JP2005176220A - 番組送受信方法、番組送受信装置、及び、番組送受信システム - Google Patents

番組送受信方法、番組送受信装置、及び、番組送受信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 CM放送視聴を番組の無料視聴の前提としている放送時事業者と、CM放送を視聴せず番組のみを集中して視聴したいTV視聴者との両者の利益を満足させることが可能な放送視聴方式を提供すること。
【解決手段】 この番組送受信方法は、番組にコマーシャルが付加されて送信されるコマーシャル付き番組の視聴に際してコマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させるステップと、コマーシャルを視聴しないことが選択された場合にコマーシャルを視聴用表示器に表示せず、かつコマーシャルに対応する広告データを記録媒体に記録するステップとを有する。
【選択図】図22

Description

本発明は、番組送受信方法、番組送受信装置、及び、番組送受信システムに係り、特に番組とコマーシャル(CM)とを送受信して視聴者に視聴させる番組送受信方法に関する。
近年のBSデジタル放送の開始により、番組以外のデータを放送してテレビ装置側で様々な処理をすることが容易になってきた。また、コンテンツ(番組内容)がデジタル化されたことにより、録画や再生等の制御も容易になってきた。
これらのコンテンツやデータを録画するための録画機器としても最近はハードディスク装置(以下HDD装置)が用いられるようになってきている。その性能の向上と価格の低下によって、HDD装置内蔵タイプのTV装置も安価に提供することが可能になってきた。
現在の民間商業放送(いわゆる民放)における主な放送は無料放送が前提であるが、これは、各番組に提供スポンサーが存在することにより可能となっている。すなわち、視聴者が番組を無料視聴できる代わりに提供スポンサーのCM放送を視聴するというものである。また、CM放送関連のデータを印刷する方法も提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2001−036833号公報
しかしながら、番組の途中でCM放送が入ることにより番組の視聴を妨げられることは視聴者にとって好ましいものではない。また、スポーツ番組等の生番組においてはCM放送中にゲームが進行して視聴タイミングを逃してしまうこともあり、視聴者はその改善を要望していた。
上記特許文献1に開示のものは、CM本放送と同時に別番組としてCMの補完放送を放送し、ユーザの要求に応じてCM補完放送の印刷データを印刷させる提案であり、番組視聴時にCM放送をスキップできるようなものではなかった。
本発明は上記の事情に鑑みて為されたもので、CM放送視聴を番組の無料視聴の前提としている放送時事業者と、CM放送を視聴せず番組のみを集中して視聴したいTV視聴者との両者の利益を満足させることが可能な放送視聴方式を提供することを例示的目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の例示的側面としての番組送受信方法は、番組にコマーシャルが付加されて送信されるコマーシャル付き番組の視聴に際してコマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させるステップと、コマーシャルを視聴しないことが選択された場合にコマーシャルを視聴用表示器に表示せず、かつコマーシャルに対応する広告データを記録媒体に記録するステップとを有することを特徴とする。記録媒体に記録するステップが、印刷装置により記録紙に印刷するステップであってもよい。また、コマーシャルを視聴しないことが選択され、かつ、所定時間経過しても広告データの記録媒体への記録が完了しない場合に、コマーシャルを視聴者に視聴させるように構成してもよい。
本発明の他の側面としての番組送受信方法は、コマーシャルを含まない番組を送信するステップと、コマーシャル及びコマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者がコマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、番組を表示する視聴用表示器に対しコマーシャル含まない番組を表示するステップとを有することを特徴とする。コマーシャルを視聴することを視聴者が選択したものと判断した場合に、コマーシャルを含まない番組にコマーシャルを加えて視聴用表示器に表示するステップをさらに有してもよい。
本発明の他の側面として番組送受信方法は、コマーシャルを含む番組を送信するステップと、番組中のコマーシャル部分に対応する番組補間データ及びコマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者がコマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、番組中のコマーシャル部分を削除するとともに部分に番組補間データを加えることにより番組を表示する視聴用表示器に対しコマーシャルを非表示とするステップとを有することを特徴とする。コマーシャルを視聴することを視聴者が選択したものと判断した場合に、コマーシャルを含む番組に番組補間データを加えることなく番組を視聴用表示器に表示するステップをさらに有してもよい。
本発明の他の側面としての番組送受信方法は、コマーシャルを含む番組を送信するステップと、コマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者がコマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、番組中のコマーシャル部分を削除することによりコマーシャルが除去された番組を連続して視聴用表示器に表示するステップとを有することを特徴とする。ここで「コマーシャルを削除」とは、コマーシャル部分を早送りとして視聴者に視聴させないことを含む概念である。コマーシャルを視聴することを視聴者が選択したものと判断した場合に、コマーシャルを含む番組からコマーシャルを削除せず番組を視聴用表示器に表示するステップをさらに有してもよい。
本発明の他の側面としての番組送受信方法は、コマーシャルを含まない番組を送信するステップと、コマーシャル及びコマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、コマーシャル部分に対応する番組補間データを送信するステップと、広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者がコマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、コマーシャルを含まない番組を視聴用表示器に表示するステップとを有することを特徴とする。コマーシャルを視聴することを視聴者が選択したものと判断した場合に、コマーシャルを含まない番組内にコマーシャルを挿入して表示し、かつ、コマーシャルの表示終了後にコマーシャル挿入時以降の番組を再び表示するステップをさらに有してもよい。また、コマーシャルの表示終了後にコマーシャル挿入時点以前からの番組を再び表示するステップをさらに有してもよい。さらに、少なくとも番組の表示開始以前から番組を録画部に録画するステップと、番組表示終了後に自動的に録画部から消去するステップとを有してもよい。
本発明の他の側面としての番組受信装置は、番組にコマーシャルが付加されて送信されるコマーシャル付き番組の視聴に際してコマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させる選択部と、コマーシャルを視聴しないことが選択された場合にコマーシャルに対応する広告データを印刷する印刷装置とを有することを特徴とする。
本発明の他の側面としての番組送信装置は、番組を送信する番組送信部と、コマーシャルを送信するコマーシャル送信部と、視聴者がコマーシャルを視聴しないことを選択した場合に印刷装置によって印刷するためのコマーシャルに対応する広告データを送信する広告データ送信部とを有することを特徴とする。
本発明の他の側面としての番組送受信システムは、番組とコマーシャルとコマーシャルに対応する広告データを送信する送信部と、番組とコマーシャルとコマーシャルに対応する広告データを受信する受信部と、番組又はコマーシャルのうち少なくとも何れか一方を表示する視聴用表示器と、コマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させる選択部と、視聴者によりコマーシャルを視聴しないことが選択された場合に視聴用表示器にコマーシャルを非表示とするコマーシャル非表示手段と、視聴者によりコマーシャルを視聴しないことが選択された場合に広告データを印刷する印刷装置とを有することを特徴とする。番組送受信システムにおいて、生放送による番組において使用される番組送受信方法と、収録放送による番組において使用される番組送受信方法とを異なる番組送受信方法としてもよい。また、使用された番組送受信方法を識別する番組送受信方法識別手段をさらに有するように構成してもよい。広告データが印刷装置により印刷されたことを番組を送信する番組送信装置に報知する報知手段をさらに有するように構成してもよい。
本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下、添付図面を参照して説明される実施形態により明らかにされるであろう。
本発明によれば、番組と付加番組、放送用CMと印刷用CMデータとを伝送し、印刷用CMデータを印刷する代わりに、CM放送のスキップが可能な視聴システムとすることにより、CM放送視聴を番組の無料視聴の前提としている放送時事業者と、CM放送をスキップして番組のみを集中して視聴したいTV視聴者との両者の利益を満足させることが可能となる。
また、CM放送中に他のチャネルへ移動してCM放送を視聴しないという視聴形態が減少するうえに、放送という一時的なものではなく印刷文書という長期的保存可能媒体により広告を行うことが可能となるので、広告の効果がより増大する。
生番組において番組途中のCM放送により番組の視聴を妨げられることがなくなり、視聴者にとってはより高品位な放送視聴が可能となり、視聴者により多様な放送視聴形態を提供することが可能となる。後述するモード1、モード2、モード3の放送方式については、CMスキップ視聴に対応しない従来のTV受信装置において、通常のCM付き視聴を行うことができる。
[実施の形態]
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態1に係る視聴方法について説明する。図1は、実施の形態1に係る視聴方法を実現するシステム全体の構成を示すブロック図である。
11は放送装置であって、撮影され作成された番組(いわゆるコンテンツ)、CM、データ放送用データを電波としてTV視聴者に向け放送するものである。12はTV装置であって、放送局よりのテレビ受信、映像、音声、及び操作データ等の表示、及び音声出力を行うものである。また、リモコン装置13からの操作により種々の表示を行い、後述するプリンタ装置14へのCM広告、データ放送データ等の印刷を行う。
13はリモコン装置であって、TV視聴者がTV装置12、プリンタ装置14、記録装置15などを制御、操作するために使用するものである。14はプリンタ装置であって、s11ネットワークにより11TV装置と接続され、リモコン装置13を通して、印刷動作を行うものである。
15は記録装置であって、TV装置12により受信された番組、データ等を記録し、またそれらをTV装置12で再生、表示するためのものである。s11はネットワークであって、プリンタ装置14、記録装置15などを接続し、データの送受信、制御を行うものである。
図2は、放送装置11の内部構成の概略を示すブロック図である。
111は撮影装置であって、番組を撮影するためのものである。撮影された番組は、編集制御装置116で編集され、放送されたり番組記録装置112に記録される。112は番組記録再生装置であって、撮影装置111で撮影された番組や通信装置115経由で受信した番組を編集制御装置116に対し記録/再生する機能を有する。また、他の記録装置で記録された番組の再生も行う。
113はCM記録再生装置であって、別途撮影され編集されたCM番組が記録されている。そのCM番組は、編集制御装置116により再生され、番組とともに適宜再生されたり放送されるようになっている。
114はデータ記録再生装置であり、別途作成されたデータ放送用データが記録されている。そのデータ放送用データは、編集制御装置116により、番組に連動又は非連動にて適宜再生され、変換送信装置118より放送されるようになっている。115は通信装置であり、他の場所で撮影した番組の伝送等に使用されるものである。また、インターネットへ向けて、番組、CM、データ放送用データのアップロード等を行う機能も有する。
116は編集制御装置であり、前述の各種装置を制御し、番組、CM、D―他放送用データの編集、記録、再生を行うとともに、これらより放送のためのトランスポートストリーム(以下TS)データの生成を行い、変換送信装置118へ出力するものである。この編集制御装置116は、番組を送信する番組送信部、コマーシャルを送信するコマーシャル送信部、コマーシャルに対応する広告データを送信する広告データ送信部として機能する。118は変換送信装置であり、そのTSデータを変調、高周波化し増幅して、アンテナ装置より放送電波として出力するものである。
図3は、TV装置12の内部構成の概略を示すブロック図である。
1201はアンテナ部であって、TV放送電波を受信するものである。1202はチューナ部(受信部)であって、TV放送の高周波TV信号を増幅し、希望局の選局を行い、映像/音声番組、各種データが混合されたデジタルデータ、及びTSデータ(図5参照)を復調する機能を有する。
1203はデータ分離部であって、TSデータを映像/音声番組データ、番組情報データ、データ放送用データ等に分離するものである。さらに、映像/音声番組データをデコーダ部1204又は蓄積部1205へ出力し、番組情報データと他のデータを内部バスs129を通してデータ保存部1240へ出力する機能も有する。
1204は放送映像/音声データのデコーダ部であって、分離された映像/音声番組データやCM放送データをデコードし、音声制御部1211、画像制御部1221へ出力する機能を有する。1205は一時蓄積部(録画部)であって、CM放送スキップ視聴対応放送において従来のCM付き放送として提示する際、映像/音声データ番組データを一時蓄積しておくためのものである。
1211は音声制御部であって、デコーダ部1204、デコーダ部1232、及び、内部バスs129からの音声データを切替え、合成し、又は音量、音質、臨場感などを制御し、音声出力部1212へ出力するものである。1212は音声出力部であって、音声制御部1211から入力された音声信号を増幅し、スピーカより音声を出力するものである。
1221は画像制御部であって、デコーダ部1204からの番組又はCM放送の画像データ、さらにs129からの画像データに対してシステム制御部1290からの制御に基づいて切替え、合成、拡大/縮小等を行い、それを表示器(視聴用表示器)1222へ出力する機能を有する。1222は表示器であって、画像制御部1221からの画像データを表示する表示器である。
1230はインタフェース部であって、プリンタ装置(印刷装置)14に接続されてTV装置12からのデータを印刷したり、記録装置15に番組、データ等を記録、再生したりするためのものである。1240はデータ保存部であって、番組情報データ、番組再生スクリプト、CM放送データ、印刷用CMデータ、その他のデータ放送データの保存を行うものである。
1250は通信部である。TV装置12は、この通信部1250を通して放送局管理サーバ、インターネット等と接続、通信し、有料放送の課金制御、番組あるいはCM放送の視聴履歴の送信、CMデータやデータ放送データ等の各種データの受信を行い、受信したデータは、データ保存部1240に保存される。
1280はリモコン制御部である。このリモコン制御部1280は、赤外線を利用したリモコン送受信制御部であって、TV視聴者が操作するリモコン装置13との間でデータの送受信を行い、そのデータを制御部1290に転送する機能を有する。
1290はシステム制御部であって、TV装置12内各部を統括的に制御するものである。このシステム制御部1290は、主にCPU、主記憶部、バス制御部、プログラム格納部、パラメータ保存部、ID保存部、時計部、タイマ部などにより構成される。
TV受信においては、チューナ部1202の制御を行い、チャネル切り替え、課金制御、EPGデータ、情報データ分析等の制御などを行う。データ分離部1203で分離された番組情報、データ放送データを解析し、そのデータより再生スクリプトデータ、放送用CMデータ、印刷用CMデータといった必要なデータをデータ保存部1240へ保存する。また、受信番組がCM放送スキップ視聴対応番組であるかどうかの判別を行い、これを視聴者に認識させたり、CM放送スキップ視聴の選択操作を行わせたりするためのOSD表示を行う。さらに、CM放送スキップ視聴対応番組に対して後述するCMの提示制御を行う。このシステム制御部1290は、視聴者にCMを視聴するか否かを選択させる選択部として機能する。
CM放送スキップ視聴においては、印刷用CMデータのプリンタ装置14への送信、印刷の正常終了の確認等を行い、CM放送スキップ視聴としての番組提示制御を行う。また、画像制御部1221を制御してチューナ部1202、インタフェース部1230等からの映像・音声信号、アイコン、各種情報の表示等を行う。同様に、音声制御部1211を制御し、音声の合成、出力制御を行い、音声出力部1212への出力制御を行う。また、リモコン装置13との間でデータの送受信を行い、そのデータに基づいてTV装置12内の制御を行う。なお、TV装置12には、TV装置IDが付加されており、そのTV装置IDはシステム制御部1290内のID保存部に保存されている。それにより、どのTV装置でどの番組が視聴されたかが識別できるようになっている。
S129はTV装置12内の内部バスであって、データバスや制御バスとして機能する。前述したように、画像、音声データの転送、各部情報の転送に使用される。
図4はプリンタ装置の内部構成の概略を示すブロック図である。
141はプリンタメカ部であり、キャリッジ、インクヘッド、インクカートリッジ、各種モータ、プリンタを正常に制御させるための各種センサ(紙センサ、インクセンサ等)を有して構成される。また、このプリント装置はバーコードセンサーを有しており、印刷された用紙がバーコードを有している場合には、それを読み取ることができるようになっている。そのバーコードセンサーは、プリンタ制御部149による制御によって印刷用CMデータの印刷を行う際に、印刷が正常に終了したかどうかを判別するために使用される。
142はインタフェース部であって、TV装置12からの印刷用データの受信、プリンタの制御等を行うためのものである。143はプリンタ制御部であり、TV装置12からの指示に基づいて受信した印刷データを印刷し、正常に終了したか等の情報をTV装置12に送信する機能を有する。
図5は、編集制御装置116で生成される放送用TSデータの内容を説明する図である。
本実施例の放送データは、(x)番組及び付加番組部分、(y)番組情報部分、(z)データ部分より構成される。
(x)番組及び付加番組部分は、いわゆる映像/音声ストリームとして伝送される番組部分のことであり、視聴者が視聴する本番組と放送CM番組とがあり、後述する放送モードに対応して異なるものが伝送される。
(y)番組情報部分は、いわゆるSI、PSIといわれるもので、各種の番組関連情報テーブルより構成され、番組名、ジャンル、出演者、放送時間、課金情報といった番組の情報が記載されたデータである。本実施の形態においては、そのEITテーブル内にCM代替印刷記述子と放送モード記述子とが追加されている。CM代替印刷記述子は、CM印刷によるCM放送スキップ視聴が可能なCM放送スキップ視聴対応番組である場合にセットされる記述子である。放送モード記述子は、番組の放送形態により4つ放送方式が記述される記述子で、TV装置12は、この記述子を検出することにより放送方式を識別し、後述する再生スクリプトにより、放送モードに応じた制御を行うが詳細については後述する。なお、この(y)番組情報部分にはこの番組以外の他の番組の情報も記載されており、これらは、電子番組表(以下、EPG)の生成等に使用される。
(z)データ部分は、データ放送用データを含む各種データから構成され、本実施の形態ではこれに加えて番組再生スクリプトデータ、本番組の補充用放送データ、放送用CMデータ、印刷用CMデータが追加されている。
これらの(x)番組及び付加番組部分、(y)番組情報部分、(z)データ部分は適宜合成されるが、x)番組及び付加番組部分に対し、(y)番組情報部分と(z)データ部分とが繰り返して合成されるいわゆるデータカルーセル方式で合成され、これがパケット化され放送用TSデータとなる。ここで、(y)番組情報部分、(z)データ部分のCM再生スクリプトは、番組のCM放送提示時刻直前に同期して伝送され、CM放送直前に放送されている番組がCM放送スキップ視聴対応番組であることが識別できるようになっている。
図6は、前述の再生スクリプトの内容の一部を説明するための図である。この再生スクリプトには、あるイベントIDが付与されており、番組中にそのイベントが検出されると対応する再生スクリプトが起動されるようになっている。
再生スクリプトは、各放送モードに対応する制御手順と、図6(a)に示すようなCM放送スキップ視聴時に印刷する印刷用CMデータと、図6(b)に示すような番組放送においてCMが放送される際の放送用CMテーブルから構成されている。
放送用CMテーブルは、提示すべきCMのファイル名と論理的格納場所が記載されている。またCMの提示時刻、CM提示後に番組へ戻る際に前回中断した部分を再提示する番組再提示時間(CM中断時のシーンを思い出させるために使用される数秒以内の時間)が記載されており、必要に応じて使用される。印刷用CMテーブルは、CM放送スキップ視聴選択時の印刷用CMデータのファイル名、所在倫理位置が記載されている。
図7は、印刷用CMデータのファイル構成を示す図である。
本実施の形態1で使用する印刷用CMデータは、ファイル名、その他のヘッダ情報に続き、印刷履歴情報が記載される印刷履歴領域を有する。印刷用CMデータがCM放送スキップ視聴時に印刷された場合に、その番組名やID等がこの印刷履歴領域に記載される。また、この印刷履歴領域の後に印刷正常終了コードが記載されており、後述するように印刷の正常終了の判定に使用される。そのさらに後に、印刷データ本体が記載されている。
図8は、印刷用CMデータの印刷結果を説明する図である。この印刷結果には、図に示すように印刷正常終了コード91が数箇所に分割されて英数字とバーコードとして入っており、これがプリンタ装置14で印刷されるとプリンタメカ部141内のバーコードセンサー1401で読み取られてTV装置12へ送信され、印刷が正常に終了したかの判定手段のひとつとなる。
次に、本実施の形態で放送される放送モードとその動作について説明する。本実施の形態においては、番組とCM放送の伝送方式、番組の提示方式、CM放送の提示方式により、放送モード1から、放送モード4の4つの放送方式について説明する。いずれの方式も、CM放送付き視聴においては、本番組中に4回のCM放送が放送されるとして説明する。
図13はモード1の放送方式を説明する概念図である。モード1においては、CM無しの本番組を番組ストリームとして伝送する。再生スクリプトデータは番組連動のデータ放送として伝送される。放送用CMは、放送と連動又は非連動で別放送時に伝送、受信され、データ保存部1240に格納されている。CM放送の提示時刻は、番組連動のイベントIDで伝送され、その時刻になると再生スクリプトが起動される。
また、CMスキップ視聴時に印刷される印刷用CMデータはデータ保存部1240に格納されている。番組情報もデータ保存部1240に格納されている。モード1の番組は、CMの提示時に番組の中断が望ましくないような番組、例えば、スポーツの試合中継などの生番組に適している。
図15はモード2の放送方式を説明する概念図である。モード2においては、番組とCM放送の伝送が従来の放送と全く同様に行われる。再生スクリプトデータは番組連動のデータ放送として伝送される。これに加え、CMスキップモード視聴時、CM放送時間を補充する補充番組が、データとして本番組と連動で伝送される。その補充番組は、CM放送時間にCM前後の番組の重複放送の時間を含めたものでもよい。CMスキップ視聴時に印刷される印刷用CMデータや番組情報はモード1の場合と同様に伝送され、データ保存部1240に格納されている。
図17はモード3の放送方式を説明する概念図である。モード3においては、テープ、ディスクといった録画装置へ記録後の再生時CMスキップ視聴が可能である。また、本実施の形態のように、一時蓄積装置を有するTV装置を用いる場合であれば、放送開始後多少の時間が経過した後においてもCMスキップ視聴が可能である。
モード3では、番組、放送CM、再生スクリプトデータは、モード2の場合と同様に伝送される。CMを補充する補充放送は、受信時、視聴時、又はTV装置12への一時蓄積時の待ち時間表示データが伝送される。
図19はモード4の放送方式を説明する概念図である。モード4においては一時蓄積装置が必要となるが、受信と同時にCM放送スキップ視聴ができる。このモード4の番組においても、従来のCM付き視聴の場合は本番組に対し4回のCM放送が提示されるようなものとなっている。
伝送される番組ストリームは、本番組と付加番組とであり、この2つがこの番組の総放送時間である。番組補間データに相当する付加番組は、CM放送スキップ視聴を選択した視聴者、あるいは、途中より番組を視聴した視聴者が視聴するもので、その時間は、番組内で複数回放送されるCM放送時間に対応した時間となっており、各CM放送時間単位で終了しても不自然にならないような番組構成になっている。この番組ストリームと同時にデータ伝送されるものとして、番組情報、放送用CMデータ、印刷用CMデータ、その他データがある。
本番組は、番組1〜番組5までの5つに分かれており、それぞれの提示時間はLP1〜LP5である。番組1〜番組5は連続して視聴することが可能である。付加番組は4つに分かれ、それぞれの提示時間はAD1〜AD4であり、その提示時間AD1〜AD4は後述のようにCM1〜CM4の提示時間に対応している。
5つの本番組(番組1〜番組5)の4つの切れ目は、番組の開始を‘0’とした場合に相対時刻tCM1〜tCM4であるとする。この相対時刻がCM開始時刻であり、再生スクリプトに記述されている。本実施の形態で使用される放送用CMデータCM1〜CM4はデータ保存部1240に格納されている。
CM提示後に前回中断した部分を極僅か再度再提示し、CM放送によって視聴を中断させられた視聴者に配慮を行うようになっている。重複して提示される重複提示時間はΔt1〜Δt4であり、これは図6の再生スクリプトデータに記述されている。
付加番組の提示時間AD1〜AD4は、放送用CMデータの提示時間LCM1〜LCM4に前記重複提示時間Δt1〜Δt4をそれぞれ加算した時間(AD1=LCM1+Δt1,AD2=LCM2+Δt2,・・・)となっている。また、CMスキップ視聴時に印刷される印刷用CMデータは、データ保存部1240に格納されている。番組情報もデータ保存部1240に格納されている。
次に、本実施の形態2におけるTV装置12の動作について説明する。まず、図22に示すフローチャートに基づいて、CMスキップ視聴放送の検出と選択操作について説明する。
番組の開始に先立って、他の番組及び放送の受信時にデータ放送からいくつかの放送用CMデータ、印刷用CMデータを受信し、データ保存部1240へ格納する。視聴者が視聴しようとするCM放送スキップ視聴対応番組で使用する放送用CMデータ、印刷用CMデータはこれらの中にも含まれ、データ保存部1240に格納されている(st2502)(st2503)。
視聴者があるチャンネルをすでに視聴しており、そのチャンネルにおいて視聴しようとするCM放送スキップ視聴対応番組が開始されたとする(st2504)。番組が開始されると、TV装置12で受信された放送電波から番組/音声部が分離され、前述したように、デコード部1204経由で表示、音声出力され、その導入部の提示が開始される。これと共に、番組情報、再生スクリプト、放送用CMデータ、印刷用CMデータ等のデータ放送データが分離部1203で分離され、データ保存部1240へ保存される(st2505)。
同時に、TV装置12の制御部1290は、受信され、データ保存部1240に保存された番組情報の中から視聴しているチャンネルの開始番組を調査し、そのEIT情報のCM代替印刷記述子を調査し、CM放送スキップ視聴対応放送であることを検出する(st2506)。なお、この番組情報は、番組の開始に先立って他の番組、放送受信時に受信し、データ保存部1240へ保存しておくことも可能である。
番組がCM放送スキップ視聴対応放送でない場合は通常の放送を行う(st2521)。CM放送スキップ視聴対応放送である場合は、放送モード記述子に基づいてどの放送モードであるかを調査し(st2511)、CM放送をスキップし番組を視聴する代わりに印刷用CMデータを印刷するかどうかを視聴者に選択させる。そのため、モード1,2,4の場合とモード3において録画後視聴する場合とにおいては、画像制御部1221を通して図10に示すようなOSD表示を行い、モード3におけるその他の場合においては、画像制御部1221を通して図9に示すようなOSDを表示を行い、視聴者にこのCM放送スキップモードを選択させる(st2512)(st2513)。
この選択表示に対して、視聴者はリモコン装置13でCM放送スキップ視聴の選択を行う。視聴者がCM放送スキップモードを選択した場合は、CMデータの印刷後、CMスキップ視聴を行う(st2514)。また、CM付き視聴を選択した場合は、後述する各放送モードでCM付き視聴制御を行う。(st2531)
次に、上記においてCMスキップモードが選択された場合の印刷用CMデータの印刷制御について図23に示すフローチャートを用いて説明する。
CM放送スキップモードが選択されると、システム制御部1290は、まずインタフェース部1230を通してプリンタが接続されて電源がONになっていることを確認する。さらにプリンタを調査することにより、インク、用紙の有無等、プリンタが正常動作可能であるかどうかを確認し(st2602)(st2603)、正常動作が可能でないと判断した場合に図12に示すようなメッセージ表示を行って視聴者にその旨通知する(st2621)。
視聴者がこれに対応せずプリンタを正常動作可能な状態にしない場合、又は問題が解決できない場合には、ある一定時間が経過すると印刷用CMデータの印刷は不可能と判断され、CM付き視聴モードへ移行する旨のメッセージがOSD表示され、CM付き視聴モードへ移行する(st2631)(st2632)(st2633)。
プリンタが正常動作する場合又は視聴者が上記問題に対応してプリンタを正常動作可能な状態とした場合、システム制御部1290は視聴番組の再生スクリプトデータの印刷用CMデータテーブル(図6(a)参照)から印刷すべき印刷CMデータを選択し、データ保存部1240からその印刷用CMデータを探し出す(st2605)。そして、インタフェース部1230からプリンタ装置14に印刷コマンドを発し、印刷用CMデータを送信して印刷を開始する(st2608)。
この際、印刷用CMデータの印刷履歴に、その番組名、IDが記載されている場合は、再度、図6(a)に示す印刷用CMデータテーブルを検索して次の候補を選択し、データ保存部1240内の印刷用CMデータを調査し、印刷履歴のないもの又はその回数の少ないものを選択する(st2606)。
印刷開始後、プリンタ装置14は、受信した印刷用CMデータの印刷を行うと共に、バーコードセンサーを通して印刷正常終了コード91の検出を行い、この値をTV装置12へ送信する。システム制御部1290は、プリンタ装置14から印刷終了のステータスと終了コードとを受信すると、印刷用CMデータ内の正常終了コードと比較し、双方が合致すればCMデータの正常印刷が完了したものとみなす(st2609)。
このようにして印刷用CMデータの印刷が完了すると、システム制御部1290は通信部1250を介して番組を放送している放送局へ接続し、印刷用CMデータが印刷された情報を送信する(st2611)。その後、システム制御部1290は、以下に説明する各放送モードにおけるCMスキップ視聴制御を行う(st2612)。
ここで、印刷開始は行ったものの途中でエラーとなり放置された場合、又は、ある一定時間内に正常終了しない場合は、図12に示すのようなメッセージを表示して視聴者に問題解決を促す。 このメッセージ表示後、さらに一定時間以上経過後も問題解決処理が行われない場合、印刷用CMデータは正常に終了できないものとしてCMスキップモードからCM付き視聴モードへ移行する(st2641)(st2632)(st2633)。
次に、各放送モードにおけるCMスキップ視聴動作について述べる。
(モード1の放送方式におけるCMスキップ視聴動作)
モード1の放送方式においては、システム制御部1290は再生スクリプトテーブルから制御データを引き出し、CMの開始時刻になっても伝送され受信された映像/音声ストリームをそのまま提示することにより(図13参照)、CMを放送せずにCMスキップ視聴が実現できる。このモード1の場合、CM付き視聴を選択した後であっても、ある特定の場面(例えば、スポーツ番組のエキサイトシーン等)で視聴者がCMをスキップしたいという要求が出てくる場合がある。この場合にモード1では、CM開始時刻より少し前になると、図11に示すようなメッセージを表示し、CMスキップモードへの移行を促すことが可能である。そして、CMスキップモードが選択された場合は印刷用CMデータの印刷を開始し、印刷の正常終了を待つことなくCMの提示をしないで番組の提示を継続する。ある一定時間が経過しても印刷が正常終了しないようであれば、前回スキップしたCMを番組にかぶせて(すなわち番組視聴の途中に強制的に)放送する。
(モード2の放送方式におけるCMスキップ視聴動作)
モード2の放送方式においては、CM放送の提示時刻になると、データ保存部1240に保存されている補充用放送データを番組にかぶせるように提示することにより、CMスキップ動作を実現する(図16参照)。このようなCM付き番組においては、CM前後に同一のシーンが2度放送されることがあるが、その場合は、前述のように補充番組にこの重複放送時間を含めたものとしておき、視聴者が同一のシーンを重複して視聴することがないようにしている。
(モード3の放送方式におけるCMスキップ視聴動作)
モード3の放送方式においては、CMスキップモードが選択された場合、それがTV装置12により再生制御可能な記録装置15により一度録画されたものであるか、リアルタイムで受信しているもの(あるいは録画されたものであってもTV装置より再生制御できな場合を含む)か、を判定する。
TV装置12より再生制御可能な記録装置15に録画されたものの再生である場合、ストリームから番組の映像/音声ストリームを再生して提示する。CM開始時刻になると、再生スクリプトから記録装置に早送りコマンドを発行し、記録装置の早送り制御を行って、CM放送部分のスキップを行う。そして、CM提示時間と重複再生時間とが経過すると再生コマンドを発行し、再び通常の再生を行う。この動作をCM開始時刻となるたびに行い、本番組のみを提示する。これにより、記録装置の早送りの時間は待たされるが、記録装置がハードディスク装置のようなランダムアクセス可能な記録装置の場合は、この早送り待ち時間は無視できるほど短時間であるので、殆ど問題とはならない。
一方、リアルタイム受信の場合、システム制御部1290は、まず、待ち時間データ放送を提示すると共に、その番組の映像/音声ストリームの一時蓄積部1205への録画を開始する。そして、再生スクリプトデータからCM開始時刻を検出し、CM開始時刻になると録画を一時中断して、CM提示時間+重複提示時間が経過したところで再び録画を開始する。この動作を放送終了まで繰り返す。これにより、CM放送部分と重複再生部分は録画されないことになる。また、再生スクリプトテーブルからCM放送と重複提示時間のCM総和時間を計算し、番組開始からCM総和時間が経過したところで一時蓄積部1205より番組の映像/音声ストリームを呼び出して本番組の提示を開始し、番組終了まで提示を継続する。これにより、視聴者は、本番組の開始からCM総和時間待たされるものの、その後はCM放送によって番組を中断されることなく、番組を最後まで連続的に視聴することができる。
(モード4の放送方式におけるCMスキップ視聴動作)
モード4の放送方式においては、CMスキップ視聴はモード1と同様に実現することができる。すなわち、システム制御部1290が、CM時刻になっても伝送され受信された映像/音声ストリームをそのまま提示することにより(図19参照)、CMは放送されずにCMスキップ視聴が実現できる。この場合、視聴者は付加番組を視聴することが可能となる。
次に、各放送方式におけるCM付き視聴の動作について述べる。
(モード1の放送方式におけるCM付き視聴動作)
モード1の放送方式におけるCM視聴では、CM放送の提示時刻になるとシステム制御部1290によってイベントIDに基づく再生スクリプトが起動される。そして、CM時刻対応の放送CMを図6(b)に示す放送CMテーブルより検出し、図14に示すように、受信される映像/音声ストリームにCM放送をかぶせるような形でCMの提示が行われる。結果的に伝送されている本番組の一部が視聴できなくなる。
(モード2の放送方式におけるCM付き視聴動作)
モード2の放送方式におけるCM視聴では、図15に示すように、伝送されるCM放送付きの映像/音声ストリームをそのまま提示することによりCM視聴が実現される
(モード3の放送方式におけるCM付き視聴動作)
モード3の放送方式におけるCM視聴では、モード2の場合と同様、図17に示すように、伝送されるCM放送付きの映像/音声ストリームをそのまま提示することによりCM視聴が実現される。
(モード4の放送方式におけるCM付き視聴動作)
モード4の放送方式におけるCM視聴では、図20に示すようなCMの提示となる。まず、システム制御部1290は、番組の映像/音声データの提示を開始すると共に、一時蓄積部1205にその蓄積を開始する。次に、放送CMデータテーブルから最初のCMであるCM1の開始時刻tCM1を検出し、CM放送開始時刻tCM1になると再生スクリプトの放送CMデータテーブルから提示すべき放送CMデータとしてのCM1を選択する。そしてシステム制御部1290は、その放送CMデータをデータ保存部1240より読み出し、内部バスs129を通してデコーダ部1204へ入力し、映像/音声番組データの提示を一時中断してCMを提示する。
その後、CM1の提示時間であるLCM1が経過してCM1の提示が終了すると、システム制御部1290は、CMの提示のために中断された時刻tCM1より重複提示時間Δt1の時間分前の部分からの映像/音声データを一時蓄積部1205から読み出し、デコーダ部1204でデコードして提示する。この重複提示時間Δt1の映像/音声番組データは、CM1開始前に提示されたものを再提示することで、CMによって番組視聴が中断された視聴者の番組記憶再生の手助けを行っている。なお、その間にも、受信された番組の蓄積は継続しており、いわゆる追いかけ視聴を行っている。また、蓄積されている番組は、提示されると自動的に消去される。
次に、システム制御部1290は、2番目のCM開始時刻tCM2と重複提示時間Δt2とを検出し、時刻がtCM2になると、再生スクリプトの放送CMデータテーブルから提示すべき放送CMデータとしてのCM2を選択する。そして、その放送CMデータをデータ保存部1240から読み出して内部バスs129を通してデコーダ部1204へ入力し、映像/音声番組データと切替えて提示する。
その後、CM2の提示が終了すると、時刻tCM2より重複提示時間Δt2の時間分前の部分からの番組を一時蓄積部1205から読み出してデコーダ部1204経由で提示する。この動作をCM4まで繰り返し、番組5の最後まで提示が終了すると、ちょうど番組の終了時刻となる。したがって、CM付き視聴では本番組は視聴できるが、付加番組は視聴できない。なお、視聴できず、一時蓄積部1205に蓄積されている付加番組は、その番組の放送終了と共に消去される。
このように一時蓄積と追いかけ再生を使用することで、CM付き視聴を可能にしている。
なお、図21に示すように、番組途中からの視聴時にCM付き視聴を選択した場合は、番組の蓄積がその時点からしか行えないので、CM付き視聴の場合であっても番組最初から視聴した場合に比べて付加番組を多く視聴することになる。
このように、CMスキップモード対応放送においては、視聴者がCMスキップモードを選択し、CMデータ印刷が正常終了した後に、CM放送をスキップして番組を視聴することが可能となる。モード1においては生番組に適用することができ、モード2、モード3、モード4においては収録番組に適用することで、各種の放送形態に対応することが可能である。また、モード1、モード2、モード3の放送方式については、CMスキップ視聴に対応しない従来のTV受信装置において、通常のCM付き視聴を行うことができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態においては、CM番組は、別途番組放送時に受信され、TV装置内に蓄積されたものを使用したが、視聴番組に付加され伝送されたものを使用したり、あるいは、視聴番組に付加され伝送されたものとTV装置内に蓄積されたものとの両方を使用してももちろんよい。また、そのTV装置内に蓄積されるCMや印刷用CMデータは、他の番組放送時にデータ放送として放送され受信されたものに限られず、インターネットからダウンロードしたものでもよい。
上記実施の形態においては、番組開始以降に番組と同時に伝送される再生スクリプトに基づいてCMの提示を行ったが、番組放送開始前に入手できるチャンネル、番組名、CM代替印刷印刷記述子等の番組情報に基づいて通信部1250より番組予定放送局へインターネット等のネットワークを介して接続し、その放送局経由で受信される再生スクリプトに基づいてCMの提示を行ってももちろんよい。また、番組情報のCM代替印刷印刷記述子の中に、その再生スクリプトを記述することも可能である。
放送システムが地上波放送である場合について説明したが、もちろん衛星放送であってもよい。また、HDD、DVD等、ランダム読み書きアクセス可能な蓄積メディアに録画するような場合は、その番組の印刷用CMデータテーブルに視聴TVIDと印刷用CMデータの印刷履歴の欄を設けて印刷用CMデータの印刷履歴を記載しておくことも可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の実施の形態1に係る視聴方法を実現するシステム全体の構成を示すブロック図である。 図1に示す放送装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 図1に示すTV装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 図1に示すプリンタ装置の内部構成の概略を示すブロック図である。 編集制御装置で生成される放送用TSデータの内容を説明する図である。 再生スクリプトの内容の一部を説明する図であり、(a)はCM放送スキップ視聴時に印刷する印刷用CMデータを示し、(b)は番組放送においてCMが放送される際の放送用CMテーブルを示す。 印刷用CMデータのファイル構成を示す構成図である。 印刷用CMデータの印刷結果を説明する図である。 CMスキップモードを選択させるOSD表示の一例を示す図である。 CMスキップモードを選択させるOSD表示の一例を示す図である。 CMスキップモードの選択を促すOSD表示の一例を示す図である。 プリンタが正常動作不可能な場合のエラー表示の一例を示す図である。 モード1の放送方式を説明する概念図である。 モード1においてCM提示が行われる様子を説明する概念図である。 モード2の放送方式を説明する概念図である。 モード2におけるCMスキップ動作を説明する概念図である。 モード3の放送方式を説明する概念図である。 モード3におけるCMスキップ動作を説明する概念図である。 モード4の放送方式を説明する概念図である。 モード4においてCM提示が行われる様子を説明する概念図である。 モード4において、番組の途中でCM付き視聴が選択された場合のCM提示の様子を説明する概念図である。 CMスキップ視聴放送の検出と選択操作について説明するフローチャートである。 CMスキップモードが選択された場合の印刷用CMデータの印刷制御の流れについて説明するフローチャートである。
符号の説明
11…放送装置
12…TV装置
13…リモコン装置
14…プリンタ装置(印刷装置)
15…記録装置
91…印刷正常終了コード
111…撮影装置
112…番組記録装置
113…CM記録再生装置
114…データ記録再生装置
115…通信装置
116…編集制御装置(送信部、番組送信部、コマーシャル送信部、広告データ送信部)
118…変換送信装置
141…プリンタメカ部
142…インタフェース部
143…プリンタ制御部
1201…アンテナ部
1202…チューナ部(受信部)
1203…データ分離部
1204…デコーダ部
1205…一時蓄積部(録画部)
1211…音声制御部
1212…音声出力部
1221…画像制御部
1222…表示器
1230…インタフェース部
1232…デコーダ部
1240…データ保存部
1250…通信部
1280…リモコン制御部
1290…システム制御部(選択部)
1401…メカ部内のバーコードセンサー
AD1〜AD4…提示時間
CM1〜CM4…CMデータ
LCM1〜LCM4…放送用CMデータの提示時間
LP1〜LP5…提示時間
s11…ネットワーク
s129…内部バス
tCM1〜tCM4…相対時刻
Δt1〜Δt4…重複提示時間


Claims (19)

  1. 番組にコマーシャルが付加されて送信されるコマーシャル付き番組の視聴に際して前記コマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させるステップと、
    前記コマーシャルを視聴しないことが選択された場合に該コマーシャルを視聴用表示器に表示せず、かつ該コマーシャルに対応する広告データを記録媒体に記録するステップとを有することを特徴とする番組送受信方法。
  2. 前記記録媒体に記録するステップが、印刷装置により記録紙に印刷するステップであることを特徴とする請求項1に記載の番組送受信方法。
  3. 前記コマーシャルを視聴しないことが選択され、かつ、所定時間経過しても前記広告データの前記記録媒体への記録が完了しない場合に、前記コマーシャルを前記視聴者に視聴させることを特徴とする請求項1に記載の番組送受信方法。
  4. コマーシャルを含まない番組を送信するステップと、
    コマーシャル及び該コマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、
    前記広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者が前記コマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、前記番組を表示する視聴用表示器に対し前記コマーシャルを含まない番組を表示するステップとを有することを特徴とする番組送受信方法。
  5. 前記コマーシャルを視聴することを前記視聴者が選択したものと判断した場合に、前記コマーシャルを含まない番組に前記コマーシャルを加えて前記視聴用表示器に表示するステップをさらに有することを特徴とする請求項4に記載の番組送受信方法。
  6. コマーシャルを含む番組を送信するステップと、
    前記番組中のコマーシャル部分に対応する番組補間データ及び前記コマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、
    前記広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者が前記コマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、前記番組中のコマーシャル部分を削除するとともに該部分に前記番組補間データを加えることにより前記番組を表示する視聴用表示器に対し前記コマーシャルを非表示とするステップとを有することを特徴とする番組送受信方法。
  7. 前記コマーシャルを視聴することを前記視聴者が選択したものと判断した場合に、前記コマーシャルを含む番組に前記番組補間データを加えることなく当該番組を前記視聴用表示器に表示するステップをさらに有することを特徴とする請求項6に記載の番組送受信方法。
  8. コマーシャルを含む番組を送信するステップと、
    前記コマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、
    前記広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者が前記コマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、前記番組中のコマーシャル部分を削除することにより前記コマーシャルが除去された前記番組を連続して視聴用表示器に表示するステップとを有することを特徴とする番組送受信方法。
  9. 前記コマーシャルを視聴することを前記視聴者が選択したものと判断した場合に、前記コマーシャルを含む番組から前記コマーシャルを削除せず当該番組を前記視聴用表示器に表示するステップをさらに有することを特徴とする請求項8に記載の番組送受信方法。
  10. コマーシャルを含まない番組を送信するステップと、
    コマーシャル及び該コマーシャルに対応する広告データを送信するステップと、
    前記コマーシャル部分に対応する番組補間データを送信するステップと、
    前記広告データが印刷装置により印刷された場合に視聴者が前記コマーシャルを視聴しないことを選択したものと判断し、前記コマーシャルを含まない番組を視聴用表示器に表示するステップとを有することを特徴とする番組送受信方法。
  11. 前記コマーシャルを視聴することを前記視聴者が選択したものと判断した場合に、前記コマーシャルを含まない番組内に前記コマーシャルを挿入して表示し、かつ、該コマーシャルの表示終了後に前記コマーシャル挿入時以降の番組を再び表示するステップをさらに有することを特徴とする請求項10に記載の番組送受信方法。
  12. 前記コマーシャルの表示終了後に前記コマーシャル挿入時点以前からの番組を再び表示するステップをさらに有することを特徴とする請求項11に記載の番組送受信方法。
  13. 少なくとも前記番組の表示開始以前から該番組を録画部に録画するステップと、
    前記番組表示終了後に自動的に録画部から消去するステップとを有することを特徴とする請求項8から請求項12のうちいずれか1項に記載の番組送受信方法。
  14. 番組にコマーシャルが付加されて送信されるコマーシャル付き番組の視聴に際して前記コマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させる選択部と、
    前記コマーシャルを視聴しないことが選択された場合に該コマーシャルに対応する広告データを印刷する印刷装置とを有することを特徴とする番組受信装置。
  15. 番組を送信する番組送信部と、
    コマーシャルを送信するコマーシャル送信部と、
    視聴者が前記コマーシャルを視聴しないことを選択した場合に印刷装置によって印刷するための前記コマーシャルに対応する広告データを送信する広告データ送信部とを有することを特徴とする番組送信装置。
  16. 番組とコマーシャルと該コマーシャルに対応する広告データを送信する送信部と、
    前記番組と前記コマーシャルと前記コマーシャルに対応する広告データを受信する受信部と、
    前記番組又は前記コマーシャルのうち少なくとも何れか一方を表示する視聴用表示器と、
    前記コマーシャルを視聴するか否かを視聴者に選択させる選択部と、
    前記視聴者により前記コマーシャルを視聴しないことが選択された場合に前記視聴用表示器に前記コマーシャルを非表示とするコマーシャル非表示手段と、
    前記視聴者により前記コマーシャルを視聴しないことが選択された場合に前記広告データを印刷する印刷装置とを有する番組送受信システム。
  17. 生放送による番組において請求項4に記載の番組送受信方法を使用し、
    収録放送による番組において請求項6、請求項8、請求項10のうちいずれかに記載の番組送受信方法を使用することを特徴とする番組送受信システム。
  18. 使用された番組送受信方法を識別する番組送受信方法識別手段をさらに有することを特徴とする請求項17に記載の番組送受信システム。
  19. 前記広告データが前記印刷装置により印刷されたことを前記番組を送信する番組送信装置に報知する報知手段をさらに有することを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の番組送受信システム。
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