JP2005190139A - テープ記録媒体へのバックアップシステム及び方法 - Google Patents

テープ記録媒体へのバックアップシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 バックアップ対象のリストアに要する時間長をなるべく短くすることができるように、テープ記録媒体にバックアップ対象を記録する。
【解決手段】 優先度別バックアップ部9が、複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のグループリストア優先度を記録された優先度別テーブル13に基づき、第1要素グループに属する全てのバックアップ対象要素を、テープ記録媒体における連続した記録領域である第1連続領域にバックアップし、前記第1連続領域のテープ最後尾側に存在する第2連続領域に、前記第1要素グループよりもグループリストア優先度が低い第2要素グループに属する全てのバックアップ対象要素をバックアップする。
【選択図】図1

Description

本発明は、テープ記録媒体にバックアップ対象をバックアップするための技術に関する。
ディスクアレイ記憶装置等の磁気ディスク記憶装置に記憶されているバックアップ対象データを、磁気テープライブラリ等のテープ記憶装置が有するテープ記録媒体にバックアップするデータバックアップ技術は既に知られている。この種の技術の一つに、例えば、バックアップ対象データの重要度に基づいてバックアップスケジュール表を作成し、そのバックアップスケジュール表の内容に基づいて、テープ記録媒体にバックアップ対象データをバックアップするバックアップ管理装置がある(例えば特許文献1)。
特開2002−297427号公報(例えば段落51〜53)。
バックアップ対象データをリストアする場合には、テープ記録媒体からバックアップデータを読み出すことになる。リストアに要する時間長はできるだけ短い方がユーザにとって望ましい。
従って、本発明の目的は、バックアップ対象のリストアに要する時間長をなるべく短くすることができるように、テープ記録媒体にバックアップ対象を記録することにある。
本発明の他の目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
本発明に従うデータバックアップシステムは、1以上のバックアップ対象要素を有する要素グループをテープ記録媒体にバックアップするためのシステムであって、優先度別バックアップ手段を備える。優先度別バックアップ手段は、複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のグループリストア優先度を記憶するグループリストア優先度記憶手段が記憶する前記複数のグループリストア優先度に基づき、第1要素グループに属する全てのバックアップ対象要素を、テープ記録媒体における連続した記録領域(つまり一つの記録領域)である第1連続領域にバックアップし、前記第1連続領域のテープ最後尾側に存在する第2連続領域(例えば別の1つの記録領域)に、前記第1要素グループよりもグループリストア優先度が低い第2要素グループに属する全てのバックアップ対象要素をバックアップする。
本発明に従うシステムは、複数台のコンピュータマシンを備えるコンピュータシステムによって実現することも、1台のコンピュータマシンによって実現することも可能である。
本発明によれば、バックアップ対象のリストアに要する時間長をなるべく短くすることができるように、テープ記録媒体にバックアップ対象を記録することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、バックアップの対象となるデータファイル又はディレクトリを「バックアップ対象要素」と言い、1以上のバックアップ対象要素を含んだグループを「バックアップ対象要素グループ」と言い、バックアップ対象要素及びバックアップ対象要素グループの少なくとも一方を指す場合には単に「バックアップ対象」と言う。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータバックアップ装置を備えたバックアップシステムの構成例を示す。
図1(A)〜(C)を見れば分かるように、本実施形態に係るバックアップシステムには、バックアップ元記憶装置5と、テープ記憶装置3と、ソフトウェア、ハードウェア又はそれらの組合せであるデータ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7とが備えられる。
バックアップ元記憶装置5は、例えば、1又は複数のバックアップ対象要素を含んだバックアップ対象要素グループ(以下、単に「要素グループ」と言う)を記憶する記憶装置である。具体的には、例えば、バックアップ元記憶装置5は、アレイ状に配列された複数のハードディスクを備え、その複数のハードディスク上に設けられた論理的な記憶領域(この記憶領域はしばしば「論理ユニット」と呼ばれる)に要素グループを記憶するRAID(Redundant Array of Independent Inexpensive Disks)記憶装置である。
テープ記憶装置3は、1又は複数のテープ記録媒体(典型的には磁気テープ)を備え、要素グループのバックアップ先となる記憶装置(例えば磁気テープライブラリ)である。
データ分類部11は、所与の情報に基づいて、各要素グループのグループリストア優先度、及び、各要素グループに含まれる各バックアップ対象要素の要素リストア優先度を記述した優先度テーブル13を準備し、その優先度テーブル13を、このデータ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しないテーブル記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納する。
優先度別バックアップ部9は、テーブル記憶媒体に格納された優先度テーブル13を参照し、グループリストア優先度の高い順に要素グループを選択し、且つ、選択した要素グループの中から、要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素を選択し、選択した順にバックアップ対象要素を読出しテープ記憶装置3に書き込む。その結果、テープ記憶装置3が有するテープ記録媒体には、テープ先頭側からテープ最後尾側にかけて、グループリストア優先度の高い順に、要素グループが並び、且つ、各要素グループが記録されたテープ記憶領域内には、テープ先頭側からテープ最後尾側にかけて、要素リストア優先度の高い順に、バックアップ対象要素が並ぶ。そして、各要素グループが記録されたテープ記憶領域には、その要素グループのみが連続的に存在し、他の要素グループに属するバックアップ対象要素は存在しない。つまり、1又は複数のテープ記録媒体において、各要素グループのデータ記録領域は1つであり、その要素グループが分散して記録されることは無い。同様に、各バックアップ対象要素が記録されたテープ記憶領域には、そのバックアップ対象要素のみが連続的に存在し、他のバックアップ対象要素は存在しない。つまり、1又は複数のテープ記録媒体において、各バックアップ対象要素のデータ記録領域は1つであり、そのバックアップ対象要素が分散して記録されることは無い。
優先度別リストア部7は、所定タイミング又はユーザ任意のタイミングで、テープ記録媒体の所定位置から最後尾側にテープを先送りしつつ順次データを読出し、読み出したデータを、この優先度別リストア部7を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しないリストア記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納する。これにより、リストア記憶媒体には、グループリストア優先度の高い順に要素グループがリストアされ、その際、各要素グループに含まれるバックアップ対象要素は、要素リストア優先度の高い順にリストアされる。
上述したデータ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7は、例えば図1(A)に示すように、1台のコンピュータマシン(このマシンを以下「情報処理端末」と言う)1に備えられても良い。この場合、情報処理端末1は、バックアップ元記憶装置5及びテープ記憶装置3に接続しており、データ分類部11によって作成された優先度テーブル13を記憶したり、バックアップ元記憶装置5からバックアップ対象要素を読出してテープ記憶装置3にバックアップしたり、テープ記憶装置3からバックアップ対象要素を読み出してバックアップ元記憶装置5内にリストアしたりしても良い。
また、上述したデータ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7は、複数台のコンピュータマシンに分散して備えられても良い。
具体的には、例えば図1(B)に示すように、第1のコンピュータマシン(このマシンを以下「バックアップ元端末」と言う)17にデータ分類部11が備えられ、第2のコンピュータマシン(このマシンを以下「バックアップ先端末」と言う)15に優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7が備えられても良い。この場合、バックアップ元端末17とバックアップ先端末15が例えば通信ネットワーク21(一例として、Fiber-Channel Storage Area Network(FC−SAN)又はInternet-Protocol SAN(IP−SAN))を介して接続されている。バックアップ元端末17は、バックアップ元記憶装置5に接続しており、データ分類部11によって作成された優先度テーブル13を記憶したり、バックアップ先端末15からのバックアップ指示に従って、バックアップ元記憶装置5からバックアップ対象要素を読出してバックアップ先端末15に送信したり、バックアップ先端末15から受信したバックアップ対象要素又はユーザの操作に応じて生成したライト対象データをバックアップ元記憶装置5内に格納したりしても良い。バックアップ先端末15は、バックアップ元端末17にバックアップ指示をしそれに応答して受信したバックアップ対象要素をテープ記憶装置3に書き込んだり、テープ記憶装置3から読み出したバックアップ対象要素(リストア対象データ)をバックアップ元端末17に送信したりしても良い。
また、例えば図1(C)に示すように、図1(B)に示した例において、バックアップ元端末17が備えるデータ分類部11によって作成された優先度テーブル13は、バックアップ元端末17から通信ネットワーク21を介して第3のコンピュータマシン(このマシンを以下「指示端末」と言う)19に送信されて、その指示端末19が備えるにテーブル記憶媒体に格納されても良い。この場合、指示端末19は、バックアップ指示コマンド及び/又はリストア指示コマンド(以下、単に「指示コマンド」と言う)を、バックアップ元端末17及び/又はバックアップ先端末15に送信しても良い。バックアップ元端末17は、指示端末19から指示コマンドを受信した場合、そのコマンドに応答して、バックアップ先端末15に、バックアップを指示、及び/又は、リストアしたいバックアップ対象要素の読出しを指示しても良い。バックアップ先端末19は、指示端末から受信した指示コマンドに応答して、指示端末19内の優先度テーブル13に基づき、バックアップ対象要素の読み出し順序をバックアップ先端末15に送信しそれに応答してグループリストア優先度及び要素リストア優先度の高い順にデータを受信しても良い、及び/又は、テープ記憶装置3からバックアップ対象要素を読み出してバックアップ元端末17に送信しても良い。指示端末19は、指示コマンドの送信後、所定のタイミングで(例えば定期的に)、バックアップ元端末17及び/又はバックアップ先端末15におけるバックアップ処理状態(例えば、バックアップが済んだバックアップ対象要素及び要素グループは何か)及び/又はリストア処理状態(例えば、リストアが済んだバックアップ対象要素及び要素グループは何か)を判別しても良い。
このように、上述したデータ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7は、1又は複数台のコンピュータマシンに備えることができる(図1(A)〜(C)は単なる例であって、それらに限定する必要は無く、他の態様で備えることは勿論可能である)。なお、上述したコンピュータマシン1、15、17及び19は、パーソナルコンピュータ等であり、ハードウェア的には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、揮発性及び/又は不揮発性のメモリ(例えばRAM、EEPROM又はROM)及びハードディスク等の記憶媒体(以下、これを「端末記憶媒体」と言う)を備える。また、コンピュータマシン1、15、17及び19は、ソフトウェア的には、例えば、UNIX又はWindows(登録商標)等のOS(オペレーティングシステム)と、そのOS上で種々の処理を実行するアプリケーションプログラムを備えている。データ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7の少なくとも1つは、OSに組み込まれても良いし、OSの上位ソフトウェアとして機能しても良い。例えば、データ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7がコンピュータプログラムの場合、CPUが、メモリ又はハードディスクから所定のコンピュータプログラム(例えばデータ分類部11)を読込むことで、読込んだコンピュータプログラム(例えばデータ分類部11)に特有の情報処理装置としてコンピュータマシン1、15及び17が機能する。
以下、データ分類部11、優先度別バックアップ部9及び優先度別リストア部7の各々が実行する処理内容について詳細に説明する。
まず、データ分類部11が実行する処理内容について説明する。
データ分類部11は、第1の処理として、リストア優先順位に基づく2種類の要素グループ定義ファイルを準備する処理を実行する。
図2は、データ分類部11によって準備される2種類の要素グループ定義ファイルの一例を示す。
図2(A)に示すように、第1の要素グループ定義ファイル31には、複数の要素グループ種別と、各要素グループ種別に対応したグループ種別ランクとが記録される。要素グループ種別は、例えば、「業務Aデータ」、「業務Bデータ」、・・・「その他」のように記録される。また、グループ種別ランクは、例えば、1、2、・・・25のように数字で表される(例えば、最も若い数字が最も種別ランクが高い)。
また、図2(B)に示すように、第2の要素グループ定義ファイル32には、2以上のリストアタイミング種別と、それら2以上のリストアタイミング種別にそれぞれ対応した2以上のリストア種別ランクが記録される。具体的には、例えば、リストア種別ランクが最も高いもの(ランク「1」)として、リストアタイミング種別「最優先(システムのリブート後)」が記録され、次にリストア種別ランクが高いもの(ランク「2」)として、リストアタイミング種別「夜間バッチ」が記録され、リストア種別ランクが最も低いもの(ランク「3」)として、リストアタイミング種別「ユーザから要求があった場合」が記録される。
データ分類部11は、ユーザインターフェース(例えばキーボード)を介してユーザから入力された情報に基づいて、これら第1及び第2の要素グループ定義ファイル31、32を準備する。換言すれば、第1及び第2の要素グループ定義ファイル31、32は、ユーザによって準備される。準備された第1及び第2の要素グループ定義ファイル31、32は、このデータ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しない定義ファイル記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納される。
さて、データ分類部11は、第2の処理として、複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のリストアタイミングを記述したグループリストアタイミングテーブル33を準備する処理を実行する。
図3は、データ分類部11によって準備されるグループリストアタイミングテーブル33の一例を示す。
グループリストアタイミングテーブル33には、複数の要素グループ名称と、各要素グループ名称に対応付けられたグループリストア優先度、要素グループ種別及びリストアタイミングとが記録される。グループリストア優先度は、例えば、1、2、・・・26のように数字で表される(例えば、最も若い数字が最も優先度が高い)。
このリストアタイミングテーブル33は、ユーザによって準備されても良いし、上述した2種類の要素グループ定義ファイル31、32等に基づいて自動的に作成されても良い。以下、後者の場合について、具体例を説明する。
第2の要素グループ定義ファイル32には、各リストアタイミング種別に対応付けられたグループ種別ランク範囲(1又は複数のグループ種別ランク)が定められている。また、各要素グループ名称とそれに対応した要素グループ種別が記録されたグループ情報ファイル(図示せず)が、データ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しないグループ情報ファイル記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納されている。
データ分類部11は、グループ情報ファイルと、第1の要素グループ定義ファイルとに基づいて、複数の要素グループの各々に対してグループリストア優先度を付与する。その際、データ分類部11は、要素グループ種別ランクが同じである2以上の要素グループが存在する場合には、所定の方法で(例えば、ランダムで、又は、予め定義された要素グループランクに従って)、それら2以上の要素グループに優劣をつけて、異なるグループリストア優先度を設定する。
このようにして、各要素グループに対してグループリストア優先度を設定した後、データ分類部11は、そのグループリストア優先度と、各要素グループのグループ種別ランクと、グループ種別ランク範囲が対応付けられたリストアタイミング種別(つまり第2の要素グループ定義ファイル32)とに基づいて、各要素グループのリストアタイミングを設定する。その際、データ分類部11は、リストアタイミング種別が同じである2以上の要素グループが存在する場合には、要素グループ優先度に従って、それら2以上の要素グループに優劣をつけ、異なるリストアタイミングを設定する。例えば、グループ名称「グループA」及び「グループB」に、同一のリストアタイミング種別として「最優先(システムのリブート後)」が対応している場合、データ分類部11は、グループリストア優先度が「グループB」よりも高い「グループA」が先にリストアされるように、「グループA」に対してリストアタイミングを設定し、「グループB」には、「グループA」の次にリストアされるようなリストアタイミングを設定する。
以上の例示した方法により、データ分類部11は、グループリストアタイミングテーブル33を生成することができる。生成されたこのテーブル33は、データ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しないタイミングテーブル記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納される。
さて、データ分類部11は、第3の処理として、要素リストア優先度定義テーブルに基づいて、各要素グループ内の1以上のバックアップ対象要素の各々に要素リストア優先度を付与する処理を実行する。
図4は、要素リストア優先度定義テーブル34の一例を示す。
要素リストア優先度定義テーブル34は、データ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しない定義テーブル記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納されている。要素リストア優先度定義テーブル34には、1又は複数の要素リストア優先度条件(例えば、バックアップ対象要素の属性条件)と、その優先度条件にマッチする場合に付与される要素リストア優先度とが記録されている。また、或る優先度条件には、1以上のサブ優先度条件と、各サブ優先度条件にマッチする場合に付与される要素リストア優先度とが記録されている。
第1の要素リストア優先度条件として、バックアップ対象要素の共有ユーザ数に関する条件、具体的には、例えば、「共有するユーザの多いファイル/ディレクトリ」がある。それのサブ優先度条件として、例えば、「10以上20人未満」、「20以上30人未満」及び「30人以上」がある。この図の例によれば、共有ユーザ数が10以上20人未満のファイル及び/又はディレクトリには、要素リストア優先度として「1」が付与される。なお、要素リストア優先度は、グループリストア優先度と異なり、若い数字ほど優先度は低くなる(すなわち、図示の例では、「1」が最も要素リストア優先度が低く、「5」が最も要素リストア優先度が高いことを意味する)。
第2の要素リストア優先度条件として、ファイルの拡張子又はキーワード(ファイル名又はファイル内の文書に含まれるキーワード)に関する条件、具体的には、例えば、「拡張子やキーワードから重要なファイルであると判断されたファイル」がある。それのサブ優先度条件として、例えば、「.conf」及び「.sys」がある。この図の例によれば、拡張子として「.conf」を有するファイルには、要素リストア優先度として「2」が付与される。
第3の要素リストア優先度条件として、更新回数及び/又は参照頻度に関する条件、具体的には、例えば、「更新回数及び/又は参照頻度が高いファイル」がある。それのサブ優先度条件として、例えば、「更新回数又は参照頻度が10以上のファイル」がある。なお、ここで言う「参照頻度」とは、一定期間(例えば1週間)における参照回数のことである。
第4及び第5の要素リストア優先度条件として、バックアップ対象要素に付加されている情報種類に関する条件、具体的には、例えば、「ACLが設定されているファイル」や、「quota情報」がある。なお、「ACL」とは、access control listの略語であり、どのユーザ又はどのユーザグループがファイルのアクセスや修正の権限を持つか等の情報が記述されたアクセス制御リストである。また、「quota情報」とは、ディスクストレージの利用に一定の制限を課すための情報(例えば、一人のユーザが使用可能なファイル数又は大きさの上限を表す情報)である。
この要素リストア優先度定義テーブル34は、ユーザによって適宜に編集(情報の追加、削除又は変更)されても良い。例えば、要素リストア優先度がより細かく設定されるような要素リストア優先度条件及びサブ優先度条件が設定されても良い。具体的には、例えば、バックアップ対象要素がディレクトリであって、そのディレクトリに複数のファイルが含まれている場合に、どのようにしてそのディレクトリに要素リストア優先度が付与されるのかが記録されても良い。より具体的には、例えば、幾つ以上のファイルが拡張子「.conf」を有していればそのディレクトリに要素リストア優先度「2」を付与するのかが記録されても良い。また、例えば、「共有するユーザの多いファイル/ディレクトリ」の優先度条件として、sambaでのCIFS(Common Internet File System)共有において、smb.confとsmbpasswdからファイル/ディレクトリを共有する人数に応じて要素リストア重要度をさらに細かく設定しても良い。
データ分類部11は、この要素リストア優先度定義テーブル34に基づいて、各要素グループ内の1以上のバックアップ対象要素の各々に要素リストア優先度を付与する第3処理を実行し、その第3処理結果(すなわち、各バックアップ対象要素とそれの要素リストア優先度)を、所定記憶媒体(例えばRAM等のメモリ)に記憶させる。
その後、データ分類部11は、記憶された第3処理結果等に基づいて、優先度テーブル13を作成し、その優先度テーブル13を、データ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しない所定記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納する。
図5は、優先度テーブル13の一例を示す。
優先度テーブル13には、複数のバックアップ対象要素(ファイル又はディレクトリ)へのパスと、各バックアップ対象要素の要素リストア優先度及びその要素を有する要素グループの名称とが記録される。この優先度テーブル13は、例えば以下のようにして作成される。
データ分類部11を備えるコンピュータマシン内部又は外部の図示しない所定記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)にグループ要素情報(図示せず)が記憶されている。グループ要素情報は、各要素グループの名称と、その要素グループに含まれる1以上のバックアップ対象要素のパスとが対応付けられた情報である。
データ分類部11は、グループ名称、要素リストア優先度及びバックアップ対象要素の全てがブランクになった優先度テーブル13を準備し、上述のグループ要素情報を参照して、バックアップ対象要素のパス及びその要素に対応したグループ名称を、準備した優先度テーブル13に書き込む。そして、データ分類部11は、記憶された第3処理結果に基づいて、各バックアップ対象要素パスに対応する要素リストア優先度を優先度テーブル13に書込む。それにより、優先度テーブル13の中身が、図5に例示した内容になる。
その後、データ分類部11は、図6に示すように、優先度テーブル13上の複数のレコード(グループ名称、要素リストア優先度及びバックアップ対象要素パスの一群)を、グループリストアタイミングテーブル33に記録されたグループリストア優先度と、記憶された第3処理結果における要素リストア優先度とに基づいてソートする。具体的には、データ分類部11は、優先度テーブル13上の複数のレコードを、要素グループ単位に纏め、要素グループ単位に纏められた2以上のレコード群を、グループリストア優先度の高い順にソートする。そして、データ分類部11は、要素グループ単位に纏められた2以上のレコード群における1以上のレコードを、要素リストア優先度の高い順にソートする。それにより、優先度テーブル13の中身が、図6に例示した内容になる。
以上が、データ分類部11が実行する処理内容についての説明である。次に、優先度別バックアップ部9が実行する処理内容について説明する。
優先度別バックアップ部9は、バックアップ元記憶装置5内の要素グループを読み出して新規にテープ記録媒体に書込む新規バックアップ処理と、バックアップ済みの要素グループをテープ記録媒体から読み出して一旦リストアしその後でその要素グループを別のテープ記録媒体にバックアップする編集バックアップ処理とを実行する。
新規バックアップ処理では、例えば以下の処理が実行される。
優先度別バックアップ部9は、複数のレコードがソートされた後の優先度テーブル13(図6参照)に基づいて、バックアップ元記憶装置5から、グループリストア優先度の高い順且つ要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素を読み出していき、それを、テープ記憶装置3が有する第1のテープ記録媒体に書込んでいく(バックアップ対象要素が複数のファイルを有するディレクトリの場合は、所定の又は任意の順序で各ファイルの読出し及び書込みを実行する)。そして、優先度別バックアップ部9は、第1のテープ記録媒体の最後尾までバックアップ対象要素を書き込んだ場合には、テープ記憶装置3内の第2のテープ記録媒体を選択し、その第2のテープ記録媒体の先頭から次のバックアップ対象の書き込みを行う。その際、例えば、優先度別バックアップ9は、要素グループのデータサイズと、テープ記録媒体の記録可能データサイズとを把握し、把握された2種類のデータサイズに基づいて、どの要素グループまで第1のテープ記録媒体に書込み、どの要素グループから第2のテープ記録媒体に書き込むようにするかを判別しても良い(なお、要素グループのデータサイズは、例えば、各要素グループ中の各バックアップ対象要素のデータサイズに基づいて把握されても良い)。それにより、1つの要素グループが2つのテープ記録媒体に分かれて記録されてしまうのが防止される。
このように、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13に基づき、グループリストア優先度と要素リストア優先度のうちグループリストア優先度を優先して、まず、最もグループリストア優先度の高い要素グループを選択する。次に、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13を参照し、その選択した要素グループ中から、要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素を選択していき、そして、そのバックアップ対象要素のパスに従って、バックアップ対象要素をバックアップ元記憶装置5から読み出しテープ記録媒体に書き込む。この一連の処理を、全ての要素グループについて、グループリストア優先度の高い順に行っていく。その結果、図7(A)に示すように、第1テープ記録媒体及び第2テープ記録媒体には、要素グループ単位で連続的にデータが記録される(換言すれば、1つの要素グループは、テープ記録媒体上の一つの記録領域にのみ記録され、複数の記録領域に分散して記録されない)。また、各要素グループが記録された各記録領域には、図7(B)に示すように、その要素グループに含まれる1以上のバックアップ対象要素が、要素リストア優先度の高い順に、テープ記録媒体の先頭側から最後尾側へ連続的に記録される(因みに、図7(B)は、グループ名称が「グループB」である要素グループについての例である)。
また、優先度別バックアップ部9は、図8に示すように、優先度テーブル13に、各バックアップ対象要素毎に、その要素のバックアップ先のテープ記録媒体識別情報(例えばテープ番号)を追記する。これにより、どのバックアップ対象要素がどのテープ記録媒体に記録されているのかを識別することができる。その際、特に図示しないが、優先度別バックアップ部9は、テープ記録媒体識別情報に加えて、各要素グループ毎に、テープ記録媒体における読出し開始位置を記録しても良い。
以上が、新規バックアップ処理についての説明である。次に、編集バックアップ処理について説明する。なお、新規バックアップ処理と重複する部分がある場合には、その部分についての説明は省略又は簡略する。
編集バックアップ処理は、次のような場合に行なわれる。例えば、1以上の要素グループが第1の新規バックアップ処理によってバックアップされた後、1以上の別の要素グループが第2の新規バックアップ処理によって別のテープ記録媒体にバックアップされ、それら1以上の要素グループと別の要素グループとを纏める第1の場合に、編集バックアップ処理が実行される。また、例えば、新規バックアップ処理によってバックアップされた各要素グループのグループリストア優先度、及び/又は、バックアップ対象要素の要素リストア優先度とが、種々の原因(例えば要素リストア優先度条件が変更された等)によって変わる第2の場合に、編集バックアップ処理が実行される。以下、その第2の場合を例に採り、図9を参照して、編集バックアップ処理について詳細に説明する。
データ分類部11によって、上述した第1〜第3処理が実行されることで、編集バックアップ処理に使用する編集時のグループリストアタイミングテーブル33(図3参照)と、編集時の要素リストア重要度定義テーブル34(図4参照)とが準備される。
優先度別バックアップ部9は、図9(A)〜(C)に示すように、編集時のグループリストアタイミングテーブル33及び要素リストア重要度定義テーブル34と、前回のバックアップ処理時の優先度テーブル13(テープ番号が付加されたもの)とに基づき、必要に応じて、テープ記録媒体3Aを先送りしたり巻き戻ししたりして、編集時のグループリストア優先度が高い順且つ要素リストア優先度が高い順に、バックアップ対象要素をテープ記録媒体3Aから読出して一旦バックアップ元記憶装置5(又は別の記憶媒体)に記憶させる(つまりリストアする)。そして、優先度別バックアップ部9は、バックアップ対象要素をリストアする都度に、そのバックアップ対象要素を別のテープ記録媒体3Bにバックアップする。それにより、編集時のバックアップ先である別のテープ記録媒体3Bには、グループリストア優先度の高い順に複数の要素グループが並び、且つ、各要素グループの記憶領域内には、要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素が並ぶようにする。
以上の処理は、リストアされる複数の要素グループのトータルデータサイズが、リストア先の記憶媒体の記憶可能データサイズよりも大きい場合に行なうのが好ましいと考えられる。もし、リストアされる複数の要素グループのトータルデータサイズが、リストア先の記憶媒体の記憶可能データサイズ以下の場合には、優先度別バックアップ部9は、全ての要素グループをリストアした後で、各要素グループ内の各バックアップ対象要素を順次別のテープ記録媒体3Bにバックアップしても良い。
また、優先度別バックアップ部9は、編集バックアップ処理の際、図10に示すように、各要素グループの差分要素グループのみをバックアップしても良い。
ここで、差分要素グループとは、新規バックアップ処理のときにバックアップされた要素グループ(以下、新規要素グループ)と、編集後のその要素グループ(以下、編集後要素グループ)との差分(つまり、1回目にバックアップされた要素グループとの差分)、例えば、新たに追加された1以上のバックアップ対象要素、又は、新規要素グループに含まれる1以上のバックアップ対象要素のうち編集が行われたバックアップ対象要素である。
このような差分要素グループが生じた場合、例えば、優先度別バックアップ部9は、図10(A)に示すように、第2テープ記録媒体における或る位置で新規バックアップ処理が終了したのであれば、1以上の差分要素グループを、その或る位置から最後尾側にかけてバックアップする差分バックアップ処理を行う(その際、優先度別バックアップ部9は、1以上の差分要素グループに対してもグループリストア優先度及び要素リストア優先度の高い順にバックアップを行う)。
その後、優先度別バックアップ部9は、上述した編集バックアップ処理を行うことで、その編集バックアップ処理でのバックアップ先テープ記録媒体において、新規バックアップ処理でバックアップされた要素グループと、差分バックアップ処理でバックアップされた、その要素グループと同一グループの差分要素グループとを連続的に繋がらせる。これにより、編集バックアップ処理でのバックアップ先テープ記録媒体において、新規要素グループとそれの差分要素グループとが一続きになるので、無駄なテープの先送りや巻き戻しをすることなく高速に要素グループのリストアが可能になる。
なお、その編集バックアップ処理では、新規要素グループとそれの差分要素グループとにおいて重複する部分は、図10(C)に示すように、上書きされても良い。具体的には、例えば、優先度別バックアップ部9は、要素グループA中の各バックアップ対象要素のパスと、差分要素グループ1A中の各バックアップ対象要素のパスとを比較し、一致するパスがあれば、そのパスについて、要素グループA中のバックアップ対象要素を削除し、代わりに、差分要素グループ1A中のバックアップ対象要素を記録する。それにより、その部分だけ空き記録可能領域40が生じ、限られたテープ記録可能領域の消費を抑えることができる。
以上が、優先度別バックアップ部9が実行する処理内容についての説明である。次に、優先度別リストア部7が実行する処理内容について説明する。
優先度別リストア部7は、上述した図示しないタイミングテーブル記憶媒体に記憶されたグループリストアタイミングテーブル33を読出し、そのテーブル33に記録されたリストアタイミングに基づいて、テープ記録媒体4から要素グループを読出し、バックアップ元記憶装置5(又は別の記憶装置)にリストアする。
ここで、図3に例示したタイミングテーブル33を例に採って説明すると、図11に示すように、リストアタイミング種別が「最優先(システムのリブート後)」である要素グループA〜Vは、システムのリブート後に、テープ記録媒体4の所定位置(例えば先頭位置)から最後尾側へテープを先送りしつつ順次データを読み出すだけで、グループリストア優先度の高い順である要素グループA〜Vの順に要素グループがリストアされる。その際、各要素グループは、要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素がリストアされる。
また、図12に示すように、リストアタイミング種別が「夜間バッチ」である要素グループW〜Xは、夜間始まりの時刻になった後に、同一テープ記録媒体4の別の位置又は別テープ記録媒体4の所定位置から最後尾側へテープを先送りしつつ順次データを読み出すだけで、グループリストア優先度の高い順である要素グループW〜Xの順に要素グループがリストアされる(その際、優先度別リストア部7は、優先度テーブル13に書かれた各読出し開始位置を参照して、夜間始まり時刻までに、夜間に最初にリストアする要素グループWの読出し開始位置に、テープ記憶装置3のヘッドの位置を移動させて待機させておいても良い)。また、優先度別リストア部7は、夜間終了時刻までに、夜間バッチ対象の全ての要素グループのリストアが終了しない場合には、夜間終了時刻でそのリストアを一旦終了し、次の夜間始まり時刻からリストアの続きを行っても良い。また、その際、優先度別リストア部7は、一つの要素グループのリストアが、夜間終了時刻と次の夜間始まり時刻とに分かれないようにするために、その要素グループのリストアを開始する前に、その要素グループのデータサイズと、現在時刻から夜間終了時刻までの時間長とに基づいて、その要素グループのリストアを、夜間終了時刻までに終えられるか否かの推定を行い、否定的な推定結果になった場合には、夜間終了時刻になっていなくても夜間バッチによるリストア処理を終えても良い。
また、図13に示すように、優先度別リストア部7は、リストアタイミング種別が「ユーザから要求があった場合」である要素グループY又はZについては、自動でリストアを開始することはせず、ユーザから要求があった場合に、要素グループY又はZのリストアを行う。その際、優先度別リストア部7は、ユーザから指定された要素グループY又はZのみ読出してリストアしても良いし、或いは、ユーザから単にリストア指令を受けた場合に、リストアタイミング種別が「ユーザから要求があった場合」である全ての要素グループY〜Zを読み出してリストアしても良い。
以上が、優先度別リストア部7についての説明である。
以下、要素グループのバックアップからリストアまでの流れの一例を、図14以降のフローチャートを参照して説明する。
図14は、新規バックアップ処理のフローチャートを示す。
まず、データ分類部11が、複数の要素グループ種別にそれぞれ対応した複数のグループ種別ランクが記録された第1の要素グループ定義ファイル31(図2(A)参照)を所定記憶媒体(例えばRAM等のメモリ)上に準備する(ステップS1)。
また、データ分類部11が、2以上のリストアタイミング種別にそれぞれ対応した2以上のリストア種別ランクが記録された第2の要素グループ定義ファイル32(図2(B)参照)を所定記憶媒体(例えばRAM等のメモリ)上に準備する(S2)。
次に、データ分類部11は、その第1及び第2の要素グループ定義ファイル31、32等に基づいて、各要素グループのリストアタイミングを決定し、決定された各リストアタイミングを記録したグループリストアタイミングテーブル33(図3参照)を所定記憶媒体(例えばRAM等のメモリ)上に準備する(S3)。
次に、データ分類部11は、要素リストア優先度定義テーブル34(図4参照)に基づいて、各要素グループ内の1以上のバックアップ対象要素の各々に要素リストア優先度を付与する処理を実行し(S4)、その付与処理結果を所定記憶媒体に記憶させる。
その後、データ分類部11は、記憶された上記付与処理結果等に基づいて、優先度テーブル13を作成し(S5)、その優先度テーブル13を所定記憶媒体(例えばメモリ又はハードディスク)に格納する。
そして、データ分類部11は、優先度テーブル13上の複数のレコード(グループ名称、要素リストア優先度及びバックアップ対象要素パスの一群)を、グループリストアタイミングテーブル33に記録されたグループリストア優先度と、記憶された第3処理結果における要素リストア優先度とに基づいてソート、つまり、バックアップする順にソートする(S6)。
その後、優先度別バックアップ部9が、複数のレコードがソートされた後の優先度テーブル13(図6参照)に基づいて、バックアップ元記憶装置5から、グループリストア優先度の高い順且つ要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素を読み出していき、それを、テープ記録媒体に書込んでいく。また、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13に、各バックアップ対象要素毎に、その要素のバックアップ先のテープ番号を追記する(S7)。
全ての要素グループについてS7の処理が完了すると、新規バックアップ処理の終了となる。
図15は、リストアされる複数の要素グループのトータルデータサイズが、リストア先の記憶媒体の記憶可能データサイズよりも大きい場合に行なわれる編集バックアップ処理のフローチャートを示す。
まず、データ分類部11が、上述のS1〜S4と同様の処理を実行する(S11〜S14)。
次に、優先度別バックアップ部9が、この編集バックアップ処理でバックアップする全ての要素グループについて、編集時のグループリストア優先度且つ要素リストア優先度の高い順に、以下のS15〜S18の処理を実行する。
すなわち、優先度別バックアップ9は、S15において、ターゲット要素グループ(初めてこのS15を行う場合にはグループリストア優先度の最も高いグループ)中の1以上バックアップ対象要素を、要素リストア優先度の高い順に、バックアップ元(例えばテープ記録媒体)から読出し所定記憶媒体(メモリ又はハードディスク)上にリストアする。
その際、優先度別バックアップ部9は、1つのバックアップ対象要素(例えば、これがディレクトリの場合には、そのディレクトリ内の1つのファイル)をリストアする都度に、又は、ターゲット要素グループ中の全てのバックアップ対象要素をリストアした場合に、新たな優先度テーブル13を作成するか、或いは、作成済みのその優先度テーブル13に、所定情報(例えば要素バス等)を記録する(S16)。その後、優先度別バックアップ部9は、編集時のグループリストア優先度且つ要素リストア優先度の高い順に、優先度テーブル13上の1以上のレコードをソートする(S17)。
その後、優先度別バックアップ部9は、レコードがソートされた後の優先度テーブル13に基づいて、リストア先の上記所定記憶媒体から、グループリストア優先度の高い順且つ要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素を読み出していき、それを、テープ記録媒体に書込んでいく。また、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13に、各バックアップ対象要素毎に、その要素のバックアップ先のテープ番号を追記する(S18)。
優先度別バックアップ部9は、以上のS15〜S18の処理を、編集バックアップ処理によってバックアップする全ての要素グループについて行う(S19でN)。そして、それが終了すれば(S19でY)、この編集バックアップ処理の終了となる。
図16は、リストアされる複数の要素グループのトータルデータサイズが、リストア先の記憶媒体の記憶可能データサイズ以下の場合に行なわれる編集バックアップ処理のフローチャートを示す。
まず、データ分類部11が、上述のS1〜S4と同様の処理を実行する(S21〜S24)。
次に、優先度別バックアップ部9が、新規バックアップ処理において作成された優先度テーブル13を参照し、この編集バックアップ処理でバックアップする全ての要素グループを、バックアップ元(例えばテープ記録媒体)から読出し所定記憶媒体(メモリ又はハードディスク)上にリストアする(S25)。
次に、優先度別バックアップ部9は、S21〜24の処理結果に基づいて、編集時の優先度テーブル13を作成し(S26)、その優先度テーブル13上の複数のレコードを、編集時のグループリストア優先度且つ要素リストア優先度の高い順にソートする(S27)。
その後、優先度別バックアップ部9は、レコードがソートされた後の優先度テーブル13に基づいて、リストア先の上記所定記憶媒体から、編集時のグループリストア優先度の高い順且つ要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素を読み出していき、それを、テープ記録媒体に書込んでいく。また、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13に、各バックアップ対象要素毎に、その要素のバックアップ先のテープ番号を追記する(S28)。
全ての要素グループについてS28の処理が完了すると、この編集バックアップ処理の終了となる。
図17は、差分要素グループの編集バックアップ処理のフローチャートを示す。
まず、データ分類部11が、上述のS1〜S4と同様の処理を実行する(S31〜S34)。
次に、優先度別バックアップ部9が、この編集バックアップ処理でバックアップする全ての要素グループについて、編集時のグループリストア優先度且つ要素リストア優先度の高い順に、以下のS35〜S41の処理を実行する。
すなわち、優先度別バックアップ9は、S35において、ターゲット要素グループ(初めてこのS35を行う場合にはグループリストア優先度の最も高いグループ)中の1以上バックアップ対象要素を、要素リストア優先度の高い順に、バックアップ元(例えばテープ記録媒体)から読出し所定記憶媒体(メモリ又はハードディスク)上にリストアする。
また、優先度別バックアップ9は、S35と同様にして、S35でリストアした要素グループの差分要素グループ中の1以上バックアップ対象要素を、要素リストア優先度の高い順に、バックアップ元(例えばテープ記録媒体)から読出し所定記憶媒体(メモリ又はハードディスク)上にリストアする(S36)。
その際、優先度別バックアップ部9は、1つのバックアップ対象要素をリストアする都度に、又は、要素グループ中の全てのバックアップ対象要素をリストアした場合に、新たな優先度テーブル13を作成するか、或いは、作成済みのその優先度テーブル13に所定情報(例えば要素バス等)を記録する(S37)。その後、優先度別バックアップ部9は、編集時のグループリストア優先度且つ要素リストア優先度の高い順に、優先度テーブル13上の1以上のレコードをソートする(S38)。
次に、優先度別バックアップ部9は、新規要素グループとそれの差分要素グループとのうち、重複する部分を上書きするか否かの判断を行う(S38)。この判断は、例えば、ユーザにその旨を問い合わせてそれに応答してどのような答えが入力されたかや、或いは、重複部分がある場合に上書きする又はしないのどちらが予め設定されているかに基づいて行われる。
S38において、上書きしないと判断した場合(S38でN)、優先度別バックアップ部9は、レコードがソートされた後の優先度テーブル13に基づいて、要素グループ及びそれの差分要素グループの順にテープ記録媒体にバックアップする。その際、優先度別バックアップ部9は、要素グループ及び差分要素グループについて、要素リストア優先度の高い順にバックアップ対象要素をテープ記録媒体に書込んでいく。また、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13に、各バックアップ対象要素毎に、その要素のバックアップ先のテープ番号を追記する(S40)。
一方、S38において、上書きすると判断した場合(S38でY)、優先度別バックアップ部9は、レコードがソートされた後の優先度テーブル13に基づき、要素リストア優先度の高い順に、要素グループ及びそれの差分要素グループ内のバックアップ対象要素をバックアップする。その際、優先度別バックアップ部9は、要素グループ中の各バックアップ対象要素のパスと、差分要素グループ中の各バックアップ対象要素のパスとを比較し、一致するパスがあれば、そのパスを辿って得られるバックアップ対象要素については(つまり、重複するバックアップ対象要素については、要素グループ中のものではなく、差分要素グループ中のものがバックアップされる。また、優先度別バックアップ部9は、優先度テーブル13に、各バックアップ対象要素毎に、その要素のバックアップ先のテープ番号を追記する(S41)。
優先度別バックアップ部9は、以上のS35〜S41の処理を、編集バックアップ処理によってバックアップする全ての要素グループ及び差分要素グループについて行う(S42でN)。そして、それが終了すれば(S42でY)、この編集バックアップ処理の終了となる。
図18は、グループリストアタイミングテーブル33に記述されたリストアタイミングでリストアする処理のフローチャートを示す。
優先度別リストア部7は、例えば、この優先度別リストア部7を備えているコンピュータマシンがリブート(再起動)した場合、又はそのマシンに接続された別の所定コンピュータマシン(例えばバックアップ元端末17)のリブートが検出された場合に、起動する。
そして、優先度別リストア部7は、グループリストアタイミングテーブル33を参照し、システムリブート後にリストアする要素グループ名称が記述されていれば、その全ての要素グループ中の要素について、優先度テーブル13に記述されている要素パスやテープ番号等を参照し、所定のテープ記録媒体4の所定位置からバックアップ対象要素を読出し、バックアップ元記憶装置5(又は別の記憶装置)にリストアする(S51)。
次に、優先度別リストア部7は、リストアタイミング種別が「夜間バッチ」である要素グループについて、優先度テーブル13に書かれた各読出し開始位置を参照し、夜間始まり時刻までに、夜間に最初にリストアする要素グループの読出し開始位置に、テープ記憶装置3のヘッドの位置を移動させて待機させておく(S52)。
その後、優先度別リストア部7は、夜間始まりの時刻になったら、S52でセットした位置からから最後尾側へテープ記録媒体を先送りしつつ順次データを読み出す、すなわち、グループリストア優先度の高い順且つ要素リストア優先度の高い順に、夜間バッチリストア対象の要素グループ中の要素を読出しリストアする(S53)。その際、優先度別リストア部7は、夜間終了時刻にならなければ(S54でN)、S53の処理を継続し、S53の途中で夜間終了時刻になったら(S54でY)、そのリストアを一旦終了する。そして、次の夜間のバッチ処理で、再びS53を行う。
また、優先度別リストア部7は、リストアタイミング種別が「ユーザから要求があった場合」である要素グループについては、自動でリストアを開始することはせず、ユーザから要求があった場合に、要素グループのリストアを行う(S55)。
以上、上述した実施形態によれば、複数の要素グループがグループリストア重要度の高い順番でテープ記録媒体に連続的にバックアップされる。これにより、テープ所定位置から最後尾側に順次先送りしつつデータを読み出すだけで、グループリストア重要度の高い順序で要素グループがリストアされるので、テープ記録媒体を無駄に巻き戻ししたり先送りしたりする必要が無く高速なリストアが可能となる。
また、上述した実施形態によれば、各要素グループに含まれる1以上のバックアップ対象要素は、要素リストア重要度の高い順番でテープ記録媒体に連続的にバックアップされる。これにより、テープ所定位置から最後尾側に順次先送りしつつデータを読み出すだけで、要素リストア重要度の高い順序で1以上のバックアップ対象要素がリストアされて要素グループが結果としてリストアされるので、効率的且つ高速なリストアが可能となる。
ところで、上述した実施形態では、下記のような幾つかの変形例が考えられる。
例えば、第1の変形例では、要素グループには、1以上のバックアップ対象要素以外に、1以上のバックアップ対象ファイルにそれぞれ対応した1以上のパリティデータが含まれていても良い。その場合、バックアップ対象ファイルをリストアする場合には、要素リストア優先度の高い順に、バックアップ対象ファイルのパリディデータのみが読み出されても良い。パリティデータのみを読み出すか、或いは、バックアップ対象ファイルを読み出すかは、ユーザの指示に応じて選択されても良い。また、リストア元(例えばバックアップ元端末17)が、リストアに必要なデータがパリティデータのみと検出した場合には、パリティデータのみのリストアを優先度別リストア部7に指示しても良い。
第2の変形例では、優先度テーブル13には、テープ番号のみだけでなく、各バックアップ対象データ毎に、読出し開始位置に関する読出し開始位置情報(例えば、テープの先送り時間長又はモータ回転数)が記述されていても良い。また、読出し開始位置情報は、テープの最先頭に書かれていても良い。それにより、テープの最先頭をちょっと読み出すことによって、指定されたバックアップ対象データの読出し開始位置が特定されても良い。
第3の変形例では、要素グループの中にサブグループがあり、サブグループの中でさらにグループリストア優先度又は要素リストア優先度が決められても良い。
第4の変形例では、バックアップ対象要素は複数の断片ファイルに分割されて、それら複数の断片ファイルがそれぞれ複数のテープ記録媒体に分散されて記録されても良い(例えばRAIDのレベル5の方法でバックアップされても良い)。その際、複数のテープ記録媒体に分散されても、一つのテープ記録媒体中に、同一の要素グループに属するデータが分散されていなければ良い。
第5の変形例では、リストアタイミング種別毎に、バックアップ先テープ記録媒体を異ならせても良い。すなわち、第1のリストアタイミング種別に基づいてリストアされる1以上の第1要素グループは、第1のテープ記録媒体にバックアップされ、第2のリストアタイミング種別に基づいてリストアされる1以上の第2の要素グループは、第2のテープ記録媒体にバックアップされても良い。
第6の変形例では、リストアタイミング種別は、上述した3種類よりも多くても少なくても良い。例えば、或る要素グループにおいてデータの欠落が検出された場合には、直ちに、その要素グループの全てをリストアする処理が開始されても良い。その際、要素グループはテープ記録媒体において一つの記憶領域(一つの閉じられた領域)にのみ存在するので、高速なリストアが可能となる。
第7の変形例では、リストアタイミング種別がより詳細であっても良い。例えば、リストアタイミング種別「システムのリブート後」について、システム(例えばバックアップ元端末17又はバックアップ先端末15)がリブートする都度にリストアを実行するか、或いは、何度目にリブートしたときにリストアを実行するのかを表すサブタイミング種別が設定されても良い。
第8の変形例では、図1に示したコンピュータマシン1、15、17及び19の少なくとも1つは、NAS(Network Attached Storage)ヘッドであっても良い。また、バックアップ元装置5は、NASであっても良い。
第9の変形例では、テープ記憶装置3が有するテープ記録媒体は、仮想テープであっても良い。仮想テープは、DVDやCD−R等の1又は複数の可搬型記録媒体であっても良い。この場合、複数枚の可搬型記録媒体にまたがるバックアップ対象であっても、グループリストア優先度及び要素リストア優先度に基づいてリストアすることができる。
また、この変形例では、仮想テープは、1又は複数のハードディスク等に形成されても良い。更に、バックアップ対象は、仮想テープに記録された後、必ず或いは所定の場合に(例えば、そのグループリストア優先度が低い場合に)、その仮想テープからテープ記録媒体に記録されても良い。
第10の変形例では、優先度別バックアップ部9が、編集バックアップ処理の際、各要素グループの増分要素グループのみをバックアップしても良い。
ここで、増分要素グループとは、直前回までバックアップされた要素グループ(以下、直前要素グループ)の総合との差分である。具体的には、例えば、3回目にバックアップされる増分要素グループは、最初にバックアップされた要素グループと、2回目にバックアップされた要素グループとの総合との差分である。
優先度別バックアップ部9は、例えば、3回目に増分要素グループをバックアップする際、最初の要素グループと2回目の要素グループをリストアし、バックアップ先のテープ記録媒体の先頭側から最後尾側に連続的に、最初の要素グループ(新規要素グループ)、2回目の増分要素グループ、3回目の要素グループの順に記録する。これにより、たとえ、最初の要素グループと2回目の増分要素グループが別々のテープに存在したり、同一のテープであっても離れた領域に存在したりしていても、3回目の増分要素グループをバックアップする編集バックアップ処理によって、関連性のある3つの要素グループが同一のテープ内の連続した記録領域に形成されることになる。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態及び変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明の一態様として、SAN等の通信ネットワークを介してバックアップ元装置とバックアップ先装置とが接続されていても良い。バックアップ元装置には、第1及び第2の要素グループを記憶したバックアップ元記憶装置が接続されていても良い。バックアップ先装置には、テープ記録媒体を有するテープ記憶装置が接続されていても良い。この場合、バックアップ元装置が、第1及び第2の要素グループをバックアップ先装置に送信し、バックアップ先装置が、受信した第1及び第2の要素グループをテープ記憶装置に送信することで、第1要素グループが或るテープ記録媒体の第1連続領域にバックアップされ、第1要素グループよりもグループリストア優先度の低い第2要素グループが、第1連続領域のテープ最後尾側に存在する第2連続領域にバックアップされる。その際、第1連続領域と第2連続領域は繋がっていても良い。
本発明の一態様として、前記優先度別バックアップ手段は、前記第1及び第2要素グループの各々に含まれる1以上のバックアップ対象要素をバックアップする場合、1以上のバックアップ対象要素にそれぞれ対応した1以上の要素リストア優先度を各要素グループ別に記憶する要素リストア優先度記憶手段を参照し、前記バックアップする1以上のバックアップ対象要素を、前記記憶された1以上の要素リストア優先度の高い順に前記第1及び第2連続領域にバックアップする。また、この場合、更なる一態様として、要素リストア優先度算出手段が備えられていても良い。その算出手段は、バックアップ対象要素に関する属性とポイント値とが対応付けられた要素リストア優先度付与情報を記憶する付与情報記憶手段を参照して、各バックアップ対象要素毎に、そのバックアップ対象要素の1以上の属性に対応付けられた1又は複数のポイント値を取得し、前記取得された1又は複数のポイント値に基づいて、各バックアップ対象要素の要素リストア優先度を算出する。
本発明の一態様として、前記複数の要素グループにそれぞれ対応したグループランクと、予め用意された1以上のリストアタイミング種別とに基づいて、前記複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のリストアタイミングを設定するリストアタイミング設定手段が更に備えられても良い。前記リストアタイミング設定手段は、前記第1及び第2の要素グループに対して同一のリストアタイミング種別を設定する場合、前記第1要素グループよりも前記第2要素グループの方がグループランクが低ければ、前記第2要素グループに対して前記第1要素グループよりも遅いリストアタイミングを設定する(例えば、第2要素グループのグループランクが第1要素グループのグループランクの次であれば、第2要素グループに対して第1要素グループの次のリストアタイミングを設定しても良い)。
本発明の一態様として、前記優先度別バックアップ手段は、前記グループリストア優先度記憶手段の記憶内容が更新された場合、更新後の2以上のグループリストア優先度の高い順に、前記2以上のグループリストア優先度にそれぞれ対応する2以上の要素グループを前記テープ記録媒体又は別の記憶媒体から読出してリストアし、前記リストアした2以上の要素グループを前記2以上のグループリストア優先度の高い順に、別のテープ記録媒体にバックアップする。
本発明の一態様として、前記優先度別バックアップ手段は、前記第1要素グループをバックアップした後、前記第1要素グループの編集要素グループ(例えば差分要素グループ及び/又は増分要素グループ)が生じた場合、前記テープ記録媒体から前記第1及び第2要素グループを読出してリストアし、前記リストアした第1要素グループを前記テープ記録媒体又は別のテープ記録媒体の第3連続領域にバックアップし、その第3連続領域にテープ最後尾側に繋がる更なる第4連続領域に、前記編集要素グループをバックアップし、前記第4連続領域のテープ最後尾側に存在する第5連続領域に、前記リストアした第2要素グループをバックアップする。これにより、第3連続領域及び第4連続領域から成る一つの連続領域に、一つの要素グループがバックアップされる。
本発明の一態様として、前記優先度別バックアップ手段は、前記第1要素グループをバックアップした後、前記第1要素グループの差分要素グループが生じた場合、前記テープ記録媒体から前記第1及び第2要素グループを読出してリストアし、前記リストアした第1要素グループと前記差分要素グループとのうちの重複部分を前記第1要素グループから除いた前記第1要素グループと前記差分要素グループとのセットを、前記テープ記録媒体又は別のテープ記録媒体の第3連続領域にバックアップし、前記第3連続領域のテープ最後尾側に存在する第4連続領域に、前記リストアした第2要素グループをバックアップする。
本発明の一態様として、前記複数の要素グループにそれぞれ対応付けられた複数のリストアタイミングに従って前記テープ記録媒体から要素グループをリストアするリストア手段が更に備えられても良い。前記リストア手段は、夜間バッチでリストアする場合、前もって(例えば、読出しヘッドの移動速度が遅くても夜間バッチリストアまでには十分に間に合うように)、前記テープ記録媒体の読出しヘッドの位置を、前記夜間バッチの開始時に読み出し始める位置に合うように制御する。
本発明の一実施形態に係るデータバックアップ装置を備えたバックアップシステムの構成例を示す。 データ分類部11によって準備される2種類の要素グループ定義ファイルの一例を示す。 データ分類部11によって準備されるグループリストアタイミングテーブル33の一例を示す。 要素リストア優先度定義テーブル34の一例を示す。 優先度テーブル13の一例を示す。 複数のレコードがソートされた後の優先度テーブル13の一例を示す。 テープ記録媒体へのバックアップ結果のイメージを示す図。 テープ記録媒体識別情報が追記された優先度テーブル13の一例を示す図。 編集バックアップ処理を説明するための図。 差分要素グループを使用した編集バックアップ処理を説明するための図。 リストアタイミング種別が「最優先(システムのリブート後)」である要素グループをリストアする場合の処理を説明するための図。 リストアタイミング種別が「夜間バッチ」である要素グループをリストアする場合の処理を説明するための図。 リストアタイミング種別が「ユーザから要求があった場合」である要素グループをリストアする場合の処理を説明するための図。 新規バックアップ処理のフローチャートを示す。 リストアされる複数の要素グループのトータルデータサイズが、リストア先の記憶媒体の記憶可能データサイズよりも大きい場合に行なわれる編集バックアップ処理のフローチャートを示す。 リストアされる複数の要素グループのトータルデータサイズが、リストア先の記憶媒体の記憶可能データサイズ以下の場合に行なわれる編集バックアップ処理のフローチャートを示す。 差分要素グループの編集バックアップ処理のフローチャートを示す。 グループリストアタイミングテーブル33に記述されたリストアタイミングでリストアする処理のフローチャートを示す。
符号の説明
1…情報処理端末、3…テープ記憶装置、5…バックアップ元記憶装置、7…優先度別リストア部、9…優先度別バックアップ部、11…データ分類部、13…優先度別テーブル、15…バックアップ元端末、17…バックアップ先端末

Claims (10)

  1. 1以上のバックアップ対象要素を有する要素グループをテープ記録媒体にバックアップするためのシステムにおいて、
    複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のグループリストア優先度を記憶するグループリストア優先度記憶手段が記憶する前記複数のグループリストア優先度に基づき、第1要素グループに属する全てのバックアップ対象要素を、テープ記録媒体における連続した記録領域である第1連続領域にバックアップし、前記第1連続領域のテープ最後尾側に存在する第2連続領域に、前記第1要素グループよりもグループリストア優先度が低い第2要素グループに属する全てのバックアップ対象要素をバックアップする優先度別バックアップ手段を備えることを特徴とするバックアップシステム。
  2. 前記優先度別バックアップ手段は、前記第1及び第2要素グループの各々に含まれる1以上のバックアップ対象要素をバックアップする場合、1以上のバックアップ対象要素にそれぞれ対応した1以上の要素リストア優先度を各要素グループ別に記憶する要素リストア優先度記憶手段を参照し、前記バックアップする1以上のバックアップ対象要素を、前記記憶された1以上の要素リストア優先度の高い順に前記第1及び第2連続領域にバックアップする、
    請求項1記載のバックアップシステム。
  3. バックアップ対象要素に関する属性とポイント値とが対応付けられた要素リストア優先度付与情報を記憶する付与情報記憶手段を参照して、各バックアップ対象要素毎に、そのバックアップ対象要素の1以上の属性に対応付けられた1又は複数のポイント値を取得し、前記取得された1又は複数のポイント値に基づいて、各バックアップ対象要素の要素リストア優先度を算出する要素リストア優先度算出手段を更に備える、
    請求項2記載のバックアップシステム。
  4. 前記複数の要素グループにそれぞれ対応したグループランクと、予め用意された1以上のリストアタイミング種別とに基づいて、前記複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のリストアタイミングを設定するリストアタイミング設定手段を更に備え、
    前記リストアタイミング設定手段は、前記第1及び第2の要素グループに対して同一のリストアタイミング種別を設定する場合、前記第1要素グループよりも前記第2要素グループの方がグループランクが低ければ、前記第2要素グループに対して前記第1要素グループよりも遅いリストアタイミングを設定する、
    請求項1記載のバックアップシステム。
  5. 前記優先度別バックアップ手段は、前記グループリストア優先度記憶手段の記憶内容が更新された場合、更新後の2以上のグループリストア優先度の高い順に、前記2以上のグループリストア優先度にそれぞれ対応する2以上の要素グループを前記テープ記録媒体又は別の記憶媒体から読出してリストアし、前記リストアした2以上の要素グループを前記2以上のグループリストア優先度の高い順に、別のテープ記録媒体にバックアップする、
    請求項1記載のバックアップシステム。
  6. 前記優先度別バックアップ手段は、前記第1要素グループをバックアップした後、前記第1要素グループの編集要素グループが生じた場合、前記テープ記録媒体から前記第1及び第2要素グループを読出してリストアし、前記リストアした第1要素グループを前記テープ記録媒体又は別のテープ記録媒体の第3連続領域にバックアップし、その第3連続領域にテープ最後尾側に繋がる更なる第4連続領域に、前記編集要素グループをバックアップし、前記第4連続領域のテープ最後尾側に存在する第5連続領域に、前記リストアした第2要素グループをバックアップする、
    請求項1記載のバックアップシステム。
  7. 前記優先度別バックアップ手段は、前記第1要素グループをバックアップした後、前記第1要素グループの差分要素グループが生じた場合、前記テープ記録媒体から前記第1及び第2要素グループを読出してリストアし、前記リストアした第1要素グループと前記差分要素グループとのうちの重複部分を前記第1要素グループから除いた前記第1要素グループと前記差分要素グループとのセットを、前記テープ記録媒体又は別のテープ記録媒体の第3連続領域にバックアップし、前記第3連続領域のテープ最後尾側に存在する第4連続領域に、前記リストアした第2要素グループをバックアップする、
    請求項1記載のバックアップシステム。
  8. 前記複数の要素グループにそれぞれ対応付けられた複数のリストアタイミングに従って前記テープ記録媒体から要素グループをリストアするリストア手段を更に備え、
    前記リストア手段は、夜間バッチでリストアする場合、前もって、前記テープ記録媒体の読出しヘッドの位置を、前記夜間バッチの開始時に読み出し始める位置に合うように制御する、
    請求項1記載のバックアップシステム。
  9. 1以上のバックアップ対象要素を有する要素グループをテープ記録媒体にバックアップするための方法において、
    複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のグループリストア優先度を記憶するグループリストア優先度記憶手段が記憶する前記複数のグループリストア優先度に基づき、第1要素グループに属する全てのバックアップ対象要素を、テープ記録媒体における連続した記録領域である第1連続領域にバックアップするステップと、
    前記第1連続領域のテープ最後尾側に存在する第2連続領域に、前記第1要素グループよりもグループリストア優先度が低い第2要素グループに属する全てのバックアップ対象要素をバックアップするステップと
    を有するバックアップ方法。
  10. 1以上のバックアップ対象要素を有する複数の要素グループにそれぞれ対応した複数のグループリストア優先度を記憶するグループリストア優先度記憶手段を参照し、前記複数のグループリストア優先度に基づき、第1要素グループに属する全てのバックアップ対象要素を、テープ記録媒体における連続した記録領域である第1連続領域にバックアップするステップと、
    前記第1連続領域のテープ最後尾側に存在する第2連続領域に、前記第1要素グループよりもグループリストア優先度が低い第2要素グループに属する全てのバックアップ対象要素をバックアップするステップと
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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