JP2005178253A - 画像記録装置 - Google Patents

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隆之 植村
Daisuke Nakatani
大輔 中谷
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Abstract

【課題】 記録素子ユニット間のつなぎ目部分に発生する光量のむらを、特別な調整機構を用いることなく緩和する。
【解決手段】 複数のヘッドアッセンブリ28Aのそれぞれのつなぎ目領域において、それぞれにドットパターンデータを与えておき、予め設定されているテンプレートに基づいて、ランダムに何れかのドットを選択するようにしたため、選択されるドットが,何れか一方のヘッドアッセンブリ28Aに偏ったり、完全に物理的に2分されることがなく、つなぎ目を目立たなくすることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、二次元配列された光ビーム出射端を備えた記録素子ユニットがx方向に複数個配列されて構成された記録ヘッドを、画像記録面との間で前記x方向と交差するy方向へ相対移動させることで、前記光ビームによる画像記録面上の結像点であるドットパターンによって当該画像記録面に画像を記録する画像記録装置に関するものである。
従来、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の空間光変調素子(記録素子)が利用され、画像データに応じて変調された光ビームを照射する記録ヘッドを用いて記録媒体へ画像を記録する(例えば、感光材料への画像露光)画像記録装置が種々提案されている。
例えば、DMDは、制御信号に応じて反射面の角度が変化する多数のマイクロミラーが、シリコン等の半導体基板上にL行×M列の2次元状に配列されたミラーデバイスであり、単一の光源をこのDMDに照射することで、DMDの分解能に応じた複数の光を独立して変調制御することができる。
一般に、DMD等の記録素子は、各行の並び方向と各列の並び方向とが直交するように格子状(マトリクス状)に配列されているが、この記録素子を、走査方向(y方向)に対して傾斜させて配置することで、走査時に走査線の間隔が密になり、解像度を上げることができる。また、この記録素子は、複数のユニットが走査方向と交差する方向(x方向)に配列され、所謂ライン走査する構成とすることで、1回の走査によって、所定の面積の画像記録が可能となり、走査時間の短縮を図ることができる。
ここで、記録ヘッドを構成するために配列した複数記録素子ユニットのつなぎ目部分に注目すると、そのつなぎ目部分では、両者の記録素子ユニット間において、位置、光量、ビーム形状等の特性が異なる場合がある。これは、製造上の機差、光学系の倍率誤差、組み付け精度等に起因するものであり、このつなぎ目部分では、記録画像に濃度むらが発生する。
このような記録画像の濃度むらを解消するために、従来では、前記特性(位置、光量、ビーム形状等)を一致させるための調整機構が必要となる(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、2次元配列された変調素子を第1の方向に沿って配列し、第2の方向(第1の方向と交差する方向)へ記録媒体に対して相対移動させる、帯状に露光していく場合に、帯状露光領域の端部を重ねて露光し、重なり合う帯間(つなぎ目)において、前記第2の方向に沿って、多重露光光量が所定の光量となるように、一定の割合で光量を、一方は増加、他方は減少させることが提案されている。これにより、帯状露光領域のつなぎ目を目立たなくすることができる。
米国特許第0200929933号 特開2003−195512公報
しかしながら、特許文献1に記載のような調整機構を設置すると、その調整作業が煩雑となる。また調整機構の設置により装置自体の部品点数が増加し、かつ複雑化するという問題がある。
また、特許文献2では、帯状露光領域単位で露光していく露光方法であれば有用な技術であるが、露光したライン間をさらに露光していくタイプの露光方法においては、明確に隣接する帯状露光領域を区別することができないため、上記技術を適用することができない。
本発明は上記事実を考慮し、記録素子ユニット間のつなぎ目部分に発生する光量のむらを、特別な調整機構を用いることなく緩和することができる画像記録装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、二次元配列された光ビーム出射端を備えた記録素子ユニットがx方向に複数個配列されて構成された記録ヘッドを、画像記録面との間で前記x方向と交差するy方向へ相対移動させることで、前記光ビームによる画像記録面上の結像点であるドットパターンによって当該画像記録面に画像を記録する画像記録装置であって、入力画像データに基づいて、前記複数の記録ヘッドユニットへドットパターンデータを振り分ける画像データ振り分け手段と、前記画像データ振り分け手段による画像データの振り分けに際し、隣接する一対の記録素子ユニット間のつなぎ目において、略同一走査軌跡を持つドットに対して、同一のドットパターンデータを重複して振り分けるつなぎ目振り分け手段と、前記つなぎ目の画像記録の際に、重複して振り分けられるドットの何れか一方を選択する場合に、画像記録動作に伴って選択する比率を変更する選択比率変更手段と、を有している。
請求項1に記載の発明によれば、記録素子ユニットはx方向に複数個配列されるが、このとき、隣接する記録素子ユニットの一部の光ビームが略同一走査軌跡となるように配列される。
画像データ振り分け手段では、入力画像データに基づいて、前記複数の記録ヘッドユニットへドットパターンデータを振り分ける。また、つなぎ目振り分け手段では、画像データ振り分け手段による画像データの振り分けに際し、隣接する一対の記録素子ユニット間のつなぎ目において、略同一走査軌跡を持つドットに対して、同一のドットパターンデータを重複して振り分ける。この状態で、同一のドットパターンデータをもつ、何れの記録素子ユニットでも適用可能となる。極端に言えば、つなぎ目において、何れか一方の記録素子ユニットのみを適用しても画像記録は可能である。
しかし、つなぎ目は、記録素子ユニットの機差、組付誤差等により、画質に多大な影響を及ぼす。
そこで、選択比率変更手段では、つなぎ目の画像記録の際に、重複して振り分けられるドットの何れか一方を選択する場合に、画像記録動作に伴って選択する比率を変更する。これにより、例えば、つなぎ目での各ドットが一方の記録素子ユニットに偏ることがなく、つなぎ目を目立たなくすることができる。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記選択比率変更手段が、前記x方向及びy方向の双方において、一方の記録素子ユニットでは選択比率を徐々に増加させ、他方の記録素子ユニットでは選択比率を徐々に減少させる、ことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、x方向及びy方向の双方における選択する比率を、一方の記録素子ユニットでは徐々に増加させる。例えば、選択比率が0%〜100%とする。このとき、他方の記録素子ユニットでは徐々に減少させる。例えば、選択比率が100%〜0%となる。
すなわち、上記例では、つなぎ目領域の中央が、50%となり、双方の記録素子ユニットのドットが1/2ずつ選択されることになる。
このような、連続的な選択比率の変更(断続的でもよい)により、つなぎ目を目立たなくすることができる。さらに、x方向及びy方向の双方に対して、選択比率を変更するようにしたため、仕上がり画像の縦筋、横筋の双方を回避することができる。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記選択比率変更手段が、前記画像記録動作タイミングの所定ステップ毎に予め設定された選択比率テンプレートに基づいて、一対とされた記録素子ユニットの内の何れかのドットが選択されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、選択比率を変更する手段として、選択比率テンプレートを用いる。この選択比率テンプレートは、画像記録動作タイミングの所定ステップ毎に予め設定されており、当該タイミング毎に変更されるため、結果として、画像記録動作タイミング毎にドットの選択比率をランダムに変化させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記選択比率テンプレートが、それぞれの記録素子ユニットの配置状態に起因して変化する前記x方向の解像度を補正する機能を併せ持つことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、記録素子ユニットのドット間ピッチは、解像度に影響する。複数の記録素子ユニットを配列して適用すると、適用される複数の記録素子ユニット間で解像度が異なることがある。この解像度に違いは、直接画質に影響を及ぼす。
そこで、選択比率テンプレートを用いる際に、この選択比率テンプレートにそれぞれの記録素子ユニットの配置状態に起因して変化する前記x方向の解像度を補正する機能を持たせる。これにより、各記録素子ユニット間の解像度差を補正することができる。
以上説明した如く本発明では、記録素子ユニット間のつなぎ目部分に発生する光量のむらを、特別な調整機構を用いることなく緩和することができるという優れた効果を有する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2には、本発明の画像記録装置としての、フラッドベッドタイプの画像露光装置10が示されている。
画像露光装置10は、棒状の角パイプを枠状に組み付けて構成された矩形状の枠体12に各部が収容されて構成されている。なお、枠体12には、図示しないパネルが張り付けられることで、内外を遮断している。
枠体12は、背高の筐体部12Aと、この筐体部12Aの一側面から突出するように設けられたステージ部12Bと、で構成されている。
ステージ部12Bは、その上面が筐体部12Aよりも低位とされ、作業者がこのステージ部12Bの前に立ったときに、ほぼ腰高の位置となっている。
ステージ部12Bの上面には、開閉蓋14が設けられている。開閉蓋14の筐体部12A側の一辺には、図示しない蝶番が取付けられており、この一辺を中心として、開閉動作が可能となっている。
開閉蓋14を開放した状態のステージ部12Bの上面には、露光ステージ16が露出可能となっている。
露光ステージ16は、定盤18の長手方向に沿って配設された一対の摺動レール20を介して支持され、図1のy方向へ摺動可能となっている。
露光ステージ16には、被記録媒体22が位置決めされるようになっている。
露光ステージ16における定盤18上での移動軌跡(図1のy方向)のほぼ中間位置には、露光ヘッドユニット28が配設されている。
露光ヘッドユニット28は、前記定盤18の幅方向両端部の外側にそれぞれ立設された一対の支柱30に掛け渡されるように架設されている。すなわち、露光ヘッドユニット28と定盤18との間を前記露光ステージ16が通過するゲートが形成される構成である。
露光ヘッドユニット28は、複数のヘッドアッセンブリ28Aが前記定盤18の幅方向(前記y方向と交差するx方向)に沿って配列されて構成されており、前記露光ステージ16を定速度で移動させながら、所定のタイミングでそれぞれのヘッドアッセンブリ28Aから照射される複数の光ビーム(詳細後述)を前記露光ステージ16上の被記録媒体22へ照射することで、ドットパターンにより、被記録媒体22を露光することができるようになっている。
図3(B)に示される如く、露光ヘッドユニット28を構成するヘッドアッセンブリ28Aは、m行n列(例えば、2行5列)の略マトリックス状に配列されており、これら複数のヘッドアッセンブリ28Aが前記露光ステージ16の移動方向(以下走査方向という)と直交する方向に配列される。第1の実施の形態では、被記録媒体22の幅との関係で、2行で合計10個のヘッドアッセンブリ28Aとした。
ここで、1つのヘッドアッセンブリ28Aによる露光エリア28Bは矩形状で、且つ、x方向及びy方向のそれぞれに対して所定の傾斜角で傾斜しており、露光ステージ16Aの移動に伴い、被記録媒体22にはヘッドアッセンブリ28A毎に帯状の露光済み領域が形成される(図3(A)参照)。
図1に示される如く、前記筐体部12A内には、前記定盤18上の露光ステージ16の移動を妨げない別の場所に光源ユニット30が配設されている。この光源ユニット30には複数のレーザー(半導体レーザー)を収容しており、このレーザーから出射する光を光ファイバー(図示省略)を介して、それぞれのヘッドアッセンブリ28Aへ案内している。
それぞれのヘッドアッセンブリ28Aは、前記光ファイバーによって案内され、入射された光ビームを空間光変調素子である図示しないデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)によって、ドット単位で制御し、被記録媒体22に対してドットパターンを露光する。第1の実施の形態では、前記複数のドットパターンを用いて1画素の濃度を表現するようになっている。
なお、このドットパターンは、図9に示される如く、実際には隣接するドットパターンが重なり合って露光され、複数のドットパターンによって1画素を表現するようになっている。また、以下に示す図5では、1個のドットパターンを1個の正方形で示している。第1の実施の形態では、ドットパターンの径寸法が約0.3μmであり、解像度は、最小線幅として20μmの線が描ける程度となっている。
図4に示される如く、前述した帯状の露光済み領域28B(1つのヘッドアッセンブリ28A)は、二次元配列(例えば4×5)された20箇所の光ビーム出射端から出射される光ビームによって、20個のドットパターンが形成される。
また、前記二次元配列のドットパターンは、走査方向に対して傾斜されていることで、走査方向に並ぶ各ドットが、走査方向と交差する方向に並ぶドット間を通過するようになっており、実質的なドット間ピッチを狭めることができ、高解像度化を図ることができる。なお、上記のようにヘッドアッセンブリ28Aの傾斜は、装置の標準解像度の設定によっては、同一走査線上に複数のドットパターンが重複する場合がある。このような場合には、何れか一方のドットパターン(図4では、斜線としたドットパターン)に対応するDMDを常にオフ状態し、不使用のドットパターンを設ければよい。
ここで、ステージ部12Bにおいて、前記露光ステージ16上に位置決めされた被記録媒体22への露光処理は、前記露光ステージ16に被記録媒体22を載置し、定盤18上の摺動レール20に沿って奥側へ移動するとき(往路)ではなく、一旦、定盤18の奥側端部へ到達して、前記ステージ部12Bへ戻るとき(復路)に実行される。
すなわち、往路走行は、露光ステージ16上の被記録媒体22の位置情報を得るための移動であり、この位置情報を得るためのユニットとして、定盤18上には、アライメントユニット32が配設されている。
アライメントユニット32は、前記露光ヘッドユニット28よりも往路方向奥側に配設されている。
アライメントユニット32では、前記露光ステージ16上の被記録媒体22へ光を照射し、その反射光を撮影し、被記録媒体22上のマークをする。
露光ステージ16と、被記録媒体22とは、作業者が被記録媒体22を載置することで、その相対位置関係が決まるため、若干のずれが生じることがある。前記撮影されたマークによって前記ずれが認識され、露光ステージ16と既知の相対関係となっている前記露光ヘッドユニット28による露光タイミングに補正をかけ、被記録媒体22と画像との相対位置を所望の位置としている。
ここで、図5に示される如く、1のヘッドアッセンブリ28A(No.1)から照射されるドットパターンは、隣接するヘッドアッセンブリ28A(No.2)から照射されるドットパターンとの間で重なり領域を持っている。この重なり領域は、隣接するヘッドアッセンブリ28Aのつなぎ目となる領域であるため、以下、つなぎ目領域という。
前記つなぎ目領域内の各ドットパターンは、図5では、それぞれのヘッドアッセンブリ28Aで8個ずつあり、略同一の走査軌跡を持つもの同士で「対」として扱われるようになっている(図5の鎖線で結んだ同士)。
この「対」となるドットパターンには、同一の画像データ(「1」又は「0」)が対応して記憶されるようになっている。このため、何れのドットを選択しても画像記録が可能である。
ところで、このつなぎ目領域において、何れか一方のヘッドアッセンブリ28A(No.1又はNo.2)のドットを偏って選択したり、完全に物理的に2分して選択すると、つなぎ目領域内のつなぎ目を直線的となり、画質の低下を招くことになる。
そこで、第1の実施の形態では、x方向及びy方向の双方において、偏った選択や、完全に物理的に2分するような選択を回避するべく、y方向の画像記録の所定ステップ(第1の実施の形態では1ステップ毎)に予め記憶しておいた選択比率テンプレートに基づいて、それぞれのヘッドアッセンブリ28Aからドットを選択するようにしている。
図6には、つなぎ目のドット選択を主体とした画像記録制御のための機能ブロック図が示されている。
画像データは画像データ入力部50に入力され、例えば、1画像分の入力が完了すると、当該画像データをドットパターン変換部52へ送出し、第1の実施の形態の画像露光装置10に適合するドットパターンに変換する。
ドットパターンに変換されたデータ(ドットパターンデータ)は、ヘッドアッセンブリ振り分け部54へ送出される。
このヘッドアッセンブリ振り分け部54では、複数のヘッドアッセンブリ28Aのそれぞれが受け持つドットパターンデータを振り分け、No.1〜No.10のヘッドバッファ56(No.1)〜56(No.10)へ格納する。
それぞれのヘッドバッファ56(No.1)〜56(No.10)に格納されたドットパターンデータは、ドットパターンデータ読出部58により、随時読み出される。すなわち、ドットパターンデータ読出部58には、画像記録制御部60から画像記録動作タイミング信号が入力されるようになっており、この画像記録動作タイミング信号に基づいて、順次ドットパターンデータが読み出される。
また、ドットパターンデータ読出部58には、つなぎ目領域抽出部62が接続されており、隣接するドットアッセンブリ28Aの間のつなぎ目領域のドットパターンデータが抽出される。
ここで、つなぎ目のドットパターンデータは、前記ヘッドアッセンブリ振り分け部54において、重複して格納されており、この結果、例えば、No.1ヘッドアッセンブリ28Aと、No.2ヘッドアッセンブリ28Bと、の間のつなぎ目のドットパターンデータを抽出した場合、同一のデータとなる。
つなぎ目領域抽出部62には、テンプレートデータメモリ64が接続されている。テンプレートデータメモリ64には、予め画像記録動作毎に設定されたドット選択プレートが記憶されている。すなわち、テンプレートデータメモリ64には、画像記録制御部60から画像記録動作タイミング信号が入力されており、この画像記録動作タイミング信号に基づいて、テンプレートを切り替えている。
このテンプレートに従って、前記重複するドットパターンデータの何れを選択するかを決めている。例えば、選択された方はデータに従って「1」又は「0」が残り、選択されなかった方は全て「0」となる。なお、選択されなかった方はデータそのものを削除してもよい。
上記つなぎ目抽出部62において選択された結果は、合成部66へ送出される。この合成部66には、前記ドットパターンデータ読出部58が接続されており、つなぎ目以外のドットパターンデータを合成され、画像記録制御部60へ送出される。
画像記録制御部60には、それぞれDMDドライバ68及びDMD70が設けられた複数のヘッドアッセンブリ28Aに接続されると共に、それぞれLDドライバ72及びLD74が設けられた光源ユニット30に接続され、被記録媒体22の移動に同期して、画像記録を制御する。
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
(露光処理の流れ)
被記録媒体22を表面に吸着した露光ステージ16は、リニアモータ部26の駆動力により、定盤18の摺動レール20に沿ってステージ部12Bから筐体部12Aの奥側へ一定速度で移動される(往路移動)。ここで露光ステージ16がカメラユニット32を通過する際に、被記録媒体22に予め付与されたマークを検出する。このマークは、予め記憶されたマークと照合され、その位置関係に基づいて露光ヘッドユニット28による露光開始時期等が補正される。
露光ステージ16が往路端まで至ると、折り返してステージ部12B方向へ定速度で戻ってくる(復路移動)。この復路移動中に露光ヘッドユニット28を通過することになる。
露光ヘッドユニット28では、前記補正された露光開始時期に基づいて、DMDにレーザ光が照射され、DMDのマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光が光学系を介して被記録媒体22へと案内され、この被記録媒体22上に結像される。
上記のように、第1の実施の形態の画像露光装置10は、露光ステージ16の往復移動によって、被記録媒体22と露光ヘッドユニット16との相対位置に基づいて、露光開始時期を設定し(往路移動)、露光ヘッドユニット16による露光処理が実行される(復路移動)。
ここで、第1の実施の形態では、隣接するヘッドアッセンブリ28Aの間のつなぎ目において、同一走査軌跡となるそれぞれのドットに、同一のドットパターンデータを設定しておき、その何れかを選択して、当該つなぎ目の画像を記録を実行している。
すなわち、つなぎ目において、何れか一方のヘッドアッセンブリ28Aに偏ってドットを適用したり、物理的に2分して適用すると、ヘッドアッSンブリ28Aの機差や組付誤差等に起因して、つなぎ目が画像に現れ、画質を低下させる場合がある。
そこで、第1の実施の形態では、このつなぎ目に対応する一対のヘッドアッセンブリ28Aのドットの選択比率を画像記録動作に応じて変化させることで、つなぎ目を目立たなくしている。以下、図7のフローチャートに従い、上記つなぎ目におけるドット選択制御を主体とした画像記録制御ルーチンを説明する。
ステップ100では、画像データが入力されたか否かが判断され、肯定判定されるとステップ102へ移行して画像記録ステップを示す変数nを1にセットし、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、入力された画像データをドットパターンデータに変換し、次いでステップ106へ移行して、複数のヘッドアッセンブリ28Aへ、変換したドットパターンデータを振り分ける。このとき、隣接するヘッドアッセンブリ28Aのつなぎ目領域では、それぞれのヘッドアッセンブリ28Aに対して、同一のドットパターンデータを振り分ける。
次のステップ108では、n回目のドットパターンデータの読み出しが実行され、次いでステップ110へ移行して、読み出されたドットパターンデータからつなぎ目領域のドットパターンを抽出する。
抽出されたつなぎ目領域のドットパターンは、それぞれのつなぎ目において同一のドットパターンデータが2セットずつであり、これをn回目用のテンプレートに基づいて、何れかを選択する(ステップ112)。
選択が完了すると、ステップ114へ移行してつなぎ目以外のドットパターンデータと合成し、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、画像記録時期か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ118へ移行して、n回目の画像記録処理が実行される。
次のステップ120では、変数nをインクリメントして、ステップ122へ移行し、変数nが画像サイズに応じて設定される変数Nに達したか否かが判断される。このステップ122で否定判定された場合は、画像記録を継続するべく、ステップ108へ移行して、上記工程を繰り返す。
また、ステップ122で肯定判定された場合には、画像記録が終了したと判断し、このルーチンは終了する。
なお、上記では、1回の画像記録動作毎に、つなぎ目領域のドット選択を行うようにしたが、画像記録動作速度等を考慮した場合、予め全てのつなぎ目領域の選択処理を先に終了させておいてもよい。また、図6のフローチャートは、ソフト的に行うことを限定するものではなく、ハード的につなぎ目領域選択処理や画像記録処理を行う回路を構成してもよい。
以上説明したように第1の実施の形態では、複数のヘッドアッセンブリ28Aのそれぞれのつなぎ目領域において、それぞれにドットパターンデータを与えておき、予め設定されているテンプレートに基づいて、ランダムに何れかのドットを選択するようにしたため、選択されるドットが,何れか一方のヘッドアッセンブリ28Aに偏ったり、完全に物理的に2分されることがなく、つなぎ目を目立たなくすることができる。
なお、第1の実施の形態では、つなぎ目領域のドットの選択を予め設定したテンプレートを用いて行ったが、その都度乱数カウンタ等を利用して、演算によって選択するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
以下に本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、請求項4に関するものであり、前記第1の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、テンプレートの構成に、解像度を変換機能を持たせた点にある。
各ヘッドアセンブリ28Aは、理論上は当然同一解像度となるように設計され、組み付けられている。しかし、DMDの機差や組付誤差、或いは結像光学系の組付誤差や環境特性により、ドットパターンが所望の解像度とならない場合がある。従来は、これを物理的にヘッドアッセンブリ28Aを回転動作等させることで対応することで対応しているが、その調整には限度がある。
つなぎ目領域以外であれば、ヘッドアッセンブリ28A単位の解像度差は、特に問題になることはないが、つなぎ目領域では、僅かな解像度差が大きな画質低下につながる。
そこで、つなぎ目領域において、互いに解像度が適合するようにテンプレートによって解像度変換を行うようにした。
例えば、一方のヘッドアッセンブリ28Aの解像度が、ドットピッチで0.3μmであり、他方のヘッドアッセンブリ28Aの解像度が、ドットピッチで0.4μmであった場合、基準となる側(ここでは、0.4μmとする)に、合わせるべく、間引き処理等を施したテンプレートを作成する。
図8には、図6に対して、この解像度変換機能を持った場合の画像記録制御のための機能ブロック図が示されている。
テンプレートデータメモリ64には、テンプレート解像度調整部76が接続されている。このテンプレート解像度調整部76には、解像度データが入力されるようになっており、この解像度データの入力をトリガとして、テンプレートデータ読出部78を起動させ、テンプレートデータメモリ64からテンプレートデータを読み出す。
テンプレート解像度調整部76では、解像度データに基づいてテンプレートデータを調整し、更新データとしてテンプレートデータメモリ64へ送出する。これにより、テンプレートデータメモリ64には、更新されたテンプレートデータが格納される。
上記第1及び第2の実施の形態の画像露光装置10は、被記録媒体22として、図10に示すプリント配線基板22Pへの画像露光として適用される。
図10に示される如く、プリント配線基板22A(完成状態)には、適宜銅箔で形成されたプリント配線パターン100が施され、適宜箇所に直径3mm程度のスルーホール102が設けられている。このスルーホール102は、周縁部並びに内壁に銅箔106(図11参照)が形成されており、例えば、電子部品の電気的かつ構造的に接続する位置として適用される、或いは、プリント配線基板22Pの表裏面に設けられたプリント配線パターン同士の導通に適用されるようになっている。
プリント配線基板22Pは、図11(A)に示される如く、原基板22Aから生成されるようになっている。
原基板22Aは、支持体107の表面(或いは表裏面)に銅箔106が張り付けられ(蒸着され)、その上に第二感光層108、第一感光層110の順に感光層が塗布された重層感光材料となっている。
以下に、重層感光材料について説明する。
重層感光材料は、バインダーポリマー、エチレン性不飽和結合含有モノマー、及び光重合開始剤を含む感光性樹脂組成物からなる層が少なくとも2層以上有し、相対的に低感度の第一感光層110、相対的に高感度の第二感光層108がこの順に積層されており、以下、ドライフィルムフォトレジスト(DFR)という。このDFRの組成の条件を列挙する。
(1) 前記第一感光層(低感度層)110は、その厚さ寸法が50μm以下であり、第二感光層(高感度層)108は、その厚さ寸法が1〜10μm以下であり、第二感光層108の方が、第一感光層110よりも厚い(図12参照)。
(2) 第二感光層108を硬化させるために必要な光量Aと、第一感光層110を硬化させるために必要な光量Bとの比A/Bが0.01〜0.5の範囲にある。
(3) 第二感光層108を硬化させるために必要な光量Aと第一感光層110の硬化が始まるまでに必要な光量Cとの差C−Aが、第二感光層108を硬化させるために必要な光量Aの10倍より少ない量である。
(4) 第二感光層108を硬化させるために必要な光量Aと、第一感光層110の硬化が始まるまでに必要な光量Cとの差C−Aが、100mJ/cm2以下である。
(5) 第一感光層110及び第二感光層108が、互いに同一のバインダーポリマー、エチレン性不飽和結合含有モノマー、及び光重合開始剤を含み、第二感光層108が第一感光層110よりも光重合開始剤を多く含む。
(6) 第二感光層110が、さらに増感剤を含む。
前記プリント配線基板22Pの原基板22Aを、前記画像露光装置10に装填し、前記第一感光層110及び第二感光層108をプリントパターンデータに基づいて露光することになるが、このとき、図11(B)に示される如く、配線パターン画像領域とスルーホール部画像領域とで、露光量を変えている。
露光量を変えることで、第一感光層110と第二感光層108とは、異なる領域が露光され、硬化する(図11(C)参照)。
この感光層(第一感光層110及び第二感光層108)の硬化状態で現像処理を施すと(図11(D)参照)、硬化した感光層のみが残り、その他の非硬化部分が除去される。
その後、エッチング処理を施すと、露出している銅箔106と、硬化している感光層(第一感光層110及び第二感光層108)が溶出し、完成されたプリント配線基板22P(図11(E)参照)を仕上げることができる。
なお、第一感光層110と第二感光層108とで露光量を変える場合、ドットパターンの間引きを行うことで、同時露光が可能である。
第1の実施の形態の画像記録装置の概略を示す斜視図である。 第1の実施の形態の画像記録装置の概略略を示す側面図である。 (A)露光ヘッドユニットによる露光領域を示す平面図、(B)はヘッドアッセンブリの配列パターンを示す平面図である。 単一のヘッドアッセンブリにおけるドットパターンの配列状態を示す平面図である。 ヘッドアッセブリの重なりによるつなぎ目部分のドット振り分け状態を示す平面図である。 つなぎ目のドット選択を主体とした画像記録制御のための機能ブロック図である。 つなぎ目におけるドット選択制御を主体とした画像記録制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る解像度変換機能を持った場合の画像記録制御のための機能ブロック図である。 ドットパターンのエネルギー分布並びにドットパターン径を示す模式図である。 被記録媒体として適用されるプリント配線基板の一部を示す正面図である。 図10のXIーXI線断面図であり、原基板から、露光、現像、エッチングの各処理によってプリント配線基板が仕上がるまでの過程を示した流れ図である。 露光量と感度との関係を示した特性図である。
符号の説明
10 画像露光装置(画像記録装置)
12 枠体
12A 筐体部
12B ステージ部
14 開閉蓋
16 露光ステージ(移動手段)
18 定盤(移動手段)
22 被記録媒体
28 露光ヘッドユニット(記録ヘッド)
28A ヘッドアッセンブリ
28B 露光エリア
30 光源ユニット
32 アライメントユニット
50 画像データ入力部
52 ドットパターン変換部
54 ヘッドアッセンブリ振り分け部(振り分け手段、つなぎ目振り分け手段)
56 ヘッドバッファ
58 ドットパターンデータ読出部
60 画像記録制御部
62 つなぎ目領域抽出部(選択比率変更手段)
64 テンプレートデータメモリ(選択比率変更手段)
66 合成部
68 DMDドライバ
70 DMD
72 LDドライバ
74 LD
76 テンプレート解像度調整部
78 テンプレートデータ読出部

Claims (4)

  1. 二次元配列された光ビーム出射端を備えた記録素子ユニットがx方向に複数個配列されて構成された記録ヘッドを、画像記録面との間で前記x方向と交差するy方向へ相対移動させることで、前記光ビームによる画像記録面上の結像点であるドットパターンによって当該画像記録面に画像を記録する画像記録装置であって、
    入力画像データに基づいて、前記複数の記録ヘッドユニットへドットパターンデータを振り分ける画像データ振り分け手段と、
    前記画像データ振り分け手段による画像データの振り分けに際し、隣接する一対の記録素子ユニット間のつなぎ目において、略同一走査軌跡を持つドットに対して、同一のドットパターンデータを重複して振り分けるつなぎ目振り分け手段と、
    前記つなぎ目の画像記録の際に、重複して振り分けられるドットの何れか一方を選択する場合に、画像記録動作に伴って選択する比率を変更する選択比率変更手段と、
    を有する画像記録装置。
  2. 前記選択比率変更手段が、前記x方向及びy方向の双方において、一方の記録素子ユニットでは選択比率を徐々に増加させ、他方の記録素子ユニットでは選択比率を徐々に減少させる、ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記選択比率変更手段が、前記画像記録動作タイミングの所定ステップ毎に予め設定された選択比率テンプレートに基づいて、一対とされた記録素子ユニットの内の何れかのドットが選択されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記選択比率テンプレートが、それぞれの記録素子ユニットの配置状態に起因して変化する前記x方向の解像度を補正する機能を併せ持つことを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
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