JP2005170896A - ベンゼン誘導体を含有する医薬 - Google Patents

ベンゼン誘導体を含有する医薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2005170896A
JP2005170896A JP2003416064A JP2003416064A JP2005170896A JP 2005170896 A JP2005170896 A JP 2005170896A JP 2003416064 A JP2003416064 A JP 2003416064A JP 2003416064 A JP2003416064 A JP 2003416064A JP 2005170896 A JP2005170896 A JP 2005170896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
iii
ome
conhme
conh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003416064A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Suzuki
敬子 鈴木
Yuriko Koizumi
百合子 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2003416064A priority Critical patent/JP2005170896A/ja
Publication of JP2005170896A publication Critical patent/JP2005170896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

【課題】
本発明は、優れたLDL酸化抑制作用及びACAT阻害作用を有するベンゼン
誘導体を有効成分とする医薬を提供する。
【解決手段】
該有効成分は、一般式
【化1】

[式中、R1は、置換フェニル基を示し、R2は、アルカノイル基、アルキルスル
フォニル基又は置換可アリールスルフォニル基を示し、R3は、置換可カルバモ
イル基又は置換可スルファモイル基を示し、Aは、単結合又はアルキレン基を示
す。]を有する。
【選択図】
なし。

Description

本発明は、優れた低比重リポ蛋白(以下、LDLと略す。)酸化抑制作用及びアシルコエンザイム・コレステロール・アシルトランスフェラーゼ(以下、ACATと略す。)阻害作用を有し、高脂血症又は動脈硬化性疾患の治療薬又は予防薬として有用なベンゼン誘導体、その薬理上許容される塩、及びそれらを有効成分として含有する医薬組成物に関する。
狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患の成因の中で、最も重要な位置を占めるものが粥状動脈硬化症である。その粥状動脈硬化症の主な原因として、血管内皮細胞下の泡沫細胞がコレステロールエステルを蓄積することが挙げられている。ACAT阻害剤は、この泡沫細胞でのコレステロールエステルの合成を阻害し、コレステロールエステルの蓄積を減少させ、コレステロールエステルの蓄積による粥状病変の形成及び発展を抑制する。一方、粥状動脈化硬化症は高コレステロール血症と相関していることが確立されている。食物中のコレステロールは遊離コレステロールとして、腸管粘膜細胞に吸収され、ACATによってエステル化されて、血液中に移行する。従って、ACAT阻害剤は、食物中のコレステロールの血中への移行を阻害することによって血中コレステロールの上昇を抑制する。このような理由から、ACAT阻害作用を有する化合物は、高脂血症又は動脈硬化性疾患の治療薬及び/又は予防薬として有用である。
ACAT阻害作用を有する化合物としては、例えば、特開平11-158133号(特許文献1)に記載されているフェノール誘導体又はWO 02/051796号(特許文献2)に記載されているアミド誘導体を挙げることができる。
特開平11-158133号 WO 02/051796号 特開平9-143137号 WO 99/09002号 Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Green & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons, Inc. Can. J. Chem., 62, 1446 (1984) J. Am. Chem. Soc., 72, 1831 (1950)
本発明者等は、LDL酸化抑制作用及びACAT阻害作用を有する化合物の開発を目指し、種々のベンゼン誘導体の合成とその薬理活性について、永年に亘り鋭意研究をおこなった結果、特異な構造を有するベンゼン誘導体が、優れたLDL酸化抑制作用及びACAT阻害作用を併せ持ち、且つ優れた経口吸収性を示し、更に副作用(特に、副腎毒性)が低く、安全域(薬効と毒性発現の濃度差)が広いため、高脂血症又は動脈硬化性疾患の治療薬又は予防薬(特に、治療薬)として有用であることを見いだし、本発明を完成した。
本発明は、優れたLDL酸化抑制作用及びACAT阻害作用を有するベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩、及び、高脂血症又は動脈硬化性疾患の予防薬又は治療薬として有用な前記ベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬組成物を提供する。
本発明の有効成分であるベンゼン誘導体は、下記一般式(I)を有する。
上記式中、
1は、一般式
又は
[式中、R4は、水酸基又はC1−C6アルコキシ基を示し、
5は、水素原子又はメチル基を示す。]を有する基を示し、
2は、C1−C6アルカノイル基、C1−C6アルキルスルフォニル基、C6−C14アリールスルフォニル基、又は、置換されたC6−C14アリールスルフォニル基(該置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基若しくはC1−C6アルコキシ基)を示し、
3は、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基、ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C6アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基を示し、
Aは、単結合又はC1−C6アルキレン基を示す。
但し、R1が一般式(III)を有する基を示し、R5が水素原子を示し、R2がC1−C6アルカノイル基を示す場合、R3は、スルファモイル基、C1−C6アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基を示す。
上記一般式(II)及び(III)に於て、R4の定義に於ける「C1−C6アルコキシ基」は、例えは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、ヘキシルオキシ基、4−メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、1−メチルペンチルオキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基又は2−エチルブトキシ基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適にはC1−C4アルコキシ基であり、更に好適にはメトキシ基又はエトキシ基であり、特に好適にはメトキシ基である。
上記一般式(I)に於いて、R2の定義に於ける「C1−C6アルカノイル基」は、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、s−ブチリル基、t−ブチリル基、ペンタノイル基、イソペンタノイル基、2−メチルブチリル基、ネオペンタノイル基、1−エチルプロピオニル基、ヘキサノイル基、4−メチルペンタノイル基、3−メチルペンタノル基、2−メチルペンタノイル基、1−メチルペンタノイル基、3,3−ジメチルブチリル基、2,2−ジメチルブチリル基、1,1−ジメチルブチリル基、1,2−ジメチルブチリル基、1,3−ジメチルブチリル基、2,3−ジメチルブチリル基、2−エチルブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルカノイル基であり、好適には、C2−C6アルカノイル基であり、より好適には、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基であり、更に好適には、プロピオニル基、ブチリル基又はペンタノイル基であり、より更に好適には、ブチリル基又はペンタノイル基であり、最も好適には、ブチリル基である。
上記に於いて、R2の定義に於ける「C1−C6アルキルスルフォニル基」は、例えば、メチルスルフォニル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、イソブチルスルフォニル基、s−ブチルスルフォニル基、t−ブチルスルフォニル基、ペンチルスルフォニル基、イソペンチルスルフォニル基、2−メチルブチルスルフォニル基、ネオペンチルスルフォニル基、1−エチルプロピルスルフォニル基、ヘキシルスルフォニル基、4−メチルペンチルスルフォニル基、3−メチルペンチルスルフォニル基、2−メチルペンチルスルフォニル基、1−メチルペンチルスルフォニル基、3,3−ジメチルブチルスルフォニル基、2,2−ジメチルブチルスルフォニル基、1,1−ジメチルブチルスルフォニル基、1,2−ジメチルブチルスルフォニル基、1,3−ジメチルブチルスルフォニル基、2,3−ジメチルブチルスルフォニル基又は2−エチルブチルスルフォニル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルキルスルフォニル基であり得、好適には、C2−C6アルキルスルフォニル基であり、更に好適には、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基又はブチルスルフォニル基であり、特に好適にはプロピルスルフォニル基又はブチルスルフォニル基である。
上記に於て、R2の定義に於ける「C6−C14アリールスルフォニル基」及び「置換されたC6−C14アリールスルフォニル基」の「C6−C14アリールスルフォニル基」部分は、例えば、ベンゼンスルフォニル基、インデン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基、フェナンスレン−1−イルスルフォニル基又はアントラセン−9−イルスルフォニル基のような、C6−C14アリール基にスルフォニル基が結合した基であり得、好適には、ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基又はナフタレン−2−イルスルフォニル基であり、特に好適にはベンゼンスルフォニル基である。
上記に於て、R2の「置換されたC6−C14アリールスルフォニル基」の置換基の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり得、好適には弗素原子、塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には、弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には弗素原子である。
上記に於て、R2の「置換されたC6−C14アリールスルフォニル基」の置換基の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基又は2−エチルブチル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
上記に於て、R2の「置換されたC6−C14アリールスルフォニル基」の置換基の定義に於ける「C1−C6アルコキシ基」は、前述したものと同意義を示し、好適にはC1−C4アルコキシ基であり、更に好適にはメトキシ基又はエトキシ基であり、特に好適にはメトキシ基である。
上記に於て、R2の定義に於ける「置換されたC6−C14アリールスルフォニル基(該置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又はC1−C6アルコキシ基を示す。)」は、例えば、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、3,4−ジフルオロベンゼンスルフォニル基、2,5−ジクロロベンゼンスルフォニル基、2,3−ジヨードベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−エチルベンゼンスルフォニル基、3−エチルベンゼンスルフォニル基、4−エチルベンゼンスルフォニル基、4−イソプロピルベンゼンスルフォニル基、4−ブチルベンゼンスルフォニル基、4−ペンチルベンゼンスルフォニル基、4−ヘキシルベンゼンスルフォニル基、3,5−ジメチルベンゼンスルフォニル基、2,4,6−トリメチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基、4−メトキシベンゼンスルフォニル基、2−エトキシベンゼンスルフォニル基、3−エトキシベンゼンスルフォニル基、4−エトキシベンゼンスルフォニル基、4−ペンチルオキシベンゼンスルフォニル基、3,5−ジメトキシベンゼンスルフォニル基、2−フルオロナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−フルオロナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−フルオロナフタレン−1−イルスルフォニル基、2−クロロナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−クロロナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−クロロナフタレン−1−イルスルフォニル基、2−ブロモナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−ブロモナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−ブロモナフタレン−1−イルスルフォニル基、3,4−ジフルオロナフタレン−1−イルスルフォニル基、2,5−ジクロロナフタレン−1−イルスルフォニル基、2,3−ジヨードナフタレン−1−イルスルフォニル基、2−メチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−メチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−メチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、2−エチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−エチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−エチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−ヘキシルナフタレン−1−イルスルフォニル基、3,5−ジメチルナフタレン−1−イルスルフォニル基、2−メトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−メトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−メトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、2−エトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−エトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−エトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−ペンチルオキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、3,5−ジメトキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−プロポキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、4−ヘキシルオキシナフタレン−1−イルスルフォニル基、3−フルオロナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−フルオロナフタレン−2−イルスルフォニル基、3−クロロナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−クロロナフタレン−2−イルスルフォニル基、3−ブロモナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−ブロモナフタレン−2−イルスルフォニル基、3,4−ジフルオロナフタレン−2−イルスルフォニル基、3−メチルナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−メチルナフタレン−2−イルスルフォニル基、3−エチルナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−エチルナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−ヘキシルナフタレン−2−イルスルフォニル基、3,5−ジメチルナフタレン−2−イルスルフォニル基、3−メトキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−メトキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、3−エトキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−エトキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−ペンチルオキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、3,5−ジメトキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−プロポキシナフタレン−2−イルスルフォニル基、4−ヘキシルオキシナフタレン−2−イルスルフォニル基又は9−ヘキシルフェナンスレン−1−イルスルフォニル基のような、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又はC1−C6アルコキシ基からなる群より、同一又は異なって選択される一乃至三の置換基を有する、前記C6−C14アリールスルフォニル基であり得、好適には、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基であり、更に好適には、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基であり、特に好適には、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基である。
上記に於いて、R3の定義に於ける「(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、例えば、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル基、イソプロピルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基、イソブチルカルバモイル基、s−ブチルカルバモイル基、t−ブチルカルバモイル基、ペンチルカルバモイル基又はヘキシルカルバモイル基のような、前記C1−C6アルキル基がカルバモイル基に結合した基であり得、好適にはC1−C4アルキルカルバモイル基であり、更に好適にはメチルカルバモイル基又はエチルカルバモイル基であり、特に好適にはメチルカルバモイル基である。
上記に於いて、R3の定義に於ける「ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、例えば、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、N,N−ジプロピルカルバモイル基、N,N−ジイソプロピルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバモイル基、N,N−ジイソブチルカルバモイル基、N,N−ジ−s−ブチルカルバモイル基、N,N−ジ−t−ブチルカルバモイル基、N,N−ジペンチルカルバモイル基又はN,N−ジヘキシルカルバモイル基のような、前記C1−C6アルキル基より、同一又は異なって選択される2個のアルキル基が、カルバモイル基に結合した基であり得、好適にはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基であり、更に好適にはN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基又はN,N−ジエチルカルバモイル基であり、特に好適にはN,N−ジメチルカルバモイル基である。
上記に於て、R3の定義に於ける「C1−C6アルキルスルファモイル基」は、前記「C1−C6アルキル基」がスルファモイル基に結合した基を示し、例えば、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、プロピルスルファモイル基、イソプロピルスルファモイル基、ブチルスルファモイル基、イソブチルスルファモイル基、s−ブチルスルファモイル基、t−ブチルスルファモイル基、ペンチルスルファモイル基又はヘキシルスルファモイル基であり得、好適にはC1−C4アルキルスルファモイル基であり、更に好適にはメチルスルファモイル基又はエチルスルファモイル基であり、特に好適にはメチルスルファモイル基である。
上記に於て、R3の定義に於ける「ジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基」は、前記「C1−C6アルキル基」が2個、スルファモイル基に結合した基を示し、例えば、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基、N−メチル−N−イソプロピルスルファモイル基、N,N−ジエチルスルファモイル基、N,N−ジプロピルスルファモイル基、N,N−ジイソプロピルスルファモイル基、N,N−ジブチルスルファモイル基、N,N−ジイソブチルスルファモイル基、N,N−ジ−s−ブチルスルファモイル基、N,N−ジ−t−ブチルスルファモイル基、N,N−ジペンチルスルファモイル基又はN,N−ジヘキシルスルファモイル基であり得、好適にはジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基であり、更に好適にはN,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基であり、特に好適にはN,N−ジメチルスルファモイル基である。
上記に於て、Aの定義に於ける「C1−C6アルキレン基」は、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルキレン基示し、例えば、メチレン基、メチルメチレン基、ジメチルメチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、1−メチルトリメチレン基、2−メチルトリメチレン基、3−メチルトリメチレン基、ペンタメチレン基又はヘキサメチレン基であり得、好適には、C1−C4アルキレン基であり、更に好適には、メチレン基、エチレン基又はトリメチレン基であり、より更に好適にはメチレン基又はエチレン基であり、特に好適にはメチレン基である。
本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物は、常法に従って塩基と処理することにより、それぞれ相当する薬理上許容される塩にすることができる。例えば、化合物(I)を、溶媒中(例えばエーテル類、エステル類又はアルコール類であり得、好適にはアルコール類)、相当する塩基と室温で1分間乃至30分間処理し、析出した結晶をろ取するか又は減圧下で溶媒を留去することにより得ることができる。そのような塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機アミン塩であり得、好適にはアルカリ金属塩(特にナトリウム塩又はカリウム塩)である。
本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、分子内に不斉炭素原子を有する場合、R配位、S配位である立体異性体が存在するが、その各々、或はそれらの任意の割合の化合物のいずれも本発明に包含される。そのような立体異性体は、例えば、光学分割された原料化合物を用いて合成するか又は合成した化合物(I)を、所望により通常の光学分割又は分離法を用いて光学分割することができる。
本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は再結晶することにより、水分を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる場合が有り、そのような水を含む化合物及び塩も本発明に包含される。
本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物に於て、好適には、
(1) R1が、一般式(III)を有する基である化合物、
(2) R4が、水酸基又はC1−C4アルコキシ基である化合物、
(3) R4が、水酸基、メトキシ基又はエトキシ基である化合物、
(4) R4が、水酸基又はメトキシ基である化合物、
(5) R5が、水素原子である化合物、
(6) R2が、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基;C2−C6アルキルスルフォニル基;ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基;或いは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基である化合物、(7) R2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基である化合物、
(8) R2が、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基である化合物、
(9) R2が、プロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基又はベンゼンスルフォニル基である化合物、
(10) R3が、カルバモイル基、C1−C4アルキルカルバモイル基、ジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C4アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基である化合物、
(11) R3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基である化合物、
(12) R3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基である化合物、
(13) R3が、メチルカルバモイル基である化合物、
(14) Aが単結合又はC1−C4アルキレン基である化合物、
(15) Aが単結合、メチレン基又はエチレン基である化合物、
(16) Aが単結合である化合物を挙げることができる。
尚、上記に於いて、R4に関しては、(2)から(4)の順で好適な順位が上がり、R2に関しては、(6)から(9)の順で好適な順位が上がり、R3に関しては、(10)から(13)の順で好適な順位が上がり、Aに関しては、(14)から(16)の順で好適な順位が上がる。
また、本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物としては、(1)、(2)−(4)、(5)、(6)−(9)、(10)−(13)及び(14)−(16)からなる群から2乃至6を選択し、それらを任意に組み合わせたものを挙げることができ、その組み合わせに於ける好適なものとしては、
(17) R4が、水酸基又はC1−C4アルコキシ基であり、
2が、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基;C2−C6アルキルスルフォニル基;ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基;或いは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基であり、
3が、カルバモイル基、C1−C4アルキルカルバモイル基、ジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C4アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基であり、
Aが単結合又はC1−C4アルキレン基である化合物、
(18) R4が、水酸基、メトキシ基又はエトキシ基であり、
2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基であり、
3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基であり、
Aが単結合、メチレン基又はエチレン基である化合物、
(19) R4が、水酸基又はメトキシ基であり、
2が、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基であり、
3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基であり、
Aが単結合である化合物、
(20) R1が、一般式(III)を有する基であり、
4が、水酸基又はメトキシ基であり、
5が、水素原子であり、
2が、プロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基又はベンゼンスルフォニル基であり、
3が、メチルカルバモイル基であり、
Aが単結合である化合物、を挙げることができ、上記に関しては、(17)から(20)の順で好適な順位が上がる。
また、本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物に於いて、更に好適には、R1が、一般式(II)を有する基であり、
(21) R4が、水酸基又はC1−C4アルコキシ基である化合物、
(22) R4が、水酸基、メトキシ基又はエトキシ基である化合物、
(23) R4が、水酸基又はメトキシ基である化合物、
(24) R5が、水素原子である化合物、
(25) R2が、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基;C2−C6アルキルスルフォニル基;ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基;或いは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基である化合物、
(26) R2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基である化合物、
(27) R2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基である化合物、
(28) R2が、ブチリル基、ペンタノイル基、プロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基又はベンゼンスルフォニル基である化合物、
(29) R3が、カルバモイル基、C1−C4アルキルカルバモイル基、ジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C4アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基である化合物、
(30) R3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基である化合物、
(31) R3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基である化合物、
(32) R3が、メチルカルバモイル基である化合物、
(33) Aが単結合又はC1−C4アルキレン基である化合物、
(34) Aが単結合、メチレン基又はエチレン基である化合物、
(35) Aが単結合である化合物を挙げることができる。
尚、上記に於いて、R4に関しては、(21)から(23)の順で好適な順位が上がり、R2に関しては、(25)から(28)の順で好適な順位が上がり、R3に関しては、(29)から(32)の順で好適な順位が上がり、Aに関しては、(33)から(35)の順で好適な順位が上がる。
更に、本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物に於いて、R1が、一般式(II)を有する基である化合物としては、(21)−(23)、(24)、(25)−(28)、(29)−(32)及び(33)−(35)からなる群から2乃至6を選択し、それらを任意に組み合わせたものを挙げることができ、その組み合わせに於ける好適なものとしては、
(36) R4が、水酸基又はC1−C4アルコキシ基であり、
2が、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基;C2−C6アルキルスルフォニル基;ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基;或いは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基であり、
3が、カルバモイル基、C1−C4アルキルカルバモイル基、ジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C4アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基であり、
Aが単結合又はC1−C4アルキレン基である化合物、
(37) R4が、水酸基、メトキシ基又はエトキシ基であり、
2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基であり、
3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基であり、
Aが単結合、メチレン基又はエチレン基である化合物、
(38) R4が、水酸基又はメトキシ基であり、
2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基であり、
3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基であり、
Aが単結合である化合物、
(39) R4が、水酸基又はメトキシ基であり、
5が、水素原子であり、
2が、ブチリル基、ペンタノイル基、プロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基又はベンゼンスルフォニル基であり、
3が、メチルカルバモイル基であり、
Aが単結合である化合物、を挙げることができ、上記に関しては、(36)から(39)の順で好適な順位が上がる。
本発明の有効成分の代表化合物としては、例えば、以下の表に記載する化合物を挙げることができるが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
表中の略号は、以下の通りである。
Ac : アセチル基
Bu : ブチル基
Bui : イソブチル基
Bus : セカンダリーブチル基
But : ターシャリーブチル基
Byr : ブチリル基
Byri : イソブチリル基
Et : エチル基
Hx : ヘキシル基
Hxa : ヘキサノイル基
Me : メチル基
Ph : フェニル基
Piv : ピバロイル基
Pn : ペンチル基
Pr : プロピル基
Pri : イソプロピル基
Prn : プロピオニル基
Va : バレリル基
Vai : イソバレリル基
(表1)
化合物 R4 R5 R2 A R3
番号
II-1 OH H CHO - CONH2
II-2 OH H CHO - CONHMe
II-3 OH H CHO - CON(Me)2
II-4 OH H CHO - SO2NH2
II-5 OH H Ac - CONH2
II-6 OH H Ac - CONHMe
II-7 OH H Ac - CON(Me)2
II-8 OH H Ac - SO2NH2
II-9 OH H Prn - CONH2
II-10 OH 5-Me Prn - CONH2
II-11 OH 6-Me Prn - CONH2
II-12 OH H Prn - CONHMe
II-13 OH 5-Me Prn - CONHMe
II-14 OH 6-Me Prn - CONHMe
II-15 OH H Prn - CON(Me)2
II-16 OH 5-Me Prn - CON(Me)2
II-17 OH 6-Me Prn - CON(Me)2
II-18 OH H Prn - SO2NH2
II-19 OH 5-Me Prn - SO2NH2
II-20 OH 6-Me Prn - SO2NH2
II-21 OH H Prn - SO2NHMe
II-22 OH 5-Me Prn - SO2NHMe
II-23 OH 6-Me Prn - SO2NHMe
II-24 OH H Prn - SO2N(Me)2
II-25 OH 5-Me Prn - SO2N(Me)2
II-26 OH 6-Me Prn - SO2N(Me)2
II-27 OH H Prn -CH2- CONH2
II-28 OH H Prn -CH2- CONHMe
II-29 OH H Prn -CH2- CON(Me)2
II-30 OH H Prn -CH2- SO2NH2
II-31 OH H Byr - CONH2
II-32 OH 5-Me Byr - CONH2
II-33 OH 6-Me Byr - CONH2
II-34 OH H Byr - CONHMe
II-35 OH 5-Me Byr - CONHMe
II-36 OH 6-Me Byr - CONHMe
II-37 OH H Byr - CONHEt
II-38 OH 5-Me Byr - CONHEt
II-39 OH 6-Me Byr - CONHEt
II-40 OH H Byr - CON(Me)2
II-41 OH 5-Me Byr - CON(Me)2
II-42 OH 6-Me Byr - CON(Me)2
II-43 OH H Byr - CON(Et)2
II-44 OH 5-Me Byr - CON(Et)2
II-45 OH 6-Me Byr - CON(Et)2
II-46 OH H Byr - SO2NH2
II-47 OH 5-Me Byr - SO2NH2
II-48 OH 6-Me Byr - SO2NH2
II-49 OH H Byr - SO2NHMe
II-50 OH 5-Me Byr - SO2NHMe
II-51 OH 6-Me Byr - SO2NHMe
II-52 OH H Byr - SO2N(Me)2
II-53 OH 5-Me Byr - SO2N(Me)2
II-54 OH 6-Me Byr - SO2N(Me)2
II-55 OH H Byr -CH2- CONH2
II-56 OH 5-Me Byr -CH2- CONH2
II-57 OH 6-Me Byr -CH2- CONH2
II-58 OH H Byr -CH2- CONHMe
II-59 OH 5-Me Byr -CH2- CONHMe
II-60 OH 6-Me Byr -CH2- CONHMe
II-61 OH H Byr -CH2- CON(Me)2
II-62 OH 5-Me Byr -CH2- CON(Me)2
II-63 OH 6-Me Byr -CH2- CON(Me)2
II-64 OH H Byr -CH2- SO2NH2
II-65 OH 5-Me Byr -CH2- SO2NH2
II-66 OH 6-Me Byr -CH2- SO2NH2
II-67 OH H Byr -CH2- SO2NHMe
II-68 OH H Byr -CH2- SO2N(Me)2
II-69 OH H Byr -(CH2)2- CONH2
II-70 OH H Byr -(CH2)2- CONHMe
II-71 OH H Byr -(CH2)2- CON(Me)2
II-72 OH H Byr -(CH2)2- SO2NH2
II-73 OH H Byr -(CH2)3- CONH2
II-74 OH H Byr -(CH2)3- CONHMe
II-75 OH H Byr -(CH2)3- CON(Me)2
II-76 OH H Byr -(CH2)3- SO2NH2
II-77 OH H Byr -CH2CH(CH3)- CONH2
II-78 OH H Byr -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-79 OH H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-80 OH H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
II-81 OH H Byr -(CH2)4- CONH2
II-82 OH H Byr -(CH2)4- CONHMe
II-83 OH H Byr -(CH2)4- CON(Me)2
II-84 OH H Byr -(CH2)5- CONH2
II-85 OH H Byr -(CH2)5- CONHMe
II-86 OH H Byr -(CH2)5- CON(Me)2
II-87 OH H Byr -(CH2)6- CONH2
II-88 OH H Byr -(CH2)6- CONHMe
II-89 OH H Byr -(CH2)6- CON(Me)2
II-90 OH H Byri - CONH2
II-91 OH 5-Me Byri - CONH2
II-92 OH 6-Me Byri - CONH2
II-93 OH H Byri - CONHMe
II-94 OH 5-Me Byri - CONHMe
II-95 OH 6-Me Byri - CONHMe
II-96 OH H Byri - CON(Me)2
II-97 OH H Byri - SO2NH2
II-98 OH H Byri - SO2NHMe
II-99 OH H Byri - SO2N(Me)2
II-100 OH H Byri -CH2- CONH2
II-101 OH H Byri -CH2- CONHMe
II-102 OH H Byri -CH2- CON(Me)2
II-103 OH H Byri -CH2- SO2NH2
II-104 OH H Byri -(CH2)2- CONH2
II-105 OH H Byri -(CH2)2- CONHMe
II-106 OH H Byri -(CH2)2- CON(Me)2
II-107 OH H Byri -(CH2)2- SO2NH2
II-108 OH H Byri -(CH2)3- CONH2
II-109 OH H Byri -(CH2)3- CONHMe
II-110 OH H Byri -(CH2)3- CON(Me)2
II-111 OH H Byri -(CH2)3- SO2NH2
II-112 OH H Va - CONH2
II-113 OH 5-Me Va - CONH2
II-114 OH 6-Me Va - CONH2
II-115 OH H Va - CONHMe
II-116 OH 5-Me Va - CONHMe
II-117 OH 6-Me Va - CONHMe
II-118 OH H Va - CONHEt
II-119 OH 5-Me Va - CONHEt
II-120 OH 6-Me Va - CONHEt
II-121 OH H Va - CONHPr
II-122 OH H Va - CON(Me)2
II-123 OH 5-Me Va - CON(Me)2
II-124 OH 6-Me Va - CON(Me)2
II-125 OH H Va - CON(Et)2
II-126 OH 5-Me Va - CON(Et)2
II-127 OH 6-Me Va - CON(Et)2
II-128 OH H Va - SO2NH2
II-129 OH 5-Me Va - SO2NH2
II-130 OH 6-Me Va - SO2NH2
II-131 OH H Va - SO2NHMe
II-132 OH 5-Me Va - SO2NHMe
II-133 OH 6-Me Va - SO2NHMe
II-134 OH H Va - SO2N(Me)2
II-135 OH 5-Me Va - SO2N(Me)2
II-136 OH 6-Me Va - SO2N(Me)2
II-137 OH H Va -CH2- CONH2
II-138 OH 5-Me Va -CH2- CONH2
II-139 OH 6-Me Va -CH2- CONH2
II-140 OH H Va -CH2- CONHMe
II-141 OH 5-Me Va -CH2- CONHMe
II-142 OH 6-Me Va -CH2- CONHMe
II-143 OH H Va -CH2- CON(Me)2
II-144 OH H Va -CH2- SO2NH2
II-145 OH H Va -CH2- SO2NHMe
II-146 OH H Va -CH2- SO2N(Me)2
II-147 OH H Va -(CH2)2- CONH2
II-148 OH H Va -(CH2)2- CONHMe
II-149 OH H Va -(CH2)2- CON(Me)2
II-150 OH H Va -(CH2)2- SO2NH2
II-151 OH H Va -(CH2)2- SO2NHMe
II-152 OH H Va -(CH2)2- SO2N(Me)2
II-153 OH H Va -(CH2)3- CONH2
II-154 OH H Va -(CH2)3- CONHMe
II-155 OH H Va -(CH2)3- SO2NH2
II-156 OH H Va -(CH2)3- SO2NHMe
II-157 OH H Va -CH2CH(CH3)- CONH2
II-158 OH H Va -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-159 OH H Va -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-160 OH H Va -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
II-161 OH H Vai - CONH2
II-162 OH 5-Me Vai - CONH2
II-163 OH 6-Me Vai - CONH2
II-164 OH H Vai - CONHMe
II-165 OH 5-Me Vai - CONHMe
II-166 OH 6-Me Vai - CONHMe
II-167 OH H Vai - CON(Me)2
II-168 OH H Vai - SO2NH2
II-169 OH H Vai - SO2NHMe
II-170 OH H Vai - SO2N(Me)2
II-171 OH H Vai -CH2- CONH2
II-172 OH 5-Me Vai -CH2- CONH2
II-173 OH 6-Me Vai -CH2- CONH2
II-174 OH H Vai -CH2- CONHMe
II-175 OH 5-Me Vai -CH2- CONHMe
II-176 OH 6-Me Vai -CH2- CONHMe
II-177 OH H Vai -CH2- CON(Me)2
II-178 OH H Vai -CH2- SO2NH2
II-179 OH H Vai -CH2- SO2NHMe
II-180 OH H Vai -CH2- SO2N(Me)2
II-181 OH H Vai -(CH2)2- CONH2
II-182 OH H Vai -(CH2)2- CONHMe
II-183 OH H Vai -(CH2)2- CON(Me)2
II-184 OH H Vai -(CH2)2- SO2NH2
II-185 OH H Vai -(CH2)3- CONH2
II-186 OH H Vai -(CH2)3- CONHMe
II-187 OH H Vai -(CH2)3- SO2NH2
II-188 OH H Vai -(CH2)3- SO2NHMe
II-189 OH H Piv - CONH2
II-190 OH 5-Me Piv - CONH2
II-191 OH 6-Me Piv - CONH2
II-192 OH H Piv - CONHMe
II-193 OH 5-Me Piv - CONHMe
II-194 OH 6-Me Piv - CONHMe
II-195 OH H Piv - CON(Me)2
II-196 OH H Piv - SO2NH2
II-197 OH H Piv - SO2NHMe
II-198 OH H Piv - SO2N(Me)2
II-199 OH H Piv -CH2- CONH2
II-200 OH H Piv -CH2- CONHMe
II-201 OH H Piv -CH2- CON(Me)2
II-202 OH H Piv -CH2- SO2NH2
II-203 OH H Piv -(CH2)2- CONH2
II-204 OH H Piv -(CH2)2- CONHMe
II-205 OH H Piv -(CH2)2- CON(Me)2
II-206 OH H Piv -(CH2)2- SO2NH2
II-207 OH H Piv -(CH2)3- CONH2
II-208 OH H Piv -(CH2)3- CONHMe
II-209 OH H Piv -(CH2)3- SO2NH2
II-210 OH H Hxa - CONH2
II-211 OH 5-Me Hxa - CONH2
II-212 OH 6-Me Hxa - CONH2
II-213 OH H Hxa - CONHMe
II-214 OH 5-Me Hxa - CONHMe
II-215 OH 6-Me Hxa - CONHMe
II-216 OH H Hxa - CON(Me)2
II-217 OH H Hxa - SO2NH2
II-218 OH 5-Me Hxa - SO2NH2
II-219 OH 6-Me Hxa - SO2NH2
II-220 OH H Hxa - SO2NHMe
II-221 OH 5-Me Hxa - SO2NHMe
II-222 OH 6-Me Hxa - SO2NHMe
II-223 OH H Hxa - SO2N(Me)2
II-224 OH H Hxa -CH2- CONH2
II-225 OH H Hxa -CH2- CONHMe
II-226 OH H Hxa -CH2- CON(Me)2
II-227 OH H Hxa -CH2- SO2NH2
II-228 OH H Hxa -(CH2)2- CONH2
II-229 OH H Hxa -(CH2)2- CONHMe
II-230 OH H Hxa -(CH2)2- SO2NH2
II-231 OH H Hxa -(CH2)3- CONH2
II-232 OH H Hxa -(CH2)3- CONHMe
II-233 OH H Hxa -(CH2)3- SO2NH2
II-234 OH H SO2Me - CONH2
II-235 OH H SO2Me - CONHMe
II-236 OH H SO2Me - CON(Me)2
II-237 OH H SO2Me - SO2NH2
II-238 OH H SO2Me -CH2- CONH2
II-239 OH H SO2Me -CH2- CONHMe
II-240 OH H SO2Me -CH2- CON(Me)2
II-241 OH H SO2Me -CH2- SO2NH2
II-242 OH H SO2Et - CONH2
II-243 OH H SO2Et - CONHMe
II-244 OH H SO2Et - CON(Me)2
II-245 OH H SO2Et - SO2NH2
II-246 OH H SO2Et - SO2NHMe
II-247 OH H SO2Et - SO2N(Me)2
II-248 OH H SO2Et -CH2- CONH2
II-249 OH H SO2Et -CH2- CONHMe
II-250 OH H SO2Et -CH2- CON(Me)2
II-251 OH H SO2Et -CH2- SO2NH2
II-252 OH H SO2Et -CH2- SO2NHMe
II-253 OH H SO2Et -CH2- SO2N(Me)2
II-254 OH H SO2Pr - CONH2
II-255 OH 5-Me SO2Pr - CONH2
II-256 OH 6-Me SO2Pr - CONH2
II-257 OH H SO2Pr - CONHMe
II-258 OH 5-Me SO2Pr - CONHMe
II-259 OH 6-Me SO2Pr - CONHMe
II-260 OH H SO2Pr - CONHEt
II-261 OH H SO2Pr - CONHPr
II-262 OH H SO2Pr - CONHBu
II-263 OH H SO2Pr - CONHBui
II-264 OH H SO2Pr - CONHBus
II-265 OH H SO2Pr - CONHBut
II-266 OH H SO2Pr - CONHPn
II-267 OH H SO2Pr - CONHHx
II-268 OH H SO2Pr - CON(Me)2
II-269 OH 5-Me SO2Pr - CON(Me)2
II-270 OH 6-Me SO2Pr - CON(Me)2
II-271 OH H SO2Pr - CON(Me)Et
II-272 OH H SO2Pr - CON(Et)2
II-273 OH H SO2Pr - CON(Pr)2
II-274 OH H SO2Pr - CON(Bu)2
II-275 OH H SO2Pr - CON(Pn)2
II-276 OH H SO2Pr - CON(Hx)2
II-277 OH H SO2Pr - SO2NH2
II-278 OH 5-Me SO2Pr - SO2NH2
II-279 OH 6-Me SO2Pr - SO2NH2
II-280 OH H SO2Pr - SO2NHMe
II-281 OH 5-Me SO2Pr - SO2NHMe
II-282 OH 6-Me SO2Pr - SO2NHMe
II-283 OH H SO2Pr - SO2NHEt
II-284 OH H SO2Pr - SO2NHPr
II-285 OH H SO2Pr - SO2NHBu
II-286 OH H SO2Pr - SO2NHBui
II-287 OH H SO2Pr - SO2NHBus
II-288 OH H SO2Pr - SO2NHBut
II-289 OH H SO2Pr - SO2NHPn
II-290 OH H SO2Pr - SO2NHHx
II-291 OH H SO2Pr - SO2N(Me)2
II-292 OH H SO2Pr - SO2N(Me)Et
II-293 OH H SO2Pr - SO2N(Et)2
II-294 OH H SO2Pr - SO2N(Pr)2
II-295 OH H SO2Pr - SO2N(Bu)2
II-296 OH H SO2Pr - SO2N(Pn)2
II-297 OH H SO2Pr - SO2N(Hx)2
II-298 OH H SO2Pr -CH2- CONH2
II-299 OH 5-Me SO2Pr -CH2- CONH2
II-300 OH 6-Me SO2Pr -CH2- CONH2
II-301 OH H SO2Pr -CH2- CONHMe
II-302 OH 5-Me SO2Pr -CH2- CONHMe
II-303 OH 6-Me SO2Pr -CH2- CONHMe
II-304 OH H SO2Pr -CH2- CON(Me)2
II-305 OH 5-Me SO2Pr -CH2- CON(Me)2
II-306 OH 6-Me SO2Pr -CH2- CON(Me)2
II-307 OH H SO2Pr -CH2- SO2NH2
II-308 OH 5-Me SO2Pr -CH2- SO2NH2
II-309 OH 6-Me SO2Pr -CH2- SO2NH2
II-310 OH H SO2Pr -CH2- SO2NHMe
II-311 OH H SO2Pr -CH2- SO2N(Me)2
II-312 OH H SO2Pr -(CH2)2- CONH2
II-313 OH H SO2Pr -(CH2)2- CONHMe
II-314 OH H SO2Pr -(CH2)2- CON(Me)2
II-315 OH H SO2Pr -(CH2)2- SO2NH2
II-316 OH H SO2Pr -(CH2)3- CONH2
II-317 OH H SO2Pr -(CH2)3- CONHMe
II-318 OH H SO2Pr -(CH2)3- CON(Me)2
II-319 OH H SO2Pr -(CH2)3- SO2NH2
II-320 OH H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONH2
II-321 OH H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-322 OH H SO2Pr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-323 OH H SO2Pri - CONH2
II-324 OH 5-Me SO2Pri - CONH2
II-325 OH 6-Me SO2Pri - CONH2
II-326 OH H SO2Pri - CONHMe
II-327 OH 5-Me SO2Pri - CONHMe
II-328 OH 6-Me SO2Pri - CONHMe
II-329 OH H SO2Pri - CON(Me)2
II-330 OH 5-Me SO2Pri - CON(Me)2
II-331 OH 6-Me SO2Pri - CON(Me)2
II-332 OH H SO2Pri - SO2NH2
II-333 OH 5-Me SO2Pri - SO2NH2
II-334 OH 6-Me SO2Pri - SO2NH2
II-335 OH H SO2Pri -CH2- CONH2
II-336 OH H SO2Pri -CH2- CONHMe
II-337 OH H SO2Pri -CH2- CON(Me)2
II-338 OH H SO2Pri -CH2- SO2NH2
II-339 OH H SO2Bu - CONH2
II-340 OH 5-Me SO2Bu - CONH2
II-341 OH 6-Me SO2Bu - CONH2
II-342 OH H SO2Bu - CONHMe
II-343 OH 5-Me SO2Bu - CONHMe
II-344 OH 6-Me SO2Bu - CONHMe
II-345 OH H SO2Bu - CONHEt
II-346 OH 5-Me SO2Bu - CONHEt
II-347 OH 6-Me SO2Bu - CONHEt
II-348 OH H SO2Bu - CONHPr
II-349 OH H SO2Bu - CONHBu
II-350 OH H SO2Bu - CONHBui
II-351 OH H SO2Bu - CONHBus
II-352 OH H SO2Bu - CONHBut
II-353 OH H SO2Bu - CONHPn
II-354 OH H SO2Bu - CONHHx
II-355 OH H SO2Bu - CON(Me)2
II-356 OH 5-Me SO2Bu - CON(Me)2
II-357 OH 6-Me SO2Bu - CON(Me)2
II-358 OH H SO2Bu - CON(Me)Et
II-359 OH 5-Me SO2Bu - CON(Me)Et
II-360 OH 6-Me SO2Bu - CON(Me)Et
II-361 OH H SO2Bu - CON(Et)2
II-362 OH 5-Me SO2Bu - CON(Et)2
II-363 OH 6-Me SO2Bu - CON(Et)2
II-364 OH H SO2Bu - CON(Pr)2
II-365 OH H SO2Bu - CON(Bu)2
II-366 OH H SO2Bu - CON(Pn)2
II-367 OH H SO2Bu - CON(Hx)2
II-368 OH H SO2Bu - SO2NH2
II-369 OH 5-Me SO2Bu - SO2NH2
II-370 OH 6-Me SO2Bu - SO2NH2
II-371 OH H SO2Bu - SO2NHMe
II-372 OH 5-Me SO2Bu - SO2NHMe
II-373 OH 6-Me SO2Bu - SO2NHMe
II-374 OH H SO2Bu - SO2NHEt
II-375 OH H SO2Bu - SO2NHPr
II-376 OH H SO2Bu - SO2NHBu
II-377 OH H SO2Bu - SO2NHBui
II-378 OH H SO2Bu - SO2NHBus
II-379 OH H SO2Bu - SO2NHBut
II-380 OH H SO2Bu - SO2NHPn
II-381 OH H SO2Bu - SO2NHHx
II-382 OH H SO2Bu - SO2N(Me)2
II-383 OH 5-Me SO2Bu - SO2N(Me)2
II-384 OH 6-Me SO2Bu - SO2N(Me)2
II-385 OH H SO2Bu - SO2N(Me)Et
II-386 OH 5-Me SO2Bu - SO2N(Me)Et
II-387 OH 6-Me SO2Bu - SO2N(Me)Et
II-388 OH H SO2Bu - SO2N(Et)2
II-389 OH 5-Me SO2Bu - SO2N(Et)2
II-390 OH 6-Me SO2Bu - SO2N(Et)2
II-391 OH H SO2Bu - SO2N(Pr)2
II-392 OH H SO2Bu - SO2N(Bu)2
II-393 OH H SO2Bu - SO2N(Pn)2
II-394 OH H SO2Bu - SO2N(Hx)2
II-395 OH H SO2Bu -CH2- CONH2
II-396 OH 5-Me SO2Bu -CH2- CONH2
II-397 OH 6-Me SO2Bu -CH2- CONH2
II-398 OH H SO2Bu -CH2- CONHMe
II-399 OH 5-Me SO2Bu -CH2- CONHMe
II-400 OH 6-Me SO2Bu -CH2- CONHMe
II-401 OH H SO2Bu -CH2- CON(Me)2
II-402 OH 5-Me SO2Bu -CH2- CON(Me)2
II-403 OH 6-Me SO2Bu -CH2- CON(Me)2
II-404 OH H SO2Bu -CH2- SO2NH2
II-405 OH 5-Me SO2Bu -CH2- SO2NH2
II-406 OH 6-Me SO2Bu -CH2- SO2NH2
II-407 OH H SO2Bu -CH2- SO2NHMe
II-408 OH 5-Me SO2Bu -CH2- SO2NHMe
II-409 OH 6-Me SO2Bu -CH2- SO2NHMe
II-410 OH H SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
II-411 OH 5-Me SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
II-412 OH 6-Me SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
II-413 OH H SO2Bu -(CH2)2- CONH2
II-414 OH H SO2Bu -(CH2)2- CONHMe
II-415 OH H SO2Bu -(CH2)2- CON(Me)2
II-416 OH H SO2Bu -(CH2)2- SO2NH2
II-417 OH H SO2Bu -(CH2)3- CONH2
II-418 OH H SO2Bu -(CH2)3- CONHMe
II-419 OH H SO2Bu -(CH2)3- CON(Me)2
II-420 OH H SO2Bu -(CH2)3- SO2NH2
II-421 OH H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONH2
II-422 OH H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-423 OH H SO2Bu -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-424 OH H SO2Bui - CONH2
II-425 OH 5-Me SO2Bui - CONH2
II-426 OH 6-Me SO2Bui - CONH2
II-427 OH H SO2Bui - CONHMe
II-428 OH 5-Me SO2Bui - CONHMe
II-429 OH 6-Me SO2Bui - CONHMe
II-430 OH H SO2Bui - CON(Me)2
II-431 OH 5-Me SO2Bui - CON(Me)2
II-432 OH 6-Me SO2Bui - CON(Me)2
II-433 OH H SO2Bui - SO2NH2
II-434 OH H SO2Bui - SO2NHMe
II-435 OH H SO2Bui - SO2N(Me)2
II-436 OH H SO2Bui -CH2- CONH2
II-437 OH H SO2Bui -CH2- CONHMe
II-438 OH H SO2Bui -CH2- CON(Me)2
II-439 OH H SO2Bui -CH2- SO2NH2
II-440 OH H SO2Bui -CH2- SO2NHMe
II-441 OH H SO2Bui -CH2- SO2N(Me)2
II-442 OH H SO2Bus - CONH2
II-443 OH 5-Me SO2Bus - CONH2
II-444 OH 6-Me SO2Bus - CONH2
II-445 OH H SO2Bus - CONHMe
II-446 OH 5-Me SO2Bus - CONHMe
II-447 OH 6-Me SO2Bus - CONHMe
II-448 OH H SO2Bus - CON(Me)2
II-449 OH 5-Me SO2Bus - CON(Me)2
II-450 OH 6-Me SO2Bus - CON(Me)2
II-451 OH H SO2Bus - SO2NH2
II-452 OH H SO2Bus - SO2NHMe
II-453 OH H SO2Bus - SO2N(Me)2
II-454 OH H SO2Bus -CH2- CONH2
II-455 OH H SO2Bus -CH2- CONHMe
II-456 OH H SO2Bus -CH2- CON(Me)2
II-457 OH H SO2Bus -CH2- SO2NH2
II-458 OH H SO2Bus -CH2- SO2NHMe
II-459 OH H SO2Bus -CH2- SO2N(Me)2
II-460 OH H SO2But - CONH2
II-461 OH 5-Me SO2But - CONH2
II-462 OH 6-Me SO2But - CONH2
II-463 OH H SO2But - CONHMe
II-464 OH 5-Me SO2But - CONHMe
II-465 OH 6-Me SO2But - CONHMe
II-466 OH H SO2But - CON(Me)2
II-467 OH 5-Me SO2But - CON(Me)2
II-468 OH 6-Me SO2But - CON(Me)2
II-469 OH H SO2But - SO2NH2
II-470 OH H SO2But - SO2NHMe
II-471 OH H SO2But - SO2N(Me)2
II-472 OH H SO2But -CH2- CONH2
II-473 OH H SO2But -CH2- CONHMe
II-474 OH H SO2But -CH2- CON(Me)2
II-475 OH H SO2But -CH2- SO2NH2
II-476 OH H SO2But -CH2- SO2NHMe
II-477 OH H SO2But -CH2- SO2N(Me)2
II-478 OH H SO2Pn - CONH2
II-479 OH 5-Me SO2Pn - CONH2
II-480 OH 6-Me SO2Pn - CONH2
II-481 OH H SO2Pn - CONHMe
II-482 OH 5-Me SO2Pn - CONHMe
II-483 OH 6-Me SO2Pn - CONHMe
II-484 OH H SO2Pn - CON(Me)2
II-485 OH 5-Me SO2Pn - CON(Me)2
II-486 OH 6-Me SO2Pn - CON(Me)2
II-487 OH H SO2Pn - SO2NH2
II-488 OH 5-Me SO2Pn - SO2NH2
II-489 OH 6-Me SO2Pn - SO2NH2
II-490 OH H SO2Pn - SO2NHMe
II-491 OH 5-Me SO2Pn - SO2NHMe
II-492 OH 6-Me SO2Pn - SO2NHMe
II-493 OH H SO2Pn - SO2N(Me)2
II-494 OH 5-Me SO2Pn - SO2N(Me)2
II-495 OH 6-Me SO2Pn - SO2N(Me)2
II-496 OH H SO2Pn -CH2- CONH2
II-497 OH H SO2Pn -CH2- CONHMe
II-498 OH H SO2Pn -CH2- CON(Me)2
II-499 OH H SO2Pn -CH2- SO2NH2
II-500 OH H SO2Pn -CH2- SO2NHMe
II-501 OH H SO2Pn -CH2- SO2N(Me)2
II-502 OH H SO2Hx - CONH2
II-503 OH 5-Me SO2Hx - CONH2
II-504 OH 6-Me SO2Hx - CONH2
II-505 OH H SO2Hx - CONHMe
II-506 OH 5-Me SO2Hx - CONHMe
II-507 OH 6-Me SO2Hx - CONHMe
II-508 OH H SO2Hx - CON(Me)2
II-509 OH 5-Me SO2Hx - CON(Me)2
II-510 OH 6-Me SO2Hx - CON(Me)2
II-511 OH H SO2Hx - SO2NH2
II-512 OH H SO2Hx - SO2NHMe
II-513 OH H SO2Hx - SO2N(Me)2
II-514 OH H SO2Hx -CH2- CONH2
II-515 OH H SO2Hx -CH2- CONHMe
II-516 OH H SO2Hx -CH2- CON(Me)2
II-517 OH H SO2Hx -CH2- SO2NH2
II-518 OH H SO2Hx -CH2- SO2NHMe
II-519 OH H SO2Hx -CH2- SO2N(Me)2
II-520 OH H SO2Ph - CONH2
II-521 OH 5-Me SO2Ph - CONH2
II-522 OH 6-Me SO2Ph - CONH2
II-523 OH H SO2Ph - CONHMe
II-524 OH 5-Me SO2Ph - CONHMe
II-525 OH 6-Me SO2Ph - CONHMe
II-526 OH H SO2Ph - CON(Me)2
II-527 OH 5-Me SO2Ph - CON(Me)2
II-528 OH 6-Me SO2Ph - CON(Me)2
II-529 OH H SO2Ph - SO2NH2
II-530 OH 5-Me SO2Ph - SO2NH2
II-531 OH 6-Me SO2Ph - SO2NH2
II-532 OH H SO2Ph - SO2NHMe
II-533 OH 5-Me SO2Ph - SO2NHMe
II-534 OH 6-Me SO2Ph - SO2NHMe
II-535 OH H SO2Ph - SO2N(Me)2
II-536 OH 5-Me SO2Ph - SO2N(Me)2
II-537 OH 6-Me SO2Ph - SO2N(Me)2
II-538 OH H SO2Ph -CH2- CONH2
II-539 OH H SO2Ph -CH2- CONHMe
II-540 OH H SO2Ph -CH2- CON(Me)2
II-541 OH H SO2Ph -CH2- SO2NH2
II-542 OH H SO2Ph -CH2- SO2NHMe
II-543 OH H SO2Ph -CH2- SO2N(Me)2
II-544 OH H SO2(2-F-Ph) - CONH2
II-545 OH 5-Me SO2(2-F-Ph) - CONH2
II-546 OH 6-Me SO2(2-F-Ph) - CONH2
II-547 OH H SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-548 OH 5-Me SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-549 OH 6-Me SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-550 OH H SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
II-551 OH 5-Me SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
II-552 OH 6-Me SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
II-553 OH H SO2(2-F-Ph) - SO2NH2
II-554 OH H SO2(2-F-Ph) - SO2NHMe
II-555 OH H SO2(2-F-Ph) - SO2N(Me)2
II-556 OH H SO2(3-F-Ph) - CONH2
II-557 OH 5-Me SO2(3-F-Ph) - CONH2
II-558 OH 6-Me SO2(3-F-Ph) - CONH2
II-559 OH H SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-560 OH 5-Me SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-561 OH 6-Me SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-562 OH H SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
II-563 OH 5-Me SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
II-564 OH 6-Me SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
II-565 OH H SO2(3-F-Ph) - SO2NH2
II-566 OH H SO2(3-F-Ph) - SO2NHMe
II-567 OH H SO2(3-F-Ph) - SO2N(Me)2
II-568 OH H SO2(4-F-Ph) - CONH2
II-569 OH 5-Me SO2(4-F-Ph) - CONH2
II-570 OH 6-Me SO2(4-F-Ph) - CONH2
II-571 OH H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-572 OH 5-Me SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-573 OH 6-Me SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-574 OH H SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
II-575 OH 5-Me SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
II-576 OH 6-Me SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
II-577 OH H SO2(4-F-Ph) - SO2NH2
II-578 OH H SO2(4-F-Ph) - SO2NHMe
II-579 OH H SO2(4-F-Ph) - SO2N(Me)2
II-580 OH H SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
II-581 OH 5-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
II-582 OH 6-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
II-583 OH H SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-584 OH 5-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-585 OH 6-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-586 OH H SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-587 OH 5-Me SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-588 OH 6-Me SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-589 OH H SO2(2-Cl-Ph) - SO2NH2
II-590 OH H SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
II-591 OH 5-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
II-592 OH 6-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
II-593 OH H SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-594 OH 5-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-595 OH 6-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-596 OH H SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-597 OH 5-Me SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-598 OH 6-Me SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-599 OH H SO2(3-Cl-Ph) - SO2NH2
II-600 OH H SO2(3-Cl-Ph) - SO2NHMe
II-601 OH H SO2(3-Cl-Ph) - SO2N(Me)2
II-602 OH H SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
II-603 OH 5-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
II-604 OH 6-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
II-605 OH H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-606 OH 5-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-607 OH 6-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-608 OH H SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-609 OH 5-Me SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-610 OH 6-Me SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-611 OH H SO2(4-Cl-Ph) - SO2NH2
II-612 OH H SO2(4-Cl-Ph) - SO2NHMe
II-613 OH H SO2(4-Cl-Ph) - SO2N(Me)2
II-614 OH H SO2(2-Br-Ph) - CONH2
II-615 OH H SO2(2-Br-Ph) - CONHMe
II-616 OH H SO2(2-Br-Ph) - CON(Me)2
II-617 OH H SO2(2-Br-Ph) - SO2NH2
II-618 OH H SO2(3-Br-Ph) - CONH2
II-619 OH H SO2(3-Br-Ph) - CONHMe
II-620 OH H SO2(3-Br-Ph) - CON(Me)2
II-621 OH H SO2(3-Br-Ph) - SO2NH2
II-622 OH H SO2(4-Br-Ph) - CONH2
II-623 OH H SO2(4-Br-Ph) - CONHMe
II-624 OH H SO2(4-Br-Ph) - CON(Me)2
II-625 OH H SO2(4-Br-Ph) - SO2NH2
II-626 OH H SO2(2-Me-Ph) - CONH2
II-627 OH 5-Me SO2(2-Me-Ph) - CONH2
II-628 OH 6-Me SO2(2-Me-Ph) - CONH2
II-629 OH H SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-630 OH 5-Me SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-631 OH 6-Me SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-632 OH H SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
II-633 OH 5-Me SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
II-634 OH 6-Me SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
II-635 OH H SO2(2-Me-Ph) - SO2NH2
II-636 OH H SO2(3-Me-Ph) - CONH2
II-637 OH 5-Me SO2(3-Me-Ph) - CONH2
II-638 OH 6-Me SO2(3-Me-Ph) - CONH2
II-639 OH H SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-640 OH 5-Me SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-641 OH 6-Me SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-642 OH H SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
II-643 OH 5-Me SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
II-644 OH 6-Me SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
II-645 OH H SO2(3-Me-Ph) - SO2NH2
II-646 OH H SO2(4-Me-Ph) - CONH2
II-647 OH 5-Me SO2(4-Me-Ph) - CONH2
II-648 OH 6-Me SO2(4-Me-Ph) - CONH2
II-649 OH H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-650 OH 5-Me SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-651 OH 6-Me SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-652 OH H SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
II-653 OH 5-Me SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
II-654 OH 6-Me SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
II-655 OH H SO2(4-Me-Ph) - SO2NH2
II-656 OH H SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
II-657 OH 5-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
II-658 OH 6-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
II-659 OH H SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-660 OH 5-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-661 OH 6-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-662 OH H SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-663 OH 5-Me SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-664 OH 6-Me SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-665 OH H SO2(2-MeO-Ph) - SO2NH2
II-666 OH H SO2(2-MeO-Ph) - SO2NHMe
II-667 OH H SO2(2-MeO-Ph) - SO2N(Me)2
II-668 OH H SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
II-669 OH 5-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
II-670 OH 6-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
II-671 OH H SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-672 OH 5-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-673 OH 6-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-674 OH H SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-675 OH 5-Me SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-676 OH 6-Me SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-677 OH H SO2(3-MeO-Ph) - SO2NH2
II-678 OH H SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
II-679 OH 5-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
II-680 OH 6-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
II-681 OH H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-682 OH 5-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-683 OH 6-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-684 OH H SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-685 OH 5-Me SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-686 OH 6-Me SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-687 OH H SO2(4-MeO-Ph) - SO2NH2
II-688 OH H SO2(4-MeO-Ph) - SO2NHMe
II-689 OH H SO2(4-MeO-Ph) - SO2N(Me)2
II-690 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - CONH2
II-691 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - CONHMe
II-692 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - CON(Me)2
II-693 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - SO2NH2
II-694 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONH2
II-695 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONHMe
II-696 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - CON(Me)2
II-697 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - SO2NH2
II-698 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONH2
II-699 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONHMe
II-700 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CON(Me)2
II-701 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - SO2NH2
II-702 OMe H CHO - CONH2
II-703 OMe H CHO - CONHMe
II-704 OMe H CHO - CON(Me)2
II-705 OMe H CHO - SO2NH2
II-706 OMe H Ac - CONH2
II-707 OMe H Ac - CONHMe
II-708 OMe H Ac - CON(Me)2
II-709 OMe H Ac - SO2NH2
II-710 OMe H Prn - CONH2
II-711 OMe 5-Me Prn - CONH2
II-712 OMe 6-Me Prn - CONH2
II-713 OMe H Prn - CONHMe
II-714 OMe 5-Me Prn - CONHMe
II-715 OMe 6-Me Prn - CONHMe
II-716 OMe H Prn - CON(Me)2
II-717 OMe H Prn - SO2NH2
II-718 OMe H Prn -CH2- CONH2
II-719 OMe H Prn -CH2- CONHMe
II-720 OMe H Prn -CH2- CON(Me)2
II-721 OMe H Prn -CH2- SO2NH2
II-722 OMe H Byr - CONH2
II-723 OMe 5-Me Byr - CONH2
II-724 OMe 6-Me Byr - CONH2
II-725 OMe H Byr - CONHMe
II-726 OMe 5-Me Byr - CONHMe
II-727 OMe 6-Me Byr - CONHMe
II-728 OMe H Byr - CONHEt
II-729 OMe H Byr - CON(Me)2
II-730 OMe 5-Me Byr - CON(Me)2
II-731 OMe 6-Me Byr - CON(Me)2
II-732 OMe H Byr - SO2NH2
II-733 OMe 5-Me Byr - SO2NH2
II-734 OMe 6-Me Byr - SO2NH2
II-735 OMe H Byr - SO2NHMe
II-736 OMe H Byr - SO2N(Me)2
II-737 OMe H Byr -CH2- CONH2
II-738 OMe 5-Me Byr -CH2- CONH2
II-739 OMe 6-Me Byr -CH2- CONH2
II-740 OMe H Byr -CH2- CONHMe
II-741 OMe 5-Me Byr -CH2- CONHMe
II-742 OMe 6-Me Byr -CH2- CONHMe
II-743 OMe H Byr -CH2- CON(Me)2
II-744 OMe H Byr -CH2- SO2NH2
II-745 OMe 5-Me Byr -CH2- SO2NH2
II-746 OMe 6-Me Byr -CH2- SO2NH2
II-747 OMe H Byr -CH2- SO2NHMe
II-748 OMe H Byr -CH2- SO2N(Me)2
II-749 OMe H Byr -(CH2)2- CONH2
II-750 OMe H Byr -(CH2)2- CONHMe
II-751 OMe H Byr -(CH2)2- CON(Me)2
II-752 OMe H Byr -(CH2)2- SO2NH2
II-753 OMe H Byr -(CH2)3- CONH2
II-754 OMe H Byr -(CH2)3- CONHMe
II-755 OMe H Byr -(CH2)3- CON(Me)2
II-756 OMe H Byr -(CH2)3- SO2NH2
II-757 OMe H Byr -CH2CH(CH3)- CONH2
II-758 OMe H Byr -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-759 OMe H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-760 OMe H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
II-761 OMe H Byr -(CH2)4- CONH2
II-762 OMe H Byr -(CH2)4- CONHMe
II-763 OMe H Byr -(CH2)4- CON(Me)2
II-764 OMe H Byr -(CH2)5- CONH2
II-765 OMe H Byr -(CH2)5- CONHMe
II-766 OMe H Byr -(CH2)5- CON(Me)2
II-767 OMe H Byr -(CH2)6- CONH2
II-768 OMe H Byr -(CH2)6- CONHMe
II-769 OMe H Byr -(CH2)6- CON(Me)2
II-770 OMe H Byri - CONH2
II-771 OMe 5-Me Byri - CONH2
II-772 OMe 6-Me Byri - CONH2
II-773 OMe H Byri - CONHMe
II-774 OMe 5-Me Byri - CONHMe
II-775 OMe 6-Me Byri - CONHMe
II-776 OMe H Byri - CON(Me)2
II-777 OMe H Byri - SO2NH2
II-778 OMe H Byri - SO2NHMe
II-779 OMe H Byri - SO2N(Me)2
II-780 OMe H Byri -CH2- CONH2
II-781 OMe H Byri -CH2- CONHMe
II-782 OMe H Byri -CH2- CON(Me)2
II-783 OMe H Byri -CH2- SO2NH2
II-784 OMe H Byri -(CH2)2- CONH2
II-785 OMe H Byri -(CH2)2- CONHMe
II-786 OMe H Byri -(CH2)2- CON(Me)2
II-787 OMe H Byri -(CH2)2- SO2NH2
II-788 OMe H Byri -(CH2)3- CONH2
II-789 OMe H Byri -(CH2)3- CONHMe
II-790 OMe H Byri -(CH2)3- CON(Me)2
II-791 OMe H Byri -(CH2)3- SO2NH2
II-792 OMe H Va - CONH2
II-793 OMe 5-Me Va - CONH2
II-794 OMe 6-Me Va - CONH2
II-795 OMe H Va - CONHMe
II-796 OMe 5-Me Va - CONHMe
II-797 OMe 6-Me Va - CONHMe
II-798 OMe H Va - CONHPr
II-799 OMe H Va - CON(Me)2
II-800 OMe H Va - SO2NH2
II-801 OMe 5-Me Va - SO2NH2
II-802 OMe 6-Me Va - SO2NH2
II-803 OMe H Va - SO2NHMe
II-804 OMe 5-Me Va - SO2NHMe
II-805 OMe 6-Me Va - SO2NHMe
II-806 OMe H Va - SO2N(Me)2
II-807 OMe H Va -CH2- CONH2
II-808 OMe 5-Me Va -CH2- CONH2
II-809 OMe 6-Me Va -CH2- CONH2
II-810 OMe H Va -CH2- CONHMe
II-811 OMe 5-Me Va -CH2- CONHMe
II-812 OMe 6-Me Va -CH2- CONHMe
II-813 OMe H Va -CH2- CON(Me)2
II-814 OMe H Va -CH2- SO2NH2
II-815 OMe H Va -CH2- SO2NHMe
II-816 OMe H Va -CH2- SO2N(Me)2
II-817 OMe H Va -(CH2)2- CONH2
II-818 OMe H Va -(CH2)2- CONHMe
II-819 OMe H Va -(CH2)2- CON(Me)2
II-820 OMe H Va -(CH2)2- SO2NH2
II-821 OMe H Va -(CH2)2- SO2NHMe
II-822 OMe H Va -(CH2)2- SO2N(Me)2
II-823 OMe H Va -(CH2)3- CONH2
II-824 OMe H Va -(CH2)3- CONHMe
II-825 OMe H Va -(CH2)3- SO2NH2
II-826 OMe H Va -(CH2)3- SO2NHMe
II-827 OMe H Va -CH2CH(CH3)- CONH2
II-828 OMe H Va -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-829 OMe H Va -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-830 OMe H Va -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
II-831 OMe H Vai - CONH2
II-832 OMe 5-Me Vai - CONH2
II-833 OMe 6-Me Vai - CONH2
II-834 OMe H Vai - CONHMe
II-835 OMe 5-Me Vai - CONHMe
II-836 OMe 6-Me Vai - CONHMe
II-837 OMe H Vai - CON(Me)2
II-838 OMe H Vai - SO2NH2
II-839 OMe H Vai - SO2NHMe
II-840 OMe H Vai - SO2N(Me)2
II-841 OMe H Vai -CH2- CONH2
II-842 OMe 5-Me Vai -CH2- CONH2
II-843 OMe 6-Me Vai -CH2- CONH2
II-844 OMe H Vai -CH2- CONHMe
II-845 OMe 5-Me Vai -CH2- CONHMe
II-846 OMe 6-Me Vai -CH2- CONHMe
II-847 OMe H Vai -CH2- CON(Me)2
II-848 OMe H Vai -CH2- SO2NH2
II-849 OMe H Vai -CH2- SO2NHMe
II-850 OMe H Vai -CH2- SO2N(Me)2
II-851 OMe H Vai -(CH2)2- CONH2
II-852 OMe H Vai -(CH2)2- CONHMe
II-853 OMe H Vai -(CH2)2- CON(Me)2
II-854 OMe H Vai -(CH2)2- SO2NH2
II-855 OMe H Vai -(CH2)3- CONH2
II-856 OMe H Vai -(CH2)3- CONHMe
II-857 OMe H Vai -(CH2)3- SO2NH2
II-858 OMe H Vai -(CH2)3- SO2NHMe
II-859 OMe H Piv - CONH2
II-860 OMe 5-Me Piv - CONH2
II-861 OMe 6-Me Piv - CONH2
II-862 OMe H Piv - CONHMe
II-863 OMe 5-Me Piv - CONHMe
II-864 OMe 6-Me Piv - CONHMe
II-865 OMe H Piv - CON(Me)2
II-866 OMe H Piv - SO2NH2
II-867 OMe H Piv - SO2NHMe
II-868 OMe H Piv - SO2N(Me)2
II-869 OMe H Piv -CH2- CONH2
II-870 OMe H Piv -CH2- CONHMe
II-871 OMe H Piv -CH2- CON(Me)2
II-872 OMe H Piv -CH2- SO2NH2
II-873 OMe H Piv -(CH2)2- CONH2
II-874 OMe H Piv -(CH2)2- CONHMe
II-875 OMe H Piv -(CH2)2- CON(Me)2
II-876 OMe H Piv -(CH2)2- SO2NH2
II-877 OMe H Piv -(CH2)3- CONH2
II-878 OMe H Piv -(CH2)3- CONHMe
II-879 OMe H Piv -(CH2)3- SO2NH2
II-880 OMe H Hxa - CONH2
II-881 OMe 5-Me Hxa - CONH2
II-882 OMe 6-Me Hxa - CONH2
II-883 OMe H Hxa - CONHMe
II-884 OMe 5-Me Hxa - CONHMe
II-885 OMe 6-Me Hxa - CONHMe
II-886 OMe H Hxa - CON(Me)2
II-887 OMe H Hxa - SO2NH2
II-888 OMe 5-Me Hxa - SO2NH2
II-889 OMe 6-Me Hxa - SO2NH2
II-890 OMe H Hxa - SO2NHMe
II-891 OMe 5-Me Hxa - SO2NHMe
II-892 OMe 6-Me Hxa - SO2NHMe
II-893 OMe H Hxa - SO2N(Me)2
II-894 OMe H Hxa -CH2- CONH2
II-895 OMe H Hxa -CH2- CONHMe
II-896 OMe H Hxa -CH2- CON(Me)2
II-897 OMe H Hxa -CH2- SO2NH2
II-898 OMe H Hxa -(CH2)2- CONH2
II-899 OMe H Hxa -(CH2)2- CONHMe
II-900 OMe H Hxa -(CH2)2- SO2NH2
II-901 OMe H Hxa -(CH2)3- CONH2
II-902 OMe H Hxa -(CH2)3- CONHMe
II-903 OMe H Hxa -(CH2)3- SO2NH2
II-904 OMe H SO2Me - CONH2
II-905 OMe H SO2Me - CONHMe
II-906 OMe H SO2Me - CON(Me)2
II-907 OMe H SO2Me - SO2NH2
II-908 OMe H SO2Me -CH2- CONH2
II-909 OMe H SO2Me -CH2- CONHMe
II-910 OMe H SO2Me -CH2- CON(Me)2
II-911 OMe H SO2Me -CH2- SO2NH2
II-912 OMe H SO2Et - CONH2
II-913 OMe H SO2Et - CONHMe
II-914 OMe H SO2Et - CON(Me)2
II-915 OMe H SO2Et - SO2NH2
II-916 OMe H SO2Et - SO2NHMe
II-917 OMe H SO2Et - SO2N(Me)2
II-918 OMe H SO2Et -CH2- CONH2
II-919 OMe H SO2Et -CH2- CONHMe
II-920 OMe H SO2Et -CH2- CON(Me)2
II-921 OMe H SO2Et -CH2- SO2NH2
II-922 OMe H SO2Et -CH2- SO2NHMe
II-923 OMe H SO2Et -CH2- SO2N(Me)2
II-924 OMe H SO2Pr - CONH2
II-925 OMe 5-Me SO2Pr - CONH2
II-926 OMe 6-Me SO2Pr - CONH2
II-927 OMe H SO2Pr - CONHMe
II-928 OMe 5-Me SO2Pr - CONHMe
II-929 OMe 6-Me SO2Pr - CONHMe
II-930 OMe H SO2Pr - CONHEt
II-931 OMe H SO2Pr - CONHPr
II-932 OMe H SO2Pr - CONHBu
II-933 OMe H SO2Pr - CONHBui
II-934 OMe H SO2Pr - CONHBus
II-935 OMe H SO2Pr - CONHBut
II-936 OMe H SO2Pr - CONHPn
II-937 OMe H SO2Pr - CONHHx
II-938 OMe H SO2Pr - CON(Me)2
II-939 OMe 5-Me SO2Pr - CON(Me)2
II-940 OMe 6-Me SO2Pr - CON(Me)2
II-941 OMe H SO2Pr - CON(Me)Et
II-942 OMe H SO2Pr - CON(Et)2
II-943 OMe H SO2Pr - CON(Pr)2
II-944 OMe H SO2Pr - CON(Bu)2
II-945 OMe H SO2Pr - CON(Pn)2
II-946 OMe H SO2Pr - CON(Hx)2
II-947 OMe H SO2Pr - SO2NH2
II-948 OMe 5-Me SO2Pr - SO2NH2
II-949 OMe 6-Me SO2Pr - SO2NH2
II-950 OMe H SO2Pr - SO2NHMe
II-951 OMe 5-Me SO2Pr - SO2NHMe
II-952 OMe 6-Me SO2Pr - SO2NHMe
II-953 OMe H SO2Pr - SO2NHEt
II-954 OMe H SO2Pr - SO2NHPr
II-955 OMe H SO2Pr - SO2NHBu
II-956 OMe H SO2Pr - SO2NHBui
II-957 OMe H SO2Pr - SO2NHBus
II-958 OMe H SO2Pr - SO2NHBut
II-959 OMe H SO2Pr - SO2NHPn
II-960 OMe H SO2Pr - SO2NHHx
II-961 OMe H SO2Pr - SO2N(Me)2
II-962 OMe H SO2Pr - SO2N(Me)Et
II-963 OMe H SO2Pr - SO2N(Et)2
II-964 OMe H SO2Pr - SO2N(Pr)2
II-965 OMe H SO2Pr - SO2N(Bu)2
II-966 OMe H SO2Pr - SO2N(Pn)2
II-967 OMe H SO2Pr - SO2N(Hx)2
II-968 OMe H SO2Pr -CH2- CONH2
II-969 OMe 5-Me SO2Pr -CH2- CONH2
II-970 OMe 6-Me SO2Pr -CH2- CONH2
II-971 OMe H SO2Pr -CH2- CONHMe
II-972 OMe 5-Me SO2Pr -CH2- CONHMe
II-973 OMe 6-Me SO2Pr -CH2- CONHMe
II-974 OMe H SO2Pr -CH2- CON(Me)2
II-975 OMe 5-Me SO2Pr -CH2- CON(Me)2
II-976 OMe 6-Me SO2Pr -CH2- CON(Me)2
II-977 OMe H SO2Pr -CH2- SO2NH2
II-978 OMe 5-Me SO2Pr -CH2- SO2NH2
II-979 OMe 6-Me SO2Pr -CH2- SO2NH2
II-980 OMe H SO2Pr -CH2- SO2NHMe
II-981 OMe H SO2Pr -CH2- SO2N(Me)2
II-982 OMe H SO2Pr -(CH2)2- CONH2
II-983 OMe H SO2Pr -(CH2)2- CONHMe
II-984 OMe H SO2Pr -(CH2)2- CON(Me)2
II-985 OMe H SO2Pr -(CH2)2- SO2NH2
II-986 OMe H SO2Pr -(CH2)3- CONH2
II-987 OMe H SO2Pr -(CH2)3- CONHMe
II-988 OMe H SO2Pr -(CH2)3- CON(Me)2
II-989 OMe H SO2Pr -(CH2)3- SO2NH2
II-990 OMe H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONH2
II-991 OMe H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-992 OMe H SO2Pr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-993 OMe H SO2Pri - CONH2
II-994 OMe 5-Me SO2Pri - CONH2
II-995 OMe 6-Me SO2Pri - CONH2
II-996 OMe H SO2Pri - CONHMe
II-997 OMe 5-Me SO2Pri - CONHMe
II-998 OMe 6-Me SO2Pri - CONHMe
II-999 OMe H SO2Pri - CON(Me)2
II-1000 OMe 5-Me SO2Pri - CON(Me)2
II-1001 OMe 6-Me SO2Pri - CON(Me)2
II-1002 OMe H SO2Pri - SO2NH2
II-1003 OMe 5-Me SO2Pri - SO2NH2
II-1004 OMe 6-Me SO2Pri - SO2NH2
II-1005 OMe H SO2Pri -CH2- CONH2
II-1006 OMe H SO2Pri -CH2- CONHMe
II-1007 OMe H SO2Pri -CH2- CON(Me)2
II-1008 OMe H SO2Pri -CH2- SO2NH2
II-1009 OMe H SO2Bu - CONH2
II-1010 OMe 5-Me SO2Bu - CONH2
II-1011 OMe 6-Me SO2Bu - CONH2
II-1012 OMe H SO2Bu - CONHMe
II-1013 OMe 5-Me SO2Bu - CONHMe
II-1014 OMe 6-Me SO2Bu - CONHMe
II-1015 OMe H SO2Bu - CONHEt
II-1016 OMe H SO2Bu - CONHPr
II-1017 OMe H SO2Bu - CONHBu
II-1018 OMe H SO2Bu - CONHBui
II-1019 OMe H SO2Bu - CONHBus
II-1020 OMe H SO2Bu - CONHBut
II-1021 OMe H SO2Bu - CONHPn
II-1022 OMe H SO2Bu - CONHHx
II-1023 OMe H SO2Bu - CON(Me)2
II-1024 OMe 5-Me SO2Bu - CON(Me)2
II-1025 OMe 6-Me SO2Bu - CON(Me)2
II-1026 OMe H SO2Bu - CON(Me)Et
II-1027 OMe H SO2Bu - CON(Et)2
II-1028 OMe H SO2Bu - CON(Pr)2
II-1029 OMe H SO2Bu - CON(Bu)2
II-1030 OMe H SO2Bu - CON(Pn)2
II-1031 OMe H SO2Bu - CON(Hx)2
II-1032 OMe H SO2Bu - SO2NH2
II-1033 OMe 5-Me SO2Bu - SO2NH2
II-1034 OMe 6-Me SO2Bu - SO2NH2
II-1035 OMe H SO2Bu - SO2NHMe
II-1036 OMe 5-Me SO2Bu - SO2NHMe
II-1037 OMe 6-Me SO2Bu - SO2NHMe
II-1038 OMe H SO2Bu - SO2NHEt
II-1039 OMe H SO2Bu - SO2NHPr
II-1040 OMe H SO2Bu - SO2NHBu
II-1041 OMe H SO2Bu - SO2NHBui
II-1042 OMe H SO2Bu - SO2NHBus
II-1043 OMe H SO2Bu - SO2NHBut
II-1044 OMe H SO2Bu - SO2NHPn
II-1045 OMe H SO2Bu - SO2NHHx
II-1046 OMe H SO2Bu - SO2N(Me)2
II-1047 OMe H SO2Bu - SO2N(Me)Et
II-1048 OMe H SO2Bu - SO2N(Et)2
II-1049 OMe H SO2Bu - SO2N(Pr)2
II-1050 OMe H SO2Bu - SO2N(Bu)2
II-1051 OMe H SO2Bu - SO2N(Pn)2
II-1052 OMe H SO2Bu - SO2N(Hx)2
II-1053 OMe H SO2Bu -CH2- CONH2
II-1054 OMe 5-Me SO2Bu -CH2- CONH2
II-1055 OMe 6-Me SO2Bu -CH2- CONH2
II-1056 OMe H SO2Bu -CH2- CONHMe
II-1057 OMe 5-Me SO2Bu -CH2- CONHMe
II-1058 OMe 6-Me SO2Bu -CH2- CONHMe
II-1059 OMe H SO2Bu -CH2- CON(Me)2
II-1060 OMe 5-Me SO2Bu -CH2- CON(Me)2
II-1061 OMe 6-Me SO2Bu -CH2- CON(Me)2
II-1062 OMe H SO2Bu -CH2- SO2NH2
II-1063 OMe 5-Me SO2Bu -CH2- SO2NH2
II-1064 OMe 6-Me SO2Bu -CH2- SO2NH2
II-1065 OMe H SO2Bu -CH2- SO2NHMe
II-1066 OMe 5-Me SO2Bu -CH2- SO2NHMe
II-1067 OMe 6-Me SO2Bu -CH2- SO2NHMe
II-1068 OMe H SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
II-1069 OMe 5-Me SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
II-1070 OMe 6-Me SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
II-1071 OMe H SO2Bu -(CH2)2- CONH2
II-1072 OMe H SO2Bu -(CH2)2- CONHMe
II-1073 OMe H SO2Bu -(CH2)2- CON(Me)2
II-1074 OMe H SO2Bu -(CH2)2- SO2NH2
II-1075 OMe H SO2Bu -(CH2)3- CONH2
II-1076 OMe H SO2Bu -(CH2)3- CONHMe
II-1077 OMe H SO2Bu -(CH2)3- CON(Me)2
II-1078 OMe H SO2Bu -(CH2)3- SO2NH2
II-1079 OMe H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONH2
II-1080 OMe H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONHMe
II-1081 OMe H SO2Bu -CH2CH(CH3)- SO2NH2
II-1082 OMe H SO2Bui - CONH2
II-1083 OMe 5-Me SO2Bui - CONH2
II-1084 OMe 6-Me SO2Bui - CONH2
II-1085 OMe H SO2Bui - CONHMe
II-1086 OMe 5-Me SO2Bui - CONHMe
II-1087 OMe 6-Me SO2Bui - CONHMe
II-1088 OMe H SO2Bui - CON(Me)2
II-1089 OMe 5-Me SO2Bui - CON(Me)2
II-1090 OMe 6-Me SO2Bui - CON(Me)2
II-1091 OMe H SO2Bui - SO2NH2
II-1092 OMe H SO2Bui - SO2NHMe
II-1093 OMe H SO2Bui - SO2N(Me)2
II-1094 OMe H SO2Bui -CH2- CONH2
II-1095 OMe H SO2Bui -CH2- CONHMe
II-1096 OMe H SO2Bui -CH2- CON(Me)2
II-1097 OMe H SO2Bui -CH2- SO2NH2
II-1098 OMe H SO2Bui -CH2- SO2NHMe
II-1099 OMe H SO2Bui -CH2- SO2N(Me)2
II-1100 OMe H SO2Bus - CONH2
II-1101 OMe 5-Me SO2Bus - CONH2
II-1102 OMe 6-Me SO2Bus - CONH2
II-1103 OMe H SO2Bus - CONHMe
II-1104 OMe 5-Me SO2Bus - CONHMe
II-1105 OMe 6-Me SO2Bus - CONHMe
II-1106 OMe H SO2Bus - CON(Me)2
II-1107 OMe 5-Me SO2Bus - CON(Me)2
II-1108 OMe 6-Me SO2Bus - CON(Me)2
II-1109 OMe H SO2Bus - SO2NH2
II-1110 OMe H SO2Bus - SO2NHMe
II-1111 OMe H SO2Bus - SO2N(Me)2
II-1112 OMe H SO2Bus -CH2- CONH2
II-1113 OMe H SO2Bus -CH2- CONHMe
II-1114 OMe H SO2Bus -CH2- CON(Me)2
II-1115 OMe H SO2Bus -CH2- SO2NH2
II-1116 OMe H SO2Bus -CH2- SO2NHMe
II-1117 OMe H SO2Bus -CH2- SO2N(Me)2
II-1118 OMe H SO2But - CONH2
II-1119 OMe 5-Me SO2But - CONH2
II-1120 OMe 6-Me SO2But - CONH2
II-1121 OMe H SO2But - CONHMe
II-1122 OMe 5-Me SO2But - CONHMe
II-1123 OMe 6-Me SO2But - CONHMe
II-1124 OMe H SO2But - CON(Me)2
II-1125 OMe 5-Me SO2But - CON(Me)2
II-1126 OMe 6-Me SO2But - CON(Me)2
II-1127 OMe H SO2But - SO2NH2
II-1128 OMe H SO2But - SO2NHMe
II-1129 OMe H SO2But - SO2N(Me)2
II-1130 OMe H SO2But -CH2- CONH2
II-1131 OMe H SO2But -CH2- CONHMe
II-1132 OMe H SO2But -CH2- CON(Me)2
II-1133 OMe H SO2But -CH2- SO2NH2
II-1134 OMe H SO2But -CH2- SO2NHMe
II-1135 OMe H SO2But -CH2- SO2N(Me)2
II-1136 OMe H SO2Pn - CONH2
II-1137 OMe 5-Me SO2Pn - CONH2
II-1138 OMe 6-Me SO2Pn - CONH2
II-1139 OMe H SO2Pn - CONHMe
II-1140 OMe 5-Me SO2Pn - CONHMe
II-1141 OMe 6-Me SO2Pn - CONHMe
II-1142 OMe H SO2Pn - CON(Me)2
II-1143 OMe 5-Me SO2Pn - CON(Me)2
II-1144 OMe 6-Me SO2Pn - CON(Me)2
II-1145 OMe H SO2Pn - SO2NH2
II-1146 OMe H SO2Pn - SO2NHMe
II-1147 OMe H SO2Pn - SO2N(Me)2
II-1148 OMe H SO2Pn -CH2- CONH2
II-1149 OMe H SO2Pn -CH2- CONHMe
II-1150 OMe H SO2Pn -CH2- CON(Me)2
II-1151 OMe H SO2Pn -CH2- SO2NH2
II-1152 OMe H SO2Pn -CH2- SO2NHMe
II-1153 OMe H SO2Pn -CH2- SO2N(Me)2
II-1154 OMe H SO2Hx - CONH2
II-1155 OMe 5-Me SO2Hx - CONH2
II-1156 OMe 6-Me SO2Hx - CONH2
II-1157 OMe H SO2Hx - CONHMe
II-1158 OMe 5-Me SO2Hx - CONHMe
II-1159 OMe 6-Me SO2Hx - CONHMe
II-1160 OMe H SO2Hx - CON(Me)2
II-1161 OMe 5-Me SO2Hx - CON(Me)2
II-1162 OMe 6-Me SO2Hx - CON(Me)2
II-1163 OMe H SO2Hx - SO2NH2
II-1164 OMe H SO2Hx - SO2NHMe
II-1165 OMe H SO2Hx - SO2N(Me)2
II-1166 OMe H SO2Hx -CH2- CONH2
II-1167 OMe H SO2Hx -CH2- CONHMe
II-1168 OMe H SO2Hx -CH2- CON(Me)2
II-1169 OMe H SO2Hx -CH2- SO2NH2
II-1170 OMe H SO2Hx -CH2- SO2NHMe
II-1171 OMe H SO2Hx -CH2- SO2N(Me)2
II-1172 OMe H SO2Ph - CONH2
II-1173 OMe 5-Me SO2Ph - CONH2
II-1174 OMe 6-Me SO2Ph - CONH2
II-1175 OMe H SO2Ph - CONHMe
II-1176 OMe 5-Me SO2Ph - CONHMe
II-1177 OMe 6-Me SO2Ph - CONHMe
II-1178 OMe H SO2Ph - CON(Me)2
II-1179 OMe 5-Me SO2Ph - CON(Me)2
II-1180 OMe 6-Me SO2Ph - CON(Me)2
II-1181 OMe H SO2Ph - SO2NH2
II-1182 OMe H SO2Ph - SO2NHMe
II-1183 OMe H SO2Ph - SO2N(Me)2
II-1184 OMe H SO2Ph -CH2- CONH2
II-1185 OMe H SO2Ph -CH2- CONHMe
II-1186 OMe H SO2Ph -CH2- CON(Me)2
II-1187 OMe H SO2Ph -CH2- SO2NH2
II-1188 OMe H SO2Ph -CH2- SO2NHMe
II-1189 OMe H SO2Ph -CH2- SO2N(Me)2
II-1190 OMe H SO2(2-F-Ph) - CONH2
II-1191 OMe 5-Me SO2(2-F-Ph) - CONH2
II-1192 OMe 6-Me SO2(2-F-Ph) - CONH2
II-1193 OMe H SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-1194 OMe 5-Me SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-1195 OMe 6-Me SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-1196 OMe H SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
II-1197 OMe 5-Me SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
II-1198 OMe 6-Me SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
II-1199 OMe H SO2(2-F-Ph) - SO2NH2
II-1200 OMe H SO2(3-F-Ph) - CONH2
II-1201 OMe 5-Me SO2(3-F-Ph) - CONH2
II-1202 OMe 6-Me SO2(3-F-Ph) - CONH2
II-1203 OMe H SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-1204 OMe 5-Me SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-1205 OMe 6-Me SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-1206 OMe H SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
II-1207 OMe 5-Me SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
II-1208 OMe 6-Me SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
II-1209 OMe H SO2(3-F-Ph) - SO2NH2
II-1210 OMe H SO2(4-F-Ph) - CONH2
II-1211 OMe 5-Me SO2(4-F-Ph) - CONH2
II-1212 OMe 6-Me SO2(4-F-Ph) - CONH2
II-1213 OMe H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1214 OMe 5-Me SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1215 OMe 6-Me SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1216 OMe H SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
II-1217 OMe 5-Me SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
II-1218 OMe 6-Me SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
II-1219 OMe H SO2(4-F-Ph) - SO2NH2
II-1220 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
II-1221 OMe 5-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
II-1222 OMe 6-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
II-1223 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-1224 OMe 5-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-1225 OMe 6-Me SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-1226 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1227 OMe 5-Me SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1228 OMe 6-Me SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1229 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - SO2NH2
II-1230 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
II-1231 OMe 5-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
II-1232 OMe 6-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
II-1233 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-1234 OMe 5-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-1235 OMe 6-Me SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-1236 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1237 OMe 5-Me SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1238 OMe 6-Me SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1239 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - SO2NH2
II-1240 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
II-1241 OMe 5-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
II-1242 OMe 6-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
II-1243 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-1244 OMe 5-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-1245 OMe 6-Me SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-1246 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1247 OMe 5-Me SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1248 OMe 6-Me SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
II-1249 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - SO2NH2
II-1250 OMe H SO2(2-Br-Ph) - CONH2
II-1251 OMe H SO2(2-Br-Ph) - CONHMe
II-1252 OMe H SO2(2-Br-Ph) - CON(Me)2
II-1253 OMe H SO2(2-Br-Ph) - SO2NH2
II-1254 OMe H SO2(3-Br-Ph) - CONH2
II-1255 OMe H SO2(3-Br-Ph) - CONHMe
II-1256 OMe H SO2(3-Br-Ph) - CON(Me)2
II-1257 OMe H SO2(3-Br-Ph) - SO2NH2
II-1258 OMe H SO2(4-Br-Ph) - CONH2
II-1259 OMe H SO2(4-Br-Ph) - CONHMe
II-1260 OMe H SO2(4-Br-Ph) - CON(Me)2
II-1261 OMe H SO2(4-Br-Ph) - SO2NH2
II-1262 OMe H SO2(2-Me-Ph) - CONH2
II-1263 OMe 5-Me SO2(2-Me-Ph) - CONH2
II-1264 OMe 6-Me SO2(2-Me-Ph) - CONH2
II-1265 OMe H SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-1266 OMe 5-Me SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-1267 OMe 6-Me SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-1268 OMe H SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1269 OMe 5-Me SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1270 OMe 6-Me SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1271 OMe H SO2(2-Me-Ph) - SO2NH2
II-1272 OMe H SO2(3-Me-Ph) - CONH2
II-1273 OMe 5-Me SO2(3-Me-Ph) - CONH2
II-1274 OMe 6-Me SO2(3-Me-Ph) - CONH2
II-1275 OMe H SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-1276 OMe 5-Me SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-1277 OMe 6-Me SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-1278 OMe H SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1279 OMe 5-Me SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1280 OMe 6-Me SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1281 OMe H SO2(3-Me-Ph) - SO2NH2
II-1282 OMe H SO2(4-Me-Ph) - CONH2
II-1283 OMe 5-Me SO2(4-Me-Ph) - CONH2
II-1284 OMe 6-Me SO2(4-Me-Ph) - CONH2
II-1285 OMe H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1286 OMe 5-Me SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1287 OMe 6-Me SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1288 OMe H SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1289 OMe 5-Me SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1290 OMe 6-Me SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
II-1291 OMe H SO2(4-Me-Ph) - SO2NH2
II-1292 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
II-1293 OMe 5-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
II-1294 OMe 6-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
II-1295 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-1296 OMe 5-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-1297 OMe 6-Me SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-1298 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1299 OMe 5-Me SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1300 OMe 6-Me SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1301 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - SO2NH2
II-1302 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
II-1303 OMe 5-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
II-1304 OMe 6-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
II-1305 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-1306 OMe 5-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-1307 OMe 6-Me SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-1308 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1309 OMe 5-Me SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1310 OMe 6-Me SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1311 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - SO2NH2
II-1312 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
II-1313 OMe 5-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
II-1314 OMe 6-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
II-1315 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-1316 OMe 5-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-1317 OMe 6-Me SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-1318 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1319 OMe 5-Me SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1220 OMe 6-Me SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
II-1321 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - SO2NH2
II-1322 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - CONH2
II-1323 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - CONHMe
II-1324 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - CON(Me)2
II-1325 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - SO2NH2
II-1326 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONH2
II-1327 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONHMe
II-1328 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - CON(Me)2
II-1329 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - SO2NH2
II-1330 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONH2
II-1331 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONHMe
II-1332 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CON(Me)2
II-1333 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - SO2NH2
II-1334 OEt H CHO - CONHMe
II-1335 OEt H Ac - CONHMe
II-1336 OEt H Prn - CONHMe
II-1337 OEt H Byr - CONHMe
II-1338 OEt H Byri - CONHMe
II-1339 OEt H Va - CONHMe
II-1340 OEt H Vai - CONHMe
II-1341 OEt H Piv - CONHMe
II-1342 OEt H Hxa - CONHMe
II-1343 OEt H SO2Me - CONHMe
II-1344 OEt H SO2Et - CONHMe
II-1345 OEt H SO2Pr - CONHMe
II-1346 OEt H SO2Pri - CONHMe
II-1347 OEt H SO2Bu - CONHMe
II-1348 OEt H SO2Bui - CONHMe
II-1349 OEt H SO2Bus - CONHMe
II-1350 OEt H SO2But - CONHMe
II-1351 OEt H SO2Pn - CONHMe
II-1352 OEt H SO2Hx - CONHMe
II-1353 OEt H SO2Ph - CONHMe
II-1354 OEt H SO2(2-F-Ph) - CONHMe
II-1355 OEt H SO2(3-F-Ph) - CONHMe
II-1356 OEt H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1357 OEt H SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
II-1358 OEt H SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
II-1359 OEt H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-1360 OEt H SO2(2-Br-Ph) - CONHMe
II-1361 OEt H SO2(3-Br-Ph) - CONHMe
II-1362 OEt H SO2(4-Br-Ph) - CONHMe
II-1363 OEt H SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
II-1364 OEt H SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
II-1365 OEt H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1366 OEt H SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
II-1367 OEt H SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
II-1368 OEt H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-1369 OPr H Byr - CONHMe
II-1370 OPr H Va - CONHMe
II-1371 OPr H SO2Pr - CONHMe
II-1372 OPr H SO2Bu - CONHMe
II-1373 OPr H SO2Pn - CONHMe
II-1374 OPr H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1375 OPr H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
II-1376 OPr H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1377 OPr H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
II-1378 OBu H Byr - CONHMe
II-1379 OBu H SO2Pr - CONHMe
II-1380 OBu H SO2Bu - CONHMe
II-1381 OBu H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1382 OBu H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1383 OPn H Byr - CONHMe
II-1384 OPn H SO2Pr - CONHMe
II-1385 OPn H SO2Bu - CONHMe
II-1386 OPn H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1387 OPn H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
II-1388 OHx H Byr - CONHMe
II-1389 OHx H SO2Pr - CONHMe
II-1390 OHx H SO2Bu - CONHMe
II-1391 OHx H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
II-1392 OHx H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe

(表2)
化合物 R4 R5 R2 A R3
番号
III-1 OH H CHO - SO2NH2
III-2 OH H Ac - SO2NH2
III-3 OH Me Prn - CONH2
III-4 OH Me Prn - CONHMe
III-5 OH Me Prn - CON(Me)2
III-6 OH H Prn - SO2NH2
III-7 OH Me Prn - SO2NH2
III-8 OH H Prn - SO2NHMe
III-9 OH Me Prn - SO2NHMe
III-10 OH H Prn - SO2N(Me)2
III-11 OH Me Prn - SO2N(Me)2
III-12 OH H Prn -CH2- SO2NH2
III-13 OH Me Byr - CONH2
III-14 OH Me Byr - CONHMe
III-15 OH Me Byr - CON(Me)2
III-16 OH H Byr - SO2NH2
III-17 OH Me Byr - SO2NH2
III-18 OH H Byr - SO2NHMe
III-19 OH Me Byr - SO2NHMe
III-20 OH H Byr - SO2N(Me)2
III-21 OH Me Byr - SO2N(Me)2
III-22 OH Me Byr -CH2- CONH2
III-23 OH Me Byr -CH2- CONHMe
III-24 OH Me Byr -CH2- CON(Me)2
III-25 OH H Byr -CH2- SO2NH2
III-26 OH Me Byr -CH2- SO2NH2
III-27 OH H Byr -CH2- SO2NHMe
III-28 OH H Byr -CH2- SO2N(Me)2
III-29 OH H Byr -(CH2)2- SO2NH2
III-30 OH H Byr -(CH2)3- SO2NH2
III-31 OH H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-32 OH H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
III-33 OH Me Byri - CONH2
III-34 OH Me Byri - CONHMe
III-35 OH H Byri - SO2NH2
III-36 OH H Byri - SO2NHMe
III-37 OH H Byri - SO2N(Me)2
III-38 OH H Byri -CH2- SO2NH2
III-39 OH H Byri -(CH2)2- SO2NH2
III-40 OH H Byri -(CH2)3- SO2NH2
III-41 OH Me Va - CONH2
III-42 OH Me Va - CONHMe
III-43 OH Me Va - CON(Me)2
III-44 OH H Va - SO2NH2
III-45 OH Me Va - SO2NH2
III-46 OH H Va - SO2NHMe
III-47 OH Me Va - SO2NHMe
III-48 OH H Va - SO2N(Me)2
III-49 OH Me Va - SO2N(Me)2
III-50 OH Me Va -CH2- CONH2
III-51 OH Me Va -CH2- CONHMe
III-52 OH Me Va -CH2- CON(Me)2
III-53 OH H Va -CH2- SO2NH2
III-54 OH H Va -CH2- SO2NHMe
III-55 OH H Va -CH2- SO2N(Me)2
III-56 OH H Va -(CH2)2- SO2NH2
III-57 OH H Va -(CH2)2- SO2NHMe
III-58 OH H Va -(CH2)2- SO2N(Me)2
III-59 OH H Va -(CH2)3- SO2NH2
III-60 OH H Va -(CH2)3- SO2NHMe
III-61 OH H Va -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-62 OH H Va -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
III-63 OH Me Vai - CONH2
III-64 OH Me Vai - CONHMe
III-65 OH H Vai - SO2NH2
III-66 OH H Vai - SO2NHMe
III-67 OH H Vai - SO2N(Me)2
III-68 OH Me Vai -CH2- CONH2
III-69 OH Me Vai -CH2- CONHMe
III-70 OH H Vai -CH2- SO2NH2
III-71 OH H Vai -CH2- SO2NHMe
III-72 OH H Vai -CH2- SO2N(Me)2
III-73 OH H Vai -(CH2)2- SO2NH2
III-74 OH H Vai -(CH2)3- SO2NH2
III-75 OH H Vai -(CH2)3- SO2NHMe
III-76 OH Me Piv - CONH2
III-77 OH Me Piv - CONHMe
III-78 OH H Piv - SO2NH2
III-79 OH H Piv - SO2NHMe
III-80 OH H Piv - SO2N(Me)2
III-81 OH H Piv -CH2- SO2NH2
III-82 OH H Piv -(CH2)2- SO2NH2
III-83 OH H Piv -(CH2)3- SO2NH2
III-84 OH Me Hxa - CONH2
III-85 OH Me Hxa - CONHMe
III-86 OH H Hxa - SO2NH2
III-87 OH Me Hxa - SO2NH2
III-88 OH H Hxa - SO2NHMe
III-89 OH Me Hxa - SO2NHMe
III-90 OH H Hxa - SO2N(Me)2
III-91 OH H Hxa -CH2- SO2NH2
III-92 OH H Hxa -(CH2)2- SO2NH2
III-93 OH H Hxa -(CH2)3- SO2NH2
III-94 OH H SO2Me - CONH2
III-95 OH H SO2Me - CONHMe
III-96 OH H SO2Me - CON(Me)2
III-97 OH H SO2Me - SO2NH2
III-98 OH H SO2Me -CH2- CONH2
III-99 OH H SO2Me -CH2- CONHMe
III-100 OH H SO2Me -CH2- CON(Me)2
III-101 OH H SO2Me -CH2- SO2NH2
III-102 OH H SO2Et - CONH2
III-103 OH H SO2Et - CONHMe
III-104 OH H SO2Et - CON(Me)2
III-105 OH H SO2Et - SO2NH2
III-106 OH H SO2Et - SO2NHMe
III-107 OH H SO2Et - SO2N(Me)2
III-108 OH H SO2Et -CH2- CONH2
III-109 OH H SO2Et -CH2- CONHMe
III-110 OH H SO2Et -CH2- CON(Me)2
III-111 OH H SO2Et -CH2- SO2NH2
III-112 OH H SO2Et -CH2- SO2NHMe
III-113 OH H SO2Et -CH2- SO2N(Me)2
III-114 OH H SO2Pr - CONH2
III-115 OH Me SO2Pr - CONH2
III-116 OH H SO2Pr - CONHMe
III-117 OH Me SO2Pr - CONHMe
III-118 OH H SO2Pr - CONHEt
III-119 OH Me SO2Pr - CONHEt
III-120 OH H SO2Pr - CONHPr
III-121 OH H SO2Pr - CONHBu
III-122 OH H SO2Pr - CONHBui
III-123 OH H SO2Pr - CONHBus
III-124 OH H SO2Pr - CONHBut
III-125 OH H SO2Pr - CONHPn
III-126 OH H SO2Pr - CONHHx
III-127 OH H SO2Pr - CON(Me)2
III-128 OH Me SO2Pr - CON(Me)2
III-129 OH H SO2Pr - CON(Me)Et
III-130 OH Me SO2Pr - CON(Me)Et
III-131 OH H SO2Pr - CON(Et)2
III-132 OH Me SO2Pr - CON(Et)2
III-133 OH H SO2Pr - CON(Pr)2
III-134 OH H SO2Pr - CON(Bu)2
III-135 OH H SO2Pr - CON(Pn)2
III-136 OH H SO2Pr - CON(Hx)2
III-137 OH H SO2Pr - SO2NH2
III-138 OH Me SO2Pr - SO2NH2
III-139 OH H SO2Pr - SO2NHMe
III-140 OH Me SO2Pr - SO2NHMe
III-141 OH H SO2Pr - SO2NHEt
III-142 OH Me SO2Pr - SO2NHEt
III-143 OH H SO2Pr - SO2NHPr
III-144 OH H SO2Pr - SO2NHBu
III-145 OH H SO2Pr - SO2NHBui
III-146 OH H SO2Pr - SO2NHBus
III-147 OH H SO2Pr - SO2NHBut
III-148 OH H SO2Pr - SO2NHPn
III-149 OH H SO2Pr - SO2NHHx
III-150 OH H SO2Pr - SO2N(Me)2
III-151 OH Me SO2Pr - SO2N(Me)2
III-152 OH H SO2Pr - SO2N(Me)Et
III-153 OH Me SO2Pr - SO2N(Me)Et
III-154 OH H SO2Pr - SO2N(Et)2
III-155 OH H SO2Pr - SO2N(Pr)2
III-156 OH H SO2Pr - SO2N(Bu)2
III-157 OH H SO2Pr - SO2N(Pn)2
III-158 OH H SO2Pr - SO2N(Hx)2
III-159 OH H SO2Pr -CH2- CONH2
III-160 OH Me SO2Pr -CH2- CONH2
III-161 OH H SO2Pr -CH2- CONHMe
III-162 OH Me SO2Pr -CH2- CONHMe
III-163 OH H SO2Pr -CH2- CON(Me)2
III-164 OH Me SO2Pr -CH2- CON(Me)2
III-165 OH H SO2Pr -CH2- SO2NH2
III-166 OH Me SO2Pr -CH2- SO2NH2
III-167 OH H SO2Pr -CH2- SO2NHMe
III-168 OH H SO2Pr -CH2- SO2N(Me)2
III-169 OH H SO2Pr -(CH2)2- CONH2
III-170 OH H SO2Pr -(CH2)2- CONHMe
III-171 OH H SO2Pr -(CH2)2- CON(Me)2
III-172 OH H SO2Pr -(CH2)2- SO2NH2
III-173 OH H SO2Pr -(CH2)3- CONH2
III-174 OH H SO2Pr -(CH2)3- CONHMe
III-175 OH H SO2Pr -(CH2)3- CON(Me)2
III-176 OH H SO2Pr -(CH2)3- SO2NH2
III-177 OH H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONH2
III-178 OH H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONHMe
III-179 OH H SO2Pr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-180 OH H SO2Pri - CONH2
III-181 OH Me SO2Pri - CONH2
III-182 OH H SO2Pri - CONHMe
III-183 OH Me SO2Pri - CONHMe
III-184 OH H SO2Pri - CON(Me)2
III-185 OH Me SO2Pri - CON(Me)2
III-186 OH H SO2Pri - SO2NH2
III-187 OH Me SO2Pri - SO2NH2
III-188 OH H SO2Pri -CH2- CONH2
III-189 OH H SO2Pri -CH2- CONHMe
III-190 OH H SO2Pri -CH2- CON(Me)2
III-191 OH H SO2Pri -CH2- SO2NH2
III-192 OH H SO2Bu - CONH2
III-193 OH Me SO2Bu - CONH2
III-194 OH H SO2Bu - CONHMe
III-195 OH Me SO2Bu - CONHMe
III-196 OH H SO2Bu - CONHEt
III-197 OH Me SO2Bu - CONHEt
III-198 OH H SO2Bu - CONHPr
III-199 OH H SO2Bu - CONHBu
III-200 OH H SO2Bu - CONHBui
III-201 OH H SO2Bu - CONHBus
III-202 OH H SO2Bu - CONHBut
III-203 OH H SO2Bu - CONHPn
III-204 OH H SO2Bu - CONHHx
III-205 OH H SO2Bu - CON(Me)2
III-206 OH Me SO2Bu - CON(Me)2
III-207 OH H SO2Bu - CON(Me)Et
III-208 OH Me SO2Bu - CON(Me)Et
III-209 OH H SO2Bu - CON(Et)2
III-210 OH Me SO2Bu - CON(Et)2
III-211 OH H SO2Bu - CON(Pr)2
III-212 OH H SO2Bu - CON(Bu)2
III-213 OH H SO2Bu - CON(Pn)2
III-214 OH H SO2Bu - CON(Hx)2
III-215 OH H SO2Bu - SO2NH2
III-216 OH Me SO2Bu - SO2NH2
III-217 OH H SO2Bu - SO2NHMe
III-218 OH Me SO2Bu - SO2NHMe
III-219 OH H SO2Bu - SO2NHEt
III-220 OH Me SO2Bu - SO2NHEt
III-221 OH H SO2Bu - SO2NHPr
III-222 OH H SO2Bu - SO2NHBu
III-223 OH H SO2Bu - SO2NHBui
III-224 OH H SO2Bu - SO2NHBus
III-225 OH H SO2Bu - SO2NHBut
III-226 OH H SO2Bu - SO2NHPn
III-227 OH H SO2Bu - SO2NHHx
III-228 OH H SO2Bu - SO2N(Me)2
III-229 OH Me SO2Bu - SO2N(Me)2
III-230 OH H SO2Bu - SO2N(Me)Et
III-231 OH Me SO2Bu - SO2N(Me)Et
III-232 OH H SO2Bu - SO2N(Et)2
III-233 OH Me SO2Bu - SO2N(Et)2
III-234 OH H SO2Bu - SO2N(Pr)2
III-235 OH H SO2Bu - SO2N(Bu)2
III-236 OH H SO2Bu - SO2N(Pn)2
III-237 OH H SO2Bu - SO2N(Hx)2
III-238 OH H SO2Bu -CH2- CONH2
III-239 OH Me SO2Bu -CH2- CONH2
III-240 OH H SO2Bu -CH2- CONHMe
III-241 OH Me SO2Bu -CH2- CONHMe
III-242 OH H SO2Bu -CH2- CON(Me)2
III-243 OH Me SO2Bu -CH2- CON(Me)2
III-244 OH H SO2Bu -CH2- SO2NH2
III-245 OH Me SO2Bu -CH2- SO2NH2
III-246 OH H SO2Bu -CH2- SO2NHMe
III-247 OH Me SO2Bu -CH2- SO2NHMe
III-248 OH H SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
III-249 OH Me SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
III-250 OH H SO2Bu -(CH2)2- CONH2
III-251 OH H SO2Bu -(CH2)2- CONHMe
III-252 OH H SO2Bu -(CH2)2- CON(Me)2
III-253 OH H SO2Bu -(CH2)2- SO2NH2
III-254 OH H SO2Bu -(CH2)3- CONH2
III-255 OH H SO2Bu -(CH2)3- CONHMe
III-256 OH H SO2Bu -(CH2)3- CON(Me)2
III-257 OH H SO2Bu -(CH2)3- SO2NH2
III-258 OH H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONH2
III-259 OH H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONHMe
III-260 OH H SO2Bu -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-261 OH H SO2Bui - CONH2
III-262 OH Me SO2Bui - CONH2
III-263 OH H SO2Bui - CONHMe
III-264 OH Me SO2Bui - CONHMe
III-265 OH H SO2Bui - CON(Me)2
III-266 OH Me SO2Bui - CON(Me)2
III-267 OH H SO2Bui - SO2NH2
III-268 OH H SO2Bui - SO2NHMe
III-269 OH H SO2Bui - SO2N(Me)2
III-270 OH H SO2Bui -CH2- CONH2
III-271 OH H SO2Bui -CH2- CONHMe
III-272 OH H SO2Bui -CH2- CON(Me)2
III-273 OH H SO2Bui -CH2- SO2NH2
III-274 OH H SO2Bui -CH2- SO2NHMe
III-275 OH H SO2Bui -CH2- SO2N(Me)2
III-276 OH H SO2Bus - CONH2
III-277 OH Me SO2Bus - CONH2
III-278 OH H SO2Bus - CONHMe
III-279 OH Me SO2Bus - CONHMe
III-280 OH H SO2Bus - CON(Me)2
III-281 OH Me SO2Bus - CON(Me)2
III-282 OH H SO2Bus - SO2NH2
III-283 OH H SO2Bus - SO2NHMe
III-284 OH H SO2Bus - SO2N(Me)2
III-285 OH H SO2Bus -CH2- CONH2
III-286 OH H SO2Bus -CH2- CONHMe
III-287 OH H SO2Bus -CH2- CON(Me)2
III-288 OH H SO2Bus -CH2- SO2NH2
III-289 OH H SO2Bus -CH2- SO2NHMe
III-290 OH H SO2Bus -CH2- SO2N(Me)2
III-291 OH H SO2But - CONH2
III-292 OH Me SO2But - CONH2
III-293 OH H SO2But - CONHMe
III-294 OH Me SO2But - CONHMe
III-295 OH H SO2But - CON(Me)2
III-296 OH Me SO2But - CON(Me)2
III-297 OH H SO2But - SO2NH2
III-298 OH H SO2But - SO2NHMe
III-299 OH H SO2But - SO2N(Me)2
III-300 OH H SO2But -CH2- CONH2
III-301 OH H SO2But -CH2- CONHMe
III-302 OH H SO2But -CH2- CON(Me)2
III-303 OH H SO2But -CH2- SO2NH2
III-304 OH H SO2But -CH2- SO2NHMe
III-305 OH H SO2But -CH2- SO2N(Me)2
III-306 OH H SO2Pn - CONH2
III-307 OH Me SO2Pn - CONH2
III-308 OH H SO2Pn - CONHMe
III-309 OH Me SO2Pn - CONHMe
III-310 OH H SO2Pn - CON(Me)2
III-311 OH Me SO2Pn - CON(Me)2
III-312 OH H SO2Pn - SO2NH2
III-313 OH Me SO2Pn - SO2NH2
III-314 OH H SO2Pn - SO2NHMe
III-315 OH Me SO2Pn - SO2NHMe
III-316 OH H SO2Pn - SO2N(Me)2
III-317 OH Me SO2Pn - SO2N(Me)2
III-318 OH H SO2Pn -CH2- CONH2
III-319 OH H SO2Pn -CH2- CONHMe
III-320 OH H SO2Pn -CH2- CON(Me)2
III-321 OH H SO2Pn -CH2- SO2NH2
III-322 OH H SO2Pn -CH2- SO2NHMe
III-323 OH H SO2Pn -CH2- SO2N(Me)2
III-324 OH H SO2Hx - CONH2
III-325 OH Me SO2Hx - CONH2
III-326 OH H SO2Hx - CONHMe
III-327 OH Me SO2Hx - CONHMe
III-328 OH H SO2Hx - CON(Me)2
III-329 OH Me SO2Hx - CON(Me)2
III-330 OH H SO2Hx - SO2NH2
III-331 OH H SO2Hx - SO2NHMe
III-332 OH H SO2Hx - SO2N(Me)2
III-333 OH H SO2Hx -CH2- CONH2
III-334 OH H SO2Hx -CH2- CONHMe
III-335 OH H SO2Hx -CH2- CON(Me)2
III-336 OH H SO2Hx -CH2- SO2NH2
III-337 OH H SO2Hx -CH2- SO2NHMe
III-338 OH H SO2Hx -CH2- SO2N(Me)2
III-339 OH H SO2Ph - CONH2
III-340 OH Me SO2Ph - CONH2
III-341 OH H SO2Ph - CONHMe
III-342 OH H SO2Ph - CONHEt
III-343 OH Me SO2Ph - CONHMe
III-344 OH Me SO2Ph - CONHEt
III-345 OH H SO2Ph - CON(Me)2
III-346 OH H SO2Ph - CON(Et)2
III-347 OH Me SO2Ph - CON(Me)2
III-348 OH Me SO2Ph - CON(Et)2
III-349 OH H SO2Ph - SO2NH2
III-350 OH Me SO2Ph - SO2NH2
III-351 OH H SO2Ph - SO2NHMe
III-352 OH Me SO2Ph - SO2NHMe
III-353 OH H SO2Ph - SO2N(Me)2
III-354 OH Me SO2Ph - SO2N(Me)2
III-355 OH H SO2Ph -CH2- CONH2
III-356 OH H SO2Ph -CH2- CONHMe
III-357 OH H SO2Ph -CH2- CON(Me)2
III-358 OH H SO2Ph -CH2- SO2NH2
III-359 OH H SO2Ph -CH2- SO2NHMe
III-360 OH H SO2Ph -CH2- SO2N(Me)2
III-361 OH H SO2(2-F-Ph) - CONH2
III-362 OH Me SO2(2-F-Ph) - CONH2
III-363 OH H SO2(2-F-Ph) - CONHMe
III-364 OH Me SO2(2-F-Ph) - CONHMe
III-365 OH H SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
III-366 OH Me SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
III-367 OH H SO2(2-F-Ph) - SO2NH2
III-368 OH H SO2(3-F-Ph) - CONH2
III-369 OH Me SO2(3-F-Ph) - CONH2
III-370 OH H SO2(3-F-Ph) - CONHMe
III-371 OH Me SO2(3-F-Ph) - CONHMe
III-372 OH H SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
III-373 OH Me SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
III-374 OH H SO2(3-F-Ph) - SO2NH2
III-375 OH H SO2(4-F-Ph) - CONH2
III-376 OH Me SO2(4-F-Ph) - CONH2
III-377 OH H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-378 OH Me SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-379 OH H SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
III-380 OH Me SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
III-381 OH H SO2(4-F-Ph) - SO2NH2
III-382 OH Me SO2(4-F-Ph) - SO2NH2
III-383 OH H SO2(4-F-Ph) - SO2NHMe
III-384 OH Me SO2(4-F-Ph) - SO2NHMe
III-385 OH H SO2(4-F-Ph) - SO2N(Me)2
III-386 OH Me SO2(4-F-Ph) - SO2N(Me)2
III-387 OH H SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
III-388 OH Me SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
III-389 OH H SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
III-390 OH Me SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
III-391 OH H SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-392 OH Me SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-393 OH H SO2(2-Cl-Ph) - SO2NH2
III-394 OH H SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
III-395 OH Me SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
III-396 OH H SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
III-397 OH Me SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
III-398 OH H SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-399 OH Me SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-400 OH H SO2(3-Cl-Ph) - SO2NH2
III-401 OH H SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
III-402 OH Me SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
III-403 OH H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
III-404 OH Me SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
III-405 OH H SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-406 OH Me SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-407 OH H SO2(4-Cl-Ph) - SO2NH2
III-408 OH Me SO2(4-Cl-Ph) - SO2NH2
III-409 OH H SO2(4-Cl-Ph) - SO2NHMe
III-410 OH Me SO2(4-Cl-Ph) - SO2NHMe
III-411 OH H SO2(4-Cl-Ph) - SO2N(Me)2
III-412 OH Me SO2(4-Cl-Ph) - SO2N(Me)2
III-413 OH H SO2(2-Br-Ph) - CONH2
III-414 OH H SO2(2-Br-Ph) - CONHMe
III-415 OH H SO2(2-Br-Ph) - CON(Me)2
III-416 OH H SO2(2-Br-Ph) - SO2NH2
III-417 OH H SO2(3-Br-Ph) - CONH2
III-418 OH H SO2(3-Br-Ph) - CONHMe
III-419 OH H SO2(3-Br-Ph) - CON(Me)2
III-420 OH H SO2(3-Br-Ph) - SO2NH2
III-421 OH H SO2(4-Br-Ph) - CONH2
III-422 OH H SO2(4-Br-Ph) - CONHMe
III-423 OH H SO2(4-Br-Ph) - CON(Me)2
III-424 OH H SO2(4-Br-Ph) - SO2NH2
III-425 OH H SO2(2-Me-Ph) - CONH2
III-426 OH Me SO2(2-Me-Ph) - CONH2
III-427 OH H SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
III-428 OH Me SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
III-429 OH H SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
III-430 OH Me SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
III-431 OH H SO2(2-Me-Ph) - SO2NH2
III-432 OH H SO2(3-Me-Ph) - CONH2
III-433 OH Me SO2(3-Me-Ph) - CONH2
III-434 OH H SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
III-435 OH Me SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
III-436 OH H SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
III-437 OH Me SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
III-438 OH H SO2(3-Me-Ph) - SO2NH2
III-439 OH H SO2(4-Me-Ph) - CONH2
III-440 OH Me SO2(4-Me-Ph) - CONH2
III-441 OH H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-442 OH Me SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-443 OH H SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
III-444 OH Me SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
III-445 OH H SO2(4-Me-Ph) - SO2NH2
III-446 OH Me SO2(4-Me-Ph) - SO2NH2
III-447 OH H SO2(4-Me-Ph) - SO2NHMe
III-448 OH Me SO2(4-Me-Ph) - SO2NHMe
III-449 OH H SO2(4-Me-Ph) - SO2N(Me)2
III-450 OH Me SO2(4-Me-Ph) - SO2N(Me)2
III-451 OH H SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
III-452 OH Me SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
III-453 OH H SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
III-454 OH Me SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
III-455 OH H SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-456 OH Me SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-457 OH H SO2(2-MeO-Ph) - SO2NH2
III-458 OH H SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
III-459 OH Me SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
III-460 OH H SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
III-461 OH Me SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
III-462 OH H SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-463 OH Me SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-464 OH H SO2(3-MeO-Ph) - SO2NH2
III-465 OH H SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
III-466 OH Me SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
III-467 OH H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
III-468 OH Me SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
III-469 OH H SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-470 OH Me SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-471 OH H SO2(4-MeO-Ph) - SO2NH2
III-472 OH Me SO2(4-MeO-Ph) - SO2NH2
III-473 OH H SO2(4-MeO-Ph) - SO2NHMe
III-474 OH Me SO2(4-MeO-Ph) - SO2NHMe
III-475 OH H SO2(4-MeO-Ph) - SO2N(Me)2
III-476 OH Me SO2(4-MeO-Ph) - SO2N(Me)2
III-477 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - CONH2
III-478 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - CONHMe
III-479 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - CON(Me)2
III-480 OH H SO2(2,4-diF-Ph) - SO2NH2
III-481 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONH2
III-482 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONHMe
III-483 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - CON(Me)2
III-484 OH H SO2(3,5-diMe-Ph) - SO2NH2
III-485 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONH2
III-486 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONHMe
III-487 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CON(Me)2
III-488 OH H SO2(2,4,6-triF-Ph) - SO2NH2
III-489 OMe H CHO - SO2NH2
III-490 OMe H Ac - SO2NH2
III-491 OMe Me Prn - CONH2
III-492 OMe Me Prn - CONHMe
III-493 OMe H Prn - SO2NH2
III-494 OMe H Prn -CH2- SO2NH2
III-495 OMe Me Byr - CONH2
III-496 OMe Me Byr - CONHMe
III-497 OMe Me Byr - CON(Me)2
III-498 OMe H Byr - SO2NH2
III-499 OMe Me Byr - SO2NH2
III-500 OMe H Byr - SO2NHMe
III-501 OMe H Byr - SO2N(Me)2
III-502 OMe Me Byr -CH2- CONH2
III-503 OMe Me Byr -CH2- CONHMe
III-504 OMe H Byr -CH2- SO2NH2
III-505 OMe Me Byr -CH2- SO2NH2
III-506 OMe H Byr -CH2- SO2NHMe
III-507 OMe H Byr -CH2- SO2N(Me)2
III-508 OMe H Byr -(CH2)2- SO2NH2
III-509 OMe H Byr -(CH2)3- SO2NH2
III-510 OMe H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-511 OMe H Byr -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
III-512 OMe Me Byri - CONH2
III-513 OMe Me Byri - CONHMe
III-514 OMe H Byri - SO2NH2
III-515 OMe H Byri - SO2NHMe
III-516 OMe H Byri - SO2N(Me)2
III-517 OMe H Byri -CH2- SO2NH2
III-518 OMe H Byri -(CH2)2- SO2NH2
III-519 OMe H Byri -(CH2)3- SO2NH2
III-520 OMe Me Va - CONH2
III-521 OMe Me Va - CONHMe
III-522 OMe H Va - SO2NH2
III-523 OMe Me Va - SO2NH2
III-524 OMe H Va - SO2NHMe
III-525 OMe Me Va - SO2NHMe
III-526 OMe H Va - SO2N(Me)2
III-527 OMe Me Va -CH2- CONH2
III-528 OMe Me Va -CH2- CONHMe
III-529 OMe H Va -CH2- SO2NH2
III-530 OMe H Va -CH2- SO2NHMe
III-531 OMe H Va -CH2- SO2N(Me)2
III-532 OMe H Va -(CH2)2- SO2NH2
III-533 OMe H Va -(CH2)2- SO2NHMe
III-534 OMe H Va -(CH2)2- SO2N(Me)2
III-535 OMe H Va -(CH2)3- SO2NH2
III-536 OMe H Va -(CH2)3- SO2NHMe
III-537 OMe H Va -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-538 OMe H Va -CH2CH(CH3)- SO2NHMe
III-539 OMe Me Vai - CONH2
III-540 OMe Me Vai - CONHMe
III-541 OMe H Vai - SO2NH2
III-542 OMe H Vai - SO2NHMe
III-543 OMe H Vai - SO2N(Me)2
III-544 OMe Me Vai -CH2- CONH2
III-545 OMe Me Vai -CH2- CONHMe
III-546 OMe H Vai -CH2- SO2NH2
III-547 OMe H Vai -CH2- SO2NHMe
III-548 OMe H Vai -CH2- SO2N(Me)2
III-549 OMe H Vai -(CH2)2- SO2NH2
III-550 OMe H Vai -(CH2)3- SO2NH2
III-551 OMe H Vai -(CH2)3- SO2NHMe
III-552 OMe Me Piv - CONH2
III-553 OMe Me Piv - CONHMe
III-554 OMe H Piv - SO2NH2
III-555 OMe H Piv - SO2NHMe
III-556 OMe H Piv - SO2N(Me)2
III-557 OMe H Piv -CH2- SO2NH2
III-558 OMe H Piv -(CH2)2- SO2NH2
III-559 OMe H Piv -(CH2)3- SO2NH2
III-560 OMe Me Hxa - CONH2
III-561 OMe Me Hxa - CONHMe
III-562 OMe H Hxa - SO2NH2
III-563 OMe Me Hxa - SO2NH2
III-564 OMe H Hxa - SO2NHMe
III-565 OMe Me Hxa - SO2NHMe
III-566 OMe H Hxa - SO2N(Me)2
III-567 OMe H Hxa -CH2- SO2NH2
III-568 OMe H Hxa -(CH2)2- SO2NH2
III-569 OMe H Hxa -(CH2)3- SO2NH2
III-570 OMe H SO2Me - CONH2
III-571 OMe H SO2Me - CONHMe
III-572 OMe H SO2Me - CON(Me)2
III-573 OMe H SO2Me - SO2NH2
III-574 OMe H SO2Me -CH2- CONH2
III-575 OMe H SO2Me -CH2- CONHMe
III-576 OMe H SO2Me -CH2- CON(Me)2
III-577 OMe H SO2Me -CH2- SO2NH2
III-578 OMe H SO2Et - CONH2
III-579 OMe H SO2Et - CONHMe
III-580 OMe H SO2Et - CON(Me)2
III-581 OMe H SO2Et - SO2NH2
III-582 OMe H SO2Et - SO2NHMe
III-583 OMe H SO2Et - SO2N(Me)2
III-584 OMe H SO2Et -CH2- CONH2
III-585 OMe H SO2Et -CH2- CONHMe
III-586 OMe H SO2Et -CH2- CON(Me)2
III-587 OMe H SO2Et -CH2- SO2NH2
III-588 OMe H SO2Et -CH2- SO2NHMe
III-589 OMe H SO2Et -CH2- SO2N(Me)2
III-590 OMe H SO2Pr - CONH2
III-591 OMe Me SO2Pr - CONH2
III-592 OMe H SO2Pr - CONHMe
III-593 OMe Me SO2Pr - CONHMe
III-594 OMe H SO2Pr - CONHEt
III-595 OMe H SO2Pr - CONHPr
III-596 OMe H SO2Pr - CONHBu
III-597 OMe H SO2Pr - CONHBui
III-598 OMe H SO2Pr - CONHBus
III-599 OMe H SO2Pr - CONHBut
III-600 OMe H SO2Pr - CONHPn
III-601 OMe H SO2Pr - CONHHx
III-602 OMe H SO2Pr - CON(Me)2
III-603 OMe Me SO2Pr - CON(Me)2
III-604 OMe H SO2Pr - CON(Me)Et
III-605 OMe H SO2Pr - CON(Et)2
III-606 OMe H SO2Pr - CON(Pr)2
III-607 OMe H SO2Pr - CON(Bu)2
III-608 OMe H SO2Pr - CON(Pn)2
III-609 OMe H SO2Pr - CON(Hx)2
III-610 OMe H SO2Pr - SO2NH2
III-611 OMe Me SO2Pr - SO2NH2
III-612 OMe H SO2Pr - SO2NHMe
III-613 OMe Me SO2Pr - SO2NHMe
III-614 OMe H SO2Pr - SO2NHEt
III-615 OMe H SO2Pr - SO2NHPr
III-616 OMe H SO2Pr - SO2NHBu
III-617 OMe H SO2Pr - SO2NHBui
III-618 OMe H SO2Pr - SO2NHBus
III-619 OMe H SO2Pr - SO2NHBut
III-620 OMe H SO2Pr - SO2NHPn
III-621 OMe H SO2Pr - SO2NHHx
III-622 OMe H SO2Pr - SO2N(Me)2
III-623 OMe H SO2Pr - SO2N(Me)Et
III-624 OMe H SO2Pr - SO2N(Et)2
III-625 OMe H SO2Pr - SO2N(Pr)2
III-626 OMe H SO2Pr - SO2N(Bu)2
III-627 OMe H SO2Pr - SO2N(Pn)2
III-628 OMe H SO2Pr - SO2N(Hx)2
III-629 OMe H SO2Pr -CH2- CONH2
III-630 OMe Me SO2Pr -CH2- CONH2
III-631 OMe H SO2Pr -CH2- CONHMe
III-632 OMe Me SO2Pr -CH2- CONHMe
III-633 OMe H SO2Pr -CH2- CON(Me)2
III-634 OMe Me SO2Pr -CH2- CON(Me)2
III-635 OMe H SO2Pr -CH2- SO2NH2
III-636 OMe Me SO2Pr -CH2- SO2NH2
III-637 OMe H SO2Pr -CH2- SO2NHMe
III-638 OMe H SO2Pr -CH2- SO2N(Me)2
III-639 OMe H SO2Pr -(CH2)2- CONH2
III-640 OMe H SO2Pr -(CH2)2- CONHMe
III-641 OMe H SO2Pr -(CH2)2- CON(Me)2
III-642 OMe H SO2Pr -(CH2)2- SO2NH2
III-643 OMe H SO2Pr -(CH2)3- CONH2
III-644 OMe H SO2Pr -(CH2)3- CONHMe
III-645 OMe H SO2Pr -(CH2)3- CON(Me)2
III-646 OMe H SO2Pr -(CH2)3- SO2NH2
III-647 OMe H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONH2
III-648 OMe H SO2Pr -CH2CH(CH3)- CONHMe
III-649 OMe H SO2Pr -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-650 OMe H SO2Pri - CONH2
III-651 OMe Me SO2Pri - CONH2
III-652 OMe H SO2Pri - CONHMe
III-653 OMe Me SO2Pri - CONHMe
III-654 OMe H SO2Pri - CON(Me)2
III-655 OMe Me SO2Pri - CON(Me)2
III-656 OMe H SO2Pri - SO2NH2
III-657 OMe Me SO2Pri - SO2NH2
III-658 OMe H SO2Pri -CH2- CONH2
III-659 OMe H SO2Pri -CH2- CONHMe
III-660 OMe H SO2Pri -CH2- CON(Me)2
III-661 OMe H SO2Pri -CH2- SO2NH2
III-662 OMe H SO2Bu - CONH2
III-663 OMe Me SO2Bu - CONH2
III-664 OMe H SO2Bu - CONHMe
III-665 OMe Me SO2Bu - CONHMe
III-666 OMe H SO2Bu - CONHEt
III-667 OMe H SO2Bu - CONHPr
III-668 OMe H SO2Bu - CONHBu
III-669 OMe H SO2Bu - CONHBui
III-670 OMe H SO2Bu - CONHBus
III-671 OMe H SO2Bu - CONHBut
III-672 OMe H SO2Bu - CONHPn
III-673 OMe H SO2Bu - CONHHx
III-674 OMe H SO2Bu - CON(Me)2
III-675 OMe Me SO2Bu - CON(Me)2
III-676 OMe H SO2Bu - CON(Me)Et
III-677 OMe H SO2Bu - CON(Et)2
III-678 OMe H SO2Bu - CON(Pr)2
III-679 OMe H SO2Bu - CON(Bu)2
III-680 OMe H SO2Bu - CON(Pn)2
III-681 OMe H SO2Bu - CON(Hx)2
III-682 OMe H SO2Bu - SO2NH2
III-683 OMe Me SO2Bu - SO2NH2
III-684 OMe H SO2Bu - SO2NHMe
III-685 OMe Me SO2Bu - SO2NHMe
III-686 OMe H SO2Bu - SO2NHEt
III-687 OMe H SO2Bu - SO2NHPr
III-688 OMe H SO2Bu - SO2NHBu
III-689 OMe H SO2Bu - SO2NHBui
III-690 OMe H SO2Bu - SO2NHBus
III-691 OMe H SO2Bu - SO2NHBut
III-692 OMe H SO2Bu - SO2NHPn
III-693 OMe H SO2Bu - SO2NHHx
III-694 OMe H SO2Bu - SO2N(Me)2
III-695 OMe H SO2Bu - SO2N(Me)Et
III-696 OMe H SO2Bu - SO2N(Et)2
III-697 OMe H SO2Bu - SO2N(Pr)2
III-698 OMe H SO2Bu - SO2N(Bu)2
III-699 OMe H SO2Bu - SO2N(Pn)2
III-700 OMe H SO2Bu - SO2N(Hx)2
III-701 OMe H SO2Bu -CH2- CONH2
III-702 OMe Me SO2Bu -CH2- CONH2
III-703 OMe H SO2Bu -CH2- CONHMe
III-704 OMe Me SO2Bu -CH2- CONHMe
III-705 OMe H SO2Bu -CH2- CON(Me)2
III-706 OMe Me SO2Bu -CH2- CON(Me)2
III-707 OMe H SO2Bu -CH2- SO2NH2
III-708 OMe Me SO2Bu -CH2- SO2NH2
III-709 OMe H SO2Bu -CH2- SO2NHMe
III-710 OMe Me SO2Bu -CH2- SO2NHMe
III-711 OMe H SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
III-712 OMe Me SO2Bu -CH2- SO2N(Me)2
III-713 OMe H SO2Bu -(CH2)2- CONH2
III-714 OMe H SO2Bu -(CH2)2- CONHMe
III-715 OMe H SO2Bu -(CH2)2- CON(Me)2
III-716 OMe H SO2Bu -(CH2)2- SO2NH2
III-717 OMe H SO2Bu -(CH2)3- CONH2
III-718 OMe H SO2Bu -(CH2)3- CONHMe
III-719 OMe H SO2Bu -(CH2)3- CON(Me)2
III-720 OMe H SO2Bu -(CH2)3- SO2NH2
III-721 OMe H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONH2
III-722 OMe H SO2Bu -CH2CH(CH3)- CONHMe
III-723 OMe H SO2Bu -CH2CH(CH3)- SO2NH2
III-724 OMe H SO2Bui - CONH2
III-725 OMe Me SO2Bui - CONH2
III-726 OMe H SO2Bui - CONHMe
III-727 OMe Me SO2Bui - CONHMe
III-728 OMe H SO2Bui - CON(Me)2
III-729 OMe Me SO2Bui - CON(Me)2
III-730 OMe H SO2Bui - SO2NH2
III-731 OMe H SO2Bui - SO2NHMe
III-732 OMe H SO2Bui - SO2N(Me)2
III-733 OMe H SO2Bui -CH2- CONH2
III-734 OMe H SO2Bui -CH2- CONHMe
III-735 OMe H SO2Bui -CH2- CON(Me)2
III-736 OMe H SO2Bui -CH2- SO2NH2
III-737 OMe H SO2Bui -CH2- SO2NHMe
III-738 OMe H SO2Bui -CH2- SO2N(Me)2
III-739 OMe H SO2Bus - CONH2
III-740 OMe Me SO2Bus - CONH2
III-741 OMe H SO2Bus - CONHMe
III-742 OMe Me SO2Bus - CONHMe
III-743 OMe H SO2Bus - CON(Me)2
III-744 OMe Me SO2Bus - CON(Me)2
III-745 OMe H SO2Bus - SO2NH2
III-746 OMe H SO2Bus - SO2NHMe
III-747 OMe H SO2Bus - SO2N(Me)2
III-748 OMe H SO2Bus -CH2- CONH2
III-749 OMe H SO2Bus -CH2- CONHMe
III-750 OMe H SO2Bus -CH2- CON(Me)2
III-751 OMe H SO2Bus -CH2- SO2NH2
III-752 OMe H SO2Bus -CH2- SO2NHMe
III-753 OMe H SO2Bus -CH2- SO2N(Me)2
III-754 OMe H SO2But - CONH2
III-755 OMe Me SO2But - CONH2
III-756 OMe H SO2But - CONHMe
III-757 OMe Me SO2But - CONHMe
III-758 OMe H SO2But - CON(Me)2
III-759 OMe Me SO2But - CON(Me)2
III-760 OMe H SO2But - SO2NH2
III-761 OMe H SO2But - SO2NHMe
III-762 OMe H SO2But - SO2N(Me)2
III-763 OMe H SO2But -CH2- CONH2
III-764 OMe H SO2But -CH2- CONHMe
III-765 OMe H SO2But -CH2- CON(Me)2
III-766 OMe H SO2But -CH2- SO2NH2
III-767 OMe H SO2But -CH2- SO2NHMe
III-768 OMe H SO2But -CH2- SO2N(Me)2
III-769 OMe H SO2Pn - CONH2
III-770 OMe Me SO2Pn - CONH2
III-771 OMe H SO2Pn - CONHMe
III-772 OMe Me SO2Pn - CONHMe
III-773 OMe H SO2Pn - CON(Me)2
III-774 OMe Me SO2Pn - CON(Me)2
III-775 OMe H SO2Pn - SO2NH2
III-776 OMe H SO2Pn - SO2NHMe
III-777 OMe H SO2Pn - SO2N(Me)2
III-778 OMe H SO2Pn -CH2- CONH2
III-779 OMe H SO2Pn -CH2- CONHMe
III-780 OMe H SO2Pn -CH2- CON(Me)2
III-781 OMe H SO2Pn -CH2- SO2NH2
III-782 OMe H SO2Pn -CH2- SO2NHMe
III-783 OMe H SO2Pn -CH2- SO2N(Me)2
III-784 OMe H SO2Hx - CONH2
III-785 OMe Me SO2Hx - CONH2
III-786 OMe H SO2Hx - CONHMe
III-787 OMe Me SO2Hx - CONHMe
III-788 OMe H SO2Hx - CON(Me)2
III-789 OMe Me SO2Hx - CON(Me)2
III-790 OMe H SO2Hx - SO2NH2
III-791 OMe H SO2Hx - SO2NHMe
III-792 OMe H SO2Hx - SO2N(Me)2
III-793 OMe H SO2Hx -CH2- CONH2
III-794 OMe H SO2Hx -CH2- CONHMe
III-795 OMe H SO2Hx -CH2- CON(Me)2
III-796 OMe H SO2Hx -CH2- SO2NH2
III-797 OMe H SO2Hx -CH2- SO2NHMe
III-798 OMe H SO2Hx -CH2- SO2N(Me)2
III-799 OMe H SO2Ph - CONH2
III-800 OMe Me SO2Ph - CONH2
III-801 OMe H SO2Ph - CONHMe
III-802 OMe Me SO2Ph - CONHMe
III-803 OMe H SO2Ph - CON(Me)2
III-804 OMe Me SO2Ph - CON(Me)2
III-805 OMe H SO2Ph - SO2NH2
III-806 OMe H SO2Ph - SO2NHMe
III-807 OMe H SO2Ph - SO2N(Me)2
III-808 OMe H SO2Ph -CH2- CONH2
III-809 OMe H SO2Ph -CH2- CONHMe
III-810 OMe H SO2Ph -CH2- CON(Me)2
III-811 OMe H SO2Ph -CH2- SO2NH2
III-812 OMe H SO2Ph -CH2- SO2NHMe
III-813 OMe H SO2Ph -CH2- SO2N(Me)2
III-814 OMe H SO2(2-F-Ph) - CONH2
III-815 OMe Me SO2(2-F-Ph) - CONH2
III-816 OMe H SO2(2-F-Ph) - CONHMe
III-817 OMe Me SO2(2-F-Ph) - CONHMe
III-818 OMe H SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
III-819 OMe Me SO2(2-F-Ph) - CON(Me)2
III-820 OMe H SO2(2-F-Ph) - SO2NH2
III-821 OMe H SO2(3-F-Ph) - CONH2
III-822 OMe Me SO2(3-F-Ph) - CONH2
III-823 OMe H SO2(3-F-Ph) - CONHMe
III-824 OMe Me SO2(3-F-Ph) - CONHMe
III-825 OMe H SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
III-826 OMe Me SO2(3-F-Ph) - CON(Me)2
III-827 OMe H SO2(3-F-Ph) - SO2NH2
III-828 OMe H SO2(4-F-Ph) - CONH2
III-829 OMe Me SO2(4-F-Ph) - CONH2
III-830 OMe H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-831 OMe Me SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-832 OMe H SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
III-833 OMe Me SO2(4-F-Ph) - CON(Me)2
III-834 OMe H SO2(4-F-Ph) - SO2NH2
III-835 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
III-836 OMe Me SO2(2-Cl-Ph) - CONH2
III-837 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
III-838 OMe Me SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
III-839 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-840 OMe Me SO2(2-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-841 OMe H SO2(2-Cl-Ph) - SO2NH2
III-842 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
III-843 OMe Me SO2(3-Cl-Ph) - CONH2
III-844 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
III-845 OMe Me SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
III-846 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-847 OMe Me SO2(3-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-848 OMe H SO2(3-Cl-Ph) - SO2NH2
III-849 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
III-850 OMe Me SO2(4-Cl-Ph) - CONH2
III-851 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
III-852 OMe Me SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
III-853 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-854 OMe Me SO2(4-Cl-Ph) - CON(Me)2
III-855 OMe H SO2(4-Cl-Ph) - SO2NH2
III-856 OMe H SO2(2-Br-Ph) - CONH2
III-857 OMe H SO2(2-Br-Ph) - CONHMe
III-858 OMe H SO2(2-Br-Ph) - CON(Me)2
III-859 OMe H SO2(2-Br-Ph) - SO2NH2
III-860 OMe H SO2(3-Br-Ph) - CONH2
III-861 OMe H SO2(3-Br-Ph) - CONHMe
III-862 OMe H SO2(3-Br-Ph) - CON(Me)2
III-863 OMe H SO2(3-Br-Ph) - SO2NH2
III-864 OMe H SO2(4-Br-Ph) - CONH2
III-865 OMe H SO2(4-Br-Ph) - CONHMe
III-866 OMe H SO2(4-Br-Ph) - CON(Me)2
III-867 OMe H SO2(4-Br-Ph) - SO2NH2
III-868 OMe H SO2(2-Me-Ph) - CONH2
III-869 OMe Me SO2(2-Me-Ph) - CONH2
III-870 OMe H SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
III-871 OMe Me SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
III-872 OMe H SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
III-873 OMe Me SO2(2-Me-Ph) - CON(Me)2
III-874 OMe H SO2(2-Me-Ph) - SO2NH2
III-875 OMe H SO2(3-Me-Ph) - CONH2
III-876 OMe Me SO2(3-Me-Ph) - CONH2
III-877 OMe H SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
III-878 OMe Me SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
III-879 OMe H SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
III-880 OMe Me SO2(3-Me-Ph) - CON(Me)2
III-881 OMe H SO2(3-Me-Ph) - SO2NH2
III-882 OMe H SO2(4-Me-Ph) - CONH2
III-883 OMe Me SO2(4-Me-Ph) - CONH2
III-884 OMe H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-885 OMe Me SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-886 OMe H SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
III-887 OMe Me SO2(4-Me-Ph) - CON(Me)2
III-888 OMe H SO2(4-Me-Ph) - SO2NH2
III-889 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
III-890 OMe Me SO2(2-MeO-Ph) - CONH2
III-891 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
III-892 OMe Me SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
III-893 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-894 OMe Me SO2(2-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-895 OMe H SO2(2-MeO-Ph) - SO2NH2
III-896 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
III-897 OMe Me SO2(3-MeO-Ph) - CONH2
III-898 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
III-899 OMe Me SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
III-900 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-901 OMe Me SO2(3-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-902 OMe H SO2(3-MeO-Ph) - SO2NH2
III-903 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
III-904 OMe Me SO2(4-MeO-Ph) - CONH2
III-905 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
III-906 OMe Me SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
III-907 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-908 OMe Me SO2(4-MeO-Ph) - CON(Me)2
III-909 OMe H SO2(4-MeO-Ph) - SO2NH2
III-910 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - CONH2
III-911 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - CONHMe
III-912 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - CON(Me)2
III-913 OMe H SO2(2,4-diF-Ph) - SO2NH2
III-914 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONH2
III-915 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - CONHMe
III-916 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - CON(Me)2
III-917 OMe H SO2(3,5-diMe-Ph) - SO2NH2
III-918 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONH2
III-919 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CONHMe
III-920 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - CON(Me)2
III-921 OMe H SO2(2,4,6-triF-Ph) - SO2NH2
III-922 OEt H SO2Me - CONHMe
III-923 OEt H SO2Et - CONHMe
III-924 OEt H SO2Pr - CONHMe
III-925 OEt H SO2Pri - CONHMe
III-926 OEt H SO2Bu - CONHMe
III-927 OEt H SO2Bui - CONHMe
III-928 OEt H SO2Bus - CONHMe
III-929 OEt H SO2But - CONHMe
III-930 OEt H SO2Pn - CONHMe
III-931 OEt H SO2Hx - CONHMe
III-932 OEt H SO2Ph - CONHMe
III-933 OEt H SO2(2-F-Ph) - CONHMe
III-934 OEt H SO2(3-F-Ph) - CONHMe
III-935 OEt H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-936 OEt H SO2(2-Cl-Ph) - CONHMe
III-937 OEt H SO2(3-Cl-Ph) - CONHMe
III-938 OEt H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
III-939 OEt H SO2(2-Br-Ph) - CONHMe
III-940 OEt H SO2(3-Br-Ph) - CONHMe
III-941 OEt H SO2(4-Br-Ph) - CONHMe
III-942 OEt H SO2(2-Me-Ph) - CONHMe
III-943 OEt H SO2(3-Me-Ph) - CONHMe
III-944 OEt H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-945 OEt H SO2(2-MeO-Ph) - CONHMe
III-946 OEt H SO2(3-MeO-Ph) - CONHMe
III-947 OEt H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
III-948 OPr H SO2Pr - CONHMe
III-949 OPr H SO2Bu - CONHMe
III-950 OPr H SO2Pn - CONHMe
III-951 OPr H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-952 OPr H SO2(4-Cl-Ph) - CONHMe
III-953 OPr H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-954 OPr H SO2(4-MeO-Ph) - CONHMe
III-955 OBu H SO2Pr - CONHMe
III-956 OBu H SO2Bu - CONHMe
III-957 OBu H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-958 OBu H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-959 OPn H SO2Pr - CONHMe
III-960 OPn H SO2Bu - CONHMe
III-961 OPn H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-962 OPn H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe
III-963 OHx H SO2Pr - CONHMe
III-964 OHx H SO2Bu - CONHMe
III-965 OHx H SO2(4-F-Ph) - CONHMe
III-966 OHx H SO2(4-Me-Ph) - CONHMe

本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物に於て、好適な化合物としては、例示化合物番号II-14、II-17、II-31、II-34、II-36、II-40、II-42、II-46、II-48、II-49、II-51、II-52、II-54、II-117、II-341、II-346、II-357、II-360、II-363、II-368、II-370、II-371、II-373、II-374、II-382、II-384、II-385、II-387、II-388、II-390、II-520、II-522、II-523、II-525、II-526、II-528、II-529、II-531、II-532、II-534、II-535、II-537、III-3、III-4、III-5、III-6、III-7、III-8、III-9、III-10、III-11、III-13、III-14、III-15、III- 16、III-17、III-18、III-19、III-20、III-21、III-41、III-42、III-43、III-44、III-45、III-46、III-47、III-48、III-49、III-114、III-115、III-116、III-117、III-118、III-119、III-127、III-128、III-129、III-130、III-131、III-132、III-137、III-138、III-139、III-140、III-141、III-142、III-150、III-151、III-152、III-153、III-154、III-192、III-193、III-194、III-195、III-196、III-197、III-205、III-206、III-207、III-208、III-209、III-210、III-215、III-216、III-217、III-218、III-219、III-220、III-228、III-229、III-230、III-231、III-232、III-233、III-339、III-340、III-341、III-342、III-343、III-344、III-345、III-346、III-347、III-348、III-349、III-350、III-351、III-352、III-353、III-354、III-592、III-602、III-662、III-664、III-674又はIII-801を挙げることができ、
更に好適には、例示化合物番号II-14、II-17、II-31、II-34、II-36、II-40、II-42、II-46、II-48、II-49、II-51、II-52、II-54、II-117、III-114、III-116、III-127、III-192、III-193、III-194、III-195、III-205、III-206、III-215、III-216、III-217、III-218、III-228、III-229、III-339、III-340、III-341、III-343、III-345、III-347、III-349、III-350、III-351、III-352、III-353、III-354、III-592、III-602、III-662、III-664、III-674又はIII-801を挙げることができ、
特に好適には、
例示化合物番号III-192: 4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド、
例示化合物番号III-194: 4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、
例示化合物番号III-205: 4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、
例示化合物番号III-341: 4−t−ブチル−3−{[N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、又は
例示化合物番号III-345: 4−t−ブチル−3−{[N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、を挙げることができる。
また、別の側面から、本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物に於て好適な化合物としては、例示化合物番号II-9、II-11、II-12、II-14、II-15、II-17、II-18、II-21、II-24、II-31、II-33、II-34、II-36、II-37、II-39、II-40、II-42、II-43、II-45、II-46、II-48、II-49、II-51、II-52、II-54、II-112、II-114、II-115、II-117、II-118、II-120、II-122、II-124、II-125、II-127、II-128、II-130、II-131、II-133、II-134、II-136、II-254、II-256、II-257、II-259、II-260、II-268、II-270、II-277、II-279、II-280、II-282、II-291、II-339、II-341、II-342、II-344、II-345、II-347、II-355、II-357、II-358、II-360、II-361、II-363、II-368、II-370、II-371、II-373、II-374、II-382、II-384、II-385、II-387、II-388、II-390、II-520、II-522、II-523、II-525、II-526、II-528、II-529、II-531、II-532、II-534、II-535、II-537、II-722、III-6、III-8、III-10、III-16、III-18、III-20、III-44、III-46、III-48、III-114、III-116、III-118、III-127、III-129、III-131、III-137、III-139、III-141、III-150、III-152、III-154、III-192、III-194、III-196、III-205、III-207、III-209、III-215、III-217、III-219、III-228、III-230、III-232、III-339、III-341、III-342、III-345、III-346、III-349、III-351、III-353、III-592、III-602、III-662、III-664、III-674又はIII-801を挙げることができ、
更に好適には、例示化合物番号II-9、II-11、II-12、II-14、II-15、II-17、II-31、II-33、II-34、II-36、II-40、II-42、II-46、II-48、II-49、II-51、II-52、II-54、II-112、II-114、II-115、II-117、II-122、II-124、II-128、II-131、II-134、II-254、II-257、II-268、II-277、II-280、II-291、II-339、II-342、II-355、II-368、II-371、II-382、II-520、II-523、II-526、II-529、II-532、II-535、III-114、III-116、III-127、III-192、III-194、III-205、III-215、III-217、III-228、III-339、III-341、III-345、III-349、III-351又はIII-353を挙げることができ、
特に好適には、
例示化合物番号II-34: 4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、
例示化合物番号II-40: 4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、
例示化合物番号II-49: 4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンゼンスルホンアミド、
例示化合物番号II-52: 4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
例示化合物番号II-342: 4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、
例示化合物番号II-355: 4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、
例示化合物番号II-523: 4−t−ブチル−3−{[N−(フェニルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、又は、
例示化合物番号II-526: 4−t−ブチル−3−{[N−(フェニルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、を挙げることができる。
本発明の有効成分である一般式(I)を有するベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩は、優れたLDL酸化抑制作用及びACAT阻害作用を有し、毒性も弱いため、医薬[特に、高脂血症又は動脈硬化性疾患の治療薬又は予防薬(特に治療薬)]として有用である。
本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物は、以下の方法に従い容易に製造することができる。
上記に於いて、R1、R2、R3、及びAは、前述したものと同意義を示し、
1aは、一般式
又は
を有する基を示し[式中、R5は、前述したものと同意義を示し、R4aは、水酸基が保護されている他、R4と同意義を示す。]、
3aは、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基を示し、
6はカルボキシル基の保護基を示し、
Xは脱離基を示し、
Butは、ターシャリーブチル基を示す。
上記に於いて、R4a定義に於ける「水酸基の保護基」は、一般に水酸基の保護基として使用される基であれば、特に限定はなく用いることができるが、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル又は2−エチルブチル基のようなアルキル基;ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキルカルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタクリロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基等の「低級脂肪族アシル基」(好適には、炭素数1乃至6個の低級脂肪族アシル基である。);ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリ−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ルカルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキル化アリ−ルカルボニル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリ−ルカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシカルボニル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニルベンゾイルのようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等の「芳香族アシル基」;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボニル基等の「アルコキシカルボニル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチオピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロフラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至2個のアリ−ル基で置換されたトリ低級アルキルシリル基等の「シリル基」;メトキシメチル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−ブトキシメチルのような低級アルコキシメチル基、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル等の「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル環が置換された1乃至3個のアリ−ル基で置換された低級アルキル基等の「アラルキル基」;ビニルオキシカルボニル、アリルオキシカルボニルのような「アルケニルオキシカルボニル基」;或いはベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2個の低級アルコキシ又はニトロ基でアリ−ル環が置換されていてもよい「アラルキルオキシカルボニル基」であり、好適にはアルキル基、脂肪族アシル基、芳香族アシル基、アラルキル基、アルコキシメチル基又はトリアルキルシリル基であり、更に好適には、メチル基、ベンジル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ベンゾイル基、ベンジル基、メトキシメチル基、ナフチル基、4−メトキシベンジル基、トリメチルシリル基又はt−ブチルジメチルシリル基であり、特に好適には、メチル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基又はベンジル基である。
3aの定義に於ける「カルバモイル基」、「(C1−C6アルキル)カルバモイル基」及び「ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、各々R3で定義したものと同意義を示す。
6の定義に於ける「カルボキシル基の保護基」は、、一般にカルボキシル基の保護基として使用される基であれば、特に限定はなく用いることができるが、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル又は2−エチルブチル基のような「アルキル基」;エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、1−メチル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルのような「アルケニル基」;エチニル、2−プロピニル、1−メチル−2−プロピニル、2−メチル−2−プロピニル、2−エチル−2−プロピニル、2−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、2−メチル−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、2−メチル−2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニルのような「アルキニル基」;トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−ヨードエチル、3−クロロプロピル、4−フルオロブチル、6−ヨードヘキシル、2,2−ジブロモエチルのような「ハロゲノアルキル基」;2−ヒドロキシエチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、4−ヒドロキシブチルのような「ヒドロキシアルキル基」;アセチルメチルのような「脂肪族アシルアルキル基」;前記「アラルキル基」;或いは前記「シリル基」であり、好適には、アルキル基又はアラルキル基であり、最も好適には、メチル、ベンジル又は4−メトキシベンジル基である。
Xの定義に於ける「脱離基」は、通常、求核性残基として脱離する基であれば特に限定はないが、例えば、塩素原子、臭素原子又は沃素原子のようなハロゲン原子;メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、プロパンスルホニルオキシ基又はブタンスルホニルオキシ基のようなC1−C4アルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,2,2−トリクロロエタンスルホニルオキシ基、3,3,3−トリブロモプロパンスルホニルオキシ基又は、4,4,4−トリフルオロブタンスルホニルオキシ基のような、ハロゲノC1−C4アルカンスルホニルオキシ基;或は、ベンゼンスルホニルオキシ基、α−ナフチルスルホニルオキシ基、β−ナフチルスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、4−t−ブチルベンゼンスルホニルオキシ基、メシチレンスルホニルオキシ基又は6−エチル−α−ナフチルスルホニルオキシ基のような、C1−C4アルキルを1乃至3個有してもよいC6−C10アリ−ルスルホニルオキシ基であり得、好適には、ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,2,2−トリクロロエタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、更に好適には、ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、より更に好適には、ハロゲン原子であり、特に好適には塩素原子である。
A法は、一般式(I)を有する化合物を製造する方法である。
第A1工程は、化合物(I)を製造する工程であり、
反応(1) 一般式(IV)を有する化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、一般式(V)を有する化合物と縮合させる反応、及び、所望に応じて、
反応(2) 水酸基の保護基を除去する反応を、適宜順序を変えて組み合わせて行うことにより達成される。
上記反応(1)において使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;アセトニトリルのようなニトリル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリアミド(HMPT)のようなアミド類;或いはジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり、好適には、アミド類(最も好適には、ジメチルホルムアミド)である。
反応(1)において使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類;メチルリチウム、エチルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチウム類;弗化ナトリウム、弗化カリウム、沃化カリウムのようなアルカリ金属ハロゲン化物類;リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシルアミドのようなリチウムアルキルアミド類;或いは上記2以上の塩基の組み合わせであり、好適には、有機アミン類又はアルカリ金属ハロゲン化物類或いは前記塩基の組み合わせ(最も好適には、N,N−ジイソプロピルエチルアミン又はトリエチルアミン或いはN,N−ジイソプロピルエチルアミンと沃化カリウムの組み合わせ)である。
反応(1)の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常、0℃乃至200℃(好適には、0℃乃至150℃)である。
反応(1)の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、10分間乃至60時間(好適には、30分間乃至48時間)である。
尚、反応(1)に於いて、沃化カリウムを触媒として用いることができる。
反応終了後、反応(1)の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーによって更に精製することができる。
所望の反応である反応(2)の「水酸基の保護基を除去する反応」は、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.]に記載される方法に従い行うことができる。
水酸基の保護基が、シリル基である場合には、通常、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素酸、弗化水素酸−ピリジン、弗化カリウムのような弗素アニオンを生成する化合物で処理するか又は塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような無機酸又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸で処理することにより除去できる。
尚、弗素アニオンにより除去する場合に、蟻酸、酢酸、プロピオン酸のような有機酸を加えることによって、反応が促進することがある。
上記反応に使用される不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされないが、好適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;酢酸のような有機酸;水;又は上記溶媒の混合溶媒である。
反応温度及び反応時間は、原料化合物、触媒、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃乃至100℃(好適には、10℃乃至50℃)であり、反応時間は、1時間乃至24時間である。
水酸基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、不活性溶媒中、還元剤と接触させることにより(好適には、触媒下、常温にて接触還元)除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
接触還元による除去に使用される不活性溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノール、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;蟻酸、酢酸のような脂肪酸類;水;又は上記溶媒の混合溶媒であり、好適には、アルコ−ル類(最も好適には、メタノール)である。
接触還元による除去に使用される触媒は、通常、接触還元反応に使用されるものであれば特に限定はないが、例えば、パラジウム−炭素、パラジウム−黒、ラネ−ニッケル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム又はパラジウム−硫酸バリウムであり、好適には、パラジウム−炭素である。
圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれる。
接触還元による除去における反応温度及び反応時間は、原料化合物、触媒、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃乃至100℃(好適には、20℃乃至70℃)であり、反応時間は、5分間乃至48時間(好適には、1時間乃至24時間)である。
酸化による除去において使用される不活性溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、好適には、含水有機溶媒である。
このような有機溶媒として好適には、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;又はジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類である。
上記反応において使用される酸化剤は、酸化に使用される化合物であれば特に限定はないが、好適には、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ)が用いられる。
酸化による除去における反応温度及び反応時間は、原料化合物、触媒、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃乃至150℃であり、反応時間は、10分間乃至24時間である。
また、液体アンモニア中若しくはメタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノール、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類中において、−78℃乃至0℃で、金属リチウム、金属ナトリウムのようなアルカリ金属類を作用させることによっても除去できる。
更に、溶媒中、塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又は、トリメチルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハライド類を用いて除去することができる。
上記反応において使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、好適には、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;又は上記溶媒の混合溶媒である。
反応温度及び反応時間は、原料化合物、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃乃至50℃であり、反応時間は、5分間乃至72時間である。
尚、反応基質が硫黄原子を有する場合は、好適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いられる。
水酸基の保護基が、低級脂肪族アシル基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である場合には、不活性溶媒中、塩基で処理することにより除去される。
上記反応において使用される塩基は、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物類;リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシドのような金属アルコキシド類;又はアンモニア水、濃アンモニア−メタノ−ルのようなアンモニア類であり、好適には、アルカリ金属水酸化物類、金属アルコキシド類又はアンモニア類(最も好適には、アルカリ金属水酸化物類又は金属アルコキシド類)である。
上記反応において使用される不活性溶媒は、通常の加水分解反応に使用されるものであれば特に限定はないが、例えば、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノール、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;水;又は上記溶媒の混合溶媒である。
反応温度及び反応時間は、原料化合物、使用される塩基、溶媒等により異なり特に限定はないが副反応を抑制するために、通常、反応温度は、−20℃乃至150℃であり、反応時間は、1時間乃至10時間である。
水酸基の保護基が、低級アルキル基、アルコキシメチル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチオフラニル基又は置換エチル基である場合には、通常、不活性溶媒中、酸で処理することにより除去される。
上記反応において使用される酸は、通常、ブレンステッド酸又はルイス酸として使用されるものであれば特に限定はなく、好適には、塩化水素;塩酸、硫酸、硝酸のような無機酸;又は酢酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のような有機酸等のブレンステッド酸:又は三弗化ホウ素、三臭化ホウ素のようなルイス酸であるが、ダウエックス50Wのような強酸性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。
上記反応において使用される不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;水;又は上記溶媒の混合溶媒であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類(最も好適には、ジクロロメタン)である。
反応温度及び反応時間は、原料化合物、使用される酸、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、−10℃乃至200℃(好適には、0℃乃至150℃)であり、反応時間は、5分間乃至48時間(好適には、30分間乃至10時間)である。
水酸基の保護基が、アルケニルオキシカルボニル基である場合は、通常、水酸基の保護基が前記の脂肪族アシル基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である場合の除去反応の条件と同様にして、塩基と処理することにより達成される。
尚、アリルオキシカルボニル基の場合は、特にパラジウム、及びトリフェニルホスフィン、又はビス(メチルジフェニルホスフィン)(1,5−シクロオクタジエン)イリジウム(I)・ヘキサフルオロホスフェートを使用して除去する方法が簡便で、副反応が少なく実施することができる。
反応終了後、反応(2)の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
B法は、化合物(I)に於いて、R3が、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基である、一般式(Ia)を有する化合物を製造する方法である。
第B1工程は、一般式(VII)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(IV)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、一般式(VI)を有する化合物と縮合させることにより達成され、第A1工程の反応(1)と同様の条件下で行うことができる。
第B2工程は、一般式(VIII)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(VII)のカルボキシル基の保護基を除去することにより達成される。
カルボキシル基の保護基の除去はその保護基の種類によって異なるが、一般に有機合成化学の技術において周知の方法、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.](非特許文献1)に記載される方法に従い行うことができる。
カルボキシル基の保護基が、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、ヒドロキシ低級アルキル基又は低級脂肪族アシル低級アルキル基である場合には、酸又は塩基で処理することにより除去することができる。
上記反応に使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、燐酸又は臭化水素酸である。
上記反応に使用される塩基は、化合物の他の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物類;リチウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;又はトリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)のような有機アミン類であり、好適には、アルカリ金属水酸化物類(最も好適には、水酸化ナトリウム)である。
上記反応において使用される不活性溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;水;又は上記有機溶媒と水との混合溶媒であり、好適には、アルコール類又はアルコール類と水の混合溶媒であり、最も好適には、メタノール又はエタノールと水の混合溶媒である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常、−10℃乃至100℃(好適には、30℃乃至80℃)である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、30分間乃至12時間(好適には、1時間乃至5時間)である。
カルボキシル基の保護基が、アラルキル基又はハロゲノ低級アルキル基である場合は、通常、不活性溶媒中、還元により除去される。
還元方法としては、カルボキシル基の保護基がハロゲノ低級アルキル基である場合には、亜鉛−酢酸のような化学的還元による方法が好適であり、アラルキル基である場合には、パラジウム炭素、白金のような触媒を用い接触還元による方法を行なうか又は硫化カリウム、硫化ナトリウムのようなアルカリ金属硫化物を用いて、化学的還元による方法により実施される。
上記反応に使用される不活性溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、メタノ−ル、エタノ−ルのようなアルコ−ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類;酢酸のような脂肪酸;又は上記有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。
反応温度及び反応時間は、原料化合物、溶媒及び還元方法等により異なるが、通常、反応温度は、−20℃乃至100℃であり、反応時間は、5分間乃至12時間である。
カルボキシル基の保護基が、シリル基である場合には、通常、塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような無機酸又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸で処理することにより除去できる。
尚、弗素アニオンにより除去する場合に、蟻酸、酢酸、プロピオン酸のような有機酸を加えることによって、反応が促進することがある。
上記反応に使用される不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされないが、好適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;酢酸のような有機酸;水;又は上記溶媒の混合溶媒である。
反応温度及び反応時間は、原料化合物、酸、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃乃至100℃(好適には、10℃乃至50℃)であり、反応時間は、1時間乃至24時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水酸化ナトリウム水溶液を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を用いて水層をを洗浄した後、濃塩酸等を用いて溶液(水層)のpHを酸性とし、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を用いて目的化合物を抽出し、抽出液を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィーにより更に精製できる。
第B3工程は、化合物(Ia)を製造する工程であり、
反応(1) 化合物(VIII)を、ペプチド合成法における常法、例えば、アジド法、活性エステル法、混合酸無水物法又は縮合法(好適には、縮合法)に従い、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと縮合させる反応、及び、所望に応じて、
反応(2) 水酸基の保護基を除去する反応を、適宜順序を変えて組み合わせることにより達成される。
必須の反応である第B3工程の反応(1)で使用されるアンモニア類は、例えば、アンモニアガス又は濃アンモニア水であり得、好適にはアンモニア水である。
反応(1)で使用されるC1−C6アルキルアミンは、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、s−ブチルアミン、t−ブチルアミン、ペンチルアミン又はヘキシルアミンである。
反応(1)で使用されるジ(C1−C6アルキル)アミンは、例えば、N,N−ジメチルアミン、N−エチル−N−メチルアミン、N,N−ジエチルアミン、N,N−ジプロピルアミン、N,N−ジイソプロピルアミン、N,N−ジブチルアミン、N,N−ジイソブチルアミン、N,N−ジ−s−ブチルアミン、N,N−ジ−t−ブチルアミン、N,N−ジペンチルアミン又はN,N−ジヘキシルアミンである。
上記に於いて、アジド法は、不活性溶媒中(例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり、好適にはN,N−ジメチルホルムアミド)、ヒドラジンと、−10℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)で反応させることによって得られるヒドラジドを亜硝酸化合物と反応させアジド化合物に変換した後、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと処理することにより行われる。
使用される亜硝酸化合物は、例えば亜硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜硝酸塩又は亜硝酸イソアミルのような亜硝酸アルキルである。
反応は、好適には不活性溶媒中で行われ、使用される溶媒は、例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或はN−メチル−2−ピロリジノンのようなピロリドン類であり得、好適にはアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
又、本反応の2つの工程[アジド化及びアンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンとの反応]は、通常1つの反応液中で行われる。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、アジド化の工程は−70℃乃至50℃(好適には−50℃乃至0℃)であり、アンモニア類等との反応は−70℃乃至50℃(好適には−10℃乃至10℃)である。
反応に要する時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常、アジド化の工程は5分乃至3時間(好適には10分乃至1時間)であり、アンモニア類等との反応は5時間乃至7日間(好適には10時間乃至5日間)である。
活性エステル法は、不活性溶媒中、活性エステル化剤と反応させ、活性エステルを製造した後、不活性溶媒中、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと反応させることによって行われる。
両反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;或はアセトニトリルのようなニトリル類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)又はアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
使用される活性エステル化剤は、例えば、N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール又はN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物或はジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド化合物であり得、活性エステル化反応は、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又はトリフェニルホスフィンのような縮合剤の存在下に好適に行われる。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、活性エステル化反応では、−70℃乃至150℃(好適には−10℃乃至100℃)であり、活性エステル化合物とアンモニア類等との反応では−20℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)である。
反応に要する時間は原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、両反応ともに、通常、30分乃至80時間(好適には1時間乃至48時間)である。
混合酸無水物法は、不活性溶媒中、塩基存在下、混合酸無水物化剤を反応させ、混合酸無水物を製造した後、不活性溶媒中、混合酸無水物とアンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンを反応させることにより行われる。
混合酸無水物を製造する反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する物であれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;或は、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
混合酸無水物化剤は、例えば、クロロギ酸エチル又はクロロギ酸イソブチルのようなハロゲノギ酸C1−C4アルキル、ピバロイルクロリドのようなC1−C5アルカノイルハライド或はジエチルシアノリン酸又はジフェニルシアノリン酸のようなC1−C4アルキル若しくはジC6−C14アリールシアノリン酸であり得、好適には、ハロゲノギ酸C1−C4アルキル(特にクロロギ酸エチル)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;或はトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には有機アミン類(特にトリエチルアミン)である。
混合酸無水物を製造する反応に於ける反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−50℃乃至100℃(好適には−10℃乃至50℃)である。
混合酸無水物を製造する反応に於ける反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常5分乃至20時間(好適には10分乃至10時間)である。
混合酸無水物とアンモニア類等の反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類或はホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
混合酸無水物とアンモニア類等の反応に於ける反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−30℃乃至100℃(好適には0℃乃至80℃)である。
混合酸無水物とアンモニア類等の反応に於ける反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常5分乃至24時間(好適には10分乃至5時間)である。
縮合法は、不活性溶媒中、縮合剤存在下、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと直接反応させることによって行われる。
使用される縮合剤は、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又は1−メチル−2−クロロ−ピリジニウムヨージド−トリエチルアミンであり得、好適にはジシクロヘキシルカルボジイミドである。
本反応は、前記の活性エステルを製造する反応と同様の条件下で行うことができる。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
所望の反応である第B3工程の反応(2)は、一般に有機合成化学の技術において周知の方法、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.](非特許文献1)に記載される方法に従い、第A1工程の反応(2)と同様の条件下で行うことができる。
C法は、化合物(I)を別途製造する方法である。
第C1工程は、化合物(I)を製造する工程であり、
反応(1) 一般式(IX)又は(X)を有する化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、一般式(XI)を有する化合物と縮合させる反応、及び、所望に応じて、
反応(2) 水酸基の保護基を除去する反応を、適宜順序を変えて組み合わせて行うことにより達成される。
必須の反応である第C1工程の反応(1)で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にジエチルエーテル若しくはテトラヒドロフラン)又はアミド類(N,N−ジメチルホルムアミド)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸塩類(特に炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム)或いは有機塩基類(特に、トリエチルアミン、ピリジン又は4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
所望の反応である第C1工程の反応(2)は、一般に有機合成化学の技術において周知の方法、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.](非特許文献1)に記載される方法に従い、第A1工程の反応(2)と同様の条件下で行うことができる。
本発明の有効成分の原料化合物である、化合物(IV)、(V)(VI)、(IX)又は(X)は、例えば、以下の方法に従い容易に製造することができる。
上記に於いて、R1、R1a、R2、R3、R3a、R4、R4a、R5、R6、A及びXは、前述したものと同意義を示し、
3bは、スルファモイル基、C1−C6アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基を示し、
7は保護されたアミノ基を示し、
8は、C1−C6アルキル基又はC6−C14アリール基を示し、
Xaは、ハロゲン原子を示し、
Butは、ターシャリーブチル基を示す。
上記に於いて、R3bの定義に於ける「スルファモイル基」、「C1−C6アルキルスルファモイル基」及び「ジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基」は、各々R3で定義したものと同意義を示す。
7の定義に於ける「保護されたアミノ基」の「保護基」は、一般にアミノ基の保護基として使用される基であれば、特に限定はなく用いることができるが、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ペンタノイル基、ピバロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノイル基のようなC1−C6アルカノイル基;クロロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、3−フルオロプロピオニル基、4,4−ジクロロブチリル基、メトキシアセチル基、ブトキシアセチル基、エトキシプロピオニル基又はプロポキシブチリル基のような、ハロゲン若しくはC1−C4アルコキシで置換されたC1−C4アルカノイル基;アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基又はイソクロトノイル基のような不飽和C1−C4アルカノイル基;ベンゾイル基、α−ナフトイル基、β−ナフトイル基、2−フルオロベンゾイル基、2−ブロモベンゾイル基、2,4−ジクロロベンゾイル基、6−クロロ−α−ナフトイル基、4−トルオイル基、4−プロピルベンゾイル基、4−t−ブチルベンゾイル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル基、6−エチル−α−ナフトイル基、4−アニソイル基、4−プロポキシベンゾイル基、4−t−ブトキシベンゾイル基、6−エトキシ−α−ナフトイル基、2−エトキシカルボニルベンゾイル基、4−t−ブトキシカルボニルベンゾイル基、6−メトキシカルボニル−α−ナフトイル基、4−フェニルベンゾイル基、4−フェニル−α−ナフトイル基、6−α−ナフチルベンゾイル基、4−ニトロベンゾイル基、2−ニトロベンゾイル基又は6−ニトロ−α−ナフトイル基のような、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルコキシカルボニル、C6−C10アリ−ル又はニトロで置換されてもよいC6−C10アリ−ルカルボニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、クロロメトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基、2−フルオロプロポキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、トリエチルシリルメトキシカルボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基、4−トリプロピルシリルブトキシカルボニル基又はt−ブチルジメチルシリルプロポキシカルボニル基のような、ハロゲン又はトリC1−C4アルキルシリルで置換されてもよいC1−C4アルコキシカルボニル基;ビニルオキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、1,3−ブタジエニルオキシカルボニル基又は2−ペンテニルオキシカルボニル基のようなC2−C5アルケニルオキシカルボニル基;フタロイル基のようなアリールジカルボニル基;ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、α−ナフチルメチル基、β−ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメチル基、α−ナフチルジフェニルメチル基又は9−アンスリルメチル基のようなアラルキル基;或はベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル基、α−ナフチルメチルオキシカルボニル基、β−ナフチルメチルオキシカルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基のような、メトキシ又はニトロで置換されてもよいC7−C15アラルキルオキシカルボニル基であり得、好適には、C1−C4アルカノイル基;トリフルオロアセチル基;メトキシアセチル基;ベンゾイル基;α−ナフトイル基;β−ナフトイル基;アニソイル基;ニトロベンゾイル基;C1−C4アルコキシカルボニル基;2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基;トリエチルシリルメトキシカルボニル基;2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基;ビニルオキシカルボニル基;アリルオキシカルボニル基;フタロイル基;ベンジル基;ベンジルオキシカルボニル基;又はニトロベンジルオキシカルボニル基であり、更に好適には、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、4−アニソイル基、4−ニトロベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、フタロイル基、ベンジル基、ベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基であり、特に好適にはベンジル基である。
8の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基又は2−エチルブチル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基である。
8の定義に於ける「C6−C14アリール基」は、例えば、フェニル基、インデニル基、ナフチル基、フェナンスレニル基又はアントラセニル基のような炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基であり得、好適にはフェニル基又はナフチル基であり、更に好適にはフェニル基である。
Xaの定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。
D法は、一般式(IV)を有する化合物を製造する方法である。
第D1工程は、一般式(XIII)を有する化合物を製造する工程であり、
反応(1) ニトロ基を還元する反応、及び、所望に応じて
反応(2) 水酸基を保護する反応を、適宜順序を変えて行うことにより達
成される。
第D1工程の反応(1)のニトロ基の還元は、原料化合物を、
反応(a) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気
圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、或いは、
反応(b) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に
既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成される。
反応(1)(a)の「接触還元」に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、
出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン
、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化
水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン
又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又は
ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタ
ノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのよ
うなアルコール類;或いは、それらの混合溶媒であり得、好適にはアルコール類
(特にメタノール)又はエーテル類及びアルコール類の混合溶媒(特にテトラヒ
ドロフラン及びメタノール又はエタノールの混合溶媒)である。
使用される接触還元触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、
特に限定はないが、例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウ
ム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム、
パラジウム−硫酸バリウム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パラジウ
ム−炭素である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
10時間であり、好適には30分間乃至6時間である。
反応(1)(b)の「金属粉を用いた還元」に於て使用される溶媒は、酢酸、
塩酸水、水、アルコール又は水に溶解する有機溶媒との混合物であり得、好適に
は酢酸である。
使用される金属粉は、例えば、亜鉛粉、錫粉又は鉄粉であり得、好適には亜鉛
粉又は錫粉である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至
10時間であり、好適には30分間乃至3時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応終了後、不溶物をろ去した後、ろ液を留去することによって目的化
合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈
澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
第D1工程の反応(2)の「水酸基を保護する反応」は、その保護基の種類に
よって異なるが、一般に有機合成化学の技術において周知の方法、例えば、プロ
テクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.
グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・
インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene
& P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.](非特許文献1)に記載される方法に従い行うことがで
き、例えば、原料化合物を、
反応(a) 不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)
、一般式 R9−X 有する化合物(式中、R9は、前述の水酸基の保護基を示し
、Xは前述したものと同意義を示す。)又は一般式 R9a−O−R9aを有する化
合物(式中、R9aは、アシル基を示す他はR9と同意義を示す。)と反応させる
か、
反応(b) 不活性溶媒中、縮合剤及び塩基存在下又は不存在下(好適には塩
基存在下) 一般式 R9a−OH を有する化合物(式中、R9aは、前記と同意
義を示す。)と反応させるか、
反応(c) 不活性溶媒中、塩化燐酸ジエチルのようなハロゲン化燐酸ジアル
キルエステル類及び塩基存在下、一般式 R9a−OH を有する化合物(R9aは
、前記と同意義を示す。)と反応させるか、又は
反応(d) 不活性溶媒中、酸存在下又は不存在下(好適には酸存在下)、ジ
ヒドロフラン若しくはジヒドロピラン類と反応させることにより達成される。
反応(2)(a)に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をあ
る程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレング
リコールジメチルエーテルのようなエーテル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸
プロピル、酢酸ブチル又は炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン又はメチ
ルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセ
トニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノー
ル、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのような
アルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、
ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適に
は、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にジエチル
エーテル又はテトラヒドロフラン)或いはアミド類(特にN,N−ジメチルホル
ムアミド)である。
反応(2)(a)で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リ
チウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類
;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又は
リチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチル
アミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルア
ニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノ
ナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)
又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のよ
うな有機アミン類であり得、好適には、アルカリ金属水素化物類(特に水素化ナ
トリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にカリウムt−ブトキシド)或い
は有機アミン類(特にトリエチルアミン又はピリジン)である。
尚、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジンは、
他の塩基と組み合わせて、触媒量を用いることもでき、又、反応を効果的に行わ
せるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニ
ウムクロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−18−クラウン−6
のようなクラウンエーテル類等を添加することもできる。
反応(2)(a)の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常
−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応(2)(a)の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なる
が、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
一般式 R9−X を有する化合物の具体例としては、例えば、アセチルクロ
リド、プロピオニルクロリド、ブチリルブロミド、バレリルクロリド、ヘキサノ
イルクロリド、メトキシカルボニルクロリド、メトキシカルボニルブロミド、エ
トキシカルボニルクロリド、プロポキシカルボニルクロリド、ブトキシカルボニ
ルクロリド、ヘキシルオキシカルボニルクロリド、ベンゾイルクロリド、ベンゾ
イルブロミド又はナフトイルクロリドのようなアシルハライド類;t−ブチルジ
メチルシリルクロリド、トリメチルシリルクロリド、トリエチルシリルクロリド
、トリエチルシリルブロミド、トリイソプロピルシリルクロリド、ジメチルイソ
プロピルシリルクロリド、ジエチルイソプロピルシリルクロリド、t−ブチルジ
フェニルシリルクロリド、ジフェニルメチルシリルクロリド、トリフェニルシリ
ルクロリドのようなシリルハライド類又は対応するシリルトリフルオロメタンス
ルホネート類;ベンジルクロリド、ベンジルブロミドのようなアラルキルハライ
ド類;或いは、メトキシメチルクロリド、エトキシメチルクロリド、ピバロイル
オキシメチルクロリド、エトキシカルボニルオキシメチルクロリドのようなアル
キルハライド類を挙げることができ、好適にはアルキルハライド類(特にメトキ
シメチルクロリド)である。
一般式 R9a−O−R9a を有する化合物の具体例としては、例えば、無水酢
酸、無水プロピオン酸、無水バレリル酸、無水ヘキサン酸のような脂肪族カルボ
ン酸無水物を挙げることができ、更に、ギ酸と酢酸のような混合酸無水物を使用
することもできる。
反応(2)(b)に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をあ
る程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレング
リコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケト
ンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又
はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノン
のようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスル
ホキシド類であり得、好適には、エーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラ
ヒドロフラン)或いはアミド類(特にN,N−ジメチルアセトアミド又はN−メ
チル−2−ピロリジノン)である。
反応(2)(b)に於いて使用される縮合剤は、例えば、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又は1−メチル−2−クロロ−ピリジ
ニウムヨージド−トリエチルアミンであり得、好適にはジシクロヘキシルカルボ
ジイミドである。
反応(2)(b)に於いて使用される塩基は、反応(2)(a)に於いて使用
されるものと同様のものを挙げることができる。
反応(2)(b)の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−
20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応(2)(b)の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが
、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
反応(2)(c)に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をあ
る程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレング
リコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケト
ンのようなケトン類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭
酸ジエチルのようなエステル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセト
ニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピ
ロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランの
ようなスルホキシド類であり得、好適には、エーテル類(特にジエチルエーテル
又はテトラヒドロフラン)である。
反応(2)(c)に於いて使用される塩基は、反応(2)(a)に於いて使用
されるものと同様のものを挙げることができる。
反応(2)(c)の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−
20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応(2)(c)の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが
、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
反応(2)(d)に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をあ
る程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキ
サン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベン
ゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロ
ベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレング
リコールジメチルエーテルのようなエーテル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸
プロピル、酢酸ブチル又は炭酸ジエチルのようなエステル類;ニトロメタンのよ
うなニトロ化合物類;或いは、アセトニトリル又はイソブチロニトリルのような
ニトリル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)
又はエーテル類(特にジエチルエーテル若しくはテトラヒドロフラン)である。
反応(2)(d)で使用される酸は、例えば、弗化水素酸、塩酸、臭化水素酸
、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、ト
リフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−
トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或いは、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
フマール酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸又は安息香酸等の
カルボン酸であり得、好適にはスルホン酸(特にp−トルエンスルホン酸)であ
る。
反応(2)(d)の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常
−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応(2)(d)の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なる
が、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
反応終了後、第D1工程の各反応の目的化合物は、常法に従って反応混合物か
ら採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(
例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、
抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒
を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要なら
ば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
第D2工程は、化合物(IV)を製造する工程であり、化合物(XIII)を、不活
性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、一般式(XI)を有する
化合物と縮合させることにより達成され、第C1工程の反応(1)と同様の条件
下で行うことが出来る。
E法は、B法に於ける中間体化合物である、化合物(VII)を、別途製造する
方法である。
第E1工程は、一般式(XV)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(
VI)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、一般式(
XIV)を有する化合物と縮合させることにより達成され、第A1工程の反応(1
)と同様の条件下で行うことができる。
第E2工程は、化合物(VII)を製造する工程であり、化合物(XV)を、不活
性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、一般式(XI)を有する
化合物と縮合させることにより達成され、第C1工程の反応(1)と同様の条件
下で行うことが出来る。
F法は、D法に於ける中間体化合物である化合物(XIII)を、別途製造する方
法である。
第F1工程は、一般式(XVII)を有する化合物を製造する工程であり、一般式
(XVI)を有する化合物のアミノ基を保護することにより達成される。尚、「ア
ミノ基を保護する反応」は、その保護基の種類によって異なるが、一般に有機合
成化学の技術において周知の方法、例えば、プロテクティブ・グループス・イン
・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M
.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective Groups in
Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & S
ons,Inc.](非特許文献1)に記載される方法に従い、例えば、化合物(XVI)を、不活性溶媒中
、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式 R10−X 有する
化合物(式中、R10は、前述のアミノ基の保護基を示し、Xは前述したものと同
意義を示す。)又は一般式 R10a−O−R10aを有する化合物(式中、R10aは
、アシル基を示す他はR10と同意義を示す。)と反応させることにより達成され
る。
一般式 R10−X を有する化合物の具体例としては、例えば、アセチルクロ
リド、プロピオニルクロリド、ブチリルブロミド、バレリルクロリド、ヘキサノ
イルクロリド、メトキシカルボニルクロリド、メトキシカルボニルブロミド、エ
トキシカルボニルクロリド、プロポキシカルボニルクロリド、ブトキシカルボニ
ルクロリド、ヘキシルオキシカルボニルクロリド、ベンジルオキシカルボニルク
ロリド、ベンジルオキシカルボニルブロミド、ベンゾイルクロリド、ベンゾイル
ブロミド又はナフトイルクロリドのようなアシルハライド類;ベンジルクロリド
、ベンジルブロミドのようなアラルキルハライド類;或いは、メトキシメチルク
ロリド、エトキシメチルクロリド、ピバロイルオキシメチルクロリド、エトキシ
カルボニルオキシメチルクロリドのようなアルキルハライド類を挙げることがで
き、好適にはブトキシカルボニルクロリド、ベンジルオキシカルボニルクロリド
又はベンジルブロミドである。
一般式 R10a−O−R10a を有する化合物の具体例としては、例えば、無水
酢酸、無水プロピオン酸、無水バレリル酸、無水ヘキサン酸のような脂肪族カル
ボン酸無水物を挙げることができ、更に、ギ酸と酢酸のような混合酸無水物を使
用することもできる。
上記に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解す
るものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタ
ン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメ
チルエーテルのようなエーテル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸ブチル又は炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン又はメチルエチルケト
ンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又
はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類
;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスル
ホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン
化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にジエチルエーテル又は
テトラヒドロフラン)或いはアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)で
ある。
上記に於いて使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は
炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム
、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウ
ムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン
、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピ
リジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン
、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5
−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1
,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有
機アミン類であり得、好適には、アルカリ金属水素化物類(特に水素化ナトリウ
ム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にカリウムt−ブトキシド)或いは有機
アミン類(特にトリエチルアミン又はピリジン)である。
尚、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジンは、
他の塩基と組み合わせて、触媒量を用いることもでき、又、反応を効果的に行わ
せるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニ
ウムクロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−18−クラウン−6
のようなクラウンエーテル類等を添加することもできる。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−20℃乃至100
℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃
至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去するこ
とによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
第F2工程は、一般式(XVIII)を有する化合物を製造する工程であり、化合
物(XVII)を、水中で酸存在下、亜硝酸塩(特に亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸カ
リウム)と反応させることにより達成される。
使用される酸は、硫酸、塩酸、硝酸、燐酸のような鉱酸であり、好適には硫酸
である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至50℃
であり、好適には0℃乃至30℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃
至10時間であり、好適には30分間乃至3時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、反応混合物にを炭酸水素ナトリウムのような塩基を加え
て中和した後、水と混和しない溶媒(例えば酢酸エチル等)を加え、水洗した後
、目的化合物を含む有機層を無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を
留去することにより目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、
常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる
第F3工程は、化合物(XIII)を製造する工程であり、必須の反応である
反応(1) 水酸基を保護する反応、及び、所望に応じて
反応(2) アミノ基の保護基を除去する反応、及び
反応(3) アミノ基を保護する反応を、必要に応じて適宜順序を変えて組み
合わせることにより達成される。
第F3工程の反応(1)の「水酸基を保護する反応」は、第D1工程の反応(
2)と同様の条件下で行うことができる。
第F3工程の反応(2)の「アミノ基の保護基を除去する反応」は、一般に有
機合成化学の技術において周知の方法に従い、以下の様に実施される。
アミノ基の保護基が、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメチル
シリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2
−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジル
オキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル基、9−アン
スリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又
はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不活性溶媒中又は水
性溶媒中で酸で処理することにより除去することができる。尚、その際に、目的
化合物を塩として得ることもできる。
使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ
酢酸であり得、好適には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸である
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸
メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノール、プロパノ
ール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチ
ルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランの
ようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或は水又は水と上記溶
媒との混合溶媒を挙げることができるが、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エ
ーテル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さら
に好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテ
トラヒドロフラン又はジオキサン)、脂肪酸類(特に酢酸)、アルコール類(特
にメタノール又はエタノール)、或は、水又は水と上記溶媒との混合溶媒である
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常−
10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至100℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5
分乃至48時間であり、好適には10分乃至15時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応液中に析出した目的化合物をろ取するか、必要に応じ、適宜中和し
て、溶媒を留去し、乾燥させるか、又は、反応液を水に注いだり、必要に応じ適
宜中和して、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)
を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等を用
いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目
的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等
によって更に精製できる。
アミノ基の保護基がアルカノイル類、アリールカルボニル類、アルコキシカル
ボニル類、アルケニルオキシカルボニル類、アリールジカルボニル類、アラルキ
ル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合には、不活性溶媒中又は水性
溶媒中で塩基で処理することにより除去することができる。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナト
リウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウム
メトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウ
ム又はエチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒ
ドラジン、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリ
ジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−
エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機
塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭
酸カリウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリ
ウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド又はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒドラジン又
はメチルアミン)である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテ
ルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタ
ノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのような
アルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチル
スルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混
合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類
、又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテト
ラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノール、エタノール
)、又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常
−10℃乃至50℃であり、好適には−5℃乃至10℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常
5分間乃至20時間であり、好適には10分間乃至3時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、反応液中に析出した目的化合物をろ取するか、又は必要に応じて酸で中
和した後溶媒を留去し、或いは、反応液に水を注ぎ、水層のpHを調整して生じ
た析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、
酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグ
ネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得ら
れる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフ
ィー等によって更に精製できる。
尚、アミノ基の保護基がt−ブトキシカルボニル基の場合には、特に不活性溶
媒中で、シリル化合物又はルイス酸と処理することによっても除去することもで
きる。
使用されるシリル化合物としては、例えば、トリメチルシリルクロリド、トリ
メチルシリルイオダイド又はトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート
を挙げることができ、使用されるルイス酸としては、例えば塩化アルミニウム等
を挙げることができる。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素の
ようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン又はジオ
キサンのようなエ−テル類;或いは、アセトニトリルのようなニトリル類であり
得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン又はクロロホルム)
或いはニトリル類(特にアセトニトリル)である。
反応温度は、原料化合物、試薬又は溶媒等によって変化するが、通常−20℃
乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、溶媒又は反応温度等によって変化するが、通
常10分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物をろ
取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等
)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で
乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合
物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によっ
て更に精製できる。
尚、アミノ基の保護基がアリルオキシカルボニル基の場合は、特に、アラルキ
ル基等の場合の接触還元反応による除去方法と同様に除去することができる。即
ちパラジウム、及びトリフェニルホスフィン又はニッケルテトラカルボニルを使
用して除去することができる。
アミノ基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキシカルボニル基である
場合には、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存在下に接触
還元)させることにより除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法を挙げる
ことができる。
接触還元による保護基の除去反応の場合に於て、使用される溶媒は、本反応に
関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロヘキサ
ンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン又はキシレンのような芳香族
炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ
ーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;メタノール、エタ
ノール又は2−プロパノールのようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪
酸類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、脂肪族
炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、脂肪
酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、アルコール
類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸類(特に蟻酸又は酢酸)或いはこ
れらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定
はないが、例えば、パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化アルミ
ニウム又はパラジウム−硫酸バリウムを挙げることができるが、好適には、パラ
ジウム−炭素又はラネ−ニッケルである。
圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれ、好適には1気圧
である。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される還元剤等によって変化するが、
通常0℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒、使用される還元剤又は反応温度等によって変
化するが、通常15分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間である
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、触媒をろ去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性
にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテ
ル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸
マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。
得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグ
ラフィー等によって更に精製できる。
酸化による除去において使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば
特に限定はないが、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタン、クロ
ロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのよう
なニトリル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのような
エーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又
はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドの
ようなスルホキシド類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、
好適には、ケトン類、ハロゲン化炭化水素類、ニトリル類、エーテル類、アミド
類、スルホキシド類或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適
には、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン
)、ニトリル類(特にアセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチルホスホロ
トリアミド)、スルホキシド類(特にジメチルスルホキシド)或いはこれらの有
機溶媒と水との混合溶媒である。
使用される酸化剤は、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニ
ウムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ
−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適には、CAN又はDDQである。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、
通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
反応時間は、化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常
15分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば、酸化剤をろ去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ
性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エー
テル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫
酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる
。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマト
グラフィー等によって更に精製できる。
第F3工程の反応(3)の「アミノ基を保護する反応」は、その保護基の種類
によって異なるが、一般に有機合成化学の技術において周知の方法、例えば、プ
ロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W
.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ
・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Green
e & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.](非特許文献1)に記載される方法に従い、例えば、原料化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式 R10−X 有する化合物(式中、R10は、前述のアミノ基の保護基を示し、Xは前述したものと同意義を示す。)又は一般式 R10a−O−R10aを有する化合物(式中、R10aは、アシル基を示す他はR10と同意義を示す。)と反応させることにより達成され、第F1工程と同様の条件下で行うことができる。
G法は、化合物(V)に於いて、R3が、カルバモイル基、(C1−C6アルキル
)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基である、一般式(
Va)を有する化合物を製造する方法である。
第G1工程は、一般式(XX)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(
XIX)を有する化合物を、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1
6アルキル)アミンと反応させることにより達成され、ペプチド合成法におけ
る常法、例えば、アジド法、活性エステル法、混合酸無水物法又は縮合法(好適
には、縮合法)に従い、第B3工程と同様の条件下で行うことができる。
第G2工程は、一般式(XXI)を有する化合物を製造する工程であり、化合物
(XX)を、
反応(a) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気
圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、又は、
反応(b) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に
既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成され、第D1工
程の反応(1)と同様の条件下で行うことができる。
第G3工程は、化合物(Va)を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基存在
下又は非存在下(好適には存在下)、化合物(XXI)を、一般式(XXII)を有す
る化合物と反応させることにより達成される。
使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するもので
あれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳
香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン
、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメ
トキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;
酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;アセトニトリルのようなニト
リル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;メタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール又はイソブタノールのよ
うなアルコール類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホラミド(HMPA)又はヘキサメチルホスホラストリア
ミド(HMPT)のようなアミド類;或いはジメチルスルホキシド又はスルホラ
ンのようなスルホキシド類であり、好適には、アミド類(最も好適には、ジメチ
ルアセトアミド)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウム
のようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭
酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアル
カリ金属酢酸塩類;或はトリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジイソ
プロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン
、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり、好適には
、有機アミン類(最も好適には、トリエチルアミン)である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常、−10℃乃至10
0℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、10分間
乃至24時間(好適には、30分間乃至15時間)である。
尚、本工程において、ジメチルアミノピリジン又はピリジンを触媒として用い
ることができる。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和
しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を
抽出し、抽出した有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥さ
せ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーによって更に精
製することができる。
H法は、化合物(V)に於いて、R3が、スルファモイル基、C1−C6アルキル
スルファモイル基又はジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基である、一般式
(Vb)を有する化合物を製造する方法である。
第H1工程は、一般式(XXIV)を有する化合物を製造する工程であり、一般式
(XXIII)を有する化合物を、不活性溶媒中又は溶媒非存在下(好適には不活性
溶媒中)、ハロゲン化剤(好適には、塩化チオニル又は五塩化リン)と反応させ
ることにより達成される。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は1,2−ジク
ロロエタンのようなハロゲン化炭素類であり得、好適にはジクロロメタン又は1
,2−ジクロロエタンである。尚、塩化チオニルを用いる場合は、塩化チオニル
自体を溶媒として用いることができる。
反応温度は、溶媒、原料、試薬等により異なるが、通常、0℃乃至100℃で
あり、好適には30℃乃至80℃である。
反応時間は、溶媒、原料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、10分間
乃至30時間であり、好適には30分間乃至24時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和
しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を
抽出し、抽出した有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥さ
せ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーによって更に精
製することができる。
第H2工程は、一般式(XXV)を有する化合物を製造する工程であり、化合物
(XXIV)を、不活性溶媒中、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C
1−C6アルキル)アミンと反応させることにより達成される。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれ
ば特に限定はないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又はジクロロエタ
ンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;アセトニト
リル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;或は上記溶媒と水の混合溶媒
であり得、好適には、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、アセトン、アセト
ニトリル又は上記溶媒と水の混合溶媒である。
反応温度は、溶媒、原料、試薬等により異なるが、通常、−50℃乃至100
℃であり、好適には−10℃乃至40℃である。
反応時間は、溶媒、原料、試薬、反応温度等により異なるが、通常、10分間
乃至30時間であり、好適には30分間乃至24時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和
しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を
抽出し、抽出した有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥さ
せ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーによって更に精
製することができる。
第H3工程は、一般式(XXVI)を有する化合物を製造する工程であり、化合物
(XXV)を、
反応(a) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気
圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、又は、
反応(b) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に
既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成され、第D1工
程の反応(1)と同様の条件下で行うことができる。
第H4工程は、化合物(Vb)を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基存在
下又は非存在下(好適には存在下)、化合物(XXVI)を、化合物(XXII)と反応
させることにより達成され、第G3工程と同様の条件下で行うことができる。
J法は、G法に於ける原料化合物である、一般式(XIX)を有する化合物を製
造する方法である。
第J1工程は、一般式(XXIX)を有する化合物を製造する工程であり、一般式
(XXVII)を有する化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下、一般式(XXVIII)を
有する化合物と反応させることにより達成される。
使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するもので
あれば特に限定はないが、例えば、好適には、ベンゼン、トルエン又はキシレン
のような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジク
ロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素
類;或いはジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのよ
うなエーテル類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類又はエーテル類(最も
好適には、ジクロロメタン又はテトラヒドロフラン)である。
使用される塩基は、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソ
プロビルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン
のような有機塩基類であり、好適には、トリエチルアミンである。
反応温度は、溶媒、原料化合物、試薬等により異なるが、通常、−40℃乃至
50℃(好適には、−20℃乃至25℃)である。
反応時間は、溶媒、原料化合物、試薬、反応温度等により異なるが、通常、5
分間乃至10時間(好適には、10分間乃至3時間)である。
本工程は、好適には窒素気流下に行なわれる。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去するこ
とによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。本工程の目的
化合物は、精製することなく次工程に用いることもできる。
第J2工程は、一般式(XXX)を有する化合物を製造する工程であり、化合物
(XXIX)を、不活性溶媒中、アルカリ金属シアニドと反応させることにより達成
される。
使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するもので
あれば特に限定はないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル
、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコー
ルジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトニトリル、イソブチロニトリル
のようなニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;或いはジメチルスル
ホキシド、スルホランのようなスルホキシド類であり、好適には、アミド類(最
も好適には、ジメチルホルムアミド)である。
使用されるアルカリ金属シアニドは、例えば、シアン化リチウム、シアン化ナ
トリウム又はシアン化カリウムが好適である。
本反応ではクラウンエーテル化合物を添加することが出来る。使用されるクラ
ウンエーテル化合物は、例えば、12−クラウン−4、15−クラウン−5、18−クラ
ウン−6、1−アザ−12−クラウン−4、1−アザ−15−クラウン−5、1−アザ−18
−クラウン−6、ベンゾ−15−クラウン−5、4'−ニトロベンゾ−15−クラウン−
5、ベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−24−ク
ラウン−8、ジシクロヘキサノ−18−クラウン−6又はジシクロヘキサノ−24−ク
ラウン−8であり、好適には、15−クラウン−5、18−クラウン−6、1−アザ−15
−クラウン−5、1−アザ−18−クラウン−6、ベンゾ−15−クラウン−5、4'−ニ
トロベンゾ−15−クラウン−5、ベンゾ−18−クラウン−6、ジベンゾ−18−クラ
ウン−6又はジシクロヘキサノ−18−クラウン−6であり、更に好適には、15−ク
ラウン−5、18−クラウン−6、1−アザ−18−クラウン−6、ベンゾ−18−クラウ
ン−6、ジベンゾ−18−クラウン−6又はジシクロヘキサノ−18−クラウン−6で
あり、最も好適には、15−クラウン−5又は18−クラウン−6である。
反応温度は、溶媒、原料化合物、試薬等により異なるが、通常、0℃乃至18
0℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
反応時間は、溶媒、原料化合物、試薬、反応温度等により異なるが、通常、1
時間乃至24時間(好適には、2時間乃至12時間)である。
本工程は、好適には窒素気流下に行なわれる。
尚、本工程においては沃化ナトリウムのような沃化アルカリ金属を共存させて
行うことが出来る。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼ
ン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去するこ
とによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
第J3工程は、一般式(XXXI)を有する化合物を製造する工程であり、化合物
(XXVII)を、不活性溶媒中、ハロゲン化剤と反応させることにより達成される
使用されるハロゲン化剤は、例えば、チオニルクロリド、チオニルブロミド、
チオニルアイオダイドのようなチオニルハライド類;スルフリルクロリド、スル
フリルブロミド、スルフリルアイオダイドのようなスルフリルハライド類;三塩
化燐、三臭化燐、三沃化燐のような三ハロゲン化燐類;五塩化燐、五臭化燐、五
沃化燐のような五ハロゲン化燐類;又はオキシ塩化燐、オキシ臭化燐、オキシ沃
化燐のようなオキシハロゲン化燐類であり、好適には、チオニルハライド類(最
も好適には、チオニルクロリド)である。
使用される不活性溶媒は、反応を阻害せず出発物質をある程度溶解するもので
あれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳
香族炭化水素類;或いはジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類で
あり、好適には、芳香族炭化水素類又はハロゲン化炭化水素類(最も好適には、
ベンゼン又はジクロロメタン)である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常、−20℃乃至10
0℃(好適には、0℃乃至50℃)である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、10分間
乃至10時間(好適には、1時間乃至5時間)である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和
しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を
抽出し、抽出した有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥さ
せ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーによって更に精
製することができる。
第J4工程は、化合物(XXX)を別途製造する工程であり、化合物(XXXI)を
、不活性溶媒中、アルカリ金属シアニドと反応させることにより達成され、第J
2工程と同様の反応条件下で行うことができる。尚、本工程に於いては、沃化ナ
トリウムのような沃化アルカリ金属を共存させて行うこともできる。
第J5工程は、化合物(XIX)を製造する工程であり、化合物(XXX)を、酸又
はアルカリを用いて加水分解することにより達成される。
酸を用いた加水分解は、化合物(XXX)を、不活性溶媒(好適には、アセトニ
トリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類)中、含水塩酸、含水硫酸又
は含水硝酸のような含水鉱酸と、1時間乃至10時間(好適には、1.5時間乃
至7時間)、10℃乃至100℃(好適には、50℃乃至100℃)で反応させ
ることにより行われる。
アルカリを用いた加水分解は、化合物(XXX)を、不活性溶媒(好適には、水
、メタノール若しくはエタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン若
しくはジオキサンのようなエーテル類又はこれら溶媒の混合溶媒)中、1乃至1
0当量(好適には、1乃至5当量)の水酸化リチウム、水酸化ナトリウム若しく
は水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物又は水酸化カルシウム若しくは
水酸化バリウム等のアルカリ土類金属水酸化物と、0℃乃至120℃(好適には
、20℃乃至100℃)、30分間乃至48時間(好適には、1時間乃至24時
間)反応させることにより行われる。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従い反応混合物から採取すること
ができる。例えば、アルカリを用いた加水分解の場合には、反応液に塩酸のよう
な鉱酸を加え、酸性にし、目的化合物が、溶媒中で沈殿として析出すれば、これ
を濾取により採取できる。又、溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィ
ーに付して、目的化合物を単離することでき、更に、酸性にした後、残留物に水
と酢酸エチルのような水不混和性有機溶媒を加え、有機溶媒で抽出し、無水硫酸
マグネシウム等で乾燥した後、溶媒を留去することにより、目的化合物を採取す
ることができる。また、酸を用いた加水分解の場合には、目的化合物が反応系中
に析出しているなら、これを濾取することにより単離できる。又、酢酸エチルの
ような水不混和性有機溶媒で抽出し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥した後、溶
媒を留去することにより、目的化合物を得ることができる。
K法は、B法又はE法の原料化合物である、一般式(VI)を有する化合物を製
造する方法である。
第K1工程は、一般式(XXXII)を有する化合物を製造する工程であり、一般
式(XIX)を有する化合物のカルボキシル基を保護することにより達成される。
カルボキシル基を保護する反応は、その保護基の種類によって異なるが、一般
に有機合成化学の技術において周知の方法、例えば、プロテクティブ・グループ
ス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P
.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective G
roups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John W
iley & Sons,Inc.]に記載される方法に従い、原料化合物を、
反応(1) 不活性溶媒中(好適には、ジメチルホルムアミドのようなアミド
類)、塩基の存在又は非存在下(好適には、炭酸カリウムのようなアルカリ金属
炭酸塩類の存在下)、一般式 R6−Xa 又は、R6−O−R6 (式中、R6及び
Xaは、前述したものと同意義を示す。)を有する化合物と、−20℃乃至溶媒の
還流温度(好適には、0℃乃至溶媒の還流温度)で、10分間乃至3日間(好適
には、1時間乃至6時間)反応させるか、又は
反応(2) 不活性溶媒中(好適には、ジクロロメタンのようなハロゲン化炭
化水素類)、縮合剤及び塩基の存在又は非存在下(好適には、オキサゾリルクロ
リド及びジシクロヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミド類の存在下)
、一般式 R6−OH (式中、R6は、前述したものと同意義を示す。)を有す
る化合物と、−20℃乃至80℃(好適には、0℃乃至30℃)で、10分間乃
至3日間(好適には、30分間乃至1日間)反応させることにより行われる。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される
。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和
しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を
抽出し、抽出した有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥さ
せ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は
必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーによって更に精
製することができる。
第K2工程は、一般式(XXXIII)を有する化合物を製造する工程であり、化合
物(XXXII)を、
反応(1) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気
圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、又は、
反応(2) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に
既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成され、第D1工
程の反応(1)と同様の条件下で行うことができる。
第K3工程は、化合物(VI)を製造する工程であり、化合物(XXXIII)を、不
活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存在下)、化合物(XXII)と反
応させることにより達成され、第G3工程と同様の条件下で行うことができる。
L法は、C法の原料化合物である、一般式(IX)を有する化合物及び一般式(
X)を有する化合物を製造する方法である。
第L1工程は、化合物(IX)又は化合物(X)を製造する工程であり、一般式
(V)を有する化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は非存在下(好適には存
在下)、一般式(XIV)を有する化合物又は一般式(XXXIV)を有する化合物と縮
合させることにより達成され、第A1工程の反応(1)と同様の条件下で行うこ
とができる。
本発明の有効成分の原料化合物(XI)、(XII)、(XIV)、(XVI)、(XIX)、(XXII)、(XXIII)、(XXVII)及び(XXVIII)等は、公知であるか又は公知の方法に従って容易に製造される。{例えば、特開平9-143137号 (EP 0763525)(特許文献3)、WO 99/09002(特許文献4)、カナディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー,第62巻,第1446頁(1984年)[Can. J. Chem., 62, 1446 (1984)](非特許文献2)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ,第72巻,第1831頁(1950年)[J. Am. Chem. Soc., 72, 1831 (1950)](非特許文献3)等}。
本発明の有効成分である前記一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、優れたLDL酸化抑制作用及びACAT阻害作用を有し、且つ優れた経口吸収性を示し、更に副作用(特に、副腎毒性)が低く、安全域(薬効と毒性発現の濃度差)が広いため、医薬[特に、高脂血症又は動脈硬化性疾患の治療薬又は予防薬(特に、治療薬)]として有用である。
本発明の有効成分である一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩類を、上記疾患の治療薬又は予防薬として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に投与することができる。
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソル
ビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α澱
粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロースのようなセルロース誘導
体;アラビアゴム;デキストラン;プルランのような有機系賦形剤;及び、軽質
無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネ
シウムのような珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシ
ウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げる
ことができる。)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリ
カ;ビーズワックス、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナト
リウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイ
シン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫
酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げるこ
とができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記
賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのよう
なセルロース誘導体;カルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロ
ース類を挙げることができる。)、乳化剤(例えば、ベントナイト、ビーガムの
ようなコロイド性粘土;水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような金属
水酸化物;ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウムのような陰イオン
界面活性剤;塩化ベンザルコニウムのような陽イオン界面活性剤;及び、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
、ショ糖脂肪酸エステルのような非イオン界面活性剤を挙げることができる。)
、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エス
テル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールの
ようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのような
フェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることが
できる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等を
挙げることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り下
限1mg(好適には、10mg)、上限1000mg(好適には、500mg)を、静脈
内投与の場合には、1回当り下限0.5mg(好適には、5mg)、上限500mg(
好適には、250mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与す
ることが望ましい。
以下に、実施例、参考例、試験例及び製剤例を示し、本発明の医薬組成物をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲は、これらに限定されるものではない。
尚、NMR スペクトルは、内部標準にテトラメチルシランを用い、δ値を ppm で示し、結合定数はJ値 (Hz) で示した。カップリング・パターンは、
brd : 幅広、または形の崩れたダブレット様に観測されたシグナル、
brs : 幅広、または形の崩れたシングレット様に観測されたシグナル、
d : ダブレット、
dd : ダブルダブレット、
m : マルチプレット、
q : カルテット、
s : シングレット、
t : トリプレット、
と略した。
実施例1
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(プロピルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-592)
参考例13で得られたN−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド 100mg (0.389mmol) のジメチルホルムアミド 6ml 溶液に、0℃で攪拌下、カリウム t−ブトキシド(1.0M テトラヒドロフラン溶液)0.47ml (0.47mmol) を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を0℃に冷却した後、参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド 100mg (0.354mmol) 及びヨウ化カリウム 59mg (0.35mmol) を加え、室温で一晩攪拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/5)を用いて精製することにより、標記化合物 154mg (86%) をアモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3690, 3464, 2973, 1672, 1482, 1352, 1151, 1009;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.07 (3H, t, J=7.3Hz), 1.42 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.28 (6H, s), 2.96 (3H, s), 3.06-3.10 (2H, m), 3.73 (3H, s), 4.51 (2H, s), 6.30 (1H, brs), 7.10 (2H, s), 7.48 (1H, d, J=8.1Hz), 7.63 (1H, d, J=8.1Hz), 7.79 (1H, s), 8.28 (1H, brs).
実施例2
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-664)
参考例12で得られたN−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド 375mg (1.33mmol) 及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド 300mg (1.11mmol) を、実施例1と同様に反応させることにより、標記化合物 454mg (83%) をアモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3691, 3464, 3426, 2967, 1670, 1482, 1417, 1346, 1150;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.07 (3H, t, J=7.3Hz), 1.42 (9H, s), 1.45-1.48 (2H, m), 1.85-1.93 (2H, m), 2.27 (6H, s), 2.96 (3H, s), 3.04-3.10 (2H, m), 3.73 (3H, s), 4.52 (2H, s), 6.28 (1H, brs), 7.10 (2H, s), 7.48 (1H, d, J=8.1Hz), 7.64 (1H, d, J=8.1Hz), 7.80 (1H, s), 8.28 (1H, brs).
実施例3
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(プロピルスルホニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-602)
参考例13で得られたN−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド 190mg (0.738mmol) 及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 200mg (0.674mmol) を、実施例1と同様に反応させることにより、標記化合物 304mg (87%) を黄色アモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3426, 2982, 1687, 1624, 1482, 1410, 1352, 1150, 1106;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.06 (3H, t, J=7.3Hz), 1.42 (9H, s), 1.87-1.93 (2H, m), 2.28 (6H, s), 3.02 (3H, s), 3.06 (3H, s), 3.05-3.09 (2H, m), 3.73 (3H, s), 4.51 (2H, s), 7.09 (2H, s), 7.24 (1H, dd, J=8.1Hz, J=1.5Hz), 7.43 (1H, d, J=8.1Hz), 7.56 (1H, d, J=1.5Hz), 8.27 (1H, brs).
実施例4
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-674)
参考例12で得られたN−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド 219mg (0.807mmol) 及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 200mg (0.674mmol) を、実施例1と同様に反応させることにより、標記化合物 337mg (94%) を淡黄色アモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3426, 2982, 1687, 1624, 1482, 1410, 1352, 1150, 1106;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.3Hz), 1.42 (9H, s), 1.42-1.48 (2H, m), 1.80-1.88 (2H, m), 2.28 (6H, s), 3.02 (3H, s), 3.07 (3H, s), 3.06-3.11 (2H, m), 3.73 (3H, s), 4.51 (2H, s), 7.09 (2H, s), 7.24 (1H, dd, J=8.1Hz, J=2.0Hz), 7.43 (1H, d, J=8.1Hz), 7.56 (1H, d, J=2.0Hz), 8.28 (1H, brs).
実施例5
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:III-662)
参考例12で得られたN−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド 299mg (1.16mmol) 及び参考例3で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ安息香酸 メチルエステル 300mg (1.06mmol) を、実施例1と同様に反応させることにより、エステル体 410mg (78%) を得た。
次いで、得られたエステル体 395mg (0.783mmol) のメタノール 6ml 溶液に、水酸化ナトリウム 313mg (7.83mmol) の水 3ml 溶液を加え、室温で2時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣の pH が酸性となるまで濃塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/5)を用いて精製することにより、カルボン酸体 290mg (76%) を得た。
次いで、得られたカルボン酸体 117mg (0.238mmol) のジクロロメタン 3ml 溶液に、1,1−カルボニルビス−1H−イミダゾール 58mg (0.36mmol) を加え、室温で1.5時間攪拌した後、アンモニア水 3ml を加え、室温で一晩攪拌した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出液を 10% 塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンを用いて再結晶させることにより、標記化合物 75mg (45%) を結晶として得た。
融点:180.0-180.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3346, 3201, 2968, 1664, 1615, 1561, 1518, 1483, 1416, 1349, 1226, 1149;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.03 (3H, t, J=7.5Hz), 1.39 (9H, s), 1.50-1.57 (2H, m), 1.88-1.93 (2H, m), 2.28 (6H, s), 3.05-3.09 (2H, m), 3.74 (3H, s), 4.52 (2H, s), 5.30 (2H, s), 7.10 (2H, s), 7.51 (1H, d, J=8.8Hz), 7.67 (1H, d, J=8.8Hz), 7.89 (1H, s), 8.28 (1H, brs).
実施例6
4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:III-192)
参考例10で得られたN−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド 310mg (0.893mmol) 及び参考例6で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノベンズアミドを、実施例1と同様に反応させることにより、ベンジル体 319mg (74%) を橙色のアモルファスとして得た。
次いで、得られたベンジル体 310mg (0.535mmol) のエタノール 5ml 溶液に、10%パラジウム炭素触媒 60mg を加え、60℃で4時間攪拌した。セライト(商標)を用いて濾過することにより触媒を除いた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=20/1)を用いて精製した後、酢酸エチル−ヘキサンを用いて再結晶させることにより、標記化合物 234mg (90%) を、無色の結晶として得た。
融点:129.0-130.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3477, 3334, 2962, 1725, 1650, 1486, 1426, 1335, 1237, 1149;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.4Hz), 1.38-1.50 (2H, m), 1.43 (9H, s), 1.80-1.88 (2H, m), 2.21 (6H, s), 3.10 (2H, t, J=7.8Hz), 4.50 (2H, s), 5.33 (1H, s), 5.64 (1H, brs), 6.20 (1H, brs), 7.05 (2H, s), 7.50 (1H, d, J=8.3Hz), 7.65 (1H, dd, J=1.2Hz, J=8.3Hz), 7.82 (1H, s), 8.32 (1H, s).
実施例7
4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-194)
参考例10で得られたN−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド 270mg (0.778mmol) 及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド 200mg (0.707mmol) を、実施例6と同様に反応させることにより、標記化合物 147mg (41%) を無色結晶として得た。
融点: 173.0-173.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3485, 3348, 2964, 1679, 1634, 1558, 1487, 1411,1336, 1319, 1237, 1201, 1149;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.4Hz), 1.40-1.50 (2H, m), 1.42 (9H, s), 1.80-1.88 (2H, m), 2.23 (6H, s), 2.96 (3H, d, J=4.8Hz), 3.10 (2H, t, J=7.8Hz), 4.49 (2H, s), 5.06 (1H, s), 6.19 (1H, brd, J=3.6Hz), 7.06 (2H, s), 7.48 (1H, d, J=8.2Hz), 7.62 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.2Hz), 7.76 (1H, s), 8.29 (1H, s).
実施例8
4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-205)
参考例10で得られたN−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド 258mg (0.741mmol) 及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 200mg (0.674mmol) を、実施例6と同様に反応させることにより、標記化合物 202mg (58%) を黄色結晶として得た。
融点: 194.5-195.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3358, 2962, 2875, 1687, 1617, 1486, 1411, 1324, 1239, 1210, 1147, 1114, 1056;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.4Hz), 1.41-1.50 (2H, m), 1.43 (9H, s), 1.80-1.88 (2H, m), 2.22 (6H, s), 3.01 (3H, s), 3.07 (3H, s), 3.05-3.11 (2H, m), 4.49 (2H, s), 5.06 (1H, s), 7.04 (2H, s), 7.24 (1H, dd, J=1.9Hz, J=8.2Hz), 7.43 (1H, d, J=8.2Hz), 7.51 (1H, d, J=1.9Hz), 8.29 (1H, s).
実施例9
4−t−ブチル−3−{[N−(プロピルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:III-114)
参考例11で得られたN−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド 134mg (0.500mol) 及び参考例6で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノベンズアミド 200mg (0.594mmol) を、実施例6と同様に反応させることにより、標記化合物 159mg (67%) を淡赤色結晶として得た。
融点: 122.0-123.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3480, 3343, 2969, 1663, 1614, 1486, 1425, 1334, 1147, 1052;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.06 (3H, t, J=7.4Hz), 1.43 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.20 (6H, s), 3.09 (2H, t, J=7.7Hz), 4.49 (2H, s), 5.43 (1H, s), 5.69 (1H, brs), 6.25 (1H, brs), 7.05 (2H, s), 7.49 (1H, d, J=8.5Hz), 7.64 (1H, dd, J=1.7Hz, J=8.5Hz), 7.81 (1H, s), 8.33 (1H, s).
実施例10
4−t−ブチル−3−{[N−(プロピルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-116)
参考例11で得られたN−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド 141mg (0.500mmol) 及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド 200mg (0.600mmol) を、実施例6と同様に反応させることにより、標記化合物 172mg (58%) を無色結晶として得た。
融点;171.0-171.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3365, 2969, 1679, 1644, 1542, 1487, 1319, 1204, 1145, 838;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.06 (3H, t, J=7.5Hz), 1.42 (9H, s), 1.85-1.94 (2H, m), 2.22 (6H,s), 2.95 (3H, d, J=5.0Hz), 3.08 (2H, t, J=7.8Hz), 4.47 (2H, s), 5.17 (1H, s), 6.23 (1H, brd, J=3.9Hz), 7.05 (2H, s), 7.48 (1H, d, J=8.4Hz), 7.62 (1H, dd, J=1.6Hz, J=8.4Hz), 7.76 (1H, s), 8.29 (1H, s).
実施例11
4−t−ブチル−3−{[N−(プロピルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-127)
参考例11で得られたN−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド 224mg (0.755mmol) 及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 302mg (0.906mmol) を、実施例6と同様に反応させることにより、標記化合物 203mg (54%) をアモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3423, 2969, 1736, 1690, 1621, 1528, 1486, 1239, 1147, 839;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.06 (3H, t, J=7.4Hz), 1.42 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.22 (6H, s), 3.01 (3H, s), 3.06 (3H, s), 3.07 (2H, t, J=7.5Hz), 4.49 (2H, s), 4.97 (1H, s), 7.05 (2H, s), 7.24 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.2Hz), 7.44 (1H, d, J=8.2Hz), 7.52 (1H, d, J=1,5Hz), 8.27 (1H, s).
実施例12
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-801)
参考例14で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド 200mg (0.503mmol) を、ベンゼンスルホニルクロリド 71μl (0.55mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 230mg (80%) を無色結晶として得た。
融点: 181.0-182.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3416, 3350, 2958, 1693, 1646, 1519, 1482, 1353, 1226, 1166, 1091, 602;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (9H, s), 2.20 (6H, s), 2.95 (3H, d, J=4.9), 3.72 (3H, s), 4.31 (2H, s), 6.20 (1H, brs), 6.72 (2H, s), 7.49-7.53 (3H, m), 7.60-7.68 (4H, m), 7.85 (1H, d, J=2.0), 8.55 (1H, brs).
実施例13
4−t−ブチル−3−{[N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-341)
参考例14で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド 2.00g (5.03mmol) のジクロロメタン 25ml 溶液に、−78℃で攪拌下、三臭化ホウ素(1Mジクロロメタン溶液)22.6ml (22.6mmol) を滴下し、室温で1.5時間攪拌した。反応液を−78℃に冷却し、メタノールを約 20ml 加えた後、室温で1時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をメタノール−ジクロロメタンを用いて再結晶させることにより、フェノール体 1.54g (80%) を結晶として得た(融点:173.0-173.5℃)。
次いで、得られたフェノール体 150mg (0.391mmol) を、ベンゼンスルホニルクロリド 75μl (0.59mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 142mg (69%) を無色結晶として得た。
融点: 157.0-158.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3335, 2961, 1678, 1659, 1612, 1559, 1509, 1491, 1321, 1198;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (9H, s), 2.16 (6H, s), 3.02 (s, 3H), 4.31 (s, 2H), 5.10 (brs, 1H), 6.29 (1H, brs), 6.67 (s, 2H), 7.49-7.53 (3H, m), 7.60-7.68 (4H, m), 7.80 (1H, d, J=2.2Hz), 8.56 (1H, s).
実施例14
4−t−ブチル−3−{[N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:III-345)
参考例15で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル〕アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド 500mg (1.22mmol) を、実施例13と同様に脱メチル化させることにより、フェノール体 453mg (94%) を得た。次いで、得られたフェノール体 214mg (0.538mmol) を、実施例13と同様にベンゼンスルホニルクロリドと反応させることにより、標記化合物 179mg(62%) を黄色結晶として得た。
融点: 187.0-188.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3425, 2958, 1694, 1619, 1486, 1351, 1170, 1106, 1092;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (9H, s), 2.15 (6H, s), 3.02 (6H, s), 4.30 (2H, s), 4.98 (1H, brs), 6.66 (2H, s), 7.44-7.67 (8H, m), 8.51 (1H, s).
実施例15
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:II-31)
参考例18で得られた4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 150mg (0.340mmol) を、アンモニア水を用いて参考例5のアミド体の合成方法と同様に反応させることにより、標記化合物 107mg (72%) を結晶として得た。
融点:128.0-129.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3294, 2965, 2874, 1777, 1664, 1492, 1420, 1240, 1169, 1102, 1006, 760;
1H NMRペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.84 (3H, t, J=7.4Hz), 1.47 (9H, s), 1.56-1.65 (2H, m), 1.92-2.03 (2H, m), 2.14 (3H, s), 2.23 (3H, s), 4.02 (1H, d, J=14.5 Hz), 4.76 (1H, d, J=14.5Hz), 5.40 (1H, brs), 5.62 (1H, brs), 6.22 (1H, brs), 6.71 (1H, d, J=7.7Hz), 7.00 (1H, d, J=8.0Hz), 7.50 (1H, d, J=8.0Hz), 7.65 (1H, d, J=7.7Hz), 7.96 (1H, d, J=1.8Hz), 8.85 (1H, s).
実施例16
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-34)
参考例18で得られた4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 150mg (0.340mmol) を、参考例5のアミド体の合成方法と同様に反応させることにより、標記化合物 110mg (71%) を結晶として得た。
融点:185.0-185.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3318, 2964, 2874, 1643, 1559, 1492, 1414, 1316, 1252, 1170, 1006, 767;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.4Hz), 1.46 (9H, s), 1.55-1.58 (2H, m), 1.94-2.02 (2H, m), 2.12 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.97 (3H, d, J=4.9Hz), 3.93 (1H, d, J=14.3 Hz), 4.78 (1H, d, J=14.3Hz), 5.34 (1H, brs), 6.31 (1H, s), 6.71 (1H, d, J=7.6Hz), 6.99 (1H, d, J=8.0Hz), 7.48 (1H, d, J=8.0Hz), 7.60 (1H, d, J=7.6Hz), 7.88 (1H, d, J=1.9Hz), 8.80 (1H, s).
実施例17
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-40)
参考例18で得られた4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 200mg (0.450mmol) を、N,N−ジメチルアミンを用いて参考例5のアミド体の合成方法と同様に反応させることにより、標記化合物 113mg (55%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3606, 3318, 2970, 2875, 1721, 1686, 1628, 1494, 1401, 1250, 1166, 1104;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.4Hz), 1.47 (9H, s), 1.52-1.66 (2H, m), 1.93-2.02 (2H, m), 2.12 (3H, s), 2.24 (3H, s), 3.04 (3H, d, J=5.8Hz), 3.09 (3H, s), 3.90 (1H, d, J=14.3Hz), 4.82 (1H, d, J=14.3Hz), 5.31 (1H, s), 6.69 (1H, d, J=8.0Hz), 6.99 (1H, d, J=8.0Hz), 7.23 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.1Hz), 7.44 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.1Hz), 7.60 (1H, d, J=1.5Hz), 8.80 (1H, s).
実施例18
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-36)
参考例19で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド 145mg (0.365mmol) を、ブチリルクロリド 200μl (1.93mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 127mg (74%) を結晶として得た。
融点:236.0-237.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3343, 2965, 1676, 1640, 1561, 1525, 1484, 1414, 1313, 1250;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.5Hz), 1.49 (9H, s), 1.55-1.64 (2H, m), 1.96 (2H, t, J=7.4Hz), 2.14 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.96 (3H, d, J=5.0Hz), 4.19 (1H, d, J=14.0Hz), 4.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.35 (1H, s), 6.32 (1H, brs), 6.90 (1H, s), 7.48 (1H, d, J=8.2Hz), 7.58 (1H, dd, J=1.8Hz, J=8.2Hz), 7.90 (1H, d, J=1.8Hz), 9.33 (1H, s).
実施例19
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)−N−プロピオニルグリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-14)
参考例19で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2、4、6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド 140mg (0.352mmol) を、プロピオニルクロリド 77μl (0.89mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 113mg (71%) を結晶として得た。
融点:236.0-237.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3350, 2968, 1640, 1560, 1527, 1484, 1414, 1250, 1200, 1155;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.05 (3H, t, J=7.4Hz), 1.49 (9H, s), 2.00 (2H, t, J=7.4Hz), 2.13 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.95 (3H, d, J=5.0Hz), 4.19 (1H, d, J=14.0Hz), 4.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.58 (1H, s), 6.39 (1H, brd, J=3.9Hz), 6.88 (1H, s), 7.48 (1H, d, J=8.3Hz), 7.57 (1H, dd, J=1.8 Hz, J=8.3Hz), 7.91 (1H, d, J=1.8Hz), 9.34 (1H, s).
実施例20
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-117)
参考例19で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド 190mg (0.478mmol) を、ペンタノイルクロリド 220μl (1.85mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 151mg (66%) を結晶として得た。
融点:229.0-230.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3343, 2959, 2873, 1640, 1561, 1527, 1484, 1307, 1251, 1155;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.81 (3H, t, J=7.3Hz), 1.16-1.25 (2H, m), 1.49 (9H, s), 1.52-1.58 (2H, m), 1.98 (2H, t, J=7.5Hz), 2.14 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.96 (3H, d, J=4.7Hz), 4.19 (1H, d, J=14.0Hz), 4.43 (1H, d, J=14.0Hz), 5.35 (1H, s), 6.34 (1H, brs), 6.90 (1H, s), 7.48 (1H, d, J=8.4Hz), 7.58 (1H, dd, J=1.6Hz, J=8.4Hz), 7.90 (1H, d, J=1.6Hz), 9.32 (1H, s).
実施例21
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-42)
参考例20で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド 149mg (0.362mmol) を、ブチリルクロリド 113μl (1.09mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 161mg (92%) を結晶として得た。
融点:90.0-91.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3290, 2963, 2931, 1694, 1635, 1484, 1402, 1250, 1210, 1149, 1108;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.5Hz), 1.50 (9H, s), 1.54-1.64 (2H, m), 1.95 (2H, t, J=7.4Hz), 2.12 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.21 (3H, s), 3.04 (3H, s), 3.09 (3H, s), 4.25 (1H, d, J=14.0Hz), 4.37 (1H, d, J=14.0Hz), 5.31 (1H, s), 6.88 (1H, s), 7.24 (1H, dd, J=1.6Hz, J=8.2Hz), 7.45 (1H, d, J=8.2Hz), 7.61 (1H, d, J=1.6Hz), 9.32 (1H, s).
実施例22
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)−N−プロピオニルグリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-17)
参考例19で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド 115mg (0.279mmol) を、プロピオニルクロリド 73μl (0.84mmol) を用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 108mg (83%) を結晶として得た。
融点:185.0-187.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3297, 2965, 1694, 1638, 1528, 1484, 1402, 1250, 1148, 1107;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.05 (3H, t, J=7.5Hz), 1.50 (9H, s), 1.99 (2H, q, J=7.5Hz), 2.12 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.20 (3H, s), 3.05 (3H, s), 3.09 (3H, s), 4.25 (1H, d, J=14.0Hz), 4.38 (1H, d, J=14.0Hz), 5.31 (1H, s), 6.88 (1H, s), 7.24 (1H, dd, J=1.9Hz, J=8.2Hz), 7.45 (1H, d, J=8.2Hz), 7.62 (1H, d, J=1.9Hz), 9.32 (1H, s).
実施例23
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−メトキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:II-722)
参考例22で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−メトキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド 64mg (0.17mmol) を、N,N−ジメチルアセトアミド 5ml に溶解させ、ブチリルクロリド 19μl (0.19mmol) を加え、窒素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加えた後、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。濾過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2〜酢酸エチル〜酢酸エチル/メタノール=5/1)を用いて精製することにより、標記化合物 60mg (79%) を無色アモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3296, 2963, 1664, 1486, 1403, 1261, 1218, 1102, 1016, 842, 770;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.76 (3H, t, J=7.3Hz), 1.15 (9H, s), 1.45-1.54 (2H, m), 1.85-1.91 (1H, m), 1.99-2.07 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.23 (3H, s), 3.67 (3H, s), 3.80 (1H, d, J=16.0Hz), 4.87 (1H, d, J=16.0Hz), 7.03 (1H, d, J=8.0Hz), 7.09 (1H, d, J=8.0Hz), 7.48 (1H, d, J=8.0Hz), 7.55 (1H, d, J=2.2Hz), 7.66 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.0Hz).
実施例24
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:II-33)
3−アミノ−2,4,6−トリメチルフェノール 40mg (0.26mmol) 及び参考例6で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノベンズアミド 70mg (0.26mmol) を、参考例4と同様に反応させることにより、橙色泡状物質 55mg を得た。
次いで、得られた化合物とブチリルクロリド 18μl (0.17mmol) を、参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 21mg (18%, 2 steps) を無色泡状物質として得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3676, 3413, 3313, 2969, 1679, 1630, 1484, 1250, 1142;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.82 (3H, t, J=7.3Hz), 1.50 (9H, s), 1.58 (2H, m), 1.96 (2H, t, J=7.3Hz), 2.12 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.16 (3H, s), 4.09 (1H, d, J=13.9Hz), 4.57 (1H, d, J=13.9Hz), 5.97 (2H, brs), 6.65 (1H, brs), 6.87 (1H, s), 7.49 (1H, d, J=8.5Hz), 7.61 (1H, dd, J=8.5Hz, J=1.5Hz), 7.94 (1H, d, J=1.5Hz), 9.38 (1H, brs).
実施例25
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:II-520)
参考例25で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンズアミド 290mg (0.484mmol) を、メタノール 20ml に溶解させ、5%パラジウム炭素 40mg を加え、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応液をセライトを用いて濾過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)で精製することにより、標記化合物 260mg (100%) を無色アモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3354, 2964, 1665, 1487, 1419, 1347, 1254, 1162, 1091, 884, 843, 725, 689, 633;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.24 (9H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 4.44 (1H, s), 4.45 (1H, s), 6.33 (1H, d, J=8.0Hz), 6.80 (1H, d, J=8.0Hz), 7.48-7.57 (4H, m), 7.65-7.74 (4H, m).
実施例26
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-523)
参考例26で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンズアミドを、実施例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
融点:223−227 ℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3336, 2964, 1644, 1537, 1488, 1345, 1162, 1092, 885, 843, 633;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.23 (9H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.88 (3H, s), 4.44 (1H, s), 4.45 (1H, s), 6.33 (1H, d, J=8.0Hz), 6.80 (1H, d, J=8.0Hz), 7.42 (1H, d, J=2.4Hz), 7.49-7.57 (3H, m), 7.62-7.68 (2H, m), 7.73 (2H, d, J=8.0Hz).
実施例27
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド (例示化合物番号:II-526)
参考例27で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンズアミドを、実施例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
融点:234−236 ℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3361, 2963, 1693, 1614, 1488, 1403, 1349, 1165, 1092, 890, 841, 724, 690, 634;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.24 (9H, s), 2.17 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.97 (3H, s), 3.06 (3H, s), 4.34 (1H, d, J=15.6Hz), 4.46 (1H, d, J=15.6Hz), 6.29 (1H, d, J=8.0Hz), 6.79 (1H, d, J=8.0Hz), 6.86 (1H, d, J=1.6Hz), 7.27 (1H, dd, J=1.6Hz, J=8.0Hz), 7.49 (1H, d, J=8.0Hz), 7.55 (2H, t, J=8.0Hz), 7.67 (1H, t, J=8.0Hz), 7.72 (2H, d, J=8.0Hz).
実施例28
4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
(例示化合物番号:II-339)
参考例29で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンズアミドを、実施例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3342, 2960, 1694, 1617, 1524, 1489, 1464, 1404, 1335, 1172, 1145, 1080;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.3Hz), 1.41 (9H, s), 1.45 (2H, quin, J=7.3Hz), 1.84-1.90 (2H, m), 2.23 (3H, s), 2.32 (3H, s), 3.19-3.31 (2H, m), 4.25-4.35 (1H, m), 4.48-4.58 (1H, m), 5.11 (1H, brs), 6.96 (1H, d, J=7.8Hz), 7.01 (1H, d, J=8.3Hz), 7.50 (1H, d, J=8.3Hz), 7.65 (1H, d, J=7.8Hz), 7.77 (1H, s), 8.09 (1H, brd).
実施例29
4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
(例示化合物番号:II-342)
参考例30で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンズアミドを、実施例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3350, 2961, 1681, 1646, 1557, 1490, 1414, 1332, 1173, 1144, 1083;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.8Hz), 1.39 (9H, s), 1.45 (2H, quin, J=7.8Hz), 1.83-1.89 (2H, m), 2.24 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.97 (3H, d, J=4.9Hz), 3.18-3.34 (2H, m), 4.20-4.33 (1H, m), 4.45-4.58 (1H, m), 5.08 (1H, brs), 6.24(1H, brs), 6.96 (1H, d, J=7.8Hz), 7.00 (1H, d, J=7.8Hz), 7.47 (1H, d, J=7.8Hz), 7.61 (1H, d, J=7.8Hz), 7.67 (1H, s), 8.07 (1H, brd).
実施例30
4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド (例示化合物番号:II-355)
参考例31で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンズアミドを、実施例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
融点:84.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3354, 2961, 1667, 1614, 1522, 1489, 1419, 1334, 1173, 1144, 1079;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.93 (3H, t, J=7.6Hz), 1.37 (9H, s), 1.44 (2H, quin, J=7.6Hz), 1.81-1.89 (2H, m), 2.22 (3H, s), 2.28 (3H, s), 3.00 (3H,s), 3.06 (3H, s), 3.15-3.16 (2H, m), 4.17-4.32 (1H, m), 4.45-4.60 (1H, m), 5.22 (1H, s), 6.92 (1H, d, J=8.2Hz), 6.96 (1H, d, J=8.0Hz), 7.20 (1H, d, J=8.2Hz), 7.31 (1H, s), 7.39 (1H, d, J=8.0Hz), 8.11 (1H, brd).
実施例31
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンゼンスルホンアミド
(例示化合物番号:II-46)
参考例36で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ブチリルグリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド 101.1mg (0.179mmol) のメタノール 30ml 溶液に、10%パラジウム炭素触媒 10mg を加え、水素気流下、室温で3時間撹拌した。セライトを用いた濾過によりパラジウム炭素触媒を除き、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1〜2/3)を用いて精製することにより、標記化合物 79.9mg (94%) をアモルファスとして得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3690, 3606, 3442, 2970, 1686, 1633, 1405, 1167;
1H NMRスペクトル(500MHz, CD3OD)δppm: 0.82 (3H, t, J=7.3Hz), 1.36 (9H, s), 1.52-1.60 (2H, m), 1.96-2.02 (1H, m), 2.07-2.12 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.24 (3H, s), 3.88 (1H, d, J=16.1Hz), 4.92 (1H, d, J=16.1Hz), 6.89 (1H, d, J=7.8Hz), 7.00 (1H, d, J=7.8Hz), 7.63 (1H, d, J=7.8Hz), 7.67 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.73 (1H, dd, J=2.0Hz, J=7.8Hz).
実施例32
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンゼンスルホンアミド
(例示化合物番号:II-49)
参考例41で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ブチリルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド 213mg (0.367mmol) を、実施例31と同様に反応させることにより、標記化合物 175mg (97%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3386, 2971, 1687, 1632, 1514, 1495, 1404, 1334, 1165, 1119;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.1Hz), 1.48 (9H, s), 1.56-1.61 (2H, m), 1.95-2.01 (1H, m), 2.07-2.12 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.67 (3H, d, J=4.9Hz), 4.02 (1H, d, J=14.7Hz), 4.53 (1H, d, J=4.9Hz), 4.73 (1H, d, J=14.7Hz), 5.22 (1H, s), 6.69 (1H, d, J=8.8Hz), 7.01 (1H, d, J=7.8Hz), 7.55 (1H, d, J=8.8Hz), 7.63 (1H, dd, J=2.0Hz, J=7.8Hz), 8.02 (1H, s), 8.97 (1H, brs).
実施例33
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド (例示化合物番号:II-52)
参考例46で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ブチリルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを、実施例31と同様に反応させることにより、標記化合物を定量的に得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3606, 3312, 2966, 1688, 1633, 1404, 1343, 1164;
1H NMRスペクトル(500MHz, CD3OD)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.3Hz), 1.38 (9H, s), 1.53-1.60 (2H, m), 1.96-2.02 (1H, m), 2.10-2.16 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.68 (6H, s), 3.92 (1H, d, J=15.6Hz), 4.93 (1H, d, J=15.6Hz), 6.87 (1H, d, J=7.8Hz), 7.00 (1H, d, J=7.8Hz), 7.55 (1H, d, J=2.0Hz), 7.62 (1H, dd, J=2.0Hz, J=7.8Hz), 7.71 (1H, d, J=7.8Hz).
実施例34
4−t−ブチル−3−{[N−ペンタノイル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンゼンスルホンアミド
(例示化合物番号:II-128)
参考例47で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミドを、実施例31と同様に反応させることにより、標記化合物を定量的にアモルファスとして得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3605, 3344, 2962, 1685, 1632, 1405, 1352, 1167;
1H NMRスペクトル(500MHz, CD3OD)δppm: 0.81 (3H, t, J=7.3Hz), 1.19-1.26 (2H, m), 1.37 (9H, s), 1.49-1.56 (2H, m), 1.99-2.06 (1H, m), 2.12-2.18 (1H, m), 2.15 (3H, s), 2.25 (3H, s), 3.88 (1H, d, J=15.6Hz), 4.93 (1H, d, J=15.6Hz), 6.89 (1H, d, J=8.3Hz), 7.00 (1H, d, J=8.3Hz), 7.63 (1H, d, J=8.8Hz), 7.69 (1H, d, J=2.0Hz), 7.74 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.8Hz).
実施例35
4−t−ブチル−3−{[N−ペンタノイル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンゼンスルホンアミド (例示化合物番号:II-131)
参考例48で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド 190mg (0.32mmol) を、実施例31と同様に反応させることにより、標記化合物 150mg (93%) をアモルファスとして得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3606, 3386, 2962, 2932, 2874, 1687, 1633, 1404, 1334, 1165;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 0.81 (3H, t, J=7.8Hz), 1.17-1.24 (2H, m), 1.49 (9H, s), 1.52-1.58 (2H, m), 1.98-2.04 (1H, m), 2.09-2.15 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.67 (3H, s), 4.04 (1H, d, J=14.7Hz), 4.72 (1H, d, J=14.7Hz), 6.68 (1H, d, J=7.8Hz), 7.01 (1H, d, J=8.8Hz), 7.56 (1H, d, J=8.8Hz), 7.63 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.8Hz), 8.03 (1H, s), 8.99 (1H, brs).
実施例36
4−t−ブチル−3−{[N−ペンタノイル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド (例示化合物番号:II-134)
参考例49で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを、実施例31と同様に反応させることにより、標記化合物をアモルファスとして定量的に得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3606, 3310, 2964, 1688, 1633, 1404, 1343, 1164;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.81 (3H, t, J=7.3Hz), 1.18-1.27 (2H, m), 1.38 (9H, s), 1.48-1.56 (2H, m), 1.98-2.08 (1H, m), 2.11-2.19 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.69 (6H, s), 3.91 (1H, d, J=15.4Hz), 4.93 (1H, d, J=15.4Hz), 6.88 (1H, d, J=8.1Hz), 7.01 (1H, d, J=8.1Hz), 7.55 (1H, d, J=2.0Hz), 7.62 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.4Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz).
参考例1
2−メトキシ−1,3−ジメチル−5−ニトロベンゼン
2,6−ジメチル−4−ニトロフェノール 50.6g (302mmol) のジメチルホルムアミド 500ml 溶液に、窒素気流下、炭酸カリウム 125.4g (907.2mmol) を加え、室温で30分間撹拌した後、ヨウ化メチル 28.2ml (454mmol) を滴下し、室温で3.5時間攪拌した。反応液に水を加えた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に水を加えた後、ジエチルエーテルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣にヘキサンを加えてトリチレートした後、エーテルで洗浄することにより、標記化合物 49.4g (90%) を淡黄色結晶として得た。
融点:90.0℃;
IRスペクトル (KBr)cm-1: 2966, 1518, 1346, 1231, 1004;
1H NMRスペクトル (400MHz, CDCl3)δppm: 2.36 (6H, s), 3.79 (3H, s), 7.92 (2H, s).
参考例2
4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルアミン
参考例1で得られた2−メトキシ−1,3−ジメチル−5−ニトロベンゼン 49.4g (27.3mmol) のメタノール 500ml 溶液に、10%パラジウム炭素触媒 4.0g を加え、水素気流下、室温で7.5時間攪拌した。触媒を、セライト(商標)を用いて濾過することにより除いた後、減圧下溶媒を留去した。残渣をヘキサンを用いてトリチレートし、標記化合物 38.3g (93%) を淡褐色結晶として得た。
融点:58.0-59.5℃;
IR スペクトル(KBr)cm-1: 3401, 3324, 2949, 1640, 1487, 1291, 1017;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 2.20 (6H, s), 3.40 (2H, brs), 3.65 (3H, s), 6.35 (2H, s).
参考例3
4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ安息香酸 メチルエステル
3−アミノ−4−t−ブチル安息香酸 メチルエステル 19.3g (93.3mmol) のジクロロメタン 100ml 溶液に、トリエチルアミン 39.1ml (280mmol) 及び触媒量のジメチルアミノピリジンを加え、0℃に冷却した後、クロロ酢酸クロリド 14.9ml (187mmol) を滴下した。室温で一晩攪拌した後、トリエチルアミン 39.1ml (280mmol) を加え、0℃に冷却した後、クロロ酢酸クロリド 7.4ml (93mmol) を滴下し、室温で1時間攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を10%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製した後、酢酸エチルを用いて再結晶化させることにより、標記化合物 18.0g (68%) を結晶として得た。
融点:121.0-122.0℃;
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3429, 2972, 2877, 1721, 1687, 1529, 1515, 1438, 1410, 1303, 1272, 1125;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (9H, s), 3.90 (3H, s), 4.29 (2H, s), 7.50 (1H, d, J=8.3Hz), 7.86 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.3Hz), 8.30 (1H, d, J=2.0Hz), 8.46 (1H, brs).
参考例4
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 メチルエステル
参考例3で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ安息香酸 メチルエステル 20.6g (72.7mmol)、よう化カリウム 11.0g (66.1mmol) 及び参考例2で得られた4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルアミン 10.0g (66.1mmol) のN,N−ジメチルホルムアミド 200ml 溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン 22.6ml (132mmol) を滴下し、室温で一晩攪拌した後、90℃で5時間攪拌した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)を用いて精製することにより、標記化合物 20.8g (79%) を結晶として得た。
融点:84.0-85.0℃;
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3419, 3375, 2955, 1721, 1683, 1611, 1530, 1495, 1302, 1126, 1010;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.28 (9H, s), 2.24 (6H, s), 3.66 (3H, s), 3.90 (3H, s), 3.93 (2H, d, J=5.5Hz), 4.19 (1H, t, J=5.5Hz), 6.39 (2H, s), 7.43 (1H, d, J=8.2Hz), 7.79 (1H, dd, J=1.8Hz), 8.50 (1H, d, J=1.8Hz), 8.92 (1H, s).
参考例5
4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド
3−ニトロ−4−t−ブチル安息香酸 41.5g (186mmol) のジクロロメタン 450ml 溶液に、0℃で攪拌下、1,1−カルボニルビス−1H−イミダゾール 33.0g (204mmol) を加えた後、室温で1時間攪拌し、0℃に冷却した後、メチルアミン(40%メタノール溶液)30.0ml (368mmol) を加え、室温で20分間攪拌した。減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出液を10%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をヘキサンで洗浄することにより、アミド体 36.6g (83%) を無色固体として得た。
次いで、得られたアミド体 36.6g (155mmol) のエタノール 500ml 溶液に、10%パラジウム炭素触媒 3.7g を加え、水素雰囲気下、室温で5.5時間攪拌した。セライト(商標)を用いて濾過することにより触媒を除いた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチル−へキサンを用いて再結晶させることにより、アニリン体 29.8g (93%) を無色結晶として得た。
次いで、得られたアニリン体 29.8g (144mmol) のジメチルアセトアミド 300ml 溶液に、0℃で攪拌下、クロロ酢酸クロリド 14.0ml (176mmol) を加え、室温で10分間攪拌した。反応液にメタノールを加えた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に水を加え、生じた沈殿を濾取した後乾燥させることにより、標記化合物 36.0g (88%) を白色粉末として得た。
融点:134.0-135.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3244, 2966, 1667, 1627, 1558, 1534, 1411, 1328, 1255;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (9H, s), 3.03 (3H, d, J=4.5Hz), 4.27 (2H, s), 6.25 (1H, brs), 7.49 (1H, d, J=8.2Hz), 7.66 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.2Hz), 8.05 (1H, d, J=2.0Hz), 8.53 (1H, brs).
参考例6
4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノベンズアミド
3−ニトロ−4−t−ブチル安息香酸を、アンモニア水を用いて参考例5と同様に反応させることにより、標記化合物を白色固体として得た。
融点:209.0-209.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3399, 3312, 2968, 1655, 1538;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.46 (9H, s), 4.28 (2H, s), 5.70(1H, brs), 6.26 (1H, brs), 7.52 (1H, d, J=8.1Hz), 7.69 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.1Hz), 8.13 (1H, d, J=2.0Hz), 8.54 (1H, s).
参考例7
4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 3−ニトロ−4−t−ブチル安息香酸を、ジメチルアミンを用いて参考例5と同様に反応させることにより、標記化合物を白色固体として得た。
融点:126.0-127.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3248, 2953, 1701, 1657, 1636, 1609, 1531, 1482, 1405, 1109;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (9H, s), 3.05 (3H, s), 3.09 (3H, s), 4.26 (2H, s), 7.28 (1H, dd, J=1.6Hz, J=8.2Hz), 7.45 (1H, d, J=8.2Hz), 7.79 (1H, d, J=1.6Hz), 8.53 (1H, s).
参考例8
2−ベンジルオキシ−1,3−ジメチル−5−ニトロベンゼン
2,6−ジメチル−4−ニトロフェノール 20.0g (120mmol) のジメチルホルムアミド 200ml 溶液に、窒素気流下、炭酸カリウム 46.8g (144mmol) を加え、室温で30分間攪拌した後、ベンジルブロミド 17.1ml (144mmol) を滴下し、55℃で4時間攪拌した。反応液に水を加えた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチルを用いて再結晶させることにより、標記化合物 26.8g (87%) を淡黄色結晶として得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 1587, 1514, 1354, 1278, 1207, 1097, 975;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 2.35 (6H, s), 4.88 (2H, s), 7.38-7.46 (5H, m), 7.94 (2H, s).
参考例9
4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルアニリン
参考例8で得られた2−ベンジルオキシ−1,3−ジメチル−5−ニトロベンゼン 26.8g (104mmol) のメタノール 300ml 溶液に、亜鉛末 102g (1.56mol) を加え、0℃に冷却した後、酢酸 20ml を滴下し、4時間加熱還流させた。セライト(商標)を用いて濾過することにより亜鉛末を除いた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)を用いて精製することにより、標記化合物 19.3g (81%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3447, 3374, 1732, 1620, 1486, 1374, 1249, 1026, 994, 854;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 2.23 (6H, s), 3.42 (2H, brs), 4.74 (2H, s), 6.38 (2H, s), 7.31-7.41 (3H, m), 7.47 (2H, d, J=7.0Hz).
参考例10
N−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド
参考例9で得られた4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルアニリン 1.0g (4.4mmol) のジメチルアセトアミド 10ml 溶液に、窒素気流下、0℃で攪拌下、1−ブタンスルホニルクロリド 0.873ml (6.80mmol) を滴下し、40℃で4時間攪拌した。反応液に水を加え、減圧下溶媒を留去した後、得られた残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)を用いて精製した後、酢酸エチル−ヘキサンを用いて再結晶させることにより、標記化合物 1.2g (78%) を淡桃色の結晶として得た。
融点:66.0-66.5℃;
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3691, 3377, 2965, 1604, 1482, 1378, 1325, 1146, 1032;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.92 (3H, t, J=7.4), 1.39-1.48 (2H, m), 1.78-1.85 (2H, m), 2.29 (6H, s), 3.06-3.10 (2H, m), 4.79 (2H, s), 6.28 (1H, s), 6.89 (2H, s), 7.28-7.43 (3H, m), 7.45-7.48 (2H, m).
参考例11
N−(4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド
参考例9で得られた4−ベンジルオキシ−3,5−ジメチルアニリンを、1−プロパンスルホニルクロリドを用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
融点:84.5℃;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.03 (3H, t, J=7.4Hz), 1.83-1.94 (2H, m), 2.29 (6H, s), 3.04-3.07 (2H, m), 4.79 (2H, s), 6.13 (1H, brs), 6.88 (2H, s), 7.36-7.42 (3H, m), 7.46-7.47 (2H, s).
参考例12
N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド
参考例2で得られた4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルアミンを、1−ブタンスルホニルクロリドを用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物を油状物質として得た。
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.92 (3H, t, J=7.4Hz), 1.38-1.48 (2H, m), 1.77-1.84 (2H, m), 2.27 (6H, s), 3.04-3.08 (2H, m), 3.70 (3H, s), 6.21 (1H, brs), 6.86 (2H, s).
参考例13
N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)−1−プロパンスルホンアミド
参考例2で得られた4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルアミンを、1−プロパンスルホニルクロリドを用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3221, 1485, 1381, 1313, 1227, 1199, 1148, 1135, 1010, 915;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.04 (3H, t, J=7.3Hz), 1.82-1.91 (2H, m), 2.27 (6H, s), 3.02-3.06 (2H, m), 3.70 (3H, s), 6.28 (1H, s), 6.86 (2H, s).
参考例14
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
参考例2で得られた4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルアミン 3.2g (11mmol) 及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド 3.0g (11mmol) を、参考例4と同様に反応させることにより、標記化合物 3.6g (85%) を得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3344, 2962, 1677, 1620, 1561, 1527, 1492, 1405, 1210, 1107;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.26 (9H, s), 2.23 (6H, s), 2.99 (3H, d, J=4.8Hz), 3.66 (3H, s), 3.91 (2H, d, J=5.6Hz), 4.21-4.27 (1H, m), 6.37 (2H, s), 6.44 (1H, d, J=4.8Hz), 7.42 (1H, d, J=8.5Hz), 7.61 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.5Hz), 8.29 (1H, d, J=2.2Hz), 9.06 (1H, brs).
参考例15
4−t−ブチル−3−{[N−(4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
参考例2で得られた4−メトキシ−3,5−ジメチルフェニルアミン 535mg (3.54mmol) 及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 1.0g (3.7mmol) を、参考例4と同様に反応させることにより、標記化合物 1.4g (97%) を得た。
融点:146.5-147.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3369, 3311, 2954, 1686, 1624, 1610, 1561, 1525, 1487, 1404, 1226, 1107;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.25 (9H, s), 2.23 (6H, s), 3.07 (3H, s), 3.11 (3H, s), 3.65 (3H, s), 3.89 (2H, s), 4.09-4.15 (1H, m), 6.37 (2H, s), 7.20 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.5Hz), 7.38 (1H, d, J=8.5Hz), 8.03 (1H, d, J=2.2Hz), 8.99 (1H, brs).
参考例16
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 メチルエステル
参考例3で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ安息香酸 メチルエステル及びモナトヘフテ・フィア・ヘミー,第96巻,第1314頁(1965年)[ Monatsh. Chem., 96, 1314 (1965) ]に従い合成した 3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール 680mg (4.96mmol) を、参考例4と同様に反応させることにより、標記化合物 1.7g (87%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3610, 3430, 3384, 2972, 2955, 2914, 1719, 1686, 1504, 1311, 1272, 1130;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.25 (9H, s), 2.16 (3H, s), 2.18 (3H, s), 3.90 (3H, s), 4.02 (2H, d, J=5.2Hz), 4.23 (1H, t, J=5.2Hz), 4.70 (1H, s), 6.24 (1H, d, J=8.2Hz), 6.90 (1H, d, J=8.2Hz), 7.40 (1H, d, J=8.3Hz), 7.76 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.3Hz), 8.60 (1H, d, J=2.0Hz), 8.88 (1H, s).
参考例17
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 メチルエステル
参考例16で得られた4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 メチルエステル 1.7g (4.3mmol) を、ブチリルクロリドを用いて参考例10と同様に反応させることにより、標記化合物 1.9g (95%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3606, 3315, 2970, 2875, 1720, 1686, 1632, 1438, 1303, 1268, 1124, 1007;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.5Hz), 1.48 (9H, s), 1.56-1.65 (2H, m), 1.95-2.02 (2H, m), 2.05 (3H, s), 2.14 (3H, s), 3.89 (3H, s), 4.00 (1H, d, J=14.2Hz), 4.83 (1H, d, J=14.2Hz), 5.63 (1H, s), 6.69 (1H, d, J=8.0Hz), 6.98 (1H, d, J=8.0Hz), 7.50 (1H, d, J=8.2Hz), 7.82 (1H, dd, J=1.6Hz, J=8.2Hz), 8.14 (1H, d, J=1.6Hz), 8.88 (1H, s).
参考例18
4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸
参考例17で得られた4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}安息香酸 メチルエステル 700mg (1.54mmol) のメタノール 10ml 溶液に、水酸化ナトリウム 616mg (15.4mmol) の水 3ml 溶液を加え、室温で2日攪拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣の pH が酸性になるまで濃塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をエーテルで洗浄することにより、標記化合物 590mg (87%) を得た。
融点:233.5-234.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3411, 3314, 2966, 2875, 1697, 1637, 1420, 1234, 1128, 1007, 775, 616;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.83 (3H, t, J=7.4Hz), 1.36 (9H, s), 1.50-1.63 (2H, m), 1.95-2.03 (2H, m), 2.15 (3H, s), 2.25 (3H, s), 3.87 (2H, d, J=15.5Hz), 4.96 (1H, d, J=15.5Hz), 6.90 (1H, d, J=8.0Hz), 7.00 (1H, d, J=8.0Hz), 7.56 (1H, d, J=8.5Hz), 7.78 (1H, d, J=8.5Hz), 7.87 (1H, dd, J=1.8Hz, J=8.5Hz).
参考例19
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド
ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー,第42巻,第4485頁(1999年)[ J. Med. Chem., 42, 4485 (1999) ]に記載の方法に従い合成した3−アミノ−2,4,6−トリメチルフェノール 599mg (3.96mmol) 及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミド 999mg (3.53mmol) を、参考例4と同様に反応させることにより、標記化合物 697mg (44%) を結晶として得た。
融点:179.0-180.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3345, 2964, 1650, 1615, 1560, 1483, 1414, 1318, 1250, 1121;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.47 (9H, s), 2.20 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.99 (3H, d, J=4.6Hz), 3.55 (1H, brs), 3.76 (2H, brs), 4.84 (1H, s), 6.33 (1H, brs), 6.82 (1H, s), 7.49 (1H, d, J=8.5Hz), 7.65 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.5Hz), 8.27 (1H, d, J=2.0Hz), 9.41 (1H, s).
参考例20
4−t−ブチル−3−{[N−(3−ヒドロキシ−2,4,6−トリメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
3−アミノ−2,4,6−トリメチルフェノール 251mg (1.66mmol) 及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミド 441mg (1.49mmol) を、参考例4と同様に反応させることにより、標記化合物 451mg (66%) を結晶として得た。
融点:163.0-164.0℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3377, 2959, 1676, 1616, 1533, 1482, 1452, 1253, 1194, 1113;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.45 (9H, s), 2.19 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.25 (3H, s), 3.08 (3H, s), 3.10 (3H, s), 3.54 (1H, brs), 3.73 (1H, s), 3.99 (1H, s), 4.91 (1H, s), 6.81 (1H, s), 7.24 (1H, dd, J=1.8Hz, J=8.2Hz), 7.44 (1H, d, J=8.2Hz), 7.99 (1H, d, J=1.8Hz), 9.35 (s, 1H).
参考例21
3−メトキシ−2,4‐ジメチルアニリン 塩酸塩
(1) 3−メトキシ−2,4‐ジメチルアニリン
テトラヘドロン,第56巻,第8197頁(2000年)[Tetrahedron, 56, 8197 (2000) ]に記載の方法に従い合成した2−メトキシ−1,3−ジメチル−4−ニトロベンゼン 1.47g (8.11mmol) を、参考例2と同様に反応させることにより、標記化合物 1.19g (97%) を無色油状物質として得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 2939, 1621, 1492, 1467, 1296, 1125, 1058, 1005;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 2.10 (3H, s), 2.19 (3H, s), 3.52 (2H, brs), 3.68 (3H, s), 6.41 (1H, d, J=8.0Hz), 6.83 (1H, d, J=8.0Hz).
(2) 3−メトキシ−2,4‐ジメチルアニリン 塩酸塩
上記で得られた3−メトキシ−2,4‐ジメチルアニリンを、酢酸エチル 20ml に溶解させ、4規定塩酸の酢酸エチル溶液 6ml を加えた。析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した後、乾燥させることにより、標記化合物を得た。
参考例22
4−t−ブチル−3−{[N−(3−メトキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド
参考例21で得られた3−メトキシ−2,4‐ジメチルアニリン塩酸塩 128mg (0.685mmol)、参考例6で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノベンズアミド 92mg (0.35mmol)、ヨウ化カリウム 85mg (0.52mmol) 及びジイソプロピルエチルアミン 353μl (2.0mmol) を、N,N−ジメチルホルムアミド 10ml に溶解させ、窒素雰囲気下、100℃で9時間撹拌した。反応液に水を加えた後、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。濾過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチル‐へキサンで洗浄することにより、標記化合物 66mg (25%) を無色固体として得た。
融点:190−194 ℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3354, 3223, 2966, 1651, 1508, 1407, 1212, 1147, 1070, 1007, 796;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 1.23 (9H, s), 2.19 (3H, s), 2.20 (3H, s), 3.69 (3H, s), 4.01 (2H, s), 4.19 (1H, brs), 6.38 (1H, d, J=8.5Hz), 6.95 (1H, d, J=8.5Hz), 7.42 (1H, d, J=8.5Hz), 7.63 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.5Hz), 8.51 (1H, d, J=2.0Hz), 8.96 (1H, s).
参考例23
3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン 塩酸塩
(1) 3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン
ヘルベチカ・ヘミカ・アクタ,第51巻,第1203頁(1968年)[Helv. Chim. Acta., 51, 1203 (1968)]に記載の方法に従い合成した2−ベンジルオキシ−1,3−ジメチル−4−ニトロベンゼン 26.5g (103mmol) を、エタノール 200ml に溶解させ、二塩化すず二水和物 116g (515mmol) を加えた後、85℃で1時間撹拌した。反応液に15%水酸化ナトリウム水溶液 300ml を加え、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。濾過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/2〜2/1)で精製することにより、標記化合物 21.6g (92%) を無色油状物質として得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 2925, 1731, 1620, 1492, 1373, 1295, 1249, 1169, 1127, 1052, 992;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 2.11 (3H, s), 2.22 (3H, s), 3.51 (2H, brs), 4.77 (2H, s), 6.45 (1H, d, J=8.0Hz), 6.86 (1H, d, J=8.0Hz), 7.32-7.41 (3H, m), 7.49 (2H, d, J=8.0Hz).
(2) 3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン 塩酸塩
上記で得られた3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリンを、酢酸エチル 200ml に溶解させ、4規定塩酸の酢酸エチル溶液 70ml を加えた。析出した結晶を濾取し、エーテルで洗浄した後、乾燥させることにより、標記化合物を得た。
参考例24
N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)ベンゼンスルホンアミド
参考例23で得られた3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン塩酸塩 927mg (3.51mmol)、トリエチルアミン 740μl (5.27mmol) 及び4−N,N−ジメチルアミノピリジン 5mg を、N,N−ジメチルホルムアミド 20ml に溶解させ、ベンゼンスルホニルクロリド 538μl (4.22mmol) を加え、窒素雰囲気下、60℃で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。濾過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1〜2/1)で精製することにより、標記化合物 1.08g (84%) を無色油状物質として得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3372, 2929, 1731, 1588, 1484, 1383, 1325, 1165, 1074, 984, 905;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 1.88 (3H, s), 2.24 (3H, s), 4.66 (2H, s), 6.19 (1H, s), 6.98 (1H, d, J=11.0Hz), 7.02 (1H, d, J=11.0Hz), 7.32-7.45 (7H, m), 7.52-7.56 (1H, m), 7.71 (2H, d, J=9.0Hz).
参考例25
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンズアミド
参考例24で得られたN−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)ベンゼンスルホンアミド 263mg (0.716mmol) を、N,N‐ジメチルホルムアミド 10ml に溶解させ、カリウムt‐ブトキシドのテトラヒドロフラン溶液 0.72ml (0.72mmol) を室温で加え、窒素雰囲気下、室温で15分間撹拌した。反応液にヨウ化カリウム 118mg (0.72mmol) 及び参考例6で得られた4‐t‐ブチル‐3‐クロロアセチルアミノベンズアミド 160mg (0.60mmol) を室温で加え、窒素雰囲気下、60℃で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。濾過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜酢酸エチル〜酢酸エチル/メタノール=5/1)で精製することにより、標記化合物 299mg (70%) を無色アモルファスとして得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3414, 2971, 1679, 1586, 1483, 1369, 1355, 1262, 1166, 1120, 1091, 1073;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.50 (9H, s), 2.10 (3H, s), 2.31 (3H, s), 4.25 (1H, d, J=16.0Hz), 4.35 (1H, d, J=16.0Hz), 4.78 (2H, s), 6.61 (1H, d, J=8.0Hz), 7.00 (1H, d, J=8.0Hz), 7.34-7.45 (5H, m), 7.51-7.55 (3H, m), 7.64-7.77 (5H, m), 8.47 (1H, brs).
参考例26
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンズアミド
参考例24で得られたN−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)ベンゼンスルホンアミド及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミドを、参考例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
融点:104−106 ℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3349, 2962, 1644, 1557, 1349, 1165, 1091, 738;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (9H, s), 2.11 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.94 (3H, d, J=4.5Hz), 4.24 (1H, d, J=16.5Hz), 4.35 (1H, d, J=16.5Hz), 4.78 (2H, s), 6.08 (1H, brs), 6.61 (1H, d, J=8.5Hz), 6.99 (1H, d, J=8.5Hz), 7.34-7.45 (5H, m), 7.50-7.55 (3H, m), 7.64-7.77 (5H, m), 8.45 (1H, brs).
参考例27
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンズアミド
参考例24で得られたN−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)ベンゼンスルホンアミド及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミドを、参考例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 2970, 1686, 1625, 1483, 1402, 1352, 1264, 1166, 1091, 909;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.49 (9H, s), 2.08 (3H, s), 2.30 (3H, s), 3.00 (3H, s), 3.04 (3H, s), 4.24 (1H, d, J=16.8Hz), 4.32 (1H, d, J=16.8Hz), 4.77 (2H, s), 6.61 (1H, d, J=8.0Hz), 6.98 (1H, d, J=8.0Hz), 7.28-7.54 (10H, m), 7.65 (1H, t, J=7.2Hz), 7.70 (2H, dd, J=1.6Hz, J=8.0Hz), 8.46 (1H, brs).
参考例28
N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド
参考例23で得られた3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン塩酸塩及びブタンスルホニルクロライドを、参考例24と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 4215, 3382, 2965, 2876, 1589, 1487, 1390, 1324, 1275, 1148, 1074;
1H NMRスペクトル(400MHz,CD3OD)δppm: 0.95 (3H, t, J=7.7Hz), 1.42-1.51 (2H, quin, J=7.4Hz), 1.76-1.84 (2H, m), 2.26 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.07 (2H, t, J=8.1Hz), 4.81 (2H, s), 7.05 (2H, brd), 7.46 (2H, d, J=7.0Hz).
参考例29
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンズアミド
参考例28で得られたN−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド及び参考例6で得られた4‐t‐ブチル‐3‐クロロアセチルアミノベンズアミドを、参考例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3341, 2961, 2425, 1667, 1484, 1419, 1336, 1172, 1145, 1081;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.4Hz), 1.28 (9H, s), 1.47 (2H, quin, J=7.4Hz), 1.79-1.86 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.89 (3H,s), 3.30-3.36 (1H, m), 3.52-3.58 (1H, m), 4.23 (1H, d, J=17.6Hz), 4.76 (1H, d, J=17.6Hz), 4.80 (2H, s), 7.10 (1H, d, J=8.8Hz), 7.31 (1H, d, J=8.8Hz), 7.35 (1H, d, J=7.8Hz), 7.39(2H, d, J=7.8Hz), 7.48 (2H, d, J=7.8Hz), 7.56 (2H, dd, J=7.8Hz, J=1.96Hz), 7.73 (1H, dd, J=6.8Hz, J=1.96Hz).
参考例30
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンズアミド
参考例28で得られたN−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド及び参考例5で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N−メチルベンズアミドを、参考例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3340, 2960, 1692, 1644, 1526, 1484, 1413, 1335, 1172, 1145, 1083;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.94 (3H, t, J=7.3Hz), 1.28 (9H, s), 1.47 (2H, quin, J=7.3Hz), 1.78-1.87 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.89 (3H, s), 3.28-3.37 (1H, m), 3.50-3.59 (1H, m), 4.22 (1H, d, J=18.3Hz), 4.55 (1H, d, J=18.3Hz), 4.78 (2H, s), 7.11 (1H, d, J=8.8Hz), 7.31 (1H, d, J=8.8Hz), 7.34-7.41 (3H, m), 7.47-7.49 (3H, m), 7.54 (1H, d, J=8.0Hz), 7.68 (1H, dd, J=8.8Hz, J=1.8Hz).
参考例31
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−(ブチルスルホニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンズアミド
参考例28で得られたN−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−1−ブタンスルホンアミド及び参考例7で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンズアミドを、参考例25と同様に反応させることにより、標記化合物を得た。
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.95 (3H, t, J=7.4Hz), 1.29 (9H, s), 1.47 (2H, quin, J=7.4Hz), 1.76-1.87 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.38 (3H, s), 3.02 (3H,s), 3.06 (3H, s), 3.28-3.38 (1H, m), 3.47-3.57 (1H, m), 4.23 (1H, d, J=15.0Hz), 4.75 (1H, d, J=15.0Hz), 4.81 (2H, s), 7.05 (1H, s), 7.10 (1H, d, J=8.8Hz), 7.29 (1H, d, J=8.8Hz), 7.32-7.41 (4H, m), 7.45-7.49 (2H, m), 7.53 (1H, d, J=8.1Hz).
参考例32
4−t−ブチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
発煙硝酸 15ml を0℃に冷却し、4−t−ブチルベンゼンスルホニルクロリド 3.89g (16.71mmol) を少しずつ加えた後、0℃で2時間撹拌した。反応液を氷中に加え、炭酸水素ナトリウムを用いて中和した後、水を加え、有機物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去することにより、中間体化合物 4.78g を得た。
次いで、得られた中間体化合物 4.78g (146.35mmol) の塩化メチレン 30ml 溶液に、27%アンモニア水 10ml を加え、室温で1時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に5%硫酸水素カリウム水溶液を加えた後、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンでトリチレートすることにより、標記化合物 4.02g (2行程で93%)を得た。得られた化合物は、酢酸エチル及びヘキサンを用いて再結晶化させた。
融点:146.7-142.1℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3334, 3243, 2968, 1528, 1360, 1336, 1173;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 1.43 (9H, s), 4.98 (2H, brs), 7.74(1H, d, J=8.8Hz), 7.88 (1H, d, J=2.0Hz), 7.98 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.8Hz).
参考例33
3−アミノ−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド
参考例32で得られた4−t−ブチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド 4.00g (15.49mmol) のメタノール 30ml 溶液に、10%パラジウム炭素触媒 0.35g を加え、水素気流下、室温で7時間撹拌した。セライトを用いて濾過することによりパラジウム炭素触媒を除いた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2から1/1)を用いて精製することにより、標記化合物 3.48g (98%) を結晶として得た。得られた化合物は、酢酸エチル及びヘキサンを用いて、再結晶化させた。
融点:107.3-108.1℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3319, 3232, 2964, 1629, 1413, 1336, 1159;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.42 (9H, s), 4.09 (2H, brs), 4.83 (2H, brs), 7.17 (1H, d, J=2.2Hz), 7.23 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.1Hz), 7.34 (1H, d, J=8.1Hz).
参考例34
4‐t‐ブチル‐3‐クロロアセチルアミノベンゼンスルホンアミド
参考例33で得られた3−アミノ−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド 3.45g (15.11mmol) のジメチルアセトアミド 30ml 溶液に、0℃で攪拌下、クロロ酢酸クロリド 1.44ml (18.13mmol) を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加えた後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に酢酸エチルと水を加えた後、濾過した。析出した結晶を濾取した後、80℃で減圧下乾燥させることにより、標記化合物 4.28g (93%) を粗結晶として得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3325, 2973, 1686, 1516, 1337, 1170, 1122;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.42 (9H, s), 4.29 (2H, s), 7.67 (1H, d, J=8.1Hz), 7.72 (1H, d, J=2.2Hz), 7.78 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.1Hz).
参考例35
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド
参考例23で得られた3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン 638mg (2.42mmol) と参考例34で得られた4‐t‐ブチル‐3‐クロロアセチルアミノベンゼンスルホンアミド 700.6mg (2.30mmol) のN,N−ジメチルホルムアミド 6ml 溶液に、よう化カリウム 382mg (2.30mmol) とジイソプロピルエチルアミン 801μl (4.60mmol) を加え、窒素気流下、60℃で6時間半撹拌した。反応液に水を加えた後、減圧下溶媒を留去し、残渣に水を加えた後、有機物をジエチルエーテルで抽出し、抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1から1/1)を用いて精製することにより、標記化合物 899.6mg (79%) を得た。
参考例36
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ブチリルグリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド
参考例35で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド 267.2mg (0.539mmol) のジメチルアセトアミド 2.0ml 溶液に、0℃で攪拌下、酪酸クロリド 67μl (0.647mmol) を加え、窒素気流下、室温で1時間半撹拌した。反応液に水を加えた後、減圧下溶媒を留去し、残渣に水を加えた後、有機物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1から1/1)を用いて精製することにより、標記化合物 129.1mg (42%) をアモルファスとして得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3444, 3344, 2966, 1687, 1633, 1405, 1355, 1167;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.84 (3H, t, J=7.3Hz), 1.38 (9H, s), 1.53-1.62 (2H, m), 1.92-1.99 (1H, m), 2.08-2.13 (1H, m), 2.15 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.87 (1H, d, J=16.0Hz), 4.55 (2H, brs), 4.95 (1H, d, J=16.0Hz), 7.15 (1H, d, J=8.1Hz), 7.19 (1H, d, J=8.1Hz), 7.33-7.41 (3H, m), 7.45-7.47(m, 2H), 7.64 (1H, d, J=8.4Hz), 7.68 (1H, d, J=1.7Hz), 7.74 (1H, dd, J=1.7Hz, J=8.4Hz).
参考例37
4−t−ブチル−N−メチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
メチルアミン水溶液、トリエチルアミンを用いて、参考例32と同様の反応を行うことにより、標記化合物を定量的に得た。
IR スペクトル(CHCl3)cm-1: 3393, 2976, 1732, 1537, 1399, 1367, 1340, 1173, 1117, 1061;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.43 (9H, s), 2.57 (3H, s), 7.83 (1H, d, J=1.5Hz), 7.89 (1H, d, J=8.8Hz), 7.94 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.8Hz).
参考例38
3−アミノ−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド
参考例37で得られた4−t−ブチル−N−メチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド 3.81g (14.0mmol) を用いて、参考例33と同様の反応を行うことにより、標記化合物 2.73g (81%) を得た。
融点:118-120℃;
IR スペクトル(KBr)cm-1: 3386, 2967, 1634, 1411, 1321, 1162, 1113, 711, 633, 581;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.41 (9H, s), 2.51 (3H, s), 7.03 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.1Hz), 7.12 (1H, d, J=1.5Hz), 7.34 (1H, d, J=8.1Hz).
参考例39
4‐t‐ブチル‐3‐クロロアセチルアミノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド
参考例38で得られた3−アミノ−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド 1.20 g (4.97 mmol) 及びクロロアセチルクロリド (0.63 ml) を用いて、参考例34と同様に反応を行うことにより、標記化合物 1.42g (90%) を無色の固体として得た。
融点:136-137℃;
IR スペクトル(KBr)cm-1: 3289, 3247, 2968, 1667, 1518, 1403, 1322, 1161, 1111, 1071;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.47 (9H, s), 2.72 (3H, d, J=5.9Hz), 4.28 (2H, s), 4.39 (1H, d, J=5.9Hz), 7.57 (1H, d, J=8.8Hz), 7.67 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.1Hz), 8.25 (1H, d, J=2.2Hz), 8.56 (1H, brs).
参考例40
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド
参考例39で得られた4‐t‐ブチル‐3‐クロロアセチルアミノ−N−メチルベンゼンスルホンアミド 803mg (2.51mmol) と参考例23で得られた3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルアニリン 745mg (2.82mmol) を用いて、参考例35と同様に反応を行うことにより、標記化合物 265mg (21%) を得た。
融点:172-173℃;
IR スペクトル(KBr)cm-1: 3380, 2968, 1686, 1611, 1569, 1509, 1406, 1326, 1162, 1068;
1H NMRスペクトル(500MHz, CD3OD)δppm: 1.26 (9H, s), 2.19 (6H, s), 2.55 (3H, s), 3.99 (2H, s), 4.78 (2H, s), 6.32 (1H, d, J=7.8Hz), 6.94 (1H, d, J=8.8Hz), 7.32-7.40 (3H, m), 7.48 (2H, d, J=7.8Hz), 7.56-7.61 (2H, m), 8.31 (1H, s).
参考例41
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ブチリルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド
参考例40で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド 203mg (0.398mmol) 及びブチリルクロリド 58μl を用いて、参考例36と同様に反応を行うことにより、標記化合物 229mg (99%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3387, 2970, 2875, 1688, 1633, 1513, 1487, 1404, 1334, 1165;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 0.84 (3H, t, J=7.8Hz), 1.49 (9H, s), 1.56-1.64 (2H, m), 1.91-1.97 (1H, m), 2.05-2.11 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.69 (3H, d, J=4.9Hz), 3.86 (1H, d, J=14.7Hz), 4.45 (1H, d, J=4.9Hz), 4.83-4.89 (3H, m), 6.91 (1H, d, J=7.8Hz), 7.13(1H, d, J=7.8Hz), 7.35-7.43 (3H, m), 7.46 (2H, d, J=8.8Hz), 7.56 (1H, d, J=8.8Hz), 7.63 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.8Hz), 8.05 (1H, d, J=2.0Hz), 8.90 (1H, brs).
参考例42
4−t−ブチル−N,N−ジメチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミド
ジメチルアミン塩酸塩とトリエチルアミンを用いて、参考例32と同様に反応を行うことにより、標記化合物を2工程77%の収率で得た。得られた化合物は、酢酸エチル及びヘキサンを用いて再結晶化させた。
融点:133.1-133.8℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 2971, 1135, 1370, 1340, 1170, 960;
1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3)δppm: 1.44 (9H, s), 2.77 (6H, s), 7.72 (1H, d, J=1.5Hz), 7.75 (1H, d, J=8.8Hz), 7.82 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.8Hz).
参考例43
3−アミノ−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
参考例42で得られた4−t−ブチル−N,N−ジメチル−3−ニトロベンゼンスルホンアミドを用いて、参考例33と同様に反応を行うことにより、標記化合物を 94% の収率で得た。得られた化合物は、酢酸エチルを用いて再結晶化させた。
融点:150.9-151.5℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3404, 2971, 1635, 1410, 1335, 1161;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.42 (9H, s), 2.66 (6H, s), 6.96 (1H, dd, J=2.2Hz, J=8.1Hz), 7.07 (1H, d, J=2.2Hz), 7.37 (1H, d, J=2.2Hz).
参考例44
4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
参考例43で得られた3−アミノ−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、参考例34と同様に反応を行うことにより、標記化合物を 93% の収率で得た。
融点:159.0-159.9℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3195, 2965, 1668, 1532, 1342, 1241, 1174;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 1.44 (9H, s), 2.69 (6H, s), 4.31 (2H, s), 7.63 (1H, d, J=2.0Hz), 7.66 (1H, dd, J=2.0Hz, J=8.5Hz), 7.74 (1H, d, J=8.5Hz).
参考例45
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
参考例44で得られた4−t−ブチル−3−クロロアセチルアミノ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、参考例35と同様に反応を行うことにより、標記化合物を 88% の収率で得た。得られた化合物は、酢酸エチル及びヘキサンを用いて再結晶化させた。
融点:186.6-187.7℃;
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3376, 2964, 2921, 1694, 1515, 1405, 1340, 1162;
1H NMRスペクトル(500MHz, CD3OD)δppm: 1.26 (9H, s), 2.19 (6H, s), 2.70 (6H, s), 3.99 (2H, s), 4.78 (2H, s), 6.32 (1H, d, J=7.8Hz), 6.95 (1H, d, J=7.8Hz), 7.32-7.41 (3H, m), 7.47 (2H, d, J=7.8Hz), 7.53 (1H, dd, J=2.0Hz, J=7.8Hz), 7.63 (1H, d, J=8.8Hz), 8.28 (1H, d, J=2.0Hz).
参考例46
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ブチリルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
参考例45で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミドを用いて、参考例36と同様に反応を行うことにより、標記化合物を 98% の収率で得た。
IRスペクトル(KBr)cm-1: 3311, 2969, 1688, 1632, 1512, 1487, 1404, 1343, 1164;
1H NMRスペクトル(500MHz, CD3OD)δppm: 0.84 (3H, t, J=7.3Hz), 1.39 (9H, s), 1.53-1.61 (2H, m), 1.92-1.98 (1H, m), 2.08-2.14 (1H, m), 2.15 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.69 (6H, s), 3.90 (1H, d, J=16.1Hz), 4.55 (1H, brs), 4.87 (1H, d, J=11.7Hz), 4.91 (1H, d, J=11.7Hz), 4.95 (1H, d, J=16.1Hz), 7.15 (1H, d, J=8.8Hz), 7.18 (1H, d, J=8.8Hz), 7.33-7.40 (3H, m), 7.45 (2H, d, J=6.8Hz), 7.55 (1H, d, J=2.0Hz), 7.63 (1H, dd, J=2.0Hz, J=7.8Hz), 7.71 (1H, d, J=8.8Hz).
参考例47
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド
参考例35で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチルベンゼンスルホンアミド及びペンタノイルクロリドを用いて、参考例36と同様に反応を行うことにより、標記化合物を 78% の収率でアモルファスとして得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3344, 2962, 1687, 1633, 1487, 1404, 1355, 1167;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.81 (3H, t, J=7.3Hz), 1.21-1.25 (2H, m), 1.37 (9H, s), 1.49-1.56 (2H, m), 1.95-2.01 (1H, m), 2.09-2.15 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.33 (3H, s), 3.87 (1H, d, J=16.1Hz), 4.81 (1H, d, J=7.8Hz), 4.88 (1H, d, J=7.8Hz), 4.94 (1H, d, J=16.1Hz), 7.14 (1H, d, J=8.2Hz), 7.18 (1H, d, J=8.2Hz), 7.33-7.40 (3H, m), 7.43-7.47(2H, m), 7.63 (1H, d, J=8.8Hz), 7.66 (1H, d, J=2.4Hz), 7.74 (1H, dd, J=2.4Hz, J=8.8Hz).
参考例48
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド
参考例40で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド 178 mg (0.348 mmol) 及びペンタノイルクロリド 58μl を用いて、参考例36と同様に反応を行うことにより、標記化合物 197mg (95%) を得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 3386, 2963, 2933, 2874, 1688, 1633, 1487, 1404, 1334, 1165;
1H NMRスペクトル(500MHz, CDCl3)δppm: 0.81 (3H, t, J=7.8Hz), 1.18-1.25 (2H, m), 1.49 (9H, s), 1.52-1.59 (2H, m), 1.94-2.01 (1H, m), 2.04-2.13 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.70 (3H, d, J=5.9Hz), 3.86 (1H, d, J=14.7Hz), 4.43 (1H, brs), 4.83-4.88 (3H, m), 6.91 (1H, d, J=7.8Hz), 7.13 (1H, d, J=7.8Hz), 7.35-7.43 (3H, m), 7.47 (2H, d, J=7.8Hz), 7.56 (1H, d, J=7.8Hz), 7.63 (1H, dd, J=2.0Hz, J=7.8Hz), 8.05 (1H, s), 8.91 (1H, s).
参考例49
3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)−N−ペンタノイルグリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド
参考例45で得られた3−{[N−(3−ベンジルオキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−4−t−ブチル−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド及びペンタノイルクロリドを用いて、参考例36と同様に反応を行うことにより、標記化合物を 98% の収率で得た。
IRスペクトル(CHCl3)cm-1: 2964, 2875, 1688, 1632, 1404, 1343, 1164;
1H NMRスペクトル(400MHz, CD3OD)δppm: 0.82 (3H, t, J=7.3Hz), 1.19-1.28 (2H, m), 1.39 (9H, s), 1.49-1.57 (2H, m), 1.95-2.02 (1H, m), 2.10-2.17 (1H, m), 2.15 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.69 (6H, s), 3.90 (1H, d, J=15.8Hz), 4.86 (1H, d, J=11.0Hz), 4.91 (1H, d, J=11.0Hz), 4.94 (1H, d, J=15.8Hz), 7.14 (1H, d, J=8.1Hz), 7.18 (1H, d, J=8.1Hz), 7.34-7.41 (3H, m), 7.46 (2H, d, J=8.1Hz), 7.55 (1H, d, J=1.5Hz), 7.63 (1H, dd, J=1.5Hz, J=8.8Hz), 7.71 (1H, d, J=8.8Hz).
試験例1
血清総コレステロール及びnon HDLコレステロールに及ぼす作用
1.動物
雄性7週齢のシリアンゴールデンハムスターを日本SLCより購入し、水および通常飼育飼料(FR-2,船橋農場)は自由摂取とし、7日間以上予備飼育した動物を実験に供した。
2.試験群の構成
非絶食下における8週齢の体重測定を行なった。各試験において体重を測定した全ての個体のうち極端な外れ値を示した個体を実験から除外した。除外後の動物の体重がほぼ均等になるように、5匹ずつ分けた。実験に供さなかった動物は安楽死させた。
3.被験物質の投与
被験物質は投与vehicle(Propyleneglycol:Tween 80=4:1溶液)に溶解し、体重 1kg あたり 2ml の割合で8日間経口投与した。対照群にはvehicleのみを投与した。
4.実験期間、採血、および薬効の判定
薬物投与期間は1週間とした。非絶食下において採血を行った。得られた血清からHDL分画用試薬(HDL-コレステロール沈殿試液セット,和光純薬工業)を用いて、HDL画分を分離した。血清中の総コレステロールおよびHDL画分の総コレステロールは、日立7250形自動分析装置を用いて酵素法により測定した。血清総コレステロールからHDLコレステロールを除して、non HDLコレステロール値を算出した。各群におけるコレステロール値を対照群に対する低下率にて標記し、表3に示した。
表3
-----------------------------------------------------------------
化合物 血清総コレステロール低下率 non-HDLコレステロール低下率
(用量)
-----------------------------------------------------------------
実施例7
(1mg/kg) 18% 17%
(3mg/kg) 22% 18%
(10mg/kg) 27% 26%
-----------------------------------------------------------------
製剤例1
ハードカプセル剤
50mg の粉末状の実施例7の化合物、128.7mg のラクトース、70mg のセルロース及び 1.3mg のステアリン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を 250mg の3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
製剤例2
錠剤
50mg の粉末状の実施例7の化合物、124mg のラクトース、25mg のセルロース及び 1mg のステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠 200mg の錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。

Claims (39)

  1. 一般式
    {式中、
    1は、一般式
    又は
    [式中、R4は、水酸基又はC1−C6アルコキシ基を示し、
    5は、水素原子又はメチル基を示す。]を有する基を示し、
    2は、C1−C6アルカノイル基、C1−C6アルキルスルフォニル基、C6−C14アリールスルフォニル基、又は、置換されたC6−C14アリールスルフォニル基(該置換基は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基若しくはC1−C6アルコキシ基)を示し、
    3は、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基、ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C6アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基を示し、
    Aは、単結合又はC1−C6アルキレン基を示す。但し、R1が一般式(III)を有する基を示し、R5が水素原子を示し、R2がC1−C6アルカノイル基を示す場合、R3は、スルファモイル基、C1−C6アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C6アルキル)スルファモイル基を示す。}を有するベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する医薬。
  2. 1が、一般式(III)を有する基である、請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  3. 4が、水酸基又はC1−C4アルコキシ基である、請求項1又は2に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  4. 4が、水酸基、メトキシ基又はエトキシ基である、請求項1又は2に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  5. 4が、水酸基又はメトキシ基である、請求項1又は2に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  6. 5が、水素原子である、請求項1乃至5に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  7. 2が、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基;C2−C6アルキルスルフォニル基;ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基;或いは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基である、請求項1乃至6に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  8. 2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基である、請求項1乃至6に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  9. 2が、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基である、請求項1乃至6に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  10. 2が、プロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基又はベンゼンスルフォニル基である、請求項1乃至6に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  11. 3が、カルバモイル基、C1−C4アルキルカルバモイル基、ジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C4アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基である、請求項1乃至10に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  12. 3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基である、請求項1乃至10に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  13. 3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基である、請求項1乃至10に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  14. 3が、メチルカルバモイル基である、請求項1乃至10に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  15. Aが単結合又はC1−C4アルキレン基である、請求項1乃至14に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  16. Aが単結合、メチレン基又はエチレン基である、請求項1乃至14に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  17. Aが単結合である、請求項1乃至14に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  18. 請求項1より選択される下記群の化合物或いはその薬理上許容される塩:
    4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}ベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、又は
    4−t−ブチル−3−{[N−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−N−(フェニルスルホニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミドを有効成分として含有する医薬。
  19. 請求項1乃至18に記載のベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する低比重リポ蛋白酸化抑制剤又はアシルコエンザイム・コレステロール・アシルトランスフェラーゼ阻害作用剤。
  20. 1が、一般式(II)を有する基である、請求項1に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  21. 4が、水酸基又はC1−C4アルコキシ基である、請求項20に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  22. 4が、水酸基、メトキシ基又はエトキシ基である、請求項20に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  23. 4が、水酸基又はメトキシ基である、請求項20に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  24. 5が、水素原子である、請求項20乃至23に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  25. 2が、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基又はヘキサノイル基;C2−C6アルキルスルフォニル基;ベンゼンスルフォニル基、ナフタレン−1−イルスルフォニル基、ナフタレン−2−イルスルフォニル基;或いは、ハロゲン原子、C1−C4アルキル基及びC1−C4アルコキシ基からなる群より選択される一の置換基を有するベンゼンスルフォニル基である、請求項20乃至24に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  26. 2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、2−フルオロベンゼンスルフォニル基、3−フルオロベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基、2−クロロベンゼンスルフォニル基、3−クロロベンゼンスルフォニル基、4−クロロベンゼンスルフォニル基、2−ブロモベンゼンスルフォニル基、3−ブロモベンゼンスルフォニル基、4−ブロモベンゼンスルフォニル基、2−メチルベンゼンスルフォニル基、3−メチルベンゼンスルフォニル基、4−メチルベンゼンスルフォニル基、2−メトキシベンゼンスルフォニル基、3−メトキシベンゼンスルフォニル基又は4−メトキシベンゼンスルフォニル基である、請求項20乃至24に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  27. 2が、プロピオニル基、ブチリル基、ペンタノイル基、エチルスルフォニル基、プロピルスルフォニル基、イソプロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基、ベンゼンスルフォニル基、4−フルオロベンゼンスルフォニル基又は4−メチルベンゼンスルフォニル基である、請求項20乃至24に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  28. 2が、ブチリル基、ペンタノイル基、プロピルスルフォニル基、ブチルスルフォニル基又はベンゼンスルフォニル基である、請求項20乃至24に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  29. 3が、カルバモイル基、C1−C4アルキルカルバモイル基、ジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基、スルファモイル基、C1−C4アルキルスルファモイル基又はジ(C1−C4アルキル)スルファモイル基である、請求項20乃至28に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  30. 3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基、エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、N−エチル−N−メチルスルファモイル基又はN,N−ジエチルスルファモイル基である、請求項20乃至28に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  31. 3が、カルバモイル基、メチルカルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、スルファモイル基、メチルスルファモイル基又はN,N−ジメチルスルファモイル基である、請求項20乃至28に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  32. 3が、メチルカルバモイル基である、請求項20乃至28に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  33. Aが単結合又はC1−C4アルキレン基である、請求項20乃至32に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  34. Aが単結合、メチレン基又はエチレン基である、請求項20乃至32に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  35. Aが単結合である、請求項20乃至32に記載の化合物を有効成分として含有する医薬。
  36. 請求項20より選択される下記群の化合物或いはその薬理上許容される塩:
    4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンゼンスルホンアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−ブチリル−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−(ブチルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド、
    4−t−ブチル−3−{[N−(フェニルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N−メチルベンズアミド、又は、
    4−t−ブチル−3−{[N−(フェニルスルホニル)−N−(3−ヒドロキシ−2,4−ジメチルフェニル)グリシル]アミノ}−N,N−ジメチルベンズアミド
    を有効成分として含有する医薬。
  37. 請求項20乃至36に記載のベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する低比重リポ蛋白酸化抑制剤又はアシルコエンザイム・コレステロール・アシルトランスフェラーゼ阻害作用剤。
  38. 請求項1乃至18及び請求項20乃至36に記載のベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する高脂血症疾患の治療剤又は予防剤。
  39. 請求項1乃至18及び請求項20乃至36に記載のベンゼン誘導体又はその薬理上許容される塩を有効成分として含有する動脈硬化性疾患の治療剤又は予防剤。
JP2003416064A 2003-12-15 2003-12-15 ベンゼン誘導体を含有する医薬 Pending JP2005170896A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416064A JP2005170896A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 ベンゼン誘導体を含有する医薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416064A JP2005170896A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 ベンゼン誘導体を含有する医薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005170896A true JP2005170896A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34735360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003416064A Pending JP2005170896A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 ベンゼン誘導体を含有する医薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005170896A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11040048B2 (en) Medicament for treating influenza characterized by combining a Cap-dependent endonuclease inhibitor and an anti-influenza drug
US10633397B2 (en) Substituted polycyclic pyridone derivatives and prodrugs thereof
US11345712B2 (en) Protein-targeting compounds and pharmaceutical compositions thereof, and their therapeutic applications
US11306106B2 (en) Pharmaceutical compositions containing substituted polycyclic pyridone derivatives and prodrug thereof
US20230287004A1 (en) Substituted polycyclic pyridone derivatives and prodrugs thereof
AU662434B2 (en) Peptides capable of inhibiting the activity of HIV protease, their preparation and their use
EP1603884A2 (en) Pyridine, pyrimidine, quinoline, quinazoline, and naphthalene urotensin-ii receptor antagonists.
NO322313B1 (no) Indol-derivater, bruk av disse som medikament, farmasoytiske preparater inneholdende disse samt anvendelse av disse for fremstilling av medikamenter for behandling og/eller forebygging av sykdommer
JP6229717B2 (ja) ガンマセクレターゼモジュレーターとしての縮合トリアゾール誘導体
CA3233201A1 (en) Benzimidazole carboxylic acids as glp-1r agonists
AU3054399A (en) Pyrrolo(1,2-a)pyrazine sPLA2 inhibitor
US4101661A (en) Novel antibacterial amide compounds and process means for producing the same
US20020099080A1 (en) Indole derivatives useful A.O. for the treatment of osteoporosis
JP2005170896A (ja) ベンゼン誘導体を含有する医薬
WO2023076237A1 (en) Compounds as glp-1r agonists
ES2261248T3 (es) Derivados de benzamidina.
US11768319B2 (en) Glycyrrhetinic acid derivatives for treating hyperkalemia
JP2004123704A (ja) ベンゼン誘導体
JP3730108B2 (ja) ベンズアミジン誘導体
JP4140265B2 (ja) 活性化血液凝固第x因子阻害剤
JP4338684B2 (ja) ベンズアミジン誘導体
WO2023233024A1 (en) Dpp9 binding compounds
WO2023110138A1 (en) Inhibitors of transglutaminases
TW200404050A (en) Benzene derivatives

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050602