JP2005195461A - 沸騰水型原子炉およびその組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】沸騰水型原子炉で、炉心シュラウドを簡易的に取り外し交換可能とし、応力腐食割れのリスクを回避させるとともに、保守点検の容易性を向上させる。
【解決手段】この沸騰水型原子炉は、原子炉圧力容器と、原子炉圧力容器内に収容された炉心と、炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、を有する。ポンプデッキは原子炉圧力容器の内側に予め固定されており、炉心シュラウドは、ポンプデッキに対して着脱可能に取り付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】この沸騰水型原子炉は、原子炉圧力容器と、原子炉圧力容器内に収容された炉心と、炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、を有する。ポンプデッキは原子炉圧力容器の内側に予め固定されており、炉心シュラウドは、ポンプデッキに対して着脱可能に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は沸騰水型原子炉およびその組立方法に関し、特に、炉心シュラウドを着脱可能として保守点検を容易に行なえるようにした沸騰水型原子炉およびその組立方法に関する。
沸騰水型原子力発電プラントは、原子炉圧力容器の内部に原子炉の炉心部を覆う筒状の炉心シュラウドが設置されている。以下、図26および図27を参照して炉心シュラウド下部構造の従来例について説明する。図26の原子炉圧力容器縦断面図に示すように、原子炉圧力容器1の内側にシュラウド2が配置され、原子炉圧力容器1とシュラウド2の間に環状のダウンカマ64が形成されている。原子炉圧力容器1下部と炉心シュラウド2との間に周方向に間隔をおいて複数個の再循環ポンプであるインターナルポンプ3(またはジェットポンプ)が垂設されており、各ポンプはポンプデッキ4に支持されている。
炉心シュラウド2の内側には、炉心60が配置され、炉心60には燃料集合体5が含まれる。炉心シュラウド2の内側にはさらに、燃料支持金具6および制御棒案内管7を支持している制御棒駆動機構ハウジング8が原子炉圧力容器下鏡部9に林立して設置されている。また、制御棒駆動機構ハウジング8および制御棒案内管7の間には、インコアモニタ案内管10を支持しているインコアモニタハウジング11が同様に林立して設置されている。よってこれらの荷重は、原子炉圧力容器下鏡部9により支えられている。ポンプデッキ4は水平円環板状である。
なお、燃料支持金具6の水平方向の変位を拘束している炉心支持板12、および燃料集合体5の水平方向の変位を拘束している上部格子板13は、シュラウドヘッド14上部に据え付けられた気水分離器15の重量を支えている炉心シュラウド2の内側で支持されており、図27の原子炉圧力容器下部部分拡大縦断面図に示すように、炉心シュラウド2は原子炉圧力容器下鏡部9に溶接固定されたシュラウドサポートレグ16と原子炉圧力容器1下部内側に溶接固定されたポンプデッキ4に溶接固定されている。
よって炉心シュラウド2は、その下部で原子炉圧力容器1に溶接固定されている構造を成しており、切断等をしない限り制御棒案内管7のように簡易的に取り外し交換することは不可能であり、半永久的な構造物である。こうした構造物には腐食し難い金属材料が用いられているものの、特に溶接の熱影響を受けている局所的な部分では、引張り応力と腐食環境の相互作用により、応力腐食割れが生じる可能性がある。
このようなリスク低減のために、ポンプデッキおよび炉心シュラウドを分割構造として、原子炉圧力容器やシュラウドサポートレグにボルト締結することにより、炉心シュラウドやポンプデッキを取り外し交換可能とした構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、炉心シュラウドとシュラウドサポートレグを一体構造として、原子炉圧力容器下鏡部にサポートブラケットを設けて、そこにシュラウドサポートレグを差し込むととともに、ポンプデッキとボルト締結することにより、炉心シュラウドを取り外し可能とした構造が提案されている(例えば特許文献2、3参照)。
特開平8−254591号公報(第2−4頁、第3−9図)
特開平9−281267号公報(第2−3頁、第1−3図)
特開2002−357688号公報(第2−8頁、第2図、第5−6図、第8−10図、第14図)
上述の従来の炉心シュラウド下部構造では、炉心シュラウドは、原子炉圧力容器に溶接固定されたシュラウドサポートレグおよびポンプデッキに、溶接固定されている半永久的な構造物であるため、取り外し交換するためには溶接部の切断等をしなければならないという欠点がある。
また、上述のポンプデッキおよび炉心シュラウドを分割構造として、原子炉圧力容器やシュラウドサポートレグにボルト締結することにより、炉心シュラウドまたはポンプデッキを取り外し可能とした構造(特許文献1)では、炉心シュラウドが取り外し交換可能な構造物となるものの、シュラウドサポートレグは原子炉圧力容器下鏡部に溶接固定されており、補修、点検が困難な原子炉圧力容器下部に溶接部が存在する構造となっている。
また、炉心シュラウドとシュラウドサポートレグを一体構造として、原子炉圧力容器下鏡部にサポートブラケットを設けて、そこにシュラウドサポートレグを差し込む構造(特許文献2、3)では、炉心シュラウドが取り外し交換可能な構造物となるものの、サポートブラケットが原子炉圧力容器下鏡部に溶接固定されており、同様に原子炉圧力容器下部に溶接部が存在する構造となっている。
こうした溶接構造は、構造物を剛に支持することができる反面、半永久的な構造物となって、取り外し交換には切断等の困難な作業を伴うこと、また、応力腐食割れが生じる可能性があるという欠点があった。
本発明は上記目的を達成するものであって、請求項1に記載の発明は、原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、を有する沸騰水型原子炉において、前記炉心シュラウドは、前記原子炉圧力容器の内側に固定された前記ポンプデッキに対して着脱可能に取り付けられていること、を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、を有する沸騰水型原子炉において、前記原子炉圧力容器の内側に突起部が形成されており、前記炉心シュラウドと結合された前記ポンプデッキが、前記原子炉圧力容器内側の突起部に対して着脱可能に取り付けられていること、を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、を有する沸騰水型原子炉の組立方法において、前記ポンプデッキを前記原子炉圧力容器の内側に固定するポンプデッキ固定工程と、前記ポンプデッキ固定工程の後に、前記炉心シュラウドを、前記ポンプデッキに対して着脱可能に取り付ける工程と、を有すること、を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、を有する沸騰水型原子炉の組立方法において、前記原子炉圧力容器の内側に突起部を形成する突起部形成工程と、前記原子炉圧力容器の外で前記炉心シュラウドとポンプデッキとを互いに結合したものを製造する炉心シュラウド・ポンプデッキ製造工程と、前記突起部形成工程および炉心シュラウド・ポンプデッキ製造工程の後に前記炉心シュラウドとポンプデッキを原子炉圧力容器内に搬入し、前記ポンプデッキを前記原子炉圧力容器内側の突起部に対して着脱可能に取り付ける工程と、を有すること、特徴とする。
本発明によれば、炉心シュラウドを簡易的に取り外し交換可能とし、応力腐食割れのリスクを回避させるとともに、保守点検の容易性を向上させた沸騰水型原子炉およびその製造方法を提供することができる。
以下、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、上記した従来技術と同一または類似の部分には共通の符号を付して重複説明は省略する。
[第1の実施の形態]
まず、図1および図2を用いて第1の実施の形態を説明する。本実施の形態では、水平円環板状のポンプデッキ4が原子炉圧力容器1の内側に例えば溶接によって固定されている。そして、ポンプデッキ4の内側端部付近に炉心シュラウド2が着脱可能に取り付けられている。シュラウドサポートレグ16(図26、27参照)は存在せず、炉心シュラウド2はポンプデッキ4で支持される。
まず、図1および図2を用いて第1の実施の形態を説明する。本実施の形態では、水平円環板状のポンプデッキ4が原子炉圧力容器1の内側に例えば溶接によって固定されている。そして、ポンプデッキ4の内側端部付近に炉心シュラウド2が着脱可能に取り付けられている。シュラウドサポートレグ16(図26、27参照)は存在せず、炉心シュラウド2はポンプデッキ4で支持される。
炉心シュラウド2の下端部は水平方向内側に張り出した張り出し部62を有し、張り出し部62がポンプデッキ4の内側先端に載置するように配置されている。そして、張り出し部62とポンプデッキ4の内側先端を内側から上下に挟み込むように固定支持具21が配置されている。さらに、張り出し部62の上で固定支持具21に挟み込まれるように、皿ばね締結具17が配置されている。皿ばね締結具17は、皿ばね20と、ねじ切り部24と、押し付け板18からなる。ねじ切り部24には雌ねじが形成されていて、押し付け板18と一体になっている。固定支持具21の上部の貫通孔30が設けられ、貫通孔30を通して着脱可能なボルト25が配置され、ボルト25とねじ切り部24の雌ねじが螺合する。
炉心シュラウド2を取り付ける時は、まず、ポンプデッキ4上に炉心シュラウド2を載せる。そして、ボルト25を固定支持具21の上部の貫通孔から通してねじ切り部24と螺合させて回し、固定支持具21の上部とねじ切り部24との距離を縮め、押し付け板18が皿ばね20を押し上げて縮めるようにする。これにより、押し付け板18と固定支持具21の下部接触面22との距離が長くなるので、この間に炉心シュラウドの張り出し部62とポンプデッキ4を挟み込む。この後、ボルト25を緩めると、皿ばね20の弾性反発力によって押し付け板18の押し付け板下面19が炉心シュラウドの張り出し部62上面すなわち炉心シュラウド締結部上面23を押し付けるので、炉心シュラウド2とポンプデッキ4が互いに固定される。
その後、プラント運転中を含めて、ボルト25は取り外してもよいし、緩んだ状態でその場に留めておいてもよい。
その後、プラント運転中を含めて、ボルト25は取り外してもよいし、緩んだ状態でその場に留めておいてもよい。
炉心シュラウド2を取り外すときは、再びボルト25を取り付けて皿ばね20を締め付けて縮めて、固定支持具下部接触面22とポンプデッキ4下面との間に隙間を生じさせて、皿ばね締結具17を取り外す。
本実施の形態によれば、炉心シュラウド2がポンプデッキ4のみに皿ばね締結具17により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第2の実施の形態を図3〜図5を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複する説明は省略する。本実施の形態では、第1の実施の形態における固定支持具21の機能をする部分が炉心シュラウド2と一体に形成されている。すなわち、炉心シュラウド2の下端部が、水平方向内側に張り出した張り出し部62を形成し、さらに張り出し部62の先端が下方に延びて炉心シュラウド固定部27を形成している。さらに、炉心シュラウド固定部27の下端部は水平方向外側に延びて、ポンプデッキ4の内側先端近くの下面と接触する炉心シュラウド固定部接触面28を形成している。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第2の実施の形態を図3〜図5を用いて説明する。なお、第1の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複する説明は省略する。本実施の形態では、第1の実施の形態における固定支持具21の機能をする部分が炉心シュラウド2と一体に形成されている。すなわち、炉心シュラウド2の下端部が、水平方向内側に張り出した張り出し部62を形成し、さらに張り出し部62の先端が下方に延びて炉心シュラウド固定部27を形成している。さらに、炉心シュラウド固定部27の下端部は水平方向外側に延びて、ポンプデッキ4の内側先端近くの下面と接触する炉心シュラウド固定部接触面28を形成している。
張り出し部62の下面と炉心シュラウド固定部接触面28との間には、ポンプデッキ4の内側先端近くと、皿ばね締結部26が挟み込まれる。皿ばね締結部26は、第1の実施の形態と同様に皿ばね20、ねじ切り部24および押し付け板18からなっている。
張り出し部62には貫通孔30が設けられ、貫通孔30を通じて挿入されたボルト25がねじ切り部24と螺合するようになっている。
張り出し部62には貫通孔30が設けられ、貫通孔30を通じて挿入されたボルト25がねじ切り部24と螺合するようになっている。
図4に示すように、ポンプデッキ4の内側先端には、周方向に間隔をおいて複数の溝部29が設けられている。また、ポンプデッキ4には、複数のポンプディフューザー貫通孔42が設けられ、これらポンプディフューザー貫通孔42の真下の位置の原子炉圧力容器1貫通部にポンプノズル部45が設けられている。
このように構成された本実施の形態において、炉心シュラウド固定部27が炉心シュラウド2と一体構造を成しており、押し付け板下面19と炉心シュラウド固定部接触面28の間の距離が、ポンプデッキ4の厚さより長くなるように、ボルト25により皿ばね20が締め付けて縮められている。炉心シュラウド2取り付け時には、ポンプデッキ4に設けられた溝部29に炉心シュラウド固定部27を通して炉心シュラウド2を降下させ、炉心シュラウド固定部接触面28全体がポンプデッキ4と重なる位置に炉心シュラウド2を回転させて据え付ける。
その後、ボルト25を取り外す。これにより、皿ばね20の反力により炉心シュラウド2が上昇するとともに、炉心シュラウド固定部接触面28がポンプデッキ4下面に押し付けられる。これにより、ポンプデッキ4が押し付け板18と炉心シュラウド固定部接触面28に挟み込まれることにより、炉心シュラウド2がポンプデッキ4に固定される。よって、プラント運転中にはボルト25を取り外した状態(または緩めた状態)となっている。
炉心シュラウド2を取り外すときは、再びボルト25を取り付けて皿ばね20を締め付けて縮め、炉心シュラウド固定部接触面28とポンプデッキ4下面との間に隙間を生じさせて、炉心シュラウド2を回転させて取り外す。
本実施の形態によれば、炉心シュラウド2がポンプデッキ4のみに皿ばね締結部26により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第3の実施の形態を図6および図7を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1、2)の変形であって、皿ばね締結具17(図1、2)に代えて、板ばね締結具31を用いて、シュラウドの張り出し部62とポンプデッキ4とを結合でき、また取り外しもできるようになっている。板ばね締結具31には、シュラウドの張り出し部62とポンプデッキ4とを貫通する板ばね締結具取り付け孔32を通って上下方向に延びて下端部が開いた板ばね33と、この板ばねの上部を覆うように配置された取り外し用円筒部36を有する。また、ばね部37などを有する。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第3の実施の形態を図6および図7を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第1の実施の形態(図1、2)の変形であって、皿ばね締結具17(図1、2)に代えて、板ばね締結具31を用いて、シュラウドの張り出し部62とポンプデッキ4とを結合でき、また取り外しもできるようになっている。板ばね締結具31には、シュラウドの張り出し部62とポンプデッキ4とを貫通する板ばね締結具取り付け孔32を通って上下方向に延びて下端部が開いた板ばね33と、この板ばねの上部を覆うように配置された取り外し用円筒部36を有する。また、ばね部37などを有する。
このように構成された本実施の形態において、炉心シュラウド2がポンプデッキ4上に板ばね締結具取り付け孔32が重なるように据え付けられている。この板ばね締結具取り付け孔32に板ばね締結具31を、板ばね端部34が板ばね33の反力によりポンプデッキ4下面から下方に突き出るまで上方から押し付け挿入する。このとき、板ばね33の下端部34の横に開いてポンプデッキ4の下面と係合する。これにより皿ばね20の反力を受けている押し付け板下面19がシュラウド張り出し部62に押し付けられ、炉心シュラウド2がポンプデッキ4に固定される。
炉心シュラウド2を取り外すときは、ボルト25をボルト貫通ねじ切り部38に設置し、ボルト25を回転挿入させて、ばね部37により支持されている取り外し用円筒部36を降下させて、板ばね端部34を内側に向かわせてポンプデッキ4下面から離脱させて、板ばね締結具31を上方へ取り外す。
本実施の形態によれば、炉心シュラウド2がポンプデッキ4のみに板ばね締結具31により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第4の実施の形態を図8および図9を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は第3の実施の形態(図6、7)の変形であって、炉心シュラウド2に着脱可能な板ばね締結具31に代えて、炉心シュラウド2に固定された板ばね締結具39を用いる。板ばね締結具39の構造自体は第3の実施の形態の板ばね締結具31と同様である。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第4の実施の形態を図8および図9を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は第3の実施の形態(図6、7)の変形であって、炉心シュラウド2に着脱可能な板ばね締結具31に代えて、炉心シュラウド2に固定された板ばね締結具39を用いる。板ばね締結具39の構造自体は第3の実施の形態の板ばね締結具31と同様である。
本実施の形態において、板ばね締結部39が炉心シュラウド2と一体構造を成しており、炉心シュラウド2がポンプデッキ4上に板ばね締結部39と板ばね締結部取り付け孔40が重なるように据え付けられ、炉心シュラウド2を、板ばね端部34が板ばね33の反力によりポンプデッキ4下面から下方に突き出るまで押し付け挿入する。これにより皿ばね20の反力を受けている押し付け板18と、板ばね端部34にポンプデッキ4が挟み込まれることにより、炉心シュラウド2がポンプデッキ4に固定される。
炉心シュラウド2を取り外すときは、ボルト25をボルト貫通ねじ切り部38に設置し、ボルト25を回転挿入させて、ばね部37により支持されている取り外し用円筒部36を下降させて、板ばね端部34を内側に向かわせてポンプデッキ4下面から離脱させて、炉心シュラウド2を上方へ取り外す。
本実施の形態によれば、炉心シュラウド2がポンプデッキ4のみに板ばね締結部39により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第5の実施の形態を図10〜図15を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態では、ポンプデッキ4と炉心シュラウド2とが予め一体構造で作られている。また、原子炉圧力容器1内側に、ポンプデッキ4を支持するための突起部41が形成されている。この突起部41とポンプデッキ4外周端とは、第1の実施の形態とほぼ同様の皿ばね締結部26によって取り外し可能に結合できるようになっている。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第5の実施の形態を図10〜図15を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態では、ポンプデッキ4と炉心シュラウド2とが予め一体構造で作られている。また、原子炉圧力容器1内側に、ポンプデッキ4を支持するための突起部41が形成されている。この突起部41とポンプデッキ4外周端とは、第1の実施の形態とほぼ同様の皿ばね締結部26によって取り外し可能に結合できるようになっている。
ポンプデッキ4外周端には上顎部70と下顎部43が周方向に突出して設けられており、原子炉圧力容器内側の突起部41とその上に配置された皿ばね締結部26が、上顎部70と下顎部43の間に挟まれるように配置される。上顎部70には、ボルト25が貫通するボルト貫通孔30が設けられている。
炉心シュラウド2据え付け前は、押し付け板下面19と下顎部接触面44の間の距離が、原子炉圧力容器1内側に設置された突出部41厚さより長くなるように、ボルト25により皿ばね20が締め付けて縮められている。炉心シュラウド2取り付け時には、突出部41に設けられた溝部29に下顎部43を通して炉心シュラウド2を降下させ、下顎部接触面44全体が突出部41と重なり、また原子炉圧力容器下鏡部にポンプノズル部45がある場合は、さらにポンプディフューザー貫通孔42中心位置とポンプノズル部45中心位置が合う位置に炉心シュラウド2を回転させて据え付ける。
その後、ボルト25を取り外すか、または緩めて上昇させる。これにより、皿ばね20の反力により炉心シュラウド2が上昇するとともに、下顎部接触面44が突出部41下面に押し付けられる。これにより、突出部41が押し付け板18と下顎部接触面44に挟み込まれることにより、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が突出部41を介して原子炉圧力容器1に固定される。よって、プラント運転中にはボルト25を取り外した状態となっている。
炉心シュラウド2を取り外すときは、再びボルト25を取り付けて皿ばね20を締め付けて縮め、下顎部接触面44と突出部41下面との間に隙間を生じさせて、炉心シュラウド2を回転させて上方へ取り外す。
本実施の形態によれば、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が原子炉圧力容器1内側に皿ばね締結部26により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第6の実施の形態を図16を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は第5の実施の形態の変形であって、ポンプデッキ4の外周部に下方に延びるポンプデッキ板ばね46が設けられ、その下端のポンプデッキ板ばね端部47が原子炉圧力容器内側の突出部41の下面と係合する。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第6の実施の形態を図16を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は第5の実施の形態の変形であって、ポンプデッキ4の外周部に下方に延びるポンプデッキ板ばね46が設けられ、その下端のポンプデッキ板ばね端部47が原子炉圧力容器内側の突出部41の下面と係合する。
本実施の形態において、ポンプデッキ4が炉心シュラウド2と一体構造を成しており、ポンプデッキ4外周端下部には皿ばね締結部26およびポンプデッキ板ばね46が設置されている。据え付け時には、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2を、ポンプデッキ板ばね端部47全体が突出部41と重なり、また原子炉圧力容器下鏡部にポンプノズル部45(図12参照)がある場合は、さらにポンプディフューザー貫通孔42中心位置とポンプノズル部45中心位置が合う位置で、ポンプデッキ板ばね端部47がポンプデッキ板ばね46の反力により突出部41下面から下方に突き出るまで押し付け挿入する。これにより皿ばね20の反力を受けている押し付け板18とポンプデッキ板ばね端部47に、突出部41が挟み込まれることにより、炉心シュラウド2が原子炉圧力容器1に固定される。
炉心シュラウド2およびポンプデッキ4を取り外すときは、ボルト25を取り付けて皿ばね20を締め付けて縮め、ポンプデッキ板ばね端部47と突出部41下面との間に隙間を生じさせて、炉心シュラウド2およびポンプデッキ4を回転させ、皿ばね締結部26を突出部41に設けた溝部29に通して上方へ取り外す。
なお、炉心シュラウド2取り付け時は、第5の実施の形態と同様に、前もってボルト25で皿ばね20を締め付けて縮め、ポンプデッキ板ばね46を溝部29に通して回転させて据え付けても良い。なお、プラント運転中には、ボルト25を取り外した状態またはボルト25を緩めて上昇させた状態となっている。
本実施の形態によれば、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が原子炉圧力容器1内側にポンプデッキ板ばね46を付した皿ばね締結部26により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第7の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第7の実施の形態を図17〜図20を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第5の実施の形態(図10〜15)の皿ばね締結部26の部分を第3の実施の形態(図6、7)の板ばね締結具31で置き換えたものである。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第7の実施の形態を図17〜図20を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第5の実施の形態(図10〜15)の皿ばね締結部26の部分を第3の実施の形態(図6、7)の板ばね締結具31で置き換えたものである。
本実施の形態において、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が、突出部41上に板ばね締結具取り付け孔32が重なるように据え付けられ、また原子炉圧力容器下鏡部にポンプノズル部45がある場合は、さらにポンプディフューザー貫通孔42中心位置とポンプノズル部45中心位置が合う位置に据え付けられている。この板ばね締結具取り付け孔32に板ばね締結具31を、板ばね端部34が板ばね33の反力によりポンプデッキ4下面から下方に突き出るまで押し付け挿入する。これにより皿ばね20の反力を受けている押し付け板下面19と、板ばね端部34に挟み込まれることにより、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が突出部41に固定される。
炉心シュラウド2を取り外すときは、ボルト25をボルト貫通ねじ切り部38に設置し、ボルト25を回転挿入させて、ばね部37により支持されている取り外し用円筒部36を降下させて、板ばね端部34を内側に向かわせて突出部41下面から離脱させて、板ばね締結具31を上方へ取り外す。
本実施の形態によれば、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が原子炉圧力容器1内側に板ばね締結具31により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第8の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第8の実施の形態を図21および図22を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第7の実施の形態(図21、22)の変形であって、第7の実施の形態の板ばね締結具31を第4の実施の形態(図8、9)の板ばね締結部と同様のものに置き換えたものである。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第8の実施の形態を図21および図22を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第7の実施の形態(図21、22)の変形であって、第7の実施の形態の板ばね締結具31を第4の実施の形態(図8、9)の板ばね締結部と同様のものに置き換えたものである。
本実施の形態において、板ばね締結部39がポンプデッキ4と一体構造を成しており、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が突出部41上に板ばね締結部39と板ばね締結部取り付け孔40が重なるように据え付けられ、また原子炉圧力容器下鏡部にポンプノズル部45がある場合は、さらにポンプディフューザー貫通孔42中心位置とポンプノズル部45中心位置が合う位置に据え付けられており、炉心シュラウド2を、板ばね端部34が板ばね33の反力により突出部41下面から下方に突き出るまで押し付けて挿入する。これにより皿ばね20の反力を受けている押し付け板18と、板ばね端部34に突出部41が挟み込まれることにより、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が突出部41に固定される。
炉心シュラウド2を取り外すときは、ボルト25をボルト貫通ねじ切り部38に設置し、ボルト25を回転挿入させて、ばね部37により支持されている取り外し用円筒部36を下降させて、板ばね端部34を内側に向かわせて突出部41下面から離脱させて、炉心シュラウド2を上方へ取り外す。
本実施の形態によれば、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が原子炉圧力容器1内側に板ばね締結部39により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第9の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第9の実施の形態を図23を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第5〜第8の実施の形態(図10〜22)のいずれとも組み合わせて適用可能なものである。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第9の実施の形態を図23を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態は、第5〜第8の実施の形態(図10〜22)のいずれとも組み合わせて適用可能なものである。
本実施の形態では、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2の外側壁面とポンプデッキ4上面の間に複数のリブ部48が設置されている。これにより炉心シュラウド2とポンプデッキ4との付け根角部に生じる可能性のある応力集中が回避され剛な構造となる。このようなリブ部48を設置したポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が、上述の第5ないし第8の実施の形態と同様に、原子炉圧力容器内側の突出部41に締結される。
本実施の形態によれば、リブ部48が設置され剛な構造となったポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が、原子炉圧力容器1内側に板ばね締結具31或いは皿ばね締結具26により締結されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
[第10の実施の形態]
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第10の実施の形態を図24および図25を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態では、第1〜第4の実施の形態(図1〜9)と組み合わせて適用可能であって、原子炉圧力容器1の内側にポンプデッキ4が予め固定されていて、ポンプデッキ4に対して炉心シュラウド2と着脱できるようになっている。
次に、本発明に係る沸騰水型原子炉およびその製造方法の第10の実施の形態を図24および図25を用いて説明する。なお、前述の実施の形態と同一または類似の部分には共通の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施の形態では、第1〜第4の実施の形態(図1〜9)と組み合わせて適用可能であって、原子炉圧力容器1の内側にポンプデッキ4が予め固定されていて、ポンプデッキ4に対して炉心シュラウド2と着脱できるようになっている。
この実施の形態では、ポンプデッキ4上面の内周端近くに、周方向に間隔をおいて複数のキー部49が設けられている。また、シュラウド2の下端には複数のキー溝部50が設けられ、キー部49と嵌め合うようになっている。
本実施の形態において、キー部49およびキー溝部50により、炉心シュラウド2据え付け時の目印となり、また、各キー部49およびキー溝部50が嵌め合い炉心シュラウド2の回転変位が拘束されるとともに、上述の第1ないし第4の実施の形態と同様に、炉心シュラウド2がポンプデッキ4に締結される。
本実施の形態によれば、炉心シュラウド2がポンプデッキ4に、板ばね締結具31或いは皿ばね締結具17などにより締結され、かつ回転拘束されており、シュラウドサポートレグ16が省略され溶接部を削減することができるとともに、炉心シュラウド2を取り外し交換することができる。
この実施の形態の変形例として、第5ないし第8の実施の形態に、キー部49とキー溝部50が嵌め合いを利用することもできる(図示せず)。すなわち、ポンプデッキ4と一体構造と成している炉心シュラウド2の場合には、複数のキー部49および複数のキー溝部50が、それぞれ同数でポンプデッキ4下部および突出部41上部に施され、各キー部49およびキー溝部50が嵌め合い炉心シュラウド2の回転変位が拘束されるとともに、上述の第5ないし第8の実施の形態と同様に、ポンプデッキ4と一体構造を成している炉心シュラウド2が突出部41に締結される。
1…原子炉圧力容器、2…炉心シュラウド、3…インターナルポンプ(再循環ポンプ)、4…ポンプデッキ、5…燃料集合体、6…燃料支持金具、7…制御棒案内管、8…制御棒駆動機構ハウジング、9…原子炉圧力容器下鏡部、10…インコアモニタ案内管、11…インコアモニタハウジング、12…炉心支持板、13…上部格子板、14…シュラウドヘッド、15…気水分離器、16…シュラウドサポートレグ、17…皿ばね締結具(締結部)、18…押し付け板、19…押し付け板下面、20…皿ばね、21…固定支持具、22…固定支持具下部接触面、23…炉心シュラウド締結部上面、24…ねじ切り部、25…ボルト、26…皿ばね締結部、27…炉心シュラウド固定部、28…炉心シュラウド固定部接触面、29…溝部、30…ボルト貫通孔、31…板ばね締結具、32…板ばね締結具取り付け孔、33…板ばね、34…板ばね端部、35…炉心シュラウド固定部上面、36…取り外し用円筒部、37…ばね部、38…ボルト貫通ねじ切り部、39…板ばね締結部、40…板ばね締結部取り付け孔、41…突出部、42…ポンプディフューザー貫通孔、43…下顎部、44…下顎部接触面、45…ポンプノズル部、46…ポンプデッキ板ばね、47…ポンプデッキ板ばね端部、48…リブ部、49…キー部、50…キー溝部、60…炉心、62…張り出し部、64…ダウンカマ、70…上顎部。
Claims (9)
- 原子炉圧力容器と、
前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、
炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、
前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、
前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、
を有する沸騰水型原子炉において、
前記炉心シュラウドは、前記原子炉圧力容器の内側に固定された前記ポンプデッキに対して着脱可能に取り付けられていること、
を特徴とする沸騰水型原子炉。 - 請求項1に記載の沸騰水型原子炉において、前記炉心シュラウドとポンプデッキとの結合部は皿ばねの弾性反発力により固定されるように構成されており、着脱時にこの皿ばねを圧縮するためのねじ機構を有すること、を特徴とする沸騰水型原子炉。
- 請求項1または2に記載の沸騰水型原子炉において、前記炉心シュラウドの下端部とポンプデッキとの取り付け部にはポンプデッキを貫通する貫通穴が設けられており、この貫通穴に板ばねを有する締結部材が通って板ばねの先端が貫通穴を通り過ぎて横に広がることにより前記炉心シュラウドの下端部とポンプデッキが結合された状態で締結部材が固定され、また、炉心シュラウドとポンプデッキの着脱の際は、前記板ばねが横に押し込まれることによって前記締結部材が貫通穴から抜き取られるように構成されていること、を特徴とする沸騰水型原子炉。
- 原子炉圧力容器と、
前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、
炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、
前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、
前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、
を有する沸騰水型原子炉において、
前記原子炉圧力容器の内側に突起部が形成されており、
前記炉心シュラウドと結合された前記ポンプデッキが、前記原子炉圧力容器内側の突起部に対して着脱可能に取り付けられていること、
を特徴とする沸騰水型原子炉。 - 請求項4に記載の沸騰水型原子炉において、前記ポンプデッキを原子炉圧力容器の内側の突起部に取り付ける部分は、皿ばねの弾性反発力により固定されるように構成されており、着脱時にこの皿ばねを圧縮するためのねじ機構を有すること、を特徴とする沸騰水型原子炉。
- 請求項4または5に記載の沸騰水型原子炉において、前記ポンプデッキを原子炉圧力容器の内側の突起部に取り付ける部分は、板ばねの反発力により係止部材が前記ポンプデッキと突起部を結合し固定するように構成されていること、を特徴とする沸騰水型原子炉。
- 請求項4または5に記載の沸騰水型原子炉において、前記ポンプデッキを原子炉圧力容器の内側の突起部に取り付ける部分には、前記突起部を貫通する貫通穴が設けられており、この貫通穴に板ばねを有する締結部材が通って板ばねの先端が貫通穴を通り過ぎて横に広がることにより前記ポンプデッキと前記突起部とが結合された状態で締結部材が固定され、また、ポンプデッキと前記突起部の着脱の際は、前記板ばねが横に押し込まれることによって前記締結部材が貫通穴から抜き取られるように構成されていること、を特徴とする沸騰水型原子炉。
- 原子炉圧力容器と、
前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、
炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、
前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、
前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、
を有する沸騰水型原子炉の組立方法において、
前記ポンプデッキを前記原子炉圧力容器の内側に固定するポンプデッキ固定工程と、
前記ポンプデッキ固定工程の後に、前記炉心シュラウドを、前記ポンプデッキに対して着脱可能に取り付ける工程と、
を有すること、を特徴とする沸騰水型原子炉の組立方法。 - 原子炉圧力容器と、
前記原子炉圧力容器内に収容された炉心と、
炉心の側面を包囲する筒状の炉心シュラウドであって、前記原子炉圧力容器内面との間で環状のダウンカマを形成する炉心シュラウドと、
前記ダウンカマの底部を仕切る水平環板状のポンプデッキと、
前記ポンプデッキを貫通して互いに間隔をおいて複数個配列され、ダウンカマ内の冷却材を前記炉心シュラウド内へ導く再循環ポンプと、
を有する沸騰水型原子炉の組立方法において、
前記原子炉圧力容器の内側に突起部を形成する突起部形成工程と、
前記原子炉圧力容器の外で前記炉心シュラウドとポンプデッキとを互いに結合したものを製造する炉心シュラウド・ポンプデッキ製造工程と、
前記突起部形成工程および炉心シュラウド・ポンプデッキ製造工程の後に前記炉心シュラウドとポンプデッキを原子炉圧力容器内に搬入し、前記ポンプデッキを前記原子炉圧力容器内側の突起部に対して着脱可能に取り付ける工程と、
を有すること、特徴とする沸騰水型原子炉の組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002053A JP2005195461A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 沸騰水型原子炉およびその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002053A JP2005195461A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 沸騰水型原子炉およびその組立方法 |
Publications (1)
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JP2005195461A true JP2005195461A (ja) | 2005-07-21 |
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ID=34817397
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JP2004002053A Pending JP2005195461A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 沸騰水型原子炉およびその組立方法 |
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JP (1) | JP2005195461A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101491734B1 (ko) | 2010-12-13 | 2015-02-09 | 가부시끼가이샤 도시바 | 가압수형 원자로 |
-
2004
- 2004-01-07 JP JP2004002053A patent/JP2005195461A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101491734B1 (ko) | 2010-12-13 | 2015-02-09 | 가부시끼가이샤 도시바 | 가압수형 원자로 |
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