JP2005175690A - トランスインピーダンス増幅器 - Google Patents

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Masayuki Kawakami
雅之 川上
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Abstract

【課題】 負荷に抵抗を使用することなく電流−電圧変換を行うようにし、これにより寄生容量の影響を抑え、かつ、出力信号の歪みを低減できるようにしたトランスインピーダンス増幅器の提供。
【解決手段】 この発明は、入力電流を受け取り、この受け取った入力電流の大きさに応じた電圧に変換するMOSトランジスタQ1と、このMOSトランジスタQ1の負荷として接続されるMOSトランジスタQ2とを備え、MOSトランジスタQ1を飽和領域で動作させるようにした。MOSトランジスタQ2の飽和領域は、電源電圧VDD1とそのMOSトランジスタQ2のゲートに印加される電圧の各値により設定するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力電流を電圧に変換するトランスインピーダンス増幅器に関し、例えば、光信号を変換した電流信号を入力電流とし、この入力電流を電圧に変換するトランスインピーダンス増幅器に関するものである。
この種のトランスインピーダンス増幅器としては、例えば図3に示すように、MOSトランジスタN1とMOSトランジスタN2とを備え、光信号を電流信号に変換するフォトダイオードPDのアノード側がMOSトランジスタN1のゲートに接続されるとともに、MOSトランジスタN2のソースとMOSトランジスタN1のゲートとの間に帰還抵抗Rfが接続されたものが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
なお、MOSトランジスタN1のドレインには負荷抵抗RL1が接続され、MOSトランジスタN2のソースには負荷抵抗RL2が接続されている。
このように、従来のトランスインピーダンス増幅器では、フォトダイオードPDの出力電流を所望の電圧に変換するために、帰還抵抗Rfを使用していた。この場合には、電流−電圧利得は帰還抵抗Rfの値にほぼ比例するため、帰還抵抗Rfの値を調整することで大きな変換利得と出力電圧が得られるという長所がある。
「 A Fully Integrated CMOS Receiver Front-End for Optic Gigabit Ethernet」(IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUIT,VOL.37,NO.7,JULY 2002)、P875
しかし、現実の回路では、入力用のMOSトランジスタN1やフォトダイオードPD、および後段のMOSトランジスタN2に、に寄生容量や接合容量が存在する。このため、MOSトランジスタN1の負荷に抵抗RL1を使用すると、入力信号の伝送速度が速い場合には、電流−電圧変換、および増幅をする過程で歪みが発生し、出力信号に歪みが生じてしまうという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、負荷に抵抗を使用することなく電流−電圧変換を行うようにし、これにより寄生容量の影響を抑え、かつ、出力信号の歪みを低減できるようにしたトランスインピーダンス増幅器を提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のように構成した。
すなわち、第1の発明は、入力電流を受け取り、この受け取った入力電流の大きさに応じた電圧に変換する第1MOSトランジスタと、この第1MOSトランジスタの負荷として接続される第2MOSトランジスタと、を備え、前記第2MOSトランジスタは飽和領域で動作させるようにした。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1MOSトランジスタは、自己のドレインと自己のゲートとの間に帰還抵抗を接続するようにした。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第2MOSトランジスタの飽和領域は、電源電圧とその第2MOSトランジスタのゲートの印加電圧との各値により設定するようにした。
第4の発明は、第3の発明において、前記第2MOSトランジスタのゲートの印加電圧は、可変電圧電源から印加されるようにした。
第5の発明は、第1乃至第4のうちのいずれかの発明において、前記第1MOSトランジスタおよび第2MOSトランジスタは、第1MOSトランジスタがN型の場合には第2MOSトランジスタがP型であり、第1MOSトランジスタがP型の場合には第2MOSトランジスタがN型である。
このように、本発明は、電流−電圧の変換を行う第1MOSトランジスタの負荷として第2MOSトランジスタを使用し、その第2MOSトランジスタを飽和領域で使用するようにした。
このため、本発明では、負荷として抵抗を使用する場合に比べて負荷が高インピーダンスとなり、かつ、負荷の純抵抗の値を小さくできる。
この結果、本発明によれば、入力信号の伝送速度が速い場合でも、出力信号の歪みの低減化を図ることができる。換言すると、周波数特性の改善を図ることができる。
以下、本発明のトランスインピーダンス増幅器の実施形態の構成について、図1を参照して説明する。
この実施形態に係るトランスインピーダンス増幅器は、光通信において使用される前置増幅器に適用したものであり、光信号を変換した電流信号を入力とし、この電流信号を電圧信号に変換して出力するものである。
このために、このトランスインピーダンス増幅器は、図1に示すように、電流−電圧変換を行うN型のMOSトランジスタQ1と、このMOSトランジスタQ1の負荷として飽和領域で動作させるようにしたP型のMOSトランジスタQ2と、光−電流変換回路であるフォトダイオードPDからの出力電流を入力電流Iinとして入力するための入力端子1と、出力電圧VOUTを取り出すための出力端子2と、を備えている。
さらに詳述すると、MOSトランジスタQ1は、そのゲートが入力端子1に接続され、そのソースが接地されている。また、MOSトランジスタQ1は、自己のドレインとゲートとの間に帰還抵抗R1が接続され、負帰還回路を形成している。さらに、MOSトランジスタQ1のドレインは、MOSトランジスタQ2のドレインに接続されるとともに、出力端子2に接続されている。
MOSトランジスタQ2は、そのゲートにバイアス電圧発生源4からのバイアス電圧VG1が印加され、そのソースに電源電圧発生源3から電源電圧VDD1が印加されるようになっている。そのバイアス電圧VG1と電源電圧VDD1の各値は、MOSトランジスタQ2が飽和領域で動作できるように設定されている。
フォトダイオードPDは、そのカソード側に電源電圧発生源3から電源電圧VDD1が印加されるようになっており、そのアノード側が入力端子1を介してMOSトランジスタQ1のゲートに接続されている。
次に、このように構成される実施形態の動作例について、図1を参照して説明する。
フォトダイオードPDでは、光信号が電流信号に変換され、この変換された電流信号が入力電流Iinとして入力端子1に入力される。この入力端子1に入力された入力電流Iinは、MOSトランジスタQ1のゲートに入力され、MOSトランジスタQ1で電流−電圧変換される。このMOSトランジスタQ1で変換された電圧は、MOSトランジスタQ1のドレインとMOSトランジスタQ2のドレインとが接続された接続部、すなわち出力端子2から出力される。
次に、図1の実施形態に係る回路について、コンピュータによる以下のようなシミュレーションを行なった。すなわち、入力端子1に所定のレベルのパルス電流を供給するとともに、そのパルス電流の周波数を所定値まで徐々に増加させて出力電圧を測定した。
一方、図3に示す従来回路について、図1に示す実施形態に係る回路と同じ条件の下で、コンピュータによるシミュレーションを行なった。すなわち、入力端子INに所定のレベルのパルス電流を供給するとともに、そのパルス電流の周波数を所定値まで徐々に増加させて出力電圧を測定した。
この両測定結果から、図2に示すような周波数−利得特性が得られた。図2において、曲線aは実施形態に係る回路の特性結果であり、曲線bは従来回路の特性結果である。図2によれば、実施形態に係る回路の周波数特性が従来回路に比べて、大幅に改善されることがわかる。
以上説明したように、この実施形態では、電流−電圧の変換を行うMOSトランジスタQ1の負荷としてMOSトランジスタQ2を使用し、そのMOSトランジスタQ2を飽和領域で使用するようにした。
このため、この実施形態では、従来回路のように、負荷に抵抗を使用する場合に比べて負荷が高インピーダンスとなり、かつ、負荷が順抵抗として値を小さくできる。
この結果、この実施形態によれば、入力信号の伝送速度が速い場合でも、出力信号の歪みの低減化を図ることができる。換言すると、周波数−利得特性の改善を大幅に図ることができる。
なお、上記の実施形態では、電流−電圧変換用のMOSトランジスタQ1をN型とし、負荷に使用するMOSトランジスタQ2をP型とした場合について説明した。しかし、MOSトランジスタQ1をP型に置き換え、MOSトランジスタQ2をN型に置き換えるようにしても良い。
この置き換えた場合の回路構成は、図1の回路構成と基本的には同じであるが、その置き換えにより、両MOSトランジスタのバイアス電圧の供給状態が図1の場合と異なることになる。この点は、公知技術であるので、その詳細の説明は省略する。
また、上記の実施形態では、MOSトランジスタ(MOSFET)を使用した場合について説明した。しかし、MOSトランジスタの他に、MESFET(metal-semiconductor field-effect transistor)、JFET(junction field effect transistor :接合型FET)、HEMT(high electron mobility transistor )などの電界効果トランジスタを使用するようにしても良い。
本発明の実施形態の構成例を示す回路図である。 コンピュータによるシミュレーションの周波数−利得特性の一例を示す図であり、aは図1の実施形態に係る回路の場合、bは図3の従来回路の場合である。 従来回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
1・・・入力端子、2・・・出力端子、PD・・・フォトダイオード、Q1、Q2・・・MOSトランジスタ、R1・・・帰還抵抗、VDD1・・・電源電圧、VG1・・・バイアス電圧。

Claims (5)

  1. 入力電流を受け取り、この受け取った入力電流の大きさに応じた電圧に変換する第1MOSトランジスタと、この第1MOSトランジスタの負荷として接続される第2MOSトランジスタと、を備え、
    前記第2MOSトランジスタは飽和領域で動作させるようにしたことを特徴とするトランスインピーダンス増幅器。
  2. 前記第1MOSトランジスタは、自己のドレインと自己のゲートとの間に帰還抵抗を接続したことを特徴とする請求項1に記載のトランスインピーダンス増幅器。
  3. 前記第2MOSトランジスタの飽和領域は、電源電圧とその第2MOSトランジスタのゲートの印加電圧との各値により設定するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランスインピーダンス増幅器。
  4. 前記第2MOSトランジスタのゲートの印加電圧は、可変電圧電源から印加されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のトランスインピーダンス増幅器。
  5. 前記第1MOSトランジスタおよび第2MOSトランジスタは、第1MOSトランジスタがN型の場合には第2MOSトランジスタがP型であり、第1MOSトランジスタがP型の場合には第2MOSトランジスタがN型であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちのいずれかに記載のトランスインピーダンス増幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512058A (ja) * 2004-08-30 2008-04-17 ウィリンクス インコーポレイテッド 高周波無線受信機の回路および方法

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