JP2005199322A - バルジ成形装置とバルジ成形方法及びその成形品 - Google Patents

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Abstract

【課題】管状複雑形状部品の生産等でも高圧の型締めを不要としたバルジ成形が可能となり、大型のバルジ成形が可能となるバルジ成形装置を提供する。
【解決手段】縦向きの分割面で横方向に分割可能な内型3を設け、この内型3の分割部に素管5を縦方向に挿入する成形型部10を形成し、この内型3を合わせて前記成形型部10の周囲を密着させた状態の内型3の外面を所定の角度で下方に向けて広がる円錐面9に形成し、この内型3の円錐面9に沿う角度で下方に向けて広がる円錐面11を内面に形成した筒状の外型4を設け、この外型4を前記内型3の外面に密着させて内型3を密着させて保持した状態で内型3の成形型部10に挿入した素管5の下側からこの素管5の内部に高圧液体を供給する増圧器8を設けるとともに、この素管5の上側から軸押しする軸押し装置6を設ける。
【選択図】図1

Description

本願発明は、金型にセットした中空パイプの内側に超高圧の液体を供給し、この中空パイプを金型に沿う形状に変形させて成形するバルジ成形装置と成形方法及びその成形品に関する。
従来より、自動二輪車や自動車の足回り部品、ガスタービン部品等は、複数の部材を溶接等で連結することにより形成する方法が多く採用されている。例えば、ガスタービンの燃焼器部品は、円筒状で外径が変化した形であるため、従来は2分割でプレス成形したものを溶接等で接合するか、単純円筒を内部から金型を用いて拡管させて成形している。しかし、いずれも成形に時間がかかり、成形コストも高くなる。また、円筒を拡管させて成形する場合、拡管させる形状に限界があるため、円錐状の素管から成形する場合もあるが、その場合には、素材が複雑な形状となり無駄が生じ、素管を成形する時間や費用が多く必要となる。そのため、近年、これらの部品を金属パイプから一体的に成形するバルジ成形(ハイドロフォーミング)が注目されている。
図7はこの種のバルジ成形装置を示す図面であり、(a) は加工前の断面図、(b) は加工途中の断面図である。このバルジ成形装置51は、素管、成形品の出し入れのために金型52が上下2分割となっている。成形時には、2分割の金型52の内部に素管53を挿入し(a) 、型締めプレス54によって下向きに押圧した後、この素管53の内部に増圧器55によって圧縮した液体で内圧を与えながら軸押し装置56で軸方向に押すことにより、素管53を拡管させて金型52に内接するように変形させて目的とする形状の成形品57を得ている(b) 。このバルジ成形によって成形品を得る素管53としては、例えば、図8(a),(b),(c) のバルジ成形に用いる素管例を示す斜視図のように、直管58、プリベンド管59、プリフォーム管60等の中空パイプが用いられる。このような中空パイプを変形(拡径)させて成形品を得るので、成形品は、溶接部がなく強度的に優位であるとともに板厚を薄くすることにより軽量化に寄与することができる。
このバルジ成形は、素管の内側に非常に大きな内圧負荷を作用させて金属を変形させるので、その反力の非常に大きな圧力負荷により2つの金型を押し広げる力が発生する。そのため、前記したように、2分割の金型52が開かないように型締めプレス54で上金型を下向きに押圧しており、成形品の形状が大きいほど、また必要内圧が大きいほど、大きな型締め力を必要とする。例えば、近年の型締めプレスには、50000kNの型締め力を備えたプレス装置もある。
この種の従来技術として、上下一対の金型の型締めを、この金型の合わせ部にテーパ状の締め鍔を突設し、これらの締め鍔のテーパ状に沿うテーパ状の断面形状に形成された締め溝を設けた型締めブロックで締め鍔を押圧することにより、これら締め鍔と締め溝との間のくさび作用で行おうとしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の従来技術として、ガスタービンの燃焼器用ライナーの円筒体を、内型と外型との二重構造の型を用いたバルジ成形によって波形形状及びコルゲート形状に成形しようとするものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−35852号公報(第2,3頁、図2,3) 特開平8−278029号公報(第2,4頁、図4)
しかしながら、前記特許文献1では、平面状の金型の合わせ部の対向する2面を押圧して型締めするものであるため、型締めされていない軸押し方向で金型に弾性変形を生じてしまうおそれがある。しかも、近年の高圧力に耐えるのは難しい。このような変形を避けるためには金型を非常に強固に製作しなければならず、設備の大型化や費用の増大を招いてしまう。
また、前記特許文献2では、二重の金型が示されているが、単に二重構造と記載されたものであり、素管の拡管方向に作用する高圧力に耐え得る構成については記載されておらず、近年の高圧力に耐えるのは難しい。
一方、バルジ成形では、前記したように、素管53を拡管させるために、素管53に内圧とともに軸押し(軸圧縮力)を与える必要がある。このため、バルジ成形装置には、金型を押さえつける大きな型締めプレス54に加えて、軸押し装置56、増圧器55、と多くの高圧力機器が必要となる。しかも、これらの機器の全てを近年の高圧力化に対応できる高圧力機器として大きな成形品を成形する場合、非常に巨大なプレス機が必要となる。そのため、従来のバルジ成形装置で高圧力化に対応するには、非常に大型で費用を要する装置が必要となる。
このことは、前記したガスタービンの燃焼器部品のように、大きな円筒状で外径が変化した形の成形品を成形するためには、より高圧の型締めプレスや型押しプレス、液圧装置が必要となり、より大型で費用を要する装置が必要となる。
そこで、前記課題を解決するために、本願発明のバルジ成形装置は、縦向きの分割面で横方向に分割可能な内型を設け、該内型の分割部に素管を縦方向に挿入する成形型部を形成し、該内型を合わせて前記成形型部の周囲を密着させた状態の該内型の外面を所定の角度で下方に向けて広がる傾斜面に形成し、該内型の傾斜面に沿う角度で下方に向けて広がる傾斜面を内面に形成した筒状の外型を設け、該外型を前記内型の外面に密着させて内型を密着させて保持した状態で該内型の成形型部に挿入した素管の下側から該素管の内部に高圧液体を供給する増圧器を設けるとともに、該素管の上側から軸押しする軸押し装置を設けている。
また、前記バルジ成形装置において、前記外型の上部に吊下げアームを設け、該吊下げアームを係止する支持部材を前記軸押し装置に設け、該軸押し装置を下降させることによって外型の内面を内型の外面に密着させるように構成し、該軸押し装置で下降させる外型が内型に密着する吊下げ終了位置を、該軸押し装置による素管の上側からの軸押し開始前の位置に設定して、軸押し装置による内型の固定と軸押しとを連続的に行ってもよい。
さらに、前記いずれかのバルジ成形装置において、前記内型の外面と外型の内面とに形成する傾斜面の傾斜角を、該内型内に挿入した素管を成形する前記高圧液体の内圧による上向きの力で外型が移動しない摩擦力となる角度に設定してもよい。
また、前記バルジ成形装置において、前記外型の傾斜面を内型の傾斜面に密接させて内型の広がりを抑止した状態で該外型を固定物に固定する固定部材を設け、前記高圧液体の内圧による上向きの力で外型が移動しないようにしてもよい。
さらに、前記いずれかのバルジ成形装置において、前記傾斜面を円錐面で形成すれば、成形時の外向きの力を周方向でほぼ均等に受けることができる。
また、前記いずれかのバルジ成形装置において、前記増圧器を複動式増圧器で構成すれば、大量の高圧液体を連続的に供給することができる。
一方、本願発明のバルジ成形方法は、外面を下向きに広がる傾斜面に形成し、縦向きの分割面で横方向に分割可能な内型内の成形型部に素管を挿入して内型を密着させ、該内型の外面に、内面に内型の傾斜面に沿う傾斜面を形成した外型を密接させて内型の広がりを抑止し、前記内型内に挿入した素管の下側から該素管内に高圧液体を供給しながら素管の上側から軸押し力を与えて素管を内型内の成形型部に沿わせるようにしている。
また、前記いずれかのバルジ成形装置により、ガスタービン部品のパイプ状素管に内圧をかけながら外形を内型内の成形型部形状に成形してガスタービン部品の成形品を成形すれば、複雑形状でも安価なガスタービン部品(燃焼器等)を得ることができる。
本願発明は、以上説明したような手段により、管状複雑形状部品の生産等でも高圧の型締めを不要としたバルジ成形が可能となり、大型のバルジ成形が可能になるとともに、バルジ成形に要するコスト削減や装置の小型化が可能となる。
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態に係るバルジ成形装置を示す断面図である。図2は同バルジ成形装置に用いられる増圧器の図面であり、(a) は単動式増圧器、(b) は複動式増圧器を示す配管図である。なお、以下に説明する図面では、内型と外型とに形成する下向きに広がる傾斜面を円錐面とし、その傾斜角を誇張して記載している。
図示するように、このバルジ成形装置1は、固定物である装置台2上に設けられる横方向に分割可能な内型3(内金型)と、この内型3の外周部に設けられる外型4(外金型)と、この外型4を昇降させるとともに、前記内型3内に挿入された被成形物である素管5を上側から軸押しする軸押し装置6とが縦方向に設けられている。また、前記内型3の下部には、素管5の下側から高圧液体を素管5内に供給する高圧液体配管7が設けられ、この高圧液体配管7は増圧器8に接続されている。この素管5の内部に高圧液体を供給する構成は、従来と同様の技術が用いられる。
前記内型3は、例えば、左右2分割で構成され、密着させた状態で外面が下向きに拡径する円錐面9で形成されている。この内型3を分割した分割部(中央部)には、中空パイプの素管5をバルジ成形する成形型部10が形成されている。
前記外型4は、内面が前記内型3の外面の円錐面と一致する下向きに拡径した円錐面11に形成されている。この円錐面11は、内型3の円錐面9に沿うように上方から挿入した時にほぼ下端まで接するような径で形成されている。この外型4の円錐面11は、少なくとも内型3に形成されている成形型部10の下端位置より下方まで接するような径が好ましい。この外型4の内面は内型3の外面に沿うような円錐面11で形成されているが、外面(平面視形状)は円形でも方形でもよく、内型3を囲むような筒状であればよい。この実施形態では円形で全体がほぼ同じ厚みに形成されており、内面に形成された円錐面11によって、内型3の成形型部10で素管5を変形させる時に生じる外向きの力をほぼ均等に受けるようにしている。この外型4の上部には吊下げアーム12が設けられている。この吊下げアーム12は、外型4をバランス良く支持できるように周方向の複数個所に設けられている。
前記軸押し装置6は、伸縮するロッド13の下部に前記外型4の吊下げアーム12を介して外型4を支持する支持部材14と、前記内型3の成形型部10に挿入された素管5に軸押し力を作用させる軸押し部材15とを備えている。支持部材14は、外型4に設けられた吊下げアーム12の配置に応じた形状で形成されている。この実施形態では、外型4の外面が円形に形成され、その外型4をバランス良く支持できるように円形配置された吊下げアーム12を支持できるように円盤状で形成されている。軸押し部材15は、前記内型3の成形型部10に挿入された素管5に対して軸押し力を所定のストロークで与えることができる径と長さで形成されている。この軸押し装置6のプレス能力としては、例えば、5000kN程度が用いられる。なお、この実施形態では、軸押し装置6で外型4を昇降させるように構成しているが、外型4を昇降させる装置を別に設けてもよい。
前記増圧器8は、図2(a),(b) に示すように、素管5の径や加工形状等に応じた高圧液体を供給できる単動式又は複動式増圧器が用いられる。図2(a) に示す単動式増圧器16は、シリンダ17の一方に設けられた加圧室18に、低圧流路19から低圧液体を吸込んで、加圧した高圧液体を高圧流路20に吐出するものである。低圧流路19には、吐出する加圧液体が戻らないような逆止弁21が設けられている。従って、シリンダ17の一方に設けられた加圧室18から断続的に加圧液体が吐出されることとなる。一方、図2(b) に示す複動式増圧器22は、シリンダ23の両方に設けられた加圧室24に、低圧流路25から交互に低圧液体を吸込んで、加圧した高圧液体を交互に高圧流路26に吐出するものである。この場合、低圧流路25と高圧流路26とに、吐出する加圧液体が戻らないような逆止弁27が設けられている。従って、シリンダ23の両方に設けられた加圧室24から連続的に加圧液体を吐出することができる。
これら単動式増圧器16、複動式増圧器22のいずれを用いるかの選択は、高圧液体の圧力や必要流量に応じて決定すればよい。例えば、前記したような内型3で大型の成形品を成形する場合、後述するように、加工中の内型3の分割部は外型4の弾性力で抑止されることとなるが、内型3が広がろうとする力が大きいと外型4の弾性変形分で内型3の分割部に隙間ができ、この隙間から軸押し部に向けて水漏れが発生しやすくなる。そのため、通常用いられている前記単動式増圧器16の場合、1つの増圧シリンダ17で高圧水を供給するので、必要とする高圧水が不足する場合が多く発生する。そこで、両方向の動作で高圧水を連続的に供給できる複動式増圧器22を組み合わせて用いることにより、高圧水の供給流量が大幅に増大して漏れを生じてもそれ以上の供給量を確保して補うことができる。つまり、大量の高圧液体を必要とする大型の成形品を成形する場合、複動式増圧器22を用いることにより、高圧水の不足がないようにできる。
図3は図1に示すバルジ成形装置による加工方法の説明図であり、(a) は内型を合わせる前の断面図、(b) は外型を下降させる前の断面図である。図4は同バルジ成形装置による加工方法の説明図であり、(a) は外型で内型を密着させた状態の断面図、(b) は軸押し装置で軸押ししている状態の断面図である。図5は同バルジ成形装置における外型と内型との接触面の関係を説明するための断面図である。これらの図面を用いて上述したバルジ成形装置1によるバルジ成形方法を以下に説明する。なお、上述した図1に示す構成には同一符号を付して、その説明は省略する。
まず、図3(a) に示すように、装置台2上に2分割の内型3を下部が広がる状態で設け、この内型3の中央部に形成された成形型部10内に素管5を挿入する。
次に、図3(b) に示すように、内型3を合わせた後、軸押し装置6のロッド13を伸長させて内型3の上方から外型4を下降させる。この時、軸押し装置6に設けられた支持部材14によって外型4の上部に設けられた吊下げアーム12が係止された状態であり、外型4の重量は吊下げアーム12を介して軸押し装置6によって支持されている。この実施形態では、外型4を軸押し装置6で昇降させるように構成しているが、軸押し装置6では外型4の自重のみを支持できればよいため、軸押し装置6が大型化することはない。
次に、図4(a) に示すように、内型3の外周面に外型4の内周面を沿わせながら軸押し装置6で外型4を下降させる。この時、内型3の外面の傾斜と外型4の内面の傾斜とがほぼ同一に形成されているので、外型4の中心が内型3の中心と一致するように下降させられる。このように、2分割の内型3の外形を下向きに広がる円錐状(側面視は、「くさび状」又は「テーパ状」)とし、この内型3の外周部に中空で内面が円錐状の外型4を被せることによって、この外型4の自重と両円錐面9,11間の摩擦力とで成形時に内型3の分割面が開かないように固定する手段とすることができるので、型締めプレスを不要とすることができる。つまり、下向きに広がる円錐面9,11(傾斜面)によってくさび効果が出て、内型3の型締めが可能となる。この時、内型3の外周面と外型4の内周面とが同形の円錐面9,11に形成されているので、軸心が合うように外型4が自動的に軸心調整され、内型3の全周をほぼ均等に締付けることができる(この図では外型4による内型3の締め付けは完了していない。)。
そして、図4(b) に示すように、軸押し装置6のロッド13を更に伸長させて外型4を下降させ、この外型4の内面(円錐面11)が内型3の外面(円錐面9)に密着して自重での下降が停止する吊下げ終了位置(図4(b) に示す外型4の位置)に達すると、外型4の自重によって内型3を外周から締めて分割面を密着させて一体的に保持した状態となる。その後、増圧器8から素管5の内部に高圧液体を供給して降伏内圧を与えるとともに、軸押し装置6の軸押し部材15によって素管5の上側から軸押し力を与える。この実施形態の場合、このように外型4による内型3の型締めと素管5の軸押しを連続的に行うことができる。
この時の外型4と内型3との接触面の関係は、図5に示すように、素管5の内部に供給した高圧液体によって内型3から外型4に向けて大きな力Fpが作用するが、内型3の外面の円錐面9と外型4の円錐面11とが密着しているので、外型4を上向きに移動させようとする上向きの力Fzよりも、外型4の自重Wと円錐面9,11の摩擦力との方が大きく、外型4は移動することなく内型3の広がろうとする力は外型4の弾性力によって抑止された状態が保たれる。つまり、この実施形態では、両型3,4の接触する円錐面9,11の傾斜角θ(テーパ角)が小さいので、内圧負荷によって内型3が広がろうとする力は外型4の自重と摩擦力とによって支持してバルジ成形することができる
この状態で更に素管5に内圧を負荷させるとともに軸押しを行うことにより、素管5の拡管が大きく進み、素管5は内型3の成形型部10に内接する。その後、より大きな内圧をかけることで、矩形断面の角部など、成形型部10(金型)に接触していない部分も拡管し、素管5の全面にわたり成形型部10と内接して目的とする成形品28を得ることができる。
しかも、この実施形態では、前記したように、両型3,4の接触する円錐面9,11の摩擦力と外型4の自重とによって成形時に内型3が広がろうとするのを安定して抑止することができるので、大型の成形品28(例えば、ガスタービンの燃焼器等の大型部品)の成形も容易に可能となる。その上、外型4による内型3の型締めと軸押しの2種類の作業を1つの軸押し装置6(プレス機)で行うので、プレス機としては、軸押しと外型4の脱着を行うことができる比較的小さな出力のプレス機でよくなる。
なお、この実施形態の場合、円錐面9,11(接触面)が小さい傾斜角θによって密接しているので、外型4を内型3から取り外すために持ち上げる力は大きな力が必要となる。つまり、この例の場合、円錐面9,11の角度θが小さいことにより、外型4による内型3の締め付けが生じるので、成形後の外型4の取り外しは軸押し装置6による上向きの力が必要となる。
前記図4(b) に示すバルジ成形方法としては、次の3つの成形域に分けて行うのが好ましい。
1.初期成形域
内圧は、素管5が降伏する圧力とする。軸押し量は、素管5の拡管に伴う、素管5の自由収縮量とする。この初期成形域では、内圧増加量は大きく、軸押し増加量は小さい。
2.中間成形域
次の最終成形域で破裂が生じないように、座屈発生の寸前まで軸押しを与え拡管部の肉厚を増やしながら、内型3に接触するまで拡管させる。内圧は破裂圧力以下とする。この中間成形域では、内圧増加量は小さく、軸押し増加量は大きい。
3.最終成形域
製品形状を確保するため、必要とする角部曲率半径から所定の内圧を与える。軸押し量は、内圧増加により摩擦が大きく拡管部の肉厚を増やす効果は少ないため若干量とする。この最終成形域では、内圧増加量は大きく、軸押し増加量は小さい。
このようなバルジ成形方法によれば、非常に大きな力を要する型締めを外型4の自重と円錐面9,11の摩擦力のみで全周において均等に行うことができるので、型締めに要するプレス機等を要することなく内型3の広がりを安定して抑止することができる。そのため、型締めに要する高圧力機器を不要とするとともに、小さなバルジ成形装置で大きな成形品を加工することも可能となり、バルジ成形装置1の小型化や装置に要するコスト削減が可能となる。
しかも、型締めに大きな力を要しないので、小さな軸押し装置6(例えば、押圧力が約5000kN程度のプレス機)でも大きな製品の成形が可能となる。例えば、ガスタービン部品を製造することで、複雑形状を一体成形して部品点数を減らし、溶接等の組み立て工程を大幅に削減して、製品の製作時間、費用を大幅に削減することができる。その上、単純な円筒から複雑な形状を一体成形するので、材料の歩留まりが良くなり、素材に無駄が生じなくなって材料費も削減することができる。
図6は図5に示す外型と内型との接触面の関係とは異なる接触面の関係を説明するための断面図である。なお、上述した図1に示す構成と同一の構成には、同一符号を付してその説明は省略する。この例は、内型29の外面の傾斜角θ(テーパ角)と、外型30の内面の傾斜角θ(テーパ角)とが上述した図4に示す角度よりも大きくなった場合の接触面の関係を示す例である。
図示するように、内型29の外面の円錐面31と外型30の内面の円錐面32とが接する傾斜角θが大きくなると、内型29に挿入した素管5内に作用させる内圧負荷によって内型29と外型30との間に生じる上向きの力Fzが大きくなり、内圧負荷の大きさによっては外型30を上向きに移動させて内型29の広がりを抑止できない場合が生じる。つまり、傾斜角θが大きい場合、内圧負荷により内型29が広がる力は外型30の自重Wと円錐面31,32(接触面)の間の摩擦力とだけでは支えることができない場合が生じる。そのため、この場合には、外型30の位置を固定する固定力が必要となる。
図示する例では、内型29の外周を外型30で締めた後、外型30を固定部材33によって固定物である装置台2に固定している。この固定部材33としては、外型30の移動を固定できればよいので、一般的な固定手段であるボルト34によって装置台2に固定されている。
この例の場合、円錐面9,11の傾斜角θが大きくなったことにより、外型30による内型29の締め付けは発生し難いため、成形後の外型30の取り外しは、内圧負荷を作用させながら外型30を持ち上げることにより内型29から容易に取り外すことができる。
この傾斜角θの決め方としては、次のような条件で決定すればよい。傾斜角θ>0°のとき、内型3,29から外型4,30に作用する力Fpは、Fp=P×A(P;内圧、A;内圧投影面積)となるため、その条件で内型3,29と外型4,30との間に作用する上向きの力Fzは、Fz=Fp・sinθとなる。これに対し、内型3,29と外型4,30との間に作用する下向きの力は、外型4,30の自重Wと、内型3,29と外型4,30との間の摩擦力である、μ・Fp・cosθ(μ;摩擦係数)となる。
従って、素管5の大きさや素管5を加工する内圧の大きさ、内型3,29と外型4,30の材質や外型4,30の自重、外型4,30の取り外し易さの条件等を考慮して、前記力の関係から決定すればよい。例えば、条件にもよるが、この傾斜角θを約5°〜7°にすると外型4,30が持ち上がるため、外型4,30が持ち上がらないような条件の場合には、傾斜角θは約1°〜2°に設定される。
なお、上述した実施形態では、2分割の内型3,29を例に説明したが、内型3,29は素管5の挿入と成形品の取り出しができるような形態であれば、上述した実施形態に限定されるものではない。
また、上述した実施形態では傾斜面を円錐面9,11で形成しているが、この円錐面9,11は多角錐面等であってもよい。
軸押し装置6で外型4を昇降させるように構成しているが、外型4を昇降させる装置を別に設けるように構成してもよい。
さらに、上述した実施形態は最良の実施形態の一例を示しており、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本願発明に係るバルジ成形装置は、自動二輪車や自動車、ガスタービン等の部品、その他、管状複雑形状部品の生産等、高圧の型締めを必要とするバルジ成形において有用である。
本願発明の一実施形態に係るバルジ成形装置を示す断面図である。 図1に示すバルジ成形装置に用いられる増圧器の図面であり、(a) は単動式増圧器、(b) は複動式増圧器を示す配管図である。 図1に示すバルジ成形装置による加工方法の説明図であり、(a) は内型を合わせる前の断面図、(b) は外型を下降させる前の断面図である。 図1に示すバルジ成形装置による加工方法の説明図であり、(a) は外型で内型を密着させた状態の断面図、(b) は軸押し装置で軸押ししている状態の断面図である。 本願発明のバルジ成形装置における外型と内型との接触面の関係を説明するための断面図である。 図5に示す外型と内型との接触面の関係とは異なる接触面の関係を説明するための断面図である。 従来のバルジ成形装置を示す図面であり、(a) は加工前の断面図、(b) は加工途中の断面図である。 (a),(b),(c)はバルジ成形に用いる素管例を示す斜視図である。
符号の説明
1…バルジ成形装置
2…装置台
3…内型
4…外型
5…素管
6…軸押し装置
7…高圧液体配管
8…増圧器
9…円錐面(傾斜面)
10…成形型部
11…円錐面(傾斜面)
12…吊下げアーム
13…ロッド
14…支持部材
15…軸押し部材
16…単動式増圧器
17…シリンダ
18…加圧室
19…低圧流路
20…高圧流路
21…逆止弁
22…複動式増圧器
23…シリンダ
24…加圧室
25…低圧流路
26…高圧流路
27…逆止弁
28…成形品
29…内型
30…外型
31…円錐面
32…円錐面
33…固定部材
34…ボルト

Claims (8)

  1. 縦向きの分割面で横方向に分割可能な内型を設け、該内型の分割部に素管を縦方向に挿入する成形型部を形成し、該内型を合わせて前記成形型部の周囲を密着させた状態の該内型の外面を所定の角度で下方に向けて広がる傾斜面に形成し、該内型の傾斜面に沿う角度で下方に向けて広がる傾斜面を内面に形成した筒状の外型を設け、該外型を前記内型の外面に密着させて内型を密着させて保持した状態で該内型の成形型部に挿入した素管の下側から該素管の内部に高圧液体を供給する増圧器を設けるとともに、該素管の上側から軸押しする軸押し装置を設けたバルジ成形装置。
  2. 前記外型の上部に吊下げアームを設け、該吊下げアームを係止する支持部材を前記軸押し装置に設け、該軸押し装置を下降させることによって外型の内面を内型の外面に密着させるように構成し、該軸押し装置で下降させる外型が内型に密着する吊下げ終了位置を、該軸押し装置による素管の上側からの軸押し開始前の位置に設定した請求項1記載のバルジ成形装置。
  3. 前記内型の外面と外型の内面とに形成する傾斜面の傾斜角を、該内型内に挿入した素管を成形する前記高圧液体の内圧による上向きの力で外型が移動しない摩擦力となる角度に設定した請求項1又は請求項2記載のバルジ成形装置。
  4. 前記外型の傾斜面を内型の傾斜面に密接させて内型の広がりを抑止した状態で該外型を固定物に固定する固定部材を設けた請求項1又は請求項2記載のバルジ成形装置。
  5. 前記傾斜面を円錐面で形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルジ成形装置。
  6. 前記増圧器を複動式増圧器で構成した請求項1〜5のいずれか1項に記載のバルジ成形装置。
  7. 外面を下向きに広がる傾斜面に形成し、縦向きの分割面で横方向に分割可能な内型内の成形型部に素管を挿入して内型を密着させ、該内型の外面に、内面に内型の傾斜面に沿う傾斜面を形成した外型を密接させて内型の広がりを抑止し、前記内型内に挿入した素管の下側から該素管内に高圧液体を供給しながら素管の上側から軸押し力を与えて素管を内型内の成形型部に沿わせるバルジ成形方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のバルジ成形装置により、ガスタービン部品のパイプ状素管に内圧をかけながら外形を内型内の成形型部形状に成形したガスタービン部品の成形品。

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