JP2005204214A - デジタル放送システム及びデジタル放送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの要望に応じてCM放送を排除した番組放送を行う。
【解決手段】予めCM排除放送サービスに登録加入したユーザのデジタル放送受信装置50に、インターネットEを介してスクランブル処理により暗号化された番組放送の放送信号の復号化に用いる解除キー情報をデジタル放送送信装置10から送信しておく。デジタル放送送信装置10では、放送信号送出時にCM放送の時間帯においてCM放送と暗号化した番組放送とがマルチ編成放送される。デジタル放送受信装置50では、CM放送の時間帯に達すると、解除キー情報が記憶されている場合はスクランブル処理により暗号化された番組放送の放送信号が当該解除キーを用いて復号化され、当該復号化された番組放送の再生が行われる一方、解除キー情報が記憶されていない場合がCM放送の再生が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送の放送信号を送受信し、当該放送信号に基づいて映像及び音声の再生を行うデジタル放送システム及びデジタル放送方法に関する。
近年、テレビ放送においては、地上波のアナログ放送に代えて通信衛星(CS;Communications Satellite)や放送衛星(BS;Broadcast Satellite)を介してデジタル信号を伝送するデジタル放送や、地上波のデジタル放送等が展開されている。
デジタル放送では、MPEG(Moving Picture Experts Group)の圧縮符号化技術により、データの多重化が可能となり、従来のアナログ放送で1つの番組の放送に使用されていたものと同じ電波帯域で複数の番組の映像及び音声を伝送するマルチ編成放送が可能となる。また、番組の映像やその音声とともに、その番組に関する電子番組ガイド情報(以下、EPG;Electriacal Program Guide情報という)や天気予報情報、ニュース情報、野球やサッカーの試合経過情報等の各種マルチメディア情報を伝送することができる。
従来の地上波アナログ放送では、1つの電波帯域で1つの番組しか放送できないため、番組放送中にコマーシャル(以下、CMという)放送が割り込み、デジタル放送受信装置側では視聴者の意図に関わらず一方的にCM放送が放映されることとなっていた。これでは、視聴していたニュースやドラマ等の番組放映が中断され、CMに興味がない視聴者もCM放送を視聴しなければならないという問題があった。
従来から、このような問題を解消するために、受信されたアナログ放送信号をデジタル化してメディアに録画する際に、CM放送の放送信号を検出し、当該CM放送の放送信号を削除する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−199321号公報
しかしながら、上記特許文献1による技術では、一旦録画しなければならず、視聴者が放送を視聴する際にCM放送を排除することができるものではない。また、生放送等のようにリアルタイムで放送が行われている場合、例えばスポーツ試合の中継放送等の場合、そのスポーツ試合の放映中にCM放送が放映されると、視聴者はそのCM放送時間中はスポーツ試合を視聴することができず、大事なシーンを見逃してしまうというような問題があった。
本発明の課題は、ユーザの要望に応じてCM放送を排除した番組放送を行うことができるデジタル放送システム及びデジタル放送受信装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、デジタル放送システムにおいて、
現在放送中の番組放送データを暗号化して暗号化番組放送データを生成し、当該暗号化番組放送データに告知情報放送データを多重化してなるマルチ編成放送時間を有するデジタル放送信号を送信するデジタル放送送信手段と、
前記告知情報放送データの排除の要求を行ったデジタル放送受信手段に対して、所定条件下において前記暗号化番組放送データを復号化するためのキー情報を配信する配信手段と、
前記配信手段により配信されたキー情報に基づき、前記デジタル放送送信手段から受信されたデジタル放送信号に含まれる前記暗号化番組放送データを復号化して再生するデジタル放送受信手段と、
を備えて構成される。
請求項5に記載の発明は、デジタル放送方法において、
現在放送中の番組放送データを暗号化して暗号化番組放送データを生成し、当該暗号化番組放送データに告知情報放送データを多重化してなるマルチ編成放送時間を有するデジタル放送信号を送信する工程と、
前記告知情報放送データの排除の要求を行ったデジタル放送受信装置に対して、所定条件下において前記暗号化番組放送データを復号化するためのキー情報を配信する工程と、
前記配信されたキー情報に基づき、デジタル放送受信装置において受信されたデジタル放送信号に含まれる前記暗号化番組放送データを復号化して再生する工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項1、5に記載の発明によれば、告知情報放送の排除を要求したデジタル放送受信手段に対してキー情報を配信し、デジタル放送受信手段は番組放送と告知情報放送とのマルチ編成放送時間を有するデジタル放送信号が受信されると、当該キー情報に基づいて暗号化された番組情報を復号化して再生する。従って、告知情報を必要としないユーザはデジタル放送受信手段を介して告知情報放送の排除を要求することにより、告知情報の放送時間帯には番組放送を継続して視聴することができる。
請求項2に記載の発明によれば、告知情報放送データには、コマーシャル放送データが含まれる。従って、コマーシャルに興味のないユーザは、コマーシャル放送を視聴せずに番組放送を継続して視聴することができる。
請求項3に記載の発明によれば、通信ネットワークを介して告知情報放送の排除要求を受け付けるとともに、キー情報を配信するので、ユーザはデジタル放送受信手段を介してオンラインで告知情報放送の排除の手続を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、対価の支払いが確認されると、キー情報が発行されるので、ユーザは対価を支払うことで告知情報放送が排除された放送を視聴することができる。また、放送局側では、特定のユーザのみに対する限定サービスとすることができる。
本実施の形態では、デジタル放送システムに、CM排除放送サービスに加入したユーザのデジタル放送受信装置にインターネットを介して暗号化されたスクランブル放送を解除することができる解除キーを配信する配信サーバを備え、デジタル放送受信装置において、デジタル放送送信装置から番組放送を暗号化したスクランブル放送とCM放送とのマルチ編成放送の放送信号を受信すると、解除キーを用いてスクランブルを解除した番組放送を再生する例を説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態におけるデジタル放送システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、デジタル放送システム100は、アンテナaを備えたデジタル放送送信装置10と、配信サーバ20と、デジタル放送受信装置50とから構成され、配信サーバ20とデジタル放送受信装置50はインターネットEを介して互いに情報の送受信が可能に接続されている。なお、本実施形態では、各装置が1台づつ設置された例を示したが、その台数は特に限定しない。また、配信サーバ20とデジタル放送受信装置50とがインターネットEを介して接続されていることとしたが、他の形態の通信ネットワークであってもよい。
以下、各装置について説明する。
デジタル放送送信装置10は、放送局等に設置され、制作・編集済みの番組VTR等の放送対象の映像及び音声のデータ(以下、放送データという)を多重化、変調し、放送信号としてアンテナaを介して外部に送出するものである。
図2に、デジタル放送送信装置10の内部構成を示す。
図2に示すように、デジタル放送送信装置10は、制御部11、入力部12、表示部13、メモリ14、放送データ記憶部15、アンテナaを有するデジタル放送送信部16から構成されるデジタル放送送信手段である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、本発明に係る放送送出処理プログラムをメモリ14から読み出してRAMに展開し、当該プログラムとの協働により、後述する放送送出処理(図8参照)を統括的に制御する。
放送送出処理では、CM放送の開始時間に達すると番組放送の放送信号にスクランブル処理を施す、つまり所定の暗号化方式により番組放送の放送信号を暗号化するとともに、この暗号に対応する解除キー情報を生成する。そして、CM放送が無い通常放送の時間帯には暗号化されていない番組放送の放送信号のみをデジタル放送送信部16に送出させ、CM放送の時間帯には暗号化された番組放送の放送信号と、CM放送の放送信号とを多重化してデジタル放送送信部16に送出させ、マルチ編成放送を行う。
入力部12は、オペレータが放送操作指示を入力するための各種機能キーを備えて構成され、押下されたキーに対応する操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、オペレータが各種操作を行うための操作画面や制御部11によるデータ処理結果等を表示する。
メモリ14は、放送送出処理プログラム等の各種制御プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
放送データ記憶部15は、放送対象の放送データを記憶する。放送データには、番組の映像及び音声のデータの他、マルチメディア情報、告知情報の放送データ等が含まれる。マルチメディア情報とは、電子番組ガイド情報(以下、EPG;Electrical Program Guide情報という)や放送番組に関するウェブページのURL情報、天気予報情報、ニュース情報、野球やサッカーの試合等のダイジェスト情報等の各種情報をいう。また、告知情報とは視聴者に告知すべき情報をいい、コマーシャル等の広告情報や、番組に関するお知らせ情報等が含まれる。
デジタル放送送信部16は、放送データ記憶部15に記憶された放送データをデータ処理後、アナログ放送信号に変調してアンテナaを介して外部へ送出する。まず、放送対象の放送データが入力されると、MPEG-2方式に従って当該放送データを符号化する。そして、CM放送の時間帯に該当する番組の放送データを所定の暗号化方式に従って暗号化してスクランブル映像及び音声のデータを生成する。次に、複数番組の放送データをMPEG-2TS(Transport Stream)方式に従ってパケット化した後、多重化し、TSストリームを生成する。最後に、TSストリームをOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式により変調し、当該変調されたアナログ放送信号をアンテナaを介して外部へ送出する。
次に、配信サーバ20について説明する。
配信サーバ20は、CM排除放送(CM放送を排除した番組放送)を提供するCM排除放送サービスへユーザが登録加入するための登録サイトを開設し、この登録サイトを介してCM排除放送サービスを受けるユーザの登録を行って、当該登録されたユーザにスクランブル放送の解除キー情報を配信する配信手段である。
図4に、配信サーバ20の内部構成を示す。
図4に示すように、配信サーバ20は、制御部21、ネットワーク通信部22、メモリ23を備えて構成される。
制御部21は、CPU、RAM等から構成され、メモリ23に格納されたユーザ登録処理プログラムに従って後述するユーザ登録処理(図6参照)を実行する。
ユーザ登録処理では、ネットワーク通信部22を介してデジタル放送受信装置50からCM排除放送の要求情報とともにユーザ情報等の各種登録情報を受信すると、電子決済によりサービス料金(対価)が支払われたか否かの確認を行う。具体的には、クレジットカードを利用した電子決済の場合はそのクレジット会社のサーバ等に与信確認を行い、電子マネーによる決済の場合は支払われた電子マネーの精算を行う。そして、サービス料金の支払いが確認されると、受信された各登録情報を登録テーブル231に記憶させてユーザ登録を行い、要求に応じて登録されたユーザのデジタル放送受信装置50に暗号化された番組放送の放送信号を復号化する、つまりスクランブルを解除するための解除キー情報をネットワーク通信部22により送信する。
ネットワーク通信部22は、ネットワークインターフェイスカード(以下、NIC;Network Interface Card)やモデム等、外部機器と通信するための通信用インターフェイスから構成される。
メモリ23は、ユーザ登録処理プログラム等の各種プログラム、各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、メモリ23は、CM放送排除サービスを提供するユーザの登録情報である登録テーブル231を記憶する。
登録テーブル231には、図4に示すように、CM排除放送を行うユーザとして登録されたユーザのユーザ名(例えば“A”)、住所(例えば“東京都…”)、電話番号(例えば“03−○×…”)、サービス料金の支払いに関する情報(例えば支払い方法は“クレジット”で、クレジット番号が“123…”)、CM放送を排除する番組として指定された指定番組の情報(例えば“スポーツ中継”)、サービス料金の課金情報(例えば“1月500円”)等の各種項目情報が格納されている。
次に、デジタル放送受信装置50について説明する。
デジタル放送受信装置50は、放送局から送出されたデジタル放送信号を受信し、当該受信されたデジタル放送信号に基づいて映像及び音声の再生を行うデジタル放送受信手段である。
図5に、デジタル放送受信装置50の内部構成を示す。
図5に示すように、デジタル放送受信装置50は、制御部51、メモリ52、入力部53、ネットワーク通信部54、電子マネー処理部55、デジタル放送受信部56、復号処理部57、画像・音声処理部58、表示部59、スピーカ60から構成される。
制御部51は、CPU、RAM等から構成され、メモリ52に格納された各プログラムをRAMに展開し、当該プログラムに従ってデジタル放送受信装置50の各部を統括的に制御するものである。具体的には、制御部51は、本発明に係るテレビ放映処理プログラム、再生処理プログラム、ユーザ要求受付処理プログラムをメモリ52から読み出して、当該プログラムと協働により、後述するテレビ放映処理(図10参照)、再生処理(図11参照)、ユーザ要求受付処理(図12参照)を統括的に制御する。
テレビ放映処理では、デジタル放送受信部56により、入力部53を介してユーザにより指定されたチャンネルの放送信号を受信させ、チャンネルが切り換えられた場合は、切り換えられたチャンネルに対応する放送信号を受信させる。そして、当該受信された放送信号の再生処理を実行する。また、ユーザからCM排除放送が指示された場合、ユーザ要求受付処理を実行する。
再生処理では、受信された放送信号がマルチ編成であり、メモリ52に解除キー情報が記憶されている場合、スクランブル処理により暗号化された番組放送の放送信号を復号化処理部57により解除キーを用いて復号化させ、当該復号化された番組放送の再生を表示部59及びスピーカ60により行わせる。一方、マルチ編成ではあるが、メモリ52に解除キー情報が記憶されていない場合、CM放送の再生を表示部59及びスピーカ60に行わせる。
ユーザ要求受付処理では、CM放送の排除が指示されると、ネットワーク通信部54によりCM排除放送サービスの登録サイトにアクセスし、登録画面のデータを取得して表示部59に表示させる。そして、この登録画面において各種登録情報が入力されると、CM排除放送の要求情報とともにこの入力された登録情報を登録サイトを介して配信サーバ20に送信させる。このとき、サービス料金の支払いを電子マネーにより決済する場合は電子マネー処理部55により料金の支払い処理を行わせ、クレジットカードにより決済する場合はクレジットカード番号等の支払いに必要な情報を配信サーバ20に送信させる。そして、配信サーバ20においてサービス料金の支払いが確認され、正常にユーザ登録が終了して解除キー情報がネットワーク通信部54を介して受信されると、当該解除キー情報をメモリ52に記憶させる。
メモリ52は、テレビ放映処理プログラム、再生処理プログラム、ユーザ要求受付処理プログラム等の各種プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。また、メモリ52は、CM排除放送サービスに登録された場合に配信サーバ20から送信される解除キーを記憶するためのメモリ領域を有している。
入力部53は、電源のON/OFFキー、チャンネルキー、音量調整キー等の各種機能キーを備えて構成され、押下されたキーに対応する操作信号を制御部51に出力する。なお、各種機能キーを備えたリモートコントローラを有することとしてもよい。
ネットワーク通信部54は、NIC、モデム等の通信用インターフェイスを備えて構成され、インターネットE上の外部機器に接続して各種情報の送受信を行う。例えば、配信サーバ20により提供されるCM排除放送サービスの登録サイトにアクセスし、当該登録サイトを介して配信サーバ20にCM放送を排除した番組放送を要求する要求情報を送信するとともに、当該配信サーバ20から解除キー情報を受信する。
電子マネー処理部55は、貨幣価値をデジタルデータに置き換えた電子マネーが蓄積されたICカードにより電子決済を行うものである。電子マネー処理部55は、CM排除放送サービスのサービス料金を電子決済により支払う支払い処理を実行する。なお、サービス料金の支払い方法としては、クレジットカードを利用した電子決済、銀行振り込み等、その他の方法であってもよく、特に限定しない。
デジタル放送受信部56は、アンテナ56aを備えて構成され、アンテナ56aを介して受信された放送信号のうち、指定されたチャンネルに対応する放送信号を抽出し、当該抽出された放送信号に対してOFDM方式の復調を行う。すなわち、放送信号の変調方式に対応して、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadracture Amplitude Modulation)、64QAMの4種類の方式による復調を選択的に行い、復調された放送信号から画像信号と音声信号をMPEG-2TS方式に従って分離して、復号処理部57へ出力する。また、放送信号にマルチメディア情報が含まれる場合は、当該マルチメディア情報の信号を分離して図示しないデータ処理部に出力する。マルチメディア情報の信号は、データ処理部においてMPEG-2方式により復号化された後、制御部51に出力される。
復号処理部57は、デジタル放送受信部56から入力された画像信号及び音声信号のうち、暗号化されたスクランブル映像の画像信号及び音声信号に対し、メモリ52に記憶された解除キーを用いて復号化を行う。復号化によりスクランブルが解除された画像信号及び音声信号は画像・音声処理部58に出力される。
画像・音声処理部58は、復号処理部57から入力された画像信号及び音声信号をMPEG-2方式に従って復号化し、映像データ(動画像データ)及び音声データを生成する。次いで、生成された画像データに各種画像処理を施し、当該画像データを表示部59に出力する。表示部59は、表示ディスプレイ上に映像データを表示する表示手段である。同様に、画像・音声処理部58は、生成された音声データに各種データ処理を施し、当該音声データをアナログ変換した後、スピーカ60に出力する。スピーカ60は、画像・音声処理部58から入力されたアナログ音声信号に基づいて音声出力を行う音出力手段である。
次に、本実施の形態における動作を説明する。
まず、図6及び図7を参照して、配信サーバ20により実行されるユーザ登録処理について説明する。ユーザ登録処理は、CM排除放送サービスのユーザ登録を行う際に実行される処理であり、その登録サイトにデジタル放送受信装置50からアクセスされた際に開始される。
図6に示すユーザ登録処理では、まず配信サーバ20により開設される登録サイトへアクセスされると、当該アクセスを行ったデジタル放送受信装置50に図7に示すような登録画面のデータを送信し、登録画面の提供が行われる(ステップA1)。図7に示すように、登録画面には、CM排除放送サービスへの登録加入の申し込みを行うユーザの氏名、住所、電話番号、クレジット番号、CM排除放送を行う指定番組名の各種項目情報を入力するための入力領域d1が設けられている。デジタル放送受信装置50側の視聴者は、デジタル放送受信装置50の入力部53を介して登録に必要な事項をこの登録画面の入力領域d1に入力する。
次いで、登録画面において各項目情報が入力され、CM排除放送サービスを要求する要求情報とともにその入力情報が受信されると、当該入力情報が登録テーブル231に記憶され、ユーザ登録が行われる(ステップA2)。次いで、サービス料金の支払い確認が行われ、支払い済みであることが確認されると、指定された番組放送の暗号化に対応する解除キー情報がCM排除放送の要求を行ったデジタル放送受信装置50に送信されて(ステップA3)、本処理を終了する。
次に、図8を参照して、デジタル放送送信装置10により実行される放送送出処理を説明する。この放送送出処理は、放送信号を外部に送出する処理である。
図8に示す放送送出処理では、まずデジタル放送送信部16により番組放送の放送信号が生成され、アンテナaを介して外部に送出されて通常放送が行われる(ステップB1)。
次いで、CM放送の開始時間に達したか否かが判別され(ステップB2)、CM放送の開始時間に達していない場合は(ステップB2;N)、ステップB1の処理に戻って通常放送が継続される。一方、CM放送の開始時間に達した場合(ステップB2;Y)、スクランブル処理が行われ、それまで放送していた番組放送の放送信号が暗号化されて、スクランブル映像及び音声の放送信号が生成される(ステップB3)。次いで、スクランブル処理された番組放送信号と、CM放送信号とが多重化されて送出され、マルチ編成放送が行われる(ステップB4)。
次いで、CM放送の終了時間に達したか否かが判別され(ステップB5)、CM放送の終了時間に達していない場合(ステップB5;N)、ステップB3の処理に戻り、暗号かされた番組放送信号とCM放送信号とのマルチ編成放送が継続される。一方、CM終了時間に達した場合(ステップB5;Y)、番組放送のスクランブル処理が中止され、ステップB1の処理に戻って通常放送が行われる。
以上の放送送出処理により送出された、CM放送を含む放送信号の概念図を図9に示す。例えば、番組放送としてスポーツ中継番組が放送される場合、図9に示すように通常放送時にはスポーツ中継番組のみが放送されるが、CM放送の時間帯ではCM放送とスクランブル処理されたスポーツ中継の番組放送とがマルチ編成で放送されることとなる。
次に、図10を参照してデジタル放送受信装置50により実行される放送再生処理を説明する。この放送再生処理は、ユーザからの指示に応じてCM排除放送サービスへの登録要求を行うとともに、受信された放送信号に基づいて映像及び音声を再生する際に、CM放送の時間帯ではユーザ登録により配信サーバ20から配信された解除キーによりスクランブルを解除した番組放送を行うものである。
図10に示すテレビ放映処理では、まず電源オンが指示されると、デジタル放送受信装置50の電源がオンされ(ステップC1)、デジタル放送受信部56において受信される放送信号のうち指定されたチャンネルの放送信号が抽出されると(ステップC2)ステップC3の再生処理に移行する。
図11を参照して、再生処理について説明する。
図11に示す再生処理では、まず抽出された放送信号が、スクランブル処理された番組放送の放送信号とCM放送の放送信号とのマルチ編成であるか否かが判別される(ステップC31)。マルチ編成ではない場合(ステップC31;N)、ステップC36の処理に移行し、抽出された放送信号に基づいて表示部59により番組映像の表示が行われるとともに、スピーカ60により音声出力が行われ、図10に示すステップC4のユーザ登録受付処理に移行する。一方、マルチ編成である場合(ステップC31;Y)、解除キー情報がメモリ52に記憶されているか否かが判別される(ステップC32)。
解除キー情報が記憶されている場合(ステップC32;Y)、再生対象の放送信号としてスクランブル処理された番組放送の放送信号が選択され(ステップC33)、復号処理部57においてメモリ52に記憶された解除キーを用いて当該選択された番組放送が復号化され、スクランブルが解除される(ステップC34)。次いで、スクランブルが解除された番組放送の放送信号に基づいて表示部59、スピーカ60により映像及び音声再生が行われ(ステップC36)、図10のステップC4のユーザ登録受付処理に移行する。
一方、解除キー情報がメモリ52に記憶されていない場合(ステップC32;N)、再生対象の放送信号としてCM放送の放送信号が選択され(ステップC35)、当該選択されたCM放送の放送信号に基づいてCM映像及び音声の再生が行われる(ステップC36)。再生後は、図10に示すステップC4のユーザ登録受付処理に移行する。
図12を参照してユーザ要求受付処理について説明する。
図12に示すユーザ要求受付処理では、まず入力部53を介してCM放送の排除が指示されたか否かが判別される(ステップC41)。CM放送の排除が指示されなかった場合(ステップC41;N)、図10に示すステップC5に移行し、CM放送の排除が指示された場合(ステップC41;Y)、ネットワーク通信部54を介して、配信サーバ20が開設するCM排除放送サービスに加入登録するための登録サイトにアクセスが行われる(ステップC42)。
登録サイトにアクセスが行われると、図7に示したような登録画面が受信されて表示部59に表示される。この登録画面において入力部53を介してユーザ情報、支払い方法等の必要事項が入力され、登録が指示されると、入力された項目情報とともにCM排除放送を要求する要求情報が配信サーバ20に送信される。次いで、電子マネー処理部55によりサービス料金の支払いが行われ、料金の入金を確認した配信サーバ20からネットワーク通信部54を介して解除キー情報が受信され、取得されると(ステップC43)、当該取得された解除キー情報がメモリ52に記憶され、図10に示すステップC5の処理に移行する。
図10に示すステップC5では、入力部53を介してチャンネルが切り換えられたか否かが判別され、チャンネルが切り換えられた場合(ステップC5;Y)、ステップC2の処理に戻り、切り換えられたチャンネルに対応する放送信号の抽出が行われる。一方、チャンネルが切り換えられていない場合(ステップC5;N)、電源OFFが指示されたか否かが判別される(ステップC6)。電源オフが指示されていない場合は(ステップC6;N)、ステップC3の処理に戻って再生処理を継続し、電源オフが指示された場合は(ステップC6;Y)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、CM放送の時間帯では、CM放送とスクランブル処理により暗号化された番組放送との放送信号がマルチ編成で送出され、CM排除放送サービスの登録サイトを介してCM排除放送を要求し、ユーザ登録されたユーザのみにスクランブルを解除できる解除キーが配信され、デジタル放送受信装置50では、解除キーが受信されていれば番組放映時のCM放送時間には解除キーにより復号化された番組映像及び音声が再生され、解除キーが無い場合にはCMの映像及び音声再生が行われるので、ユーザの希望に応じてCM排除放送を提供することができる。従って、CM放送に興味が無いユーザはCM放送の排除を要求し、サービス料金を支払うことにより、番組放送を継続して視聴することができる。
また、CM排除放送サービスは、登録サイトを介してデジタル放送受信装置50により要求することができるので、ユーザは放送を視聴中でもすぐにCM排除放送サービスを申し込むことができ、利便性が良い。
なお、本実施形態における記述内容は、本発明を適用したデジタル放送システム100及びデジタル放送受信装置50の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した説明では、CM排除放送サービスへの登録サイトを介してユーザ登録を受け付けて、解除キー情報をインターネットEを介してデジタル放送受信装置50に配信することとしたが、ユーザ登録は所定の申し込み用紙にユーザ登録に必要な項目情報を記載して郵便により受け付けて、解除キー情報を可搬型の記録メディア等に記録し、当該記録メディアをユーザに返送することにより解除キー情報の配信を行うこととしてもよい。これにより、通信ネットワークに接続することができない環境のユーザであっても、CM排除放送サービスの提供を受けることができる。
また、CM排除放送サービス登録の受付及び解除キー情報の配信を行う配信サーバ20が放送局に設置される構成としたが、配信サーバ20の運用形態はこれに限らず、登録の受付、解除キー情報の配布を代行する代行業者により運用される構成としてもよい。
その他、本実施形態におけるデジタル放送システム100、デジタル放送受信装置50の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明を適用した実施の形態におけるデジタル放送システム100のシステム構成を示す図である。 デジタル放送送信装置10の内部構成を示す図である。 配信サーバ20の内部構成を示す図である。 登録テーブル231のデータ構成例を示す図である。 デジタル放送受信装置50の内部構成を示す図である。 配信サーバ20により実行されるユーザ登録処理を説明するフローチャートである。 ユーザ登録処理においてデジタル放送受信装置50に提供される登録画面例を示す図である。 デジタル放送送信装置10により実行される放送送出処理を説明するフローチャートである。 放送送出処理により送出された放送信号の編成を示す図である。 デジタル放送受信装置10により実行されるテレビ放映処理を説明するフローチャートである。 テレビ放映処理中に実行される再生処理を説明するフローチャートである。 テレビ放映処理中に実行されるユーザ要求受付処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 デジタル放送システム
10 デジタル放送送信装置
11 制御部
12 入力部
13 表示部
14 メモリ
15 放送データ記憶部
16 デジタル放送送信部
20 配信サーバ
21 制御部
22 ネットワーク通信部
23 メモリ
231 登録テーブル
50 デジタル放送受信装置
51 制御部
52 メモリ
53 入力部
54 ネットワーク通信部
55 電子マネー処理部
56 デジタル放送受信部
57 復号処理部
58 画像・音声処理部
59 表示部
60 スピーカ

Claims (5)

  1. 現在放送中の番組放送データを暗号化して暗号化番組放送データを生成し、当該暗号化番組放送データに告知情報放送データを多重化してなるマルチ編成放送時間を有するデジタル放送信号を送信するデジタル放送送信手段と、
    前記告知情報放送データの排除の要求を行ったデジタル放送受信手段に対して、所定条件下において前記暗号化番組放送データを復号化するためのキー情報を配信する配信手段と、
    前記配信手段により配信されたキー情報に基づき、前記デジタル放送送信手段から受信されたデジタル放送信号に含まれる前記暗号化番組放送データを復号化して再生するデジタル放送受信手段と、
    を備えて構成されるデジタル放送システム。
  2. 前記告知情報放送データには、コマーシャル放送データが含まれることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送システム。
  3. 前記配信手段と前記デジタル放送受信手段は、通信ネットワークを介して接続され、
    前記配信手段は、前記通信ネットワークを介してデジタル放送受信手段からの告知情報放送データの排除要求を受け付けるとともに、当該デジタル放送受信手段にキー情報を配信することを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタル放送システム。
  4. 前記所定条件には、前記告知情報放送データの排除に対する対価の支払いが確認されたことが含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のデジタル放送システム。
  5. 現在放送中の番組放送データを暗号化して暗号化番組放送データを生成し、当該暗号化番組放送データに告知情報放送データを多重化してなるマルチ編成放送時間を有するデジタル放送信号を送信する工程と、
    前記告知情報放送データの排除の要求を行ったデジタル放送受信装置に対して、所定条件下において前記暗号化番組放送データを復号化するためのキー情報を配信する工程と、
    前記配信されたキー情報に基づき、デジタル放送受信装置において受信されたデジタル放送信号に含まれる前記暗号化番組放送データを復号化して再生する工程と、
    を含むことを特徴とするデジタル放送方法。
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