JP2005196851A - 再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】応答を遅延させることなく外部機器と論理的な接続を確立する。
【解決手段】 従来MDと次世代MDとの両方のMDを再生することができるMDプレーヤ10において、従来MDと次世代MD何れか一方の属性情報(例えば、TOCの内容)などを不揮発性メモリ13に記憶しておき、MDプレーヤ10の電源投入前やスリープ時にUSBが挿入された場合には、不揮発性メモリ13に記憶された仮の属性情報を基に仮のディスクリプタを生成して論理的な接続を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくとも2種類の記録媒体を再生することができる再生装置に関する。
パーソナルコンピュータと外部機器とを接続する汎用インターフェースとしてUSB(Universal Serial Bus)というインターフェースが存在する。USBは、シリアルポートやパラレルポートなどの中低速インターフェースを置き換える目的で登場したPC向けのシリアルインターフェースで、一台のPC(ホスト)が中心となってさまざまな周辺機器(ノード)を接続する形をとる。USBは、プラグアンドプレイに対応しており、接続する機器ごとの設定は必要なく、また、電源を入れたままで自由に周辺機器の付け外しを行うホットプラグ・アンプラグ機能をサポートしている。さらに、近年、USBの規格としてOn−The−Goと呼ばれる規格が登場し、PCを介することなく周辺機器同士を接続することも可能になっている。
USBの仕様は、USBインプリメンターズフォーラムによって制定されている。USBのコア仕様は、USBホスト、ハブ、デバイスおよび伝送路に関する共通仕様を規定します。USB通信の概要、機能、バスドライバ、コネクタ、伝送路などの物理的および電気的仕様、プロトコル仕様、コマンドとレスポンス仕様などが記述されている。
USBデバイスの開発では、USBの仕様によって制約を受けることがある。例えば、USBデバイスとUSBホストコントローラとの間の論理的な接続を確立する際、USBデバイス側は、USBホストコントローラに対して100ms以内に応答しなくてはならないという規定がある。
しかしながら、光ディスクデバイスとPCと接続する場合、光ディスクの内容を読み取るまでに100ms以上の時間がかかってしまうため、応答の遅延が発生する可能性がある。
本発明は、応答を遅延させることなく外部機器と論理的な接続を確立する再生装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明にかかる再生装置は、外部機器との物理的な接続を行う接続手段と、接続手段を制御する接続制御手段と、少なくとも2種類の記録媒体が装着可能とされ装着された記録媒体に記録された情報を読み出す読出手段と、読出手段が読み出すことができる記録媒体のうち何れか1つの記録媒体に関する情報を記憶する不揮発性の記憶手段とを備え、記録媒体に関する情報は、接続手段が外部機器との論理的な接続を確立する際、当該再生装置の属性情報として接続装置から外部機器に出力する情報である。
以上説明したように、本発明を適用した再生装置は、少なくとも2種類の記録媒体が装着可能とされ装着可能な記録媒体のうちの何れか1つの記録媒体に関する情報を不揮発性の記憶手段に記憶したため、記録媒体に関する情報の読出時間を待機することなく、論理的接続を実行することができ、読出時間の待機による応答遅延を回避することができる。
また、本発明を適用した再生装置は、不揮発性の記憶媒体に記憶している記録媒体の種別と、再生装置に装着されている記録媒体の種別とが異なる場合には、装着されている記録媒体の種別を外部機器に送信し、自動的に再接続を行うことができる。
以下、本発明の最良の実施形態として、本発明が適用されたミニディスク(MD)の記録再生装置(ディスク記録再生装置)について説明をする。
本実施形態のMDプレーヤは、ディスク状の光磁気記録媒体として、カートリッジに収納された直径約6.4センチのディスク状の光磁気記録媒体に対して、データの記録及び再生を行う装置である。さらに、本実施形態のMDプレーヤは、異なる3つの記録フォーマットのディスク状光磁気記録媒体の記録及び再生を行う。一つは、いわゆるMD(登録商標)と呼ばれるフォーマットが適用された光磁気ディスクである。もう一つは、「次世代MD1」と呼ばれるフォーマットが適用された光磁気ディスクである。最後の一つは、「次世代MD2」と呼ばれるフォーマットが適用された光磁気ディスクである。なお、いわゆるMDはオーディオデータ専用のフォーマットとして用いるのが通常であるが、データ記録用(MD−DATA)としても用いられる場合がある。
まず、従来MD、次世代MD1及び次世代MD2の仕様について説明をする。図1に、従来MD(MD−DATA)、次世代MD1及び次世代MD2のディスク仕様を示す。
従来MDの物理仕様は、トラックピッチが1.6μm、ピット長が0.59μm/bit、レーザ波長λが780nm、対物レンズの開口数NAが0.45、ディスク記録方式がグルーブ記録、アドレス方式がシングルスパイラルのグルーブに対して所定の周波数(22.05kHz)で両側ウォブルを施してその周波数に絶対アドレス(ADIP)をFM変調する方式、変調方式がEFM(8-14変換)、誤り訂正方式がACIRC(Advanced Cross Interleave Reed-Solomon Code)、インターリーブ方式が畳み込み方式、冗長度が46.3%、データ検出方式がビットバイビット方式、ディスク駆動方式がCLV(Constant Linear Velocity)方式、線速度が1.2m/s、データレートが133KB/s、記録容量が164MB(MD DATAとして用いた場合には140MB)、最小書き込み単位が32セクタと4個のリンクセクタによる36セクタ、となっている。この従来MDは、トラックに沿って内周側から外周側に向かいデータが記録されていく。
次世代MD1の物理仕様は、トラックピッチが1.3μm、ピット長が0.44μm/bit、レーザ波長λが780nm、対物レンズの開口数NAが0.45、ディスク記録方式がグルーブ記録、アドレス方式がシングルスパイラルのグルーブに対して所定の周波数(22.05kHz)で両側ウォブルを施してその周波数に絶対アドレス(ADIP)をFM変調する方式、変調方式がRLL1−7PP(Run Length Limited 1-7 Parity Preserve /Prohibit rmtr)方式、誤り訂正方式がBIS(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Read-Solomon Long Distance Code)、インターリーブ方式がブロック完結方式、冗長度が20.50%、データ検出方式がPR(1,2,1)MLによるビタビ復号方式、ディスク駆動方式がCLV(Constant Linear Velocity)方式、線速度が2.4m/s、データレートが4.4MB/s、記録容量が300MB、最小書き込み単位が16セクタ、となっている。この次世代MD1は、トラックに沿って内周側から外周側に向かいデータが記録されていく。
このような次世代MD1は、ディスクの物理的な構成は従来MDと同一である。すなわち、従来MDを次世代MDのフォーマットでフォーマットしたものが次世代MD1である。もっとも、次世代MD1では、変調方式をEFMからRLL(1−7)PP変調方式とすることによってウインドウマージンが0.5から0.666とし、現行のMDと比較して1.33倍の高密度化を実現している。また、記録変調方式をCIRC方式からBIS付きのRS−LDC方式及びセクタ構造の差異とビタビ復号を用いる方式にすることによってデータ効率を53.7%から79.5%とし、現行のMDと比較して1.48倍の高密度化を実現している。以上のような仕様により、ディスク自体は現行のMDと同一であっても、記録容量を現行のMDの2倍程度の300MBにすることができる。
次世代MD2の物理仕様は、トラックピッチが1.25μm、ピット長が0.16μm/bit、レーザ波長λが780nm、対物レンズの開口数NAが0.45、ディスク記録方式がグルーブ記録及び磁壁移動検出(DWDD)方式、アドレス方式がシングルスパイラルのグルーブに対して所定の周波数(22.05kHz)で両側ウォブルを施してその周波数に絶対アドレス(ADIP)をFM変調する方式、変調方式がRLL1−7PP(Run Length Limited 1-7 Parity Preserve /Prohibit rmtr)方式、誤り訂正方式がBIS(Burst Indicator Subcode)付きのRS−LDC(Read-Solomon Long Distance Code)、インターリーブ方式がブロック完結方式、冗長度が20.50%、データ検出方式がPR(1,−1)MLによるビタビ復号方式、ディスク駆動方式がCLV(Constant Linear Velocity)方式、線速度が2.0m/s、データレートが9.8MB/s、記録容量が1GB、最小書き込み単位が16セクタとなっている。この次世代MD2は、トラックに沿って内周側から外周側に向かいデータが記録されていく。
次世代MD2は、筐体外形が現行のMD及び次世代MD1と同一である。ただし、ディスク自体の構造は異なっている。
次世代MD2のディスクは、磁気超解像技術を使うことにより、線密度方向の記録容量を向上するようにしている。磁気超解像技術は、所定の温度になると、切断層が磁気的にニュートラルな状態になり、記録層に転写されていた磁壁が転写されることで、微少なマークがビームスポットの中に見えるようになることを利用したものである。
すなわち、次世代MD2のディスクでは、透明基板上に、少なくとも情報を記録する記録層となる磁性層と、切断層と、情報再生用の磁性層とが積層される。切断層は、交換結合力調整用層となる。所定の温度になると、切断層が磁気的にニュートラルな状態になり、記録層に転写されていた磁壁が再生用の磁性層に転写される。これにより、微少なマークがビームスポットの中に見えるようになる。なお、記録時には、レーザパルス磁界変調技術を使うことで、微少なマークを生成することができる。
また、現行のMD及び次世代MD1との互換を採るため、光学系、読出方式、サーボ処理等は、同一となっている。ただし、現行のMD及び次世代MD1と同等の光学系を用いて、上述のように従来より狭いトラックピッチ及び線密度(ビット長)を読み取る際には、デトラックマージン、ランド及びグルーブからのクロストーク、ウォブルのクロストーク、フォーカス漏れ、CT信号等における制約条件を解消する必要がある。そのため、次世代MD2では、グルーブの溝深さ、傾斜、幅等を変更している。具体的には、グルーブの溝深さを160nm〜180nm、傾斜を60°〜70°、幅を600nm〜800nmの範囲と定めている。
次に、MDプレーヤ10の構成について図2を参照して説明する。USBコネクタ51の抜き差しによる接続を本実施例では、物理的接続と呼ぶ。PC100とMDプレーヤ10は、物理的接続を検出したのち、論理的な接続を開始する。論理的な接続とは、MDプレーヤ10が自己の通信条件をPC100に出力する。
MDプレーヤ10は、メディアドライブ部11と、USBデバイスコントローラ12と、不揮発性メモリ13と、RAM14と、USBジャック15と、システムコントローラ18と、オーディオ処理部19とを備える。
メディアドライブ部11は、装填された従来MD、次世代MD等の個々のMD90に対する記録/再生を行う。USBデバイスコントローラ12は、USBの伝送制御を行う。RAM14は、メディアドライブ部11によってMD90のデータトラックから高密度データクラスタ単位で読み出されたデータをシステムコントローラ18の制御に基づいてバッファリングする。また、RAM14は、メディアドライブ部11によってMD90から読み出されたUTOCデータ、FATデータ、ユニークID、ハッシュ値等の各種管理情報や特殊情報をシステムコントローラ18の制御に基づいて記憶する。
システムコントローラ18は、USBを介して接続されたPC100との間で通信可能とされ、このPC100との間の通信制御を行って、書込要求、読出要求等のコマンドの受信やステイタス情報、その他の必要情報の送信等を行うとともに、MDプレーヤ10全体を統括制御している。
システムコントローラ18は、例えば、MD90がメディアドライブ部11に挿入された際に、MD90からの管理情報等の読出をメディアドライブ部11に指示し、読み出したPTOC、UTOC等の管理情報等をRAM14に格納させる。
システムコントローラ18は、これらの管理情報を読み込むことによって、MD90のトラック記録状態を把握できる。また、FATを読み込ませることにより、データトラック内のクラスタ構造を把握でき、PC100からのデータトラックに対するアクセス要求に対応できる状態となる。
また、ユニークIDやハッシュ値により、ディスク認証処理及びその他の処理を実行したり、これらの値をPC100に送信し、PC100上でディスク認証処理及びその他の処理を実行させる。
システムコントローラ18は、RAM14に記憶されているデータを記録データとしてメディアドライブ部11に転送させる。このとき、メディアドライブ部11は、装着されている媒体が従来MDであればEFM変調方式で、次世代MD1又は次世代MD2であればRLL(1−7)PP変調方式で記録データを変調して書き込む。
なお、本具体例として示すMDプレーヤ10において、上述した記録再生制御は、データトラックを記録再生する際の制御であり、MDオーディオデータ(オーディオトラック)を記録再生する際のデータ転送は、オーディオ処理部19を介して行われる。
オーディオ処理部19は、入力系として、例えば、ライン入力回路/マイクロフォン入力回路等のアナログ音声信号入力部、A/D変換器、及びデジタルオーディオデータ入力部を備える。また、オーディオ処理部19は、ATRAC圧縮エンコーダ/デコーダ、圧縮データのバッファメモリを備える。さらに、オーディオ処理部19は、出力系として、デジタルオーディオデータ出力部、D/A変換器及びライン出力回路/ヘッドホン出力回路等のアナログ音声信号出力部を備えている。
MD90に対してオーディオトラックが記録されるのは、オーディオ処理部19にデジタルオーディオデータ(又は、アナログ音声信号)が入力される場合である。入力されたリニアPCMデジタルオーディオデータ、或いはアナログ音声信号で入力された後、A/D変換器で変換されて得られたリニアPCMオーディオデータは、ATRAC圧縮エンコードされ、バッファメモリに蓄積される。その後、所定タイミング(ADIPクラスタ相当のデータ単位)でバッファメモリから読み出され、メディアドライブ部11に転送される。
メディアドライブ部11では、転送された圧縮データをEFM変調方式又はRLL(1−7)PP変調方式で変調してMD90にオーディオトラックとして書き込む。
メディアドライブ部11は、MD90からオーディオトラックを再生する場合、再生データをATRAC圧縮データ状態に復調してオーディオ処理部19に転送する。オーディオ処理部19は、ATRAC圧縮デコードを行ってリニアPCMオーディオデータとし、デジタルオーディオデータ出力部から出力する。或いは、D/A変換器によりアナログ音声信号としてライン出力/ヘッドホン出力を行う。
なお、この図2に示す構成は、一例であって、例えば、MDプレーヤ10をPC100に接続してデータトラックのみ記録再生する外部ストレージ機器として使用する場合は、オーディオ処理部19は、不要である。
MDプレーヤ10は、図2に示すように、USBジャック15を備え、USBケーブル50を介して、PC100と接続でき、次世代MDをPC等の外部ストレージとして使用できる。すなわち、MDプレーヤ10のUSBジャック15と、PC100のUSBジャック65に、USBケーブル50の両端のUSBコネクタ51を挿入することにより、PC100とMDプレーヤ10とのUSB接続をすることができる。USBシステムでは、プラグアンドプレイをサポートしており、USBコネクタ51をUSBジャック15、65に差し込むだけで、PC100は周辺機器の自動認識を行う。
自動認識の手順は、以下のようなものである。まず、USBコネクタ51がUSBジャック15、65に挿入されると、クライアントのシステムコントローラは、USBの信号線D+、D−をプルアップさせる。ホストは、信号線のプルアップを基にUSBの物理的な接続を検出する。次いで、ホストは、デバイスリクエストと呼ばれるファイルをクライアントに出力する。
デバイスリクエストには、USBの論理的な接続のために必要とする情報のリストが記述されている。クライアント10は、デバイスリクエストの内容を基に接続に必要な情報を記述したファイル、すなわち、ディスクリプタを生成する。ディスクリプタのフォーマットは、USBの仕様で定められている。ディスクリプタには、USB仕様のリリース番号、クラスコード、サブクラスコード、プロトコルコード、ベンダID、プロダクトIDなどを記述しなくてはならない。
ディスクリプタに記述される情報の一部(ベンダID、プロダクトID、プロトコルコードなど)の内容は、再生するMDが次世代MDか従来MDかによって異なる。MDプレーヤにどのMDが挿入されたかを判別するためには、挿入されたMDのシステムリード(MDのTOCを読み取ること)を行わなければならない。メディアドライブ部11が読み取ったTOCの内容は、RAM14に記憶されている。システムコントローラ18は、RAM14の情報を基にMDの種別を判別し、挿入されたMDに適したディスクリプタを生成する。
このように、システムリードを行う時間がある場合やシステムリードが完了している場合には、適切なディスクリプタを生成することが可能である。しかしながら、電源投入前やスリープ状態のときにUSBを挿入すると、RAM14に記憶した情報が消えているので、MDの種別を判別することができない。再度、システムリードを行うと、システムリードにかかる時間を待機する間にUSBの応答待ち時間を超過してしまうおそれがある。
そこで、本発明を適用したMDプレーヤ10は、不揮発性メモリ13に仮の属性情報を記憶する。そして、システムリードを待機することなく仮の属性情報で仮のディスクリプタを生成し、システムリード後に真の属性情報で真のディスクリプタを生成することを特徴とする。
仮の属性情報は、システムコントローラ18によって更新される。システムコントローラ18は、システムリードにより読み取った真の属性情報をRAM14に記憶する。そして、システムコントローラ18は、電源をオフにする前やスリープ状態に入る前にRAM14に記憶してある真の属性情報を不揮発性メモリ13に記憶させる。
以下、USBの接続処理に先立って、USBシステムの構成について説明する。USBシステムは、ホスト(PC100)が中心となってクライアントである周辺機器(MDプレーヤ10)を接続する形を取る。また、ホスト側の構成と、クライアント側の構成は、図3に示すように3層に分割することができる。USBシステムを構成する層は、最下層から順に物理層、コントロール層、アプリケーション層であり、各層の間に仮想的な伝送路が設けられている。上位層か発信した情報は下位層を経由して他の装置の上位層に到達する。すなわち、ホスト側のアプリケーションから発信した情報は、ホストのコントロール層、ホストの物理層、クライアントの物理層、クライアントのコントロール層を経由してクライアントのアプリケーション層に入力される。
物理層は、機械的な構成要素であり、USBケーブル50、USBコネクタ51、USBジャック15、65などが含まれる。コントロール層は、物理層の上位に位置し、物理層のトラフィックを制御する。コントロール層には、ホストコントローラ61、USBデバイスコントローラ12、デバイスドライバ62などが含まれる。
コントロール層の上位層は、アプリケーション層である。アプリケーション層には、2つのアプリケーションが存在する。1つはMD専用のアプリケーション64であり、もう1つはファイル管理アプリケーション63である。ファイル管理アプリケーション63は、PCの補助記憶手段に格納されたファイルを一元的に管理する。補助記憶手段とは、メインメモリを補う記憶手段を意味する。補助記憶手段には、ハードディスクドライブや光ディスクドライブ、磁気テープなどがある。次世代MDは、PCの補助記憶手段の一つである。ファイル管理アプリケーション63の代表的なものにはWindows(登録商標)のExplorerがある。
MD専用アプリケーション64は、従来MD及び次世代MDに格納されたファイルを管理する。MD専用アプリケーション64の代表的なものには、Sonic Stage(登録商標)がある。
ファイル管理アプリケーション63は、MDのオーディオデータを認識することができない。そのため、オーディオデータのみを記憶する現行のMDは、ファイル管理アプリケーション63が認識することができない。MD専用のアプリケーション64は、ファイル管理アプリケーション63の認識不能による警告の出力を回避する処理を行う(後述)。
次いで、図4を参照して仮接続処理について説明する。USBは、プラグアンドプレイをサポートする。ユーザがUSBコネクタ51をUSBジャック65、15に挿入するとMDプレーヤ10のシステムコントローラは、USBの信号線D+、D−をプルアップする。USBデバイスコントローラ12は、通信が可能であることを示すAckをホストコントローラ61に出力する(ステップS11)。
ホストコントローラ61は、USBデバイスコントローラ12からのAckを受信すると、USBの論理的な接続を開始し、USBデバイスコントローラ12にデバイスリクエストを送信する(ステップS12)。USBデバイスコントローラ12は、デバイスリクエストを入力すると、入力したデバイスリクエストに従い不揮発性メモリ13に記憶された仮の属性情報を読み出し(ステップS13)、仮のディスクリプタを生成し、仮のディスクリプタをホストコントローラ61に返信する(ステップS14)。ディスクリプタの送受信が完了すると、ホストコントローラ61とUSBデバイスコントローラ12とは、コンフィグレーションを行い、仮接続が完了する。
なお、USBデバイスコントローラ12は、真の属性情報がRAM14に格納されている場合には、ステップS13及びステップS14の仮接続を行わずに真の属性情報から生成した真のディスクリプタをホストコントローラ61に出力する。
システムコントローラ18は、MDのシステムリードが完了するとリードした結果をUSBデバイスコントローラ12に出力する(ステップS15)。USBデバイスコントローラ12は、不揮発性メモリ13に記録されたMDの種別とシステムリードの結果を比較し、これらが一致すると(ステップS16;YES)、真の接続がなされたものとして処理を終了する。一方、不揮発性メモリ13に記録されたMDの種別とシステムリードの結果が異なる場合(ステップS16;NO)、USBデバイスコントローラ12は、USBの接続を切断し、再度D+、D−をプルアップする(ステップS17)。USBデバイスコントローラは、再接続の際には、RAMに記憶された真の属性情報に基づき真のディスクリプタを生成し、ホストコントローラに転送する(ステップS17)。ホストコントローラ61とUSBデバイスコントローラ12は、コンフィグレーションを行い、真の接続が終了する。
再接続には、図5に示すように4つのパターンがある。1つめと2つめのパターンは、従来MDで仮接続行い、次世代MDで再接続をするパターンである。このとき、MD専用アプリケーションが起動していても(図5の(I))、MD専用アプリケーションが起動していなくても(図5の(II))、MDプレーヤ10が自分で判断して再接続を行う。MDプレーヤ10のシステムコントローラ18は、再接続処理において、USBの信号線D+、D−、VBusを一旦切断し、切断した信号線を再度プルアップさせる。これにより、仮想的にUSBの抜き差しが行われた状態になり、ホストコントローラ61は、再接続を開始する。
3つめのパターンは、次世代MDとして仮接続を行い、従来MDとして再接続するパターンである。このとき、MD専用アプリケーション64が起動されているか否かによって、接続方法が異なる。まず、MD専用アプリケーション64が起動しているときには(図5の(III))、MD専用アプリケーション64がホストコントローラ61に対してコマンドを発行する。ホストコントローラ61は、MD専用アプリケーション64の指示に従って再接続処理を行う。
また、MD専用アプリケーション64が起動されていない場合(図5の(IV))、再接続は行われない。これは、MD専用アプリケーション64の制御なしに、USBの再接続を行うと、OSやファイル管理アプリケーション63が、USBコネクタ51が突然とり外されたと判断して、警告を発するおそれがあるからである。警告の発生は、ユーザの混乱を引き起こす可能性があるため回避する。
以上説明したように、本発明にかかるMDプレーヤ10は、MDの仮の属性情報を不揮発性メモリ13に記録する。そして、システムリードした真の属性情報がRAM14に存在しない場合、仮の属性情報を基に仮のディスクリプタを生成して、論理的接続を行う。
仮の属性情報を使用してディスクリプタを生成すると、システムリードを待機する必要がなく、システムリードの時間待ちによるUSB接続の応答遅延を回避することができる。
また、本発明にかかるMDプレーヤ10は、OSやファイル管理アプリケーション63が認識できない従来MDが挿入された場合には、認識できないデバイスが挿入されたときに出力される警告を出さないような制御をMD専用アプリケーション64が行う。これにより、警告の出力によるユーザの混乱を回避させる。
なお、本発明は、論理的な接続において、ディスクリプタを必要とする接続、例えば、IEEE1394の接続やUPnP(Universal Plug and Play)の接続にも適用することができる。
本発明の具体例として示す次世代MD1及び次世代MD2、並びに従来のミニディスクの仕様を説明する図である。 MDプレーヤの構成を示すブロック図である。 USBシステムの構成を概念的に示すブロック図である。 本発明に係る仮接続処理の手順を示すフローチャートである。 再接続の切り替え方向と、MD専用アプリケーションの起動の有無による再接続処理の処理パターンの違いを示す図である。
符号の説明
10 MDプレーヤ、11 メディアドライブ部、12 USBデバイスコントローラ、13 不揮発性メモリ、14 RAM、15 USBジャック、50 USBケーブル、51 USBコネクタ、61 ホストコントローラ、62 デバイスドライバ、63 ファイル管理アプリケーション、64 MD専用アプリケーション、65 USBジャック、66 USBケーブル

Claims (7)

  1. 外部機器との物理的な接続を行う接続手段と、
    上記接続手段を制御する接続制御手段と
    少なくとも2種類の記録媒体が装着可能とされ装着された記録媒体に記録された情報を読み出す読出手段と、
    上記読出手段が読み出すことができる記録媒体のうち何れか1つの記録媒体に関する情報を記憶する不揮発性の記憶手段とを備え、
    上記記録媒体に関する情報は、上記接続手段が上記外部機器との論理的な接続を確立する際、当該再生装置の属性情報として上記接続装置から上記外部機器に出力する情報であることを特徴とする再生装置。
  2. 当該再生装置に装着され、上記読出手段が読み出した記録媒体に関する情報を新しい記録媒体に関する情報として上記不揮発性の記憶媒体に記憶させる情報更新手段を備えることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 上記読出手段が読み出した記録媒体に関する情報が上記不揮発性の記憶手段に記憶された記録媒体に関する情報と異なる場合、上記接続手段と外部機器との論理的な接続を切断し、再度論理的な接続を確立させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  4. 上記接続制御手段は、上記読出手段が読み出した記録媒体に関する情報を上記外部機器に送信し、上記外部機器から接続切換命令を入力すると、上記接続手段と外部機器との論理的な接続を切断し、再度論理的な接続を確立させることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  5. 上記記録媒体は、光磁気記録媒体であることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  6. 上記接続手段は、物理的なUSBバスであることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  7. 上記記録媒体に記録された情報とは、当該再生装置のベンダID及びプロダクトIDであることを特徴とする請求項1記載の再生装置。
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