JP2002222105A - ファイルシステムと、そのファイルシステムの実現に用いられるプログラムと、そのプログラムを記録したプログラム記録媒体 - Google Patents

ファイルシステムと、そのファイルシステムの実現に用いられるプログラムと、そのプログラムを記録したプログラム記録媒体

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JP2002222105A
JP2002222105A JP2001340182A JP2001340182A JP2002222105A JP 2002222105 A JP2002222105 A JP 2002222105A JP 2001340182 A JP2001340182 A JP 2001340182A JP 2001340182 A JP2001340182 A JP 2001340182A JP 2002222105 A JP2002222105 A JP 2002222105A
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directory
file
policy
data
file system
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Naoya Fujisaki
直哉 藤崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、通常のファイル操作インタフェース
の性能を損なうことなく、また、通常のファイルシステ
ムとの互換性を実現しつつ、固有の属性を付加すること
を実現する新たなファイルシステムの提供を目的とす
る。 【解決手段】ディレクトリのパス情報とそれに対応付け
て指定される1つ又は複数の属性データとで構成される
ポリシデータを入力する手段と、入力されたポリシデー
タに従ってディレクトリに割り付けた属性データについ
ては、その配下のディレクトリに継承させる形で割り付
けるとともに、継承を要求されない属性データについて
は、入力されたポリシデータの持つ属性データを優先す
る形でディレクトリに割り付けることで、各ディレクト
リに属性データを割り付ける手段とを備えるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つ又は複数のボ
リュームで構成されるファイルシステムと、そのファイ
ルシステムの実現に用いられるプログラムと、そのプロ
グラムを記録したプログラム記録媒体とに関し、特に、
通常のファイル操作インタフェースの性能を損なうこと
なく、また、通常のファイルシステムとの互換性を実現
しつつ、固有の属性を付加することを実現するファイル
システムと、そのファイルシステムの実現に用いられる
プログラムと、そのプログラムを記録したプログラム記
録媒体とに関する。
【0002】近年のコンピュータシステムの普及ととも
に、あらゆる分野でコンピュータが利用されている。特
に会社などの組織のコンピュータシステムにおいては、
情報を効率良く共有するために、情報を集中管理するサ
ーバを設けている。
【0003】また、昨今、インターネットやイントラネ
ットの普及につれて、予め見積もられていた組織自身が
収集・作成した情報の他に、電子メールやWEBファイ
ルのダウンロードなどによる個人の情報が予測外に蓄積
され、これに応じて、否応なしに、サーバに情報を保存
するディスク装置が次々と追加されているのが実情であ
る。
【0004】現状のように、サーバに蓄えられている様
々な情報がディスク装置群に混沌と保存されていると、
あるディスク装置の故障により、何の情報が失われたの
かを把握するのが困難である。
【0005】このような大量の情報を管理するときに起
こる問題点を解決するために、情報の種類により情報を
ディスク装置に分散配置するというようなポリシが導入
されてきている。
【0006】このようなポリシの導入にあたっては、ポ
リシ処理オーバヘッドによるシステム性能の低下は避け
なければならず、更に、ポリシ管理された情報(ファイ
ルの属性)と、そうでない一般の情報(ファイルの属
性)との互換性を考慮しなければならない。
【0007】
【従来の技術】本出願人が言うポリシとは、ファイルに
固有の属性を与えて、それに従ってある処理を実行する
ことで、ファイルシステムに付加価値を与えることを実
現する技術である。
【0008】従来技術のファイルシステムで実現されて
いるポリシとしては、UNIX(登録商標)のquota(ク
オータ)がある。このUNIXのquota は、ユーザ毎に
利用ディスク容量を制限するというポリシを実現してい
る。
【0009】このquota と組み合わせるアプリケーショ
ンは、あるユーザに許可されている利用制限量を超える
と、そのユーザに対して、その旨を電子メールで通知し
たり、管理者からの指示を電子メールで通知することな
どを行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のファイルシステムで実現されているポリシとして
は、このUNIXのquota の他にはないというのが実情
である。
【0011】例えば、UNIXのquota では、ユーザ毎
に利用ディスク容量を制限するというポリシを実現して
いるが、ユーザ毎ではなくて、あるグループ毎に利用デ
ィスク容量を制限するというポリシを実現したい場合も
ある。しかしながら、従来技術に従うファイルシステム
では、このようなポリシを実現できない。
【0012】また、現在のファイルシステムは、情報の
増大に伴って、通常、ディスク(ボリューム)を複数備
えるマルチボリューム構成を採っている。
【0013】このようなマルチボリューム構成を採る場
合に、ファイルシステムの管理者(人間)は、アクセス
頻度の大きいファイルについては、アクセス速度の速い
ディスクに格納したというように、あるファイルをある
ディスクに格納したいと考えることがある。
【0014】しかしながら、従来技術のファイルシステ
ムでは、ファイルをどのディスクに格納するのかについ
てはファイルシステム自身が決定しており、ファイルシ
ステムの管理者はその決定に関与できず、従って、この
ような要望に応えるポリシを実現できない。
【0015】また、このようなマルチボリューム構成を
採る場合に、ファイルシステムの管理者は、あるファイ
ルのアクセス頻度を測定して、アクセス頻度の大きいフ
ァイルについては、アクセス速度の速い別のディスクに
移したいと考えることがある。
【0016】しかしながら、従来技術のファイルシステ
ムでは、ファイルシステム全体としてのアクセス頻度を
測定するという技術については提供されているものの、
あるファイルのアクセス頻度やあるファイルグループの
アクセス頻度を測定するという技術については提供され
ておらず、従って、このような要望に応えるポリシを実
現できない。
【0017】このように、従来技術のファイルシステム
で提供されているポリシはUNIXのquota だけであ
り、非常に不十分である。
【0018】一方、ポリシの実現にあたっては、ポリシ
処理のオーバヘッドが大きくならないようにしていく必
要がある。
【0019】UNIXのquota で実現されているポリシ
では、ユーザに許可されている利用制限量を超えると、
そのユーザに対して、その旨を電子メールで通知するこ
となどを行っているが、ファイルシステムの管理者から
みると、このポリシの実現には、ユーザが電子メールを
受信してから不要ファイルを削除するまでの時間を要す
ることから、ポリシ処理のオーバヘッドが大きいという
問題点がある。
【0020】そして、ポリシの実現にあたっては、ファ
イルシステムで行われるバックアップの処理で、その実
現に用いられる属性データが消失されないようにしてい
く必要がある。
【0021】UNIXのquota で実現されているポリシ
では、ポリシ管理されたファイル(ポリシを実現するた
めの属性データを管理しているファイル)をアーカイブ
ファイルにバックアップする場合に、アーカイブファイ
ルはファイルデータのみをバックアップすることから、
そのポリシを実現するための属性データが消失してしま
うという問題点がある。
【0022】そして、ポリシの実現にあたっては、異な
るファイルシステム間での互換性を持たせる必要があ
る。
【0023】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、通常のファイル操作インタフェースの性能を
損なうことなく、また、通常のファイルシステムとの互
換性を実現しつつ、固有の属性を付加することを実現す
る新たなファイルシステムの提供と、そのファイルシス
テムの実現に用いられる新たなプログラムの提供と、そ
のプログラムを記録した新たなプログラム記録媒体の提
供とを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のファイルシステムでは、1つ又は複数のボ
リュームで構成されるときにあって、ディレクトリのパ
ス情報とそれに対応付けて指定される1つ又は複数の属
性データとで構成されるポリシデータを入力する入力手
段と、入力されたポリシデータに従ってディレクトリに
割り付けた属性データについては、その配下のディレク
トリに継承させる形で割り付けるとともに、継承を要求
されない属性データについては、入力されたポリシデー
タの持つ属性データを優先する形でディレクトリに割り
付けることで、各ディレクトリに属性データを割り付け
る割付手段とを備えるように構成する。
【0025】この構成を採るときにあって、ファイルを
配下に持つディレクトリに、その配下のファイルのサイ
ズの合計情報を属性データの1つとして割り付ける第2
の割付手段を備えることがある。
【0026】また、ファイルデータがアーカイブファイ
ルに格納される場合に、隠しファイルを作成して、そこ
に入力されたポリシデータを格納し、それをアーカイブ
ファイルに格納する格納手段と、アーカイブファイルに
格納されるファイルデータが再格納される場合に、その
隠しファイルに格納されるポリシデータを読み込んで登
録する登録手段とを備えることがある。
【0027】また、ディレクトリの作成要求で指定され
る親ディレクトリに対応付けて設けられて、ポリシデー
タの持つディレクトリパス情報をどこまで検索したのか
について示す情報を管理する制御表へのポインタ情報を
記録する記録手段を備えることがある。この記録手段
は、ポリシデータの持つディレクトリパス情報を検索す
る必要がない場合には、そのポインタ情報を記録しない
ことで、ポリシデータの持つディレクトリパス情報を検
索する必要がないことを表示する。
【0028】また、ファイル操作に従ってポリシデータ
を違反する状態が発生する場合に、ポリシデータの持つ
該当する属性データにその旨を記録する第2の記録手段
を備えることがある。
【0029】また、ポリシ違反しているファイル又はデ
ィレクトリのポリシを回復させ、かつ最適化を図る回復
手段を備えることがある。
【0030】このように構成される本発明のファイルシ
ステムでは、割付手段は、入力手段がディレクトリのパ
ス情報とそれに対応付けて指定される1つ又は複数の属
性データとで構成されるポリシデータを入力すると、入
力されたポリシデータに従ってディレクトリに割り付け
た属性データについては、その配下のディレクトリに継
承させる形で割り付けるとともに、継承を要求されない
属性データについては、入力されたポリシデータの持つ
属性データを優先する形でディレクトリに割り付けるこ
とで、各ディレクトリに属性データを割り付ける。
【0031】例えば、図1に示すように、3つの属性デ
ータを持つポリシデータを入力するときに、第1番目と
第3番目の属性データが継承特性を持たず、第2番目の
属性データが継承特性を持つ場合にあって、 (/root/A):(a,b,c) (/root/A/B/D):(d,指定なし,e) というポリシデータを入力するときには、ディレクト
リAに対して(a,b,c)という属性データを割り付
け、ディレクトリBに対して(a,b,c)という属
性データを割り付け、ディレクトリCに対して(d,
b,e)という属性データを割り付けるのである。
【0032】このような属性データの割り付け機能を持
つことから、本発明のファイルシステムによれば、例え
ば、ポリシデータの持つ属性データの1つとしてボリュ
ーム番号を定義することで、ファイルシステムの管理者
は、ファイルの格納先のディレクトリの指定に応じて、
そのファイルを自分の希望するディスクに格納すること
ができるようになる。
【0033】また、例えば、ポリシデータの持つ属性デ
ータの1つとしてquota を定義することで、ファイルシ
ステムの管理者は、あるディレクトリ配下のファイルの
利用ディスク容量を制限できるようになるので、あるグ
ループ毎に利用ディスク容量を制限することができるよ
うになる。
【0034】また、例えば、ポリシデータの持つ属性デ
ータの1つとしてこういう統計情報を収集するという命
令を定義することで、ファイルシステムの管理者は、あ
るディレクトリ配下のファイルやファイルグループを収
集対象として、そのファイルやそのファイルグループの
統計情報を収集することができるようになる。
【0035】このようにして、本発明のファイルシステ
ムによれば、ディレクトリパス情報に対応付ける形でフ
ァイルに固有の属性データを与えることが可能になり、
これにより様々な付加価値を与えることができるように
なる。そして、このとき、属性データの機能に応じてそ
の継承方法を変えるようにしているので、個々のポリシ
機能の一貫性を維持することができるようになる。
【0036】この構成を採るときにあって、第2の割付
手段は、ファイルを配下に持つディレクトリに、その配
下のファイルのサイズの合計情報を属性データの1つと
して割り付ける。
【0037】この機能が用意されることで、例えば、re
nameシステムコールによりディスクに跨がって移動する
ファイルの総合データサイズをディレクトリのみを検索
することで求めることが可能となり、ファイルのメタデ
ータのアクセスのオーバヘッドをなくすことができるよ
うになる。
【0038】一方、この構成を採るときにあって、格納
手段は、ファイルデータがアーカイブファイルに格納さ
れる場合に、隠しファイルを作成して、そこに入力され
たポリシデータを格納し、それをアーカイブファイルに
格納する処理を行う。
【0039】アーカイブファイルはファイルデータのみ
をバックアップすることから、この格納手段が用意され
ないと、バックアップの際に、入力されたポリシデータ
は失われてしまう。そこで、ポリシデータのバックアッ
プを行う格納手段というインタフェースを設けるのであ
る。
【0040】このバックアップインタフェース機能が用
意されることで、ファイルシステム固有のポリシデータ
が取り出されて、隠しファイルの形で、ファイルデータ
の1つとしてアーカイブファイルにバックアップされる
ことになるので、従来のアーカイブファイルのデータフ
ォーマットの仕様を変えることなく、ファイルシステム
に依存したポリシデータを保持することができるように
なる。
【0041】一方、この構成を採るときにあって、登録
手段は、アーカイブファイルに格納されるファイルデー
タが再格納される場合に、その隠しファイルに格納され
るポリシデータを読み込んで登録する処理を行う。
【0042】上述の格納手段の処理に従って、ファイル
システム固有のポリシデータをアーカイブファイルに単
にバックアップしても、そのポリシデータは隠しファイ
ルとして存在するものの、バックアップ元のファイル自
身のポリシデータは失われてしまう。そこで、ポリシデ
ータのリストアを行う登録手段というインタフェースを
設けるのである。
【0043】このリストアインタフェース機能が用意さ
れることで、アーカイブファイルの隠しファイルに格納
されるポリシデータが取り出されて、そのポリシデータ
がファイルシステムに登録設定されることになるので、
従来のアーカイブファイルのデータフォーマットの仕様
を変えることなく、ファイルシステムに依存したポリシ
データを持つファイルを、別のファイルシステムに復元
することができるようになる。
【0044】一方、この構成を採るときにあって、ディ
レクトリの作成要求で指定される親ディレクトリに対応
付けて設けられる記録手段は、ポリシデータの持つディ
レクトリパス情報のどこまでを検索したのかについて示
す情報を管理する制御表へのポインタ情報を記録すると
ともに、そのディレクトリパス情報を検索する必要がな
い場合には、そのポインタ情報を記録しないことで、ポ
リシデータの持つディレクトリパス情報を検索する必要
があるのか否かを表示するとともに、検索する必要があ
る場合には、ディレクトリパス情報のどこから検索した
らよいのかについて表示する処理を行う。
【0045】アーカイブファイルに格納されるファイル
データがファイルシステムに再格納されるときに、ポリ
シデータの指定されるディレクトリに対してはポリシデ
ータの持つ属性データを割り付けていく必要がある。
【0046】このとき、この記録手段が用意されること
で、不要なパス検索処理を避けることができるようにな
るとともに、既に検索したパス部分の重複する検索を避
けることができるようになることで、パス検索処理のオ
ーバヘッドを大幅に削減することができるようになる。
【0047】一方、この構成を採るときにあって、第2
の記録手段は、ファイル操作に従ってポリシデータに違
反する状態が発生する場合に、ポリシデータの持つ該当
する属性データにその旨を記録する処理を行う。
【0048】例えば、ボリュームを割り当てる際に、1
つのファイルシステム上でポリシデータの指定するボリ
ュームに空き領域がない場合に、他の空き領域のあるボ
リュームに割り当てることでアクセスエラーが発生しな
いようにすることが好ましい。
【0049】このとき、この第2の記録手段が用意され
ることで、ポリシデータに叶わなかったファイルをポリ
シ違反して記録することができるようになることで、ポ
リシ実現処理のオーバヘッドをなくすことができるよう
になるとともに、書込エラーの発生を押さえて、ポリシ
の如何に関わらず汎用のUNIXファイルシステムの仕
様を遵守することができるようになる。
【0050】UNIXのquota で実現されているポリシ
では、ユーザに許可されている利用制限量を超えると、
そのユーザに対して、その旨を電子メールで通知するこ
となどを行うために、ポリシ処理のオーバヘッドが大き
いという問題点がある。
【0051】これに対して、本発明によれば、第2の記
録手段が用意されることで、ポリシ違反の発生を記録す
る機構が用意されているので、利用制限量を超えた形で
の一時的な利用が可能になることで、ポリシ処理のオー
バヘッドを削減することができるようになる。
【0052】一方、この構成を採るときにあって、回復
手段は、ポリシ違反しているファイル/ディレクトリに
対して、その最適化を図りつつポリシを回復させる処理
を行う。
【0053】例えば、ボリュームの空き領域がなくて、
ポリシと異なるボリュームが割り当てられた後、当初の
目的のボリュームに空き領域ができたり、当初のポリシ
に新たにボリュームを追加することなどにより、ポリシ
回復が見込まれる場合には、現ボリュームから、そのよ
うなポリシに沿うボリュームにデータを移動させ、か
つ、そのデータの配置が最適であるようにすることがデ
ータマネージメント上望ましい。
【0054】このとき、この回復手段が用意されること
で、記録しておいたポリシ違反リストから、ポリシ回復
対象のファイル/ディレクトリを瞬時に探し出し、ボリ
ュームの空き領域などのシステムの状態から判断して、
ポリシの回復が可能ならば、その回復と最適化を図る処
理を行うことができるようになる。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0056】図2に、本発明のファイルシステム(1つ
のファイルシステムで構成されることもあるし、複数の
ファイルシステムで構成されることもある)により実現
されるポリシの指定処理の一例を図示する。
【0057】この図に示すように、本発明のファイルシ
ステムでは、例えば、ディレクトリXにポリシ(X,1) が
指定されると、そのポリシ(X,1) を図中に示すpolicy
(X,1)が区画するディレクトリに継承させ、ディレクト
リXにポリシ(X,2) が指定されると、そのポリシ(X,2)
を図中に示すpolicy(X,2) が区画するディレクトリに継
承させ、ディレクトリAにポリシ(A,1) が指定される
と、そのポリシ(A,1) を図中に示すpolicy(A,1) が区画
するディレクトリに継承させ、ディレクトリAにポリシ
(A,2) が指定されると、そのポリシ(A,2) を図中に示す
policy(A,2) が区画するディレクトリに継承させるとい
うように、ディレクトリに対してポリシが指定される場
合に、原則として、そのポリシをその配下のディレクト
リに継承させるとともに、継承が要求されないポリシに
ついては、その配下のディレクトリに対して指定される
ポリシを優先する形で、ディレクトリに対してポリシを
指定するように処理する。
【0058】図3に、このようなポリシ指定処理を実行
する本発明のファイルシステムの一実施形態例を図示す
る。
【0059】図中、1は本発明のファイルシステム、2
は本発明のファイルシステム1が備えるポリシ制御モジ
ュール、3は本発明のファイルシステム1が備えるパス
検索モジュール、10はユーザ空間である。
【0060】ここで、ポリシ制御モジュール2やパス検
索モジュール3を実現するプログラムは、計算機が読み
取り可能な半導体メモリなどの適当な記録媒体に格納す
ることができる。
【0061】ポリシの指定処理にあたって、本発明のフ
ァイルシステム1の管理者は、図中のAで示すように、
処理対象となるポリシデータを登録する。このとき登録
されるポリシデータは、図1に示したように、ディレク
トリのパス情報(目的ディレクトリ)と、それに対応付
けて指定される1つ又は複数の属性データ(機能デー
タ)とで構成されている。
【0062】このポリシデータの登録を受けて、本発明
のファイルシステム1は、図中のBで示すように、登録
されたポリシデータを入力し、それが持つ目的ディレク
トリを検索して、目的ディレクトリが見つからない場合
には、パス検索モジュール3を起動し、目的ディレクト
リが見つかった場合には、ポリシ制御モジュール2を起
動する。
【0063】このようにして起動されると、ポリシ制御
モジュール2は、ポリシデータの持つ属性データ(機能
データ)毎に、以下の処理を繰り返す。
【0064】すなわち、先ず最初に、メタデータから親
ディレクトリの持つ処理対象の属性データを取得して、
それと登録されたポリシデータの持つ処理対象の属性デ
ータとを比較する。そして、属性データ毎に定義される
継承属性に従って、親ディレクトリの属性データを継承
するのか否かを判定して、親ディレクトリの属性データ
を継承する場合には、目的ディレクトリにその親ディレ
クトリの属性データを割り付け、一方、親ディレクトリ
の属性データを継承する必要がなければ、目的ディレク
トリに指定された属性データを目的ディレクトリに割り
付ける。
【0065】このようにして、本発明のファイルシステ
ム1では、ディレクトリに対してポリシが指定される場
合に、原則として、そのポリシをその配下のディレクト
リに継承させるとともに、継承が要求されないポリシに
ついては、その配下のディレクトリに対して指定される
ポリシを優先する形で、ディレクトリに対してポリシを
指定するように処理するのである。
【0066】このような属性データの割り付け機能を持
つことから、本発明のファイルシステム1によれば、例
えば、ポリシデータの持つ属性データの1つとしてボリ
ューム番号を定義することで、本発明のファイルシステ
ム1の管理者は、ファイルの格納先のディレクトリの指
定に応じて、そのファイルを自分の希望するディスクに
格納することができるようになる。
【0067】また、例えば、ポリシデータの持つ属性デ
ータの1つとしてquota を定義することで、本発明のフ
ァイルシステム1の管理者は、あるディレクトリ配下の
ファイルの利用ディスク容量を制限できるようになるの
で、あるグループ毎に利用ディスク容量を制限すること
ができるようになる。
【0068】また、例えば、ポリシデータの持つ属性デ
ータの1つとしてこういう統計情報を収集するという命
令を定義することで、本発明のファイルシステム1の管
理者は、あるディレクトリ配下のファイルやファイルグ
ループを収集対象として、そのファイルやそのファイル
グループの統計情報を収集することができるようにな
る。
【0069】本発明のファイルシステム1もまた、本発
明を具備しないファイルシステムと同様に、ファイルデ
ータをアーカイブファイルにバックアップしなければな
らないことが起こる。
【0070】アーカイブファイルはファイルデータのみ
をバックアップすることから、従来技術に従っている
と、バックアップの際に、ディレクトリに割り付けたポ
リシデータが失われてしまうことになる。
【0071】そこで、本発明のファイルシステム1で
は、図4に示すように、ファイルデータをアーカイブフ
ァイル20にバックアップする際に、隠しファイル(図
中のstab-file)を作成して、そこにポリシデータを格納
し、それをアーカイブファイル20にバックアップする
とともに、アーカイブファイル20にバックアップされ
たファイルデータをリストアする際に、その隠しファイ
ルにバックアップされたポリシデータをリストアすると
いう処理を行うポリシ・バックアップ・リストア・イン
タフェースモジュール4を備える構成を採っている。
【0072】次に、図5に従って、このポリシ・バック
アップ・リストア・インタフェースモジュール4の実行
する処理について詳細に説明する。
【0073】本発明のファイルシステム1の管理者は、
ファイルデータをアーカイブファイル20にバックアッ
プする際に、ポリシデータのバックアップ命令を発行す
る(図中のA1)。
【0074】このバックアップ命令を受け取ると、ポリ
シ・バックアップ・リストア・インタフェースモジュー
ル4は、それをポリシ制御モジュール2に渡し(図中の
A2)、これを受けて、ポリシ制御モジュール2は、管
理するポリシデータを取り出して、それをポリシ・バッ
クアップ・リストア・インタフェースモジュール4に渡
す(図中のA3)。
【0075】このポリシデータを受けて、ポリシ・バッ
クアップ・リストア・インタフェースモジュール4は、
その渡されるポリシデータを発行されたバックアップ命
令に渡し(図中のA4)、これを受けて、発行されたバ
ックアップ命令は、隠しファイル(図中のstab-file)を
作成して、そこに受け取ったポリシデータを格納する
(図中のA5)最後に、発行されたバックアップ命令
は、ファイルシステムのバックアップを隠しファイルと
ともにアーカイブファイル20に保存して(図中のA
6)、処理を終了する。
【0076】一方、本発明のファイルシステム1の管理
者は、アーカイブファイル20にバックアップされたフ
ァイルデータをリストアする際に、ポリシデータのリス
トア命令を発行する(図中のB1)。
【0077】この発行されたリストア命令は、アーカイ
ブファイル20に格納される隠しファイル(図中のstab
-file)から、ポリシデータを抽出して、それをポリシ・
バックアップ・リストア・インタフェースモジュール4
に渡す(図中のB2)。
【0078】このポリシデータを受けて、ポリシ・バッ
クアップ・リストア・インタフェースモジュール4は、
発行されたリストア命令と受け取ったポリシデータとを
ポリシ制御モジュール2に渡し(図中のB3)、これを
受けて、ポリシ制御モジュール2は、発行されたリスト
ア命令に従って、受け取ったポリシデータを登録/管理
して、その旨をポリシ・バックアップ・リストア・イン
タフェースモジュール4に返す(図中のB4)。
【0079】これを受けて、ポリシ・バックアップ・リ
ストア・インタフェースモジュール4は、発行されたリ
ストア命令に対してポリシデータのリストアが終了した
旨を渡し(図中のB5)、これを受けて、発行されたリ
ストア命令は、隠しファイルを除いて、アーカイブファ
イル20のデータを本発明のファイルシステム1にリス
トアして(図中のB6)、処理を終了する。
【0080】このようにして、本発明のファイルシステ
ム1では、ポリシ・バックアップ・リストア・インタフ
ェースモジュール4が用意されることで、ファイルシス
テム固有のポリシデータが取り出されて、隠しファイル
の形で、ファイルデータの1つとしてアーカイブファイ
ル20にバックアップされることになるので、従来のア
ーカイブファイルのデータフォーマットの仕様を変える
ことなく、ファイルシステムに依存したポリシデータを
保持することができるようになる。
【0081】そして、アーカイブファイル20の隠しフ
ァイルに格納されるポリシデータが取り出されて、その
ポリシデータがファイルシステムに登録設定されること
になるので、従来のアーカイブファイルのデータフォー
マットの仕様を変えることなく、ファイルシステムに依
存したポリシデータを持つファイルを、別のファイルシ
ステムに復元することができるようになる。
【0082】アーカイブファイル20にバックアップさ
れたファイルデータをリストアする場合には、メイク・
ディレクトリ・リクエスト命令(mkdir-request) が発行
されるので、本発明のファイルシステム1は、本発明を
具備しないファイルシステムと同様に、このメイク・デ
ィレクトリ・リクエスト命令に応答してディレクトリを
作成していって、それに続けてファイル・クリエイト命
令が発行される場合には、その作成したディレクトリに
ファイルデータをリストアしていくことになる。
【0083】この処理を行うことに加えて、本発明のフ
ァイルシステム1では、ポリシデータの持つ属性データ
を対となるディレクトリにリストアする必要があるの
で、メイク・ディレクトリ・リクエスト命令が発行され
るときに、そのメイク・ディレクトリ・リクエスト命令
で指定されるディレクトリパスがポリシデータの持つデ
ィレクトリパス情報(隠しファイルからリストアされる
ものを使う)と一致するのか否かを検索して、一致する
場合には、それに続けて送られてくるポリシデータの持
つ属性データを、そのメイク・ディレクトリ・リクエス
ト命令により作成されたディレクトリにリストアしてい
く必要がある。
【0084】メイク・ディレクトリ・リクエスト命令が
発行されると、本発明を具備しないファイルシステムと
同様に、本発明のファイルシステム1に対して、目的デ
ィレクトリ名(作成対象のディレクトリ名)と、カレン
トディレクトリ(その目的ディレクトリの親ディレクト
リとなるもの)のiノード番号とが渡される。
【0085】これから、この検索処理では、図6に示す
ように、カレントディレクトリと目的ディレクトリ名と
の対データが、ポリシデータの持つディレクトリパス情
報に一致するのか否かを検索する必要があり、大変時間
のかかる作業となる。
【0086】そこで、本発明のファイルシステム1で
は、図7に示すように、ポリシデータの持つディレクト
リパス情報のどこまでの検索を終えているのかを指し示
すチェックポイント(逆に言うと、パス検索処理の開始
ポイントを指し示している)を管理するパス検索表5を
設けて、メイク・ディレクトリ・リクエスト命令で指定
されるカレントディレクトリのiノード番号の指すメタ
データに、そのパス検索表5のどのチェックポイントを
参照すればよいのかを指すチェックインデックスを登録
するとともに、検索を行う必要がないときには、このチ
ェックインデックスを登録しないようにするという構成
を採っている。
【0087】図7の例で説明するならば、「home」
の配下には「dom1」と「dom2」という2つのデ
ィレクトリが登録されているが、この2つのディレクト
リの検索を既に終えている場合(すなわち、この2つの
ディレクトリの作成を終えている場合)には、この後に
「home」をカレントディレクトリとするメイク・デ
ィレクトリ・リクエスト命令が発行されても、ポリシデ
ータの持つディレクトリパス情報を検索する必要がない
ので、図8に示すように、「home」の属性を管理す
るメタデータには、チェックインデックスが登録されて
いないことで検索処理を行う必要のないことが記録され
ている。
【0088】このことから分かるように、チェックイン
デックスの登録の有無を判断することで検索をする必要
があるのか否かを直ちに判断できるようになるので、不
要なパス検索処理を避けることができるようになる。
【0089】そして、「dom1」の配下には「grp
1」と「grp2」と「grp3」という3つのディレ
クトリが登録されているが、この3つの全てのディレク
トリの検索を未だ終えていない場合(すなわち、3つの
全てのディレクトリの作成を終えていない場合)には、
図8に示すように、「dom1」の属性を管理するメタ
データには、「dom1」までの検索を終えていること
を指し示すチェックポイントの参照を指示するチェック
インデックスが登録されていることで検索処理を行う必
要のあることが記録されている。
【0090】このときには、そのチェックポイントの指
す次のディレクトリと照合を行うことで、メイク・ディ
レクトリ・リクエスト命令で指定される目的ディレクト
リ名がポリシデータの持つディレクトリパス情報に登録
されているのか否かをチェックする処理を行うことにな
る。
【0091】このことから分かるように、チェックイン
デックスの指すチェックポイントに従って、既に検索し
たパス部分(既に作成したパス部分)の重複する検索を
避けることができるようになることで、パス検索処理の
オーバヘッドを大幅に削減することができるようにな
る。
【0092】なお、例えば「dom1」の属性を管理す
るメタデータに登録されているチェックインデックスは
あくまで1つであり、そのチェックインデックスの指す
チェックポイントが例えば「dom1/grp1」を指
しているときには、「grp2」や「grp3」が目的
ディレクトリ名として指定されることがあるので、「g
rp1」が目的ディレクトリ名として指定されない場合
には、そのチェックポイントの指し示すエントリーを上
下に探索しながら、目的ディレクトリ名がポリシデータ
の持つディレクトリパス情報に登録されているのか否か
をチェックすることになる。
【0093】また、例えば「home」の検索を終えた
時点で、その配下となる「dom1」の属性を管理する
メタデータと、その配下となる「dom2」の属性を管
理するメタデータには、「home」の属性を管理する
メタデータに登録されていたチェックインデックスが登
録されることで、どこまでの検索を終えているのかを指
し示すチェックポイントの引き継ぎが行われることにな
る。
【0094】次に、図9の処理フローに従って、メイク
・ディレクトリ・リクエスト命令が発行されるときに実
行する処理について詳細に説明する。
【0095】メイク・ディレクトリ・リクエスト命令が
発行されると、本発明のファイルシステム1は、図9の
処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ1で、
そのメイク・ディレクトリ・リクエスト命令を受け取
る。
【0096】続いて、ステップ2で、メイク・ディレク
トリ・リクエスト命令で指定される目的ディレクトリの
名前と、その親ディレクトリのノード番号とを取得し、
更に、そのノード番号から親ディレクトリの属性データ
(iノード番号)をメタデータから取得する。そして、
その取得した属性データからチェックインデックスが登
録されているのか否かを判断するとともに、チェックイ
ンデックスが登録されているときには、そのチェックイ
ンデックスの指すチェックポイントを取得する。
【0097】続いて、ステップ3で、チェックインデッ
クスの登録の有無に従ってパス検索の有無を判断して、
チェックインデックスが登録されていないことでパス検
索を行う必要がないことを判断するときには、発行され
たメイク・ディレクトリ・リクエスト命令で指定される
パスについてはポリシデータが指定されていないことを
判断して、次のメイク・ディレクトリ・リクエスト命令
を待つべくステップ1に戻る。
【0098】一方、ステップ3で、チェックインデック
スが登録されていることでパス検索を行う必要があるこ
とを判断するときには、ステップ4に進んで、チェック
インデックスの指すパス検索表5のチェックポイントを
参照し、続くステップ5で、その参照したチェックポイ
ントに従って対象パス検索データがあるのか否かを判断
して、対象パス検索データがないことを判断するときに
は、ステップ6に進んで、同じノード番号のパス検索デ
ータを検索してから、次に説明するステップ7に進む。
【0099】一方、ステップ5で、対象パス検索データ
があることを判断するときには、ステップ7に進んで、
そのデータの中のパスチェック開始ポイントからポリシ
指定パス名を抽出して、それとメイク・ディレクトリ・
リクエスト命令で指定される目的ディレクトリ名とを比
較する。
【0100】続いて、ステップ8で、この比較により、
目的ディレクトリ名がポリシ指定パス名であると同定で
きない場合には、発行されたメイク・ディレクトリ・リ
クエスト命令で指定されるパスについてはポリシデータ
が指定されていないことを判断して、次のメイク・ディ
レクトリ・リクエスト命令を待つべくステップ1に戻
る。
【0101】一方、目的ディレクトリ名がポリシ指定パ
ス名であると同定できる場合には、ステップ9に進ん
で、目的ディレクトリの属性データにポリシを設定し、
続くステップ10で、対象パス検索データのパスチェッ
ク開始ポイントを更新(チェックポイントを進める)し
てから、ステップ1に戻る。
【0102】このようにして、本発明のファイルシステ
ム1によれば、メイク・ディレクトリ・リクエスト命令
で指定されるディレクトリパスがポリシデータの持つデ
ィレクトリパス情報と一致するのか否かを検索するとき
に、それを高速に実行できるようになるのである。
【0103】上述したように、本発明のファイルシステ
ム1によれば、ポリシデータの持つ属性データの1つと
してquota を定義することで、本発明のファイルシステ
ム1の管理者は、あるディレクトリ配下のファイルの利
用ディスク容量を制限できるようになる。
【0104】この利用ディスク量の制限処理を実現する
にあたって、各ディスクのサイズを把握する必要があ
る。そこで、本発明のファイルシステム1では、図10
に示すように、ファイルを配下に持つディレクトリに、
その配下のファイルのサイズの合計値を属性データの1
つとして割り付けるようにしている。
【0105】この機能が用意されることで、例えば、re
nameシステムコールによりディスクに跨がって移動する
ファイルの総合データサイズをディレクトリのみを検索
することで求めることが可能となり、ファイルのメタデ
ータのアクセスのオーバヘッドをなくすことができるよ
うになる。
【0106】この機能は、具体的には、図11に示すよ
うに、OPENコマンドが発行されると、目的ファイ
ルの名前と、その親ディレクトリのiノード番号を用い
て、親ディレクトリの属性データ(ファイルサイズの合
計値など)をメタデータから探し出し、ACCESS
/CLOSEコマンドが発行されると、目的ファイルの
属性データ(ファイルサイズや変更日時など)を更新
し、それと同時に、親ディレクトリの属性データの1
つとして管理されるファイルサイズの合計値を更新する
ことで実現されることになる。
【0107】ファイルシステムに対しては様々なファイ
ル操作が実行されることになるが、このファイル操作に
従って、割り付けられたポリシデータに違反する状態が
発生することが起こる。
【0108】本発明のファイルシステム1は、このよう
なポリシ違反が発生した場合には、ポリシデータの持つ
該当する属性データにその旨を記録する処理を行う。
【0109】例えば、図12に示すようなマルチボリュ
ームのファイルシステムにおいて、ポリシ属性として、
ボリューム割当(volume-ID)と、クオータ(quota)と、
パス検索要フラグ(チェックインデックス)とが割り付
けられている場合にあって、Yディレクトリを「/A/
Y」から「/B/Y」へと名前を変更することを要求す
るrenameシステムコールが発行されるときには、Bディ
レクトリのポリシ適用の可否の判断と、この判断により
要求されるYディレクトリ配下のファイルデータのボリ
ューム割当の「volume-ID =1」から「volume-ID =
2」への移動と、クオータの計算とを実行しなければな
らない。
【0110】この場合、本発明のファイルシステム1
は、図13の処理フローに示すように、Yディレクトリ
配下のファイルデータの移動は行わずに、「volume-ID
=−2」という負の値を記録することで、ポリシ違反で
あることを表示するように処理する。
【0111】これにより、本発明のファイルシステム1
によれば、このrename処理については次のオーバヘッド
で済むことになる。
【0112】すなわち、Bディレクトリのポリシ属性
について、パス検索表5のインデックス番号から、rena
me後のパス名Yディレクトリがポリシを適用すべきか否
かを判定することになるが、これは瞬時に可能である。
また、Yディレクトリ配下のファイルデータの移動は
行わずに、「volume-ID =−2」という負の値を記録す
ることになるが、これも簡単に処理できる。また、ク
オータの計算については、Yディレクトリ配下のファイ
ルのメタデータの検索を行わずに、ディレクトリ検索の
みで計算が可能になり、これも簡単に処理できる。
【0113】従って、本発明のファイルシステム1によ
れば、rename処理についてのオーバヘッドを大幅に削減
できるようになる。
【0114】このrename処理について更に詳細に説明す
るならば、renameコマンドが発行されると、本発明のフ
ァイルシステム1は、目的ファイルの名前と、その親デ
ィレクトリのiノード番号を用いて、親ディレクトリの
属性データをメタデータから探し出す。そして、その探
し出した目的ファイルの属性にポリシデータがあれば、
または、移動先ディレクトリBの属性にポリシデータ
(パス検索の有無フラグも含む)があれば、ポリシ制御
モジュール2に処理を移行させる。
【0115】このようにして起動されると、ポリシ制御
モジュール2は、目的ファイルと移動先ディレクトリの
属性データをチェックする。図12に示す例では、ディ
レクトリBにパス検索有フラグ(−4:負値)が立って
いるので、パス検索処理を行う。図12に示す例では、
この検索有フラグの指すパス検索表5のインデックスに
は対象のパス検索データがないので、パス検索表5を検
索して対象のパス検索データを得る。
【0116】続いて、パス検索表5のパスのチェックポ
イントから登録されたポリシ指定のパス名を比較する。
この比較により、図12に示す例では、登録されたポリ
シ指定のパス名の「/B/Y」は、「volume-ID =2」
のボリュームを割り当てることになっていることが分か
る。一方、図12に示す例では、ディレクトリY配下の
データは「volume-ID =1」にあるのでポリシ違反とな
り、図中に示すポリシ違反リストに、ディレクトリYの
iノード番号や違反機能IDなどを登録する。
【0117】このようなポリシ違反を記録する構成を採
ることで、ポリシ実現処理のオーバヘッドをなくすこと
ができるようになるとともに、書込エラーの発生を押さ
えて、ポリシの如何に関わらず汎用のUNIXファイル
システムの仕様を遵守することができるようになる。
【0118】最後に、図14に従って、本発明のファイ
ルシステム1の備えるポリシ違反の回復機能について説
明する。
【0119】この図14(a)では、ファイルAについ
ては、ポリシ通りにボリューム1に割り当てられ、ファ
イルBについても、ポリシ通りにボリューム2に割り当
てられているものの、ファイルCについては、ポリシで
はボリューム1に割り当てられる筈であるが、ボリュー
ム1には収まりきらないためにボリューム2に跨がって
割り当てられていることを想定している。すなわち、フ
ァイルCはポリシ違反の状態にある。
【0120】この状態にあるときに、図14(b)に示
すように、ファイルAが消去(移動)された場合を想定
する。本発明のファイルシステム1で用意するポリシ回
復機能は、記録しておいたポリシ違反リストから、ポリ
シ回復対象のファイル/ディレクトリを探し出すこと
で、ポリシ回復対象であるファイルCを瞬時に探し出し
て、ボリュームの空き領域などのシステムの状態から、
その探し出したファイルCのポリシが回復可能かどうか
を判断する処理を行う。
【0121】この図14(b)に示す例では、ファイル
Aが消去(移動)されることでファイルCのポリシが回
復可能であることを判断する。
【0122】本発明のファイルシステム1で用意するポ
リシ回復機能は、ポリシの回復可能を判断すると、探し
出したポリシ回復対象のファイル/ディレクトリを最適
化しつつ、そのポリシを回復させる処理を行う。
【0123】この図14の例の場合で説明するならば、
図14(c)に示すように、ボリューム2に格納されて
いるファイルCのデータが最適な形(この場合には連続
する形)でボリューム1に配置されるようにと、ボリュ
ーム1に格納されているファイルCのデータを移動させ
てから、図14(d)に示すように、ボリューム2に格
納されているファイルCのデータをボリューム1に移動
させることで、ファイルCのポリシ違反を回復させる。
このとき、記録しておいたポリシ違反リストからファイ
ルCのポリシ違反の記録を削除する処理を行う。
【0124】このようにして、本発明のファイルシステ
ム1では、このようなポリシ違反の回復処理の機能を用
意することで、ポリシを遵守することが可能となるばか
りでなく、データのアクセス性能に対しても最適化を図
ることが可能になる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファイル
システムによれば、ディレクトリパス情報に対応付ける
形でファイルに固有の属性データを与えることが可能に
なり、これにより様々な付加価値を与えることができる
ようになる。そして、このとき、属性データの機能に応
じてその継承方法を変えるようにしているので、個々の
ポリシ機能の一貫性を維持することができるようにな
る。
【0126】例えば、ポリシデータの持つ属性データの
1つとしてボリューム番号を定義することで、ファイル
システムの管理者は、ファイルの格納先のディレクトリ
の指定に応じて、そのファイルを自分の希望するディス
クに格納することができるようになる。
【0127】また、例えば、ポリシデータの持つ属性デ
ータの1つとしてquota を定義することで、ファイルシ
ステムの管理者は、あるディレクトリ配下のファイルの
利用ディスク容量を制限できるようになるので、あるグ
ループ毎に利用ディスク容量を制限することができるよ
うになる。
【0128】また、例えば、ポリシデータの持つ属性デ
ータの1つとしてこういう統計情報を収集するという命
令を定義することで、ファイルシステムの管理者は、あ
るディレクトリ配下のファイルやファイルグループを収
集対象として、そのファイルやそのファイルグループの
統計情報を収集することができるようになる。
【0129】そして、本発明のファイルシステムでは、
ファイルを配下に持つディレクトリに、その配下のファ
イルのサイズの合計情報を属性データの1つとして割り
付けるという機能を用意することから、例えば、rename
システムコールによりディスクに跨がって移動するファ
イルの総合データサイズをディレクトリのみを検索する
ことで求めることが可能となり、ファイルのメタデータ
のアクセスのオーバヘッドをなくすことができるように
なる。
【0130】そして、本発明のファイルシステムでは、
ポリシデータのバックアップとリトスアを行うインタフ
ェースを用意することから、従来のアーカイブファイル
のデータフォーマットの仕様を変えることなく、ファイ
ルシステムに依存したポリシデータを保持することがで
きるようになるとともに、従来のアーカイブファイルの
データフォーマットの仕様を変えることなく、ファイル
システムに依存したポリシデータを持つファイルを、別
のファイルシステムに復元することができるようにな
る。
【0131】そして、本発明のファイルシステムでは、
アーカイブファイルに格納されるファイルデータのリス
トアに合わせてポリシデータをリストアするときに、ポ
リシデータの指定されるディレクトリであるのか否かを
高速に検索できるようにする機能を用意することから、
ポリシデータを高速にリストアできるようになる。
【0132】そして、本発明のファイルシステムでは、
ファイル操作に従ってポリシデータを違反する状態が発
生する場合に、ポリシデータの持つ該当する属性データ
にその旨を記録する機能を用意するので、書込エラーの
発生を押さえて、ポリシの如何に関わらず汎用のUNI
Xファイルシステムの仕様を遵守することができるよう
になる。
【0133】このようにして、本発明のファイルシステ
ムによれば、ポリシを実現する処理のオーバヘッドを低
減し、マルチボリュームのファイルシステムで発生する
renameなどの各インタフェースのオーバヘッドとエラー
の発生を低減し、さらにアーカイブファイルのデータフ
ォーマットの仕様を変えることなく、一般に普及してい
るUNIXファイルシステムなどとの互換性を実現しつ
つポリシ機能を実現することが可能となるので、システ
ム全体の高性能と高信頼のデータマネージメントとに寄
与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明図である。
【図2】本発明のポリシ指定処理の説明図である。
【図3】本発明のファイルシステムの一実施形態例であ
る。
【図4】本発明のポリシデータのバックアップ・リスト
ア処理の説明図である。
【図5】本発明のポリシデータのバックアップ・リスト
ア処理の説明図である。
【図6】本発明で要求される検索処理の説明図である。
【図7】本発明で行う検索処理の説明図である。
【図8】パス検索表の説明図である。
【図9】本発明で行う検索処理の説明図である。
【図10】本発明で管理する属性データの説明図であ
る。
【図11】本発明で行うファイルサイズ合計値の管理処
理の説明図である。
【図12】本発明で行うポリシ違反処理の説明図であ
る。
【図13】本発明で行うポリシ違反処理の説明図であ
る。
【図14】本発明で行うポリシ違反回復処理の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ファイルシステム 2 ポリシ制御モジュール 3 パス検索モジュール 4 ポリシ・バックアップ・リストア・インタフェー
スモジュール 5 パス検索表 10 ユーザ空間 20 アーカイブファイル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ又は複数のボリュームで構成される
    ファイルシステムにおいて、 ディレクトリのパス情報とそれに対応付けて指定される
    1つ又は複数の属性データとで構成されるポリシデータ
    を入力する手段と、 上記ポリシデータに従ってディレクトリに割り付けた属
    性データについては、その配下のディレクトリに継承さ
    せる形で割り付けるとともに、継承を要求されない属性
    データについては、上記ポリシデータの持つ属性データ
    を優先する形でディレクトリに割り付けることで、各デ
    ィレクトリに属性データを割り付ける手段とを備えるこ
    とを、 特徴とするファイルシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるファイルシステム
    において、 ファイルを配下に持つディレクトリに、その配下のファ
    イルのサイズの合計情報を上記属性データの1つとして
    割り付ける手段を備えることを、 特徴とするファイルシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されるファイルシ
    ステムにおいて、 ファイルデータがアーカイブファイルに格納される場合
    に、隠しファイルを作成して、そこに上記ポリシデータ
    を格納し、それをアーカイブファイルに格納する手段を
    備えることを、 特徴とするファイルシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載されるファイルシステム
    において、 アーカイブファイルに格納されるファイルデータが再格
    納される場合に、上記隠しファイルに格納される上記ポ
    リシデータを読み込んで登録する手段を備えることを、 特徴とするファイルシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されるファイルシステム
    において、 上記再格納に応じて発行されるディレクトリの作成要求
    で指定される親ディレクトリに対応付けて設けられて、
    上記ポリシデータの持つディレクトリパス情報を検索す
    る必要があるのか否かを示す情報を記録する手段を備え
    ることを、 特徴とするファイルシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されるファイルシステム
    において、 上記再格納に応じて発行されるディレクトリの作成要求
    で指定される親ディレクトリに対応付けて設けられて、
    該ディレクトリパス情報をどこまで検索したのかについ
    て示す情報を管理する制御表へのポインタ情報を記録す
    る手段を備えることを、 特徴とするファイルシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されるファイルシステム
    において、 上記記録の手段は、上記ディレクトリパス情報を検索す
    る必要がない場合には、上記ポインタ情報を記録しない
    ことを、 特徴とするファイルシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    されるファイルシステムにおいて、 ファイル操作に従って上記ポリシデータを違反する状態
    が発生する場合に、上記ポリシデータの持つ該当する上
    記属性データにその旨を記録する手段を備えることを、 特徴とするファイルシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    されるファイルシステムにおいて、 ポリシ違反しているファイル又はディレクトリのポリシ
    を回復させ、かつ最適化を図る手段を備えることを、 特徴とするファイルシステム。
  10. 【請求項10】 1つ又は複数のボリュームで構成され
    るファイルシステムの実現に用いられるプログラムであ
    って、 ディレクトリのパス情報とそれに対応付けて指定される
    1つ又は複数の属性データとで構成されるポリシデータ
    を入力する処理と、 上記ポリシデータに従ってディレクトリに割り付けた属
    性データについては、その配下のディレクトリに継承さ
    せる形で割り付けるとともに、継承を要求されない属性
    データについては、上記ポリシデータの持つ属性データ
    を優先する形でディレクトリに割り付けることで、各デ
    ィレクトリに属性データを割り付ける処理とをコンピュ
    ータに実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 1つ又は複数のボリュームで構成され
    るファイルシステムの実現に用いられるプログラムを記
    録したプログラム記録媒体であって、 ディレクトリのパス情報とそれに対応付けて指定される
    1つ又は複数の属性データとで構成されるポリシデータ
    を入力する処理と、 上記ポリシデータに従ってディレクトリに割り付けた属
    性データについては、その配下のディレクトリに継承さ
    せる形で割り付けるとともに、継承を要求されない属性
    データについては、上記ポリシデータの持つ属性データ
    を優先する形でディレクトリに割り付けることで、各デ
    ィレクトリに属性データを割り付ける処理とをコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したプログラ
    ム記録媒体。
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