JP2005177804A - 鋳型ばらし設備 - Google Patents

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JP2005177804A JP2003421740A JP2003421740A JP2005177804A JP 2005177804 A JP2005177804 A JP 2005177804A JP 2003421740 A JP2003421740 A JP 2003421740A JP 2003421740 A JP2003421740 A JP 2003421740A JP 2005177804 A JP2005177804 A JP 2005177804A
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Yasutsugu Ono
泰嗣 大野
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Abstract

【課題】鋳枠搬送装置によって上下鋳枠をパンチアウト装置から定盤台車上に戻す際に鋳型受け板上に載った鋳物砂が上下鋳枠やスクレーパによって定盤台車上に押し戻される。
【解決手段】注湯済鋳型内在の上下鋳枠21を定盤台車22上に搭載して移動させる溶湯冷却ライン23と、溶湯冷却ライン23の所定位置と所要の間隔をおいて設置され注湯済鋳型内在の上下鋳枠21から鋳型を抜き出すパンチアウト装置24と、溶湯冷却ライン23の所定位置と前記パンチアウト装置24の間を、上下鋳枠21を吊り下げて往復搬送する鋳枠搬送装置25と、鋳枠搬送装置25の往復路の真下に配置されて上下鋳枠21から鋳型が脱落するのを防止する鋳型受け板26を備えた鋳型ばらし設備において、鋳型受け板26を、所要距離下降可能または水平状態から下向き傾動可能に構成したことを特徴とする。
【選択図】 図 1

Description

本発明は、鋳型ばらし設備の改良に関する。
従来、鋳型ばらし設備の一つとして、図3に示すように、注湯済鋳型内在の上下鋳枠21を定盤台車22上に搭載して移動させる溶湯冷却ライン23と、この溶湯冷却ライン23の所定位置と所要の間隔をおいて設置され前記注湯済鋳型内在の上下鋳枠21から前記鋳型を抜き出すパンチアウト装置24と、前記溶湯冷却ライン23の所定位置と前記パンチアウト装置24の間を、前記上下鋳枠21を吊り下げて往復搬送する鋳枠搬送装置25と、この鋳枠搬送装置25の往復路の真下に配置されて前記上下鋳枠21から前記鋳型が脱落するのを防止する鋳型受け板26と設けたものがある。
ところで、上述の鋳型ばらし設備では、注湯済鋳型内在の上下鋳枠21をパンチアウト装置24へ搬送する往工程で、定盤台車22上の鋳物砂を鋳枠搬送装置25に付設のスクレーパ27によって掻き落とすようにしている。しかし、掻き落とされた鋳物砂の一部は鋳型受け板26に載ってしまい、この鋳型受け板26上に載った鋳物砂は、パンチアウト装置24によって空状態になった上下鋳枠21をパンチアウト装置24から定盤台車22上に戻す復工程で上下鋳枠21やスクレーパ27によって定盤台車22上に押し戻される場合があり、その結果、その鋳物砂は、一部が含有水分量が多いこともあって、その後定盤台車22上に載せられる上下鋳枠21によって押し固められ、定盤台車22上には鋳物砂の塊を形成してしまう弊害が生じるなどの問題があった。
解決しようとする問題点は、鋳枠搬送装置によって上下鋳枠をパンチアウト装置から定盤台車上に戻す際に、鋳型受け板上に載った鋳物砂が上下鋳枠やスクレーパによって定盤台車上に押し戻される点である。

上記の課題を解消するために本発明における鋳型ばらし設備は、注湯済鋳型内在の上下鋳枠を定盤台車上に搭載して移動させる溶湯冷却ラインと、この溶湯冷却ラインの所定位置と所要の間隔をおいて設置され前記注湯済鋳型内在の上下鋳枠から前記鋳型を抜き出すパンチアウト装置と、前記溶湯冷却ラインの所定位置と前記パンチアウト装置の間を、上下鋳枠を吊り下げて往復搬送する鋳枠搬送装置と、この鋳枠搬送装置の往復路の真下に配置されて前記上下鋳枠から前記鋳型が脱落するのを防止する鋳型受け板とを備えた鋳型ばらし設備において、前記鋳型受け板を、所要距離下降可能または水平状態から下向き傾動可能に構成したことを特徴とする。
このように構成したものは、鋳枠搬送装置によって上下鋳枠をパンチアウト装置から定盤台車上に戻す際には鋳型受け板を所要距離下降させ、または下向きに傾動させて鋳型受け板上の鋳物砂がスクレーパ等によって定盤台車上に押し戻されることがないようにする。

以上の説明から明らかなように本発明は、注湯済鋳型内在の上下鋳枠を定盤台車上に搭載して移動させる溶湯冷却ラインと、この溶湯冷却ラインの所定位置と所要の間隔をおいて設置され前記注湯済鋳型内在の上下鋳枠から前記鋳型を抜き出すパンチアウト装置と、前記溶湯冷却ラインの所定位置と前記パンチアウト装置の間を、上下鋳枠を吊り下げて往復搬送する鋳枠搬送装置と、この鋳枠搬送装置の往復路の真下に配置されて前記上下鋳枠から前記鋳型が脱落するのを防止する鋳型受け板とを備えた鋳型ばらし設備において、前記鋳型受け板を、所要距離下降可能または水平状態から下向き傾動可能に構成したから、鋳枠搬送装置によって上下鋳枠をパンチアウト装置から定盤台車上に戻す際には鋳型受け板を所要距離下降させ、または下向きに傾動させることにより、鋳型受け板上の鋳物砂がスクレーパ等によって定盤台車上に押し戻されることがないようにするができるなどの優れた実用的効果を奏する。
以下、本発明を適用した鋳型ばらし設備の一実施例について図1および図2に基づき詳細に説明する。なお、図3で示す従来の鋳型ばらし設備と構造および作用が同一のものは、それらを利用してその説明を省略する。本鋳型ばらし設備においては、図1に示すように、従来の鋳型ばらし設備と同様に、注湯済鋳型内在の上下鋳枠21を定盤台車22上に搭載して移動させる溶湯冷却ライン23と、この溶湯冷却ライン23の所定位置と所要の間隔をおいて設置され前記注湯済鋳型内在の上下鋳枠21から前記鋳型を抜き出すパンチアウト装置24と、前記溶湯冷却ライン23の所定位置と前記パンチアウト装置24の間を、前記上下鋳枠21を吊り下げて往復搬送する鋳枠搬送装置25と、この鋳枠搬送装置25の往復路の真下に配置されて前記上下鋳枠21から前記鋳型が脱落するのを防止する鋳型受け板26とが設けてある。
そして、前記鋳型受け板26は、基礎フレーム1上に設置した上向きのシリンダ2のピストンロッドの先端に固着してあって、シリンダ2の伸縮作動により昇降するようになっている。
このように構成したものは、鋳枠搬送装置25によって上下鋳枠21をパンチアウト装置24から定盤台車22上に戻す際には、図2に示すように、シリンダ2の収縮作動により鋳型受け板26を所要距離下降させて、鋳型受け板26上の鋳物砂がスクレーパ27等によって定盤台車22上に押し戻されることがないようにする。

なお、上記の実施例では鋳型受け板26をシリンダ2の伸縮作動によって昇降させるように構成してあるが、これに限定されるものではなく、鋳型受け板26を上下回動自在に支持しかつ鋳型受け板26の下方位置に枢支したシリンダによって鋳型受け板26を水平状態と下向きに傾動させた状態とにすることができるようにして、鋳枠搬送装置25によって上下鋳枠21をパンチアウト装置24から定盤台車22上に戻す際には鋳型受け板26を下向きに傾動させようにしてもよい。
本発明の一実施例の一部断面正面図である。 図1に示す鋳型ばらし設備の作動説明図である。 従来の鋳型ばらし設備の一部断面正面図である。
符号の説明
2 シリンダ
21 上下鋳枠
22 定盤台車
23 溶湯冷却ライン
24 パンチアウト装置
25 鋳枠搬送装置
26 鋳型受け板

Claims (1)

  1. 注湯済鋳型内在の上下鋳枠を定盤台車上に搭載して移動させる溶湯冷却ラインと、この溶湯冷却ラインの所定位置と所要の間隔をおいて設置され前記注湯済鋳型内在の上下鋳枠から前記鋳型を抜き出すパンチアウト装置と、前記溶湯冷却ラインの所定位置と前記パンチアウト装置の間を、上下鋳枠を吊り下げて往復搬送する鋳枠搬送装置と、この鋳枠搬送装置の往復路の真下に配置されて前記上下鋳枠から前記鋳型が脱落するのを防止する鋳型受け板とを備えた鋳型ばらし設備において、
    前記鋳型受け板を、所要距離下降可能または水平状態から下向き傾動可能に構成したことを特徴とする鋳型ばらし設備。





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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102000809A (zh) * 2010-11-10 2011-04-06 苏州苏铸成套装备制造有限公司 一种带砂胎输送装置捅箱机
CN113199011A (zh) * 2021-04-15 2021-08-03 安庆安帝技益精机有限公司 一种落砂机

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