JP2005191727A - Opgwシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】OPGW回線障害の際に、速やかに迂回ルートを構成することの可能なOPGWシステムを提供する。
【解決手段】OPGW回線の障害の発生しやすい区間のみに事前にバックアップの為の予備ルートとして,配電線添架光ケーブル20を構成して2ルート化を図っておく。OPGW回線障害時は,事業所にある通信回線切替スイッチ6a,6bでOPGW回線障害時に自動的に迂回ルート回線(予備回線)に切り替えることで回線停止時間を短縮できる。
【選択図】 図1
【解決手段】OPGW回線の障害の発生しやすい区間のみに事前にバックアップの為の予備ルートとして,配電線添架光ケーブル20を構成して2ルート化を図っておく。OPGW回線障害時は,事業所にある通信回線切替スイッチ6a,6bでOPGW回線障害時に自動的に迂回ルート回線(予備回線)に切り替えることで回線停止時間を短縮できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、OPGWシステムに関し、特に、OPGW回線障害が起こった際に利用するバックアップ技術に関する。
架空送電線の鉄塔上部の架空地線(避雷線)には、OPGW(光ファイバ)芯線が内蔵されており、発電所や変電所を通信ネットワークで接続している。この光ファイバ網を、光ファイバ複合架空地線(OPGW=composite fiber OPtical overhead Ground Wire)回線と呼ぶ。このOPGW回線は、架空送電線保護リレー回線等の重要な電力保安用通信回線に利用されている。
一方、近年,冬季から早春にかけて、OPGW回線障害が多発する傾向にある。これは、経年劣化等による被覆部ひび割れからの水の混入に起因するものと考えられる。OPGW障害時は,事業所間を配電線添架光ファイバケーブルで迂回ルートを構成していた。OPGW回線障害の場合、改修するのに架空送電線の停電作業となるケースが多く、所定の停電作業要求手続を経て、重負荷時を避けて行う必要がある。
また,近辺の配電線添架光ファイバケーブルルートを用いて迂回ルート(配電線添架)を構成するのも大変な労力と費用と時間がかかる。特に、架空送電線保護リレー回線等の重要な電力保安用回線が乗っており,社会的影響も大となる。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、OPGW回線障害の際に、速やかに迂回ルート(予備回線)に切替えることが可能なOPGWシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明によるOPGWシステムは、第1及び第2の光信号伝送装置と、前記第1及び第2の光信号伝送装置の間に設置された複数の鉄塔と、前記複数の鉄塔に架設された架空送電線と、前記架空送電線に並設されると共に前記第1及び第2の光信号伝送装置に接続され、前記光信号伝送装置の間で光信号の伝送を行う複数のOPGW芯線を有するOPGW回線が備えられ、前記OPGW回線の他に、通常時には使用されない予備の光ファイバケーブルが、前記第1及び第2の光信号伝送装置の間で光信号の伝送が可能な様に前記架空送電線に並設され、前記複数の鉄塔の第1の鉄塔及び第2の鉄塔には、前記予備の光ファイバケーブルを前記鉄塔から引き入れる為の接続箱が設けられ、前記第1の光信号伝送装置に接続されている前記予備の光ファイバケーブルは、前記第1の鉄塔の接続箱から引き出され、配電線に添架されている配電線添架光ファイバケーブルに接続され、前記配電線添架光ファイバケーブルは、前記第2の鉄塔の接続箱で、前記第1の光信号伝送装置に接続されている前記予備の光ファイバケーブルに接続されており、更に、前記第1及び第2の光信号伝送装置には、通常時に通信に用いられる前記OPGW回線を前記予備の光ファイバケーブルに切り換える切り換えスイッチが設けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記予備の光ファイバケーブルは、架空送電線の分岐等で、利用されないで残っているOPGW芯線と配電線添架光ファイバケーブルとを接続箱で接続して構築することを特徴とする。
従って、本発明のOPGWシステムによれば、OPGW回線障害時は,短時間で迂回ル−トに切り替えることができ,回線停止時間を短縮できる。また、本発明のOPGWシステムの構築自体も、冬季から早春(OPGW障害多発期間)までに、計画的に実施でき、工事費用も割安となる。
図1は、本発明の一実施形態であるOPGW障害時の予備回線切替のためのOPGWシステムを示す概略図である。ここで、A事業所〜B事業所間には、複数の鉄塔10が設置されており、架空送電線12が架設されている。また、鉄塔上部の架空地線には、OPGW(光ファイバ)芯線が内蔵されており、鉄塔数基ごとに鉄塔上部の融着箱14a、14bで融着接続している。この融着箱14a、14bから、適宜、OPGW芯線を引き出して利用することが出来る。
一般的に、OPGWシステムでは、冬〜春先にかけて、障害が発生することが多く、また、どこでも同じように障害が起こるのではなく、特に頻度の高い区間が存在する。本発明によるOPGWシステムでは、この障害多発区間に,迂回ル−トを事前に構成する。
その目的のために、予備の光ファイバケーブルを、通常の光ファイバケーブルと併設する。実際には、OPGW芯線は架空送電線の分岐等で、空き芯線が利用されないで残っているケースがあるので,これを有効活用する。
この予備の光ファイバケーブルを、迂回ルートとして利用する。例えば、OPGW障害多発区間を挟んで、最も近い融着箱が融着箱14aと融着箱14bとする。融着箱14aから、予備のOPGW芯線を引き出して、そこに連絡光ファイバケーブル17aの芯線と融着接続する。連絡光ファイバケーブルは、鉄塔下部に設けられた接続箱18aで光コネクタ接続を行う。そして、融着箱14b迄、配電線ルートに沿ってケーブル支持体16により配電線添架用光ファイバケーブル20を敷設する。融着箱14bでは、やはり、対応する予備のOPGW芯線を引き出して、そこに、連絡光ファイバケーブル17bの芯線と融着接続し、鉄塔下部に設けられた接続箱18bで光コネクタ接続を行い、配電線添架用光ファイバケーブル20と接続する。これで迂回ルートが完成する。
図2は、鉄塔内の、光ファイバケーブルの接続を説明するための図である。ここで、融着箱14から引き出した連絡光ファイバケーブル17は、鉄塔10内に収めながら、接続箱18に収納される。そして、接続箱18内で、配電線添架用光ファイバケーブル20と光コネクタ接続される。
図3は、融着箱14内の、OPGW芯線の接続を説明するための図である。OPGWから引き出されたOPGW芯線の内、予備のOPGW芯線8bは、連絡光ファイバケーブル17により、鉄塔下部に設けられた接続箱へ下ろされる。一方、通常時に使用されるOPGW芯線8は隣接するOPGWへ接続される。
一方、A事業所及びB事業所では、通常の光ファイバケーブルを、この予備の光ファイバケーブルに切り換える通信回線切替スイッチ6a、6bが設けられている。この切替スイッチ6a、6bは、光ファイバケーブルに光信号を入力する光信号伝送装置4a、4bの伝送路側に設けられている。
OPGW回線障害時は,A事業所及びB事業所にある切替スイッチ6a、6bによって、障害の生じた通常のOPGW回線を、予備の光ファイバケーブルに切り換える。これにより、迂回ル−トを構成し、直ちに障害を復旧させることが出来る。
以上、本発明を実施形態により説明したが、当業者にとっては、本発明が本願中に説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形例および実装例が、発明の上記の実施形態に対してなし得ることは明らかである。
例えば、対象となるOPGW回線と配電線添架光ファイバケーブル等の地図情報と、上記実施形態によるOPGWシステムとをリンクさせることで、迂回ルート(配電線添架)探索が効率的に行うことが出来る。
4a、4b 光信号伝送装置
6a、6b 通信回線切替スイッチ
8、8b OPGW芯線
9 OPGW
10 鉄塔
12 架空送電線
14、14a、14b 融着箱
17、17a、17b 連絡光ファイバケーブル
18、18a、18b 接続箱
20 配電線添架用光ファイバケーブル
6a、6b 通信回線切替スイッチ
8、8b OPGW芯線
9 OPGW
10 鉄塔
12 架空送電線
14、14a、14b 融着箱
17、17a、17b 連絡光ファイバケーブル
18、18a、18b 接続箱
20 配電線添架用光ファイバケーブル
Claims (2)
- 第1及び第2の光信号伝送装置と、前記第1及び第2の光信号伝送装置の間に設置された複数の鉄塔と、前記複数の鉄塔に架設された架空送電線と、前記架空送電線に並設されると共に前記第1及び第2の光信号伝送装置に接続され、前記光信号伝送装置の間で光信号の伝送を行う複数のOPGW芯線を有するOPGW回線が備えられ、
前記OPGW回線の他に、通常時には使用されない予備の光ファイバケーブルが、前記第1及び第2の光信号伝送装置の間で光信号の伝送が可能な様に前記架空送電線に並設され、
前記複数の鉄塔の第1の鉄塔及び第2の鉄塔には、前記予備の光ファイバケーブルを前記鉄塔から引き入れる為の接続箱が設けられ、
前記第1の光信号伝送装置に接続されている前記予備の光ファイバケーブルは、前記第1の鉄塔の接続箱から引き出され、配電線に添架されている配電線添架光ファイバケーブルに接続され、前記配電線添架光ファイバケーブルは、前記第2の鉄塔の接続箱で、前記第1の光信号伝送装置に接続されている前記予備の光ファイバケーブルに接続されており、
更に、前記第1及び第2の光信号伝送装置には、通常時に通信に用いられる前記OPGW回線を前記予備の光ファイバケーブルに切り換える切り換えスイッチが設けられていることを特徴とするOPGWシステム。 - 前記予備の光ファイバケーブルは、架空送電線の分岐等で、利用されないで残っているOPGW芯線と配電線添架光ファイバケーブルとを接続箱で接続して構築することを特徴とする請求項1に記載のOPGWシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003428108A JP2005191727A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | Opgwシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003428108A JP2005191727A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | Opgwシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005191727A true JP2005191727A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34787202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003428108A Pending JP2005191727A (ja) | 2003-12-24 | 2003-12-24 | Opgwシステム |
Country Status (1)
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-
2003
- 2003-12-24 JP JP2003428108A patent/JP2005191727A/ja active Pending
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