JP2005174706A - 照明装置およびそれを備えた表示装置 - Google Patents

照明装置およびそれを備えた表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005174706A
JP2005174706A JP2003412232A JP2003412232A JP2005174706A JP 2005174706 A JP2005174706 A JP 2005174706A JP 2003412232 A JP2003412232 A JP 2003412232A JP 2003412232 A JP2003412232 A JP 2003412232A JP 2005174706 A JP2005174706 A JP 2005174706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
guide plate
mode
light source
light guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003412232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4274921B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nakanishi
浩 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003412232A priority Critical patent/JP4274921B2/ja
Publication of JP2005174706A publication Critical patent/JP2005174706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274921B2 publication Critical patent/JP4274921B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】正面輝度の低下を従来よりも抑制しつつ、指向性を切り替えることができる照明装置およびそれを備えた表示装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、複数の光源101A〜101Cと、複数の光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる少なくとも1枚の導光板102とを備え、複数の光源の内の一部の光源(101A)を選択的に点灯する第1モードと、第1モードにおいて点灯されない光源の内の少なくとも1個(101A〜101C)を点灯する第2モードとの切替えが可能であり、光出射面から出射される光の所定の面内における指向性は第1モードの方が第2モードよりも高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置およびそれを備えた表示装置に関し、特に液晶表示装置の照明装置として好適に用いられる照明装置および液晶表示装置に関する。
液晶表示装置などの非自発光型の表示装置は、照明装置から出射された光を表示パネルで変調することによって表示を行う。これらの照明装置(特に「平面照明装置」と呼ばれることもある。)は、表示パネルの真下に光源が配置される直下型のものと、表示パネルの真下に設けた導光板の側面に光源を配置するサイドライト方式(またはエッジライト方式)とに大別される。また、サイドライト方式には、以下の3つのタイプ(タイプI、III、およびIII)が知られている。
タイプI:導光板の光出射面からの出射光が均一になるような密度で配置された拡散部を有する導光板を用いる照明装置。
タイプII:導光板の光出射面とその反対側にプリズム上の溝や微細レンズが形成されている照明装置(例えば非特許文献1)。
タイプIII:光源が導光板の角部に配置された照明装置(例えば、特許文献1および非特許文献2)。
タイプIの照明装置は、拡散部を利用して光を光出射面から出射させているため、出射光束の広がり角が比較的大きい(指向性が低い)。これに対し、タイプIIおよびタイプIIIの照明装置は、光の反射・屈折を利用しているため、指向性が高いという特徴を有している。
なお、ここで言う「指向性」とは、照明装置から出射される光がどの程度特定の方角に対して方向性を有しているかを示すものである。例えば、後に具体例を示すように、出射光の強度分布(配光分布)における半値幅角で評価され、半値幅角が狭いものほど指向性が高い。
タイプIIのサイドライト方式の照明装置は、光の伝播方向と、伝播方向に直交する方向とにおいて、出射光の指向性が異なる。
図8(a)および(b)を参照しながら、照明装置10の構成および配光特性を説明する。図8(a)は照明装置10を模式的に示す平面図であり、図8(b)は、照明装置10の配光分布を示すグラフである。
図8(a)に模式的に示すように、照明装置10では、複数のLED12が導光板14の1つの側面(入射端面)に沿って線状に配置されている。複数のLED12に代えて冷陰極管を用いることも出来るし、導光板14の両側の側面にLEDまたは冷陰極管を配置してもよい。
LED12から出射され導光板14の入射端面から導光板14内に入射した光は、導光板14中を第1の方向(図8中の矢印参照)伝播しながら、出射面(紙面に平行な面)から、表示パネルに向けて出射される。線状の光源12は第2の方向(図中の矢印参照)に沿って配置されており、第1の方向は第2の方向に直交する。一般に導光板14は、第1の方向(光の伝播方向)を長手方向とする長方形である。
照明装置10の出射面から出射される光の強度分布(配光分布)は、図8(b)に示すように、方向依存性を有している。図8(b)の横軸は出射面法線と出射光とが成す角度であり、縦軸は出射光強度である。ここでは、取り込み角が±60度で測定した結果を例示している。
図8(b)に示したように、光の伝播方向に直交する第2方向(図8(a)中のA−A’線を含み出射面に直交する面内)においては、出射光の指向性(平行度)は低く、光の伝播方向である第1方向(図8中のB−B´線を含み出射面に直交する面内)においては出射光の指向性が高い。
図9にタイプIIIの照明装置20の構成を模式的に示す。照明装置20は、導光板24と導光板24の角部に設けられた光源22とを有している。光源24から入射した光は導光板24中を放射状に伝播する。すなわち、光源22から出射された光は、光源22を中心とする同心円26の半径方向に伝播する。この導光板24から出射される光の指向性は、光の伝播方向である半径方向(図9中のC−C’線を含み出射面に直交する面内)において低く、これに直交する方向(同心円の接線方向)において高い。
図8に示した照明装置10では、複数の光源12が導光板14の側面(エッジ部)にライン状に配置されているため、導光板14内のある任意の点(位置)には、異なる光源12から光が入射することになる。すなわち、導光板14内の任意の点には、異なる位置に配置された光源12から出射された、進行方向が異なる光が入射することになり、入射角の分布が大きくなる。このような光が、導光板14のプリズムなどによって、その進行方向が変えられて、導光板14の光出射面から出射するため、光源12の配列方向、すなわち光の伝播方向に直交する方向(図8中のA−A’方向)における指向性が低くなる。これに対して、図9に示した照明装置20は、1つの光源22が導光板14の角部に配置されているだけなので、導光板24内の任意の点に入射する光の進行方向(すなわち入射角)の分布は狭く、導光板24内の光の伝播方向(半径方向)に直交する方向(同心円の接線方向)における指向性は高い。但し、照明装置20では、導光板24の裏面に形成したプリズム26によって、光を出射面側に向ける構成としているため、このプリズム26に対する光の入射角の分布によって、出射光の指向性は、光の伝播方向(図9中のC−C’方向)において広がることになる。
ここで、導光板中における光の「伝播方向」とは、導光板の面内における方向であり、導光板内の任意の点における伝播方向は、その点と光源(または入射端面)とを結ぶ直線距離が最も短くなる方向を指すことにする。例えば、導光板の角部に光源が配置されている場合には、角部を中心とする円の半径方向が伝播方向となる。導光板の側面に沿って複数の光源が配列されている場合(1つの線状の光源が配置されている場合も同じ)は、その側面に直交する方向が伝播方向である。
照明装置から出射される光の指向性は、表示装置の視野角特性に影響する。指向性の高い照明装置を用いた表示装置では、ある特定の方向からは高品位な表示を観察できるのに対し、観察する角度が特定の範囲をはずれると、例えば、輝度が低下するなど、表示品位が低下する。従って、例えば、携帯電話やPDAなど、表示内容を他人に見られたくない用途には、高指向性の照明装置を好適に用いることができるが、表示内容を複数の人間で観察する場合や特定の方向(例えば正面)から表示を観察できない場合には、高指向性の照明装置は好ましくないことになる。
近年、急速に普及している携帯電話やPDAなどの携帯情報端末では、消費電力によって、使用時間が大きく制限を受ける。現在光源として使用されるLEDの消費電力がシステム全体の消費電力のかなり大きな割合を占めているため、光源の消費電力を下げることが強く求められている。
上述の消費電力の問題と視野角特性の問題を解決するために、特許文献2には、必要に応じて、視野角が狭く消費電力の少ないモードに切り替え可能な液晶表示装置が開示されている。特許文献2に開示されている液晶表示装置90は、図10に模式的に示すように、照明装置92と、液晶セル96と、液晶セル96を介して互いに対向するように配置された一対の偏光板95および97と、観察者側に配置された光学補償シート98とを有している。光学補償シート98を着脱可能とすることによってモードが切り替えられる。すなわち、光学補償シート98を取り外した状態では、高い指向性が得られるため、少ない消費電力である限定された視野角範囲のみ明るさを確保しつつ、広い視野角が必要な時は、光学補償シート98を取り付けることによって、指向性を低下させている。
特開2003−35824号公報 特開平7−104271号公報 K. KALANTAR, IDW'02, pp. 549-552「Viewing Angle Control using Optical Microstructures on Light-Guide Plate for Illumination System of Mobile Transmissive LCD Module」. M. Shinohara, et al.,Optical Society of American Annual Meeting Conference Program, Vol.10, p.189(1998).
しかしながら、上記特許文献2に記載されている液晶表示装置90は、視野角(指向性)の制御は可能であるものの、以下の問題を有している。
液晶セル96は一対の基板とこれら基板の間に設けられた液晶層とを有しており、液晶層の光学状態を画素毎に変化させることによって画像が形成される。一方、光の指向性を変えるために設けられる光学補償シート98は、観察者側の偏光板97のさらに観察者側に配置される。従って、画像が形成される液晶層と光学補償シート98との間に、一枚の基板(ガラス基板)と一枚の偏光板97が存在する。その結果、視差が発生し、表示品位が低下する。
また、光学補償シート98を使用することによって、正面方向の光を拡散させることになるため、正面方向の輝度が大幅に低下する。
さらに、光学補償シート98およびそれを着脱するための機構の分だけコストアップになる。また、着脱後の光学補償シート98をその表面を保護しながら収納または管理する必要が生じる。
上記特許文献2に記載されている構成における光学補償シートの代わりに、電気的に透過状態と散乱状態を制御可能なポリマー分散型液晶層などを用いる方式が提案されているが、この方式でも散乱状態で正面方向の光も拡散させることになるため、正面方向の輝度が低下する。さらに、この方式では、ポリマー分散型液晶層を備える液晶セルを液晶表示パネルの光源側に1枚配置する必要があり、大幅なコストアップとなるだけでなく、ポリマー分散型液晶層の光散乱特性は、通常波長依存性を有しているため、R、GおよびBの色によって散乱のレベルが異なり、色付きが発生し、表示品位が低下することがある。
本発明は、上記諸点に鑑みてなされたものであり、正面輝度の低下を従来よりも抑制しつつ、指向性を切り替えること可能な照明装置およびそれを備えた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の照明装置は、複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる少なくとも1枚の導光板とを備え、前記複数の光源の内の一部の光源を選択的に点灯する第1モードと、前記第1モードにおいて点灯されない光源の内の少なくとも1個を点灯する第2モードとの切替えが可能であり、前記出射面から出射される光の所定の面内における指向性は、前記第1モードの方が前記第2モードよりも高いことを特徴とする。
本発明の他の照明装置は、第1光源と、前記第1光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる第1導光板とを備える第1照明部と、第2光源と、前記第2光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる第2導光板とを備える第2照明部とを有し、前記第1照明部は前記第2照明部よりも観察者側に配置されており、前記第1光源を選択的に点灯する第1モードと、前記第2光源を点灯する第2モードとの切替えが可能である。
ある実施形態において、前記第1照明部は、前記第2照明部よりも指向性の高い光を出射することができる。
ある実施形態において、前記第1導光板は角部に設けられた第1入射端面を有し、前記第1光源は前記第1入射端面に向けて光を出射するように配置されている。
ある実施形態において、前記第1導光板は側面に設けられた第1入射端面を有し、前記第1光源は前記第1入射端面に向けて光を出射するように配置されている。
ある実施形態において、前記第1照明部は、前記第1導光板の光出射側に配置されたプリズムシートをさらに有する。
ある実施形態において、前記第2照明部は、前記第2導光板の前記第1照明部側に設けられた拡散シートをさらに有する。
本発明の他の照明装置は、複数の光源と、少なくとも1枚の導光板とを備え、前記少なくとも1枚の導光板は、それぞれの稜線が略同心円状に配置された複数のプリズムを有し、前記複数の光源は、前記少なくとも1つの導光板に対して、前記略同心円の中心付近に配置された第1光源と、前記略同心円の中心からずれた位置に配置された第2光源とを含み、前記第1光源を選択的に点灯する第1モードと、前記少なくとも1つの第2光源の内の少なくとも1つを点灯する第2モードとの切り替えが可能である。
ある実施形態において、前記少なくとも1枚の導光板は、角部に設けられた第1入射端面と、角部に隣接する少なくとも1つの第2入射端面とを有し、前記第1光源は前記第1入射端面に向けて光を出射するように配置されており、前記第2光源は、前記少なくとも1つの第2入射端面に向けて光を出射するように配置されている。
ある実施形態において、前記少なくとも1枚の導光板は側面に設けられた入射端面を有し、前記第1光源および前記第2光源は前記入射端面に向けて光を出射するように配置されている。
ある実施形態において、前記光出射面から出射される光の所定の面内における指向性は、前記第1モードの方が前記第2モードよりも高い。
ある実施形態において、前記少なくとも1枚の導光板は、前記第1光源の光を受ける入射端面を有する第1導光板と、前記第2光源の光を受ける入射端面を有する第2導光板とを含み、前記第1導光板は前記第2導光板の光出射側に設けられている。
本発明の表示装置は、上記のいずれかの照明装置と、前記照明装置の観察者側に配置された表示パネルとを有することを特徴とする。
ある実施形態において、前記第1モードにおける光の指向性は、前記表示パネルの横方向(左右方向)において縦方向(上下方向)よりも高い。
ある実施形態において、前記第1モードにおける光の指向性は、前記表示パネルの縦方向において横方向よりも低い。
本発明よる照明装置は、複数の光源と、少なくとも1枚の導光板とを備え、複数の光源の内の一部選択的に点灯させる第1モードと、第1モードにおいて点灯されない光源の内の少なくとも1個を点灯する第2モードとの切替えることによって指向性を切り替える。従って、本発明の照明装置を用いて液晶表示装置を構成すれば、上記特許文献2に記載されている光学補償シートを利用する方法に比べ、正面輝度の低下が抑制される。また、視差による表示品位の低下など、光学補償シートを設けることに起因する上述の問題が発生することもない。
なお、第2モードは、第1モードで点灯されない光源の内の少なくとも1つを点灯すればよく、第1モードで点灯される光源を点灯しても良い。また、第2モードで点灯される光源を変更(選択)できるようにしても良いし、さらに、第1および第2モードに加えて第3モードを用意するなど、3つ以上のモードを切り替えるようにしても良い。
以下に、図面を参照しながら本発明による実施形態の照明装置およびそれを備えた液晶表示装置を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施形態1)
図1(a)は実施形態1の照明装置100の構成を模式的に示す平面図であり、図1(b)は照明装置100を備えた液晶表示装置150の構成を模式的に示す側面図である。
照明装置100は、光源101A、101Bおよび101Cと、光源101A、101Bおよび101Cから出射された光を伝播させ、出射面から外部へ出射させる導光板102とを備える。この複数の光源101A、101Bおよび101Cは、その一部を選択的に点灯する第1モードと、第1モードにおいて点灯されない光源の内の少なくとも1個を点灯する第2モードとの切替えが可能となっている。導光板102に対する光源の相対位置が異なるので、点灯する光源を変える(一部の光源がいずれのモードでも点灯されてもよい。)ことによって、指向性が異なる光が出射されることになる。ここでは、指向性が高いモードを第1モードと呼ぶことにする。
液晶表示装置150は、照明装置100と、照明装置100の観察者側に、液晶表示パネル110を有している。液晶表示パネル110は、例えば、照明装置100側から、下側偏光板105、液晶セル106、および上側偏光板107をこの順に有している。照明装置100以外の構成は、公知の液晶表示装置と同じであってよいので、ここでは詳細な説明は省略する。液晶表示装置150は、例えば携帯電話に好適に用いられ、液晶表示パネル110は、例えば、2.4型QVGAパネル(240×320ドット)である。
照明装置100の導光板102は、角部に設けられた第1入射端面102aと、角部に隣接する第2入射端面102bおよび102cとを有している。3つの光源の内の光源101Aは、第1入射端面102aに向けて光を出射するように配置されている。他の光源101Bおよび101Cは、それぞれ第2入射端面102bおよび102cに向けて光を出射するように配置されている。光源102a、102bおよび102cとしては、例えば、レフレクターを備えるLEDを好適に用いることができる。
導光板102は、例えば、光源101Aから出射され第1入射端面102aから入射し、放射状に伝播した光を出射面から出射させる導光板である。
ここで、図1(a)および図2を参照しながら、導光板102として好適に用いられる導光板の構成を説明する。図2(a)は、図1(a)における2A−2A’に沿った断面図であり、光源101Aから出射された光が導光板102中を伝播する様子を模式的に示す図である。図2(b)は図2(a)の部分拡大図である。
導光板102は、角部(第1入射端面102a)に配置される光源101Aを中心に、同心円状に配置された微小プリズムを有している。微小プリズム103の斜面は、図2(b)に模式的に示すように、第1入射端面102aから放射状に伝播する光を出射面側に反射するように配置されており、微小プリズム103の稜線(長手方向)は、図1(a)に模式的に示すように、光源101Aを中心とする同心円の接線方向に延びるように設けられている。光源101Aから導光板102に入射した光は、導光板102内を全反射を繰り返しながら伝播しつつ、一部の光は出射面から出射される。導光板102の裏面(出射面と反対側の面)から出射した光を導光板102に戻すために、図2(a)に示すように、反射板104を設けても良い。
微小プリズム103は、その稜線が光源101Aを中心とする同心円の接線方向に延びるように設けられているので、導光板102中を光源101Aから放射状に伝播する光はプリズム103にあたっても、伝播方向に直交する方向には偏向しない。したがって、出射面から出射される光は、導光板102中の光の伝播方向に直交する面内においては、高い指向性を有することになる。一方、光源101Bおよび101Cから出射された光は、導光板102内を伝播しながら、その一部の光は微小プリズム103で反射されるが、光源101Bおよび101Cから出射された光の伝播方向は、微小プリズム103の稜線が延びる方向に直交していないので、光の伝播方向に直交する方向において偏向され、指向性が低下することになる。
光源101A、101Bおよび101Cのそれぞれを1つずつ選択的に点灯したときに照明装置100から出射される光の強度分布を図3に示す。図3は、光源101Aから出射された光の伝播方向(光源101Aを中心とする円の半径方向)に直交する面内における強度分布を示している。
図3から明らかなように、光源101Aを選択的に点灯したときの出射光の角度分布は狭く(半値幅角は±10°以下)指向性が高く、且つ、出射面法線方向(出射角=0°)における強度が最も高い。これに対し、光源101Bまたは光源101Cを選択的に点灯したときの出射光の角度分布は光源101Aだけを点灯したときよりも広く(半値幅角が約25°)指向性が低い。また、出射光強度が最大となる方向が出射面法線方向からずれている。
従って、照明装置100において、光源101Aだけを選択的に点灯すれば、指向性が高い光が出射される(第1モード)。また、このときの出射光強度分布は、出射面法線方向に最大強度を有する。
第1モードにおいては、光源は1つしか点灯していないため、消費電力が少ない。現在2.4型QVGAパネル用の照明装置には、3個から4個のLEDが使用されているのと比較すると、消費電力を1/4〜1/3に低減できることになる。また、第1モードにおいて照明装置100から出射される光は、指向性が高い上に、出射面法線方向に最大強度を有するので、液晶表示装置150は第1モードにおいて、視野角特性が狭く、且つ、正面輝度が高い。
従って、例えば、液晶表示装置150を携帯電話に装着した場合、1人で表示を観察したい場合に第1モードに設定すれば、周囲から見られにくくしながら、低消費電力で表示を行うことができる。携帯電話はこのような使われ方が多いので、通常は第1モードで表示を行えば、携帯電話の使用可能時間が大幅に延びることになる。もちろん、このことは携帯電話に限らず、PDAやモバイルPCなどについていも同様である。
第2モードにおいては、例えば、光源101A〜101Cの全てを点灯させる。光源101Bおよび101Cは、導光板102に対して、最適位置(光源101Aが設けられた位置)とは異なる位置に配置されているため、これらの光源から出射された光は導光板102のプリズム103の稜線に対して傾斜した方向から(直交する方向からずれて)入射するため、光源101Bおよび101Cから出射された光は、光源101Aから出射された光と異なる角度で出射される(図3においてピーク位置が異なることに対応する。)だけでなく、指向性が低下する(図3において半値幅角が広いことに対応する。)。
光源101A〜101Cの全てを点灯した場合には、図3における3つの光源の出射光強度分布を足しあわされた強度分布を有する光が出射されることになるので、第2モードにおいては、光源101Bおよび101Cからの光により、第1モードより正面輝度をさらに高めながら、指向性を緩く(指向性を低く)できる。第2モードでは、多人数でディスプレイを観察する場合や正面からディスプレイを観察できない場合に有効である。
なお、第2モードでは、光源を3個点灯しているが、従来方式と比べ、消費電力が増えるわけではなく、同じレベルになるだけである。従って、第1モードと第2モードとを用途に応じて切り替えることによって、トータルとして低消費電力化が実現できる。
なお、用途によっては、第2モードにおいて、光源101Bまたは101Cの一方だけ、または、光源101Aと光源101Bまたは101Cの一方だけを点灯させてもよい。あるいは、第1モードにおいて、光源101Aと光源101Bまたは101Cの一方だけを点灯させて、第2モードにおいて、光源101Aから101Cの全てを点灯させてもよい。
上記の実施形態では、光源101Aに対して、光源101Bと101Cを比較的近接させて配置したが、光源101Bおよび101Cは、光源101Aから離れた位置に配置してもよく、また、それぞれ入射端面102bおよび102cに沿って複数の光源としてもよい。
また、上記の実施形態では、角部に設けた光源と、当該角部に設けられた光源から出射され放射状に伝播する光をこの伝播方向に直交する方向に稜線を有する複数のプリズムで出射面から出射させる導光板とを備えた構成によって、指向性の高い光を出射する第1モードを実現したが、これに限られない。
例えば、図4に示す照明装置100’も指向性の高い光を出射する第1モードと、指向性の低い第1モードとの切り替えを行うことができる。
照明装置100’は、光源101A’、101B’および101C’と、光源101A’、101B’および101C’から出射された光を伝播させ、出射面から外部へ出射させる導光板102’とを備える。
導光板102’の入射端面102a’(短辺側の側面)に3つの光源101A’、101B’および101C’が配置されている。光源101A’は、入射端面102a’の延びる方向(短辺方向)の中央付近に配置されており、光源101B’および光源101C’は、光源101A’を中心にほぼ対称な位置に配置されている。
導光板102’は、光源101A’を中心とする同心円の接線方向に稜線を有する複数のプリズム103’を備えている。すなわち、プリズム103’は、光源101A’から出射され、導光板102’内を放射状に伝播する光の伝播方向に直交する方向に稜線を有する。
この照明装置100’においても、上述の照明装置100と同様に、上記同心円の中心付近に配置された光源101A’を選択に点灯することによって第1モードを実現し、中心からずれた位置に配置された光源101B’および101C’を点灯することによって第2モードを実現することができる。勿論、第2モードにおいては、光源101B’および101C’の一方だけを点灯しても良いし、光源101A’を同時に点灯してもよい。
上述したように、実施形態1の照明装置100および100’は、複数の光源の内の一部を選択的に点灯する第1モードと、第1モードにおいて点灯されない光源の内の少なくとも1個を点灯する第2モードとの切替えることによって指向性を切り替えることができるので、上記特許文献2に記載されている光学補償シートを利用する方法に比べ、正面輝度の低下が抑制される。また、光学補償シートを設けることに起因する上述の問題(視差による表示品位の低下、光学補償シートやその着脱機構によるコストアップ)が発生することもない。
(実施形態2)
実施形態1の照明装置は、一枚の導光板が有する複数の入射端面に配置された複数の光源の内から、点灯する光源を選択することによって、出射光の指向性を切り替える構成を有している。これに対し、本実施形態2の照明装置は、複数の導光板と複数の光源との組み合わせによって、出射光の指向性の切り替えを可能とする。
図5から図7を参照しながら実施形態2の照明装置および液晶表示装置の構成および動作を説明する。
図5(a)は実施形態2の液晶表示装置250の構成を模式的に示す断面図である。図5(b)は液晶表示装置250が備える照明装置200の上層照明部210の構成を模式的に示す平面図であり、図5(c)は照明装置200の下層照明部220の構成を模式的に示す平面図である。
図5(a)に示すように、液晶表示装置250は、図1(b)に示した液晶表示装置150における照明装置100に代えて、照明装置200を有している。照明装置200は上層照明部210と下層照明部220とを有している。観察者側(液晶表示パネル110側)に設けられた上層照明部210は下層照明部220よりも指向性の高い光を出射するように構成されている。また、下層照明部220から出射された光は、上層照明部210の導光板202を透過して、照明装置200から出射される。
上層照明部210は、図5(b)に示すように、導光板202と、導光板202の角部(第1入射端面)202aに設けられた光源201とを有している。導光板202および光源201は、それぞれ、照明装置100が有する導光板102と光源101Aとに対応する。従って、上述したように、出射光の角度分布は狭く(半値幅角は±10°以下)指向性が高く、且つ、出射面法線方向(出射角=0°)における強度が最も高い。
下層照明装置220は、図5(a)および(c)に示すように、導光板212と、導光板212の側面(入射端面)に向けて配置された光源211A、211Bおよび211Cと、導光板212の上層照明部210側に配置された拡散シート222およびプリズムシート224を有している。また、導光板212の下側には、必要に応じて、反射板214が設けられる。
下層照明装置220は、指向性の高い光を出射する必要が無く、むしろ、均一に光を出射することが好ましい。従って、図5(a)に例示したように、導光板212から出射された光を拡散するために、導光板212の光出射側に拡散シート222を設けることが好ましい。さらに、プリズムシートを設けることによって、拡散シート222によって拡散された光の内で、発散角が大きな光をプリズム面で屈折させることによって、正面方向(表示面の法線方向)に向け、正面の輝度を高めることができる。
照明装置200は、例えば、光源201を選択的に点灯させる第1モードと、光源201とともに光源211A〜211Cを点灯させる第2モードとの間で切り替えを行う。照明装置200は、第1モードにおいては、図6に示すように、実施形態1の照明装置100の第1モードと同様に非常に指向性の高い光を出射する。第2モードにおいては、図6に示すように、指向性の低い光を出射する。なお、図6は照明装置200から出射される光の強度分布を示すグラフであり、第1モードと第2モードとをそれぞれ最大強度で規格化してある。第2モードでは、光源201も点灯されているので、正面輝度は第1モードよりも高い。
このように、実施形態2の照明装置200は、実施形態1の照明装置100と同様に、点灯する光源を切り替えることによって、出射光の指向性を切り替えることができる。従って、上記特許文献2に記載されている光学補償シートを利用する方法に比べ、正面輝度の低下が抑制される。また、光学補償シートを設けることに起因する上述の問題(視差による表示品位の低下、光学補償シートやその着脱機構によるコストアップ)が発生することもない。なお、第1モードおよび第2モードにおいて点灯する光源の組み合わせは上記の例に限られず、種々の組み合わせが可能である点、さらに、3つ以上のモードを選択できるように構成することが可能である点も、実施形態1の照明装置100と同様である。用途によっては、下層照明部220だけを選択的に点灯させるモードを用いても良い。
また、照明装置200の上層照明部210に代えて、非特許文献1に開示されている照明装置を好適に用いることができる。例えば、図7(a)および(b)に示す上層照明部310を用いることもできる。
上層照明部310は、導光板302と、導光板302の側面(入射端面)に沿って複数の配列された光源301とを有し、導光板302の光出射側にさらにプリズムシート304を有している。導光板302の出射面から斜めに方向に出射された光は、プリズムシート304のプリズム面で全反射され、正面方向に向けられる。この上層照明部310は図7(b)中のB−B’線に平行な方向における指向性が高い光を出射する。上層照明装置310においては、全反射を繰り返しながら、導光板302を伝播する光のうち、光出射側に設けられたレンズ部に入射した光が、導光板302から出射されるので、図7に示した照明装置10と同様に、導光板302から出射される光のB−B’方向における指向性は高く、A−A’方向における指向性は低い。
図7に示したような上層照明部310を用いて指向性の高い光を出射する構成を採用すると、光源301および導光板302の配置によって、照明装置の出射光の指向性が高い方向(液晶表示装置の視野角が狭い方向)を用途に応じて容易に変更できる。すなわち、図7に示した構成では、光源301が長方形の導光板302の短辺に沿って配列されており、この短辺に直交する長辺に平行な方向(B−B’方向)における指向性が高い(視野角が狭い)。従って、図7(b)に示した配置に従って液晶表示パネルを配置すると、第1モードにおける光の指向性は、液晶表示パネルの横方向(左右方向)において縦方向(上下方向)よりも高くなる。これに対して、図7に示した配置を90°回転させて表示パネルを配置すると、第1モードにおける光の指向性は、液晶表示パネルの縦方向において縦方向よりも高くなる。もちろん、導光板の縦横比は、用途に応じて適宜変更され得る。
横方向の指向性を高く設定した場合、縦方向の指向性は低いため、使用者本人は多少角度がずれても問題なく視認できるが、使用者の左右に位置する他人から視認され難い。一方、縦方向の視認性を高く設定すると、横方向の指向性が低く(視野角が広く)なるので、例えば、運転席と助手席から表示画面を観察する車載用の表示装置などに好適に用いることができる。
ここでは、指向性の高い光を出射する上層照射部を1つだけ設けた構成を例示したが、互いに異なる方向における指向性が高い光を出射する2つの上層照射部を設けて、これらを選択的に点灯させることによって、指向性が高い方向を切り替えるようにすることもできる。
また、指向性の高い上層照明部として、例えば、特表平8−511129号公報に開示されているような、導光板の光出射側にプリズムまたはレンズアレイ上の頂点部を接触させ、その接触部分から光を取り出すタイプのものを使用しても良いし、図4に示した照明装置100’のような構成で、光源101A’のみを配置した照明装置を用いても良い。
また、第1モードと第2モードとの切り替えは、複数の光源を用途に応じて適宜切り替えるだけなので、例えば、光源に電力を供給する経路を切り替える電気的なスイッチによって実現される。
また、上記の実施形態1および2では、光源を導光板の1つの辺に沿って配置した構成を例示したが、対向する一対の辺に沿って光源を配置しても良い。この場合、それぞれの辺に配置された光源からの光が互いに、異なる角度で出射するような構成とし、それぞれを別々に点灯して、指向性を切り替えても良いし、同時に点灯しても良い。
上記の実施形態では、非自発光型の表示装置として、液晶表示装置を例示したが、エレクトロクロミック表示装置や電気泳動型表示装置など、公知の表示装置に適用できる。また、表示装置には、単純マトリクス方式とアクティブマトリクス方式とがあるが、いずれを用いても良い。
本発明によれば、光源を選択的に点灯させることによって、照明装置から出射される光の指向性、および表示装置の視野角依存性を切り替えることができる。指向性の高いモードでは、指向性が高く、且つ、出射面法線方向における強度が最も高い。
例えば、本発明の表示装置を携帯電話などに使用し、1人で観察する時は、指向性の高いモードに設定しておけば、表示の視認性を悪くすることなく、使用時間を大幅に伸ばすことができる。また、仕様用途によっては、周りの第3者から表示を観察されないようにすることができる。
指向性が低いモードで使用する時も、表示装置(又はバックライト)の正面輝度を低下させることなく、指向性を低くできるため、正面方向の視認性は変えることなく、視認できる角度が広がるため、多人数で表示を観察する場合や正面から表示を観察できない場合に有効となる。また、指向性の低いモードでは、消費電力が従来よりも増えるわけではなく、従来方式と同じレベルになるだけである。
使用する場面に応じて、これらのモードの切り替えを行うことによって、有効にディスプレイ視野角(照明装置の指向性)の切り替えが可能となり、全体として、使用時間を延ばすことができる。
なお、本発明の照明装置を用いると消費電力を低減することが可能なので、携帯電話や携帯情報端末などのモバイル用途の表示装置に特に好適に用いられるが、パーソナルコンピュータの表示装置など他の用途の表示装置に適用することもできる。
(a)は本発明による実施形態1の照明装置の構成を模式的に示す平面図であり、(b)は本発明による実施形態1の液晶表示装置の構成を模式的に示す側面図である。 (a)は、図1(a)における2A−2A’に沿った断面図であり、(b)は(a)の部分拡大図である。 実施形態1の照明装置の光源101A、101Bおよび101Cのそれぞれを1つずつ選択的に点灯したときに出射される光の強度分布を示すグラフである。 本発明による実施形態1の他の照明装置の構成を模式的に示す平面図である。 (a)は本発明による実施形態2の液晶表示装置の構成を模式的に示す断面図であり、(b)は本発明による実施形態2の照明装置が備える上層照明部の構成を模式的に示す平面図であり、(c)は本発明による実施形態2の照明装置が備える下層照明部の構成を模式的に示す平面図である。 本発明による実施形態2の照明装置から出射される光の強度分布を示すグラフである。 本発明による実施形態2の照明装置に用いられる他の上層照明部の構成を模式的に示す図であり、(a)は断面図であり、(b)は平面図である。 (a)は従来のサイドライト型照明装置(タイプII)の構成を模式的に示す平面図であり、(b)はその配光分布を示すグラフである。 従来のサイドライト型照明装置(タイプIII)の構成を模式的に示す図である。 従来の液晶表示装置の問題点を説明するための模式図である。
符号の説明
100、100’ 照明装置
101A、101B、101C、101A’、101B’、101C’ 光源(LED)
102、102’ 導光板
102a 第1入射端面
102a’ 入射端面
102b、102c 第2入射端面
103、103’ 微小プリズム
104 反射板
105 下側偏光板
106 液晶セル
107 上側偏光板
110 液晶表示パネル
150 液晶表示装置

Claims (15)

  1. 複数の光源と、前記複数の光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる少なくとも1枚の導光板とを備え、
    前記複数の光源の内の一部の光源を選択的に点灯する第1モードと、前記第1モードにおいて点灯されない光源の内の少なくとも1個を点灯する第2モードとの切替えが可能であり、前記出射面から出射される光の所定の面内における指向性は、前記第1モードの方が前記第2モードよりも高い、照明装置。
  2. 第1光源と、前記第1光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる第1導光板とを備える第1照明部と、
    第2光源と、前記第2光源から出射された光を伝播させ出射面から外部へ出射させる第2導光板とを備える第2照明部と、
    を有し、
    前記第1照明部は前記第2照明部よりも観察者側に配置されており、前記第1光源を選択的に点灯する第1モードと、前記第2光源を点灯する第2モードとの切替えが可能である、照明装置。
  3. 前記第1照明部は、前記第2照明部よりも指向性の高い光を出射することができる、請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記第1導光板は角部に設けられた第1入射端面を有し、前記第1光源は前記第1入射端面に向けて光を出射するように配置されている、請求項2または3に記載の照明装置。
  5. 前記第1導光板は側面に設けられた第1入射端面を有し、前記第1光源は前記第1入射端面に向けて光を出射するように配置されている、請求項2または3に記載の照明装置。
  6. 前記第1照明部は、前記第1導光板の光出射側に配置されたプリズムシートをさらに有する、請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記第2照明部は、前記第2導光板の前記第1照明部側に設けられた拡散シートをさらに有する、請求項2から6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 複数の光源と、少なくとも1枚の導光板とを備え、
    前記少なくとも1枚の導光板は、それぞれの稜線が略同心円状に配置された複数のプリズムを有し、
    前記複数の光源は、前記少なくとも1つの導光板に対して、前記略同心円の中心付近に配置された第1光源と、前記略同心円の中心からずれた位置に配置された第2光源とを含み、
    前記第1光源を選択的に点灯する第1モードと、前記少なくとも1つの第2光源の内の少なくとも1つを点灯する第2モードとの切り替えが可能である、照明装置。
  9. 前記少なくとも1枚の導光板は、角部に設けられた第1入射端面と、角部に隣接する少なくとも1つの第2入射端面とを有し、
    前記第1光源は前記第1入射端面に向けて光を出射するように配置されており、前記第2光源は、前記少なくとも1つの第2入射端面に向けて光を出射するように配置されている、請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記少なくとも1枚の導光板は側面に設けられた入射端面を有し、前記第1光源および前記第2光源は、前記入射端面に向けて光を出射するように配置されている、請求項8に記載の照明装置。
  11. 前記光出射面から出射される光の所定の面内における指向性は、前記第1モードの方が前記第2モードよりも高い、請求項8から10のいずれかに記載の照明装置。
  12. 前記少なくとも1枚の導光板は、前記第1光源の光を受ける入射端面を有する第1導光板と、前記第2光源の光を受ける入射端面を有する第2導光板とを含み、
    前記第1導光板は前記第2導光板の光出射側に設けられている、請求項8から11のいずれかに記載の照明装置。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の照明装置と、
    前記照明装置の観察者側に配置された表示パネルと
    を有する表示装置。
  14. 前記第1モードにおける光の指向性は、前記表示パネルの横方向において縦方向よりも高い、請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記第1モードにおける光の指向性は、前記表示パネルの縦方向において横方向よりも低い、請求項13に記載の表示装置。
JP2003412232A 2003-12-10 2003-12-10 照明装置およびそれを備えた表示装置 Expired - Lifetime JP4274921B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412232A JP4274921B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 照明装置およびそれを備えた表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412232A JP4274921B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 照明装置およびそれを備えた表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005174706A true JP2005174706A (ja) 2005-06-30
JP4274921B2 JP4274921B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=34732736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003412232A Expired - Lifetime JP4274921B2 (ja) 2003-12-10 2003-12-10 照明装置およびそれを備えた表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4274921B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310269A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Casio Comput Co Ltd 指向性を持った少なくとも2つの照明光を出射する照明装置及びそれを用いた表示装置
JP2007066555A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Casio Comput Co Ltd 面光源及び液晶表示装置
JP2007171500A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JP2007316122A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Ritsumeikan 液晶表示装置用バックライトシステム
US7452119B2 (en) 2004-05-18 2008-11-18 Seiko Epson Corporation Lighting device, liquid crystal display device, and electronic apparatus
JP2009016127A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Sharp Corp Led光源体、光源ユニットおよび液晶表示装置
JP2009054454A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Sharp Corp 導光板、面光源装置、および液晶表示装置
JP2009117195A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Konica Minolta Holdings Inc 面状光源及び指向性型照明装置、指向性可変型照明装置、擬似間接型照明装置
JP2010277099A (ja) * 2010-07-09 2010-12-09 Casio Computer Co Ltd 液晶表示装置
WO2011067911A1 (ja) * 2009-12-02 2011-06-09 三菱電機株式会社 液晶表示装置
US8134532B2 (en) 2007-10-31 2012-03-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image display apparatus and image display method
JP2012118378A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Stanley Electric Co Ltd 画像表示装置
US8814415B2 (en) 2009-05-13 2014-08-26 Samsung Display Co., Ltd. Light-emitting module and display device having the same
US9158055B2 (en) 2013-01-10 2015-10-13 Samsung Display Co., Ltd. Backlight unit
CN107750348A (zh) * 2015-06-16 2018-03-02 3M创新有限公司 包括可切换背光源和前表面膜的显示器
CN112987395A (zh) * 2019-12-17 2021-06-18 中强光电股份有限公司 背光模块

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7452119B2 (en) 2004-05-18 2008-11-18 Seiko Epson Corporation Lighting device, liquid crystal display device, and electronic apparatus
US8139024B2 (en) 2005-03-31 2012-03-20 Casio Computer Co., Ltd. Illuminator for emitting at least two lights having directivity and display apparatus using same
JP4600317B2 (ja) * 2005-03-31 2010-12-15 カシオ計算機株式会社 指向性を持った少なくとも2つの照明光を出射する照明装置及びそれを用いた表示装置
JP2006310269A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Casio Comput Co Ltd 指向性を持った少なくとも2つの照明光を出射する照明装置及びそれを用いた表示装置
JP4600218B2 (ja) * 2005-08-29 2010-12-15 カシオ計算機株式会社 面光源及び液晶表示装置
JP2007066555A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Casio Comput Co Ltd 面光源及び液晶表示装置
JP2007171500A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Casio Comput Co Ltd 液晶表示装置
JP4600269B2 (ja) * 2005-12-21 2010-12-15 カシオ計算機株式会社 液晶表示装置
US8279164B2 (en) 2005-12-21 2012-10-02 Casio Computer Co., Ltd. Surface light source capable of changing range of spread angle of exit light, and liquid crystal display apparatus using this surface light source
JP2007316122A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Ritsumeikan 液晶表示装置用バックライトシステム
JP2009016127A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Sharp Corp Led光源体、光源ユニットおよび液晶表示装置
JP4627070B2 (ja) * 2007-07-03 2011-02-09 シャープ株式会社 Led光源体、光源ユニットおよび液晶表示装置
JP2009054454A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Sharp Corp 導光板、面光源装置、および液晶表示装置
US8134532B2 (en) 2007-10-31 2012-03-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image display apparatus and image display method
JP2009117195A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Konica Minolta Holdings Inc 面状光源及び指向性型照明装置、指向性可変型照明装置、擬似間接型照明装置
US8814415B2 (en) 2009-05-13 2014-08-26 Samsung Display Co., Ltd. Light-emitting module and display device having the same
WO2011067911A1 (ja) * 2009-12-02 2011-06-09 三菱電機株式会社 液晶表示装置
JPWO2011067911A1 (ja) * 2009-12-02 2013-04-18 三菱電機株式会社 液晶表示装置
JP2010277099A (ja) * 2010-07-09 2010-12-09 Casio Computer Co Ltd 液晶表示装置
JP2012118378A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Stanley Electric Co Ltd 画像表示装置
US9846268B2 (en) 2013-01-10 2017-12-19 Samsung Display Co., Ltd. Backlight unit
US9158055B2 (en) 2013-01-10 2015-10-13 Samsung Display Co., Ltd. Backlight unit
CN107750348A (zh) * 2015-06-16 2018-03-02 3M创新有限公司 包括可切换背光源和前表面膜的显示器
JP2018525657A (ja) * 2015-06-16 2018-09-06 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 切換可能なバックライト及び前面フィルムを含むディスプレイ
JP2021056518A (ja) * 2015-06-16 2021-04-08 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 切換可能なバックライト及び前面フィルムを含むディスプレイ
CN112987395A (zh) * 2019-12-17 2021-06-18 中强光电股份有限公司 背光模块
JP2021097035A (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 中強光電股▲ふん▼有限公司 バックライトモジュール
JP7445579B2 (ja) 2019-12-17 2024-03-07 中強光電股▲ふん▼有限公司 バックライトモジュール
CN112987395B (zh) * 2019-12-17 2024-03-08 中强光电股份有限公司 背光模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP4274921B2 (ja) 2009-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3923867B2 (ja) 面状光源装置及びそれを用いた液晶表示装置
JP4600218B2 (ja) 面光源及び液晶表示装置
US8714804B2 (en) Backlight assembly and display apparatus having the same
JP4274921B2 (ja) 照明装置およびそれを備えた表示装置
JP5360172B2 (ja) 面状光源装置およびこれを用いた表示装置
JP5149200B2 (ja) 面状照明装置とそれを用いた液晶表示装置
JP2021518637A (ja) 指向性バックライト用の光導波路
US7221418B2 (en) Liquid crystal display device
KR100712333B1 (ko) 백라이트 장치 및 백라이트 장치를 포함하는 액정 표시장치
KR100667817B1 (ko) 직하발광형 백라이트 유닛 및 이를 적용한 칼라 필터를사용하지 않는 액정표시장치
JP5254658B2 (ja) 面光源装置
WO2006107105A1 (ja) バックライト装置、液晶表示装置及び光偏向シート
JP3955505B2 (ja) 導光板
JP2005310611A (ja) バックライト装置及び表示装置
TW201421125A (zh) 背光模組及液晶顯示裝置
TW201243455A (en) Planar light source device and liquid crystal display device
US9235055B2 (en) Light source assembly and display apparatus having the same
KR20080007532A (ko) 특정한 광 변향 필름을 가진 백라이트 장치
CN104570483A (zh) 一种背光模组及显示装置
US20180074247A1 (en) Illumination device
US7314303B2 (en) Assistant light source and front-light
JP2008300206A (ja) 照明装置およびこれを用いた表示装置
EP2450742B1 (en) Backlight source and thinning method for the same and liquid crystal device with the same
JP2008269866A (ja) 照明装置及び液晶表示装置並びに電子機器
JP4483233B2 (ja) 面光源及び液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4