JP2005205532A - 駆動輪ハブの加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】仕上げ加工における取付けおよび機差の累積による寸法精度の悪化を解消し、軸部の外周面と貫通内孔との同芯度および軸部の外周面とフランジ部の平面座との鉛直度寸法精度を改善する駆動輪ハブの加工方法を提供する。
【解決手段】1台の数値制御される旋盤において、加工途中の駆動輪ハブ(10)の素材が旋盤の主軸端面から離間されて回転加工可能に保持され、駆動輪ハブ(10)の軸部(11)の外周面(11b)の中仕上げ加工、フランジ部(12)の平面座(12a)の仕上げ加工および軸部(11)の外周面(11b)の仕上げ加工が、加工工具をそれぞれの加工に合せて適宜変更して行われる。
【選択図】図1
【解決手段】1台の数値制御される旋盤において、加工途中の駆動輪ハブ(10)の素材が旋盤の主軸端面から離間されて回転加工可能に保持され、駆動輪ハブ(10)の軸部(11)の外周面(11b)の中仕上げ加工、フランジ部(12)の平面座(12a)の仕上げ加工および軸部(11)の外周面(11b)の仕上げ加工が、加工工具をそれぞれの加工に合せて適宜変更して行われる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の駆動輪においてドライブシャフトに固定されるとともにタイヤホイールおよびディスクプレートを保持する駆動輪ハブについて、その加工方法に関する。
自動車の走行性能の向上に伴い、多くの自動車においてディスク式ブレーキが採用されている。駆動輪の場合は、ドライブシャフトの駆動力をタイヤホイールへ伝達する駆動輪ハブにブレーキ用ディスクプレートが保持されている。図2は、駆動輪におけるドライブシャフトとディスクプレートおよびタイやホイールとの組付け状態を示す組立断面図であり、図3は、駆動力を伝達する駆動輪ハブの断面図である。
図2において、符号1で示すものは駆動力伝達部であり、駆動力伝達部1はステアリングナックル2、ベアリング3、ドライブシャフト4、駆動輪ハブ10、ディスクプレート6およびタイヤホイール8を主要部材として構成されている。駆動輪ハブ10は、図3に示すように、軸部11および軸部11の一端部(図2および図3における左端部)に形成されたフランジ部12により構成されている。
前記駆動輪ハブ10は、詳細には、軸部11において、軸芯部にセレーション加工された貫通内孔11aが形成され、前記ベアリング3との嵌合部となる外周面11bが貫通内孔11aと同芯に形成されている。また、フランジ部12において、表側(図2および図3における左側)には前記ディスクプレート6の取付面となる軸部11の軸芯に対して鉛直な平面座12a、平面座12aの内周部に円筒状のプレートガイド12bおよびホイールガイド12cが2段に突起して形成されている。さらに、平面座12aの円周方向の複数箇所において、前記タイヤホイール8を組付けるハブボルト9用のハブボルト穴13および前記ディスクプレート6を組付ける皿ビス7用のビスネジ穴14が形成されている。
すなわち、駆動力伝達部1は以下のように組立てられている。まず、予め複数箇所のハブボルト穴13にハブボルト9が挿入(圧入)された駆動輪ハブ10において、軸部11(外周面11b)がベアリング3の内孔に圧入される。なお、ハブボルト9は軸の元部がセレーション加工されており、軸の先端部が表側へ突出するようにフランジ部12の裏側(図2および図3における右側)からハブボルト穴13に圧入される。つぎに、ステアリングナックル2の内孔にベアリング3が挿入固定される。つぎに、駆動輪ハブ10が軸部11(貫通内孔11a)にドライブシャフト4の先端部を挿入して組込まれ、ドライブシャフト4の突出した先端ネジ部にシャフトナット5を螺合され、締付け固定される。
つぎに、ディスクプレート6がハブボルト9を貫通させながら前記プレートガイド12bの外周に沿って駆動輪ハブ10のフランジ部12の表側に当てがわれ、複数箇所のビスネジ穴14において皿ビス7により締付け固定される。ディスクプレート6には、駆動輪ハブ10のフランジ部12に形成されたプレートガイド12bを挿入可能な貫通孔、複数のハブボルト穴13およびビスネジ穴14に対応する貫通孔が形成されている。つぎに、タイヤホイール8がハブボルト9を貫通させながらホイールガイド12cの外周に沿ってディスクプレート6の表面に当てがわれ、それぞれのハブボルト9にハブナット9aを螺合され、全てのハブボルト9においてディスクプレート6を挟んでフランジ部12の平面座12aへ均等に締付け固定される。なお、ステアリングナックル2は車台に保持され、ディスクプレート6の周辺部には車台に保持されたブレーキパッドが配置され、タイヤホイール8の外周にはタイヤが嵌め込まれている。
また、駆動力伝達部1の主要部材である駆動輪ハブ10の加工は図4に示す工程により行われている。すなわち、第1工程の数値制御される旋盤(以下において「NCL」と略称する。)において、鋳造あるいは鍛造された駆動輪ハブ10の素材が、裏側を旋盤主軸に保持され、表側を荒仕上げ加工される。第2工程のNCLにおいて、第1工程後の素材が、表側を旋盤主軸に保持され、裏側およびフランジ部12の外周面を荒仕上げ加工される。第3工程のブローチ盤において、第2工程後の素材が、貫通内孔11aをセレーション加工される。
第4工程のNCLにおいて、第3工程後の素材が、表側が旋盤主軸16に対面するように貫通内孔11aに挿入されたコレットチャック17により旋盤主軸16に保持され、外周面11b、裏側およびフランジ部12の外周面を中仕上げ加工される。第5工程のNCLにおいて、第4工程後の素材が、裏側が旋盤主軸16に対面するようにフランジ部12の外周を旋盤主軸16に保持され、表側の平面座12a、プレートガイド12bおよびホイールガイド12cを仕上げ加工される。第6工程の研削盤において、第5工程後の素材が、表側が研削盤主軸20に対面するように表側を研削盤主軸20に保持され、軸部11の外周面11bを研削仕上げ加工される。
第7工程の穴明け専用機において、第6工程後の素材が、フランジ部12にハブボルト穴13およびビスネジ穴14を加工される。第8工程の圧入機において、第7工程後の加工済みの駆動輪ハブ10が、ハブボルト穴13にハブボルト9を裏側から表側へ先端が突出するように圧入される。
以上のように構成され加工される駆動力伝達部1の主要部品である駆動輪ハブ10は、タイヤホイール8により車重を支持する強度、ディスクプレート6を振れないようにスムーズに回転させる機能、および駆動力伝達機能を担う重要保安部品として位置付けられている。これらの機能の中で走行性能の向上に対する安全性、運転の快適性などの確保が重要視され、ブレーキを踏んだときにペダル、ハンドル、フロアなどが振動するジャダー現象の低減回避が望まれている。このような要望に対して、ディスクプレート6を振れないようにスムーズに回転させる機能を向上させるため、駆動輪ハブ10の形状および加工方法の改善が行われている。
形状の改善に関しては、例えば、特開2000−65104号公報に示されるように、フランジ部12の表側において、ハブボルト穴13の開口端を含むリング状のザグリ溝を加工する、特開2001−233001号公報および特開2003−2003号公報に示されるように、フランジ部12の表側あるいは裏側において、ハブボルト穴13の開口端面に環状の座を突出させて設ける、特開2003−25802号公報に示されるように、フランジ部12の表側において、ハブボルト穴13の開口から外側の周辺部を傾斜面とする、などがある。これらの形状の改善は、ハブボルト穴13にハブボルト9を圧入したときにハブボルト穴13の開口端の周囲が盛り上がるように変形し、平面座12aとディスクプレート6との密着性を損ってディスクプレート6の回転振れを大きくすることを阻止しようとするものである。
また、加工については、各工程の加工精度の向上が図られている。さらには、特開2002−370104号公報に示されるように、駆動輪ハブ10にベアリング3、ハブボルト9などを組付けた後に、組付け状態で平面座12aの仕上げ加工を行う、などがある。
特開2000−65104号公報
特開2001−233001号公報
特開2003−2003号公報
特開2003−25802号公報
特開2002−370104号公報
従来の駆動輪ハブの加工方法は以上のように構成されていたため、つぎのような課題が存在していた。すなわち、一連の8行程の加工において、1工程毎に駆動輪ハブ10の素材をそれぞれの加工機械に取付け取外ししている。特に、第4〜第6の仕上げ加工の3行程において2度の取付け取外しを行っている。各加工機械にはそれぞれ機差があり、従来のように1工程毎に加工機械を変えて素材の取付け取外しを行うと、加工機械が替る度に取付け誤差および機差が累積され、寸法精度が悪化する。
駆動輪ハブ10の平面座12aに組付けられるディスクプレート6を振れないようにスムーズに回転させる機能を向上させるためには、軸部11における外周面11bと貫通内孔11aとの同芯度および軸部11の外周面11bとフランジ部12の平面座12aとの鉛直度の寸法精度を改善することが重要である。しかし、従来の仕上げ加工では、これら3箇所の仕上げ加工を別々の加工機械で取付け取外しして行っている。従って、これらの仕上げ加工において、箇々の取付け精度、機械精度および加工精度を改善しても、仕上がった駆動輪ハブ10の同芯度および鉛直度の寸法精度改善には限界がある。
なお、駆動輪ハブ10にベアリング3、ハブボルト9などを組付けた状態で平面座12aの仕上げ加工を行う方法では、突起物のある面を仕上げ加工することが、使用する加工機械、工具、治具などに特殊なものを準備する必要があり、加工自体も困難であり、現実的ではない。また、駆動輪ハブ10の形状の改善においても、前述の同芯度および鉛直度が改善されなければ効果は期待できない。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、仕上げ加工における取付けおよび機差の累積による寸法精度の悪化を解消し、軸部11の外周面11bと貫通内孔11aとの同芯度および軸部11の外周面11bとフランジ部12の平面座12aとの鉛直度寸法精度を改善する駆動輪ハブの加工方法を提供することを目的とする。
本発明による駆動輪ハブの加工方法は、1台の数値制御される旋盤において、加工途中の駆動輪ハブの素材が、旋盤の主軸端面から離間されて加工済の貫通内孔に挿入されたコレットチャックにより旋盤の主軸に回転加工可能に保持され、駆動輪ハブの軸部の外周面の中仕上げ加工、フランジ部の平面座の仕上げ加工および軸部の外周面の仕上げ加工が、加工工具をそれぞれの加工に合せて適宜変更して行われることを特徴とする加工方法である。
詳細には、前述の外周面の仕上げ加工がバニシング加工であることを特徴とする加工方法である。
また、前記コレットチャックの先端面中心が前記旋盤のテールストックのテールセンターにより回転可能に支持されることを特徴とする加工方法である。
本発明による駆動輪ハブの加工方法は以上のように構成されていることにより、以下のような効果を得ることができる。
(1)1台の加工機械において、駆動輪ハブが加工済の貫通内孔を保持された状態で、軸部の外周面の中仕上げ加工、フランジ部の平面座の仕上げ加工および外周面の仕上げ加工を行われることにより、仕上げ加工工程において取付け誤差および機差を累積することが無くなり、加工精度すなわち寸法精度が大きく改善され、駆動輪ハブの軸部における外周面と貫通内孔との同芯度および軸部の外周面とフランジ部の平面座との鉛直度とが大きく改善された。その結果、駆動輪ハブの平面座に組付けられたディスクプレートを振れないようにスムーズに回転させる機能が向上し、ジャダー現象の低減回避に大きく貢献した。(2)複数台の加工機械で行われていた従来の仕上げ加工が1台の加工機械で実施可能になったことにより、駆動輪ハブの加工機械への取付け取外し作業が無くなり、段取り時間を含む加工時間が短縮された。さらには、駆動輪ハブの全加工工程の加工時間も同時に短縮された。また、複数台で行っていた加工を1台で行うことにより、加工機械の所要台数が減少した。
(3)軸部の外周面の仕上げ加工がバニシング加工により行われることにより、加工面の外周面に残留圧縮応力が発生する。この残留圧縮応力はベアリングとの嵌合面の疲労強度を向上させ、品質改善に繋がった。
(4)多品種生産の場合、品種の変更の際に、研削盤では砥石の交換に2〜3時間の熟練作業が必要であるが、バニシング加工では、約10分のプログラム変更で可能であり、容易に短時間で対応できるようになった。
(5)バニシング加工では、研削加工における研削粉末の飛散および飛散による作業環境の悪化が無くなり、堆積した研削粉末および使用済み砥石を廃棄することも無く、廃棄物の削減に繋がった。。
(6)旋盤の主軸に保持されたコレットチャックの先端面中心が旋盤のテールストックのテールセンターにより回転可能に支持されることにより、片持ちの場合に比較してコレットチャックに剛性が付加され、駆動輪ハブが充分な剛性で保持されるようになった。その結果、高精度の仕上げ加工が可能になった。
(1)1台の加工機械において、駆動輪ハブが加工済の貫通内孔を保持された状態で、軸部の外周面の中仕上げ加工、フランジ部の平面座の仕上げ加工および外周面の仕上げ加工を行われることにより、仕上げ加工工程において取付け誤差および機差を累積することが無くなり、加工精度すなわち寸法精度が大きく改善され、駆動輪ハブの軸部における外周面と貫通内孔との同芯度および軸部の外周面とフランジ部の平面座との鉛直度とが大きく改善された。その結果、駆動輪ハブの平面座に組付けられたディスクプレートを振れないようにスムーズに回転させる機能が向上し、ジャダー現象の低減回避に大きく貢献した。(2)複数台の加工機械で行われていた従来の仕上げ加工が1台の加工機械で実施可能になったことにより、駆動輪ハブの加工機械への取付け取外し作業が無くなり、段取り時間を含む加工時間が短縮された。さらには、駆動輪ハブの全加工工程の加工時間も同時に短縮された。また、複数台で行っていた加工を1台で行うことにより、加工機械の所要台数が減少した。
(3)軸部の外周面の仕上げ加工がバニシング加工により行われることにより、加工面の外周面に残留圧縮応力が発生する。この残留圧縮応力はベアリングとの嵌合面の疲労強度を向上させ、品質改善に繋がった。
(4)多品種生産の場合、品種の変更の際に、研削盤では砥石の交換に2〜3時間の熟練作業が必要であるが、バニシング加工では、約10分のプログラム変更で可能であり、容易に短時間で対応できるようになった。
(5)バニシング加工では、研削加工における研削粉末の飛散および飛散による作業環境の悪化が無くなり、堆積した研削粉末および使用済み砥石を廃棄することも無く、廃棄物の削減に繋がった。。
(6)旋盤の主軸に保持されたコレットチャックの先端面中心が旋盤のテールストックのテールセンターにより回転可能に支持されることにより、片持ちの場合に比較してコレットチャックに剛性が付加され、駆動輪ハブが充分な剛性で保持されるようになった。その結果、高精度の仕上げ加工が可能になった。
以下、図面とともに本発明による駆動輪ハブの加工方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、背景技術において記述した同一あるいは同等の部材あるいは部位については、同一の符号を用いて説明する。図1は本発明による仕上げ加工要領図を含む駆動輪ハブの加工工程図である。すなわち、図1の第1工程のNCLにおいて、鋳造あるいは鍛造された駆動輪ハブ10の素材が、裏側を旋盤主軸に保持され、表側を荒仕上げ加工される。第2工程のNCLにおいて、第1工程後の素材が、表側を旋盤主軸に保持され、裏側およびフランジ部12の外周面を荒仕上げ加工される。第3工程のブローチ盤において、第2工程後の素材が、貫通内孔11aをセレーション加工される。
第4工程では、加工要領図に示すように、第3工程後の素材が、治具17aにより旋盤主軸16の端面から所定距離すなわち素材の旋盤主軸16側の面を仕上げ加工する工具が挿入可能な距離ほど離間されて、貫通内孔11aに挿入したコレットチャック17によりNCLの主軸に保持される。NCLのベッドには、所要の複数台の刃物台が設置され、ベアリング嵌合部中仕上げ加工工具21、ディスク取付面仕上げ加工工具22およびローラー23あるいは砥石24が保持されている。また、コレットチャック17の先端面中心がNCLのテールストック19のテールセンター18により回転可能に支持されている。なお、図では素材が表側を旋盤主軸16側にして保持されているが、裏側を旋盤主軸16側にして保持されても良く、これらの保持状態の差異は、何ら本発明の効果に影響するものではない。
以上のように保持された素材に対し、NCLを駆動して素材を回転し、まず、ベアリング嵌合部中仕上げ加工工具21により、フランジ部12の裏面および軸部11の外周面11bを中仕上げ加工する。つぎに、ディスク取付面仕上げ加工工具22により、ホイールガイド12c、プレートガイド12b、平面座12aおよびフランジ部12外周面を仕上げ加工する。なお、以上の2工程の仕上げ加工の順序はどちらが先に行われても本発明の効果には無関係である。つぎに、軸部仕上げ加工工具により、軸部11の外周面11bを仕上げ加工する。軸部仕上げ加工としては、ローラー23によるバニシング加工あるいは砥石24による研削加工が行われる。
第5工程の穴明け専用機において、第4工程後の素材が、フランジ部12にハブボルト穴13およびビスネジ穴14を加工される。第6工程の圧入機において、第5工程後の加工済みの駆動輪ハブ10が、ハブボルト穴13にハブボルト9を裏側から表側へ先端が突出するように圧入される。
この発明は、駆動輪ハブの加工方法を提供するものであり、自動車産業に実用的な加工方法を確立し、かつ、寄与する点で、産業上の利用可能性を有する。
1 駆動力伝達部
2 ステアリングナックル
3 ベアリング
4 ドライブシャフト
5 シャフトナット
6 ディスクプレート
7 皿ビス
8 タイヤホイール
9 ハブボルト
9a ハブナット
10 駆動輪ハブ
11 軸部
11a 貫通内孔
11b 外周面
12 フランジ部
12a 平面座
12b プレートガイド
12c ホイールガイド
13 ハブボルト穴
14 ビスネジ穴
16 旋盤主軸
17 コレットチャック
17a 治具
18 テールセンター
19 テールストック
20 研削盤主軸
21 ベアリング嵌合部中仕上げ加工工具
22 ディスク取付面仕上げ加工工具
23 ローラー
24 砥石
2 ステアリングナックル
3 ベアリング
4 ドライブシャフト
5 シャフトナット
6 ディスクプレート
7 皿ビス
8 タイヤホイール
9 ハブボルト
9a ハブナット
10 駆動輪ハブ
11 軸部
11a 貫通内孔
11b 外周面
12 フランジ部
12a 平面座
12b プレートガイド
12c ホイールガイド
13 ハブボルト穴
14 ビスネジ穴
16 旋盤主軸
17 コレットチャック
17a 治具
18 テールセンター
19 テールストック
20 研削盤主軸
21 ベアリング嵌合部中仕上げ加工工具
22 ディスク取付面仕上げ加工工具
23 ローラー
24 砥石
Claims (3)
- 1台の数値制御される旋盤において、加工途中の駆動輪ハブ(10)の素材が、旋盤の主軸端面から離間されて、加工済の貫通内孔(11a)に挿入されたコレットチャック(17)により旋盤の主軸に回転加工可能に保持され、駆動輪ハブ(10)の軸部(11)の外周面(11b)の中仕上げ加工、フランジ部(12)の平面座(12a)の仕上げ加工および軸部(11)の外周面(11b)の仕上げ加工が、加工工具をそれぞれの加工に合せて適宜変更して行われることを特徴とする駆動輪ハブの加工方法。
- 前述の外周面(11b)の仕上げ加工がバニシング加工であることを特徴とする請求項1に記載の駆動輪ハブの加工方法。
- 前記コレットチャック(17)の先端面中心が前記旋盤のテールストック(19)のテールセンター(18)により回転可能に支持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載の駆動輪ハブの加工方法。
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