JP2012133768A - 順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトからファイルの復元セットを復元するためのコンピュータ・プログラム、システム、および方法 - Google Patents

順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトからファイルの復元セットを復元するためのコンピュータ・プログラム、システム、および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトからファイルの復元セットを復元するための、コンピュータ・プログラムを提供する。
【解決手段】クライアント2は、復元時点でボリューム12内のデータの復元セットを復元する旨の復元要求を開始する。復元時点に関するデータの復元セットを含む、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内に格納されたバックアップ・オブジェクトが決定され、その格納範囲が決定される。決定された範囲は、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って分類され、分類された順序に従って、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスから取り出される。取り出された範囲はクライアントに戻され、クライアントは復元データ・セットを再構築する。
【選択図】図1

Description

本発明は、順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトからファイルの復元セットを復元するためのコンピュータ・プログラム製品、システム、および方法に関する。
ネットワーク・バックアップ環境では、クライアント・システムは、バックアップ・オブジェクト内のそれらのデータを、ネットワークを介してバックアップ・サーバへバックアップする。バックアップ・サーバは、格納されたバックアップ・オブジェクトに関する情報を提供する、バックアップ・オブジェクトのデータベースを維持する。クライアント・システムは、バックアップ・サーバによって維持されたバックアップ・オブジェクトから、ファイルを復元することができる。ボリュームに関するバックアップ・オブジェクトは、初期の時点での全ボリューム・バックアップ・オブジェクトと、初期時点でのボリュームへの様々な時点での変更をキャプチャするデルタ・バックアップ(delta backup)とを含む。全ボリューム・バックアップは、ボリューム全体を表す1つのオブジェクトからなるか、または複数のオブジェクトからなるものとすることができる。デルタ・バックアップは、増分バックアップまたは差分バックアップを含むことができる。ある時点での「増分バックアップ」は、最後に取られた増分バックアップまたは全ボリューム・バックアップのいずれか新しい方の時点から、増分バックアップの時点までの間に変更されたファイルまたはブロックを有する、バックアップ・オブジェクトを含む。「差分バックアップ」は、最後の全ボリューム・バックアップのある時点で取られたボリュームのバックアップを含むため、差分バックアップ・セットは、差分バックアップの時点と最後の全ボリューム・バックアップとの間に変更されたすべてのファイルまたはブロックを有する。
Tivoli Storage Manager(TSM) FastBack(R)は、ブロック・レベルの増分バックアップを実行するシステムの例である。他の例には、ローカル・ハードウェア・スナップショットが作成され、その後Tivoli Storage Managerサーバにバックアップされる、TSMクライアントおよびFlashCopy(R) Managerによる、ファイル・システムのイメージ・バックアップが含まれる。(Tivoli Storage Manager FastBackおよびFlashCopyは、米国およびその他諸国におけるインターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションの登録商標である。)増分および差分のバックアップに加え、バックアップ・リポジトリのストレージ要件をさらに低減させるために重複排除が適用可能である。
バックアップ・クライアントおよびサーバはデータ重複排除を実装することが可能であり、これによって、ストレージ・スペースを最適化し、ネットワーク帯域幅を保持するため、バックアップ動作中に冗長データが除去される。バックアップ動作は、複数のバックアップ・オブジェクトが同じ範囲を共有している場合、その範囲の1つのインスタンスのみがバックアップ・ストレージに格納されるように、データの領域または範囲内のデータをバックアップすることが可能である。
ストレージ・バックアップ・アクティビティ中の重複排除は、データ・ソース(クライアント)側、データ・ターゲット(サーバ)側、またはバックアップ・サーバに接続された重複排除機器で、実行可能である。重複排除されたデータのサーバからクライアントへの復元は、重複排除された領域または範囲からのデータの再構築を含む。現行のシステムでは、重複排除されたデータはディスク上に格納され、バックアップ・サーバはディスクから復元するためにバックアップ・オブジェクト用の範囲にアクセスし、共通範囲を有するオブジェクトを含む全バックアップ・オブジェクトをクライアントに戻すことになる。たとえ、復元用に選択された多くのバックアップ・オブジェクト内に(または同じオブジェクト内に)同じ範囲が発見された場合であっても、その領域または範囲は復元され、サーバからクライアントへと複数回伝送されることになる。バックアップ・サーバは、ディスク・ベース・ストレージのランダム・アクセスの性質により、任意の順序でディスクからその範囲にアクセスすることができる。
バックアップ・オブジェクトからデータを復元するための動作は、全体および関連付けられた増分または差分バックアップ(重複排除されている場合がある)からのデータを適用することが必要な場合がある。復元プロセスは、バックアップ・リポジトリ内のいくつかの可能なデータ変換および配置位置により、バックアップ・リポジトリ内で断片化されている可能性のある、クライアント・イメージの再構築を含む。たとえば、ソース・クライアント・イメージはバックアップ・リポジトリ内で複数のオブジェクトに分割(たとえば、0.5TBボリュームを1GBバックアップ・オブジェクトに分割)可能である。これらのオブジェクトは、バックアップ・リポジトリ内の複数のボリューム(ディスクまたはテープ)にわたる可能性がある。増分または差分時点バックアップの場合、各時点バックアップは、バックアップ・リポジトリ内の異なるボリューム(ディスクまたはテープ)上にある可能性がある。さらに、ソース・クライアント・イメージの重複排除を実行した結果、重複排除されたソース・イメージの領域がバックアップ・リポジトリ内の複数のボリューム(ディスクまたはテープ)上に存在する可能性がある。サーバ・バックアップ・プログラムは、データを移動、満了、または再利用(reclaim)する、管理動作を有することができる。これらの動作の結果、順次アクセス媒体上のオブジェクトまたは範囲の順序が変更される可能性がある。
当分野では、異なるストレージ環境においてバックアップ・オブジェクトの復元を処理するための改良された技法が求められている。
順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトからファイルの復元セットを復元するための、コンピュータ・プログラム製品、システム、および方法が提供される。バックアップ・オブジェクトは、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納される。クライアントは、復元時点でボリューム内のデータの復元セットを復元する旨の復元要求を開始する。復元時点に関するデータの復元セットを含む、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトが決定され、この決定されたバックアップ・オブジェクトは、全ボリューム・バックアップ、および、異なる時点でのボリューム内のデータを提供するデルタ・バックアップを含む、バックアップ・オブジェクトのセットから決定され、異なる時点でのボリューム内のブロックに関するデータを提供する異なるバックアップ・オブジェクト内の範囲は、順次バックアップ・デバイス内に連続して格納されない。決定されたバックアップ・オブジェクトに関して、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納される範囲が決定される。決定された範囲は、それらが分類リストを生成するために少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って分類される。範囲は、それらが格納された順序で順次バックアップ・デバイスから順番にその範囲にアクセスするために、分類リスト内の順序に従って、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスから取り出される。取り出された範囲はクライアントに戻され、クライアントは受信した範囲から復元データ・セットを再構築する。
ネットワーク・バックアップ環境の実施形態を示す図である。 ボリューム・バックアップ情報の実施形態を示す図である。 バックアップ・オブジェクト情報の実施形態を示す図である。 バックアップ・オブジェクト情報に関するファイル・インデックス内のファイル・インデックス・エントリの実施形態を示す図である。 復元リスト内の復元リスト・エントリの実施形態を示す図である。 範囲情報の実施形態を示す図である。 クライアントによって維持されるバックアップ・オブジェクトに関して、バックアップ・サーバがバックアップ・デバイス内に範囲をどのように維持するかの例を示す図である。 範囲情報の例を示す図である。 バックアップ・デバイス内の範囲からファイルの復元セットを復元するための諸動作の実施形態を示す図である。 復元セットの復元元であるバックアップ・オブジェクトおよび範囲を決定するための諸動作の実施形態を示す図である。 コンピュータ・アーキテクチャの実施形態を示す図である。
バックアップ・サーバは、順次アクセス・デバイス内の複数のバックアップ・オブジェクトからの範囲を格納する。重複排除実施形態では、複数のバックアップ・オブジェクト内に含められたか、または同じバックアップ・オブジェクト内の複数の位置にある範囲について、各範囲の1つのインスタンスがバックアップされる。順次アクセス媒体(磁気テープなど)からのデータの復元には、カートリッジを装填し、デバイス・リーダをデータ範囲に位置決めするための時間が必要である。順次アクセス媒体は、データ位置に順番にアクセスしなければならないストレージを備える。さらにバックアップされたファイルが断片化解除可能であるため、および、異なる時点で異なるバックアップ・オブジェクト内に存在する同じデータが不連続に格納されるため、バックアップ・データは不連続となる可能性がある。従来技術では、順次アクセス媒体からの不連続データの復元動作は、複数のボリュームの装填および探索動作を必要とするため、結果としてアクセス性能が低下する。説明される諸実施形態では、順次アクセス媒体からバックアップ・データを復元するための、改善された性能および効率的な技法を提供する。クライアントが、重複排除を用いて順次アクセス媒体内でバックアップされた範囲からのバックアップ・オブジェクトからファイルを復元できるようにするために、バックアップ・サーバは、順次バックアップ・デバイス全体にわたって範囲が格納された順序で順次アクセス・デバイスから復元するためにファイルを含む範囲にアクセスし、その範囲をファイルの復元に使用するためにクライアントに戻す。
図1は、ネットワーク・バックアップ環境の実施形態を示す。この環境は、ネットワーク6を介して通信するクライアント・システム2およびサーバ・システム4を含む。クライアント2およびサーバ4は、ローカル・ストレージ14内に維持されるボリューム12のバックアップを含むバックアップ・サービスをクライアント2に提供するための、クライアント・サーバ・バックアップ関連動作を実行するために、それぞれ、クライアント・バックアップ・プログラム8およびサーバ・バックアップ・プログラム10を含む。1つのクライアント2が示されているが、サーバ4は、ネットワーク6を介して複数のクライアント・システムにバックアップ・サービスを提供することができる。本明細書で使用される「バックアップ」という用語は、アーカイブおよびスペース管理動作などの、他のバックアップ関連動作を言い表す。さらに、バックアップおよび復元動作は、全ボリュームまたはボリューム上のファイルのサブセットに関して実行可能である。本明細書におけるボリュームに関するバックアップおよび復元動作に関する言及は、全ボリュームまたはボリューム内のファイルおよびオブジェクトのサブセットに関するバックアップおよび復元動作を言い表す。
クライアント・バックアップ・プログラム8は、1つまたは複数の順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内で、クライアント2とは異なる時点でボリューム12のバックアップに関する情報を提供するバックアップ・データベース16を維持する。順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cは、内部で媒体の装填が必要であり、順次アクセス媒体上のトラック位置に読み取りヘッドを移動するために探索動作が実行される、磁気テープ媒体または他の順次アクセス・デバイスなどの、データが順次ストレージ位置から順次読み取られ、この位置へ順次書き込まれる、順次アクセス・デバイスを備える。
復元時点での全ボリュームまたはボリュームのサブセットを備える復元セットを復元するために、クライアント・バックアップ・プログラム8は、順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cから復元しクライアント2に戻すためのファイルに関する範囲を示す復元リスト20を生成するために、復元ファイルおよびバックアップ・オブジェクト内の復元ファイルを含む範囲に関するバックアップ・データを有するバックアップ・オブジェクトを決定する。復元するための復元セットは、全ボリューム、ファイル・システム、またはファイルのサブセットを含むことができる。さらに、本明細書におけるボリュームまたはボリューム上のファイルのサブセットに対する言及は、ファイル・システムおよびファイル・システム内のファイルのサブセットにも適用される。
サーバ・バックアップ・プログラム10は、順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内の復元するためのバックアップ・オブジェクト内の範囲の位置を示す範囲情報22と、順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cから範囲が取り出され、クライアント2に戻される順序を示す、分類リストとを維持する。ある諸実施形態では、クライアント・バックアップ・プログラム8がサーバ・バックアップ・プログラム10から範囲を受信すると、クライアント・バックアップ・プログラム8は、受信した範囲からの復元セットから、即時にファイルを復元することができる。
ある諸実施形態では、複数のファイルを復元する場合、クライアント・バックアップ・プログラム8は、たとえ復元要求内の他のファイルが完全に復元されていない場合であっても、復元が完了すると、復元されたファイルを使用可能にすることができる。クライアント・バックアップ・プログラム8は、部分的に復元されたファイルへのアクセスを防ぐために、すべての範囲が含まれるまで、復元中のバックアップ・オブジェクトへのアクセスを許可しない可能性がある。復元が失敗した場合、クライアント・バックアップ・プログラム8は、部分的にしか復元されていないファイルへのアクセスを防ぐために、部分的に復元されたファイルを除去することができる。別の方法として、クライアント・バックアップ・プログラム8は、復元するためにバックアップ・オブジェクトに関してサーバ・バックアップ・プログラム10から受信した範囲をバッファリングすることができる。
部分的に復元されたデータ・オブジェクトの使用を防ぐために、「.TMP」などの拡張子をファイル名に付加するなどのように、復元プロセス中にあるデータ・オブジェクトを名前変更することができる。別の方法として、復元中のデータ・オブジェクトをステージング・ディレクトリ内に再構築することが可能であり、データ・オブジェクトが完全に再構築され、アクセス可能なアクティブ・ディレクトリに戻されるまで、このステージング・ディレクトリからデータ・オブジェクトにアクセスできない。さらに他の実施形態では、アプリケーションによるアクセスには使用できないことを示す特別許可を用いて、再構築中のデータ・オブジェクトを構成することができる。
範囲は、バックアップ・オブジェクトが1つまたは複数の範囲を含むように構成可能なような、バックアップ・オブジェクトに割り当てられたデータの領域またはブロックを含む。バックアップ・オブジェクトは、ファイル、データベース、ファイル・システム、または任意の他のデータのグループ化を含むことができる。
ネットワーク6は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、無線ネットワークなどを含むことができる。クライアント2およびサーバ4は、エンタープライズ・ストレージ・サーバ、ストレージ・コントローラ、ブレード・サーバ、汎用サーバ、デスクトップ・コンピュータ、ワークステーション、電話デバイス、携帯情報端末(PDA)など、または他のコンピューティング・デバイスを含むことができる。
ストレージ14は、相互接続ハード・ディスク・ドライブ(DASD、RAID、JBODなどとして構成される)、ソリッド・ステート・ストレージ・デバイス(たとえばEEPROM(電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ)、フラッシュ・メモリ、フラッシュ・ディスク、ストレージクラス・メモリ(SCM))、電子メモリなどの、当分野で知られた1つまたは複数のストレージ・デバイス内に実装された、ストレージ媒体を含むことができる。順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cは、磁気テープ媒体、順次アクセス・メモリ(SAM)などの、データが所定の決められた順序でのみアクセス可能な、ストレージ・デバイスまたは要素を含む。
サーバ4は、クラウド内のクライアント2にバックアップ・サービスを提供するための「クラウド」ストレージなどの、分散ストレージ環境またはネットワーク・ストレージ環境内に実装可能である。別の方法として、クライアント2およびサーバ4は、同一メモリ内で実行される別々のプログラムなどの、同一システム内のソフトウェアまたはソフトウェアおよびハードウェアのコンポーネントの組み合わせを含むことができる。
図2は、異なる時点でのボリュームに関して作成されたバックアップ・オブジェクトのバックアップ・データベース16内で維持されるボリューム・バックアップ情報を示す。ボリューム・バックアップ情報50は、ボリューム12を識別するボリューム識別子(ID)52と、異なる時点t、t...tで作成されたボリューム52の複数のバックアップ・オブジェクト54a、54b...54nと、を含む。一実施形態では、時点tで取られた第1のバックアップ・オブジェクト54aは、全体ボリューム52の全バックアップを含む。後続の時点t...tで取られた後続の各バックアップ・オブジェクト54b...54nは、ボリュームのデルタ・バックアップを含む。データ・バックアップは、増分バックアップまたは差分バックアップのいずれかを含む。
図3は、バックアップ・データベース16内で維持されるバックアップ・オブジェクト情報70の実施形態を示し、バックアップ・オブジェクト情報70のインスタンスは、バックアップ・データベース16内で維持されるそれぞれのバックアップ・オブジェクトについて維持される。バックアップ・オブジェクト情報70は、ファイル・レベルでの追跡を提供する。バックアップ・オブジェクト情報70は、バックアップ・オブジェクト識別子72、バックアップ・オブジェクトが作成された際のボリュームの時点(t)のバックアップ時点(t)74、バックアップ・オブジェクト72内でデータが提供されるボリュームのファイルを示すファイル・インデックス76、および、バックアップ・データまたはバックアップ・データの位置を含むバックアップ・データ78を含む。デルタ・バックアップ・オブジェクトの場合、ファイル・インデックス76は、全ボリューム・バックアップの時点または最後のデルタ・バックアップの時点である、バックアップに関する前の時点から、変更されたファイルを示す。
図4は、バックアップ・オブジェクトについてファイル・インデックス76内で維持される、ファイル・インデックス・エントリ80の実施形態を示す。ファイル・インデックス・エントリ80は、サブファイル(範囲)レベルでデータを追跡する。ファイル・インデックス・エントリ80は、ボリューム内のファイルの固有識別子を提供するファイル名82、ファイル82内の範囲を識別する範囲ID84、および、ファイル82内の範囲84のシーケンス番号を示すシーケンス番号86を含む。ファイル・インデックス・エントリ80によって表されるファイル82を含むそれぞれの範囲について、範囲ID84および対応するシーケンス番号86が存在する。同じファイル内の複数の位置に同じ範囲が生じる場合、ファイル内の範囲84の各インスタンスにつき1つの、異なるシーケンス番号86を有する同じ範囲ID84について、複数のファイル・インデックス・エントリ80が存在することになる。
ある諸実施形態では、サーバ・バックアップ・プログラム10は、バックアップ・オブジェクト情報70およびファイル・インデックス・エントリ80を、クライアント・バックアップ・プログラム8に送信する。
図5は、復元するファイルのファイルID92と、順次アクセス・デバイス18a、18b、18c内に格納されたファイルの各範囲に関する1つまたは複数の範囲ID94a...94nとを示す、復元リスト20内のエントリ90の実施形態を示す。
図6は、復元するデータ・オブジェクト内の範囲に関する範囲識別子(ID)102と、範囲102を含む順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cのバックアップ・デバイスID104と、範囲を有する順次バックアップ・デバイス104内のブロックまたは位置を示すデバイス・ストレージ位置106とを示す、サーバ・バックアップ・プログラム10が維持する範囲情報100の実施形態を示す。データ・オブジェクト内には各範囲について1つのエントリ100が存在するため、複数のデータ・オブジェクトに含まれる範囲は、範囲の順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内の位置を示す、範囲情報22内に1つのエントリ100のみを有することになる。
図2〜図6に示されたデータ構造内に提示されたデータは、フィールドおよび他の情報の異なる組み合わせを有するデータ構造の異なる組み合わせ内に格納されるなどのように、図2〜図6内に示されたものとは異なるフォーマットおよび配置構成内に格納可能である。
図7は、重複排除が使用される場合、サーバ4が、範囲C、G、A、B、F、D、H、Jのうちの1つのインスタンスのみを有する3つの順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cを、どのように有するかの例を示す。クライアント4は、バックアップ・デバイス18a、18b、18c内にバックアップされた範囲からなるデータ・オブジェクト80a、80b、80cを有する。バックアップ・データベース16は、バックアップ・オブジェクト80a、80b、80cに関するバックアップ・オブジェクト情報70(図3)を提供する。バックアップ・オブジェクト80a、80b、80cは範囲を共有することができる。さらに、同じバックアップ・オブジェクト内に範囲の複数のインスタンスが存在可能である。たとえば、バックアップ・オブジェクト80bおよび80cは共通範囲C、H、およびGを有し、バックアップ・オブジェクト80aおよび80cは共通範囲A、D、Fを有する。バックアップ・オブジェクト80cは範囲Hの2つのインスタンスを有する。同じ範囲の複数のインスタンスを格納することを避けるために重複排除が使用される実施形態では、クライアント4は、共通範囲を有するバックアップ・オブジェクト80a、80b、80cを維持することができるが、それらの範囲がバックアップ・デバイス18a、18b、18c内にバックアップされる場合、重複排除は、バックアップ・デバイス18a、18b、18c内に各範囲の1つのインスタンスのみを格納する。
図8は、各範囲の1つのインスタンスを有する範囲列122と、範囲を含む順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cを示すバックアップ・デバイス列124と、バックアップ・デバイス124上の範囲のアドレスまたは位置を有するデバイス・ストレージ位置列126とを有する、図7のバックアップ・オブジェクト例に関する範囲情報22(図1)の例を含む、範囲情報120の例を示す。範囲情報22は、復元するためのバックアップ・オブジェクト内の範囲を有するバックアップ・デバイス18a、18b、18cおよびストレージ位置を示すために、バックアップ・デバイス列124およびデバイス・ストレージ位置126のアドレスに従って分類される。
図9は、その範囲が順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内に格納されたバックアップ・オブジェクト内で維持されるデータの復元セットを復元するために、サーバ・バックアップ・プログラム10およびクライアント・バックアップ・プログラム8によって実行される諸動作の実施形態を示す。クライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック200で)、復元時点で復元セットを復元するための復元要求を開始する。復元セットは、全ボリューム12またはボリューム12内のファイルのサブセットを含むことができる。クライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック202で)、その範囲が、復元時点で復元セット内のファイルの最も新しいバージョンを提供する少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内に格納された、バックアップ・オブジェクトを決定する。クライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック204で)、復元ファイルに関する最も新しいデータを有する復元ファイルおよび範囲の復元リスト20を生成するために、復元時点で復元セット内のファイルの最も新しいデータを有する決定されたバックアップ・オブジェクト内の範囲を決定する。
さらにクライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック206で)、クライアント・ストレージ14でローカルに維持される、復元リスト20内に示された範囲を決定することができる。クライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック208で)、範囲のインジケーションをサーバ4に送信し、サーバ4はこれを使用して、クライアント2がローカル・ストレージ14内にローカルに維持している範囲を含まない、クライアント2に送信するための範囲を決定する。一実施形態では、クライアント・バックアップ・プログラム8は、ローカルに維持されている範囲のリスト、または、クライアントがローカルに維持していない復元するためのデータ・オブジェクト内の範囲のリストを、サーバ4に送信することができる。
サーバ・バックアップ・プログラム10が、ファイルの復元セットを復元するために必要な、クライアントがローカルに維持していない範囲を決定するために使用されたインジケーションを受信すると、サーバ・バックアップ・プログラム10は(ブロック210で)、クライアントがローカルに維持していない範囲を、分類リスト24を生成するために、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内に格納された順番に従って分類する。分類リスト24は、順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cから範囲に順番にアクセスするためのプランを、サーバ・バックアップ・プログラム10に提供する。代替実施形態では、クライアント・バックアップ・プログラム8が分類リスト24を生成することもできる。次にサーバ・バックアップ・プログラム10はブロック212から218で、分類リスト24内に示された各バックアップ・デバイスについて動作ループを実行する。各バックアップ・デバイス18a、18b、18cに対して、サーバ・バックアップ・プログラム10は(ブロック214で)、分類リスト24内に示されたような順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って、順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cから、分類リスト24内の範囲を順番に読み取る。サーバ・バックアップ・プログラム10は(ブロック216で)、順次バックアップ・デバイス18a、18b、18cから読み取られた場合、範囲をクライアント4に送信することができる。
一実施形態では、(ブロック220で)サーバ4から範囲を受信すると、クライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック222で)、ローカルに維持されているかまたはサーバから受信したリスト22内に示されている範囲から、復元リスト22内のファイルを復元することができる。一実施形態では、クライアント・バックアップ・プログラム8は、範囲をサーバ4から受信するかまたはストレージ14からローカルに取り出した場合、その範囲からファイルを復元することができる。
代替実施形態では、クライアント・バックアップ・プログラム8は、復元するためのファイルを有するすべての範囲がバッファ内で使用可能となった後、ファイルが復元されるように、サーバ4から受信した範囲およびバッファ内でローカルに取り出した範囲を集めることができる。
図10は、図9のブロック202およびブロック204で実行されたような、復元するためのファイルに関する最も新しいデータを有するバックアップ・オブジェクトおよび範囲を決定するために実行される、諸動作の実施形態を示す。復元リスト20を生成するために、復元時点(t)で復元セット内のファイルに関する最も新しいデータを有するバックアップ・オブジェクトおよび範囲を決定するための諸動作を(ブロック250で)開始すると、クライアント・バックアップ・プログラム8(またはサーバ・バックアップ・プログラム10)は(ブロック252で)、全ボリュームまたはボリューム内のファイルのサブセットとすることが可能な、復元セット内の各ファイルに関するエントリを有する復元リスト20を生成する。復元リスト20内のファイル・インデックス・エントリ80(図4)内に示された各ファイルに関して、動作のループがブロック254〜262で実行される。ブロック256で、クライアント・バックアップ・プログラム8は、復元時点でファイルに関する最も新しいデータを提供する、時点tでのデータを有するバックアップ・オブジェクト(t)を、ファイル・インデックス76から決定するが、ここでt≦tである。クライアント・バックアップ・プログラム8は(ブロック258で)、ファイルに関するデータを有する決定されたバックアップ・オブジェクト内の範囲を決定する。たとえば、決定されたバックアップ・オブジェクトのファイル・インデックス76内のファイル・インデックス・エントリ80は、決定されたバックアップ・オブジェクト内のそのファイルに関するデータを有する範囲84を示すことになる。ファイルに関する決定された範囲は(ブロック260で)、復元リスト20内のファイルに関する復元リスト・エントリ90(図5)内のフィールド94に示される。
ある諸実施形態では、クライアント・バックアップ・プログラム8について、図9内のステップ202、204、206、および208ならびに図10内の諸動作などのように、復元するためのファイルに関する最も新しいデータを有するバックアップ・オブジェクト内の範囲を決定するため、および、復元リスト20を生成するための、諸動作を実行するものとして説明された。他の諸実施形態では、復元するためのファイルに関するデータを有するバックアップ・オブジェクトおよび範囲を決定するためのこれらの諸動作は、クライアント・バックアップ・プログラム8からの復元要求に応答して、サーバ4で維持されるバックアップ・データベース16から、サーバ・バックアップ・プログラム10によって実行されてもよい。サーバ・バックアップ・プログラム10が図10の諸動作を実行する場合、サーバはローカルに維持されている範囲情報22を使用して、図10の諸動作を実行することができる。こうした諸実施形態では、サーバ・バックアップ・プログラム10は、クライアント・バックアップ・プログラム8に復元リスト20を提供し、サーバから受信した範囲から復元セット内のファイルに関するデータを復元するために使用することができる。
説明された諸実施形態は、全ボリューム・バックアップおよび異なる時点でデータのバックアップを提供するデルタ・バックアップを有する、バックアップ・オブジェクトからボリューム内のファイルの復元セットを復元するための諸技法を提供するものであり、バックアップ・オブジェクトに関する範囲は、諸実施形態の順次バックアップ・デバイスからの範囲の順次取り出しを最適化するために、順次バックアップ・デバイス内に格納される。異なる時点でのデータを有するバックアップ・オブジェクトは、順次バックアップ・デバイスにおける範囲内の不連続位置に格納された範囲を有する。さらに、ボリューム内の断片化により、ファイルが不連続に格納されるという結果が生じる場合がある。説明された諸実施形態は、連続して復元するファイルを有する範囲を取り出すために、順次バックアップ・デバイスからのデータの取り出しを最適化する。
さらに、説明された諸実施形態は、複数のバックアップ・オブジェクト内に維持されている範囲の1つのインスタンスのみが順次バックアップ・デバイス18a、18b、18c内にバックアップされるように、重複排除を使用してバックアップ・オブジェクトの範囲を格納する実施形態において、順次バックアップ・デバイスからの範囲の取り出しを最適化する。重複排除は、たとえ、クライアント2がネットワークを介してバックアップ・サーバ4から復元している複数のバックアップ・オブジェクト内に範囲が含まれている場合であっても、範囲の1つのインスタンスのみをバックアップすることによってストレージを最適化し、範囲の1つのインスタンスのみを送信することによって、ネットワーク帯域幅を最適化する。
説明された諸動作は、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの任意の組み合わせを生成するために、標準的なプログラミングあるいはエンジニアリングまたはその両方の技法を使用する、方法、装置、またはコンピュータ・プログラム製品として、実装可能である。したがって、諸実施形態の諸態様は、全体としてハードウェア実施形態、全体としてソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、あるいは、本明細書ではすべて一般に「回路」、「モジュール」、または「システム」と呼ぶことが可能なソフトウェア態様とハードウェア態様とを組み合わせた実施形態の形を取ることができる。さらに諸実施形態の諸態様は、コンピュータ読み取り可能プログラム・コードがその上で具体化された1つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体内で具体化された、コンピュータ・プログラム製品の形を取ることもできる。
1つまたは複数のコンピュータ読み取り可能媒体の任意の組み合わせが使用可能である。コンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータ読み取り可能信号媒体またはコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体とすることができる。コンピュータ読み取り可能ストレージ媒体は、たとえば、電子、磁気、光、電磁、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいはそれらの任意の好適な組み合わせとすることができるが、それらに限定されるものではない。コンピュータ読み取り可能ストレージ媒体のより特定の例(非網羅的リスト)には、1本または複数本のワイヤを有する電気接続、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはFlash(R)メモリ)、光ファイバ、ポータブル・コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、光ストレージ・デバイス、磁気ストレージ・デバイス、またはそれらの任意の好適な組み合わせが含まれる。本明細書との関連において、コンピュータ読み取り可能ストレージ媒体は、命令実行のシステム、装置、またはデバイスによって、またはこれらに関連して使用するためのプログラムを含むかまたは格納することが可能な、任意の有形媒体とすることができる。
コンピュータ読み取り可能信号媒体は、たとえばベースバンド内または搬送波の一部として、内部にコンピュータ読み取り可能プログラム・コードが具体化された、伝搬データ信号を含むことができる。こうした伝搬信号は、電磁、光、またはそれらの任意の好適な組み合わせを含むがこれらに限定されない、様々な形のいずれかを取ることができる。コンピュータ読み取り可能信号媒体は、コンピュータ読み取り可能ストレージ媒体ではなく、命令実行のシステム、装置、またはデバイスによって、またはこれらに関連して使用するためのプログラムを送信、伝搬、または移送することが可能な、任意のコンピュータ読み取り可能媒体とすることができる。
コンピュータ読み取り可能媒体上に具体化されたプログラム・コードは、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RFなど、またはそれらの任意の好適な組み合わせを含むがこれらに限定されない、任意の適切な媒体を使用して伝送可能である。
本発明の諸態様に関する諸動作を実行するためのコンピュータ・プログラム・コードは、Java(R)、Smalltalk(R)、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および、「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成可能である。プログラム・コードは、全体としてユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロン型ソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上および部分的にリモート・コンピュータ上で、あるいは、全体としてリモート・コンピュータまたはサーバ上で、実行可能である。後者のシナリオでは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介して、リモート・コンピュータをユーザのコンピュータに接続することができる、あるいは、(たとえばインターネット・サービス・プロバイダを使用してインターネットを介して)外部コンピュータとの接続を実行することができる。
上記では、本発明の諸態様について、本発明の諸実施形態に従った方法、装置(システム)、およびコンピュータ・プログラム製品の流れ図あるいはブロック図またはその両方を参照しながら説明されている。流れ図あるいはブロック図またはその両方の各ブロック、ならびに、流れ図あるいはブロック図またはその両方におけるブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実施可能であることを理解されよう。コンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサを介して実行する命令が、流れ図あるいはブロック図またはその両方の1つまたは複数のブロック内に指定された機能/活動を実施するための手段を作成するように、これらのコンピュータ・プログラム命令を、汎用コンピュータ、特定用途向けコンピュータ、または他のマシンを製造するためのプログラマブル・データ処理装置のプロセッサへと提供することができる。
コンピュータ読み取り可能媒体内に格納された命令が、流れ図あるいはブロック図またはその両方の1つまたは複数のブロック内に指定された機能/活動を実施する命令を含む製品を生成するように、これらのコンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置、または他のデバイスに特定の様式で機能するように指示可能な、コンピュータ読み取り可能媒体に格納することも可能である。
コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行する命令が、流れ図あるいはブロック図またはその両方の1つまたは複数のブロック内に指定された機能/活動を実施するためのプロセスを提供するように、コンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置、または他のデバイス上にロードして、コンピュータ実施プロセスを生成するために、コンピュータ、他のプログラマブル装置、または他のデバイス上で一連の動作ステップを実行させることも可能である。
ある諸実施形態では、図1のシステムは、クラウド・コンピューティング環境におけるクラウド・コンポーネント部分として実装可能である。クラウド・コンピューティング環境では、クラウド・コンピューティングの送達に関与するハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントのシステム・アーキテクチャは、インターネットなどのネットワークを介して互いに通信する複数のクラウド・コンポーネントを備えることができる。たとえば、ある諸実施形態では、図1のサーバ4は、ネットワーク・クラウド内にホストおよびクライアントのバックアップ・サービスを提供することができる。
図11は、図1のクライアント2およびサーバ4で実装可能なコンピュータ・アーキテクチャ300の実施形態を示す。アーキテクチャ300は、プロセッサ302(たとえばマイクロプロセッサ)、メモリ304(たとえば揮発性メモリ・デバイス)、およびストレージ306(たとえば、磁気ディスク・ドライブ、光ディスク・ドライブ、テープ・ドライブなどの、不揮発性ストレージ)を含むことができる。ストレージ306は、内部ストレージ・デバイス、あるいは、接続されるかまたはネットワーク・アクセスが可能なストレージを備えることができる。オペレーティング・システム308と、ストレージ306内のバックアップ・プログラム8および10を含むプログラムが、メモリ304内にロードされ、プロセッサ302によって実行される。メモリ304は、情報16、20、22、および24などのデータ構造を、さらに含むことができる。アーキテクチャは、ネットワーク30と通信可能なネットワーク・カード310をさらに含む。入力デバイス312は、ユーザ入力をプロセッサ302に提供するために使用され、キーボード、マウス、ペン・スタイラス、マイクロフォン、タッチ・センサー式ディスプレイ画面、または当分野で知られた任意の他の起動または入力メカニズムを含むことができる。出力デバイス314は、プロセッサ302、または、ディスプレイ・モニタ、プリンタ、ストレージなどの他のコンポーネントから伝送された情報をレンダリングすることができる。
「ある実施形態」、「実施形態」、「諸実施形態」、「その実施形態」、「その諸実施形態」、「1つまたは複数の実施形態」、「いくつかの実施形態」、および「一実施形態」という用語は、特に明示的に指定されていない限り「本発明の1つまたは複数の(ただしすべてではない)実施形態」を意味する。
「含む」、「備える」、「有する」、およびそれらの変形の用語は、特に明示的に指定されていない限り、「含むが限定されない」ことを意味する。
アイテムの列挙されたリストは、特に明示的に指定されていない限り、アイテムのいずれかまたはすべてが相互に排他的であることを示唆するものではない。
「a」、「an」、および「the」は、特に明示的に指定されていない限り、「1つまたは複数」を意味する。
互いに通信しているデバイスは、特に明示的に指定されていない限り、互いに連続した通信状態にあるとは限らない。加えて、互いに通信しているデバイスは、直接、あるいは1つまたは複数の仲介を介して間接的に、通信可能である。
互いに通信しているいくつかのコンポーネントを備える実施形態の説明は、こうしたコンポーネントのすべてが必要であることを示唆するものではない。反対に、本発明の多種多彩かつ可能な諸実施形態を示すために、様々なオプションのコンポーネントについて説明される。
さらに、プロセス・ステップ、方法ステップ、アルゴリズムなどについて、ある順序で説明されている場合があるが、こうしたプロセス、方法、およびアルゴリズムは、代替順序で作業するように構成可能である。言い換えれば、説明可能なステップの任意の順序または順番は、ステップがその順番で実行されるという要件を必ずしも示すものではない。本明細書で説明されるプロセスの諸ステップは、任意の実用的な順序で実行可能である。さらに、いくつかのステップは同時に実行可能である。
本明細書で単一のデバイスまたは製品について記載されている場合、単一のデバイス/製品の代わりに、複数のデバイス/製品が(それらが協働するか否かに関わらず)使用可能であることが容易に明らかとなろう。同様に、本明細書で複数のデバイスまたは製品について(それらが協働するか否かに関わらず)記載されている場合、複数のデバイスまたは製品の代わりに、単一のデバイス/製品が使用可能であること、あるいは、表示されたデバイスまたはプログラムの数の代わりに、異なる数のデバイス/製品が使用可能であることが、容易に明らかとなろう。デバイスの機能あるいは特徴またはその両方は、別の方法として、そうした機能/特徴を有するものとして明示的に説明されていない1つまたは複数の他のデバイスによって具体化することができる。したがって、本発明の他の諸実施形態が、デバイス自体を含む必要はない。
図9および図10に示された諸動作は、ある順序で発生するある諸イベントを示している。代替の諸実施形態では、ある諸動作を異なる順序で実行すること、修正すること、または除去することが可能である。さらに、前述の論理に諸ステップを追加し、依然として説明された諸実施形態に準拠するものとすることが可能である。さらに、本明細書で説明された諸動作は順次発生可能であるか、またはある諸動作は並行して処理可能である。さらに、諸動作を、単一の処理ユニットによって、または分散型処理ユニットによって、実行可能である。
前述の本発明の様々な実施形態の記述は、例示および説明の目的で提示されてきた。これは網羅的なものではなく、本発明を開示された精密な形に限定することは意図されていない。上記教示に鑑みて、多くの修正および変形が可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明によってではなく、本明細書に添付された特許請求の範囲によって限定されることが意図される。前述の仕様、例示、およびデータは、本発明の組成物の製造および使用の完全な説明を提供するものである。本発明の多くの実施形態は、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく実行可能であるため、本発明は、以下に添付の特許請求の範囲内に入るものである。
2 クライアント
4 サーバ
6 ネットワーク
8 クライアント・バックアップ・プログラム
10 サーバ・バックアップ・プログラム
12 ボリューム
14 ストレージ
16 バックアップ・データベース
18a、18b、18c 順次バックアップ・デバイス
20 復元リスト
22 範囲情報
24 分類リスト

Claims (18)

  1. 少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトからデータを復元するためのクライアントおよびサーバの動作を実行するコンピュータ・プログラムであって、
    クライアントによって、復元時点でボリューム内のデータの復元セットを復元する旨の復元要求を開始すること、
    前記復元時点に関する前記データの復元セットを含む、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトを決定することであって、前記決定されたバックアップ・オブジェクトは、全ボリューム・バックアップ、および、異なる時点での前記ボリューム内のデータを提供するデルタ・バックアップを含む、バックアップ・オブジェクトのセットから決定され、異なる時点での前記ボリューム内のブロックに関するデータを提供する異なるバックアップ・オブジェクト内の範囲は、前記順次バックアップ・デバイス内に連続して格納されない、決定すること、
    前記決定されたバックアップ・オブジェクトに関して、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納される範囲を決定すること、
    前記決定された範囲を、それらが分類リストを生成するために前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って分類すること、
    前記サーバによって、前記範囲を、それらが格納された前記順序で前記順次バックアップ・デバイスから順番に前記範囲にアクセスするために、前記分類リスト内の前記順序に従って、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスから取り出すこと、
    前記サーバによって、前記取り出された範囲を前記クライアントに戻すこと、および
    前記クライアントによって、前記受信した範囲から前記復元データ・セットを再構築すること、をコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
  2. 前記決定されたバックアップ・オブジェクトが複数の順次アクセス・デバイス内に格納され、前記分類リスト内の前記範囲を分類することが、前記順次バックアップ・デバイスのそれぞれに関する1つの分類リストを生成するために前記要求されたバックアップ・オブジェクトに関する範囲を含む前記順次バックアップ・デバイスのそれぞれについて実行され、前記取り出すことが、前記範囲が前記順次バックアップ・デバイスに書き込まれた前記順序に従って、前記順次バックアップ・デバイス内の前記範囲に順番にアクセスするために、前記順次バックアップ・デバイスに関する前記分類リスト内の前記順序に従って、前記順次バックアップ・デバイスのそれぞれに関するすべての前記範囲を取り出すことを含む、請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  3. 前記バックアップ・オブジェクトを前記順次バックアップ・デバイス内に格納することが、範囲の1つのインスタンスのみを格納し、前記決定されたバックアップ・オブジェクトのうちの少なくとも2つが少なくとも1つの共通範囲を含み、前記戻された範囲が、前記少なくとも2つの決定されたバックアップ・オブジェクトに含まれる前記少なくとも1つの共通範囲の少なくとも1つのインスタンスのみを含む、請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  4. 前記サーバまたはクライアントが、前記復元セットを含む前記バックアップ・オブジェクトを決定する動作と、前記決定されたバックアップ・オブジェクトに関する前記範囲を決定する動作とを実行し、前記動作が、
    前記クライアントによって、前記クライアント側にローカルに維持されている前記決定された範囲を決定すること、および
    前記クライアントによって、前記クライアント側にローカルに維持されていない前記要求されたバックアップ・オブジェクト内の範囲のインジケーションを前記サーバに送信することであって、前記サーバは、前記クライアントがローカルに維持していない前記指示された範囲を前記クライアントに戻し、前記クライアントは、前記サーバから受信された前記範囲、および、前記クライアント側にローカルに維持されている前記要求されたバックアップ・オブジェクト内の前記範囲から、前記復元セットを再構築する、送信すること
    をさらに含む、請求項3に記載のコンピュータ・プログラム。
  5. 時点を有する各バックアップ・オブジェクトについて、バックアップ・オブジェクトがインデックスに示されたそれぞれのファイルについて前記時点でデータを提供するかどうかを示す、前記ボリューム内のファイルのファイル・インデックスを提供することをさらに含み、前記ファイル・インデックスが、前記バックアップ・オブジェクトがデータを提供する前記ファイルに関するデータを有する前記バックアップ・オブジェクト内の少なくとも1つの範囲を示す、請求項1に記載のコンピュータ・プログラム。
  6. 前記復元セットが前記ボリューム内のファイルのサブセットを含み、
    前記バックアップ・オブジェクトを決定することが、前記バックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、全バックアップ・ボリュームのみ、1つまたは複数のデルタ・バックアップ、あるいは、前記復元時点で前記復元セットにおける前記ファイルに関する最も新しいデータを提供する1つまたは複数のデルタ・バックアップと組み合わせた全バックアップ・ボリュームに関する、バックアップ・オブジェクトを決定することを含む、
    請求項5に記載のコンピュータ・プログラム。
  7. 前記範囲を決定することが、前記決定されたバックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、前記復元セット内の前記ファイルに関する前記復元時点での最も新しいデータを提供する、前記範囲を決定することを含む、請求項6に記載のコンピュータ・プログラム。
  8. 前記復元セットが前記全ボリュームを含み、
    前記バックアップ・オブジェクトを決定することが、前記バックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、全バックアップ・ボリュームのみ、あるいは、前記復元時点で前記ボリュームにおけるすべてのファイルに関する最も新しいデータを提供する、1つまたは複数のデルタ・バックアップと組み合わせた全バックアップ・ボリュームに関する、バックアップ・オブジェクトを決定することを含み、
    前記範囲を決定することが、前記決定されたバックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、前記ボリューム内の前記ファイルに関する前記復元時点での最も新しいデータを提供する、前記範囲を決定することを含む、
    請求項5に記載のコンピュータ・プログラム。
  9. クライアントおよび少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスと通信するシステムであって、
    プロセッサと、
    動作を実行するために前記プロセッサによって実行されるコードを含むコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体とを備え、前記動作が、
    前記クライアントから、復元時点でボリューム内のデータの復元セットを復元する旨の復元要求を受信すること、
    前記復元時点に関する前記データの復元セットを含む、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトを決定することであって、前記決定されたバックアップ・オブジェクトは、全ボリューム・バックアップ、および、異なる時点での前記ボリューム内のデータを提供するデルタ・バックアップを含む、バックアップ・オブジェクトのセットから決定され、異なる時点での前記ボリューム内のブロックに関するデータを提供する異なるバックアップ・オブジェクト内の範囲は、前記順次バックアップ・デバイス内に連続して格納されない、決定すること、
    前記決定されたバックアップ・オブジェクトに関して、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納される範囲を決定すること、
    前記決定された範囲を、それらが分類リストを生成するために前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って分類すること、
    前記サーバによって、前記範囲を、それらが格納された前記順序で前記順次バックアップ・デバイスから順番に前記範囲にアクセスするために、前記分類リスト内の前記順序に従って、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスから取り出すこと、
    前記サーバによって、前記取り出された範囲を前記クライアントに戻すことであって、前記クライアントが、前記受信した範囲から前記復元データ・セットを再構築する、戻すこと、
    を含む、システム。
  10. 前記要求されたデータ・オブジェクトが複数の順次アクセス・デバイス内に格納され、前記分類リスト内の前記範囲を分類することが、前記順次バックアップ・デバイスのそれぞれに関する1つの分類リストを生成するために前記要求されたバックアップ・オブジェクトに関する範囲を含む前記順次バックアップ・デバイスのそれぞれについて実行され、前記取り出すことが、前記範囲が前記順次バックアップ・デバイスに書き込まれた前記順序に従って、前記順次バックアップ・デバイス内の前記範囲に順番にアクセスするために、前記順次バックアップ・デバイスに関する前記分類リスト内の前記順序に従って、前記順次バックアップ・デバイスのそれぞれに関するすべての前記範囲を取り出すことを含む、請求項9に記載のシステム。
  11. 少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスと通信するシステムであって、
    クライアント・バックアップ・プログラムを有するクライアントと、
    サーバ・バックアップ・プログラムを有するサーバとを備え、前記サーバが前記クライアントと通信し、
    前記クライアント・バックアップ・プログラムが、復元時点でボリューム内のデータの復元セットを復元する旨の復元要求を開始するために実行され、
    前記サーバ・バックアップ・プログラムが、
    前記復元時点に関する前記データの復元セットを含む、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトを決定することであって、前記決定されたバックアップ・オブジェクトは、全ボリューム・バックアップ、および、異なる時点での前記ボリューム内のデータを提供するデルタ・バックアップを含む、バックアップ・オブジェクトのセットから決定され、異なる時点での前記ボリューム内のブロックに関するデータを提供する異なるバックアップ・オブジェクト内の範囲は、前記順次バックアップ・デバイス内に連続して格納されない、決定すること、
    前記決定されたバックアップ・オブジェクトに関して、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納される範囲を決定すること、
    前記決定された範囲を、それらが分類リストを生成するために前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って分類すること、
    前記サーバによって、前記範囲を、それらが格納された前記順序で前記順次バックアップ・デバイスから順番に前記範囲にアクセスするために、前記分類リスト内の前記順序に従って、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスから取り出すこと、
    前記サーバによって、前記取り出された範囲を前記クライアントに戻すこと、
    を実行するために実行され、
    さらに前記クライアント・バックアップ・プログラムが、前記受信した範囲から前記復元データ・セットを再構築するために実行される、
    システム。
  12. 前記バックアップ・オブジェクトを前記順次バックアップ・デバイス内に格納することが、範囲の1つのインスタンスのみを格納し、前記決定されたバックアップ・オブジェクトのうちの少なくとも2つが少なくとも1つの共通範囲を含み、前記戻された範囲が、前記少なくとも2つの決定されたバックアップ・オブジェクトに含まれる前記少なくとも1つの共通範囲の少なくとも1つのインスタンスのみを含む、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記サーバ・バックアップ・プログラムまたはクライアント・バックアップ・プログラムが、前記復元セットを含む前記バックアップ・オブジェクトを決定する動作と、前記決定されたバックアップ・オブジェクトに関する前記範囲を決定する動作とを実行し、
    前記クライアント・バックアップ・プログラムが、
    前記クライアント側にローカルに維持されている前記決定された範囲を決定すること、および
    前記クライアント側にローカルに維持されていない前記要求されたバックアップ・オブジェクト内の範囲のインジケーションを前記サーバに送信することであって、前記サーバは、前記クライアントがローカルに維持していない前記指示された範囲を前記クライアントに戻し、前記クライアントは、前記サーバから受信された前記範囲、および、前記クライアント側にローカルに維持されている前記要求されたバックアップ・オブジェクト内の前記範囲から、前記復元セットを再構築する、送信すること
    をさらに実行するために実行される、
    請求項12に記載のシステム。
  14. さらに前記サーバ・バックアップ・プログラムが、時点を有する各バックアップ・オブジェクトについて、バックアップ・オブジェクトがインデックスに示されたそれぞれのファイルについて前記時点でデータを提供するかどうかを示す、前記ボリューム内のファイルのファイル・インデックスを提供するために実行され、前記ファイル・インデックスが、前記バックアップ・オブジェクトがデータを提供する前記ファイルに関するデータを有する前記バックアップ・オブジェクト内の少なくとも1つの範囲を示す、請求項11に記載のシステム。
  15. 前記復元セットが前記ボリューム内のファイルのサブセットを含み、
    前記クライアント・バックアップ・プログラムによって、前記バックアップ・オブジェクトを決定することが、前記バックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、全バックアップ・ボリュームのみ、1つまたは複数のデルタ・バックアップ、あるいは、前記復元時点で前記復元セットにおける前記ファイルに関する最も新しいデータを提供する1つまたは複数のデルタ・バックアップと組み合わせた全バックアップ・ボリュームに関する、バックアップ・オブジェクトを決定することを含む、
    請求項14に記載のシステム。
  16. 前記範囲を決定することが、前記決定されたバックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、前記復元セット内の前記ファイルに関する前記復元時点での最も新しいデータを提供する、前記範囲を決定することを含む、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記復元セットが前記全ボリュームを含み、
    前記バックアップ・オブジェクトを決定することが、前記バックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、全バックアップ・ボリュームのみ、あるいは、前記復元時点で前記ボリュームにおけるすべてのファイルに関する最も新しいデータを提供する、1つまたは複数のデルタ・バックアップと組み合わせた全バックアップ・ボリュームに関する、バックアップ・オブジェクトを決定することを含み、
    前記範囲を決定することが、前記決定されたバックアップ・オブジェクト内の前記ファイル・インデックスから、前記ボリューム内の前記ファイルに関する前記復元時点での最も新しいデータを提供する、前記範囲を決定することを含む、
    請求項15に記載のシステム。
  18. 少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内にバックアップ・オブジェクトを格納すること、
    クライアントによって、復元時点でボリューム内のデータの復元セットを復元する旨の復元要求を開始すること、
    前記復元時点に関する前記データの復元セットを含む、少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納されたバックアップ・オブジェクトを決定することであって、前記決定されたバックアップ・オブジェクトは、全ボリューム・バックアップ、および、異なる時点での前記ボリューム内のデータを提供するデルタ・バックアップを含む、バックアップ・オブジェクトのセットから決定され、異なる時点での前記ボリューム内のブロックに関するデータを提供する異なるバックアップ・オブジェクト内の範囲は、前記順次バックアップ・デバイス内に連続して格納されない、決定すること、
    前記決定されたバックアップ・オブジェクトに関して、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納される範囲を決定すること、
    前記決定された範囲を、それらが分類リストを生成するために前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイス内に格納された順序に従って分類すること、
    前記サーバによって、前記範囲を、それらが格納された前記順序で前記順次バックアップ・デバイスから順番に前記範囲にアクセスするために、前記分類リスト内の前記順序に従って、前記少なくとも1つの順次バックアップ・デバイスから取り出すこと、
    前記サーバによって、前記取り出された範囲を前記クライアントに戻すこと、および
    前記クライアントによって、前記受信した範囲から前記復元データ・セットを再構築すること、
    を含む、方法。
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