JP2005208753A - 非接触icカード通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設置環境によらずアンテナの同調周波数を最適な周波数にすることができる非接触ICカード通信装置を提供する。
【解決手段】 制御回路3は、周波数補正モードにおいて、周波数調整回路9を制御してアンテナ1の同調周波数を予め設定された値だけ変えながら、送信電力検出回路8で送信電力の電力値を検出し、同調周波数を変えた前と後で、送信電力の電力値が予め設定された規定値以上上昇しなくなるまで、アンテナ1の同調周波数を変えて同調周波数を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁誘導を利用してICカードとの通信を行う非接触ICカードシステムに関するもので、特に、ICカードと通信を行う非接触ICカード通信装置に関するものである。
従来、メモリを含む所定の集積回路とアンテナを搭載した非接触ICカードと、この非接触ICカードのアンテナと電磁結合してデータの送受信を行う非接触ICカード通信装置としての非接触ICカードリーダライタ装置とを備えた非接触ICカードシステムが知られており、非接触ICカードの動作電源となる直流電源電圧は、アンテナを介して受信したキャリア(搬送波)をもとに生成されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
図8に従来の非接触ICカードリーダライタ装置の構成図を示す。
図8に示すように、従来の非接触ICカードリーダライタ装置は、通常ループアンテナで構成され、非接触ICカードリーダライタ装置のキャリアを放射してICカードに電力を供給するとともにデータの送信及び非接触ICカードからの負荷変調されたデータを受信するアンテナ81と、アンテナ81の周波数同調を取るためのアンテナ同調回路82と、非接触ICカードから受信したデータを内蔵のメモリに格納し適宜読み出して処理し、必要であれば非接触ICカードへデータを送信するなどして装置全体を制御する制御回路83と、制御回路83から出力される送信データをキャリアに変調する変調回路84と、変調回路84の出力を規定の送信電力まで増幅する増幅回路85と、ダイオードブリッジ等で構成され、キャリアからデータ信号を検波する検波回路86と、検波回路86で検波されたデータ信号を増幅し、波形整形し、制御回路83に伝える受信回路87とを備えている。
このような構成の非接触ICカードリーダライタ装置は、キャリア周波数の電波を常時アンテナ81から出力しており、非接触ICカードは、リーダライタ装置に近づくと、リーダライタ装置から送出されているキャリアを受信し、この受信波を整流することで動作電源を得ている。
また、非接触ICカードリーダライタ装置の制御回路83は、一定周期で変調回路84によりキャリアにAM(Amplitude Modulation)変調をかけてコマンドを送信しており、非接触ICカードは、キャリアから動作電源を得ると共に、リーダライタ装置から一定周期で送出されるコマンドを受信し、そのコマンドに対するレスポンスを、動作負荷を変える負荷変調方式でリーダライタ装置に伝える。
非接触ICカードリーダライタ装置では、負荷変調で返送されたAM変調波をアンテナ81で受信すると、検波回路86、受信回路87を通してデータ信号を復調し、制御回路83でデータを認識してデータの授受が完了する。
このように、従来の非接触ICカードリーダライタ装置においては、非接触ICカードが所定の領域内にあれば、非接触でデータの送受信を行うことができる。
特開平9−62816号公報
しかしながら、このような従来の非接触ICカード通信装置においては、非接触ICカード通信装置を設置する場所の環境(構造や材質)によって、アンテナの同調周波数が変化し、設置環境下で測定機器によりアンテナの調整を行うか、予め設置環境の変化を想定して調整を行う必要があり、どちらの場合も調整の精度が悪く、機器の性能を十分に発揮できないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、設置環境によらずアンテナの同調周波数を最適な周波数にすることができる非接触ICカード通信装置を提供することを目的とする。
本発明の非接触ICカード通信装置は、送信電波の電力を検出する送信電力検出手段と、アンテナの同調周波数を調整する周波数調整手段と、前記送信電力検出手段が検出した送信電波の電力が強い状態に収束するように、前記周波数調整手段により前記同調周波数を制御する制御手段とを備える構成を有している。
この構成により、送信電波の電力が強い状態に収束するようにアンテナの同調周波数が調整され、設置環境などによる同調周波数のズレを補正することができる。
ここで、前記送信電力検出手段が、送信電波の電力に影響を与えずに送信電波の電力を検出するための検出信号を取り出す方向性結合器と、前記検出信号を直流に変換する整流回路とを有する構成とした。
この構成により、送信電波の電力に影響を与えずに送信電波の電力を検出することができる。
また、前記送信電力検出手段が、送信電波の電力に影響を与えずに送信電波の電力を検出するための検出信号を取り出す結合コンデンサと、前記検出信号を直流に変換する整流回路とを有する構成とした。
この構成により、送信電波の電力に影響を与えずに送信電波の電力を検出することができる。
また、前記周波数調整手段は、前記アンテナと並列に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに直列に接続されたスイッチング回路とを有し、前記アンテナの同調回路の容量を可変とする構成とした。
この構成により、簡易な構成で同調周波数を変えることができる。
また、前記周波数調整手段は、前記アンテナと並列に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに直列に接続された可変容量ダイオードとを有し、前記アンテナの同調回路の容量を可変とする構成とした。
この構成により、簡易な構成で同調周波数を変えることができる。
また、前記制御手段は、前記同調周波数の制御を一定時間間隔で行う構成とした。
この構成により、経時変化や温度変化などによる同調周波数のズレを補正することができる。
本発明によれば、送信電波の電力が強い状態に収束するようにアンテナの同調周波数を制御することにより、設置環境によらずアンテナの同調周波数を最適な周波数にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置を示す図である。
図1において、非接触ICカードリーダライタ装置は、通常ループアンテナで構成され、非接触ICカードリーダライタ装置のキャリアを放射してICカードに電力を供給するとともにデータの送信及び非接触ICカードからの負荷変調されたデータを受信するアンテナ1と、アンテナ1の周波数同調を取るためのアンテナ同調回路2と、非接触ICカードから受信したデータを内蔵のメモリに格納し適宜読み出して処理し、必要であれば非接触ICカードへデータを送信するなどして装置全体を制御する制御回路3と、制御回路3から出力される送信データをキャリアに変調する変調回路4と、変調回路4の出力を規定の送信電力まで増幅する増幅回路5と、ダイオードブリッジ等で構成され、キャリアからデータ信号を検波する検波回路6と、検波回路6で検波されたデータ信号を増幅し、波形整形し、制御回路3に伝える受信回路7と、増幅回路5から出力された電力の大きさを検出する送信電力検出回路8と、制御回路3からの制御信号に応じてアンテナ同調回路2を制御してアンテナ同調周波数を上下させる周波数調整回路9と、送信電力検出回路8で検出された電圧レベルを記憶しておく記憶回路10とを備えている。
このような構成の非接触ICカードリーダライタ装置は、キャリア周波数の電波を常時アンテナ1から出力しており、非接触ICカードは、リーダライタ装置に近づくと、リーダライタ装置から送出されているキャリアを受信し、この受信波を整流することで動作電源を得ている。
また、非接触ICカードリーダライタ装置の制御回路3は、一定周期で変調回路4によりキャリアにAM変調をかけてコマンドを送信しており、非接触ICカードは、キャリアから動作電源を得ると共に、リーダライタ装置から一定周期で送出されるコマンドを受信し、そのコマンドに対するレスポンスを、動作負荷を変える負荷変調方式でリーダライタ装置に伝える。
非接触ICカードリーダライタ装置では、負荷変調で返送されたAM変調波をアンテナ1で受信すると、検波回路6、受信回路7を通してデータ信号を復調し、制御回路3でデータを認識してデータの授受が完了する。
この非接触ICカードリーダライタ装置が、例えば、入退室のチェックの用途に適用される場合、鉄板で作られた壁に設置されたり、或いは、コンクリート製の壁に設置されたりと、様々な場所に設置されることが想定される。
その際、リーダライタ装置のアンテナ1の同調周波数は変化し、出荷時に設定された周波数からズレが生じる。
アンテナ1の同調周波数が変化すると、送信周波数におけるアンテナ1のインピーダンスが低くなり、アンテナ1にかかる送信電圧が下がる。本実施の形態においては、送信電力検出回路8で検出した電力値で制御回路3がこの変化を検知し、周波数調整回路9を制御してアンテナ同調回路2のアンテナ同調周波数を変化させる補正を行い、アンテナ同調周波数が最適になるように補正している。
具体的には、図2のフローチャートに示すように、制御回路3は、ユーザからの設定により周波数補正モードが選択されると、装置各部を周波数補正モードに設定し(S11)、送信電力検出回路8で検出した電力値を記憶回路10内のDAT1領域に格納する(S12)。
そして、制御回路3は、周波数調整回路9を制御してアンテナ同調回路2のアンテナ同調周波数を予め設定された値だけ上げる(S13)。
その後、制御回路3は、送信電力検出回路8で検出した電力値を記憶回路10内のDAT2領域に格納し(S14)、DAT2に格納されている電力値とDAT1に格納されている電力値とを比較し、DAT2に格納されている電力値がDAT1に格納されている電力値に比べ予め設定された規定値より高いか判定する(S15)。
DAT2に格納されている電力値がDAT1に格納されている電力値に比べ予め設定された規定値より高い場合、制御回路3は、アンテナ1の同調周波数が高めにズレていると判断し、S13に戻り、同調周波数を上げても送信電力の電力値の上昇が予め設定された規定値内に収まるまで処理を繰り返す。
DAT2に格納されている電力値がDAT1に格納されている電力値に比べ予め設定された規定値以下であれば、制御回路3は、アンテナ同調周波数を下げる方向に調整するため、送信電力検出回路8で検出した電力値を記憶回路10内のDAT1領域に格納し(S16)、周波数調整回路9を制御してアンテナ同調回路2のアンテナ同調周波数を予め設定された値だけ下げる(S17)。
その後、制御回路3は、送信電力検出回路8で検出した電力値を記憶回路10内のDAT2領域に格納し(S18)、DAT2に格納されている電力値とDAT1に格納されている電力値とを比較し、DAT2に格納されている電力値がDAT1に格納されている電力値に比べ予め設定された規定値より高いか判定する(S19)。
DAT2に格納されている電力値がDAT1に格納されている電力値に比べ予め設定された規定値より高い場合、制御回路3は、アンテナ1の同調周波数が低めにズレていると判断し、S17に戻り、同調周波数を下げても送信電力の電力値の上昇が予め設定された規定値内に収まるまで処理を繰り返す。
DAT2に格納されている電力値がDAT1に格納されている電力値に比べ予め設定された規定値以下であれば、制御回路3は、同調周波数の調整は完了したと判断し、周波数補正モードを終了する(S20)。このようにして、アンテナ同調周波数は規定の範囲内に収まることになる。
このように本実施の形態においては、送信電力検出回路8で検出した送信電力の電力値が高い値で収束するようにアンテナ同調回路2のアンテナ同調周波数を調整しているので、設置環境によるアンテナ同調周波数のズレを補正し、アンテナ同調周波数を最適な状態に保持することができ、良好な通信性能を得て、使い勝手の向上と機器の調整の簡略化を図ることができる。
なお、本実施の形態においては、非接触ICカードリーダライタ装置のアンテナ1が送受信一体型の場合で説明したが、送信アンテナと受信アンテナとに分かれている場合も、送信アンテナに関して同様にしてアンテナ同調周波数のズレを補正することができる。
本発明の第2の実施の形態としては、図3に示すように、送信電力検出回路8に替えて、アンテナ1側への電力供給に影響を与えずに送信電力を検出するための検出信号(減衰された送信波)を取り出す方向性結合器11と、方向性結合器11から取り出した検出信号を直流に変換する整流回路12とを備えるようにする。
このような構成において、増幅回路5の出力する送信電力は、方向性結合器11を通してアンテナ1に供給されるとともに、10dB程度減衰された検出信号が整流回路12に出力される。整流回路12は、この検出信号を直流レベルに変換し、制御回路3に出力する。
制御回路3は、整流回路12が出力する信号を送信電力の検出電力値として、上述と同様にアンテナ同調周波数を調整する。
次に、本発明の第3の実施の形態としては、図4に示すように、送信電力検出回路8に替えて、アンテナ1側への電力供給に影響を与えずに送信電力を検出するための検出信号(減衰された送信波)を取り出す結合コンデンサ13と、結合コンデンサ13から取り出した検出信号を直流に変換する整流回路12とを備えるようにする。
このような構成において、増幅回路5の出力する送信電力は、結合コンデンサ13を通して10dB程度減衰され、検出信号として整流回路12に出力される。整流回路12は、この検出信号を直流レベルに変換し、制御回路3に出力する。
制御回路3は、整流回路12が出力する信号を送信電力の検出電力値として、上述と同様にアンテナ同調周波数を調整する。
次に、本発明の第4の実施の形態としては、図5に示すように、送信電力検出回路8に替えて、アンテナ1側への電力供給に影響を与えずに送信電力を検出するための検出信号(減衰された送信波)を取り出す結合コンデンサ13と、結合コンデンサ13から取り出した検出信号を直流に変換する整流回路12とを備え、また、タイマ回路14を備えて周期的に周波数補正モードになり、アンテナ同調周波数のズレを補正するようにする。
このような構成において、増幅回路5の出力する送信電力は、結合コンデンサ13を通して10dB程度減衰され、検出信号として整流回路12に出力される。整流回路12は、この検出信号を直流レベルに変換し、制御回路3に出力する。
制御回路3は、整流回路12が出力する信号を送信電力の検出電力値として、上述と同様にアンテナ同調周波数を調整する。
また、制御回路3は、タイマ回路14により、一定の周期で周波数補正モードに設定され、上述と同様にアンテナ同調周波数を調整する。
このように構成することにより、定期的にアンテナ同調周波数が補正されるため、設置環境によるアンテナ同調周波数のズレに加え、経時変化によるアンテナ同調周波数のズレや、温度変化によるアンテナ同調周波数のズレ等も補正することができる。
図6は本発明の第5の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置を示す図である。なお、本実施の形態は、上述の第1の実施の形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分のみ説明する。
図6において、本実施形態の非接触ICカードリーダライタ装置は、アンテナ1の周波数同調を取るための同調コンデンサ15と、コンデンサ16aとスイッチング素子16bからなるアンテナ1の周波数同調を取るためのコンデンサの容量を調整する同調容量調整回路16とを備えている。
同調容量調整回路16のスイッチング素子16bは、制御回路3からの制御によりオンまたはオフすることができるようになっている。
このような構成の非接触ICカードリーダライタ装置において、増幅回路5の出力する送信電力は、方向性結合器11を通してアンテナ1に供給されるとともに、10dB程度減衰された検出信号が整流回路12に出力される。整流回路12は、この検出信号を直流レベルに変換し、制御回路3に出力する。
制御回路3は、整流回路12が出力する信号を送信電力の検出電力値として、この検出電力値に基づいて同調容量調整回路16のスイッチング素子16bを制御してアンテナの同調周波数を調整する。
例えば、同調容量調整回路16のスイッチング素子16bは、オンの状態でアンテナ1の同調周波数が調整され、出荷される。
その後、非接触ICカードリーダライタ装置が鉄板の壁等に設置され、アンテナ1の同調周波数が下がった状態になったとする。
このとき、ユーザからの設定により周波数補正モードが選択されると、制御回路3は整流回路12が出力する信号を送信電力の電力値とする。この電力値は、アンテナ1の同調周波数が下がった状態なので低下している。
制御回路3は、検出された電力値を記憶回路10に格納されている規定値と比較し、算出した電力値が規定値より低い場合、制御回路3は、同調容量調整回路16のスイッチング素子16bをオフし、アンテナ1の同調周波数を高めに変化させ、アンテナ1の同調周波数を調整する。
このように本実施の形態においては、整流回路12から出力される信号による電力値が規定値より低いとき同調容量調整回路16によりアンテナ1の同調周波数を調整しているので、設置環境によるアンテナ同調周波数のズレを補正し、アンテナ同調周波数を最適な状態に保持することができ、良好な通信性能を得て、使い勝手の向上と機器の調整の簡略化を図ることができる。
本実施の形態では、コンデンサ及びスイッチング素子はそれぞれ一つであるが、複数であれば、より細かい調整ができる。
本発明の第6の実施の形態としては、図7に示すように、コンデンサ17aとアンテナ1に並列に接続された可変容量ダイオード17bとを有する同調容量調整回路17を備えるようにする。そして、可変容量ダイオード17bの容量は制御回路3から調整できるようになっている。
このような構成の非接触ICカードリーダライタ装置において、増幅回路5の出力する送信電力は、方向性結合器11を通してアンテナ1に供給されるとともに、10dB程度減衰された検出信号が整流回路12に出力される。整流回路12は、この検出信号を直流レベルに変換し、制御回路3に出力する。
制御回路3は、整流回路12が出力する信号を送信電力の検出電力値として、この検出電力値に基づいて同調容量調整回路17の可変容量ダイオード17bを制御してアンテナの同調周波数を調整する。
例えば、同調容量調整回路17の可変容量ダイオード17bは、バイアス0Vでアンテナ1の同調周波数が調整され、出荷される。
その後、非接触ICカードリーダライタ装置が鉄板の壁等に設置され、アンテナ1の同調周波数が下がった状態になったとする。
このとき、ユーザからの設定により周波数補正モードが選択されると、制御回路3は整流回路12が出力する信号を送信電力の電力値とする。この電力値は、アンテナ1の同調周波数が下がった状態なので低下している。
制御回路3は、算出した電力値を記憶回路10に格納されている規定値と比較し、算出した電力値が規定値より低い場合、制御回路3は、同調容量調整回路17の可変容量ダイオード17bのバイアスが高くなるように制御する。可変容量ダイオード17bはバイアスが高くなると容量は小さくなり、アンテナ1の同調周波数は高めに変化し、アンテナ1の同調周波数が調整される。
以上のように、本発明にかかる非接触ICカード通信装置は、設置環境によらずアンテナの同調周波数を最適な周波数にすることができるという効果を有し、電磁誘導を利用してICカードとの通信を行う非接触ICカードシステムの非接触ICカード通信装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置の動作説明のためのフロー図 本発明の第2の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図 本発明の第3の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図 本発明の第4の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図 本発明の第5の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図 本発明の第6の実施の形態の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図 従来の非接触ICカードリーダライタ装置のブロック図
符号の説明
1 アンテナ
2 アンテナ同調回路
3 制御回路
4 変調回路
5 増幅回路
6 検波回路
7 受信回路
8 送信電力検出回路
9 周波数調整回路
10 記憶回路
11 方向性結合器
12 整流回路
13 結合コンデンサ
14 タイマ回路
15 同調コンデンサ
16 同調容量調整回路
16a コンデンサ
16b スイッチング素子
17 同調容量調整回路
17a コンデンサ
17b 可変容量ダイオード
81 アンテナ
82 アンテナ同調回路
83 制御回路
84 変調回路
85 増幅回路
86 検波回路
87 受信回路

Claims (6)

  1. 送信電波の電力を検出する送信電力検出手段と、アンテナの同調周波数を調整する周波数調整手段と、前記送信電力検出手段が検出した送信電波の電力が強い状態に収束するように、前記周波数調整手段により前記同調周波数を制御する制御手段とを備えることを特徴とする非接触ICカード通信装置。
  2. 前記送信電力検出手段が、送信電波の電力に影響を与えずに送信電波の電力を検出するための検出信号を取り出す方向性結合器と、前記検出信号を直流に変換する整流回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の非接触ICカード通信装置。
  3. 前記送信電力検出手段が、送信電波の電力に影響を与えずに送信電波の電力を検出するための検出信号を取り出す結合コンデンサと、前記検出信号を直流に変換する整流回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の非接触ICカード通信装置。
  4. 前記周波数調整手段は、前記アンテナと並列に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに直列に接続されたスイッチング回路とを有し、前記アンテナの同調回路の容量を可変とすることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の非接触ICカード通信装置。
  5. 前記周波数調整手段は、前記アンテナと並列に接続されたコンデンサと、前記コンデンサに直列に接続された可変容量ダイオードとを有し、前記アンテナの同調回路の容量を可変とすることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の非接触ICカード通信装置。
  6. 前記制御手段は、前記同調周波数の制御を一定時間間隔で行うことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の非接触ICカード通信装置。
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