JP2005180889A - Ｉ．ｈ．（電磁発熱）を用いた電気暖房器。 - Google Patents

Abstract

【課題】 利便性、安全性、耐久性に富み、発熱効果の優れた電気暖房器を提供する。
【解決手段】 発熱効果を高めるための多板型発熱体を、磁力線発生効果の良い円筒型電磁コイル内部に設置、Ｉ．Ｈの電気から熱への交換効率が高い特性による発熱効果と、暖気放出と電磁コイル冷却を併用した送風装置によるＩ．Ｈ（電磁発熱）を用いた電気暖房器。
【選択図】 図１

Description

Ｉ．Ｈ．の発熱効果を利用した電気暖房器に関する。

電気を用いた暖房器としては、発熱電線、発熱管を用いたもの、圧縮機を用いて媒体による熱交換を利用したもの等が使用されている。

暖房器は利便性、安全性、耐久性が要求されるが、特に発熱効果の優れたものが要望される。

近時、Ｉ．Ｈ．による電気炊飯器、調理器が急速に普及しつつある。これはＩ．Ｈ．の発熱効果が優れているためと考えられる。
本発明は、このＩ．Ｈ．の電気から熱への変換効率の高い特性による発熱効果を利用すことにより課題を解決する。

本装置は、構造が簡単で、移動、設置が容易な利便性、火を使わないため酸欠の心配がない安全性、消耗部位の無い耐久性にそれぞれ富み、発熱効果を高めるための多板型発熱体を、磁力線発生効率の良い電磁コイル内部に設置したことにより、Ｉ．Ｈ．の電気から熱への変換効率の高い特性を利用して、発熱効果の優れた電気暖房器を提供する。

実施例１の形態について説明すると、電磁発熱に適した鉄を素材として、短円筒状で内部に軸方向に向って通気口を多数穿孔した形状の円板を、必要数一定間隔に接着した形状の発熱体（１）、その発熱体の外周に接して、セラミックで円筒状に成形したトッププレート（２）を装着、トッププレート外周面上に、同じく円筒状の電磁コイル（３）を装置する。
コイル外方に、コイル冷却のための通気案内パネル（４）を必要間隔を保って設け、発熱体後方に電動ファン（５）を設置する。
ＡＣ１００Ｖ、又は２００Ｖ電源より、スイッチ、制御器、インバーターを経て電磁コイルへ。スイッチより電動ファンへ導線をそれぞれ接続する。
機能について、電磁コイルに電力を供給すると、磁力線が発生、その磁力線によって発熱体に渦電流が発生、電気抵抗により発熱体は発熱、周囲の空気を加熱、暖気を発生する。
前記後方に設置した電動ファンにより、暖気は前面より放出、暖房効果を達成する。
又、ファンによる風力の一部を通気案内パネル（４）により、コイルに導き、コイルを冷却、冷却によって加熱された空気を、共に暖気として前面より放出する。
前面に風向ガイド（６）を設置、安全のため、外囲いキャビネット（７）、前面ガード（８）を附設する。
実施例２として、電磁調理器に使われている平盤型コイルの使用も可能である。
この装置は、平面トッププレート上に、円筒の一部を平面状とした形状の発熱体を設置、同じく後方にファンを設置する。機能は実施例１に準ずる。

本発明の側面断面図 実施例１の主要部斜視図

符号の説明

１ 発熱体
２ トッププレート
３ 電磁コイル
４ 通気案内パネル
５ 電動ファン
６ 風向ガイド
７ キャビネット
８ 前面ガード

Claims (1)

1. 電磁発熱に適した鉄を素材として、短円筒状で内部に軸方向に向って通気口を多数穿孔した円板を、必要数一定間隔に接着した形状の発熱体と、発熱体外周面上に装置した円筒状のトッププレート（遮熱板）及び、トッププレート外周面上に、同じく円筒状の電磁コイルを設置して、Ｉ．Ｈ．（電磁発熱）の作用により発熱体を発熱せしめ、発熱体後方に設置した電動ファンによって、暖気を前面より放出すると共に、風力の一部を通気案内パネルにより電磁コイルを冷却する。
   上記装置のうちの電磁コイル内部に設置した発熱体と、暖気放出とコイル冷却を併用した送風装置とによって、発熱効果を高めたことを特徴とするＩ．Ｈ．（電磁発熱）を用いた電気暖房器。

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