JP2005195044A - ねじ及びそのねじを用いた圧力容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじの破損を防止するとともに、圧力容器の使用寿命を向上させる。
【解決手段】プレッシャフランク20Aとクリアランスフランク20Bとを有する、めねじであって;めねじ有効径20yを結ぶ線20yLは、軸心Cに対して傾斜しており、めねじ内径20nを結ぶ線20nLは、該軸心Cに対して平行であり、ねじ谷底を結ぶ線20tLは、該軸心Cに対して傾斜している。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アキュムレータ等に用いられる、ねじに関するものであり、更に述べると、ねじ及びそれを用いた圧力容器に関するものである。
アキュムレータの容器本体の先端部(ねじ部)には、めねじが設けられており、このめねじには、蓋体のおねじが螺着されている。このめねじとして、三角ねじ、のこ歯ねじ、逆のこはねじ等が用いられている。
ここで、逆のこ歯ねじとは、クリアランスフランクとプレッシャフランクとを有する、標準状態ののこ歯ねじを、逆配置状態にして、該標準状態におけるクリアランスフランクの傾斜角度を荷重を受けるプレッシャフランクの傾斜角度とし、又、該標準状態におけるプレッシャフランクの傾斜角度をクリアランスフランクの傾斜角度にしたねじ、をいう(例えば、特許文献1参照)。
WO03/014584 A1(2003年2月20日 国際公開日)
圧力容器、例えば、アキュムレータのねじ部には、圧力変動に伴い、大きな繰り返し荷重がかかってめねじ山を押圧するので、めねじ谷底に引っ張り応力が発生する。特に、基端部側のめねじ山、例えば、一番目のめねじ山、には極端に大きな荷重がかかるので、その一番目のめねじ谷底には最大の引っ張り応力が発生することになる。そのため、該めねじ谷底から破損してしまい、アキュムレータは使用不可能となる。
本発明は、上記上記事情に鑑み、ねじの破損を防止することを目的とする。他の目的は、圧力容器の使用寿命を向上させることである。
この発明は、プレッシャフランクとクリアランスフランクとを有する、ねじであって;
有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、ねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、ねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とする。
この発明は、互いに連続する変形ねじ部と普通ねじ部とを有する、ねじであって;
前記変形ねじ部の有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、前記変形ねじ部のねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、前記変形ねじ部のねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とする。
この発明は、変形ねじ部と、該変形ねじ部の両端にそれぞれ連続して設けられた普通ねじ部と、を有する、ねじであって;
前記変形ねじ部の有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、前記変形ねじ部のねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、前記変形ねじ部のねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とする。
この発明のねじの有効径は、基端側が自由端側より小さく、ねじ谷底の径は、基端側が自由端側より小さいことを特徴とする。この発明のねじは、逆のこ歯ねじであること特徴とする。この発明のねじは、めねじであることを特徴とする。
この発明は、ねじを用いた圧力容器であって、前記ねじは、次のいずれかであることを特徴とする。
1:プレッシャフランクとクリアランスフランクとを有する、ねじであって;有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、ねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、ねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とするねじ。
2:互いに連続する変形ねじ部と普通ねじ部とを有する、ねじであって;有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、ねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、ねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とするねじ。
3:変形ねじ部と、該変形ねじ部の両端にそれぞれ連続して設けられた普通ねじ部と、を有する、ねじであって;前記変形ねじ部の有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、前記変形ねじ部のねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、前記変形ねじ部のねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とするねじ。
この発明は、容器主体のめねじに、蓋体のおねじを螺合した圧力容器であって:
前記めねじの有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、前記めねじのねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、前記めねじのねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とする。
この発明の圧力容器のめねじの有効径は、基端側が自由端側より小さく、前記めねじのねじ谷底の径は、基端側が自由端側より小さいことを特徴とする。
この発明は、ねじの有効径を結ぶ線は軸心に対して傾斜しており、ねじ山を結ぶ線は該軸心に対して平行であり、ねじ谷底を結ぶ線は該軸心に対して平行、又は、傾斜している ので、ねじ山の山頂幅が基端部側から自由端部に向かって次第に大きくなっている。そのため、ねじの基端部側に繰り返し荷重がかかっても、従来例のように破損することはない。従って、このねじを用いた圧力容器は、使用寿命を伸ばすことができる。
この発明の第1実施形態を図1〜図2により説明する。
圧力容器、例えば、アキュムレータACCは、容器本体1内にブラダ2を内蔵している。このブラダ2は、プリーツブラダであり、所定形状に折り畳まれるように折り癖がつけられている。このブラダ2のフランジ部3は、容器本体1の上部1aに係止され、蓋体5により固定されている。この蓋体5には、ブラダ2内に連通する給排気口6と、容器主体1のめねじ20に螺合するおねじ21とが設けられている。
このめねじ20は、逆のこ歯めねじであり、6個のめねじ山F1〜F6を備えているが、めねじ山F1は、めねじ20の基端部20D側に位置し、めねじ山F6は、先端部(自由端部)20W側に位置している。
この逆のこ歯めねじは、のこ歯めねじ、例えば、プレッシャフランクの傾斜角度θが15°、クリアランスフランクの傾斜角度βが45°、のめねじ山F1〜F6のプレッシャフランクの形状(傾斜角度)とクリアランスフランクの形状(傾斜角度)とが互いに逆になっている。
即ち、逆のこ歯めねじのクリアランスフランクの傾斜角度が、のこ歯ねじのプレッシャフランク20Aの傾斜角度βに形成され、又、逆のこ歯めねじのプレッシャフランクの傾斜角度がのこ歯ねじのクリアランスフランク20Bの傾斜角度θに形成されている。
従って、プレッシャフランク20Aの傾斜角度βは、45°であり、又、クリアランスフランクの傾斜角度θは、15°である。
このめねじ20の有効径20yは、基端部20D側が先端部20W側より小さくなっており、従って、この有効径20yを結ぶ線(有効径線)20yLは、前記軸心Cに対して傾斜しており、先端部20W側になる程前記軸心Cから離れている。
めねじ20の各内径20nは、等しく、従って、各内径20nを結ぶ線(内径線)20nLは、前記軸心Cに対して平行となっている。めねじ20のねじ山F1〜F6の山頂幅は、基端部20D側から自由端部20W側に向かって次第に小さくなっており、ねじ山F1の山頂幅FW1が最も大きく、又、ねじ山F6の山頂幅FW6が最も小さくなっている。
めねじ20のねじ谷底の径20tは、基端部20D側が先端部20Wがより小さくなっており、従って、このねじ谷底を結ぶ線(谷底線)20tLは、前記軸心Cに対して傾斜しており、先端部20Wになる程前記軸心Cから離れている。おねじ20の山頂面21sとめねじのねじ谷底20c間の空間部20kは、基端部20D側から自由端部20Wに向かって次第に大きくなっている。
このめねじ20に螺合しているおねじ21は、のこ歯ねじ、例えば、プレッシャフランクの傾斜角度θが15°、クリアランスフランクの傾斜角度βが45°、のおねじ山M1〜M6のプレッシャフランクの形状(傾斜角度)とクリアランスフランクの形状(傾斜角度)とが互いに逆になっている。
即ち、逆のこ歯おねじのクリアランスフランク20Bの傾斜角度が、のこ歯ねじのプレッシャフランクの傾斜角度βに形成され、又、逆のこ歯おねじのプレッシャフランク20Aの傾斜角度がのこ歯ねじのクリアランスフランクの傾斜角度θに形成されている。
従って、プレッシャフランク21Aの傾斜角度βは、45°であり、又、クリアランスフランク21Bの傾斜角度θは、15°である。
このおねじ21の有効径21yは、基端部21D側が先端部21W側より小さくなっており、従って、この有効径21yを結ぶ線(有効径線)21yLは、前記軸心Cに対して傾斜しており、先端部21W側になる程前記軸心Cから離れている。
おねじ21の各外径21gは、等しく、従って、各外径21gを結ぶ線(外径線)21gLは、前記軸心Cに対して平行となっている。おねじ21のねじ山M1〜M6の山頂幅は、基端部21D側から自由端部21W側に向かって次第に小さくなっており、ねじ山M1の山頂幅MW1が最も小さく、又、ねじ山F6の山頂幅MW6が最も大きくなっている。
おねじ21のねじ谷底の径21tは、基端部21D側が先端部21Wがより小さくなっており、従って、このねじ谷底を結ぶ線(谷底線)21tLは、前記軸心Cに対して傾斜しており、先端部21Wになる程前記軸心Cから離れている。めねじ20の山頂面20sとおねじのねじ谷底21c間の空間部21kは、基端部21D側から自由端部21Wに向かって次第に小さくなっている。
容器本体1の底部1bには、貫通穴10が設けられ、この貫通穴10にはOリングを介して給排筒13が挿着されている。この給排筒13のフランジ部14は貫通穴10の受部11に圧接されている。給排筒13にはクッションカップ15の付いたポペット弁16が摺動自在に支持されている。この給排筒13には、ナット17により容器本体1に固定されている。
次に、本実施例の作動について説明する。
給排筒13を介して図示しない液圧回路にアキュムレータAccを接続する。該液圧回路の液圧が変化し、容器本体1内の圧力が上昇すると、蓋体5は矢印A5方向に押圧され、おねじ21のおねじ山M1がめねじ20の逆形プレッシャフランク20Aに圧接する。
この時、めねじ山F1にかかる荷重は、分散され、矢印A20方向の押圧力、即ち、即ち軸心Cと直交方向の拡径力、を発生させるので、プレッシャフランク20Aは、おねじ21のおねじ山M1のプレッシャフランク21A上を滑るようにしながら弾性変形し外方に拡がる。このプレッシャフランク20Aの傾斜角度βは45°であり、従来例のプレッシャフランクの傾斜角度15°の3倍なので、周方向変位量は大幅に増加する。
そして、めねじ山F1で負担しきれない荷重は、逃がされて次のめねじ山F2にかかるとともに、該めねじ山F2で負担しきれない荷重は、逃されて次のめねじ山F3にかかる。このような過程を繰り返し、おねじにかかる全荷重は、めねじ山F1〜F6に伝達される。
この時、互いに接触しているおねじ山M1〜M6とめねじ山F1〜F6の肉厚を比較すると、めねじ山F1〜F6の肉厚は、基端部側20Dになるほど厚くなっているのに対し、おねじ山の肉厚は、基端部21D側になるほど薄くなっている。即ち、めねじ山F1〜F6の肉厚/おねじ山M1〜M6の肉厚 の値は、基端部20D側になるほど大きくなっている。
本実施形態における、おねじに圧力28.1MPaがかかっていることを前提として、全めねじ谷底の引っ張り応力(N/mm2 )をコンピュータで計算(有限要素法)したところ、第1番目のめねじ谷底20c1に最大引っ張り応力283N/mm2 が発生していることがわかった。この値は、従来例の逆のこ歯ねじ、即ち、各めねじ山の山頂幅が等しく、有効径を結ぶ線、内径を結ぶ線、めねじ谷底を結ぶ線が、互いに平行になっているめねじ、の場合の最大引っ張り応力327N/mm2 に比べ、大幅に低減していることが明らかになった。
なお、本発明によるメートルネジを形成し、前記と同様の要領でめねじ谷底に発生する引っ張り応力を計算したところ、第1番目のめねじ谷底に、最大引っ張り応力495N/mm2 が発生した。この値は、標準のメートルねじの場合の最大引っ張り応力656N/mm2 に比べ、大幅に低減していることが明らかになった。
この発明の第2実施形態を図3により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
本実施形態と第1実施形態の相違点は、めねじ谷底を結ぶ線20tL1、おねじ谷底を結ぶ線21tL1が、軸心Cに対して傾斜している代わりに、平行になっている点である。
すなわち、本実施形態では、めねじ有効径を結ぶ線20yLは、軸心Cに対して傾斜しているが、内径を結ぶ線20nLとねじ谷底を結ぶ線20tL1とは、互いに平行になっており、又、おねじ有効径を結ぶ線21yLは軸心Cに対して傾斜しているが、外径を結ぶ線21gLとねじ谷底を結ぶ線21tL1とは、互いに平行になっている。
本実施形態における、おねじに圧力28.1MPaがかかっていることを前提として、全めねじ谷底の引っ張り応力(N/mm2 )をコンピュータで計算(有限要素法)したところ、第1番目のめねじ谷底20c1に最大引っ張り応力290N/mm2 が発生していることがわかった。この値は、前記従来例の逆のこ歯ねじの最大引っ張り荷重355N/mm2 に比べ、大幅に低減していることが明らかになった。
なお、本発明によるメートルネジを形成し、前記と同様の要領でめねじ谷底に発生する引っ張り応力を計算したところ、第1番目のめねじ谷底に、最大引っ張り応力639N/mm2 が発生した。この値は、標準のメートルねじの場合の最大引っ張り応力656N/mm2 に比べ、低減していることが明らかになった。
この発明の第3実施形態を図4により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
本実施形態と第1実施形態の相違点は、ねじ部を変形ねじ部25Pと標準ねじ部30Pとに二分割し、第1実施形態の逆のこ歯ねじに形成した基端部20D、21D側を変形ねじ部25Pとし、又、標準のメートルに形成した自由端20W、21W側を標準ねじ部30Pにしたことである。
この実施形態では、変形ねじ部25Pのめねじ有効径を結ぶ線20yL及びねめじ谷底を結ぶ線20tLは、軸心Cに対して傾斜しているが、内径を結ぶ線20nLは、前記軸心Cに対して平行になっており、又、おねじ有効径を結ぶ線21yL及びおねじ谷底を結ぶ線21tLは、軸心Cに対して傾斜しているが、外径を結ぶ線21gLは、平行になっている。
基準ねじ部30Pのめねじ有効径を結ぶ線30yL及びめねじ谷底を結ぶ線30tL、内径を結ぶ線30nLは、軸心Cに対して平行に形成されており、又、おねじ有効径を結ぶ線31yL、おねじ外径を結ぶ線31gL、おねじ谷底を結ぶ線31tLは、それぞれ軸心Cに対して平行になっている。
本実施形態における、おねじに圧力28.1MPaがかかっていることを前提として、全めねじ谷底の引っ張り応力(N/mm2 )をコンピュータで計算(有限要素法)したところ、第1番目のめねじ谷底20c1に最大引っ張り応力282N/mm2 が発生していることがわかった。この値は、前記従来例の基準逆のこ歯ねじの最大引っ張り荷重355N・mm2 に比べ大幅に低減していることが明らかになった。
なお、本発明によるメートルネジを形成し、前記と同様の要領でめねじ谷底に発生する引っ張り応力を計算したところ、第1番目のめねじ谷底に、最大引っ張り応力599N/mm2 が発生した。この値は、標準のメートルねじの場合の最大引っ張り応力656N/mm2 に比べ、著しく低減していることが明らかになった。
この発明の第4実施形態を図5により説明するが、図1〜図4と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
本実施形態と第3実施形態の相違点は、変形ねじ部25Pの基端側20D、21Dに基端側基準ねじ部40を連続させ、ねじ部を三つに分割したことである。
この実施形態のおける変形ねじ部25と基準ねじ部30Pは、実施形態3と同様なので、説明を省略する。
基端側基準ねじ部40Pのめねじ有効径を結ぶ線40yL及びめねじ谷底を結ぶ線40tL、内径を結ぶ線40nLは、それぞれ軸心Cに対して平行に形成されており、又、おねじ有効径を結ぶ線41yL、おねじ外径を結ぶ線41gL、おねじ谷底を結ぶ線41tLは、それぞれ軸心Cに対して平行に形成されている。前記めねじの線40yL、40tL、40nL、おねじの線41yL、41gL、41tLは、変形ねじ部20Pのめねじの線20yL、20tL、20nL、おねじの線21yL、21gL、21tLを介して基準ねじ部30のめねじの線30yL、30gL、30nL、基準おねじ部30の線31yL、gL、31tLに連続している。
基端側基準ねじ部40Pのめねじの線40yL、40gL、40tL及びおねじの線41yL、41gL、41tLは、それぞれ順次対応ずる前記基準ねじ部30Pのめねじの線30yL、30gL、30tL及びおねじの線31yL、31gL、31tLより、軸線Cに近い位置にある。
基端側基準ねじ部40のめす山の山頂幅40Wは、変形ねじ部25Pのめす山の山頂幅FW、基準ねじ部30のめす山の山頂幅30Wより大きくなっている。
又、基端側基準ねじ部40のおす山の山頂幅41wは、変形ねじ部25Pのおす山の山頂幅MW、基準ねじ部30のおす山の山頂幅31Wより小さくなっている。
本実施形態における、おねじに圧力28.1MPaがかかっていることを前提として、全ねじ谷底の引っ張り応力(N/mm2 )をコンピュータで計算(有限要素法)したところ、第1番目のめねじ谷底40c1に最大引っ張り応力255N・mm2 が発生していることがわかった。この値は、前記従来例の基準逆のこ歯ねじの最大引っ張り荷重327N/mm2 に比べ大幅に低減していることが明らかになった。
なお、本発明によるメートルネジを形成し、前記と同様の要領でめねじ谷底に発生する引っ張り応力を計算したところ、第1番目のめねじ谷底に、最大引っ張り応力511N/mm2 が発生した。この値は、標準のメートルねじの場合の最大引っ張り応力656N/mm2 に比べ、著しく低減していることが明らかになった。
この発明の実施形態は、前記逆のこ歯ねじに限定されるものではなく、例えば、この発明は、普通ねじ、のこ歯ねじ、等にも適用できることは勿論である。
本発明の第1実施形態を示す要部拡大縦断面図である。 アキュムレータの縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の第3実施形態を示す要部拡大縦断面図である。 本発明の第4実施形態を示す要部拡大縦断面図である。
符号の説明
1 容器本体
20 めねじ
20A プレッシャフランク
20B クリアランスフランク
21 おねじ
21A プレッシャフランク
21B クリアランスフランク
20y 有効径
20n 内径
20t 谷径
21y 有効径
21n 外径
21t 谷径
20yL 有効径傾斜線
20nL 内径線
20tL 谷径線
21yL 有効径傾斜線
21nL 外径線
21tL 谷径線

Claims (9)

  1. プレッシャフランクとクリアランスフランクとを有する、ねじであって;
    有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、
    ねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、
    ねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とするねじ。
  2. 互いに連続する変形ねじ部と普通ねじ部とを有する、ねじであって;
    前記変形ねじ部の有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、
    前記変形ねじ部のねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、
    前記変形ねじ部のねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とするねじ。
  3. 変形ねじ部と、該変形ねじ部の両端にそれぞれ連続する普通ねじ部と、を有する、ねじであって;
    前記変形ねじ部の有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、
    前記変形ねじ部のねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、
    前記変形ねじ部のねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とするねじ。
  4. 有効径は、基端側が自由端側より小さく、
    ねじ谷底の径は、基端側が自由端側より小さいことを特徴とする請求項1、2、又は、3記載のねじ。
  5. ねじが、逆のこ歯ねじであること特徴とする請求項1,2,又は、3記載のねじ。
  6. ねじが、めねじであることを特徴とする請求項1,2,又は、3記載のねじ。
  7. 請求項1、2、又は、3記載のねじが用いられていることを特徴とする圧力容器。
  8. 容器主体のめねじに、蓋体のおねじを螺合した圧力容器であって:
    前記めねじの有効径を結ぶ線は、軸心に対して傾斜しており、
    前記めねじのねじ山を結ぶ線は、該軸心に対して平行であり、
    前記めねじのねじ谷底を結ぶ線は、該軸心に対して平行、又は、傾斜していることを特徴とする圧力容器。
  9. 前記めねじの有効径は、基端側が自由端側より小さく、
    前記めねじのねじ谷底の径は、基端側が自由端側より小さいことを特徴とする請求項8記載の圧力容器。
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