JP2005194025A - クレーンシミュレータ、クレーンシミュレーション方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
クレーンシミュレータ、クレーンシミュレーション方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】シミュレーション条件入力手段12、画面表示手段11、シミュレーション条件入力手段12、シミュレーション部13、及びシミュレーション結果出力手段18を設け、上記シミュレーション条件入力手段12により定型的なメニューを表示するとともに、上記シミュレーション部13が上記シミュレーション条件入力手段12を介して入力されたシミュレーション条件に従い、複数のクレーン制御項目のそれぞれについて所定の処理を行って上記複数の天井クレーンを自動制御するシミュレーションを行なうようにすることにより、ユーザはクレーンの仕様や運転状況に応じた情報を入力するのみで詳細なクレーンシミュレーションを行なうことが可能な汎用クレーンシミュレータを提供できるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、詳細なクレーンシミュレータを構築するための労力及び時間を軽減できるようにすることを目的とする。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記シミュレーション部は、クレーン干渉処理手段と、作業優先順位処理手段と、移載時間処理手段と、運行時間処理手段とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記クレーン干渉処理手段は、命令割り当て時の干渉チェックと命令実行時の干渉チェックとを行い、優先先行クレーンは目的地までの走行を継続させるとともに、非優先クレーンは干渉しない位置で停止または後退して退避させるようにする制御処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記作業優先順位処理手段は、割り当て可能クレーンの定義、及び上記複数の天井クレーンの作業種別毎の優先順位を反映させるようにする処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記移載時間処理手段は、移載場所の巻き高さを加味した荷受時間及び荷卸し時間と、要求走行補正時間とを考慮して移載時間処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記運行時間処理手段は、基本横走行時間、振れ止め時間及び迂回ロス時間を考慮して運行時間処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記シミュレーション条件入力手段の入力項目は、発/着座標定数、発/着作業設定、クレーン性能定数、搬送ルール、エリア定数、迂回点定数、クレーン作業不可時間、稼働率集計、及び作業履歴の何れか1つまたは複数含むことを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記シミュレーション工程は、クレーン干渉処理工程と、作業優先順位処理工程と、移載時間処理工程と、運行時間処理工程とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記クレーン干渉処理工程は命令割り当て時の干渉チェックと命令実行時の干渉チェックとを行い、優先先行クレーンは目的地までの走行を継続させるとともに、非優先クレーンは干渉しない位置で停止または後退して退避させるようにする制御処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記作業優先順位処理工程は、割り当て可能クレーンの定義、及び上記複数の天井クレーンの作業種別毎の優先順位を反映させるようにする処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記移載時間処理工程は、移載場所の巻き高さを加味した荷受時間及び荷卸し時間と、要求走行補正時間とを考慮して移載時間処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記運行時間処理工程は、基本横走行時間、振れ止め時間及び迂回ロス時間を考慮して運行時間処理を行なうことを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記シミュレーション条件入力工程の入力項目は、発/着座標定数、発/着作業設定、クレーン性能定数、搬送ルール、エリア定数、迂回点定数、クレーン作業不可時間、稼働率集計、及び作業履歴の何れか1つまたは複数含むことを特徴としている。
図1に示すように、本実施の形態のクレーンシミュレータ10は、同じレーン上に存在する複数の天井クレーンを自動制御するための手順を模擬するために用いられるものであり、画面表示手段11、シミュレーション条件入力手段12、シミュレーション部13、クレーン干渉処理手段14、作業優先順位処理手段15、移載時間処理手段16、運行時間処理手段17等を有している。
走行情報はX軸方向の走行座標、横行情報はY軸方向の横行座標を入力するものである。
空荷巻上高さ情報は空荷状態での巻上げ距離を入力し、実荷巻上高さ情報実荷状態での巻上げ距離を入力する。
「発生時刻情報」は、作業発生時刻を入力する項目であり、作業発生時刻を昇順に定義するようにしている。図4の例ではNo1に、「172」秒が「発生時刻情報」として入力されている例を示している。
「2段階指示情報」は、コンベアの場合クレーン移動中にシフトすることがあるため、一般的に空走と実走とで分割指示され、この時の実走を定義するようにしている。
「挿入/削除情報」は、定義データの編集用であり、命令の追加/削除時に指定するもので、更新釦を押下すると、ファイルに登録されるようになされている。
図5に示したように、入力情報としては「クレーン性能」情報、「クレーンNo(左側を原点クレーンとする)」情報、「動作条件」情報等である。
すなわち、図6に示したように、入力項目としては「基本的な作業順位」、「From設備名称」、「To設備名称」、「クレーン1号のコンベア在荷数別優先順位」、「クレーン2号のコンベア在荷数別優先順位」等の情報を入力する。
図13に示したように、処理が開始されると、最初のステップS1301において相手クレーンは空車か否かを判断する。この判断の結果、相手クレーンが空車ではない場合にはステップS1302に進み、相手クレーンは荷卸し中か否かを判断する。
「荷受時間」は、「要求走行補正時間」、「振止時間」、「巻下加速時間」、「巻上下速度×巻下距離」、「巻下減速時間」、「穴検知リトライ時間」、「掴み時間」、「巻上加速時間」、「巻上下速度×巻上距離」等を加算して計算している。
「要求走行」においては、先ず、要求走行時間を「走行所要時間」+「迂回ロス時間(走行ルートにより定義)」により求める。そして、平均速度を、要求走行距離(現地点−from地点)/走行所要時間により求める。
なお、上述の説明においては省略したが、本実施の形態のクレーンシミュレータ10は描画機能を有しており、図10において画面の上部に示したように、全走行エリアのマップ及び各クレーンの状態が入力した情報に基づいて作成される。
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
11 画面表示手段
12 シミュレーション条件入力手段
13 シミュレーション部
14 クレーン干渉処理手段
15 作業優先順位処理手段
16 移載時間処理手段
17 運行時間処理手段
18 シミュレーション結果出力手段
20 表示画面
21 生産管理システム
22 作業整理手段
23 地上インターロック
24 クレーン制御装置
25 クレーン
201 From/To座標項目
202 From/To作業設定項目
203 クレーン性能定数項目
204 搬送ルール項目
205 エリア定数項目
206 迂回点定数項目
207 クレーン作業不可時間項目
208 シミュレーション開始ボタン
209 稼働率集計項目
210 作業履歴項目
211 戻るボタン
Claims (16)
- 同じレーン上に存在する複数の天井クレーンを自動制御するための手順を模擬するクレーンシミュレータであって、
上記複数の天井クレーンに所定の動作を行なわせるためのシミュレーション条件を入力するシミュレーション条件入力手段と、
上記シミュレーション条件入力手段を介して入力されたシミュレーション条件に従い、複数のクレーン制御項目のそれぞれについて所定の処理を行って上記複数の天井クレーンを自動制御するシミュレーションを行なうシミュレーション部と、
上記シミュレーション部によってシミュレーションされた結果を出力するシミュレーション結果出力手段とを有することを特徴とするクレーンシミュレータ。 - 上記シミュレーション条件入力手段の入力項目は、発/着座標定数、発/着作業設定、クレーン性能定数、搬送ルール、エリア定数、迂回点定数、クレーン作業不可時間、稼働率集計、及び作業履歴の何れか1つまたは複数含むことを特徴とする請求項1に記載のクレーンシミュレータ。
- 上記シミュレーション部は、クレーン干渉処理手段と、作業優先順位処理手段と、移載時間処理手段と、運行時間処理手段とを有することを特徴とする請求項1または2に記載のクレーンシミュレータ。
- 上記クレーン干渉処理手段は、命令割り当て時の干渉チェックと命令実行時の干渉チェックとを行い、優先先行クレーンは目的地までの走行を継続させるとともに、非優先クレーンは干渉しない位置または後退して退避させるようにする制御処理を行なうことを特徴とする請求項3に記載のクレーンシミュレータ。
- 上記作業優先順位処理手段は、割り当て可能クレーンの定義、及び上記複数の天井クレーンの作業種別毎の優先順位を反映させるようにする処理を行なうことを特徴とする請求項3または4に記載のクレーンシミュレータ。
- 上記移載時間処理手段は、移載場所の巻き高さを加味した荷受時間及び荷卸し時間と、要求走行補正時間とを考慮して移載時間処理を行なうことを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載のクレーンシミュレータ。
- 上記運行時間処理手段は、基本横走行時間、振れ止め時間及び迂回ロス時間を考慮して運行時間処理を行なうことを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載のクレーンシミュレータ。
- 同じレーン上に存在する複数の天井クレーンを自動制御するための手順を模擬するクレーンシミュレーション方法であって、
上記複数の天井クレーンに所定の動作を行なわせるようにするためのシミュレーション条件を入力するシミュレーション条件入力工程と、
上記シミュレーション条件入力工程において入力されたシミュレーション条件に従い、複数のクレーン制御項目のそれぞれについて所定の処理を行って上記複数の天井クレーンを自動制御するシミュレーションを行なうシミュレーション工程と、
上記シミュレーション工程によってシミュレーションされた結果を出力するシミュレーション結果出力工程とを有することを特徴とするクレーンシミュレーション方法。 - 上記シミュレーション条件入力工程の入力項目は、発/着座標定数、発/着作業設定、クレーン性能定数、搬送ルール、エリア定数、迂回点定数、クレーン作業不可時間、稼働率集計、及び作業履歴の何れか1つまたは複数含むことを特徴とする請求項8に記載のクレーンシミュレーション方法。
- 上記シミュレーション工程は、クレーン干渉処理工程と、作業優先順位処理工程と、移載時間処理工程と、運行時間処理工程とを有することを特徴とする請求項8または9に記載のクレーンシミュレーション方法。
- 上記クレーン干渉処理工程は命令割り当て時の干渉チェックと命令実行時の干渉チェックとを行い、優先先行クレーンは目的地までの走行を継続させるとともに、非優先クレーンは干渉しない位置で停止または後退して退避させるようにする制御処理を行なうことを特徴とする請求項10に記載のクレーンシミュレーション方法。
- 上記作業優先順位処理工程は、割り当て可能クレーンの定義、及び上記複数の天井クレーンの作業種別毎の優先順位を反映させるようにする処理を行なうことを特徴とする請求項10または11に記載のクレーンシミュレーション方法。
- 上記移載時間処理工程は、移載場所の巻き高さを加味した荷受時間及び荷卸し時間と、要求走行補正時間とを考慮して移載時間処理を行なうことを特徴とする請求項10〜12の何れか1項に記載のクレーンシミュレーション方法。
- 上記運行時間処理工程は、基本横走行時間、振れ止め時間及び迂回ロス時間を考慮して運行時間処理を行なうことを特徴とする請求項10〜13の何れか1項に記載のクレーンシミュレーション方法。
- 上記請求項8〜14の何れか1項に記載のクレーンシミュレーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 上記請求項15に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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