JP2005187374A - 生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置 - Google Patents

生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な生理活性物質候補構造の効率的創出をすること。
【解決手段】活性部位102に対して、フラグメントライブラリ101の化合物フラグメント111〜115を投入し、初期充填する(S150)。その後、エネルギー的に近づくと反発し、離れると引き合う力場を用いてMD計算によっていわゆる揺すりをかけ、活性部位102における充填された化合物フラグメント111〜115を安定させる(S160)。さらに、得られた化合物フラグメント111〜115の安定配置において、単原子を充填し、フラグメント間を結合する(ステップS170)。それによって、候補リガンド構造103を出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、医農薬品候補などの、蛋白質形状に基づく新規な生理活性物質候補の構造を創出する生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置に関する。
従来の候補化合物を創出する方法としては、たとえば、第1の方法として、既知の薬物分子の重ね合わせによる共通要素抽出を手掛かりに骨格をデザインする方法があり、第2の方法として、大量の化合物ライブラリに対して、蛋白質との結合エネルギーを分子動力学計算等で求め、強固に結合しそうな候補をスクリーニングする方法(ドッキングシミュレーションによるスクリーニング法)があった。
また、第3の方法として、蛋白側のアミノ酸に適合しそうな部分構造をいくつか選び、それらをスペーサーで連結することで骨格を得る方法(たとえば特許文献1参照。)があり、第4の方法として、仮想原子を活性部位に詰め込み、最密充填した中から、可能な骨格構造を見出す方法(たとえば特許文献2参照。)などがあった。
特開平7−133233号公報 特開2000−178209号公報
しかしながら、上記従来の方法、たとえば、第1の方法では、既知の構造に類似した新規性の低い構造にとどまるという問題点があった。また、第2の方法では、結合エネルギー値を精度よく高速に求める方法が必ずしも確立されているとはいいがたく、適切な候補を選定できないという問題点があった。
また、第3の方法では、多くの候補構造創出のためのソフトウエアがこの方式であるが、候補構造の重要な要件「蛋白活性部位形状との相補性」が見落とされがちであるという問題点があった。また、第4の方法では、可能な候補を落とさないという点では、最も期待できるが、充填された仮想原子球を繋いで得られる骨格構造には、立体科学的に歪の大きなものが含まれることが予想され、結果的に合成が困難な候補構造が含まれることが予想されるという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、適切な生理活性物質候補構造を効率的に創出することができる生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置は、任意の化合物のフラグメントを選択し、選択されたフラグメントを蛋白質の活性部位に安定配置させ、任意のフラグメントを安定配置させた活性部位に対して仮想の単原子を投入し、前記フラグメント同士、前記フラグメントと前記単原子、および前記単原子同士の結合による分子骨格を構築することを特徴とする。さらに、分子骨格を構築された仮想の単原子をヘテロ原子に置換することを特徴とする。
本発明によれば、適切な生理活性物質候補構造を効率的に創出することができる生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置が得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(生理活性物質候補構造創出の概要)
まず、この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出方法の概要について説明する。図1は、この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出方法の概要を示す説明図である。
合成が可能で薬物としてしばしば適用されている部分構造をいくつか選択し、それを蛋白質活性部位にまず配置する。その後、小さな部分構造もしくは単原子を配置し、全体がエネルギー的に安定な配置となるようにする。その配置探索のために分子力学計算を適用する。分子力学計算としては、MD(Molecular Dynamics)法、MM(Molecular Mechanics)法、MC(Monte Carlo)法などが適用できるが、MD(法)が最も効率がよいと考えられる。
そして、蛋白活性部位ともうまく相互作用する配置であり、かつ部分構造同士もうまく結合できる配置を見出しながら、各部分構造および単原子を接続して候補構造を得る。これによって、新規性と合成可能性を兼ね備えた候補構造が創出できる。
具体的には、図1において、101は化合物のフラグメントライブラリを示しており、102は、活性部位を示しており、103はリガンド候補化合物(たとえば阻害剤など)の候補リガンド構造を示しており、さらに111〜115はそれぞれ化合物フラグメントを示している。
活性部位102に対して、フラグメントライブラリ101の化合物フラグメント111〜115を投入し、初期充填する(S150)。その後、エネルギー的に近づくと反発し、離れると引き合う力場を用いてMD計算によっていわゆる揺すりをかけ、活性部位102における充填された化合物フラグメント111〜115を安定させる(S160)。さらに、得られた化合物フラグメント111〜115の安定配置において、単原子を充填し、フラグメント間を結合する(ステップS170)。それによって、候補リガンド構造103を出力する。
図2は、この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出方法の手順の概要を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、まず、蛋白質の立体構造を決定し(ステップS201)、対象となる蛋白質の活性部位102を決定する(ステップS202)。
つぎに、フラグメントライブラリ101から、充填(投入)の対象となる化合物フラグメントのフラグメントセットを選択する(ステップS203)。そして、選択されたフラグメントセットを活性部位102に投入し(ステップS204)、投入されたフラグメントセットの活性部位において安定配置させるようにMD計算をおこなう。安定配置をさせるためには、フラグメントの活性部位に対する「位置」、「配向」を定める必要がある。
その後、得られた安定配置において、仮想の単原子を充填(投入)し、それぞれの結合可能性を評価する(ステップS206)。そして、結合による分子骨格を構築し(ステップS207)、さらに、ヘテロ原子置換候補を選定し(ステップS208)、選定したヘテロ原子へ置換をおこなう(ステップS209)。ここで、ヘテロ原子へ置換された状態でエネルギー計算をおこない(ステップS210)、計算された結果に基づいてヘテロ原子への置換を確定する(ステップS211)。最後に、最終候補構造を確定し(ステップS212)、一連の処理を終了する。
(生理活性物質候補構造創出装置のハードウエア構成)
つぎに、この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出装置のハードウエア構成について説明する。図3は、この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図3において、生理活性物質候補構造創出装置は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、HDD304と、HD305と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)306と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)307と、ディスプレイ308と、I/F(インタフェース)309と、キーボード311と、マウス312と、スキャナ313と、プリンタ314と、を備えている。また、各構成部はバス300によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU301は、生理活性物質候補構造創出装置の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。HDD304は、CPU301の制御にしたがってHD305に対するデータのリード/ライトを制御する。HD305は、HDD304の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD306は、CPU301の制御にしたがってFD307に対するデータのリード/ライトを制御する。FD307は、FDD306の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD307に記録されたデータを情報処理装置へ読み取らせたりする。着脱可能な記録媒体として、FD307のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ308は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどである。
I/F(インタフェース)309は、通信回線を通じてLANやインターネットなどのネットワーク310に接続され、ネットワーク310を介して、データベースなどを備えた他のサーバーや情報処理装置に接続される。そして、I/F309は、ネットワーク310と内部とのインタフェースを司り、他のサーバーや情報端末装置からのデータの入出力を制御する。I/F309は、たとえばモデムやLANアダプタなどである。
キーボード311は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス312は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウインドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様の機能を備えるものであれば、トラックボール、ジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ313は、ドライバ画像などの画像を光学的に読み取り、情報処理装置内に画像データを取り込む。さらにOCR機能も備えており、OCR機能によって、印刷された情報を読み取ってデータ化することもできる。また、プリンタ314は、画像データや文書データを印刷する。たとえば、レーザプリンタ、インクジェットプリンタなどである。
(生理活性物質候補構造創出装置の機能的構成)
つぎに、生理活性物質候補構造創出装置の機能的構成について説明する。図4は、この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出装置の機能的構成を示す説明図である。図4において、生理活性物質候補構造創出装置は、フラグメント選択部401と、MD計算部402と、単原子投入・結合可能性評価部403と、分子骨格構築部404と、ヘテロ原子置換部405と、を含む構成となっている。
フラグメント選択部401は、フラグメントライブラリ101から任意の化合物のフラグメントを選択する。この際、所定原子数以上あるいは所定体積以上のいわゆる大フラグメントを選択し、その後に、所定原子数未満あるいは所定体積未満のいわゆる小フラグメントを選択する。
MD計算部402は、フラグメント選択部401において選択されたフラグメントを蛋白質の活性部位に安定配置させるために、蛋白質の立体構造情報410および活性部位情報420に基づいて、分子力学計算(たとえばMD計算)を用いて配置検索をおこなう。これによって、安定配置を求めることができる。
単原子投入・結合可能性評価部403は、任意のフラグメントを安定配置させた活性部位に対して仮想の単原子を投入し、フラグメント同士、フラグメントと単原子、および単原子同士の結合の可能性を評価(判断)する。具体的には、たとえば、少なくとも原子間距離および結合角が許容範囲にあるかに基づいて、結合可能性を判断する。
分子骨格構築部404は、単原子投入・結合可能性評価部403によって評価された結果に基づいて、フラグメント同士、フラグメントと単原子、および単原子同士の結合をおこなうことで分子骨格を構築する。
ヘテロ原子置換部405は、分子骨格構築部404において分子骨格を構築された仮想の単原子をヘテロ原子に置換する。具体的には、たとえば、静電相互作用のエネルギー値の増減に基づいて、ヘテロ原子への変換が有効かを判断し、その結果に基づいて変換をおこなう。
フラグメント選択部401、MD計算部402、単原子投入・結合可能性評価部403、分子骨格構築部404およびヘテロ原子置換部405は、具体的には、たとえば図3に示したROM302、RAM303、HD305またはFD307に記録されたプログラムをCPU301が実行することによって、上記機能を実現する。
(フラグメントライブラリの内容)
つぎに、フラグメントライブラリ101の内容について説明する。フラグメントライブラリ101は、たとえば、実原子(炭素、ヘテロ原子)による第1ライブラリと、第1ライブラリのうち、実原子をすべて単一の仮想原子にした第2ライブラリとから構成される。
実原子(炭素、ヘテロ原子)による第1ライブラリは、既存医農薬品などの生理活性物質に高頻度で出現する部分構造を分子構造式(3次元座標)の形式で格納したデータベースである。またアミノ酸も医薬品の構成要素としてはよく適用されるので、アミノ酸20種の側鎖も格納しておいてもよい。最小はアラニン側鎖のC(炭素原子1個)になる。
また、第1ライブラリのうち、実原子をすべて単一の仮想原子にした第2ライブラリは、たとえば、3,4,5,6,7員環、縮合環、鎖状骨格、単原子などパターンのみのものである。フラグメントライブラリ101は、具体的には、たとえば図3に示したHD305、FD307などによってその機能を実現する。またフラグメントライブラリ101は、たとえば図3に示したI/F309を介してネットワーク310によって接続された他の情報処理装置内に備えていてもよい。
(フラグメント選択処理の内容)
つぎに、フラグメントライブラリ101から初期フラグメントセットを選択する処理の内容について説明する。図5は、この発明の本実施の形態にかかるフラグメント選択処理の内容を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおいて、まず、対象蛋白の活性部位102を収容する直方体を考え、収容原子数を算出する(ステップS501)。
つぎに、フラグメントライブラリ101より、サイズが大きなもの、具体的には原子数が所定数以上あるいは所定体積以上の大きなもの(大フラグメント)をランダムにいくつか選択する(ステップS502)。大フラグメントは、通常、環状化合物などである。そして、その原子数合計が直方体収容原子のたとえば30%程度の収容率になったか否かを判断し(ステップS503)、30%程度になるまで選択を続け、30%程度になった場合(ステップS503:Yes)は、つぎに、小フラグメントをランダムに選択し(ステップS504)、全体の50%程度の収容率となるまで追加を続ける。
そして、50%程度になった場合(ステップS505:Yes)は、その結果を保存する(ステップS506)。そして、あらかじめ定めた所定数のセットが選択されたか否かを判断し(ステップS507)、未だ選択されていない場合(ステップS507:No)は、ステップS502へ戻る。以降、ステップS502〜S507を繰り返しおこない、所定数のセットが選択された場合(ステップS507:Yes)は、一連の処理を終了する。
なお、上記30%、50%は一例であって、活性部位状況や投入するフラグメントの種類に応じて、最適の数値を選ぶようにすればよい。
初期充填量の目安としては、たとえば、ダイヤモンド型最密充填(密度3.51g/cm3)で、180個/nm3となるが、最密充填は詰まりすぎであり、30個〜90個/nm3の範囲内と設定できる。また、HIVプロテアーゼ阻害剤(PDB:1D4H)の例では活性部位空間が約0.8nm3あって、阻害剤が44原子(水素以外)なので、55個/nm3であり、多くの薬物(最終充填)はそのあたりが目安である。本実施の形態における初期充填では、さらに少なく、20個〜40個/nm3程度とし、そこから単原子を詰めていくことになる。
(最適(安定)配置決定のためのMD計算処理の内容)
つぎに、最適(安定)配置決定のためのMD計算処理の内容について説明する。図6は、この発明の本実施の形態にかかるMD計算処理の内容を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおいて、まず、選択された所定数のフラグメントセットの中からランダムに一つのフラグメントセットを抽出する(ステップS601)。つぎに、フラグメントを活性部位内に適当に配置する(ステップS602)。
その後、蛋白質と化合物の相互作用とフラグメント間の相互作用に基づくMD計算を実行する(ステップS603)。そして、蛋白質とフラグメントの相互作用性のみを評価し、相互作用が所定の基準よりも高いか否かを判断する(ステップS604)。ここで、相互作用が所定の基準よりも高い場合(ステップS604:Yes)のみ、その結果を保存する(ステップS605)。相互作用が所定の基準よりも低い場合(ステップS604:No)は何もしない。
その結果、フラグメントが蛋白質の内壁に比較的近い領域に配置されたものが残る。計算時間が短い場合、すべての可能性が探索できず、蛋白活性部位への初期配置(各フラグメントの相対位置、各フラグメントの向き)に結果が依存する可能性がある。初期配置パターンが異なるものについてMD計算をおこなうようにしてもよい。
そして、所定数のすべてのフラグメントセットに対して処理が終了したか否かを判断し(ステップS606)、終了していない場合(ステップS606:No)は、ステップS601へ戻る。以降、ステップS601〜606を繰り返しおこない、ステップS606において、すべてのフラグメントセットに対して処理が終了した場合(ステップS606:Yes)は、一連の処理を終了する。
なお、本実施の形態では、フラグメントセットを所定数選択した後、MD計算処理をおこなったが、フラグメントを選択するごとに、その都度、MD計算処理をおこなうようにしてもよい。
(単原子の配置、結合可能性評価および分子骨格構築処理)
つぎに、単原子の配置、結合可能性評価および分子骨格構築処理の内容について説明する。図7は、この発明の実施の形態にかかる単原子の配置、結合可能性評価および分子骨格構築処理の内容を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、フラグメント同士で、原子間距離と結合角が立体化学的に許容範囲にあるものを探索する(ステップS701)。
ここで、許容範囲にあるものがあれば(ステップS701:Yes)、互いに結合する(ステップS702)。ここで、許容範囲にはなく(ステップS701:No)、互いに近すぎるものがあれば(ステップS703:Yes)は、候補から落とし、処理を終了する。一方、遠く離れているものがあれば(ステップS703:No)は、何もしない。そして、フラグメント同士の結合がすべて終了したか否かを判断し(ステップS704)、未だ終了していない場合(ステップS704:No)は、ステップS701へ戻る。
フラグメント同士の結合がすべて終了した場合(ステップS704:Yes)は、フラグメントだけでは、隙間がいたるところにあるので、それらを埋めるため、単原子を投入し(ステップS705)、結合可能性が期待できる配置を探す。具体的には、1個の原子を任意の場所に投入し、その原子とあらかじめ配置されているフラグメントのある原子もしくはその後追加された単原子とで新たに作られる結合距離と結合角が適当な範囲であるか否かを判断する(ステップS706)。
適当な範囲か否かについては、たとえば図8に示す仮想原子配置可否の条件に基づいて判断する。具体的には、結合距離はたとえば、0.12nm〜0.16nm、結合角100°〜130°として、その範囲にある結合可能な相手原子をすべて探す。結合角については、新たに作られる結合とその先の元から存在した結合とが成す結合角についても、許容範囲内かを調べる。また、図9は、図8に示した条件(5)の内容を示す説明図である。図9において、(5)の条件は、配置試行位置をaとした場合に、Rab、Raeが許容範囲内であり、θbae、θabc、θabd、θaefが許容範囲内であり、Daj、Dakなどが制限距離以上(許容範囲内)であることを示している。ここで、Rab、Rae、Daj、Dakはそれぞれab間、ae間、aj間、ak間の距離を示し、θbae、θabc、θabd、θaefはそれぞれbaとea、abとcb、abとdb、aeとfeのなす角度を表す。
そして、適当な範囲のものであれば(ステップS706:Yes)、すべての原子と結合する(ステップS707)。適当な範囲のものでなければ(ステップS706:No)、処理を終了する。さらに、結合可能性のある単原子とフラグメントのある原子もしくは別の単原子とを連結する。結合距離、結合角に収まる結合候補が複数個あれば、それらすべて、当該単原子と結合する。ここで結合した原子については、そのさらに1つ先の原子(フラグメントの一部もしくは別の単原子)について、同様に結合距離と結合角を算出し、結合可能性を評価し、結合可能となれば、連結をおこなう。
上記の処理を繰り返していくと(ステップS708:Yes)、隙間はどんどん小さくなり、一方、フラグメントや単原子が次第に結合されて、構造が大きくなっていく。ステップS705〜S707の処理を繰り返し、どこにも新たな結合ができなくなった(ステップS708:No)時点で、本処理は終了する。
(ヘテロ原子の置換候補選定およびヘテロ原子の置換評価・確定処理の内容)
つぎに、ヘテロ原子の置換候補選定およびヘテロ原子の置換評価・確定処理の内容について説明する。図10は、この発明の実施の形態にかかるヘテロ原子の置換候補選定およびヘテロ原子の置換評価・確定処理の内容を示すフローチャートである。
図10のフローチャートにおいて、まず、蛋白側のアミノ酸との対応関係を見て、相互作用に都合がよいヘテロ原子へ置換する(ステップS1001)。正電荷に対して負電荷を配置するまたはその逆、水素結合ドナーとなる原子に対して水素結合アクセプターとなる原子を配置またはその逆をおこなう。N、O、S、P、F、Cl、Brなどが置換候補であれば(ステップS1002:Yes)、そのまま置換し(ステップS1003)、それ以外(ステップS1002:No)は炭素原子に置換する(ステップS1004)。
ヘテロ原子置換は、通常、多数の候補の可能性が考えられる。ある1箇所に注目して、あるヘテロ原子置換が有効かを静電相互作用エネルギー値を計算する(ステップS1005)。そして、計算されたエネルギー値の増減で評価し、有利すなわちエネルギーが減少すれば(ステップS1006:Yes)、採用し、ヘテロ原子への置換を確定する(ステップS1007)。一方、不利であれば(ステップS1006:No)、採用せず、ステップS1008へ移行する。以降、別の場所について同様の操作を続け(ステップS1008:No)、すべての候補について終了した場合(ステップS1008:Yes)は、一連の処理を終了する。
(最終候補構造確定)
以上の処理手順により、最終的な候補構造が確定する。ここまで、2面角が考慮されていないので、異常な2面角を含むものを除く。また蛋白との全体的なドッキングを評価するため、結合自由エネルギー値を計算し、確認をする。また、たとえばLipinskiルールのようなDrug−likenessの指標で最終確認をすることで、候補として期待できないものを除外する。このようにして、最終候補の構造を確定することができる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置によれば、任意の化合物のフラグメントを選択し、選択されたフラグメントを蛋白質の活性部位に安定配置させ、任意のフラグメントを安定配置させた活性部位に対して仮想の単原子を投入し、前記フラグメント同士、前記フラグメントと前記単原子、および前記単原子同士の結合による分子骨格を構築し、分子骨格を構築された仮想の単原子をヘテロ原子に置換するので、3次元構造既知の蛋白(酵素など)に結合するリガンド候補化合物(たとえば阻害剤など)をde novoでデザインすることができる。また、本実施の形態によれば、既知蛋白質の機能を制御(抑制・促進)する候補化合物の探索において、ヒット率向上、探索期間短縮、コスト削減を図ることもできる。
なお、本実施の形態で説明した生理活性物質候補構造創出方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
1.題材
蛋白質:HIVプロテアーゼ(PDB番号:1D4H)
薬物:阻害薬(Bea435,C36H38N2O7)
X線による共結晶構造中のリガンドをフラグメント分割して、本実施の形態の手法で、同様な配置を再現できることを検証する。
2.設定ポテンシャル
・フラグメント:剛体(内部自由度ゼロ)の部分構造
・原子種は、仮想原子(質量:20.179)
・ポテンシャル:蛋白内壁とフラグメント間およびフラグメント同士にファンデルワールス力のみが作用するポテンシャル(下記レナルド・ジョーンズポテンシャルを用いる)を設定する。
レナルド・ジョーンズポテンシャル
Figure 2005187374
VDW:ファンデルワールスエネルギー
r:原子間距離
εvv:仮想原子、仮想原子間のパラメーター
σvv:仮想原子、仮想原子間のパラメーター
εvp:仮想原子、蛋白原子間のパラメーター
σvp:仮想原子、蛋白原子間のパラメーター
3.分子動力学法
ソフトウエア:TINKER
計算TimeStep:1fsec
計算時間:20psec
温度:298K
初期配置:1D4H阻害剤の四つの環構造を、位置、配向をランダムに選ぶ。
その他条件:Step1.下記条件でMM
εvv=0.755 σvv=0.01 εvp=3.45σvp=0.02
Step2.下記条件で20ps MD
εvv=0.755 σvv=0.01 εvp=3.45 σvp=2.0 温度298°K
Step 3.下記条件で20ps MD
εvv=0.755 σvv=1.0 εvp=3.45 σvp=2.06 温度298°K
4.結果と評価
初期配置を変え処理をおこなったところ、以下のような結果を得た。図11−1は、x−y平面における実測配置の状態を示す説明図であり、図11−2は、同x−z平面における実測配置の状態を示す説明図である。これに対して、図12−1は、x−y平面における充填結果の状態を示す説明図であり、図12−2は、同x−z平面における充填結果の状態を示す説明図である。
また、図13は、既知阻害剤の構造の一例を示す説明図であり、これに対して、図14は、候補リガントの構造の一例を示す説明図であり、図15は、候補リガントの構造の別の一例を示す説明図であり、図16は、候補リガントの構造のさらに別の一例を示す説明図である。また、図17は、図13に示した既知阻害剤の3次元構造を示す説明図であり、これに対して、図18は、図14に示した候補リガントの3次元構造を示す説明図である。このように、本実施例において、実測されている環構造の配置と酷似した配置を得た。
以上のように、本発明にかかる生理活性物質候補構造創出プログラム、生理活性物質候補構造創出方法および生理活性物質候補構造創出装置は、新規医薬品を研究開発する化学・製薬企業、新規農薬を研究開発する化学・製薬企業、診断、医療等、蛋白質の機能制御を目的とする製品(化合物)の研究開発企業における新規医薬品や農薬などの初期探索研究に有用である。
この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出方法の概要を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出方法の手順の概要を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 この発明の本実施の形態にかかる生理活性物質候補構造創出装置の機能的構成を示す説明図である。 この発明の本実施の形態にかかるフラグメント選択処理の内容を示すフローチャートである。 この発明の本実施の形態にかかるMD計算処理の内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる単原子の配置、結合可能性評価および分子骨格構築処理の内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる仮想原子配置可否の条件を示す図表である。 図8に示した条件(5)の内容を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかるヘテロ原子の置換候補選定およびヘテロ原子の置換評価・確定処理の内容を示すフローチャートである。 x−y平面における実測配置の状態を示す説明図である。 x−z平面における実測配置の状態を示す説明図である。 x−y平面における充填結果の状態を示す説明図である。 x−z平面における充填結果の状態を示す説明図である。 既知阻害剤の構造の一例を示す説明図である。 候補リガントの構造の一例を示す説明図である。 候補リガントの構造の別の一例を示す説明図である。 候補リガントの構造の別の一例を示す説明図である。 図13に示した既知阻害剤の3次元構造を示す説明図である。 図14に示した候補リガントの3次元構造を示す説明図である。
符号の説明
101 フラグメントライブラリ
102 活性部位
103 候補リガンド構造
111〜115 化合物フラグメント
401 フラグメント選択部
402 MD計算部
403 単原子投入・結合可能性評価部
404 分子骨格構築部
405 ヘテロ原子置換部

Claims (10)

  1. 任意の化合物のフラグメントを選択させる第1の工程と、
    前記第1の工程によって選択されたフラグメントを蛋白質の活性部位に安定配置する第2の工程と、
    前記第2の工程によって任意のフラグメントを安定配置させた活性部位に対して仮想の単原子を投入させ、前記フラグメント同士、前記フラグメントと前記単原子、および前記単原子同士の結合による分子骨格を構築させる第3の工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生理活性物質候補構造創出プログラム。
  2. 前記第1の工程は、
    所定原子数以上あるいは所定体積以上のフラグメントを選択させる大フラグメント選択工程と、
    前記大フラグメント選択工程によって前記所定原子数以上あるいは所定体積以上のフラグメントが選択された後に、前記所定原子数未満あるいは所定体積未満のフラグメントを選択させる小フラグメント選択工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の生理活性物質候補構造創出プログラム。
  3. 前記第2の工程は、前記蛋白質の立体構造情報および活性部位情報に基づいて、分子力学計算を用いて安定配置を求めさせることを特徴とする請求項1または2に記載の生理活性物質候補構造創出プログラム。
  4. 前記第3の工程は、活性部位内に仮想原子をランダムに配置し、少なくとも原子間距離および結合角が許容範囲にあるかに基づいて、結合可能性を判断させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の生理活性物質候補構造創出プログラム。
  5. さらに、前記第3の工程によって分子骨格を構築された仮想の単原子をヘテロ原子に置換させる第4の工程をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の生理活性物質候補構造創出プログラム。
  6. 前記第4の工程は、静電相互作用のエネルギー値の増減に基づいて、前記ヘテロ原子への変換が有効かを判断させることを特徴とする請求項5に記載の生理活性物質候補構造創出プログラム。
  7. 任意の化合物のフラグメントを選択する第1の工程と、
    前記第1の工程によって選択されたフラグメントを蛋白質の活性部位に安定配置させる第2の工程と、
    前記第2の工程によって任意のフラグメントを安定配置させた活性部位に対して仮想の単原子を投入し、前記フラグメント同士、前記フラグメントと前記単原子、および前記単原子同士の結合による分子骨格を構築する第3の工程と、
    を含んだことを特徴とする生理活性物質候補構造創出方法。
  8. さらに、前記第3の工程によって分子骨格を構築された仮想の単原子をヘテロ原子に置換する第4の工程を含んだことを特徴とする請求項7に記載の生理活性物質候補構造創出方法。
  9. 任意の化合物のフラグメントを選択する第1の手段と、
    前記第1の手段によって選択されたフラグメントを蛋白質の活性部位に安定配置させる第2の手段と、
    前記第2の手段によって任意のフラグメントを安定配置させた活性部位に対して仮想の単原子を投入し、前記フラグメント同士、前記フラグメントと前記単原子、および前記単原子同士の結合による分子骨格を構築する第3の手段と、
    を備えたことを特徴とする生理活性物質候補構造創出装置。
  10. さらに、前記第3の手段によって分子骨格を構築された仮想の単原子をヘテロ原子に置換する第4の手段を備えたことを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の生理活性物質候補構造創出装置。
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