JP2005182729A - 輸送機械設計支援装置及び輸送機械設計支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 確実に占積率を演算することができる輸送機械設計支援装置及び輸送機械設計支援プログラムを提供する。
【解決手段】 設計支援DBを構成するデータベースには、系統検索・登録DB、電線台帳登録DB、配管ダクト台帳登録DB等がある。系統検索・登録DBには、輸送機械内の系統、経路ごとに、着目機器と、相手側機器と、その間に配線される電線とに関する情報が登録される。電線台帳登録DBには、電線とその電線の断面積が関連付けられて登録される。配管ダクト台帳登録DBには、経路に配置される配管・ダクトの有効断面積が形状記号と関連付けられて登録される。処理部7は、これらのデータベースを参照し、特定の経路に配置される配線ダクトにおける占積率を、その経路を通る電線の断面積の総和と配管ダクトの有効断面積から求める。
【選択図】 図61
【解決手段】 設計支援DBを構成するデータベースには、系統検索・登録DB、電線台帳登録DB、配管ダクト台帳登録DB等がある。系統検索・登録DBには、輸送機械内の系統、経路ごとに、着目機器と、相手側機器と、その間に配線される電線とに関する情報が登録される。電線台帳登録DBには、電線とその電線の断面積が関連付けられて登録される。配管ダクト台帳登録DBには、経路に配置される配管・ダクトの有効断面積が形状記号と関連付けられて登録される。処理部7は、これらのデータベースを参照し、特定の経路に配置される配線ダクトにおける占積率を、その経路を通る電線の断面積の総和と配管ダクトの有効断面積から求める。
【選択図】 図61
Description
本発明は、特に占積率を演算する輸送機械設計支援装置及び輸送機械設計支援プログラムに関する。
鉄道車両等、輸送機械の配線図の確認事項として占積率の確認がある。占積率とは、電気機器間に接続される電線が収容されている配管やダクトにおいて、配管やダクトの断面積に対する電線の断面積が占める割合のことをいう。この占積率が高くなりすぎると、配管やダクトに電線が整然と収まらなくなるという問題を引き起こす。そのため、輸送機械の設計において、事前に占積率を確認する必要がある。
従来、輸送機械の設計においては、ツナギ図(繋ぎ図)又は配線図から配管あるいはダクトに収容される電線を読み取り、電線すべての断面積を手計算によって求めたうえで、占積率を演算していた。なお、輸送機械に設置される各種機器同士間を結ぶ電線の配線情報を編集するシステムは知られている(例えば、特許文献1)。
特許第3350033号公報
しかしながら、上記のように、車両設計用の膨大なツナギ図又は配線図から必要な情報を読み取って演算漏れのないように占積率を求めるには相当数の担当者のチェックが必要となるため、相当の労力と時間がかかり煩雑にすぎる。また、各配管、ダクトについての占積率が妥当な範囲にあるか否かについての確認も極めて煩雑である。
そこで、本発明は、確実に占積率を演算することができる輸送機械設計支援装置及び輸送機械設計支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る輸送機械設計支援装置は、電線収容路を識別する電線収容路識別情報と、電線収容路の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線収容路データベースと、電線を識別する電線識別情報と、電線の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線情報データベースと、電線収容路識別情報と、電線収容路識別情報によって識別される電線収容路に収容される電線を識別する電線識別情報とが関連付けられて登録される電線収容情報データベースと、電線収容路における電線が占める割合を示す占積率を演算する占積率演算手段とを備え、占積率演算手段は、特定の電線収容路における占積率を演算するにあたり、電線収容情報データベースを参照して特定の電線収容路に収容される電線の電線識別情報を抽出し、電線情報データベースを参照して抽出された電線識別情報と関連付けられて登録された電線の断面積に関するデータを抽出し、電線収容路データベースを参照して特定の電線収容路に関連付けられた断面積に関するデータを抽出するとともに、抽出された電線の断面積に関するデータに基づいて特定の電線収容路に収容される電線の断面積の総和を演算し、この電線の断面積の総和と特定の電線収容路の断面積とに基づいて、特定の電線収容路の占積率を演算することを特徴とする。
この構成によれば、輸送機械において配線に使用される電線収容路とその断面積に関するデータとを電線収容路データベースに登録して管理でき、電線とその断面積に関するデータとを電線情報データベースに登録して管理でき、電線とその電線が収容される電線収容路を電線収容情報データベースに登録して管理できると共に、これらのデータベースに登録された情報を活用して、占積率演算手段により特定の電線収容路における占積率が演算される。
このような輸送機械設計支援装置において、電線収容情報データベースは、輸送機械における起点機器、終点機器、起点機器と終点機器との間に配線される電線の電線識別情報、及び起点機器と終点機器との間に配線される電線が通る経路を識別する経路情報を関連付けて登録し、占積率演算手段は、特定の経路に配置される電線収容路の占積率を演算することよい。この構成により、起点機器から終点機器にかけて配線される電線とその電線が通る経路の関係を電線収容情報データベースに登録して管理することができると共に、占積率演算手段によって、電線収容情報データベースに登録された経路のうち特定の経路に配置される電線収容路の占積率が演算される。
さらに、輸送機械設計支援装置は、占積率演算手段によって演算された占積率と占積率閾値とを比較する比較手段と、占積率演算手段による演算結果に基づいて輸送機械の各電線収容路における占積率を出力すると共に、比較手段による占積率と占積率閾値との比較結果を出力する占積率出力手段とを備えるとよい。この構成により、比較手段によって占積率と占積率閾値とが比較され、占積率出力手段によって各電線収容路における占積率が出力されると共に、占積率と占積率閾値との比較結果が出力される。したがって、占積率が占積率閾値を超えている電線収容路を確認することができる。
また、本発明に係る輸送機械設計支援プログラムは、電線収容路を識別する電線収容路識別情報と、電線収容路の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線収容路データベースと、電線を識別する電線識別情報と、電線の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線情報データベースと、電線収容路識別情報と、電線収容路識別情報によって識別される電線収容路に収容される電線を識別する電線識別情報とが関連付けられて登録される電線収容情報データベースとを備える輸送機械設計支援装置に対し、占積率の演算を実行させる輸送機械設計支援プログラムであって、特定の電線収容路における占積率を演算するにあたり、電線収容情報データベースを参照させて特定の電線収容路に収容される電線の電線識別情報を抽出させ、電線情報データベースを参照させて抽出された電線識別情報と関連付けられて登録された電線の断面積に関するデータを抽出させ、電線収容路データベースを参照させて特定の電線収容路に関連付けられた断面積に関するデータを抽出させるとともに、抽出された電線の断面積に関するデータに基づいて特定の電線収容路に収容される電線の断面積の総和を演算させ、この電線の断面積の総和と特定の電線収容路の断面積とに基づいて、特定の電線収容路の占積率を演算させることを特徴とする。
この輸送機械設計支援プログラムによれば、輸送機械において配線に使用される電線収容路とその断面積に関するデータとを電線収容路データベースに登録して管理でき、電線とその断面積に関するデータとを電線情報データベースに登録して管理でき、電線とその電線が収容される電線収容路を電線収容情報データベースに登録して管理できる輸送機械設計支援装置に対して、輸送機械設計支援プログラムを実行させることにより、各データベースに登録された情報を活用して、特定の電線収容路における占積率を演算させることができる。
本発明によれば、確実に占積率を確認することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な輸送機械設計支援装置について詳細に説明する。本実施形態では、輸送機械として鉄道車両を例に挙げ、鉄道車両を設計するために輸送機械設計支援装置を用いる例を示す。なお、輸送機械設計支援装置は、輸送機械設計支援プログラムに基づいて各種処理を実行する。
1.輸送機械設計支援装置の構成
まず、本実施形態に係る輸送機械設計支援装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に示す輸送機械設計支援装置1の機能ブロック図であり、輸送機械設計支援プログラムに基づいて輸送機械設計支援装置1の処理が実行される。輸送機械設計支援装置1には、台帳登録データベース2(以下、「データベース」を「DB」と略す)、形式登録DB3、及び配線データ入力DB4を備える。これらのデータベース2〜4は、処理部7からの参照を受け、必要とされる情報を処理部7へ出力する他、処理部7から出力された情報を登録する。これらのデータベース2〜4により設計支援データベースが構成される。
まず、本実施形態に係る輸送機械設計支援装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に示す輸送機械設計支援装置1の機能ブロック図であり、輸送機械設計支援プログラムに基づいて輸送機械設計支援装置1の処理が実行される。輸送機械設計支援装置1には、台帳登録データベース2(以下、「データベース」を「DB」と略す)、形式登録DB3、及び配線データ入力DB4を備える。これらのデータベース2〜4は、処理部7からの参照を受け、必要とされる情報を処理部7へ出力する他、処理部7から出力された情報を登録する。これらのデータベース2〜4により設計支援データベースが構成される。
また、操作部8は、キーボード及びマウスから構成される。マウスによって表示部9に表示されるカーソルを画面上で移動させることができ、カーソルを入力枠に位置させクリックすることによって、その入力枠に文字、記号、数値等を入力することができるように入力枠をアクティブにすることができる。また、マウスによって画面上の各種ボタンに位置させクリックすることができる。ボタンがクリックされると、そのボタンがクリックされたことを示す信号(クリック操作信号)が操作部8から処理部7へ送信され、処理部7(機器設定照合手段、電線情報照合手段、接続可能電線本数判定手段、接続可能電線サイズ判定手段、配線判定手段、占積率演算手段、比較手段)は、表示部9に対する画面の展開、入力枠に入力された情報のデータベースへの登録、データの突合せ、占積率の演算等、所定の処理を行うようになっている。
さらに、各データベース2〜4に登録された情報は、処理部7によって読み出され、必要に応じてさらに処理されて、所定のフォーマットによって表示部9に処理される。そして、操作部8の操作によって、表示部9に表示されている画面がプリンター10に印刷されるようになっている。なお、輸送機械設計支援装置1は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、ディスプレイ、キーボード、マウス、プリンター等を備えて構成される。
2.データベースの構成
次に、台帳登録DB2、形式登録DB3、及び配線データ入力DB4の構成について説明する。
次に、台帳登録DB2、形式登録DB3、及び配線データ入力DB4の構成について説明する。
(2−1) 台帳登録DB2
台帳登録DB2は、鉄道車両の製造に用いられる電気部品、電線、配管・ダクト等の部品の諸情報を登録するデータベースである。台帳登録DBには、名称台帳登録DB、部品形式台帳登録DB、電線台帳登録DB、配管・ダクト台帳登録DB、及びアイテム/機器名称登録DBが備えられている。これらのデータベースについて説明する。
台帳登録DB2は、鉄道車両の製造に用いられる電気部品、電線、配管・ダクト等の部品の諸情報を登録するデータベースである。台帳登録DBには、名称台帳登録DB、部品形式台帳登録DB、電線台帳登録DB、配管・ダクト台帳登録DB、及びアイテム/機器名称登録DBが備えられている。これらのデータベースについて説明する。
(2−1−a) 名称台帳登録DB
名称台帳登録DBは、鉄道車両の製造に用いる電気部品等の略語及び名称その他の関連情報を対応付けて登録するデータベースである。具体的には、名称区分と名称区分名とが対応付けられて登録され、その名称区分に属する各電気部品の略号、名称、その電気部品に関する特記事項(記事)が対応付けられて登録される。この名称台帳登録DBには、様々な提供先に提供する種々の鉄道車両に共通して用いる電気部品も登録される。また、記事としては、例えば、電気部品がこれまでに鉄道車両の部品として採用されてきた実績に関する情報などである。電気部品としては、継電器、スイッチ、電磁弁等が例示される。
名称台帳登録DBは、鉄道車両の製造に用いる電気部品等の略語及び名称その他の関連情報を対応付けて登録するデータベースである。具体的には、名称区分と名称区分名とが対応付けられて登録され、その名称区分に属する各電気部品の略号、名称、その電気部品に関する特記事項(記事)が対応付けられて登録される。この名称台帳登録DBには、様々な提供先に提供する種々の鉄道車両に共通して用いる電気部品も登録される。また、記事としては、例えば、電気部品がこれまでに鉄道車両の部品として採用されてきた実績に関する情報などである。電気部品としては、継電器、スイッチ、電磁弁等が例示される。
(2−1−b) 部品形式台帳登録DB
部品形式台帳登録DBは、鉄道車両の製造に用いられる電気部品毎に、定格電圧等の特性、接続する電線の適切なサイズ範囲、及び電線を接続することができる本数等を対応付けて登録するデータベースである。この部品形式台帳登録DBは、電気部品に接続される電線の本数、サイズが適切であるかどうかを確認するのに用いられる。具体的には、部品形式台帳登録DBには、車両製造に用いられる電気部品の部品グループ毎に、その部品グループに属する部品形式と部品名称とが登録され、さらにその部品の製造メーカ、使用、回路属性、定格電圧、負荷容量、消費電流、記事(部品に関する特記事項)、参照ファイル名、部品図や使用書を電子ファイル化した電子ファイルが対応付けられて登録される。また、その部品に電線と接続される接点の情報として、接点のポジション(ピン・ナンバー)毎に、接点の名称、接続タイプ、その接点における定格電流、接続可能電線サイズ(接点に接続することができる電線の大きさの範囲)、接続可能本数(接点に接続することができる電線の本数)、及び記事(そのポジションに関する特記事項)が関連付けられて登録される。
部品形式台帳登録DBは、鉄道車両の製造に用いられる電気部品毎に、定格電圧等の特性、接続する電線の適切なサイズ範囲、及び電線を接続することができる本数等を対応付けて登録するデータベースである。この部品形式台帳登録DBは、電気部品に接続される電線の本数、サイズが適切であるかどうかを確認するのに用いられる。具体的には、部品形式台帳登録DBには、車両製造に用いられる電気部品の部品グループ毎に、その部品グループに属する部品形式と部品名称とが登録され、さらにその部品の製造メーカ、使用、回路属性、定格電圧、負荷容量、消費電流、記事(部品に関する特記事項)、参照ファイル名、部品図や使用書を電子ファイル化した電子ファイルが対応付けられて登録される。また、その部品に電線と接続される接点の情報として、接点のポジション(ピン・ナンバー)毎に、接点の名称、接続タイプ、その接点における定格電流、接続可能電線サイズ(接点に接続することができる電線の大きさの範囲)、接続可能本数(接点に接続することができる電線の本数)、及び記事(そのポジションに関する特記事項)が関連付けられて登録される。
(2−1−c) 電線台帳登録DB
電線台帳登録DB(電線情報データベース)は、鉄道車両の製造に用いられる電線に関する情報を登録するデータベースである。具体的には、電線区分毎に、その電線区分に属する電線の電線種類略号、電線種類名称、その電線のメーカ(電線メーカ)、仕様を識別するコード、記事(電線に関する特記事項)、参照ファイル名が関連付けられて登録される。さらに、電線区分、電線種類略号、電線種類名称、電線メーカ、及び仕様で特定される電線にも種々の電線が存在し、それらの電線を識別するため、電線のサイズ名称(サイズを識別する名称)、計算用サイズ(占積率を計算する際に用いられる電線の断面積)、外皮色(電線を被覆する外皮の色)、外径、単位長さ当たりの電線質量、記事(電線に関する特記事項)が関連付けられて登録される。また、芯線を含む多芯線やシールド線には、多芯線であるかシールド線であるかを区別する区分、芯線の外皮色又はシールド・ナンバー、芯径(芯線の直径)、及び記事(芯線に関する特記事項)が関連付けられて登録される。この電線台帳登録DBは、占積率の演算、電気部品管の結線、鉄道車両の検証等に用いられる。
電線台帳登録DB(電線情報データベース)は、鉄道車両の製造に用いられる電線に関する情報を登録するデータベースである。具体的には、電線区分毎に、その電線区分に属する電線の電線種類略号、電線種類名称、その電線のメーカ(電線メーカ)、仕様を識別するコード、記事(電線に関する特記事項)、参照ファイル名が関連付けられて登録される。さらに、電線区分、電線種類略号、電線種類名称、電線メーカ、及び仕様で特定される電線にも種々の電線が存在し、それらの電線を識別するため、電線のサイズ名称(サイズを識別する名称)、計算用サイズ(占積率を計算する際に用いられる電線の断面積)、外皮色(電線を被覆する外皮の色)、外径、単位長さ当たりの電線質量、記事(電線に関する特記事項)が関連付けられて登録される。また、芯線を含む多芯線やシールド線には、多芯線であるかシールド線であるかを区別する区分、芯線の外皮色又はシールド・ナンバー、芯径(芯線の直径)、及び記事(芯線に関する特記事項)が関連付けられて登録される。この電線台帳登録DBは、占積率の演算、電気部品管の結線、鉄道車両の検証等に用いられる。
(2−1−d) 配管・ダクト台帳登録DB
配管・ダクト台帳登録DB(電線収容路データベース)は、鉄道車両の製造に用いられる配管あるいはダクト(電線収容路)毎に、配管あるいはダクトに関する情報を対応付けて登録するデータベースである。具体的には、配管・ダクトのタイプ毎に形状記号、呼称、外径、内径、ブッシュ内径、厚さ、有効断面積、定尺長、単位長さ当たりの質量、縦(外法)(ダクトの縦断面の外法寸法)、横(外法)(ダクトの横断面の外法寸法)、材質、及び許容占積率が関連付けられて登録される。配管・ダクト台帳登録DBは、占積率の演算、配線経路の検証等に用いられる。なお、配管・ダクトは、電気部品間を結ぶ電線を収容し、電線を保護するために用いられる。
配管・ダクト台帳登録DB(電線収容路データベース)は、鉄道車両の製造に用いられる配管あるいはダクト(電線収容路)毎に、配管あるいはダクトに関する情報を対応付けて登録するデータベースである。具体的には、配管・ダクトのタイプ毎に形状記号、呼称、外径、内径、ブッシュ内径、厚さ、有効断面積、定尺長、単位長さ当たりの質量、縦(外法)(ダクトの縦断面の外法寸法)、横(外法)(ダクトの横断面の外法寸法)、材質、及び許容占積率が関連付けられて登録される。配管・ダクト台帳登録DBは、占積率の演算、配線経路の検証等に用いられる。なお、配管・ダクトは、電気部品間を結ぶ電線を収容し、電線を保護するために用いられる。
(2−1−e) アイテム/機器名称登録DB
アイテム/機器名称台帳登録DBは、鉄道車両の製造に用いられる機器を構成するアイテムのアイテム名称と略号を対応付けて登録するデータベースである。ここで、アイテムはブレーカー、リレー、スイッチ、室内灯等の電気部品、器具類であり、機器を構成する。鉄道車両の配線図に記載されるアイテム、電気機器等を識別する名称は、略号であったり、名称であったりする。すなわち、配線図には、種々のアイテム、電気機器等の略号あるいは名称が混在して表記されることが多い。しかも、製造した鉄道車両を提供する企業ごとに、アイテム、電気機器等の略号が異なることがある。そこで、アイテム/機器名称台帳登録DBには、提供先企業ごとに、アイテム、電気機器等とその略号が対応づけられて登録される。具体的には、顧客略号毎に、その顧客で使用されているアイテムの略号、名称、記事(アイテムに関する特記事項)が登録される。なお、機器そのものがアイテムである場合、アイテム名称及びその略号は機器名称及びその略号と同じである
アイテム/機器名称台帳登録DBは、鉄道車両の製造に用いられる機器を構成するアイテムのアイテム名称と略号を対応付けて登録するデータベースである。ここで、アイテムはブレーカー、リレー、スイッチ、室内灯等の電気部品、器具類であり、機器を構成する。鉄道車両の配線図に記載されるアイテム、電気機器等を識別する名称は、略号であったり、名称であったりする。すなわち、配線図には、種々のアイテム、電気機器等の略号あるいは名称が混在して表記されることが多い。しかも、製造した鉄道車両を提供する企業ごとに、アイテム、電気機器等の略号が異なることがある。そこで、アイテム/機器名称台帳登録DBには、提供先企業ごとに、アイテム、電気機器等とその略号が対応づけられて登録される。具体的には、顧客略号毎に、その顧客で使用されているアイテムの略号、名称、記事(アイテムに関する特記事項)が登録される。なお、機器そのものがアイテムである場合、アイテム名称及びその略号は機器名称及びその略号と同じである
(2−2) 形式登録DB3
形式登録DB(使用登録データベース)3は、鉄道車両の提供先企業で採用されている形式に合わせて、車両ごとに、車両の構成、配線リストの補助的な情報を登録するデータベースである。形式登録DB3には、形式一覧DB、車種登録DB、工作号登録DB、図番登録DB、使用電線登録DB、デフォルト電線登録DB、使用機器登録DB、及び配線図リストDBが備えられている。これらのデータベースについて説明する。
形式登録DB(使用登録データベース)3は、鉄道車両の提供先企業で採用されている形式に合わせて、車両ごとに、車両の構成、配線リストの補助的な情報を登録するデータベースである。形式登録DB3には、形式一覧DB、車種登録DB、工作号登録DB、図番登録DB、使用電線登録DB、デフォルト電線登録DB、使用機器登録DB、及び配線図リストDBが備えられている。これらのデータベースについて説明する。
(2−2−a) 形式一覧DB
形式一覧DBは、鉄道車両の提供先企業毎に提供する車両の名称を登録するデータベースである。具体的には、鉄道車両の提供先企業略号又は名称、その提供先企業に提供する車両の略号、その車種の名称、記事(車両に関する特記事項)が関連付けられて登録される。
形式一覧DBは、鉄道車両の提供先企業毎に提供する車両の名称を登録するデータベースである。具体的には、鉄道車両の提供先企業略号又は名称、その提供先企業に提供する車両の略号、その車種の名称、記事(車両に関する特記事項)が関連付けられて登録される。
(2−2−b) 車種登録DB
車種登録DBは、車両に属する車種名、種別、部位等が登録されるデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、車種と記事(車種に関する特記事項)が登録される。さらに、車種ごとにその車種に属する種別とその車種における各部位が登録される。部位としては、部位記号、部位名称、及び記事が関連付けられて登録される。さらには、部位ごとに、その部位を製造する担当が自社あるか他社であるかについての情報と、その部位に存在する経路に関する経路情報とが登録される。経路情報として、経路ごとに経路名、形状記号、許容占積率、及び記事(経路に関する特記事項)が関連付けられて登録される。なお、経路の情報は、配管・ダクト台帳登録DBの一部の情報と共通に使用され、占積率の確認に使用される。
車種登録DBは、車両に属する車種名、種別、部位等が登録されるデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、車種と記事(車種に関する特記事項)が登録される。さらに、車種ごとにその車種に属する種別とその車種における各部位が登録される。部位としては、部位記号、部位名称、及び記事が関連付けられて登録される。さらには、部位ごとに、その部位を製造する担当が自社あるか他社であるかについての情報と、その部位に存在する経路に関する経路情報とが登録される。経路情報として、経路ごとに経路名、形状記号、許容占積率、及び記事(経路に関する特記事項)が関連付けられて登録される。なお、経路の情報は、配管・ダクト台帳登録DBの一部の情報と共通に使用され、占積率の確認に使用される。
(2−2−c) 工作号登録DB
工作号登録DBは、鉄道車両の設計にあたって、設計変更に伴うツナギ図、配線図等の改訂版を管理するために用いられ、工作号登録DBには工作号、版数等が登録されるデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両に関して作成された図面の工作号、版数、図面を社内手続上登録した登録日、記事(その工作号に関する特記事項)、対象車種/改訂記号、使用機器訂正の有無、及び版数の確定・未確定の情報が登録される。
工作号登録DBは、鉄道車両の設計にあたって、設計変更に伴うツナギ図、配線図等の改訂版を管理するために用いられ、工作号登録DBには工作号、版数等が登録されるデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両に関して作成された図面の工作号、版数、図面を社内手続上登録した登録日、記事(その工作号に関する特記事項)、対象車種/改訂記号、使用機器訂正の有無、及び版数の確定・未確定の情報が登録される。
(2−2−d) 図番登録DB
図番登録DBは、配線図を作成するときの元の情報となるツナギ図の図番に関する情報等が登録されるデータベースである。具体的には、図面に関して、「形式」情報として特定される車両ごとに、工作号、装置分類、及び図面情報が関連付けて登録される。さらに、図面情報として、装置番号、図面番号、図面名、記事(図面に関する特記事項)、追加版数、及び削除版数が関連付けて登録される。
図番登録DBは、配線図を作成するときの元の情報となるツナギ図の図番に関する情報等が登録されるデータベースである。具体的には、図面に関して、「形式」情報として特定される車両ごとに、工作号、装置分類、及び図面情報が関連付けて登録される。さらに、図面情報として、装置番号、図面番号、図面名、記事(図面に関する特記事項)、追加版数、及び削除版数が関連付けて登録される。
(2−2−e) 使用電線登録DB
使用電線登録DBは、車両の製造に用いられる電線の種類、サイズ、通常使用電線量等の情報が登録されるデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両の製造に使用される電線の情報として、電線種類略号、電線種類名称、サイズ名称(電線のサイズ(直径)を識別する名称)、外皮色(電線を被覆する外皮の色)、手配量(電線を注文する長さ)、必要量(車両製造に必要な電線の長さ)、使用量(目安)(車両製造に使用される目安の電線量)、車種ごとの使用量(目安)、デフォルト電線長等が登録される。使用電線登録DBに登録された情報から、「形式」で特定される車両の製造に用いることができる電線が管理されるほか、車両を製造するために必要な電線量(長さ)が管理される。
使用電線登録DBは、車両の製造に用いられる電線の種類、サイズ、通常使用電線量等の情報が登録されるデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両の製造に使用される電線の情報として、電線種類略号、電線種類名称、サイズ名称(電線のサイズ(直径)を識別する名称)、外皮色(電線を被覆する外皮の色)、手配量(電線を注文する長さ)、必要量(車両製造に必要な電線の長さ)、使用量(目安)(車両製造に使用される目安の電線量)、車種ごとの使用量(目安)、デフォルト電線長等が登録される。使用電線登録DBに登録された情報から、「形式」で特定される車両の製造に用いることができる電線が管理されるほか、車両を製造するために必要な電線量(長さ)が管理される。
(2−2−f) デフォルト電線登録DB
デフォルト電線登録DBには、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両において使用される回路、ケーブルの回路属性、電線種類略号、サイズ名称、外皮色の情報が関連付けられて登録される。このデフォルト電線登録DBにより、回路別に使用すべき電線が分かる他、ツナギ図の情報を本装置に登録するためにかかる操作時間が軽減される。
デフォルト電線登録DBには、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両において使用される回路、ケーブルの回路属性、電線種類略号、サイズ名称、外皮色の情報が関連付けられて登録される。このデフォルト電線登録DBにより、回路別に使用すべき電線が分かる他、ツナギ図の情報を本装置に登録するためにかかる操作時間が軽減される。
(2−2−g) 使用機器登録DB
使用機器登録DB(機器情報データベース)は、車両の製造に用いられる機器に関する情報が登録される。機器に関する情報として、機器を構成する器具(アイテム)に関する情報と、アイテムの接続部に関する情報とが登録される。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両に使用される機器に関して、機器名略号、追番、機器名称、その機器が配置される部位の部位略号及び部位名、その機器を製造した部品メーカにおける形式(部品メーカ形式)、部品メーカ図番、車両提供先ユーザにおけるユーザ図番、部品表照合番号、参照ファイル、記事(機器に関する特記事項)、内作であるか否か外作であるか(結線を自社内で管理するかどうか)及びその機器が使用される対象車種が、関連付けられて登録される。また、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両に使用される機器に関して、機器名略号、追番、機器名称、その機器を構成するアイテム略号、アイテム名称、そのアイテムの部品形式、部品名称、記事(そのアイテムの特記事項)、機器の接続タイプ(コネクタであるか、端子台であるか、アイテムへの直接続であるか)、接続部名称、接続部の部品形式、部品名称、用途、及び部品図の電子ファイルが関連付けて登録される。
使用機器登録DB(機器情報データベース)は、車両の製造に用いられる機器に関する情報が登録される。機器に関する情報として、機器を構成する器具(アイテム)に関する情報と、アイテムの接続部に関する情報とが登録される。具体的には、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両に使用される機器に関して、機器名略号、追番、機器名称、その機器が配置される部位の部位略号及び部位名、その機器を製造した部品メーカにおける形式(部品メーカ形式)、部品メーカ図番、車両提供先ユーザにおけるユーザ図番、部品表照合番号、参照ファイル、記事(機器に関する特記事項)、内作であるか否か外作であるか(結線を自社内で管理するかどうか)及びその機器が使用される対象車種が、関連付けられて登録される。また、「形式」情報として特定される車両ごとに、その車両に使用される機器に関して、機器名略号、追番、機器名称、その機器を構成するアイテム略号、アイテム名称、そのアイテムの部品形式、部品名称、記事(そのアイテムの特記事項)、機器の接続タイプ(コネクタであるか、端子台であるか、アイテムへの直接続であるか)、接続部名称、接続部の部品形式、部品名称、用途、及び部品図の電子ファイルが関連付けて登録される。
使用機器登録DBは、部品形式台帳登録DBとリンクされており、電気器具類であるアイテムに関する情報とそのアイテムの接続部に関する情報とが、使用機器登録DBと部品形式台帳登録DBとの間で共有されている。そのため、重複してこれらの情報を入力する作業が避けられる。
(2−2−h) 配線図リストDB
配線図リストDBは、配線図に関する情報が登録されるデータベースである。すなわち、配線図リストDBには、「形式」情報として特定される車両、車種ごとに、配線図の帳票名称、図面番号、注意事項、配布先、配布先への配布部数が関連付けられて登録される。さらに、配線図の工作号ごとに、社内で規定された出図の年月日、版数、訂正内容を識別する訂正記号、記事(工作号についての特記事項)、承認者名、審査者名、作成者名が関連付けられて登録される。
配線図リストDBは、配線図に関する情報が登録されるデータベースである。すなわち、配線図リストDBには、「形式」情報として特定される車両、車種ごとに、配線図の帳票名称、図面番号、注意事項、配布先、配布先への配布部数が関連付けられて登録される。さらに、配線図の工作号ごとに、社内で規定された出図の年月日、版数、訂正内容を識別する訂正記号、記事(工作号についての特記事項)、承認者名、審査者名、作成者名が関連付けられて登録される。
(2−3) 配線データ入力DB4
配線データ入力DB(配線情報データベース)4は、鉄道車両の製造に用いられる電気部品(アイテム)間の配線に関する情報を登録するデータベースである。特に、配線図の作成に必要とされる情報すなわち、配線の起点となるアイテム(機器類)及び終点となるアイテム(機器類)、配線に使用される電線等に関する情報が配線データ入力DB4に登録される。配線データ入力DB4には、FromTo情報登録DB、確認用線データ入力DB、確認データ突合せDB、及び系統検索・登録DBが備えられている。以下、これらのデータベースについて説明する。
配線データ入力DB(配線情報データベース)4は、鉄道車両の製造に用いられる電気部品(アイテム)間の配線に関する情報を登録するデータベースである。特に、配線図の作成に必要とされる情報すなわち、配線の起点となるアイテム(機器類)及び終点となるアイテム(機器類)、配線に使用される電線等に関する情報が配線データ入力DB4に登録される。配線データ入力DB4には、FromTo情報登録DB、確認用線データ入力DB、確認データ突合せDB、及び系統検索・登録DBが備えられている。以下、これらのデータベースについて説明する。
(2−3−a) FromTo情報登録DB
FromTo情報登録DB(起点/終点配線情報データベース)には、鉄道車両の製造において、配線の起点となるアイテム、終点となるアイテム、配線に使用される電線等に関する配線情報が登録される。具体的には、「形式」情報として特定される車両、工作号、使用される装置の装置番号、車種ごとに、起点・終点アイテム配線情報が関連付けられて登録される。起点・終点アイテム情報として、配線の起点側のアイテムである起点アイテム情報、配線される電線の線番号、親線番号、回路属性、電線手配方法、配線の終点側のアイテムである終点アイテム情報、車両の種別ごとの採用状況、追加された図面の版数、及び削除された図面の版数とが関連付けられて登録される。また装置番号には、その装置を表した図面の図番、図面名、及び電線の入力本数が関連付けられて登録される。また、起点アイテム情報又は終点アイテム情報に使用されるアイテムには、アイテム略号、アイテム名称、そのアイテムを使用する顧客(車両提供先企業)の顧客略号、及び記事(アイテムに関する特記事項)が関連付けられて登録される。さらに、配線される電線の情報として、電線の電線種類略号、電線種類名称、サイズ名称、外皮色、及び記事(電線種類に関する特記事項)が関連付けられて登録される。
FromTo情報登録DB(起点/終点配線情報データベース)には、鉄道車両の製造において、配線の起点となるアイテム、終点となるアイテム、配線に使用される電線等に関する配線情報が登録される。具体的には、「形式」情報として特定される車両、工作号、使用される装置の装置番号、車種ごとに、起点・終点アイテム配線情報が関連付けられて登録される。起点・終点アイテム情報として、配線の起点側のアイテムである起点アイテム情報、配線される電線の線番号、親線番号、回路属性、電線手配方法、配線の終点側のアイテムである終点アイテム情報、車両の種別ごとの採用状況、追加された図面の版数、及び削除された図面の版数とが関連付けられて登録される。また装置番号には、その装置を表した図面の図番、図面名、及び電線の入力本数が関連付けられて登録される。また、起点アイテム情報又は終点アイテム情報に使用されるアイテムには、アイテム略号、アイテム名称、そのアイテムを使用する顧客(車両提供先企業)の顧客略号、及び記事(アイテムに関する特記事項)が関連付けられて登録される。さらに、配線される電線の情報として、電線の電線種類略号、電線種類名称、サイズ名称、外皮色、及び記事(電線種類に関する特記事項)が関連付けられて登録される。
(2−3−b) 確認用線データ入力DB
確認用データ入力DB(機器/線情報データベース)には、「形式」情報として特定される車両、工作号、機器名略号で特定される機器ごと、その機器の接続部、その接続部に接続できる電線の許容電線サイズ、接続可能本数、接続部内の電線を接続するポジション、及び接続する電線の線番号などの接続部情報が関連付けられて登録される。
確認用データ入力DB(機器/線情報データベース)には、「形式」情報として特定される車両、工作号、機器名略号で特定される機器ごと、その機器の接続部、その接続部に接続できる電線の許容電線サイズ、接続可能本数、接続部内の電線を接続するポジション、及び接続する電線の線番号などの接続部情報が関連付けられて登録される。
(2−3−c) 確認データ突合せDB
確認データ突合せDBは、「確認データ突合せ」画面(図44参照)において、確認用線データ入力DB、FromTo情報登録DB、及び使用機器登録DBが参照され、機器間、アイテム間における電線の結線情報が適正であるかどうかの結果が登録される。具体的には、「形式」情報として特定される車両、工作号、車種種別で特定される車種における結線情報として、確認用線データ入力DB、FromTo情報登録DB、及び使用機器登録DBから読み出された機器名略号、追番、車種、種別、接続部名称、許容電線サイズ、接続可能本数、ポジション、線番号、親線番号が関連付けられて登録される。さらに、それぞれの配線情報について各データベースが突合わされて判定されたエラー結果として、エラーコード、及びそのエラー内容の他、そのエラーの取扱いを区別するエラースルー・チェックが関連付けられて登録される。
確認データ突合せDBは、「確認データ突合せ」画面(図44参照)において、確認用線データ入力DB、FromTo情報登録DB、及び使用機器登録DBが参照され、機器間、アイテム間における電線の結線情報が適正であるかどうかの結果が登録される。具体的には、「形式」情報として特定される車両、工作号、車種種別で特定される車種における結線情報として、確認用線データ入力DB、FromTo情報登録DB、及び使用機器登録DBから読み出された機器名略号、追番、車種、種別、接続部名称、許容電線サイズ、接続可能本数、ポジション、線番号、親線番号が関連付けられて登録される。さらに、それぞれの配線情報について各データベースが突合わされて判定されたエラー結果として、エラーコード、及びそのエラー内容の他、そのエラーの取扱いを区別するエラースルー・チェックが関連付けられて登録される。
(2−3−d) 系統検索・登録DB
系統検索・登録DB(電線収容情報データベース)は、機器間に配線される電線が車両中のどの系統のどの経路に配線されるかを登録するためのデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両、工作号、車種で特定される車種ごとに、各機器間に結線される電線が配線される車両中の部位、経路、記事(経路に関する特記事項)が関連付けられて登録される。系統検索・登録DBでは、電線が配線される経路を検索するために、着目する機器と同じ電線が接続される相手側の機器、着目機器が配置される部位、検索する系統の範囲が設定可能になっている。機器に関する情報として機器名略号、追番、機器名称、回路属性、接続部、ポジション、配置される部位等が関連付けられて登録される。なお、系統は電線が接続される機器、接続部、回路属性によって決められ、系統上に設定される経路には配管・ダクトが敷設される。
系統検索・登録DB(電線収容情報データベース)は、機器間に配線される電線が車両中のどの系統のどの経路に配線されるかを登録するためのデータベースである。具体的には、「形式」情報として特定される車両、工作号、車種で特定される車種ごとに、各機器間に結線される電線が配線される車両中の部位、経路、記事(経路に関する特記事項)が関連付けられて登録される。系統検索・登録DBでは、電線が配線される経路を検索するために、着目する機器と同じ電線が接続される相手側の機器、着目機器が配置される部位、検索する系統の範囲が設定可能になっている。機器に関する情報として機器名略号、追番、機器名称、回路属性、接続部、ポジション、配置される部位等が関連付けられて登録される。なお、系統は電線が接続される機器、接続部、回路属性によって決められ、系統上に設定される経路には配管・ダクトが敷設される。
また、ツイストケーブルや複合ケーブルなど、1本の電線に複数の芯線を有する電線に関する情報が、購入品であるか、機器付属品であるか、メーカ支給品であるか、ユーザ支給品であるか、内作であるかの情報と共に登録される。さらに、経路ごとに、経路に配置される配管・ダクトの断面積、電線が占める断面積、及び電線の断面積が配管・ダクトの断面積に占める割合(占積率)が登録される。なお、各断面積、占積率は処理部7(占積率演算手段、比較手段、占積率出力手段)によって演算される。
3.画面の階層構造について
上記各データベース2〜4から読み出される情報が処理部7によって表示部9に表示される画面は、図2〜図5に示されるように階層構造状に展開される。ここで、図2は台帳登録に関する画面の階層構造を示す図である。図3は形式登録に関する画面の階層構造を示す図である。図4は配線データ入力に関する画面の階層構造を示す図である。図5はリスト出力に関する画面の階層構造を示す図である。
上記各データベース2〜4から読み出される情報が処理部7によって表示部9に表示される画面は、図2〜図5に示されるように階層構造状に展開される。ここで、図2は台帳登録に関する画面の階層構造を示す図である。図3は形式登録に関する画面の階層構造を示す図である。図4は配線データ入力に関する画面の階層構造を示す図である。図5はリスト出力に関する画面の階層構造を示す図である。
4.各画面における利用
次に、表示部9に表示される各画面を参照しつつ、本装置について説明する。図6は、表示部9に表示されるメインメニュー画面90である。この画面90では、各種画面を選択することができるように、「台帳登録」ボタン91、「形式登録」ボタン92、「配線データ入力」ボタン93、及び「リスト出力」ボタン94が表示される。
次に、表示部9に表示される各画面を参照しつつ、本装置について説明する。図6は、表示部9に表示されるメインメニュー画面90である。この画面90では、各種画面を選択することができるように、「台帳登録」ボタン91、「形式登録」ボタン92、「配線データ入力」ボタン93、及び「リスト出力」ボタン94が表示される。
なお、各画面において、データベースに情報を登録すべき必須項目の入力枠名は、赤で表示される。また、データベースに情報を登録すべき必須項目であって、且つキー項目(データベースから情報を読み取る等のためにキーとなる項目)の入力枠名は、青で表示される。この必須項目且つキー項目である入力枠に入力された情報が処理部7によって確定状態とされると、その入力枠に入力された情報は、確定状態が解除されない限り、書き換えられないようになっている。このように入力枠名の色によって、ユーザは、必須項目であるのか、必須項目且つキー項目であるのか、データベースへの登録は任意的な情報の項目であるのかが一目で分かる。
(1) 台帳登録系画面
台帳登録DB2が参照されて表示される台帳登録系画面について説明する。図6において、操作部8のマウスを用いて「台帳登録」ボタン91をクリックすると、処理部7は図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100を表示部9に表示させる。この「台帳登録選択」メニュー画面100には、「名称台帳登録」ボタン101、「部品形式台帳登録」ボタン102、「電線台帳登録」ボタン103、「配管・ダクト台帳登録」ボタン104、「アイテム/機器名称台帳登録」ボタン105が表示される。これらのボタン101〜105は、図2に示す表示階層の符号21,23,25,28,29に相当する。
台帳登録DB2が参照されて表示される台帳登録系画面について説明する。図6において、操作部8のマウスを用いて「台帳登録」ボタン91をクリックすると、処理部7は図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100を表示部9に表示させる。この「台帳登録選択」メニュー画面100には、「名称台帳登録」ボタン101、「部品形式台帳登録」ボタン102、「電線台帳登録」ボタン103、「配管・ダクト台帳登録」ボタン104、「アイテム/機器名称台帳登録」ボタン105が表示される。これらのボタン101〜105は、図2に示す表示階層の符号21,23,25,28,29に相当する。
(1−a) 「名称台帳登録」系画面
図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100において、マウスを用いて「名称台帳登録」ボタン101をクリックすると、処理部7は、このクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図8に示す「名称台帳登録」画面110を表示させる。「名称台帳登録」画面110において扱われる情報は、処理部7によって台帳登録DB2内の名称台帳登録DBから読み出され、又は名称台帳登録DBに登録される。この「名称台帳登録」画面110は、図2に示す表示階層の「名称台帳登録」21に相当する。
図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100において、マウスを用いて「名称台帳登録」ボタン101をクリックすると、処理部7は、このクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図8に示す「名称台帳登録」画面110を表示させる。「名称台帳登録」画面110において扱われる情報は、処理部7によって台帳登録DB2内の名称台帳登録DBから読み出され、又は名称台帳登録DBに登録される。この「名称台帳登録」画面110は、図2に示す表示階層の「名称台帳登録」21に相当する。
略号と名称の対応について表示させるために、「名称台帳登録」画面110の画面上側には、次の入力枠が表示される(図8に示す符号、内容と共に列挙する)。
「名称区分」111:名称(電気部品、顧客等)に応じて付された区分番号(必須項目且つキー項目であり、入力枠名は青で表示されている)
「名称区分名」112:名称に応じて付された区分名(必須項目であり入力枠名は赤で表示されている)
「略号有効桁数」113:略号として用いることができる桁数(必須項目であり、入力枠は赤で表示されている(以下、簡略して表記する))
「名称区分」111:名称(電気部品、顧客等)に応じて付された区分番号(必須項目且つキー項目であり、入力枠名は青で表示されている)
「名称区分名」112:名称に応じて付された区分名(必須項目であり入力枠名は赤で表示されている)
「略号有効桁数」113:略号として用いることができる桁数(必須項目であり、入力枠は赤で表示されている(以下、簡略して表記する))
「名称区分」111の入力枠に、参照したい名称区分を入力することができるが、「一覧」ボタンをクリックすることで、名称台帳登録DBに登録されている名称区分の一覧が表示され、その一覧から名称区分を選択できるようになっている。「名称区分」111に名称区分が入力された状態でキーボードのEnterキーが押されると、入力された名称区分がキー項目として確定し、「名称区分」111は入力不可状態となる。なお、名称区分を設定し直す場合には「入力クリア」115をクリックする。「入力クリア」115がクリックされると、「名称区分」111の入力されていた文字がクリアされ、入力可能状態となる。
なお、新たな名称区分を登録する場合は、必須項目である入力枠111〜113に新規の情報を入力し、名称台帳登録DBに登録する。すなわち、「名称区分」111に新規の名称区分を入力し、「名称区分名」112にその名称区分に対応する名称区分名を入力し、「略号有効桁数」113に適切な略号の有効桁数を入力し、「登録」ボタン116をクリックする。すると、処理部7は、入力枠111〜113に入力された情報を読み取り、新規の名称区分に対応するデータ登録領域を名称台帳登録DBに確保し、名称台帳登録DBに登録する。
「名称区分」111が確定すると、処理部7は名称台帳登録DBを参照し、確定した名称区分に属する次の情報を読み出し、「略号/名称」欄117にリスト状に表示させる。なお、図8では、電気部品の登録を例としている。
「略号」118:「名称区分」に関連して登録されている略号
「名称」119:「略号」に対応した名称
「表示順」120:リスト表示の順番
「記事」121:特記事項
「略号」118:「名称区分」に関連して登録されている略号
「名称」119:「略号」に対応した名称
「表示順」120:リスト表示の順番
「記事」121:特記事項
図8に示す画面例では、「名称区分」“01”、「名称区分名」“部品グループ”に該当するNFB、継電器、接触器、スイッチ、圧力スイッチ等について、それぞれの略号、名称等が対応付けられて「略号/名称」欄117にリスト状に表示されている。
新たな電気部品の略号、名称等を登録する場合には、「追加」ボタン122をマウスでクリックする。すると、処理部7は図9に示す「略号/名称登録」画面130を表示部9に表示させる。この「略号/名称登録」画面130は、図2に示す表示階層の「略号/名称登録」22に相当する。
「略号/名称登録」画面130には、電気部品に関する次の入力枠が表示される。
「名称区分」131(図8の入力枠111に対応)
「名称区分名」132(図8の入力枠112に対応)
「略号有効桁数」133(図8の入力枠113に対応)
「名称略号」134(図8の表示枠118に対応:必須項目:赤)
「名称」135(図8の表示枠119に対応:必須項目:赤)
「表示順」136(図8の表示枠120に対応:必須項目:赤)
「記事」137(図8の表示枠121に対応)
「名称区分」131(図8の入力枠111に対応)
「名称区分名」132(図8の入力枠112に対応)
「略号有効桁数」133(図8の入力枠113に対応)
「名称略号」134(図8の表示枠118に対応:必須項目:赤)
「名称」135(図8の表示枠119に対応:必須項目:赤)
「表示順」136(図8の表示枠120に対応:必須項目:赤)
「記事」137(図8の表示枠121に対応)
「名称区分」131、「名称区分名」132、及び「略号有効桁数」133には、図8に示す「名称台帳登録」画面110において「追加」ボタン122がクリックされた時に表示されていた対応する情報が表示され、「名称略号」134、「名称」135、及び「表示順」136に新規の情報を入力することができるように空欄となっている。したがって、これらの入力枠134〜137に新たな電気部品に関する情報を操作部8のキーボードを用いて入力する。なお、上述のように「記事」121の欄には、電気部品の採用実績情報等を入力することができる。入力後、「登録」ボタン138をクリックすることにより、入力枠131〜137に入力された各種情報は、処理部7の処理によって名称台帳登録DBに関連付けられて登録されると共に、処理部7は図9に示す「略号/名称登録」画面130を終了させ、図8に示す「名称台帳登録」画面110を表示させる。なお、「終了」ボタン139は、図9に示す「略号/名称登録」画面130が表示された状態から、この「略号/名称登録」画面130を終了させ、図8に示す「名称台帳登録」画面110を表示させるためのボタンである。
図8において、「略号/名称」欄117にリスト表示された特定の電気部品に関する情報を変更する場合には、「略号/名称」欄117の中で変更したい電気部品に関する情報がリスト表示された行にカーソルを合わせてクリックする。処理部7はそのクリック操作により選択された行の色を反転させる。図8では、「表示順」“1”にリストされた「略号」“NFB”,「名称」“NFB”を表示した行が選択されることにより反転している。このように選択された行が反転している状態で、「変更」ボタン123がクリックされると、処理部7はそのクリック操作信号を受け、図9に示す「略号/名称登録」画面130を表示部9に表示させる。「名称区分」等の入力枠131〜137には、図8の「略号/名称」欄118において選択された行に表示された情報と同じ情報が表示される。ユーザは、図9に示す「略号/名称登録」画面130において、変更したい入力枠131〜137に、操作部8のマウスを用いてカーソルを合わせてクリックすることでその入力枠をアクティブにし、操作部8のキーボードで変更したい内容に書き換える。さらに、「登録」ボタン138を操作部8のマウスによってクリックすると、「略号/名称登録」画面130に入力した変更後の情報が、処理部7によって読み取られ名称台帳登録DBに対応付けられて登録されると共に、処理部7は図9に示す「略号/名称登録」画面130を終了させ、図8に示す「名称台帳登録」画面110を表示部9に表示させる。
また、図8において、「略号/名称」欄117にリスト表示された特定の電気部品に関する情報を削除する場合には、ユーザは、「略号/名称」欄117のリストの中で削除する電気部品に関する情報が表示された行をカーソルで選択して反転する。さらに、ユーザは「削除」ボタン124を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「略号/名称」欄117からその行の電気部品に関する情報の表示を消去するとともに、選択された行の情報を名称台帳登録DBから削除する。
「名称台帳登録」画面110において、ユーザは電気部品情報の参照、追加、変更、削除等の作業を終えると、「終了」ボタン125をクリックする。すると、処理部7は表示部9に、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100を表示させる。
(1−b) 「部品形式台帳登録」系画面
図10に示す「部品形式台帳登録」画面150は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「部品形式台帳登録」ボタン102がクリックされることにより表示される。「部品形式台帳登録」画面150において扱われる情報は、処理部7によって部品形式台帳登録DBから読み出され、又は部品形式台帳登録DBに登録される。この「部品形式台帳登録」画面150は、図2に示す表示階層の「部品形式台帳登録」23に相当する。
図10に示す「部品形式台帳登録」画面150は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「部品形式台帳登録」ボタン102がクリックされることにより表示される。「部品形式台帳登録」画面150において扱われる情報は、処理部7によって部品形式台帳登録DBから読み出され、又は部品形式台帳登録DBに登録される。この「部品形式台帳登録」画面150は、図2に示す表示階層の「部品形式台帳登録」23に相当する。
「部品形式台帳登録」画面150の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「部品グループ」151:電気部品が属する部品グループ名(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「部品形式」152:電気部品の部品形式(必須項目、且つキー項目:青)
「部品名称」153:電気部品の部品名称(必須項目:赤)
「製造メーカ」154:電気部品の製造メーカ名
「仕様」155:電気部品の仕様
「回路属性」156:電気部品の回路属性(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「定格電圧」157:電気部品の定格電圧[V]
「負荷容量」158:電気部品の負荷容量[W]
「消費電流」159:電気部品の消費電流[A]
「記事」160:電気部品の特記事項
「参照ファイル」161:電気部品に関する情報が記載された参照ファイル名
「部品グループ」151:電気部品が属する部品グループ名(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「部品形式」152:電気部品の部品形式(必須項目、且つキー項目:青)
「部品名称」153:電気部品の部品名称(必須項目:赤)
「製造メーカ」154:電気部品の製造メーカ名
「仕様」155:電気部品の仕様
「回路属性」156:電気部品の回路属性(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「定格電圧」157:電気部品の定格電圧[V]
「負荷容量」158:電気部品の負荷容量[W]
「消費電流」159:電気部品の消費電流[A]
「記事」160:電気部品の特記事項
「参照ファイル」161:電気部品に関する情報が記載された参照ファイル名
ここで、「部品形式」152には参照したい部品形式を入力することができるが、「一覧」ボタンをクリックすることで、部品形式台帳登録DBに登録されている部品形式の一覧が表示され、その一覧から部品形式を選択できるようになっている。「一覧」ボタン165及び「入力クリア」ボタン166の機能は、図8に示す「名称台帳登録」110の「一覧」ボタン114及び「入力クリア」ボタン115と同様である。
入力枠151〜161に情報を入力した後、「登録」ボタン167をクリックすると、処理部7はこれらの情報を関連付けて部品形式台帳登録DBに登録する。登録された情報は読み出しも可能である。
「部品形式台帳登録」画面150の画面下側の「接点情報」欄170には、部品形式台帳登録DBから、「部品形式」152の情報によって特定される電気部品に関する次の接点情報が読み出されリスト表示される。
「ポジション」171:電線と接続される電気部品の接点のポジション・ナンバー
「名称」172:そのポジションの名称
「接続タイプ」173:その接点の接続タイプ
「定格電流」174:その接点における定格電流
「接続可能電線サイズ」175:その接点に接続できる電線のサイズ(上限)
「接続可能本数」176:その接点に接続できる電線の本数
「ポジション」171:電線と接続される電気部品の接点のポジション・ナンバー
「名称」172:そのポジションの名称
「接続タイプ」173:その接点の接続タイプ
「定格電流」174:その接点における定格電流
「接続可能電線サイズ」175:その接点に接続できる電線のサイズ(上限)
「接続可能本数」176:その接点に接続できる電線の本数
図10に示す画面例では、「部品グループ」151“RY”(リレー)、「部品形式」152“RL782E−1”で特定される電気部品の接点情報が「接点情報」170にリスト表示されている。
なお、「接続可能本数」176において、接点に接続できる電線の本数が複数本ある場合があるのは、電気部品の接続が端子接続であって1つのポジションから異なる複数の相手先電気部品に接続できるようにコネクタが複数取り付けられているため、或いは端子台の1つのポジションを介してそのポジションに接続される複数の電線に電気を送電することができるように圧着端子が複数取り付けられているため等、その部品の役割による。
新たな接点情報を登録する場合には、「追加」ボタン180を操作部8のマウスでクリックする。処理部7は、そのクリック操作信号を受け、図11に示す「部品接点情報登録」画面190を表示部9に表示させる。この「部品接点情報登録」画面190は、図2に示す表示階層の「部品接点情報登録」24に相当する。
「部品接点情報登録」画面190には、電気部品に関する次の入力枠が表示される。
「部品グループ」191(図10の入力枠151に対応)
「部品形式」192(図10の入力枠152に対応)
「部品名称」193(図10の入力枠153に対応)
「ポジション」194(図10の表示枠171に対応:必須項目:赤)
「ポジション名称」195(図10の表示枠172に対応:必須項目:赤)
「接続タイプ」196(プルダウンメニューにより選択可能:図10の表示枠173に対応:必須項目:赤)
「定格電流」197(図10の表示枠174に対応)
「接続可能電線サイズ」下限の入力枠198(必須項目:赤)
「接続可能電線サイズ」上限の入力枠199(図10の表示枠175に対応:必須項目)
「接続可能本数」200(図10の表示枠176に対応:必須項目:赤)
「記事」201:個々の部品についての特記事項
「部品グループ」191(図10の入力枠151に対応)
「部品形式」192(図10の入力枠152に対応)
「部品名称」193(図10の入力枠153に対応)
「ポジション」194(図10の表示枠171に対応:必須項目:赤)
「ポジション名称」195(図10の表示枠172に対応:必須項目:赤)
「接続タイプ」196(プルダウンメニューにより選択可能:図10の表示枠173に対応:必須項目:赤)
「定格電流」197(図10の表示枠174に対応)
「接続可能電線サイズ」下限の入力枠198(必須項目:赤)
「接続可能電線サイズ」上限の入力枠199(図10の表示枠175に対応:必須項目)
「接続可能本数」200(図10の表示枠176に対応:必須項目:赤)
「記事」201:個々の部品についての特記事項
入力枠191〜193には、図10の「部品形式台帳登録」画面150において「追加」ボタン180がクリックされた時に表示されていた対応する情報が表示され、入力枠194〜201に新規の情報を入力することができるようになっている。なお、「接続可能電線サイズ」198,199には、デフォルト値“0.00”が表示されるようになっているが、変更可能となっている。「記事」201の欄には、接点についての留意事項を記載することができる。各入力枠194〜201への入力後、「登録」ボタン205がクリックされると、入力枠191〜201に入力された各種情報は、処理部7によって読み取られ、部品形式情報登録DBに関連付けられて登録されると共に、処理部7は図11に示す「部品接点情報登録」画面190を終了させ、図10に示す「部品形式台帳登録」画面150を表示させる。なお、「終了」ボタン206は、図11に示す「部品接点情報登録」画面190が表示された状態から、この「部品接点情報登録」画面190を終了させ、図10に示す「部品形式台帳登録」画面150を表示させるためのボタンである。
図10において、「接点情報」欄170にリスト表示された特定のポジションに関する接点情報を変更する場合には、「接点情報」欄170のリストの中で変更したい接点情報が表示された行にカーソルを合わせてクリックする。処理部7はそのクリック操作により選択された行の色を反転させる。図10では、「ポジション」“01”の行が選択されることにより反転している。このように選択された行が反転している状態で、「変更」ボタン181がクリックされると、処理部7は図11に示す「部品接点情報登録」画面190を表示部9に表示させる。入力枠191〜201に表示された内容は、図10で選択された行に表示された接点情報の内容と同じである。つまり、「部品接点情報登録」欄190において、継電器の電線との接点位置は、「ポジション名称」195“コイル +側”で表示されるように、コイルの+極側であることが示されている。継電器の「接続タイプ」196は“端子台接続”と示されているように、継電器は端子台に接続されて電線と接続されることが示されている。また、継電器に接続できる電線のサイズは、「接続可能電線サイズ」198,199に表示されているように、0.10〜2.00の範囲であることが示されている。また、継電器に接続できる電線の本数は、「接続可能本数」200に表示されているように、“2”本であることが示されている。その他の種々の内容が「部品接点情報登録」欄190に示されている。
ユーザは、図11に示す「部品接点情報登録」画面190において、変更したい入力枠195〜201に、操作部8のマウスを用いてカーソルを合わせてクリックすることでその入力枠をアクティブにし、操作部8のキーボードで変更したい内容に書き換える。さらに、ユーザは「登録」ボタン205を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、「部品接点情報登録」画面190に入力した変更後の情報が、処理部7によって読み取られ、部品形式台帳登録DBに登録されると共に、処理部7は図11に示す「部品接点情報登録」画面190を終了させ、図10に示す「部品形式台帳登録」画面150を表示部9に表示させる。
図10において、「接点情報」欄170に表示されたリストの中で、特定のポジションの接点情報を削除する場合、ユーザは、削除したい接点情報がリスト表示された行をカーソルで選択して反転させる。さらに、ユーザは「削除」ボタン181を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「接点情報」欄170から選択された行の接点情報を消去するとともに、選択された行の接点情報を部品形式台帳登録DBから削除する。
また、図10に示す「部品形式台帳登録」画面150の画面上側に表示されている「部品形式」152、「部品名称」153等で特定される電気部品の部品図を参照したいときは、「部品図表示」ボタン185をクリックする。すると、処理部7は部品形式台帳登録DBを参照して該当する電気部品の部品図を読み出し、表示部9にその部品図を表示させる。この表示される部品図は、紙に印刷された電気部品の部品図をスキャナで読み取ってTIFFファイル等に電子ファイル化されたものである。部品図に仕様が記載されていれば、その仕様も表示部9に表示され参照される。
「部品形式台帳登録」画面150において、電気部品の接点情報の参照、追加、変更、削除、部品図表示等の作業を終えると、ユーザは「終了」ボタン186をクリックする。処理部7は、「終了」ボタン186のクリック操作信号を受け、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100を表示させる。
(1−c) 「電線台帳登録」系画面
図12に示す「電線台帳登録」画面210は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「電線台帳登録」ボタン103をクリックすることにより表示される。「電線台帳登録」画面210において扱われる情報は、処理部7によって電線台帳登録DBから読み出され、又は電線台帳登録DBに登録される。この「電線台帳登録」画面210は、図2に示す表示階層の「電線台帳登録」25に相当する。
図12に示す「電線台帳登録」画面210は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「電線台帳登録」ボタン103をクリックすることにより表示される。「電線台帳登録」画面210において扱われる情報は、処理部7によって電線台帳登録DBから読み出され、又は電線台帳登録DBに登録される。この「電線台帳登録」画面210は、図2に示す表示階層の「電線台帳登録」25に相当する。
「電線台帳登録」画面210の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「電線区分」211:電線の区分(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「電線種類略号」212:電線の種類に応じて付された略号(必須項目且つキー項目:青)
「電線種類名称」213:電線種類の名称(必須項目:赤)
「電線メーカ」214:電線を製造したメーカ
「仕様」215:電線の仕様を識別するコード
「記事」216:電線に関する特記事項
「参照ファイル」217:電線に関する情報が記載された参照ファイル名
「電線区分」211:電線の区分(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「電線種類略号」212:電線の種類に応じて付された略号(必須項目且つキー項目:青)
「電線種類名称」213:電線種類の名称(必須項目:赤)
「電線メーカ」214:電線を製造したメーカ
「仕様」215:電線の仕様を識別するコード
「記事」216:電線に関する特記事項
「参照ファイル」217:電線に関する情報が記載された参照ファイル名
ここで、「電線種類略号」212に参照したい電線種類略号を入力することができるが、「一覧」ボタン221をクリックすることで、電線台帳登録DBに登録されている電線種類略号の一覧が表示され、その一覧から電線種類略号を選択できるようになっている。「一覧」ボタン221及び「入力クリア」ボタン222の機能は、図8に示す「名称台帳登録」110の「一覧」ボタン114及び「入力クリア」ボタン115と同様である。
「電線種類略号」212に電線種類略号が入力されEnterキーがクリックされることにより電線種類略号が確定すると、その電線種類略号に関連付けられて登録された各情報が電線台帳登録DBから読み出され入力枠214〜217に表示される。さらに、「電線台帳登録」画面210の画面下側に表示された「電線詳細」欄225には、確定した電線種類略号に該当する電線に関する次の情報が電線台帳登録DBから読み出されリスト表示される。
「サイズ名称」226:電線のサイズ(直径)を識別する記号
「外皮色」227:電線を被覆した外皮の色
「外径」228:電線の外径 [mm]
「サイズ名称」226:電線のサイズ(直径)を識別する記号
「外皮色」227:電線を被覆した外皮の色
「外径」228:電線の外径 [mm]
図12に示されている画面例では、「電線区分」211が“シールド線”であること、「電線種類名称」213が「遮へい付 2芯ビニル電線」であること等に該当する電線毎に、「電線詳細」欄225に、サイズ名称、外皮色、及び外径がリスト表示されている。
なお、入力枠211〜217に新規の情報を入力した後、「登録」ボタン223をクリックすると、処理部7はこれらの情報を関連付けて電線台帳登録DBに登録する。登録された情報は、読み出しも可能である。
新たに電線詳細に関する情報等を登録する場合には、「追加」ボタン260を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は図13に示す「電線詳細登録」画面240を表示部9に表示させる。この「電線詳細登録」画面240は、図2に示す表示階層の「電線詳細登録」26に相当する。「電線詳細登録」画面240には、電線に関する次の入力枠が表示される。
「電線区分」241(図12の入力枠211に対応)
「電線種類略号」242(図12の入力枠212に対応)
「電線種類名称」243(図12の入力枠213に対応)
「サイズ名称」244(図12の表示列226に対応:必須項目:赤)
「計算用サイズ」245:配管・ダクトに収容される電線の占積率を計算するために用いる電線の断面積 [mm2](必須項目:赤)
「外径」247(図12の表示列228に対応:必須項目:赤)
「単位長さ当たりの電線質量」248:単位長さ当たりの電線の質量 [kg/km](必須項目:赤)
「記事」249:サイズ名称等に関する特記事項
「電線区分」241(図12の入力枠211に対応)
「電線種類略号」242(図12の入力枠212に対応)
「電線種類名称」243(図12の入力枠213に対応)
「サイズ名称」244(図12の表示列226に対応:必須項目:赤)
「計算用サイズ」245:配管・ダクトに収容される電線の占積率を計算するために用いる電線の断面積 [mm2](必須項目:赤)
「外径」247(図12の表示列228に対応:必須項目:赤)
「単位長さ当たりの電線質量」248:単位長さ当たりの電線の質量 [kg/km](必須項目:赤)
「記事」249:サイズ名称等に関する特記事項
入力枠241〜243には、図12の「電線台帳登録」画面210において「追加」ボタン230がクリックされたときの対応する情報が表示され、入力枠244〜249に新規の情報を入力することができるようになっている。入力枠244〜249への入力後、「登録」ボタン250がクリックされると、入力枠241〜249に入力された各情報は、処理部7によって読み取られ、各情報同士が関連付けられて電線台帳登録DBに登録される。図13に示す画面例では、「電線区分」241は“シールド線”、「電線種類略号」242は“WV102S”、「電線種類名称」243は「遮へい付 2芯ビニル電線」243、「外皮色」246は“灰”色と入力されている。また、各種数値データが、「サイズ名称」244、「計算用サイズ」245、「外径」247、「単位長さ当たりの電線質量」248に入力されている。
「電線詳細登録」画面240の画面下側に表示された「電線芯線色」欄252には、同画面240の画面上側に示された電線がシールド線又は多芯線である場合に、シールド線や芯線に関する次の情報が表示される。
「区分」253:電線を構成するシールドや芯線の区分
「芯線色/シールドNo.」254:電線を構成する各芯線に被覆された外皮の色、又は電線を構成するシールドのシールド・ナンバー
「芯径」255:電線を構成するシールドの径あるいは芯線の直径
「区分」253:電線を構成するシールドや芯線の区分
「芯線色/シールドNo.」254:電線を構成する各芯線に被覆された外皮の色、又は電線を構成するシールドのシールド・ナンバー
「芯径」255:電線を構成するシールドの径あるいは芯線の直径
これら「区分」253、「芯線色/シールドNo.」254、及び「芯径」255の情報は、互いに対応付けられて電線台帳登録DBに登録されており、電線台帳登録DBから処理部7によって読み取られて表示される。
また、入力枠257,258には次の情報が表示される。
「芯数」257:芯線の本数
「シールド数」258:シールドの数
「芯数」257:芯線の本数
「シールド数」258:シールドの数
これら「芯数」257及び「シールド数」258の数値も、電線台帳登録DBに登録されており、電線台帳登録DBから処理部7によって読み取られて表示される。なお、「芯数」257及び「シールド数」258の数値は、「電線芯線色」254に関するデータの追加・削除に応じて処理部7によって計算され、電線台帳登録DBに登録される。なお、「芯数」257及び「シールド数」258の数値は、表示の都度、処理部7によってカウントされるようにしてもよい。
図13に示す画面例は「遮へい付 2芯ビニル電線」の例である。その2芯ビニル電線は、芯線2本とそれを遮蔽するシールドで構成される。したがって、「電線芯線色」欄252において、「芯数」257には“2”本と表示され、「シールド数」258には“1”と表示されている。また、「区分」253には、2芯ビニル電線を構成する“シールド”及び2つの“芯線”が表示されている。さらに、「区分」253の“シールド”に対応させて、「芯線色/シールドNo.」254には“シールド”と表示され、「芯径」255には“3.60”と表示されている。「区分」253の2つの“芯線”それぞれに対応させて、「芯線色/シールドNo.」254には、“黒”・“白”と表示されている。また、「区分」253の2つの“芯線”それぞれに対応させて、「芯径」255それぞれに“2.50”と表示されている。これらの情報から、「2芯ビニル電線」の2本の芯線はいずれも同じ2.50の直径を有し、2本の芯線を区別できるように、一方の芯線には黒色の外皮が被覆され、他方の芯線には白色の外皮が被覆されていることがわかる。
電線を構成するシールド、芯線等の芯線色、芯径のデータは、追加、変更、あるいは削除することができる。「電線芯線色」欄252の「追加」ボタン260を操作部8のマウスでクリックすると、処理部7は図14に示す「電線芯線色登録」画面270を表示部9に表示させる。この「電線芯線色登録」画面270は、図2に示す表示階層の「電線芯線色登録」27に相当する。「電線芯線色登録」画面270には、電線に関する次の入力枠が表示される。
「電線区分」271(図13の入力枠241に対応)
「電線種類略号」272(図13の入力枠242に対応)
「電線種類名称」273(図13の入力枠243に対応)
「サイズ名称」274(図13の入力枠244に対応)
「計算用サイズ」275(図13の入力枠245に対応)
「外皮色」276(図13の入力枠246に対応)
「区分」277(プルダウンメニューにより選択可能:図12の表示枠253に対応:必須項目:赤)
「芯線色/シールドNo.」278(図13の表示枠254に対応:必須項目:赤)
「芯径」279(図13の表示枠255に対応:必須項目:赤)
「記事」280:芯線色等に関する特記事項
「電線区分」271(図13の入力枠241に対応)
「電線種類略号」272(図13の入力枠242に対応)
「電線種類名称」273(図13の入力枠243に対応)
「サイズ名称」274(図13の入力枠244に対応)
「計算用サイズ」275(図13の入力枠245に対応)
「外皮色」276(図13の入力枠246に対応)
「区分」277(プルダウンメニューにより選択可能:図12の表示枠253に対応:必須項目:赤)
「芯線色/シールドNo.」278(図13の表示枠254に対応:必須項目:赤)
「芯径」279(図13の表示枠255に対応:必須項目:赤)
「記事」280:芯線色等に関する特記事項
入力枠271〜276には、図13の「電線詳細登録」画面240において「追加」ボタン180がクリックされた時に表示されていた対応する情報が予め表示され、入力枠277〜280に新規の情報を入力することができるようになっている。入力枠277〜280への入力後「登録」ボタン282がクリックされると、処理部7は入力枠271〜280に入力された各種情報を読み取り、これらの情報を関連付けて電線台帳登録DBに登録すると共に、処理部7は、図14に示す「電線芯線色登録」画面270を終了させ、図13に示す「電線詳細登録」画面240を表示させる。この場合、「電線芯線色登録」画面270において追加された情報が「電線芯線色」欄252に反映され、新規の情報として表示される。なお、「終了」ボタン283は、図14に示す「電線芯線色登録」画面270が表示された状態から、この「電線芯線色登録」画面270を終了させ、図13に示す「電線詳細登録」画面240を表示させるためのボタンである。
図13において、「電線芯線色」欄252にリスト表示された特定の電線芯線色に関する情報を変更する場合には、変更したい情報が表示された行にカーソルを合わせてクリックする。処理部7はそのクリック操作により選択された行の色を反転させる。図13では、「区分」253“シールド”の行が選択され、反転している。このように選択された行が反転している状態で、「変更」ボタン261がクリックされると、そのクリック操作信号が操作部8から処理部7に出力され、処理部7は図14に示す「電線芯線色登録」画面270を表示部9に表示させる。入力枠271〜280に表示された内容は、図13で選択された行に表示された電線芯線色情報の内容と同じである。ユーザは、図14に示された「電線芯線色登録」画面270において、変更したい入力枠277,279,280に、操作部8のマウスを用いてカーソルを合わせてクリックすることでその入力枠をアクティブにし、操作部8のキーボードで変更したい内容に書き換える。さらに、ユーザは「登録」ボタン282を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「電線芯線色登録」画面270に入力した変更後の情報を読み取り、電線台帳登録DBに登録すると共に、処理部7は、図14に示す「電線芯線色登録」画面270を終了させ、図13に示す「電線詳細登録」画面240を表示部9に表示させる。
また、図13において、「電線芯線色」欄252にリスト表示された特定の電線芯線色情報を削除する場合には、ユーザは削除したい電線芯線色情報が表示された行をカーソルで選択して反転させる。さらに、ユーザは「削除」ボタン262を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「電線芯線色」欄252から、選択された行の電線芯線色情報の表示を消去するとともに、その選択された行の電線芯線色情報を電線台帳登録DBから削除する。
「電線詳細登録」画面240において、電線に関する情報の追加、変更、削除等の作業を終えると、ユーザは「終了」ボタン263をクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し、図12に示す「電線台帳登録」画面210を表示させる。
図12において、「電線詳細」画面225にリスト表示された特定の電線詳細情報を変更する場合には、変更したい情報が表示された行にカーソルを合わせてクリックする。するとその行が選択され、色が反転する。このように選択された行が反転している状態で、「変更」ボタン231をクリックすると、そのクリック操作信号が操作部8から処理部7に出力され、処理部7は図13に示す「電線詳細登録」画面240を表示部9に表示させる。ユーザは、図13に示された「電線詳細登録」画面240において、入力枠245,247,249の入力内容を変更することができる。変更後、ユーザによって「登録」ボタン250がクリックされると、変更後の内容が電線台帳登録DBに登録される。
図12に戻って、「電線詳細」欄225にリスト表示された特定の電線詳細情報を削除する場合には、ユーザは、「電線詳細」欄225のリストの中で削除したい電線詳細情報が表示された行をカーソルで選択して反転させる。さらに、ユーザは「削除」ボタン232を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「電線詳細」欄225から、選択された行の電線詳細情報の表示を消去するとともに、その選択された行の電線詳細情報を電線台帳登録DBから削除する。
また、図12の「電線台帳登録」画面210の画面上側に表示される「電線区分」211、「電線種類名称」213等で特定される電線の仕様書を参照したいときは、「仕様書表示」ボタン233をクリックする。すると、処理部7は、電線台帳登録DBを参照して電線の仕様書を読み出し、表示部9にその仕様書を表示させる。この表示される仕様書は、紙に印刷された電線の仕様書をスキャナで読み取ってTIFFファイル等に電子ファイル化されたものである。
図12の「電線台帳登録」画面210において、電線に関する情報の参照、追加、変更、削除等の作業を終え、ユーザにより「終了」ボタン234がクリックされると、処理部7は、表示部9に対し、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100を表示させる。
(1−d) 「配管・ダクト台帳登録」系画面
図15に示す「配管・ダクト台帳登録」画面290は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「配管・ダクト台帳登録」ボタン104をクリックすることにより表示される。「配管・ダクト台帳登録」画面290において扱われる情報は、処理部7によって配管・ダクト台帳登録DBから読み出され、又は配管・ダクト台帳登録DBに登録される。なお、「配管・ダクト台帳登録」画面290は、図2に示す表示階層の「配管・ダクト台帳登録」28に相当する。
図15に示す「配管・ダクト台帳登録」画面290は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「配管・ダクト台帳登録」ボタン104をクリックすることにより表示される。「配管・ダクト台帳登録」画面290において扱われる情報は、処理部7によって配管・ダクト台帳登録DBから読み出され、又は配管・ダクト台帳登録DBに登録される。なお、「配管・ダクト台帳登録」画面290は、図2に示す表示階層の「配管・ダクト台帳登録」28に相当する。
「配管・ダクト台帳登録」画面290には、次の入力枠が表示される。
「タイプ」291:配管・ダクトのタイプ、種類の名称(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「形状記号」292:配管・ダクトの形状を表す記号(必須項目且つキー項目:青)
「呼称」293:配管・ダクトの呼称
「外径」294:配管の外径 [mm]
「内径」295:配管の内径 [mm]
「ブッシュ内径」296:配管のブッシュの内径 [mm]
「厚さ」297:配管・ダクトの肉厚 [mm]
「有効断面積」298:配管・ダクトに電線を収容できる有効断面積(必須項目:赤)
「定尺長」299:配管・ダクトの定尺長 [mm]
「単位長さ当たりの質量」300:配管・ダクトの単位長さ当たりの質量[kg/m]
「縦(外法)」301:ダクトの縦断面の外寸法
「横(外法)」302:ダクトの横断面の外寸法
「材質」303:配管・ダクトの材質
「許容占積率」304:配管・ダクトに電線を収容したときに許容できる電線の占積率(占積率閾値) [%]
「タイプ」291:配管・ダクトのタイプ、種類の名称(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「形状記号」292:配管・ダクトの形状を表す記号(必須項目且つキー項目:青)
「呼称」293:配管・ダクトの呼称
「外径」294:配管の外径 [mm]
「内径」295:配管の内径 [mm]
「ブッシュ内径」296:配管のブッシュの内径 [mm]
「厚さ」297:配管・ダクトの肉厚 [mm]
「有効断面積」298:配管・ダクトに電線を収容できる有効断面積(必須項目:赤)
「定尺長」299:配管・ダクトの定尺長 [mm]
「単位長さ当たりの質量」300:配管・ダクトの単位長さ当たりの質量[kg/m]
「縦(外法)」301:ダクトの縦断面の外寸法
「横(外法)」302:ダクトの横断面の外寸法
「材質」303:配管・ダクトの材質
「許容占積率」304:配管・ダクトに電線を収容したときに許容できる電線の占積率(占積率閾値) [%]
ここで、「形状記号」292に参照したい形状記号を入力することができるが、「一覧」ボタン306をクリックすることで、配管・ダクト台帳登録DBに登録されている形状記号の一覧が表示され、その一覧から形状記号を選択できるようにもなっている。「一覧」ボタン306及び「入力クリア」ボタン307の機能は、図8に示す「名称台帳登録」110の「一覧」ボタン114及び「入力クリア」ボタン115と同様である。
入力枠291〜304に適宜情報を入力した後、「登録」ボタン308をクリックすると、処理部7はこれらの情報を関連付けて配管・ダクト台帳登録DBに登録する。登録された情報は、読み出しも可能である。
ここで、「有効断面積」は、配管・ダクトの内径によって決定されるがブッシュ内径も考慮されてよい。「有効断面積」は、配管・ダクトを収容する電線の占積率を求めるために用いられる。また、「許容占積率」は収容される電線同士の間に空間的余裕があるように決められる。そして、「許容占積率」は、配管・ダクトに電線を収容した場合の占積率と比較するために用いられ、配管・ダクトに収容される電線が過剰でないかどうかが判定される。
「配管・ダクト台帳登録」画面290において、配管・ダクトに関する情報の入力、変更、登録等の作業を終えると、ユーザは「終了」ボタン309をクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し、図7に示す「台帳登録選択」画面100を表示させる。
(1−e) 「アイテム/機器名称台帳登録」系画面
図16に示す「アイテム/機器名称台帳登録」画面311は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「アイテム/機器名称台帳登録」ボタン105をクリックすることにより表示される。「アイテム/機器名称台帳登録」画面311において扱われる情報は、処理部7によってアイテム/機器名称台帳登録DBから読み出され、アイテム/機器名称台帳登録DBに登録される。「アイテム/機器名称台帳登録」画面311は、図2に示す表示階層の「アイテム・機器名称台帳登録」29に相当する。
図16に示す「アイテム/機器名称台帳登録」画面311は、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100の「アイテム/機器名称台帳登録」ボタン105をクリックすることにより表示される。「アイテム/機器名称台帳登録」画面311において扱われる情報は、処理部7によってアイテム/機器名称台帳登録DBから読み出され、アイテム/機器名称台帳登録DBに登録される。「アイテム/機器名称台帳登録」画面311は、図2に示す表示階層の「アイテム・機器名称台帳登録」29に相当する。
「アイテム・機器名称台帳登録」画面311の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「顧客略号」312:鉄道車両供給先である顧客の略号(必須項目且つキー項目:青)
「アイテム略号」313:アイテム・機器の略号(必須項目且つキー項目:青)
「アイテム名称」314:アイテム・機器の名称(必須項目:赤)
「記事」315:アイテム・機器の特記事項
「顧客略号」312:鉄道車両供給先である顧客の略号(必須項目且つキー項目:青)
「アイテム略号」313:アイテム・機器の略号(必須項目且つキー項目:青)
「アイテム名称」314:アイテム・機器の名称(必須項目:赤)
「記事」315:アイテム・機器の特記事項
「顧客略号」312の選択後、「アイテム略号」313に参照したいアイテム略号を入力することができるが、「一覧」ボタン316をクリックすることで、アイテム/機器名称台帳登録DBに登録されている顧客略号及びアイテム略号の一覧が表示され、その一覧から顧客略号及びアイテム略号を選択できるようになっている。これにより、顧客略号によって特定される顧客で使用されるアイテムのアイテム略号を選択することができる。「一覧」ボタン316及び「入力クリア」ボタン317の機能は、図8に示す「名称台帳登録」110の「一覧」ボタン114及び「入力クリア」ボタン115と同様である。
入力枠312〜315に適宜情報を入力した後、「登録」ボタン318をクリックすると、処理部7はこれらの情報を関連付けてアイテム/機器名称台帳登録DBに登録する。登録された情報は、読み出しも可能である。
「アイテム・機器名称台帳登録」画面311の画面下側に表示される「参照」画面320を利用し、アイテム略号又はアイテム名称をキーワードとして、アイテム・機器名称台帳登録DBから情報を読み出すことができる。すなわち、「アイテム略号」321(必須項目:赤で表示される)の入力枠にアイテム略号を入力し、「アイテム名称」322(必須項目:赤で表示される)の入力枠にアイテム名称を操作部8のキーボード、マウスを用いて入力する。そして、「検索」ボタン323をクリックする。処理部7は「検索」ボタン323のクリック操作信号を受け、アイテム・機器名称台帳登録DBを参照し、キーワードとして入力されたアイテム略号及びアイテム名称と一致する情報を画面枠324にリスト状に表示する。画面枠314には、「アイテム略号」325、「アイテム名称」326、及び「顧客略号」327の順に、アイテム・機器名称台帳登録DBの情報がリスト表示される。これにより、同じアイテム略号及びアイテム名称が異なる顧客にわたって使用されているか否かが分かる。
さらに、「終了」ボタン328がクリックされると、処理部7は、表示部9に対し、図7に示す「台帳登録選択」メニュー画面100を表示させる。
(2) 形式登録系画面
形式登録DB3が参照されて表示される形式登録系画面について説明する。図6において、操作部8のマウスにより「形式登録」ボタン92がクリックされると、処理部7は、図17に示すように形式一覧DBに登録されたデータを選択する「形式登録」画面330を表示部9に表示させる。この「形式登録」画面330は、図3に示す表示階層の「形式一覧」31に相当する。
形式登録DB3が参照されて表示される形式登録系画面について説明する。図6において、操作部8のマウスにより「形式登録」ボタン92がクリックされると、処理部7は、図17に示すように形式一覧DBに登録されたデータを選択する「形式登録」画面330を表示部9に表示させる。この「形式登録」画面330は、図3に示す表示階層の「形式一覧」31に相当する。
図17の「形式登録」画面330の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「形式」331:鉄道車両の提供先企業略号又は名称(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目且つキー項目:青)
「形式」332:鉄道車両の提供先企業での車両の略号(必須項目且つキー項目:青)
「名称」333:車両の名称(必須項目:赤)
「記事」334:車両に関する特記事項
「形式」331:鉄道車両の提供先企業略号又は名称(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目且つキー項目:青)
「形式」332:鉄道車両の提供先企業での車両の略号(必須項目且つキー項目:青)
「名称」333:車両の名称(必須項目:赤)
「記事」334:車両に関する特記事項
入力枠331〜334に情報を入力する方法は、各入力枠331〜334が空欄の状態で、又は「形式」331のプルダウンメニューにより提供先企業の略号・名称を選択した状態で、「一覧」ボタン336をクリックし、表示された「形式一覧」画面350(図18参照)において一覧表示された形式、名称、記事を選択する。あるいは、「形式」331のプルダウンメニューにより提供先企業の略号・名称を選択し、「形式」332に直接キーボードによって入力した状態でEnterキーを押すと形式登録DBに登録された名称及び記事が入力枠333,334にそれぞれ表示される。なお、Enterキーが押下されると、「形式」331,332は確定するためロックされ入力不可状態となる。「入力クリア」ボタン337は、確定した「形式」331,332の情報を解除し、空欄にするためのボタンである。「入力クリア」ボタン337をクリックすることにより入力枠331〜334がクリアされ、新規の情報を入力することができる。また、入力枠331〜334の内容を登録するときは、「登録」ボタン338をクリックする。すると、処理部7は、入力枠331〜334の情報を形式登録DBの形式一覧DBに登録する。
(2−a) 「形式一覧」画面
図18に示す「形式一覧」画面350は、図17の「形式登録」画面330の「一覧」ボタン336をクリックすることで表示される。この「形式一覧」画面350の画面上側には、車両に関する次の入力枠が表示される。
「形式」351:鉄道車両の提供先企業略号又は名称(プルダウンメニューにより選択可能:図17の入力枠331に対応)
「形式」352:鉄道車両の提供先企業での車両の種別を識別する略号(図17の入力枠332に対応)
「名称」353:車両の名称(図17の入力枠333に対応)
図18に示す「形式一覧」画面350は、図17の「形式登録」画面330の「一覧」ボタン336をクリックすることで表示される。この「形式一覧」画面350の画面上側には、車両に関する次の入力枠が表示される。
「形式」351:鉄道車両の提供先企業略号又は名称(プルダウンメニューにより選択可能:図17の入力枠331に対応)
「形式」352:鉄道車両の提供先企業での車両の種別を識別する略号(図17の入力枠332に対応)
「名称」353:車両の名称(図17の入力枠333に対応)
この画面では、入力枠351〜353に入力された情報によって、車両の形式、名称に関する情報が検索されるようになっている。すなわち、ユーザは、入力枠351〜353に検索したい「形式」や「名称」を、操作部8のキーボード、マウスを用いて入力する。そして、「検索」ボタン354をクリックする。すると、処理部7は、「検索」ボタン354のクリック操作信号を受け、形式一覧DBを参照し、入力枠351〜353に入力された情報に該当する情報を表示枠356にリスト状に表示させる。このように形式一覧DBが参照され表示枠356に表示される情報は次の情報である。
「形式」357(図17の入力枠331,332に対応)
「名称」358(図17の入力枠333に対応)
「記事」359(図17の入力枠334に対応)
「形式」357(図17の入力枠331,332に対応)
「名称」358(図17の入力枠333に対応)
「記事」359(図17の入力枠334に対応)
「形式一覧」画面350における検索では、入力枠351〜353に全て入力されなくとも一部の情報で検索可能である。入力枠351〜353が空欄の場合、「検索」ボタン354がクリックされることで、処理部7は登録されている「形式」−「名称」−「記事」の情報すべてを表示枠356に表示させる。なお、図18の表示枠356は、リスト表示の一例を示している。例えばこのリスト表示の一番上のリストでは、「形式」357“TCC 1000”は、略号“TCC”で表される提供先企業の形式であり、「名称」358に表示されているように車両の名称は“東急車輛1000系”であることが示されている。
「形式一覧」画面350の表示枠357に表示された情報の中から、図17の「形式」331,332、「名称」333,「記事」334として確定したい「形式」−「名称」−「記事」の行を操作部8のマウスでクリックして選択する。処理部7はそのクリック操作により選択された行の色を反転させる。この状態で「確定」ボタン361がクリックされると、処理部7は、図18に示す「形式一覧」画面350を終わらせ、表示部9に対し、図17に示す「形式登録」画面を表示させると共に、図18の表示枠356で選択された「形式」、「名称」、「記事」を入力枠331,332,333,334に表示させる。
図18の表示枠356において、形式に関する情報を削除する場合は、削除したい形式に関する情報が表示された行をカーソルで選択して反転させる。さらに、ユーザは「削除」ボタン362を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は表示枠356から、選択された行の形式に関する情報の表示を消去するとともに、選択された行の情報を形式一覧DBから削除する。また、「終了」ボタン363は、図18の「形式一覧」画面350を終了させ、図17に示す「形式登録」画面330を表示させるためのボタンである。
図18に示す「形式一覧」画面350において、図17の入力枠331〜334に入力される情報が確定されると、形式登録系画面(図19〜図34)において処理対象とする特定の提供先企業の車両が特定されることになる。
(2−b) 「車種登録」系画面
図19に示す「車種登録一覧」画面370は、図17に示す「形式登録」画面330の「車種登録」ボタン340がクリックされることにより表示される。「車種登録一覧」画面370において扱われる情報は、処理部7によって車種登録DBから読み出され、又、車種登録DBに登録される。この「車種登録一覧」画面370は、図3に示す表示階層の「車種登録一覧」32に相当する。
図19に示す「車種登録一覧」画面370は、図17に示す「形式登録」画面330の「車種登録」ボタン340がクリックされることにより表示される。「車種登録一覧」画面370において扱われる情報は、処理部7によって車種登録DBから読み出され、又、車種登録DBに登録される。この「車種登録一覧」画面370は、図3に示す表示階層の「車種登録一覧」32に相当する。
「車種登録一覧」画面370の画面上側には、図17の入力枠331,332に入力された提供先企業の略語と車両の略号が表示される「形式」371と、図17の入力枠333に入力された車両の名称が表示される入力枠372とが表示される。図19に示すように、入力枠371には、図17に示す入力枠331,332に入力されていた“TCC 1000”と表示され、入力枠372には、図17に示す入力枠333に表示されていた“東急車輛 1000”と表示されている。
「車種」欄374には、「形式」371,372に表示される車両に属する車種に関する情報がリスト状に表示される。すなわち、処理部7は、車種登録DBを参照し、「形式」枠371,372に表示される車両に属する車種の情報を読み取り、「車種」欄374に表示する。「車種」欄374には、次の情報が表示される。
「車種」375:車種を識別する略号
「記事」376:車種の用途・特徴等を表す特記事項
「車種」375:車種を識別する略号
「記事」376:車種の用途・特徴等を表す特記事項
ここで、「車種」375には、“東急車輛 1000”系車両に属する車種「Tsd」及び「Tsd‘」が表示されている。車種名のダッシュ「’」の有無によって、「Tsd」と「Tsd‘」とで区別される車種の車両を構成する機器類は殆ど同じであるが、一部の電気機器が異なったり、電気機器の部品点数が異なったりすることが表されている。また、「記事」376によって、その車種の用途・特徴が表示される。「車種」Tsdは、「形式」372及び「記事」376に示されるように、「東急車輛 1000系」の「トイレ付き車両」であることが示されている。「車種」Tsd’は、「東急車輛 1000系」であって「専務車掌室付き車両」であることが示されている。
新たな車種を追加したい場合は、ユーザは「追加」ボタン378を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、図20に示す「車種登録」画面390を表示させる。
車種情報について変更したい場合は、「車種」枠374のリストの中で変更したい車種情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン379を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し、図20に示す「車種登録」画面390を表示させる。このとき、各入力枠には、図19の「車種」欄374で選択された車種情報が表示される。
また、車種情報を削除する場合は、「車種」枠374のリストの中で削除したい車種情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン386を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「車種」欄374から、選択された車種情報を消去するとともに、車種登録DBから選択された車種情報を削除する。
ユーザは、「車種登録一覧」画面370での作業を終了すると「終了」ボタン381をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「車種登録一覧」画面370を終了させ、表示部9に図17に示す「形式登録」画面330を表示させる。
図20に示す「車種登録」画面390は、上述のように、図19に示す「車種登録一覧」画面370の「追加」ボタン378又は「変更」ボタン379がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。「車種登録」画面390は、図3に示す表示階層の「車種登録」33に相当する。
「車種登録」画面390の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「形式」の入力枠391(図19の入力枠371に対応)
「形式」の入力枠392(図19の入力枠372に対応)
「車種」393(図19の表示枠375に対応:必須項目:赤)
「記事」394(図19の表示枠376に対応)
「形式」の入力枠391(図19の入力枠371に対応)
「形式」の入力枠392(図19の入力枠372に対応)
「車種」393(図19の表示枠375に対応:必須項目:赤)
「記事」394(図19の表示枠376に対応)
図19において「追加」ボタン378がクリックされた場合は、「車種登録一覧」画面370の「形式」391,392には、図19の「形式」371,372と同じ情報が表示されるが、「車種」393及び「記事」394は新規の情報が入力できるように空欄である。一方、図19において「変更」ボタン379がクリックされた場合は、「車種登録一覧」画面370の入力枠391,392には、図19の入力枠371,372と同じ情報が表示される他、「車種」393及び「記事」394には、図19の「車種」欄374で選択された「車種」375及び「記事」376の情報がそれぞれ表示される。
さらに、「車種登録」画面390の画面中段には、「種別」欄396(必須項目:赤)が表示される。この「種別」396には、「車種登録」画面390の上側に表示された車種に属する種別が表示される。「種別」欄396には、次の情報が表示される。
「種別」397:種別を識別する略号
「内容」398:種別の用途・特徴を表す特記事項
「種別」397:種別を識別する略号
「内容」398:種別の用途・特徴を表す特記事項
なお、図19において「追加」ボタン378がクリックされた場合は、「種別」表示枠396の「内容」398は、新規の情報が入力できるように空欄である。一方、図19において「変更」ボタン379がクリックされた場合は、図19の「車種」欄374で選択された「車種」375に表示された車種に属する種別の略号と記事とが、図20の「種別」表示枠の「内容」398にそれぞれ表示される。
図20に示す「車種登録」画面390は、図19の「車種」374の「車種」を追加又は変更するために表示された画面である。例えば「種別」欄396の一番上には、種別「#1」として、車種の略号「Tsd1」、利用される鉄道路線として「東海道線用」と表示されている。車種情報を変更する場合は、変更する入力枠391〜398の情報を、操作部8のキーボード及びマウスを用いて変更し、「登録」ボタン399を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、変更後の車種情報を関連付けて車種登録DBに登録する。同様に、新規の車種、記事、種別を登録する場合には、入力枠393〜398に新規の情報を入力し、「登録」ボタン399を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、新たに入力された車種情報を関連付けて車種登録DBに登録する。
また、「車種登録」画面390の画面下側には、「部位」欄400が表示される。この「部位」欄400には、「車種登録」画面390の上側に表示された車種を構成する部位が、車種登録DBから処理部7によって読み取られリスト表示される。「部位」欄400には、次の情報が表示される。
「部位記号」401:車種によって特定される車両を構成する部位を識別する記号
「部位名称」402:その部位の名称
「記事」403:その部位の特記事項
車種を構成する「部位」としては、前位床下、後位床下、前位出入台、後位出入台、洗面所、前位機械室等が例示される。
「部位記号」401:車種によって特定される車両を構成する部位を識別する記号
「部位名称」402:その部位の名称
「記事」403:その部位の特記事項
車種を構成する「部位」としては、前位床下、後位床下、前位出入台、後位出入台、洗面所、前位機械室等が例示される。
部位に関する情報を追加する場合、ユーザは「追加」ボタン405を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し図21に示す「部位登録」画面410を表示させる。一方、部位情報を変更する場合は、「部位」欄400に表示された部位情報のうち変更する部位情報のリストを操作部8のマウスを用いてクリックして選択する。選択された部位情報は反転表示される。さらに、ユーザは「変更」ボタン406を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し図21に示す「部位登録」画面410を表示させる。この場合、「部位登録」画面410の各欄には、選択された部位情報が表示される。なお、図21に示す「部位登録」画面410の表示内容等については後述する。
部位情報を削除する場合は、「部位」欄400に表示された部位情報のうち削除する部位情報のリストを操作部8のマウスを用いてクリックして選択する。選択された部位情報は反転表示される。さらに、ユーザは「削除」ボタン407を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「部位」欄400から選択された部位情報を消去するとともに、車種登録DBから選択された部位情報を削除する。
ユーザは、「車種登録」画面390での作業を終了すると「終了」ボタン408をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「車種登録」画面390を終了させ、図19に示す「車種登録一覧」画面370を表示部9に表示させる。
図21に示す「部位登録」画面410は、上述のように、図20に示す「部位」欄400の「追加」ボタン405又は「変更」ボタン405がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。この「部位登録」画面410は、図3に示す表示階層の「部位登録」34に相当する。
「部位登録」画面410の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「形式」の入力枠411(図20の入力枠391に対応)
「形式」の入力枠412(図20の入力枠392に対応)
「車種」413(図20の入力枠393に対応)
表示枠414(図20の入力枠394に対応)
「部位記号」415(プルダウンメニューにより選択可能:図20の表示枠401に対応:必須項目:赤)
「部位」416(図20の表示枠402に対応)
「記事」417(図20の表示枠403に対応)
「形式」の入力枠411(図20の入力枠391に対応)
「形式」の入力枠412(図20の入力枠392に対応)
「車種」413(図20の入力枠393に対応)
表示枠414(図20の入力枠394に対応)
「部位記号」415(プルダウンメニューにより選択可能:図20の表示枠401に対応:必須項目:赤)
「部位」416(図20の表示枠402に対応)
「記事」417(図20の表示枠403に対応)
図20に示す「部位」欄400において「追加」ボタン401がクリックされた場合、図21の入力枠411〜414には、図20において表示された対応する情報が表示される。入力枠415〜417は空欄となっており新規の情報を入力することができるようになっている。一方、「変更」ボタン406がクリックされた場合、図21の入力枠411〜414には、図20において表示された対応する情報が表示される他、図21の入力枠415〜417には、図20の「部位」欄401で選択された部位情報が表示される。これにより、図21の入力枠415〜417をキーボードにより変更することができるようになっている。
また、表示枠419には、「自社」チェック420及び「他社」チェック421が表示されている。これは、自社と他社との共同で鉄道車両を製造する場合に、入力枠411〜416で特定される車両の部位を製造する担当は、自社であるのかあるいは他社であるのかを示すもので、「自社」チェック420又は「他社」チェック421をクリックすることによりマーキングされる。
ユーザは、入力枠415〜417及び表示枠419の情報を、操作部8のキーボード、マウスを用いて入力又は変更した後、「登録」ボタン423をクリックする。すると、処理部8は、そのクリック操作信号を受け、各入力枠411〜417及び表示枠419の情報を関連付けて、車種登録DBに登録する。
「部位登録」画面410の画面下側には、処理部7によって車種登録DBから読み出された経路情報が「経路」欄425に表示される。経路とは電気機器間に接続される電線を敷設する車両内の経路のことである。「経路」欄に表示される情報は次の情報である。
「経路」426:電線を敷設する経路の略号
「形式記号」427:経路を識別する記号
「許容占積率」428:配管・ダクトに電線を収容したときに許容できる電線の占積率 [%]
「記事」429:経路に関する特記事項。特に、電線を接続するそれぞれの電気部品または端子
「経路」426:電線を敷設する経路の略号
「形式記号」427:経路を識別する記号
「許容占積率」428:配管・ダクトに電線を収容したときに許容できる電線の占積率 [%]
「記事」429:経路に関する特記事項。特に、電線を接続するそれぞれの電気部品または端子
例えば、「経路」画面425の最も上のリストには、電線を敷設する経路の「経路」426は略号“D081”、「形状記号」427は“D−SUS−001”、「許容占積率」428は60[%]、「記事」429として電線に接続する経路は、「床中トイ(2位)」で特定される位置から“TIMS箱2”であることが表示されている。
この「経路」欄425に表示される経路情報は、追加、変更、又は削除することができる。経路情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン431を操作部8のマウスでクリックする。すると処理部7は、表示部9に対し図22に示す「経路登録」画面440を表示させる。経路情報を変更したい場合は、「経路」欄425に表示された経路情報のうち変更する経路情報のリストを操作部8のマウスを用いてクリックして選択する。選択された経路情報は反転表示される。さらに、ユーザは「変更」ボタン432を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し図22に示す「経路登録」画面440を表示させる。この場合、「経路登録」画面440の各欄には、選択された経路情報が表示される。
経路情報を削除したい場合は、「経路」欄425に表示された経路情報のうち削除する経路情報のリストを操作部8のマウスを用いてクリックして選択する。選択された経路情報は反転表示される。さらに、ユーザは「削除」ボタン433を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、「経路」欄425から選択された経路情報を消去するとともに、車種登録DBから選択された経路情報を削除する。
ユーザは、「部位登録」画面410での作業を終了すると「終了」ボタン435をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「部位登録」画面410を終了させ、表示部9に図20に示す「車種登録」画面390を表示させる。
図22に示す「経路登録」画面440は、上述のように、図21に示す「経路」欄425の「追加」ボタン431又は「変更」ボタン432がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。この「経路登録」画面440は、図3に示す表示階層の「経路登録」35に相当する。
「経路登録」画面440には、次の入力枠が表示される。
「形式」の入力枠441(図21の入力枠411に対応)
「形式」の入力枠442(図21の入力枠412に対応)
「車種」の入力枠443(図21の入力枠413に対応)
「車種」の入力枠444(図21の入力枠414に対応)
「部位記号」の入力枠445(図21の入力枠415に対応)
「部位記号」の入力枠446(図21の入力枠416に対応)
「経路名」447(図21の表示枠426に対応:必須項目:赤)
「形状記号」448(図21の表示枠427に対応:必須項目:赤)
「許容占有率」449(図21の表示枠428に対応:必須項目:赤)
「記事」450(図21の表示枠429に対応)
「形式」の入力枠441(図21の入力枠411に対応)
「形式」の入力枠442(図21の入力枠412に対応)
「車種」の入力枠443(図21の入力枠413に対応)
「車種」の入力枠444(図21の入力枠414に対応)
「部位記号」の入力枠445(図21の入力枠415に対応)
「部位記号」の入力枠446(図21の入力枠416に対応)
「経路名」447(図21の表示枠426に対応:必須項目:赤)
「形状記号」448(図21の表示枠427に対応:必須項目:赤)
「許容占有率」449(図21の表示枠428に対応:必須項目:赤)
「記事」450(図21の表示枠429に対応)
図21に示す「経路」欄425において、「追加」ボタン431がクリックされた場合、図22の入力枠441〜446には図21において対応する情報が表示され、図22の入力枠447〜450は新規の情報を入力することができるように空欄となっている。一方、「変更」ボタン432がクリックされた場合、図22の入力枠441〜446には図21において対応する情報が表示される他、入力枠447〜450には、図21の「経路」欄425で選択された対応する経路情報が表示される。
ユーザは、これらの入力枠447〜450に、操作部8のキーボード及びマウスを用いて、新たな経路情報を入力又は変更し、「登録」ボタン452をクリックする。すると、処理部7は、入力枠441〜450に入力又は変更された経路情報を関連付けて車種登録DBに登録する。
「経路情報」画面440において、経路情報の追加、変更、登録等の作業が終了すると、ユーザは、「終了」ボタン453をクリックする。すると、処理部7は、「経路情報」画面440を終了させ、図21に示す「部位登録」画面410に戻って表示させる。なお、「登録」ボタン452をクリックして入力した情報を登録する場合には、「終了」ボタン453をクリックしなくとも、図21に示す「部位登録」画面410に戻って表示させるようになっている。また、図17の「形式登録」画面330まで戻るには、各画面に表示される「終了」ボタンをクリックしていけばよい。
なお、車種登録DBにおいて登録される「形式記号」及び「許容占積率」は、配管・ダクト台帳登録DBにおける「形式記号」及び「許容占積率」と対応して一致するように登録される。つまり、図15に表示される「形状記号」292と、図21に表示される「形状記号」427と、図22に表示される「形状記号」448とはそれぞれ対応して一致するように、車種登録DB及び配管・ダクト台帳登録DBに登録される。また、図15に表示される「許容占積率」304と、図21に表示される「許容占積率」428と、図22に表示される「許容占積率」449とはそれぞれ対応して一致するように、車種登録DB及び配管・ダクト台帳登録DBに登録される。したがって、図15、図21、又は図22において、「形式記号」又は「許容占積率」の追加、変更、削除の操作が行われると、その操作に応じて、車種登録DB及び配管・ダクト台帳登録DBにおいて、処理部7により「形式記号」又は「許容占積率」の追加、変更、削除の処理が行われる。
(2−c) 「工作号登録」系画面
図23に示す「工作号登録」画面460は、図17に示す「形式登録」画面330の「工作号登録」ボタン341がクリックされることにより表示される。「工作号登録」画面460において扱われる情報は、処理部7によって工作号登録DBから読み出され、又、工作号登録DBに登録される。この「工作号登録一覧」画面460は、図3に示す表示階層の「工作号登録一覧」36に相当する。
図23に示す「工作号登録」画面460は、図17に示す「形式登録」画面330の「工作号登録」ボタン341がクリックされることにより表示される。「工作号登録」画面460において扱われる情報は、処理部7によって工作号登録DBから読み出され、又、工作号登録DBに登録される。この「工作号登録一覧」画面460は、図3に示す表示階層の「工作号登録一覧」36に相当する。
「工作号登録一覧」画面460の画面上側には、図17の入力枠331,332に入力された提供先企業の略語と車両の略号が表示される「形式」461と、図17の入力枠333に入力された車両の名称が表示される入力枠462とが表示される。また、「工作号登録一覧」画面460の「工作号」欄465には、「形式」の入力枠461,462に表示される車両に関するツナギ図等の図面に関し、工作号、版数等の履歴が表示される。すなわち、「工作号」欄465には、作成された図面ごとに、次の情報がリスト状に表示される。
「工作号」466:「形式」の入力枠462に表示される車両の工作号番号
「版数」467:図面の版数
「登録日」468:図面を社内手続上登録した日付
「記事」469:図面に関する特記事項
「工作号」466:「形式」の入力枠462に表示される車両の工作号番号
「版数」467:図面の版数
「登録日」468:図面を社内手続上登録した日付
「記事」469:図面に関する特記事項
新たな工作号情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン470を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図24に示す「工作号登録」画面480を表示させる。工作号情報について変更する場合は、「工作号」欄465のリストの中で変更したい工作号情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン471を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、図24に示す「工作号登録」画面480を表示させる。このとき、各入力枠には、図23の「工作号」欄465で選択された工作号情報が表示される。
また、工作号情報を削除する場合は、「工作号」枠465のリストの中で削除したい工作号情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン472を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「工作号」欄465から選択された工作号情報を消去するとともに、工作号登録DBから選択された工作号情報を削除する。
ユーザは、「工作号登録一覧」画面460での作業を終了すると「終了」ボタン473をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「工作号登録一覧」画面460を終了させ、表示部9に図17に示す「形式登録」画面330を表示させる。
図24の「工作号登録」画面480は、上記のように図23の「追加」ボタン470又は「変更」ボタン471がクリックされて表示される画面である。この「工作号登録」画面480は、図3に示す表示階層の「工作号登録」37に相当する。
「工作号登録」画面480の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「形式」の入力枠481(図23の入力枠461に対応)
「形式」の入力枠482(図23の入力枠462に対応)
「工作号」483(図23の表示枠466に対応:必須項目:赤)
「版数」484(図23の467に対応)
「登録日」485(図23の468に対応)
「記事」486(図23の469に対応)
「形式」の入力枠481(図23の入力枠461に対応)
「形式」の入力枠482(図23の入力枠462に対応)
「工作号」483(図23の表示枠466に対応:必須項目:赤)
「版数」484(図23の467に対応)
「登録日」485(図23の468に対応)
「記事」486(図23の469に対応)
図24に示す「工作号登録」画面480が図23に示す「工作号登録一覧」画面460の「追加」ボタン470のクリックによって表示された場合、「形式」481,482には図23の「形式」461,462に表示された情報と同じ車両情報等が対応して表示される。その他の入力枠483〜485は、新規の情報を入力することができるように空欄となっている。一方、図24に示す「工作号登録」画面480が図23の「変更」ボタン471がクリックされて表示された場合、「形式」481,482には図23の「形式」461,462に表示された情報と同じ車両情報等が対応して表示される他、入力枠483〜485には図23の「工作号」欄465で選択された工作号情報が対応して表示される。
さらに、「対象車種/改訂記号」488には、対象となる車種のうちいずれの車種であるかを、操作部8のマウスでマーキングするマーキング欄489,490が表示される。そして、その車種のツナギ図又は配線図を改訂する場合は、新たな改訂版数(0001a、0001b、0001c、…)が付された図面を出図するため、図面を改訂する都度、図面を改訂する方の車種のマーキング枠(489、490)をマーキングする。すると処理部7は、マーキングされた枠の下に改訂版数を意味する改訂記号(a、b、c…)を入力する入力枠491を表示させる。したがって、その入力枠491に改訂記号を入力することができる。なお、車種のマーキング枠(489、490)にマーキングがされない限り改訂記号を入力する入力枠は表示されず、意図せずマーキングされないようになっている。
また、「工作号登録」画面480の下側には、「使用機器訂正あり」に該当する場合にマーキングする欄492と、「版数確定」に該当する場合にマーキングする欄493とが表示される。それぞれの内容に該当する場合にマーキングされる。
ユーザは、操作部8のキーボード及びマウスを用いて入力枠483,486〜493に新たな情報を入力し又は表示された情報を変更し終えると、「登録」ボタン495をクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、入力枠483,486〜493に入力された情報を取り込み、関連付けて工作号登録DBへ登録すると共に、表示部9の画面を図23の「工作号登録画面」460に戻す。
なお、「終了」ボタン496は、「工作号登録」画面480が表示された状態で、表示部9の画面を図23の「工作号登録画面」460に戻すためのボタンである。
(2−d) 「図番登録」系画面
図25に示す「図面登録一覧」画面500は、図17に示す「形式登録」画面330の「図番登録」ボタン342がクリックされることにより表示される。「図面登録一覧」画面500において扱われる情報は、処理部7によって図面登録DBから読み出され、又、図面登録DBに登録される。この「図面登録一覧」画面500は、図3に示す表示階層の「図番登録一覧」38に相当する。
図25に示す「図面登録一覧」画面500は、図17に示す「形式登録」画面330の「図番登録」ボタン342がクリックされることにより表示される。「図面登録一覧」画面500において扱われる情報は、処理部7によって図面登録DBから読み出され、又、図面登録DBに登録される。この「図面登録一覧」画面500は、図3に示す表示階層の「図番登録一覧」38に相当する。
「図面登録一覧」画面500の画面上側には、図17の入力枠331,332に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」501と、図17の入力枠333に入力された車両の名称が表示される入力枠502とが表示される。また、「形式」501,502の入力枠の下には、次の入力枠が表示される。
「工作号」503:「形式」501,502に表示される車両の工作号番号
「消しゴム訂正」マーキング欄504:削除履歴を付与しない図番データの抹消を行うときにマークする欄
「装置分類」505:装置の種類を識別する分類番号(必須項目:赤)
「工作号」503:「形式」501,502に表示される車両の工作号番号
「消しゴム訂正」マーキング欄504:削除履歴を付与しない図番データの抹消を行うときにマークする欄
「装置分類」505:装置の種類を識別する分類番号(必須項目:赤)
これら入力枠504〜505の情報は、「図番登録一覧」画面500で、操作部8のキーボード及びマウスを用いて、入力又は変更を行うことができる。入力枠504〜505への入力又は変更後、ユーザにより「登録」ボタン506がクリックされると、処理部7は、入力枠501〜505の情報を関連付けて図番登録DBに登録する。
また、「図番登録一覧」画面500の画面中段には、「図番」欄508が表示される。この「図番」欄508には、「形式」501,502により特定される車両の製造に用いられるツナギ図に関する情報がリスト状に表示される。すなわち、「図番」欄508には、次の情報が表示される。
「装置番号」509:車両の製造に用いられる装置の番号
「図面番号」510:ツナギ図を識別する番号
「図面名」511:ツナギ図を識別する名称
「追加版数」512:ツナギ図の追加版数
「削除版数」513:ツナギ図の削除版数
「装置番号」509:車両の製造に用いられる装置の番号
「図面番号」510:ツナギ図を識別する番号
「図面名」511:ツナギ図を識別する名称
「追加版数」512:ツナギ図の追加版数
「削除版数」513:ツナギ図の削除版数
新たな図番情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン515を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、図26に示す「図番登録」画面530を表示させる。図番情報について変更する場合は、「図番」欄508のリストの中で変更したい図番情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン516を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、図26に示す「図番登録」画面530を表示させる。このとき、各入力枠には、図26の「図番」欄508で選択された図番情報が表示される。
また、図番情報を削除する場合は、「図番」枠508のリストの中で削除したい図番情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン517を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「図番」欄508から選択された図番情報に削除フラグを付与し、「削除版数」枠513に現在作業中の版数を表示する。
表示枠519,521及び「…」ボタン520は、表形式アプリケーションのファイルに記憶されたツナギ図・配線図に関するデータを本装置内の記憶装置から読み込み、本装置の図番登録DBに登録するための表示枠である。すなわち、「…」ボタン520をクリックすると本装置の記録装置のディレクトリ構造が階層状に表示される。そして、任意のディレクトリを選択すると、そのディレクトリが表示枠519に表示されると共に、表示枠521には、選択されたディレクトリの中で図面のファイル形式の拡張子(例えばCSV形式)が付されたファイル名が表示される。ファイルが複数存在する場合は、表示枠521の右側にあるプルダウンメニューボタン522をクリックすることで、そのディレクトリに存在するすべての図面に関するファイル名が表示されるため、1つのファイルを選択して表示枠521に表示させることができる。このように特定のファイルを選択して「取込」ボタン523をクリックすると、処理部7は、選択されたファイル内に存在する図面に関する図面番号等の情報を図面登録DBに取り込んで登録する。
ユーザは、「図面登録一覧」画面500での作業を終了すると「終了」ボタン524をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「図番登録一覧」画面500を終了させ、表示部9に図17に示す「形式登録」画面330を表示させる。
図26に示す「図番登録」画面530は、上述のように、図25に示す「図番登録一覧」画面500の「追加」ボタン515又は「変更」ボタン516がクリックされた場合に表示部9に表示される画面である。この「図番登録」画面530は、図3に示す表示階層の「図番登録」39に相当する。
「図番登録」画面530の画面上側には、次の入力枠が表示される。
「形式」の入力枠531(図25の501に対応)
「形式」の入力枠532(図25の502に対応)
「工作号」533(図25の503に対応)
「追加版数」534(図25の512に対応)
「削除版数」535(図25の513に対応)
「図面番号」537(図25の510に対応:必須項目:赤)
「装置番号」538(図25の509に対応)
「図面名」539(図25の511に対応)
「記事」540:ツナギ図に関する特記事項
「形式」の入力枠531(図25の501に対応)
「形式」の入力枠532(図25の502に対応)
「工作号」533(図25の503に対応)
「追加版数」534(図25の512に対応)
「削除版数」535(図25の513に対応)
「図面番号」537(図25の510に対応:必須項目:赤)
「装置番号」538(図25の509に対応)
「図面名」539(図25の511に対応)
「記事」540:ツナギ図に関する特記事項
図25の「追加」ボタン515がクリックされた場合、図26の入力枠531〜534(「追加版数」534の付与は自動で行われる)には図25に対応する情報が表示され、図26の入力枠537〜540は新規の情報を入力することができるように空欄となっている。一方、「変更」ボタン516がクリックされた場合は、図26の入力枠531〜534には図25に対応する情報が表示される他、図26の入力枠537〜540には図25の「図番」欄508で選択された図番情報が対応して表示される。そして、入力枠538〜540の情報を、操作部8のキーボード又はマウスを用いて入力あるいは変更することができる。各入力枠への入力又は変更後、ユーザは「登録」ボタン542をクリックする。すると、処理部7は、入力枠531〜540の情報を関連付けて図番登録DBに登録すると共に、表示部9の「図番登録」画面530を終了させ、表示部9に図25に示す「図番登録一覧」画面500を表示させる。
なお、「終了」ボタン543は、「図番登録」画面530が表示されている状態で、この「図番登録」画面530を終了させ、図25に示す「図番登録一覧」画面500を表示させるためのボタンである。
(2−e) 「使用電線登録」系画面
図27に示す「使用電線登録一覧」画面550は、図17に示す「形式登録」画面330の「使用電線登録」ボタン343がクリックされることにより表示される。「使用電線登録一覧」画面550において扱われる情報は、処理部7によって使用電線登録DBから読み出され、又、使用電線登録DBに登録される。この「使用電線登録一覧」画面550は、図3に示す表示階層の「使用電線登録一覧」40に相当する。
図27に示す「使用電線登録一覧」画面550は、図17に示す「形式登録」画面330の「使用電線登録」ボタン343がクリックされることにより表示される。「使用電線登録一覧」画面550において扱われる情報は、処理部7によって使用電線登録DBから読み出され、又、使用電線登録DBに登録される。この「使用電線登録一覧」画面550は、図3に示す表示階層の「使用電線登録一覧」40に相当する。
「使用電線登録一覧」画面550の画面上側には、図17の入力枠331,332に入力された提供先企業の略語と車両の略号が表示される「形式」551と、図17の入力枠333に入力された車両の名称が表示される入力枠552とが表示される。また、この「形式」551,552の情報で特定される車両の製造に使用される電線に関する情報が、使用電線登録DBから読み取られ「使用電線」欄555に表示される。この「使用電線」欄555には、次の情報が表示される。
「電線種類略号」556:電線の種類の略語
「記事」557:その電線に関する特記事項
「電線種類略号」556:電線の種類の略語
「記事」557:その電線に関する特記事項
また、「電線使用量確認」559がクリックされると、処理部8は、図28に示す「電線使用量確認」画面570を表示部9に表示させるとともに、使用電線登録DBを参照し、電線ごとに各種情報を読み出し、表示部9に表示させる。
ここで、図28の「電線使用量確認」画面570について説明する。「電線使用量確認」画面570の画面上側には、図27の入力枠551,552に対応して、「形式」571,572には、入力された提供先企業の略語と車両の略号、及び車両の名称がそれぞれ表示される。また、「形式」571,572の下側には、次の情報が使用電線登録DBから読み出され表示される。
「工作号」573(図23の表示枠466に対応)
「版数」574(図23の表示枠467に対応)
「工作号」573(図23の表示枠466に対応)
「版数」574(図23の表示枠467に対応)
さらに、入力枠571〜54の情報で特定される車両に使用される電線に関して、「電線使用量」欄576には、電線ごとに次の情報が表示される。なお、単位はメートル(m)である。
「電線種類略号」577(図27の表示枠556に対応)
「サイズ名称」578:電線のサイズ(直径)を表す記号
「外皮色」579:電線を被覆する外皮の色
「手配量」580:車両を製造するために手配(注文)する電線量(長さ)
「必要量」581:車両を製造するために必要となった電線量(長さ)
「使用量(目安)」582:車両を製造するために使用する目安の電線量(長さ)
「Tsd」583:「形式」で特定される車両のうち、車種“Tsd”を製造するために使用される目安の電線量(長さ)
「Tsd‘」584:「形式」で特定される車両のうち、車種“Tsd’”を製造するために使用される目安の電線量(長さ)
「電線種類略号」577(図27の表示枠556に対応)
「サイズ名称」578:電線のサイズ(直径)を表す記号
「外皮色」579:電線を被覆する外皮の色
「手配量」580:車両を製造するために手配(注文)する電線量(長さ)
「必要量」581:車両を製造するために必要となった電線量(長さ)
「使用量(目安)」582:車両を製造するために使用する目安の電線量(長さ)
「Tsd」583:「形式」で特定される車両のうち、車種“Tsd”を製造するために使用される目安の電線量(長さ)
「Tsd‘」584:「形式」で特定される車両のうち、車種“Tsd’”を製造するために使用される目安の電線量(長さ)
ここで、「電線種類略号」577は、電線台帳登録DBに登録され図12に表示される「電線種類略号」212に対応する。「サイズ名称」578は、電線台帳登録DBに登録され図12に表示される「電線台帳登録」226に対応する。「外皮色」579は、電線台帳登録DBに登録され図12に表示される「外皮色」227に対応する。
この「形式」571,572で特定される車両には、図19に示される「車種登録一覧」370の「車種」欄374に表示されているように、「トイレ付き車両」の車種“Tsd”と「専務車掌室付き車両」の車種“Tsd‘”との2車種がある。したがって、「電線使用量」欄576には、車種「Tsd」の電線使用量583と、車種「Tsd’」の電線使用量584とが表示されている。この欄には、「工作号」“11012”に採用される車両の電線使用量を入力することができる。また、スクロール585によって、「電線使用量」欄576の入力画面を横にスクロールし、各電線についてその他種々の情報を表示させることができる。
同じ「形式」について車種が複数存在する場合のために、「製作両数」587には、その「車種」588が表示される表示枠と製作する両数が表示される表示枠589が設けられている。
「電線使用量確認」画面570において各情報の入力、変更が終了すると、ユーザは「登録」ボタン590をクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、「電線使用量確認」画面570に入力された情報を読み取り、電線使用登録DBに登録する。ユーザは、「電線使用量確認」画面570での作業を終了すると「終了」ボタン591をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「電線使用量確認」画面591を終了させ、表示部9に図27に示す「使用電線登録一覧」画面550を表示させる。
図27に戻り、「使用電線登録一覧」画面550において、新たな使用電線に関する情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン560を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図29に示す「使用電線登録」画面600を表示させる。使用電線情報について変更する場合は、図27の「使用電線」枠555のリストの中で変更したい使用電線情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン561を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し、図29に示す「使用電線登録」画面600を表示させる。このとき、各入力枠には、図27の「使用電線」欄555で選択された使用電線情報が表示される。
また、使用電線情報を削除する場合は、「使用電線」枠555のリストの中で削除したい使用電線情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン562を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「使用電線」欄555から選択された使用電線情報を消去するとともに、使用電線登録DBから、選択された使用電線情報を削除する。
ユーザは、「使用電線登録一覧」画面550での作業を終了すると「終了」ボタン565をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「使用電線登録一覧」画面550を終了させ、表示部9に図17に示す「形式登録」画面330を表示させる。
図29に示す「使用電線登録」画面600は、上述のように、図27に示す「使用電線登録一覧」画面550の「追加」ボタン560又は「変更」ボタン561がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。この「使用電線登録」画面600は、図3に示す表示階層の「使用電線登録」42に相当する。「電線使用量確認」画面570の画面上側には、図27の入力枠551に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」601と、図27の入力枠552に入力された車両の名称が表示される入力枠602とが表示される。また、「形式」601,602の入力枠の下には、次の入力枠が表示される。
「電線種類略号」603(図27の556に対応:必須項目且つキー項目:青)
表示枠604:電線の種類の名称
「記事」605:使用電線の特記事項
「電線種類略号」603(図27の556に対応:必須項目且つキー項目:青)
表示枠604:電線の種類の名称
「記事」605:使用電線の特記事項
なお、「使用電線登録」画面600が図27の「追加」ボタン560のクリックによって表示された場合、入力枠603〜605は新規の情報を入力することができるように空欄となっている。一方、「使用電線登録」画面600が図27の「変更」ボタン561のクリックよって表示された場合、入力枠603,605には図27の「使用電線」欄555で選択された電線種類略号及び記事がそれぞれ表示される他、入力枠604には、その電線種類略号に対応する電線種類名称が使用電線登録DBから読み出され表示される。
さらに、表示枠607には、入力枠601〜605で特定される使用電線に関し、次の情報が使用電線登録DBから読み出されリスト状に表示される。
「選」608:選択するマーキング欄
「サイズ名称」609:電線のサイズ(直径)を識別する記号
「外皮色」610:電線を被覆する外皮の色
「デフォルト電線長」611:配線に必要な電線の長さのデフォルト値
「選」608:選択するマーキング欄
「サイズ名称」609:電線のサイズ(直径)を識別する記号
「外皮色」610:電線を被覆する外皮の色
「デフォルト電線長」611:配線に必要な電線の長さのデフォルト値
この枠607に表示される「サイズ名称」609及び「外皮色」610は、図12に示す「電線詳細」欄225に表示される「サイズ名称」226及び「外皮色」227に対応する。すなわち、処理部7は、電線台帳登録DBを参照し、「電線種類略号」603に設定された電線種類略号に関連付けて登録された「サイズ名称」と「外皮色」を読み出し、図29に示す表示枠607の「サイズ名称」609及び「外皮色」610にそれぞれリスト状に表示させる。そして、「サイズ名称」で特定される電線について、「デフォルト電線長」611にデフォルト電線長を入力することができる。
ユーザは、表示枠607に表示される各種電線のうち、「形式」601,602で特定される車両を製造するために用いる電線を選択し、表示枠607の「選」枠608に操作部8のマウスを用いてマーキングを付ける。なお、「選」枠608を1回クリックするとその枠にマーキングが付けられ、同じ枠にさらに1回クリックすると枠からマーキングが解除されるようになっている。また、マーキングは赤で表示される。ユーザによって車両を製造するために使用される電線の「選」枠608にマーキングされた後、「登録」ボタン613が操作部8のマウスを用いてクリックされる。すると処理部7は、表示枠607の「デフォルト電線長」611に入力されたデフォルト電線長、及び「選」枠608のマーキング情報を、「サイズ名称」609に表示されたサイズ名称、及び「外皮色」610に表示された外皮色に対応させて、使用電線登録DBに登録すると共に、表示部9の「使用電線登録」画面600を終了させ、表示部9に図27に示す「使用電線登録一覧」画面550を表示させる。
また、「終了」ボタン614は、「使用電線登録」画面600が表示されている状態から、この「使用電線登録」画面600を終了させ、に図27に示す「使用電線登録一覧」画面550を表示させるためのボタンである。
なお、図29の「使用電線登録」画面600において、表示枠607で選択された電線の情報が、使用電線登録DBから処理部8によって読み出され、図27の「電線使用量確認」559をクリックして表示される図28の「電線使用量」欄576に表示されることになる。したがって、図29に示す「電線種類略号」603“WV102S”の使用電線として枠607で「選」枠608にマーキングされている3つの電線が、図28の「電線使用量」欄576の「電線種類略号」577の“WV102S”に表示されている。
(2−f) デフォルト電線登録DB
図30に示す「デフォルト電線登録」画面620は、図17に示す「形式登録」画面330の「デフォルト電線登録」ボタン344がクリックされて表示される画面である。「デフォルト電線登録」画面620において扱われる情報は、処理部7によってデフォルト電線登録DBから読み出され、又、デフォルト電線登録DBに登録される。この「デフォルト電線登録」画面620は、図3に示す表示階層の「デフォルト電線登録」43に相当する。
図30に示す「デフォルト電線登録」画面620は、図17に示す「形式登録」画面330の「デフォルト電線登録」ボタン344がクリックされて表示される画面である。「デフォルト電線登録」画面620において扱われる情報は、処理部7によってデフォルト電線登録DBから読み出され、又、デフォルト電線登録DBに登録される。この「デフォルト電線登録」画面620は、図3に示す表示階層の「デフォルト電線登録」43に相当する。
「デフォルト電線登録」画面620の画面上側には、図17の入力枠331,332に入力された提供先企業の略語と車両の略号が表示される「形式」621と、図17の入力枠333に入力された車両の名称が表示される入力枠622とが表示される。
「デフォルト電線登録」画面620の表示枠623には、デフォルト電線登録DBから読み出される次の情報が表示される。
「回路属性」624:電線が接続される電気部品・回路の属性
「電線種類略号」625:電線の種類を識別する略号
「サイズ名称」626:電線のサイズ(直径)を示す記号
「外皮色」627:電線を被覆する外皮の色
「回路属性」624:電線が接続される電気部品・回路の属性
「電線種類略号」625:電線の種類を識別する略号
「サイズ名称」626:電線のサイズ(直径)を示す記号
「外皮色」627:電線を被覆する外皮の色
ここで、「回路属性」624には、シールド回路、交流/直流回路、交流回路、光回路、高圧回路、直流回路、同軸回路、複合ケーブル等、種々の回路属性が表示され、それぞれの回路属性に該当する電線の情報として、電線種類略号、サイズ名称、及び外皮色がリスト状に入力、変更することができるようになっている。入力枠625〜627に電線に関する情報の入力、変更又は削除が行われた後、「登録」ボタン628がクリックされると、処理部7は、「デフォルト電線登録」画面620に入力、変更等された情報を読み取り、デフォルト電線登録DBに登録する。「回路属性」624には、表示枠623に示される回路属性は、適切な電線を敷設するのに参考にされる。
ユーザは、「デフォルト電線登録」画面620での作業を終了すると「終了」ボタン629をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「デフォルト電線登録」画面620を終了させ、表示部9に図17に示す「形式登録」画面330を表示させる。
(2−g) 使用機器登録DB
図31に示す「使用機器登録一覧」画面630は、図17に示す「形式登録」画面330の「使用機器登録」ボタン345がクリックされることにより表示される。「使用機器登録一覧」画面630において扱われる情報は、処理部7によって使用機器登録DBから読み出され、又、使用機器登録DBに登録される。この「使用機器登録一覧」画面630は、図3に示す表示階層の「使用機器登録一覧」44に相当する。
図31に示す「使用機器登録一覧」画面630は、図17に示す「形式登録」画面330の「使用機器登録」ボタン345がクリックされることにより表示される。「使用機器登録一覧」画面630において扱われる情報は、処理部7によって使用機器登録DBから読み出され、又、使用機器登録DBに登録される。この「使用機器登録一覧」画面630は、図3に示す表示階層の「使用機器登録一覧」44に相当する。
「使用電線登録一覧」画面620の画面上側には、図17の入力枠331,332に入力された提供先企業の略語と車両の略号が表示される「形式」631と、図17の入力枠333に入力された車両の名称が表示される入力枠632とが表示される。また、「形式」631,632の下側には、次のデータが入力枠に表示され、使用機器登録DBから読み出された情報が表示される。
「工作号」633:ツナギ図の工作号番号(図23の「工作号」466に対応)
「消しゴム訂正」マーキング欄634:削除履歴を付与しない使用機器データの抹消を行うときにマークする欄
「工作号」633:ツナギ図の工作号番号(図23の「工作号」466に対応)
「消しゴム訂正」マーキング欄634:削除履歴を付与しない使用機器データの抹消を行うときにマークする欄
また、「使用機器登録一覧」画面630には「使用機器」欄635が表示される。この「使用機器」欄635には、「形式」631,632により特定される車両の製造に用いられる使用機器であって「工作号」633により特定される工作号に使用される使用機器に関する次の情報が使用機器登録DBから読み出されリスト状に表示される。
「機器名称」636:機器の名称
「機器名称略号」637:機器名称を識別する略号
「追番」638:同一機器略号を複数使用したいときに、機器名称略号と共に使用される番号
「Tsd」639:車種「Tsd」に使用されるかどうかの情報
「追加」640:追加版数
「削除」641:削除版数
「機器名称」636:機器の名称
「機器名称略号」637:機器名称を識別する略号
「追番」638:同一機器略号を複数使用したいときに、機器名称略号と共に使用される番号
「Tsd」639:車種「Tsd」に使用されるかどうかの情報
「追加」640:追加版数
「削除」641:削除版数
新たな使用機器に関する情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン643を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図32に示す「使用機器登録」画面650を表示させる。使用機器の情報について変更する場合は、「使用機器」欄635のリストの中で変更したい使用機器情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン644を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図32に示す「使用機器登録」画面650を表示させる。このとき、各入力枠には、図31の「使用機器」欄635で選択された使用機器の情報が表示される。
また、使用機器の情報を削除する場合は、「使用機器」枠635のリストの中で削除したい使用機器の情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン645を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「使用機器」欄635から選択された使用機器の情報に削除フラグを付与し、画面上から削除する。
ユーザは、「使用機器登録一覧」画面630での作業を終了すると「終了」ボタン647をクリックする。すると、処理部7は、表示部9の「使用機器登録一覧」画面635を終了させ、図17に示す「形式登録」画面330を表示部9に表示させる。
図32に示す「使用機器登録」画面650は、上述のように、図31に示す「使用機器登録一覧」画面630の「追加」ボタン643又は「変更」ボタン644がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。この「使用機器登録」画面650は、図3に示す表示階層の「使用機器登録」45に相当する。
「使用電線登録」画面650の画面上側には、図31の入力枠631に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」651と、図31の入力枠632に入力された車両の名称が表示される入力枠652とが表示される。また、「使用機器登録」画面650の画面上側には、次の入力枠が使用機器登録DBから読み出され表示される。
「追加版数」653:追加された版数
「削除版数」654:削除された版数
「機器名略号」655:機器名の略号(必須項目:赤)
入力枠657:追番(図31の表示枠638に対応)
表示枠658:機器名称(図31の表示枠636に対応)
「部位」659:機器が設置される部位の略号(必須項目:赤)
表示枠660:機器が設置される部位の名称
「部品メーカ形式」661:部品メーカで付与された機器の形式
「部品メーカ図番」662:部品メーカで付与された機器の図番
「ユーザ図番」663:鉄道車両提供先企業の図番
「部品表照号番号」664:機器を参照する部品表の照合する番号
「参照ファイル」665:機器情報を参照するためのファイル名
「記事」667:機器に関する特記事項、部品メーカ名等
「内作」マーキング枠668:機器の電線接続(結線)を自社内で管理するか否かについての情報。
「追加版数」653:追加された版数
「削除版数」654:削除された版数
「機器名略号」655:機器名の略号(必須項目:赤)
入力枠657:追番(図31の表示枠638に対応)
表示枠658:機器名称(図31の表示枠636に対応)
「部位」659:機器が設置される部位の略号(必須項目:赤)
表示枠660:機器が設置される部位の名称
「部品メーカ形式」661:部品メーカで付与された機器の形式
「部品メーカ図番」662:部品メーカで付与された機器の図番
「ユーザ図番」663:鉄道車両提供先企業の図番
「部品表照号番号」664:機器を参照する部品表の照合する番号
「参照ファイル」665:機器情報を参照するためのファイル名
「記事」667:機器に関する特記事項、部品メーカ名等
「内作」マーキング枠668:機器の電線接続(結線)を自社内で管理するか否かについての情報。
ここで、「?」ボタン656は、機器を一覧するためのボタンであり、ボタン656をクリックすると、アイテム/機器名称台帳登録DBに登録されたアイテム・機器名称一覧が表示され選択できるようになっている。
また、「内作」マーキング枠668にマーキングされている場合は、その使用機器の結線を自社内で行い、その結線状況を自社で確認、管理することを示す。一方、マーキングされていない場合は機器メーカが結線を行い、その結線状況を確認、管理することを示す。処理部7は、「内作」マーキング枠668にマーキングされた場合は、使用電線登録DBに「内作」と登録する。
「使用機器登録」画面650が図31の「追加」ボタン643のクリックによって表示された場合、「形式」651,652には図31の「形式」631,632とそれぞれ同じ情報が表示され、他の入力枠655,657,659〜668は新規の情報を入力することができるように空欄となっている。「追加版数」653,「削除版数」654,「機器名称」658は、自動で表示されるようになっている。「使用機器登録」画面650が図31の「変更」ボタン644のクリックによって表示された場合は、「形式」651,652に図31の「形式」631,632とそれぞれ同じ情報が表示される他、入力枠653〜658には図31の「使用機器」欄635で選択された使用機器の情報が表示される。また、入力枠659〜667の使用機器が設置される部位等の情報には、使用機器登録DBに登録されている情報が表示される。表示された情報は適宜キーボードを使って変更することができる。
「対象車種種別」枠670は、「形式」651,652で特定される車両に属する車種の中で、「機器名略号」665、機器名658等で特定される機器を使用する車種を登録するための画面枠である。「形式」“TCC 1000”・“東急車輛 1000系”で特定される車両には、図20において、「種別」欄396の「種別」397,「内容」398に表示されるように、「Tsd1:東海道線用」(#1)、「Tsd2:高崎・宇都宮線用」(#2)の複数の種別がある。このように、車種に複数の種別がある場合に、車種名674の横に並ぶマーキング枠676の中で、機器を使用する車種に該当する車種675のマーキング枠676に、マーキングを付ける。マーキングは操作部8のマウスを用いてクリックすることにより付される。また、「全クリア」ボタン671は、マーキング枠676をクリアにするためのボタンであり、「全対象」ボタン672は、マーキング枠676をすべて対象としてマーキングするためのボタンである。「対象車種種別」枠670でのマーキングを終えると、「登録」ボタン679をクリックする。すると、処理部7は、マーキングされた情報を使用機器登録DBに登録する。
なお、「参照登録」ボタン678は、図32に表示されている情報を別の機器の使用機器登録情報としてコピーするためのボタンである。すなわち、「参照登録」ボタン678をクリックすると、「形式」及び「機器名略号」を選択するウィンドウが立ち上がり、この「形式」及び「機器名略号」を特定すると、処理部7は、入力枠658の「部位」から表示枠681に表示されている「対象アイテム/接続部」までの情報を指定された「形式」の「機器名略号」としての使用機器登録情報として登録する。
また、「対象アイテム/接続部」枠681の画面上側には、次の情報が使用機器登録DBから読み出され表示される。
「アイテム略号」682:入力枠655〜658で特定される使用機器を構成するアイテムの略号
「アイテム名称」683:そのアイテムの名称
「部品形式」684:そのアイテムの部品形式
「アイテム略号」682:入力枠655〜658で特定される使用機器を構成するアイテムの略号
「アイテム名称」683:そのアイテムの名称
「部品形式」684:そのアイテムの部品形式
新たなアイテムに関する情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン686を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、図33に示す「使用機器対象アイテム登録」画面710を表示部9に表示させる。アイテムの情報について変更する場合は、「対象アイテム/接続部」欄681の表示枠上側のリストの中で変更したいアイテムの情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン687を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、表示部9に対し、図33に示す「使用機器対象アイテム登録」画面710を表示させる。このとき、各入力枠には、図32の「対象アイテム/接続部」欄681の画面上側で選択されたアイテムの情報が表示される。
また、アイテムの情報を削除する場合は、「対象アイテム/接続部」欄681の画面下側のリストの中で削除したいアイテムの情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン688を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「対象アイテム/接続部」欄681の表示枠上側の欄から選択されたアイテムの情報を消去するとともに、使用機器登録DBから、選択されたアイテムの情報を削除する。
また、「対象アイテム/接続部」枠681の画面下側には、次の情報が使用機器登録DBから読み出され表示される。
「接続部名称」690:アイテムの接続部の名称
「接続タイプ」691:その接続部のタイプ
「部品形式」692:その接続部の部品形式
「用途」693:その接続部の用途
「接続部名称」690:アイテムの接続部の名称
「接続タイプ」691:その接続部のタイプ
「部品形式」692:その接続部の部品形式
「用途」693:その接続部の用途
新たな接続部に関する情報を追加する場合は、ユーザは「追加」ボタン695を操作部8のマウスを用いてクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図34に示す「使用機器対象接続部登録」画面730を表示させる。接続部の情報について変更する場合は、「対象アイテム/接続部」欄681の表示枠下側のリストの中で変更したい接続部の情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「変更」ボタン696を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、表示部9に対し、図34に示す「使用機器対象接続部登録」画面730を表示させる。このとき、各入力枠には、図32の「対象アイテム/接続部」欄681の画面下側で選択された接続部の情報が表示される。
また、接続部の情報を削除する場合は、「対象アイテム/接続部」欄681の表示枠下側のリストの中で削除したい接続部の情報の行に、操作部8のマウスを用いてカーソルを当て、クリックして選択する。選択された情報は反転表示される。さらに、ユーザは、「削除」ボタン697を操作部8のマウスでクリックする。すると、処理部7は、「対象アイテム/接続部」欄681の表示枠下側の欄から選択された接続部の情報を消去するとともに、使用機器登録DBから、選択された接続部の情報を削除する。
また、「対象アイテム/接続部」欄681に表示されているアイテム(機器)、接続部の部品図を参照したいときは、「部品図表示」ボタン699をクリックする。すると、その操作部8からクリック操作信号が処理部7に出力され、処理部7は、使用機器登録DBを参照してアイテム又は接続部の部品図を読み出し、表示部9にその部品図を表示させる。この表示される部品図は、紙に印刷されたアイテム、接続部の部品図をスキャナで読み取ってTIFFファイル等の電子ファイル化されたものである。部品図に仕様が記載されていれば、その仕様も表示部9に表示される。
ここで、使用機器登録DBと部品形式台帳登録DBとはリンクされており、部品図の電子ファイルは、使用機器登録DBと部品形式台帳登録DBとの間で共有されている。したがって、図32に表示された「部品図表示」ボタン699をクリックすることによって使用機器登録DBから読み取られて表示される部品図と、図10に表示された「部品図表示」ボタン185をクリックすることによって部品形式台帳登録DBから読み取られて表示される部品図とには、同じ電子ファイルを読み込んで表示されるものがある。
図33に示す「使用機器対象アイテム登録」画面710は、上述のように、図32に示す「対象アイテム/接続部」681の「追加」ボタン686又は「変更」ボタン687がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。この「使用機器対象アイテム登録」画面710は、図3に示す表示階層の「使用機器対象アイテム登録」47に相当する。
「使用機器対象アイテム登録」画面710には、次の入力枠が使用機器登録DBから読み出され表示される。
「形式」の入力枠711(図32の651に相当)
「形式」の入力枠712(図32の652に相当)
「機器名略号」713:機器名の略号(図32の655に対応)
入力枠714:追番(図32の表示枠657に対応)
表示枠715:機器名称(図32の表示枠658に対応)
「アイテム略号」716(図32の表示枠682に対応:必須項目:赤)
表示枠717:アイテム名称(図32の表示枠683に対応)
「部品形式」719(図32の表示枠684に対応)
「部品名称」720:機器の部品名称
「記事」721:アイテムに関する特記事項
「形式」の入力枠711(図32の651に相当)
「形式」の入力枠712(図32の652に相当)
「機器名略号」713:機器名の略号(図32の655に対応)
入力枠714:追番(図32の表示枠657に対応)
表示枠715:機器名称(図32の表示枠658に対応)
「アイテム略号」716(図32の表示枠682に対応:必須項目:赤)
表示枠717:アイテム名称(図32の表示枠683に対応)
「部品形式」719(図32の表示枠684に対応)
「部品名称」720:機器の部品名称
「記事」721:アイテムに関する特記事項
「使用機器対象アイテム登録」画面710が表示される際に図32の「追加」ボタン686がクリックされた場合は、入力枠711〜713には図32の対応する入力枠の情報が表示され、他の入力枠は新規の情報を入力することができるように空欄となっている。また、「使用機器対象アイテム登録」画面710が表示される際に図32の「変更」ボタン687がクリックされた場合は、入力枠711〜721には図32の対応する入力枠の情報が表示され、入力枠719,721に情報を変更、入力することができる。なお、「?」ボタン716Aは、図32に示す「使用機器登録一覧」画面650の「?」ボタン656と同様に、アイテム/機器名称台帳登録DBに登録されたアイテム・機器名称一覧を表示させアイテム・機器を選択するためのボタンである。また、「?」ボタン719Aは、部品形式台帳DBに登録された部品形式一覧を表示させ、部品形式を選択するためのボタンである。
ユーザは、表示された入力枠711〜721に、使用機器の対象となるアイテムに関する情報を入力又は変更し、操作部8のマウスを用いて「登録」ボタン725をクリックする。すると、処理部7は、各入力枠711〜721に入力又は変更された情報を読み取り、それらの情報を使用機器登録DBに登録すると共に、「使用機器対象アイテム登録」画面710を終了させ、図32に示す「使用機器登録」画面650を表示させる。この「使用機器登録」画面650の各表示枠において表示される情報は、「使用機器対象アイテム登録」画面710において入力又は変更された情報を反映している。
また、「終了」ボタン726は、「使用機器対象アイテム登録」画面710が表示されている状態で、図32に示す「使用機器登録」画面650に戻って表示させるためのボタンである。
図34に示す「使用機器対象接続部登録」画面730は、上述のように、図32に示す「対象アイテム/接続部」681の「追加」ボタン695又は「変更」ボタン696がクリックされた場合に、表示部9に表示される画面である。この「使用機器対象接続部登録」画面730は、図3に示す表示階層の「使用機器対象接続部登録」46に相当する。
「使用機器対象接続部登録」画面730には、次の入力枠が表示される。各入力枠には使用機器登録DBから読み出された情報が表示される。
「形式」の入力枠731(図32の651に相当)
「形式」の入力枠732(図32の652に相当)
「機器名略号」733:機器名の略号(図32の655に対応)
入力枠734:追番(図32の表示枠657に対応)
表示枠735:機器名称(図32の表示枠658に対応)
「接続タイプ」の「コネクタ」のマーキング欄737:接続部のタイプがコネクタであるときにマーキングする欄(接続タイプは必須項目であり赤で表示される)
「接続タイプ」の「端子台」のマーキング欄738:接続部のタイプが端子台であるときにマーキングする欄
「接続タイプ」の「アイテム」のマーキング欄739:接続部のタイプがアイテム直接続であるときにマーキングする欄
「接続部名称」741(図32の表示枠690に対応:必須項目:赤)
「部品形式」742:接続部の部品形式(図32の表示枠692に対応:必須項目:赤)
「部品名称」744:接続部の部品名称
「用途」745(図32の入力枠693に対応)
「形式」の入力枠731(図32の651に相当)
「形式」の入力枠732(図32の652に相当)
「機器名略号」733:機器名の略号(図32の655に対応)
入力枠734:追番(図32の表示枠657に対応)
表示枠735:機器名称(図32の表示枠658に対応)
「接続タイプ」の「コネクタ」のマーキング欄737:接続部のタイプがコネクタであるときにマーキングする欄(接続タイプは必須項目であり赤で表示される)
「接続タイプ」の「端子台」のマーキング欄738:接続部のタイプが端子台であるときにマーキングする欄
「接続タイプ」の「アイテム」のマーキング欄739:接続部のタイプがアイテム直接続であるときにマーキングする欄
「接続部名称」741(図32の表示枠690に対応:必須項目:赤)
「部品形式」742:接続部の部品形式(図32の表示枠692に対応:必須項目:赤)
「部品名称」744:接続部の部品名称
「用途」745(図32の入力枠693に対応)
「使用機器対象接続部登録」画面730が表示される際に図32の「追加」ボタン695がクリックされた場合は、入力枠731〜735には図32の対応する入力枠の情報が表示され、他の入力枠は新規の情報を入力することができるように空欄となっている。また、「使用機器対象接続部登録」画面730が表示される際に図32の「変更」ボタン696がクリックされた場合は、入力枠731〜745には図32の対応する入力枠の情報が表示される。そして、入力枠742,745に情報を入力又は変更することができる。なお、「?」ボタン742Aは、部品形式台帳DBに登録された部品形式一覧を表示させ、部品形式を選択するためのボタンである。
ユーザは、表示された入力枠731〜745に、使用機器の対象となるアイテムの接続部に関する情報を入力又は変更し、操作部8のマウスを用いて「登録」ボタン747をクリックする。すると、処理部7は、各入力枠731〜745に入力又は変更された情報を読み取り、それらの情報を使用機器登録DBに登録すると共に、「使用機器対象接続部登録」画面730を終了させ、図32に示す「使用機器登録」画面650を表示させる。この「使用機器登録」画面650の各表示枠において表示される情報は、「使用機器対象接続部登録」画面730において入力又は変更された情報を反映している。
また、「終了」ボタン748は、「使用機器対象接続部登録」画面730が表示されている状態から、この「使用機器対象接続部登録」画面730を終了させ、図32に示す「使用機器登録」画面650を表示させるためのボタンである。
「使用機器登録」画面650での入力、変更等の作業が終了すると、「終了」ボタン700がクリックされる。すると、処理部7は、「使用機器登録」画面650を終了させ、表示部9に図31に示す「使用機器登録一覧」画面630を表示させる。さらに「終了ボタン」647がクリックされると、図17の「形式登録」画面330が表示される。
(3)配線データ入力系画面
図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750は、図6の「配線データ入力」ボタン93をクリックすることによって表示される。この「配線データ入力」選択メニュー画面750は、図4に示す表示階層の「配線データ入力」50に相当する。
図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750は、図6の「配線データ入力」ボタン93をクリックすることによって表示される。この「配線データ入力」選択メニュー画面750は、図4に示す表示階層の「配線データ入力」50に相当する。
「配線データ入力」選択メニュー画面750の画面上側には、次の情報が配線データ入力DBから処理部7によって読み込まれ表示される。
「形式」の入力枠751:鉄道車両の提供先企業略号又は名称(プルダウンメニューにより選択可能:図17の入力枠331に対応:必須要件且つキー項目:青)
「形式」の入力枠752:鉄道車両の提供先企業での車両の種別を識別する略号(図17の入力枠332:必須要件且つキー項目:青)
「名称」753:車両の名称(図17の入力枠333に対応)
「工作号」754:「形式」の入力枠751,752に表示される車両の工作号番号
「消しゴム訂正」マーキング欄755:削除履歴を付与しない配線データの抹消を行うときにマークする欄
「形式」の入力枠751:鉄道車両の提供先企業略号又は名称(プルダウンメニューにより選択可能:図17の入力枠331に対応:必須要件且つキー項目:青)
「形式」の入力枠752:鉄道車両の提供先企業での車両の種別を識別する略号(図17の入力枠332:必須要件且つキー項目:青)
「名称」753:車両の名称(図17の入力枠333に対応)
「工作号」754:「形式」の入力枠751,752に表示される車両の工作号番号
「消しゴム訂正」マーキング欄755:削除履歴を付与しない配線データの抹消を行うときにマークする欄
「形式」751,752、及び「名称」753の入力方法は、図17に示す「形式」331,332及び「名称」333に入力する方法と同様である。つまり「一覧」ボタン757をクリックすることにより「形式一覧」画面350(図18参照)において一覧表示された「形式」、「名称」を選択することができる。「入力クリア」ボタン758は、確定した「形式」751,752の情報の解除状態を解除し、空欄にするためのボタンである。
また、「形式」751,752、「名称」753、「工作号」754で特定される車両に関する種々の配線情報を表示させるため、「配線データ入力」選択メニュー画面750には、「FromTo情報登録」ボタン760、「電線廻し構成確認」ボタン761、「確認用線データ入力」ボタン762、「確認データ突合せ」ボタン763、「結線検索・登録」ボタン764、「系統検索・登録」ボタン765が表示される。これらのボタン760〜765は、図4に示す表示階層の符号51,55,57,59,60,63に相当する。
(3−a) 「FromTo情報登録」系画面
図36に示す「FromTo情報登録」画面770は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「FromTo情報登録」ボタン760がクリックされることで表示される。この「FromTo情報登録」画面770は、図4に示す表示階層の「FromTo情報登録」51に相当する。FromTo情報登録DBから読み出され「FromTo情報登録」画面770の画面上側には、次のデータが入力枠に表示される。なお、「FromTo情報登録」画面770に表示される情報は図35の入力枠751〜754で特定される車両に関する情報である。図35の入力枠751〜754の車両、工作号に関する情報は下記の「形式」771,772、「工作号」773に対応して表示される。
図36に示す「FromTo情報登録」画面770は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「FromTo情報登録」ボタン760がクリックされることで表示される。この「FromTo情報登録」画面770は、図4に示す表示階層の「FromTo情報登録」51に相当する。FromTo情報登録DBから読み出され「FromTo情報登録」画面770の画面上側には、次のデータが入力枠に表示される。なお、「FromTo情報登録」画面770に表示される情報は図35の入力枠751〜754で特定される車両に関する情報である。図35の入力枠751〜754の車両、工作号に関する情報は下記の「形式」771,772、「工作号」773に対応して表示される。
「形式」の入力枠771:鉄道車両の提供先企業略号又は名称、及びその企業での車両の識別する略号(図35の入力枠751,752に対応)
「形式」の入力枠772:鉄道車両の提供先企業での車両の名称(図35の入力枠753に対応)
「工作号」773(図35の入力枠753に対応)
「大」マーキング枠774:大画面サイズに切り替えるボタン(19インチ画面(1280*1024ピクセル)用)
「中」マーキング枠775:中画面サイズに切り替えるボタン(1024*768ピクセル用)
「装置番号」777,778:配線図・ツナギ図に表れる装置を識別する番号
「図面番号」779:その装置の図面番号(必須項目且つキー項目:青)
表示枠780:その装置を表した図番名
「車種」782:「形式」771,772で特定される車両の車種(必須項目:赤)
「表示順序」の「起点アイテム」枠783:表示枠790において起点アイテム情報を表示させる表示順序
「表示順序」の「線番号」枠784:表示枠790において配線する電線の線番号を表示させる表示順序
「表示順序」の「終点アイテム」枠785:表示枠790において終点アイテム情報を表示させる表示順序
「形式」の入力枠772:鉄道車両の提供先企業での車両の名称(図35の入力枠753に対応)
「工作号」773(図35の入力枠753に対応)
「大」マーキング枠774:大画面サイズに切り替えるボタン(19インチ画面(1280*1024ピクセル)用)
「中」マーキング枠775:中画面サイズに切り替えるボタン(1024*768ピクセル用)
「装置番号」777,778:配線図・ツナギ図に表れる装置を識別する番号
「図面番号」779:その装置の図面番号(必須項目且つキー項目:青)
表示枠780:その装置を表した図番名
「車種」782:「形式」771,772で特定される車両の車種(必須項目:赤)
「表示順序」の「起点アイテム」枠783:表示枠790において起点アイテム情報を表示させる表示順序
「表示順序」の「線番号」枠784:表示枠790において配線する電線の線番号を表示させる表示順序
「表示順序」の「終点アイテム」枠785:表示枠790において終点アイテム情報を表示させる表示順序
ここで、「一覧」ボタン787は、入力枠777〜780内の内容で特定される装置を一覧表示するためのボタンである。この「一覧」ボタン787をクリックすることにより、図37に示す「図番一覧」画面850が表示される。
表示欄790には、次の情報がFromTo情報登録DBから読み出されリスト状に表示される。
「起点アイテム」791:配線の起点となるアイテム
「線番号」792:配線に用いられる電線の番号
「親番号」793:配線に用いられる電線の親電線の番号
「終点アイテム」794:配線の終点となるアイテム
「追加」798:追加版数
「削除」799:削除版数
「起点アイテム」791:配線の起点となるアイテム
「線番号」792:配線に用いられる電線の番号
「親番号」793:配線に用いられる電線の親電線の番号
「終点アイテム」794:配線の終点となるアイテム
「追加」798:追加版数
「削除」799:削除版数
なお、「起点アイテム」791には2つの表示枠791a,791bが設けられ、ツナギ図に記載される起点アイテムの略号と名称とが表示されるようになっている。同様に、「終点アイテム」794にも2つの表示枠794a,794bが設けられ、ツナギ図に記載される終点アイテムの略号と名称とが表示されるようになっている。また、表示枠790内のリストにおいて、処理部7は、FromTo情報登録DB上、線番号が確定しているリスト及び機器が確定しているリストの背景を黄色く表示させ、系統が確定しているリストを青く表示させ、後述する入力枠801〜837に詳細な情報を表示させるために選択されたリストを赤く表示させる。また、表示欄790内の表はスクロールバー800によってスクロールされるようになっている。
表示欄790の下側には、表示欄790内においてマウスでクリックすることにより選択されたリストの中の電線に関する次の情報が表示されるようになっている。
「線番号」801(表示枠792に対応:必須項目:赤)
「回路属性」802:電線が使用される回路の属性、電線の種類(必須項目:赤)
「親線番号」803(表示枠793に対応)
入力枠805:電線種類の略号(必須項目且つキー項目:青)
入力枠806:電線のサイズ(直径)に対応して付されたサイズ名称
入力枠807:電線の外皮色
「線番号」801(表示枠792に対応:必須項目:赤)
「回路属性」802:電線が使用される回路の属性、電線の種類(必須項目:赤)
「親線番号」803(表示枠793に対応)
入力枠805:電線種類の略号(必須項目且つキー項目:青)
入力枠806:電線のサイズ(直径)に対応して付されたサイズ名称
入力枠807:電線の外皮色
「回路属性」802には、シールド回路、交流/直流回路、交流回路、光回路、高圧回路、直流回路、同軸回路、複合ケーブル等が表示される。
なおここで、線番号は、シールド線や多芯線の芯線ごとに付される番号であるため、シールド線或いは多芯線には芯線の本数分、線番号を有することになる。また、シールド線及び多芯線には芯線が外見的に1本にまとめられているため、シールド線及び多芯線ごとに親線番号が付されている。一方、単線に対しては1つの線番号が付され、親線番号は付されない。したがって、シールド線或いは多芯線における線番号と親線番号との関係は、線番号が芯線に付される番号であるのに対し、親線番号は外見的に1本に見えるシールド線或いは多芯線に付される番号である。
また、「?」ボタン808は、入力枠805〜807内の内容で特定される電線を検索するためのボタンである。この「?」ボタン808をクリックすることにより、図38に示される「電線種類検索」画面880が表示される。
「種別」810の横に配列されるマーキング枠810〜815には、#1〜#5で表される種別ごとに、入力枠801〜808によって特定される電線が使用されるか否かをマーキングする枠である。操作部8のマウスでクリックすることにより、「○」又は「×」のマーキングが付される。
「電線手配」817では、入力枠801〜808で特定される電線の手配方法がマーキングされる。すなわち、「購入品」819は、電線を別途購入する場合にマーキングされる欄である。「機器付属」820は、機器に付属している場合にマーキングされる欄である。「メーカ支給品」821は、アイテムを支給するメーカから電線が支給される場合にマーキングされる欄である。「ユーザ支給品」822は、鉄道車両提供先のユーザから電線が支給される場合にマーキングされる欄である。
「起点」画面枠824には、表示枠790のリストにおいて選択された「起点アイテム」−「線番号」−「終点アイテム」の関係のうち表示枠791の起点アイテムに関する次の情報が表示される。これらの入力枠では、文字を入力、変更することができる。
「アイテム名称」825(表示枠791bに対応:必須項目且つキー項目:青)
「アイテム略号」826(表示枠791aに対応:必須項目且つキー項目:青)
「振替マーク」827
「記事」828:FromTo情報の電線に関する特記事項
「アイテム名称」825(表示枠791bに対応:必須項目且つキー項目:青)
「アイテム略号」826(表示枠791aに対応:必須項目且つキー項目:青)
「振替マーク」827
「記事」828:FromTo情報の電線に関する特記事項
また、「?」ボタン830又は831をクリックすると、図39に示す「アイテム名称一覧」画面910が表示される。これらの入力枠でも、文字を入力、変更することができる。
「終点」画面枠834には、表示枠790のリストにおいて選択された「起点アイテム」−「線番号」−「終点アイテム」の関係のうち表示枠794の終点アイテムに関する次の情報が表示される。
「アイテム名称」835(表示枠794bに対応:必須項目且つキー項目:青)
「アイテム略号」836(表示枠794aに対応必須項目且つキー項目:青)
「振替マーク」837
「アイテム名称」835(表示枠794bに対応:必須項目且つキー項目:青)
「アイテム略号」836(表示枠794aに対応必須項目且つキー項目:青)
「振替マーク」837
また、「?」ボタン839又は840をクリックすると、図39に示す「アイテム名称一覧」画面910が表示される。
「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」の情報について追加したい場合は、電線の情報に関する入力枠801〜822、起点アイテムの情報に関する入力枠825〜828、及び終点アイテムの情報に関する入力枠835〜837に対し、新規の情報を入力し、「追加」ボタン841をクリックする。この操作により、処理部7は、入力された新たな情報をFromTo情報登録DBに登録する。
また、表示枠790に表示される「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」の情報の中で変更したい情報がある場合、表示枠790中、変更する行を操作部8のマウスでクリックして選択する。すると、選択された「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」の情報が、電線の情報に関する入力枠801〜822、起点アイテムの情報に関する入力枠825〜828、及び終点アイテムの情報に関する入力枠835〜837に表示される。その状態で、操作部8のキーボード及びマウスを用いて変更したい文字を変更し、あるいは「?」ボタン808,830,831,839又は840をクリックし、展開される各検索画面で適切な電線又はアイテムを選択する。変更後に「変更」ボタン842をクリックする。この操作により、処理部7は、変更された情報をFromTo情報登録DBに登録する。
また、表示枠790に表示される「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」の情報の中で削除したい情報がある場合、表示枠790中、削除する行を操作部8のマウスでクリックして選択し、「削除」ボタン842をクリックする。すると、選択された「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」の情報が処理部7によって表示枠790から消去される。このとき、削除版数と追加版数とが同一である場合は、選択された「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」の情報がFromTo情報登録DBから処理部7によって削除される。一方、版数が異なる場合、処理部7は、「起点アイテム」−「電線」−「終点アイテム」情報に削除フラグを付し、データ自体はFromTo情報登録DBにとどめておく。
「図番/車種変更」845は、図番又は車種を変更する場合にクリックされる。「終了」ボタン846は、「FromTo情報登録」画面770での作業を終えたときにクリックされる。この「終了」ボタン846がクリックされると、処理部7は表示部9に対し、図35に示す「配線図データ入力」選択メニュー画面750を表示させる。
図37に示す「図番一覧」画面850は、図36の「FromTo情報登録」画面770において「一覧」ボタン787がクリックされたときに表示される画面であり、図36の入力枠777〜780に装置番号、図面番号、図面名を入力するための画面である。「図番一覧」画面850は、図4に示す表示階層の「図面一覧」52に相当する。「図番一覧」画面850は、の画面上側には次の入力枠が表示される。
「装置番号」851,852(図36の入力枠777,778に対応)
「図番」853(図36の入力枠779に対応)
「図面名」854(図36の入力枠780に対応)
「装置番号」851,852(図36の入力枠777,778に対応)
「図番」853(図36の入力枠779に対応)
「図面名」854(図36の入力枠780に対応)
なお、「小」マーキング枠856は画面を所定のサイズに比較的小さく表示するためのマーキング枠であり、「中」マーキング枠857は、画面を中程度の大きさに表示させるマーキング枠である。
「検索」ボタン860は、入力枠851〜854に入力された情報に該当する情報を検索する場合に、操作部8のマウスでクリックされる。処理部8は、「検索」ボタン860がクリックされると、図番登録DBを参照し、入力枠851〜854に入力された情報に該当する情報を読み取り、表示枠862にリスト状に表示させる。表示枠862に表示される情報は次の情報である。
「装置番号」862(図25の入力枠505,表示枠509に対応)
「図番」863:図面番号(図25の表示枠510)
「図面名」864:(図25の表示枠511)
「入力本数」865
「装置番号」862(図25の入力枠505,表示枠509に対応)
「図番」863:図面番号(図25の表示枠510)
「図面名」864:(図25の表示枠511)
「入力本数」865
なお、スクロールバー867によって、表示枠861に表示される情報をスクロールすることができる。
図37で示される例では、「装置番号」851の枠に“16”と入力され「検索」ボタン860をクリックすることで検索した結果が表示枠861に表示されている。表示枠861に表示された「装置番号」は“16−”で始まる装置番号の図面である。このように、入力枠851〜854のうち一部の入力枠に入力された情報から検索することもできる。
「確定」ボタン869は、図36の入力枠777〜780に表示させる際に、選択する情報を確定させるために用いられる。すなわち、ユーザは表示枠861にリスト表示される情報のうち、図36の入力枠777〜780に表示させる情報を操作部8のマウスによってクリックして選択する。さらにユーザは「確定」ボタン869をクリックする。すると、図36に入力枠777〜780に表示させる情報が、図37の表示枠861で選択された情報に確定され、処理部7によってFromTo情報登録DBに登録されると共に、「図番一覧」画面850が終了され、図36に示す「FromTo情報登録」画面770が表示される。「FromTo情報登録」画面770では、図37の「図番一覧」画面850において確定された「装置番号」862、「図番」863、「図面名」864等が表示される。
なお、「終了」ボタン870は、図37に示す「図番一覧」画面850が表示されている状態で、この「図番一覧」画面850を終了させ、図36に示す「FromTo情報登録」画面770を表示させるためのボタンである。
図38に示す「電線種類検索」画面880は、図36の「FromTo情報登録」画面770において「?」ボタン808がクリックされたときに表示される画面である。処理部7は、「?」ボタン808がクリックされると、電線の種類等に関する次の入力枠が表示される。
「電線種類略号」881:電線種類の略号(図36の表示枠805に対応)
「電線種類名称」882:電線種類の名称
「サイズ名称」883:電線のサイズを識別する記号(図36の表示枠806に対応)
「電線種類略号」881:電線種類の略号(図36の表示枠805に対応)
「電線種類名称」882:電線種類の名称
「サイズ名称」883:電線のサイズを識別する記号(図36の表示枠806に対応)
なお、「小」マーキング枠885及び「中」マーキング枠886は、画面の大きさを小・中サイズに切り替えるボタンである。
「検索」ボタン888は、入力枠881〜883に入力された情報に該当する情報を検索する場合に、操作部8のマウスでクリックされる。処理部8は、「検索」ボタン888がクリックされると、電線台帳登録DBを参照し、入力枠881〜883に入力された情報に該当する情報を読み取り、表示枠890にリスト状に表示させる。入力枠881〜883のうち一部の入力枠に入力された情報から検索することもできる。表示枠890にリスト状に表示される情報は次の情報である。
「電線種類略号」891(図36の表示枠805に対応)
「電線種類名称」892
「サイズ名称」893(図36の表示枠806に対応)
「外皮色」894(図36の表示枠807)
「記事」895:電線に関する特記事項
「電線種類略号」891(図36の表示枠805に対応)
「電線種類名称」892
「サイズ名称」893(図36の表示枠806に対応)
「外皮色」894(図36の表示枠807)
「記事」895:電線に関する特記事項
なお、スクロールバー896によって、表示枠890に表示される表をスクロールすることができる。
「確定」ボタン900は、図36の入力枠805〜807に表示させる際に、選択する情報を確定させるために用いられる。すなわち、ユーザは表示枠890にリスト表示される情報のうち、図36の入力枠805〜807に表示させる情報を操作部8のマウスによってクリックして選択する。さらにユーザは「確定」ボタン900をクリックする。すると、図36に入力枠805〜807に表示させる情報が、図38の表示枠890で選択された情報に確定され、処理部7によってFromTo情報登録DBに登録されると共に、図38に表示された「電線種類検索」画面880が終了され、図36に示す「FromTo情報登録」画面770が表示される。「FromTo情報登録」画面770では、図38の「電線種類検索」画面880において確定された「電線種類略号」891、「電線種類名称」893、「サイズ名称」893、「外皮色」894等が表示される。
また、「終了」ボタン901は、図38に示す「電線種類検索」画面880が表示された状態で、この「電線種類検索」画面880を終了させ、図36に示す「FromTo情報登録」画面770を表示させるためのボタンである。
図39に示す「アイテム名称一覧」画面910は、図39の「FromTo情報登録」画面770において「?」ボタン830,831,又は840がクリックされたときに表示される画面である。「アイテム名称一覧」画面910には、アイテムに関する次の入力枠が表示される。
「アイテム略号」911(図36の入力枠826,836に対応)
「アイテム名称」912(図36の入力枠825,835に対応)
「顧客略号」913(図35の入力枠751に対応)
「アイテム略号」911(図36の入力枠826,836に対応)
「アイテム名称」912(図36の入力枠825,835に対応)
「顧客略号」913(図35の入力枠751に対応)
なお、「小」マーキング枠914及び「中」マーキング枠915は、画面の大きさを小・中サイズに合わせて切り替えるボタンである。
「検索」ボタン918は、入力枠911〜913に入力された情報に該当する情報を検索する場合に、操作部8のマウスでクリックされる。処理部8は、「検索」ボタン918がクリックされると、アイテム/機器名称登録DBを参照し、入力枠911〜913に入力された情報に該当する情報を読み取り、表示枠920にリスト状に表示させる。入力枠911〜913のうち一部の入力枠に入力された情報から検索することもできる。表示枠920にリスト状に表示される情報は次の情報である。
「アイテム略号」921(図36の入力枠826,836に対応)
「アイテム名称」922(図36の入力枠825,835に対応)
「顧客略号」923(図35の入力枠751に対応)
「記事」924(図36の入力枠828に対応)
「アイテム略号」921(図36の入力枠826,836に対応)
「アイテム名称」922(図36の入力枠825,835に対応)
「顧客略号」923(図35の入力枠751に対応)
「記事」924(図36の入力枠828に対応)
なお、スクロールバー925によって、表示枠920に表示される表をスクロールすることができる。
「確定」ボタン928は、図36の入力枠825〜828又は入力枠835〜837に表示させる際に、選択する情報を確定させるために用いられる。すなわち、ユーザは表示枠920にリスト表示される情報のうち、図36の入力枠825〜828又は入力枠835〜837に表示させる情報を操作部8のマウスによってクリックして選択する。さらにユーザにより「確定」ボタン928がクリックされる。すると、図36に入力枠825〜828又は入力枠835〜837に表示させる情報が、図39の表示枠920で選択された情報に確定され、処理部7によってFromTo情報登録DBに登録される。それと共に、「アイテム名称一覧」画面910を終了させ、図36に示す「FromTo情報登録」画面770を表示させる。「FromTo情報登録」画面770では、図39の「アイテム名称一覧」画面910において確定された「アイテム略号」921、「アイテム名称」922等が表示される。なお、「?」ボタン830,831がクリックされて図39が表示されていた場合は起点アイテムの情報として登録され、「?」ボタン840がクリックされて図39が表示されていた場合は終点アイテムの情報として登録される。
「アイテム名称台帳登録」ボタン927は、処理部7によって図16に示す「アイテム/機器名称台帳登録」画面311を表示させるボタンである。この「アイテム/機器名称台帳登録」画面311を表示させることにより、新規なアイテム・機器の登録や一覧表示をすることができる。
また、「終了」ボタン929は、「アイテム名称一覧」画面910が表示されている状態から、図36に示す「FromTo情報登録」画面770に戻って表示させるためのボタンである。
(3−b) 「電線廻し構成確認」系画面
「電線廻し構成確認」系の画面は、線番号毎に、接続されている機器名、電線種類等が正しく電線を引き廻されている構成となっているかどうかを確認するための画面である。
「電線廻し構成確認」系の画面は、線番号毎に、接続されている機器名、電線種類等が正しく電線を引き廻されている構成となっているかどうかを確認するための画面である。
図40に示す「電線廻し構成確認」画面940は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「電線廻し構成確認」ボタン761がクリックされて表示される画面である。この「電線廻し構成確認」画面940は、図4に示す表示階層の「電線廻し構成確認」55に相当する。
図40に示す「電線廻し構成確認」画面940の画面上側には、「電線廻し構成確認」画面940の画面上側には、図35の入力枠751,752に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」941と、図35の入力枠753に入力された車両の名称が表示される入力枠942とが表示される。また、「形式」941,942の下側には、「工作号」943及び「車種」945の入力枠が表示される。この「車種」945では、入力枠941〜943で特定される車両に属する車種をプルダウンメニューにより選択することができるようになっている。この「車種」945は必須項目であり、項目名が赤く表示される。
「検索」ボタン946は、入力枠941〜945に入力された情報で特定される車種の製造に使用される電線の線番号ごとに、その線番号に関連する情報をFromTo情報登録DBから読み取り、表示枠948に表示するためのボタンである。「検索」ボタン946がクリックされると、処理部7は、「検索」ボタン946のクリック操作信号を受け、FromTo情報登録DBを参照し、次の情報をリスト表示する。
「線番号」949(図36の表示枠792に対応)
「本数」950:線番号で識別される電線が使用される本数
「重複有無」951:同じ電線が重複して表示される電線の有無。有る場合に「有」と表示される。
「図番数」952:線番号で識別される電線が記載されている図の図番数
「代表図番設定有無」953:同じ電線が複数のツナギ図に渡って記載されている場合に、その電線が重複してFromTo情報登録DBに登録されていることを認識するために、複数のツナギ図のうち代表図が決められ、その代表図の図番が設定されているか否かの有無。有る場合に「有」と表示される。
「線番号」949(図36の表示枠792に対応)
「本数」950:線番号で識別される電線が使用される本数
「重複有無」951:同じ電線が重複して表示される電線の有無。有る場合に「有」と表示される。
「図番数」952:線番号で識別される電線が記載されている図の図番数
「代表図番設定有無」953:同じ電線が複数のツナギ図に渡って記載されている場合に、その電線が重複してFromTo情報登録DBに登録されていることを認識するために、複数のツナギ図のうち代表図が決められ、その代表図の図番が設定されているか否かの有無。有る場合に「有」と表示される。
ここで、「本数」950に表示される線番号で識別される電線が使用される本数は、処理部7によって、FromTo情報登録DBに登録されている同じ線番号がカウントされた本数である。なお、表示枠948は、スクロールバー955によってスクロールされるようになっている。また、電線の引き廻しに関して詳細な情報を表示させるために、「電線廻し詳細情報」ボタン957が表示される。「電線廻し詳細情報」ボタン957がクリックされると図41に示す「電線廻し詳細情報」画面960が表示される。「終了」ボタン999は「電線廻し構成確認」画面940を終了させるときにクリックされる。処理部7は、「終了」ボタン999のクリック操作信号を受けると、図36の「配線データ入力」画面750を表示部9に表示させる。
図41の「電線廻し詳細情報」画面960は、図40の「電線廻し構成確認」画面940において「電線廻し詳細情報」ボタン957がクリックされたとき表示される画面である。「電線廻し詳細情報」画面960は、図4に示す表示階層の「電線廻し詳細情報」56に相当する。
「電線廻し詳細情報」画面960の画面上側には、図40の入力枠941〜945,表示枠949に対応して、次の情報が各入力枠に表示される。
「形式」961(図40の入力枠941に対応)
入力枠962:車両名(図40の入力枠942に対応)
「工作号」963(図40の入力枠943に対応)
「車種」966(図40の入力枠945)
「線番号」967(図40の表示枠949に対応:必須項目:赤)
「形式」961(図40の入力枠941に対応)
入力枠962:車両名(図40の入力枠942に対応)
「工作号」963(図40の入力枠943に対応)
「車種」966(図40の入力枠945)
「線番号」967(図40の表示枠949に対応:必須項目:赤)
なお、図40の表示枠948において「線番号」949の中で特定の線番号が選択されて図41の「電線廻し詳細情報」画面960が表示された場合、「線番号」967にはその選択された線番号が表示される。「表示」ボタン969は、入力枠966で特定される車種において使用される電線のうち、「線番号」967で識別される電線に関連する情報を表示枠980に表示させるためのボタンである。すなわち、「表示」ボタン969がクリックされると、処理部7は、「表示」ボタン969のクリック操作信号を受け、FromTo情報登録DBを参照して「線番号」967に関連する情報を読み取り、表示枠980にリスト表示する。
「列項目」971は、表示枠980に表示される起点アイテム及び終点アイテムに関し、表示枠980に表示させる項目を選択する表示枠である。「列項目」971では、起点アイテム及び終点アイテムについて、「アイテム名称」「アイテム略号」「振替マーク」「部品形式」「機器名略号」のいずれかが選択可能となっている。「切替」ボタン978は、「列項目」971において選択項目を変更した場合にクリックされるボタンである。「切替」ボタン978がクリックされると、処理部7は、「列項目」971における変更後の選択項目を読み取り、その選択項目についての情報をFromTo情報登録DBから読み出し、表示枠980に表示させる。
表示枠980には、「車種」966に表示された車種において使用され「線番号」969で識別される線番号に関連する情報がリスト状に表示される。FromTo情報登録DBが参照され表示枠980に表示される情報としては次の情報である。
「線番号」981:入力枠967で表示される線番号(図40の「線番号」981に対応、図36の「線番号」792に対応)
「親線番号」982(図36の入力枠793に対応)
「電線種類番号」983(図36の入力枠805に対応)
「電線サイズ」984(図36の入力枠806に対応)
「起点(機器名略号)」985:起点側の機器名略号(「列項目」971の「起点」で選択された項目)
「終点(アイテム略号)」987:終点アイテムの略号(「列項目」971の「終点」で選択された項目)
「終点(機器名略号)」988:終点アイテムの略号(「列項目」971の「終点」で選択された項目)
表示枠992:「車種」に属する種別(#1〜5:図20の表示枠396に対応)で使用されるか否かの情報
「図番」996(図37の表示枠863に対応)
「代表図面」996:同じ配線が複数の図面に記載されている場合の代表する図面の番号
「線番号」981:入力枠967で表示される線番号(図40の「線番号」981に対応、図36の「線番号」792に対応)
「親線番号」982(図36の入力枠793に対応)
「電線種類番号」983(図36の入力枠805に対応)
「電線サイズ」984(図36の入力枠806に対応)
「起点(機器名略号)」985:起点側の機器名略号(「列項目」971の「起点」で選択された項目)
「終点(アイテム略号)」987:終点アイテムの略号(「列項目」971の「終点」で選択された項目)
「終点(機器名略号)」988:終点アイテムの略号(「列項目」971の「終点」で選択された項目)
表示枠992:「車種」に属する種別(#1〜5:図20の表示枠396に対応)で使用されるか否かの情報
「図番」996(図37の表示枠863に対応)
「代表図面」996:同じ配線が複数の図面に記載されている場合の代表する図面の番号
なお、表示枠980では縦の罫線はカーソルのドラッグにより移動させることができ、この画面例では起点側のアイテム略号の欄は罫線の移動で隠れている。また、スクロールバー998によって、表示枠980に表示される情報をスクロールすることができる。
また、処理部7は、FromTo情報登録DBにおいて、同じ起点アイテム(起点機器)と同じ終点アイテム(終点機器)との間に配線される電線として同じ線番号が複数登録されており、かつ図番も同じであると判定すると、それらの情報は重複データとして、表示枠980には背景を赤にしてリスト状に表示する。図41に示す画面例では表示枠980のNo.46〜49が重複データであるとして、それらの情報の背景の色は赤色で表示されている。
次に、「代表図面」996において代表図面を設定する手順を説明する。処理部7は、FromTo情報登録DBにおいて、同じ起点アイテム(起点機器)と同じ終点アイテム(終点機器)との間に配線される電線として同じ線番号が重複して登録されているが、それらには異なる図番が登録されていると判定すると、そのリストの背景を黄色に表示させると共に、「代表図面」996のプルダウンメニューのメニューに、自己の図番以外の複数の図番を表示させる。図41に示す画面例では、表示枠980内においてNo.50の「代表図面」996の逆三角マークがクリックされて、プルダウンメニュー996aが展開され、そのプルダウンメニュー996aに異なる複数の図番が表示されている。そこで、ユーザは代表図面を決定し、その代表図番が「図番」995に表示されているものを残し、「図番」995に代表図番とは異なる図番が表示されているリストのプルダウンメニュー(996a参照)を開く。さらに、開いたプルダウンメニューに表示された図番から代表図面の図番をクリックによって選択すると、プルダウンメニューが閉じ、「代表図番」996に選択された代表図番が表示される。そのうえで、「登録」ボタン1003がクリックされると、処理部7は、選択された代表図番を表示枠981〜995に表示された情報と関連付けてFromTo情報登録DBに登録する。
このようにFromTo情報登録DBに重複して登録されるのは、同じアイテム(機器)間の配線が複数のツナギ図又は配線図に記載されていることがあり、このようなツナギ図又は配線図を基に配線に関する情報が登録されるからである。
「FromTo情報登録」ボタン1000は、処理部7によって、図36の「FromTo情報登録」画面770を表示部9に表示させるためのボタンである。「同一機器確認」ボタン1001は、表示枠980のリストの中で、同じ起点機器及び同じ終点機器に接続される電線が表示されている場合に、処理部7によって、その電線に関する情報を画面の色とは異なる色(例えば、青色)に目立たせて表示させるボタンである。これにより、重複されて登録された電線の情報が容易に確認される。
「終了」ボタン1004は、処理部7によって、「電線廻し詳細情報」画面960を終了させ、図40の「電線廻し構成確認」画面940を表示部9に表示させるためのボタンである。
(3−c) 「確認用線データ入力」系画面
図42に示す「確認用データ入力」画面1010は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「確認用線データ入力」ボタン762がクリックされることにより表示される画面である。この「確認用データ入力」画面1010は、図4に示す表示階層の「FromTo情報登録」57に相当する。
図42に示す「確認用データ入力」画面1010は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「確認用線データ入力」ボタン762がクリックされることにより表示される画面である。この「確認用データ入力」画面1010は、図4に示す表示階層の「FromTo情報登録」57に相当する。
「確認用データ入力」画面1010の画面上側には、図35の入力枠751,752に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」1011と、図35の入力枠753に入力された車両の名称が表示される入力枠1012と、図35の入力枠754に入力された工作号が表示される「工作号」1013とが表示される。また、「形式」1011,1012の下側には、次の入力枠が表示される。
「機器名略号」1014:機器名の略号(必須項目且つキー項目:青)
入力枠1015:追番
入力枠1016:機器名
「機器名略号」1014:機器名の略号(必須項目且つキー項目:青)
入力枠1015:追番
入力枠1016:機器名
なお、「大」マーキング枠1017及び「中」マーキング枠1018は、画面の大きさを大・中サイズに合わせて切り替えるボタンである。
「一覧」ボタン1019は、処理部7の処理により図43に示す「機器一覧」画面1030を表示部9に表示させるためのボタンである。「機器一覧」画面1030は機器名を検索するための画面である。図43の「機器一覧」画面1030で検索された機器名のうち、選択した機器を、図42の入力枠1014〜1016に設定することができるようになっている。
図42の表示枠1020には、入力枠1011〜1013によって特定される車両に使用される機器のうち、入力枠1014〜1016で特定される機器の電線接続に関する次の情報が確認用線データ入力DBから読み出されリスト表示される。
「接続部名称」1021:機器の接続部の名称(図32の表示枠690に対応)
「許容電線サイズ」1022:電気部品の接続部の端子に接続できる電線のサイズの上限(図10の表示枠175に対応)
「接続可能本数」1023:機器の接続部のポジションに接続できる電線の本数
「ポジション」1024:接続部のポジションの位置(図10の表示枠171に対応)
「線番号」1025:接続する電線を特定する番号
「接続部名称」1021:機器の接続部の名称(図32の表示枠690に対応)
「許容電線サイズ」1022:電気部品の接続部の端子に接続できる電線のサイズの上限(図10の表示枠175に対応)
「接続可能本数」1023:機器の接続部のポジションに接続できる電線の本数
「ポジション」1024:接続部のポジションの位置(図10の表示枠171に対応)
「線番号」1025:接続する電線を特定する番号
「登録」ボタン1026は、処理部7によって、表示枠1020に入力された情報を確認用線データ入力DBに登録させるためのボタンである。「取消」ボタン1027は、ロックされている機器名略号を解除させ、別の機器略号を指定するためのボタンである。「終了」ボタン1028は、処理部7によって、図42に示す「確認用線データ入力」画面1010を終了させ、図35に示す「配線データ入力」画面750を表示部9に表示させるためのボタンである。
図43に示す「機器一覧」画面1030は、図42の「一覧」ボタン1019のクリックにより表示される画面である。「機器一覧」画面1030には次の入力枠が表示される。
「機器名略号」1031(図42の入力枠1014に対応)
「機器名称」1035(図42の入力枠1016に対応)
「機器名略号」1031(図42の入力枠1014に対応)
「機器名称」1035(図42の入力枠1016に対応)
なお、「小」マーキング枠1033及び「中」マーキング枠1034は、画面の大きさを小・中サイズに合わせて切り替えるボタンである。
「検索」ボタン1032は、「機器名略号」1031,「機器名称」1035に入力された情報を、使用機器台帳登録DBから検索して表示枠1037に表示させるためのボタンである。すなわち、処理部7は、「検索」ボタン1032のクリック操作信号を受けると、使用機器台帳登録DBを参照し、「機器名略号」1031,「機器名称」1035に入力された情報を検索して、その情報に関連付けられた各種情報を読み出し、表示枠1037にリスト表示させる。検索の結果、表示枠1037に表示される情報は、次の情報である。
「機器名略号」1038(入力枠1031,図42の入力枠1014に対応)
「追番」1039(図42の入力枠1015に対応)
「機器名称」1040(図42の入力枠1016に対応)
「入力」1041:機器名称が入力済みである場合に、「済み」と表示される。
「機器名略号」1038(入力枠1031,図42の入力枠1014に対応)
「追番」1039(図42の入力枠1015に対応)
「機器名称」1040(図42の入力枠1016に対応)
「入力」1041:機器名称が入力済みである場合に、「済み」と表示される。
「確定」ボタン1045は、表示枠1037に表示された「機器名略号」−「追番」−「機器名称」の関係の情報のうち図42に示す「確認用線データ入力画面」1010の入力枠1014,1015,1016に入力すべき情報をクリックして選択した後、選択した情報を実際に入力枠1014,1015,1016させるためのボタンである。
「複写」ボタン1046は、確認用線データDBに登録された線番号を、表示枠1037に表示された機器とは別の機器に関連付けて複写するボタンである。すなわち、表示枠1037に表示された機器名略号にはその機器に接続される電線の線番号が関連付けられて登録されている。そこで、表示枠1037から機器名略号をクリックして「複写」ボタン1046をクリックすると、処理部7はその機器名略号で特定される機器に接続される電線と同じ電線の線番号を別の機器に接続される電線として登録する。
「入力取消」ボタン1047は、表示枠1037に入力した情報を取り消すためのボタンである。「終了」ボタン1048は、処理部7によって「機器一覧」画面1030を終了させ、「確認用線データ入力」画面1010を表示部9に表示させるためのボタンである。
(3−d) 「確認データ突合せ」画面
図44に示す「確認データ突合せ」画面1050は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「確認データ突合せ」ボタン763がクリックされて表示される画面である。この「確認データ突合せ」画面1050は、機器間、アイテム間における電線の結線情報が適正であるかどうかを確認するための画面であり、確認用線データ入力DB、FromTo情報登録DB、及び使用機器登録DBが参照される。「確認データ突合せ」画面1050は、図4に示す表示階層の「確認データ突合せ」59に相当する。
図44に示す「確認データ突合せ」画面1050は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「確認データ突合せ」ボタン763がクリックされて表示される画面である。この「確認データ突合せ」画面1050は、機器間、アイテム間における電線の結線情報が適正であるかどうかを確認するための画面であり、確認用線データ入力DB、FromTo情報登録DB、及び使用機器登録DBが参照される。「確認データ突合せ」画面1050は、図4に示す表示階層の「確認データ突合せ」59に相当する。
「確認データ突合せ」画面1050の画面上側には、図35の入力枠751,752に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」1051と、図35の入力枠753に入力された車両の名称が表示される入力枠1052と、図35の入力枠754に入力された工作号が表示される「工作号」1053とが表示される。さらに、「形式」1051,1052で特定される車両に属する種別に関する情報であるかどうかがマーキングによって示される「車種種別」マーキング枠1054が表示される。
「確認データ突合せ」画面1050の画面中央から下側にかけて「エラー結果」表示枠1057が表示される。「エラー結果」表示枠1057には、確認用データ入力DB及びFromTo情報登録DBから読み出される情報を含めて、次の情報が表示枠に表示される。
「No.」1058:リストナンバー
「機器名略号」1059(図42の入力枠1014,図43の入力枠1038に対応)
「追番」1060(図43の入力枠1039,図42の入力枠1015に対応)
「車種」1061(図36の入力枠782に対応)
「種別」1062(図36の810に対応)
「接続部名称」1063:(図42の入力枠1021に対応)
「許容電線サイズ」1064:(図42の入力枠1022に対応)
「接続可能本数」1065(図42の入力枠1023に対応)
「ポジション」1066(図42の入力枠1024に対応)
「線番号」1067(図42の入力枠1025に対応)
「親線番号」1068(図36の入力枠793に対応)
「No.」1058:リストナンバー
「機器名略号」1059(図42の入力枠1014,図43の入力枠1038に対応)
「追番」1060(図43の入力枠1039,図42の入力枠1015に対応)
「車種」1061(図36の入力枠782に対応)
「種別」1062(図36の810に対応)
「接続部名称」1063:(図42の入力枠1021に対応)
「許容電線サイズ」1064:(図42の入力枠1022に対応)
「接続可能本数」1065(図42の入力枠1023に対応)
「ポジション」1066(図42の入力枠1024に対応)
「線番号」1067(図42の入力枠1025に対応)
「親線番号」1068(図36の入力枠793に対応)
また、「突合」ボタン1056がクリックされると、処理部7によって、FromTo情報登録DBの情報、確認用データ入力DBの情報、及び使用機器登録DBの情報が照合され、配線や結線の情報が適正であるかどうかの判定が、「エラーコード」1069、「エラー内容」1070に表示される。「エラーコード」W00001〜W00006には次の「エラー内容」が対応する。
W00001:「線番号結線情報に無し」
W00002:「線番号FromTo情報に無し」
W00003:「許容電線サイズ超過」
W00004:「接続可能電線本数超過」
W00005:「単独配線」
W00006:「機器設定されていません」
W00001:「線番号結線情報に無し」
W00002:「線番号FromTo情報に無し」
W00003:「許容電線サイズ超過」
W00004:「接続可能電線本数超過」
W00005:「単独配線」
W00006:「機器設定されていません」
次にこれらのエラーを判定する処理フローを説明する。エラー判定は、エラーコードW00006の判定から始められ、W00001〜W00005の判定が順に判定される。
<エラーコードW00006のエラー判定>
図45は、処理部7(機器設定照合手段)によって行われるエラーコードW0006の判定を示す処理フローである。この判定では、処理部7によって、FromTo情報登録DBに起点アイテムとして登録されるアイテム名称及び終点アイテムとして登録されているアイテム名称と、使用機器登録DBに登録されるアイテム名称とが照合され、アイテム名称の登録漏れが判定される。
図45は、処理部7(機器設定照合手段)によって行われるエラーコードW0006の判定を示す処理フローである。この判定では、処理部7によって、FromTo情報登録DBに起点アイテムとして登録されるアイテム名称及び終点アイテムとして登録されているアイテム名称と、使用機器登録DBに登録されるアイテム名称とが照合され、アイテム名称の登録漏れが判定される。
まず、処理部7は、FromTo情報登録DBを参照し、起点アイテム名称及び終点アイテム名称を抽出する(S101)。さらに、処理部7は、使用機器登録DBを参照し、使用機器に属するアイテム(内部アイテム)のアイテム名称を抽出する(S102)。そして、処理部7は、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテム名称が、使用機器登録DBに登録されたアイテム名称の中に存在するかどうか照合する(S103)。照合の対象となったアイテム名称が、使用機器登録DBに登録されたアイテム名称の中に存在しなかった場合(No)、エラーコードW00006(「機器設定されていません」)に該当するエラー、すなわち使用機器登録DBにアイテム名称が設定されていないと判定する(S104)。
S103において照合の対象となったアイテム名称が使用機器登録DBに登録されたアイテム名称の中に存在した場合(Yes)又はS104の判定後は次の処理に移り、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテムの中で、S103の判定が未確認(未判定)であるアイテムが存在するかどうか判定する(S105)。未確認のアイテムが存在する場合(Yes)、S103に戻り、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテム名称のうち次のアイテム名称を照合対象とし、S103〜S105の照合、判定を行っていく。そして、S105において、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテム名称すべてがS103における照合、判定され、未確認のアイテム名称が存在しなくなるまで、S103〜S105の処理を繰り返す。そして、S105において未確認のアイテム名称が存在しなくなると(No)、エラーコードW00006のエラー判定を終了し、エラーコードW00001のエラー判定に移行する。
<エラーコードW00001のエラー判定>
図46は、処理部7(電線情報照合手段)によって行われるエラーコードW0001の判定を示す処理フローである。この判定では、処理部7によって、使用機器登録DBに登録される線番号と、FromTo情報登録DBに登録される線番号とが照合される。その際、確認用線データ入力DBに登録された使用機器とその使用機器に接続される電線の対応関係の情報に基づき、起点アイテムと使用機器との対応及び終点アイテムと使用機器との対応が参照される。この判定によって、確認用線データ入力DBでの線番号の登録漏れが判定される。
図46は、処理部7(電線情報照合手段)によって行われるエラーコードW0001の判定を示す処理フローである。この判定では、処理部7によって、使用機器登録DBに登録される線番号と、FromTo情報登録DBに登録される線番号とが照合される。その際、確認用線データ入力DBに登録された使用機器とその使用機器に接続される電線の対応関係の情報に基づき、起点アイテムと使用機器との対応及び終点アイテムと使用機器との対応が参照される。この判定によって、確認用線データ入力DBでの線番号の登録漏れが判定される。
最初に処理部7は、FromTo情報登録DBを参照し、起点アイテム名称、終点アイテム名称、及び線番号を抽出する(S201)。さらに、処理部7は、確認用線データ入力DBを参照し、使用機器の線番号のデータを抽出すると共に、使用機器登録DBを参照し、使用機器に属するアイテム(内部アイテム)のアイテム名称を抽出する(S202)。処理部7は、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテムに図45に示すエラーコードW00006の判定においてエラーが発生していると判定されたか否か判別する(S203)。判別の対象とされた起点アイテム又は終点アイテムに、エラーコードW00006のエラーが発生していたと判別された場合(Yes)、後述するS207の処理に移行する。
一方、判別の対象とされた起点アイテム又は終点アイテムに、エラーコードW00006のエラーは発生していなかったと判別された場合(No)、その起点アイテム又は終点アイテムは、使用機器登録DB上「内作」登録されていない(図32における「内作」マーキング枠668においてマーキングされていない)機器内で配線されるアイテムであるのか否か判定する。このS204の判定において、その起点アイテム又は終点アイテムが、「内作」登録されていない機器内で配線されるアイテムであると判定された場合(Yes)、S207の処理に移行する。一方、S204の判定において、起点アイテム又は終点アイテムは、「内作」登録されていない機器内で配線されるアイテムではないと判定された場合(No)、処理部7は、確認用線データ入力DBを参照し、その起点アイテム又は終点アイテムが属している機器に関連付けられた確認線データとして、FromTo情報登録DBに登録された線番号と同じ線番号が確認用線データ入力DBに登録されているか否かを判定する(S205)。この判定は、図36の「FromTo情報登録」画面770に示されている「起点アイテム」791と「終点アイテム」794との間に結線される電線の線番号が、図42の「確認用データ入力」画面1010に示す「線番号」1024に、機器に応じて登録されているかどうかを判定する。このS205の判定において、FromTo情報登録DBに登録された線番号と同じ線番号が確認用線データ入力DBに登録されてないと判定された場合(No)、エラーコードW00001(「機器に結線情報無し」)に該当するエラー、すなわち確認用線データ入力DBに線番号が登録されていないと判定する(S206)。
S205の判定においてFromTo情報登録DBに登録された線番号と同じ線番号が確認用線データ入力DBに登録されていると判定された場合、又はS206の判定後は次の処理に移り、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテムの中で、S205の判定が未確認であるアイテムが存在するか否かが判定される(S207)。未確認のアイテムが存在する場合(Yes)、S203に戻り、FromTo情報登録DBに起点アイテム名称又は終点アイテム名称として登録されたアイテムのうち次のアイテムを照合対象とし、S203〜S206の照合、判定を行っていく。このS203〜S206の処理は、未確認のアイテム名称が存在しなくなるまで繰り返し行われる。そして、S207において未確認のアイテム名称が存在しなくなると(No)、エラーコードW00001のエラー判定を終了し、エラーコードW00002〜W00004のエラー判定に移行する。
<エラーコードW00002〜W00004のエラー判定>
図47及び図48は、処理部7(電線情報照合手段、接続可能電線本数判定手段、接続可能電線本数判定手段、接続可能電線サイズ判定手段)によって行われるエラーコードW00002〜W00004の判定を示す処理フローである。
図47及び図48は、処理部7(電線情報照合手段、接続可能電線本数判定手段、接続可能電線本数判定手段、接続可能電線サイズ判定手段)によって行われるエラーコードW00002〜W00004の判定を示す処理フローである。
エラーコードW00002のエラー「線番号FromTo情報に無し」判定では、エラーコードW00001の判定と同様に、処理部7によって、使用機器登録DBに登録される線番号と、FromTo情報登録DBに登録される線番号とが照合される。その際、確認用線データ入力DBに登録された使用機器とその使用機器に接続される電線の対応関係の情報に基づき、起点アイテムと使用機器との対応及び終点アイテムと使用機器との対応が参照される。ただし、このエラーコードW00002の判定によって、FromTo情報登録DBでの線番号の登録漏れが判定される。
エラーコードW00003のエラー「許容電線サイズ超過」判定の際、処理部7は、確認用線データ入力DBの特定の線番号に関連付けられて登録された許容電線サイズと、FromTo情報登録DBにおいてその特定の線番号に関連付けて登録された電線サイズとの大小関係を判定し、電線サイズが許容電線サイズを超過又は、下限を下回っていた場合、エラーと判定する。
エラーコードW00004のエラー「接続可能電線本数超過」判定の際、処理部7は、確認用線データ入力DBの特定の線番号に関連付けられて登録された接続可能本数を抽出し、FromTo情報登録DBにおいてその特定の線番号が登録されたFromTo情報の個数を算出し、そのFromTo情報の個数と接続可能本数との大小関係を判定し、FromTo情報の個数が、許容電線サイズを考慮して、接続可能本数を超過しているとエラーとする。
なお、エラーコードW00003及びW00004のエラー判定の場合、FromTo情報登録DBのFromTo情報及び確認用線データ入力DBの機器/線情報それぞれに、使用機器登録DBにおいて互いに関連付けられて登録された機器名称及びアイテム名称のいずれか一方が存在するFromTo情報及び機器/線情報を対象とする。これにより、同じ機器を対象として、その機器に接続される電線の本数及び電線のサイズが判定されることになる。
次に、図47及び図48を参照して、具体的にエラーコードW00002〜W00004の判定について説明する。まず、処理部7は、FromTo情報登録DBを参照し、起点アイテム名称、終点アイテム名称、及び線番号を抽出する(S301)。さらに、処理部7は、確認用線データ入力DBを参照し、機器名称、接続部名称、許容電線サイズ、接続可能本数、及び線番号を抽出すると共に、使用機器登録DBを参照し、機器名称とその機器に属するアイテム(内部アイテム)のアイテム名称を抽出する(S302)。
次に処理部7は、使用機器の確認用線データとして確認用線データ入力DBに登録されている1つの線番号を取り上げ、その線番号と同じ線番号が、FromTo情報登録DBに1本以上登録されているか否か判定する(S303)。このS303の判定において、確認用線データ入力DBに登録されている線番号と同じ線番号が、FromTo情報登録DBに1本も登録されていないと判定された場合(No)、エラーコードW00002(「線番号FromTo情報に無し」)に該当するエラー、すなわちFromTo情報登録DBに線番号が登録されていないと判定する(S304)。そして、後述するS309の処理に移行する。
S303の判定においてFromTo情報登録DBに線番号が1本以上確認された場合(Yes)、処理部7は、確認用線データ入力DBに登録されている「接続可能本数」は、FromTo情報登録DBに登録されている電線本数以上か否かを判定する(S305)。このS305の判定において、確認用線データ入力DBに登録されている「接続可能本数」がFromTo情報登録DBに登録されている電線本数以上ではなかった場合、エラーコードW00004(「接続可能電線本数超過」)に該当するエラー、すなわちFromTo情報登録DBに登録されている電線本数が確認用線データ入力DBに登録されている「接続可能本数」(入力枠1022)を超えていたと判定する(S306)。そして、S309の処理に移行する。
S305の判定において確認用線データ入力DBに登録されている「接続可能本数」は、FromTo情報登録DBに登録されている電線本数以上であった場合(Yes)、処理部7は、確認用線データ入力DBに登録された線番号の「許容電線サイズ」に対して、FromTo情報登録DBに電線サイズが超過しているか、又は下限より小さい電線が1本以上存在するか否かを判定する(S307)。このS307の判定において、「許容電線サイズ」に対して電線サイズが超過しているか、又は下限より小さい電線が1本以上存在していた場合(Yes)、エラーコードW00003(「許容電線サイズ超過」)に該当するエラー、すなわち確認用線データ入力DBに登録された線番号の「許容電線サイズ」(入力枠1021)に対して、FromTo情報登録DBに電線サイズが超過又は下限を下回る電線が1本以上存在していたと判定する(S308)。そして、S309の処理に移行する。
S307の判定において「許容電線サイズ」を超過又は下限より小さい電線の存在はなかったと判定された場合(S309)、S304の判定、S306の判定、又はS308の判定された後は次の処理に移り、確認用線データ入力DBに登録された確認用線データの中で、S303、S305、S307の判定が未確認である線データが存在するか否かが判定される(S309)。未確認の線データが存在する場合(Yes)、S303に戻り、確認用線データ入力DBに登録された線データうち次の線データを照合対象とし、S303〜S308の判定を行っていく。このS303〜S308の処理は、未確認の線データが存在しなくなるまで繰り返し行われる。そして、S309において未確認の線データが存在しなくなると(No)、エラーコードW00002〜W00004のエラー判定を終了し、エラーコードW00005のエラー判定に移行する。
<エラーコードW00005のエラー判定>
次に、エラーコードW00005「単独配線」について、簡単な配線モデルを示す図49を参照して説明し、そのうえで、エラーコードW0005の処理フローを図50及び図51を参照して説明する前に、「単独配線」について説明する。
次に、エラーコードW00005「単独配線」について、簡単な配線モデルを示す図49を参照して説明し、そのうえで、エラーコードW0005の処理フローを図50及び図51を参照して説明する前に、「単独配線」について説明する。
図49の配線モデルは、ある特定の線番号100の電線が配線されている使用機器の配線状況を示しており、「単独配線」エラーが生じている配線モデルである。すなわち、使用機器Aの内部において、アイテムaとアイテムnとは線番号100の電線により結線されている(配線ア)。また、使用機器Aのアイテムaと使用機器Bのアイテムbとは線番号100の電線で結線されている(配線イ)。さらに、使用機器Aのアイテムnと使用機器Cのアイテムcとは線番号100の電線で結線されている(配線ウ)。また、使用機器Dの内部において、アイテムdとアイテムxとは線番号100の電線で結線されている(配線エ)。使用機器Eの内部では、アイテムeとアイテムyとは線番号100の電線で結線されている(配線オ)。さらに、使用機器D内のアイテムxと使用機器E内のアイテムyとは線番号100の電線で結線されている(配線カ)。
ここで、同じ線番号であれば、その電線に伝送される電気信号はほぼ同じである。同じ線番号の電線が複数本使用される場合、それらの電線にほぼ同種の電気を流す意図で、電線が配線される。そのため、同じ線番号の複数本の電線は、アイテムを介して連続して配線されるのが通常である。ここで図49に示す配線モデルを見ると、使用機器A,B,Cでは、アイテムbからアイテムcまでアイテムa及びアイテムnを介して線番号100の電線が配線されている(配線ア〜ウ:使用機器A,B,Cにおいて使用されている線番号100の電線をグループ1の電線群と呼ぶ)。使用機器D,Eでは、アイテムdからアイテムeまでアイテムx及びアイテムyを介して線番号100の電線が配線されている(配線エ〜カ:使用機器D,Eにおいて使用されている線番号100の電線をグループ2の電線群と呼ぶ)。しかし、グループ1の電線群とグループ2の電線群とは同じ線番号でありながらアイテムを介して連続して配線されていない。このような配線状況をユーザに対してエラーとして知らせるのがエラーコードW00005のエラーである。
この配線モデルを参照して、判定方法を簡単に説明する。図50は、配線ア〜配線カの配線ごとに起点アイテム及び終点アイテムと、それらが属する起点機器及び終点機器をリスト表示した図である。この図において、まず、配線アの起点機器又は終点機器のどちらかと同じ起点機器又は終点機器である配線をグループ1とする。この場合、配線アの起点機器及び終点機器はいずれも使用機器Aであるので、起点機器又は終点機器のどちらかが使用機器Aである配線イ及び配線ウは、グループ1の配線である。したがって、配線ア〜配線ウで使用される電線はグループ1の電線群である。
次に、グループ分けされていない配線エに着目し、配線エの起点機器又は終点機器のどちらかと同じ起点機器又は終点機器である配線を探す。配線エの起点機器及び終点機器はいずれも使用機器Dであるので、起点機器又は終点機器のいずれかが使用機器Dである配線を探すと、配線カが発見される。この配線カは未だグループ分けされていないため、配線エ及び配線カを新たなグループ2とする。さらに、未だグループ分けされていない配線オに着目し、配線オの起点機器又は終点機器のどちらかと同じ起点機器又は終点機器である配線を探す。配線オの起点機器及び終点機器は使用機器Eであるため、起点機器又は終点機器のいずれかが使用機器Eである配線を探す。すると配線カの終点機器がEであることが知れる。配線カは既にグループ2に分けられているため、配線オを配線カと同じグループ2とする。このようにして配線エ〜配線カはグループ2であり、配線エ〜配線カで使用される電線はグループ2の電線群である。
結果として線番号100の電線の配線に関し、2以上のグループに分けられたため、同じ線番号である複数本の電線がアイテムを介して連続して配線されていないと判定される。このようにして単独配線エラーが判定される。なお、この方法では最初にアイテム名を使用機器名に置き換えて行っているが、この置き換えは「内作」登録されていない使用機器(図32の「内作」マーキング枠668においてマーキングされていない)に属するアイテムに対して適用される。「内作」登録されているものは、自社で配線を確認する必要があるため、アイテム名を使用機器名に置き換えることなくこの判定を行う。そのことにより、「内作」登録されている使用機器についても同様に、単独配線エラー判定を行うことができる。
以上の判定方法の説明を踏まえ、図51及び図52の処理フローを参照して、処理部7(配線判定手段)によって行われるエラーコードW00005の判定を説明する。
処理部7は、FromTo情報登録DBを参照し、起点アイテム名称、終点アイテム名称、及び線番号を抽出する(S401)。さらに、処理部7は、使用機器登録DBを参照し、使用機器にあるアイテム(内部アイテム)のアイテム名称を抽出する(S402)。処理部7は、FromTo情報登録DBの1つの線番号に着目し(S403)、着目した線番号が接続される起点アイテム又は終点アイテムには、「内作」登録されていない(図32における「内作」マーキング枠668においてマーキングされていない)機器内で電線と接続されるアイテムが存在するか否か判定する(S404)。このS404の判定において、その起点アイテム又は終点アイテムが、「内作」登録されていない機器内のアイテムと判定した場合(Yes)、その機器に関連付けられたアイテム及び線番号に関するデータ(FromTo情報)を判定対象から除外して以降の処理が進められる(S405)。これにより他社でチェックされる配線をエラー判定の対象から除外することができる。さらに、S404の判定において、着目した線番号が接続される起点アイテム又は終点アイテムには、「内作」登録されていない機器内のアイテムではないと判定した場合(No)、又はS405の処理後、処理部7は、着目した線番号について、FromTo情報登録に登録された情報が2本以上存在するか否かを判定する(S406)。S406の判定において、着目した線番号についてFromTo情報登録に登録された情報が複数存在しなかった場合(No)、着目線番号を次の線番号とし(S407)、処理部7はS403〜S406の処理を行う。
S405の判定において、FromTo情報登録に、着目した線番号が複数本登録されていた場合(Yes)、処理部7は、本判定のために「内作」登録されていない機器に対して、FromTo情報登録DBの起点アイテム名又は終点アイテム名を機器名に置き換える(S408)。ここで処理部7は、「内作」登録されている機器についてはアイテム名を機器名に置き換えることなく処理を進める。そのため、アイテム名と機器名とがFromTo情報に混在する場合がある。また、「内作」する機器のアイテムについては、アイテム単位で単独配線エラーの判定が行われることになる。
次に、処理部7は、線番号が同じ複数のFromTo情報(S406参照)の中で、一つのFromTo情報に着目し、その着目したFromTo情報の起点アイテム(起点機器)又は終点アイテム(終点機器)と同じ起点アイテム(起点機器)又は終点アイテム(終点機器)を有するFromTo情報が、着目した以外のFromTo情報の中に存在するか否か判定する(S409)。この判定の結果、存在が確認された場合(Yes)、処理部7は、該当するFromTo情報に着目し(S410)、その該当するFromTo情報の中で既にグループ分けされてグループのフラグが付されたFromTo情報が存在するか否か判定する(S411)。なお、グループ分けは、異なるグループナンバーを付すことで行われる。
S411において、グループのフラグが付されたFromTo情報は存在しなかった場合(No)、又はS409における判定でNoの判定であった場合、処理部7は、S409の判定基準に該当したFromTo情報に対し、新たなグループ分けのためのグループフラグを付す(S412)。なお、グループフラグのナンバーとしては、1、2、3…と順に整数の番号が付される。一方、S411において、グループのフラグが付されたFromTo情報が存在した場合(Yes)、処理部7は、そのフラグナンバーと同じナンバーを、他のグループのフラグが付されていないFromTo情報に付す(S413)。
S412又はS413においてグループ分けフラグをFromTo情報に付すと、処理部7は、他のFromTo情報の中で、グループ分けフラグを付されていないFT情報は存在するか否か判定する(S414)。そして、グループ分けフラグを付されていないFromTo情報が存在する場合(Yes)、処理部7は、別グループを形成する線番号を検索するため、グループ分けフラグが付されていないFromTo情報に着目(S415)してS409に戻り、S409〜S414の処理を繰り返す。このようにして、処理部7は、グループ分けフラグを付されていないFromTo情報が存在しなくなるまで、S409〜S414の処理を繰り返す。
処理部7は、S414においてグループ分けフラグを付されていないFromTo情報が存在しないと判定すると(No)、グループ分けされた結果、グループ分けフラグから複数のグループが存在するか否か判定する(S416)。その結果、複数のグループが存在すると判定した場合、処理部7はS406において着目した線番号に関し、エラーコードW00005の「単独配線エラー」と判定する(S417)。
S403〜S417では、一つの線番号に着目してエラーコードW00005の「単独配線エラー」を判定した。そこで、処理部7は、未確認の線番号が存在するか否かを判定し(S418)、未確認の線番号が存在する場合(Yes)、S403に戻り、未確認の線番号の中から次の一つの線番号に着目し、S403〜S417の処理を繰り返す。このようにして、処理部7は、未確認の線番号が存在しなくなるまでS403〜S417の処理を繰り返し、各線番号の「単独配線エラー」を判定する。S418において未確認の線番号が存在しなくなると、処理部7は、S417において「単独配線エラー」と判定した線番号を抽出(S419)し、処理を終了する。
W00001〜W00005全てのエラー判定が終了すると、処理部7は、データの突合せごとに判定されたエラーコードとエラー内容を、「エラー結果」1057の表示枠「エラーコード」1069及び「エラー内容」1070に表示させる。ユーザは、「確認データ突合せ」画面1050に表示された「エラー内容」1070を参照し、エラーを解消すべく、配線図及びツナギ図を確認しつつ、適宜画面を開き登録すべき情報を入力、変更、登録する操作を行う。
「エラースルー」1071は、エラーごとに、表示枠1069,1070に表示されたエラー内容がユーザによって了解され、特段の見直しを要しない場合にユーザによってマーキングされる。マーキングは操作部8のマウスを用いてクリックされることにより行われる。「エラースルー」1071にマーキングされた情報は、再度「突合」1056がクリックされることによりデータが突合されエラー判定が行われても、処理部7によって表示枠1057に表示されないよう処理される。
スクロールバー1073は、「エラー結果」表示枠1057に表示される情報をスクロールするために表示される。
「登録」ボタン1075は、処理部7によって、「エラースルー」1071の情報を確認データ突合せDBに登録させるためのボタンである。また、「終了」ボタン1076は、処理部7によって「確認データ突合せ」画面1050を終了させ、「配線データ入力」画面750を表示させるためのボタンである。
(3−e) 「結線検索・確認」系画面
図53に示す「結線検索・確認」画面1080は、「確認データ突合せ」画面1050でのデータ突合せの結果、エラーと判定された原因となった確認用線データ入力DB及びFromTo情報登録DBに登録された情報を修正した後に、機器又はアイテムの接続部に接続された電線の他端はどの機器又はアイテムの接続部に接続されているのかを確認する等のために用いられる。「結線検索・確認」画面1080は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「結線検索・確認」ボタン764がクリックされることにより表示される。この「結線検索・確認」画面1080は、図4に示す表示階層の「結線検索・確認」60に相当する。
図53に示す「結線検索・確認」画面1080は、「確認データ突合せ」画面1050でのデータ突合せの結果、エラーと判定された原因となった確認用線データ入力DB及びFromTo情報登録DBに登録された情報を修正した後に、機器又はアイテムの接続部に接続された電線の他端はどの機器又はアイテムの接続部に接続されているのかを確認する等のために用いられる。「結線検索・確認」画面1080は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「結線検索・確認」ボタン764がクリックされることにより表示される。この「結線検索・確認」画面1080は、図4に示す表示階層の「結線検索・確認」60に相当する。
「結線検索・確認」画面1080の画面上側には、図35の入力枠751,752に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」1081と、図35の入力枠753に入力された車両の名称が表示される入力枠1082と、図35の入力枠754に入力された工作号が表示される「工作号」1083とが表示される。「大」マーキング枠1085及び「中」マーキング枠1086は、画面の大きさを大サイズ又は中サイズに合わせて切り替えるボタンである。入力枠1081,1082,1083の下側には、次の入力枠が表示される。
「車種」1088:「形式」1081,1082で特定される車両の車種(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「機器名略号」1090:検索の対象とする機器名略号
「機器名称」1091:検索の対象とする機器名称
「確定」マーキング枠1093:結線情報が確定された機器を検索対象とする場合にマーキングする枠
「未確定」マーキング枠1094:結線情報が未確定の機器を検索対象とする場合にマーキングする枠
「車種」1088:「形式」1081,1082で特定される車両の車種(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「機器名略号」1090:検索の対象とする機器名略号
「機器名称」1091:検索の対象とする機器名称
「確定」マーキング枠1093:結線情報が確定された機器を検索対象とする場合にマーキングする枠
「未確定」マーキング枠1094:結線情報が未確定の機器を検索対象とする場合にマーキングする枠
「検索」ボタン1097は、「形式」1081,1082及び「工作号」1083で特定される車両であって、入力枠1088〜1094に入力された情報に該当する機器に関する結線情報を処理部7によって、確認用線データ入力DBが参照され、表示枠1099に表示させるためのボタンである。表示枠1099には、次の情報がリスト状に表示される。
「選」1100:リストされた情報を選択するマーキング
「機器名略号」1101:機器名の略号
「追番」1102:同一機器略号を複数使用したいときに、機器名称略号と共に使用される番号
「機器名称」1103:機器の名称
「車種」1104:車両の車種
「種別」1105:車種の種別
「外部結線」1106:入力枠1101,1103で特定される機器に外部結線が施される場合に「○」とマーキングされる。
「内部結線」1107:入力枠1101,1103で特定される機器に内部結線が施される場合に「○」とマーキングされる。
「確定」1108:結線情報が確定された場合に「確定」と表示される。
「追加」798:追加版数
「削除」799:削除版数
「選」1100:リストされた情報を選択するマーキング
「機器名略号」1101:機器名の略号
「追番」1102:同一機器略号を複数使用したいときに、機器名称略号と共に使用される番号
「機器名称」1103:機器の名称
「車種」1104:車両の車種
「種別」1105:車種の種別
「外部結線」1106:入力枠1101,1103で特定される機器に外部結線が施される場合に「○」とマーキングされる。
「内部結線」1107:入力枠1101,1103で特定される機器に内部結線が施される場合に「○」とマーキングされる。
「確定」1108:結線情報が確定された場合に「確定」と表示される。
「追加」798:追加版数
「削除」799:削除版数
表示枠1099内の表は、スクロールバー1112によってスクロールされるようになっている。
「外部結線登録」ボタン1114は、処理部7によって確認用線データ入力DB及びFromTo情報登録DBから外部結線に関する情報を読み出させ、その情報を図54に示す「外部結線登録」画面1120に合わせて表示させるためのボタンである。「内部結線登録」ボタン1115は、処理部7によって確認用線データ入力DB及びFromTo情報登録DBから内部結線に関する情報を読み出させ、その情報を図55に示す「内部結線登録」画面1150に合わせて表示させるためのボタンである。なお、図32の「使用機器登録」画面650において「内作」668のマーキングがされている使用機器の情報が存在している場合、その使用機器の情報が「内部結線登録」画面1150に表示される対象となる。
「確定」ボタン1117は、表示枠1099に表示された結線情報を「確定」させるためのボタンであり、「解除」ボタン1118は、結線情報の「確定」を解除するためのボタンである。また、「終了」ボタンは、処理部7によって「結線検索・確認」画面1080を終了させ、図35に示す「配線データ入力」画面750を表示させるためのボタンである。
図54に示す「外部結線登録」画面1120は、図53に示す「結線検索・確認」画面1080の「外部結線登録」ボタン1114がクリックされることによって表示される画面である。「外部結線登録」画面1120は、図4に示す表示階層の「外部結線登録」61に相当する。
「外部結線登録」画面1120の画面上側には、図53の入力枠1081に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」1121と、図53の入力枠1082に入力された車両の名称が表示される入力枠1122と、図53の入力枠1083に入力された工作号が表示される「工作号」1123とが表示される。「大」マーキング枠1124及び「中」マーキング枠1125は、画面の大きさを大サイズ又は中サイズに合わせて切り替えるボタンである。また、入力枠1121〜1125の下側には、機器及び車種を特定するための次の入力枠が表示される。
「機器」の入力枠1127:機器名略号(図53の表示枠1101に対応)
「機器」の入力枠1128:追番(図53の表示枠1102に対応)
「機器」の入力枠1129:機器名称(図53の表示枠1103に対応)
「車種」の入力枠1130:車種(図53の表示枠1104に対応)
「機器」の入力枠1127:機器名略号(図53の表示枠1101に対応)
「機器」の入力枠1128:追番(図53の表示枠1102に対応)
「機器」の入力枠1129:機器名称(図53の表示枠1103に対応)
「車種」の入力枠1130:車種(図53の表示枠1104に対応)
表示枠1135には、入力枠1127〜1130によって特定される機器に関し、次の外部結線情報がFromTo情報登録DB及び確認用線データ入力DBから読み取られリスト状に表示される。
「接続部名称」1136:入力枠1127〜1129で特定される機器の接続部の名称
「ポジション」1137:接続部にある接続ピンの位置
「線番号」1138:配線される電線の線番号
「電線種類−サイズ名称−芯線色−シールドNo.−行先アイテム−名称」1139:表示枠1138に表示される線番号で特定される電線の電線種類、サイズ名称、芯線色、シールドNo.、行先アイテム名称(電線の他端が接続されるアイテムの名称)
「接続部名称」1136:入力枠1127〜1129で特定される機器の接続部の名称
「ポジション」1137:接続部にある接続ピンの位置
「線番号」1138:配線される電線の線番号
「電線種類−サイズ名称−芯線色−シールドNo.−行先アイテム−名称」1139:表示枠1138に表示される線番号で特定される電線の電線種類、サイズ名称、芯線色、シールドNo.、行先アイテム名称(電線の他端が接続されるアイテムの名称)
なお、「単線表示」ボタン1132は、処理部7によってFromTo情報登録DBが参照される際に、FromTo情報登録DBにおいて、該当する線番号又はポジションに対して1つのFromTo情報(「起点アイテム」−「線番号」−「終点アイテム」)が登録されている情報を選択させ、表示枠1135に表示させるためのボタンである。一方、「単線非表示」ボタン1133は、処理部7によってFromTo情報登録DBが参照される際に、FromTo情報登録DBにおいて、該当する線番号又はポジションに対して2つ以上のFromTo情報(「起点アイテム」−「線番号」−「終点アイテム」)が登録されている情報を選択させ、表示枠1135に表示させるためのボタンである。「単線非表示」ボタン1133をマーキングしたうえで表示枠1135に結線情報を表示させることで、1つのポジションに対して複数のFromTo情報が登録されている結線情報がわかるので、FromTo情報を1つに選択することができる。
「仮登録」ボタン1141は、「電線種類−サイズ名称−芯線色−シールドNo.−行先アイテム−名称」1139の表示枠において、1つのポジションに対し、2以上の「電線種類−サイズ名称−芯線色−シールドNo.−行先アイテム−名称」のパターンを選択するも、編集作業途中でそれまで行った選択を一時的に保存するためのボタンである。この「仮登録」ボタン1141によって、仮登録されている外部結線は図53の「外部結線」1106に三角印が表示される。また、「登録」ボタン1142は、1つのポジションに対して「電線種類−サイズ名称−芯線色−シールドNo.−行先アイテム−名称」1139にある選択肢を全て表示させた後に、いずれかの選択肢の情報を登録するためのボタンである。なお、この2つの「仮登録」ボタン1141,「登録」ボタン1142は、結線情報が未確定のものがある場合に表示されるようになっている。「終了」ボタン1143は、処理部7によって「外部結線登録」画面1120を終了させ、図53の「結線検索・確認」画面1080を表示させるためのボタンである。
図55に示す「内部結線登録」画面1150は、図53に示す「結線検索・確認」画面1080の「内部結線登録」ボタン1115がクリックされることによって表示される画面である。この「内部結線登録」画面1150は、図4に示す表示階層の「内部結線登録」62に相当する。
「内部結線登録」画面1150の画面上側には、「外部結線登録」画面1120と同様に、図53の入力枠1081に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」1151と、図53の入力枠1082に入力された車両の名称が表示される入力枠1152と、図53の入力枠1083に入力された工作号が表示される「工作号」1153とが表示される。「大」マーキング枠1155及び「中」マーキング枠1156は、画面の大きさを大サイズ又は中サイズに合わせて切り替えるボタンである。また、入力枠1121〜1125の下側には、機器及び車種を特定するために次の入力枠が表示される。
「機器」の入力枠1158:機器名略号(図53の表示枠1101に対応)
「機器」の入力枠1159:追番(図53の表示枠1102に対応)
「機器」の入力枠1160:機器名称(図53の表示枠1103に対応)
「車種」1161(図53の表示枠1104に対応)
「機器」の入力枠1158:機器名略号(図53の表示枠1101に対応)
「機器」の入力枠1159:追番(図53の表示枠1102に対応)
「機器」の入力枠1160:機器名称(図53の表示枠1103に対応)
「車種」1161(図53の表示枠1104に対応)
表示枠1163には、入力枠1158〜1160によって特定される機器に関し、次の内部結線情報がFromTo情報登録DB及び確認用線データ入力DBから読み取られリスト状に表示される。
「順序−接続部名称−ポジション」1164:起点アイテムの順序、接続部名称、及びポジション
「線番号」1165:配線される電線の線番号
「親線番号」1166:表示枠1165に表示される電線の親線の線番号
「電線種類」1167:配線される電線の種類
「サイズ名称」1168:電線のサイズを識別する記号
「芯線色−シールドNo.」1169:電線の芯線の色とシールドNo
「順序−接続部名称−ポジション」1170:終点アイテムの順序、接続部名称、及びポジション
「順序−接続部名称−ポジション」1164:起点アイテムの順序、接続部名称、及びポジション
「線番号」1165:配線される電線の線番号
「親線番号」1166:表示枠1165に表示される電線の親線の線番号
「電線種類」1167:配線される電線の種類
「サイズ名称」1168:電線のサイズを識別する記号
「芯線色−シールドNo.」1169:電線の芯線の色とシールドNo
「順序−接続部名称−ポジション」1170:終点アイテムの順序、接続部名称、及びポジション
ここで、結線情報が未確定のものがある場合には、図54における「仮登録」ボタン1141,「登録」ボタン1142と同じ機能を有する「仮登録」ボタン及び「登録」ボタンが、「終了」ボタン1172に表示される。そして、内部結線情報を、仮登録又は登録することができるようになっている。「終了」ボタン1172は、処理部7によって「内部結線登録」画面1172を終了させ、図53の「結線検索・確認」画面1080を表示させるためのボタンである。
(3−f) 「系統検索・登録」系画面
図56に示す「系統検索・登録」画面1180は、系統検索・登録DBに登録された情報が読み込まれ表示される画面である。この「系統検索・登録」画面1180は、図53に示す「結線検索・確認」画面1080において結線情報が確定された情報について、その結線情報に登録された電線がどのような経路に配線されるかを系統検索・登録DBに登録するための画面である。「系統検索・登録」画面1180では、起点アイテム(機器)、終点アイテム(機器)及び回路属性が同じ電線であれば同一の経路に配線されるものとみなされ、系統検索・登録DBに登録される。また、「系統検索・登録」画面1180は、配線経路の途中に配管、電線管やダクト等、電線を配線するためには断面積の制約がある箇所について配線された電線の断面積が配管やダクトの断面積に占める割合、つまり占積率の検証にも用いられる。
図56に示す「系統検索・登録」画面1180は、系統検索・登録DBに登録された情報が読み込まれ表示される画面である。この「系統検索・登録」画面1180は、図53に示す「結線検索・確認」画面1080において結線情報が確定された情報について、その結線情報に登録された電線がどのような経路に配線されるかを系統検索・登録DBに登録するための画面である。「系統検索・登録」画面1180では、起点アイテム(機器)、終点アイテム(機器)及び回路属性が同じ電線であれば同一の経路に配線されるものとみなされ、系統検索・登録DBに登録される。また、「系統検索・登録」画面1180は、配線経路の途中に配管、電線管やダクト等、電線を配線するためには断面積の制約がある箇所について配線された電線の断面積が配管やダクトの断面積に占める割合、つまり占積率の検証にも用いられる。
図56に示す「系統検索・登録」画面1180は、図35に示す「配線データ入力」選択メニュー画面750の「系統検索・登録」ボタン765がクリックされることにより表示される画面である。この「系統検索・登録」画面1180は、図4に示す表示階層の「系統検索・登録」63に相当する。
「系統検索・登録」画面1180の画面上側には、図35の入力枠751,752に入力された提供先企業の略語と車両の略号とが表示される「形式」1181と、図35の入力枠753に入力された車両の名称が表示される入力枠1182と、図35の入力枠754に入力された工作号が表示される「工作号」1183とが表示される。「大」マーキング枠1189及び「中」マーキング枠1190は、画面の大きさを大サイズ又は中サイズに合わせて切り替えるボタンである。さらに、入力枠1181〜1183の画面下側には、次のデータが表示される。
「車種」1185:入力枠1181,1182で特定される車両に属する車種(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「回路属性」1186,1187:電線が接続される電気部品・回路の属性
「着目部位」1192,1193:電線の配線状況を確認するために着目する機器が配置される部位
「着目機器」1195:着目部位に配置される着目機器の略号
入力枠1196:「着目機器」1195の追番
入力枠1197:「着目機器」1195の機器名
「?」ボタン1198:着目機器を「アイテム名称一覧」(図39参照)から検索するためのボタン
「相手側部位」1200,1201:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器が配置される部位
「相手側機器」1203:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号
入力枠1204:「相手側機器」1203の追番
入力枠1205:「相手側機器」1205の機器名
「?」ボタン1206:相手側機器を「アイテム名称一覧」(図39参照)から検索するためのボタン
「未登録」マーキング枠1208:系統番号が「未登録」であることを検索条件とするためのマーキング枠
「登録済」マーキング枠1209:系統番号が「登録済」であることを検索条件とするためのマーキング枠
「系統名」1211,1212:部位内において検索する系統の範囲を入力する枠(「登録済」マーキング枠1209がマークされたときにのみ表示される)
「車種」1185:入力枠1181,1182で特定される車両に属する車種(プルダウンメニューにより選択可能:必須項目:赤)
「回路属性」1186,1187:電線が接続される電気部品・回路の属性
「着目部位」1192,1193:電線の配線状況を確認するために着目する機器が配置される部位
「着目機器」1195:着目部位に配置される着目機器の略号
入力枠1196:「着目機器」1195の追番
入力枠1197:「着目機器」1195の機器名
「?」ボタン1198:着目機器を「アイテム名称一覧」(図39参照)から検索するためのボタン
「相手側部位」1200,1201:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器が配置される部位
「相手側機器」1203:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号
入力枠1204:「相手側機器」1203の追番
入力枠1205:「相手側機器」1205の機器名
「?」ボタン1206:相手側機器を「アイテム名称一覧」(図39参照)から検索するためのボタン
「未登録」マーキング枠1208:系統番号が「未登録」であることを検索条件とするためのマーキング枠
「登録済」マーキング枠1209:系統番号が「登録済」であることを検索条件とするためのマーキング枠
「系統名」1211,1212:部位内において検索する系統の範囲を入力する枠(「登録済」マーキング枠1209がマークされたときにのみ表示される)
「検索」ボタン1214は、入力枠1181〜1183で特定される車両のうち、入力枠1185で特定される車種のうち、入力枠1186〜1212に表示された情報に該当する配線情報を、処理部7によって系統検索・登録DBから検索させ、表示枠1215に表示させるためのボタンである。検索の結果、表示枠1215には、次の情報がリスト状に表示される。
「選」1216:リストされた情報を選択するマーキング
「系統名」1217:部位内において電線が配線される系統を示す記号
「着目機器名略号」1218:着目した機器の略号
「着目機器追番」1219:着目した機器の追番
「着目機器名称」1220:着目した機器の名称
「着目接続部」1221:着目した機器の接続部
「着目部位」1222:着目した部位
「回路属性」1223:電線が接続される電気部品・回路の属性
「相手側機器名略号」1224:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号
「選」1216:リストされた情報を選択するマーキング
「系統名」1217:部位内において電線が配線される系統を示す記号
「着目機器名略号」1218:着目した機器の略号
「着目機器追番」1219:着目した機器の追番
「着目機器名称」1220:着目した機器の名称
「着目接続部」1221:着目した機器の接続部
「着目部位」1222:着目した部位
「回路属性」1223:電線が接続される電気部品・回路の属性
「相手側機器名略号」1224:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号
その他、「相手側機器追番」「相手側機器名称」等が表示される。また、スクロールバー1226,1227は、表示枠1216に表示される情報をスクロールするために表示される。
表示枠1216下側にある「全て選択」ボタン1229は、表示枠1215に表示されている情報をすべて選択し、「選」マーキング枠1216のすべてにマーキングするためのボタンである。「全クリア」ボタン1230は「選」マーキング枠1216をすべてクリアするためのボタンである。いずれも、処理部7がクリック操作を受けて処理する。この「選」マーキング枠1216は「系統名」1217に系統番号を採番する系統を選択する際にマーキングされる他、「取消」ボタン1232、「確定」ボタン1237、又は「解除」ボタン1238と併用される。つまり、「選」マーキング枠1216がマーキングされた系統が「取消」ボタン1232をクリックされることで系統名が消去されるように処理部7によって処理される。また、「選」マーキング枠1216がマーキングされた系統が「確定」ボタン1237をクリックされることでその系統情報が確定され、系統検索・登録DBに登録されるように処理部7によって処理される。「選」マーキング枠1216がマーキングされた系統が「解除」ボタン1238をクリックされることでその系統情報の確定が解除されるように処理部7によって処理される。
「系統参照・分割」ボタン1233は、図57又は図77に示す「系統参照・分割」画面1240を表示させるためのボタンである。「経路登録」ボタン1234は、図58に示す「系統経路登録」画面1280を表示させるためのボタンである。また、「詳細情報」ボタン1235は、図59に示す「詳細情報」画面1310を表示させるためのボタンである。
「終了」ボタン1239は、処理部7によって「系統検索・登録」画面1180を終了させ、図35に示す「配線データ入力」画面750を表示させるためのボタンである。
図56は、「登録済」1209がマークされた場合の「系統検索・登録」画面1180であったが、図76は、「未登録」ボタン1208がマークされた場合の「系統検索・登録」画面である。図76に示すように、「未登録」マーキング枠1208がマークされたときには、入力枠「系統頭文字」1210A、入力枠「開始番号」1210B、「採番」ボタン1210Cが表示される。これらの1210A〜1210Cの使用方法について説明する。まず、入力枠1192,1195等への入力により、車種、着目機器等で採番したい機器を絞り込み、「系統頭文字」1210Aに系統名の頭文字を、「開始番号」1210Bに開始番号を入力し、「採番」ボタン1210Cをクリックする。すると、処理部7は、「系統頭文字」1210A及び入力枠「開始番号」1210Bに入力された系統名を系統検索登録DBから検索し、表示枠1215に検索されたリストを表示する。その表示状態で、「選」欄1216にチェックを入れ、「登録」ボタン1236をクリックすると、処理部7によって選択された情報が採番されることになる。
図57又は図77に示す「系統参照・分割」画面1240は、図56に示す「系統検索・登録」画面1180の「系統参照・分割」ボタン1233がクリックされることによって表示される画面である。この「系統参照・分割」画面1240は、図4に示す表示階層の「系統参照・分割」64に相当する。
「系統参照・分割」画面1240の画面上側には、図56の「系統検索・登録」画面1180に対応して次の情報が系統検索・登録DBから読み取られ表示される。
「形式」の入力枠1241(図56の入力枠1181に対応)
「形式」の入力枠1242(図56の入力枠1182に対応)
「工作号」1243(図56の入力枠1183に対応)
「大」マーキング枠1245:画面の大きさを大サイズに合わせて切り替えるボタン
「中」マーキング枠1246:画面の大きさを中サイズに合わせて切り替えるボタン
「系統名」1248:車両内の系統名(図56の表示枠1217に対応)
「車種」1249:「形式」1241,1242で特定される車両に属する車種(図56の入力枠1185に対応)
「着目機器」1250:電線の配線状況を確認するために着目する機器の略号(図56の入力枠1195,表示枠1218に対応)
「着目機器」1251:着目機器の追番(図56の入力枠1196,表示枠1219に対応)
「着目機器」1252:着目機器の名称(図56の入力枠1197,表示枠1220に対応)
「相手側機器」1255:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号(図56の入力枠1203,表示枠1224に対応)
「相手側機器」1256:相手側機器の追番(図56の入力枠1204に対応)
「相手側機器」1257:相手側機器の名称(図56の入力枠1205に対応)
「形式」の入力枠1241(図56の入力枠1181に対応)
「形式」の入力枠1242(図56の入力枠1182に対応)
「工作号」1243(図56の入力枠1183に対応)
「大」マーキング枠1245:画面の大きさを大サイズに合わせて切り替えるボタン
「中」マーキング枠1246:画面の大きさを中サイズに合わせて切り替えるボタン
「系統名」1248:車両内の系統名(図56の表示枠1217に対応)
「車種」1249:「形式」1241,1242で特定される車両に属する車種(図56の入力枠1185に対応)
「着目機器」1250:電線の配線状況を確認するために着目する機器の略号(図56の入力枠1195,表示枠1218に対応)
「着目機器」1251:着目機器の追番(図56の入力枠1196,表示枠1219に対応)
「着目機器」1252:着目機器の名称(図56の入力枠1197,表示枠1220に対応)
「相手側機器」1255:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号(図56の入力枠1203,表示枠1224に対応)
「相手側機器」1256:相手側機器の追番(図56の入力枠1204に対応)
「相手側機器」1257:相手側機器の名称(図56の入力枠1205に対応)
「系統参照・分割」画面1240の画面中段の表示枠1260には、配線情報が表示される。すなわち、入力枠1241〜1249で特定される車種、系統であって、入力枠1250〜1252で特定される着目機器から入力枠1255〜1257で特定される相手側機器に配線される電線の系統情報として、系統検索・登録DBから読み出され表示枠1260に表示される情報は、次の情報である。
「選」1261:リストされた情報を選択するマーキング
「線番号」1262:着目機器に接続される線の線番号
「親線番号」1263:接続される線の親線の線番号
「着目接続部」1264:電線が接続される着目機器の接続部
「着目ポジション」1265:電線が接続される着目接続部内のポジション(ピン)の位置
「電線種類」1266:配線される電線の種類
「電線サイズ」1267:電線のサイズを識別する名称
「相手側接続部」1268:電線が接続される相手側機器の接続部
「相手側ポジション」1269:電線が接続される相手側接続部内のポジション(ピン)の位置
「追加」1270:追加版数
「削除」1271:削除版数
「選」1261:リストされた情報を選択するマーキング
「線番号」1262:着目機器に接続される線の線番号
「親線番号」1263:接続される線の親線の線番号
「着目接続部」1264:電線が接続される着目機器の接続部
「着目ポジション」1265:電線が接続される着目接続部内のポジション(ピン)の位置
「電線種類」1266:配線される電線の種類
「電線サイズ」1267:電線のサイズを識別する名称
「相手側接続部」1268:電線が接続される相手側機器の接続部
「相手側ポジション」1269:電線が接続される相手側接続部内のポジション(ピン)の位置
「追加」1270:追加版数
「削除」1271:削除版数
ここで、系統が未確定である場合、「系統参照・分割」画面1240の画面下段には、「系統分割」マーキング枠1273及び「系統移動」マーキング枠1274が表示される。系統を分割するときは、「系統分割」マーキング枠1273をマーキングする。すると、「分割先系統名」選択枠1275が表れる。そして、系統を分割したい配線情報の「選」1261にマーキングしたうえ、「分割先系統名」選択枠1275で分割したい先の系統名を指定し、「登録」ボタン1277をクリックする。すると、処理部7は、選択された配線情報を指定された系統名へ分割する。作業終了後は、「終了」ボタン1278をクリックすることにより、図56に示す「系統検索・登録」画面1180に戻る。
一方、系統を移動する場合について、図77を参照して説明する。この操作は、既に系統番号が登録されているもののうち、他の系統へ移動させたい時に行われる。したがって、起点/終点機器名が同一であることが条件となる。まず、「系統移動」マーキング枠1274をマーキングする。すると、「移動先系統名」選択枠1276が表れる。この「移動先系統名」選択枠1276には、処理部7によって、移動可能な系統名がプルダウンメニューに表示されるため、その中から移動先の系統名を指定する。さらに、移動させたい配線情報の「選」1261をマーキングし、「登録」ボタン1277をクリックする。すると、処理部7は、選択された配線情報を指定された系統名へ移動させる。作業終了後は、「終了」ボタン1278をクリックすることにより、図56に示す「系統検索・登録」画面1180に戻る。
図58に示す「系統経路登録」画面1280は、図56に示す「系統検索・登録」画面1180の「経路登録」ボタン1234がクリックされることによって表示される画面である。「系統経路登録」画面1280は、図4に示す表示階層の「系統経路登録」65に相当する。「系統経路登録」画面1240の画面上側には、図56に対応して次の情報が系統検索・登録DBから処理部7によって読み取られ各入力枠に表示される。
「形式」の入力枠1281:提供先企業の略語と車両の略号(図56の入力枠1181に対応)
「形式」の入力枠1282:車両の名称(図56の入力枠1182に対応)
「工作号」1283:工作号(図54の入力枠1183に対応)
「系統名」1285:車両内の系統名(図56の表示枠1217に対応)
「車種」1286:車両に属する車種(図56の入力枠1185に対応)
「形式」の入力枠1281:提供先企業の略語と車両の略号(図56の入力枠1181に対応)
「形式」の入力枠1282:車両の名称(図56の入力枠1182に対応)
「工作号」1283:工作号(図54の入力枠1183に対応)
「系統名」1285:車両内の系統名(図56の表示枠1217に対応)
「車種」1286:車両に属する車種(図56の入力枠1185に対応)
また、入力枠1281〜1286の下側には、機器及び車種を特定するために次の入力枠が表示される。
「起点機器の設定」欄1287:起点機器を設定する欄(必須項目:赤)
マーキング欄1288:入力枠1289,1290に表示される機器を起点機器として設定するマーキング欄
マーキング欄1291:入力枠1292,1293に表示される機器を起点機器として設定するマーキング欄
「部位」1295,1296:車両内の部位(必須項目:赤)
「経路名」1297:部位内の経路の名称(必須項目:赤)
「起点機器の設定」欄1287:起点機器を設定する欄(必須項目:赤)
マーキング欄1288:入力枠1289,1290に表示される機器を起点機器として設定するマーキング欄
マーキング欄1291:入力枠1292,1293に表示される機器を起点機器として設定するマーキング欄
「部位」1295,1296:車両内の部位(必須項目:赤)
「経路名」1297:部位内の経路の名称(必須項目:赤)
表示枠1300には、入力枠1281〜1297で特定される車両、系統、車種、起点機器における部位及び経路に関する情報が、処理部7によって系統検索・登録DBから読み取られ表示される。表示枠1300に表示される情報は次の情報である。
「順序」1301:経路の順序
「経路名」1302:電線を敷設する経路の略号
「記事」1303:経路を識別する情報等、経路に関する特記事項
「部位」1304:部位の名称
「順序」1301:経路の順序
「経路名」1302:電線を敷設する経路の略号
「記事」1303:経路を識別する情報等、経路に関する特記事項
「部位」1304:部位の名称
「終了」ボタン1305は、処理部7に「系統経路登録」画面1280を終了させ、図56に示す「系統検索登録」画面1180を表示させるためのボタンである。
図59に示す「詳細情報」画面1310は、図56に示す「系統検索・登録」画面1180の「詳細情報」ボタン1235がクリックされて表示される画面である。この「詳細情報」画面1310は、図4に示す表示階層の「詳細情報」66に相当する。「詳細情報」画面1310の画面上側には、図56に対応して次の情報が系統検索・登録DBから処理部7によって読み取られ各表示枠に表示される。
「形式」の表示枠1311:提供先企業の略語と車両の略号(図56の入力枠1181に対応)
「形式」の表示枠1312:車両の名称(図56の入力枠1182に対応)
「工作号」1313:工作号(図56の入力枠1183に対応)
「系統名」1318:車両内の系統名(図56の表示枠1217に対応)
「車種」1319:車両に属する車種(図56の入力枠1185に対応)
「着目機器」1321:着目する機器の略号(図56の入力枠1195,表示枠1218に対応)
「着目機器」1322:着目機器の追番(図56の入力枠1196,表示枠1219に対応)
「着目機器」1323:着目機器の名称(図56の入力枠1197,表示枠1220に対応)
「相手側機器」1325:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号(図56の入力枠1203,表示枠1224に対応)
「相手側機器」1326:相手側機器の追番(図56の入力枠1204に対応)
「相手側機器」1327:相手側機器の名称(図56の入力枠1205に対応)
「形式」の表示枠1311:提供先企業の略語と車両の略号(図56の入力枠1181に対応)
「形式」の表示枠1312:車両の名称(図56の入力枠1182に対応)
「工作号」1313:工作号(図56の入力枠1183に対応)
「系統名」1318:車両内の系統名(図56の表示枠1217に対応)
「車種」1319:車両に属する車種(図56の入力枠1185に対応)
「着目機器」1321:着目する機器の略号(図56の入力枠1195,表示枠1218に対応)
「着目機器」1322:着目機器の追番(図56の入力枠1196,表示枠1219に対応)
「着目機器」1323:着目機器の名称(図56の入力枠1197,表示枠1220に対応)
「相手側機器」1325:着目機器が電線を介して接続される相手側の機器の略号(図56の入力枠1203,表示枠1224に対応)
「相手側機器」1326:相手側機器の追番(図56の入力枠1204に対応)
「相手側機器」1327:相手側機器の名称(図56の入力枠1205に対応)
なお、「大」マーキング枠1315及び「中」マーキング枠1316は、画面の大きさを大サイズ又は中サイズに合わせて切り替えるボタンである。
入力枠1311〜1327で特定される車種、車種、系統の着目機器と相手側機器との間の配線に関する配線情報として、系統検索・登録DBから読み出され表示枠1330に表示される情報は、次の情報である。
「選」1331:リストされた情報を選択するマーキング
「線番号」1332:着目機器に接続される線の線番号
「親線番号」1333:接続される線の親線の線番号
「着目接続部」1334:電線が接続される着目機器の接続部
「着目ポジション」1335:電線が接続される着目接続部内のポジションの位置
「電線種類」1336:配線される電線の種類
「電線サイズ」1337:電線のサイズを識別する名称
「相手側接続部」1338:電線が接続される相手側機器の接続部
「相手側ポジション」1339:電線が接続される相手側接続部内のポジション(ピン)の位置
「選」1331:リストされた情報を選択するマーキング
「線番号」1332:着目機器に接続される線の線番号
「親線番号」1333:接続される線の親線の線番号
「着目接続部」1334:電線が接続される着目機器の接続部
「着目ポジション」1335:電線が接続される着目接続部内のポジションの位置
「電線種類」1336:配線される電線の種類
「電線サイズ」1337:電線のサイズを識別する名称
「相手側接続部」1338:電線が接続される相手側機器の接続部
「相手側ポジション」1339:電線が接続される相手側接続部内のポジション(ピン)の位置
「複合名称」表示枠1345は、ツイストケーブルや複合ケーブルなど、1本の電線に複数の芯線を有する電線に関する情報を一覧表示させ、あるいは登録するために用いられる。一覧表示させるための要件として次の入力枠が表示される。
「名称」1346:電線の名称(必須要件:赤)
「条件」1347:電線の条件(必須要件:赤)
「購入品」マーキング欄1349:電線を購入する場合にマーキングする欄
「機器付属」マーキング欄1350:電線が機器に付属している場合にマーキングする欄
「メーカ支給品」マーキング欄1351:電線が電気部品メーカから支給される場合にマーキングする欄
「ユーザ支給品」マーキング欄1352:車両提供先のユーザから支給される場合にマーキングする欄
「内作」マーキング欄1353:自社内で電線のツイスト作業を行う場合にマーキングする欄
「名称」1346:電線の名称(必須要件:赤)
「条件」1347:電線の条件(必須要件:赤)
「購入品」マーキング欄1349:電線を購入する場合にマーキングする欄
「機器付属」マーキング欄1350:電線が機器に付属している場合にマーキングする欄
「メーカ支給品」マーキング欄1351:電線が電気部品メーカから支給される場合にマーキングする欄
「ユーザ支給品」マーキング欄1352:車両提供先のユーザから支給される場合にマーキングする欄
「内作」マーキング欄1353:自社内で電線のツイスト作業を行う場合にマーキングする欄
これらの入力枠に一覧表示させるための要件を入力し、「一覧」ボタン1355をクリックする。すると、処理部7は、系統検索・登録DBを参照し要件に該当する電線を読み出して、既に登録されている複合ケーブルやツイストケーブルの情報をリスト状に表示させる。リスト表示される一覧表では、同じ電線に含まれる複数の芯線等を1つの電線として取り扱うように登録する操作ボタンがあり、その操作ボタンによって操作された電線を関連付けて系統検索・登録DBに登録されるようになっている。
表示枠1360には、処理部7によって演算された各経路における占積率が表示される。この表示枠1360に表示される情報は次の情報である。
「経路名」1361:経路の名称
「電線断面積合計」1362:経路に敷設される各電線の断面積の合計
「経路断面積」1363:経路(配管・ダクト)の断面積
表示枠1364:種別(#1〜#5)ごとの占積率
「経路名」1361:経路の名称
「電線断面積合計」1362:経路に敷設される各電線の断面積の合計
「経路断面積」1363:経路(配管・ダクト)の断面積
表示枠1364:種別(#1〜#5)ごとの占積率
ここで、各経路における占積率の見方について説明する。図59の画面例では、表示枠1312〜1327及び表示枠1330に示すように、着目機器であるブレーキ制御装置BCUと相手側機器である遮断器盤NFBPとの間には2本の電線が配線される。これらの電線の線番号は1218a及び288であり、着目機器の接続部(着目接続部)はCN1、相手側機器の接続部(相手側接続部)はTB2である。また、線番号1218a,288の着目機器のポジションはそれぞれ05,03であり、相手側機器のポジションはそれぞれ13,02である。さらに、表示枠1360に示すように、着目機器であるブレーキ制御装置BCUと相手側機器である遮断器盤NFBPとの間の系統には、4つの経路P003,D082,D084,UP294が存在し、それぞれの経路に配管又はダクトが配置される。
図60は、図59の画面例に示される配線状況を簡単にモデル化した配線モデル図である。図60に示すように、ブレーキ制御装置BCUと遮断器盤NFBPとの間には、線番号1218a,288の2本の電線が配線されている。線番号1218aの電線は、ブレーキ制御装置BCUの接続部CN1の05ポジションから遮断器盤NFBPの接続部TB2の13ポジションまで、4つの経路P003,D082,D084,UP294を通って配線されている。線番号288の電線は、ブレーキ制御装置BCUの接続部CN1の03ポジションから遮断器盤NFBPの接続部TB2の02ポジションまで、4つの経路P003,D082,D084,UP294を通って配線されている。また、各経路P003,D082,D084,UP294の配管又はダクトには、この他の装置例えば装置A、装置Bなど種々の機器から配線された電線が収容されている。したがって、各経路の配管又はダクトに収容される電線の本数も異なっており、各経路の配管又はダクトの占積率も異なる。
表示枠1360では、1つの系統における各経路の電線断面積の合計が表示枠1362に表示され、各経路の経路断面図が表示枠1363に表示され、各経路の占積率が車種ごとに表示枠1364に表示されるのである。
この占積率の演算について図61のフローチャートを参照して説明する。まず、系統名、経路名、形状記号、許容占積率を抽出する(S501)。すなわち、処理部7(占積率演算手段、比較手段)は、図59に表示される「系統名」(入力枠1318)及び「経路名」(入力枠1361)を系統検索・登録DB(電線収容情報データベース)から読み取り、車種登録DBから読み取った「経路名」に対応付けられて登録された「形状記号」(図21の入力枠427、図22の入力枠448参照)及び「許容占積率」(図21の入力枠428、図22の入力枠449参照)を抽出する。
次に、処理部7は、系統検索・登録DBを参照して、系統名毎に登録されたFromTo情報から線番号及び電線種類名称を抽出すると共に、電線台帳登録DB(電線情報データベース)を参照して電線種類名称に対応して登録された計算用サイズ(電線の断面積)を抽出する(S502)。さらに、処理部7は、系統名毎に登録されたFromTo情報を経路名別に分け、経路ごとに、電線種類名称から各種電線種類それぞれの本数を算出する(S503)。そして処理部7は、経路ごとに算出された各種電線種類の本数と、各電線種類の計算用サイズ(電線の断面積)を基に、その経路に配置される配管・ダクトに収容される電線の総面積を算出する。
次に、処理部7は、車種登録DBを参照して、経路に関連して登録されている配線・ダクトの形状記号を読み取り(図22、入力枠447,448参照)、さらに配管ダクト台帳登録DB(電線収容路データベース)を参照して、その形状記号に関連付けられて登録されている配管・ダクトの有効断面積を抽出する(S505)。さらに処理部7は、次の式(1)に示すように、電線の総面積及び配管・ダクトの有効断面積に基づいて経路の占積率を求める。
経路の占積率[%]=(電線の総面積)÷(配管・ダクトの有効断面積)×100 (1)
経路の占積率[%]=(電線の総面積)÷(配管・ダクトの有効断面積)×100 (1)
処理部7は、求めた経路の占積率と許容占積率とを比較し、経路の占積率が許容占積率以下であるか否か判定する(S507)。経路の占積率が許容占積率以下ではなかった場合(No)、経路の占積率は許容占積率をオーバーしていると判定し、系統検索・登録DBに記憶し(S508)、S509へ進む。この判定結果は後述する占積率のリスト出力において利用され、占積率を赤く表示することで警告表示される。なお、S507において、経路の占積率が許容占積率以下であった場合(Yes)は、そのままS509へ進む。
S509において、処理部7は、経路の占積率が算出されていない経路が存在するか否か判定する。経路の占積率が算出されていない経路が存在した場合(Yes)、S505に戻り、その経路についての占積率を求めるためS505〜508の処理が繰り返される。このようにして、経路の占積率が算出されていない経路が存在しなくなるまでS505〜508の処理は繰り返されて終了する。このようにして、算出された各経路の占積率は、図59の表示枠1364に表示される。
(4)リスト出力系画面
「リスト出力」系画面は、各データベースに登録された情報をリスト状に表示させる画面であり、形式に関する情報をリスト表示する画面、及び台帳に関する情報をリスト表示する画面がある。「リスト出力」系画面を表示させるには、図6のメインメニュー画面において、「リスト出力」ボタン94をクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370を表示させる。この「リスト出力」選択メニュー画面1370は図5に示す表示階層の「リスト出力」70に相当する。「リスト出力」選択メニュー画面1370の「形式関連」を選択するメニュー欄1371には、リスト出力させる条件として車両を特定する「形式」1372(鉄道車両の提供先企業略号),1373(車両を識別する略号)、「版数」1374,「車種」1375の入力枠が表示されている。「形式関連」1371のリスト出力を表示させるときには、入力枠1372〜1375に必要な情報を入力し、任意のメニューをクリックする。以下、各画面について説明する。
「リスト出力」系画面は、各データベースに登録された情報をリスト状に表示させる画面であり、形式に関する情報をリスト表示する画面、及び台帳に関する情報をリスト表示する画面がある。「リスト出力」系画面を表示させるには、図6のメインメニュー画面において、「リスト出力」ボタン94をクリックする。すると、処理部7は、そのクリック操作信号を受け、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370を表示させる。この「リスト出力」選択メニュー画面1370は図5に示す表示階層の「リスト出力」70に相当する。「リスト出力」選択メニュー画面1370の「形式関連」を選択するメニュー欄1371には、リスト出力させる条件として車両を特定する「形式」1372(鉄道車両の提供先企業略号),1373(車両を識別する略号)、「版数」1374,「車種」1375の入力枠が表示されている。「形式関連」1371のリスト出力を表示させるときには、入力枠1372〜1375に必要な情報を入力し、任意のメニューをクリックする。以下、各画面について説明する。
(4−a) 「配線図リスト出力」画面
図63に示す「配線図リスト出力」画面1400は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「配線図リスト」ボタン1380をクリックすることにより表示される。この「配線図リスト出力」画面1400は、図5に示す表示階層の「配線図リスト」71に相当する。「配線図リスト出力」画面1400には、処理部7によって形式登録DBの配線図リストDBから読み出される配線図に関する情報が表示される。「配線図リスト出力」画面1400の画面上側には、次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1401:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1402:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1403:車両の名称
「車種」1404:車両に属する車種(必須項目且つキー項目:青)
「帳票名称」1405:配線図が管理される帳票の名称
「図面番号」1406:配線図に付される図面番号
「注意事項」1408:配線図に関する注意事項
「配布先」1410:配線図を配布する先
「部数」1411:配布する配線図の部数
図63に示す「配線図リスト出力」画面1400は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「配線図リスト」ボタン1380をクリックすることにより表示される。この「配線図リスト出力」画面1400は、図5に示す表示階層の「配線図リスト」71に相当する。「配線図リスト出力」画面1400には、処理部7によって形式登録DBの配線図リストDBから読み出される配線図に関する情報が表示される。「配線図リスト出力」画面1400の画面上側には、次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1401:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1402:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1403:車両の名称
「車種」1404:車両に属する車種(必須項目且つキー項目:青)
「帳票名称」1405:配線図が管理される帳票の名称
「図面番号」1406:配線図に付される図面番号
「注意事項」1408:配線図に関する注意事項
「配布先」1410:配線図を配布する先
「部数」1411:配布する配線図の部数
さらに表示枠1413には、入力枠1403〜1406で特定される配線図に関して、次の情報が処理部7によって配線図リストDBから読み出され、リスト状に表示される。
「工作号」1414:配線図の工作号
「出図年月日」1415:配線図を出図した年月日
「版数」1416:配線図の版数
「訂正記号」1417:配線図の訂正に関する記号
「記事」1418:配線図に関する特記事項
「承認」1419:配線図の承認者名
「審査」1420:配線図の審査者名
「作成」1421:配線図の作成者名
「工作号」1414:配線図の工作号
「出図年月日」1415:配線図を出図した年月日
「版数」1416:配線図の版数
「訂正記号」1417:配線図の訂正に関する記号
「記事」1418:配線図に関する特記事項
「承認」1419:配線図の承認者名
「審査」1420:配線図の審査者名
「作成」1421:配線図の作成者名
リスト表示させる配線図情報として、表示枠1413に表示された配線図の履歴から最新の配線図情報を選択することができ、過去の配線図情報を選択することもできる。
「社名変更」ボタン1423は、配線図リストを表示させる上で、社名を変更するためのボタンである。「出力」ボタン1426は、「配線図リスト出力」画面1400に表示された情報を紙面印刷させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1426がクリックされると、処理部7は「配線図リスト出力」画面1400に表示された情報をプリンターに出力しプリンターに印刷を指示する。「プレビュー」ボタン1425は、「出力」ボタン1426によって紙印刷する前に、印刷イメージを表示部9に表示させるためのボタンである。なお、印刷するにあたって、表示枠1413の「承認」1419、「審査」1420、「作成」1421に氏名を表示させて印刷する場合には、「履歴に名前を表示」マーキング欄1424にマーキングする。「キャンセル」ボタン1427は、「出力」ボタン1426をクリックしたことによるプリンターへの印刷指示をキャンセルするためのボタンである。
「終了」ボタン1428は、「配線図リスト出力」画面1400を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−b) 「線番号順リスト出力」画面
図64に示す「線番号順リスト出力」画面1430は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「線番号順リスト」ボタン1381をクリックすることにより表示される。この「線番号順リスト出力」画面1430は、図5に示す表示階層の「線番号順リスト」72に相当する。「線番号順リスト出力」画面1430には、処理部7によって形式登録DBから読み出される次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1431:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1432:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1433:車両の名称
「版数」1434:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1435:車両に属する車種(必須項目:赤)
「線番号」1436:電線の番号
図64に示す「線番号順リスト出力」画面1430は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「線番号順リスト」ボタン1381をクリックすることにより表示される。この「線番号順リスト出力」画面1430は、図5に示す表示階層の「線番号順リスト」72に相当する。「線番号順リスト出力」画面1430には、処理部7によって形式登録DBから読み出される次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1431:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1432:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1433:車両の名称
「版数」1434:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1435:車両に属する車種(必須項目:赤)
「線番号」1436:電線の番号
また、入力枠1438は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1439は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1441は、入力枠1431〜1436に入力された電線に該当する電線を線番号順にリスト表示させるためのボタンである。「出力」ボタン1441がクリックされると、処理部7は形式登録DBを参照し登録された線番号を読み取り、読み取った線番号に関連する情報のファイルを作成する。作成されたファイルの情報は、電線の確認や確認データ突合せ(図44参照)においてエラーが発生した接続情報の確認に参照される。
「終了」ボタン1442は、「線番号順リスト出力」画面1430を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−c) 「機器毎線番号順リスト出力」画面
図65に示す「機器毎線番号順リスト出力」画面1450は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「機器毎線番号順リスト」ボタン1382をクリックすることにより表示される。この「機器毎線番号順リスト出力」画面1450は、図5に示す表示階層の「機器毎線番号順リスト」73に相当する。「機器毎線番号順リスト出力」画面1450には、処理部7によって形式登録DBから読み出される次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1451:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1452:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1453:車両の名称
「版数」1454:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1455:車両に属する車種(必須項目:赤)
「機器」1456,1457,1458:機器の略号、追番、名称
図65に示す「機器毎線番号順リスト出力」画面1450は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「機器毎線番号順リスト」ボタン1382をクリックすることにより表示される。この「機器毎線番号順リスト出力」画面1450は、図5に示す表示階層の「機器毎線番号順リスト」73に相当する。「機器毎線番号順リスト出力」画面1450には、処理部7によって形式登録DBから読み出される次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1451:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1452:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1453:車両の名称
「版数」1454:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1455:車両に属する車種(必須項目:赤)
「機器」1456,1457,1458:機器の略号、追番、名称
また、入力枠1460はリスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1461は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1463は、入力枠1451〜1458に入力された車両の車種に使用される機器に接続される電線を線番号順にリスト表示させるためのボタンである。「出力」ボタン1463がクリックされると、処理部7は形式登録DBを参照し該当する線番号を読み取り、読み取った線番号に関連する情報のファイルを作成する。作成されたファイルの情報は、機器毎に接続される電線の確認や確認データ突合せ(図44参照)においてエラーが発生した接続情報の確認に参照される。
「終了」ボタン1464は、「機器毎線番号順リスト出力」画面1450を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−d) 「経路別占積率リスト出力」画面
図66に示す「経路別占積率リスト出力」画面1470は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「経路別占積率リスト」ボタン1383をクリックすることにより表示される。この「経路別占積率リスト出力」画面1470は、図5に示す表示階層の「経路別占積率リスト」74に相当する。「経路別占積率リスト出力」画面1470には、次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1471:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1472:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1473:車両の名称
「版数」1474:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1475:車両に属する車種(必須項目:赤)
図66に示す「経路別占積率リスト出力」画面1470は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「経路別占積率リスト」ボタン1383をクリックすることにより表示される。この「経路別占積率リスト出力」画面1470は、図5に示す表示階層の「経路別占積率リスト」74に相当する。「経路別占積率リスト出力」画面1470には、次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1471:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1472:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1473:車両の名称
「版数」1474:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1475:車両に属する車種(必須項目:赤)
また、入力枠1477は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1478は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1480は、入力枠1471〜1475に入力された情報によって特定される車種において、経路毎に占積率をリスト状に表示させるためのボタンである。「出力」ボタン1480がクリックされると、処理部7は、図61に示すフローチャートに従って演算された占積率が登録される系統検索・登録DBを参照し、特定され車種における各配管・ダクトの占積率を読み出し、読み取った配管・ダクトの占積率データのファイルを作成する。この占積率データは設計の検証に役立ち、事前に過剰配線を防止するための資料となる。
図67は、「経路別占積率リスト出力」画面1470の「出力」ボタン1480がクリックされて作成されたファイルの経路別占積率リストの出力結果である。出力条件は、「経路別占積率リスト出力」画面1470の入力枠1471〜1475に示すように、車両は“東急車輛 1000系車両”、「版数」は“0001”、「車種」は“Tsd“である。図67に示すように経路別占積率リストには、次の情報が、系統検索・登録DBから読み取られ印刷される。
「部位名」1480A
「経路名」1480B
「記事」1480C:経路の起点・終点を示している
「種別」1480D
「電線面積」1480E:経路に配線される各電線の断面積の合計
「配管・ダクト」1480F:経路に設置される配管又はダクトの断面積
「占積率(%)」1480G:配管又はダクトの断面積に対する各電線の断面積の合計の割合
表示列1480H:配管又はダクトの断面積に対する電線毎の断面積の割合
「部位名」1480A
「経路名」1480B
「記事」1480C:経路の起点・終点を示している
「種別」1480D
「電線面積」1480E:経路に配線される各電線の断面積の合計
「配管・ダクト」1480F:経路に設置される配管又はダクトの断面積
「占積率(%)」1480G:配管又はダクトの断面積に対する各電線の断面積の合計の割合
表示列1480H:配管又はダクトの断面積に対する電線毎の断面積の割合
なお、処理部7(占積率出力手段)は、「占積率(%)」1480Gにおける占積率が許容占積率を越えている場合、その占積率を越えていない占積率の表示色と異なる色で表示、印刷させる。例えば、許容占積率以内の占積率は黒字、許容占積率を超えている占積率は赤字で目立つように表示、印刷させるとよい。このように許容占積率を超えている占積率を処理部7によって報知されることで、ユーザに配線の再検討を促すことができる。
図66に戻り、「終了」ボタン1481は、「経路別占積率リスト出力」画面1470を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−e) 「使用電線長・質量リスト出力」画面
図68に示す「使用電線長・質量リスト出力」画面1490は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「使用電線長・質量リスト」ボタン1384をクリックすることにより表示される。この「使用電線長・質量リスト出力」画面1490は、図5に示す表示階層の「使用電線長・質量リスト」75に相当する。使用電線登録DBから処理部7によって読み取られ「使用電線長・質量リスト出力」画面1490に表示される情報として、次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1491:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1492:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1493:車両の名称
「版数」1494:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1495:車両に属する車種
「電線種類・サイズ・色」1497:電線の種類、サイズ名、及び電線を被覆する外皮の色
図68に示す「使用電線長・質量リスト出力」画面1490は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「使用電線長・質量リスト」ボタン1384をクリックすることにより表示される。この「使用電線長・質量リスト出力」画面1490は、図5に示す表示階層の「使用電線長・質量リスト」75に相当する。使用電線登録DBから処理部7によって読み取られ「使用電線長・質量リスト出力」画面1490に表示される情報として、次の情報が表示される。
「形式」の入力枠1491:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1492:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1493:車両の名称
「版数」1494:配線図の版数(必須項目:赤)
「車種」1495:車両に属する車種
「電線種類・サイズ・色」1497:電線の種類、サイズ名、及び電線を被覆する外皮の色
また、入力枠1498は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1499は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1501は、入力枠1491〜1495に入力された情報に該当する電線の電線長・質量をリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1501がクリックされると、処理部7は使用電線登録DBを参照し、入力枠1491〜1495に入力された情報によって特定される車種、電線種類・サイズ、色に該当する電線の電線長・単位長さ当たりの質量の情報を読み出し、ファイルを作成する。このファイルには、目安となる使用量(使用長さ)(図28の表示枠582参照)とその長さを有する電線の質量も合わせて記憶される。この情報は設計の検証に資する。
「終了」ボタン1502は、「使用電線長・質量リスト出力」画面1490を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−f) 「使用電線リスト出力」画面
図69に示す「使用電線リスト出力」画面1510は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「使用電線リスト」ボタン1385をクリックすることにより表示される。この「使用電線リスト出力」画面1510は、図5に示す表示階層の「使用電線リスト」76に相当する。「使用電線リスト出力」画面1510に表示される情報は次の情報である。
「形式」の入力枠1511:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応)
「形式」の入力枠1512:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1513:車両の名称
図69に示す「使用電線リスト出力」画面1510は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「使用電線リスト」ボタン1385をクリックすることにより表示される。この「使用電線リスト出力」画面1510は、図5に示す表示階層の「使用電線リスト」76に相当する。「使用電線リスト出力」画面1510に表示される情報は次の情報である。
「形式」の入力枠1511:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応)
「形式」の入力枠1512:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1513:車両の名称
また、入力枠1514は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1515は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1517は、入力枠1511〜1513に入力された情報によって特定される車両に使用される電線をリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1517がクリックされると、処理部7は使用電線登録DBを参照し、入力枠1511〜1513に入力された情報によって特定される車種に使用される電線を読み取り、表形式のウィンドウを立ち上げリスト状に表示させる。「終了」ボタン1518は、「使用電線リスト出力」画面1510を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−g) 「機器名テーブルリスト出力」画面
図70に示す「機器名テーブルリスト出力」画面1520は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「機器名テーブルリスト」ボタン1386をクリックすることにより表示される。この「機器名テーブルリスト出力」画面1520は、図5に示す表示階層の「機器名テーブルリスト」77に相当する。「機器名テーブルリスト出力」画面1520に表示される情報は次の情報である。
「形式」の入力枠1521:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1522:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1523:車両の名称
「版数」1524:配線図の版数(必須項目:赤)
図70に示す「機器名テーブルリスト出力」画面1520は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「機器名テーブルリスト」ボタン1386をクリックすることにより表示される。この「機器名テーブルリスト出力」画面1520は、図5に示す表示階層の「機器名テーブルリスト」77に相当する。「機器名テーブルリスト出力」画面1520に表示される情報は次の情報である。
「形式」の入力枠1521:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1522:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1523:車両の名称
「版数」1524:配線図の版数(必須項目:赤)
また、入力枠1526は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1527は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1530は、特定の車両の配線図において使用される機器、アイテムの名称等をリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1530がクリックされると、処理部7は使用機器登録DBを参照し、表形式のウィンドウを立ち上げ、入力枠1521〜1523で特定される車両で入力枠1524に示される版数の配線図において使用される機器、アイテムの略号、名称を読み出して、ファイルを作成する。これら情報は、特定の車両に使用される機器、アイテムを確認するために表示される。
「終了」ボタン1530は、「機器名テーブルリスト出力」画面1520を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−h) 「部品形式リスト出力」画面
図71に示す「部品形式リスト出力」画面1540は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「台帳関連」1390側に表示された「部品形式リスト」ボタン1391をクリックすることにより表示される。この「部品形式リスト出力」画面1540は、図5に示す表示階層の「部品形式リスト」78に相当する。「部品形式リスト出力」画面1540に表示される情報は次の情報である。
「部品グループ」1541,1542
「回路属性」1543,1544
図71に示す「部品形式リスト出力」画面1540は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「台帳関連」1390側に表示された「部品形式リスト」ボタン1391をクリックすることにより表示される。この「部品形式リスト出力」画面1540は、図5に示す表示階層の「部品形式リスト」78に相当する。「部品形式リスト出力」画面1540に表示される情報は次の情報である。
「部品グループ」1541,1542
「回路属性」1543,1544
また、入力枠1545は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1546は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1548は、入力枠1541〜1544に入力された部品グループ、回路属性に該当する部品情報をリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1548がクリックされると、処理部7は部品形式登録DBを参照し、入力枠1541〜1544に入力された部品グループ、回路属性に該当する部品情報を読み出し、読み出した情報を記憶するファイルを作成する。これらの情報は、主に部品グループ毎の部品情報の比較に役立つ。
「終了」ボタン1518は、「使用電線リスト出力」画面1510を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−i) 「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面
図72に示す「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「ユーザ別アイテム略号リスト」ボタン1392をクリックすることにより表示される。この「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550は、図5に示す表示階層の「ユーザ別アイテム略号リスト」79に相当する。「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550には、車両提供先である顧客の「顧客略号」1551の入力枠(必須項目:赤)が表示される。
図72に示す「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「ユーザ別アイテム略号リスト」ボタン1392をクリックすることにより表示される。この「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550は、図5に示す表示階層の「ユーザ別アイテム略号リスト」79に相当する。「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550には、車両提供先である顧客の「顧客略号」1551の入力枠(必須項目:赤)が表示される。
また、入力枠1552は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1553は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1555は、顧客ごとにその顧客の車両に使用されるアイテム、機器の略号、名称をリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1555がクリックされると、処理部7はアイテム/機器名称登録DBを参照し、表形式のウィンドウを立ち上げ、入力枠1551に入力された顧客略号に関連付けられたアイテムや機器の略号及び名称を読み出し、読み出した情報を記憶するファイルを作成する。これらの情報は、アイテムあるいは機器に関する新規の略号を登録する際に、先に登録された既存の略号と重複して登録しないようにするために参照される。
「終了」ボタン1556は、「ユーザ別アイテム略号リスト出力」画面1550を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−j) 「電線管・ダクトリスト出力」画面
図73に示す「電線管・ダクトリスト出力」画面1570は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「電線管・ダクトリスト」ボタン1393をクリックすることにより表示される。この「電線管・ダクトリスト出力」画面1570は、図5に示す表示階層の「配管・ダクトリスト」80に相当する。「電線管・ダクトリスト出力」画面1570には、「配管・ダクトタイプ」1571,1572の入力枠が表示される。
図73に示す「電線管・ダクトリスト出力」画面1570は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「電線管・ダクトリスト」ボタン1393をクリックすることにより表示される。この「電線管・ダクトリスト出力」画面1570は、図5に示す表示階層の「配管・ダクトリスト」80に相当する。「電線管・ダクトリスト出力」画面1570には、「配管・ダクトタイプ」1571,1572の入力枠が表示される。
また、入力枠1574は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1575は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1577は、入力枠1571,1572に入力された配線・ダクトタイプに該当する電線管(配管)・ダクトをリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1577がクリックされると、処理部7は配管・ダクト台帳登録DBを参照し、入力枠1571,1572に入力された配線・ダクトタイプに該当する電線管(配管)・ダクトを読み出し、読み出した情報を記憶するファイルを作成する。これらの情報は、主に配管・ダクト台帳登録に登録されている電線管(配管)・ダクト情報を確認するために参照にされる。
「終了」ボタン1578は、「電線管・ダクトリスト出力」画面1570を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−k) 「電線仕様書リスト出力」画面
図74に示す「電線仕様書リスト出力」画面1580は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「電線仕様書リスト」ボタン1394をクリックすることにより表示される。この「電線仕様書リスト出力」画面1580は、図5に示す表示階層の「電線仕様書リスト」81に相当する。「電線仕様書リスト出力」画面1580には、仕様を表示する電線種類を入力する「電線種類」1581,1582の入力枠が表示される。
図74に示す「電線仕様書リスト出力」画面1580は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「電線仕様書リスト」ボタン1394をクリックすることにより表示される。この「電線仕様書リスト出力」画面1580は、図5に示す表示階層の「電線仕様書リスト」81に相当する。「電線仕様書リスト出力」画面1580には、仕様を表示する電線種類を入力する「電線種類」1581,1582の入力枠が表示される。
入力枠1584は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1585は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1587は、電線種類ごとにその電線の外形形状等の仕様をリスト状に表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1587がクリックされると、処理部7は電線台帳登録DBを参照し、表形式のウィンドウを立ち上げ、入力枠1581、1582に入力された電線種類に該当する電線の外形形状等の仕様を読み出し、読み出した情報を記憶するファイルを作成する。これらの情報は、電線台帳登録DBに登録された電線に関する仕様等の情報を確認するために参照される。
「終了」ボタン1588は、「電線仕様書リスト出力」画面1580を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
(4−L) 「CN/端子配列リスト出力」画面
図75に示す「CN/端子配列リスト出力」画面1560は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「CN/端子配列リスト」ボタン1387をクリックすることにより表示される。この「CN/端子配列リスト出力」画面1560は、図5に示す表示階層の「CN/端子配列リスト」82に相当する。「CN/端子配列リスト出力」画面1560に表示される情報は次の情報である。
「形式」の入力枠1561:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1562:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1563:車両の名称
「車種」1564:車両に属する車種(必須項目:赤)
「機器」1565,1566,1567:機器の略号、追番、名称
図75に示す「CN/端子配列リスト出力」画面1560は、図62に示す「リスト出力」選択メニュー画面1370の「CN/端子配列リスト」ボタン1387をクリックすることにより表示される。この「CN/端子配列リスト出力」画面1560は、図5に示す表示階層の「CN/端子配列リスト」82に相当する。「CN/端子配列リスト出力」画面1560に表示される情報は次の情報である。
「形式」の入力枠1561:鉄道車両の提供先企業略号(図62の入力枠1372に対応:必須項目:赤)
「形式」の入力枠1562:車両を識別する略号(図62の入力枠1373に対応)
「形式」の入力枠1563:車両の名称
「車種」1564:車両に属する車種(必須項目:赤)
「機器」1565,1566,1567:機器の略号、追番、名称
入力枠1569は、リスト表示させたデータを格納するファイル先を、ディレクトリを含めて入力する欄である。「…」ボタン1570は、そのディレクトリを選択するために、コンピュータのディレクトリ構造を階層状に表示させるためのボタンである。
「出力」ボタン1572は、入力枠1561〜1567に入力された情報で特定される車両、車種の機器が有するコネクタ、端子を識別する名称をリスト表示させるためのボタンである。すなわち、「出力」ボタン1572がクリックされると、処理部7は使用機器登録DBを参照し該当する機器が有するコネクタ、端子として登録されたコネクタ名、端子名を読み取り、読み出した情報を記憶するファイルを作成する。これらの情報は、機器毎にコネクタ、端子の確認のために参照される。
「終了」ボタン1573は、「CN/端子配列リスト出力」画面1560を終了させ、図62に示す「リスト出力」メニュー選択画面1370を表示させるためのボタンである。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えばデータベースの構造は、上記実施形態で示した台帳登録DB、形式登録DB、配線データ入力DBといった3つのデータベースに大別された構造でなくともよく、1つの設計支援DBに総ての情報が重複登録なく、まとめられた構造であってもよく、或いは別の構成で分割されたデータベースであってもよい。また、各データベースは異なる複数のコンピュータに分散され、いずれのコンピュータによっても又はいずれかのコンピュータによって上記実施形態に示した処理を行うことができるように本装置を構成してもよい。
また、機器とアイテムとを同一視できるような輸送機械を対象とするような場合、アイテムに関する登録を省略し、機器単位でデータベースを構成してもよい。この場合、FromTo情報登録DBには、起点機器と終点機器との間に配線される電線に関する情報等を登録しておく。そして、エラー「線番号結線情報に無し」(W00001)及び「線番号FromTo情報に無し」(W00002)の判定の際には、処理部によって、確認用線データ入力DBにおいて特定の機器名略号に関連付けられて登録される線番号と、FromTo情報登録DBにおいてその特定の機器名略号と同じ機器名略号に関連付けられて登録される線番号とを照合させるとよい。これにより、確認用線データ入力DB又はFromTo情報登録DBでの線番号の登録漏れが判定される。
また、エラー「許容電線サイズ超過」(W00003)の判定の際には、処理部7は、確認用線データ入力DBの特定の線番号に関連付けられて登録された接続可能サイズと、FromTo情報登録DBにおいてその特定の線番号に関連付けられて登録された電線サイズとの大小関係を判定するとよい。また、エラー「接続可能電線本数超過」(W00004)の判定の際には、処理部7は、確認用線データ入力DBの特定の線番号に関連付けられて登録された接続可能本数を抽出し、FromTo情報登録DBにおいてその特定の線番号が登録されたFromTo情報の個数を算出し、そのFromTo情報の個数と接続可能本数との大小関係を判定するとよい。
また、エラー「単独配線」(W00005)の判定の際、処理部7は、特定の線番号が登録されたFromTo情報を抽出し、その抽出されたFromTo情報を基に、機器を介して連続して電線が配線されるFromTo情報毎にグループ分けを行い、複数にグループ分けされるか否かを判定するとよい。
また、上記実施形態では、占積率を演算する際に使用された電線の断面積としては、登録された計算用サイズが用いられたが、処理部7によって電線の直径から断面積を算出させてもよい。さらに、上記実施形態では、輸送機械として鉄道車両を例に挙げたが、これに限らず、船舶、航空機、トレーラ等の輸送機械であってもよい。
1…輸送機械設計支援装置、2…台帳登録DB、3…形式登録DB、4…配線データ入力DB、7…処理部、8…操作部、9…表示部。
Claims (4)
- 電線収容路を識別する電線収容路識別情報と、前記電線収容路の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線収容路データベースと、
電線を識別する電線識別情報と、前記電線の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線情報データベースと、
前記電線収容路識別情報と、前記電線収容路識別情報によって識別される電線収容路に収容される電線を識別する電線識別情報とが関連付けられて登録される電線収容情報データベースと、
電線収容路における電線が占める割合を示す占積率を演算する占積率演算手段とを備え、
前記占積率演算手段は、特定の電線収容路における占積率を演算するにあたり、前記電線収容情報データベースを参照して前記特定の電線収容路に収容される電線の電線識別情報を抽出し、前記電線情報データベースを参照して前記抽出された前記電線識別情報と関連付けられて登録された前記電線の断面積に関するデータを抽出し、前記電線収容路データベースを参照して前記特定の電線収容路に関連付けられた断面積に関するデータを抽出するとともに、前記抽出された前記電線の断面積に関するデータに基づいて前記特定の電線収容路に収容される前記電線の断面積の総和を演算し、この電線の断面積の総和と前記特定の電線収容路の断面積とに基づいて、前記特定の電線収容路の占積率を演算することを特徴とする輸送機械設計支援装置。 - 前記電線収容情報データベースは、輸送機械における起点機器、終点機器、前記起点機器と前記終点機器との間に配線される電線の電線識別情報、及び前記起点機器と前記終点機器との間に配線される前記電線が通る経路を識別する経路情報を関連付けて登録し、
前記占積率演算手段は、特定の経路に配置される電線収容路の占積率を演算することを特徴とする請求項1に記載の輸送機械設計支援装置。 - 前記占積率演算手段によって演算された前記占積率と占積率閾値とを比較する比較手段と、
前記占積率演算手段による演算結果に基づいて前記輸送機械の各電線収容路における前記占積率を出力すると共に、前記比較手段による前記占積率と前記占積率閾値との比較結果を出力する占積率出力手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の輸送機械設計支援装置。 - 電線収容路を識別する電線収容路識別情報と、前記電線収容路の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線収容路データベースと、
電線を識別する電線識別情報と、前記電線の断面積に関するデータとが関連付けられて登録される電線情報データベースと、
前記電線収容路識別情報と、前記電線収容路識別情報によって識別される電線収容路に収容される電線を識別する電線識別情報とが関連付けられて登録される電線収容情報データベースと、
を備える輸送機械設計支援装置に対し、占積率の演算を実行させる輸送機械設計支援プログラムであって、
特定の電線収容路における占積率を演算するにあたり、前記電線収容情報データベースを参照させて前記特定の電線収容路に収容される電線の電線識別情報を抽出させ、前記電線情報データベースを参照させて前記抽出された前記電線識別情報と関連付けられて登録された前記電線の断面積に関するデータを抽出させ、前記電線収容路データベースを参照させて前記特定の電線収容路に関連付けられた断面積に関するデータを抽出させるとともに、前記抽出された前記電線の断面積に関するデータに基づいて前記特定の電線収容路に収容される前記電線の断面積の総和を演算させ、この電線の断面積の総和と前記特定の電線収容路の断面積とに基づいて、前記特定の電線収容路の占積率を演算させることを特徴とする輸送機械設計支援プログラム。
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