JP2005181921A - 眼鏡用防塵具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 常時使用している眼鏡(特に、度付き眼鏡)を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡用防塵具を提供する。
【解決手段】 眼鏡用防塵具1は、眼鏡3に対して取り付けられた状態において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材11、12と、左右一対の筒状部材11、12を眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ独立別個に取り付けるための取付手段13、14とを備えている。取付手段13、14としては、例えば、筒状部材11、12の前方周縁部に取り付けられた粘着材とすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具に関し、特に、常時使用している眼鏡(度付き眼鏡)を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡用防塵具に関する。
従来より、花粉の他、粉塵、飛翔、風圧等から目を保護するべく、種々の防塵眼鏡が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
図4に示すように、例えば、従来提案され実用化されている防塵眼鏡2は、それ自体で眼鏡として装着し、顔部に固定できるように、耳に係合させるために湾曲した耳掛け部を有するテンプル21を備えた構成である。ここで、眼鏡(特に、度付きの眼鏡の場合に問題となる)を使用している者にとって、花粉等から目を保護するべく防塵眼鏡2を装着するには、使用している度付き眼鏡の上から更に防塵眼鏡2を装着するか、或いは、使用している度付き眼鏡を外した上で防塵眼鏡2を装着する必要が生じる。
しかしながら、度付き眼鏡の上から更に防塵眼鏡2を装着する場合には、度付き眼鏡のテンプルと防塵眼鏡2のテンプル21とが重なり合うため、違和感を生じるのみならず、防塵眼鏡2のテンプルが耳に密着せず外れたり位置ずれを生じたりし易いため、防塵機能が損なわれるという問題がある。また、度付き眼鏡と防塵眼鏡2とは別体であり、相互に連動するものではないため、互いの装着位置を調整し難く、ひいては防塵眼鏡2と顔部との間に広い隙間が生じ易くなる結果、防塵機能が損なわれるという問題もある。このような防塵機能の低下を少しでも抑止するべく、防塵眼鏡2の前枠22を顔部側に過度に押し付けると、度付き眼鏡も顔部側に過度に押し付けられる結果、圧迫感が増し使用者に不快感を与えてしまうという問題もある。
一方、使用している度付き眼鏡を外した上で防塵眼鏡2を装着する場合には、上記問題は生じないものの、当然に視力低下の問題を生じるため実用的ではない。防塵眼鏡2自体を度付き眼鏡とする構成も考えられるが、コストが掛ってしまうという問題がある。
従って、常時使用している眼鏡(度付き眼鏡)に対して着脱自在に取り付けることが可能な眼鏡用防塵具を提案することが望まれている。
ここで、眼鏡に対して着脱自在に取り付け可能な構成を有するものとしては、従来より、いわゆる前掛眼鏡が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、斯かる前掛眼鏡は、サングラスを掛けた状態を得る目的で、或いは、度付き眼鏡の視力矯正を図る等の目的で提案されたものであって、眼鏡に対して着脱自在に取付可能であるものの、眼鏡に対して何ら防塵機能を奏するものではない。
特開平10−328230号公報 特開2001−343618号公報 実用新案登録第3057852号公報
本発明は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、常時使用している眼鏡(特に、度付き眼鏡)を装着したままの状態で、花粉から目を保護する等の防塵機能を効果的に且つ安価に奏し得る眼鏡用防塵具を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本発明は、眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具であって、眼鏡に対して取り付けられた状態において、前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材と、前記左右一対の筒状部材を前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ独立別個に取り付けるための取付手段とを備え、前記取付手段は、前記筒状部材の側方に取り付けられた第1弾性部材とされ、前記筒状部材は、前記第1弾性部材が圧縮変形した状態において、前記眼鏡のパッドと前記眼鏡のテンプル又はヨロイとの間で挟持されることを特徴とする眼鏡用防塵具を提供するものである。
本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡(特に、度付き眼鏡を対象とするのに好適である)に対して取り付けられた状態において、眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置する左右一対の筒状部材を備えるため、眼鏡用防塵具を取り付けた眼鏡を装着した場合、当該眼鏡のレンズと前記筒状部材とによって眼の周囲は覆われ、防塵機能を奏することになる。ここで、筒状部材の少なくとも後方周縁部(顔部に当接する部分となる)が弾性体から形成されているため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。また、取付手段によって筒状部材を眼鏡に取り付けた後は、眼鏡と眼鏡用防塵具とは連動することになり装着位置を調整し易くなる(眼鏡の装着位置を調整するだけで良い)他、眼鏡用防塵具自体には顔部に固定するためのテンプルは不要であるため、防塵機能を損なわないという利点を有する。さらに、眼鏡を装着したままの状態で良いため、筒状部材に度付きレンズを取り付ける必要が無く、安価であるという利点も有する。なお、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡のレンズと筒状部材とによって眼の周囲が覆われるため、覆われた空間内の湿度を保持し易く、冬場における眼の乾燥防止を図ることも可能である。
また、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、筒状部材は、当該筒状部材の側方に取り付けられた第1弾性部材が圧縮変形した状態において、眼鏡のパッドと眼鏡のテンプル又はヨロイとの間で挟持されるため、第1弾性部材の弾性力(復元力)が眼鏡のパッドとテンプル又はヨロイとの間で作用し、筒状部材を容易に固定することができるという利点を有する。また、第1弾性部材の弾性力(復元力)を眼鏡のパッドとテンプル又はヨロイとの間で作用させることにより取り付ける構成であるため、必ずしも眼鏡の前枠の形状(ウェリントン、ボストン、スクェア、オーバル、ロイドなど)毎に独立別個に眼鏡用防塵具を用意する必要が無く自由度が高いという利点も有する。換言すれば、取り付け対象とする種々の眼鏡のうち最もレンズ寸法が小さな眼鏡よりも小さな断面寸法を有するように筒状部材を形成すると共に、取り付け対象とする種々の眼鏡のうちパッドとテンプル又はヨロイとの離間距離が最も長いものに対して筒状部材が挟持される場合にも第1弾性部材が圧縮変形した状態となるように当該第1弾性部材の寸法を設定すれば、前記取り付け対象とする全ての眼鏡に対して一種類の眼鏡用防塵具を用意するだけで足りることになる。従って、眼鏡使用者にとっては、特に複数の眼鏡を保有する場合に、各眼鏡に応じて複数の眼鏡用防塵具を購入する必要が無く経済的であると共に、眼鏡用防塵具の販売者側にとっては、複数種の眼鏡用防塵具を在庫しておく必要が無く在庫管理の手間が少なくて済むという利点が得られる。
また、前記課題を解決するべく、本発明は、眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具であって、眼鏡に対して取り付けられた状態において、前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材と、前記左右一対の筒状部材を前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ独立別個に取り付けるための取付手段とを備え、前記取付手段は、前記筒状部材の前方周縁部に取り付けられた粘着材と、前記筒状部材の側方に取り付けられた第1弾性部材とから構成され、前記筒状部材は、前記第1弾性部材が圧縮変形した状態において、前記眼鏡のパッドと前記眼鏡のテンプル又はヨロイとの間で挟持されることを特徴とする眼鏡用防塵具を提供するものである。
斯かる発明によれば、取付手段が粘着材と第1弾性部材とから構成されているため、第1弾性部材のみの場合に比べて、より一層確実に筒状部材を眼鏡に取り付けることが可能である。つまり、筒状部材の前方周縁部に粘着材が取り付けられているため、眼鏡用防塵具を眼鏡に取り付ける際に粘着材を眼鏡のレンズ後面に対して押圧すれば、当該粘着材の粘着力によって筒状部材がレンズ後面に容易に固定されるという利点を有する。なお、粘着材としては、例えば、再粘着性を有するポリウレタン樹脂を好適に用いることができる。
好ましくは、前記筒状部材は、硬質性の材料から形成された環状部材と、当該環状部材の周縁部から後方に延設された第2弾性部材とを備え、前記第1弾性部材は、前記環状部材に取り付けられる。
斯かる構成によれば、筒状部材が硬質性の材料から形成された環状部材を備え、第1弾性部材が前記環状部材に取り付けられるため、第1弾性部材を圧縮変形させて筒状部材を取り付ける際に、筒状部材の形状を保持し易く、取り付けが容易であるという利点を有する。また、筒状部材は、環状部材の周縁部から後方に延設された弾性部材を備え、当該弾性部材が顔部に当接することになるため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。
好ましくは、透明な材料から形成され、前記筒状部材の前方開口部を閉塞する眼鏡部材を更に備えるように構成される。
斯かる構成によれば、筒状部材の前方開口部を閉塞する眼鏡部材を備えるため、例え眼鏡のレンズと筒状部材の前端部との間に隙間が生じたとしても(特に、取付手段が筒状部材の側方に取り付けられた第1弾性部材である場合に隙間が生じることが考えられる)、筒状部材の前方開口部から花粉や粉塵等が筒状部材内部に進入することがなく、防塵機能を更に向上させることが可能である。また、眼鏡部材が透明な材料から形成されるため、眼鏡の視認性を損なうこともない。
好ましくは、前記筒状部材は、後方周縁部から外方又は内方に向けて平面状に突設され、弾性体から形成された鍔部を備えるように構成される。
斯かる構成によれば、眼鏡用防塵具を取り付けた眼鏡を装着した場合、平面状に突設された鍔部に顔部が当接することになる。すなわち、眼鏡防塵具と顔部とが鍔部で面接触することになるため、顔部への密着性が高まり防塵機能をより一層向上させることができると共に、使用者が違和感をより一層感じ難いという利点を有する。
本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡に対して取り付けられた状態において、眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置する左右一対の筒状部材を備えるため、眼鏡用防塵具を取り付けた眼鏡を装着した場合、当該眼鏡のレンズと前記筒状部材とによって眼の周囲は覆われ、防塵機能を奏することになる。ここで、筒状部材の少なくとも後方周縁部が弾性体から形成されているため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。また、取付手段によって筒状部材を眼鏡に取り付けた後は、眼鏡と眼鏡用防塵具とは連動することになり装着位置を調整し易くなる他、眼鏡用防塵具自体には顔部に固定するためのテンプルは不要であるため、防塵機能を損なわないという利点を有する。さらに、眼鏡を装着したままの状態で良いため、筒状部材に度付きレンズを取り付ける必要が無く、安価であるという利点も有する。なお、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、眼鏡のレンズと筒状部材とによって眼の周囲が覆われるため、覆われた空間内の湿度を保持し易く、冬場における眼の乾燥防止を図ることも可能である。
また、本発明に係る眼鏡用防塵具によれば、筒状部材は、当該筒状部材の側方に取り付けられた第1弾性部材が圧縮変形した状態において、眼鏡のパッドと眼鏡のテンプル又はヨロイとの間で挟持されるため、第1弾性部材の弾性力(復元力)が眼鏡のパッドとテンプル又はヨロイとの間で作用し、筒状部材を容易に固定することができるという利点を有する。また、第1弾性部材の弾性力(復元力)を眼鏡のパッドとテンプル又はヨロイとの間で作用させることにより取り付ける構成であるため、必ずしも眼鏡の前枠の形状(ウェリントン、ボストン、スクェア、オーバル、ロイドなど)毎に独立別個に眼鏡用防塵具を用意する必要が無く自由度が高いという利点も有する。換言すれば、取り付け対象とする種々の眼鏡のうち最もレンズ寸法が小さな眼鏡よりも小さな断面寸法を有するように筒状部材を形成すると共に、取り付け対象とする種々の眼鏡のうちパッドとテンプル又はヨロイとの離間距離が最も長いものに対して筒状部材が挟持される場合にも第1弾性部材が圧縮変形した状態となるように当該第1弾性部材の寸法を設定すれば、前記取り付け対象とする全ての眼鏡に対して一種類の眼鏡用防塵具を用意するだけで足りることになる。従って、眼鏡使用者にとっては、特に複数の眼鏡を保有する場合に、各眼鏡に応じて複数の眼鏡用防塵具を購入する必要が無く経済的であると共に、眼鏡用防塵具の販売者側にとっては、複数種の眼鏡用防塵具を在庫しておく必要が無く在庫管理の手間が少なくて済むという利点が得られる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る眼鏡用防塵具の概略構成を示す図であり、それぞれ(a)は正面図を、(b)は平面図を示す。また、図2は、本実施形態に係る眼鏡用防塵具を眼鏡に対して取り付けた状態を概略的に示す背面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、眼鏡(度付き眼鏡)3に対して取り付けられた状態(図2に示す状態)において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方(図2の紙面手前側)にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材11、12と、左右一対の筒状部材11、12を眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ独立別個に取り付けるための取付手段13、14とを備えている。
より具体的には、本実施形態に係る筒状部材11は、硬質性を有する材料から形成された環状部材111と、環状部材111の周縁部から後方に延設された弾性部材112とを備えている。また、筒状部材12も同様に、硬質性を有する材料から形成された環状部材121と、環状部材121の周縁部から後方に延設された弾性部材122とを備えている。なお、環状部材111、121としては、硬質性を有する種々の材料から形成可能であるが、成形容易であることが好ましいため、例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などから形成される。また、弾性部材112、122としては、例えば、硬質ゴム、スポンジゴム、シリコンゴムなどの種々の弾性材料から形成可能である。環状部材111、121と、弾性部材112、122とは、接着材を用いて互いに接合したり、或いは、弾性部材112、122の環状部材111、121の周縁部と対向する箇所に溝を形成し、当該溝に環状部材111、121を嵌め込む等により、互いに結合すれば良い。
本実施形態に係る取付手段13は、筒状部材11の側方(本実施形態では、環状部材111の側面)に取り付けられた弾性部材とされており、筒状部材11は、前記弾性部材13が圧縮変形(図2参照)した状態において、眼鏡3のパッド33と眼鏡3のテンプル(又はヨロイ)35との間に介挿され、両者間で挟持される。従って、弾性部材13の弾性力(図2に示す状態から図1に示す状態に戻ろうとする復元力)がパッド33とテンプル(又はヨロイ)35との間で作用するため、筒状部材11を容易に固定することができる。同様にして、本実施形態に係る取付手段14は、筒状部材12の側方(本実施形態では、環状部材121の側面)に取り付けられた弾性部材とされており、筒状部材12は、前記弾性部材14が圧縮変形(図2)した状態において、眼鏡3のパッド34と眼鏡3のテンプル(又はヨロイ)36との間で挟持される。従って、弾性部材14の弾性力(図2に示す状態から図1に示す状態に戻ろうとする復元力)がパッド34とテンプル(又はヨロイ)36との間で作用するため、筒状部材12を容易に固定することができる。弾性部材13、14としては、例えば、硬質ゴム、スポンジゴム、シリコンゴムなどの種々の弾性材料から形成可能である。なお、本実施形態に係る弾性部材13、14は、接着剤によって筒状部材11、12(環状部材111、121)に取り付けられている。また、本実施形態に係る弾性部材13、14は、略C字状に形成されているが、本発明はこれに限るものではなく、眼鏡3のパッドとテンプル(又はヨロイ)との間で挟持される際に、内方に向けて圧縮変形可能である限りにおいて種々の形状を採用することができる。さらに、本実施形態に係る弾性部材13、14は、筒状部材11、12のテンプル側の側方(環状部材111、121のテンプル側の側面)に取り付けられているが、本発明はこれに限るものではなく、筒状部材11、12のパッド側の側方(環状部材111、121のパッド側の側面)に取り付けられる構成や、両側の側方に取り付けられる構成を採用することも可能である。
以上のように、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、眼鏡3に対して取り付けられた状態において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ位置する左右一対の筒状部材11、12を備えるため、眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡3を装着した場合、眼鏡のレンズ31、32と筒状部材11、12とによって眼の周囲は覆われ、防塵機能を奏することになる。ここで、筒状部材11、12の少なくとも後方周縁部(本実施形態では、弾性部材112、113)が弾性体から形成されているため、顔部への密着性が高まり防塵機能を向上させることができると共に、使用者が違和感を感じ難いという利点を有する。また、取付手段(弾性部材)13、14によって筒状部材11、12を眼鏡3に取り付けた後は、眼鏡3と眼鏡用防塵具1とは連動することになり装着位置を調整し易くなる(眼鏡3の装着位置を調整するだけで良い)他、眼鏡用防塵具1自体には顔部に固定するためのテンプルは不要であるため、防塵機能を損なわないという利点を有する。さらに、眼鏡3を装着したままの状態で良いため、筒状部材11、12に度付きレンズを取り付ける必要が無く、安価であるという利点も有する。なお、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1によれば、眼鏡3のレンズと筒状部材11、12とによって眼の周囲が覆われるため、覆われた空間内の湿度を保持し易く、冬場における眼の乾燥防止を図ることも可能である。
また、弾性部材13、14の弾性力(復元力)を眼鏡3のパッドとテンプル(又はヨロイ)との間で作用させることにより取り付ける構成であるため、必ずしも眼鏡3の前枠の形状(ウェリントン、ボストン、スクェア、オーバル、ロイドなど)毎に独立別個に眼鏡用防塵具1を用意する必要が無く自由度が高いという利点も有する。換言すれば、取り付け対象とする種々の眼鏡3のうち最もレンズ寸法が小さな眼鏡よりも小さな断面寸法を有するように筒状部材11、12(環状部材111、121)を形成すると共に、取り付け対象とする種々の眼鏡3のうちパッドとテンプル又はヨロイとの離間距離が最も長いものに対して筒状部材11、12が挟持される場合にも弾性部材13、14が圧縮変形した状態となるように当該弾性部材13、14の寸法を設定すれば、前記取り付け対象とする全ての眼鏡3に対して一種類の眼鏡用防塵具1を用意するだけで足りることになる。従って、眼鏡使用者にとっては、特に複数の眼鏡3を保有する場合に、各眼鏡3に応じて複数の眼鏡用防塵具1を購入する必要が無く経済的であると共に、眼鏡用防塵具1の販売者側にとっては、複数種の眼鏡用防塵具1’在庫しておく必要が無く在庫管理の手間が少なくて済むという利点が得られる。
なお、本実施形態に係る筒状部材11、12は、後方周縁部11a、12aから外方又は内方に向けて(本実施形態では内方に向けて)平面状に突設され、弾性体から形成された鍔部112a、122aを備えている。換言すれば、弾性部材112、122が平面状の鍔部112a、122aを備えている。従って、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1を取り付けた眼鏡3を装着した場合、平面状に突設された鍔部112a、122aに顔部が当接することになる。すなわち、眼鏡用防塵具1と顔部とが鍔部112a、122aで面接触することになるため、顔部への密着性が高まり防塵機能をより一層向上させることができると共に、使用者が違和感をより一層感じ難いという利点を有する。
また、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、透明な材料から形成され、筒状部材11、12の前方開口部を閉塞する眼鏡部材15、16を備えている。眼鏡部材15、16としては、透明である限りにおいて種々の材料から形成することが可能であり、例えば、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などから形成される。本実施形態に係る眼鏡用防塵具1は、筒状部材11、12の前方開口部を閉塞する眼鏡部材15、16を備えるため、例え眼鏡3のレンズ31、32と筒状部材11、12の前端部(環状部材111、121)との間に隙間が生じたとしても、筒状部材11、12の前方開口部から花粉や粉塵等が筒状部材11、12内部に進入することがなく、防塵機能を更に向上させることが可能である。また、眼鏡部材15、16が透明な材料から形成されるため、眼鏡3の視認性を損なうこともない。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態に係る眼鏡用防塵具の概略構成を示す図であり、それぞれ(a)は正面図を、(b)は平面図を示す。図3に示すように、本実施形態に係る眼鏡用防塵具1’も、第1実施形態と同様に、眼鏡(度付き眼鏡)3に対して取り付けられた状態において、眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材11、12と、左右一対の筒状部材11、12を眼鏡3の左右のレンズ31、32後方にそれぞれ独立別個に取り付けるための取付手段とを備えている。ただし、本実施形態に係る取付手段は、第1実施形態と同様の弾性部材13、14(図3では図示省略)のみならず、粘着材13’、14’を併用する構成を採用している。以下、筒状部材11等の具体的構成は第1実施形態と同様であるので、その説明を省略し、第1実施形態とは具体的構成の異なる取付手段(粘着材13’、14’)について説明する。
本実施形態に係る取付手段を構成する粘着材13’、14’は、筒状部材11、12の前方周縁部(本実施形態では、環状部材111、121の前面)に取り付けられている。従って、眼鏡用防塵具1’を眼鏡3に取り付ける際に粘着材13’、14’を眼鏡3のレンズ後面に対して押圧すれば、当該粘着材13’、14’の粘着力によって筒状部材11、12がレンズ31、32の後面に容易に固定されることになる。斯かる粘着材13’、14’としては、例えば、再粘着性を有するポリウレタン樹脂を好適に用いることができる。なお、本実施形態に係る粘着材13’、14’は接着剤によって筒状部材11、12(環状部材111、121の前面)に取り付けられている。また、粘着材13’、14’の粘着面(眼鏡3のレンズ後面に当接する面)に異物等が付着し粘着力が低下することを防止するべく、眼鏡防塵具1’を眼鏡3に取り付ける前には粘着材13’、14’の粘着面を剥離シート等で保護しておくことが好ましい。
以上に説明した本実施形態に係る眼鏡用防塵具1’によれば、第1実施形態で説明した弾性部材13、14のみで取付手段を構成する場合に比べて、より一層確実に筒状部材11、12を眼鏡3に取り付けることが可能である。
なお、本発明は、以上に説明した第1実施形態及び第2実施形態以外にも種々の形態を採用可能であり、例えば、眼鏡部材15、16を色付きにすることにより、サングラスを掛けた状態を得るようにしたり、眼鏡用防塵具を取り付ける眼鏡が度付きでない場合には、眼鏡部材15、16を度付きにする構成を採用することも可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る眼鏡用防塵具の概略構成を示す図である。 図2は、図1に示す眼鏡用防塵具を眼鏡に対して取り付けた状態を概略的に示す背面図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係る眼鏡用防塵具の概略構成を示す図である。 図4は、従来の防塵眼鏡の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1、1’…眼鏡用防塵具
11、12…筒状部材
13、14…取付部材(第1弾性部材)
13’、14’…取付部材(粘着材)
15、16…眼鏡部材
111、121…環状部材
112、122…弾性部材
112a、122a…鍔部

Claims (1)

  1. 眼鏡に対して着脱自在に取り付けられる眼鏡用防塵具であって、
    眼鏡に対して取り付けられた状態において、前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ位置し、少なくとも後方周縁部が弾性体から形成された左右一対の筒状部材と、
    前記左右一対の筒状部材を前記眼鏡の左右のレンズ後方にそれぞれ独立別個に取り付けるための取付手段とを備えることを特徴とする眼鏡用防塵具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010055732A1 (ja) * 2008-11-13 2010-05-20 株式会社プラネット・ビジョン60 眼鏡用防塵具

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