JP2005198935A - 電気掃除機 - Google Patents

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岳見 桶田
Kimiyasu Honda
公康 本田
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Abstract

【課題】排気中のアレルゲン性物質の少ない電気掃除機を提供すること。
【解決手段】塵埃を含む空気を吸引するファンモーター(吸引手段)8と、前記塵埃を集塵する集塵室9と、除塵フィルター10とを備え、少なくとも前記集塵室9の内壁表面に、アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を有する構成とした。これにより、集塵室9の内壁表面でアレルゲン性物質を不活性化でき、簡単かつ効率的にアレルゲンの不活化をおこない、排気中のアレルゲン量を低減できる衛生的な電気掃除機を提供することができるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用の電気掃除機に関するもの、特に塵埃中に含まれるアレルゲン性物質の不活性化機能を有する電気掃除機に関するものである。
ダニやカビが家屋に生存するということは古くから知られている。しかし、近年、これらの生物粒子がアレルギー性疾患の原因となっていることが示唆されている。そして、これらの生物粒子およびダニの糞に対してアレルゲン性を失活させる掃除機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来の電気掃除機の構成図である。図3において、床、絨毯などのアレルゲン性物質(以下、アレルゲンとする)を含んだ塵埃を含む空気は、送風機1のはたらきで吸気口2から集塵フィルター3にはいる。そして、塵埃4がイオン発生器5の横を通過するときにイオン発生器5から発生したプラスイオンおよびマイナスイオンのはたらきにより不活性化されるというものであった。
特開2003−153831号公報
上記従来の電気掃除機においては、通過する塵埃を直接不活性化させるというものであり、吸引したゴミの量、大きさなどの変化がある場合には充分な処理性能が得られない場合があるという課題を有していた。
本発明は上記の課題を解決するもので、簡単かつ効率的にアレルゲンの不活化をおこない、排気中のアレルゲン量を低減できる電気掃除機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、塵埃を含む空気を吸引する吸引手段と、前記塵埃を集塵する集塵室と、前記吸引手段と集塵室との間に設けられ、空気と塵埃を分離する除塵フィルターとを備え、少なくとも前記集塵室の内壁に、アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を有する構成としている。
これにより、吸引手段によって集塵室に吸引された塵埃に含まれるアレルゲン性物質が、簡単かつ効率的に不活化され、排気中のアレルゲン量を低減できる電気掃除機を提供できる。
本発明の電気掃除機は、簡単かつ効率的にアレルゲンの不活化をおこない、排気中のアレルゲン量を低減する、衛生的な電気掃除機を提供することができる。
第1の発明は、塵埃を含む空気を吸引する吸引手段と、前記塵埃を集塵する集塵室と、前記吸引手段と集塵室との間に設けられ、空気と塵埃を分離する除塵フィルターとを備え、少なくとも前記集塵室の内壁に、アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を有する構成とした。
この構成により、吸引手段によって集塵室に吸引された塵埃に含まれるアレルゲン性物質が、簡単かつ効率的に不活化され、排気中のアレルゲン量を低減できる電気掃除機を提供できる。
第2の発明は、第1の発明に記載のアレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、タンパク分解酵素とした。これにより、第1の発明に記載の効果に加えて、タンパク分解酵素により、簡単かつ効率的にアレルゲンの不活化をおこなって、排気中のアレルゲン量を低減できるようになる。
第3の発明は、第1の発明に記載のアレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、タンパク分解酵素およびタンパク変性材とした。これにより、第1の発明に記載の効果に加えて、アレルゲンはタンパク変性材によりその立体構造が壊されタンパク分解酵素が反応しやすくなる。よって、タンパク分解酵素のアレルゲンの分解能力を向上することができ、アレルゲン不活化性能を向上することができる。
第4の発明は、第1の発明に記載のアレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、金属フタロシアニン化合物とした。これにより、第1の発明に記載の効果に加えて、金属フタロシアニン化合物により、簡単かつ効率的にアレルゲンの不活化をおこなって、排気中のアレルゲン量を低減できるようになる。
第5の発明は、第1の発明に記載のアレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、金属フタロシアニン化合物およびタンパク変性材とした。これにより、第1の発明に記載の効果に加えて、アレルゲンはタンパク変性材によりその立体構造が壊され金属フタロシアニン化合物が反応しやすくなる。よって、金属フタロシアニン化合物のアレルゲンの分解能力を向上することができ、アレルゲン不活化性能を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における電気掃除機の構成を示すものである。本実施の形態においては、本体内に集めた塵埃を貯める集塵フィルターを有する構成の電気掃除機について説明する。
図1において、電気掃除機の本体6は、塵埃を含む空気の入り口となる吸引路7と、吸引手段であるファンモーター8と、前記ファンモーター8により本体6内に吸引した塵埃を集塵する集塵室9と、前記ファンモーター8と集塵室9との間に設けられ、空気と塵埃を分離する除塵フィルター10が備えられている。また、ファンモーター8の下流側には、本体6からの排気中からさらに微細な塵埃を除去する排気フィルター11を備えている。また、本体6は本体下側に設置した車輪12で移動可能であり、本体6への通電は、コード13から給電することで可能である。
集塵室9の部分断面図を図2に示した。集塵室9の内壁14の表面には、アレルゲン性物質と反応して不活性化する不活化材であるタンパク分解酵素15を含有した不織布16が備えられている。そして、ダニ等のアレルゲン17が存在すると、不織布16に含有したタンパク分解酵素15と反応する。アレルゲンはたんぱく質であり、このタンパク分解酵素15により分解され、タンパク質の構造が変わる。この作用により、ダニ等のアレルゲンは抗原性を失い、仮に人体等に接触した場合でもアレルギー反応を起こさなくなる。この状態を不活化状態と呼んでいる。
また、不織布16にタンパク変性材18(尿素など)を含有させている。このタンパク変性材18はタンパク分解酵素15と同じ不織布16に含有させており、不織布16に到達したアレルゲン17はその働きにより、変性し、立体構造が壊れる。立体構造が壊れることにより、タンパク分解酵素15はアレルゲン17を分解しやすくなるので、不織布16でのアレルゲン17の分解性能を向上することができる。
なお、タンパク変性材18としては、尿素以外の酸、アルカリでもよい。さらに、排気の熱が利用可能であれば熱による変性も利用することでも同様の効果を得ることができる。
さらに、アレルゲン17が不織布16の側面を通過するときに不織布16とアレルゲン17との間で発生する摩擦により静電気を帯びる。このことによりアレルゲン17同士または漏れでた微細な粉塵とが凝集する。このとき、不織布16の側面を通過した微小なアレルゲンも大きい塊になり下流側の不活化材と接触しやすくなるので、アレルゲンの不活性化性能が向上する。
なお、本実施の形態では集塵室9に不活化材であるタンパク分解酵素15とタンパク変性材18の両者を含有する不織布16を配置した構成としたが、除塵フィルター10あるいは排気フィルター11を同様の構成にしても良い。さらに、本実施の形態のようにフィルターを複数配置していることで、下流側に漏れ出るアレルゲン量がより少なくなるので、アレルゲンの不活化性能を長期間維持することができる。そして、アレルゲンが通過するフィルターが多いほどアレルゲンとフィルターの摩擦により発生する静電気量が大きくなるので、アレルゲンの除去および不活化も容易となる。
また、最も下流側のフィルター、本実施の形態では排気の出口に位置する排気フィルター11に不活化材であるタンパク分解酵素15を含有させて使用することでアレルゲン不活化性能を最も長期間維持することができ、効果的なアレルゲンの不活化を図ることができる。この場合においても、フィルターの下流側の面にタンパク分解酵素15を有する層を設けることで、アレルゲン不活化の寿命を延ばすことができる。同様に、タンパク変性材18もタンパク分解酵素と同様の配置にすることで、アレルゲン分解性能を向上させることができる。
なお、掃除機の排気は温度が高くなるので、通常のタンパク分解酵素よりも耐熱性が高いものが好ましい。具体的には耐熱性(または好熱性)の細菌由来のタンパク分解酵素がよく、例えば耐熱性菌由来の酵素が良い。具体的には、Pyrococcus属のfuriosus等、古細菌由来のタンパク分解酵素などが良い。
また、フィルターを複数設け、複数の分離フィルターのうち少なくとも一つにアレルゲンの不活化が可能な不活化材を添着処理することにより、不活化材で処理しきれなかったアレルゲンも他のフィルターで除去可能なので、排気中のアレルゲンを効率的に減少することができる。
尚、本実施の形態では、フィルターとして、除塵フィルター10、排気フィルター11を有する構成としたが、これ以外のフィルターであっても支障がないものである。
また本実施の形態の構成をとる場合には、特に空気中の塵埃が少ない条件すなわち、排気フィルター11などに用いることが最も有効である。
また本実施の形態の中で、アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、タンパク分解酵素としたが、これに限定されるものではなく、例えば、金属フタロシアニン化合物であっても同様の効果が得られ、支障がないものである。
尚、金属フタロシアニン化合物は耐熱性が高く、排気部分のフィルター(分離フィルター)への装着に適している。また、この金属フタロシアニン化合物は、抗菌性を有しているので、分離フィルターへのカビなどのアレルゲンとなる微生物の繁殖を抑制することができる。さらに、脱臭性能を有しているので、排気の衛生性を向上することができる。また、タンパク変性材による劣化も少ないので、タンパク変性材の使用によりアレルゲン分解性能を向上させることができる。
金属フタロシアニン化合物の具体例としてはポルフィリン骨格に銅を備えたものの他、例えば、鉄、アルミニウム、チタンまたはチタン化合物、コバルト、スズを備えたものでもよい。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は排気中からアレルゲンを除去可能なので、業務用の掃除機の他、エアコン、空気清浄機の用途にも応用可能である。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の構成図 同実施の形態1における分離フィルターの断面図 従来の電気掃除機の構成図
符号の説明
8 ファンモーター(吸引手段)
9 集塵室
10 除塵フィルター
11 排気フィルター
14 集塵室の内壁
15 タンパク分解酵素
16 不織布
17 アレルゲン
18 タンパク変性材

Claims (5)

  1. 塵埃を含む空気を吸引する吸引手段と、前記塵埃を集塵する集塵室と、前記吸引手段と集塵室との間に設けられ、空気と塵埃を分離する除塵フィルターとを備え、少なくとも前記集塵室の内壁表面に、アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を有した電気掃除機。
  2. アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、タンパク分解酵素とした請求項1に記載の電気掃除機。
  3. アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、タンパク分解酵素およびタンパク変性材とした請求項1に記載の電気掃除機。
  4. アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、金属フタロシアニン化合物とした請求項1に記載の電気掃除機。
  5. アレルゲン性物質を不活性化する不活化材を、金属フタロシアニン化合物およびタンパク変性材とした請求項1に記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101012197B1 (ko) 2006-08-25 2011-02-08 가부시끼가이샤 도시바 전기 청소기

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