JP2005188576A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動力伝達可能な上限トルクが安定し、また摺動トルクも安定し、組立ても容易なクラッチ動作する「動力伝達装置」を提供する。
【解決手段】 第2の回転体20に円筒面形状の摺動周面24が形成されている。弾圧部材30は帯材31を環状に形成したものであり、係止片35によって第1の回転体10に連結されている。前記弾圧部材30は拡張変形させられて前記摺動周面24に面当接するように嵌合させられている。弾圧部材30と第2の回転体20とを一体に組めるので組立てが容易であり、また摺動摩擦も安定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータからの動力伝達経路に設けられて、過大な抵抗トルクが作用したときに摩擦摺動することが可能な動力伝達装置に関する。
車載用電子機器などの各種電子装置では、モータの動力を機構部に伝達させて、この機構部を動作させる動力伝達装置が設けられている。この動力伝達装置には摩擦力付与手段が設けられ、前記機構部に過大な抵抗トルクが作用したときに前記摩擦力付与手段においてスリップを生じることで、機構のロックやモータに過大な電流が流れるのを防止しているのが一般的である。
以下の特許文献1には、カメラにおけるフィルム巻上げ装置に用いられる動力伝達装置(クラッチ機構)が開示されている。
この動力伝達装置では、従動側回転体に複数の溝が形成され、U字形状に形成された線ばねの両端部に折り曲げられたフック部が前記溝に係止されている。前記従動側回転体と同一の回転中心線を有して回転する駆動ギヤには円筒状の内周面が形成されており、前記線ばねはその拡張する弾性力により前記内周面に圧接されている。
前記駆動ギヤに回転動力が与えられると前記線ばねの圧接力を介して前記従動側回転体に回転力が与えられるが、前記従動側回転体に過大な抵抗トルクが作用したときには、前記線ばねと前記駆動ギヤとの内周面が摺動する。
特開平8−62688号公報
前記従来の動力伝達装置(クラッチ機構)では、過大な抵抗トルクが作用したときに、線ばねが駆動ギヤの内周面と摺動する構造である。しかし、線ばねが前記内周面に繰り返して摺動すると、その摺動軌跡が回転周方向に向けて線状軌跡となるため、駆動ギヤの前記内周面が摩耗しやすくなり、駆動ギヤと従動側回転体とがスリップするに至る動力伝達可能な上限トルクが変動しやすくなる。
また、組立て時には、U字形状の線ばねをその径が収縮するように押圧し、その状態でフック部を従動側回転体の溝に挿入すると共に、収縮した線ばね全体を駆動ギヤの内周面内に入り込ませる必要があるため、線ばねが前記駆動ギヤの内周面内にうまく入り込まずに径が拡張して外れることがあり、組立作業が非常に煩雑である。
また、この種の動力伝達装置では、線ばねと駆動ギヤの内周面との間にグリスなどの潤滑剤が塗布されるが、過大な抵抗トルクが作用したときに、線ばねと前記内周面とが線軌跡にて摺動する構造であるため、その摺動部で潤滑剤がはじかれやすく、潤滑剤の潤滑効果を十分に生かすことができない。
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、摩擦トルクが安定し、組み立てが容易であり、また摺動部へ潤滑剤を効果的に供給できる動力伝達装置を提供することを目的としている。
本発明は、共通な回転中心線を有して互いに独立して回転可能に支持される第1の回転体および第2の回転体と、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間に設けられた摩擦力付与手段と、が設けられた動力伝達装置において、
前記摩擦力付与手段では、前記第2の回転体に、前記回転中心線から所定の半径で回転方向に連続する円筒面である摺動周面が形成されているとともに、前記第1の回転体に連結されて前記摺動周面を摺動する弾圧部材が設けられており、
前記弾圧部材は、弾性変形可能な帯材で、前記摺動周面に沿って途切れることなく連続して環状に形成されて、前記弾圧部材に弾圧部と非弾圧部が設けられており、前記弾圧部の内周面が前記摺動周面に自らの弾性力で圧接されているとともに、前記非弾圧部と前記摺動周面との間に隙間が形成されていることを特徴とするものである。
この動力伝達装置では、環状の弾圧部材を第2の回転体の摺動周面に嵌着し、その状態で、弾圧部材と第2の回転体を共に第1の回転体に組み込めばよいため、その組立て作業が容易である。また、動力伝達が可能な上限トルクを越える抵抗トルクが作用したときに、弾圧部材を構成する帯材と摺動周面とが面摺動するため、前記上限トルクを安定させることができ、さらには摺動時の摩擦トルクを安定させることができる。
さらに、弾圧部材の非弾圧部と摺動周面との間に潤滑剤が溜まりやすくなり、弾圧部材と摺動周面との摺動部に潤滑剤を供給しやすくなる。
本発明では、前記弾圧部は2箇所以上設けられていることが好ましい。さらに、前記弾圧部は、前記回転中心線に対して回転方向へ等ピッチに配置されていることが好ましい。
弾圧部が2箇所以上設けられ、好ましくは弾圧部が回転中心線に等ピッチで配置されていると、弾圧部材を第2の回転体の摺動周面に嵌着したときに、摺動周面と弾圧部材とが同軸状態で組み込まれるようになる。そのため、弾圧部材および第2の回転体を第1の回転体に組み込んだときに、弾圧部材と第1の回転体とを容易に連結することができる。また前記弾圧部が2箇所以上設けられていると、前記摩擦トルクをさらに安定させることができる。
また、本発明は、前記弾圧部材は、帯材の面方向に延びる係止片を有し、この係止片が前記第1の回転体に係止されていることが好ましい。
この構成では、組立作業が容易である。
本発明の動力伝達装置では、組み立てが容易であり、また動力伝達可能な上限トルク、および摺動時の摩擦トルクを安定させることができ、さらに摺動部に潤滑剤を供給しやすくなる。
図1は本発明の第1の実施の形態の動力伝達装置を示す分解斜視図、図2は組立てられた動力伝達装置を示す断面図、図3(A)(B)は、第2の回転体と弾圧部材との組立工程を示す平面図、図4は第2の実施の形態の動力伝達装置を示すものであり、第2の回転体と弾圧部材との組立工程を示す平面図である。図5は前記動力伝達装置が装備された車載用電子装置の一例を示す側面図である。
図1および図2に示す動力伝達装置1は、第1の回転体10と第2の回転体20および、第1の回転体10と第2の回転体20との間に設けられた弾圧部材30とを有している。
この実施の形態では、第1の回転体10が入力側で第2の回転体20が出力側として説明する。ただし、第1の回転体10が出力側で、第2の回転体20が入力側として機能するものであってもよい。
図1と図2に示すように、前記第1の回転体10は合成樹脂材料で形成されているものであり、その中心部には下方に向けてボス11が一体に形成されており、このボス11内に第1の回転体10を上下に貫通する支持穴12が形成されている。第1の回転体10の外周には、下向に形成された円筒部13が設けられており、この円筒部13の外周面に入力歯14が形成されている。この入力歯14は周方向の全周に連続する連続平歯であり、前記支持穴12の中心に位置する回転中心線O(図2参照)を中心とする所定半径のピッチ円を有している。
前記第1の回転体10の前記円筒部13よりも内側には、上下に貫通する係止穴15が3箇所形成されている。この係止穴15は、前記回転中心線Oを中心として円周方向へ120度毎の等ピッチに配置されている。
図1と図2に示すように、前記第2の回転体20は合成樹脂材料で形成されており、その中心には上方に向けて一体に形成された中空軸21が形成されている。前記中空軸21の内部には第2の回転体20を上下に貫通する軸支持穴22が形成されている。この軸支持穴22の中心は前記回転中心線Oと一致する。また前記中空軸21の外周面ではその上端付近にリング溝21aが形成されている。
第2の回転体20には、上方に向けて一体に形成された円筒部23が設けられており、この円筒部23の外周面が摺動周面24となっている。この摺動周面24は、前記回転中心線Oを中心とする所定半径の円筒面であり、回転方向に連続している。また、前記摺動周面24よりも外側に、一定の肉厚のフランジ部25が一体に形成されている。第2の回転体20の下面にはボス26が一体に形成され、このボス26の外周面に出力歯27が形成されている。
前記出力歯27は、前記回転中心線Oを中心とする一定の半径のピッチ円を有しており、出力歯27のピッチ円は、前記入力歯14のピッチ円よりも小さく設定されており、この動力伝達装置1は、入力歯14から出力歯27に向けて減速機構を構成している。
前記弾圧部材30は、リン青銅板などの板ばね金属材料である帯材31で成形されている。前記帯材31は、その面が前記第2の回転体20の摺動周面24に対面するように環状に形成され、その端部どうしが接合部32において互いに接合されて、前記帯材31が周方向に途切れることなく連続したものとなっている。
前記弾圧部材30は、円環形状に形成された後に部分的に変形させたものであり、円環形状が残された非弾圧部33が3箇所形成され、隣り合う非弾圧部33と33との間をほぼ平坦面で繋ぐ弾圧部34が3箇所形成されている。前記非弾圧部33と前記弾圧部34は、前記回転中心線Oの周りに120度の一定の角度ピッチで配置されている。また、それぞれの前記非弾圧部33には、帯材31をその面方向へ部分的に延長させた係止片35が一体に突出形成されている。
次に、前記動力伝達装置1の組立工程を説明する。
動力伝達装置1の組立工程では、まず、第2の回転体20に弾圧部材30が組み込まれる。
図3(A)(B)は、前記第2の回転体20と弾圧部材30を示しているが、前記第2の回転体20では、その摺動周面24の位置を理解しやすくするために、前記摺動周面24の内側に短いハッチングを付して示している。
図3(A)は、第2の回転体20の上に弾圧部材30が重ねられた状態を示しているが、弾圧部材30の3箇所の前記弾圧部34の全てに接する内接円(図示せず)の半径は、前記摺動周面24の半径よりも短い。よって、図3(A)に示すように、弾圧部材30の各弾圧部34に外周方向へ向う力Fを与え、各弾圧部34を外側に拡張させることにより、図3(B)に示すように、第2の回転体20の摺動周面24に、帯材31の内面を嵌着させることで、各弾圧部34を摺動周面24に弾圧させることができる。
図3(B)の状態では、弾圧部材30が第2の回転体20から外れることなく、弾圧部材30と第2の回転体20とが組み込まれた状態となる。第2の回転体20と弾圧部材30とが一体に組立てられた状態で、第2の回転体20と弾圧部材30が一緒に第1の回転体10に組みつけられる。この組み付け作業では、第2の回転体20の中空軸21が、第1の回転体10の支持穴12内に挿入される。この挿入と同時に、回転中心線Oから互いに等距離で等角度間隔にあるそれぞれの前記係止片35が、第1の回転体10の前記係止穴15に挿入されて第1の回転体10と弾圧部材30とが連結される。
すなわち、図3(A)に示す拡張変形前の弾圧部材30では、前記弾圧部34が、回転中心線Oを中心として、それぞれが半径方向への同じ距離に位置しており、また各弾圧部34は、回転中心線Oの周りに120度毎の一定のピッチで配列している。したがって、図3(B)に示すように、弾圧部材30を拡張変形させて摺動周面24に嵌着させたときにも、各係止片35は、回転中心線Oから等距離に位置するようになる。この状態で各係止片35と、第1の回転体10に形成された各係止穴15の位置とが一致するようになり、前記組立作業では、係止片35が係止穴15内にスムーズに入り込むようになり、簡単に組立てることができる。
図2に示すように、第2の回転体20の中空軸21の先部は、第1の回転体10の上面よりも上方に突出するため、第1の回転体10の上面において、前記中空軸21のリング溝21aに抜け止めリング41を嵌着することにより、動力伝達装置1が組立てられる。
図2に示す組立て状態では、弾圧部材30が係止片35を介して第1の回転体20に連結され、且つ弾圧部材30の3箇所に形成された弾圧部34が、第2の回転体20の摺動周面24に弾圧する。このとき、弾圧部材30を構成する帯材31の内面と摺動周面24とが面当接となる。
なお、本明細書では、弾圧部材30を弾圧部34と非弾圧部33とに区分して説明しているが、ここで言う非弾圧部33とは、摺動周面24に全く弾圧されないもののみを意味するものではなく、前記非弾圧部33が摺動周面24に弾圧されていてもよい。ただし、非弾圧部33の摺動周面24に対する弾圧圧力は、前記弾圧部34の摺動周面24に対する弾圧圧力よりも小さいものとなる。また、非弾圧部33と摺動周面24との摺接部においては少なくとも一部において、弾圧部材30と摺動周面24との間に隙間が形成される。
図2に示すように、前記弾圧部材30は、第1の回転体10の円筒部13と第2の回転体20の円筒部24およびフランジ部25により囲まれてほぼ密閉された空間内に位置している。
図2は、前記動力伝達装置1が機器本体のベース42に取付けられた状態を示している。前記ベース42には支持軸43が固定されている。前記回転駆動装置1は、第2の回転体20に形成された軸支持穴22が、前記支持軸43に回転自在に挿通され、前記支持軸43の先部に抜け止めリング44が嵌着されて抜け止めされる。
図5は、前記動力伝達装置1が装備される電子機器の一例として車載用電子装置50を示す側面図である。
この車載用電子装置50は、自動車内のインストルメントパネル内に埋設される筐体51を有している。この筐体51内には、CD,DVD,CD−R,MDなどの各種ディスクに記録された情報を再生しあるいは記録するディスク装置、カーナビゲーション用の制御装置、チューナなどが内蔵されている。
前記筐体51の前面には、化粧パネル52が設置されており、この化粧パネル52の前面に可動ノーズ部53が設置されている。この可動ノーズ部53はその前面に液晶パネルなどの表示装置や各種操作釦が配列しており、可動ノーズ部53の内部には、前記操作釦によって操作されるスイッチや照明装置などが内蔵されている。
前記可動ノーズ部53の側面上方には上下摺動突起54が設けられ、この上下摺動突起54が、前記化粧パネル52に形成された垂直方向に向く案内溝52aに摺動自在に案内されている。前記可動ノーズ部53の側面下方には前後駆動突起55が設けられている。前記筐体51内には、前後へ直線的に進退する進退部材56が設けられ、この進退部材56の先部が前記前後駆動突起55に回動自在に連結されている。筐体51内においては前記進退部材56にラックが形成されている。
筐体51内には、前記動力伝達装置1が支持軸43に回動自在に支持されている。前記動力伝達装置1の第2の回転体20に形成された出力歯27は、前記進退部材56のラックにかみ合っている。また筐体51内に設けられたモータMの動力が減速歯車列を介して前記第1の回転体10の入力歯14に与えられる。
図5に示す車載用電子装置50では、前記モータMの動力が入力歯14に与えられると、動力伝達装置1全体が回転し、その回転動力は出力歯27からラックを介して進退部材56の進退動力に変換される。その結果、進退部材56が進退動作し、可動ノーズ部53が、図5において実線で示す垂直姿勢から、破線で示す傾斜姿勢との間で移動できるようになる。前記可動ノーズ部53が前記傾斜姿勢となったときに、この可動ノーズ部53の上方から筐体51内にディスクの挿入および排出が可能になる。
前記車載用電子装置1において、例えば可動ノーズ部53が実線の垂直姿勢から破線の傾斜姿勢に移行している途中で、可動ノーズ部53が強制的に抑え付けられたり、または可動ノーズ部53が異物に当たるなどして、進退部材56の進出動作が妨げられると、動力伝達装置1の第2の回転体20に過大な抵抗トルクが作用する。このとき、第2の回転体20の摺動周面24と、弾圧部材30とが摺動して、第1の回転体10が空回りする。この空回りにより、モータMに過大な電流が流れたり、モータMから動力伝達装置1に至る動力伝達経路に過大な負荷が作用して部品が摩耗したり破損するのを防止できる。
前記動力伝達装置1では、第1の回転体10と一緒に回転する弾圧部材30が弾性変形可能な帯材31で形成され、この帯材31が摺動周面24と面どうしで当接している。そのため、弾圧部材30と摺動周面24とが摺動し、第1の回転体10と第2の回転体20とが空回りするに至る動力伝達可能な上限トルクを安定させることができる。したがって、図5に示す可動ノーズ部53を傾斜姿勢へ確実に動作させることができる。
また、弾圧部材30と摺動周面24とが面どうしで当接して摺動するため、摺動周面24が局部的に摩耗するのを防止することができ、前記上限トルクを安定させることができ、また第1の回転体10と第2の回転体20とが空回りするときに、そのときの摩擦トルクが過大になることを防止できる。
また、弾圧部材30と摺動周面24との摺動部にグリスなどの潤滑剤を供給するときに、この潤滑剤を弾圧部材30の非弾圧部33と摺動周面24との間に溜めることができる。この場合、弾圧部材30と摺動周面24とが摺動したときに、その摺動面に潤滑剤が効果的に供給されるようになり、第1の回転体10と第2の回転体20とが空回りするときの摩擦トルクを安定させることができる。また潤滑剤の働きにより、摺動周面24が摩耗しにくくなる。
さらに図2に示すように、弾圧部材30と摺動周面24との摺動部は、第1の回転体10の円筒部13、第2の回転体20の円筒部24およびフランジ部25で囲まれた空間内に位置している。よって、前記潤滑剤が動力伝達装置1の外部に飛散しにくくなる。
図4は本発明の第2の実施の形態の動力伝達装置1Aを示すものであり、図3(A)と同等の平面図である。
この動力伝達装置1Aは、弾圧部材30Aが、前記実施の形態の弾圧部材30と相違しており、その他の構造は前記動力伝達装置1と同じである。
図4に示す動力伝達装置1Aでは、弾圧部材30Aが帯材31で環状に形成されているが、この弾圧部材30Aには、弾圧部34Aが2箇所、非弾圧部33Aが2箇所形成されており、それぞれが180度の配列ピッチで設けられている。
この実施の形態においても、弾圧部材30Aを摺動周面24に嵌合させたときに、弾圧部材30Aの係止片35Aと35Aが回転中心線Oから等距離に位置する。したがって、弾圧部材30Aを第2の回転体20に嵌合させたまま、第1の回転体10に組み込むことが可能になる。
本発明の第1の実施の形態の動力伝達装置を示す分解斜視図、 前記動力伝達装置が支持軸に支持された状態を示す断面図、 (A)(B)は、弾圧部材を摺動周面に組み込む行程を示す平面図、 本発明の第2の実施の形態を示すものであり、前記図3(A)に相当する平面図、 前記動力伝達装置が組み込まれた車載用電子装置の側面図、
符号の説明
1 動力伝達装置
10 第1の回転体
12 支持穴
14 入力歯
15 係止穴
20 第2の回転体
21 中空軸
22 軸支持穴
24 摺動周面
25 フランジ部
27 出力歯
30 弾圧部材
31 帯材
33 非弾圧部
34 弾圧部
35 支持片

Claims (4)

  1. 共通な回転中心線を有して互いに独立して回転可能に支持される第1の回転体および第2の回転体と、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間に設けられた摩擦力付与手段と、が設けられた動力伝達装置において、
    前記摩擦力付与手段では、前記第2の回転体に、前記回転中心線から所定の半径で回転方向に連続する円筒面である摺動周面が形成されているとともに、前記第1の回転体に連結されて前記摺動周面を摺動する弾圧部材が設けられており、
    前記弾圧部材は、弾性変形可能な帯材で、前記摺動周面に沿って途切れることなく連続して環状に形成されて、前記弾圧部材に弾圧部と非弾圧部が設けられており、前記弾圧部の内周面が前記摺動周面に自らの弾性力で圧接されているとともに、前記非弾圧部と前記摺動周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記弾圧部は2箇所以上設けられている請求項1記載の動力伝達装置。
  3. 前記弾圧部は、前記回転中心線に対して回転方向へ等ピッチに配置されている請求項2記載の動力伝達装置。
  4. 前記弾圧部材は、帯材の面方向に延びる係止片を有し、この係止片が前記第1の回転体に係止されている請求項1ないし3のいずれかに記載の動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255575A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Alpine Electronics Inc 回転体機構

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