JP2005205108A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技者が操作する操作手段から発せられた操作信号に基づいて、競技の内容や競技の進行を解説した競技解説情報を画像表示手段に表示させる。
【選択図】 図10
Description
複数のキャラクタが競技を行う態様の画像が表示される画像表示手段を含む弾球遊技機であって、
遊技球の流下の態様に基づいて定まる弾球遊技が行われる遊技盤と、
前記遊技盤に遊技球が流入可能に設けられた始動入賞口と、
遊技球が前記始動入賞口に入賞したことを検出して検出信号を発する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段から前記検出信号が発せられる毎に、前記画像表示手段において行われるキャラクタの競技を示す画像遊技を進行させるための信号を前記画像表示手段に発する制御手段と、
遊技者の操作に基づいて操作信号を発する操作手段と、
前記競技の内容及び前記競技の進行を解説した競技解説情報を記憶した競技解説情報記憶手段と、を含み、
前記画像遊技は、前記複数のキャラクタが競技を行ったときに所定の競技の結果が定まる遊技であり、
前記制御手段は、前記操作手段から発せられた操作信号に基づいて、前記競技解説情報を遊技者に報知するか否かを判断する報知判断手段を含み、
前記制御手段は、前記報知判断手段により前記競技解説情報を遊技者に報知すると判別したときには、前記競技解説情報を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする。
図1は、本発明に係る弾球遊技機の一つの実施の形態であるパチンコ遊技機の一例の概略を示す正面図である。尚、図1に示した例は、パチンコ遊技機10の前面を示す図である。
外枠12は、パチンコ遊技機10の外郭を構成し、方形状の形状を有する。尚、パチンコホールにおいては、この外枠12を介して、パチンコ遊技機10は、遊技島の支持部材(図示せず)に取り付けられる。
外枠12には、開閉自在に軸支される前枠14が設けられている。前枠14には、ガラス扉16や、遊技球を受けるための上皿18及び下皿20や、打球ハンドル22や、遊技盤24を収容する収容部等の各種の部材が設けられている。
遊技盤24には、レール26により区画された遊技領域28が設けられている。遊技領域28の略中央部には、図柄の画像等の種々の画像を表示する画像表示装置30が設けられている。さらに、遊技領域28には、図柄の変動開始の条件を定める始動入賞口32や、遊技が大当たりとなったときに開閉する特別入賞口34や、普通図柄変動表示口36及び38や、その他複数の一般入賞口39a〜39dや、遊技球の落下に影響を及ぼす風車40及び42や、多数の遊技釘(図示せず)や、アウト口44も設けられている。
上述した上皿18の奥側と下皿20の奥側とには、遊技球を賞球として払い出すための払出口46及び48が形成されている。後述するように、上述したいずれかの入賞口32〜38及び39a〜39dに打球が入賞したと、主制御回路50(図2に示す)が判別したときには、主制御回路50(図2に示す)は、払出制御回路54(図2に示す)に制御命令を発する。払出制御回路54には、払出モータ56(図2に示す)が電気的に接続されており、制御命令を受信した払出制御回路54は、その制御命令に含まれている賞球の個数を示す情報に基づいて、払出モータ56に駆動信号を発する。払出モータ56が駆動されると、払い出される賞球の数を計数しながら、賞球が払出口46又は48から上皿18又は下皿20に送出される。
上述したように、遊技領域28の略中央部には、画像表示装置30が設けられている。後述するように、画像表示装置30には、キャラクタの画像等の種々の画像が演出画像として表示される。画像表示装置30においては、後述するように複数のキャラクタが競技、例えばレスリングを行う態様の画像による遊技(以下、キャラクタ画像遊技と称する。)が実行される。尚、キャラクタ画像遊技の詳細については後述する。
また、入賞口のうちの始動入賞口32に打球が入賞したときには、上述したキャラクタ画像遊技が開始される。即ち、画像表示装置30に表示された複数のキャラクタが互いに競技を行う態様の画像が表示され、所定時間だけキャラクタの競技が進行する態様の画像が表示された後、競技の結果が定まったとき、又は競技が一旦中断したときには、キャラクタ画像遊技は終了する。競技の結果が定まった場合に、その競技の結果が、複数のキャラクタのうちの一のキャラクタが競技に勝ったものであるときには、キャラクタ画像遊技は、いわゆる大当たりとなる。キャラクタ画像遊技が大当たりとなったときには、弾球遊技では特別遊技が実行される。この特別遊技は、画像表示装置30において所定のデモ画像を表示するとともに、上述した特別入賞口34を開放して遊技球を入賞容易状態にし、遊技球を特別入賞口34に流入しやすくする遊技である。この特別遊技によって、弾球遊技が遊技者にとって有利な特別遊技に移行する。
上述したように、画像表示装置30におけるキャラクタ画像遊技が大当たりとなったときには、弾球遊技では特別入賞口34を開放して入賞容易状態にし特別遊技が実行される。この特別入賞口34の入賞容易状態は、特別入賞口34に打球が所定数入賞するまで、例えば10個入賞するまで、又は特別入賞口34が開放されてから所定時間経過するまで、例えば30秒経過するまで継続する。その後、特別入賞口34を閉鎖して入賞困難状態にする。尚、特別入賞口34には、特定領域(図示せず)が設けられている。特別入賞口34が開放されている間に、この特定領域を打球が通過していたときには、特別入賞口34を一旦閉鎖した後に再び開放する。この特別入賞口34の開放と閉鎖との動作は、複数回、例えば15回に至るまで繰り返され、その後、特別入賞口34は閉鎖される。特別入賞口34が開放されてから次いで閉鎖されるまでの遊技を単位遊技と称し、単位遊技が行われた回数をラウンド数と称する。
上述した上皿18の左側には、操作スイッチ47が押動可能に設けられている。この操作スイッチ47は、後述する画像制御回路52に電気的に接続されている。操作者が操作スイッチ47を押動操作したときには、操作信号が発せられて画像制御回路52に供給される。また、操作者が操作スイッチ47から手を離したときには、操作信号の画像制御回路52への供給は停止する。
上述した上皿18と下皿20との間であって、パチンコ遊技機10の前面の左側には、スピーカ49が設けられている。このスピーカ49からは、弾球遊技の進行を演出するための効果音や、後述する競技の内容及び競技の進行を解説した競技解説情報が音声として発せられる。
図2は、パチンコ遊技機10の背面を示す背面図である。
図2に示すように、背面の下部には主制御回路50が設けられている。主制御回路50は、パチンコ遊技機10の全体の制御を行う。例えば、主制御回路50は、始動入賞口32や特別入賞口34等の入賞口に遊技球が入賞したときに、その入賞口に応じた数の遊技球を賞球として払い出す制御をする。
また、主制御回路50の上部には画像表示装置30が設けられており、画像表示装置30の背面には、画像制御回路52が設けられている。この画像制御回路52は、主制御回路50と信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されており、主制御回路50から発せられた制御信号に基づいて画像表示装置30を制御する。画像制御回路52は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、画像表示装置30を制御するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。尚、ROMには、キャラクタの画像の表示を制御するためのプログラムが記憶されている。さらに、ROMには、キャラクタの画像の表示を制御するためのプログラムで用いられる競技経過詳細データや、キャラクタの画像の画像データや、競技解説情報も記憶する。上述したCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。この画像制御回路52によって、ROMに記憶されている画像データが読み出されて、キャラクタの画像が画像表示装置30に表示される。
さらに、上述した画像制御回路52と一体に音声制御回路58が設けられている。音声制御回路58には、上述したスピーカ49が電気的に接続されている。音声制御回路58も画像制御回路52と信号ケーブル(図示せず)によって電気的に接続されており、画像制御回路52から発せられた制御信号に基づいてスピーカ49から発する効果音や後述する競技解説情報が音声として発せられる。また、音声制御回路58は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、制御用のプログラムや効果音や音声データ化された競技解説情報を記憶するROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
図3は、パチンコ遊技機10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。
入賞検出手段400は、パチンコ遊技機10において遊技球が所定の入賞口に入賞したか否かを検出する。例えば、入賞口32〜38及び39a〜39dのいずれかに遊技球が入賞したか否かを検出する。入賞検出手段400は、入賞口に入賞した遊技球の通過を検出したときには、検出信号を発する入賞検出センサ群70からなる。この入賞検出センサ群70は、上述した入賞口32〜38及び39a〜39dの各々の背後に形成された遊技球の流路に設けられて遊技球の通過を検出する入賞検出センサが好ましい。
操作手段300は、遊技者によって操作されるもので、遊技者の操作に基づいて操作された旨の信号を後述する制御手段500に発する。操作手段300から制御手段500へ発せられた操作信号に基づいて、後述する報知判断は、競技解説情報を遊技者に報知するか否かを判断する。操作手段300は、遊技者の四肢の動作を検出して作動するものや、遊技者が発した音声を検出して作動するもの等、遊技者によって操作されるものであればよい。操作手段300は、好ましくは、上述した操作スイッチ47からなることが好ましい。
制御手段500は、主制御手段510と副制御手段610とを含む。この主制御手段510と副制御手段610とは互いに電気的に接続されており、主制御手段510から発せられた制御命令は、副制御手段610に供給される。
主制御手段510は、後述する抽選手段512と、弾球遊技制御手段520と、入賞判断処理手段530と、遊技進行概要データ記憶手段540と、遊技進行概要データ選択手段550と、単一行程遊技開始信号送信手段560と、を含む。この主制御手段510は、上述した主制御回路50から構成されるのが好ましい。
抽選手段512は、当り又は外れの抽選を行うものである。ここで、当り又は外れは、後述する特別遊技に移行させるか否かを定める。
弾球遊技制御手段520は、特別遊技制御手段522を含む。特別遊技制御手段522は、上述した特別入賞口34を開閉動作して、遊技球の入賞容易状態にしたり、入賞困難状態にしたりして、特別遊技の進行を制御する。特に、特別遊技制御手段522は、抽選手段の抽選結果が、複数のキャラクタのうちの所定の一のキャラクタを勝たせるものであるときには、弾球遊技を遊技者にとって有利な特別遊技に移行させる。この処理は、後述する図5のステップS38において実行される。
入賞判断処理手段530は、上述した入賞検出手段400から発せられた検出信号を検出して、入賞口32〜38及び39a〜39dのいずれかに遊技球が入賞したか否かを判断する。この判断処理は、後述する図5のステップS31又はS39の処理で実行される。
単一行程の遊技の進行については、単一行程の遊技が開始されてから、競技の中途状況又は遊技結果に至るまでにおける遊技の進行の態様の概略が定められている。この概略は、複数の遊技進行概要のうちの1から選択されて、選択された概略に沿って一の単一行程の遊技が進行する。遊技進行概要データ記憶手段540は、この複数の遊技進行概要の各々に対応した複数の遊技進行概要データを記憶する。遊技進行概要は、例えば、後述する図6に示すように、その単一行程の遊技において、複数のキャラクタを紹介するか否か、または競技の内容、遊技の結果を外れとするか、リーチにして外れにするか、リーチにして当りにするか等の遊技の進行の概略を定めたものである。尚、本実施の形態におけるリーチについては、後述する図4において説明する。
遊技進行概要データ選択手段550は、上述した抽選手段512の抽選結果に基づいて、遊技進行概要データ記憶手段540に記憶されている複数の遊技進行概要データのうちの一の遊技進行概要データを概要演出として選択する。この処理は、後述する図5のステップS34又はS35において実行されて乱数の値に応じて概要演出が選択される。このような処理により、上述した始動入賞口32に遊技球が入賞したときに、遊技進行概要データ記憶手段540に記憶されている複数の遊技進行概要データのうちの一を遊技結果として選択する処理を行う。
単一行程遊技開始信号送信手段560は、入賞判断処理手段530によって、始動入賞口32に遊技球が入賞したと判別したときには、後述する副制御手段610に、単一行程遊技開始信号として、遊技進行概要データ選択手段550によって選択された概要演出が送信される。この処理は、後述する図5のステップS37において実行される。
上述した副制御手段610は、単一行程遊技開始信号受信手段620と、抽選手段630と、キャラクタ画像遊技制御手段640と、画像表示制御手段664と、単一行程遊技回数表示制御手段666と、競技解説情報記憶手段670と、報知判断手段680と、を含む。特に、この副制御手段610は、上述した画像制御回路52や音声制御回路58からなることが好ましい。
単一行程遊技開始信号受信手段620は、上述した主制御手段510の単一行程遊技開始信号送信手段560から発せられた単一行程遊技開始信号を受信する。この信号を受信したことにより、単一行程の遊技が開始される。単一行程遊技開始信号を受信する処理は、後述する図7のステップS51において実行される。尚、この単一行程遊技開始信号は、主制御手段510の遊技進行概要データ選択手段550が選択した概要演出の内容を示す信号である。
抽選手段630は、単一行程の遊技における詳細演出を選択する。
キャラクタ画像遊技制御手段640は、画像表示手段700において行われるキャラクタ画像遊技の開始、進行及び終了を制御する。
単一行程遊技開始手段642は、始動入賞口32に遊技球が入賞したとき、即ち、単一行程遊技開始信号受信手段620が単一行程遊技開始信号を受信したときに、単一行程の遊技を開始させる。
単一行程遊技終了手段644は、単一行程遊技開始手段642によって単一行程の遊技が開始された後、所定のタイミングで単一行程の遊技を終了させる処理を行う。この処理は、後述する図8のステップS70〜S72の処理で実行される。
競技停止態様画像表示手段646は、上述した所定の回数のうちの最初から最後の1回前までの単一行程の遊技の各々を終了させたときには、単一行程の遊技を改めて開始させるまで、複数のキャラクタの競技を中断して、競技の中途状況として競技の進行を停止した態様の画像を表示させる制御をする。この処理は、図8のステップS72において実行される。
キャラクタ選択手段648は、後述するキャラクタ種類記憶手段650に予め記憶されている複数種類のキャラクタのうち、画像表示手段700に表示させてキャラクタ画像遊技における競技において競技を行うキャラクタを選択する。また、最初から最後までの単一行程の遊技の全てに亘って、複数のキャラクタを変更せずに前記画像表示手段に表示させ、かつ、キャラクタ画像遊技を改めて開始させたときには、上述した複数のキャラクタのうちの少なくとも1のキャラクタを異ならしめて画像表示手段700に表示させる。即ち、キャラクタ選択手段648が、キャラクタを選択したキャラクタを変更するのは、競技が終了して、あらためて競技を開始するときである。具体的には、後述する図4のステップS23を実行して、競技を終了した後、あらためてステップS11から競技を開始するときに、前回の競技のキャラクタとは異なるキャラクタを選択する。
キャラクタ種類記憶手段650は、上述した競技を行う複数のキャラクタの種類について記憶する。
判定キャラクタ記憶手段652は、競技の勝敗を判定する判定キャラクタについて記憶する。この判定キャラクタは、最後の単一行程の遊技を終了させるときに表示させて、競技の勝敗を判定する態様の画像を表示する。
単一行程の遊技において行われる競技について、単一行程の遊技が開始されてから終了するまでの競技の内容は、上述した複数の遊技進行概要の各々が示す遊技の進行の態様に沿って競技の経過の態様が定められている。この競技の経過の態様は、複数の競技経過詳細のうちの1から選択されて、選択された競技経過詳細に沿って、一の単一行程の遊技における競技が進行する。競技経過詳細データ記憶手段654は、この複数の遊技進行概要の各々に対応した複数の遊技進行概要データを記憶する。この競技経過詳細データ記憶手段654は、例えば、後述する図9に示すように、主として、その単一行程の遊技における競技において、キャラクタの動作やキャラクタの技について記憶する。
競技経過詳細データ選択手段656は、上述した単一行程遊技開始信号受信手段620が受信した単一行程遊技開始信号が示す概要演出と、上述した抽選手段630によって発生させた乱数値と、に基づいて競技経過詳細データ記憶手段654に記憶されている複数の競技経過詳細データのうちの一を選択する。この概要演出には遊技結果が含まれており、競技経過詳細データ選択手段656は、遊技結果に応じて競技経過詳細データ記憶手段654に記憶されている複数の競技経過詳細データのうちの一を選択することになる。この処理は、後述する図8のステップS61において実行される。尚、競技経過詳細データ選択手段656が選択した競技経過詳細データに基づいて画像表示手段700に複数のキャラクタが競技を行う態様の画像が表示される。
キャラクタ画像データ記憶手段658は、上述した競技を行う複数のキャラクタの画像を画像表示手段700に表示するためのキャラクタ画像データを記憶する。上述した競技経過詳細データに基づいて、キャラクタ画像データがキャラクタ画像データ記憶手段658から読み出されて、画像表示手段700に表示される。
移行態様データ記憶手段660は、単一行程の遊技が終了したときにおける競技の終了の態様から、次に行われる単一行程の遊技において、複数のキャラクタがあらためて競技をし得る態様へ移行させる複数の移行態様が定められた移行態様データを記憶する。
移行態様データ選択手段662は、一の単一行程の遊技が終了して次の単一行程の遊技をあらためて開始するときに、その一の単一行程の遊技が終了したときの終了態様に応じた一の移行態様に対応する移行態様データを、移行態様データ記憶手段660に記憶されている複数の競技態様データから選択する。この処理は、図8のステップS66において実行される。
画像表示制御手段664は、上述した複数のキャラクタの画像のデータをキャラクタ画像データ記憶手段658から読出し、後述する画像表示手段700に表示させる制御をする。
単一行程遊技回数表示制御手段666は、画像表示手段700に現在行われている単一行程の回数を示すための情報を、画像表示手段700に送り、画像表示手段700に表示させる。
競技解説情報記憶手段670は、複数のキャラクタが行う競技の内容及びその競技の進行を解説した競技解説情報を記憶する。競技解説情報は、特に、複数のキャラクタの動作や技の名称やその技の効果に関する情報のみならず、キャラクタが競技を行っている会場の状況や雰囲気や臨場感を伝えるための情報が含まれているのが好ましい。この競技解説情報記憶手段670は、画像制御回路52のROMからなることが好ましい。
競技解説文字情報記憶手段672は、後述する画像表示手段700に上述した競技解説情報を文字情報として表示するための競技解説情報を記憶する。競技解説文字情報が画像表示手段700に表示されたときには、競技の内容及びその競技の進行の解説情報を遊技者に視認させることができる。
競技解説音声情報記憶手段674は、後述する音声報知手段800に上述した競技解説情報を音声情報として発するための競技解説情報を記憶する。競技解説音声情報が音声報知手段800から発せられたときには、競技の内容及びその競技の進行の解説情報を遊技者の聴覚によって認識させることができる。
進行段階解説情報記憶手段676は、競技解説情報として競技の進行状況を解説した競技進行状況解説情報を競技の経過に従って記憶する。この競技進行状況解説情報は、競技が進行するに従って、即ち競技の経過に応じて画像表示手段に表示される。競技進行状況解説情報を画像表示手段700に表示することによって、そのとき行われている競技の進行状況を遊技者に知らせることができる。この進行段階解説情報は、後述する図10のステップS87で用いられる。
競技進行状況解説情報記憶手段678は、競技の進行状況を解説した複数の競技進行状況解説情報を記憶する。競技解説情報を遊技者に報知するときには、複数の競技進行状況解説情報から適宜選択されたものが進行状況解説情報として画像表示手段に表示される。上述した競技進行状況解説情報とは異なり、競技の経過に従って記憶せず、乱数を発声させてその乱数の値に応じて選択される。この競技進行状況解説情報は、後述する図10のステップS88で用いられる。このステップS88で、競技解説情報が選択された場合には、乱数の値によって競技解説情報がランダムに選択されるため、画像表示装置30に表示されているキャラクタの動作や技と関係のある競技解説情報が選択される場合もあるが、表示されているキャラクタの動作や技とはあまり関係のない一般的な競技解説情報、例えば、「鍛えられた肉弾戦」等の情報が選択される場合もある。
上述した操作手段300から発せられた操作信号に基づいて、競技解説情報記憶手段670に記憶されている競技解説情報を遊技者に報知するか否かを判断する。この判断の処理は、後述する図10のステップS82で実行される。
画像表示手段700には、上述した副制御手段610の画像表示制御手段664から発せられた制御信号に基づいて、キャラクタの画像や競技解説情報が表示される。この画像表示手段700は、上述した画像表示装置30からなるのが好ましい。
音声報知手段800は、上述した副制御手段610の画像表示制御手段664から発せられた制御信号に基づいて、競技解説情報が音声情報として発せられる。この音声報知手段800は、上述したスピーカ49からなるのが好ましい。
図4は、本実施の形態によるキャラクタ画像遊技の進行と概略と、そのキャラクタ画像遊技において行われる競技の概略を示すフローチャートである。尚、本実施の形態による競技は、レスリングであり、競技が行われているときに表示される複数のキャラクタは、2人のレスラーである。また、以下の説明においては、始動入賞口32に入賞する打球は貯留されておらず、その度に打球が始動入賞口32に入賞するものとする。
以下に、上述した主制御手段510及び副制御手段610において行われる各種の制御について説明する。以下においては、パチンコ遊技機10は予め起動されており、上述した主制御手段510や副制御手段610においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理は終えて、パチンコ遊技機10は定常動作しているものとする。
図5は、主制御手段510において、実行される入賞処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この図5に示したサブルーチンは、主制御手段510で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
図7は、副制御手段610において、実行される入賞処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この図7に示したサブルーチンは、副制御手段610で予め実行されているメインプログラム(図示せず)から所定のタイミング毎に呼び出されて繰り返し実行される。
300 操作手段
400 入賞検出手段
500 制御手段
512 抽選手段
522 特別遊技制御手段(特別遊技移行手段)
670 競技解説情報記憶手段
672 競技解説文字情報記憶手段
674 競技解説音声情報記憶手段
676 進行段階解説情報記憶手段
678 競技進行状況解説情報記憶手段
680 報知判断手段
700 画像表示手段
800 音声報知手段
Claims (4)
- 複数のキャラクタが競技を行う態様の画像が表示される画像表示手段を含む弾球遊技機であって、
遊技球の流下の態様に基づいて定まる弾球遊技が行われる遊技盤と、
前記遊技盤に遊技球が流入可能に設けられた始動入賞口と、
遊技球が前記始動入賞口に入賞したことを検出して検出信号を発する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段から前記検出信号が発せられる毎に、前記画像表示手段において行われるキャラクタの競技を示す画像遊技を進行させるための信号を前記画像表示手段に発する制御手段と、
遊技者の操作に基づいて操作信号を発する操作手段と、
前記競技の内容及び前記競技の進行を解説した競技解説情報を記憶した競技解説情報記憶手段と、を含み、
前記画像遊技は、前記複数のキャラクタが競技を行ったときに所定の競技の結果が定まる遊技であり、
前記制御手段は、前記操作手段から発せられた操作信号に基づいて、前記競技解説情報を遊技者に報知するか否かを判断する報知判断手段を含み、
前記制御手段は、前記報知判断手段により前記競技解説情報を遊技者に報知すると判別したときには、前記競技解説情報を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする弾球遊技機。 - 前記競技解説情報記憶手段は、前記競技解説情報を文字情報として記憶した競技解説文字情報記憶手段と、前記競技解説情報を音声情報として記憶した競技解説音声情報記憶手段と、からなり、
前記音声情報を遊技者に報知する音声報知手段を含み、かつ、
前記制御手段は、前記報知判断手段により前記競技解説情報を遊技者に報知すると判別したときには、前記文字情報を前記画像表示手段に表示させるとともに、前記音声情報を前記音声報知手段から発する請求項1記載の弾球遊技機。 - 前記競技解説情報記憶手段は、前記競技解説情報として前記競技の進行状況を解説した競技進行状況解説情報を前記競技の経過に従って記憶した進行段階解説情報記憶手段を含み、かつ、
前記制御手段は、前記報知判断手段により前記競技解説情報を遊技者に報知すると判別したときには、前記競技の経過に応じて前記進行状況解説情報を前記画像表示手段に表示させる請求項1記載の弾球遊技機。 - 前記競技解説情報記憶手段は、前記競技の進行状況を解説した複数の競技進行状況解説情報を記憶した競技進行状況解説情報記憶手段を含み、かつ、
前記制御手段は、前記報知判断手段により前記競技解説情報を遊技者に報知すると判別したときには、複数の競技進行状況解説情報から選択したものを前記進行状況解説情報として前記画像表示手段に表示させる請求項1記載の弾球遊技機。
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