JP2005189473A - 最大値検出回路及び測距装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造工程が単純で高い検出精度を有する最大値検出回路、及びこのような最大値検出回路を備える測距装置を提供すること。
【解決手段】入力部がフォトダイオード11〜15に接続され、出力部が共通に接続された複数のフォロワ構成のトランジスタ21〜25と、非反転端子がトランジスタ21〜25の出力部に接続された差動増幅器40と、入力部が差動増幅器40の出力端子に出力部が差動増幅器40の反転入力端子にそれぞれ接続されている、トランジスタ21〜25と同種類のトランジスタ30とを含んで構成される最大値検出回路において、トランジスタ21〜25とトランジスタ30とが共に、寄生バイポーラトランジスタで構成される。
【選択図】図1
【解決手段】入力部がフォトダイオード11〜15に接続され、出力部が共通に接続された複数のフォロワ構成のトランジスタ21〜25と、非反転端子がトランジスタ21〜25の出力部に接続された差動増幅器40と、入力部が差動増幅器40の出力端子に出力部が差動増幅器40の反転入力端子にそれぞれ接続されている、トランジスタ21〜25と同種類のトランジスタ30とを含んで構成される最大値検出回路において、トランジスタ21〜25とトランジスタ30とが共に、寄生バイポーラトランジスタで構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の入力の中の最大値を検出する最大値検出回路及びこのような最大値検出回路を備える測距装置に関する。
一般に、カメラ等のAFセンサで用いられる1次元のラインセンサでは、被写体の明るさに応じた最適な積分制御を行う必要がある。このため、カメラ等で用いられるAFセンサには、AFセンサの各画素の積分状態を検出し、各積分値における最大値を検出するための最大値検出回路が設けられているものがある。例えば、特許文献1において提案されている最大値検出回路は、図8に示すような回路構成である。即ち、図8の回路は、AFセンサの複数の画素111〜115からの入力を受けるフォロワ回路を含む。フォロワ回路は、図8に示すように、画素1つにつき1つのトランジスタで構成している。更に、フォロワ回路の出力部は、トランジスタ130と差動増幅器140とから構成される読み出し回路に接続されている。
特開平9−266410号公報
特許文献1では、図8の回路に用いるトランジスタをMOSトランジスタやバイポーラトランジスタで実現できるとしている。しかしながら、図8の回路においてMOSトランジスタを用いる場合には、最大値検出回路の検出精度、即ちフォロワ回路の検出精度を上げるためには、大面積のトランジスタが必要となる。
一方、バイポーラトランジスタであれば、このような問題が生じないが、AFセンサを製造するために用いられるCMOSプロセスでは、バイポーラトランジスタを使用することができない。MOSトランジスタとバイポーラトランジスタの両方のトランジスタを組み合わせるBiCMOSプロセスというものも存在するが、このBiCMOSプロセスは製造工程が複雑になる。このため、BiCMOSプロセスは、AFセンサ製造に応用するのには向かない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、製造工程が単純で高い検出精度を有する最大値検出回路、及びこのような最大値検出回路を備える測距装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による最大値検出回路は、複数の入力端子と、入力部が上記複数の入力端子に接続され、出力部が共通に接続された複数のフォロワ構成のトランジスタと、非反転端子が上記複数のフォロワ構成のトランジスタの出力部に接続された差動増幅器と、入力部が上記差動増幅器の出力端子に出力部が上記差動増幅器の反転入力端子にそれぞれ接続されている上記複数のフォロワ構成のトランジスタと同種類のトランジスタを少なくとも含む読み出し回路とを具備し、上記複数のフォロワ構成のトランジスタと上記読み出し回路に含まれるトランジスタとは共に、コレクタ端子が基板端子、ベース端子が基板と同じ半導体型のMOSトランジスタのバックゲート端子、エミッタ端子が上記基板と同じ半導体型のMOSトランジスタのソース端子又はドレイン端子で構成されるバイポーラトランジスタである。
この第1の態様によれば、単純な工程でバイポーラトランジスタを構成でき、高精度の最大値検出を行うことができる。
本発明によれば、製造工程が単純で高い検出精度を有する最大値検出回路、及びこのような最大値検出回路を備える測距装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る最大値検出回路をAFセンサに適用した場合の電気回路図である。即ち、図1の回路において、光センサアレイを構成するフォトダイオード11〜15からの入力は、それぞれフォロワ構成のバイポーラトランジスタ21〜25のベース端子に接続されている。また、バイポーラトランジスタ21〜25のコレクタ端子は電源VDDに接続され、エミッタ端子は定電流源41に接続されている。即ち、これらバイポーラトランジスタ21〜25はそれぞれエミッタフォロワ回路を形成している。そして、これらフォロワ回路の出力部は、差動増幅器40の非反転端子に接続されている。この差動増幅器40の出力端子はバイポーラトランジスタ21〜25と同種のバイポーラトランジスタ30のベース端子に接続されている。また、バイポーラトランジスタ30のエミッタ端子は定電流源42に接続されており、エミッタフォロワ回路を形成している。更に、このエミッタフォロワ回路の出力部が差動増幅器40の反転入力端子に接続されている。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る最大値検出回路をAFセンサに適用した場合の電気回路図である。即ち、図1の回路において、光センサアレイを構成するフォトダイオード11〜15からの入力は、それぞれフォロワ構成のバイポーラトランジスタ21〜25のベース端子に接続されている。また、バイポーラトランジスタ21〜25のコレクタ端子は電源VDDに接続され、エミッタ端子は定電流源41に接続されている。即ち、これらバイポーラトランジスタ21〜25はそれぞれエミッタフォロワ回路を形成している。そして、これらフォロワ回路の出力部は、差動増幅器40の非反転端子に接続されている。この差動増幅器40の出力端子はバイポーラトランジスタ21〜25と同種のバイポーラトランジスタ30のベース端子に接続されている。また、バイポーラトランジスタ30のエミッタ端子は定電流源42に接続されており、エミッタフォロワ回路を形成している。更に、このエミッタフォロワ回路の出力部が差動増幅器40の反転入力端子に接続されている。
このような最大値検出回路においては、各フォトダイオード11〜15の出力電圧のうちで最大の電圧に対応する電圧Vmaxが差動増幅器40から最大値出力端子Vmaxから取り出される。また、バイポーラトランジスタ21〜25のゲート・ソース間電圧とバイポーラトランジスタ30のゲート・ソース間電圧とが等しくなるように定電流源41及び42の電流値を決定することにより、各フォトダイオードにおけるオフセットやゲインの低下の影響のない正しい最大値電圧を検出することができる。
ここで、第1の実施形態では、バイポーラトランジスタ21〜25と、バイポーラトランジスタ30にCMOSプロセスによって構成される寄生バイポーラトランジスタを用いる。
図2にCMOSプロセスによって実現される寄生バイポーラトランジスタの簡単な構成図を示す。なお、ここでは、NPN構造の寄生バイポーラトランジスタについて説明する。なお、図1のその他の回路や素子は通常のCMOSプロセス、即ち、図2に示すNMOSトランジスタ構造及びPMOSトランジスタ構造の組合せで実現できるものである。なお、図2においては、フォトダイオードの光検出部のみを露出させ、その他の回路や素子は遮光膜50によって遮光するようにしている。これは、光入射によりフォトダイオード以外の素子や回路が誤動作するのを防止するためである。
即ち、図2において寄生バイポーラトランジスタ部は、コレクタ端子がN基板から引き出された基板端子、ベース端子がNMOSトランジスタのバックゲート端子、エミッタ端子がNMOSトランジスタのソース端子の構造を利用して構成される。なお、エミッタ端子にはNMOSトランジスタのドレイン端子の構造(ソース端子と同構造)でも良いことは言うまでもない。
ここで、CMOSプロセスにおいて製造された回路では、NMOSトランジスタ又はPMOSトランジスタの何れかのバックゲート端子を基準電圧として固定しておく必要がある。このため、図2においてはN基板がNウェルを介してPMOSトランジスタのバックゲート端子に接続され、更にこのバックゲート端子が電源VDDに接続される。寄生バイポーラトランジスタのコレクタ端子は基板端子に接続されているので、N基板と同電位になっている。このため、CMOSプロセスにおいて製造された寄生バイポーラトランジスタを利用する場合には、コレクタ端子を電源VDDに接続した状態で利用する必要がある。
ここで、図1に示す最大値検出回路は、コレクタ端子が電源VDDに接続される回路であるので、寄生バイポーラトランジスタを用いることができる。このように、寄生バイポーラトランジスタを利用して最大値検出回路を構成するようにすれば、全てのトランジスタをMOSトランジスタで構成するよりも、安価でチップ占有面積の少ない最大値検出回路を構成することができる。また、MOSトランジスタを利用するよりもセンサのピッチを狭くすることができ、測距精度を高めることも可能である。
なお、図1及び図2では、NPN構造のバイポーラトランジスタを例にして説明しているが、PNP構造のバイポーラトランジスタを用いても第1の実施形態と同様の構成及び作用が得られることは言うまでもない。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態は図1の最大値検出回路の構成を利用して温度検出回路を構成する例である。図3は、第2の実施形態の構成を示す電気回路図である。なお、図3のバイポーラトランジスタは全て寄生バイポーラトランジスタで構成されるものである。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態は図1の最大値検出回路の構成を利用して温度検出回路を構成する例である。図3は、第2の実施形態の構成を示す電気回路図である。なお、図3のバイポーラトランジスタは全て寄生バイポーラトランジスタで構成されるものである。
まず、図3の回路において、選択素子71〜75がバイポーラトランジスタ21〜25のベース端子側に設けられている。そして、これら選択素子71〜75のA接点側にはフォトダイオード11〜15からの入力が配置されている。一方、選択素子71〜75のB接点側には電源電圧端子VDDが配置されている。即ち、選択素子71〜75をA接点側に切り換えることによりバイポーラトランジスタ21〜25にフォトダイオード11〜15が接続され、選択素子71〜75をB接点側に切り換えることによりバイポーラトランジスタ21〜25に電源VDDが接続される。
また、図3の回路において、選択素子76がバイポーラトランジスタ25のエミッタ端子側に設けられている。ここで、選択素子76のA接点側にはMOSトランジスタ44のドレイン端子が配置されている。このMOSトランジスタ44のドレイン端子は差動増幅器40の非反転端子にも接続されている。一方、選択素子76のB接点側には抵抗素子43の一端が配置されている。即ち、選択素子76をA接点側に切り換えることによりバイポーラトランジスタ25のエミッタ端子に差動増幅器40の非反転端子が接続され、選択素子71〜75をB接点側に切り換えることによりバイポーラトランジスタ25のエミッタ端子に抵抗素子43が接続される。
また、図3の回路において、抵抗素子43の他端はMOSトランジスタ44のドレイン端子に接続されている。MOSトランジスタ44のゲート端子はMOSトランジスタ45のゲート端子、MOSトランジスタ46のゲート端子にそれぞれ接続されている。更に、MOSトランジスタ45のドレイン端子は最大値出力端子Vmaxに接続されている。また、MOSトランジスタ46のソース端子は接地されており、ドレイン端子は温度比例電流出力端子IPTATに接続されている。
ここで、図3の回路においてはMOSトランジスタ44とMOSトランジスタ45とでカレントミラー回路を構成しているが、このカレントミラー回路においては、MOSトランジスタ44とMOSトランジスタ45のトランジスタサイズを等しくしておく。
また、図3の回路において、選択素子77がバイポーラトランジスタ30のベース端子側に設けられている。ここで、選択素子77のA接点側には最大値出力端子Vmaxが配置されており、選択素子77のB接点側には電源電圧端子VDDが配置されている。更に図3の回路において、選択素子78がバイポーラトランジスタ30のエミッタ端子側に設けられている。ここで、選択素子78のA接点側は開放端子であり、選択素子78のB接点側には最大値出力端子VmaxとMOSトランジスタ45のドレイン端子との接点が配置されている。
即ち、選択素子77及び選択素子78をA接点側に切り換えることによりバイポーラトランジスタ30のベース端子に差動増幅器40の出力端子が接続される。一方、選択素子77及び選択素子78をB接点側に切り換えることによりバイポーラトランジスタ30のベース端子に電源VDDが接続されると共にバイポーラトランジスタ30のエミッタ端子に、最大値出力端子VmaxとMOSトランジスタ45との接点が接続される。
また、図3の回路において、選択素子79が、差動増幅器40の出力端子と、最大値出力端子VmaxとMOSトランジスタ45との接点との間に設けられている。ここで、選択素子79のA接点側には最大値出力端子VmaxとMOSトランジスタ45との接点が配置され、B接点側は開放端子となっている。更に図3の回路において、選択素子80が、差動増幅器40の出力端子とMOSトランジスタ44及び45のゲート端子との間に配置されている。ここで、選択素子80のA接点側は開放端子であり、選択素子80のB接点側には差動増幅器40の出力端子が配置されている。
即ち、選択素子79及び選択素子80をA接点側に切り換えることにより差動増幅器40の出力端子に最大値出力端子Vmaxが接続される。一方、選択素子79及び選択素子80をB接点側に切り換えることにより差動増幅器40の出力端子にMOSトランジスタ44及び45のゲート端子が接続される。
また、図3の回路において、選択素子81が定電圧源47の一端側に設けられている。ここで、選択素子81のA接点側にはMOSトランジスタ44及び45のゲート端子が配置されており、選択素子81のB接点側は開放端子となっている。即ち、選択素子81をA接点側に切り換えることにより定電圧源47がMOSトランジスタ44及び45のゲート端子に接続される。
このような図3の回路は、各選択素子をA接点側に切り換えることにより図1の最大値検出回路と等価な回路となる。一方、各選択素子をB接点側に切り換えることにより所謂PTAT(Proportional To Absolute Temperature)回路と呼ばれる、絶対温度に比例した電流IPTATが温度比例電流出力端子から取り出される回路になる。
次に図4を参照してPTAT回路について説明する。図4の回路は、図3の回路において各選択素子をB接点側に切り換えたときの回路構成を示す図である。図4の回路において、差動増幅器40の反転入力端子の電位と非反転入力端子の電位は、演算増幅器の仮想短絡効果によって等しくなっている。また、カレントミラー回路のMOSトランジスタ44及びMOSトランジスタ45には、同じ大きさの電流(ここで、この電流のことをIPTATと記す)が供給される。
となる。ここで、Rは抵抗素子43の抵抗値、VTはバイポーラトランジスタの熱電圧、ISはバイポーラトランジスタの逆飽和電流、Nはバイポーラトランジスタ25のバイポーラトランジスタ30に対するエミッタ面積比である。(式1)より、
で表すことができる。即ち、図4に示すPTAT回路からは、絶対温度に比例した電流を取り出すことができる。
[第3の実施形態]
次に本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、寄生バイポーラトランジスタの構造を利用して光センサアレイの光検出精度を向上させる例である。図5は第3の実施形態の構成を示す図である。即ち、第3の実施形態においては、寄生バイポーラトランジスタ21〜25を遮光する遮光膜50に開口部を設け、その開口部の位置に液晶シャッタ等の遮光部材60を配置するものである。この遮光部材60は、CPU62によって制御されるシャッタ駆動回路61によって駆動されて、バイポーラトランジスタ21〜25への光入射の有無を制御する。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、寄生バイポーラトランジスタの構造を利用して光センサアレイの光検出精度を向上させる例である。図5は第3の実施形態の構成を示す図である。即ち、第3の実施形態においては、寄生バイポーラトランジスタ21〜25を遮光する遮光膜50に開口部を設け、その開口部の位置に液晶シャッタ等の遮光部材60を配置するものである。この遮光部材60は、CPU62によって制御されるシャッタ駆動回路61によって駆動されて、バイポーラトランジスタ21〜25への光入射の有無を制御する。
即ち、図6に示すように、寄生バイポーラトランジスタのベース端子とエミッタ端子の構造は、フォトダイオードの構造と同一のものである。そこで、この寄生バイポーラトランジスタのフォトダイオード構造を光検出に利用することで、回路の構成を変えることなく、フォトダイオードの数を増やすことができ、被写体からの光入射が少なくとも正しい光検出を行うことができる。
[第4の実施形態]
次に本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、本発明の実施形態に係る最大値検出回路を含む測距装置である。図7に第4の実施形態の測距装置の構成を示す。なお、最大値検出回路は、図7の演算制御部3の内部に設けられているものである。この測距装置においては、本発明の実施形態に係る最大値検出回路によりセンサアレイ2a、2bの積分信号の最大値を検出し、被写体の明るさに応じた最適な積分制御を行う。
次に本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、本発明の実施形態に係る最大値検出回路を含む測距装置である。図7に第4の実施形態の測距装置の構成を示す。なお、最大値検出回路は、図7の演算制御部3の内部に設けられているものである。この測距装置においては、本発明の実施形態に係る最大値検出回路によりセンサアレイ2a、2bの積分信号の最大値を検出し、被写体の明るさに応じた最適な積分制御を行う。
図7において、受光レンズ1a,1bはそれぞれ基線長Bだけ離れて配置されている。また、センサアレイ2a,2bと受光レンズ1a,1bとの間の距離が受光レンズの焦点距離fである。このとき、被写体100からの光束が受光レンズ1a,1bを介してそれぞれに対応するセンサアレイ2a,2bのフォトダイオードに入射する。ここで、受光レンズ1aを介してセンサアレイ2aに入射した光束の入射位置が受光レンズ1aの光軸からX1の位置であり、また受光レンズ1bを介してセンサアレイ2bに入射した光束の入射位置が受光レンズ1bの光軸からX2の位置であるとき、測距装置から被写体100までの距離Dが、
D=B×f/(X1+X2)
で表される。この関係に基づいて、測距装置から被写体100までの距離を算出することができる。
D=B×f/(X1+X2)
で表される。この関係に基づいて、測距装置から被写体100までの距離を算出することができる。
更に、本発明の実施形態に係る最大値検出回路を用いて積分制御を行い、センサアレイ2a,2bの出力を最適な動作範囲で検出して被写体からの距離を算出できる。即ち、被写体の明るさに応じて検出する信号レベルを、例えばアンプのゲインを調整したり積分時間を調整したりする等して最適化することにより、より安定した測距動作を実現できる。さらに、本発明の実施形態に係る最大値検出回路を用いれば、センサアレイ2a,2bの各画素毎に設けられたフォロワ構成のトランジスタ面積占有率を小さくすることができるので、センサアレイの画素ピッチを小さくすることができる。即ち、本発明の実施形態に係る最大値検出回路を用いて画素ピッチを小さくすることにより、より高精度な測距動作を実現することが可能になる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
11〜15…フォトダイオード、21〜25、30…寄生バイポーラトランジスタ、40…差動増幅器、41,42…定電流源、43…抵抗素子、44〜46…MOSトランジスタ、47…定電圧源、50…遮光膜、60…遮光部材、61…シャッタ駆動回路、62…CPU、71〜81…選択素子
Claims (4)
- 複数の入力端子と、
入力部が上記複数の入力端子に接続され、出力部が共通に接続された複数のフォロワ構成のトランジスタと、
非反転端子が上記複数のフォロワ構成のトランジスタの出力部に接続された差動増幅器と、入力部が上記差動増幅器の出力端子に出力部が上記差動増幅器の反転入力端子にそれぞれ接続されている上記複数のフォロワ構成のトランジスタと同種類のトランジスタを少なくとも含む読み出し回路と、
を具備し、
上記複数のフォロワ構成のトランジスタと上記読み出し回路に含まれるトランジスタとは共に、コレクタ端子が基板端子、ベース端子が基板と同じ半導体型のMOSトランジスタのバックゲート端子、エミッタ端子が上記基板と同じ半導体型のMOSトランジスタのソース端子又はドレイン端子で構成されるバイポーラトランジスタであることを特徴とする最大値検出回路。 - 上記複数のフォロワ構成のトランジスタと上記読み出し回路に含まれるトランジスタとは面積が異なることを特徴とする請求項1に記載の最大値検出回路。
- 当該最大値検出回路を遮光する遮光膜と、
この遮光膜に設けられた開口窓と、
この開口窓を遮光又は光透過状態にする遮光部材と、
この遮光部材を駆動する駆動回路と、
を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の最大値検出回路。 - 請求項1乃至3の何れか1つに記載の最大値検出回路を少なくとも含むことを特徴とする測距装置。
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