JP2005209694A - 半導体ウェーハのidマーク認識方法 - Google Patents

半導体ウェーハのidマーク認識方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 認識できなかったIDマークを類推認識し、半導体製造工程の歩留まりを向上させる。
【解決手段】 半導体ウェーハのIDマークの基データをホストコンピュータ2のメモリ9に予め格納し、IDマーク認識装置1により、半導体ウェーハのIDマークを読み取り、読み取ったIDマークを認識できた場合には、IDマークを認識できたことを示す情報をメモリ9内の当該半導体ウェーハの基データに関連付けし、認識できなかった場合には、当該半導体ウェーハのIDマークを、認識エラービットデータとしてIDマーク類推認識部5の認識エラービットデータ格納部6に格納し、比較機能部8で、メモリ9内の前記情報が関連付けられなかった基データと認識エラービットデータとの一致率を計算し、一致率が最大の基データをIDマークと類推した上で、所定の判定基準を満たしたものを当該半導体ウェーハのIDマークと見なす。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体ウェーハのIDマーク認識方法に関するものである。
通常、半導体装置の一連の製造工程の中で、製造条件などを管理する必要がある工程は、数百工程にも及ぶ。このような製造工程においては、工程毎に多様で且つ厳密な製造条件を設定する必要がある。これらの製造工程の管理は、数字、文字、あるいはバーコードなどのIDマークを半導体ウェーハの表面の一部分に付し、このIDマークを読み取ることにより該当する半導体ウェーハの製造条件などを判断している。
近年では、半導体ウェーハに付すIDマークとしてドットマークの二次元コードが用いられるようになってきた。その理由は、このドットマークの二次元コードは、数字、文字、1次元バーコードと比較して、マーキング領域が小さいにもかかわらず、データ記憶容量が大きく、しかもレーザー等により容易にIDマークを形成することができるためである。
そして、コード認識装置としては、二次元コードの認識装置が用いられている。この認識装置は、20%から30%程度のIDマークの損傷に対してはリードソロモン方式によるエラー訂正能力を有しており、エラー訂正能力の範囲内であれば、誤認識することがほとんどないためである。
このような二次元コードを用いたIDマークを半導体ウェーハのベベル部に刻印し、製造工程毎にIDマークを読み取り、製造工程管理を行うといった方法が従来より知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に開示された半導体ウェーハのIDマークの認識方法では、半導体ウェーハのノッチ部分の両端部分にレーザーなどにより、凹凸に刻印された二次元のドットマークのIDマークを順次付し、IDマーク認識装置により、このIDマークを読み取り、IDマークの情報に基づいて半導体ウェーハに加工を施すというものである。
特開2002-353080号公報(第1頁〜第13頁、図1〜図14)
しかし、半導体装置の製造工程では、数多くの絶縁膜の堆積や、除去工程を経るため、IDマークの領域にパーティクルの付着やドットの損傷などが生じやすく、IDマークの30%以上の領域に損傷が発生することがしばしばあった。
このような、IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界を越えるIDマークの損傷が発生した場合には、回避策がなく、IDマーク認識装置でIDマークが読み取り不可能と処理される。この読み取り不可能と処理されたIDマークを有する半導体ウェーハは、製造番号や製造工程が不明であるため、製造ラインから取り除くしかなく、半導体製造の歩留まりが低下するという問題が生じていた。
したがって、本発明では、上記問題点を解決するためになされたものであって、IDマーク認識装置におけるエラー訂正能力の限界以上の損傷が生じた半導体ウェーハ上のIDマークに対して、IDマークの認識を行うことを可能にし、半導体製造工程における歩留まりを向上させるための半導体ウェーハのIDマーク認識方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の半導体ウェーハのIDマーク認識方法は、二次元コードで記されたIDマークを有する半導体ウェーハの該IDマークの基データを予めホストコンピュータのメモリに格納しておく工程と、IDマーク認識装置により前記半導体ウェーハの前記IDマークの読み取りを行い、読み取ったIDマークのデータが、前記IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界を超えない場合には、当該IDマークを認識することができたことを示す情報を前記ホストコンピュータの前記メモリに格納されている当該半導体ウェーハの基データに関連付けし、前記読み取ったIDマークのデータが、前記IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界を超えた場合には、当該IDマークのデータを、認識エラービットデータとしてIDマーク類推認識部内のメモリに格納する工程と、前記IDマーク類推認識部の比較機能部で、前記ホストコンピュータのメモリに格納された前記基データのうちの前記情報が関連付けられなかったIDマークの基データと前記IDマーク類推認識部のメモリに格納された前記認識エラービットデータとの一致率を計算し、前記認識エラービットデータに対して、一致率が最大の前記基データを前記認識エラービットデータの値であると類推した上で、所定の判定基準を満たしたものを前記半導体ウェーハのIDマークと見なす工程とを有することを特徴としている。
本発明によれば、IDマーク認識装置におけるエラー訂正能力の限界以上の損傷が生じた半導体ウェーハのIDマークに対して、IDマークの認識が可能となり、半導体製造工程における歩留まりが向上する。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
以下に、本発明の実施例に係る半導体ウェーハのIDマーク認識方法について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係るIDマーク認識システムの構成を概略的に示すブロック図である。本実施例では、半導体ウェーハを一つのバッチとして、25枚の半導体ウェーハを処理する場合について説明する。
図1に示すように、本実施例のIDマーク認識システムは、IDマーク認識装置1、ホストコンピュータ2を有する。
IDマーク認識装置1は、カメラ3、エラー訂正機能部4及びIDマーク類推認識部5を有し、IDマーク類推認識部5は、認識エラービットデータ格納部6、認識エラー基データ格納部7及び比較機能部8等からなる。このIDマーク認識装置1内のカメラ3により半導体ウェーハのIDマークの画像認識及び画像処理が行われ、IDマークがバイナリビットデータ(以下、単にビットデータという)に変換され、このビットデータがエラー訂正機能部4に入力される。
ここでいうIDマークとは、製造物、製造物の製造条件、製造物の加工履歴及び製造物の検査結果を少なくとも示すものであり、このIDマークをもとにして、半導体製造工程で加工の有無、加工条件を決定する。また、IDマークとしては、二次元コードを用いており、通常、半導体ウェーハのベベル部にレーザーなどで凹凸に刻印されている。
図2は、二次元コードのIDマークの一例を示す図である。図2に示すように、IDマークは、ファインダパターン100としてL字を形成する2辺と、その対角に位置し、凹凸が交互に並ぶタイミングパターン200とを有する。このファインダパターン100とタイミングパターン200の内側には、IDマークとしての凹凸が刻印されている。
また、エラー訂正機能部4は、一般的なリードソロモン方式のエラー訂正能力を有しており、20から30%程度のIDマークへの損傷に対しては誤認識することなく、IDマークをビットデータに変換することができる。
このエラー訂正機能部4により変換されたビットデータのうち、エラー訂正機能部4のエラー訂正能力の限界を超えたビットデータは、認識エラービットデータとしてIDマーク類推認識機能部5内の認識エラービットデータ格納部6に格納され、エラー訂正能力の限界を超えなかったビットデータは、IDマーク類推認識システムの外部に出力され、且つIDマークを認識することができたことを示す情報をホストコンピュータ2内のメモリ9に関連付ける。
ホストコンピュータ2は、半導体装置の製造工程を管理するためのものであり、メモリ9及び抽出部10を有し、このメモリ9には、少なくとも、IDマークの認識を行うバッチ分の25枚の半導体ウェーハにおけるIDマークのビットデータ(以下、単に基データという)を格納している。この基データは、バッチ分のIDマークの基データが、半導体ウェーハにIDマークを書き込む装置から、半導体装置の製造開始前に格納される。
抽出部10は、メモリ9に格納されている基データのうち、IDマークを認識することができたことを示す情報が関連付けられていない基データを認識エラー基データとして抽出し、認識エラー基データはID類推認識機能部5内の認識エラー基データ格納部7に格納される。
比較機能部8は、認識エラー基データ格納部7に格納されている認識エラー基データと、認識エラービットデータ格納部6に格納されている認識エラービットデータとを比較する機能を有し、判定基準を満たした認識エラー基データを外部に出力する。
次に、上記構成のIDマーク認識システムにおける半導体ウェーハのIDマーク認識方法について、図1乃至図3を用いて説明する。図3は、本実施例に係るIDマーク認識方法の手順を示すフローチャートである。
まず、IDマーク認識装置1のカメラ3により、半導体ウェーハのIDマークを撮影して、半導体ウェーハのIDマークのファインダパターン100を検出し、IDマークの位置を決定する。IDマークのタイミングパターン200によりIDマーク上にメッシュを切り、座標を作成した後、ファインダパターン100とタイミングパターン200の外周を除いた枠内のIDマークを左上から順に読み出していき、ビットデータに変換し、IDマーク認識装置1によりIDマークの認識の可否を行う(ステップS301)。
このIDマーク認識装置1によるIDマークの認識の可否は、IDマークの損傷がエラー訂正機能部4のエラー訂正能力の限界以上か否かによって決まり、IDマークの損傷がエラー訂正能力の限界以上のときにはIDマークの認識が不可能で、この半導体ウェーハを、以下、単にIDマーク認識エラーウェーハという。
次に、このS301において、IDマークを認識することができたときには、IDマークを認識することができたことを示す情報を、ホストコンピュータ2内のメモリ9に格納されている基データに関連付ける(ステップS302)。なお、IDマークを認識することができたときには、IDマーク認識システムの外部に認識したビットデータを出力する。
一方、上記ステップS301において、IDマークを認識することができなかったIDマーク認識エラーウェーハのIDマークのビットデータ(以下、単に認識エラービットデータという)を認識エラービットデータ格納部6に格納する(ステップS303)。
次に、25枚の半導体ウェーハのIDマーク全てに対して、IDマーク認識装置1によりIDマークの認識を行う(ステップS304)。
続いて、IDマーク認識エラーウェーハの有無を確認する(ステップS305)。このステップにおいて、IDマーク認識エラーウェーハが存在しなければ、IDマークの認識は終了となるが、IDマーク認識エラーウェーハが存在する場合には、IDマークの類推認識を行う。
ここで、例えば、25枚の半導体ウェーハ中に、22枚の半導体ウェーハのIDマークを認識することができ、3枚のIDマーク認識エラーウェーハが存在すると仮定する。
次に、抽出部10によって、ホストコンピュータ2内のメモリ9に格納されている25枚の半導体ウェーハのIDマークの基データのうち、上記ステップS302においてIDマーク認識装置1で認識することができたことを示す情報が記録された22枚の半導体ウェーハのIDマークの基データを除いて、上記情報が記録されなかった3枚のIDマーク認識エラーウェーハの基データ(以下、認識エラー基データ1、認識エラー基データ2、認識エラー基データ3という)を抽出し、この3枚のIDマーク認識エラーウェーハの認識エラー基データ1、認識エラー基データ2、認識エラー基データ3をIDマーク類推認識部5の認識エラー基データ格納部7に取り込む(ステップS306)。
次に、IDマーク類推認識部5の比較機能部8において、認識エラー基データ格納部7に取り込んだ3枚のIDマーク認識エラーウェーハにおける認識エラー基データ1、認識エラー基データ2、認識エラー基データ3と、IDマーク類推認識部5の認識エラービットデータ格納部6に格納されている3枚のIDマーク認識エラーウェーハの認識エラービットデータ(以下、認識エラービットデータA、認識エラービットデータB、認識エラービットデータCという)とを比較し、それぞれの一致率を計算して基データを類推する(ステップS307)。
ここでは、まず、認識エラービットデータAと、認識エラー基データ1、認識エラー基データ2及び認識エラー基データ3をそれぞれ比較し、次に、認識エラービットデータBと、認識エラー基データ1、認識エラー基データ2及び認識エラー基データ3をそれぞれ比較し、最後に、認識エラービットデータCと、認識エラー基データ1、認識エラー基データ2及び認識エラー基データ3とをそれぞれ比較し、それぞれの一致率を計算する。
認識エラービットデータ及び認識エラー基データは、ともにバイナリデータであるので、周知の方法により比較を行うことができる。例えば、認識エラービットデータ“101010101”と認識エラー基データ“101010100”とを比較した場合には、最下位桁が異なるだけであるから、一致率は89%となる。
ここでは、認識エラービットデータと認識エラー基データを比較し一致率を計算したが、一致している桁の数、若しくは一致していない桁の数を少なくとも数えればよい。また、認識エラービットデータと認識エラー基データを比較し、一致していない桁の数を数え不一致率を計算してもよい。ここでは、認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率を計算したとして以下の説明を行う。
図4に、3枚のIDマーク認識エラーウェーハにおける認識エラービットデータA、B、Cと認識エラー基データ1、2、3との一致率を示す。
図4に示すように、認識エラービットデータAに対する認識エラー基データ1、2、3の一致率は、それぞれ、70%、65%、63%であり、認識エラービットデータBに対する認識エラー基データ1、2、3の一致率は、それぞれ、68%、67%、69%であり、認識エラービットデータCに対する認識エラー基データ1、2、3の一致率は、それぞれ、69%、70%、63%であったとする。
それぞれの一致率を計算した後、ある認識エラービットデータに対して一致率が最も高い認識エラー基データを、その認識エラービットデータの認識エラー基データであると類推認識する。例えば、認識エラービットデータAは、認識エラー基データ1と比較したときに一致率が最も高くなるので、認識エラービットデータAのIDマークは、認識エラー基データ1を二次元コードに変換したものであると類推認識する。同様にして、認識エラービットデータBのIDマークは、認識エラー基データ3であると類推認識し、認識エラービットデータCのIDマークは、認識エラー基データ2であると類推認識する。
続いて、認識エラービットデータに対応する認識エラー基データを予め定めた判定基準に基づいて判定する(ステップS308)。この判定基準とは、例えば以下のような3つの判定基準が挙げられる。
まず、第1の判定基準として、認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率が63%以上であることを判定基準としている。例えば、IDマークとして、16×16の196ビットの二次元コードを用いている場合、二次元コードにエラー訂正能力を設けるためには、理論上、76から123ビットの範囲にドットを付与する必要がある。カメラ3によりIDマークを画像認識する際に、IDマークのファインダパターン100またはタイミングパターン200を誤認識した場合や、IDマークの領域が全面に亘って損傷した場合には、IDマーク認識装置1はIDマークを全ビット“0”または“1”と認識する。このIDマークが全ビット“0”または“1”となる場合には、認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率は37%〜63%となる。そのため、認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率が63%未満となったときには、IDマークの領域全面が損傷している可能性があり、IDマーク類推認識不可能と処理することが望ましい。したがって、認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率が63%以上であることを判定基準としている。
また、第2の判定基準として、認識エラービットデータと、認識エラー基データとの一致率が最も高いものと、その次に高いものとの一致率の差が8%以上であることを判定基準としている。
図5に認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率を示す。これは、25枚の半導体ウェーハに対して、半導体ウェーハ#1〜半導体ウェーハ#25のIDマークは、変更せずに、半導体ウェーハ#1のIDマークにエラー訂正能力の限界を超える損傷を10回変更して与え、IDマーク認識装置1が読み取ったIDマーク認識エラーウェーハ#1の認識エラービットデータと、ホストコンピュータ2のメモリ9に格納してある半導体ウェーハ#1〜半導体ウェーハ#25の認識エラー基データとの一致率を計算した実験結果である。
図5において、(a)欄は、半導体ウェーハ#1の認識エラービットデータと半導体ウェーハ#1の認識エラー基データとの一致率を示す。(b)欄は、半導体ウェーハ#1の認識エラービットデータと半導体ウェーハ#2〜#25の認識エラー基データとそれぞれの一致率うち、最も一致率が高い値を示してある。(a)-(b)欄は、(a)欄の一致率と(b)欄の一致率との差である。これは、認識エラー基データとの一致率が最も高いものと、少なくともその次に高いものとの一致率の差以上の値を示してある。判定欄は、該当する実験において半導体ウェーハ#1のIDマークを正しく類推認識することが出来たか否かを示す。
半導体ウェーハ#1の認識エラービットデータは、半導体ウェーハ#1の認識エラー基データであるので 、(a)欄の一致率のほうが(b)欄の一致率よりも高くなるはずである。しかし、1、2及び5回目の結果では、(a)欄の一致率よりも(b)欄の一致率が高くなっている。この、1、2及び5回目の結果は、一致率が最大の認識エラー基データと、少なくともその次に高くなる認識エラー基データとの差が小さくなっていることを表している。
上記1、2及び5回目の結果のように、認識エラービットデータと、認識エラー基データとの一致率が最も高いものと、少なくともその次に高いものとの一致率の差が8%未満である場合には、IDマークを誤類推している可能性が高い。そのため、認識エラー基データとの一致率が最も高いものと、その次に高いものとの一致率の差が8%以上ある場合にのみ、IDマーク類推認識が有効となるような判定基準を設けている。
また、第3の判定基準は、IDマーク認識エラーウェーハの枚数が5枚以下であることを判定基準としている。図6は、本実施例に係るIDマーク認識エラーウェーハの枚数に対するIDマークの正誤率の実験結果である。ここでいう正誤率とは、本実施例に係るIDマーク認識方法を用いて処理を行う半導体ウェーハの枚数に対して、類推認識をした結果、IDマーク認識エラーウェーハのIDマークのうち、何枚の半導体ウェーハのIDマークを正確に特定できたかの割合を示す値である。
図6に示すように、IDマーク認識エラーウェーハの枚数が5枚までのときは、半導体ウェーハをほぼ間違いなく特定することができる。故に、判定基準として、IDマーク認識エラーウェーハの枚数が5枚以下であることを判定基準としている。
上記のステップS308の判定基準を満たしていれば、認識エラービットデータに対応する認識エラー基データをIDマークのビットデータであると見なし、対応する基データをIDマーク認識システムの外部に出力する。一方、判定基準を満たしていなければ、IDマークの類推認識は不可能として処理される。
この後、判定基準を満たした基データは、2次元コードのIDマークに変換され、半導体ウェーハに新たなIDマークとして刻印される。これにより、後の半導体装置製造工程において、IDマークがエラー訂正機能の限界を超え、再びIDマークの類推認識を行うことなく、IDマークを認識することができ、IDマークの認識にかかる時間を短縮することができる。
以上のように、本実施例によれば、IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界以上のデータ損傷が生じた半導体ウェーハのIDマークに対して、IDマークの認識を行うことが可能になり、半導体製造工程における歩留まりを向上させることができる。
本発明の実施例に係るIDマーク認識システムを概略的に示すブロック図。 本発明の実施例に係る半導体ウェーハのIDマークのフォーマット図。 本発明の実施例に係るIDマーク認識方法の手順を示すフローチャート。 本発明の実施例に係る認識エラービットデータと認識エラー基データの一致率を示す表。 本発明の実施例に係るビットデータと基データの一致率を示す表。 本発明の実施例に係るIDマーク認識エラーウェーハの枚数に対するIDマークの正誤率の実験結果のグラフ。
符号の説明
1 IDマーク認識装置
2 ホストコンピュータ
3 カメラ
4 エラー訂正機能部
5 IDマーク類推認識部
6 認識エラービットデータ格納部
7 認識エラー基データ格納部
8 比較機能部
9 メモリ
10 抽出部
100 ファインダパターン
200 タイミングパターン

Claims (5)

  1. 二次元コードで記されたIDマークを有する半導体ウェーハの該IDマークの基データを予めホストコンピュータのメモリに格納しておく工程と、
    IDマーク認識装置により前記半導体ウェーハの前記IDマークの読み取りを行い、読み取ったIDマークのデータが、前記IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界を超えない場合には、当該IDマークを認識することができたことを示す情報を前記ホストコンピュータの前記メモリに格納されている当該半導体ウェーハの基データに関連付けし、
    前記読み取ったIDマークのデータが、前記IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界を超えた場合には、当該IDマークのデータを、認識エラービットデータとしてIDマーク類推認識部内のメモリに格納する工程と、
    前記IDマーク類推認識部の比較機能部で、前記ホストコンピュータのメモリに格納された前記基データのうちの前記情報が関連付けられなかったIDマークの基データと前記IDマーク類推認識部のメモリに格納された前記認識エラービットデータとの一致率を計算し、
    前記認識エラービットデータに対して、一致率が最大の前記基データを前記認識エラービットデータの値であると類推した上で、所定の判定基準を満たしたものを前記半導体ウェーハのIDマークと見なす工程と
    を有する半導体ウェーハのIDマーク認識方法。
  2. 前記判定基準は、前記最大の一致率が63%以上であることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハのIDマーク認識方法。
  3. 前記判定基準は、前記認識エラービットデータに対して、前記一致率が最大の前記基データと次に大きい前記基データとの一致率の差が、8%以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体ウェーハのIDマーク認識方法。
  4. 前記判定基準は、前記IDマーク認識装置による前記半導体ウェーハのIDマークの認識において、前記IDマーク認識装置のエラー訂正能力の限界を超えた半導体ウェーハの枚数が5枚以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体ウェーハのIDマーク認識方法。
  5. 前記判定基準を満たした前記半導体ウェーハの基データを二次元コードに変換し、前記半導体ウェーハに付す工程をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体ウェーハのIDマーク認識方法。
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