JP2005184328A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005184328A
JP2005184328A JP2003420802A JP2003420802A JP2005184328A JP 2005184328 A JP2005184328 A JP 2005184328A JP 2003420802 A JP2003420802 A JP 2003420802A JP 2003420802 A JP2003420802 A JP 2003420802A JP 2005184328 A JP2005184328 A JP 2005184328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
imaging
unit
display unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003420802A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihito Kido
稔人 木戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Photo Imaging Inc
Original Assignee
Konica Minolta Photo Imaging Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Photo Imaging Inc filed Critical Konica Minolta Photo Imaging Inc
Priority to JP2003420802A priority Critical patent/JP2005184328A/ja
Publication of JP2005184328A publication Critical patent/JP2005184328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

【課題】平面的および立体的な対象物の双方を容易に撮影することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮影レンズを備えた撮像部によって取得される画像を表示する液晶表示部(第1表示部)5Aを設け、第1表示部5Aが、その液晶表示画面上に接するように載せられる被写体に係る画像を取得する撮像機能を有する。また、第1表示部5Aによって取得される画像を表示する液晶表示部(第2表示部)5Bが、撮像装置1の筐体を基準として、第1表示部5Aが設けられている方向と同一方向に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、画像データを出力・表示するものとして液晶表示パネルが知られており、また、印刷文字や写真等をもとに画像データを取り込むものとしてスキャナが知られている。
そして、最近、SOG(システムオングラス)技術を活用し、液晶画素の中に光センサー素子を作り込むことで、液晶表示パネルに印刷文字や写真等を当てて、画像データを取り込むことができる「インプット機能(撮像機能)」を搭載した液晶表示パネル(インプットディスプレイ)が実現されている(例えば、特許文献1、非特許文献1、2)。
このインプットディスプレイでは、例えば、名刺や写真等の平面的な対象物をディスプレイ上に角をあわせるように載せて、その背面より所定の蓋で覆うことで、平面的な対象物を容易に傾きなく撮影することができる。つまり、平面的な対象物を撮影する際に、容易かつ適正に画像の構成を決定することができる。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開平11−08741号公報 "液晶画面がそのままスキャナに 東芝松下ディスプレイが世界初"、[online]、2003年4月3日、ZD Net JAPAN、[2003年10月31日検索]、インターネット<URL:http://www.zdnet.co.jp/news/0304/03/njbt_06.html>。 "液晶パネルで写真も名刺も読み込める 東芝「インプットディスプレイ」"、[online]、2003年9月23日、Windows(R)CE FAN、[2003年10月31日検索]、インターネット<URL:http://www.wince.ne.jp/snap/ceSnapView.asp?PID=1453>。
しかしながら、上記インプットディスプレイは、平面的な対象物を撮影するものであり、特に焦点を合わせるような光学部材も有していない為、立体的な対象物を撮影すると、ディスプレイ表面から離れた部分に対して焦点が合わず、ぼけた画像となってしまう。
更に、画像データを取り込む際には、ディスプレイが対象物等によって覆われてしまう為、構図等、取り込む画像データがどのようなものになるのか確認しつつ、対象物の位置合わせを行うことができない。よって、画像データの取り込み終了後、インプットディスプレイ上に取り込まれた画像データに係る画像を再生表示して構図等を確認し、構図等が好ましくないと判断すれば、再度画像データの取込作業を行わなければならず、作業の繁雑化を招く。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、平面的および立体的な対象物の双方を容易に撮影することができる撮像装置を提供することを第1の目的とする。
本発明の第2の目的は、表示画面から取り込まれる画像データに係る構図の確認を容易に行うことができる撮像装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、撮像装置であって、被写体に係る光学像を光学部材によって撮像素子に結像させることで、画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段によって取得された画像を表示する一方で、被写体に係る画像を取得する撮像機能を有する第1の表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置であって、前記第1の表示手段の撮像機能によって取得される画像を表示する第2の表示手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の撮像装置であって、ユーザーによる操作に基づいて、前記撮像手段によって取得される画像を、前記第1の表示手段によって表示する第1の表示設定状態、前記第2の表示手段によって表示する第2の表示設定状態、及び前記第1と第2の表示手段によって表示する第3の表示設定状態のうちの2以上の表示設定状態の間で表示設定状態を切り替える表示切替手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置であって、ユーザーによる操作に基づいて、前記撮像手段によって被写体に係る画像を取得する第1の画像取得設定状態と、前記第1の表示手段によって被写体に係る画像を取得する第2の画像取得設定状態とを切り替える画像取得切替手段を備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の撮像装置であって、前記第1の画像取得設定状態における前記撮像手段に対するユーザーからの撮影開始の指示と、前記第2の画像取得設定状態における前記第1の表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示とを受け付ける指示受付部材を備えることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4に記載の撮像装置であって、前記撮像装置の筐体を基準として、前記筐体に対して前記第1の表示手段が設けられる方向と略同一の方向に、前記第1の表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示を受け付ける指示受付部材、を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の撮像装置であって、前記指示受付部材が、前記第1の表示手段によって形成される第1の面に対して略平行な第2の面に対して配置されることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1に記載の撮像装置であって、前記第1の表示手段によって取得される画像を、外部の画像表示機器において表示させるように、当該外部の画像表示機器に対して出力する外部出力手段を更に備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、光学部材を備えた撮像手段によって取得される画像を表示する表示手段として、撮像機能を有する表示手段を用いることで、例えば、一般的な光学部材を備えた撮像手段による立体物の撮影だけでなく、名刺等の小さく平面的な被写体を、三脚等で撮像装置を固定することなく、撮像機能を有する表示手段を用いて簡単な操作で撮影することができる。すなわち、平面的および立体的な対象物の双方を容易に撮影することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、撮像機能を有する表示手段によって取得される画像を他方の表示手段によって確認することができるような構成とすることで、構図を確認しつつ撮影を行うことができる為、表示手段から取り込まれる画像の構図の確認を容易に行うことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、撮像手段によって取得される画像を何れの表示手段によって表示するのかを切り替えることができるような構成とすることで、撮像手段によって取得される画像を、使用状態に応じて、見易い表示手段によって表示することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、撮像手段によって被写体に係る画像を取得する設定状態と、撮像機能を有する表示手段によって被写体に係る画像を取得する設定状態とをユーザーが切り替えることができる為、平面的な対象物の撮影と立体的な対象物の撮影とにそれぞれ適した設定を容易に切り替えることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、撮像手段に対するユーザーからの撮影開始の指示、及び撮像機能を有する表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示を、共通の部材によって受け付ける為、2種類の撮影において撮影開始の指示を入力する部材が異なる等といった操作手順が煩雑化するような状態を回避することができる。すなわち、操作手順を簡単なものとすることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、撮像装置の筐体に対して撮像機能を有する表示手段が設けられる方向と略同一の方向に、撮像機能を有する表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示を受け付ける部材を配置するような構成とすることで、例えば、撮像機能を有する表示手段上に平面状の対象物を載せて当該表示手段によって撮影を行う際に、撮影開始の指示を入力する操作部材が見易く、操作し易い位置に配置されることとなる為、分かり易い操作手順を提供することができる。すなわち、操作手順を簡単なものとすることができる。
また、請求項7の記載の発明によれば、撮像機能を有する表示手段によって形成される面と略平行な面に対して、撮像機能を有する表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示を受け付ける部材を配置するような構成とすることで、例えば、撮像機能を有する表示手段上に平面状の対象物を載せて当該表示手段によって撮影を行う際に、撮影開始の指示を入力する操作部材が見易く、操作し易い位置に配置されることとなる為、分かり易い操作手順を提供することができる。すなわち、操作手順を簡単なものとすることができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、撮像機能を有する表示手段によって取得される画像を、外部の画像表示機器で表示するように画像を出力するような構成とすることにより、撮像機能を有する表示手段の他に表示手段を配置しなくとも、外部の画像表示機器で表示される画像を視認することで、構図を確認しつつ撮影を行うことができる為、表示手段から取り込まれる画像の構図の確認を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<撮像装置の外観構成>
図1及び図2は、本発明の実施の形態に係る撮像装置1の外観構成を示す図である。図1は正面側からみた概略斜視図であり、図2は背面側からみた概略斜視図である。図1及び図2に示すように、撮像装置1は、薄型の略直方体形状を有している。なお、撮像装置1は、デジタルカメラとして構成されている。
図1に示すように、撮像装置1は、その正面側に撮影レンズ2とフラッシュ6とを備えており、その上面側に電源スイッチ3とシャッタボタン(レリーズボタン)SW1とを備えている。また、図2に示すように、撮像装置1は、その背面側に撮像機能を有する液晶表示部(以下、「第1表示部」)5Aと通常の液晶表示部(以下、「第2表示部」)5Bとボタン群7とモード切替ボタンSW2と表示切替ボタン17とを備えている。ボタン群7は十字カーソルボタン(ないしカーソルキー)7a〜7dを有している。更に、図1及び図2に示すように、撮像装置1は、その側方の面に蓋14とAV出力端子15とを備えている。
後述するように、撮像装置1は、撮影レンズ2からの被写体像を撮像部30(図4)内のCCD(撮像素子)によって光電変換すること等によって、被写体に関する画像データ(画像)を取得する。
また、電源スイッチ3は、電源のオン操作及びオフ操作を受け付けるために用いられる。具体的には、電源スイッチ3を押下する毎にオン状態への移行とオフ状態への移行とが交互に繰り返される。
レリーズボタンSW1はユーザー(操作者)による半押し状態(以下、「状態S1」とも称する)と全押し状態(以下、「状態S2」とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、半押し状態のときに自動合焦制御(AF)、自動露光制御(AE)、及び自動ホワイトバランス制御(AWB)等、本撮影を行うための準備(以下、「撮影準備」と称する)を開始する。つまり、レリーズボタンSW1は、操作者の押下操作に基づいて撮影準備を行う状態S1(以下、「撮影準備状態」とも称する)を検出する。また、全押し状態のときに記録用画像(撮影画像)を撮影するための本撮影動作を開始し、本撮影によって得られる撮影画像の記憶処理を行う。
但し、後述する撮像機能によって第1表示部5Aが画像を取り込む場合には、AF及びAWB等といった動作が不要である為、レリーズボタンSW1を半押ししても撮影準備を開始することなく、レリーズボタンSW1を全押しすると本撮影動作を行う。
このように、レリーズボタンSW1が、撮像部30(図4)によって撮影を行う撮影モード(以下、「撮影モードI」)における撮像部30に対するユーザーからの撮影開始の指示と、第1表示部5Aによって撮影を行う撮影モード(以下、「撮影モードII」)における第1表示部5Aに対するユーザーからの撮影開始の指示とを、受け付ける部材(「指示受付部材」との称する)として機能する。つまり、撮影モードI及び撮影モードIIにおける撮影開始の指示を、共通のレリーズボタンSW1によってユーザーが入力することができる。その結果、2種類の撮影モードにおいて撮影開始の指示を入力する部材が異なる等といった操作手順が煩雑化するような状態を回避することができる。すなわち、操作手順を簡単なものとすることができる。
なお、AE動作については、後述する第1表示部5Aによって画像を取り込む状態となると、いわゆるプレビュー表示用の画像を取り込みつつ、当該画像に基づいて行われる。
第1表示部5Aは、SOG(システムオングラス)技術を活用し、液晶画素の中に光センサー素子が作り込まれたものである。そして、第1表示部5Aは、液晶表示画面上に被写体(印刷文字や写真等)を接するように載せて、画像データを取り込むことができる撮像機能(インプット機能)を有している。例えば、第1表示部5Aでは、液晶表示画面のサイズが名刺と略同一のサイズで、所定数(例えば、960×480)の表示画素及び光センサ(入力画素)を有しており、カラー画像を表示することができる。
図3は、第1表示部5Aによって被写体を撮影する場合の使用例を示す模式図である。なお、図3では、名刺PAの文字が印刷されている面(印刷面)が被写体となっている。図3に示すように、例えば、撮像装置1を撮影レンズ2側が下面となるように机上等に置き、名刺PAをその印刷面が第1表示部5Aの液晶表示画面に接するように載せ、第1表示部5Aによる画像データの取り込みを行うことで、名刺PAの印刷面に係る画像を取得することができる。
また、第1表示部5Aは、撮像部30(図4)で取得される画像を表示することができ、第2表示部5Bは、撮像部30(図4)で取得される画像、及び第1表示部5Aで取得される画像を表示することができる。具体的には、第1及び第2表示部5A,5Bは、本撮影前のプレビュー表示(「ライブビュー表示」とも称する)、本撮影直後に撮影画像を確認するためのクイックビュー表示(「アフタービュー表示」とも称する)、及び記録画像の再生表示等を行う。
よって、操作者(ユーザ)は、第1及び第2表示部5A,5Bにおけるライブビュー表示によって画像における被写体の位置及び大きさ等を知覚し、フレーミング動作や構図の決定を行うことができる。特に、第1表示部5Aで撮影する場合には、被写体によって第1表示部5Aが覆われるが、第1表示部5Aによって取得される画像を第2表示部5Bによってライブビュー表示させることができる為、操作者は、ライブビュー表示によって画像の構図を確認しつつ、構図を容易に決定することができる。
モード切替ボタンSW2は、撮像部30(図4)によって撮影を行う撮影モードIと、第1表示部5Aによって撮影を行う撮影モードIIと、コンパクトフラッシュ(登録商標)などの記憶媒体90(後述)内に格納される画像を再生表示する再生モードとを切り替えるボタンである。ここでは、操作者がモード切替ボタンSW2を押下する毎に、撮影モードI、撮影モードII、再生モードの順で順次モードを切り替わる。
つまり、モード切替ボタンSW2が、操作者の選択操作(ここでは、押下操作)に基づいて、撮像部30によって被写体に係る画像を取得する撮影モードI(「第1の画像取得設定状態」とも称する)と、第1表示部5Aによって被写体に係る画像を取得する撮影モードII(「第2の画像取得設定状態」とも称する)とを切替設定する。よって、操作者が1つのボタンを押下操作するだけで、撮影モードIと撮影モードIIとを切り替えることができる為、平面的な対象物の撮影と立体的な対象物の撮影とにそれぞれ適した設定を容易に切り替えることができる。
なお、電源スイッチ3が押下されて撮像装置1の電源がオン状態となると、前回電源がオフ状態となったときのモードに設定される。また、撮影モードと再生モードとを切り替えるスイッチを別に設けて、撮影モードに設定された状態で、モード切替ボタンSW2を押下する毎に、撮影モードIと撮影モードIIとが交互に切り替わるようにしても良い。
表示切替ボタン17は、撮影モードIに設定された状態で、撮像部30(図4)によって取得される画像を第1及び第2表示部5A,5Bの何れにおいて表示するのか、又は第1及び第2表示部5A,5Bの双方で表示するのかについて切り替え設定するボタンである。ここでは、操作者が表示切替ボタン17を押下する毎に、第1表示部5Aで画像を表示する設定状態(「第1の表示設定状態」とも称する)、第2表示部5Bによって画像を表示する設定状態(「第2の表示設定状態」とも称する)、第1と第2表示部5A,5Bの両方で画像を表示する設定状態(「第3の表示設定状態」とも称する)の順で順次設定状態の切り替えが行われる。なお、操作者が表示切替ボタン17を押下する毎に、例えば、第1の表示設定状態と第2の表示設定状態とが交互に切り替わる等、第1から第3の表示設定状態のうちの任意の2つの表示設定状態の間で表示設定状態が切り替わるようにしても良い。
つまり、表示切替ボタン17が、操作者による押下操作に基づいて、撮像部30(図4)によって取得される画像を、第1表示部5Aによって表示する第1の表示設定状態、第2表示部5Bによって表示する第2の表示設定状態、及び第1と第2表示部5A,5Bによって表示する第3の表示設定状態のうち2以上の表示設定状態の間で表示設定状態を切り替える。その結果、撮像部30によって取得される画像を、撮影モードI、撮影モードII、及び再生モードを含むモード設定状態等、ユーザーによる撮像装置1の使用状態に応じて、第1及び第2表示部5A,5Bのうち見易い表示部によって表示させることができる。
このように、画像を表示する設定状態を変更可能とすることで、操作者による使用状態に応じた画像の表示を実現することができるとともに、例えば、第2表示部5Bのみで撮影画像を表示する設定状態とすることで、消費電力を低減することもできる。なお、撮影モードIIに設定されている場合には、第1表示部5Aは撮影を行う為、第2表示部5Bが画像を表示するように自動的に設定される。
蓋14は、電池室及び記憶媒体装着部を覆う部分に設けられている。つまり、蓋14の内部側には、電源電池BTを収容する電池室と着脱自在な記憶媒体90を装着する記憶媒体装着部とが設けられている。電源電池BT及び記憶媒体90は、それぞれ、電池室及び記憶媒体装着部に対して着脱自在に装着される。本撮影によって得られる画像データ(撮影画像)等は、この記憶媒体装着部にセットされる記憶媒体90に記憶される。また、撮像装置1は、電源電池BTからの電力供給を受ける。
AV出力端子15は、テレビ等の外部の画像表示装置(画像表示機器)に接続するための端子である。所定のAVコードによって、AV出力端子15と外部の画像表示装置側の入力端子とを接続することによって、外部の画像表示装置において画像を出力・表示することができる。
<撮像装置の内部構成>
次に、図4を参照しつつ、撮像装置1の内部構成について説明する。図4は、撮像装置1の内部構成を示すブロック図である。
撮像部30は、一般的なデジタルカメラの撮像部と同様に、撮影レンズ2、レンズ駆動部、撮像素子(CCD)、撮像素子駆動回路、アナログ信号処理回路、及びA/D変換器等を備えて構成される。
CCDでは、光電変換部が配置される撮像面に対し、光学部材である撮影レンズ2によって被写体に係る光学像が結像される。そして、CCDは、被写体に係る光学像を光電変換することで撮影を行い、電子的な画像信号(画像データ)、即ち、被写体に係る画像データ(撮影画像データ等)を生成・取得する。例えば、CCDは、1600×1200個の画素を有し、撮影レンズ2によって結像された被写体の光像を、画素毎にR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。
なお、CCDの駆動は、カメラ制御部20からの制御信号に基づいて撮像素子駆動回路が動作することにより実現される。また、撮影レンズ2の駆動は、カメラ制御部20からの制御信号に基づいてレンズ駆動部が動作することで実現される。
CCDから得られる画像信号はアナログ信号処理回路に与えられ、アナログ信号処理回路において画像信号(アナログ信号)に対して所定のアナログ信号処理が施される。アナログ信号処理回路は、相関二重サンプリング回路(CDS)とオートゲインコントロール回路(AGC)とを有しており、相関二重サンプリング回路により画像信号のノイズ低減処理を行い、オートゲインコントロール回路でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
A/D変換器は、アナログ信号処理回路において処理された画像信号の各画素信号を例えば12ビットのデジタル信号に変換するものである。変換後のデジタル信号(デジタル画像データ)は、カメラ制御部20に格納されるRAM20a内に一時的に格納される。このようにして、撮像部30が、被写体に係る光学像を撮影レンズ2によってCCDに結像させることで、デジタル画像データ(画像)を取得する。
そして、RAM20aに保存された画像データに対して、後述する画像処理部21による、WB(ホワイトバランス)処理、γ補正処理、及び色補正処理等が施された後、本撮影時には、圧縮/伸張部22による圧縮処理等が施される。
操作部50は、上述したレリーズボタンSW1、モード切替ボタンSW2、表示切替ボタン17、電源スイッチ3、及びボタン群7等を含み、操作者が撮像装置1の設定状態を変更操作する際や撮影操作を行う際等に用いられる。ここでは、操作者による操作部50の操作に応じて、操作部50からカメラ制御部20に向けて信号が発せられ、カメラ制御部20において撮像装置1の設定状態を種々切替・変更することができる。
カメラ制御部20は、内部にRAM20a及びROM20bを備えたマイクロコンピュータによって構成され、マイクロコンピュータ(CPU)が所定のプログラムを実行することにより、上記各部等を統括的に制御する手段として機能する。カメラ制御部20は、例えば、ライブビューを第1及び第2表示部5A,5B等に表示する処理、及び画像を記憶媒体90へ記憶する処理(記憶処理)等も制御する。なお、RAM20aは、高速アクセス可能な半導体メモリ(例えばDRAM)であり、ROM20bは電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性の半導体メモリ(例えばフラッシュROM)として構成される。
また、カメラ制御部20は、画像処理部21、圧縮/伸張部22、及び解像度変換部23を有している。これらの各処理部21,22,23は、マイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することにより実現される機能部である。
画像処理部21は、WB処理、γ補正処理等の各種のデジタル画像処理を施す処理部である。WB処理は、R,G,Bの各色成分のレベル変換を行い、カラーバランスを調整する処理であり、γ補正処理は、画素データの階調を補正する処理である。圧縮/伸張部22は、画像データの圧縮処理及び伸張処理を行う処理部である。圧縮方式としては、例えばJPEG方式等が採用される。
また、カメラ制御部20は、撮像部30による撮影を行う撮影モードIに設定されている場合には、レリーズボタンSW1の押下操作に応じたAF,AE,及びAWBを含む撮影準備の各動作を制御する機能を有する。
記憶媒体90は、撮像装置1の側面の記憶媒体装着部に対して装着され、図示を省略するカードインタフェース(カードI/F)を介して、カメラ制御部20との間で画像データの書込み及び読出しを行う。記憶媒体90に対する画像データの読み書き時には、圧縮/伸張部22において例えばJPEG方式で画像データの圧縮処理又は伸張処理が行われ、カードインタフェースを介して画像データがRAM20aと記憶媒体90との間で送受信される。更に、撮像装置1は、カードインタフェースを用いて、画像等のデータを送受信するだけでなく、撮像装置1で動作するプログラムを取り込むことも可能である。例えば、記憶媒体90に記録される制御プログラムを、カメラ制御部20のRAM20a又はROM20b内に取り込むことができる。これにより、制御プログラムを更新すること等が可能である。
解像度変換部23では、第1表示部5Aや第2表示部5Bにライブビューや再生画像を表示する為に、画像データを各表示部5A,5Bの画素数に適合するように画素間引きを行って、低解像度画像を作成する。
なお、ライブビューを表示する時(ライブビュー表示時)には、撮像部30や第1表示部5Aによって取得される画像は、ライブビューを表示する第1及び第2表示部5A,5Bの画素数に対応した画素数を有していれば良い。よって、ライブビュー表示時には、画像の取り込み速度を短縮するといった観点より、撮像部30や第1表示部5Aで画像を取り込む際に、画素間引きがなされた画像を取り込むようにすることが好ましい。なお、解像度変換部23で生成される第1及び第2表示部5A,5B用の画像データを、それぞれ表示用画像データA及び表示用画像データBとも称する。
第1表示部5Aは、SOG(システムオングラス)技術を活用し、液晶画素の中に光センサー素子が作り込まれた液晶表示パネルを有している。この第1表示部5Aでは、所定数(例えば、960×480)の表示画素及び光センサ(入力画素)を有している。そして、液晶表示画面上に被写体(印刷文字や写真等)を接するように載せて、バックライトによって被写体を照射し、その反射光を光センサで受光することにより、アナログ画像信号を取り込むことができる(撮像機能)。また、通常の液晶表示パネルと同様に、カラー画像を表示することができる。つまり、第1表示部5Aは、撮像部30によって取得される画像を表示する一方で、被写体に係る画像を取得する撮像機能を有している。
また、第1表示部5Aは、撮像部30と同様なアナログ信号処理回路、及びA/D変換器等を備えて構成される。ここでは、第1表示部5Aの撮像機能によって取り込まれたアナログ画像信号が、アナログ信号処理回路で処理された後に、A/D変換器において各画素毎にデジタル画像信号に変換されて、カメラ制御部20に転送され、RAM20a内に一時的に格納される。
第2表示部5Bは、一般的な液晶表示パネルを備えて構成される。ここでは、撮像部30や第1表示部5Aで取得されるライブビュー表示用の画像や記憶媒体90に記憶される撮影画像が、カメラ制御部20を介して送信されて、第2表示部5Bにおいて表示される。つまり、第2表示部5Bが、第1表示部5Aの撮像機能によって取得される画像を表示する。
また、カメラ制御部20では、第1表示部5Aによって取得されてRAM20aに格納された画像データに対して、画像処理部21による、γ補正処理、及び色補正処理等が施された後、本撮影時には、圧縮/伸張部22による圧縮処理等が施される。なお、撮影モードIIに設定されている場合には、第1表示部5A上に載せられた被写体に対して照射されるバックライトの色は一定であり、得られた画像データのカラーバランスを調整する必要性がない為、WB処理は所定の固定値で行う。更に、撮影モードIIでは、第1表示部5A上に接する被写体を撮影する為、被写体に合焦させる動作が不要なのでAF動作は行わない。
更に、撮影モードIIに設定されている場合、解像度変換部23では、第2表示部5Bにライブビューや再生画像を表示する為に、画像データを表示部5Bの画素数に合致するように画素間引きを行って、低解像度画像を作成する。
なお、第1及び第2表示部5A,5Bにおける各種動作は、カメラ制御部20からの制御信号A,Bによってそれぞれ制御される。
また、カメラ制御部20は、撮像部30や第1表示部5Aで取得されるライブビュー表示用の画像や記憶媒体90に記憶される撮影画像等を、NTSC信号に変換して、AV出力端子15を介してケーブル等で接続されるテレビ等の外部の画像表示装置200に出力することができる。そして、外部の画像表示装置200では、カメラ制御部20から入力されるNTSC信号に基づいて、画像を表示する。つまり、AV出力端子15が、第1表示部5Aによって取得される画像を、外部の画像表示装置200において表示させるように、外部の画像表示装置200に対して出力する。このような構成とすることで、第1表示部5Aの他に第2表示部5Bを配置しなくとも、外部の画像表示機器で表示される画像を視認することで、構図を確認しつつ撮影を行うことができる為、第1表示部5Aから取り込まれる画像の構図の確認を容易に行うことができる。
更に、カメラ制御部20は、第1表示部5Aで取得される画像について、一般的な光学式文字読み取り装置(OCR)で用いられているものと同様な手法によって、画像に含まれる文字を認識して、テキストデータ化する機能も有している。
<撮影動作について>
図5は、撮像装置1が撮影モードIIに設定されている場合における撮影動作フローを示すフローチャートである。この撮影動作フローは、カメラ制御部20によって制御される。
撮像装置1の電源がオン状態でモード切替ボタンSW2が押下される等して、撮影モードIIに設定されると、撮影モードIIの撮影動作フローが開始し、図5のステップS1に進む。
ステップS1では、第2表示部5Bが画像を表示する動作(表示動作)を行うように設定され、ステップS2に進む。
ステップS2では、第1表示部5Aが撮影動作を行うように設定され、ステップS3に進む。
ステップS3では、第1表示部5Aによって画像を入力し、当該画像を第2表示部5Bで表示し、ステップS4に進む。具体的には、第1表示部5Aの撮像機能によって画像を取得し、当該取得された画像が、カメラ制御部20における処理を経て、第2表示部5Bに転送され、第2表示部5Bにおいて表示される。なお、ここでは、ステップS3の処理が1回目の場合には、バックライトが予め決められた発光量で発光することで撮影を行い、ステップS3の処理が2回目以降の場合には、後述するステップS4において設定された発光量でバックライトが発光することで撮影を行う。
ステップS4では、バックライトの発光量の設定、すなわち、自動露光制御(AE)を行い、ステップS5に進む。ここでは、ステップS3において取得された画像に基づいて測光が行われ、当該画像から求まる被写体輝度が所定値となるように、バックライトの発光量が設定される。具体的には、撮影時におけるバックライトの発光強度や発光時間を設定することで、発光量を設定する。なお、ここでは、第1表示部5Aの露光時間を設定することで、露光制御をしても良い。更に、アナログ信号処理回路におけるAGCでゲイン調整をすることで露光制御をしても良い。
ステップS5では、撮影モードIIの解除指示があるか否かを判別する。ここでは、操作者によってモード切替ボタンSW2が押下されて、撮影モードIIから他のモードへとモード設定を切り替えるような指示があった場合には、撮影モードIIを解除する指示(解除指示)があったものとして、撮影モードIIを解除して、撮影モードIIの撮影動作フローを終了する。一方、撮影モードIIの解除指示がない場合には、ステップS6に進む。
ステップS6では、レリーズボタンSW1が押下されたか否かを判別する。ここでは、レリーズボタンSW1が全押されるとステップS7に進み、全押されなければステップS3に戻る。つまり、撮影モードIIに設定された状態で、レリーズボタンSW1が全押しされない限りは、ステップS3からステップS6の処理が繰り返される。したがって、ステップS3において順次ライブビュー用の画像を取り込んで、第2表示部5Bによってライブビューを表示する為、操作者は、第1表示部5Aに対して被写体がセットされた状態で、構図の確認を容易に行うことができる。すなわち、撮影の失敗を未然に防ぎ、撮影に要する無駄な作業工程や作業時間の発生を抑制することができる。
ステップS7では、第1表示部5Aによる本撮影動作を行い、ステップS8に進む。ここでは、第1表示部5Aによる本撮影動作によって、液晶表示画面に接する被写体に係る撮影画像を取得する。
ステップS8では、ステップS7において取得された撮影画像を、カメラ制御部20において種々処理して、圧縮/伸張部22によって圧縮処理を行い、記憶媒体90へ撮影画像を記憶する処理(記憶処理)を行って、ステップS3に戻る。つまり、撮影モードIIにおいて本撮影動作を行う際には、撮影モードIIの設定が解除されない限り、ステップS3からステップ8の処理が適宜繰り返される。
以上では、撮影モードIIにおける撮影動作フローについて説明した。一方、撮影モードIでは、通常のデジタルカメラと同様な撮影動作フローとなる為、特に図示を省略するが、例えば、レリーズボタンSW1が半押されて状態S1となると、オートフォーカス(AF)、自動露光制御(AE)、自動ホワイトバランス補正(AWB)とを含む撮影準備を行い、更に、レリーズボタンSW1が全押されて状態S2となると、本撮影を行って撮影画像データを取得して、記憶媒体90への記憶処理を行うといった撮影動作フローとなる。
以上のように、本発明の実施形態に係る撮像装置1では、光学部材である撮影レンズ2を備えた撮像部30によって取得される画像を表示する第1表示部5Aを設け、その第1表示部5Aが撮像機能を有する。よって、一般的な撮影レンズ2を備えた撮像部30によって立体物の撮影が容易に実施できるとともに、名刺等の小さく平面的な被写体を、三脚等で撮像装置1を固定することなく、撮像機能を有する第1表示部5Aを用いて簡単な操作で撮影することができる。すなわち、操作者が、平面的及び立体的な対象物の双方を容易に撮影することができる。
また、操作者は、撮像機能を有する第1表示部5Aによって取得される画像を、他方の表示部である第2表示部5Bに表示されるライブビューによって確認することができる。よって、構図を確認しつつ撮影を行うことができる為、第1表示部5Aから取り込まれる画像の構図の確認・決定を容易に行うことができる。
<その他>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上述した実施形態では、撮影モードI及び撮影モードIIの何れにおいても、撮影開始の指示を行うための操作部材として共通のレリーズボタンSW1を用いたが、これに限られるものではなく、例えば、図6に示すように、撮像装置1Aの筐体100において第1表示部5Aが設けられる撮像装置1Aの背面側において、第1表示部5Aのすぐ近くに隣接するように、撮影モードIIにおける撮影開始の指示を行う為の専用のレリーズボタン(以下、「第2レリーズボタン」)SW1’を更に設けるようにしても良い。つまり、撮像装置1の筐体100を基準とした場合に、第1表示部5Aの液晶表示画面が外部に対して向いた方向と略同一の方向に第2レリーズボタンSW1’を設けるようにしても良い。
言い換えれば、撮像装置1Aの筐体100を基準として、筐体100に対して第1表示部5Aが設けられる方向と略同一の方向に、第1表示部5Aに対するユーザーからの撮影開始の指示を受け付ける部材にあたる第2レリーズボタンSW1’が筐体100に対して設けられるようにしても良い。更に言い換えれば、第1表示部5Aによって形成される面(「第1の面」とも称する)に対して略平行な面(「第2の面」とも称する)に対して第2レリーズボタンSW1’が設けられるようにしても良い。
このような構成とすると、モード切替ボタンSW2を押下して撮影モードIに設定された場合には、撮影指示を行うボタンがレリーズボタンSW1となり、撮影モードIIに設定された場合には、撮影指示を行うボタンがレリーズボタンSW1’となる。
撮影モードIIでは、例えば、図3に示すように、撮影レンズ2を下向きにして、撮像装置1を机上等に置き、第1表示部5A上に名刺PA等を載せて、操作者が、第2表示部5Bに表示されるライブビュー画像を確認しつつ、撮影を行うのが一般的な使い方と考えられる。そのような一般的な使い方においては、レリーズボタンSW1によって撮影開始の指示を行うとすれば、操作者にとって、見難く、操作し難い位置に撮影開始の指示を行う部材が設けられていることになる。
そこで、図6に示すように、第1表示部5Aが設けられる撮像装置1Aの背面側において、第1表示部5Aのすぐ近くに隣接するように、第2レリーズボタンSW1’を配置する。つまり、第1表示部5Aに平面状の対象物を載せて当該第1表示部5Aによって撮影を行う際(撮影モードIIの撮影を行う際)に、撮影開始の指示を入力する操作部材である第2レリーズボタンSW1’が見易く、操作し易い位置に配置される。その結果、分かり易い操作手順を提供することができる。すなわち、操作手順を簡単なものとすることができる。
なお、上述した「略同一の方向に設けられる」状態とは、第1表示部5Aの液晶表示画面が形成する面、すなわち液晶表示画面(第1の面)が撮像装置1の外側に向かう方向(第1面の垂線上であって撮像装置1Aの外側に向かう方向)を「画面の正面方向」と称し、撮像装置1Aの筐体100のうち第2レリーズボタンSW1’が設けられる面(第2の面)が撮像装置1の外側に向かう方向(第2面の垂線上であって撮像装置1Aの外側に向かう方向)を「ボタンの正面方向」と称すると、画面の正面方向とボタンの正面方向とがなす角度が、例えば、約30度以下となるような状態を含む。
ここで、角度を約30度以下とするのは、撮像装置が、一般的に、筐体100に対して撮影レンズ2が設けられる面と、第1表示部5Aの液晶表示画面とが略平行となるように設計される為、撮影レンズ2を下向きにして撮像装置1Aを机上等に置いて、第1表示部5Aによって撮影をする際に、斜めの方向から第2レリーズボタンSW1’を押下するのは、撮像装置1Aの安定性や押し易さ等といった面から好ましくないからである。
そして、撮影モードIIの撮影を行う際に、見易く、操作し易い位置に第2レリーズボタンSW1’を配置すると言った観点からすれば、画面の正面方向とボタンの正面方向とがなす角度が、例えば、10度以下等、なるべく小さな方が好ましく、更に、好ましくは、画面の正面方向とボタンの正面方向とがなす角度とが約0度となることである。
但し、第2レリーズボタンSW1’が設けられる筐体100のある面に対して、第2レリーズボタンSW1’が押し込まれる方向が垂直でない場合も考えられるため、そのような場合には、第2レリーズボタンSW1’が押し込まれる方向の逆方向(押込逆方向)と、画面の正面方向とがなす角度が、例えば、約30度以下となることような状態が、上述する「略同一の方向に設けられる」状態に含まれ、また、押込逆方向と、画面の正面方向とがなす角度が、10度以下であることがより好ましく、更に、押込逆方向と、画面の正面方向とがなす角度が、約0度であることが好ましい。
また、上述した「略平行な面に設けられる」状態とは、例えば、第1の面のうちの撮像装置1A側でない面(撮像装置1Aの外部に向いた面)と、第2の面のうち撮像装置1A側でない面(撮像装置1Aの外部に向いた面)とがなす角度が、約20度以下となることような状態を含み、撮影モードIIの撮影を行う際に、見易く、操作し易い位置に第2レリーズボタンSW1’を配置すると言った観点からすれば、第1の面と第2の面とがなす角度が、例えば、10度以下等、なるべく小さな方が好ましく、更に、好ましくは、第1の面と第2の面とがなす角度が約0度となることである。
なお、ここでは、モード切替ボタンSW2が押下操作されることにより、撮影モードIと撮影モードIIとが切り替えられたが、例えば、モード切替ボタンSW2を単に撮影モードと再生モードとを切り替える操作部材とし、再生モードや撮影モードIIに設定されている状態でレリーズボタンSW1がユーザーによって押下操作されると撮影モードIに切り替わり、再生モードや撮影モードIに設定されている状態で第2レリーズボタンSW1’がユーザーによって押下操作されると撮影モードIIに切り替わるようにしても良い。
また、例えば、モード切替ボタンSW2を設けることなく、電源がオン状態となると撮像部30によって順次ライブビュー用の画像を取り込んで第1表示部5Aや第2表示部5Bによってライブビューを表示し、その状態で、レリーズボタンSW1がユーザーによって押下されると、撮影準備及び撮像部30による本撮影動作を行い、一方、第2レリーズボタンSW1’がユーザーによって半押しされると、第1表示部5Aによって順次ライブビュー用の画像を取り込んで第2表示部5Bによってライブビューを表示し、さらに、第2レリーズボタンSW1’がユーザーによって全押しされると、第1表示部5Aによる本撮影動作を行うような構成としても良い。
本発明の実施の形態に係る撮像装置を正面側から見た概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置を背面側から見た概略斜視図である。 第1表示部によって被写体を撮影する場合の使用例を示す模式図である。 撮像装置の内部構成を示すブロック図である。 撮影モードIIにおける撮影動作フローを示すフローチャートである。 変形例に係る撮像装置を背面側から見た斜視模式図である。
符号の説明
1,1A 撮像装置
5A 第1表示部(第1の表示手段)
5B 第2表示部(第2の表示手段)
15 AV出力端子(外部出力手段)
17 表示切替ボタン(表示切替手段)
20 カメラ制御部
30 撮像部(撮像手段)
SW1 レリーズボタン(指示受付部材)
SW1’ 第2レリーズボタン(指示受付部材)
SW2 モード切替ボタン(画像取得切替手段)

Claims (8)

  1. 撮像装置であって、
    被写体に係る光学像を光学部材によって撮像素子に結像させることで、画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段によって取得された画像を表示する一方で、被写体に係る画像を取得する撮像機能を有する第1の表示手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第1の表示手段の撮像機能によって取得される画像を表示する第2の表示手段、
    を更に備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置であって、
    ユーザーによる操作に基づいて、前記撮像手段によって取得される画像を、前記第1の表示手段によって表示する第1の表示設定状態、前記第2の表示手段によって表示する第2の表示設定状態、及び前記第1と第2の表示手段によって表示する第3の表示設定状態のうちの2以上の表示設定状態の間で表示設定状態を切り替える表示切替手段、
    を更に備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置であって、
    ユーザーによる操作に基づいて、前記撮像手段によって被写体に係る画像を取得する第1の画像取得設定状態と、前記第1の表示手段によって被写体に係る画像を取得する第2の画像取得設定状態とを切り替える画像取得切替手段、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置であって、
    前記第1の画像取得設定状態における前記撮像手段に対するユーザーからの撮影開始の指示と、前記第2の画像取得設定状態における前記第1の表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示とを受け付ける指示受付部材、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項4に記載の撮像装置であって、
    前記撮像装置の筐体を基準として、前記筐体に対して前記第1の表示手段が設けられる方向と略同一の方向に、前記第1の表示手段に対するユーザーからの撮影開始の指示を受け付ける指示受付部材、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置であって、
    前記指示受付部材が、
    前記第1の表示手段によって形成される第1の面に対して略平行な第2の面に対して配置されることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記第1の表示手段によって取得される画像を、外部の画像表示機器において表示させるように、当該外部の画像表示機器に対して出力する外部出力手段、
    を更に備えることを特徴とする撮像装置。
JP2003420802A 2003-12-18 2003-12-18 撮像装置 Pending JP2005184328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003420802A JP2005184328A (ja) 2003-12-18 2003-12-18 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003420802A JP2005184328A (ja) 2003-12-18 2003-12-18 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005184328A true JP2005184328A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34782226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003420802A Pending JP2005184328A (ja) 2003-12-18 2003-12-18 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005184328A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3743828B2 (ja) 電子カメラ
JP2007158934A (ja) カメラ
JP4333394B2 (ja) カメラ装置、撮像方法及びそのプログラム
JP2008258981A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム
JP4189820B2 (ja) 撮像装置及び画像記録方法
JP2007081629A (ja) 撮像装置
JPH118831A (ja) 合成写真システム並びに合成写真機能付き電子カメラ及び記録媒体
JP2002209125A (ja) デジタルカメラ
JPH11355784A (ja) 電子カメラ
JP4635545B2 (ja) カメラ装置、画像記録方法、プログラム及び書画カメラ
JP5522214B2 (ja) カメラ装置及びスルー画像表示方法
JP4400953B2 (ja) プリント制御装置
JP2005033454A (ja) 撮影装置
JP5109996B2 (ja) カメラ装置、スルー画像表示方法及びそのプログラム
JP2008099147A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2005184328A (ja) 撮像装置
KR20060062314A (ko) 디지털 카메라에서 촬영 영상에 객체를 합성하는 장치 및방법
JP2005278003A (ja) 画像処理装置
JP4227066B2 (ja) 撮影装置及び撮影装置の画像再生方法
JP2006166131A (ja) 撮像装置
JP2009141978A (ja) カメラ装置、スルー画像表示方法及びそのプログラム
JP2006094200A (ja) 撮像装置、合焦表示方法及びプログラム
JP2003087647A (ja) デジタルスチルカメラ
JP4266365B2 (ja) カメラシステム、およびカメラ本体
JP2005159888A (ja) 撮像装置