JP2005195661A - プロジェクタ、プロジェクタ制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】スクリーン上の投影画像への書き込みを取得して保存するプロジェクタを提供する。
【解決手段】投影画像をスクリーンに投影するプロジェクタであって、記憶装置と、投影画像を記憶装置に順次記録する投影画像記録手段と、投影画像が均一な画像であるか否かを判断する均一画像判断手段と、スクリーンを撮像するカメラと、投影画像が均一な画像であった場合に、カメラによりスクリーンを撮像させる撮像手段と、撮像手段によって撮像された撮像画像を、均一な画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応付けて記憶装置に記録する撮像画像記録手段を備える。
【選択図】図2
【解決手段】投影画像をスクリーンに投影するプロジェクタであって、記憶装置と、投影画像を記憶装置に順次記録する投影画像記録手段と、投影画像が均一な画像であるか否かを判断する均一画像判断手段と、スクリーンを撮像するカメラと、投影画像が均一な画像であった場合に、カメラによりスクリーンを撮像させる撮像手段と、撮像手段によって撮像された撮像画像を、均一な画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応付けて記憶装置に記録する撮像画像記録手段を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、プロジェクタ、プロジェクタ制御方法、及びプログラムに関する。
従来、投影画像をスクリーンに投影するプロジェクタにおいて、当該プロジェクタに外部の装置から入力された画像を、投影画像に付加して投影するプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2001−356405号公報(第9図)
しかしながら、プロジェクタの利用者は、スクリーンに投影されている投影画像に対して、スクリーン上で直接書き込みをする場合がある。この場合に、上記プロジェクタでは、当該書き込みを直接取り込むことができない。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、投影画像をスクリーンに投影するプロジェクタであって、記憶装置と、投影画像を記憶装置に順次格納させる投影画像記録手段と、投影画像が均一な画像であるか否かを判断する均一画像判断手段と、スクリーンを撮像するカメラと、投影画像が均一な画像であった場合に、カメラによりスクリーンを撮像させる撮像手段とを備える。書き込みを読み取る場合にスクリーンに投影される光が均一であるので、プロジェクタは、均一な書き込み画像を取得することができる。
上記プロジェクタは、撮像手段によって撮像された撮像画像を、均一な画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応付けて記憶装置に記録する撮像画像記録手段を更に備えてもよい。ここで、投影画像がパワーポイント等のプレゼンテーション資料である場合、スライドが次のスライドへと進行すると、前のスライドに対応して書き込まれた内容は消去されるので、スライドが変わる時には、書き込みを取得することが好ましい。そして、スライドの変わり目では、通常、略均一な投影画像が、例えばコンピュータから出力される。本発明におけるプロジェクタは、出力される投影画像が略均一な投影画像であるかを判断することで、プレゼンテーションのスライドの変わり目を知ることが出来る。そして、スライドの変わり目において、均一画像判断手段は、均一な投影画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応づけて書込画像を取得させるので、そのスライドに対する書き込みが最も多い状態の書込画像を、書き込まれたスライドの画像に対応づけて記録することができる。
上記プロジェクタは、記憶装置に対応付けて格納された投影画像及び撮像画像を合成して投影させる合成手段を更に備えてもよい。これにより、撮影時に取り込まれた投影画像と撮像画像とを、後から同時に確認することができる。
本発明の第2の形態においては、投影画像をスクリーンに投影する投影手段及びスクリーンを撮像するカメラを有するプロジェクタを制御するプロジェクタ制御方法であって、投影画像を順次記録する投影画像記録ステップと、投影画像が均一な画像であるか否かを判断する均一画像判断ステップと、投影画像が均一な画像であった場合に、カメラによりスクリーンを撮像させる撮像ステップと、撮像ステップによって撮像された撮像画像を、均一な画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応付けて記憶装置に記録させる撮像画像記録ステップとを備える。これにより、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記プロジェクタ制御方法は、記憶装置に対応付けて記録された投影画像及び撮像画像を合成して投影させる合成ステップを更に備えてもよい。これにより、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第3の形態においては、投影画像をスクリーンに投影する投影手段及びスクリーンを撮像するカメラを有するプロジェクタに働きかけるプログラムであって、投影画像を順次記録する投影画像記録手段と、投影画像が均一な画像であるか否かを判断させる均一画像判断手段と、投影画像が均一な画像であった場合に、カメラによりスクリーンを撮像させる撮像手段と、撮像ステップによって撮像された撮像画像を、均一な画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応付けて記憶装置に記録させる撮像画像記録手段とを備える。これにより、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記プログラムは、記憶装置に対応付けて格納された投影画像及び撮像画像を合成して投影させる合成手段を更に備えてもよい。これにより、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係るプロジェクタ10の利用形態を示す。プロジェクタ10は、複数の色の画像を合成することによってカラーの投影画像をスクリーン40に投影する。ここでプロジェクタ10は、投影画像を出力するPC(パーソナルコンピュータ)20に接続され、例えばパワーポイント(商標)等のプレゼンテーションソフトウエアで作成された投影画像を、スクリーン40に表示する。利用者300は、投影画像を用いて発表を行い、かつ筆記具302を用いてスクリーン40に直接書き込みをする。
本発明の実施形態に係るプロジェクタ10は、スクリーン40を撮像することにより、スクリーン40の書込画像を取得する。またプロジェクタ10は、投影画像および利用者300の音声を記録する。そしてプロジェクタ10は、記録した書き込み画像、投影画像を、及び記録した音声を、記録した時と同じタイミングでスクリーン40に再生表示する。そして、プロジェクタ10が投影画像を投影している時に、スクリーン40には、プロジェクタ10からの光だけではなく、室内灯や太陽等の外光が当っている場合がある。このような状態で、スクリーンの書き込み画像を取得すると、外光の影響を受けているために、正しい色で書き込み画像が再生表示されない場合がある。そこで、本発明におけるプロジェクタ10は、スクリーン40の外光の影響を補償した書込画像を取得することを目的とする。
図2は、プロジェクタ10の使用例を説明する図である。本例では、利用者300が、例えばパワーポイント等を用いて作成した発表資料を、プロジェクタ10を用いてスクリーン40に投影する場合を想定している。パワーポイントにおいて作成された資料は、複数のスライドを有する。また1つのスライドは、文字や図面や等の複数のオブジェクトから構成され、利用者300は、これらのオブジェクトを随時追加しながらスライド画像を表示させる。
本例においてプロジェクタ10は、スライド画像に文字オブジェクト402や更に文字オブジェクト404等を追加された画像を、順次、スクリーン40に投影する。本例では、簡単のために、四角で文字が記載されている様子を示している。この場合、利用者300は、マイクなどを用いてスライド画像についての説明しながら、書き込み450、452、454、及び456を、スクリーンに書き込む。本図の最後に示された図は、1つのスライドに、追加すべきオブジェクトがすべて表示されたスライド画面に、全ての書き込みが行われた状態を示している。
このように一つのスライドの発表が終わると、プロジェクタ10は、次の新たなスライド画像をスクリーン40へ投影する。本発明におけるプロジェクタ10は、発表時にスクリーン40に投影された投影画像、書き込み、及び音声を記録する。そして記録したタイミングで、これらの投影画像、書き込み及び音声を再生表示する。プロジェクタ10が、図に示すような順番で、文字オブジェクト402、及び404、そして書き込み450〜456を記録した場合には、文字オブジェクト402、及び404、そして書き込み450〜456を同じ順番で再生し、スクリーン40に投影する。
図3は、プロジェクタ10のブロック図の一例を示す。プロジェクタ10は、投影手段100、カメラ142、撮像手段140、記憶装置150、投影画像記録手段160、撮像画像記録手段165、均一画像判断手段170、読出手段180、合成手段190、音声記録手段200、音声再生手段210、マイク220、スピーカ230、タイミング発生器240、比較手段250、削除手段260、及び計測手段270を備える。
投影手段100は、R光源112、G光源114、B光源116、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、B液晶シャッタ126、投影光生成手段120、結合プリズム128、および光学系130を有する。R光源112、G光源114、およびB光源116のそれぞれは、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126のそれぞれを透過すべき光を発生する白色光源である。
R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126のそれぞれは、複数の画素に区切られた液晶パネルであり、投影光生成手段120の指示に応じて、投影画像の赤色成分、緑色成分、および青色成分である赤色画像、緑色画像、および青色画像のそれぞれを表示する。これにより、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126は、投影画像を表示する。また、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126には、それぞれ、赤色フィルタ、緑色フィルタ、および青色フィルタが貼り付けられており、R光源112の光、G光源114からの光、B光源116からの光に応じて、赤色画像の投影光、緑色画像の投影光、および緑色画像の投影光を、それぞれ生成する。
投影光生成手段120は、カラービデオ信号等の電子データをPC20から受け取り、受け取った電子データに基づき、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126を画素毎に開閉させる。これにより投影光生成手段120は、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126に、赤色画像、緑色画像、および青色画像を表示させる。結合プリズム128は、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、B液晶シャッタ126から受け取る赤色画像、緑色画像、および青色画像の投影光を結合してカラーの投影光を生成して、光学系130に供給する。
光学系130は、投影画像をスクリーン40上に投影するための光学系であり、投影レンズ134およびハーフミラー132を有する。投影レンズ134は、結合プリズム128により生成されたカラーの投影光を、ハーフミラー132を介して受け取り、スクリーン40に結像させる。これにより、光学系130は、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126を透過した光をスクリーン40上に照射する。そして、光学系130は、R液晶シャッタ122、G液晶シャッタ124、およびB液晶シャッタ126に表示された投影画像を、スクリーン40上に投影する。ハーフミラー132は、結合プリズム128から受け取る光を、投影レンズ134に向けて透過する。また、ハーフミラー132は、投影レンズ134を介してスクリーン40から入射する光を、撮像手段140に向けて反射する。
カメラ142は、光学系130の投影レンズ134を通って、ハーフミラー132により反射されたスクリーン40の像を撮像する。本例におけるカメラ142はCCD撮像素子を有するが、このCCD撮像素子はモノクロCCD撮像素子である。尚、他の例においては、カメラ142は、カラーCCD撮像素子を有してもよい。
タイミング発生器240は、時刻を計時する共に所定の時間間隔でタイミングを発生させ、発生させた時刻およびタイミングを、撮像手段140、投影画像記録手段160、撮像画像記録手段165、及び音声記録手段200へ与える。
撮像手段140は、初期画像撮像手段144およびカラー画像撮像手段146を有する。初期画像撮像手段144は、投影光生成手段120を制御してスクリーン40の少なくとも一部の領域に、赤、緑、青の色のいずれの光も投影させずに、カメラ142を制御してこのスクリーン40の少なくとも一部の領域を撮像させる。これにより、初期画像撮像手段144は、スクリーン40に外光のみが当った場合に撮像される画像を、初期撮像画像として取得する。
カラー画像撮像手段146は、投影光生成手段120を制御することで赤、緑、青の色を、順次、スクリーン40の少なくとも一部の領域に投影させ、それぞれの色を投影したときに少なくとも一部の領域をカメラ142により撮像させる。これにより、カラー画像撮像手段146は、外光と、投影手段100が照射する赤、緑、又は青のそれぞれの光がスクリーン40に当った場合に撮像される画像を、赤、緑、青のそれぞれに対応する3色のカラー取得画像として、それぞれ取得する。
初期画像撮像手段144及びカラー画像撮像手段146は、少なくとも一部の領域を、スクリーン40上に於いて移動させつつカメラ142により撮像させることにより、スクリーン40全体における初期撮像画像と、3色のカラー書き込み画像とをそれぞれ取得する。初期画像撮像手段144およびカラー画像撮像手段146は、取得した初期撮像画像と3色カラー撮像画像とをそれぞれ、書込画像取得手段148へ出力する。尚、一部の領域とは、スクリーン40の全領域であってもよい。この場合、初期画像撮像手段144は、投影光生成手段120に、スクリーン40の全領域に、赤、緑、青の色のいずれの光も投影させず、カメラ142にスクリーン40を撮像させる。カラー画像撮像手段146は、投影光生成手段120に、赤、緑、青の色を、順次、スクリーン40の全領域に投影させ、それぞれの色を投影させ、スクリーン40の全領域を、カメラ142に撮像させる。
撮像画像記録手段165は、書込画像取得手段148を有する。書込画像取得手段148は、初期画像撮像手段144およびカラー画像撮像手段146により撮像された画像を用いて、スクリーン40に書き込まれたカラーの書き込み画像を取得する。本例において書込画像取得手段148は、受け取った3色のカラー書き込み画像の各画素の値から、受取った初期撮像画像の各画素の値を減じることにより、書込画像に於ける赤、緑、及び青の成分の画像を取得する。これにより書込画像取得手段148は、外光の影響を補償した、フルカラーの書込画像を取得する。書込画像取得手段148は、補償を行った3色のカラー書込み画像のそれぞれを、タイミング発生器240より受け取ったタイミングと共に記憶装置150へ記録する。本例において書込画像取得手段148は、最初の投影画像が投影された時刻を基準とする、書込画像が撮像された時刻と共に記録する。
投影画像記録手段160は、PC20からカラービデオ信号等の電子データとして投影画像を受け取る。ここで投影画像記録手段160はタイミング発生器240から受け取ったタイミングと共に、受け取った投影画像を記憶装置150に順次格納させる。ここで投影画像記録手段160は、新しく受け取った投影画像と、前回受け取った投影画像とを比較し、新しく受け取った投影画像と前回受け取った投影画像との差分を合計する。この合計値が予め定められた基準値よりも小さい場合に、投影画像記録手段160は、新しく受け取った投影画像と、これに対応する時刻とを削除する。合計値が基準値よりも大きい場合には、投影画像記録手段160は、新しく受け取った投影画像の直前の、投影画像を受け取った時刻を終了時刻として記録し、更に新しく受け取った投影画像とその時刻とを記録する。これにより投影画像記録手段160は、同一の投影画像毎に、対応する投影画像を、開始時刻と終了時刻とを対応づけて記録する。また投影画像記録手段160は、取得した投影画像を、均一画像判断手段170へ出力する。これにより、投影された投影画像のタイミングおよび順序と、スクリーンに書き込まれたタイミングおよび順序とを正確に記録できる。
音声記録手段200は、マイク220により取得された音声を受け取り、音声が取得されたタイミングに対応付けて記憶装置に記録する。本例において音声記録手段200は、タイミング発生器240から受け取った時刻と共に、音声の受け取りを開始した時刻と音声の受け取りが終了した時刻とを、受け取った音声のデータファイルと対応づけて記憶装置150に記録する。
投影画像がパワーポイント等のプレゼンテーション資料である場合、スライドが次のスライドへと進行すると、前のスライドに対応して書き込まれた内容は消去されるので、スライドが変わる時には、書き込みを取得することが好ましい。そして、スライドの変わり目では、通常、略均一な投影画像がPC20より出力される。そこで均一画像判断手段170は、投影画像記録手段160より受け取った投影画像が均一な画像であるか否かを判断する。本例における均一画像判断手段170は、投影画像のフレーム内の隣接する画素毎に画素値の差分を求めて合計する。この合計値が予め定められた基準値よりも小さい場合、均一画像判断手段170は投影画像が均一であると判断する。均一画像判断手段170は撮像手段140に、スクリーン40を撮像させることで書込画像を取得させ、得られた書込画像を、均一であると判断した投影画像の直前の投影画像と対応づけて格納する。尚、均一画像判断手段170は、投影画像の周波数成分の分布を調べることにより、投影画像が均一であるかを判断してもよい。撮像手段140が書き込みを読み取る場合、スクリーンに投影される光が均一であるので、撮像手段140は、均一に書き込み画像を取得することができる。また投影画像が均一であると判断した場合、均一画像判断手段170は、投影手段100に、色調が同じで一層均一な光を生成させてスクリーン40へ投影してもよい。これにより、投影画像を見ている人に目立たせることなく、モノクロの均一な書き込み画像を取得することができる。
比較手段250は、撮像手段140によって新たに撮像された画像が記憶装置150に記録されると、記憶装置150を参照し、新たに撮像された画像と、撮像手段140によって前回撮像された画像と比較する。そして、新たに撮像された画像が前回撮像された画像との相違が予め定めた基準値よりも小さい場合、削除手段260は、新たに撮像された画像を削除する。本例において比較手段250は、新たに撮像された画像と前回撮像された画像において、画素毎に画素値の差分を求めて合計する。この合計値が予め定めた基準値よりも小さい場合、削除手段260は、新たに撮像された画像を削除する。このように、プロジェクタ10は同じ内容の書込画像は削除するので、撮像された書込画像を格納するために必要なメモリや記録装置の容量を節約することができる。またプロジェクタ10は、連続して得られる同じ内容の書込画像は削除し、更に異なる内容の書込画像であっても、所定の時間が経過していない書込画像は削除するので、この所定の時間を適切に定めることにより、書き込み動作の最中の画像は削除し、書き込みが完了した状態の書込画像だけを記録することができる。
計測手段270は、前回撮像された画像と比較して基準値以上に異なる第1の新たな画像が撮像されてから、再度、基準値以上に異なる第2の新たな画像が撮像されるまでにかかった時間を計測する。そして削除手段260は、計測手段によって計測された時間が、予め定めた基準時間より短い場合に、第1の新たな画像を削除する。このように撮像画像記録手段165は、スクリーン40を撮像したタイミングを、撮像された画像に対応付けて記憶装置に順次格納させる。
記憶装置150は、投影画像に対応付けて、投影画像が記録されたタイミングを格納する。また記憶装置150は、書込画像に対応づけて書込画像が記録されたタイミングを格納し、音声に対応づけて音声が録音されたタイミングを格納する。読出手段180は、記憶装置150から投影画像、当該投影画像が投影されたタイミング、撮像画像、および撮像画像が撮像されたタイミングを読み出す。
合成手段190は、当該画像が投影されたタイミングで投影画像を投影し、かつ、撮像画像が撮像されたタイミングで撮像画像を投影すべく、投影画像及び撮像画像を順次合成する。この場合、合成手段190は、投影画像および、赤、緑、青の3色の光のそれぞれに対応する書込画像において、対応する画素の画素値をそれぞれ比較し、暗い方の画素値を選択することにより、投影画像および書込画像を合成する。投影手段100は合成手段によって合成された合成画像を投影する。また、読出手段180は更に、記憶装置150から音声及び当該音声が取得されたタイミングを読み出す。音声再生手段210は、音声が取得されたタイミングで音声を再生する。これにより、投影が行われた順序、書き込みが行われた順序、録音が行われた順所どおりに正確に、プレゼンテーションを再現することができる。
図4は、記憶装置150が格納するデータの一例を示す。本例における記憶装置150は、投影画像のフレーム番号に対応づけて、投影画像の投影が開始された開始時刻、及び投影画像の投影が終了した終了時刻を格納する。また記憶装置150は、書込画像のフレーム番号に対応付けて、書込画像が撮像された時刻を格納する。更に記憶装置150は、音声のファイル名に対応づけて、音声の記録が開始された開示時刻と音声の記録が終了した終了時刻とを格納する。
本例において、フレーム番号X0の投影画像が投影されたときに、記憶装置150は、フレーム番号A0の書き込み画像を格納している。またフレーム番号X1が撮像されたときには、記憶装置150は書込画像を格納していない。そしてフレーム番号Y0の投影画像が均一であると均一画像判断手段170が判断すると、撮像画像記録手段165は、フレーム番号A2の書込画像に対応づけて、フレーム番号Y0の1つ前のフレーム番号X2の投影画像を記憶装置150に記録する。また記憶装置150は音声を発表の開始から終了まで、1つのファイルで格納している。
図5は、プロジェクタ10が行う記録動作の一例を示すフローチャートである。利用者300によりプレゼンテーションが開始された場合、投影光生成手段120はPC20より投影画像を受け取る。投影光生成手段120は、受け取った投影画像をスクリーン40へ投影する(S100)。
この場合、投影画像記録手段160はPC20より投影画像を受け取る。ここで投影画像記録手段160は、受け取った投影画像を、時刻と共に記憶装置150へ記録する(S105)。ここで投影画像記録手段160は、新しく受け取った投影画像と、前回受け取った投影画像とを比較し、新しく受け取った投影画像と前回受け取った投影画像との差分を合計する。この合計値が予め定められた基準値よりも小さい場合に、投影画像記録手段160は、新しく受け取った撮像画像と、これに対応する時刻とを削除する。合計値が基準値よりも大きい場合には、投影画像記録手段160は、新しく受け取った直前の時刻を終了時刻として記録し、更に新しく受け取った投影画像とその時刻とを記録する。これにより投影画像記録手段160は、画像に変化がないスライドに対応する投影画像を、そのスライドの開始時刻および終了時刻と対応づけて記録する。
また音声記録手段200は、マイク220により取得された音声を受け取る。ここで、音声記録手段200は、タイミング発生器240により生成されたタイミングと時刻とを更に受け取り、受け取った音声を、時刻と共に記憶装置150へ記録する(S110)。
ここで撮像手段140は、投影手段100により投影されたスクリーン40における書き込みを撮像し、撮像画像記録手段165は、取得した書込画像を時刻と共に記憶装置150に記録する(S115)。尚、本例における撮像手段140は、書込画像を取得する場合、外光によるカラーの影響を補償した書込画像を取得する。
撮像手段140によって新たに撮像された画像が、撮像画像記録手段165により記憶装置150に記録されると、比較手段250は記憶装置150を参照し、新たに撮像された画像と、撮像手段140によって前回撮像された画像と比較する(S120)。本例において比較手段250は、画素毎に画素値の差分を求めて合計する。この合計値が予め定めた基準値よりも小さい場合(S125 YES)、削除手段260は、新たに撮像された画像を削除する(S130)。そして本フローチャートの処理は、S115へ戻る。
画素値の差分の合計値が基準値よりも大きい場合(S125 NO)、本フローチャートの処理はS135へ進む。ここで計測手段270は、前回撮像された画像と比較して基準値以上に異なる第1の新たな画像が撮像されてから、再度、基準値以上に異なる第2の新たな画像が撮像されるまでに経過した時間を計測している。この経過した時間が予め定めた基準時間より短い場合(S135 YES)、削除手段260は記憶装置150から第1の新たな画像を削除する(S140)。そして本フローチャートの処理は、S115へ戻る。経過した時間が予め定めた基準時間より長い場合(S135 NO)、計測手段270は、計測していた経過時間をリセットし、第2の新たな画像として記録された画像を、次の第1の新たな画像とし、次の基準値以上異なる第2の新たな画像までの経過時間の計測を開始する。ここで、利用者300による発表が終了している場合(S145 YES)、本フローチャートの処理は終了する。利用者300による発表が終了していない場合(S145 NO)、本フローチャートの処理は、S115へ戻る。これによりプロジェクタ10は、書き込みが終了した状態の書込画像を適切に記録することができ、同時に記録に必要なメモリを節約することができる。
尚、本例において比較手段250は、画像が撮像され記録される度に前回撮像された画像と新たに撮像された画像との比較を行い、計測手段270は、基準値以上に異なる第1の新たな画像が記録されてから、基準値以上に異なる第2の新たな画像が記録されるまでの時間を計測し、削除手段260は、比較の結果と経過時間とに基づいて画像の削除を行ったが、他の例において、プレゼンテーションに対応する全ての書込画像を記録した後に、これらの動作を行ってもよい。また本例において削除手段260は、画素値の差分の合計値が基準値よりも小さい場合、新しく撮像された画像を削除したが、前回撮像された画像を削除してもよい。
図6は、均一画像判断手段170の動作の一例を示すフローチャートである。均一画像判断手段170は、投影画像記録手段160より投影画像を受け取る。均一画像判断手段170は、投影画像のフレーム内の隣接する画素毎に画素値の差分を求めて合計する。この画素値の差分の合計値が予め定められた基準値よりも小さい場合(S170 YES)、均一画像判断手段170は投影画像が均一であると判断する。この場合、均一画像判断手段170は撮像手段140に、スクリーン40を撮像させる。これにより撮像手段140は、スクリーンを撮像し、取得した書込画像を、時刻と共に記憶装置150に記録する(S175)。ここで均一画像判断手段170は、投影画像が均一であると判断した旨を撮像画像記録手段165へ通知する。これにより撮像画像記録手段165は撮像手段140によって取得された書き込み画像に、投影画像の直前の投影画像を対応づけて記憶装置150に記録する(S180)。
画素値の差分の合計値が予め定められた基準値よりも大きい場合(S170 NO)、投影画像記録手段160より出力された撮像画像が均一ではないと均一画像判断手段170は判断し、本フローチャートの処理は終了する。このように均一画像判断手段170は、PC20より出力される投影画像が略均一な投影画像であるかを判断することで、プレゼンテーションのスライドの変わり目を知ることが出来る。そして、スライドの変わり目において、均一画像判断手段170は、均一な投影画像の前にスクリーンに投影された投影画像に対応づけて書込画像を取得させるので、そのスライドに対する書き込みが最も多い状態の書込画像を、書き込まれたスライドの画像に対応づけて記録することができる。
図7は、プロジェクタ10が行う再生動作の一例を示すフローチャートである。利用者300が再生を指示すると、プロジェクタ10は内部のタイマーを動作させる(S200)。本例において記憶装置150は、投影画像に対応づけて、開始時刻と終了時刻とをそれぞれ記録している。読出手段180は、タイマーに応じて、記憶装置150に記録された時刻に対応する投影画像を読み出し(S205)、読み出した投影画像を合成手段190へ出力する。
また、記憶装置150は、書込画像に対応づけて、書込画像が撮像された時刻を記録している。読出手段180は、タイマーに応じて、記録されたタイミングに対応する書込画像を読み出し(S210)、読み出した書込画像を合成手段190へ出力する。
読出手段180が読み出した投影画像と書込画像とを、合成手段190は合成して投影光生成手段120へ出力する。この場合、合成手段190は、投影画像および、赤、緑、青のそれぞれの書込画像において、それぞれ対応する画素の画素値を比較し、暗い方の画素値を選択することにより、投影画像と書き込み画像とを合成する(S215)。合成手段190は、合成した画像を投影光生成手段120へ出力する。投影光生成手段120は、撮像画像と書込画像とが合成された画像を、記録されたタイミングでスクリーン40へ表示する(S220)。
記憶装置150は、音声に対応づけて、音声の記録が開始された開始時刻、および音声の記録が終了した終了時刻を記録している。読出手段180は、タイマーに応じて、記録されたタイミングに対応する音声を読み出し(S225)、読み出した音声をマイク220へ出力する。これによりスピーカ230は、音声を記録されたタイミングで再生する(S230)。以上で本フローチャートの処理は終了する。
図8は、S115、S175における撮像手段140の動作の一例を説明する図である。図8(a)は、スクリーン40上における複数の領域を説明する図である。図8(b)は、撮像手段140の動作の一例を示すフローチャートである。
本例において、初期画像撮像手段144およびカラー画像撮像手段146がカメラ142に撮像させる少なくとも一部の領域とは、図8(a)における例えば領域600、700、800等である。領域600、700、800等は、同じ幅、同じ長さを持つ領域であり、スクリーン40の全領域を構成する。そして、図8(b)に示すように、領域600は、複数の小領域602、604、606、608を有する。
図8(b)は、撮像手段140の動作の一例を示すフローチャートである。S300において、カラー画像撮像手段146は、投影光生成手段120に、スクリーン上の異なる3つの領域に赤、緑、及び青の光をそれぞれ投影させる。S300において3つの領域とは、小領域604、606、及び608である。ここでカラー画像撮像手段146は、投影光生成手段120を制御することにより、領域600における複数の小領域604に赤色光を投影させる。同様にして、カラー画像撮像手段146は、領域600における複数の小領域606に緑色光を投影させ、複数の小領域608に青色光を投影させる。このとき初期画像撮像手段144は、投影光生成手段120を制御することにより、領域600における複数の小領域602に、赤、緑、青のいずれの色の光も投影させない。この場合、初期画像撮像手段144およびカラー画像撮像手段146は、投影光生成手段120に、領域600以外の領域には、通常の投影画像を投影させる。そして、カラー画像撮像手段146は、赤、緑、及び青のそれぞれの色を投影したときに、カメラ142に、小領域604、606、及び608における画素値を、それぞれ取得させる。この場合、カラー画像撮像手段146は、カメラ142に、3つの領域および他の一部の領域を同時に撮像させる。同様にして初期画像撮像手段144は、赤、緑、及び青のいずれの色も投影させない状態で、小領域602における画素値をカメラ142に取得させる。尚、本図において、R,G,Bとはそれぞれ、赤、緑、青の色の光が投影されたことを示しており、“無”とは、赤、緑、青のいずれの色も投影されていない状態を示す。尚、無、R,G,Bのいずれの状態であっても、スクリーン40には、例えば室内灯や太陽等の外光が照射されている。
S305において、カラー画像撮像手段146は、投影光生成手段120を制御することにより、領域600における複数の小領域602に赤色光を投影させる。同様に、カラー画像撮像手段146は、領域600における複数の小領域604に緑色光を投影させ、複数の小領域606に青色光を投影させる。このとき初期画像撮像手段144は、投影光生成手段120を制御することにより、領域600における複数の小領域608に、赤色光、緑色光、青色光のいずれも投影させない。そしてカラー画像撮像手段146は、赤、緑、及び青のそれぞれの色を投影したときに、小領域602、604、及び606における画素値をカメラ142にそれぞれ取得させる。また、初期画像撮像手段144は、赤、緑、及び青のいずれの色も投影させない状態で、カメラ142に、小領域608における画素値を取得させる。
同様にして、S310およびS315において、カラー画像撮像手段146は、それぞれの小領域の赤、緑、青の色を投影したときの画素値を取得し、初期画像撮像手段144は、それぞれの小領域にいずれの色も投影しない場合の画素値を取得する。
S320において、カラー画像撮像手段146のそれぞれが、領域600における全ての複数の小領域602、604、606、608において、赤、緑、青の光を投影した全ての状態の画素値を取得し、初期画像撮像手段144が、領域600における全ての複数の小領域602、604、606、608において、赤、緑、青の光を投影しない状態の画素値を取得すると、書込画像取得手段148は、3色のカラー書き込み画像の各画素の値から、受取った初期撮像画像の各画素の値を減じることにより、各小領域における赤、緑、及び青の成分の画像を取得する。これにより書込画像取得手段148は、各小領域において、外光の影響を補償した画像を取得する。
このように、初期画像撮像手段144およびカラー画像撮像手段146は、領域700、領域800に対して、S300からS320で説明した同様の処理を行う。初期画像撮像手段144及びカラー画像撮像手段146によって、全ての領域に対する走査が終わらない場合(S325 NO)は、フローチャートはS300へ戻る。そして、全ての領域の走査が終わった場合(S325 YES)、書込画像取得手段148は、スクリーン40に書き込まれた書込画像を取得する(S330)。このように初期画像撮像手段144及びカラー画像撮像手段146は、3つの領域のそれぞれ、及び他の一部の領域をスクリーン40上に於いて移動させつつカメラにより撮像させることにより、スクリーン全体のカラーの書き込み画像を取得する。以上で本フローチャートの処理は終了する。
このように、本発明におけるプロジェクタ10は、外光の影響を補償するので、外光の影響を受けていない正しい色合いで、書き込み画像を取得できる。また、通常、スクリーンへの書き込みは、カメラがスクリーンを撮像する速度に比べ十分に遅い。本発明では、書き込み画像が変化する前に、赤、青、緑の光を順次投影することで、フルカラー画像を作る為に必要な3種類の画像を撮像するので、1つのモノクロのCCDカメラを用いた場合であっても、フルカラー画像を作る為に必要な3種類の画像を撮像することができる。従って、本発明のプロジェクタ10は、フルカラーの書き込み画像を安く取得できる。また、書き込み画像を取得するにあたって、本例のように小領域を順次撮像するので、プロジェクタ10、スクリーン40へ投影画像を投影させた場合であっても、投影画像を見ている人に対して目立たせずに、書き込み画像を取得できる。
尚、本例において撮像手段140は、スクリーン40を列に分割し、赤、緑、青の色の光を投影すべき小領域といずれの光も投影しない小領域とを撮像し、更にこれらの領域を全画面に渡って走査させることで、スクリーン40に対応する書込画像を取得したが、他の例において撮像手段140は、これらの小領域を全画面に渡って均一に分散させ、それぞれの領域を撮像することで書込画像を取得してもよい。この場合、撮像手段140は、分散させた小領域の分布の均一さを保ったまま、異なるそれぞれの小領域に、順次、赤、緑、青を投影して撮像し、また分散させた小領域の分布の均一さを保ったまま、いずれの光も投影せずに撮像する。そして、繰り返しこれらの領域を撮像することにより、全画面にわたって、赤、緑、青の光を投影した画像および、赤、緑、青のいずれの光も投影しない画像を取得することにより、書込画像を取得してもよい。
図9は、PC20におけるハードウェア構成の一例を示す。PC20は、ホストコントローラ1082により相互に接続されるCPU1000、RAM1020、グラフィックコントローラ1075、及び表示装置1080を有するCPU周辺部と、I/Oコントローラ1084によりホストコントローラ1082に接続される通信I/F1030、ハードディスクドライブ1040、及びCD−ROMドライブ1060を有する入出力部と、I/Oコントローラ1084に接続されるROM1010、FD(フレキシブルディスク)ドライブ1050、及びI/Oチップ1070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホストコントローラ1082は、RAM1020と、高い転送レートでRAM1020をアクセスするCPU1000及びグラフィックコントローラ1075とを接続する。CPU1000は、ROM1010及びRAM1020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィックコントローラ1075は、CPU1000等がRAM1020内に設けたフレームバッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1080上に表示させる。これに代えて、グラフィックコントローラ1075は、CPU1000等が生成する画像データを格納するフレームバッファを、内部に含んでもよい。
I/Oコントローラ1084は、ホストコントローラ1082と、比較的高速な入出力装置である通信I/F1030、ハードディスクドライブ1040、及びCD−ROMドライブ1060を接続する。通信I/F1030は、ファイバチャネル等のネットワークを介して外部の装置と通信する。ハードディスクドライブ1040は、PC20が使用するプログラム及びデータをそれぞれ格納する。CD−ROMドライブ1060は、CD−ROM1095からプログラム又はデータを読み取り、RAM1020を介してI/Oチップ1070に提供する。
また、I/Oコントローラ1084には、ROM1010と、FDドライブ1050やI/Oチップ1070等の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1010は、PC20の起動時にCPU1000が実行するブートプログラムや、PC20のハードウェアに依存するプログラム等をそれぞれ格納する。FDドライブ1050は、フレキシブルディスク1090からプログラム又はデータを読み取り、RAM1020を介してI/Oチップ1070に提供する。I/Oチップ1070は、フレキシブルディスク1090や、例えばパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
PC20に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク1090、CD−ROM1095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、I/Oチップ1070及び/又はI/Oコントローラ1084を介して、記録媒体から読み出されPC20にインストールされ、そして実行される。
PC20にインストールされて実行されるプログラムは、撮像手段、撮像画像記録手段、比較手段、削除手段、計測手段、投影画像記録手段、均一画像判断手段、合成手段、読出手段、音声記録手段、および音声再生手段を備える。撮像手段は、初期画像撮像手段およびカラー画像撮像手段を有する。また、撮像画像記録手段は書込画像取得手段を有する。各手段が、PC20上で動作した場合にプロジェクタ10に働きかけて行わせる動作は、図1から図8において説明したプロジェクタ10における、対応する部材の動作と同一であるから、説明を省略する。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1090、CD−ROM1095の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをPC20に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・プロジェクタ、20・・・PC、40・・・スクリーン、302・・・筆記具、300・・・利用者、100・・・投影手段、112・・・R光源、114・・・G光源、116・・・B光源、120・・・投影光生成手段、122・・・R液晶シャッタ、124・・・G液晶シャッタ、126・・・B液晶シャッタ、128・・・結合プリズム、130・・・光学系、132・・・ハーフミラー、134・・・投影レンズ、140・・・撮像手段、142・・・CCD撮像素子、144・・・初期画像撮像手段、146・・・カラー画像撮像手段、148・・・書込画像取得手段、150・・・記憶装置、160・・・投影画像記録手段、165・・・撮像画像記録手段、170・・・均一画像判断手段、180・・・読出手段、190・・・合成手段、200・・・音声記録手段、210・・・音声再生手段、220・・・マイク、230・・・スピーカ、240・・・タイミング発生器、250・・・比較手段、260・・・削除手段、270・・・計測手段、450、452、454、456・・・書き込み、402、404・・・文字オブジェクト、600、700、800・・・領域、602、604、606、608・・・小領域、1000・・・CPU、1010・・・ROM、1020・・・RAM、1030・・・通信I/F、1040・・・ハードディスクドライブ、1050・・・FDドライブ、1060・・・CD−ROMドライブ、1070・・・I/Oチップ、1075・・・グラフィックコントローラ、1080・・・表示装置、1082・・・ホストコントローラ、1084・・・I/Oコントローラ、1090・・・フレキシブルディスク、1095・・・CD−ROM
Claims (7)
- 投影画像をスクリーンに投影するプロジェクタであって、
記憶装置と、
前記投影画像を前記記憶装置に順次記録する投影画像記録手段と、
前記投影画像が均一な画像であるか否かを判断する均一画像判断手段と、
前記スクリーンを撮像するカメラと、
前記投影画像が均一な画像であった場合に、前記カメラにより前記スクリーンを撮像させる撮像手段と
を備えたプロジェクタ。 - 前記撮像手段によって撮像された撮像画像を、前記均一な画像の前に前記スクリーンに投影された投影画像に対応付けて前記記憶装置に記録する撮像画像記録手段を更に備えた請求項1に記載のプロジェクタ。
- 前記記憶装置に対応付けて格納された前記投影画像及び前記撮像画像を合成して投影させる合成手段を更に備えた請求項2に記載のプロジェクタ。
- 投影画像をスクリーンに投影する投影手段及び前記スクリーンを撮像するカメラを有するプロジェクタを制御するプロジェクタ制御方法であって、
前記投影画像を順次記録する投影画像記録ステップと、
前記投影画像が均一な画像であるか否かを判断する均一画像判断ステップと、
前記投影画像が均一な画像であった場合に、前記カメラにより前記スクリーンを撮像させる撮像ステップと、
前記撮像ステップによって撮像された撮像画像を、前記均一な画像の前に前記スクリーンに投影された投影画像に対応付けて前記記憶装置に記録させる撮像画像記録ステップと
を備えたプロジェクタ制御方法。 - 前記記憶装置に対応付けて記録された前記投影画像及び前記撮像画像を合成して投影させる合成ステップを更に備えた請求項4に記載のプロジェクタ制御方法。
- 投影画像をスクリーンに投影する投影手段及び前記スクリーンを撮像するカメラを有するプロジェクタに働きかけるプログラムであって、
前記投影画像を順次記録する投影画像記録手段と、
前記投影画像が均一な画像であるか否かを判断させる均一画像判断手段と、
前記投影画像が均一な画像であった場合に、前記カメラにより前記スクリーンを撮像させる撮像手段と、
前記撮像ステップによって撮像された撮像画像を、前記均一な画像の前に前記スクリーンに投影された投影画像に対応付けて前記記憶装置に記録させる撮像画像記録手段と
を備えるプログラム。 - 前記記憶装置に対応付けて記録された前記投影画像及び前記撮像画像を合成して投影させる合成手段を、前記プロジェクタに更に実現させる請求項6に記載のプログラム。
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JP2003435542A Withdrawn JP2005195661A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | プロジェクタ、プロジェクタ制御方法、及びプログラム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009115984A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Casio Comput Co Ltd | 投影装置、投影方法及びプログラム |
JP2010170023A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 画像端末装置及びプログラム |
JP2011205615A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-10-13 | Ricoh Co Ltd | 描画画像共有装置、描画画像共有方法、プログラムおよび記録媒体 |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003435542A patent/JP2005195661A/ja not_active Withdrawn
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