JP2005205578A - 櫛歯型アクチュエータ - Google Patents

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浩士 小尾
Hiroshi Toshiyoshi
洋 年吉
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Abstract

【課題】可動電極と固定電極同士の接触を防止する櫛歯型アクチュエータを得る。
【解決手段】開口部22を形成した基板21と、開口部にそって設けられ、櫛歯状に並列された複数の固定電極指32からなる固定電極と、開口部に架設され、櫛歯状に並列された複数の可動電極指44を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し固定電極との間の電圧または磁界印加により固定電極指32と可動電極指44との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極40と、基板上に可動電極を挟むように設けられ可動電極を支持する固定部41bと、可動電極と固定部に一体に接続され可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体42bとからなるアクチュエータであって、サスペンション支持体42bは、可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部42と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部42とからなる横断面の幅が一定でない構造を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は櫛歯型アクチュエータに関する。
光ファイバ通信では、光を反射、または半透過するミラーやフィルタを光共振器、光スイッチや光減衰器に用いている。光ファイバに入、出射する光束径は1mm程度以下の微小径であるが、ミラー自体、またこれにミラーを回転させたり、移動させる機構を付設すると、微小光束に対して大掛かりな機器となるため小型化することを要望されている。
微小化の一構造として、小面積ミラーの周縁に静電吸引力で動く櫛歯電極指をもつ可動電極を、同様に櫛歯電極指をもつ固定電極と入り組ませて両電極間に印加した電圧によって発生する静電力で可動電極を駆動する櫛歯型アクチュエータが開発されている。
図11は、櫛歯型アクチュエータを説明するもので、方形をなす可動電極101はその対向する2辺に櫛歯状の可動電極指102a,102b群が配置され、これらに対向して一対の固定電極110、111が対設される。固定電極の可動電極に対する辺に櫛歯状の固定電極指群113a,113bが設けられ、両電極の電極指は相互に入り組んで配置される。可動電極101の他の対辺104,105に対向して、可動電極と間隔をあけて可動電極の接続端子となる固定部121,122が配置され、対辺104,105の中央に可動電極101を固定部121,122に接続して吊架するサスペンション106,107が設けられる。
図12に示すように可動電極101の可動電極指102と固定電極110(111)の固定電極指113は入り組んで配置され、隣接する一対の固定電極指113,113間に入り組んでいる可動電極指102とは等しい間隔g0のギャップ領域1311,131に設定される。図13及び図14に示すように各電極指の長さをl、高さをh(hi,h2)、幅をwとすると、図13(A)のように上方の固定電極指113,113に対して可動電極指102が下方に位置して構成される場合は、両電極間の電圧印加により各電極指が静電力Eにより上方への吸引力Fが生じる。また、図13(B)のように両電極指102,113,113が同一面上に配置された場合は各電極指の高さを変えて例えば固定電極指の高さをh1、可動電極指102の高さをh2とすることにより、高さ方向の吸引力Fが発生する。図11で対向する2辺の電極指群に前記高さ方向の吸引力を逆方向に働かせると、可動電極101はサスペンション支持体106,107を軸にして符号108のように回動する。
微小構造ではアクチュエータを一枚の膜や層をパターン化するものであり、可動電極101、サスペンション支持体106,107および固定部121,122が一体的に形成される。
ベースとなる膜材質は製造の容易さからSiなどでできており、比較的機械強度の低いものが多く、可動電極の回動によるサスペンション支持体のねじれに余裕をもたせるために、細くかつある程度、線長の長さが必要になる。
従来のサスペンション支持体は板状に形成され、その板の方向が可動電極の厚み方向になるように配置し、可動電極の回動に伴うねじれに対応させている。板状では板に垂直な可動電極の面方向の動きに弱く、外因などにより衝撃を受けた場合に電極を十分に固定することが難しい。
しかし、図12に示す固定電極指113,113と可動電極指102間のギャップ領域に発生する静電力が左右同等に働かないと可動電極指に対して一方の固定電極指側例えば113に強い吸引力が働く。電極の製造誤差がわずかでも静電力が偏りやすく、この偏った静電力が生じると電極指群全体で図11の符号109aや109bのような可動電極面内で回転駆動静電力や一方への偏った静電力が発生して固定電極と可動電極が接触して離れなくなり、所要の回動制御を妨げる。
本発明はこのような不都合な吸引力や衝撃などの外因による可動電極と固定電極同士の接触を防止する櫛歯型アクチュエータを得るものである。また、製造による電極指の寸法形状誤差に伴う静電力の不安定性を排除する櫛歯型アクチュエータを得るものである。
本発明の一態様は、開口部を形成した基板と、
前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面の幅が一定でないサスペンション支持体と
を具備することを特徴とする櫛歯型アクチュエータにある。
さらに、前記サスペンション支持体が、前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなることが好ましい。
さらに、前記張り出し部が軸芯部の一方に偏る構造にすることができる。
さらに、前記サスペンション支持体をT字型にすることができる。
さらに、前記サスペンション支持体を十字型にすることができる。
さらに、前記サスペンション支持体がテーパー形状を有することができる。
さらに、前記張り出し部を3角形、菱型または台形にすることができる。
さらに、複数本のサスペンション支持体で前記可動電極を軸支することができる。
さらに、前記軸芯部の高さと、張り出し部の幅の比が1:1.2以上であることが好ましい。
また、本発明は、開口部を形成した基板と、
前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面が前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなるサスペンション支持体と、
前記固定電極指群のうちの1つの固定電極指とこれに隣接する他の固定電極指とこれらの電極指の間に配置される前記可動電極指群の内の1つの可動電極指とを組として、この可動電極指と前記1つの固定電極指との間に形成されるギャップと前記可動電極指と前記隣接する他の固定電極指との間に形成されるギャップの幅を相互に異ならしめて広ギャップ領域と狭ギャップ領域を形成した偏倚電極指配列組とし、この複数を前記所定の長さにわたって配置し、前記電極指配列組により前記所定の長さにわたる全体の吸引力の均衡をはかる手段とを具備すること櫛歯型アクチュエータにある。
本発明によれば、可動電極と固定電極同士の接触を防止する櫛歯型アクチュエータを得るものである。また、製造による電極指の寸法形状誤差に伴う吸引力の不安定性を排除する櫛歯型アクチュエータを得るものである。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は櫛歯型アクチュエータにおいて、可動電極を吊架するサスペンション支持体の断面形状をT字状に形成する。以下図1乃至図3により詳述する。図1に示すように光可変減衰器10に本発明を適用したもので、ステム11に電極引出し端子12,13を有する筒状容器14の他の端面から2本の光ファイバ15,16が導入されている。容器14内に2芯ファイバコリメータ17,レンズ18,および反射角度を調整可能なミラー19を備え、さらにステム面にミラー19を制御する櫛歯型アクチュエータ20を有している。
この光可変減衰器10の動作は、図1に示す光入射側ファイバ15から入射された光が2芯ファイバコリメータ17とレンズ18を通過し、ミラー19で反射される。反射した光は再びレンズ18を通過して出射側光ファイバ16に結合する。ミラー19を傾けて反射光の角度を調節すると光出射側ファイバ16に入射する光量が変化する。すなわち角度に応じた結合損失が発生し光の減衰量を可変することができ、このミラー19を傾けるために櫛歯型アクチュエータ20が動作する。櫛歯型アクチュエータ20は容器のステム11に固定されて、電極引出し端子12,13に電気的に接続されておりその可動電極の一面にミラーが形成される。所要の電圧は電源10aから電極引出し端子に供給される。
図2および図3(A)に示すように、櫛歯型アクチュエータ20は中心に開口部22を形成した酸化絶縁膜61の形成されたフレーム状のSi基板21上に、Si層で形成された導電性の固定電極30と可動電極40が配置される。基板21の対辺例えば上下辺23a,23b上に固定電極30a,30bが配置され、この一対の電極は基板の他の対辺23c,23dの外縁に沿う接続層31a,31bにより電気的に接続される。両固定電極30a,30bの開口部22側に図2、図4のように櫛歯型の固定電極指32が固定電極基部35から垂直に等間隔で複数個突出して電極基部縁にそって並列し固定電極指群33を形成している。
基板21の左右の対辺23c,23dの開口部22側の内縁に、基板から突出部24a,24bが突設され、その上面に可動電極の電気的接続を兼ねる固定部41a,41bが配置される。突出部の形成により開口部22はH形状になり、この形状にほぼ同形のHパターンの可動電極40が開口部22上に設置される。突出部24a,24bの尖頭端25a,25bの中央部に凹部切り込み26a,26bが設けられ、この凹部切り込みに対応して固定部41a,41bに2本のスリットが切られ、スリット間に形成された微小断面の細長く伸びた可動電極40用のサスペンション支持体42a,42bが形成される。可動電極40はこれらの一対のサスペンション支持体42a,42bによって固定部41a,41bに機械的に一体的に、かつ電気的に接続されて開口部22に吊架される。
図3(B)に示すようにサスペンション支持体42(42a,42b)は横断面が細長い矩形状で幅d1の軸芯部42の図示、下端部側により幅厚で幅d2の張り出し部42を形成した断面T字状の板状構造を有している。この構造によれば、可動電極40がサスペンション支持体42b(42a)の幅方向への移動を、従来の軸芯部だけの構造に比較して大幅に抑えることができる。張り出し部42の高さd3は、軸芯部42の高さd0に対して小さくしても大きな効果がある。張り出し部の高さd0と幅d2の比は1:1.2以上とすることがねじれや機械的強度の点から好ましい。
可動電極40はその可動電極基部46の上下の長い対辺40a,40bに辺に沿って間隔を置いて櫛歯状の電極指44が並列されて可動電極指群45が設けられる。図5に示すように可動電極指44の高さh2は固定電極指32の高さh1よりも高さを低くしており、図2で可動電極上辺の可動電極群と下辺の可動電極指群では、上辺で図5(A)、下辺で図5(B)のように電極指の高さ方向の配置関係を逆にしている。したがって電極間に電位差が生じた場合に、矢印で示されるように駆動される。
両辺ともに高さ方向の配置関係を同じにする場合は、1対の固定電極30a,30bを独立にして片側の固定電極に電圧を印加する。
固定電極の固定電極指群33と可動電極の可動電極指群45は対向し、両電極の電極指32,44は相互に非接触に入り組んでインタデジタル電極配置とされる。
可動電極40のパターンは両電極指群を中央で横切る電極中心線Cに対して線対称であり、電極指は中心線Cに対して対称的に形成される。
この中心線Cから左右外側に向かってm番目の固定電極指32とこれに隣接する(m+1)番目の固定電極指32(m+1)の間に、m番目の可動電極指44が入り組んで配置される場合、m番目の固定電極指32とm番目可動電極指44間のギャップすなわち中心線C側のギャップ51の間隔g1は、(m+1)番目固定電極指32(m+1)とm番目可動電極指44間のギャップすなわち外側ギャップ52の間隔g2よりも広く形成される。
このような配列の電極指の組、すなわち1つの可動電極指の入り組み位置が2つの固定電極指間でギャップずれをさせた配置を、本発明において偏倚電極指配列組とすると、本実施形態では中心線Cを基準にして中心側ギャップg1の広い偏倚電極指配列組50を電極指群33,45全長にわたって配置している。
偏倚電極指配列組の中心線に対する対称配置により、図6(A)に示すように電圧印加により各偏倚電極指配列組に中心線Cを基準にして可動電極外方の静電力の吸引力成分が生じ吸引力Fが高まり、中心線Cを中心にして均衡する。作用反作用としての吸引力成分はある程度大きいほうが制御しやすく、均衡させやすい。したがって電極の製造時の電極形状の寸法誤差により生じる吸引力のばらつきを補正することが容易になる。電極指の寸法が例えば長さlが100μm、高さがhが50μm、幅wが15μm以下程度の微小構造では、狭いギャップ領域の間隔g2に対して広いギャップ領域の間隔g1の比率は1:1.2〜1:2.5とするのが望ましい。1:1.2未満では寸法の製造誤差の影響で偏倚電極指組の静電力がばらつきやすく、また1:2.5以上では、狭いギャップ側で固定電極指と可動電極指とが接触しやすくなる。本実施形態では1:1.5とした。
可動電極40の一表面にはAuのほかAgやAlの蒸着層または多層干渉膜の反射層で形成されたミラー19が配置される。可動電極40はサスペンション支持体42a,42bにより軸支され、固定電極30との間に電圧を印加すると、電極指群で静電駆動されて回動する。これに伴い図1に示すファイバー15からの光の光軸に対するミラーの角度が調節される。
上記では偏倚電極指配列組を電極指群の全長にわたって適用したが、一部に適用することもできる。例えば1つ置きに配列してもよく、電極指群の端部付近に集中して形成することができる。またはギャップ間隔が同一寸法でない電極指群とすることもできる。いずれも偏倚電極指組の電極指ギャップの静電力を、偏らせない場合の電極指の製造誤差によって生じる不所望な可動電極面方向の回転静電力を上回る大きさになるように対称的な静電力にすればよい。
また、上記実施形態では、図6(A)に示すように偏倚電極指配列組の中心側ギャップ間隔を外側ギャップ間隔よりも広くし、外側への吸引力を高めるようにしたが、逆に中心側ギャップの間隔を外側ギャップ間隔よりも狭くし、図6(B)のように中心側への吸引力Fを高めるようにして中心線Cを基準にしてバランスさせることもできる。また、ギャップの関係が相互に逆の偏倚電極指配列組を中心線Cの左右に織り交ぜて配置することもできる。積極的に偏倚電極指組を形成することによって、製造誤差による不所望な静電力の偏りを解消することが可能になる。
以下図7により本実施形態の製造方法を説明する。図は理解を容易にするために、固定電極よりも高さが低い電極指を有する可動電極40を模式的に示しており、固定電極指をもつ固定電極30も同時に形成されるが簡略して示してある。
(工程A)
厚さ500μmの単結晶Si基板21上にSi酸化膜61を介して厚さ50μmの単結晶Si電極層62を積層したSOI基板を用意し、この電極層62上に後の工程でマスクとして使用するAl層63をスパッタにより堆積する。Si電極層62の可動電極指44となる領域44aおよびサスペンション支持体42の張り出し部42上のAl層63の一部をエッチングにより除去し開口部63a、63bを形成する。
(工程B)
Al層を含む基板上面をフォトレジスト層64で被覆し、アクチュエータの主に可動電極パターンを形成するマスクを用いてフォトレジスト層64を光露光して一部の領域を除去しマスク孔64a,64b,64cを形成する。マスク孔64aおよび64c下のSi電極層は図1に示す可動電極40、固定電極30および可動電極を固定する突出部24a,24b間のギャップとして除去される領域であり、マスク孔64bは突出部24a,24bの尖頭部25a,25bに凹部切込み26a,26bを形成するためのマスク孔でその切込み間がサスペンション支持体42a,42b(図2)となる領域である。
このマスク孔64a,64b,64c下の領域をイオンによる異方性エッチングによりSi電極層62をエッチングしSi電極層62を20μmの深さまでエッチングする。
(工程C)
フォトレジスト層64を除去し、露出されたAl層63をマスクとして、さらにSi電極層62をイオンにより異方性エッチングし、すでに20μm深さにエッチングされて約30μm厚に残された領域62aが除去されSi酸化層61が露出するまでエッチングする。これにより可動電極40、固定電極30固定部41a,41b(図2)のパターンが形成され、同時にサスペンション支持体42の軸芯部42が形成される。Al層の開口部63aの領域44aおよび開口部64bの領域44bも同様に30μmだけ削られて20μm高さ(Si電極層の厚み方向)の可動電極指44およびサスペンション支持体の張り出し部42となる。
(工程D)
Al層63を除去し基板の両面にフォトレジスト膜65,66を塗布する。基板裏面に開口部22を形成するためのレジスト膜66を光照射、現像してマスク孔を形成し、異方性エッチングしてマスク孔下のSi領域21、Si酸化膜61を除去して開口部22とする。
得られる可動電極指44の寸法は幅wが15ミクロン、長さlが100μmである。この電極指が中心線C(図2)の両側に各50対、可動電極基部46の辺縁にそって並列される。同時にサスペンション支持体42は幅d1が5μm、d2が15μm、高さd0が50μm、張り出し部の高さd3が20μmに形成される。
(工程E)
フォトレジスト膜65,66を除去し、Si電極層62上面にAu層67をスパッタにより堆積する。このAu層は可動電極上のミラー19として機能し、固定電極30および可動電極固定部41a,41bに電圧を供給するボンディングパッドを兼ねている。図で破線の部分32は固定電極指を示している。
このようにして固定電極、可動電極、固定部およびサスペンション支持体が同一面上に形成された2mm×3mm角の櫛歯型アクチュエータが製造される。これを図1に示す容器のステム11にマウントし、電極引出し端子12,13と固定電極、可動電極をボンディングワイヤで接続する。光はファイバ15,16、2芯ファイバコリメータ17、レンズ18を装着し、筒状容器14となるキャップをかぶせて封着し光可変減衰器10を作製する。
(第2実施形態)
本実施形態は可動電極のサスペンション支持体の位置を片持ち構造にしたアクチュエータを示すもので、前記第1実施形態の上半分と同等の構成になっている。
図8(A)(B)に示すように、櫛歯型アクチュエータ70は線対称中心線Cを中心とする線対称T字状パターンの可動電極本体72と、この本体から左右対称に電極基部となる左右腕部73,74を延長し、これらの上縁部に一対の固定電極71a,71bを配置している。左右腕部73,74の先端側に間隔をあけて可動電極固定用でかつ可動電極の電極パッドを兼ねる固定部75a,75bが配置される。可動電極の上方延長部76aは可動電極の本体を形成し、一方の面にミラー19を形成している。可動電極の下方延長部76bは左右腕部73,74の下縁からわずかに突出して形成され、その側縁から固定部75a,75bにかけてサスペンション支持体77a,77bが設けられて、可動電極72を固定部75a,75bに吊架している。
サスペンション支持体77b(77a)は横断面が十文字状に形成される。軸芯部77の高さは可動電極基部74の厚さ方向に延在し、軸芯部77と90°で交差して張り出し部77が形成される。この十文字形状により、支持体77a,77bの長さを延ばしても可動電極70は固定部75a,75bに確固に固定され、しかも可動電極70の回動による支持体自体のねじれが円滑に行われる。
可動電極の左右腕部73,74の上側に複数の可動電極指73aによる可動電極指群78が形成され、対向する各固定電極71a,71bの辺に複数の固定電極指71cによる固定電極指群79が形成され、可動電極指群78と固定電極指群79が相互に入り組んで配置される。図8(B)に示すように可動電極指73aと固定電極指71cの構造配置は第1実施形態の構造配置と同様にされ、偏倚電極指配列組80を電極指群の全長にわたって配置する。すなわち偏倚電極指配列組80は1つの可動電極指73aとこれを挟む1対の固定電極指71cで構成されるものとし、この配列組は可動電極と1対の固定電極間に広ギャップg1と狭ギャップg2が形成される。
本実施形態は線対称中心線Cを中点として、左側の電極指群の偏倚電極指組の広ギャップg1を中心線C側に、同じく右側の電極指群の偏倚電極指組の広ギャップg1を中心線C側になるように配置し、電極全体に発生する静電力がバランスするようにしている。固定電極と可動電極間に電圧を印加すると、電極指間に静電力が生じて可動電極72はサスペンション支持体77a,77bを支点にして回動しミラー19の角度が調節される。一定の電圧を保持することで、可動電極は停止状態となり、所望のミラー角度が固定される。
(第3実施形態)
図9(A)に示すように、本実施形態は可動電極40に透過型の干渉フィルタ85を配置した構造である。なお第1実施形態と同一符号の部分は同様部分を示す。可動電極基部46に多層干渉膜を堆積して干渉フィルタ85を形成する。電極指群33,45は偏倚電極指配列組を中心線Cを基準に左右対称に配置して構成され、製作、制御の容易さを確保している。サスペンション支持体42a,42bの形状は横断面T字状に形成される。この干渉膜は反射型とすることもできる。
また、サスペンション支持体の変形例として、図9(B)の軸芯部42の下端を底辺とする断面三角形状の張り出し部42を有する構造、図9(C)の軸芯部42から菱形状張り出し部42を形成した構造、図9(D)の軸芯部42を薄い一対の平行板として中間を連結部42で結合した断面H字状構造が使用できる。このH字では一方の軸心部が張り出し部を兼ねる。さらに、断面Z字やU字状また台形状のサスペンション支持体とすることができる。なお、これらの変形例を他の実施形態に同様に適用することができる。
(第4実施形態)
本実施形態は第1実施形態の一本のサスペンション支持体と異なり、図10に示すように可動電極40と固定部41間のサスペンション支持体90を2本の細線91a,91bで構成する。なお第1実施形態と同一符号の部分は同様部分を示す。近接した2本の細線により支持体を形成するため、比較的小断面の支持体で可動電極40を確固に保持することができる。なお、第1実施形態と同一符号の部分は同様部分を示す。
サスペンション支持体90は断面が5μm×50μmまたはそれ以下の微小構造であり、材質を単結晶Siなどで形成するものであるから、きわめて脆弱であり、可動電極のサスペンションとして機械強度を確保するには、寸法を大きくしなければならない。しかし、寸法を大にすると可動電極を回転するためのサスペンション支持体のねじれ制御に限界があるため、本実施形態のように近接した2本の支持体で可動電極を軸支(軸線a)することでこのような不都合を防止することができる。
図10(B)に示すように、さらに本実施形態はサスペンション支持体91a,91bを横断面L字状とし、張り出し部92の張り出し方向を向かい合わせに配置する。これによりねじれに対して一層、バランスさせることができる。
以上、実施形態により本発明を説明したが、本発明の範囲は実施形態に限定されるものではない。例えば、偏倚電極指配列組の広ギャップと狭ギャップの設定は固定電極指と可動電極指間の幅方向の間隔を電極指長さにわたって同一にしても、同一寸法でなく形成することもできる。例えば電極指全体にかかる静電力成分が所望の方向に偏倚するように可動電極指を先細状に形成することができる。電極指の先端を丸、面取り、鋭角、凹面、湾曲面の形状にして偏倚静電力を発生せることができる。
また、上記実施形態は電極をSiをベースとしその上面にAu層を堆積した構造であるが、Siのような半導体だけで導電性電極とすることもでき、また電極ベースを絶縁体としてその上面にAuなどの金属層を設けて導電性電極とすることができる。一体形成のサスペンション支持体もどう構成にする。また、金属層自体で形成してもよい。
可動電極、固定電極を磁性体で構成し、この間に磁界を印加して吸引力を発生させることもできる。
なお、上記実施形態を光可変減衰器の櫛歯型アクチュエータで説明したが、例えば光通信システムの光スイッチやレーザ共振器の波長可変器、波長フィルタなどに適用することができることはいうまでもない。
本発明の一実施形態の光可変減衰器の概略断面図。 図1の実施形態の櫛歯型アクチュエータの略平面図。 (A)は図2のA−A線に沿う断面図、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図。 本発明の一実施形態の電極指を説明する拡大平面図。 (A)(B)は可動電極指の形状と動作を説明する側面図。 (A)(B)は本発明の一実視形態の動作を説明する略図。 (A)乃至(E)は本発明の一実施形態の製造方法を説明する断面略図。 (A)は本発明の他の実施形態を説明する略平面図、(B)は(A)のA−A線に沿う断面図、(C)はサスペンション支持体の拡大横断面図。 (A)は本発明の他の実施形態を説明する略平面図、(B)(C)(D)はサスペンション支持体の変形例を示す拡大横断面図。 (A)は本発明の他の実施形態を説明する略平面図、(B)は(A)のA−A線に沿う断面図。 従来の櫛歯型アクチュエータの略平面図。 従来の櫛歯型アクチュエータの電極指を説明する略図。 (A)(B)は固定電極指と可動電極指の動作を説明する略図。 電極指の寸法を説明する略斜視図。
符号の説明
10:光可変減衰器
19:ミラー
20:櫛歯型アクチュエータ
30:固定電極
32:固定電極指
33:固定電極指群
35:固定電極基部
40:可動電極
41a,41b:固定部
42a,42b:サスペンション支持体
42,:軸芯部
42:張り出し部
d0:サスペンション支持体高さ
d1:軸心部幅
d2:張り出し部幅
44:可動電極指
45:可動電極指群
46:可動電極基部
50:偏倚電極指配列組
51,52:ギャップ

Claims (10)

  1. 開口部を形成した基板と、
    前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
    前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
    前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
    前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面の幅が一定でないサスペンション支持体と
    を具備することを特徴とする櫛歯型アクチュエータ。
  2. 前記サスペンション支持体が、前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなる請求項1記載の櫛歯型アクチュエータ。
  3. 前記張り出し部が軸芯部の一方に偏っている請求項2記載の櫛歯型アクチュエータ。
  4. 前記サスペンション支持体がT字型である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
  5. 前記サスペンション支持体が十字型である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
  6. 前記サスペンション支持体がテーパー形状を有している請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
  7. 前記張り出し部が3角形、菱型または台形である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
  8. 複数本のサスペンション支持体で前記可動電極を軸支する請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
  9. 前記軸芯部の高さと、張り出し部の幅の比が1:1.2以上である請求項1または2に記載の櫛歯型アクチュエータ。
  10. 開口部を形成した基板と、
    前記基板上に前記開口部にそって設けられ、固定電極基部とこの固定電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の固定電極指からなる固定電極指群とを有する固定電極と、
    前記基板の前記開口部に架設され、可動電極基部とこの可動電極基部の辺に所定の長さにわたって櫛歯状に並列された複数の可動電極指からなる可動電極指群とを有してこの可動電極指を前記固定電極指間に間隔をあけて入組み配設し前記固定電極との間の電圧または磁界印加により前記固定電極指と前記可動電極指との間に発生する吸引力により可動可能とされた可動電極と、
    前記基板上に前記可動電極を挟むように設けられ前記可動電極を支持する固定部と、
    前記可動電極と前記固定部に一体に接続され前記可動電極を可動可能に吊架するサスペンション支持体であって、横断面が前記可動電極の厚み方向を長手方向とする軸芯部と、この軸芯部から軸芯部と交差する方向に伸びる張り出し部とからなるサスペンション支持体と、
    前記固定電極指群のうちの1つの固定電極指とこれに隣接する他の固定電極指とこれらの電極指の間に配置される前記可動電極指群の内の1つの可動電極指とを組として、この可動電極指と前記1つの固定電極指との間に形成されるギャップと前記可動電極指と前記隣接する他の固定電極指との間に形成されるギャップの幅を相互に異ならしめて広ギャップ領域と狭ギャップ領域を形成した偏倚電極指配列組とし、この複数を前記所定の長さにわたって配置し、前記電極指配列組により前記所定の長さにわたる全体の吸引力の均衡をはかる手段とを具備することを特徴とする櫛歯型アクチュエータ。
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