JP2005207916A - 回転体の静的バランス測定方法及びその装置 - Google Patents

回転体の静的バランス測定方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数種類の回転体の偏心量を正確に且つ迅速に測定することができる回転体の静的バランス測定装置を提供する。
【解決手段】 回転体の軸心に対する偏心量を測定する回転体の静的バランス測定装置であって、弾性部材22によりフローティング状態に支持されてホイールを保持すると共にホイールの軸心の変位を検出する振り子体16と、この振り子体16の変位に伴うモーメントを検出するロードセル3a,3b,3cと、ホイールの重量を検出するロードセル2と、これらのロードセル2,3a,3b,3cによる測定結果を記憶すると共に演算処理する制御部6備え、マスタホイールの測定結果を参照して測定対象となるホイール14の測定値を補正し、測定対象となるホイール14の軸心に対する偏心量を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホイールなどの回転体の軸心に対する偏心量を測定する回転体の静的バランス測定方法及びその装置に関する。
従来、回転体の静的バランス測定装置としては、装置本体と、フローティング状態に支持された振り子体と、この振り子体のX・Y方向の変位量又は荷重を検出する2つのロードセルからなり、振り子体は、装置本体に接続する弾性体と、回転体をその軸心が鉛直方向になるように保持する保持部と、下方に延設するシャフトを備え、このシャフトはワイヤーを介して前記2つのロードセルと連結され、回転体の偏心量に起因する力によりロードセルに対してモーメントが発生し、このモーメントを測定して回転体の偏心量と軽点(偏心の位置を示す点)を算出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−106922号公報
しかし、特許文献1に開示された回転体の静的バランス測定装置においては、種類の異なる回転体の偏心量を測定する場合、いずれの回転体であるかを判別していないため、偏心量を正確に把握することができなかった。
例えば、重量が異なる12インチのホイールと18インチのホイールでは、荷重に対する弾性体の変位量に差が生じるため、12インチのホイールにおけるロードセルが検出した荷重とホイールの偏心量との関係式と、18インチのホイールにおけるロードセルが検出した荷重とホイールの偏心量との関係式とが必ずしも一致していない。
従って、単にホイールの偏心量に起因する力を測定しても、いずれの関係式を適用するかを判断してホイールの偏心量を算出しなければ、正確なホイールの偏心量を知ることができない。
また、同一種類のホイールを測定対象とする場合であっても、弾性体の経年変化により弾性体の性状が変化するため、測定結果に誤差が生じるという不具合があった。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数種類の回転体の偏心量を正確に且つ迅速に測定することができる回転体の静的バランス測定方法及びその装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、回転体の軸心に対する偏心量を測定する回転体の静的バランス測定方法であって、基準となる複数種類の回転体の重量及び軸心に対する偏心による荷重を測定して基準値として記憶し、次いで測定対象となる回転体の重量及び軸心に対する偏心による荷重を測定して記憶し、次いで前記基準となる複数の回転体の測定結果から前記測定対象となる回転体に該当する基準値を引き当て、この引き当てた基準値に基づいて前記測定対象となる回転体の測定値を補正して前記測定対象となる回転体の軸心に対する偏心量を算出するものである。
請求項2に係る発明は、回転体の軸心に対する偏心量を測定する回転体の静的バランス測定装置であって、弾性部材によりフローティング状態に支持されて回転体を保持すると共に回転体の軸心の変位を検出する振り子体と、この振り子体の変位に伴うモーメントを検出する荷重センサと、回転体の重量を検出する荷重センサと、これらの荷重センサによる測定結果を記憶すると共に演算処理する制御部を備え、基準となる回転体の測定結果を参照して測定対象となる回転体の測定値を補正し、前記測定対象となる回転体の軸心に対する偏心量を算出するものである。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の回転体の静的バランス測定装置において、前記振り子体の変位に伴うモーメントを検出する荷重センサは、前記振り子体の下端に設けた略円盤状の検出プレートの外周面に120度の等間隔で当接するように配設した。
以上説明したように本発明によれば、基準となる複数種類の回転体の重量及び軸心に対する偏心による荷重を測定して基準値(マスタデータ)として記憶し、この基準値に基づいて測定対象となる回転体の測定値を補正して測定対象となる回転体の軸心に対する偏心量を算出するので、複数種類の回転体のアンバランス重量とアンバランスの方向性を正確に求めることができる。
また、基準となる複数種類の回転体について測定し、これらの測定値を基準値(マスタデータ)として記憶し、これらの基準値を用いて測定対象となる回転体の測定値を補正するので、本測定装置を設置する場所は、定盤などの水平が保証されている場所に限定されない。
また、振り子体の下端に略円盤状の検出プレートを設け、その外周面に120度の等間隔で荷当接するように重センサを配設すれば、振り子体の揺動を減衰させるための特別な手段を必要とせず、迅速に振り子体の揺動を減衰させるこができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る回転体の静的バランス測定装置の一部断面正面図、図2は図1のA―A線断面矢視図、図3は測定値を処理するブロック構成図、図4は振り子の一部断面正面図、図5は測定手順を示すフローチャート、図6は偏心量によりロードセルに荷重が加わる様子を示す模式図である。
図1乃至図3に示すように、本発明に係る回転体の静的バランス測定装置は、箱状のベース12と、ホイール14を保持する振り子体16と、ホイール14を載置する円環状の載置台18と、載置台18を昇降させる昇降装置20と、振り子体16に加わる荷重を検出するロードセル2,3a,3b,3c(図1では3aのみ示す)と、ロードセル2,3a,3b,3cによる測定値を記憶したり、測定値を演算処理したりして偏心量を求める制御部6と、制御部6で求めた結果を表示する表示部7から構成されている。
ロードセル2はホイール14の重量を測定し、他のロードセル3a,3b,3cはホイール14の軸心に対する偏心による荷重を測定する。なお、図1ではホイール14の軸心に対する偏心による荷重を測定するロードセル3aのみ示し、載置台18が下降端の状態を示す。
箱状のベース12は、床板24と、四方を囲む4枚の壁板26a,26b,26c,26dと、天板28からなる。壁板26c,26dは開閉自在に構成され、ベース12の内部を保守点検することができるようになっている。
天板28の中央部には、ロードセル2が固定部30を介して固定され、ロードセル2にブラケット30aを介して弾性体22の上端部が固定されている。固定部30の四方には、振り子体16の一部が貫通する4つの孔32が形成されている。また、天板28には複数のガイドロッド29が立設され、これらのガイドロッド29は載置台18に係合している。
昇降装置20は、シリンダピストン機構で構成され、通路71,72に選択的に圧縮空気が送られることにより、ピストン(不図示)が圧力を受け、この圧力によりピストンロッド69が上昇および下降を行う。
ピストンロッド69の上端部は載置台18の下面に接続されており、ピストンロッド69の昇降にともなって載置台18も昇降する。この時、載置台18は複数のガイドロッド29に案内されながらスムーズに昇降可能である。この場合、ピストンロッド69が最も上昇した上死点は、ホイール14を載置台18に載置したとき、ホイール14の孔14aが、後述するチャック36a〜36dの突起部37と同じ高さになるように位置が調整されている。
振り子体16は、図4に示すように、その中央部に前記した弾性体22を有し、弾性体22はゴムまたはばね鋼などの弾性部材により形成されている。従って、振り子体16は、この弾性体22にモーメントが加わることによりベース12に対して傾斜可能である。
振り子体16は、更にピストンロッド40と、上部筐体42と、上部筐体42から下方に延在し上部筐体42とブラケット44とを連結する4本(図1ではこのうち2本を示す。)の連結部材46と、ブラケット44から鉛直方向下方に延在するシャフト48とを有する。
上部筐体42は、ホイール14を保持する保持部である4つのチャック爪36a,36b,36c,36d(36b、36dは不図示)と、チャック爪36a〜36dを摺動自在に収納する保持部材47と、ピストンロッド40の下端部に設けられたピストン54を昇降可能に収納するシリンダチューブ55を有する。
ピストンロッド40には、ホイール14の孔14aよりやや小径である円柱状のガイドロッド52が上端部に一体的に設けられると共に、チャック爪36a〜36dを径方向に動作させるテーパ部38が中央部に設けられている。
ピストン54は、シリンダチューブ55内の空間のうち、ピストン54より下側のシリンダ室56または上側のシリンダ室58から圧縮空気の圧力を受けることにより上方または下方へ移動する力を受けて昇降する。なお、図1及び図4ではピストンロッド40が下降端の状態を示している。
そこで、シリンダ室56およびシリンダ室58に圧縮空気を送るために、それぞれ通路60,62が設けられている。圧縮空気は不図示のコンプレッサを介して不図示の切換弁によって切り換えられ、通路60または通路62に送られる。
チャック爪36a〜36dは、保持部材47の内部に摺動自在に設けられており、それぞれの上部には突起部37が設けられると共に、水平方向に延在したガイド孔39が形成されている。
チャック爪36a〜36dは、比較的弱いばね力を有するばね64によって振り子体16の内径方向に向かって押圧され、チャック爪36a〜36dの内面側のピストンロッド40と当接する面は、テーパ部38のテーパ面と同じ傾斜面に設定されている。従って、ピストンロッド40が上方へ移動すると、当接する面同士は摺動しながらチャック爪36a〜36dが外径方向へ移動するように押圧力を受ける。
このピストンロッド40の上昇によって得られる押圧力は、ばね64の力より大きいのでチャック爪36a〜36dを外径方向へ押し出す。このとき、径方向に設けられたチャック爪36a〜36dのガイド孔39がガイドピン68と嵌合状態にあるので、チャック36a〜36dはガイドピン68に案内されながら外径方向へ移動する。この場合、ガイド孔39内部の空気はガイド孔39に形成された貫通孔41を通じて外部に対して通気可能なので、空気を圧縮または膨張させることがなく、チャック爪36a〜36dはスムーズに移動可能である。
チャック爪36a〜36dの移動にともない、上端の突起部37が孔14aを形成する周壁を内側から外側へ押圧してホイール14を保持する。
一方、4本の連結部材46は、孔32の断面形状よりその直径が小さく設定されており、それぞれ孔32を貫通した状態で、上部筐体42とブラケット44を連結している。ブラケット44の下部にはシャフト48が下方に延在している。
ブラケット44の上部には、弾性体22の下端部を固定する固定部50が設けられている。固定部50にはねじが形成され、このねじは弾性体22の一端部に挿入される。従って、この固定部50により弾性体22とブラケット44が接続されるので、ベース12と振り子体16は弾性体22を介して接続されていることになる。
一方、一端部がブラケット44に連結されているシャフト48の中央部には外径方向に延びる腕部73が固定具75により固定されており、腕部73の先端部近傍にはウエイト74が装着されている。シャフト48に対する腕部73の向きと高さ、および腕部73におけるウエイト74の横方向位置は調整可能な機構になっており、後述するロードセル3a,3b,3cに対してバイアス荷重を与えるように調整されている。
また、シャフト48の先端には検出プレート10が配設されている。検出プレート10は平面視で略円盤状に形成され、その外周面には120度の等間隔で平面検出部10a,10b,10cが形成されている。平面検出部10a,10b,10cには、床板24にブラケット5を介して設置したロードセル3a,3b,3cの測定子4a,4b,4cが当接している。
以上のように構成された回転体の静的バランス測定装置を用いて、ホイール14の偏心量を測定する手順を、図5を参照しながら説明する。
先ず、ステップSP1において、本装置を初期状態に設定する。即ち、ピストンロッド40を下降端まで下降させ、昇降装置20を作動させて載置台18を上昇端まで上昇させる。
次いで、ステップSP2において、基準となるのマスタホイール(例えば、12インチや18インチなど)をホイールの孔にガイドロッド52を挿入して載置台18に載置する。ここで、マスタホイールとは、基準となる所定重量で偏心を起こしていないホイールをいう。
次いで、ステップSP3において、ピストンロッド40を上昇させて4つのチャック爪36a〜36dにマスタホイールの孔を保持させる。この時、4つのチャック爪36a〜36dは、ばね64の弾発力に抗してテーパ部38により外径方向に押し出される。
次いで、ステップSP4において、昇降装置20を作動させることによりピストンロッド69を後退させる。すると、載置台18はマスタホイールから離間するので、マスタホイールは振り子体16の上面部をなす保持部材47により保持される。
次いで、ステップSP5において、マスタホイールが保持部材47により保持された状態で、ロードセル2によりマスタホイールの重量を測定し、これと同時に3つのロードセル3a,3b,3cの荷重を測定する。
通常、弾性部材22は、加わった荷重の大きさによって微妙に偏心するため、偏心していないマスタホイールであってもロードセル3a,3b,3cには偏心状態を示す測定値が現れる。また、本測定装置が定盤などの水平が保証されている場所に設置されていない場合でも、ロードセル3a,3b,3cには偏心状態を示す測定値が現れる。
ステップSP6において、マスタホイールのロードセル2,3a,3b,3cによる測定値を記憶したり、それらの測定値を演算処理したりしてマスタホイールのアンバランス重量とアンバランスの方向性(偏心量)を求め、その結果をマスタデータとして制御部6に記憶する。このようなステップSP1〜ステップSP6の作業をサイズが異なるマスタホイールについて行う。
次いで、ステップSP7において、本装置を初期状態に設定する。即ち、ピストンロッド40を下降端まで下降させ、昇降装置20を作動させて載置台18を上昇端まで上昇させる。そして、ステップSP8において、実際に測定したい任意のサイズのホイール14を、ホイール14の孔14aにガイドロッド52を挿入して載置台18に載置する。
次いで、ステップSP9において、ピストンロッド40を上昇させて4つのチャック爪36a〜36dにホイール14の孔14aを保持させる。この時、4つのチャック爪36a〜36dは、ばね64の弾発力に抗してテーパ部38により外径方向に押し出される。
次いで、ステップSP10において、昇降装置20を作動させることによりピストンロッド69を後退させる。すると、載置台18はホイール14から離間するので、ホイール14は振り子体16の上面部をなす保持部材47により保持される。
次いで、ステップSP11において、ホイール14が保持部材47により保持された状態で、ロードセル2によりホイール14の重量を測定し、これと同時に3つのロードセル3a,3b,3cの荷重を測定する。
次いで、ステップSP12において、ロードセル2により測定した任意のホイール14の重量をキーとして、制御部6に記憶されているマスタデータの中から対応する3つのロードセル3a,3b,3cによる測定値を導き出し、これらのマスタデータを用いてホイール14の測定値の補正を行う。そして、制御部6において、補正した測定値からホイール14のアンバランス重量とアンバランスの方向性(偏心量)を求める。
図6に示すように、ホイール14の重心Gが中心軸CからX方向に距離rだけずれている時には、ホイール14の偏心量は重心Gにおける垂直方向の力をFとすると、大きさがF×rのモーメントMとして表される。このモーメントMは弾性体22を曲げ、振り子体16を傾斜させるように作用する。ロードセル3a,3b,3cの測定子4a,4b,4cは検出プレート10の平面検出部10a,10b,10cに常に当接しているので、この傾斜は極めて微少量である。
更に、モーメントMにより弾性体22を介してシャフト48に接続されているロードセル3a,3b,3cにも荷重Wが伝えられる。この荷重Wは、主にモーメントM、弾性体22の曲げ方向のばね定数kおよび弾性体22とロードセル3a,3b,3cとの距離hにより決まる。ばね定数kおよび距離hは既知の値であることから、荷重Wを測定することによりモーメントMを求めることができる。
図6では重心GがX方向にずれている状態を例に示しているが、X方向以外にずれているときには、120度の等間隔で配置されたロードセル3a,3b,3cによる測定値をベクトル演算すれば、偏心量を求めることができる。
次いで、ステップSP13において、制御部6で求めた偏心量を表示部7に表示する。そして、ホイール14を測定装置1から取り外し、ホイール14の静的バランスの測定は終了する。
このように、マスタホイールの測定値を用いて任意のホイール14の測定値を補正するので、弾性部材22の特性に左右されないアンバランス重量とアンバランスの方向性(偏心量)を求めることができる。
また、本測定装置を設置する場所毎に、マスタホイールを測定し、これらの測定値を用いて測定対象となる任意のホイール14の測定値を補正すれば、本測定装置の設置場所は、定盤などの水平が保証されている場所に限定されないため、例えばラインサイドなどでもよく、使い勝手がよい。
また、本測定装置においては、ロードセル3a,3b,3cの測定子4a,4b,4cが検出プレート10の平面検出部10a,10b,10cに常に当接しているので、従来技術のようなシャフト48の揺動を減衰させるための構造を必要とせず、迅速にシャフト48の揺動を減衰させ、測定可能状態になる。
複数種類の回転体のアンバランス重量とアンバランスの方向性(偏心量)を正確に且つ迅速に測定することができる。
本発明に係る回転体の静的バランス測定装置の一部断面正面図 図1のA―A線断面矢視図 測定値を処理するブロック構成図 振り子の一部断面正面図 測定手順を示すフローチャート 偏心量によりロードセルに荷重が加わる様子を示す模式図
符号の説明
2,3a,3b,3c…ロードセル、6…制御部、7…表示部、10…検出プレート、10a,10b,10c…平面検出部、12…ベース、14…ホイール、16…振り子体、18…載置台、22…弾性部材。

Claims (3)

  1. 回転体の軸心に対する偏心量を測定する回転体の静的バランス測定方法であって、基準となる複数種類の回転体の重量及び軸心に対する偏心による荷重を測定して基準値として記憶し、次いで測定対象となる回転体の重量及び軸心に対する偏心による荷重を測定して記憶し、次いで前記基準となる複数の回転体の測定結果から前記測定対象となる回転体に該当する基準値を引き当て、この引き当てた基準値に基づいて前記測定対象となる回転体の測定値を補正して前記測定対象となる回転体の軸心に対する偏心量を算出することを特徴とする回転体の静的バランス測定方法。
  2. 回転体の軸心に対する偏心量を測定する回転体の静的バランス測定装置であって、弾性部材によりフローティング状態に支持されて回転体を保持すると共に回転体の軸心の変位を検出する振り子体と、この振り子体の変位に伴うモーメントを検出する荷重センサと、回転体の重量を検出する荷重センサと、これらの荷重センサによる測定結果を記憶すると共に演算処理する制御部を備え、基準となる回転体の測定結果を参照して測定対象となる回転体の測定値を補正し、前記測定対象となる回転体の軸心に対する偏心量を算出することを特徴とする回転体の静的バランス測定装置。
  3. 前記振り子体の変位に伴うモーメントを検出する荷重センサは、前記振り子体の下端に設けた略円盤状の検出プレートの外周面に120度の等間隔で当接するように配設した請求項2記載の回転体の静的バランス測定装置。
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