JP2005181288A - 微量液体採取ピペット - Google Patents

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光司 細田
Takaki Okanda
高貴 大神田
Akihiro Enomoto
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Abstract

【課題】微量の血液等を容易に正確に採取できるとともに、気泡が混入しにくい、比較的安価な、使い捨てピペットを提供する。
【解決手段】本発明に係る微量液体採取ピペットは、透明または半透明の直管部と、当該直管部の内部に隙間なく挿入される直線状針部とを有し、直線状針部が直管部に対して長軸方向へ所定距離移動できる。また、直管部の内部に採取した液体が自然流出しないほどに内部寸法が小さい。更に、直管部及び直線状針部が共に、焼却してもダイオキシンを発生するおそれがない樹脂またはステンレス鋼によって製造されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は微量液体採取ピペットに関する。特に、血液、胃液、胆液、その他の体液、尿(以下、「血液等」という。)の検査において用いる微定量採取ピペットや供試液や試薬液の生化学・化学の試験・研究において用いる微定量採取ピペットに関する。
図3は従来のピペットの概略図である。従来のピペット11は、スポイト筒11aと蛇腹構造のキャップ11bとが連結してなる。スポイト筒11a及びキャップ11bは、いずれも透明または半透明で可撓性を有する材料でできている。そして、スポイト筒11aには目印11c、11dが付けてある。目印11cは採取すべき血液等の量の下限を示し、目印11dは採取すべき血液等の量の上限を示している。そして、スポイト筒11aの先端は開放されている。
キャップ11bの端を押し込んで、蛇腹構造を縮めた状態で、スポイト筒11aの先端を液体の中へ浸漬する。その後に、キャップ11bの端を押し込むのを停止すると、蛇腹構造は元の状態に戻ろうと徐々に伸びるとともに、スポイト筒11aの先端から液体が吸引される。そして、所定量の血液等を採取した時に、スポイト筒11aの先端を液体の外へ移す。その後に、キャップ11bの端を押し込んで、蛇腹構造を縮めることによって、スポイト筒11aの中に採取してある血液等を吐出させる。
従来の他のピペットは、スポイト筒に相当する細管の内径が小さい。スポイト筒の先端を液体の中に浸漬する。すると、毛細管現象によって血液等が徐々にスポイト筒の中に入ってゆく。そして、時間が経過し、所定量の血液等を採取した時に、スポイト筒の先端を液体の外へ移す。その後に、吐出機構を作動することによって、スポイト筒の中に採取してある血液等を吐出させる。
特開平05−087813
しかしながら、これら従来のピペットについては、所定量の血液等を採取するのが困難であり、何度も血液等の採取と排出を繰り返さなければならない。
また、採取した血液等に気泡が混入しやすい。スポイト筒の先端が血液等の中へ浸漬し続けるのが困難であり、血液等の採取の途中でスポイト筒の先端が血液等の外へ出てしまい、空気を吸入してしまうからである。混入した気泡のみを除去することは、従来の使い捨てピペットでは不可能である。そのため、採取途中の血液等に気泡が混入した場合には、血液等をすべて排出した後に、再度、血液等を吸入しなければならない。気泡が混入した血液等では実質的な採取量が不足したり、あるいは正確な血液検査等ができない。
さらに、従来の使い捨てピペットでは60μl以上の血液等を比較的正確に採取することができたが、10μl〜30μlの微量の血液等を正確に採取できるピペットは存在しなかった。
そこで、本発明の目的は、微量の血液等を容易に正確に採取できるとともに、気泡が混入しにくい、比較的安価な、使い捨てピペットを提供することである。
上記目的は、請求項1に記載の本発明に係る微量液体採取ピペット、すなわち、透明または半透明の直管部と、当該直管部の内部に隙間なく挿入される直線状針部とを有し、直線状針部が直管部に対して長軸方向へ所定距離移動可能な微量液体採取ピペットによって、達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、請求項2に記載のように、直管部の内部に採取した液体が自然流出しないほどに内部寸法が小さい。
また、本発明の他の好ましい実施態様においては、請求項3に記載のように、ヒトの血液を採取するためには、内径寸法がφ2.5mm以下である。
本発明のさらに他の好ましい実施態様においては、請求項4に記載のように、採取する液体の量が5μl〜100μlである。
本発明の別の好ましい実施態様においては、請求項5に記載のように、直管部及び直線状針部が共に、焼却してもダイオキシンを発生するおそれがない樹脂またはステンレス鋼によって製造されている。
本発明に係る微量液体採取ピペットによれば、直管部と、当該直管部の内部に隙間なく挿入される直線状針部とを有し、直線状針部が直管に対して長軸方向へ所定距離移動可能であるので、直管部の先端を血液等の中へ完全に浸漬した後に、直線状針部を一端から他端へ移動することによって、所定微量、例えば30μl、の血液等を正確に、容易に、気泡混入なしに採取することができ、直線状針部を他端から一端へ移動することによって、所定微量を完全に吐出することができる。
また、本発明に係る微量液体採取ピペットによれば、直管部が透明または半透明であるので、血液等の採取状況や気泡の混入を目視確認することができる。
さらに、本発明に係る微量液体採取ピペットによれば、直管部の内径寸法を液体の粘度や表面張力に応じて設計することによって、採取した液体が自然流出することなく、一時的に所定微量を直管部等の中に保持することができる。
さらに、本発明に係る微量液体採取ピペットによれば、直管部の内面及び直線状針部の外面に血液凝固防止液を塗布している。
以下、本発明に係る微定量液体採取ピペットの実施形態について、添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明に係る微定量液体採取ピペットの実施形態の正面断面図であり、(a)は第1位置における正面断面図であり、(b)は第2位置における正面断面図である。
図2は本発明に係る微定量液体採取ピペットの実施形態の概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)中のA−A断面図である。
第1部品21は直管部21aとテーパー部21bと嵌合部21cとからなり、透明または半透明の樹脂製で一体的に作成されている。直管部の内面及び直線状針部の外面にはシリコーンとテフロン(登録商標)がコーティングされ、さらに血液凝固防止液が塗布されている。
第2部品22は嵌合部22aとガイド孔部22bと本体部22cとからなり、樹脂製で一体的に作成されている。
第3部品23はキャップ部23aと嵌合部23bとからなり、樹脂製で一体的に作成されている。嵌合部23は中空となっており、材料使用量や廃棄物量の減少を図っている。
第4部品3は直線状針部3aとテーパー部3bと中間部3cと大径部3dとが順に連続してなり、樹脂製で一体的に作成されている。テーパー部3b、中間部3c、大径部3dも中空となっており、材料使用量や廃棄物量の減少を図っている。
第5部品4は操作用スライドボタンであり、指接触部4aと、本体部4bと、2本の脚部4cと、それぞれの脚部の下端外側に設けた係合部4dとからなり、樹脂製で一体的に作成されている。
第4部品3を第2部品22の本体部22cの端から内部へ挿入し、第2部品22の嵌合部22aの端から第4部品3の直線状針部3aが突出するように配置する。
次に、第2部品22の本体部22cの端に第3部品23の嵌合部23bを挿入し、キャップ部23aによって本体部22cの端を塞ぎ、接着剤等によって接着する。
続いて、第5部品4の脚部4cから先に、第2部品22のガイド孔部22bを通して挿入し、さらに、第4部品3の大径部3dの中へ挿入し、第5部品4の脚部4cの係合部4dと第4部品3の大径部3dとを係合させる。その後に、第1部品21の嵌合部21cの中に第2部品22の嵌合部22aを挿入し、接着剤等によって接着する。以上のように、部品を組立てて、実施形態の微定量液体採取ピペットを作成した。
なお、別の実施形態としては、第4部品3の直線状針部3aはステンレス製であってもよい。その場合、樹脂と金属とは分別して廃棄すべきであるから、第4部品と第5部品4との接合や第2部品22と第3部品23との接合は、分離が容易に行えるように、接着ではなく、係合、嵌合、ら合とするのが好ましい。
次に、実施形態の微定量液体採取ピペットの使用方法について説明する。
微定量液体採取ピペットを第1位置になるように、第5部品4の指接触部4aを指で押し第2部品22のガイド孔部22bに沿って移動させて、第5部品4が第1部品22の直管部21aに最も近づかせる。その際には、第4部品3の直線状針部3aは第1部品21の直管部21aの中に挿入され、直線状針部3aの先端と直管部21aの先端とがほぼ同一面上に並ぶ。
第1位置にある微定量液体採取ピペットの直管部21aの先端を血液の中に完全に浸漬する。
次に、第5部品4の指接触部4aに指をかけて第2位置まで引く。その際には、第5部品4がガイド孔部22bの他端に当接して、第2部品22の本体部22cの端に最も近づくとともに、直線状針部3aは直管部21aの中を所定距離移動し、直線状針部3aの先端は直管部21aの奥に位置する。そして、直管部21aの内部の直管部21aの先端から直線状針部3aまでの部分に血液等が採取される。この部分の体積は常に一定であり、針の移動距離を精度よく一定とすれば、採取体積の精度は容易に高くなる。
さらに、採取する際の微定量液体採取ピペットの姿勢は水平でも垂直でもよい。そのため、操作がしやすい。
なお、直管部21aの内径は、採取しようとする液体と直管部21aの内壁性状とによって定まる表面張力を考慮するとともに、採取体積の精度を考慮して定めるべきである。すなわち、内径が大きすぎると採取した液体が自然流出し不都合であり、内径が小さすぎると、液体を吸引しにくくなる。また、内径が大きすぎると、針の移動距離精度を高めないと、採取体積の精度が悪くなる。
本発明に係る微定量液体採取ピペットの実施形態の正面断面図であり、(a)は第1位置における正面断面図であり、(b)は第2位置における正面断面図である。 本発明に係る微定量液体採取ピペットの実施形態の概略図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)中のA−A断面図である。 従来のピペットの概略図である。
符号の説明
11 ピペット
11a スポイト筒
11b キャップ
11c 目印
11d 目印
21 第1部品
21a 直管部
21b テーパー部
21c 嵌合部
22 第2部品
22a 嵌合部
22b ガイド孔部
22c 本体部
23 第3部品
23a キャップ部
23b 嵌合部
3 第4部品
3a 直線状針部
3b テーパー部
3c 中間部
3d 大径部
4 第5部品
4a 指接触部
4b 本体部
4c 脚部
4d 係合部

Claims (6)

  1. 透明または半透明の直管部と、当該直管部の内部に隙間なく挿入される直線状針部とを有し、直線状針部が直管部に対して長軸方向へ所定距離移動可能な微量液体採取ピペット。
  2. 直管部の内部に採取した液体が自然流出しないほどに内部寸法が小さいことを特徴とする請求項1に記載の微量液体採取ピペット。
  3. ヒトの血液を採取するためには、内径寸法がφ2.5mm以下である請求項2に記載の微量液体採取ピペット。
  4. 採取する液体の量が5μl〜100μlである請求項1から3までのいずれか1つに記載の微量液体採取ピペット。
  5. 直管部及び直線状針部が共に、焼却してもダイオキシンを発生するおそれがない樹脂またはステンレス鋼によって製造されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1つに記載の微量液体採取ピペット。
  6. 直管部の内面及び直線状針部の外面に血液凝固防止液を塗布していることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1つに記載の微量液体採取ピペット。
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