JP2005180545A - 高圧水素製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を損傷せず、簡単な装置構成で高圧水素ガスが得られる高圧水素製造装置を提供する。
【解決手段】水素生成装置2と、装置2に第1の導管5で接続された水素圧縮装置3と、装置3に第2の導管6で接続された水素を貯蔵する貯蔵容器4とを備える。導管6に備えられ、水素圧縮装置3の下流側における水素の圧力が第2の所定の圧力より低圧のときに閉弁し、第2の所定の圧力以上のときに開弁する背圧弁7と、導管5,6を接続する第3の導管8と、導管8に備えられ、背圧弁7の閉弁時に、水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力が第1の所定の圧力より低圧のときには、水素圧縮装置3から放出される水素を水素圧縮装置3の上流側に還流し、第1の所定の圧力以上のときには、前記水素の還流を停止する圧力調整手段9とを備える。水素生成装置2は固体高分子型水電解装置21であり、水素圧縮装置3は固体高分子型水素圧縮装置41である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水の電気分解等の手段を用いる水素生成装置により生成された水素を圧縮し、高圧にして貯蔵する高圧水素製造装置に関するものである。
従来、固体高分子電解質膜を1対の触媒層で挟持すると共に、該触媒層の上にそれぞれ電極を積層した構成を備える水電解セルを用い、該触媒層に水を供給する一方、該電極に電圧を印加することにより水を電気分解して水素を生成する水素生成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
前記水素生成装置等により生成される水素は、自動車等に搭載される燃料電池の燃料として、或いは各種工業用途に供給される。このとき、例えば燃料電池を搭載する自動車(燃料電池車)の貯蔵容器等に水素を供給するために、高圧の水素が必要とされることがある。
前記高圧の水素を得るために、前記水電解セルと同様に、固体高分子電解質膜を1対の触媒層で挟持すると共に、該触媒層の上にそれぞれ電極を積層した構成を備える水素圧縮装置が提案されている。前記水素圧縮装置では、前記両電極に電圧を印加しながら、陽極側の前記触媒層に低圧の水素ガスを供給すると、該水素ガスは電子を失って水素イオンを生成する。前記水素イオンは、前記固体高分子電解質膜を透過して陰極側に移動し、陰極側の前記触媒層で電子を得ることにより再び水素ガスを生成する。このとき、前記水素イオンは、前記両電極間の電位差により強制的に陰極側に移動せしめられるので、陰極側には水素ガスが蓄積され、高圧の水素ガスを得ることができる(例えば特許文献2〜4参照)。
そこで、前記水素生成装置と前記水素圧縮装置とを直列に接続することにより、高圧の水素ガスを得ることが考えられる。ところが、前記水素生成装置、水素圧縮装置にはそれぞれ入口圧、出口圧、差圧、流量等に制限があり、該制限を超えると装置が損傷する虞があるという問題がある。前記問題は、前記水素生成装置、水素圧縮装置の間に背圧弁、圧力調整装置を、該水素圧縮装置の下流に背圧弁をそれぞれ配設し、さらに、該水素生成装置、水素圧縮装置の電源を個別に制御することにより解決することができると考えられる。
しかしながら、前述の制御を行うには、前記水素生成装置の出口圧、前記水素圧縮装置の入口圧、出口圧を検出する圧力検出手段、該圧力検出手段の出力により前記各電源を制御する制御装置が必要であり、さらには異常時に装置内の高圧水素ガスを排気するための排気弁を前記背圧弁、圧力調整装置等により区分される区画毎に配設し、排気時にも圧力を制御する必要があるなど、装置構成が大がかりになることが避けられないという不都合がある。
特表2003−523599号公報 特開平9−169501号公報 特表2002−524234号公報 特開2003−82486号公報
本発明は、かかる不都合を解消して、装置を損傷することなく、簡単な装置構成により高圧水素ガスを得ることができる高圧水素製造装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の高圧水素製造装置は、水素を生成し第1の所定の圧力で放出する水素生成装置と、該水素生成装置と第1の導管を介して接続され、該水素生成装置から放出された水素を圧縮し該水素生成装置より大流量で、かつ、該第1の所定の圧力よりも高い圧力で放出する水素圧縮装置と、該水素圧縮装置と第2の導管を介して接続され、該水素圧縮装置から放出される高圧の水素を貯蔵する貯蔵容器とを備える高圧水素製造装置であって、第2の導管に備えられ、該水素圧縮装置から放出される水素の該水素圧縮装置の下流側における圧力が第2の所定の圧力より低圧のときには閉弁し、該水素の該水素圧縮装置の下流側における圧力が第2の所定の圧力以上のときには開弁する背圧弁と、該水素圧縮装置と該背圧弁との間で第2の導管から分岐して、第1の導管に接続する第3の導管と、第3の導管に備えられ、該背圧弁が閉弁しているときに、該水素生成装置から放出される水素の該水素圧縮装置の上流側における圧力が第1の所定の圧力より低圧のときには、該水素圧縮装置から放出される水素を第3の導管を介して該水素圧縮装置の上流側に還流し、該水素生成装置から放出される水素の該水素圧縮装置の上流側における圧力が第1の所定の圧力以上のときには、該水素圧縮装置から放出される水素の還流を停止する圧力調整手段とを備えることを特徴とする。
本発明の高圧水素製造装置では、前記水素生成装置と水素圧縮装置とは、前記第1の導管を介して直列に接続されており、該水素生成装置は生成した水素を第1の所定の圧力で放出する。このとき、前記水素圧縮装置は、前記水素生成装置から前記第1の導管を介して供給される水素を圧縮し、該水素生成装置より大流量で、かつ、第1の所定の圧力よりも高い圧力で放出する。
また、前記水素圧縮装置と貯蔵容器とは、前記第2の導管を介して直列に接続されており、該第2の導管の途中には前記背圧弁が設けられている。前記背圧弁は、前記水素圧縮装置から放出された水素の、該水素圧縮装置の下流側における圧力が、前記第2の所定の圧力に達しないうちは閉弁しているので、該水素圧縮装置から放出される水素は該水素圧縮装置と該背圧弁との間に貯留される。
一方、本発明の高圧水素製造装置では、前記水素圧縮装置から放出される水素の流量は、前記水素生成装置から放出される水素の流量よりも大きく設定されている。この結果、運転を続けるうちに、前記水素生成装置による水素の生成が前記水素圧縮装置による水素の圧縮に追いつかなくなり、該水素圧縮装置の上流側における水素の圧力が次第に低下する。
そこで、本発明の高圧水素製造装置では、前記水素圧縮装置と前記背圧弁との間で前記第2の導管から分岐して、前記第1の導管に接続する第3の導管を設け、該第3の導管に前記圧力調整手段を備えている。前記圧力調整手段は、水素生成装置から放出される水素の、前記水素圧縮装置の上流側における圧力が第1の所定の圧力より低圧になったならば、前記水素圧縮装置から放出され、該水素圧縮装置と前記背圧弁との間に貯留されている水素を第3の導管を介して該水素圧縮装置の上流側に還流する。そして、前記圧力調整手段は、前記還流により、前記水素圧縮装置の上流側における水素の圧力が前記第1の所定の圧力以上に回復したならば、該還流を停止する。
このようにすると、一旦前記水素圧縮装置により圧縮され、前記第1の所定の圧力より高圧になっている水素が該水素圧縮装置の上流に還流され、再び該水素圧縮装置により圧縮されることになる。従って、前記水素圧縮装置から放出される水素の、該水素圧縮装置の下流側における圧力は次第に高められて行く。
そして、前記水素圧縮装置から放出される水素の、該水素圧縮装置の下流側における圧力が前記第2の所定の圧力に達すると、前記背圧弁が開弁し、該水素圧縮装置と該背圧弁との間に貯留されていた水素が前記貯蔵容器に導入される。前記水素圧縮装置と前記背圧弁との間に貯留されていた水素が前記貯蔵容器に導入されると、該水素圧縮装置の下流側における水素の圧力は前記第2の所定の圧力より低圧になるので、該背圧弁が閉弁し、再び該水素圧縮装置と該背圧弁との間で水素の貯留が開始される。
従って、本発明の高圧水素製造装置によれば、第1の所定の圧力で前記水素圧縮装置と該背圧弁との間に貯留されていた水素の該水素圧縮装置上流への貫流を開始または停止する前記圧力調整手段と、第2の所定の圧力で開閉する前記背圧弁とを組み合わせて用いることにより、圧力検出手段や制御装置等の大がかりな装置を用いることなく、容易に高圧の水素を得ることができる。
前記水素生成装置としては、例えば、固体高分子電解質膜を1対の触媒層で挟持すると共に、該触媒層の上にそれぞれ電極を積層した構成を備える固体高分子型水電解装置を用いることができる。また、前記水素圧縮装置としては、例えば固体高分子電解質膜を1対の触媒層で挟持すると共に、該触媒層の上にそれぞれ電極を積層した構成を備える固体高分子型水素圧縮装置を用いることができる。
前記第2の所定の圧力は、前記貯蔵容器内の水素の圧力とすることが好ましい。このようにすることにより、該貯蔵容器内の水素の圧力を段階的に高くすることができる。また、前記第1の所定の圧力は、例えば、前記水素生成装置の使用可能圧力の上限値に設定される。
前記水素圧縮装置は、直列に複数備えられていてもよい。この場合、前記背圧弁は、直列に備えられた複数の水素圧縮装置の最後の水素圧縮装置の下流側に備えられる。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1は本発明の第1の実施形態の高圧水素製造装置の構成を示すシステム構成図、図2は図1の水素生成装置の構成を示す説明的断面図、図3は図1の水素圧縮装置の構成を示す説明的断面図である。また、図4は本発明の第2の実施形態の高圧水素製造装置の構成を示すシステム構成図である。
次に、図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の高圧水素製造装置1は、水素生成装置2と、水素圧縮装置3と、貯蔵タンク4とを備え、水素圧縮装置3は第1導管5を介して水素生成装置2の下流側に直列に接続されており、貯蔵タンク4は第2導管6を介して水素圧縮装置3の下流側に直列に接続されている。第2導管6には背圧弁7が備えられており、水素圧縮装置3と背圧弁7との間で第2導管6から分岐する第3導管8は、レギュレータ9を介して第1導管5に接続されている。
水素生成装置2と水素圧縮装置3とは、共通の電源装置10に接続されており、電源装置10は、貯蔵タンク4に設けられた圧力センサ11により検出される貯蔵タンク4の内圧が所定の圧力(例えば350気圧)に達したならば停止されるように設定されている。また、第1導管5には、電源装置10が停止したときに高圧水素製造装置1内のガスを排気する排気弁12が設けられている。排気弁12は通常は閉弁されており、電源装置10が停止したときにのみ開弁される。
水素生成装置2としては、図2(a)に示す固体高分子型水電解装置21を用いることができる。固体高分子型水電解装置21は、固体電解質膜22を一対の触媒層23,24で挟持し、触媒層23,24の上にセパレータ25,26を積層し、さらにセパレータ25の上に陽極27、セパレータ26の上に陰極28を積層した構成を備えている。陽極27、陰極28は、図1に示す電源装置10に接続されている。
セパレータ25には気液通路29が形成されており、気液通路29は下部で給水管30に連通し、上部では排水管31に連通している。また、セパレータ26にはガス通路32が形成されており、ガス通路32は上部で第1導管5に連通している。
固体高分子型水電解装置21では、給水管30からセパレータ25の気液通路29に例えばKOH等の電解質の水溶液を原料水として供給しながら、陽極27、陰極28に電圧を印加することにより、水の電解が行われ、気液通路29に水素イオンと酸素とが生成する。前記電解により生成した水素イオンは、陽極27、陰極28間の電位差により固体電解質膜22を透過して強制的に陰極28側に移動せしめられ、陰極28側で電子を受け取って水素を生成する。この結果、気液通路29には酸素を含む電解質水溶液が得られ、ガス通路32には水素ガスが得られる。前記酸素を含む電解質水溶液は排水口31から排出され、前記水素ガスは定常状態ではガス通路32から第1導管5に所定の圧力PL1(例えば50気圧)で放出される。
固体高分子型水電解装置21は、図2(b)に示すように、固体電解質膜22、触媒層23,24、セパレータ25,26を1つのセル33として複数のセル33を積層するようにしてもよい。この場合、隣接するセル33の間では、一方のセル33の陰極側のセパレータ26に、他方のセル33の陽極側のセパレータ25を接続することにより、両セル33間の陽極27、陰極28を省略できるので、積層された複数のセル33の両端に陽極27、陰極28を配設すればよい。また、この場合、両セル33間のセパレータ25,26を一体化して、陽極27に近い側にガス通路32、陰極28に近い側に気液通路29を備えるセパレータ34としてもよい。
図2(b)に示す固体高分子型水電解装置21では、給水管30、排水管31は、各セパレータ25,34の気液通路29に並列に接続され、第1導管5は、各セパレータ26,34のガス通路32に並列に接続される。
次に、水素圧縮装置3としては、図3に示す固体高分子型水素圧縮装置41を用いることができる。固体高分子型水素圧縮装置41は、セパレータ25,26にガス通路42,43が形成されており、ガス通路42の下部が第1導管5に連通し、ガス通路43の上部が第2導管6に連通していることを除いて、図2(a)に示す固体高分子型水電解装置21と全く同一の構成を備えている。尚、陽極27、陰極28は、図1に示す電源装置10に固体高分子型水電解装置21と並列に接続されている。
固体高分子型水素圧縮装置41では、第1導管5から陽極27側のガス通路42に低圧の水素を供給しながら陽極27、陰極28に電圧を印加すると、水素が電子を失って水素イオンを生成する。この水素イオンは、陽極27、陰極28間の電位差により、固体電解質膜22を透過して強制的に陰極28側に移動せしめられる。そして、前記水素イオンが陰極28側で電子を受け取って水素を生成することにより、陰極側のガス通路43に圧力の高められた水素ガスが得られる。前記圧力の高められた水素ガスは、ガス通路43から第2導管6に、固体高分子型水電解装置21が第1導管に放出する水素より大流量で、しかもPL1より高い圧力で放出される。
次に、背圧弁7は、水素圧縮装置3(固体高分子型水素圧縮装置41)から第2導管6に放出された水素の該水素圧縮装置3の下流側における圧力P2が、その時点における貯蔵タンク4の内圧PL2より低圧のときには閉弁しており、前記水素の該水素圧縮装置3の下流側における圧力P2が貯蔵タンク4の内圧PL2より高圧になると開弁するように設定されている。
次に、レギュレータ9は、水素圧縮装置3(固体高分子型水素圧縮装置41)の上流側における水素の圧力P1を調整する圧力調整弁である。レギュレータ9は、水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力P1が、定常状態で水素生成装置2(固体高分子型水電解装置21)から第1導管5に放出される水素の圧力PL1未満になると開弁する。そして、水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力P1が、圧力PL1以上になると閉弁する。
次に、本実施形態の高圧水素製造装置1の作動について説明する。
高圧水素製造装置1では、電源装置10が作動することにより、排気弁12が閉弁され、水素生成装置2で水素の生成が開始される。このとき、水素生成装置2から第1導管5に放出された水素の圧力は、常圧をやや上回る程度であり、定常状態で水素生成装置2から第1導管5に放出されるべき水素の圧力PL1よりはるかに小さいので、レギュレータ9は開いている。
水素生成装置2から第1導管5に放出された水素は、水素圧縮装置3に供給され、水素圧縮装置3で圧力が高められた水素が第2導管6に放出される。このとき、水素生成装置2から第1導管5に放出された水素の圧力は、定常状態で水素生成装置2から第1導管5に放出されるべき水素の圧力PL1よりはるかに小さいので、水素圧縮装置3から第2導管6に放出される水素の水素圧縮装置3の下流における圧力P2も十分に高いものではない。従って、水素圧縮装置3の下流における圧力P2は、貯蔵タンク4の内圧PL2より低圧であり、背圧弁7は閉弁されている。この結果、水素圧縮装置3から第2導管6に放出された水素は、第3導管8を介して水素圧縮装置3の上流側の第1導管5に還流される。
上述のようにして、高圧水素製造装置1の運転を続けると、水素生成装置2から第1導管5に放出される水素の圧力は次第に増大し、定常状態に達する。すると、水素圧縮装置3の上流側の圧力P1は、定常状態で水素生成装置2から第1導管5に放出される水素の圧力PL1に、水素圧縮装置3の下流側から第3導管8を介して水素圧縮装置の上流側に還流される水素の圧力が加わって、PL1以上になる。この結果、レギュレータ9は閉弁し、水素圧縮装置3から第2導管6に放出された水素の水素圧縮装置3の上流側への還流が停止される。レギュレータ9が閉弁すると、水素圧縮装置3から第2導管6に放出された水素は、水素圧縮装置3の下流側で、第2導管6の背圧弁7と、第3導管8のレギュレータ9とより上流の部分に貯留されるようになる。
一方、水素圧縮装置3から第2導管6に放出される水素は、水素生成装置2から第1導管5に放出される水素よりも大流量となるように設定されているので、レギュレータ9が閉弁すると、水素生成装置2による水素の生成は水素圧縮装置3による水素の圧縮に追いつかなくなる。この結果、水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力P1は次第に低下し、水素生成装置2から定常状態で第1導管5に放出される水素の圧力PL1未満になる。
水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力P1がPL1未満になると、再びレギュレータ9が開弁し、水素圧縮装置3の下流側に貯留されている圧力の高められた水素が第3導管8を介して、水素圧縮装置3の上流側の第1導管5に還流される。このようにすると、水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力P1がPL1以上になるのでレギュレータ9は閉弁し、再び水素圧縮装置3から第2導管6に放出された水素が、水素圧縮装置3の下流側に貯留されるようになる。
このとき、水素圧縮装置3に供給される水素は、水素生成装置2により新たに生成された水素に、すでに1回水素圧縮装置3により圧力が高められた水素が加えられたものであり、その圧力は定常状態で水素生成装置2から第1導管5に放出される水素の圧力PL1よりも高圧になっている。従って、レギュレータ9が開弁し、水素圧縮装置3の下流側に貯留されている圧力の高められた水素が水素圧縮装置3の上流側の第1導管5に還流される動作が繰り返されるたびに、水素圧縮装置3から第2導管6に放出された水素の、水素圧縮装置3の下流側における圧力P2が高くなって行く。そして、水素圧縮装置3の下流側における圧力P2が、貯蔵タンク4の内圧PL2より高圧になると背圧弁7が開弁し、水素圧縮装置3の下流側に貯留されている圧力の高められた水素が、貯蔵タンク4の内圧PL2との差圧により、貯蔵タンク4内に導入される。
背圧弁7は、水素圧縮装置3の下流側における水素の圧力と、貯蔵タンク4の内圧PL2とが平衡に達すると閉弁し、水素圧縮装置3から第2導管6に放出された水素が水素圧縮装置3の下流側に貯留される動作が繰り返される。そして、水素圧縮装置3の下流側における水素の圧力P2が、貯蔵タンク4の内圧PL2より高圧になるたびに、背圧弁7が開弁し、水素圧縮装置3の下流側に貯留されている圧力の高められた水素が貯蔵タンク4内に導入される。
上述のようにして、水素圧縮装置3の下流側における水素の圧力P2が貯蔵タンク4の内圧PL2より高圧になって背圧弁7が開弁し、水素圧縮装置3の下流側に貯留されている圧力の高められた水素が貯蔵タンク4内に導入される動作は、貯蔵タンク4の内圧PL2が所定の圧力(例えば350気圧)に達するまで繰り返される。そして、圧力センサ11により検出される貯蔵タンク4の内圧PL2が前記所定の圧力に達したならば電源装置10が停止され、水素生成装置2による水素の生成と、水素圧縮装置3による水素の圧縮とが停止される。
電源装置10が停止すると、続いて排気弁12が開弁し、まず、水素圧縮装置3の上流側に残留している水素が排気弁12から排気される。水素圧縮装置3の上流側に残留している水素が排気されると該部分の圧力が下がり、水素圧縮装置3の上流側における水素の圧力P1がPL1未満になった場合と同一の状況となり、レギュレータ9が開弁する。そして、水素圧縮装置3の下流側に貯留されている圧力の高められた水素が、第3導管8を介して水素圧縮装置3の上流側に還流され、さらに排気弁12から排気される。
尚、排気弁12は、停電等により電源装置10が異常停止した場合にも開弁し、高圧水素製造装置1内に残留している高圧水素を外部に排気することができる。
従って、本実施形態の高圧水素製造装置1によれば、装置を損傷することなく、簡単な装置構成により容易に高圧水素ガスを得ることができる。また、本実施形態の高圧水素製造装置1によれば、装置停止時や停電等の異常停止時には、装置1内に残留している高圧水素を自動的に外部に排気することができるので、前記高圧水素の漏洩により装置1が損傷を受けることを防止することができる。
前記実施形態では、水素生成装置2と水素圧縮装置3とを1つずつ備える構成について説明しているが、水素圧縮装置3は直列に複数接続するようにしてもよい。このようにすることにより、圧縮比を高くして、さらに容易に高圧水素ガスを得ることができる。
また、固体高分子型水電解装置21と固体高分子型水素圧縮装置41とは、図2,3に示すように、配管系を除くと同一の構成を備えている。そこで、固体高分子型水電解装置21の陰極側の再外層のセパレータ26を、固体高分子型水素圧縮装置41の陽極側の再外層のセパレータ25と接続することにより、両装置21,41を直列に接続することができる。このようにするときには、固体高分子型水電解装置21の陰極28と、固体高分子型水素圧縮装置41の陽極27とを省略することができ、装置構成をさらに簡単にして高圧水素製造装置1全体を小型化することができる。
次に、本発明の第2の実施形態として、水素生成装置2(固体高分子型水電解装置21)と水素圧縮装置3(固体高分子型水素圧縮装置41)とが一体化された高圧水素製造装置1を図4に示す。高圧水素製造装置1は、水素生成装置2と水素圧縮装置3とが一体化され、第3導管8が水素生成装置2と水素圧縮装置3との接続部で図示しない第1導管5に接続されていることを除いて、図1に示す高圧水素製造装置1と全く同一の構成を備え、全く同一に作動することができる。
本発明の第1の実施形態の高圧水素製造装置の構成を示すシステム構成図。 図1の水素生成装置の構成を示す説明的断面図。 図1の水素圧縮装置の構成を示す説明的断面図。 本発明の第2の実施形態の高圧水素製造装置の構成を示すシステム構成図。
符号の説明
1…高圧水素製造装置、 2…水素生成装置、 3…水素圧縮装置、 4…貯蔵容器、 5…第1の導管、 6…第2の導管、 7…背圧弁、 8…第3の導管、 9…圧力調整手段

Claims (6)

  1. 水素を生成し第1の所定の圧力で放出する水素生成装置と、
    該水素生成装置と第1の導管を介して接続され、該水素生成装置から放出された水素を圧縮し該水素生成装置より大流量で、かつ、該第1の所定の圧力よりも高い圧力で放出する水素圧縮装置と、
    該水素圧縮装置と第2の導管を介して接続され、該水素圧縮装置から放出される高圧の水素を貯蔵する貯蔵容器とを備える高圧水素製造装置であって、
    第2の導管に備えられ、該水素圧縮装置から放出される水素の該水素圧縮装置の下流側における圧力が第2の所定の圧力より低圧のときには閉弁し、該水素の該水素圧縮装置の下流側における圧力が第2の所定の圧力以上のときには開弁する背圧弁と、
    該水素圧縮装置と該背圧弁との間で第2の導管から分岐して、第1の導管に接続する第3の導管と、
    第3の導管に備えられ、該背圧弁が閉弁しているときに、該水素生成装置から放出される水素の該水素圧縮装置の上流側における圧力が第1の所定の圧力より低圧のときには、該水素圧縮装置から放出される水素を第3の導管を介して該水素圧縮装置の上流側に還流し、該水素生成装置から放出される水素の該水素圧縮装置の上流側における圧力が第1の所定の圧力以上のときには、該水素圧縮装置から放出される水素の還流を停止する圧力調整手段とを備えることを特徴とする高圧水素製造装置。
  2. 前記水素生成装置は、固体高分子型水電解装置であることを特徴とする請求項1記載の高圧水素製造装置。
  3. 前記水素圧縮装置は、固体高分子型水素圧縮装置であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の高圧水素製造装置。
  4. 前記第2の所定の圧力は、前記貯蔵容器内の水素の圧力であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の高圧水素製造装置。
  5. 前記第1の所定の圧力は、前記水素生成装置の使用可能圧力の上限値であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の高圧水素製造装置。
  6. 前記水素圧縮装置を直列に複数備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の高圧水素製造装置。
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