JP2005193907A - 口元固化防止治具及び口元固化防止治具付き容器 - Google Patents

口元固化防止治具及び口元固化防止治具付き容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 ノズル付きポンプディスペンサーやスクイズ容器の吐出ノズルに備えられるものであって、構造が簡単で、安価であり、且つ使用性が良好で、ノズル内に残留した内容物の固化の防止効果が優れ、内容物の液ダレを防止できる口元固化防止治具の提供。
【解決手段】 ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器の吐出ノズルに着脱自在に取り付けられる口元固化防止治具であって、吐出ノズル内に弾性的に装着可能な弁部材80を有し、弁部材80は、舌状弁部82と、舌状弁部82と一体に設けられ、上記吐出ノズル内に装着固定される支持部81とからなり、弁部材80は上記吐出ノズル内に装着されたとき吐出ノズル内の内容物の通路をノズル先端に近づくにつれて徐々に下側に搾ることができる形状とされ、内容物の吐出圧によって上記通路を開放可能で、吐出圧の解除により上記通路を閉塞可能な構成とされた口元固化防止治具75。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノズル付きポンプディスペンサー及びスクイズ容器において、ノズル内に残留した内容物の固化を防止する構造に関する。
液体化粧料、各種液体洗剤、シャンプー、リンス、各種仕上液などの液剤などの内容物を吐出するためのノズル付きポンプディスペンサーやスクイズ容器が従来から多用されている。
これらの容器においては、ノズルから内容物を吐出した後に、ノズル先端の吐出口(口元と呼ぶこともある)から液だれが生じたり、ノズル内に残った内容物が乾燥、固化し、吐出口やノズル内に詰まることがあるため、種々の固化防止構造が考案されている。
例えば、図6は、ノズル100の先端にヒンジ開閉式蓋101を設けた蓋式である。図7は、ノズルヘッド202を上下させることによりこのヘッド202と一体に設けられた蓋体201がノズル200の吐出口を開閉できるようにした簡易開閉式である。図8は、ノズル300内にポリプロピレン樹脂製バルブ301を設けたバルブ内蔵式である。図9は、ノズル400の吐出口に、内容物の吐出圧を受けることによりスリット間隔が広がる樹脂製キャップ401が設けられた自閉式である(例えば、特許文献1〜3参照)。
図10のAは、特許文献1のノズルの先端部を示す拡大図である。このノズル110の先端の吐出口は斜めにカットされており、吐出口の上側縁部が下側縁部より突き出ている(ノズル内の通路が徐々に上側に搾った形状とされている)ものである。この吐出口の下側縁部に可撓性素材からなる舌片114の基端部114aが固着されている。内容物を吐出しないときには、図10のAに示すように吐出口は舌片114で覆われているが、内容物の吐出圧がかかると、図10のBに示すように先端側114bが外方に押し開かれて撓み、内容物115の吐出が行われるように構成されている。そして、上記吐出圧が解除されると、舌片114は原状に復帰して吐出口を覆うようになっているものである。
実開平5−54308号公報 実用新案登録第2589934号公報 実用新案登録第2572951号公報
しかしながら、図6の蓋式では、比較的安価で、外気遮断効果が高いが、使用する度に蓋101を開閉する操作が必要なため使い勝手が悪く、使用性に劣る。
図7の簡易開閉式では、使用性が良好であるが、外気遮断効果が低い。
図8はバルブ内蔵式では、外気遮断効果と使用性に優れるが、コスト高になってしまう。図9の自閉式では、比較的安価で、使い勝手は良好であるが、外気遮断効果が不充分であった。自閉式のなかでも図10のタイプでは、舌片114が外に出ているので、舌片114の開操作によりノズル110内に外気が入り易く、舌片の開閉操作を繰り返すと、内容物が乾燥し、固化し易い。また、舌片114は薄肉で、撓み易いため、固化した内容物が付着したり、あるいは粘度の高い内容物が付着すると、外方に撓んだ状態となってしまい、原状に復帰できなくなるという問題が生じる。
従って、構造が簡単で、安価であり、且つ使用性が良好で、しかも内容物の液ダレの防止でき、ノズル内に残留した内容物の固化の防止効果が優れることの全てを満足できる口元固化防止構造はなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ノズル付きポンプディスペンサーやスクイズ容器の吐出ノズルに備えられるものであって、構造が簡単で、安価であり、且つ使用性が良好で、ノズル内に残留した内容物の固化の防止効果が優れ、しかも内容物の液ダレを防止できる口元固化防止治具を提供することを目的の一つとする。
また、本発明は、上記のような口元固化防止治具が吐出ノズルに備えられた口元固化防止治具付き容器を提供することを目的の一つとする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の口元固化防止治具は、ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器の吐出ノズルに着脱自在に取り付けられる口元固化防止治具であって、
吐出ノズル内に弾性的に装着可能な弁部材を有し、該弁部材は、舌状弁部と、該舌状弁部と一体に設けられ、上記吐出ノズル内に装着固定される支持部とからなり、
上記弁部材は上記吐出ノズル内に装着されたとき吐出ノズル内の内容物の通路をノズル先端に近づくにつれて徐々に下側に搾ることができる形状とされ、内容物の吐出圧によって上記通路を弾性的に開放可能で、吐出圧の解除により上記通路を弾性的に閉塞可能な構成とされたことを特徴とする。
また、本発明の口元固化防止治具は、ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器の吐出ノズルに着脱自在に取り付けられる口元固化防止治具であって、
上記吐出ノズルに着脱自在に取り付け可能な筒状体と、該筒状体内に弾性的に装着可能な弁部材を有し、該弁部材は、舌状弁部と、該舌状弁部と一体に設けられ、上記筒状体内に装着固定される支持部とからなり、
上記弁部材は上記筒状体内に装着されたとき筒状体内の内容物の通路を筒状体の先端に近づくにつれて徐々に下側に搾ることができる形状とされ、内容物の吐出圧によって上記通路を弾性的に開放可能で、吐出圧の解除により上記通路を弾性的に閉塞可能な構成とされたことを特徴とする。
また、上記のいずれかの構成の本発明の口元固化防止治具において、上記弁部材は、縦断面形状がフ字状であってもよい。
本発明の口元固化防止治具付き容器は、ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器であって、
上記吐出ノズルに上記のいずれかの構成の口元固化防止治具が取り付けられたことを特徴とする。
また、上記の構成の本発明の口元固化防止治具付き容器においては、上記吐出ノズル内又は上記口元固化防止治具の筒状体内に嵌合用凹部が形成され、上記口元固化防止治具の支持部に上記嵌合用凹部に嵌合する嵌合用凸部が形成されていることが好ましい。
また、上記のいずれかの構成の構成の本発明の口元固化防止治具付き容器においては、上記吐出ノズル内又は上記口元固化防止治具の筒状体内に係合部が形成され、上記口元固化防止治具の支持部に上記係合部に係合う被係合部が形成されていることが好ましい。
本発明の口元固化防止治具によれば、構造が簡単で、安価であり、且つ使用性が良好で、ノズル内に残留した内容物の固化の防止効果が優れ、しかも内容物の液ダレを防止できる。
本発明の口元固化防止治具付き容器によれば、上記のような本発明の口元固化防止治具が吐出ノズル付き容器に備えられたことにより、安価であり、且つ使い勝手を良好とすることができる。
以下に本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態の口元固化防止治具付き容器を図1に示す。
図1は、本実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ヘッドを指で押し下げる前の状態、あるいは、吐出ヘッドを押し下げていた指の押力を解除したときの状態を示す断面図である。図2は、図1の口元固化防止治具付き容器の吐出ノズルの先端部の斜視図である。
図1において、本実施形態の容器は概略、容器本体10と、容器本体10頂部に螺合された肩カバー21に形成された頂部開口を貫通して上下に往復運動可能な吐出ヘッド20とを有し、吐出ヘッド20を往復運動させることで容器本体内に充填された内容液(内容物)Lを吐出ヘッド23に形成された吐出ノズル31の吐出口31から吐出する容器である。
吐出ノズル23に、口元固化防止治具75が着脱自在に取り付けられている。
口元固化防止治具75は、上記吐出ノズル内に弾性的に装着可能な弁部材80を備えたものである。この弁部材80は、舌状弁部82と、該舌状弁部82と一体に設けられ、上記吐出ノズル内に装着固定される支持部81からなるものである。
弁部材80は上記吐出ノズル内に挿入され、装着されたときこの吐出ノズル内の内容液(内容物)の通路がノズル先端に向けて徐々に下側に搾ることができる形状(言い換えれば、ノズル先端に近づくにつれて内容液の通路の上側が狭められる形状)とされる。本実施形態では、支持部81は平坦な形状とされ、舌状弁部82は縦断面ノ字状とされ、これらが一体化された弁部材80は縦断面形状がフ字状とされている。
この弁部材80の高さは、吐出ノズル23に挿入する前は吐出ノズルの内側の高さより高くされており、この弁部材80を吐出ノズル23内に挿入し、装着されたとき、この弁部材80が弾性変形してノズル内で弾性的に接するようにされている。
この弁部材80の材質としては、弾性的な効果を持った材料であり、しかも耐内容物適性に適したものが用いられ、吐出ノズル23の大きさや内容物の種類によって最適な材料が選定して用いられる。例えば、ポリエチレン樹脂、ポリピロピレン樹脂、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等が使用可能である。また、吐出ノズル23の吐出口31の大きさや、内容物の粘度によって、弁部材80に最適な弾力性を持たせる必要がある。
口元固化防止治具75を吐出ノズル43に取り付けるには、弁部材80を吐出口31から吐出ノズル23内に挿入する。このようにすると、支持部81がノズル43の内面に当接状態となり固定され、舌状弁部82は吐出ノズル23の内面に当接状態となり、内容物の通路を閉塞できるようになっている。
上記のように弁部材80をノズルに装着状態のときに、吐出ヘッド20の頭部が押し下げられることにより内容物の吐出圧がかかると舌状弁部82の弁部先端は図1の点線で示したように吐出口側に変形して弁部先端が吐出ノズル23の内面から離れ、内容物の通路を開放し、内容物が吐出できるようになっている。
吐出ヘッド20の頭部を押し下げていた押圧力の解除により吐出圧が解除されると、ノズル23の内面から離れていた上記弁部先端がノズル43の内面に当接状態に戻って、内容物の通路を閉塞できるようになっている。
口元固化防止治具75を吐出ノズル23から取り外すには、弁部材80を吐出ノズル23から抜きとればよい。
口元固化防止治具75は、内容物を吐出しないときは、舌状弁部先端がノズル23の内面に押し当てられていることにより、ノズル23の弁部材80より内側は外気と遮断されるので、ノズル23内に内容物が残留していても、内容物の固化の防止効果が優れる。また、吐出ヘッド20の頭部を押し下げていた押圧力の解除により舌状弁部先端がノズル23の内面に押し当てられることにより、内容物の流れを遮断できるので、口元から内容物がたれるのを防止できる。
この口元固化防止治具75は、吐出ヘッド60の頭部の上下による内容物の吐出圧の変動に連動して舌状弁部82が吐出口61の開閉を行う自閉式であるので、使用性が良好である。
また、口元固化防止治具75は、構造が簡単なものであるので、安価とすることができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態の口元固化防止治具付き容器について説明する。
図3は、本実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ノズルの先端部と、この吐出ノズルに取り付けられる口元固化防止治具を示す斜視図である。
本実施形態の口元固化防止治具付き容器が、図1乃至図2に示した第一の実施形態の口元固化防止治具付き容器と異なるところは、吐出ノズルの形状と、口元固化防止治具の形状が異なる点である。
本実施形態の吐出ノズル23aは、図3に示すような矩形状とされている。また、この吐出ノズル23aの先端側の内面には、ガイドレール(嵌合用凹部)43eが形成され、さらにこのガイドレール43eに係合部(図示略)が形成されている。
口元固化防止治具75aの支持部81は、弁部材80を吐出ノズル23a内に装着したときガイドレール43eに嵌合する凸条(嵌合用凸部)81eが形成され、さらにこの凸条81eに上記係合部に係合う被係合部81fが形成されている。
口元固化防止治具75aの寸法及び材質の具体例としては、吐出ノズル23aの吐出口寸法が5mm×5mmの場合、ポリエチレン樹脂製が用いられ、弁部材80の高さ8mm(弁部材80は、吐出ノズル23aの吐出口に弾性的に挿入できるよう3mmの撓み量が生じる)、厚みが0.3mmとされる。
(第三の実施形態)
本発明の第三の実施形態の口元固化防止治具付き容器を図4に示す。
図4は、本実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状態、あるいは、吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態を示す断面図である。
図4において、本実施形態の容器は概略、容器本体50と吐出ヘッド60とを具備して構成され、容器本体50の上部の開口部に基部キャップ40が螺合され、この基部キャップ40の上部に肩カバー41が装着され、この肩カバー41の中央部に筒壁42が突出形成され、この筒壁42の上部に頂部開口部57が形成されている。
吐出ヘッド60は、側部側に延出された吐出ノズル43と下方に伸びる頚部68を具備して構成され、この頚部68が筒壁42に遊挿されて上下に往復運動可能とされている。更に、吐出ノズル43の先端部に吐出口61が形成されている。吐出ヘッド60において、頸部68の付け根の部分には、気液を混合して泡を生成するためのメッシュフィルタ等を備えてなる泡生成部62が形成されている。また、頚部68の吐出ヘッド60に対する付け根の部分の周囲には、環状壁からなる取付筒45が垂下形成され、この取付筒45の更に外周部側には筒状壁からなるスカート壁46が垂下形成されているとともに、このスカート壁46の周壁上部には孔状またはスリット状などの空気通路47が形成されている。
吐出ノズル43内に、第一の実施形態と同様の口元固化防止治具75が着脱自在に取り付けられている。
基部キャップ40が螺合された容器本体50の開口部には、有底円筒状のシリンダ部51が挿入され、シリンダ部51の上部に形成されたフランジ状の係合部51aを基部キャップ40で容器本体50の開口部に押し付けてシリンダ部51が容器50に固定されている。そして、このシリンダ部51の上部の係合部51bに肩カバー41が装着されている。次に、肩カバー41の筒壁42の外周側には吐出ヘッド60のスカート壁46の内側に挿入された筒状の周囲壁48が立設され、この周囲壁48の外周側には、吐出ヘッド60の押し下げ状態において吐出ヘッド60のスカート壁46の下端部を挿入可能な周溝49が形成されている。また、周囲壁48の底部には周囲壁48の内外部に連通する孔状またはスリット状などの水抜通路48aが形成されている。
一方、頚部68の下部側には通液管66が挿入され、この通液管66の下端部側の部分はシリンダ部51の内部側に挿入されるとともに、頚部68の下部側の部分にはシリンダ部51の内面に沿って摺動する筒形のピストン部63が取り付けられ、吐出ヘッド60の上下運動に連動してピストン部63がシリンダ部51内の気室54の内容積を可変できるように構成されている。また、頚部68と通液管66との間には空気の流路66aが形成され、この流路66aが頚部68の内上部とシリンダ部51内の気室54とを後述する呼気弁64または吸気弁65を介して連通している。
更に、シリンダ部51の底部中央に内溶液Lに達する蓄液管53が形成され、この蓄液管53の上部に先の頚部68の下端部68aが位置され、頚部68の下端部68aの下側の蓄液管53の内部にはスプリング58が挿入され、蓄液管53の底部には弁体52を備えた逆止弁が形成されている。先のスプリング58は頚部68の下降に伴って押し縮められ、下降した頚部68を上方に押し戻す作用を奏し、頚部68の上方への戻り時に弁体52を備えた逆止弁を解放して内溶液Lを蓄液管53の内部に吸い上げるためのものである。
シリンダ部51の上部側には、頂部開口57と頸部68との隙間70から流入した外気を容器本体50内に導入するための通気孔56が形成されている。更に、シリンダ部51の内上部側には、吐出ヘッド60が押し上げられるとき先の流路66aを介して気室54内に外気を吸入するための吸気弁65と、吐出ヘッド60の頭部を押し下げたとき気室54内の気体を先の流路66aを介して泡生成部62に送るための呼気弁64とが形成されている。また、通液管66の上端部には、吐出ヘッド60が押し下げられるとき蓄液管53の液室55に存在している内容液Lを泡生成部62に送るための弁体67を有する逆止弁が設けられている。そして吐出ヘッド60の全体は、蓄液管53内に挿入されたスプリング58によって上方に付勢され、上死点(吐出ヘッド60の上昇限界位置)まで上昇させられている。
以上のような本実施形態の口元固化防止治具付き容器では、容器本体50を把持し、吐出ヘッド60の頭部を指で押し下げると、通液管66が蓄液管53内に進入することによって液室55の容積が減少し、加圧された液室55内の内容液Lは弁体67を押し上げて泡生成部62に送られる。このとき、弁体52は蓄液管53の下部を閉じるので内溶液Lが蓄液管53に吸入されることはない。
一方、吐出ヘッド60の下降とともにピストン部63をシリンダ部51内で下降させることによって気室54の容積が減少し、加圧された気室54内の空気Gが呼気弁64と流路66aと頚部68を通って泡生成部62に送られる。泡生成部62に送られた上記の内容液Lと空気Gは泡生成部62を形成するメッシュ部材によって混合されて泡化される。また、このように吐出ヘッド60の下降により内容液の吐出圧がかかると、ノズル内に装着された弁部材80の舌状弁部先端がノズル43の内面から離れ、内容物の通路が開放され、上記の混合された内容液Lと空気Gが泡としてノズル43の吐出口61から放出される。
吐出ヘッド60の頭部を押し下げていた指の押圧力を解除すると、吐出ヘッド60はスプリング58の付勢力によって上死点まで上昇復帰する。このとき弁体67は通液管66の上部を閉じるが、弁体52は蓄液管53の下部を解放するので内溶液Lが蓄液管53の内部に吸引される。同時に、気室54の容積は増大して減圧状態となるが、頚部68と通液管66との間の流路66aを介し、吸気弁65を介して外気が吸引されて上記減圧状態は解消される。更に、先のピストン部63の下降に伴って容器本体50内が減圧状態となるが、この減圧状態は、吐出ヘッド60の頸部68と頂部開口57の隙間70と通気孔56を経由して外気を流入させることによって解消される。
また、吐出ヘッド60の頭部を押し下げていた押圧力の解除により吐出圧が解除されると、ノズル43の内面から離れていた上記弁部先端がノズル43の内面に当接状態に戻って、内容物の通路が閉塞される。
(第四の実施形態)
第四の実施形態の口元固化防止治具付き容器を図5に示す。図5は、本実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状態、あるいは、吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態を示す断面図である。
本実施形態の口元固化防止治具付き容器が、図4に示した第三の実施形態の口元固化防止治具付き容器と異なるところは、吐出ノズル43に図5に示したような口元固化防止治具95が着脱自在に取り付けられた点である。
口元固化防止治具95は、吐出ノズル43に着脱自在に取り付け可能な筒状体90と、この筒状体内に弾性的に装着可能な弁部材80を備えたものである。
筒状体90の内面にはフランジ部90cが設けられている。筒状体90を吐出ノズル43の外側に嵌め入れたとき、フランジ90cの一方の側90aにノズル43が嵌った状態となり、他方の側90bにこの筒状体90に装着された弁部材80が配置された状態となる。
筒状体90は、吐出ノズル43の外側に嵌め入れたとき、筒状体内の空間(内容物の通路)と、吐出ノズル43内の内容物の通路は連通するようになっている。筒状体90の材質としては、吐出ノズル43の外側に着脱自在に嵌められることができる程度の弾性的な効果を持った材料で、しかも耐内容物適性に適したものであればよい。
また、上記筒状体内に係合部90cが形成されている。
弁部材80は、第一の実施形態と同様の舌状弁部82と、該舌状弁部82と一体に設けられ、上記筒状体内に装着固定される支持部81からなるものである。
弁部材80は、上記筒状体内に挿入され、装着されたときこの筒状体内の内容液(内容物)の通路が筒状体の先端に向けて徐々に下側に搾ることができる形状(言い換えれば、筒状体先端に近づくにつれて内容液の通路の上側が狭められる形状)とされる。本実施形態では、支持部81は平坦な形状とされ、舌状弁部82は縦断面ノ字状とされ、これらが一体化された弁部材80は縦断面形状がフ字状とされている。
また、支持部81には、この支持部81を筒状体90内に挿入したとき、筒状体90の係合部90dに係合う被係合部81が形成されている。
この弁部材80の高さとしては、筒状体90に挿入する前は筒状体90の内側の高さより高くされており、弁部材80を筒状体90内に挿入し、装着されたとき、この弁部材80が弾性変形して筒状体内で弾性的に接するようにされている。
この弁部材80の材質としては、弾性的な効果を持った材料であり、しかも耐内容物適性に適したものが用いられあれ、筒状体90の大きさや内容物の種類によって最適な材料が選定して用いられる。例えば、ポリエチレン樹脂、ポリピロピレン樹脂、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等が使用可能である。また、筒状体90の大きさや、ノズルから吐出される内容物の粘度によって、弁部材80に最適な弾力性を持たせる必要がある。
口元固化防止治具95を吐出ノズル43に取り付けるには、弁部材80がフランジ位置まで嵌められた筒状体90の弁部材と反対側を吐出ノズル43の外側に嵌める。このようにすると、支持部81がノズル43の内面に当接状態となり固定され、舌状弁部82はノズル43の内面に当接状態となり、内容物の通路を閉塞できるようになっている。
上記のように口元固化防止治具95が吐出ノズル43に装着状態のときに、吐出ヘッド60の頭部が押し下げられることにより内容物の吐出圧がかかると舌状弁部82の弁部先端は図3の点線で示したように筒状体の先端側に変形して弁部先端が筒状体90の内面から離れ、内容物の通路を開放し、内容物が吐出できるようになっている。
吐出ヘッド60の頭部を押し下げていた押圧力の解除により吐出圧が解除されると、筒状体90の内面から離れていた上記弁部先端が筒状体90の内面に当接状態に戻って、内容物の通路を閉塞できるようになっている。
口元固化防止治具95を吐出ノズル43から取り外すには、口元固化防止治具95を吐出ノズル43から抜き取ればよく。また、弁部材80は筒状体90から抜きとることにより、外すことができる。
口元固化防止治具95は、内容物を吐出しないときは、舌状弁部先端が筒状体90の内面に押し当てられていることにより、弁部材80より内側の内容物の通路は外気と遮断されるので、ノズル43内に内容物が残留していても、内容物の固化の防止効果が優れる。また、吐出ヘッド60の頭部を押し下げていた押圧力の解除により舌状弁部先端が筒状体90の内面に押し当てられることにより、内容物の流れを遮断できるので、内容物がたれるのを防止できる。
この口元固化防止治具95は、吐出ヘッド60の頭部の上下による内容物の吐出圧の変動に連動して舌状弁部82が吐出口61の開閉を行う自閉式であるので、使用性が良好である。
また、口元固化防止治具95は、構造が簡単なものであるので、安価とすることができる。
以下、実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
(実施例)
図3に示すような口元固化防止75aが吐出ノズル43a内に装着した口元固化防止治具付き容器を作製した。
(比較例1)
口元固化防止75aが吐出ノズルに設けられていない以外は実施例と同様の口元固化防止治具付き容器を作製した。
(比較例2)
図6に示した蓋式の固化防止構造がノズルに備えられた容器を作製した。
(比較例3)
図7に示した簡易開閉式の固化防止構造がノズルに備えられた容器を作製した。
(比較例4)
図8に示した内蔵式の固化防止構造がノズルに備えられた容器を作製した。
(比較例5)
図9に示した自閉式の固化防止構造がノズルに備えられた容器を作製した。
作製した実施例1、比較例1〜5の容器について内容物の固化防止効果、使用性、価格について調べた。結果を表1に示す。内容物としては、粘度250mPa・secの液体石鹸(ライオン株式会社製のキレイキレイハンドソープ(商品名))又は粘度5Pa・secの美容液(ライオン株式会社製のダメージエイド美容液(商品名))を用いた。
固化防止効果については、作製した実施例、比較例1〜5の容器40℃湿度20%の雰囲気中に放置後のノズル詰まりについて調べた。
Figure 2005193907
表1中、ノズル詰りの評価項目において、1Wは一週間、2Wは2週間、1Mは1ヶ月を示し、○はノズル詰まり無し、△は表面固化状態であるが、吐出操作で復帰、×はノズルが詰まり、吐出操作でかたく、吐出方向が正常ではないものを示す。使用性の評価項目において、○は使用性が良好、×は使用性が悪い、価格の評価項目において○は安価(セット加工のみ)、△はセット後の後加工必要、×は部品が多く、セット加工が煩雑を示す。
表1に示す結果から、安価で、且つ使用性が良好で、しかも内容物の固化の防止効果が優れたものは実施例の固化防止構造が吐出ノズルに装着された容器であることがわかる。
シャンプー、リンス、スタイリング剤、液体石鹸等の乾燥によって固化し易い内容物が充填された吐出ノズル付きポンプディスペンサー及びスクイズ容器の口元固化防止に用いることができる。
本発明の第一の実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ヘッドを押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッドを押し下げていた指の押力を解除したときの状態を示す断面図。 図2は、図1の口元固化防止治具付き容器の吐出ノズルの先端部の斜視図である。 本発明の第二の実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ノズルの先端部と、この吐出ノズルに取り付けられる口元固化防止治具を示す斜視図。 本発明の第三の実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態を示す断面図。 本発明の第四の実施形態の口元固化防止治具付き容器の吐出ヘッドの頭部を指で押し下げる前の状態あるいは吐出ヘッドの頭部を押し下げていた指の押力を解除したときの状態を示す断面図。 従来の固化防止構造が設けられたノズルの説明図で、蓋式のノズルの例を示す概略構成図。 従来の固化防止構造が設けられたノズルの説明図で、簡易開閉式のノズルの例を示す概略構成図。 従来の固化防止構造が設けられたノズルの説明図で、内蔵式のノズルの例を示す概略構成図。 従来の固化防止構造が設けられたノズルの説明図で、自閉式のノズルの例を示す概略構成図。 従来の固化防止構造が設けられたノズルの説明図で、自閉式のノズルのその例を示す概略構成図。
符号の説明
G・・・空気、L・・・内溶液(内容物)、10,50・・・容器本体、20,60・・・吐出ヘッド、21,41・・・肩カバー、23,23a,43・・・吐出ノズル、31,61・・・吐出口、43e・・・ガイドレール(嵌合用凹部)、46・・・スカート壁、47・・・空気通路、48・・・周囲壁、48a・・・水抜通路、50・・・容器本体、54・・・気室、55・・・液室、57・・・頂部開口、62・・・泡生成部、68・・・頸部、75,75a,95・・・口元固化防止治具、80・・・弁部材、81・・・支持部、82・・・舌状弁部、81d・・・被係合部、81e・・・凸条(嵌合用凸部)、81f・・・被係合部、90・・・筒状体、90a・・・一方の側、90b・・・他方の側、90c・・・フランジ、90d・・・係合部。

Claims (3)

  1. ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器の吐出ノズルに着脱自在に取り付けられる口元固化防止治具であって、
    吐出ノズル内に弾性的に装着可能な弁部材を有し、該弁部材は、舌状弁部と、該舌状弁部と一体に設けられ、前記吐出ノズル内に装着固定される支持部とからなり、
    前記弁部材は前記吐出ノズル内に装着されたとき吐出ノズル内の内容物の通路をノズル先端に近づくにつれて徐々に下側に搾ることができる形状とされ、内容物の吐出圧によって前記通路を弾性的に開放可能で、吐出圧の解除により前記通路を弾性的に閉塞可能な構成とされたことを特徴とする口元固化防止治具。
  2. ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器の吐出ノズルに着脱自在に取り付けられる口元固化防止治具であって、
    前記吐出ノズルに着脱自在に取り付け可能な筒状体と、該筒状体内に弾性的に装着可能な弁部材を有し、該弁部材は、舌状弁部と、該舌状弁部と一体に設けられ、前記筒状体内に装着固定される支持部とからなり、
    前記弁部材は前記筒状体内に装着されたとき筒状体内の内容物の通路を筒状体先端に近づくにつれて徐々に下側に搾ることができる形状とされ、内容物の吐出圧によって前記通路を弾性的に開放可能で、吐出圧の解除により前記通路を弾性的に閉塞可能な構成とされたことを特徴とする口元固化防止治具。
  3. ポンプ又はスクイズによって内容物を吐出する吐出ノズル付き容器であって、
    前記吐出ノズルに請求項1又は2に記載の口元固化防止治具が取り付けられたことを特徴とする口元固化防止治具付き容器。
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