JP2005192624A - 床用清掃シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 モップ状の掃除具に装着して用いる時に、安定した徐放性が得られ、操作性が良く、広面積を清掃することができる床用清掃シートを提供すること。
【解決手段】 本発明の床用清掃シートは水性洗浄剤の含浸された湿式のものである。清掃シートは少なくとも2種以上の素材から構成され、素材の一方は繊維素材である。素材の他方は繊維素材、粒子状素材、網状素材の何れかであって且つ清掃シートの厚み方向の所定部位に部分的に存在している。他方の素材の繊維径、粒径又は厚みは、一方の素材の繊維径の5〜1000倍である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、湿式の床用清掃シートに関する。
床の土ボコリや綿ボコリ床のシミ汚れ等に対する清掃は、床のシミ汚れの清掃性と片手で軽く拭ける操作性とを両立させることが困難であった。洗浄剤を含浸させた清掃シートをモップ状の掃除具に装着して清掃すると、拭き始めに洗浄剤が出過ぎて広い面積を清掃する持続性がない。さらにシミ汚れや土ボコリの除去が充分でない。
そのため、特に使い捨ての取り替えシートタイプの製品では、シート又は床の清掃対象面に洗浄剤や水等を供給しながら清掃を行う方法が一般的となっている(特許文献1ないし3参照)。しかし、そのような清掃方法は、モップ状の掃除具以外に洗浄剤を手で持ったり、清掃途中でシートを掃除具から外して水に濡らすなど、非常に手間の掛かるものである。また、水に濡らした後のしぼり加減が弱い場合には、清掃初期に水が床に出過ぎて逆に汚れを塗り広げることがある。また、乾式清掃用のモップのように柄の強度が弱いと、その操作性が悪くなることもある。さらに、一部の木質系の床に対してはクラック等の亀裂損傷を与えることもある。
これとは別に、平均粒径0.01〜15μmの球状粒子を含み、且つ2〜500mPa・Sの粘度を有する洗浄剤を含浸したシートが知られている(特許文献4参照)。この清掃シートは、清掃面の汚れを研磨・除去し、汚れを清掃面から浮き上がらせる作用に優れている。しかし、乾いたシート等によって浮き上がらせた汚れを球状粒子とともに拭き取る操作が必要である。また、先に本出願人は、含浸液として粘度20〜30000mPa・sのものを使用することを提案した。(特許文献5参照)確かにこの方法で行えば持続性に優れるが、この方法では、洗浄液に限りがあるため粘度の低い液、すなわち増粘剤が安定性等のために配合できないようなものを用いることが出来なかった。
特開平10−262883号公報 特開平10−286206号公報 特許第2915840号公報 特開平10−287899号公報 特開2001−198065号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する種々の欠点を解消し得る床用清掃シートを提供することにある。
本発明は、清掃部と該清掃部に連結された棒状の把手とを具備した掃除具における該清掃部に装着されて用いられる、水性洗浄剤の含浸された床用清掃シートであって、
前記シートは少なくとも2種以上の素材から構成され、
前記素材の一方は繊維素材であり、
前記素材の他方は繊維素材、粒子状素材、網状素材の何れかであって且つ前記シートの厚み方向の所定部位に部分的に存在しており、
前記他方の素材の繊維径、粒径又は厚みが、前記一方の素材の繊維径の5〜1000倍である床用清掃シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の床用清掃シートによれば、該シートをモップ状の掃除具に装着して用いる時に、特に安定した徐放性が得られ、操作性が良く、広面積を清掃することができる。また乾式及び湿式のシートの特性を兼備しており、乾拭きが不要で、床上のほこり、髪の毛、固形ゴミと共にしみ汚れが除去できる。さらに、本発明の床用清掃シートは、床の保護・つや出し、除菌、アレルゲンの除去に好適に用いられる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明の清掃シートは、少なくとも2種以上の素材から構成されている。素材の一方は繊維素材である(以下、第1の素材という)。素材の他方は繊維素材、粒子状素材、網状素材の何れかあるいは、それに類似した素材である(以下、第2の素材という)。第2の素材は、清掃シートの厚み方向の所定部位に部分的に存在している。
図1及び図2には、本発明の清掃シートの一実施形態が示されている。清掃シート1は、水性洗浄剤の含浸された湿式のものである。清掃シート1は、第1の素材からなる縦維集合体3と、第2の素材からなる網状シート2(又は12)とを備えている。縦維集合体3は、第1の素材である繊維素材からなる繊維ウェブの繊維絡合で形成された不織布状のものである。繊維集合体3は、網状シート2(又は12)の片面又は両面に、その構成繊維間の絡合と共に該網状シート2(又は12)に対しても絡合状態で一体化されている。つまり、第2の素材である網状シート2(又は12)が、清掃シート1の厚み方向の内部に存在しており、第2素材の上下面が、第1の素材である繊維素材からなる縦維集合体3でそれぞれ覆われている
網状シート2(又は12)は、第2の素材の一種である網状素材からなる。網状シートの一例は、図3に示す格子状のネットである。しかし網状シートとしては、これに限られず、図4(A)ないし図4(C)に示すような孔を多数有する有孔フィルム12であっても良い。つまり、一定の孔を有し、繊維集合体3を形成する繊維ウェブが絡合状態で一体化する担体であれば網状シートの種類に特に限定はない。例えば、ガーゼ状の織布のように織り目空間の比較的大きな目の粗い織布、あるいは片面または両面に繊維ウェブを重ね合わせてそれらを絡合状態で一体化し得る繊維空隙を有する不織布等も、本発明の清掃シートにおける網状シートとして用いられる。また図3及び図4において、網状シート2、12に形成された孔の形状は種々変形可能であり、有孔フィルム12等では、図4(A)に示すような丸形状であっても図4(B)に示すように星型形状であってもよく、更に図4(C)に示すように丸型と星型とを組み合わせたものであってもよい。
第2の素材である網状シートの厚みは、第1の素材である繊維素材の繊維径の5〜1000倍、好ましくは10〜300倍、更に好ましくは15〜50倍である。この値が5倍未満であると、図5に示すように、床へ加わる清掃圧力の大部分を第2の素材で負担することができず、第1の素材が圧縮されやすくなり、清掃初期に洗浄剤が多く放出されて持続性がなくなってしまう。1000倍超であると、逆に洗浄剤が殆ど放出されでなくなってしまう。
第1の素材である繊維素材としては、親水性セルロース繊維が挙げられる。親水性セルロース繊維を用いることで清掃性が良好になる。親水性セルロース繊維は、清掃シート1中に10〜80重量%、特に20〜60重量%含まれていることが、シミ汚れや土ボコリを効率良く除去し得る点から好ましい。これは親水性セルロース繊維が、汚れや土ボコリが溶解・分散した汚液を再吸収する特性に優れていることに起因している。親水性セルロース繊維としては、レーヨン、コットン繊維等が挙げられる。
第1の素材である繊維素材としては、低融点の熱可塑性繊維を用いることもできる。この熱可塑性繊維を用いることで、清掃シートの強度が高まる。低融点の熱可塑性繊維としては、融点200℃以下のものが好ましく、特に170℃以下のものが好ましい。具体的には、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、低融点タイプのポリエチレンテレフタレート系繊維、ポリピニルアルコール繊維及びこれらの繊維の低融点繊維を鞘成分、高融点繊維を芯成分とした芯鞘状繊維や、低融点繊維と高融点繊維とのサイドバイサイド繊維が挙げられる。低融点の熱可塑性繊維は、清掃シート1中に50重量%以下の量で含まれていることが繊維状のダストの捕集性の点から好ましい。
清掃性、操作性、シートの風合いを良好にする観点から、親水性セルロース繊維及び低融点の熱可塑性繊維に加えて、第1の素材である繊維素材として、その他の合成繊維を用いることができる。その他の合成繊維としては、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリアミド繊維、アセテート系繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル系繊維等が挙げられる。或いは、それらの複合化繊維、分割繊維又はメルトブローン法等で製造された極細繊維を用いることもできる。
第1の素材である繊維素材の繊維径に特に制限は無いが、髪の毛や綿ボコリの絡み取り性の点から、0.1〜100μmであることが好ましく、1〜70μmであることが更に好ましく、特に5〜30μmであることが一層好ましい。第1の素材である繊維素材の繊維長にも特に制限は無く、長繊維フィラメント及び短繊維ステープルファイバの何れも用いることができる。
第1の素材である繊維素材からなる繊維集合体の坪量は20〜100g/m2、特に40〜80g/m2であることが、清掃シート1の使用時にダストがシート1の裏側に抜けたり、手等が汚れることを防止でき、また繊維集合体どうし及び繊維集合体と網状シートとの絡合を十分に行い得る点から好ましい。
一方、第2の素材としては、本実施形態においては網状素材である網状シートが用いられている。網状素材は、清掃シート1の平面方向に連続的に存在しているので、第2の素材として該網状素材を用いることで清掃シート1の強度を増大させることができる。また、第2の素材として該網状素材を用いることで、洗浄剤の放出が均一になる。
網状シートとして図3に示す網状シートが用いられる場合、そのメッシュ、線径、線間距離、孔径、孔ピッチ、孔パターン等は繊維集合体3との部分的な絡合性等を考慮して決定される。具体的には、網状シートの線径は20μm〜1000μmが好ましく、更に好ましくは100μm〜400μmである。網状シートの線径が部分的に異なっていても良く、その場合は太い部分の線径が前記の値に相当する。この線径が網状シートの厚みに相当する。網状シートの線間距離は2mm〜30mmが好ましく、更に好ましくは4mm〜20mmである。網状シートとして、図4(A)ないし図4(C)に示す有孔フィルムを用いる場合、その開孔径は4mm〜40mmが好ましく、更に好ましくは8mm〜20mmである。またその開孔間の隙間は1mm〜10mmが好ましく、更に好ましくは1mm〜5mmである。
本実施形態においては、第2の素材として網状素材が用いられているが、本発明においては、網状素材の他に、第2の素材として繊維素材や粒子状素材を用いることもできる。これら3種類の素材のうちの何れの素材を用いる場合であっても、これらの素材の繊維径、粒径又は厚みは、第1の素材である繊維素材の繊維径の5〜1000倍であることが必要である。なお、網状素材の厚さについては前述した通りである。繊維素材の繊維径及び粒子状素材の粒径については、網状素材の厚さと同様とすることができる。これらの前提として、単独の素材の場合であるが、複数の素材を用いる場合はその平均値を厚さとして用いることとする。
第2の素材の一種である繊維素材としては、床を傷つけるような硬質の素材以外であればその種類に特に制限はなく、例えば第1の素材である繊維素材と同様のものを用いることができる。粒子状素材としては、やはり硬質の素材以外であればその種類に特に制限はなく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系材料、ポリエステル系材料、ポリアミド系材料、ポリアクリルニトリル系材料、各種ゴム等を用いることができる。網状素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチン等のポリオレフィン系材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系材料、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系材料、アクリロニトリル系材料、ポリ塩化ビニル等のビニル系材料、ポリ塩化ビニリデン等のビニリデン系等を用いることができる。これらの材料の変成物、アロイ又は混合物等を用いることもできる。
第2の素材は、清掃シート1の厚み方向の所定部位に部分的に存在している。本実施形態においては、先に述べた通り清掃シート1の内部に存在している。しかし、第2の素材の存在部位はこれに限られず、例えば清掃シート1の表面であってもよい。
第2の素材の坪量は、該素材の具体的な種類にもよるが、繊維素材である場合には0.1〜100g/m2、特に1〜20g/m2であることが好ましい。粒子状素材である場合には0.05〜50g/m2、特に0.2〜10g/m2であることが好ましい。網状素材である場合には、1〜100g/m2、特に3〜30g/m2であることが好ましい。
清掃シート1における第2の素材の量は、該素材の具体的な種類にもよるが、繊維素材である場合には2〜40重量%、特に5〜20重量%であることが好ましい。粒子状素材である場合には1〜40重量%、特に3〜15重量%であることが好ましい。網状素材である場合には、3〜40重量%、特に5〜20重量%であることが好ましい。
水性洗浄剤が含浸される前の清掃シート1は、その坪量が20〜200g/m2であることが、広い面積の床を拭くのに十分な量の洗浄剤を含浸することができる点、及び操作性が良好である点から好ましい。前記坪量は40〜150g/m2、特に50〜100g/m2であることが一層好ましい。
水性洗浄剤の含浸後の清掃シート1は、その厚みが0.3kPaの荷重下で0.2〜10mm、特に0.4〜5mm、とりわけ0.6〜2mmであることが、凹凸形状の床への追従性や製造経費の点から好ましい。
水性洗浄剤の含浸前の清掃シート1は、その破断強度が5N/30mm以上、特に10N/30mm以上であることが、清掃操作中に清掃シート1が破れることを防止する点から好ましい。また清掃シート1はその伸度が低いことが好ましい。具体的には、水性洗浄剤の含浸前において、5N/30mm荷重時の伸度が20%以下、特に10%以下であることが、清掃操作中に清掃シート1に歪みやよれ等が生じることを防止する点から好ましい。歪みやよれ等が生じる問題は、清掃シート1をモップ等の道具類(このようなモップについては、例えば、実開平2−119152号公報参照)に取り付けて清掃作業を行う場合に特に顕著となる。破断強度は、水性洗浄剤の含浸前の清掃シート1に引張荷重をかけて、該清掃シート1が切れ始めるときの荷重値(引張強度測定時の第1ピーク値)である。伸度は、前記荷重値を5N/30mmとしたときの清掃シート1の伸び率である。
水性洗浄剤の含浸前の清掃シート1においては、該シート1を構成する繊維集合体3における繊維配向と垂直方向の応力−ひずみ曲線の初期勾配で表される交絡係数が0.1〜5N・m/g、特に0.2〜3N・m/gであることが、絡合を十分に行い且つダスト類の捕集に十分な繊維自由度を得る点から好ましい。交絡係数は、その値が小さいほど繊維間の絡合が弱いと言える。応力は、引張荷重値をつかみ幅(引張強度測定時の試験片幅)及び不織布状の繊維集合体3の坪量で割った値を示し、ひずみは伸度を示す。繊維間の絡合の度合いは、絡合処理時の繊維ウェブに加わる絡合エネルギーに主として依存する。例えば、水流交絡(ウォーターニードリング)においては、繊維の種類、繊維ウェブの坪量、ウォータージェットノズルの本数及び水圧、ラインスピード等の条件によって繊維ウェブに加わる絡合エネルギーをコントロールすることができる。
次に、本実施形態の清掃シート1の製造方法の一例について詳述する。図6は、本実施形態の清掃シート1の製造装置の説明図である。本実施形態の清掃シート1の製造では、先ず第2の素材である網状シートの片面又は両面に、第1の素材である繊維素材からなる繊維ウェブを積層させ、この状態で水流等により網状シートの片面側にある繊維ウェブの繊維と他面側にある繊維ウェブの繊維、及び繊維ウェブの繊維と網状シートを絡合一体化させるのと同時に、各繊維ウェブを絡合により不織布状の繊維集合体として網状シートに固定する。
図6に示すように、繊維ウェブ3’を作るカード機5、5の夫々から連続的に繊維ウェブ3’がその送り出しロール7を介して繰り出される。一方、カード機5、5の間には網状シート2の供給ロール6が配設され、供給ロール6の送り出しロール8から網状シート2が繰り出される。そして、ロール7、7によって繊維ウェブ3’、3’が網状シート2の両側に重ね合わされ、ウォーターニードリング装置4へ搬入される。ウォーターニードリング装置4において、ジェット水流によって繊維ウェブ3’の繊維を網状シート2と絡合させ及び網状シート2の両面にある繊維ウェブ3’、3’どうしを絡合させる。繊推ウェブ3’、3’どうしの絡合により形成された繊維集合体3及び該繊維集合体の絡合された網状シート2は、ニップロール9を通って加熱装置10に搬入される。そして、加熱装置10において熱処理が施される。熱処理後のシートはニップロール11を介して、ワインダー13に巻き取られる。
第2の素材として、網状シートに代えて繊維素材又は粒子状素材を用いる場合には図7に示す装置を用いることができる。具体的には、第1の素材である繊維素材を通常のカード法によって繊維ウェブ3’となし、2つの繊維ウエブ3’,3’間に、第2の素材である繊維素材又は粒子状素材2’を均一に散布あるいは積層した後に、ウォーターニードリング処理や、熱風処理、ヒートエンボス処理、ニードルパンチ処理、バインダー処理すればよい。
このようにして製造されたシートには所定の水性洗浄剤が含浸されて本実施形態の清掃シート1が製造される。水性洗浄剤は、含浸前の清掃シート1に対して100〜1000重量%、特に150〜350重量%、とりわけ200〜300重量%含浸されることが、シミ汚れや土ボコリに対する十分な清掃性能を得る点、及び洗浄剤の放出量を適正なものにして、床に汚れや土ボコリが残留することを防止する点から好ましい。水性洗浄剤の清掃シート1ヘの含浸率は、水性洗浄剤を清掃シート1に含浸させてそのままの状態またはマングル処理等で過剰の水性洗浄剤を除去した後、該シートの重量に対して無荷重下で測定される。
水性洗浄剤は、水を主体とし、界面活性剤、アルカリ剤、増粘剤、水溶性溶剤等を含むものであることが好ましい。水性洗浄剤としては、25℃での粘度が30000mPa・s以下であれは特に問題はないが、20〜30000mPa・sのものが好ましく用いられる。この範囲の粘度の水性洗浄剤を用いることにより、(1)清掃初期に床に放出される水性洗浄剤の量が低減されて、清掃の最初から最後までの水性洗浄剤の放出量が均一になり、(2)広い面積の清掃対象面に対する清掃持続性が向上し、(3)清掃初期でも水性洗浄剤の放出量が低いので、清掃シートの清掃対象面に対する摩擦抵抗値が低下し、(4)清掃初期でも水性洗浄剤の放出量が低いので、清掃シート表面の繊維自由度が大きく、髪の毛や綿ボコリを繊維によって絡み取って保持するという利点がある。清掃初期の水性洗浄剤放出量の低減及びシートへの水性洗浄剤の含浸工程でのハンドリング性を一層向上させる点から、前記粘度は100〜1000mPa・s、特に300〜800mPa・sであることが好ましい。前記粘度はブルックフィールド型粘度計を用いて測定される。使用ローター及び回転数は、水性洗浄剤の粘度に応じて適宜変更する。
水性洗浄剤に含まれる界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤の何れもが用いられ、特に洗浄性と仕上がり性の両立の面から、ポリオキシアルキレン(アルキレンオキサイド付加モル数1〜20)アルキル(炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖)エーテル、アルキル(炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖)グリコシド(平均糖縮合度1〜5)、ソルビタン脂肪酸(炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖)エステル、及びアルキル(炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖)グリセリルエーテル等の非イオン活性剤並びにアルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドカルボキシベタイン、アルキルアミドスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン等のアルキル炭素数8〜24の両性界面活性剤が好適に用いられる。界面活性剤は、水性洗浄剤中に、0.01〜1.0重量%、特に0.05〜0.5重量%含有されることが、洗浄性及び清掃対象面の仕上がり性の面で好ましい。あるいは、アレルゲン低減化剤等と併用する場合にその効果を抑制することがある時に限り、界面活性剤を含ませなくても良い。
アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム等の水酸化物、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、硫酸水素ナトリウム等のアルカリ性の硫酸塩、第1リン酸ナトリウム等のリン酸塩、酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有機アルカリ金属塩、アンモニア、モノ、ジ又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等のβ−アミノアルカノール並びにモルホリン等が挙げられ、特に感触とpHの緩衝性の点でモノ、ジ又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等のβ−アミノアルカノール並びにモルホリンが好ましい。アルカリ剤は、水性洗浄剤中に、0.01〜1重量%、特に0.05〜0.5重量%含有されることが、洗浄性及び感触の面で好ましい。
増粘剤としては、天然多糖類、セルロース系高分子及びデンプン系高分子等の半合成高分子、ビニル系高分子及びポリエチレンオキシド等のその他合成高分子、粘土鉱物等の水溶性高分子が挙げられる。特にベタツキ感、ヌルツキ感の低いポリアクリル酸系増粘剤若しくはアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体系増粘剤又はこれらの混合物が好ましい。これらアクリル酸系増粘剤は、ナトリウム塩の状態で粘性を発現するのが好ましい。増粘剤は、水性洗浄剤中に、0.01〜2重量%、特に0.02〜1重量%含有されることが、清掃対象面の仕上がり性の点で好ましい。
水溶性溶剤としては、一価アルコール、多価アルコール及びその誘導体から選ばれる1種以上のものが好適である。特に仕上がり性の点から蒸気圧267Pa(2mmHg)以上のものが好ましい。例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、プロパノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等が好ましい。水溶性溶剤は、水性洗浄剤中に、1〜50重量%、特に1〜20重量%含有されることが、臭い及び皮膚刺激性の低減の点から好ましい。
水性洗浄剤の媒体である水は、水性洗浄剤中に、50〜99.9重量%、特に80〜99重量%含有されることが、清掃対象面の仕上がり性の点から好ましい。
以上の各成分に加えて、水性洗浄剤にはアレルゲン低減化物質が含まれていることが好ましい。アレルゲン低減化剤は、セルロースエーテル又はスターチエーテルを主鎖とする多糖誘導体であり、そのヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、下記一般式(1):
−E1−(OA)n−E2−R (1)
〔式中、E1はヒドロキシ基又はオキソ基が置換していてもよい炭素数1〜6のアルキレン基を示し、nは0〜50の数を示し、n個のAは同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキレン基を示し、E2はエーテル結合又はオキシカルボニル基を示し、Rはヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数4〜30のアルキル基又はヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基若しくはその塩を示す。〕で表される基で置換された多糖誘導体からなるものである。
アレルゲン低減化剤としての多糖誘導体は、セルロースエーテル又はスターチエーテルを主鎖とするものである。当該セルロースエーテル又はスターチエーテルとしては、セルロース又はスターチにおける水酸基の水素原子の一部をアルキル基及び/又はヒドロキシアルキル基で置換したアルキルエーテルが好ましい。セルロースエーテルの好適な例としては、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルエチルセルロース、ヒドロキシメチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が挙げられる。特にヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が好ましい。
スターチエーテルの好適な例としては、メチルスターチ、エチルスターチ、ヒドロキシエチルスターチ、ヒドロキシメチルヒドロキシエチルスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ等が挙げられ、ヒドロキシエチルスターチ、ヒドロキシプロピルスターチが好ましい。
セルロースエーテル又はスターチエーテルにおいては、ヒドロキシアルキル基のヒドロキシ基に更にアルキル基又はヒドロキシアルキル基が置換して、例えばポリオキシエチレン鎖等を形成することも可能である。従って、セルロースエーテル又はスターチエーテルにおけるアルキル基又はヒドロキシアルキル基の置換度は、構成単糖残基当たり3.0を超える置換度も可能であり、0.01〜3.5、更に0.1〜3、更に1〜3が好ましく、特に1.5〜2が好ましい。また、その重量平均分子量は、1万〜200万、5万〜150万、特に10万〜60万の範囲が好ましい。
アレルゲン低減化剤としての前記多糖誘導体は、セルロースエーテル又はスターチエーテルのヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、−E1−(OA)n−E2−Rで表される基で置換されたものであり、その置換度は、構成単糖残基当たり0.0001〜1.0、更に0.0005〜0.5、更に0.001〜0.1の範囲が好ましく、特に0.001〜0.05が好ましい。
ヒドロキシエチルセルロースを主鎖とする場合の前記多糖誘導体の部分構造の一例を示せば以下のとおりである。
式(1)中、E1で示されるヒドロキシ基又はオキソ基が置換していてもよい炭素数1〜6のアルキレン基としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、特に炭素数2又は3の直鎖のアルキレン基が好ましい。具体的には、例えばエチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、2−ヒドロキシトリメチレン基、1−ヒドロキシメチルエチレン基、1−オキソエチレン基、1−オキソトリメチレン基、1−メチル−2−オキソエチレン基等が好ましく、特に2−ヒドロキシトリメチレン基、1−ヒドロキシメチルエチレン基が好ましい。
式(1)中、Aで示される同一又は異なって炭素数1〜6のアルキレン基としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、特に炭素数2又は3の直鎖のアルキレン基が好ましい。具体的には、例えばエチレン基、プロピレン基及びトリメチレン基等が好ましく、特にエチレン基が好ましい。
nで表される(−OA−)の重合度は、0〜50であるが、アレルゲン低減化効果の点から0〜40、更に0〜30、更に0〜20、更に10〜20が好ましく、特に10〜15が好ましい。n個のAは同一でも異なってもよい。ここでnは平均付加モル数の意味である。
式(1)中、E2はエーテル結合又はオキシカルボニル基(−OCO−又は−COO−)であり、エーテル結合が好ましい。
式(1)中、Rで示されるヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数4〜30のアルキル基としては、直鎖又は分岐鎖のいずれでもよく、炭素数5〜25、更に6〜20のものが好ましく、特に炭素数6〜20の直鎖アルキル基が好ましい。具体的には、例えばオクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イソステアリル基等が好ましく、特にドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基が好ましい。
Rで示されるヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基としては、例えば2−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホ−1−(ヒドロキシメチル)エチル基等が挙げられ、中でも3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基、2−スルホエチル基が好ましい。当該スルホアルキル基は、その全てあるいは一部がNa、K、Ca、Mg等の1族又は2族元素、アミン類、アンモニウム等の有機カチオン等との塩となっていてもよい。また、スルホアルキル基の置換度は、構成単糖残基当たり0〜1.0、更に0〜0.8、特に0〜0.5の範囲が好ましい。
アレルゲン低減化剤としての多糖誘導体は、WO00/73351号公報記載の方法に準じて製造すればよく、例えばセルロースエーテル又はスターチエーテルを、下記一般式(2)
3−(OA)n−E2−R (2)
〔式中、E3は炭素数3〜6のエポキシ化アルキル基、ヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数1〜6のハロゲン化アルキル基、又はカルボキシ基若しくは炭素数2〜6のカルボキシアルキル基若しくはそれらの誘導体を示し、n、A、E2及びRは前記と同じ意味を示す。〕で表されるポリオキシアルキレン化剤と反応させ、所望により更にスルホン化剤(ビニルスルホン酸、ヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数1〜5のハロアルカンスルホン酸、炭素数2〜6のエポキシ基を有するスルホン酸及びそれらの塩)と反応させることにより製造できる。
アレルゲン低減化剤としての多糖誘導体は、ダニアレルゲンに対してその抗原性を減弱又は消失させる作用を有する。従って、該多糖誘導体は、各種アレルゲンに対してアレルギー反応惹起能力を減弱又は消失させ、アレルゲン低減化剤として有用である。アレルゲン低減化剤としての多糖誘導体によるアレルゲン低減化効果は、ダニアレルゲン、ハウスダスト、スギ花粉アレルゲン、ネコなどのペットアレルゲンに対して特に有効である。
アレルゲン低減化剤は、水性洗浄剤中に前記多糖誘導体の合計で、0.005〜2重量%、更に0.01〜1重量%、特に0.05〜0.5重量%となるように配合するのが、アレルゲンの低減化、洗浄性及び清掃対象面の仕上がり性の面で好ましい。
水性洗浄剤には、アレルゲン低減化剤としての多糖誘導体と、既知の抗アレルゲン物質として知られる、タンニン酸や、茶抽出物、ハイドロキシアパタイト、エピカテキン、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキンガレート、没食子酸(特開平6−279273号公報)やアレルゲン補足物質であるスメクタイト等の粘土鉱物、アレルゲン除去剤として知られるヒドロキシ安息香酸化合物(特開平11−292714号公報)等とを適宜の割合で組み合せて配合することができる。
水性洗浄剤には、前述の成分に加えて除菌剤を含有させることもできる。これによって、水性洗浄剤に、洗浄効果に加えて除菌効果を付与することができる。除菌剤としては、過酸化水素、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、第四級アンモニウム塩、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ナトリウム、ポリリジンのような天然除菌剤等が挙げられる。特に第四級アンモニウム塩、ポリリジン等の天然除菌剤が配合安定性及び除菌性能の点から好ましく用いられる。除菌剤は、水性洗浄剤中に、0.005〜2重量%、特に0.01〜1重量%含有されることが、除菌効果と皮膚刺激性低減とのバランスの点から好ましい。
水性洗浄剤には、殺ダニ剤、忌避剤、防黴剤、色素(染料、顔料)、キレート剤、ワックス剤等、消臭剤及び芳香剤等を含有させることもできる。
殺ダニ剤としては、d−フェノトリン(3−フェノキシベンジル d−シス/トランス−クリサンテマート)、ペルメトリン(3−フェノキシベンジル dl−シス/トランス−2,2−ジメチル−3−(2’,2’−ジクロロビニル)−シクロプロパンカルボキシレート)、レスメトリン((5−ベンジル−3−フリル)メチル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、アレスリン(dl−3−アリル−2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、フタルスリン((N−3,4,5,6,−テトラヒドロ−フタルイミド)メチル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、エムペントリン(1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル dl−シス/トランス−クリサンテマート)、d,dT80−プラレトリン(d−2−メチル−4−オキソ−3−プロパルギルシクロペント−2−エニル d−シス/トランス−クリサンテマート)等の合成ピレスロイドやその誘導体が、また、ヒノキチオール、ベンジルベンゾエイト、ジャスモン酸誘導体などの天然精油成分由来の抗ダニ物質が挙げられる。
ダニ忌避剤としては、例えばジエチルアシド、ジメチルフタレート、ジブチルフタレート、MGKリペレント 326、ダブトレックス、2−エチル1,3−ヘキサンジオール等が使用できる。
殺ダニ剤の共力剤及び/又は殺ダニ剤としては、例えばピペロニルブトキサイド、オクタクロロジプロピルエーテル、N−(2−エチルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ〔2,2,2〕オクト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2−エチニル)−ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタ−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド等が使用できる。
屋内塵性ダニ類の餌となり、それ自体の抗原性もあり得るカビ或いは細菌の増殖を抑制する殺菌剤、防黴剤としては、チアベンダゾール、トリクロサン、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン、クロルキシレノール、デンシル、塩化ベンザルコニウム、ジクロフルアニド、安息香酸ナトリウム、p−オキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール、エタノールおよび、キトサン、カテキン、チモール、ヒノキチオール、孟宗竹エキス、カラシ精油、ワサビ精油等の天然由来成分が挙げられる。
水性洗浄剤は、水不溶性の固体粒子を実質的に含んでいないことが好ましい。水性洗浄剤に水不溶性の固体粒子が配合された場合、清掃対象面にその固体粒子が残留し、二度拭きを要する場合がある。ただし、不純物等として微量、例えば0.1重量%程度まで含まれていても差し支えはない。
本実施形態の清掃シート1は、図8に示すように、清掃部21と該清掃部21に連結された棒状の把手22とを具備した掃除具20における該清掃部21に装着されて用いられる。詳細には、掃除具20は、清掃シート1が装着可能である平坦な清掃部21、及び清掃部21と自在継手23を介して連結した棒状の把手22から構成されており、清掃シート1は、清掃部21に設けられた放射状のスリットを形成する可撓性の複数の片部24によって固定されるようになされている。
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば清掃シート1に、適宜エンボス処理や、熱収縮処理、スパンレース処理等を施して、該シート1を凹凸化してもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。実施例及び比較例の説明に先立ち、実施例及び比較例で得られたシートの評価方法について説明する。
(1)破断強度(横強力)
シートの繊維配向と垂直方向に幅30mmのサンプルを切りだした後、このサンプルを引張試験機によって100mmのチャック間距離で把持し、繊維配向と垂直方向に300mm/minの速度で引っ張り、シートが切れ始めるときの荷重値(この測定によって得られる連続曲線の最初のピーク値)を破断強度として測定した。
(2)5N/30mm荷重時の伸度
前記の破断強度測定で荷重値を5Nとした時のサンプルの伸びを測定した。また、この伸度を使用時の歪み、よれ等による使い勝手から下記の3段階で評価した。
○:歪み、よれ等は生じず、問題はない。
△:歪み、よれ等が生じることがあり、やや使い難い。
×:歪み、よれ等が生じ易く、使い難い。
(3)交絡係数
シートの不織布状の繊維集合体(網状シート部分は抜き取る)において、繊維配向と垂直方向に幅15mm、長さ100mmのサンプルを切り出した後、このサンプルを引張試験機によって50mmのチャック間距離で把持し、繊維配向と垂直方向に30mm/minの速度で引っ張り、シートの伸びに対する引張荷重値を測定した。そして、引張荷重値F〔N〕をサンプル幅〔m〕と不織布状の繊維集合体の目付W〔g/m2〕で割った値を応力S〔N・m/g〕として応力−ひずみ(伸度)曲線を求めた。
応力S〔N・m/g〕=(F/0.015)/W
繊維の絡合のみから成る不織布状の繊維集合体は、この応力−ひずみ(伸度)曲線の初期に直線関係が成り立ち、この曲線の傾きを交絡係数E〔N・m/g〕として求めた。例えば、図9のような応力−ひずみ(伸度)曲線において、比例限界をPとし、このPにおける応力をSP、ひずみ(伸度)をγPとすると、交絡係数はE=SP/γPで示される。(SP=0.6N・m/g、γ=86%であるとき、E=0.6/0.86=0.7N・m/gとなる。)ただし、このOPは厳密には直線にはならないこともあるので、その際には直線に近似する必要がある。
(4)1畳目洗浄剤放出量
清掃シートをクイックルワイパー〔花王(株)製〕に装着してフローリングを6畳拭き続けた時の1畳あたりに放出される洗浄液量を測定した。1畳拭くごとに清掃シートを清掃部ヘッドから外してその重量を測定することで洗浄液量を測定した。清掃方法は約90cmの距離を1往復拭くのを1ストロークとし、それを1畳の長手方向(180cm)に2列、短手方向(90cm)に4列拭いて1畳の清掃を完結した。
(5)1畳目清掃時のワイパーの操作性及び拭き始めのワイパー摩擦抵抗
クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着して、フローリング板(松下電工製ウッデイタイルEタイプKER501)を片手で拭き始める時のワイパーの操作性を以下の4段階で目視評価した。
○:ほとんど抵抗感を感じない。
○〜△:やや抵抗感を感じるが、片手で拭ける。
△:抵抗感を感じるが、片手で拭ける。
×:大きな抵抗感があり、片手で拭いた時にワイパーの柄がたわむ。
また、図10に示すようにクイックルワイパー30の清掃ヘッド部31と柄32の間に圧縮荷重測定用のロードセル33を装着し、このクイックルワイパー30を用いて、前記フローリング板34を拭き始めた時の摩擦抵抗を測定した。
(6)髪の毛の捕集率
クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着した。30cm×60cmのフローリング板(松下電工製、ウッディタイルMT613T)上に約10cmの髪の毛を5本散布し、その上に清掃シートを乗せて一定のストローク(60cm)で2往復清掃して清掃シートに捕集された髪の毛の本数を測定した。この操作を連続6回実施して、30本中何本の髪の毛が捕集されたかを測定した。捕集された髪の毛の数を30で除し、これに100を乗じて、その値を髪の毛の捕集率(%)とした。
(7)アレルゲン低減化効果の評価
下記のように花粉の除去効果を調べ、アレルゲン低減化効果を4段階で評価した。
30cm角のガラス板の表面にスギ花粉50mgを散布し、得られた拭き取りシートで拭き取った後、pH7.4±0.1に調整したリン酸バッファー液(KH2PO4、NaCl、Na2PO4・7H2Oをそれぞれ0.144g/l、9.00g/l、0.795g/lとなるように蒸留水に溶解したもの)50mlで、前記ガラス板の表面に残留した花粉を洗い流した。そして、洗い流した該液から下記方法を用いて花粉アレルゲン量を定量し、残留花粉量とした(この花粉量を残留花粉量という。)。
<花粉アレルゲン量の定量>
下記定量法を用いてサンプル中のCry j1及びCry j2を定量し、その和を以てサンプル中のスギ花粉アレルゲン量とした。
〔Cry j1のELISA定量法〕
1.モノクロナール抗体Ab−Cry j1 mAb 013(生化学工業(株)製)をPBSで2μg/mlの濃度に希釈し、マイクロプレート(住友ベークライト製、ELISA PLATE H TYPE)の各ウェルに50μlずつ分注し、室温で2時間静置する。
2.マイクロプレートをPBSで3回洗浄する。
3.1%BSAを含むPBS(大日本製薬製、ブロックエース)を各ウェルに200μlずつ分注し、室温で1時間静置してブロッキングを行う。
4.Tween20(SIGMA)を0.05質量%含有するPBS(以下、T−PBSという。)でマイクロプレートを3回洗浄する。
5.スタンダードとして精製Cry j1(生化学工業(株)製)を4ng/mlからn=5管T−PBSで2n倍希釈し、各々50μlを各ウェルに分注し、さらに陰性対照としてCry j1の替わりにT−PBSを50μl加えたウェルを用意する。測定する試料は、T−PBSで適宜希釈してから各ウェルに50μlずつ分注し、室温で2時間静置する。
6.マイクロプレートをT−PBSで3回洗浄する。
7.至適濃度のPeroxidase Conjugated Ab−Cry j1 mAb 053(生化学工業(株)製)を各ウェルに50μl分注し、室温で2時間静置する。
8.マイクロプレートをT−PBSで3回洗浄する。
9.ペルオキシダーゼ用発色キット(住友ベークライト製)を用いて発色を行う。先ず発色剤10mlに基質液を0.1ml加えて混和して発色液とする。この発色液を各ウェルに100μlずつ分注し、室温で発色させる。その後停止液を各ウェルに100μlずつ分注して反応を止め、プレートリーダーで450nmにおける吸光度を測定する。
10.スタンダードの吸光度から得られる検量線を用いて測定する試料のCry j1濃度を算出する。
〔Cry j2 のELISA定量法〕
1.モノクロナール抗体Ab−Cry j2 mAb T27(生化学工業(株)製)をPBSで2μg/mlの濃度に希釈し、マイクロプレート(住友ベークライト製、ELISA PLATE H TYPE)の各ウェルに50μlずつ分注し、室温で2時間静置する。
2.マイクロプレートをPBSで3回洗浄する。
3.1%BSAを含むPBS(大日本製薬製、ブロックエース)を各ウェルに200μlずつ分注し、室温で1時間静置してブロッキングを行う。
4.T−PBSでマイクロプレートを3回洗浄する。
5.スタンダードとして精製Cry j2(生化学工業(株)製)を10ng/mlからn=5管T−PBSで2n倍希釈し、各々50μlを各ウェルに分注し、さらに陰性対照としてCry j2の替わりにT−PBSを50μl加えたウェルを用意する。測定する試料は、T−PBSで適宜希釈してから各ウェルに50μlずつ分注し、室温で2時間静置する。
6.マイクロプレートをT−PBSで3回洗浄する。
7.至適濃度のPeroxidase Conjugated Ab−Cry j2 pAb(生化学工業(株)製)を各ウェルに50μl分注し、室温で2時間静置する。
8.マイクロプレートをT−PBSで3回洗浄する。
9.ペルオキシダーゼ用発色キット(住友ベークライト製)を用いて発色を行う。先ず発色剤10mlに基質液を0.1ml加えて混和して発色液とする。この発色液を各ウェルに100μlずつ分注し、室温で発色させる。その後停止液を各ウェルに100μlずつ分注して反応を止め、プレートリーダーで450nmにおける吸光度を測定する。
10.スタンダードの吸光度から得られる検量線を用いて測定する試料のCry j2濃度を算出する。
上述のようにして求めたスギ花粉アレルゲン量をから、下記式により花粉低減化率を求めた。この値をアレルゲン低減効果の指標とした。
花粉低減化率(%)=(残留花粉量/比較例1の残留花粉量)×100
〔実施例1〕
第1の素材である繊維素材としてポリエステル繊維(1.45dtex×38mm)=50wt%、レーヨン繊維(1,7dtex×44mm)=25wt%、アクリル繊維(0.9dtex×51mm)=25wt%を用いた。これらの繊維を原料とし、常法のカード法を用い坪量30g/m2の繊維ウェブを得た。第1素材の平均繊維径は11.2μmである。
第2の素材である網状素材としてポリプロピレン製の格子状ネット(坪量5g/m2、繊維間距離8mm、厚み300μm)を用いた。このネットの上下に繊維ウェブを重合した後、低エネルギー条件でウォーターニードリング処理を施してシートを得た。
洗浄剤として、水/アレルゲン低減化剤/エタノール/2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール/増粘剤(カーボポールETD2020、日光ケミカル社製)クエン酸3ナトリウム、=93.6335/0.2/6/0.0765/0.08/0.01(重量比)からなるアレルゲン低減化剤含水性洗浄剤(粘度:500mPa・s/25℃)を用いた。この洗浄剤を前記で得られたシートに含浸させて清掃シートを得た。アレルゲン低減化剤としては、主鎖、ヒドロキシエチルセルロース(ハーキュレス)、平均分子量20万、アルキル置換度2.5のもので、式(1)中のE1が2−ヒドロキシトリメチレン、Aがエチレン、nが12、E2が−O−、RがnC1225、置換度が0.014のものを用いた。
〔実施例2〕
第1の素材である繊維素材として、ポリエステル繊維(1.45dtex×38mm)=25wt%、レーヨン繊維(1.7dtex×44mm)=50wt%、アクリル繊維(0.9dtex×51mm)=25wt%を用いた。これ以外は実施例1と同様の操作を行い清掃シートを得た。
〔実施例3〕
第2の素材として、1600dtexのポリエステル繊維(繊維径0.35mm、長さ6mm)5g/m2を用い、繊維ウェブの間に均一に散布した以外は実施例1と同様の操作を行い清掃シートを得た。
〔実施例4〕
第2の素材として、直径300μmのポリエチレンビーズを、3g/m2の散布坪量で用い、繊維ウェブの間に均一に散布した以外は実施例1と同様の操作を行い清掃シートを得た。
〔比較例1〕
第2の素材を使用しなく、また、アレルゲン低減化剤を含ませない以外は実施例1と同様の操作を行い清掃シートを得た。
〔比較例2〕
第2の素材を使用して、また、アレルゲン低減化剤を含ませない以外は実施例2と同様の操作を行い清掃シートを得た。
表1に示す結果から明らかなように、第2の素材を使用しない比較例1及び2は、実施例1〜3に比較して1畳目の洗浄液の放出量が1.5倍から2倍程度になっており、初期に洗浄液を多量に放出してしまい持続性が悪いと共に、摩擦抵抗も2倍近くの値となり操作性が悪くなっていることが判る。また、髪の毛の捕集率も低くなる傾向がみられる。
本発明に係る床用清掃シートの一実施態様を示す断面図である。 本発明に係る床用清掃シートの別の実施態様を示す断面図である。 本発明に係る床用清掃シートに用いることのできる第2の素材のうちの網状素材を示す平面図である。 本発明に係る床用清掃シートに用いることのできる第2の素材のうちの別の網状素材を示す平面図である。 圧縮を受ける前と圧縮を受けている状態での本発明の床用清掃シートを示す模式図である。 本発明に係る床用清掃シートの製造装置の一例を示す説明図である。 本発明に係る床用清掃シートの製造装置の一例を示す説明図である。 本発明に係る床用清掃シートが掃除具に装着された状態を示す斜視図である。 応力−ひずみ曲線の特性線図である。 拭き始めのワイパー摩擦抵抗の測定方法を示す模式図である。
符号の説明
1 床用清掃シート
2 網状素材
3 繊維集合体
3’繊維ウェブ
4 ウォーターニードリング装置
5 カード機
6 供給ロール
7 送り出しロール
8 送り出しロール
9、11 ニップロール
10 加熱装置
13 ワインダー

Claims (10)

  1. 清掃部と該清掃部に連結された棒状の把手とを具備した掃除具における該清掃部に装着されて用いられる、水性洗浄剤の含浸された床用清掃シートであって、
    前記シートは少なくとも2種以上の素材から構成され、
    前記素材の一方は繊維素材であり、
    前記素材の他方は繊維素材、粒子状素材、網状素材の何れかであって且つ前記シートの厚み方向の所定部位に部分的に存在しており、
    前記他方の素材の繊維径、粒径又は厚みが、前記一方の素材の繊維径の5〜1000倍である床用清掃シート。
  2. 前記一方の素材の繊維径が0.1〜100μmである請求項1記載の床用清掃シート。
  3. 前記他方の素材が網状素材である請求項1又は2記載の床用清掃シート。
  4. 前記他方の素材が、前記シートの厚み方向の内部に存在しており、該素材の上下面が前記一方の素材でそれぞれ覆われている請求項1ないし3の何れかに記載の床用清掃シート。
  5. 前記水性洗浄剤にアレルゲン低減化物質が含まれている請求項1ないし4の何れかに記載の床用清掃シート。
  6. 前記アレルゲン低減化剤が、セルロースエーテル又はスターチエーテルを主鎖とする多糖誘導体であり、そのヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、下記一般式(1)で表される基で置換された多糖誘導体からなる請求項5記載の床用清掃シート。
    −E1−(OA)n−E2−R (1)
    〔式中、E1はヒドロキシ基又はオキソ基が置換していてもよい炭素数1〜6のアルキレン基を示し、nは0〜50の数を示し、n個のAは同一又は異なって、炭素数1〜6のアルキレン基を示し、E2はエーテル結合又はオキシカルボニル基を示し、Rはヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数4〜30のアルキル基又はヒドロキシ基が置換していてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基若しくはその塩を示す。〕
  7. 第1の素材である繊維素材からなる繊維集合体を有し、洗浄剤の含浸前において、該繊維集合体における、その繊維配向に対する垂直方向の応力−ひずみ曲線の初期勾配で表される交絡係数が0.1〜5N・m/gである請求項1ないし6の何れかに記載の清掃用シート。
  8. 洗浄剤の含浸前における破断強度が5N/30mm以上である請求項1ないし7の何れかに記載の床用清掃シート。
  9. 洗浄剤の含浸前における5N/30mm荷重時の伸度が10%以下である請求項1ないし8の何れかに記載の床用清掃シート。
  10. 前記一方の素材の坪量が20〜100g/m2である請求項1ないし9の何れかに記載の清掃用シート。
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