の組が記憶される第2の異常フレーム履歴情報記憶手段とを更に具備していてもよい。
なお、上記伝送制御装置において、外部から送信された、異常フレーム数を読み出すための読み出し要求を受信する読み出し要求受信手段と、読み出し要求受信手段により受信された読み出し要求に基づいて、第1の異常フレーム情報記憶手段から所定時間内の異常フレーム数を読み出す第1の異常フレーム数読み出し手段と、読み出し要求受信手段により受信された読み出し要求に基づいて、第2の異常フレーム情報記憶手段から所定時間内の異常フレーム数を読み出す第2の異常フレーム数読み出し手段と、第1又は第2の異常フレーム数読み出し手段により読み出された所定時間内の異常フレーム数を外部に送信する第1の情報通知手段とを更に具備していてもよい。
また、上記伝送制御装置において、読み出し要求受信手段により受信された異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、第1の異常フレーム履歴情報記憶手段に記憶されている単位時間当たりの異常フレーム数を読出す第3の異常フレーム数読み出し手段と、読み出し要求受信手段により受信された異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、第2の異常フレーム履歴情報記憶手段に記憶されている単位時間当たりの異常フレーム数を読出す第4の異常フレーム数読み出し手段と、第3又は第4の異常フレーム数読み出し手段により読み出された単位時間当たりの異常フレーム数を外部に送信する第2の情報通知手段とを更に具備していてもよい。
なお、上述した説明では、「装置」の発明として表現したが、例えば、「方法」又は「プログラム」といった他の発明として表現してもよい。
本発明によれば、配信元で異常が発生したのか又は伝送制御装置自体の内部で異常が発生したのかを区別することを可能にすることにより、通信ネットワーク上における異常の発生場所を指定することを容易にすることができる。
以下、本発明の各実施の形態に関し、図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る伝送制御装置の一例を示す模式図であり、図2は、本実施の形態に係る伝送制御装置が送信/受信するフレームのデータ構成の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る伝送制御装置が伝送するフレーム(F)は、図2に示すように、宛先MACアドレス(F)と、配信元情報MACアドレス(F)と、データのタイプ(F)と、データ本体(F)と、FCS(F)とを具備している。
宛先MACアドレス(F)は、配信先の機器に割り当てられた識別番号を示す6オクテットのデータであり、以下の本実施の形態に関する説明では、配信先情報又は伝送制御装置自体の識別情報に対応する。
配信元MACアドレス(F)は、配信元情報の機器に割り当てられた識別番号を示す6オクテットのデータであり、以下の本実施の形態に関する説明では、配信元情報又は伝送制御装置自体の識別情報に対応する。
データのタイプ(F)は、送信/受信されたデータの内容、特に後に続くのがどのようなデータであるかに関する情報を意味する2オクテットのデータである。
データ本体(F)は、配信元から送信された46〜1500オクテットの送信データそのものを意味する。
FCS(F)は、配信エラーを検出する観点からフレームの末尾に付加される4オクテットのビット列であり、このビット列の並びを多項式の係数とみなした場合の当該多項式を周知の生成多項式で除算した場合の剰余が0であるか否かに基づいて、データの配信が正常に行われたか否かを判定するためのものである。
本実施の形態に係る伝送制御装置は、図1に示すように、受信処理部1Aと、受信フレーム判定部1Bと、受信フレーム判定情報記憶部1Cと、配信処理管理部1Dと、配信フレーム判定部1Eと、配信フレーム判定情報記憶部1Fと、送信処理部1Gとを具備している。また、配信処理管理部1Dは、配信経路テーブル記憶部1Dと、ヘッダ情報置換部1Dとを具備している。
受信処理部1Aは、図示しない配信元情報である他の伝送制御装置から伝送路を介して送信されたフレームを受信する機能と、受信したフレームのヘッダ情報内に含まれる配信先情報を検出する機能と、検出した配信先情報が自己の識別情報と一致するか否かに基づいて、自己宛のデータであるか否かを判定する機能と、当該判定の結果、自己宛のデータであると判定した場合、受信したフレームを受信フレーム判定部1Bに出力する機能と、前述した判定の結果、自己宛のデータでないと判定した場合、受信したフレームを破棄する機能とを有する。
なお、本実施の形態に係る受信処理部1Aでは、フレームのヘッダ情報内に含まれる配信先情報を検出し、検出した配信先情報が自己の識別情報と一致するか否かに基づいて、自己宛のデータであるか否かを判定する機能と、当該判定の結果、自己宛のデータであると判定した場合、受信したフレームを受信フレーム判定部1Bに出力する機能と、前述した判定の結果、自己宛のデータでないと判定した場合、受信したフレームを破棄する機能とを有していたが、これに限らず、フレームのヘッダ情報内に含まれる配信先情報を検出する機能と、検出した配信先情報が自己の識別情報と一致するか否かに基づいて、自己宛のデータであるか否かを判定する機能と、当該判定の結果、自己宛のデータであると判定した場合、受信したフレームを受信フレーム判定部1Bに出力する機能と、前述した判定の結果、自己宛のデータでないと判定した場合、受信したフレームを破棄する機能とを受信処理部1Aとは別に設けてもよい。
受信フレーム判定部1Bは、受信処理部1Aから出力されたフレームを受け取り、受け取ったフレーム内のFCSに含まれるビット列を多項式の係数とみなした場合の多項式を、周知のCRC32の生成多項式で除算して得られた剰余が0であるか否かにより、当該受け取ったフレーム内に異常が発生しているか否かを判定する機能と、当該判定の結果、フレーム内に異常が発生していると判定した場合に、受信したフレーム内に異常が発生していること、換言すれば配信元情報である他の伝送制御装置に異常が発生していることを示す情報(以下、説明の簡略化を図る観点から第1の異常ログ情報と称する)を作成する機能と、当該第1の異常ログ情報と配信元情報との組を受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる機能と、異常が発生しているフレームの送信を停止する機能と、フレーム内に異常が発生していない、換言すれば、配信元の他の伝送制御装置に異常が発生していないと判定した場合に、受信したフレーム内に異常が発生していない旨の情報(以下、簡略化の観点から第1の正常ログ情報と称する)を作成する機能と、当該第1の正常ログ情報と配信元情報との組を受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる機能と、当該フレームをヘッダ情報置換部1Dに出力する機能とを有する。
なお、本実施の形態では、受信したフレーム内に異常が発生しているか否かを判定する手法として周知のCRC32の生成多項式を用いたが、これに限らず、周知のCRC16の生成多項式や周知のチェックサムを用いた手法に代えてもよいことはいうまでもない。
また、本実施の形態に係る受信フレーム判定部1Bには、所定時間内に異常が発生したと判定した異常フレーム数をカウントする機能と、当該カウントされた異常フレーム数と配信元情報とを対応して図示しない記憶手段に記憶させる機能とを有していてもよい。
更に、本実施の形態に係る受信フレーム判定部1Bには、所定時間内に異常が発生したと判定した異常フレーム数が所定のしきい値より大きい値であるか否かにより、図示しない他の配信元の伝送制御装置に異常が発生したか否かを判定する機能を付加してもよい。
受信フレーム判定情報記憶部1Cには、受信フレーム判定部1Bにより作成された第1の異常ログ情報又は第1の正常ログ情報と配信元情報との組が記憶されている。
ここで、「ログ情報」とは、配信先毎に、受信フレームの異常情報を管理し、異常時の解析判断に使用出来るようにするものをいう。
配信経路テーブル記憶部1Dには、配信元情報、伝送制御装置1自体の識別情報、及び配信先情報が対応して記憶されており、ヘッダ情報置換部1Dによりフレーム内のヘッダ情報に含まれる配信元情報に対応した配信先情報が読み出される。
ヘッダ情報置換部1Dは、フレーム内のヘッダ情報に含まれる配信元情報に基づいて、配信経路テーブル記憶部1Dから配信元情報に対応する配信先情報を読出す機能と、当該フレームのヘッダ情報内の配信元情報を当該伝送制御装置1自体の識別情報に置換する機能と、当該フレームのヘッダ情報内の配信先情報を配信経路テーブル記憶部1Dから読み出した配信先情報に置換する機能と、ヘッダ情報を置換したフレームを配信フレーム判定部1Eに出力する機能とを有する。
配信フレーム判定部1Eは、ヘッダ情報置換部1Dから出力されたヘッダ置換後のフレームのFCS内に含まれるビット列を係数とみなした場合の多項式を、周知のCRC32の生成多項式で除算して得られた剰余が0であるか否かにより、フレーム内に異常が発生しているか否かを判定する機能と、当該判定の結果、フレーム内に異常が発生していると判定した場合に、当該伝送制御装置1内でフレームに異常が発生していることを示す情報(以下、簡略化の観点から第2の異常ログ情報と称する)を作成する機能と、当該第2の異常ログ情報と配信元情報との組を配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる機能と、異常が発生しているフレームの送信を停止する機能と、当該伝送制御装置1内でフレームに異常が発生していないと判定した場合に、伝送制御装置1内でフレームに異常が発生していないことを示す情報(以下、簡略化の観点から第2正常ログ情報と称する)を作成する機能と、当該第2の正常ログ情報と当該伝送制御装置1自体の識別情報との組を配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる機能と、当該フレームを送信処理部1Gに出力する機能とを有する。
なお、本実施の形態では、配信フレーム判定部1Eは、周知のCRC32の生成多項式を用いる手法により、伝送制御装置自体の内部でフレームに異常が発生しているか否かを判定しているが、これに限らず、周知のCRC16の生成多項式を用いる手法を用いてもよいし、周知のチェックサムを用いる手法であってもよいことはいうまでもない。
また、本実施の形態の受信フレーム判定部1Bと配信フレーム判定部1Eとは、同様の手法によってフレーム内に異常が発生しているか否かを判定しているが、これに限らず、受信フレーム判定部1Bと配信フレーム判定部1Eとは、それぞれ別個の手法によってフレーム内に異常が発生しているか否かを判定してもよいことはいうまでもない。
配信フレーム判定情報記憶部1F(第2の異常ログ情報記憶手段)には、第2の正常ログ情報又は第2の異常ログ情報と伝送制御装置1自体の識別情報とが対応して記憶されている。
送信処理部1Gは、配信フレーム判定部1Eから出力されたフレームを配信先である他の伝送制御装置に送信する機能を有する。
次に、以上のように構成された伝送制御装置1の動作に関し、図面を参照して説明する。
図3乃至図8は、本実施の形態に係る伝送制御装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態に係る伝送制御装置1は、図3に示すように、フレーム受信処理(STA)、受信フレーム異常判定処理(STB)、ヘッダ情報置換処理(STC)、配信フレーム異常判定処理(STD)、及びフレーム送信処理(STE)の各処理を順次実行する。
以下、各処理に関し、より詳細に説明する。
[フレーム受信処理:STA]
図4は、本実施の形態に係る受信処理部1Aの実行するフレーム受信処理を説明するフローチャートである。
始めに、受信処理部1Aは、図示しない配信元情報の他の伝送制御装置から伝送路を介して送信された送信データを受信する(A1:フレーム受信手段)。
次に、受信処理部1Aは、受信した送信データを構成するフレーム内のヘッダ情報に基づいて、自己宛のフレームであるか否かを判定する(A2)。受信処理部1Aは、この工程A2で自己宛のフレームであると判定した場合(A2:YES)、受信したフレームを受信フレーム判定部1Bに出力する(A3)。
一方、受信処理部1Aは、受信したフレーム内のヘッダ情報に基づいて、自己宛のフレームでないと判定した場合(A2:No)、受信したフレームを破棄し(A4)、そのまま処理を終了する。
以上のような一連の処理により、受信処理部1Aは、フレーム受信処理を終了する。
[受信フレーム異常判定処理:STB]
図5は、本実施の形態に係る受信フレーム判定部1Bが実行する受信フレーム異常判定処理を説明するフローチャ―トである。
始めに、受信フレーム判定部1Bは、受信処理部1Aから出力されたフレームを受け取る(A11)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、周知のCRC32の生成多項式を用いて、FCSの表す多項式を除算して剰余を算出する(A12)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、算出された剰余が0であるか否かにより、当該フレームに異常があるか否か、換言すれば配信元情報に対応する他の伝送制御装置で異常が発生しているか否かを判定する(A13:第1の伝送異常判定手段)。受信フレーム判定部1Bは、この工程A13で剰余と0とが一致する、換言すれば配信元情報に対応する他の伝送制御装置で異常が発生していないと判定した場合(A13:No)、第1の正常ログ情報と配信元情報との組を受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる(A14)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、受信処理部1Aから受け取ったフレームをヘッダ情報置換部1Dに出力する(A15)。
一方、受信フレーム判定部1Bは、工程A13で剰余と0とが一致しない、換言すれば、配信元情報に対応する他の伝送制御装置で異常が発生していると判定した場合(A13:Yes)、第1の異常ログ情報と当該フレームの配信元情報との組を受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる(A16)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、異常が発生していると判定されたフレームの送信処理を停止する(A17)。
以上のような一連の処理により、受信フレーム判定部1Bは、受信フレーム異常判定処理を終了する。
[ヘッダ情報置換処理:STC]
図6は、本実施の形態に係るヘッダ情報置換部1Dの実行するヘッダ情報置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
始めに、ヘッダ情報置換部1Dは、受信フレーム判定部1Bから出力されたフレームを受け取る(A21)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、当該フレーム内の配信元情報に基づいて、配信経路テーブル記憶部1Dを参照し、該当する配信先情報を読出す(A22)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、配信先情報として書き込まれていた当該伝送制御装置1の識別情報を、当該読み出した配信先情報に置換する(A23)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、予め配信元情報として書き込まれていた配信元情報の識別情報を当該伝送制御装置1自体の識別情報に置換する(A24)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、ヘッダ情報を置換したフレームを配信フレーム判定部1Eに出力する(A25)。
なお、本実施の形態に係るヘッダ情報置換部1Dは、配信先情報として書き込まれていた当該伝送制御装置1の識別情報を、当該読み出した配信先情報に置換した後(A23)、配信元情報として書き込まれていた配信元の識別情報を当該伝送制御装置1自体の識別情報に置換したが(A24)、これに限らず、工程A23と工程A24とは、逆の順序で実行されてもよいし、工程A23と工程A24とは、同時に実行されてもよい。
以上のような一連の処理により、ヘッダ情報置換部1Dは、ヘッダ情報置換処理を終了する。
[配信フレーム異常判定処理:STD]
図7は、本実施の形態に係る配信フレーム判定部1Eの実行する配信フレーム異常判定処理を説明するためのフローチャートである。
始めに、配信フレーム判定部1Eは、ヘッダ情報置換部1Dから出力されたフレームを受け取る(A31)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、周知のCRC32の生成多項式を用いて、FCSの表す多項式を除算して剰余を算出する(A32)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、算出した剰余が0であるか否かにより、当該フレームに異常があるか否か、換言すれば当該伝送制御装置1自体の内部で異常が発生しているか否かを判定する(A33:第2の伝送異常判定手段)。
配信フレーム判定部1Eは、この工程A33で剰余と0とが一致した、換言すれば、当該伝送制御装置1自体の内部で異常が発生していないと判定した場合(A33:No)、第2の正常ログ情報と当該フレームの配信元情報としての伝送制御装置1自体の識別情報との組を配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる(A34)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、異常がないと判定されたフレームを送信処理部1Gに出力する(A35)。
一方、配信フレーム判定部1Eは、工程A33で、算出した剰余と0とが一致しない、換言すれば、当該伝送制御装置自体の内部で異常が発生していると判定した場合(A33:Yes)、第2の異常ログ情報と配信元情報としての当該伝送制御装置1自体の識別情報との組を、配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる(A36)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、当該異常が発生したと判定されたフレームの送信処理を停止する(A37)。
以上のような一連の処理により、配信フレーム判定部1Eは、配信フレーム異常判定処理を終了する。
[フレーム送信処理:STE]
図8は、本実施の形態に係る送信処理部1Gが実行するフレーム送信処理を説明するためのフローチャートである。
始めに、送信処理部1Gは、配信フレーム判定部1Eから出力されたフレームを受け取る(A41)。
次に、送信処理部1Gは、受け取ったフレームをヘッダ情報に含まれる配信先情報に対応する配信先である他の伝送制御装置に送信する(A42:フレーム送信手段)。
以上のような一連の処理により、送信処理部1Gは、フレームの送信処理を終了する。
上述したように本実施の形態においては、受信フレーム判定部1Bにより配信元で発生した異常を検出でき、かつ、配信フレーム判定部1Eにより当該伝送制御装置1自体で発生した異常が検出出来ることになるので、通信ネットワーク上における異常の発生場所を容易に指定することが出来る。
<第2の実施の形態>
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る伝送制御装置1´´の一例を示す模式図である。
本実施の形態に係る伝送制御装置1´´は、第1の実施の形態と同様に、図示しない他の伝送制御装置から通信ネットワークの一部を構成する伝送路を介して送信された送信データを含むフレームを受信し、当該受信したフレームを、伝送路を介して接続された更に他の伝送制御装置に送信する装置である。
本実施の形態に係る伝送制御装置1´は、図9に示すように、受信処理部1Aと、第1の配信元検出部1H11Hと、受信フレーム判定部1Bと、受信フレーム判定情報記憶部1Cと、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cと、配信経路テーブル記憶部1D3と、ヘッダ情報置換部1D4と、第2の配信元検出部1Hと、配信フレーム判定部1Eと、配信フレーム判定情報記憶部1F2と、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fと、データ入力部1Iと、異常出力判定部1Iと、第1の異常出力判定情報履歴記憶部1Iと、第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iと、異常出力部1Iと、第1の判定情報通知部1Jと、第2の判定情報通知部1Jとを具備している。
受信処理部1Aは、第1の実施の形態と同様に、図示しない配信元情報の他の伝送制御装置から伝送路を介して送信されたフレームを受信する機能と、受信したフレームのヘッダ情報内の配信先情報が自己の識別情報に一致するか否かに基づいて、自己宛のフレームであるか否かを判定する機能と、当該判定の結果、自己宛であると判定した場合に、受信したフレームを第1の配信元検出部1Hに出力する機能と、当該判定の結果、自己宛でないと判定した場合に、受信したフレームを破棄する機能と、図示しない他の伝送制御装置から伝送路を介して送信された異常フレーム数の読み出し要求と、読み出し対象の伝送制御装置を示す配信元情報と、異常フレーム数の読み出し要求の送信元である他の制御装置を示す送信元情報との組を受信したか否かを判定する機能と、当該判定結果として、異常フレーム数の読み出し要求と配信元情報と送信元情報とを受信したと判定した場合に、当該読み出し要求と配信元情報と送信元情報との組を第1の判定情報通知部1Jと第2の判定情報通知部1Jとにそれぞれ出力する機能とを有する。
第1の配信元検出部(配信元検出手段)1Hは、受信処理部1Aから出力されたヘッダ情報に含まれる配信元情報を検出する機能と、当該検出した配信元情報と検出時刻とを受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる機能と、受信処理部1Aから出力されたフレームを受信フレーム判定部1Bに出力する機能とを有する。
受信フレーム判定部1Bは、第1の配信元検出部1Hから出力されたフレームを受け取り、受け取ったフレーム内のFCSに含まれるビット列を多項式の係数とみなした場合の多項式を、周知のCRC32の生成多項式で除算して得られた剰余が0であるか否かにより、当該受け取ったフレーム内に異常が発生しているか否か、換言すれば配信元の伝送制御装置に異常が発生しているか否かを判定する機能と、当該判定の結果、配信元に異常が発生していると判定した場合に、異常が発生した異常発生時刻と、当該フレームの配信元情報とを対応させて受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる機能と、異常が発生したと判定したフレームの送信処理を停止する機能と、前述した判定の結果、異常が発生していないと判定した場合に、当該フレームをヘッダ情報置換部1Dに出力する機能と、受信フレーム判定情報記憶部1Cから異常発生時刻と配信元情報とを読み出し、所定時間内に異常が発生している異常フレーム数をカウントする機能(第1の異常フレーム数カウント手段)と、所定時間内にカウントした異常フレーム数と、カウントした時間と、配信元情報と、異常判定時刻とを対応させて受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cに記憶させる機能とを有する。
なお、本実施の形態では、フレーム内に異常が発生しているか否かを判定する手法として周知のCRC32の生成多項式を用いた手法を用いたが、これに限らず、周知のCRC16の生成多項式や周知のチェックサムを用いた手法に代えてもよいことはいうまでもない。
受信フレーム判定情報記憶部1Cには、フレームに異常が発生した異常発生時刻と、異常が発生したフレームの配信元情報とが対応して記憶されている。
受信フレーム判定情報履歴記憶部1C(第1の異常フレーム情報記憶手段)には、異常フレーム数と、異常フレーム数をカウントした所定時間と、フレームの配信元情報と、異常判定時刻とが対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る伝送制御装置1´´では、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cを設けない構成に変更してもよい。
配信経路テーブル記憶部1Dには、第1の実施の形態と同様に、配信元情報、伝送制御装置1´´自体の識別情報、及び通信ネットワーク上で送信可能な他の伝送制御装置の識別情報である配信先情報が対応して記憶されている。
ヘッダ情報置換部1Dは、第1の実施の形態と同様に、受信フレーム判定部1Bから出力されたフレームを受け取り、受け取ったフレーム内のヘッダ情報を置換し、当該ヘッダ情報を置換したフレームを第2の配信元検出部1Hに出力する。
第2の配信元検出部1Hは、ヘッダ情報置換部1Dから出力されたフレームのヘッダ情報内の配信元情報を検出する機能と、検出した配信元情報と検出時刻との組を配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる機能と、配信元情報を検出したフレームを配信フレーム判定部1Eに出力する機能とを有する。
配信フレーム判定部1Eは、第2の配信元検出部1Hから出力されたヘッダ置換後のフレームのFCS内に含まれるビット列を多項式の係数とみなした場合の多項式を、周知のCRC32の生成多項式で除算して得られた剰余が0であるか否かにより、フレーム内に異常が発生しているか否か、換言すれば、当該伝送制御装置1´´自体の内部で異常が発生しているか否かを判定する機能と、当該判定の結果、伝送制御装置1´´自体の内部で異常が発生していると判定した場合に、異常が発生した異常発生時刻と、異常が発生したフレームの配信元情報である伝送制御装置1´´自体の識別情報とを対応させて配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる機能と、異常が発生したと判定したフレームの送信処理を停止する機能と、前述した判定の結果、異常が発生していないと判定した場合に、当該フレームを送信処理部1Gに出力する機能と、配信フレーム判定情報記憶部1Fから異常発生時刻と当該伝送制御装置1´´自体の識別情報とを読み出し、所定時間内に異常が発生しているフレーム数をカウントする機能(第2の異常フレーム数カウント手段)と、所定時間内にカウントした異常フレーム数と、カウントした時間と、伝送制御装置1´´自体の識別情報と、異常判定時刻とを対応させて配信フレーム判定情報履歴記憶部1F(第2の異常フレーム情報記憶手段)に記憶させる機能とを有する。
なお、本実施の形態に係る配信フレーム判定部1Eには、更に単位時間当たりの異常フレーム数を算出する機能と、算出した単位時間当たりの異常フレーム数を伝送制御装置1´´自体の識別情報に対応させて配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fに記憶させる機能を付加してもよい。この場合、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fには、単位時間当たりの異常フレーム数と、所定時間内にカウントした異常フレーム数と、カウントした時間と、異常の判定時刻とを伝送制御装置1´´自体の識別情報に対応させて記憶させるものとする。
配信フレーム判定情報記憶部1Fには、フレームに異常が発生した異常発生時刻と、異常が発生したフレームの配信元情報である伝送制御装置1´´自体の識別情報とが対応して記憶されている。
配信フレーム判定情報履歴記憶部1F(第2の異常フレーム情報記憶手段)には、異常フレーム数と、異常フレーム数をカウントした所定時間と、フレームの配信元情報である伝送制御装置1´´自体の識別情報と、異常判定時刻とが対応して記憶されている。
また、本実施の形態に係る伝送制御装置1´´では、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fを設けない構成に変更してもよい。
データ入力部1Iは、通常のデータ入力機能を有し、主としてオペレ−タによって入力された異常判定要求と異常判定の対象である配信元情報又は伝送制御装置1´´自体の識別情報と相異なる2つの時刻で指定される所定時間とを異常出力判定部1Iに出力する。
異常出力判定部1Iは、データ入力部1Iから入力された異常判定要求と、異常の判定の対象である配信元情報と、所定時間とに基づいて、受信フレーム判定情報記憶部1Cから所定時間内に異常が発生した全フレームのデータ、換言すれば全フレームの異常発生時刻と当該フレームの配信元情報との組を読み出し、所定時間内における異常フレーム数をカウントする機能と、所定時間内における異常フレーム数が所定のしきい値よりも大きい値であるか否かにより、図示しない配信元の伝送制御装置に異常が発生したか否かを判定する機能と、当該判定結果を異常出力部1Iに出力する機能と、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cから配信元情報に対応する異常フレーム数と、異常フレーム数をカウントした所定時間と、フレームの配信元情報と、異常判定時刻とを読み出し、読み出した所定時間内における単位時間当たりの異常フレーム数を算出する機能(第1の異常フレーム数算出手段)と、算出された単位時間当たりの異常フレーム数が所定のしきい値よりも大きい値であるか否かにより、図示しない配信元の伝送制御装置に異常が発生したか否かを判定する機能(第3の伝送異常判定手段)と、当該判定の結果得られた異常の有無に関する情報と、異常フレーム数と、配信元情報と、異常判定時刻とを対応して第1の異常出力判定情報履歴記憶部1I3に記憶させる機能と、判定結果を異常出力部1Iに出力する機能と、配信フレーム判定情報記憶部1Fから所定時間内における異常を発生した全フレームのデータ、換言すれば、異常を発生したフレームの異常発生時刻と当該伝送制御装置1´´自体の識別情報との組を読み出し、所定時間内における異常フレーム数をカウントする機能と、所定時間内における異常フレーム数が所定のしきい値よりも大きい値であるか否かにより、当該伝送制御装置1´´自体の内部で異常が発生したか否かを判定する機能と、当該判定結果を異常出力部1Iに出力する機能と、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fから異常フレーム数と、異常フレーム数をカウントした所定時間と、当該伝送制御装置1´´自体の識別情報と、異常判定時刻とを読み出し、読み出した所定時間内における単位時間当たりの異常フレーム数を算出する機能(第2の異常フレーム数算出手段)と、算出した単位時間当たりの異常フレーム数が所定のしきい値よりも大きい値であるか否かにより、当該伝送制御装置1´´自体の内部で異常が発生したか否かを判定する機能(第4の伝送異常判定手段)と、当該判定結果を第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iに記憶させる機能と、当該判定結果を異常出力部1Iに出力する機能とを有する。
なお、本実施の形態に係る異常出力判定部1Iが配信元又は伝送制御装置1´´自体でフレーム内に異常が発生したか否かを判定する手法としては、過去における異常フレーム数の時系列変化と、判定対象の異常フレーム数の時系列変化とが互いに類似しているか否かにより、異常が発生しているか否かを判定する手法によってもよい。
また、本実施の形態に係る異常出力判定部1Iは、受信フレーム判定情報履歴記憶部1C又は配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fから読み出した異常フレーム数と所定のしきい値、及び異常出力判定情報履歴記憶部1Iに記憶された前回フレームに異常が発生したと判定された時点における異常フレーム数とを比較する機能と、当該比較の結果、異常フレーム数が前回フレームに異常が発生したと判定された時点における異常フレーム数以上の値である場合に、配信元又は当該伝送制御装置1´´自体に異常が発生していることを示す警報を異常出力部1Iに出力する機能と、前述した比較の結果、所定のしきい値と前回フレームに異常が発生したと判定された時点における異常フレーム数とで定められる範囲内に異常フレーム数がある場合に、配信元又は当該伝送制御装置1´´自体に異常が発生する可能性があることを示す軽警報を異常出力部1Iに出力する機能とを有していてもよい。
また、本実施の形態における異常出力判定部1Iは、異常が発生しているか否かを判定するためのしきい値として前回の異常発生時の異常フレーム数、又は単位時間当たりの異常フレーム数を用いてもよいし、過去に異常が発生したと判定された数回分の異常フレーム数を相加平均した数値又は相乗平均した数値若しくは調和平均した数値を用いてもよいことはいうまでもない。
なお、本実施の形態に係る異常出力判定部1Iは、所定時間内にカウントした異常フレーム数と所定のしきい値との比較結果に基づいて、配信元又は当該伝送制御装置1´´自体の何れかに異常が発生したか否かを判定したが、これに限らず、単位時間当たりの異常フレーム数と所定のしきい値との比較結果に基づいて、配信元又は当該伝送制御装置1´´自体の何れかに異常が発生したか否かを判定してもよい。
第1の異常出力判定情報履歴記憶部1I(第1の異常フレーム履歴情報記憶手段)には、異常の有無に関する情報と、単位時間当たりの異常フレーム数と、配信元情報と、異常判定時刻とが対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る第1の異常出力判定情報履歴記憶部1Iには、異常の有無に関する情報と、単位時間当たりの異常フレーム数と、配信元情報と、異常判定時刻とが対応して記憶されていたが、配信元毎に定められた異常フレーム数のしきい値、又は配信元毎に定められた単位時間当たりの異常フレーム数のしきい値と、配信元情報とが対応して記憶されていてもよい。
第2の異常出力判定情報履歴記憶部1I(第2の異常フレーム履歴情報記憶手段)には、異常の有無に関する情報と、単位時間当たりの異常フレーム数と、当該伝送制御装置の識別情報と、異常判定時刻とが対応して記憶されている。
なお、本実施の形態に係る第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iには、異常の有無に関する情報と、単位時間当たりの異常フレーム数と、当該伝送制御装置1´´自体の識別情報と、異常判定時刻とが対応して記憶されていたが、配信元毎に定められた異常フレーム数のしきい値、又は配信元毎に定められた単位時間当たりの異常フレーム数のしきい値と、当該伝送制御装置1´´の識別情報とが対応して記憶されていてもよい。
また、本実施の形態では、第1の異常出力判定情報履歴記憶部1Iと第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iとを配信元と当該伝送制御装置1´´とで別個に設けたが、1つの構成としてもよいことはいうまでもない。
異常出力部1Iは、異常出力判定部1Iから出力されたフレーム内の異常の有無に関する判定結果を出力する。
第1の判定情報通知部1Jは、外部から通信ネットワークである伝送路を介して送信された配信元の異常フレーム数の読み出し要求を受け取り、受け取った異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cから異常フレーム数を読み出す機能(第1の異常フレーム数読み出し手段)と、読み出した異常フレーム数と読み出し要求の送信元情報とを含むフレームを生成する機能と、生成したフレームを送信処理部1Gに出力する機能とを有する。
なお、本実施の形態に係る伝送制御装置1´´では、第1の判定情報通知部1Jを設けない構成に変更してもよい。
また、本実施の形態に係る第1の判定情報通知部1Jには、受信された異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、第1の異常出力判定情報履歴記憶部1Iに記憶されている単位時間当たりの異常フレーム数を読出す機能(第3の異常フレーム数読み出し手段)を付加してもよい。この場合、第1の判定情報通知部1Jは、読出された単位時間当たりの異常フレーム数と読み出し対象の配信元情報と読み出し要求の送信元の送信元情報とを含むフレームを生成する機能を有し、送信処理部1Gは、生成されたフレームを単位時間当たりの異常フレーム数の読み出し要求の送信元である外部の伝送制御装置に送信する機能を有しているものとする。
第2の判定情報通知部1Jは、外部から通信ネットワークである伝送路を介して送信された異常フレーム数の読み出し要求と、読み出し対象の伝送制御装置1´´自体の識別情報と、読み出し要求の送信元情報とを受け取り、受け取った異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fから異常フレーム数を読み出す機能(第2の異常フレーム数読み出し手段)と、読み出した異常フレーム数と伝送制御装置1´´自体の識別情報と、読み出し要求の送信元とを含むフレームを生成する機能と生成したフレームを送信処理部1Gに出力する機能とを有する。
なお、本実施の形態に係る伝送制御装置1´´では、第2の判定情報通知部1Jを設けない構成に変更してもよい。
また、本実施の形態に係る第2の判定情報通知部1Jには、受信された読み出し要求と伝送制御装置1´´自体の識別情報と、読み出し要求の送信元情報とに基づいて、第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iに記憶されている当該伝送制御装置1´´自体の単位時間当たりの異常フレーム数を読出す機能(第4の異常フレーム数読み出し手段)を付加してもよい。この場合、第2の判定情報通知部1Jは、読出された単位時間当たりの異常フレーム数と、配信元情報と読み出し要求の送信元情報とを含むフレームを生成する機能を更に有し、送信処理部1Gは、生成されたフレームを単位時間当たりの異常フレーム数の読み出し要求の送信元である外部の伝送制御装置に送信する機能を有しているものとする。
送信処理部1Gは、第1の実施の形態に係る送信処理部1Gと同様に、配信フレーム判定部1Eから出力されたフレームを配信先である他の伝送制御装置に送信する機能と、第1の判定情報通知部1Jから出力された異常フレーム数を含むフレームを読み出し要求の送信元である他の伝送制御装置に送信する機能と、第2の判定情報通知部1Jから出力された異常フレーム数を含むフレームを読み出し要求の送信元である他の伝送制御装置に送信する機能とを有する。
次に、以上のように構成された伝送制御装置1´´の動作に関し、図面を参照して説明する。
[外部から異常フレーム数の読み出し要求がない場合における動作]
図10乃至図20は、本実施の形態に係る伝送制御装置1´´の動作を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態に係る伝送制御装置1´´は、図10に示すように、フレーム受信処理(STA´)と、第1の配信元検出処理(STF)と、受信フレーム異常判定処理(STB´)と、ヘッダ情報置換処理(STC´)と、第2の配信元検出処理(STG)と、配信フレーム異常判定処理(STD´)と、フレーム送信処理(STE´)と、異常判定処理(STH)と、異常フレーム数読み出し処理(STI)と、異常フレーム数送信処理(STJ)とを実行する。
以下、各処理に関し、詳細に説明する。
<フレーム受信処理処理STA´>
図11は、本実施の形態に係る受信処理部1Aの実行するフレーム受信処理を説明するフローチャートである。
始めに、受信処理部1Aは、図示しない配信元の他の伝送制御装置から伝送路を介して送信された送信データを含むフレームを受信する(B1:フレーム受信手段)。
次に、受信処理部1Aは、受信した送信データを含むフレーム内のヘッダ情報に基づいて、自己宛のフレームであるか否かを判定する(B2)。受信処理部1Aは、この工程B2で自己宛のフレームであると判定した場合(B2:YES)、受信したフレームを第1の配信元検出部1Hに出力する(B3)。
一方、受信処理部1Aは、受信したフレーム内のヘッダ情報に基づいて、自己宛のフレームでないと判定した場合(B2:No)、受信したフレームを破棄する。
以上のような一連の処理により、受信処理部1Aは、フレーム受信処理を終了する。
[第1の配信元検出処理:STF]
図12は、本実施の形態に係る第1の配信元検出部1Hの実行する第1の配信元検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
始めに、第1の配信元検出部1Hは、受信処理部1Aから出力されたフレームを受け取る(B11)。
次に、第1の配信元検出部1Hは、受け取ったフレームのヘッダ情報内の配信元情報を検出する(B12)。
次に、第1の配信元検出部1Hは、検出した配信元情報と、検出時刻とを対応させて受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる(B13)。
次に、第1の配信元検出部1Hは、配信元情報を検出したフレームを受信フレーム判定部1Bに出力する(B14)。
以上のような一連の処理により、第1の配信元検出部1Hは、第1の配信元検出処理を終了する。
<受信フレーム異常判定処理:STB´>
図13は、本実施の形態に係る受信フレーム判定部1Bの実行する受信フレーム判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。
始めに、受信フレーム判定部1Bは、第1の配信元検出部1Hから出力されたフレームを受け取る(B21)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、受け取ったフレーム内のFCSに含まれるビット列を多項式の係数とみなした場合の多項式を、周知のCRC32の生成多項式で除算して得られた剰余が0であるか否かにより、当該受け取ったフレーム内に異常が発生しているか否か、換言すれば配信元に異常が発生しているか否かを判定する(B22)。
受信フレーム判定部1Bは、この工程B22で配信元に異常が発生していると判定した場合(B22:YES)に、異常が発生した異常発生時刻と、異常が発生したフレームの配信元の配信元情報とを対応させて受信フレーム判定情報記憶部1Cに記憶させる(B23)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、受信フレーム判定情報記憶部1Cから所定時間内の全ての異常フレームのデータ、換言すれば、異常発生時刻と配信元情報とを読み出す(B24)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、所定時間内に異常が発生しているフレーム数をカウントする(B25)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、所定時間内にカウントした異常フレーム数と、カウントした時間と、配信元情報と、カウント実行時刻とを対応させて受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cに記憶させる(B26)。
次に、受信フレーム判定部1Bは、異常が発生していると判定したフレームの送信処理を停止する(B27)。
一方、受信フレーム判定部1Bは、前述した工程B22で配信元に異常が発生していないと判定した場合(B22:No)、当該判定したフレームをヘッダ情報置換部1Dに出力する(B28)。
以上のような一連の処理により、受信フレーム判定部1Bは、受信フレーム異常判定処理を終了する。
<ヘッダ情報置換処理:STC´>
図14は、本実施の形態に係るヘッダ情報置換部1Dの実行するヘッダ情報置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
始めに、ヘッダ情報置換部1Dは、受信フレーム判定部1Bから出力されたフレームを受け取る(B31)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、受け取ったフレーム内の配信元情報に基づいて、配信経路テーブル記憶部1Dを参照し、該当する配信先情報を読出す(B32)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、配信先情報として書き込まれていた当該伝送制御装置1´´の識別情報を、当該読み出した配信先情報に置換する(B33)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、予め配信元情報として書き込まれていた配信元情報の識別情報を当該伝送制御装置1´´自体の識別情報に置換する(B34)。
次に、ヘッダ情報置換部1Dは、ヘッダ情報を置換したフレームを第2の配信元検出部1Hに出力する(B35)。
なお、本実施の形態に係るヘッダ情報置換部1Dは、配信先情報として書き込まれていた当該伝送制御装置1´´の識別情報を、当該読み出した配信先情報に置換した後(B33)、配信元情報として書き込まれていた配信元情報の識別情報を当該伝送制御装置自体の識別情報に置換したが(B34)、これに限らず、工程B33と工程B34とは、逆の順序で実行されてもよいし、工程B33と工程B34とは、同時に実行されてもよい。
以上のような一連の処理により、ヘッダ情報置換部1Dは、ヘッダ情報置換処理を終了する。
<第2の配信元検出処理:STG>
図15は、本実施の形態に係る第2の配信元検出部1Hの実行する第2の配信元検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
始めに、第2の配信元検出部1Hは、へッダ情報置換部1Dから出力されたフレームを受け取る(B41)。
次に、第2の配信元検出部1Hは、第1の配信元検出部1Hと同様に、受け取ったフレームのヘッダ情報内の配信元情報である当該伝送制御装置1´´自体の識別情報を検出する(B42)。
次に、第2の配信元検出部1Hは、第1の配信元検出部1Hと同様に、検出した配信元情報である当該伝送制御装置1´´自体の識別情報と検出時刻とを対応させて配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる(B43)。
次に、第2の配信元検出部1Hは、配信元情報を検出したフレームを配信フレーム判定部1Eに出力する(B44)。
以上のような一連の処理により、第2の配信元検出部1Hは、第2の配信元検出処理を終了する。
<配信フレーム判定処理:STD´>
図16は、本実施の形態に係る配信フレーム判定部1Eの実行する配信フレーム判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。
始めに、配信フレーム判定部1Eは、第2の配信元検出部1Hから出力されたフレームを受け取る(B51)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、受け取ったフレーム内のFCSに含まれるビット列を多項式の係数とみなした場合の多項式を、周知のCRC32の生成多項式で除算して得られた剰余が0であるか否かにより、当該受け取ったフレーム内に異常が発生しているか否か、換言すれば配信元の伝送制御装置1´´自体で異常が発生しているか否かを判定する(B52)。
配信フレーム判定部1Eは、この工程B52で配信元の伝送制御装置1´´自体で異常が発生していると判定した場合(B52:YES)に、異常が発生した異常発生時刻と、異常が発生したフレームの配信元の配信元情報とを対応させて配信フレーム判定情報記憶部1Fに記憶させる(B53)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、配信フレーム判定情報記憶部1Fから当該伝送制御装置1´´自体で異常が発生した全フレームのデータ、換言すれば異常発生時刻と配信元情報である当該伝送制御装置1´´自体の識別情報とを読み出す(B54)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、所定時間内に異常が発生している異常フレーム数をカウントする(B55)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、所定時間内にカウントした異常フレーム数と、カウントした時間と、当該伝送制御装置1´´の識別情報と、カウント実行時刻とを対応させて配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fに記憶させる(B56)。
次に、配信フレーム判定部1Eは、異常が発生していると判定したフレームの送信処理を停止する(B57)。
一方、配信フレーム判定部1Eは、前述した工程B52で配信元の当該伝送制御装1´´自体で異常が発生していないと判定した場合(B52:No)、当該判定したフレームを送信処理部1Gに出力する(B58)。
これにより、送信処理部1Gは、配信フレーム判定部1Eから出力されたフレームを配信先の他の伝送制御装置に送信する。
以上のような一連の処理により、配信フレーム判定部1Eは、配信フレーム判定処理を終了する。
<異常判定処理:STH>
図17及び図18は、本実施の形態に係る異常出力判定部1Iの動作を説明するためのフローチャートである。
始めに、異常出力判定部1Iは、外部から異常判定要求と、異常の判定対象である配信元情報又は当該伝送制御装置1´´自体の識別情報と、相異なる2つの時刻で指定される所定時間とが入力されたか否かを判定する(B61)。
異常出力判定部1I2は、この工程B61で異常判定要求と、異常の判定対象である配信元情報又は当該伝送制御装置1´´自体の識別情報と、相異なる2つの時刻で指定される所定時間とが入力されたと判定した場合(B61:YES)、受信フレーム判定情報記憶部1Cから異常の判定対象である配信元情報に対応する所定時間内における全ての異常フレームのデータを読み出す(B62)。
次に、異常出力判定部1Iは、配信元で所定時間内に発生した異常フレーム数をカウントする(B63)。
次に、異常出力判定部1Iは、カウントした異常フレーム数と所定のしきい値とを比較することにより、配信元に異常が発生したか否かを判定する(B64)。
次に、異常出力判定部1Iは、判定の結果を異常出力部1Iから出力する(B65)。
次に、異常出力判定部1Iは、配信フレーム判定情報記憶部1Fから所定時間内における異常の判定対象である伝送制御装置1´´自体の識別情報に対応する全ての異常フレームのデータを読み出す(B66)。
次に、異常出力判定部1Iは、伝送制御装置1´´自体で所定時間内に発生した異常フレーム数をカウントする(B67)。
次に、異常出力判定部1Iは、カウントした異常フレーム数と所定のしきい値とを比較することにより、伝送制御装置1´´自体に異常が発生したか否かを判定する(B68)。
次に、異常出力判定部1Iは、判定の結果を異常出力部1Iから出力する(B69)。
次に、異常出力判定部1Iは、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cから、異常の判定対象である配信元情報に対応する異常フレーム数と、異常フレーム数をカウントした所定時間と、異常判定時刻とを読み出す(B70)。
次に、異常出力判定部1Iは、読み出した所定時間内における単位時間当たりの異常フレーム数を算出する(B71:第1の異常フレーム数算出手段)。
次に、異常出力判定部1Iは、算出された単位時間当たりの異常フレーム数が所定のしきい値よりも大きい値であるか否かにより、図示しない配信元に異常が発生したか否かを判定する(B72)。
次に、異常出力判定部1Iは、当該判定結果、得られた異常の有無に関する情報と、単位時間当たりの異常フレーム数と、配信元情報と、異常判定時刻とを対応して第1の異常出力判定情報履歴記憶部1Iに記憶させる(B73)。
次に、異常出力判定部1Iは、当該判定結果を異常出力部1Iに出力する(B74)。
次に、異常出力判定部1Iは、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fから、異常の判定対象である伝送制御装置1´´自体の識別情報に対応する異常フレーム数と、異常フレーム数をカウントした所定時間と、異常判定時刻とを読み出す(B75)。
次に、異常出力判定部1Iは、読み出した所定時間内における単位時間当たりの異常フレーム数を算出する(B76)。
次に、異常出力判定部1Iは、算出された単位時間当たりの異常フレーム数が所定のしきい値よりも大きい値であるか否かにより、伝送制御装置1´´自体に異常が発生したか否かを判定する(B77)。
次に、異常出力判定部1Iは、当該判定結果、得られた異常の有無に関する情報と、単位時間当たりの異常フレーム数と、伝送制御装置1´´自体の識別情報と、異常判定時刻とを対応して第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iに記憶させる(B78)。
次に、異常出力判定部1Iは、当該判定結果を異常出力部1Iに出力する(B79)。
一方、異常出力判定部1Iは、前述した工程B61で、異常判定要求と、配信元情報又は当該伝送制御装置1´´自体の識別情報と、相異なる2つの時刻で指定される所定時間とが入力されていないと判定した場合、引き続き、当該判定処理を実行する。
以上のような一連の処理により、異常出力判定部1Iは、異常判定処理を終了する。
[外部から異常フレーム数の読み出し要求がある場合の動作]
<第1の異常フレーム数送信処理>
図19は、本実施の形態に係る第1の判定情報通知部1Jの動作を説明するためのフローチャートである。
始めに、第1の判定情報通知部1Jは、外部から伝送路を介して送信された異常フレーム数の読み出し要求と、読み出し対象である伝送制御装置の配信元情報と読み出し要求の送信元情報の組を、受信処理部1Aを介して受け取る(B81)。
次に、第1の判定情報通知部1Jは、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cから配信元情報に対応する異常フレーム数を読み出す(B82)。
次に、第1の判定情報通知部1Jは、異常フレーム数と配信元情報と送信元情報とを含むフレームを生成する(B83)。
次に、第1の判定情報通知部1Jは、生成したフレームを送信処理部1Gに出力する(B84)。
これにより、送信処理部1Gから異常フレーム数と配信元情報と送信元情報とを含むフレームが読み出し要求の送信元である外部の伝送制御装置に送信される。
なお、本実施の形態に係る第1の判定情報通知部1Jは、受信フレーム判定情報履歴記憶部1Cから所定時間内における配信元情報に対応する異常フレーム数を読み出したが、これに限らず、第1の異常出力判定情報履歴記憶部1Iから単位時間当たりの異常フレーム数を読み出してもよいことはいうまでもない。
<第2の異常フレーム数送信処理>
図20は、本実施の形態に係る第2の判定情報通知部1Jの動作を説明するためのフローチャートである。
始めに、第2の判定情報通知部1Jは、外部から伝送路を介して送信された異常フレーム数の読み出し要求と読み出し対象である伝送制御装置1´´自体の識別情報と読み出し要求の送信元との組を、受信処理部1Aを介して受け取る(B91)。
次に、第2の判定情報通知部1Jは、配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fから当該伝送制御装置1´´の識別情報に対応する異常フレーム数を読み出す(B92)。
次に、第2の判定情報通知部1Jは、異常フレーム数と当該伝送制御装置1´´の識別情報と読み出し要求の送信元情報とを含むフレームを生成する(B93)。
次に、第2の判定情報通知部1Jは、生成したフレームを送信処理部1Gに出力する(B94)。
これにより、送信処理部1Gは、第2の判定情報通知部1Jから出力された異常フレーム数と当該伝送制御装置1´´の識別情報と読み出し要求の送信元情報とを含むフレームが読み出し要求の送信元である外部の伝送制御装置に送信される。
以上のような一連の処理により、第2の判定情報通知部1Jは、第2の異常フレーム数送信処理を終了する。
なお、本実施の形態に係る第2の判定情報通知部1Jは、配信フレーム判定情報記憶部1Fから所定時間内における異常フレーム数を読み出したが、これに限らず、第2の異常フレーム判定情報履歴記憶部1Iから、所定時間内における単位時間当たりの異常フレーム数を読み出してもよいことはいうまでもない。
上述したように、本実施の形態によれば、フレームに異常が発生したか否かに関する情報を受信フレーム判定情報記憶部1Cと、配信フレーム判定情報記憶部1Fとに配信元毎に分けて記憶させるので、通信ネットワーク上における異常の発生場所を容易に特定することが出来る。
本実施の形態によれば、第1の判定情報通知部1J又は第2の判定情報通知部1Jが、外部から送信された異常フレーム数の読み出し要求と、読み出し対象の配信元情報と、読み出し要求の送信元情報とに基づいて、受信フレーム判定情報履歴記憶部1C又は配信フレーム判定情報履歴記憶部1Fから異常フレーム数を読み出し、読み出した異常フレーム数と配信元情報と送信元情報とを含むフレームを作成し、作成したフレームを送信処理部1Gが読み出し要求の送信元に送信するので、他の伝送制御装置に異常フレーム数を通知することが出来ることとなり、当該他の伝送制御装置によって異常発生の事前予測を行うことが出来る。
本実施の形態によれば、異常出力判定部1Iにより異常フレーム数が所定のしきい値以上の値となった場合に、配信元又は当該伝送制御装置1´´自体のどちらかに異常が発生したと判定し、当該判定結果が異常出力部1Iにより外部に出力されるので、配信元に異常が発生したのか又は当該伝送制御装置1´´自体に異常が発生したのかを外部から知ることが出来る。
本実施の形態によれば、受信フレーム判定情報履歴記憶部1C、配信フレーム判定情報履歴記憶部1F、第1の異常出力判定情報履歴記憶部1I、及び第2の異常出力判定情報履歴記憶部1Iで単位時間当たりの異常フレーム数と、所定時間と、配信元情報又は伝送制御装置1´´自体の識別情報と、時刻データとを記憶すると共に、単位時間当たりの異常フレーム数と時刻データとの組の時間変化を異常出力判定部1Iで監視することにより、異常発生の事前予測や異常発生の予防を行うことが出来る。
本実施の形態によれば、異常の発生場所が容易に指定できるので、伝送異常の発生時における回復処理を迅速に実行することが出来る。
本実施の形態によれば、異常情報の状態遷移を管理することにより異常発生の事前予測、及び異常発生の予防を行うことが出来る。
なお、上記各実施の形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることの出来るプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することが出来る。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は、何れの形態であってもよい。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本発明の実施の形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本発明の実施の形態における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本発明の実施の形態における処理が実行される場合も本発明の実施の形態における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成で有ってもよい。
なお、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施の形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、上記各実施の形態に記載した手法を実現するプログラムは、通信ネットワーク、例えばインターネット又はイントラネット若しくはイーサーネットを介して送信することによって提供することも出来る。
この通信ネットワークを介したプログラムの提供方法としては、例えば、ASP(Application Service Provider)によるものを包含する。
また、プログラムは、上記の機能を実現するものであれば、例えば、C(登録商標)、C++(登録商標)、又はJAVA(登録商標)等、どのようなプログラミング言語で記載されたものであってもよい。
また、本発明は、上述した各機能を実現するプログラムを構成するのに必要不可欠なデータ構造、加工用プログラム、及び上記加工用プログラムが機能する各種ハードウェアを包含する。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化出来る。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成出来る。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る伝送制御装置の一例を示す模式図。 第1の実施の形態に係る伝送制御装置が送信/受信するフレームのデータ構成の一例を示す模式図。 第1の実施の形態に係る伝送制御装置1の動作を説明するためのフローチャート。 第1の実施の形態に係る受信処理部1Aの実行するフレーム受信処理を説明するフローチャート。 第1の実施の形態に係る受信フレーム判定部1Bが実行する受信フレーム異常判定処理を説明するフローチャ―ト。 第1の実施の形態に係るヘッダ情報置換部1Dの実行するヘッダ情報置換処理の一例を説明するためのフローチャート。 第1の実施の形態に係る配信フレーム判定部1Eの実行する配信フレーム異常判定処理を説明するためのフローチャート。 第1の実施の形態に係る送信処理部1Gが実行するフレーム送信処理を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る伝送制御装置1´´の一例を示す模式図。 第2の実施の形態に係る伝送制御装置1´´の動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る受信処理部1Aの実行するフレーム受信処理を説明するフローチャート。 第2の実施の形態に係る第1の配信元検出部1Hの実行する第1の配信元検出処理の一例を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る受信フレーム判定部1Bの実行する受信フレーム判定処理の一例を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係るヘッダ情報置換部1Dの実行するヘッダ情報置換処理の一例を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る第2の配信元検出部1Hの実行する第2の配信元検出処理の一例を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る配信フレーム判定部1Eの実行する配信フレーム判定処理の一例を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る異常出力判定部1Iの動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る異常出力判定部1Iの動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る第1の判定情報通知部1Jの動作を説明するためのフローチャート。 第2の実施の形態に係る第2の判定情報通知部1Jの動作を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1、1´´…伝送制御装置、1A、1A…受信処理部、1B、1B…受信フレーム判定部、1C、1C…受信フレーム判定情報記憶部、1C…受信フレーム判定情報履歴記憶部、1D…配信処理管理部、1D1D…配信経路テーブル記憶部、1D、1D…ヘッダ情報置換部、1E、1E…配信フレーム判定部、1F、1F…配信フレーム判定情報記憶部、1F…配信フレーム判定情報履歴記憶部、1G、1G…送信処理部、1H…第1の配信元検出部、1H…第2の配信元検出部、1I…データ入力部、1I…異常出力判定部、1I…第1の異常出力判定情報履歴記憶部、1I…第2の異常出力判定情報履歴記憶部、1I…異常出力部

Claims (9)

  1. 配信元から送信された、フレームを受信し、当該フレームを配信先に送信する伝送制御装置であって、
    前記配信元から送信されたフレームを受信するフレーム受信手段と、
    前記フレ−ム受信手段により受信されたフレーム内に異常が発生しているか否かを、前記フレームに含まれるFCSに基づいて判定する第1の伝送異常判定手段と、
    前記第1の伝送異常判定手段により前記フレーム内に異常が発生していないと判定された場合、前記フレームに含まれるヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換手段と、
    前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生したか否かを、前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内のFCSに基づいて判定する第2の伝送異常判定手段と、
    前記第2の伝送異常判定手段により異常が発生していないと判定された場合、当該異常が発生していないフレームを前記配信先に送信するフレーム送信手段と
    を具備した伝送制御装置。
  2. 請求項1に記載の伝送制御装置において、
    前記第1の伝送異常判定手段により前記フレーム内に異常が発生していると判定された場合、前記受信したフレームに異常が発生していることを示す第1の異常ログ情報と、前記ヘッダ情報内の配信元情報とが対応して記憶される第1の異常ログ情報記憶手段と、
    前記第2の伝送異常判定手段により異常が発生していると判定された場合、前記フレームに伝送制御装置自体で異常が発生したことを示す第2の異常ログ情報と、前記伝送制御装置自体の識別情報とが対応して記憶される第2の異常ログ情報記憶手段と
    を更に具備した伝送制御装置。
  3. 配信元から送信された、ヘッダ情報を含むフレームを受信し、当該フレーム内のヘッダ情報を置換して配信先に送信する伝送制御装置であって、
    前記配信元から送信されたフレームを受信するフレーム受信手段と、
    前記フレーム受信手段により受信されたフレーム内のヘッダ情報に含まれる配信元情報を検出する配信元情報検出手段と、
    前記フレーム内のFCSに基づいて、前記フレーム内に異常が発生しているか否かを判定する第1の伝送異常判定手段と、
    前記第1の伝送異常判定手段により異常が発生していると判定された異常フレーム数をカウントする第1の異常フレーム数カウント手段と、
    前記第1の異常フレーム数カウント手段によりカウントされた異常フレーム数と、前記配信元情報検出手段により検出された配信元情報とが対応して記憶される第1の異常フレーム情報記憶手段と、
    前記第1の伝送異常判定手段により異常が発生していないと判定された場合、前記フレーム内のヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換手段と、
    前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内のFCSに基づいて、前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生しているか否かを判定する第2の伝送異常判定手段と、
    前記第2の伝送異常判定手段により異常が発生していると判定された異常フレーム数をカウントする第2の異常フレーム数カウント手段と、
    前記第2の異常フレーム数カウント手段によりカウントされた異常フレーム数と、伝送制御装置自体の識別情報とが対応して記憶される第2の異常フレーム情報記憶手段と、
    前記第2の伝送異常判定手段により前記フレーム内に異常が発生していないと判定した場合に、前記ヘッダ情報の置換後のフレームを配信先に送信するフレーム送信手段と
    を具備した伝送制御装置。
  4. 請求項3に記載の伝送制御装置において、
    前記第1の異常フレーム情報記憶手段に記憶された異常フレーム数に基づいて、単位時間当たりの異常フレーム数を算出する第1の異常フレーム数算出手段と、
    前記第1の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレーム数と、所定のフレーム数との比較結果に基づいて、前記配信元に異常が発生したか否かを判定する第3の伝送異常判定手段と、
    前記第2の異常フレーム情報記憶手段に記憶された異常フレーム数に基づいて、単位時間当たりの異常フレーム数を算出する第2の異常フレーム数算出手段と、
    前記第2の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレーム数と、所定のフレーム数との比較結果に基づいて、伝送制御装置自体に異常が発生したか否かを判定する第4の伝送異常判定手段と、
    前記第3又は前記第4の伝送異常判定手段による判定結果を外部に出力する判定結果出力手段と
    を更に具備した伝送制御装置。
  5. 請求項4に記載の伝送制御装置において、
    前記第1の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレーム数、前記異常フレームの配信元情報、及び前記第3の伝送異常判定手段によりなされた異常判定時刻の組が記憶される第1の異常フレーム履歴情報記憶手段と、
    前記第2の異常フレーム数算出手段により算出された単位時間当たりの異常フレ−ム数、前記伝送制御装置自体の識別情報、及び前記第4の伝送異常判定手段によりなされた異常判定時刻の組が記憶される第2の異常フレーム履歴情報記憶手段と
    を更に具備した伝送制御装置。
  6. 請求項5に記載の伝送制御装置において、
    外部から送信された、異常フレーム数を読み出すための読み出し要求を受信する読み出し要求受信手段と、
    前記読み出し要求受信手段により受信された読み出し要求に基づいて、前記第1の異常フレーム情報記憶手段から所定時間内の異常フレーム数を読み出す第1の異常フレーム数読み出し手段と、
    前記読み出し要求受信手段により受信された読み出し要求に基づいて、前記第2の異常フレーム情報記憶手段から所定時間内の異常フレーム数を読み出す第2の異常フレーム数読み出し手段と、
    前記第1又は第2の異常フレーム数読み出し手段により読み出された所定時間内の異常フレーム数を外部に送信する第1の情報通知手段と
    を更に具備した伝送制御装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の伝送制御装置において、
    前記読み出し要求受信手段により受信された異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、前記第1の異常フレーム履歴情報記憶手段に記憶されている単位時間当たりの異常フレーム数を読出す第3の異常フレーム数読み出し手段と、
    前記読み出し要求受信手段により受信された異常フレーム数の読み出し要求に基づいて、第2の異常フレーム履歴情報記憶手段に記憶されている単位時間当たりの異常フレーム数を読出す第4の異常フレーム数読み出し手段と、
    前記第3又は第4の異常フレーム数読み出し手段により読み出された単位時間当たりの異常フレーム数を外部に送信する第2の情報通知手段と
    を更に具備した伝送制御装置。
  8. 配信元から送信された、フレームを受信し、当該フレームを配信先に送信する伝送方法であって、
    前記配信元から送信されたフレームを受信するフレーム受信工程と、
    前記フレ−ム受信工程により受信されたフレーム内に異常が発生しているか否かを、前記フレームに含まれるFCSに基づいて判定する第1の伝送異常判定工程と、
    前記第1の伝送異常判定工程により前記フレーム内に異常が発生していないと判定された場合、前記フレームに含まれるヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換工程と、
    前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生したか否かを、前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内のFCSに基づいて判定する第2の伝送異常判定工程と、
    前記第2の伝送異常判定工程により異常が発生していないと判定された場合、当該異常が発生していないフレームを前記配信先に送信するフレーム送信工程と
    を含む伝送方法。
  9. 配信元から送信された、ヘッダ情報を含むフレームを受信し、当該フレーム内のヘッダ情報を置換して当該フレームを配信先に送信する伝送方法であって、
    前記配信元から送信されたフレームを受信するフレーム受信工程と、
    前記フレーム受信工程により受信されたフレーム内のヘッダ情報に含まれる配信元情報を検出する配信元情報検出工程と、
    前記フレーム内のFCSに基づいて、前記受信したフレーム内に異常が発生しているか否かを判定する第1の伝送異常判定工程と、
    前記第1の伝送異常判定工程により異常が発生していないと判定された場合、前記フレーム内のヘッダ情報を置換するヘッダ情報置換工程と、
    前記ヘッダ情報の置換後のフレームに内のFCSに基づいて、前記ヘッダ情報の置換後のフレーム内に異常が発生しているか否かを判定する第2の伝送異常判定工程と、
    前記第2の伝送異常判定工程により前記フレーム内に異常が発生していないと判定した場合に、前記ヘッダ情報の置換後のフレームを配信先に送信するフレーム送信工程と
    を含む伝送方法。
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