JP2005189466A - プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転写電流の印加の不足に起因する転写不良を低減しつつ、転写電流の過度の印加に起因する装置の損傷を低減することのできる画像形成装置、および、その画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジを提供することにある。
【解決手段】 転写ローラ27のローラ部材45の転写用紙幅W4を、最大用紙幅W2よりも短く形成し、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、定電流制御によって転写バイアスを印加し、未満である場合には、定電圧制御によって転写バイアスを印加する。これによって、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、定電流制御によって転写に必要な転写電流を確実に印加することができ、また、未満である場合には、定電圧制御によって転写電流のリークを確実に低減することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、レーザプリンタなど画像形成装置、および、その画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、通常、トナーを担持する現像ローラと、この現像ローラと対向配置され、静電潜像が形成される感光ドラムと、この感光ドラムと対向配置され、用紙にトナー像を転写するための転写ローラとを備えるプロセスカートリッジが、着脱自在に装着されている。
感光ドラムには、現像ローラからトナーが供給され、静電潜像が現像されることにより、トナー像が担持される。転写ローラには、トナー像を用紙に転写するための転写バイアスが印加されている。感光ドラムに担持されたトナー像は、用紙が感光ドラムと転写ローラとの間を通る間に、用紙に転写され、これによって、用紙に画像が形成される。
このようなプロセスカートリッジでは、通常、用紙を受ける転写ローラの軸方向の長さが、その画像形成装置で画像形成可能な最大幅の用紙の幅よりも長く形成されており、たとえば、転写ローラとドラムの接触長さを、最大紙サイズ長さよりも、長く設定することが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平6−35279号公報
しかるに、転写ローラの軸方向長さが、最大幅の用紙の幅よりも長く形成されていると、その最大幅の用紙や、とりわけ、その最大幅の用紙よりも幅の狭い用紙に対して、トナー像を転写するときには、その用紙の幅方向両側において、感光ドラムと転写ローラとが直接接触する領域を生じる。そうすると、その領域において、転写バイアスが用紙に印加されず、転写電流がリークする。そのため、とりわけ、幅の狭い用紙に対しては、リークする分を考慮して、転写電流が多くなるように、転写バイアスを設定する必要がある。さらに、高温低湿環境下では、用紙の抵抗が高くなり、転写ローラの抵抗が低くなるため、転写電流がさらにリークしやすくなる。そのため、このような高温低湿環境下では、転写電流がより多くなるように、転写バイアスを設定する必要がある。
その一方で、感光ドラムが耐えられる転写電流には限界があるため、転写電流が過度に多くなると、感光ドラムに損傷を生じる。
特に、高温低湿環境下で、幅の狭い用紙に転写するときには、必要とされる転写電流値が、感光ドラムが耐えられる転写電流値を超える場合がある。このような場合において、感光ドラムの損傷を防止するために転写電流値を下げれば、転写不良を生じ、一方、転写不良を防止するために転写電流値を上げれば、感光ドラムが損傷するという不具合を生じる。
本発明の目的は、転写バイアスのリークの生じやすさに対応して、適切な転写バイアスを印加することができ、転写電流の印加の不足に起因する転写不良を低減しつつ、転写電流の過度の印加に起因する装置の損傷を低減することのできる画像形成装置、および、その画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材に転写バイアスを印加するためのバイアス印加手段と、前記バイアス印加手段から前記転写部材へ印加する転写バイアスを制御するためのバイアス制御手段とを備える画像形成装置において、前記転写部材の長手方向長さが、この画像形成装置で画像形成可能な最大幅の転写媒体の幅よりも、短く形成されており、前記転写バイアス制御手段は、転写に供する転写媒体の幅が、前記転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、それぞれ異なる制御方法により転写バイアスを印加するように、前記バイアス印加手段を制御することを特徴としている。
このような構成によると、転写部材の長手方向長さが、この画像形成装置で画像形成可能な最大幅の転写媒体の幅よりも、短く形成されているので、転写に供する転写媒体が、最大幅の転写媒体である場合には、転写部材が、長手方向すべてにおいて、転写媒体と接触する。また、転写に供する転写媒体が、最大幅の転写媒体よりも幅の狭い転写媒体である場合には、転写部材における長手方向において、転写媒体と接触しない領域が、転写部材の長手方向長さが最大幅の転写媒体の幅よりも長く形成されている場合よりも、低減される。そのため、転写に供する転写媒体の幅が、転写部材の長手方向長さ以上である場合には、転写バイアスのリークが生じにくくなり、また、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、転写部材の長手方向長さが最大幅の転写媒体の幅よりも長く形成されている場合よりも、転写バイアスのリークを低減することができる。その結果、幅の狭い転写媒体に対しても、従来に比べて少ない転写電流で、現像剤像を転写することができる。そして、この構成では、転写バイアス制御手段が、転写に供する転写媒体の幅が、転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、異なった制御方法により転写バイアスを印加するので、制御方法を切り換えるのみの簡易な制御により、転写バイアスのリークの生じやすさに対応して、適切な転写バイアスを印加することができる。そのため、転写電流の印加の不足に起因する転写不良を低減しつつ、転写電流の過度の印加に起因する装置の損傷を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記バイアス印加手段は、定電流制御と、定電圧制御とを実行可能であることを特徴としている。
このような構成によると、バイアス印加手段が、定電流制御と定電圧制御とを実行可能であるため、転写バイアス制御手段によって、バイアス印加手段を制御して、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、定電流制御または定電圧制御を選択して、適切な転写バイアスを印加することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記転写バイアス制御手段は、転写に供する転写媒体の幅が、前記転写部材の長手方向長さ以上である場合には、第1制御方法によって転写バイアスを印加し、前記転写部材の長手方向長さ未満である場合には、第2制御方法によって転写バイアスを印加するように、前記バイアス印加手段を制御し、前記第1制御方法が、定電流制御であり、前記第2制御方法が、定電圧制御であることを特徴としている。
このような構成によると、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上である場合には、定電流制御によって転写バイアスが印加され、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、定電圧制御によって転写バイアスが印加される。そのため、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上である場合には、定電流制御によって必要十分な転写電流を確実に印加することができ、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、定電圧制御によって転写電流のリーク分を補うことができ、転写媒体に必要十分な転写電流を確実に印加することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1制御方法が、定電流制御であり、前記第2制御方法が、前記第1制御方法で実施される定電流制御よりも、高い電流値で制御する定電流制御であることを特徴としている。
このような構成によると、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上である場合には、定電流制御によって転写バイアスが印加され、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上である場合の定電流制御よりも、高い電流値で制御する定電流制御によって転写バイアスが印加される。そのため、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、定電流制御によって電流値を変化させるのみの簡易な制御により、適切な転写バイアスを印加することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1制御方法が、転写媒体の幅にかかわらず、常に一定の電流値で制御する定電流制御であり、前記第2制御方法が、転写媒体の幅に対応させて、電流値を変化させる定電流制御であることを特徴としている。
このような構成によると、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上である場合には、定電流制御によって、常に一定の電流値で転写バイアスが印加され、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、定電流制御によって、転写媒体の幅に対応して電流値が変化しながら転写バイアスが印加される。そのため、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上であるか否か、さらには、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、転写に供する転写媒体の幅に対応させて、定電流制御による適切な電流値で、転写バイアスを印加することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤像が担持される像担持体と、前記現像剤担持体から前記像担持体の長手方向両端部に付着される現像剤を受ける受け部材とを備え、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記受け部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、受け部材が、像担持体の下方において、転写部材の長手方向端部と対向しない像担持体の長手方向端部に対向配置されるので、現像剤担持体から像担持体の長手方向端部に付着された現像剤を、転写部材を介さずに、受け部材で受けることができる。そのため、転写部材の汚れを低減することができ、また、そのような現像剤を受け部材で溜めることができるので、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記像担持体は、長手方向両端部が前記転写部材の長手方向両端部と対向しないように配置されており、前記受け部材は、前記像担持体の長手方向両端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、受け部材が、像担持体の長手方向両端部に対向配置されるので、現像剤担持体から像担持体の長手方向両端部に付着された現像剤を、各受け部材で受けることができる。そのため、より一層、転写部材の汚れを低減することができ、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の発明において、前記転写部材を被覆するカバー部材を備え、前記受け部材が、前記カバー部材に一体的に設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、受け部材が、転写部材を被覆するカバー部材に一体的に設けられているので、受け部材を、現像剤を確実に受けられる配置で、簡易に形成することができる。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、現像剤像が担持される像担持体と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受部材とを備え、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記軸受部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、軸受部材が、像担持体の下方において、転写部材の長手方向端部と対向しない像担持体の長手方向端部に対向配置されるので、転写部材を支持する軸部材の軸方向長さを短くすることができる。そのため、装置の小型化および軽量化を図ることができる。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の発明において、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材を備え、前記第1駆動部材には、前記軸受部材に摺動可能に受けられる摺動部材が一体的に設けられていることを特徴としている。
このような構成よると、転写部材を駆動する第1駆動部材に摺動部材が一体的に設けられているので、軸部材の軸方向長さを確実に短くすることができながら、摺動部材を第1駆動部材と一体的として簡易に形成して、組み付け作業の効率化を図ることができる。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、前記摺動部材および前記軸受部材は、樹脂製であることを特徴としている。
このような構成によると、摺動部材および軸受部材が、ともに樹脂製であるため、円滑な摺動を確保して、耐久性の向上を図ることができる。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、現像剤像が担持される像担持体と、前記像担持体の長手方向端部に設けられ、前記像担持体を駆動する第2駆動部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材と、前記第2駆動部材に動力を入力するための動力入力部材とを備え、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第2駆動部材が設けられる長手方向端部が、前記第1駆動部材が設けられる前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが、前記転写部材の長手方向において重なるように配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、像担持体における第2駆動部材が設けられる長手方向端部と、第1駆動部材が設けられる転写部材の長手方向端部とが対向しないように配置され、動力入力部材と第1駆動部材とが、転写部材の長手方向において重なるように配置される。そのため、装置の小型化を図ることができ、また、各部材の配置の自由度を増大させることができる。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明において、前記第1駆動部材は、前記動力入力部材よりも小さく形成されており、前記転写部材の長手方向において、前記第1駆動部材の投影面が、前記動力入力部材の投影面内に配置されるように、前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、動力入力部材よりも小さく形成される第2駆動部材の投影面が、転写部材の長手方向において、動力入力部材の投影面内に配置されるので、より一層、装置の小型化を図ることができる。
また、請求項14に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記現像剤像が担持される像担持体と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材とを備え、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第1駆動部材が設けられる前記軸部材の一端部とは反対側の前記軸部材の他端部において、長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように、配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、像担持体の長手方向長さが、転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、第1駆動部材が設けられる軸部材の一端部とは反対側の軸部材の他端部において、像担持体の長手方向端部が、転写部材の長手方向端部と対向しないように配置される。そのため、第1駆動部材が設けられていない軸部材の他端部に、像担持体から落下する現像剤が付着することを低減することができる。
また、請求項15に記載の発明は、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材とを備え、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記現像剤担持体から前記像担持体の長手方向両端部に付着される現像剤を受ける受け部材を備え、前記受け部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、受け部材が、像担持体の下方において、転写部材の長手方向端部と対向しない像担持体の長手方向端部に対向配置されるので、現像剤担持体から像担持体の長手方向端部に付着された現像剤を、転写部材を介さずに、受け部材で受けることができる。そのため、転写部材の汚れを低減することができ、また、そのような現像剤を受け部材で溜めることができるので、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
また、請求項16に記載の発明は、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材とを備える画像形成装置において、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記現像剤担持体から前記像担持体の長手方向両端部に付着される現像剤を受ける受け部材を備え、前記受け部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、受け部材が、像担持体の下方において、転写部材の長手方向端部と対向しない像担持体の長手方向端部に対向配置されるので、現像剤担持体から像担持体の長手方向端部に付着された現像剤を、転写部材を介さずに、受け部材で受けることができる。そのため、転写部材の汚れを低減することができ、また、そのような現像剤を受け部材で溜めることができるので、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
また、請求項17に記載の発明は、現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受部材とを備え、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記軸受部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、軸受部材が、像担持体の下方において、転写部材の長手方向端部と対向しない像担持体の長手方向端部に対向配置されるので、転写部材を支持する軸部材の軸方向長さを短くすることができる。そのため、装置の小型化を図ることができる。
また、請求項18に記載の発明は、現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受部材とを備える画像形成装置において、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記軸受部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、軸受部材が、像担持体の下方において、転写部材の長手方向端部と対向しない像担持体の長手方向端部に対向配置されるので、転写部材を支持する軸部材の軸方向長さを短くすることができる。そのため、装置の小型化を図ることができる。
また、請求項19に記載の発明は、現像剤像が担持される像担持体と、前記像担持体の長手方向端部に設けられ、前記像担持体を駆動する第2駆動部材と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材と、前記第2駆動部材に動力を入力するための動力入力部材とを備え、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第2駆動部材が設けられる長手方向端部が、前記第1駆動部材が設けられる前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが、前記転写部材の長手方向において重なるように配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、像担持体における第2駆動部材が設けられる長手方向端部と、第1駆動部材が設けられる転写部材の長手方向端部とが対向しないように配置され、動力入力部材と第1駆動部材とが、転写部材の長手方向において重なるように配置される。そのため、装置の小型化を図ることができ、また、各部材の配置の自由度を増大させることができる。
請求項20に記載の発明は、現像剤像が担持される像担持体と、前記像担持体の長手方向端部に設けられ、前記像担持体を駆動する第2駆動部材と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材と、前記第2駆動部材に動力を入力するための動力入力部材とを備える画像形成装置において、前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第2駆動部材が設けられる長手方向端部が、前記第1駆動部材が設けられる前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが、前記転写部材の長手方向において重なるように配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、像担持体における第2駆動部材が設けられる長手方向端部と、第1駆動部材が設けられる転写部材の長手方向端部とが対向しないように配置され、動力入力部材と第1駆動部材とが、転写部材の長手方向において重なるように配置される。そのため、装置の小型化を図ることができ、また、各部材の配置の自由度を増大させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、制御方法を切り換えるのみの簡易な制御により、転写バイアスのリークの生じやすさに対応して、適切な転写バイアスを印加することができ、転写電流の印加の不足に起因する転写不良を低減しつつ、転写電流の過度の印加に起因する装置の損傷を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、定電流制御または定電圧制御を選択して、適切な転写バイアスを印加することができる。
請求項3に記載の発明によれば、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上である場合には、定電流制御によって必要十分な転写電流を確実に印加することができ、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、定電圧制御によって転写電流のリーク分を補うことができ、転写媒体に必要十分な転写電流を確実に印加することができる。
請求項4に記載の発明によれば、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、定電流制御によって電流値を変化させるのみの簡易な制御により、適切な転写バイアスを印加することができる。
請求項5に記載の発明によれば、転写に供する転写媒体の幅が転写部材の長手方向長さ以上であるか否か、さらには、転写部材の長手方向長さ未満である場合には、転写に供する転写媒体の幅に対応させて、定電流制御による適切な電流値で、転写バイアスを印加することができる。
請求項6に記載の発明によれば、転写部材の汚れを低減することができ、また、そのような現像剤を受け部材で溜めることができるので、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、より一層、転写部材の汚れを低減することができ、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、受け部材を、現像剤を確実に受けられる配置で、簡易に形成することができる。
請求項9に記載の発明によれば、転写部材を支持する軸部材の軸方向長さを短くすることができ、装置の小型化および軽量化を図ることができる。
請求項10に記載の発明によれば、軸部材の軸方向長さを確実に短くすることができながら、摺動部材を第1駆動部材と一体的として簡易に形成して、組み付け作業の効率化を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、円滑な摺動を確保して、耐久性の向上を図ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、装置の小型化を図ることができ、また、各部材の配置の自由度を増大させることができる。
請求項13に記載の発明によれば、より一層、装置の小型化を図ることができる。
請求項14に記載の発明によれば、第1駆動部材が設けられていない軸部材の他端部に、像担持体から落下する現像剤が付着することを低減することができる。
請求項15に記載の発明によれば、プロセスカートリッジにおいて、転写部材の汚れを低減することができ、また、そのような現像剤を受け部材で溜めることができるので、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
請求項16に記載の発明によれば、画像形成装置において、転写部材の汚れを低減することができ、また、そのような現像剤を受け部材で溜めることができるので、現像剤の飛散による装置の汚染を防止することができる。
請求項17に記載の発明によれば、プロセスカートリッジにおいて、転写部材を支持する軸部材の軸方向長さを短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。
請求項18に記載の発明によれば、画像形成装置において、転写部材を支持する軸部材の軸方向長さを短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。
請求項19に記載の発明によれば、プロセスカートリッジにおいて、装置の小型化を図ることができ、また、各部材の配置の自由度を増大させることができる。
請求項20に記載の発明によれば、画像形成装置において、装置の小型化を図ることができ、また、各部材の配置の自由度を増大させることができる。
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、転写媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5を備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられる用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8と対向配置される紙粉取りローラ10と、給紙ローラ8に対して紙粉取りローラ10の反対側に設けられるレジストローラ11とを備えている。
用紙押圧板7は、用紙3をスタック可能に設けられ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされている。また、用紙押圧板7は、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙ローラ8および給紙パット9は、互いに対向配置され、給紙パット9の裏側に設けられるばね12によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。
用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、紙粉取りローラ10によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ11に搬送される。レジストローラ11は、1対のローラを備え、用紙3をレジスト後に、画像形成部5の転写位置(後述する感光ドラム24のドラム本体40と転写ローラ27のローラ部材45との間)に搬送する。
画像形成部5は、スキャナユニット13、プロセスカートリッジ14、定着部15を備えている。
スキャナユニット13は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー16、レンズ17および18、反射鏡19、20および21を備えている。
レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー16、レンズ17、反射鏡19および20、レンズ18、反射鏡21の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ14の後述する感光ドラム24の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ14は、スキャナユニット13の下方において、図2に示すように、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ22と、そのドラムカートリッジ22に着脱自在に装着される現像カートリッジ23とを備えている。
ドラムカートリッジ22は、感光ドラム24およびスコロトロン型帯電器25が設けられる上側カバー部材26と、転写ローラ27が設けられるカバー部材としての下側カバー部材28とを備えている。
現像カートリッジ23は、トナー収容室29、供給ローラ30、現像剤担持体としての現像ローラ31、層厚規制ブレード32を備えている。
トナー収容室29には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。このトナーは、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。このような重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像を形成することができる。なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。また、トナーの平均粒径は、約6〜10μmである。
また、トナー収容室29の中心には、現像ローラ31の軸方向に沿って回転軸33が設けられている。この回転軸33には、トナー収容室29内のトナーを攪拌するためのアジテータ34と、トナー収容室29の幅方向(現像ローラ31の軸方向と同じ。)両側に対向配置されるトナーの残量を検知するための窓35を清掃するためのクリーナ36とが設けられている。
そして、トナー収容室29内のトナーは、回転軸33が矢印方向(時計方向)へ回転すると、その回転軸33に支持されるアジテータ34により攪拌されて、トナー収容室29のトナー放出口37から供給ローラ30に向けて放出される。また、この回転軸33の回転により、窓35がクリーナ36によって清掃される。
供給ローラ30は、トナー放出口37の斜め下方側方において、矢印方向(反時計方向)に回転可能に設けられている。この供給ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジからなるローラ部材が被覆されており、ローラ軸の両端部が、現像カートリッジ23に回転可能に支持されている。
現像ローラ31は、供給ローラ30と斜め上方側方において対向配置され、矢印方向(反時計方向)に回転可能に設けられている。この現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、導電性の弾性ゴムからなるローラ部材が被覆されている。より具体的には、現像ローラ31のローラ部材は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ層の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。また、この現像ローラ31は、ローラ軸の両端部が、現像カートリッジ23に回転可能に支持されている。
なお、現像ローラ31には、現像時において、現像バイアスが印加される。
また、これら供給ローラ30と現像ローラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
層厚規制ブレード32は、板ばね部材38と、圧接部39とを備えている。板ばね部材38は、その一端部が、現像ローラ31の上方において、現像カートリッジ23に支持され、その他端部には、圧接部39が設けられている。圧接部39は、断面略半円形状をなし、絶縁性のシリコーンゴムから形成されている。圧接部39は、板ばね部材38の弾性力によって、現像ローラ31の表面を側方から押圧する。
そして、トナー放出口37から放出されるトナーは、供給ローラ30の回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ30と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴なって、圧接部39と現像ローラ31との間に進入し、薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム24は、現像ローラ31の側方において、その現像ローラ31と対向配置され、ドラムカートリッジ22に矢印方向(時計方向)に回転可能に設けられている。この感光ドラム24は、図3に示すように、像担持体としてのドラム本体40と、そのドラム本体40の軸方向一端部に設けられ、ドラム本体40を駆動する第2駆動部材としてのドラムギヤ41とを備えている。
ドラム本体40は、円筒形状をなし、その軸方向長さが、転写ローラ27の後述するローラ部材45の軸方向長さよりも長く形成され、ローラ部材45の上方において、ローラ部材45の軸方向に沿って、ドラム本体40の軸方向両端部(両端面)がローラ部材45の軸方向両端部(両端面)と対向しないように、すなわち、ローラ部材45の軸方向の中央部とドラム本体40の長手方向の中央部とが、ほぼ一致するような位置関係で、配置され、上側カバー部材26において、回転可能に軸受されている。また、ドラム本体40は、接地され、その表面がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されている。
ドラムギヤ41は、ドラム本体40の一端部において、ドラム本体40に相対回転不能に設けられており、軸方向外側にドラムギヤ部42、軸方向内側にドラムギヤ部42と同径のドラムフランジギヤ部43とを一体的に備えている。
ドラムギヤ部42は、プロセスカートリッジ14が本体ケーシング2内に装着された状態で、図3に示すように、本体ケーシング2内に設けられる動力入力部材としての入力ギヤ44と、ドラムギヤ部42が上側、入力ギヤ44が下側に隣接配置され、図4に示すように、ドラムギヤ部42の回転中心と入力ギヤ44の回転中心とが同一鉛直線上に配置される状態で、噛合される。なお、入力ギヤ44には、本体ケーシング2内に設けられている図示しないモータからの動力が入力され、入力ギヤ44は、その動力をドラムギヤ部42に入力する。
スコロトロン型帯電器25は、図2に示すように、感光ドラム24の上方において、ドラム本体40と接触しないように、所定間隔を隔てて設けられている。このスコロトロン型帯電器25は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であって、ドラム本体40の表面を一様に正極性に帯電させる。
そして、入力ギヤ44からドラムギヤ部42に動力が入力されると、ドラム本体40が回転され、ドラム本体40の表面は、そのドラム本体40の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器25により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、ドラム本体40に対向して接触するときに、ドラム本体40の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されているドラム本体40の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成され、ドラム本体40の表面に、トナー像が担持される。
転写ローラ27は、感光ドラム27の下方において、感光ドラム27と対向配置され、ドラムカートリッジ22に、矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。
この転写ローラ27は、図3に示すように、導電性の弾性ゴムからなる転写部材としての円筒形状のローラ部材45と、そのローラ部材45に対して相対回転不能に挿入され、ローラ部材45を支持する金属製の軸部材としてのローラ軸46とを備えている。
ローラ部材45は、その軸方向長さが、ドラム本体40の軸方向長さよりも短く形成され、ドラム本体40の下方において、ドラム本体40の軸方向に沿って、ドラム本体40と接触するように配置されている。
より具体的には、このローラ部材45は、図5に示すように、ローラ部材45の軸方向長さ(転写有効幅W1)が、このレーザプリンタ1で画像形成可能な最大幅の用紙3の幅(最大用紙幅W2)よりも短く、かつ、このレーザプリンタ1で画像形成可能な最大幅(最大画像形成幅W3)よりも長く形成されている。さらに、詳細には、たとえば、最大紙幅W2が、216mm(レターサイズ)であり、最大画像形成幅W3が、208mm前後である場合には、転写有効幅W1が、210〜215mmに設定されている。
ローラ軸46の軸方向一端部には、ドラムギヤ41と鉛直方向において対向する転写ローラギヤ部47が、ローラ軸46と相対回転不能に設けられている。
この転写ローラギヤ部47は、樹脂からなり、ローラ部材45を駆動する第1駆動部材としての転写ローラギヤ48と、次に述べる軸受部材50に摺動可能に受けられる摺動部材としての摺動筒部49とを一体的に備えている。
転写ローラギヤ48は、ローラ軸46の一端部において軸方向外側に、摺動筒部49は、ローラ軸46の一端部において軸方向内側に配置されている。
転写ローラギヤ48は、図3に示すように、入力ギヤ44よりも小径に形成されており、ドラムフランジギヤ部43と、ドラムフランジギヤ部43が上側、転写ローラギヤ48が下側となるように、隣接配置され、図4に示すように、ドラムフランジギヤ部43の回転中心と転写ローラギヤ48の回転中心とが同一鉛直線上に配置される状態で、噛合されている。
また、転写ローラギヤ48は、図3に示すように、ローラ軸46の軸方向において、入力ギヤ44が外側となり、転写ローラギヤ48が内側となるように重なって配置されている。より具体的には、図4に示すように、ローラ軸46の軸方向において、転写ローラギヤ48の投影面が、入力ギヤ44の投影面内に配置され、転写ローラギヤ48におけるドラムフランジギヤ部43との噛合部分が、入力ギヤ44におけるドラムギヤ部42との噛合部分に、軸方向に投影して重なり、転写ローラギヤ48が入力ギヤ44に内接するように配置されている。
摺動筒部49は、図3に示すように、円筒形状をなし、転写ローラギヤ48よりも小径に形成されており、下側カバー部材28内に配置される軸受部材50に摺動可能に受けられている。
すなわち、下側カバー部材28は、樹脂からなり、図2に示すように、転写ローラ27の下方を周方向に被覆する下板51と、図3に示すように、ローラ軸46の軸方向両外方において、下板51から上方に向かって屈曲する側板52とを一体的に備える断面略コ字状をなし、この下板51内に軸受部材50が配置されている。なお、一方の側板52は、入力ギヤ44と転写ローラギヤ部47との間に配置され、他方の側板52は、ローラ軸46の軸方向他端部よりも外方に配置されている。また、他方の側板52には、ローラ軸46の軸方向他端部と軸方向において対向配置され、ローラ軸46の軸方向他端部と摺動可能に接触する電極53が設けられている。
また、下板51には、各軸受部材50との対向位置に開口部65が形成されており、その開口部65には、一端部が本体ケーシング2に固定される付勢ばね66が上下方向に挿通されている。
軸受部材50は、樹脂からなり、ローラ部材45の軸方向両外方であって、ドラム本体40と下板51との間、つまり、ドラム本体40の下方において、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないドラム本体40の軸方向両端部と対向するように、それぞれ設けられている。各軸受部材50は、下板51の上方において、各付勢ばね66の他端部に支持されている。これによって、ローラ部材45は、各付勢ばね66の付勢力によって、ドラム本体40に向けて押圧される。一方の軸受部材50は、摺動筒部49を回転可能に軸受し、摺動筒部49を支持している。他方の軸受部材50は、ローラ軸46を回転可能に軸受し、ローラ軸46を支持している。
また、ローラ軸46の軸方向他端部と接触する電極53には、転写バイアスを印加するためのバイアス印加手段としてのバイアス印加装置54が接続されている。
このバイアス印加装置54は、本体ケーシング2内に設けられており、後述する転写バイアス制御プログラムの処理において、定電流制御と定電圧制御とが実行可能とされている。このように定電流制御と定電圧制御とを実行可能とすれば、後述するように、転写する用紙3の用紙幅(転写用紙幅W4、図5参照)が、ローラ部材45の軸方向長さ(転写有効幅W1、図5参照)以上であるか否かにより、定電流制御または定電圧制御を選択して、適切な転写バイアスを印加することができる。
また、このバイアス印加装置54は、同じく本体ケーシング2内に設けられているバイアス制御手段としてのCPU55に接続されている。
CPU55は、バイアス印加装置54を含む各部を制御し、ROM56およびRAM57を備えている。ROM56には、各種のプログラム、たとえば、後述する転写バイアスを制御するための転写バイアス制御プログラムや、後述する転写バイアステーブルが格納されている。RAM57には、各種のプログラムを実行するための一時的な数値が格納される。
そして、転写時には、図示しないモータにより入力ギヤ44に動力が入力されると、その入力ギヤ44と噛合するドラムギヤ部42にその動力が入力され、これによって、ドラム本体40が回転される。また、ドラムギヤ部42と一体的にドラムフランジギヤ部43が回転されるので、その動力が、ドラムフランジギヤ部43に噛合する転写ローラギヤ48に入力される。これによって、ローラ軸46とともにローラ部材45が回転される。
また、転写時には、CPU55によって、ROM56内の転写バイアス制御プログラムが起動され、バイアス印加装置54が制御されることにより、そのバイアス印加装置54から電極53を介して、ローラ軸46に転写バイアスが印加される。転写バイアスは、ドラム本体40の表面上に担持されたトナー像を用紙3に転写するために、ローラ軸46からローラ部材45に印加される。
そして、レジストローラ11から、ドラム本体40とローラ部材45との間(転写位置)に用紙3が搬送されてくると、ドラム本体40およびローラ部材45の回転によって、その用紙3は、それらの間で搬送されつつ、ローラ部材45に印加される転写バイアスによって、ドラム本体40の表面上に担持されたトナー像が、転写される。
定着部15は、図1に示すように、プロセスカートリッジ14の側方であって、用紙3の搬送方向下流側に設けられている。定着部15は、加熱ローラ58、加圧ローラ59、および、1対の搬送ローラ60を備えている。
加熱ローラ58は、金属製のローラ部と、そのローラ部内に加熱のためのハロゲンランプとを備えている。また、加圧ローラ59は、加熱ローラ58の下方において、加熱ローラ58を押圧するように対向配置されている。また、1対の搬送ローラ60は、加熱ローラ58および加圧ローラ59の用紙3の搬送方向下流側に配置されている。
そして、この定着部15では、転写位置において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ58と加圧ローラ59との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を1対の搬送ローラ60によって、排紙パス61に搬送する。
本体ケーシング2の上面には、用紙3をスタック可能に受ける排紙トレイ62が設けられている。また、排紙トレイ62における定着部15が対向する側の上方には、排紙ローラ63が設けられている。また、排紙ローラ63と定着部15の搬送ローラ60との間には、用紙3を搬送するための搬送パス61が設けられている。
そして、定着部15から排紙パス61に搬送された用紙3は、その排紙パス61から排紙ローラ63に搬送され、その排紙ローラ63によって排紙トレイ62上に排紙される。
なお、このレーザプリンタ1では、ローラ部材45によって用紙3に転写された後にドラム本体40の表面上に残存する残存トナーを、現像ローラ31によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収している。このようなクリーナレス方式によって、ドラム本体40の表面上の残存トナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
そして、このようなレーザプリンタ1では、転写時には、転写バイアス制御プログラムが起動され、そのときに転写する用紙3の用紙幅(つまり、転写用紙幅W4)が、ローラ部材45の軸方向長さ(つまり、転写有効幅W1)以上であるか否かにより、以上である場合には、第1制御方法としての定電流制御によって転写バイアスを印加し、未満である場合には、第2制御方法としての定電圧制御によって転写バイアスを印加している。
次に、このような転写バイアス制御プログラムの処理について、図6に示すフロー図を参照して説明する。
図6において、この処理は、CPU55が印刷ジョブを受け付けたときに開始される。処理が開始されると、まず、転写用紙幅W4が選択される(S1)。転写用紙幅W4は、印刷ジョブにおいて用紙サイズを指定したり、あるいは、給紙トレイ6内に設けられる図示しない用紙サイズ検知センサによって、用紙サイズが検知されることで、これから転写しようとする用紙3の転写用紙幅W4が設定されることにより、選択される。
次いで、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上であるか否かが判断される(S2)。転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上である場合には(S2:YES)、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスが定電流制御で印加される(S3)。一方、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上でない場合、すなわち、転写用紙幅W4が転写有効幅W1未満である場合には(S2:NO)、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスが定電圧制御で印加される(S4)。
表1には、このような処理で印加される転写バイアステーブルの一例が示されている。
Figure 2005189466
表1において、この処理では、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上である場合、つまり、用紙3が、たとえば、レターサイズである場合には、−14μAの一定の転写電流で、転写バイアスが印加される定電流制御が実行される。一方、転写用紙幅W4が転写有効幅W1未満である場合、つまり、用紙3が、たとえば、A4サイズ、B5サイズ、A5サイズ、B6サイズ、A6サイズである場合には、−3.5kVの一定の転写電圧で、転写バイアスが印加される定電圧制御が実行される。
その後、受け付けられた印刷ジョブに対する画像形成が終了されると(S5)、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスがオフされ(S6)、リターンにより、転写バイアス制御プログラムが終了される。
このような制御において、このレーザプリンタ1では、転写ローラ27のローラ部材45の転写有効幅W1が、最大用紙幅W2よりも、短く形成されているので、転写する用紙3が、最大用紙幅W2の用紙3(たとえば、レザーサイズ)である場合には、ローラ部材45が、軸方向すべてにおいて、その用紙3と接触する。また、転写する用紙3が、最大用紙幅W2の用紙3よりも用紙幅の狭い用紙3(たとえば、A4サイズ以下)である場合には、ローラ部材45における軸方向において、用紙3と接触しない領域、すなわち、ドラム本体40とローラ部材45とが直接接触する領域が、転写有効幅W1が最大用紙幅W2よりも長く形成されている場合よりも、低減される。
そのため、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、転写バイアスのリークが生じず、また、ローラ部材45の転写有効幅W1未満である場合には、ローラ部材45の転写有効幅W1が最大用紙幅W2よりも長く形成されている場合よりも、転写バイアスのリークを低減することができる。従って、用紙幅の狭い用紙3に対しても、少ない転写電流で、トナー像を転写することができる。
そして、この制御では、CPU55により、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上であるか否かにより、定電流制御または定電圧制御が選択され、転写バイアスが印加されるので、転写バイアスのリークの生じやすさに対応して、適切な転写バイアスが印加される。そのため、転写電流の印加の不足に起因する転写不良を防止しつつ、転写電流の過度の印加に起因するドラム本体40の損傷を防止することができる。
より具体的には、この制御では、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、定電流制御によって転写バイアスが印加され、未満である場合には、定電圧制御によって転写バイアスが印加される。そのため、制御方法を切り換えるのみの簡易な制御により、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、定電流制御によって用紙3に必要十分な転写電流を確実に印加することができ、また、未満である場合には、定電圧制御によって転写電流のリーク分を補うことができ、用紙3に必要十分な転写電流を確実に印加することができる。
また、上記の制御では、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上であるか否かにより、以上である場合には、定電流制御によって転写バイアスを印加し、未満である場合には、定電圧制御によって転写バイアスを印加したが、たとえば、以上である場合には、第1制御方法として、用紙3の転写用紙幅W4にかかわらず、一定の転写電流の定電流制御によって、転写バイアスを印加し、未満である場合には、第2制御方法として、以上である場合の定電流制御よりも高い転写電流で、かつ、用紙3の転写用紙幅W4に対応させて転写電流を変化させる定電流制御によって、転写バイアスを印加してもよい。
図7は、このような転写バイアス制御プログラムの処理を示すフロー図である。
図7において、この処理は、上記と同様に、CPU55が印刷ジョブを受け付けたときに開始される。処理が開始されると、まず、上記と同様に、転写用紙幅W4が選択される(S11)。
次いで、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上であるか否かが判断される(S12)。転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上である場合には(S12:YES)、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスが、一定の転写電流の第1定電流制御で印加される(S13)。一方、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上でない場合、すなわち、転写用紙幅W4が転写有効幅W1未満である場合には(S12:NO)、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスが、第1定電流制御よりも高く、かつ、転写用紙幅W4に対応して変化する転写電流の第2定電流制御で、印加される(S14)。
表2には、このような処理で印加される転写バイアステーブルの一例が示されている。
Figure 2005189466
表2において、この処理では、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上である場合、つまり、用紙3が、たとえば、レターサイズである場合には、用紙3の転写用紙幅W4にかかわらず、−14μAの一定の転写電流で、転写バイアスが印加される第1定電流制御が実行される。一方、転写用紙幅W4が転写有効幅W1未満である場合には、第1定電流制御の転写電流(−14μA)よりも高い転写電流であって、用紙3の転写用紙幅W4に対応して、たとえば、用紙3がA4サイズである場合には、−16μA、用紙3がB5サイズである場合には、−18μA、用紙3がA5サイズである場合には、−20μA、用紙3がB6サイズである場合には、−24μA、用紙3がA6サイズである場合には、−28μAの転写電流で、転写バイアスが印加される第2定電圧制御が実行される。
その後、受け付けられた印刷ジョブに対する画像形成が終了されると(S15)、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスがオフされ(S16)、リターンにより、転写バイアス制御プログラムが終了される。
このような制御では、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、第1定電流制御によって、常に一定の転写電流で転写バイアスが印加される。また、ローラ部材45の転写有効幅W1未満である場合には、第2定電流制御によって、用紙3の転写用紙幅W4に対応して転写電流が変化しながら転写バイアスが印加される。そのため、転写する用紙3の転写用紙幅W4がローラ部材45の転写有効幅W1以上であるか否か、さらには、ローラ部材45の転写有効幅W1未満である場合には、転写する用紙3の転写用紙幅W4に対応させて、定電流制御による適切な転写電流で、転写バイアスを印加することができる。
さらに、上記した制御を簡略化して、たとえば、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上であるか否かにより、以上である場合には、第1制御方法として、用紙3の転写用紙幅W4にかかわらず、一定の転写電流の定電流制御によって、転写バイアスを印加し、未満である場合には、第2制御方法として、以上である場合の定電流制御よりも高い転写電流で、かつ、用紙3の転写用紙幅W4にかかわらず、一定の転写電流の定電流制御によって、転写バイアスを印加してもよい。
なお、このような転写バイアス制御プログラムの処理は、図7において、ステップ14において、CPU55がバイアス印加装置54を制御して、転写バイアスが、第1定電流制御よりも高く、かつ、一定の転写電流の第2定電流制御で印加されることにより、達成される。
また、表3には、このような処理で印加される転写バイアステーブルの一例が示されている。
Figure 2005189466
表3において、この処理では、転写用紙幅W4が転写有効幅W1以上である場合、つまり、用紙3が、たとえば、レターサイズである場合には、用紙3の転写用紙幅W4にかかわらず、−14μAの一定の転写電流で、転写バイアスが印加される第1定電流制御が実行される。一方、転写用紙幅W4が転写有効幅W1未満である場合には、第1定電流制御の転写電流(−14μA)よりも高い転写電流であって、かつ、用紙3の転写用紙幅W4にかかわらず、−20μAの一定の転写電流で、転写バイアスが印加される第2定電流制御が実行される。
このような制御では、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上である場合には、第1定電流制御によって、常に一定の転写電流で転写バイアスが印加される。また、ローラ部材45の転写有効幅W1未満である場合には、第2定電流制御によって、第1定電流制御の転写電流(−14μA)よりも高い、常に一定の転写電流で転写バイアスが印加される。そのため、転写する用紙3の転写用紙幅W4が、ローラ部材45の転写有効幅W1以上であるか否かにより、定電流制御によって転写電流を選択的に切り換えるのみの簡易な制御により、適切な転写バイアスを印加することができる。
また、このレーザプリンタ1では、転写ローラ27のローラ部材45が、最大用紙幅W2よりも短く形成されており、これによって、従来に対して、転写ローラ27のローラ部材45が、ドラム本体40の軸方向長さよりも、十分に短く形成されている。そのため、図3に示すように、ドラム本体40を、ローラ部材45の軸方向に沿って、ローラ部材45の軸方向両端部がローラ部材45の軸方向両端部と対向しないように配置すれば、ローラ部材45の軸方向両端部に設けられる軸受部材50を、ドラム本体40の下方において、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないドラム本体40の軸方向両端部と対向するように配置することができる。そのため、ローラ部材45を支持するローラ軸46の軸方向長さを短くすることができ、装置の小型化および軽量化を図ることができる。
すなわち、たとえば、図8に示すように、感光ドラム24のドラム本体40と、転写ローラ27のローラ部材45とが、その軸方向長さがほぼ同じ長さで形成されている場合には、転写ローラ27のローラ軸46を受ける各軸受部材50を、ローラ部材45の軸方向両端部の外方に設けると、各軸受部材50は、ドラム本体40の軸方向両端部よりも外方に配置されるようになり、ローラ軸46の軸方向長さを、その分長くする必要がある。
しかし、転写ローラ27のローラ部材45を、ドラム本体40の軸方向長さよりも、上記のように十分に短く形成すれば、図3に示すように、各軸受部材50を、ドラム本体40の下方において、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないドラム本体40の軸方向両端部と対向するように配置することができるので、ローラ部材45を支持するローラ軸46の軸方向長さを短くすることができ、装置の小型化を図ることができる。
しかも、この転写ローラ27では、ローラ軸46の軸方向一端部に設けられる転写ローラギヤ部47において、転写ローラギヤ48に、軸受部材50によって軸受される摺動筒部49が一体的に設けられている。そのため、ローラ軸46の軸方向長さを確実に短くすることができながら、摺動筒部49を転写ローラギヤ48と一体的として簡易に形成して、組み付け作業の効率化を図ることができる。
すなわち、図8が参照されるように、たとえば、転写ローラギヤ48が設けられるローラ軸46の軸方向一端部では、ローラ部材45と転写ローラギヤ48との間に、軸受部材50により軸受する部分が必要となり、ローラ部材45と軸受部分との間、および、軸受部分と転写ローラギヤ48との間に、それぞれ隙間が生じて、ローラ軸46の軸方向長さを、その分長くする必要がある。
しかし、図3が参照されるように、転写ローラギヤ48に摺動筒部49を一体的に設けて、その摺動筒部49を軸受部材50で軸受させれば、ローラ軸46の軸方向長さを確実に短くすることができる。しかも、この転写ローラギヤ部47では、摺動筒部49を転写ローラギヤ48と一体的として簡易に形成して、組み付け作業の効率化を図ることができる。
さらに、摺動筒部49および軸受部材50は、ともに樹脂から形成されているので、円滑な摺動を確保して、耐久性の向上を図ることができる。
また、この配置では、ドラム本体40の軸方向長さが、ローラ部材45の軸方向長さよりも、十分に長くなるので、ドラム本体40におけるドラムギヤ41が設けられる軸方向一端部と、ローラ部材45における転写ローラギヤ48が設けられる軸方向一端部とを対向しないように配置すれば、入力ギヤ44と転写ローラギヤ48とを、図4に示すように、ローラ軸46の軸方向において重なるように配置することができる。そのため、装置の小型化を図ることができ、また、入力ギヤ44、ドラムギヤ41および転写ローラギヤ48の各ギヤの配置の自由度を増大させることができる。
すなわち、図9に示すように、たとえば、ドラム本体40の軸方向長さが、ローラ部材45の軸方向長さと、ほぼ同じである場合には、入力ギヤ44と転写ローラギヤ48とを、ローラ軸46の軸方向において重ねることができず、そのため、入力ギヤ44と転写ローラギヤ48とが干渉しないように配置する必要を生じて、各ギヤの配置の自由度が著しく制限される。
しかし、図3に示すように、ローラ部材45の軸方向長さを、ドラム本体40の軸方向長さよりも、十分に短く形成して、ドラム本体40におけるドラムギヤ41が設けられる軸方向一端部と、ローラ部材45における転写ローラギヤ48が設けられる軸方向一端部とを対向しないように配置すれば、入力ギヤ44と転写ローラギヤ48とを、図4に示すように、ローラ軸46の軸方向において重なるように配置することができるので、各ギヤの配置の自由度を増大させることができる。
とりわけ、この配置においては、入力ギヤ44よりも小さく形成される転写ローラギヤ48の投影面が、ローラ軸46の軸方向において、入力ギヤ44の投影面内に配置されるので、より一層、装置の小型化を図ることができる。
なお、このように、転写ローラギヤ48の投影面を、ローラ軸46の軸方向において、入力ギヤ44の投影面内に配置せずとも、図10に示すように、入力ギヤ44と転写ローラギヤ48とを、ローラ軸46の軸方向において、部分的に重なるように配置しても、同じく装置の小型化を図ることができる。
また、転写ローラギヤ部47が設けられるローラ軸45の軸方向一端部とは反対側のローラ軸45の他端部においては、ドラム本体40の軸方向端部が、ローラ部材41の軸方向端部と対向しないように配置されている。そのため、転写ローラギヤ部47が設けられていないローラ軸45の他端部に、ドラム本体40から落下するトナーが付着することを低減することができる。
すなわち、トナーは、まず、現像ローラ31に薄層状に担持されるが、層厚規制ブレード32の圧接部39が圧接しない現像ローラ31の軸方向両端部では、圧接部39によって圧接されない余剰のトナーが、現像ローラ31の軸方向両端部から、ドラム本体40の軸方向両端部に付着し、さらに、ドラム本体40の軸方向両端部から落下する。
しかるに、このような場合に、ドラム本体40の軸方向両端部を、ローラ部材41の軸方向両端部と対向しないように配置すれば、転写ローラギヤ部47が設けられていないローラ軸45の他端部においては、そのローラ部材41の軸方向他端部から突出するローラ軸46を短く形成すれば(図12参照)、そのローラ軸45に、ドラム本体40から落下するトナーが付着することを防止することができる。
また、上記のプロセスカートリッジ14においては、図11および図12に示すように、ドラム本体40から落下するトナーを受ける、受け部材としてのトナー貯留部64を、下側カバー部材28に設けることもできる。
図11および図12において、上記と同様に、転写ローラ27のローラ部材45は、その軸方向長さが、感光ドラム24のドラム本体40の軸方向長さよりも十分に短く形成され、ローラ部材45の上方において、ローラ部材45の軸方向に沿って、ドラム本体40の軸方向両端部が、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないように配置されている。
そして、トナー貯留部64は、下側カバー部材28の下板51に設けられ、ローラ部材45の軸方向両外方であって、ドラム本体40と下板51との間、つまり、ドラム本体40の下方において、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないドラム本体40の軸方向両端部と対向するように、それぞれ設けられている。
各トナー貯留部64は、平面視略矩形状をなし、下板51から下方に向かって窪む凹部として、下板51と一体的に形成されている。
このような配置においては、上記と同様に、ローラ部材45の軸方向長さが、ドラム本体40の軸方向長さよりも、十分に短く形成されているので、各トナー貯留部64を、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないドラム本体40の軸方向両端部に対向配置することができる。これによって、現像ローラ31の軸方向両端部からドラム本体40の軸方向両端部に付着されたトナーが落下しても、そのトナーを、ローラ部材45の軸方向両端部を介さずに、各トナー貯留部64で直接受けることができる。そのため、ローラ部材45の汚れを低減することができ、また、そのようなトナーを各トナー貯留部64で溜めることができるので、トナーの飛散による装置の汚染を防止することができる。
すなわち、図13に示すように、たとえば、ドラム本体40の軸方向長さが、ローラ部材45の軸方向長さと、ほぼ同じである場合には、ドラム本体40から落下するトナーは、ローラ部材45に付着し、そのトナーがローラ部材45から落下すると、下側カバー部材28からこぼれて、装置内に飛散する。
しかし、上記したように、ローラ部材45の軸方向長さを、ドラム本体40の軸方向長さよりも、十分に短く形成して、各トナー貯留部64を、ローラ部材45の軸方向両端部と対向しないドラム本体40の軸方向両端部に対向配置すれば、ドラム本体40の軸方向両端部から落下するトナーを、各トナー貯留部64で直接受けることができる。そのため、ローラ部材45の汚れを低減することができ、また、そのようなトナーを各トナー貯留部64で溜めることができるので、トナーの飛散による装置の汚染を防止することができる。
なお、図11および図12においては、ローラ部材45は、ドラム本体40が層厚規制ブレード32と軸方向において接触する範囲内の長さに形成され、その範囲内に配置されている。
とりわけ、トナー貯留部64は、ローラ部材45の軸方向両端部に対向配置されるので、ドラム本体40の軸方向両端部から落下するトナーを、各トナー貯留部64で直接受けることができる。そのため、より一層、ローラ部材45の汚れを低減することができ、トナーの飛散による装置の汚染を防止することができる。
しかも、各トナー貯留部64は、下側カバー部材28の下板51に一体的に設けられているので、トナー貯留部64を、トナーを確実に受けられる配置で、簡易に形成することができる。
なお、上記の説明においては、転写ローラ27および下側カバー部材28を、ドラムカートリッジ22に設けて、本体ケーシング2に対して、プロセスカートリッジ14と一体的に着脱自在としたが、転写ローラ27および下側カバー部材28は、たとえば、本体ケーシング2に設けてもよい。その場合には、上記した軸受部材50やトナー貯留部64も、本体ケーシング2に設けられる。
本発明の画像形成装置としての、レーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジを示す要部側断面図である。 図2に示すプロセスカートリッジのドラムカートリッジを示す要部正断面図である。 図2に示すプロセスカートリッジにおいて、各ギヤの配置(転写ローラギヤの投影面を、ローラ軸の軸方向において入力ギヤの投影面内に配置する態様)を示す配置図である。 図2に示すプロセスカートリッジにおいて、転写ローラの軸方向長さを説明する平面図である。 転写バイアス制御プログラムの処理(定電流制御と定電圧制御とを切り換える態様)を示すフロー図である。 転写バイアス制御プログラムの処理(第1定電流制御と第2定電流制御とを切り換える態様)を示すフロー図である。 プロセスカートリッジのドラムカートリッジ(ドラム本体およびローラ部材の軸方向長さがほぼ同じ態様)を示す要部正断面図である。 プロセスカートリッジにおいて、各ギヤの配置(転写ローラギヤの投影面と入力ギヤの投影面とが、ローラ軸の軸方向において重ならない態様)を示す配置図である。 プロセスカートリッジにおいて、各ギヤの配置(転写ローラギヤの投影面と入力ギヤの投影面とが、ローラ軸の軸方向において部分的に重なる態様)を示す配置図である。 プロセスカートリッジのドラムカートリッジ(トナー貯留部が設けられる態様:転写ローラギヤ側)を示す要部斜視図である。 プロセスカートリッジのドラムカートリッジ(トナー貯留部が設けられる態様:転写ローラギヤと反対側)を示す要部斜視図である。 プロセスカートリッジのドラムカートリッジ(ドラム本体およびローラ部材の軸方向長さがほぼ同じ態様)を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
3 用紙
14 プロセスカートリッジ
28 下側カバー部材
31 現像ローラ
40 ドラム本体
42 ドラムギヤ
44 入力ギヤ
45 ローラ部材
46 ローラ軸
48 転写ローラギヤ
49 摺動筒部
50 軸受部材
54 バイアス印加装置
55 CPU
64 トナー貯留部

Claims (20)

  1. 転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材に転写バイアスを印加するためのバイアス印加手段と、前記バイアス印加手段から前記転写部材へ印加する転写バイアスを制御するためのバイアス制御手段とを備える画像形成装置において、
    前記転写部材の長手方向長さが、この画像形成装置で画像形成可能な最大幅の転写媒体の幅よりも、短く形成されており、
    前記転写バイアス制御手段は、転写に供する転写媒体の幅が、前記転写部材の長手方向長さ以上であるか否かにより、それぞれ異なる制御方法により転写バイアスを印加するように、前記バイアス印加手段を制御することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記バイアス印加手段は、定電流制御と、定電圧制御とを実行可能であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写バイアス制御手段は、転写に供する転写媒体の幅が、前記転写部材の長手方向長さ以上である場合には、第1制御方法によって転写バイアスを印加し、前記転写部材の長手方向長さ未満である場合には、第2制御方法によって転写バイアスを印加するように、前記バイアス印加手段を制御し、
    前記第1制御方法が、定電流制御であり、前記第2制御方法が、定電圧制御であることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1制御方法が、定電流制御であり、前記第2制御方法が、前記第1制御方法で実施される定電流制御よりも、高い電流値で制御する定電流制御であることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1制御方法が、転写媒体の幅にかかわらず、常に一定の電流値で制御する定電流制御であり、前記第2制御方法が、転写媒体の幅に対応させて、電流値を変化させる定電流制御であることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤像が担持される像担持体と、前記現像剤担持体から前記像担持体の長手方向両端部に付着される現像剤を受ける受け部材とを備え、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記受け部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体は、長手方向両端部が前記転写部材の長手方向両端部と対向しないように配置されており、
    前記受け部材は、前記像担持体の長手方向両端部に、対向配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写部材を被覆するカバー部材を備え、
    前記受け部材が、前記カバー部材に一体的に設けられていることを特徴とする、請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 現像剤像が担持される像担持体と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受部材とを備え、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記軸受部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材を備え、
    前記第1駆動部材には、前記軸受部材に摺動可能に受けられる摺動部材が一体的に設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記摺動部材および前記軸受部材は、樹脂製であることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 現像剤像が担持される像担持体と、前記像担持体の長手方向端部に設けられ、前記像担持体を駆動する第2駆動部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材と、前記第2駆動部材に動力を入力するための動力入力部材とを備え、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第2駆動部材が設けられる長手方向端部が、前記第1駆動部材が設けられる前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが、前記転写部材の長手方向において重なるように配置されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記第1駆動部材は、前記動力入力部材よりも小さく形成されており、
    前記転写部材の長手方向において、前記第1駆動部材の投影面が、前記動力入力部材の投影面内に配置されるように、前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが配置されていることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記現像剤像が担持される像担持体と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材とを備え、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第1駆動部材が設けられる前記軸部材の一端部とは反対側の前記軸部材の他端部において、長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように、配置されていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材とを備え、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記現像剤担持体から前記像担持体の長手方向両端部に付着される現像剤を受ける受け部材を備え、
    前記受け部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  16. 現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と対向配置され、前記現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材とを備える画像形成装置において、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記現像剤担持体から前記像担持体の長手方向両端部に付着される現像剤を受ける受け部材を備え、
    前記受け部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴とする、画像形成装置。
  17. 現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受部材とを備え、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記軸受部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  18. 現像剤像が担持される像担持体と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材を回転可能に支持する軸受部材とを備える画像形成装置において、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、少なくともいずれかの長手方向端部が前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記軸受部材は、前記像担持体の下方において、前記転写部材の長手方向端部と対向しない前記像担持体の長手方向端部に、対向配置されていることを特徴とする、画像形成装置。
  19. 現像剤像が担持される像担持体と、前記像担持体の長手方向端部に設けられ、前記像担持体を駆動する第2駆動部材と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材と、前記第2駆動部材に動力を入力するための動力入力部材とを備え、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第2駆動部材が設けられる長手方向端部が、前記第1駆動部材が設けられる前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが、前記転写部材の長手方向において重なるように配置されていることを特徴とする、プロセスカートリッジ。
  20. 現像剤像が担持される像担持体と、前記像担持体の長手方向端部に設けられ、前記像担持体を駆動する第2駆動部材と、転写媒体に現像剤像を転写するための転写部材と、前記転写部材を支持する軸部材と、前記軸部材の一端部において、前記軸部材と相対回転不能に設けられ、前記転写部材を駆動する第1駆動部材と、前記第2駆動部材に動力を入力するための動力入力部材とを備える画像形成装置において、
    前記像担持体は、長手方向長さが、前記転写部材の長手方向長さよりも長く形成され、前記転写部材の上方において、前記転写部材の長手方向に沿って、前記第2駆動部材が設けられる長手方向端部が、前記第1駆動部材が設けられる前記転写部材の長手方向端部と対向しないように配置されており、
    前記動力入力部材と前記第1駆動部材とが、前記転写部材の長手方向において重なるように配置されていることを特徴とする、画像形成装置。
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