JP2005198513A - 水田構造 - Google Patents

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Bunichi Kumagai
文一 熊谷
Minoru Yoneda
稔 米田
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Abstract

【課題】 区画が大きな水田耕作区内での田植機や除草機のような作業機の使用を可能にした水田構造を提供する。
【解決手段】 農道、畦畔により区画された水田の耕作区13内を、互いに平行かつ等間隔で配置された複数の軌条部材14によって1〜5m幅に分割し、隣接する軌条部材14を使用して田植機や除草機のような作業機を走行させることにより、田植や除草の完全機械化、完全自動化を図り、特に、除草作業の自動化によって除草剤を不要とすることにより、無農薬米の生産性を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水田構造に関し、詳しくは、除草機等の作業機を有効に利用することができ、特に、無農薬米生産に最適な水田構造に関する。
近年、無農薬水田での無農薬米の生産が進められているが、無農薬水田では、人手による除草作業等に多大な手間を必要としている。一方、イチゴ等の背の低い作物の栽培管理を行うための機器として、農作業用の多条型軌道式台車が提案されている。この多条型軌道式台車は、複数の畝を直交方向に跨ぐ門形の車体をもち、車体の両端部の通路に沿って畝と略平行に敷設されたレール上を走行する軌道車輪を備えるとともに、前記車体は、複数の畝を跨ぐ長さの横つなぎ材と縦つなぎ材とを組んで形成された載置部の両端部に下向きの脚部を有し、該脚部の下部に前記畝間のレール上を走行する軌道車輪を備え、また、車体の略中間部にも畝間の通路上を走行する接地車輪を備えた構成を有しており、イチゴ等の背の低い作物の手入れの姿勢に無理がない程度に低い座席を備え、前記車体の走行方向の前側又は後側に寄り掛かる形態で着脱自在に取り付けられる構成で、下部には畝間の通路上を走行する接地車輪を備えた作業椅子が設けられ、さらに、車体の前記載置部の上に、作物の栽培管理に必要な機具類や容器類が載置されるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2906231号公報
しかし、上述のような多条型軌道式台車は、イチゴ等の作物のように、畝幅が比較的狭く、レール敷設部を強固な地表面に設定できる作物の生産には容易に対応が可能であるが、農道や畦畔の間隔が数十mもある水田への対応は極めて困難である。
そこで本発明は、区画が大きな水田耕作区内での田植機や除草機のような作業機の使用を可能にした水田構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の水田構造は、農道、畦畔により区画された水田の耕作区内を、互いに平行かつ等間隔で配置された複数の軌条部材によって1〜5m幅に分割したことを特徴とするものであり、前記軌条部材が、耕作区地表面に上方を開口させて設置される溝型部材と、該溝型部材に敷設された作業機走行用のレール部材とで形成されていること、前記軌条部材が複数の前記溝型部材を長手方向に連結して形成されていること、さらに、前記軌条部材の端部に作業機の方向転換用軌条部材が接続可能に形成されていることを特徴としている。
本発明の水田構造によれば、水田の耕作区内に互いに平行に軌条部材を敷設することにより、該軌条部材を利用して作業機を水田の耕作区上に走行させることができるので、作業機に田植機や除草機としての機能を持たせることによって田植作業や除草作業の自動化を図ることができる。また、軌条部材を、上方が開口した溝型部材にレール部材を敷設した形状とすることにより、作業機の走行安定性を向上させることができる。さらに、複数の溝型部材を長手方向に連結して軌条部材を形成することにより、軌条部材の設置を容易かつ確実に行うことができる。また、軌条部材の端部に方向転換用軌条部材を接続することによって作業機の方向転換を容易に行うことができ、耕作区全体の作業を効率よく行うことができる。
図1乃至図6は、本発明の水田構造の一形態例を示すもので、図1は水田の耕作区の断面図、図2は水田の概略平面図、図3は溝型部材の一例を示す斜視図、図4は溝型部材の正面図、図5は溝型部材の接続状態を示す平面図、図6は溝型部材の設置状態を示す断面図である。また、図7乃至図10はレール部材の他の形状例をそれぞれ示す断面図、図11は方向転換用軌条部材の設置例を示す概略平面図である。
まず、本形態例に示す水田構造は、農道11や畦畔12によって区画された耕作区13の内部に、複数の軌条部材14を互いに平行かつ等間隔で配置し、この軌条部材14によって耕作区13内を1〜5m幅に分割したものである。また、軌条部材14に直交する方向の農道11又は畦畔12には給水路及び排水路がそれぞれ設けられており、軌条部材14と平行な方向に用水を供給又は排水できるように形成されている。
前記軌条部材14は、上方を開口させて設置される断面コ字状の溝型部材15を複数個連結したものであって、各溝型部材15の両端には、各溝型部材同士を連結するためのインロー結合部16a、16bがそれぞれ設けられている。また、溝型部材15の内部には、底壁15aと両側壁15bとの形状を保持するための補強リブ17aが複数箇所に設けられ、底面には田面に食い込む位置固定用の突起部17bが設けられている。
この溝型部材15の各部の寸法は任意であり、成形条件や輸送条件、施工条件、必要強度等の各種条件に応じて適当に設定することができるが、通常は、最小肉厚が20mm程度、幅30cm×高さ50cm×長さ100cm程度が適当である。また、各溝型部材15は、設置状態での安定性を確保するため、連結した状態でアンカー18によって地表面(田面)に固定することが望ましい。
隣接する軌条部材同士の間隔は、作業機Mの規模(車幅、重量等)に応じて設定すればよいが、一般的には1〜5m幅が適当であり、1〜3m程度、特に、1.5m程度が適当である。これよりも間隔を狭くすると、耕作区における軌条部材14が占める面積が大きくなって耕作面積が減少し、収穫量が減少して好ましくない。一方、間隔を広くすると、除草用機器等を搭載した作業機Mの重量が増大し、作業機自体に必要以上の強度が要求され、また、軌条部材14や田面にも大きな負荷がかかるため好ましいものではない。
また、軌条部材14には、その全長にわたってレール部材19が敷設されている。このレール部材19は、前記溝型部材15と一体あるいは一体的に同じ長さで形成してもよく、溝型部材15とは別に形成した長尺部材、例えば4m程度の押出形材からなるレール部材19を複数個の溝型部材15にわたって敷設するようにしてもよい。
このレール部材19は、図6に示すように、溝型部材15の底部側に設けることが安定性の面から好ましいが、軌条部材14を水路等に流用する場合には、図7に示すように、溝型部材15の上部開口に取り付けられた蓋状部材21によってレール部材19を支持するようにしてもよい。また、作業機の条件等によっては、溝型部材15の側壁15bの上端をレール部として使用することも可能である。
さらに、レール部材19の形状は、作業機Mの走行輪の形状等に応じて設定することができ、図6、図7に示した山形形状のレール部材19の他、図8に示す逆T字状のレール部材22、図9に示すエ字状のレール部材23、図10に示す変形Y字状のレール部材24等の各種形状のものを用いることができる。
また、各軌条部材14の端部には、図11に示すような作業機の方向転換用軌条部材25を接続可能に形成しておくことが好ましい。この方向転換用軌条部材25は、耕作区13内に設置された軌条部材14の状態に応じて形成することができ、例えば、軌条部材14と同様に溝型部材とレール部材との組み合わせによって形成することができるが、通常は、作業機Mの一方の走行台車Taが他方の走行台車Tbを中心にして回転できるようにしておけばよいため、平面視半円状に形成したレール部材を所定の軌条部材14のレール部材19に接続するだけで方向転換用軌条部材25を形成することができ、農道や畦畔の高さに応じた勾配を適宜設定しておけばよい。
このようにして方向転換用軌条部材25を接続することにより、耕作区13の端部で作業機Mを隣接する軌条部材14に移し替える手間を省略することができ、作業性を改善できるとともに作業効率も大幅に向上させることができる。
前記溝型部材15やレール部材19、アンカー18の材質は任意に選定することができるが、水質への影響や運搬・施工、更には撤去までを考慮すると、硬質合成樹脂、特に、硬質塩化ビニル樹脂製のものがコストやリサイクル製を考慮すると最適である。また、溝型部材15同士の連結、レール部材19の敷設・固定は、ボルト等による結合、接着剤や溶着等による結合等も利用できるが、この場合も、水質への影響や作業性及びリサイクル性を考慮すると、連結部に凹部及び凸部を設けた凹凸嵌合によって各部材を連結固定することが望ましい。
このように、水田の耕作区13内を複数列の軌条部材14によって複数状に分割形成することにより、田面を安定化させることができる。また、軌条部材14を通路として利用することもできる。さらに、上方が開口した溝型部材15を使用することにより、軌条部材14を水路としても利用可能となり、側壁15b等に適当な大きさの通水孔を設けておくことにより、各耕作区13の給水や排水に用いることができる。
そして、軌条部材14を使用して田植や除草を行う機能を備えた作業機Mを走行させることにより、田植や除草を自動的にかつ確実に行うことができ、これらに必要としていた手作業を大幅に軽減することができ、作業機Mとして適当な機器を使用するとともに、方向転換用軌条部材25を設けて自動的に方向転換可能としておくことにより、無人化の水田システムを構築することも可能となる。
さらに、除草等の自動化によって除草剤等の農薬を使用する必要がなくなるとともに、有用微生物等を利用した圃場作りが可能となり、土壌中に滞留している残留農薬の分解除去も可能となるので、完全無農薬水田における完全無農薬米の生産が可能となり、完全無農薬米の生産性も大幅に向上させることができる。
本発明の水田構造の一形態例を示す耕作区の断面図である。 水田の概略平面図である。 溝型部材の一例を示す斜視図である。 溝型部材の正面図である。 溝型部材の接続状態を示す平面図である。 溝型部材の設置状態を示す断面図である。 レール部材の他の形状例を示す断面図である。 レール部材の他の形状例を示す断面図である。 レール部材の他の形状例を示す断面図である。 レール部材の他の形状例を示す断面図である。 方向転換用軌条部材の設置例を示す概略平面図である。
符号の説明
11…農道、12…畦畔、13…耕作区、14…軌条部材、15…溝型部材、15a…底壁、15b…側壁、16a、16b…インロー結合部、17a…補強リブ、17b…突起部、18…アンカー、19…レール部材、21…蓋状部材、22,23,24…レール部材、25…方向転換用軌条部材、M…作業機、Ta,Tb…走行台車

Claims (4)

  1. 農道、畦畔により区画された水田の耕作区内を、互いに平行かつ等間隔で配置された複数の軌条部材によって1〜5m幅に分割したことを特徴とする水田構造。
  2. 前記軌条部材は、耕作区地表面に上方を開口させて設置される溝型部材と、該溝型部材に敷設された作業機走行用のレール部材とで形成されていることを特徴とする請求項1記載の水田構造。
  3. 前記軌条部材は、複数の前記溝型部材を長手方向に連結して形成されていることを特徴とする請求項2記載の水田構造。
  4. 前記軌条部材は、その端部に作業機の方向転換用軌条部材が接続可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の水田構造。
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