JP2005179588A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 粘度、透明性、及び洗浄性を同時に満足し、且つ経時における保存安定性に優れた洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤、を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
【選択図】 なし
【解決手段】 キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤、を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
【選択図】 なし
Description
本発明の洗浄剤組成物に関し、より詳細には、陶器、樹脂、等の硬質表面に付着した汚れの洗浄に好適な洗浄剤組成物に関する。
従来、トイレ、浴室、等の住居内設備において、便器、洗面台、などの硬質表面に付着した汚れの洗浄除去するために、種々の洗浄剤組成物が使用されている。
硬質表面に付着した汚れを、効果的に洗浄除去するためには、付与後の洗浄剤組成物が即座に流下することなく、当該表面に滞留していることが望ましい。このような要求に対して、増粘剤の配合により増粘された洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。増粘剤としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース等の天然高分子や、ポリビニルアルコール等の合成高分子、モンモリロナイト等の粘土鉱物等が用いられる。
硬質表面に付着した汚れを、効果的に洗浄除去するためには、付与後の洗浄剤組成物が即座に流下することなく、当該表面に滞留していることが望ましい。このような要求に対して、増粘剤の配合により増粘された洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。増粘剤としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース等の天然高分子や、ポリビニルアルコール等の合成高分子、モンモリロナイト等の粘土鉱物等が用いられる。
また、トイレ、洗面所、等の日常の洗浄用途に用いられる洗浄剤については、残存量の確認が容易である等の点から、透明容器に保存されていることが好ましい。さらに、外観等の点から、透明性に優れた洗浄剤組成物も望まれている。
しかし、上記した増粘剤の中でも、増粘剤として多用されているヒドロキシエチルセルロースについては、これを含有する洗浄剤組成物を透明容器に入れて保存すると、経時により粘度が著しく減少するという問題がある。特に、太陽光に対して粘度低下が著しい。
しかし、上記した増粘剤の中でも、増粘剤として多用されているヒドロキシエチルセルロースについては、これを含有する洗浄剤組成物を透明容器に入れて保存すると、経時により粘度が著しく減少するという問題がある。特に、太陽光に対して粘度低下が著しい。
透明性に優れた洗浄剤組成物としては、キサンタンガムを増粘剤として含有する洗浄剤組成物がある。しかし、キサンタンガムを含有する洗浄剤組成物についても、経時により白濁現象による透明性の低下や、粘度の低下が生じる場合があった。
特に、透明容器に保存し、太陽光や高温の条件下に長期間晒される場合に上記問題が顕著であった。
なお、キサンタンガムを含有する液体洗浄剤組成物として、下記特許文献2が開示されており、経時における熱安定性についての検討はなされているが、光安定性については何ら検討はなされていない。
特開2003−183697号公報
特開2000−192100号公報
特に、透明容器に保存し、太陽光や高温の条件下に長期間晒される場合に上記問題が顕著であった。
なお、キサンタンガムを含有する液体洗浄剤組成物として、下記特許文献2が開示されており、経時における熱安定性についての検討はなされているが、光安定性については何ら検討はなされていない。
本発明は、前記従来における問題を解決し、以下の目的を達成するとことを課題とする。
即ち、本発明は、粘度、透明性、及び洗浄性を同時に満足し、且つ経時における保存安定性に優れた洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、粘度、透明性、及び洗浄性を同時に満足し、且つ経時における保存安定性に優れた洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記従来における問題を解決すべく鋭意検討を行った結果、キサンタンガムと、アミノカルボン酸型キレート剤と、を含有することにより、粘度、透明性、及び洗浄性を同時に満足し、且つ経時における保存安定性にも優れた洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに到った。
前記課題を解決する手段は以下の通りである。
<1> キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
<2> 前記キサンタンガムを0.1〜10質量%、前記アミノカルボン酸型キレート剤を0.5〜20質量%、及び前記界面活性剤を0.1〜20質量%含有することを特徴とする前記<1>に記載の洗浄剤組成物である。
<3> トイレ用の洗浄剤組成物であることを特徴とする前記1又は2に記載の洗浄剤組成物である。
<1> キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄剤組成物である。
<2> 前記キサンタンガムを0.1〜10質量%、前記アミノカルボン酸型キレート剤を0.5〜20質量%、及び前記界面活性剤を0.1〜20質量%含有することを特徴とする前記<1>に記載の洗浄剤組成物である。
<3> トイレ用の洗浄剤組成物であることを特徴とする前記1又は2に記載の洗浄剤組成物である。
本発明によれば、粘度、透明性、及び洗浄性を同時に満足し、且つ経時における保存安定性に優れた洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物は、キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を含有してなり、必要に応じて他の成分を含有してもよい。
本発明の洗浄剤組成物は、キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を含有してなり、必要に応じて他の成分を含有してもよい。
本発明においては、キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を必須成分として含有することにより、粘度、透明性、及び洗浄性を同時に満足すると共に、且つ長期間保存した場合であってもこれらの特性が低下しないという優れた効果を発揮することができる。
なお、本発明者らは、キサンタンガムガムを用いず、ヒドロキメチルセルロース等の他の一般的な増粘剤、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を含有する洗浄剤組成物においては、粘度の低下や経時による白濁などが発生し、本発明において発揮される効果は得られないとの知見を得ている。
以下、本発明の洗浄剤組成物を構成する各要素について詳細に説明する。
以下、本発明の洗浄剤組成物を構成する各要素について詳細に説明する。
<キサンタンガム>
本発明の洗浄剤組成物はキサンタンガムを含有する。
ここで、キサンタンガムとは、キサントモナス・コンペストリス(Xanthomonas compestris)により生産された多糖類の総称である。キサンタンガムは、マンノース、グルコース及びグルクロン酸を構成糖とし、その比率は2:2:1である。グルクロン酸は通常、カリウム、ナトリウム、又はカルシウム塩として存在している。キサンタンガムの主鎖はD−グルコースのβ−1,4−結合でセルロースと同じであり、側鎖は2個のマンノースと1個のグルクロン酸からなっている。本発明におけるキサンタンガムとしては、市販品を使用することができ、例えば、Kelzan T、Kelzan ST、Kelzan AR(以上、Kelco社製)、等が用いられる。
本発明の洗浄剤組成物はキサンタンガムを含有する。
ここで、キサンタンガムとは、キサントモナス・コンペストリス(Xanthomonas compestris)により生産された多糖類の総称である。キサンタンガムは、マンノース、グルコース及びグルクロン酸を構成糖とし、その比率は2:2:1である。グルクロン酸は通常、カリウム、ナトリウム、又はカルシウム塩として存在している。キサンタンガムの主鎖はD−グルコースのβ−1,4−結合でセルロースと同じであり、側鎖は2個のマンノースと1個のグルクロン酸からなっている。本発明におけるキサンタンガムとしては、市販品を使用することができ、例えば、Kelzan T、Kelzan ST、Kelzan AR(以上、Kelco社製)、等が用いられる。
本発明におけるキサンタンガムの含有量としては、粘度及び使用性の両立の観点から、0・1〜10質量%が好ましく、0.1〜1質量%がより好ましい。
<アミノカルボン酸型キレート剤>
本発明の洗浄剤組成物においては、上記したキサンタンガムと共に、アミノカルボン酸型キレート剤が、必須成分として含有される。
本発明におけるアミノカルボン酸型キレート剤は、グリシンの誘導体であり、具体的には、エチレンジアミンテトラ酢酸又はその水溶性塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はその水溶性塩、ニトリロ三酢酸又はその水溶性塩、ジエチレントリアミンペンタ酢酸又はその水溶性塩、メチルグリシン二酢酸又はその水溶性塩が挙げられる。これらの中でも、エチレンジアミンテトラ酢酸又はその水溶性塩がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物においては、上記したキサンタンガムと共に、アミノカルボン酸型キレート剤が、必須成分として含有される。
本発明におけるアミノカルボン酸型キレート剤は、グリシンの誘導体であり、具体的には、エチレンジアミンテトラ酢酸又はその水溶性塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸又はその水溶性塩、ニトリロ三酢酸又はその水溶性塩、ジエチレントリアミンペンタ酢酸又はその水溶性塩、メチルグリシン二酢酸又はその水溶性塩が挙げられる。これらの中でも、エチレンジアミンテトラ酢酸又はその水溶性塩がより好ましい。
本発明におけるアミノカルボン酸型キレート剤の含有量としては、洗浄性の観点から、0.5〜20質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。アミノカルボン酸型キレート剤の含有量が、0.5質量%未満である場合には、本発明の効果が充分に発揮されない場合があり、20質量%を越えると、組成物の保存中にアミノカルボン酸型キレート剤の析出が生じ、品質低下を招く場合がある。
また、前記キサンタンガムとアミノカルボン酸型キレート剤との含有比としては、1:1〜1:10が好ましく、1:2〜1:5がより好ましい。
<界面活性剤>
本発明の洗浄剤組成物における界面活性剤は、特に限定されるものではなく、通常の家庭用及び業務用洗浄剤に用いられる非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤を用いることができる。
具体的に、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸ジエタノールアミド、等が挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、塩化ベンザルコニウム、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、等が挙げられる。両性界面活剤としては、アルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、等が挙げられる。
これらの中でも、前記キサンタンガムがアニオン性高分子である為、白濁などを生じさせず保存性を良好に保持する観点から、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物における界面活性剤は、特に限定されるものではなく、通常の家庭用及び業務用洗浄剤に用いられる非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤を用いることができる。
具体的に、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸ジエタノールアミド、等が挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、等が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、塩化ベンザルコニウム、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、等が挙げられる。両性界面活剤としては、アルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、等が挙げられる。
これらの中でも、前記キサンタンガムがアニオン性高分子である為、白濁などを生じさせず保存性を良好に保持する観点から、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤が好ましい。
本発明における界面活性剤の含有量としては、洗浄性及びすすぎ性の両立の観点から、0.1〜20質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
<その他の任意成分>
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、更に必要に応じて、他の任意成分を適宜添加することができる。
上記任意成分としては、通常、洗浄剤に使用されるものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、各種低温安定化剤、香料、染料、顔料、防腐剤、殺菌剤、研磨剤、アルコールなどの水溶性溶剤、可溶化剤、pH調整剤、等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、更に必要に応じて、他の任意成分を適宜添加することができる。
上記任意成分としては、通常、洗浄剤に使用されるものであれば、特に制限されるものではなく、例えば、各種低温安定化剤、香料、染料、顔料、防腐剤、殺菌剤、研磨剤、アルコールなどの水溶性溶剤、可溶化剤、pH調整剤、等が挙げられる。
なお、本発明の洗浄剤組成物は、前記アミノカルボン酸型キレート剤との組合せにより、洗浄効果を向上させる観点から、任意成分として、モルホリン、4−メチルモルホリン−4−オキサイド1水和物、等のモルホリン誘導体を含有することが好ましい。
さらに、本発明においては、有機酸と、有機酸塩及び/又はアルカリ剤と、の組み合わせからなる緩衝能を有する物質を添加することにより、pHを4〜8に調整することが好ましい。
前記有機酸としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グルコン酸、グルタル酸、アジピン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、フタル酸、酢酸、安息香酸、サリチル酸、ジエチルバルビツル酸、等のカルボン酸類; グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、グルタミン酸、アスパラギン酸、等のアミノ酸; 及びそれらの水和物又は無水物、等が挙げられる。前記アルカリ剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、等の無機塩基の他、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、等が挙げられる。前記有機酸塩としては、例えば、前記有機酸と前記アルカリ剤との中和反応によって生成する各種塩及びこれらの水和物、等が挙げられる。
これらの中でも、特に、有機酸及び有機酸塩として、多価カルボン酸類及びそれらのアルカリ金属塩を用いることが好ましく、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、及びそれらのナトリウム塩を用いることがより好ましい。
pH調整の態様としては、例えば、洗浄剤組成物中に有機酸及び有機酸塩を所定の質量比で配合して所望のpHに調整する態様、洗浄剤組成物中に有機酸を所定量配合した後に、アルカリ剤水溶液を添加することにより所望のpHに調整する態様などが挙げられ、これにより緩衝能を有する洗浄剤組成物が得られる。アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムの水溶液を使用することが好ましい。
前記有機酸としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グルコン酸、グルタル酸、アジピン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、フタル酸、酢酸、安息香酸、サリチル酸、ジエチルバルビツル酸、等のカルボン酸類; グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、セリン、グルタミン酸、アスパラギン酸、等のアミノ酸; 及びそれらの水和物又は無水物、等が挙げられる。前記アルカリ剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、等の無機塩基の他、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、等が挙げられる。前記有機酸塩としては、例えば、前記有機酸と前記アルカリ剤との中和反応によって生成する各種塩及びこれらの水和物、等が挙げられる。
これらの中でも、特に、有機酸及び有機酸塩として、多価カルボン酸類及びそれらのアルカリ金属塩を用いることが好ましく、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、及びそれらのナトリウム塩を用いることがより好ましい。
pH調整の態様としては、例えば、洗浄剤組成物中に有機酸及び有機酸塩を所定の質量比で配合して所望のpHに調整する態様、洗浄剤組成物中に有機酸を所定量配合した後に、アルカリ剤水溶液を添加することにより所望のpHに調整する態様などが挙げられ、これにより緩衝能を有する洗浄剤組成物が得られる。アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウムの水溶液を使用することが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物において、粘度としては、50〜2000mPa・sが好ましく、100〜1000mPa・sがより好ましい。なお、本明細書における粘度とは、BL型粘度計(米国ブルックフィールド社製)を使用し、ローターNo.3、30rpm、30秒、20℃の条件において測定した値である。
本発明の洗浄剤組成物において、透明性を有するとは、分光光度計(商品名:U−3200、(株)日立製作所製)を用い、コントロールとして蒸留水の透明度を100としたとき、透明度70以上の領域にあることを意味する。本発明においては、透明度80以上の場合が好ましい。
本発明の洗浄剤組成物のpHとしては、洗浄性の観点から、4〜8が好ましく、6〜8がより好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、各種洗浄用用途に適用することができる。特に、トイレ用洗浄剤、浴室用洗浄剤、台所まわり用洗剤、窓ガラス用洗浄剤、等に好適であり、これらの中でも、トイレ用洗浄剤として用いることが得に好適である。
以下に、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜6、比較例1〜4)
表2に記載の組成を有する各洗浄剤組成物を調製した。なお、各洗浄剤組成物の液性は、pH調整剤を用いて調整した。
これら洗浄剤組成物を用いて、粘度、透明性、及び洗浄性についての評価した。また、各洗浄剤組成物を、3ヶ月保存した後の保存安定性(UV光に対する保存安定性と、高温に対する保存安定性)について評価した。評価の詳細は以下の通りである。結果を表2に併記する。
表2に記載の組成を有する各洗浄剤組成物を調製した。なお、各洗浄剤組成物の液性は、pH調整剤を用いて調整した。
これら洗浄剤組成物を用いて、粘度、透明性、及び洗浄性についての評価した。また、各洗浄剤組成物を、3ヶ月保存した後の保存安定性(UV光に対する保存安定性と、高温に対する保存安定性)について評価した。評価の詳細は以下の通りである。結果を表2に併記する。
<粘度>
各洗浄剤組成物を調製後、BL型粘度計(米国ブルックフィールド社製)を使用し、ローターNo.3、30rpm、30秒、20℃の条件における粘度を測定した。
粘度は、50〜2000mPa・sの範囲にある場合が、実用上問題の無い粘度であり、100〜1500mPa・sの範囲にある場合が特に好ましい。
各洗浄剤組成物を調製後、BL型粘度計(米国ブルックフィールド社製)を使用し、ローターNo.3、30rpm、30秒、20℃の条件における粘度を測定した。
粘度は、50〜2000mPa・sの範囲にある場合が、実用上問題の無い粘度であり、100〜1500mPa・sの範囲にある場合が特に好ましい。
<透明性>
各洗浄剤組成物を調製後、透明性について、分光光度計(商品名:U−3200、(株)日立製作所製)を用いて各洗浄剤組成物を測定し、前述した本発明の透明度の定義に基づいて評価した。なお、表中においては、透明度が80以上であった場合を「透明」と表記した。
各洗浄剤組成物を調製後、透明性について、分光光度計(商品名:U−3200、(株)日立製作所製)を用いて各洗浄剤組成物を測定し、前述した本発明の透明度の定義に基づいて評価した。なお、表中においては、透明度が80以上であった場合を「透明」と表記した。
<洗浄性>
調整後の各洗浄剤組成物を用いて、汚垢洗浄力について以下の評価方法及び評価基準により評価した。
−評価方法−
I.汚染板の作製
下記(1)〜(3)により汚染板を作製した。
(I−1)下記表2に示される汚垢分散液を調製する。
(I−2)スライドグラスを充分に洗浄乾燥し、下端から50mmのところに基線を入れる。
(I−3)20±1℃に調整した上記汚垢分散液中に、(I−2)の処理を行ったスライドグラスを吊り下げて、一晩室温にて風乾させる。
調整後の各洗浄剤組成物を用いて、汚垢洗浄力について以下の評価方法及び評価基準により評価した。
−評価方法−
I.汚染板の作製
下記(1)〜(3)により汚染板を作製した。
(I−1)下記表2に示される汚垢分散液を調製する。
(I−2)スライドグラスを充分に洗浄乾燥し、下端から50mmのところに基線を入れる。
(I−3)20±1℃に調整した上記汚垢分散液中に、(I−2)の処理を行ったスライドグラスを吊り下げて、一晩室温にて風乾させる。
II.洗浄試験
洗浄性(汚垢洗浄力)は、以下の洗浄試験を行い評価した。
(II−1)上記にて作製した汚染板の下端から30mm迄の部分を、各洗浄剤組成物中に5秒間浸漬した後引き上げ、さらに10分間吊り下げた状態で放置する。
(II−2)水道の蛇口を全開にした状態で、流水下で(II−1)のスライドグラスを片面について30秒づつ濯ぐ。
(II−3)風乾後のスライドグラスにおける洗浄部分と非洗浄部分とについて、表面状態を目視にて観察し、以下の評価基準により評価した。
洗浄性(汚垢洗浄力)は、以下の洗浄試験を行い評価した。
(II−1)上記にて作製した汚染板の下端から30mm迄の部分を、各洗浄剤組成物中に5秒間浸漬した後引き上げ、さらに10分間吊り下げた状態で放置する。
(II−2)水道の蛇口を全開にした状態で、流水下で(II−1)のスライドグラスを片面について30秒づつ濯ぐ。
(II−3)風乾後のスライドグラスにおける洗浄部分と非洗浄部分とについて、表面状態を目視にて観察し、以下の評価基準により評価した。
−評価基準−
◎ 完全に汚れが落ちた
○ 4分の3以上の汚れが落ちた
△ 半分程度の汚れが落ちた
× 汚れが全く落ちなかった
◎ 完全に汚れが落ちた
○ 4分の3以上の汚れが落ちた
△ 半分程度の汚れが落ちた
× 汚れが全く落ちなかった
<保存安定性>
1.UV光に対する保存安定性
調製後の各洗浄剤組成物を、220ml入りガラス容器に充填し、スガ試験機(株)製のサンシャインカーボンアークウェザーメーターを用い、漕内温度を42℃に設定し、オープンフレームカーボンアークランプにより50時間照射保存した後、上記と同様にして、粘度、透明性、及び洗浄性について評価した。
1.UV光に対する保存安定性
調製後の各洗浄剤組成物を、220ml入りガラス容器に充填し、スガ試験機(株)製のサンシャインカーボンアークウェザーメーターを用い、漕内温度を42℃に設定し、オープンフレームカーボンアークランプにより50時間照射保存した後、上記と同様にして、粘度、透明性、及び洗浄性について評価した。
2.高温保存下における保存安定性
調製後の各洗浄剤組成物を、220ml入りガラス容器に充填し、50℃で3ヶ月間保存した後、上記と同様にして、粘度、透明性、及び洗浄性について評価した。
調製後の各洗浄剤組成物を、220ml入りガラス容器に充填し、50℃で3ヶ月間保存した後、上記と同様にして、粘度、透明性、及び洗浄性について評価した。
表2に示されるように、本発明の洗浄剤組成物は、粘度、透明性、及び洗浄性のいずれについても優れていることが判る。また、経時保存後においてもこれらの性状は保持されていることから、保存安定性についても優れていることが判る。
Claims (3)
- キサンタンガム、アミノカルボン酸型キレート剤、及び界面活性剤を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
- 前記キサンタンガムを0.1〜10質量%、前記アミノカルボン酸型キレート剤を0.5〜20質量%、及び前記界面活性剤を0.1〜20質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。
- トイレ用の洗浄剤組成物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗浄剤組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003425287A JP2005179588A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 洗浄剤組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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---|---|
JP (1) | JP2005179588A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9453191B2 (en) | 2013-06-12 | 2016-09-27 | Conopco, Inc. | Pourable detergent composition comprising aryl sulfonate suspended particles |
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2003
- 2003-12-22 JP JP2003425287A patent/JP2005179588A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9453191B2 (en) | 2013-06-12 | 2016-09-27 | Conopco, Inc. | Pourable detergent composition comprising aryl sulfonate suspended particles |
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