JP2005184255A - 多機能端末装置 - Google Patents

多機能端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005184255A
JP2005184255A JP2003419922A JP2003419922A JP2005184255A JP 2005184255 A JP2005184255 A JP 2005184255A JP 2003419922 A JP2003419922 A JP 2003419922A JP 2003419922 A JP2003419922 A JP 2003419922A JP 2005184255 A JP2005184255 A JP 2005184255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cursor
tuner
function
broadcast
menu item
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003419922A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4421887B2 (ja
Inventor
Tsurumi Ito
鶴美 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2003419922A priority Critical patent/JP4421887B2/ja
Publication of JP2005184255A publication Critical patent/JP2005184255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4421887B2 publication Critical patent/JP4421887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【構成】 メニュー画面上のカーソルが“デジタルテレビ”を指向したときステップS141,S143で共にYESと判定され、ステップS145,S147に進んでタイマがスタートする。そしてタイマが満了したときステップS155でYESと判定され、ステップS157に進んでチューナがオンされる。一方、カーソルが“デジタルテレビ”から別のメニュー項目に移動したときステップS141,S143,S149でYES,NO,YESと判定され、ステップS151に進んでチューナがオフされる。
【効果】 “デジタルテレビ”が選択されそうになったときチューナがオンされるので、これが実際に選択されたとき、つまりカーソルが“デジタルテレビ”を指向した状態でOK操作がなされたとき、速やかに放送コンテンツを出力できる。また、他のメニュー項目が選択されそうになればチューナはオフされるので、電力消費を抑制できる。
【選択図】 図10

Description

この発明は、多機能端末装置に関し、特にたとえば、デジタルテレビジョン(DTV)放送受信機能が付加された、携帯通信端末装置に関する。
近々モバイル機器向けのDTV放送が開始されるのに伴い、DTVチューナを内蔵した携帯通信端末装置の開発が進められている。この種の携帯通信端末装置では、DTV受信機能を付加したことで通話時間ないしは待ち受け時間が大幅に短くなることのないように、DTVチューナの電力消費量をできるだけ少なく抑えることが重要となる。
さて、従来の多機能端末装置の一例が特許文献1に開示されている。この従来技術では、TV表示機能を備えた情報処理装置において、押下されたスイッチが情報処理用かTV用かを識別し、識別結果がTV用であればTV機能部にだけ、情報処理用であれば情報処理機能部にだけ電源を供給するようにしている。
特開2001−285746号公報〔H04N 5/445〕
上記従来技術の手法つまり使わない機能は停止するという手法をDTVチューナ内蔵型の携帯通信端末装置に用いれば、DTVを視聴しないときDTVチューナをオフすることによって電力消費量が少なく抑えられ、その結果、通話時間ないしは待ち受け時間が大幅に短くなるのを防ぐことができると考えられる。
ところが、DTVチューナでは一般に、電源をオンしてからモニタに映像が表示されるまでに少なくとも1〜2秒の待ち時間を必要とする。つまり、起動時の応答特性がアナログTVチューナほど良好ではない。多重化ストリームから所望のチャネルのストリームを取り出すためのチャネルロック処理、および取り出されたストリームのデコード処理に時間がかかるためである。この種の処理時間を短縮するのは容易でなく、そのため、起動時の応答特性を向上させたい場合は従来、DTVを視聴しないときでもチューナの電源をオン状態とし、常時チューナを所定のチャネルにロックされた状態にしなければならかった。
しかしながら、電池を電源とする携帯通信端末でDTVチューナの電源をオン状態にし続けたのでは、前述したように通話時間ないしは待ち受け時間が大幅に短くなってしまう。なお、起動時の遅延は、DTVチューナの場合よりも短いとはいえアナログTVチューナでも生じる。また、チューナの無駄な消費電力は、商用電源から電力供給を受ける据え置き型の端末装置においても削減すべきである。
それゆえに、この発明の主たる目的は、放送受信機能を速やかに起動でき、かつ消費電力を抑えることができる、多機能端末装置を提供することである。
請求項1の発明は、放送受信機能を含む複数の機能を有する多機能端末装置において、放送受信機能に関連する特定メニュー項目を含む複数のメニュー項目と複数のメニュー項目のいずれか1つを指向するカーソルとを表示する表示手段、カーソル移動操作を受け付けたときカーソルを移動させる移動手段、カーソルが特定メニュー項目を指向したとき放送受信機能を起動する起動手段、カーソルが特定メニュー項目から別のメニュー項目に移動したとき放送受信機能を停止する停止手段、およびカーソルが特定メニュー項目を指向する状態で特定操作を受け付けたとき放送受信機能によって受信された放送コンテンツを出力する出力手段を備えることを特徴とする、多機能端末装置である。
請求項1の発明では、特定メニュー項目を含む複数のメニュー項目と、これら複数のメニュー項目のいずれか1つを指向するカーソルとが表示手段により表示される。移動手段は、カーソル移動操作を受け付けたときカーソルを移動させる。起動手段は、移動手段による移動の結果としてカーソルが特定メニュー項目を指向したとき放送受信機能を起動し、停止手段は、カーソルが特定メニュー項目から別のメニュー項目に移動したとき放送受信機能を停止する。起動された放送受信機能は、速やかに放送コンテンツの受信処理たとえばチャネルロック,デコードなどの処理を開始し、出力手段は、カーソルが特定メニュー項目を指向する状態で特定操作を受け付けたとき、放送受信機能によって受信された放送コンテンツを出力する。この場合、特定メニュー項目指向から特定操作受け付けまでの期間に放送コンテンツ受信処理が進行しているので、カーソルが特定メニュー項目を指向した状態で特定操作を受け付けたとき、速やかに放送コンテンツを出力することができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の多機能端末装置において、起動手段はカーソルが特定メニュー項目を指向してから所定時間が経過した時点で放送受信機能を起動する。
請求項2の発明によれば、カーソルが特定メニュー項目を素通りするとき放送受信機能が無駄にオンされるのを防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の多機能端末装置において、放送コンテンツは符号化された状態で送信され、出力手段は放送コンテンツを復号する復号手段を含む。
DTV放送受信機能付き多機能端末装置では一般に、チューナおよびデコーダで発生する遅延のためにDTV放送受信機能起動時の応答特性がよくないが、請求項3の発明によれば、これを改善することができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の多機能端末装置において、バッテリに基づく駆動電力を供給する電源供給手段をさらに備える。
請求項4の発明によれば、バッテリによる駆動時間を長くすることができる。
この発明によれば、カーソルが特定メニュー項目を指向したとき放送受信機能を起動し、カーソルが特定メニュー項目から別のメニュー項目に移動したとき放送受信機能を停止するので、カーソルが特定メニュー項目を指向した状態で特定操作を受け付けたとき速やかに放送コンテンツを出力することができ、しかも、放送受信機能による電力消費を少なく抑えることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の携帯通信端末10は、移動通信システムを用いて移動通信を行う移動通信回路12と、DTV放送システムを用いて放送された番組コンテンツを受信する放送番組受信回路14と、移動通信回路12および放送番組受信回路14の両方を制御するCPU36とを含む。移動通信回路12,放送番組受信回路14およびCPU36のいずれも、バッテリ34に基づいて電源回路32から出力される電力によって駆動される。
操作パネル38によってダイヤル操作が行われると、CPU36は、移動通信回路12に設けられた無線回路18に発呼処理を命令する。この発呼処理によって相手方との接続が確立されると、通話可能状態となる。また、アンテナ16を通して発呼信号を受信すると、無線回路18からCPU36に対して電話着信が通知される。CPU36は、呼び出し音信号の発生を放送番組受信回路14に設けられたサウンドジェネレータ56に命令するとともに、呼び出しメッセージを表すキャラクタ信号の発生を放送番組受信回路14に設けられたキャラクタジェネレータ64に命令する。これによって、呼び出し音がスピーカ58から出力されるとともに、呼び出しメッセージがモニタ66から出力される。呼び出し音および呼び出しメッセージの出力を受けて、操作パネル38によって着信操作が行われると、相手方との接続が確立され、通話可能状態となる。
通話可能状態に移行すると、マイクロフォン30によって捉えられた音声信号がアンプ28によって増幅され、かつAD/DA変換回路22によってディジタル信号である音声データに変換される。変換された音声データは信号処理回路20によってパケットデータつまり音声パケットに符号化され、符号化された音声パケットは無線回路18によって変調される。変調された音声パケットは、アンテナ16を介して相手方に発信される。相手方から送られてきた音声パケットは、アンテナ16によって受信され、無線回路18によって復調される。復調された音声パケットは信号処理回路20によって音声データに復号され、復号された音声データは、AD/DA変換回路22によってアナログ信号である音声信号に変換される。変換された音声信号は、アンプ24を介してスピーカ26から出力される。
操作パネル38によってメールが作成されかつ発信操作が行われると、CPU36は、宛先のメールボックスを管理するサイトへの接続を無線回路18に命令するとともに、作成されたメールデータの符号化を信号処理回路20に命令する。作成されたメールデータは信号処理回路20によってパケットデータつまりメールパケットに変換され、変換されたメールパケットは無線回路18およびアンテナ16を通して所望のサイトに送信される。
自分のメールボックスにメールパケットが存在すれば、このメールパケットはアンテナ16を通して受信される。受信されたメールパケットは、無線回路18によって復調され、信号処理回路20によって復号される。CPU36は、無線回路18からのメール着信通知に応答して、信号処理回路20によって復号されたメールデータをフラッシュメモリ40に保存し、メールデータの着信を表すキャラクタ信号の出力をキャラクタジェネレータ64に命令する。この結果、メールの受信を示すアイコンつまりメールアイコンがモニタ66に表示される。
キャラクタ表示処理に関連して、CPU36は、バッテリ34の残量およびアンテナ16の受信感度を常に検出し、キャラクタジェネレータ64は、電話の呼び出しメッセージおよびメールアイコンの表示以外に、バッテリ34の残量を表すバッテリ残量アイコンおよびアンテナ16の受信感度を表す受信感度アイコンをモニタ66の所定領域(図示せず)に常時表示する。
操作パネル38の操作によって電話設定モードが選択されると、キャラクタジェネレータ64は、電話設定画面(図示せず)をモニタ66に表示し、電話設定画面に向けて操作パネル38が操作されると、CPU36は、操作内容に従い電話設定処理を行う。同様に、メール設定モードが選択されると、キャラクタジェネレータ64はメール設定画面(図示せず)を表示し、メール設定画面に向けて操作パネル38が操作されると、CPU36はメール設定処理を行う。電話帳モードが選択されると、キャラクタジェネレータ64は電話帳画面(図示せず)を表示し、電話帳画面に向けて操作パネル38が操作されると、CPU36は電話番号の検索/登録処理を行う。その他のモードが選択されると、キャラクタジェネレータ64は選択されたモードに対応する画面(図示せず)を表示し、画面に向けて操作パネル38が操作されると、CPU36は、操作内容に従い選択されたモードに対応する処理を行う。
操作パネル38の操作によって番組視聴モードが選択されかつ所望のチャネルが選択されると、CPU36は、放送番組受信回路14を起動するとともに、所望のチャネルの選択つまりチャネルロックをチューナ44に命令する。チューナ44は、アンテナ42によって捉えられたテレビジョン放送の高周波信号から所望のチャネルの高周波信号を抽出し、かつ抽出した高周波信号にMPEGシステムに従う復調処理を施す。これによって、所望のチャネルのディジタル放送データがチューナ44から出力される。出力されたディジタル放送データは、バッファメモリ46を介してデマルチプレクサ48に与えられる。
デマルチプレクサ48は、与えられたディジタル放送データから音声パケットおよび映像パケットを抽出し、AVセレクタ50は、抽出された音声パケットおよび映像パケットをMPEG2−AACオーディオデコーダ52およびMPEG4ビデオデコーダ60にそれぞれ与える。
MPEG2−AACオーディオデコーダ52は、与えられた音声パケットをデコードして音声データを生成する。生成された音声データは、D/A変換器54によってアナログ信号である音声信号に変換され、変換された音声信号はスピーカ58に与えられる。この結果、所望のチャネルで放送される番組コンテンツの音声がスピーカ58から出力される。
MPEG4ビデオデコーダ60は、与えられた映像パケットをデコードして映像データを生成し、生成した映像データをNTSCエンコーダ62に与える。この映像データは、NTSCエンコーダ62によってコンポジット映像信号に変換され、変換されたコンポジット映像信号はモニタ66に出力される。この結果、所望のチャネルで放送される番組コンテンツの映像が、モニタ66の画面に表示される。
操作パネル38の構成例が図2に示されている。図2を参照して、操作パネル38は、メニューキー38aと、クリアキー38bと、電源キー38cと、上カーソルキー38dと、下カーソルキー38eと、左カーソルキー38fと、右カーソルキー38gと、OKキー38hと、テンキー38iとを含む。操作パネル38上のいずれかのキーが押下されると、操作パネル38からCPU36へ押下キーに対応するコード信号が入力される。
例えばメニューキー38aが押下されると、このキー38aに対応するコード信号が操作パネル38からCPU36に入力される。応じてCPU36は、キャラクタジェネレータ64に制御信号を送信する。キャラクタジェネレータ64は、CPU36からの制御信号に従ってメニュー画面用の画像信号を生成する。こうして生成された画像信号がモニタ66に入力され、その結果、モニタ66にメニュー画面が表示される。
メニューキー38aが押下されたときモニタ66に表示される画面つまり初期メニュー画面が図3に示されている。図3を参照して、初期メニュー画面には、“1.電話設定”,“4.デジタルテレビ”などの複数のメニュー項目と、最上段のメニュー項目つまり“1.電話設定”を指向するカーソル66aとが含まれる。
再び図2を参照して、メニュー画面が表示された状態で上カーソルキー38dが押されると、メニュー画面上のカーソル66aが上に1つ移動する。同様に、下カーソルキー38eが押されるとカーソル66aが下に1つ移動し、左カーソルキー38fが押されるとカーソル66aが左に1つ移動し、右カーソルキー38gが押されるとカーソル66aが右に1つ移動する。また、カーソル66aがいずれかのメニュー項目を指向している状態でOKキー38hが押されると、カーソル66aの指向している項目に対応する機能が起動される。
従って、DTV番組を視聴したい場合、ユーザは、まずメニューキー38を押して図3のメニュー画面を呼び出し、次いで下カーソルキー38eを続けて3回押すことによりカーソル66aを図4に示すように“4.デジタルテレビ”の位置まで移動させ、そしてキー38dの中央を押すことにより“4.デジタルテレビ”を選択すればよい。これによりDTV受信機能が起動され、モニタ66にDTV放送番組が表示される。
再び図1を参照して、放送番組受信回路14には、チューナ44をオン/オフするための電源スイッチ68と、DTVスリープモードを設定/解除するためのモードスイッチ70とが設けられている。電源スイッチ68およびモードスイッチ70は、CPU36の指示に従って動作する。DTVスリープモードが設定されると、MPEG2−AACオーディオデコーダ52,D/A変換器54,MPEG4ビデオデコーダ60およびNTSCエンコーダ62の各々がスリープ状態に移行する。スリープ状態では、設定値を保持する機能、およびスイッチ68,70からの制御信号を検出してスリープ状態を脱する機能を除く全ての機能が停止され、電力消費量を最小限に抑えることができる。
CPU36は、上記のようなチューナ44のオン/オフおよびDTVスリープモードの設定/解除を、カーソル66aの位置およびタイマ72の時間に基づいて実行する。具体的には、“3.電話帳”または“5.その他”の位置にあったカーソル66aが図4のように“4.デジタルテレビ”の位置へと移動したとき、タイマ72を起動させる。そして、タイマ72の時間が所定値に等しくなったとき、電源スイッチ68を介してチューナ44をオンし、かつモードスイッチ70を介してDTVスリープモードを解除する。
CPU36また、こうしてDTV受信機能が起動された後、カーソル66aが“4.デジタルテレビ”から外れて“3.電話帳”または“5.その他”を指向したとき、電源スイッチ68を介してチューナ44をオフし、さらにモードスイッチ70を介してDTVスリープモードを設定する。
このような制御を行えば、ユーザが“4.デジタルテレビ”をまさに選択しそうになったとき、チューナ44が起動されDTV受信処理が開始されるので、“4.デジタルテレビ”が選択されたとき、速やかに放送コンテンツを出力することができる。つまり、DTV放送受信機能選択時の応答特性が向上する。また、カーソル66aが4.デジタルテレビ”を指向していったんチューナ44が起動されDTV受信処理が開始されても、その状態でOKキー操作がなされずにカーソル66aが4.デジタルテレビ”から外れれば、速やかにチューナ44はオフされTV受信処理も終了される。そのため、チューナ44による無駄な電力消費が少なく抑えられる。
より具体的には、メニュー画面上でカーソル66aを“4.デジタルテレビ”の位置まで移動させてからOK入力を行う一連のDTV起動手順において、カーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向したときチューナ44がオンされるので、その後OKキー操作がなされたときには既に、チューナ起動からチャネルロック、DTV信号のデコードに至るDTV受信処理の少なくとも一部が終わっていることになる。その結果、OKキー操作からモニタ66に放送コンテンツが表示されるまでの待ち時間が短縮されることとなる。
そして、この実施例では特に、カーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向した瞬間ではなく、指向から所定時間が経過するのを待ってDTV受信機能を起動するので、“4.デジタルテレビ”を素通りして別のメニュー項目までカーソル18aを移動させる場合にチューナ12が無駄に起動される可能性を低減することができる。
電力消費については、DTV番組を視聴しないときチューナ44はオフ状態に、MPEG2−AACオーディオデコーダ52,D/A変換器54,MPEG4ビデオデコーダ60およびNTSCエンコーダ62はスリープ状態に置かれ、視聴開始直前にそれぞれオン,スリープ解除されるので、DTV受信機能による電力消費量が最小限に抑えられる。
CPU36は、μITRONのようなマルチタスクOSを搭載したマルチタスクCPUであり、図6に示すメインタスク,図7および図8に示すイベントタスク,図9に示すカーソル移動タスク,図10に示すカーソル位置によるDTV機能オン/オフタスク,および図11に示すメニュー処理タスクを実行する。なお、CPU36は、図6〜図11の処理の他に着呼処理タスク,メール受信処理タスク,受信感度検出タスク,バッテリ残量検出タスクなども実行するが、これらのタスクに関する詳しい説明は省略する。フラッシュメモリ40には、CPU36により参照されるプログラムおよび設定データが格納されている。
まず図6を参照して、CPU36は、起動後、ステップS1で初期処理を行う。初期処理には、チューナ44,MPEG2−AACオーディオデコーダ52,D/A変換器54,MPEG4ビデオデコーダ60およびNTSCエンコーダ62の初期設定が含まれる。初期処理が終了すると、ステップS3で電源スイッチ68を介してチューナ44をオフする。そして、ステップS5で待ち受け画面(図示せず)をモニタ66に表示し、さらに、ステップS7でモードスイッチ70を介してスリープモードを設定する。
その後CPU36は、画面表示命令待ちの状態に移行する。メニュー画面表示命令が発行されると、ステップS9でYESと判定し、ステップS11に移ってスリープモードを解除する。そして、ステップS13でモニタ66にメニュー画面を表示し、その後、画面表示命令待ちの状態に戻る。DTV画面表示命令が発行されると、ステップS15でYESと判定し、ステップS17に移ってスリープモードを解除する。そして、ステップS19でモニタ66にDTV画面を表示し、その後、画面表示命令待ちの状態に戻る。その他の画面表示命令が発行されると、ステップS21でYESと判定し、ステップS23に移ってスリープモードを解除する。そして、ステップS25でモニタ66に対応画面を表示し、その後、画面表示命令待ちの状態に戻る。
待ち受け画面表示命令が発行された場合、CPU36は、ステップS27でYESと判定し、ステップS29に移って待ち受け画面を表示する。次いで、ステップS31でスリープモードを設定し、その後、画面表示命令待ちの状態に戻る。
図7を参照して、CPU36は、ステップS51で着呼の有無を、ステップS57でメール受信の有無を、ステップS63でクリアキー38b(もしくは電源キー38c)の押下の有無をそれぞれ判別する。着呼があれば、ステップS53でDTV機能をオフした後、ステップS55で着呼処理命令を発行し、その後ステップS51に戻る。メール受信があれば、ステップS59でDTV機能をオフした後、ステップS61でメール受信処理命令を発行し、その後ステップS51に戻る。クリアキー38bの押下があれば、ステップS65でDTV機能をオフした後、ステップS67で待ち受け画面表示命令を発行し、その後ステップS51に戻る。
着呼,メール受信およびクリアキー38bの押下のうちどのイベントも発生しなければ、ステップS71およびS77で現在表示されている画面の種類を判別する。待ち受け画面が表示されている場合、ステップS71からステップS73に移り、メニューキー38aの押下の有無を判別する。メニューキー38aが押下されれば、ステップS75でメニュー画面表示命令を発行し、その後ステップS51に戻る。メニュー画面が表示されている場合、ステップS77からステップS79に移り、上カーソルキー38dまたは下カーソルキー38eによる上方向操作または下方向操作の有無を判別する。
上方向操作または下方向操作があれば、ステップS81でカーソル移動命令を発行し、その後ステップS51に戻る。上方向および下方向のどちらの操作もなければ、ステップS83でOKキー38hが押されたかどうかをさらに判別する。OKキー38hが押されなければ、ステップS51に戻る。OKキー38hが押されると、メニュー処理命令を発行し、その後ステップS51に戻る。
図8を参照して、TV受信機能を停止するサブルーチンでCPU36は、まずステップS91で、現在モニタ66にDTV画面が表示されているかどうかを判別する。DTV画面が表示されていれば、ステップS93に移ってDTV受信終了処理を行う。次いで、ステップS95で電源スイッチ68を介してチューナ44をオフし、その後、上位層のルーチンに復帰する。
DTV画面が表示されていなければ、ステップS91からステップS97に移ってチューナ44がオン状態かどうかを判別する。オフ状態であれば、上位層のルーチンに復帰する。オン状態であれば、ステップS95でチューナ44をオフし、その後、上位層のルーチンに復帰する。
図9を参照して、CPU36は、ステップS111でカーソル移動命令が発行されたか否かを判別する。カーソル移動命令が発行されなければ待機し、発行されるとステップS113およびS121で命令の示す移動方向を特定する。移動方向が上向きであれば、ステップS113からステップS115に進んで、現在カーソルがメニュー項目の最上段の位置にあるか否かを判定する。判定結果が肯定的であれば、カーソルを最下段へとジャンプさせ、その後、ステップS111に戻って次のカーソル移動命令を待つ。判定結果が否定的であれば、カーソルを1段上へと移動させ、その後ステップS111に戻る。
移動方向が下向きであれば、ステップS121からステップS123に進んで、現在カーソルがメニュー項目の最下段の位置にあるか否かを判定する。判定結果が肯定的であればカーソルを最上段へとジャンプさせ、その後ステップS111に戻る。判定結果が否定的であれば、カーソルを1段下へと移動させ、その後ステップS111に戻る。移動方向が上向きでも下向きでもなければ、ステップS129でカーソルを左右方向に移動させ、その後ステップS111に戻る。
図10を参照して、CPU36は、ステップS141でカーソル移動が行われたかどうかの判別を行う。カーソル移動が行われると、ステップS143に進み、移動後のカーソルが“4.デジタルテレビ”を指向しているか否かを判定する。判定結果が肯定的であれば、ステップS145でタイマ72をリセットし、さらにステップS147でタイマ72をスタートさせる。その後、ステップS141に戻り、次のカーソル移動を待つ。
ステップS143の判定結果が否定的であれば、ステップS149に進んで、移動前のカーソルが“4.デジタルテレビ”を指向していたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であればステップS141に戻り、肯定的であれば、ステップS151でチューナ44をオフし、さらにステップS153でDTV受信終了処理を実行した後、ステップS141に戻る。
カーソル移動が行われないときには、ステップS155でタイマ72が満了したかどうかを判別する。タイマ72がまだ満了していなければ、ステップS141に戻る。タイマ72が満了すると、ステップS157でチューナ44をオンし、さらにステップS159でDTV受信開始処理を実行する。DTV受信開始処理には、チューナ44にチャネルロックを行うよう命令する処理が含まれる。その後、ステップS141に戻る。
要するにCPU36は、ユーザのキー操作によってカーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向したときタイマ72をスタートさせ、その後、タイマ72が満了したときチューナ44をオンして受信処理を開始する。また、こうして一旦チューナ44をオンし受信処理を開始しても、OK入力がなされる前にカーソル66aが“4.デジタルテレビ”から外れれば、そのときはチューナ44をオフして受信処理を終了する。
図11を参照して、CPU36は、ステップS171でメニュー処理命令が発行されたかどうかを判別する。メニュー処理命令が発行されると、ステップS173で現在カーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向しているか否かを判定する。判定結果が肯定的であればDTV画面表示命令を発行し、その後ステップS171に戻って次のメニュー処理命令を待つ。
ステップS173の判定結果が否定的、つまりカーソル66aが“4.デジタルテレビ”以外のメニュー項目を指向していれば、ステップS177でこのメニュー項目に対応する画面表示命令を発行する。次いで、ステップS179でこのメニュー項目に対応する機能起動命令を発行する。その後、ステップS171に戻る。
以上の説明から明らかなように、この実施例によれば、ユーザのカーソルキー操作によってカーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向したときチューナ44をオンして受信処理を開始し、カーソル66aが“4.デジタルテレビ”から外れたときチューナ44をオフして受信処理を終了するので、“4.デジタルテレビ”が選択されたとき、つまりカーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向した状態でOKキー操作がなされたとき、速やかに放送コンテンツを出力することができ、しかも、チューナ12による電力消費量を少なく抑えることができる。
なお、この実施例では、カーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向してチューナ12がオン状態となった後、“4.デジタルテレビ”からカーソル66aが外れたときチューナ12をオフしているが、これに加え、“4.デジタルテレビ”を指向する状態が所定時間以上続いたときチューナ12をオフする制御をさらに行ってもよい。これにより、カーソル66aが“4.デジタルテレビ”を指向した状態でユーザがキー操作を中断した場合に、電力が無駄に消費されるのを防ぐことができる。
なお、この発明は、DTVチューナ付き携帯通信端末に限らず、デジタルラジオチューナ付き携帯通信端末にも適用することができる。また、アナログTV/ラジオチューナ付き携帯通信端末にも適用することができるが、この場合の応答特性の改善効果は、デジタルチューナ付き携帯通信端末に適用したときほど顕著でない。
さらに、この発明は、チューナ付き携帯通信端末に限らず、チューナ付き携帯情報端末,チューナ付きノート型パソコン,チューナ付き携帯ゲーム機など、TV/ラジオ放送受信機能を含む複数機能を備えた様々な多機能携帯端末装置にも適用することができる。
さらにまた、この発明は、携帯型に限らず、据え置き型ないしは車載型の多機能端末装置にも適用することができる。据え置き型や車載型であれば、バッテリから電力の供給を受ける携帯型端末とは異なりチューナの電力消費を抑えなくても動作時間が短くなることはないが、やはり無駄な電力消費を減らすことが望まれる。
つまり、この発明は、放送受信機能を含む複数機能を備えたあらゆる多機能端末装置に適用され、放送受信機能起動時の応答特性を改善し、かつ電力消費を抑える効果を発揮する。最も好ましい適用対象は、処理遅延の大きいデジタルチューナやデコーダを備える、かつ限られた容量のバッテリから電力供給を受けて動作する多機能携帯端末装置であり、その典型例がDTV放送受信機能付きの携帯通信端末である。
この実施例の携帯通信端末の構成を示すブロック図である。 操作パネルの構成例を示すブロック図である。 メニュー画面の一例を示す図解図である。 メニュー画面の他の一例を示す図解図である。 メニュー画面のその他の一例を示す図解図である。 CPUの動作の一部を示すフロー図である。 CPU動作の他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のその他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 CPU動作の他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10…携帯通信端末
12…移動通信回路
14…放送番組受信回路
36…CPU
38…操作パネル
44…チューナ
66…モニタ
68…電源スイッチ
70…モードスイッチ
72…タイマ

Claims (4)

  1. 放送受信機能を含む複数の機能を有する多機能端末装置において、
    前記放送受信機能に関連する特定メニュー項目を含む複数のメニュー項目と前記複数のメニュー項目のいずれか1つを指向するカーソルとを表示する表示手段、
    カーソル移動操作を受け付けたとき前記カーソルを移動させる移動手段、
    前記カーソルが前記特定メニュー項目を指向したとき前記放送受信機能を起動する起動手段、
    前記カーソルが前記特定メニュー項目から別のメニュー項目に移動したとき前記放送受信機能を停止する停止手段、および
    前記カーソルが前記特定メニュー項目を指向する状態で特定操作を受け付けたとき前記放送受信機能によって受信された放送コンテンツを出力する出力手段を備えることを特徴とする、多機能端末装置。
  2. 前記起動手段は前記カーソルが前記特定メニュー項目を指向してから所定時間が経過した時点で前記放送受信機能を起動する、請求項1記載の多機能端末装置。
  3. 前記放送コンテンツは符号化された状態で送信され、
    前記出力手段は前記放送コンテンツを復号する復号手段を含む、請求項1または2記載の多機能端末装置。
  4. バッテリに基づく駆動電力を供給する電源供給手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の多機能端末装置。
JP2003419922A 2003-12-17 2003-12-17 多機能端末装置 Expired - Fee Related JP4421887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419922A JP4421887B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 多機能端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419922A JP4421887B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 多機能端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005184255A true JP2005184255A (ja) 2005-07-07
JP4421887B2 JP4421887B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=34781655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003419922A Expired - Fee Related JP4421887B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 多機能端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4421887B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217093A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toshiba Corp 画像表示装置および表示制御方法
JP2011234049A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Nec Corp 携帯端末装置及び携帯端末装置のアプリケーション起動方法並びにコンピュータプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217093A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toshiba Corp 画像表示装置および表示制御方法
JP2011234049A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Nec Corp 携帯端末装置及び携帯端末装置のアプリケーション起動方法並びにコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4421887B2 (ja) 2010-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8908106B2 (en) Mobile terminal
JP4402677B2 (ja) 通信装置
KR100694337B1 (ko) 휴대 단말, 휴대 전화 단말의 제어 방법 및 휴대 전화 단말
JP4505257B2 (ja) 放送受信機能付き携帯電話機
US20110242268A1 (en) Television Appliance
US20080163308A1 (en) Apparatus and method for providing digital broadcasting information in portable communication system
JP2006115213A (ja) 携帯端末装置及び携帯端末の表示方法
WO2003081878A1 (fr) Appareil de communication et procede de communication
WO2008047647A1 (en) Mobile communication terminal
JP2004080289A (ja) 通信装置
JP4421887B2 (ja) 多機能端末装置
JP4486030B2 (ja) 放送受信機能付き携帯通信端末
KR100677186B1 (ko) 휴대용 무선단말기에서 멀티미디어 작업중 착신 호를처리하기 위한 방법
JP4597869B2 (ja) 放送受信端末
JP4435206B2 (ja) 移動無線端末装置
JP4774115B2 (ja) 移動無線端末装置
JP4610943B2 (ja) 携帯可能なデジタル放送受信装置
JP4768592B2 (ja) 放送受信装置及びプログラム
JP2007134970A (ja) 携帯端末、及び、表示制御方法
JP2007202010A (ja) 放送受信アプリケーションを含むマルチタスク処理方法およびマルチタスク処理装置
US20050182923A1 (en) Method of controlling portable terminal using external memory
KR101002864B1 (ko) 슬라이드용 휴대 단말기에서 사용모드 제어방법
JP4618983B2 (ja) 携帯端末
KR100678030B1 (ko) 이동 통신 단말기의 자동 응답 기능 수행 방법
JP2005175925A (ja) 電子機器及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061201

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080801

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091203

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4421887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees