JP2005200455A - 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。 - Google Patents

自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。 Download PDF

Info

Publication number
JP2005200455A
JP2005200455A JP2004005150A JP2004005150A JP2005200455A JP 2005200455 A JP2005200455 A JP 2005200455A JP 2004005150 A JP2004005150 A JP 2004005150A JP 2004005150 A JP2004005150 A JP 2004005150A JP 2005200455 A JP2005200455 A JP 2005200455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
brush
repairing
abrasive grains
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004005150A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Niizaki
優一郎 新崎
Tomoko Niizaki
朋子 新崎
Yunito Niizaki
優仁人 新崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004005150A priority Critical patent/JP2005200455A/ja
Publication of JP2005200455A publication Critical patent/JP2005200455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Brushes (AREA)

Abstract

【課題】 経年変化によるプラスチック製ブラシ毛の劣化を改善して使用寿命を長くした自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具を提供する。
【解決手段】 樹脂素材の中に該樹脂素材の傷を修復するための補修材を混ぜて自己修復プラスチック製ブラシ毛素材を成形した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワークの表面や内周面等を研磨処理したり、バリ取りをするための研磨や研削に使用される自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具に関するものである。本明細書において、その他の研磨砥粒とはダイヤモンド砥粒、金属砥粒以外の砥粒をいう。
プラスチック製ブラシは、ブラシ毛の磨耗や劣化により使用寿命が短くなるものがあり、各種の改善がなされている。例えば、樹脂封止金型のクリーニング用ブラシは、ブラシ毛が植毛されているブラシ本体と、ブラシ本体の長手方向端部に連結されて、外方に延在した柄と、ブラシ本体の長手方向の両端部に柄との連結部とから構成されている。前記プラスチック製ブラシは、先端部のブラシ毛が摩耗した時、ブラシの前後を入れ替えて、摩耗していない側のブラシ毛を使用することで、使用寿命を長くしている。(例えば、特許文献1参照)
特開2000−12579号公報
上記特許文献1に記載されたブラシは、先端部のブラシ毛が摩耗した時、ブラシの前後を入れ替えて、摩耗していない側のブラシ毛を使用することで、ブラシの使用寿命を長くできる。しかしながら、ブラシ毛は、使っていると傷んで細くなったり、長い期間使用していると経年変化により自然に割れたりして細くなることがある。前記のように細くなったブラシ毛は、折れて使用できなくなる。
プラスチック製ブラシ毛素材とそれにより形成した各種のプラスチック製ブラシ具は、このようにブラシ毛が経年変化により劣化して使用寿命が短くなってしまう場合、特許文献1に記載されたブラシのように、ブラシ毛の前後位置を入れ替えてもブラシ毛の劣化により使用寿命が短くなる状況に変わりはないので、改善が望まれていた。
また、特公平2−51922号公報に記載されている(ポリエステル系ポリオールおよび/または、ポリカーボネート系ポリオールを主成分とする)架橋型ポリウレタン系樹脂シートは、架橋型ポリウレタン系樹脂の表面に傷が生じたとき、その傷が経時的に自然に消失する性質である自己修復性を有することが公知である。また、特開2001−81304号公報に記載されている自己修復性ポリフェニレンエーテル樹脂材料は、プラスチック(樹脂素材:ポリフェニレン・エーテル)の中に、前記樹脂素材の傷を修復するための補修材(Cu−アミン触媒及び水素供与能力を持つ有機化合物)を混ぜることにより、プラスチックの経年変化による劣化の傷を修復するものである。
本発明は、プラスチック製ブラシ毛が経年変化により劣化して使用寿命が短くなってしまうという課題を解決するもので、経年変化によるプラスチック製ブラシ毛の劣化を改善して使用寿命を長くした自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具を提供することを目的とする。
本明細書において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材とは、例えば、ポリエステル系ポリオールおよび/または、ポリカーボネート系ポリオールを主成分とする架橋型ポリウレタン系樹脂を成形したブラシ毛素材で、ブラシ毛素材の表面に傷が生じたとき、その傷が経時的に自然に消失する性質である自己修復性を有するものをいう。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材が混ぜられてブラシ毛に成形されたことを特徴とする自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項2記載の発明は、樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材を混ぜ、さらにダイヤモンド砥粒、金属砥粒、その他の研磨砥粒の内の少なくとも1種類が混入されてブラシ毛に成形されたことを特徴とする請求項1記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項3記載の発明は、樹脂素材はポリフェニレン・エーテルや、ポリカーボネートであることを特徴とする請求項1または2に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項4記載の発明は、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の表面にダイヤモンド砥粒、金属砥粒、その他の研磨砥粒の内の少なくとも1種類が混入されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項5記載の発明は、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の表面にダイヤモンド砥粒、金属砥粒、その他の研磨砥粒の内の少なくとも1種類がコーティングされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項6記載の発明は、前記樹脂素材の中に、前記補修材と共に導電材が使用されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項7記載の発明は、前記樹脂素材の中に、前記補修材と共に形状記憶材が使用されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項8記載の発明は、前記ブラシ毛の先端を球状、先割れ、テーパー状の内の1つの形に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項9記載の発明は、前記ブラシ毛の先端や中間などに樹脂、金属の内の少なくとも1つからなる多角形状の多角面体を取り付けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材である。
また、請求項10記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の少なくとも1種類と、樹脂、金属、動物繊維、または、植物繊維からなるブラシ毛の内の少なくとも1種類とが混毛されて形成されたブラシ具である。
本発明の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材は、樹脂素材の傷を修復するための補修材により経年変化による劣化を自己修復して、元の状態を回復する。また、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具は、自己修復により劣化を防止できるブラシ毛を使用しているので、ワークの表面や内周面等を研磨処理したり、バリ取りをするための研磨や研削の際に、経年変化によりブラシ毛が劣化して使用寿命が短くなってしまうという事態が防止され、磨耗で使用できなくなるまで通常の使用が可能となるので使用寿命を大幅に改善できる。
本発明は、ブラシ毛が経年変化により劣化して使用寿命が短くならないように、樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材を混ぜ、射出成形によりブラシ毛にしたことを主要な特徴とする自己修復プラスチック製ブラシ毛素材と、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材により形成されたチャンネルブラシ、捻りブラシ、筒型ブラシ、コイルブラシ、ロールブラシ、マスカラブラシ、歯ブラシ等のブラシ具である。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。図1(a)〜(e)は本発明の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材を説明するための概略図である。
図1(a)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1aは、樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材が混ぜられて射出成形されてブラシ毛に成形されたものである。前記ブラシ毛は、樹脂素材がポリフェニレン・エーテル(PPE)であれば、Cu−アミン触媒と水素が、前記樹脂素材(PPE)の傷を修復するため補修材として作用する。ポリフェニレン・エーテルの自己修復作用については、
内田一路・南谷千城・武田邦彦の三名により高分子学会予稿集48巻4号に発表された論文「題名:人工代謝材料の主鎖の切断により劣化したポリマーの自己代謝機構の研究」、
芝浦工業大学大学院工学研究科材料工学専攻武田研究室により1999年ポリマー材料フォーラムで発表された論文「題名:主鎖の切断により劣化したポリマーの自己修復機構の研究」
に記載されている。
前記論文には、樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材が混ぜられて成形された場合、樹脂素材が自己修復作用を有するようになるということについて、「ポリフェニレン・エーテル(PPE)の切断によるラジカルが水素供与体から水素を供与されて安定化し、Cu−アミン触媒が作用して修復が行われる。」という主旨の記載がある。なお、樹脂素材と補修材を組合せて、樹脂素材が自己修復作用を有する別の例として、樹脂素材にポリカーボネートを使用し、前記樹脂素材の傷を修復するため補修材として炭酸ソーダを作用させるものがある。
図1(b)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1bは、樹脂素材の中に、前記樹脂素材の傷を修復するための補修材(ポリフェニレン・エーテルや、ポリカーボネート等)が混ぜられ、さらに、ダイヤモンド砥粒、金属砥粒、または、その他の研磨砥粒(前記のその他の研磨砥粒とは、例えば、シリコンカーバイド、アルミナ、セラミックス、セラミックスアルミナ、セラミック酸化アルミニウム、ジルコニア、ジルコニウム、アルミニウムトリハードライト、ボロンカーバイド、ボロンナイトライド、酸化セリウム、ガーネット、硬質ガラス、水晶などの内の少なくとも一種類をいう。)の内の少なくとも1種類(図ではダイヤモンド砥粒11とその他の研磨砥粒13)が混入されたものが射出成形によりブラシ毛に成形されたものである。
図1(c)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1cは、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1aの表面に、ダイヤモンド砥粒11、金属砥粒12、または、その他の研磨砥粒13の内の少なくとも1種類(図ではダイヤモンド砥粒11と金属砥粒12)が混入されているか、または、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1aの表面に、コーティングされているものである。前記コーティングは、塗布、メッキ、溶着等により行われる。
上記の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1cは、帯電され易いので、前記帯電された静電気を除去できるように、導電材が使用されている。即ち、前記自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1cは、導電材が中に、混入された状態で成形されたり、成形後に導電材を前記自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1cの表面に混入させたり、コーティングされる。
図1(d)(e)に示す自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1d、1eは、形状記憶材が使用されている。即ち、図1(d)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1dは、形状記憶合金線4aを心材として、その表面に自己修復プラスチック製ブラシ毛素材が成形されたものである。この自己修復プラスチックブラシ毛素材は、ダイヤモンド砥粒11、金属砥粒12、または、その他の研磨砥粒13が全く混入されないで成形されても良いが、図1(d)のようにダイヤモンド砥粒11、金属砥粒12、または、その他の研磨砥粒13の内の少なくとも1種類(図ではダイヤモンド砥粒11)が混入されて成形されても良い。
また、図1(e)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1eは、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1aと1bの少なくとも1種類に形状記憶合金線4bが混毛されて形成されたもので、撚り合せて太い線状に形成されている。
図2は図1の(a)〜(e)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の断面形状の例を示す概略図である。図1の(a)〜(e)の実施例の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eは、断面形状が丸形のものについて図示したが、この他にも、図2で示すように三角形22、四角形23、六角形24、八角形25等の多角形、楕円形26、十字形27、瓢箪のようなメガネ形28、四葉のクローバ形29(または、図示しない三つ葉クローバ形)に成形しても良い。
図3〜図5は図1(a)〜(e)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の端部の形状の例を示す概略図である。図1(a)〜(e)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eは、両端までの断面形状が同一のものについて説明した。しかし、この他にも、図1(a)〜(e)に示される実施例の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eの端部形状は、図3(a)で示すように一端だけが他の部分より径の大きな球状30に形成された自己修復プラスチック製ブラシ毛素材31であったり、または、図3(b)で示すように両端が他の部分より径の大きな球状30に形成された自己修復プラスチック製ブラシ毛素材32であっても良い。
また、図1(a)〜(e)の実施例の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eの端部の形状は、図4(a)(b)で示すように一端または両端が先割れ状40a,40bに形成された形状の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材41,42であっても良いし、図5(a)(b)で示すように一端または両端がテーパ状50a,50bに形成された自己修復プラスチック製ブラシ毛素材51,52であっても良い。
図6(a),(b)は、ブラシ毛の先端に金属粘土素材を取付けて燒結して形成した自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の例を示す概略図である。図6(a)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材61は、片側一端61aに球状の金属粘土素材(純金属または合金の1種以上からなる金属微粉末と有機系バインダと水等を混練してなる)65が取付けられて電気炉、電子レンジ、バーナーにて焼結される際に、有機系バインダと水が除去されて燒結金属に形成されたもので、金属粘土素材65の中には、ダイヤモンド砥粒11、金属砥粒12、または、その他の研磨砥粒13の内の少なくとも1種類(図ではその他の研磨砥粒13)が混入されている。
また、図6(b)において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材62は、一端62aに球状の金属粘土素材65が取付けられ、また、他端62bに球状の金属粘土素材64が取付けられて電気炉、電子レンジ、バーナーにて焼結される。自己修復プラスチック製ブラシ毛素材62は、前記焼結において、有機系バインダと水が除去されて燒結金属が形成されるもので、金属粘土素材64、65の中には、ダイヤモンド砥粒11、金属砥粒12、または、その他の研磨砥粒13の内の少なくとも1種類が混入されている。図6(b)では金属粘土素材64の中に金属砥粒12が混入され、金属粘土素材65の中にその他の研磨砥粒13が混入されている。
図7(a)〜(c)は、各面が多角形状の多角面体である金属粘土素材の概略図である。自己修復プラスチック製ブラシ毛素材61、62の端部に取付けられた金属粘土素材65は、高温加熱されて燒結金属になる。図7(a)において、燒結金属71の形状は、外周面の各面が三角形71aをした四面体である。また、図7(b)において、燒結金属72の形状は、外周面の各面が四角形72aの六面体である。また、図7(c)において、燒結金属73の形状は、外周面の各面が三角形73a、四角形73bなどの数種の多角形が各面に混在する多角面体(図では三角形73a、四角形73bが各面に混在する多角面体)である。
図6において、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材61、62の端部に、金属粘土素材65が取付けられて燒結された例を説明した。しかし、金属粘土素材65は、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材61、62の端部に取り付けられるとは限らず、中間の位置に取り付けられて燒結金属に形成されていても良い。さらに、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材61、62の端部には、金属粘土素材65に代えて、樹脂が自己修復プラスチック製ブラシ毛素材61、62の端部、または中間の位置に取り付けられた構成となっていても良い。
図8(a)〜(f)、図9(a)〜(f)は、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成したブラシ具の斜視図である。以下に、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成した各種のブラシ具について説明する。
図8(a)において、チャンネルブラシ82は、図1(a)〜(e)の各種の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eの少なくとも1種類を組み合せたブラシ毛81にて形成されている。図8(b)において、捻りブラシ83は、ブラシ毛81で形成されている。図8(c)において、筒型ブラシ84は、シャンク84aが同軸に固定された筒84bに、ブラシ毛81が埋設されて形成されている。図8(d)において、コイルブラシ85は、図8(a)のチャンネルブラシ82がコイル状に取付けられて形成されている。図8(e)において、カップブラシ86は、シャンク86aが同軸に固定された円盤86bに、図8(a)のチャンネルブラシ82が環状に取付けられて形成されている。図8(f)において、マスカラブラシ87は、図8(b)の捻りブラシ83が支持棒87aに取付けられて形成されている。
図9(a)において、チャンネルブラシ92は、図3(a)(b)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材31,32の少なくとも1種類を組み合せたブラシ毛91にて形成されている。図9(b)において、捻りブラシ93は、ブラシ毛91で形成されている。図9(c)において、筒型ブラシ94は、シャンク94aが同軸に固定された筒94bに、ブラシ毛91が埋設されて形成されている。図9(d)において、コイルブラシ95は、図9(a)のチャンネルブラシ92がコイル状に形成されている。図9(e)において、カップブラシ96は、シャンク96aが同軸に固定された円盤96bに、図9(a)のチャンネルブラシ92が環状に取付けられて形成されている。図9(f)において、ロールブラシ97は、シャフト97aに図9(a)のチャンネルブラシ92が巻付けられて形成されている。
図10は図1の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成したロールブラシの斜視図、図11は図1の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成した歯ブラシの斜視図である。図10において、車洗浄用のロールブラシ102は、図1(a)〜(e)に示される各種の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eの内の少なくとも1種類のブラシ毛101にて形成されている。図11において、植込みブラシ(歯ブラシ)112は、図1(a)〜(e)に示される各種の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eの内の少なくとも1種類のブラシ毛111にて形成されている。
このように本発明の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具は、経年変化によりプラスチック製ブラシ毛が劣化して使用寿命が短くなってしまうという事態が防止され、長期の使用が可能であるため、ワークの表面や内周面等を研磨処理したり、バリ取りをするための研磨や研削に使用できる。
(a)〜(e)は本発明の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材を説明するための概略図である。 図1の(a)〜(e)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材1a〜1eの断面形状の例を示す概略図である。 (a),(b)は、図1(a)〜(e)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の端部の形状の例を示す概略図である。 (a),(b)は、図1(a)〜(e)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の端部の形状の例を示す概略図である。 (a),(b)は、図1(a)〜(e)の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の端部の形状の例を示す概略図である。 (a),(b)は、ブラシ毛の先端に金属粘土素材取付けて燒結して形成した自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の例を示す概略図である。 (a)〜(c)は、各面が多角形状の多角面体である金属粘土素材の概略図である。 (a)〜(f)は自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成した製品の斜視図である。 (a)〜(f)は自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成した製品の斜視図である。 図1の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成したロールブラシの斜視図である。 図1の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材にて形成した歯ブラシの斜視図である。
符号の説明
1a〜1e,31,32,41,42,51,52,61,62 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材
4a,4b 形状記憶合金線
11 ダイヤモンド砥粒
12 金属砥粒
13 その他の研磨砥粒
22 三角形
23 四角形
24 六角形
25 八角形
26 楕円形
27 十字形
28 メガネ形
29 クローバ形
30 球状
40a,40b 先割れ状
50a,50b テーパ状
61a,62a 一端
62b 他端
64,65 金属粘土素材
71〜73 燒結金属
71a,73a 三角形
72a,73b 四角形
81,91,101,111 ブラシ毛
82,92 チャンネルブラシ
83,93 捻りブラシ
84,94 筒型ブラシ
84a,86a,94a,96a シャンク
84b,94b 筒
85,95 コイルブラシ
86,96 カップブラシ
86b,96b 円盤
87 マスカラブラシ
87a 支持棒
97,102 ロールブラシ
97a シャフト
112 植込みブラシ(歯ブラシ)

Claims (10)

  1. 樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材が混ぜられてブラシ毛に成形されたことを特徴とする自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  2. 樹脂素材の中に、該樹脂素材の傷を修復するための補修材を混ぜ、さらにダイヤモンド砥粒、金属砥粒、その他の研磨砥粒の内の少なくとも1種類が混入されてブラシ毛に成形されたことを特徴とする請求項1記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  3. 樹脂素材はポリフェニレン・エーテルや、ポリカーボネートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  4. 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の表面にダイヤモンド砥粒、金属砥粒、その他の研磨砥粒の内の少なくとも1種類が混入されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  5. 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の表面にダイヤモンド砥粒、金属砥粒、その他の研磨砥粒の内の少なくとも1種類がコーティングされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  6. 前記樹脂素材の中に、前記補修材と共に導電材が使用されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  7. 前記樹脂素材の中に、前記補修材と共に形状記憶材が使用されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  8. 前記ブラシ毛の先端を球状、先割れ、テーパー状の内の1つの形に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  9. 前記ブラシ毛の先端や中間などに樹脂、金属の内の少なくとも1つからなる多角形状の多角面体を取り付けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の自己修復プラスチック製ブラシ毛素材の少なくとも1種類と、樹脂、金属、動物繊維、または植物繊維からなるブラシ毛の内の少なくとも1種類とが混毛されて形成されたブラシ具。
JP2004005150A 2004-01-13 2004-01-13 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。 Pending JP2005200455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005150A JP2005200455A (ja) 2004-01-13 2004-01-13 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004005150A JP2005200455A (ja) 2004-01-13 2004-01-13 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005200455A true JP2005200455A (ja) 2005-07-28

Family

ID=34819565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004005150A Pending JP2005200455A (ja) 2004-01-13 2004-01-13 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005200455A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050497A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Kowa Co Ltd ブラシ用毛材
JP2007283444A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Yuichiro Niizaki ブラシ素材
JP2009248264A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Yuichiro Niizaki 研磨部材
JP2010538726A (ja) * 2007-09-18 2010-12-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー らせん状アプリケータ表面を備えるアプリケータ
CN104093526A (zh) * 2013-02-05 2014-10-08 株式会社马山 刷丝、多刷丝及其制造方法
CN104439167A (zh) * 2014-11-20 2015-03-25 北京卫星环境工程研究所 自修复铝合金的制备方法及其制备装置
EP2436480A3 (en) * 2010-09-10 2016-11-30 Panchartek, Zbysek The method of modifying the flat glass surface and the apparatus for carrying out this method

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050497A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Kowa Co Ltd ブラシ用毛材
JP2007283444A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Yuichiro Niizaki ブラシ素材
JP2010538726A (ja) * 2007-09-18 2010-12-16 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー らせん状アプリケータ表面を備えるアプリケータ
JP2009248264A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Yuichiro Niizaki 研磨部材
EP2436480A3 (en) * 2010-09-10 2016-11-30 Panchartek, Zbysek The method of modifying the flat glass surface and the apparatus for carrying out this method
CN104093526A (zh) * 2013-02-05 2014-10-08 株式会社马山 刷丝、多刷丝及其制造方法
CN104439167A (zh) * 2014-11-20 2015-03-25 北京卫星环境工程研究所 自修复铝合金的制备方法及其制备装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5137471B2 (ja) 一側の毛先だけテーパー状に先鋭化された針状毛が植毛された歯ブラシ
CN1130274C (zh) 研磨工具
JP2007283444A (ja) ブラシ素材
JP5090164B2 (ja) ブラシの製造方法、製造装置、およびブラシ
JP4554064B2 (ja) 線状のブラシ用素材
JP2005200455A (ja) 自己修復プラスチック製ブラシ毛素材、自己修復プラスチック製ブラシ毛素材より形成されたブラシ具。
CN101193572B (zh) 利用针状刷毛制造牙刷的方法及采用该方法制造的牙刷
CN1187111A (zh) 磨刷和磨丝
JP2004337623A (ja) 弾力性の優れた高度テーパリング歯ブラシ毛が植毛された歯ブラシ、及びその製造方法
TW201041692A (en) Abrasive brush
CN102574258B (zh) 无框眼镜片钻孔抛光的方法和装置
CN101076273B (zh) 具有针形刷毛的牙刷的制造方法
JP5084504B2 (ja) 球状樹脂粒子を含有する歯科用研磨材
JP2007050497A (ja) ブラシ用毛材
JP2008246580A (ja) 押出ダイスの中子の製造方法および押出ダイスの中子
JP2005199362A (ja) ブラシ毛素材および研磨ブラシ
TWI454341B (zh) Stone antique surface grinding brush and its manufacturing method
US20220313389A1 (en) Dental polishing instrument having increased service life
JP4459313B2 (ja) 押出ダイスの製造方法
JP2002361567A (ja) 工業用のブラシ素材
JP3072671U (ja) 研削工具
JP4418687B2 (ja) 研削素材または研磨素材の製造方法、研削素材または研磨素材、および研削または研磨工具
KR100423769B1 (ko) 치아 보철물 연마용 연마제의 제조방법
CN216030184U (zh) 一种芯片研磨支撑垫修整器
JP2021137912A (ja) 組合せブラシ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060607

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060814

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061003

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070220