JP2005170571A - Recording device - Google Patents
Recording device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005170571A JP2005170571A JP2003411049A JP2003411049A JP2005170571A JP 2005170571 A JP2005170571 A JP 2005170571A JP 2003411049 A JP2003411049 A JP 2003411049A JP 2003411049 A JP2003411049 A JP 2003411049A JP 2005170571 A JP2005170571 A JP 2005170571A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- cut
- feeding
- roller
- separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
Description
本発明は、媒体を給送する給送装置及びその給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置に関する。 The present invention relates to a feeding device that feeds a medium, a recording apparatus including the feeding device, and a liquid ejecting apparatus.
記録装置の1つであるインクジェット式プリンタを用いて媒体である用紙に印刷する場合、給紙トレイに積層収納された用紙は、その先端が当接部に突き当てられて揃えられ、カム駆動するホッパーにより持ち上げられて給紙ローラに対して当接される。そして、最上層の用紙が、分離パッド・紙戻し部材により下層の用紙から分離され、給紙ローラにより記録部へ給紙される。一方、下層の用紙は、分離パッド・紙戻し部材によりホッパーに戻される。 When printing on paper as a medium using an ink jet printer that is one of the recording devices, the paper stacked and stored in the paper feed tray is aligned with its leading end abutting against the abutting portion, and is cam-driven. It is lifted by the hopper and brought into contact with the paper feed roller. Then, the uppermost sheet is separated from the lower layer sheet by the separation pad / paper return member and fed to the recording unit by the sheet feeding roller. On the other hand, the lower layer paper is returned to the hopper by the separation pad / paper return member.
上述した従来のインクジェット式プリンタの分離パッド・紙戻し部材では、全ての厚さの用紙を確実に分離することが困難な場合がある。このため、インクジェット式プリンタで使用可能な用紙は、機種毎に限られたものとなっている。 With the separation pad / paper return member of the conventional ink jet printer described above, it may be difficult to reliably separate all thickness sheets. For this reason, the paper that can be used in the ink jet printer is limited for each model.
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、種々の厚さの媒体を確実に分離して給送することができる給送装置及びその給送装置を備えた記録装置と液体噴射装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the various problems as described above, and an object of the present invention is to provide a feeding device capable of reliably separating and feeding media having various thicknesses and the feeding device. It is an object of the present invention to provide a recording apparatus and a liquid ejecting apparatus.
上記目的達成のため、本発明の給送装置では、媒体を給送する給送ローラと、前記給送ローラにより重送されてくる前記媒体を前記給送ローラと挟持して分離する分離部とを備えた給送装置であって、前記分離部は、前記媒体に接触して分離する弾性を有する分離部材と、前記分離部材を支持する支持部材とを有し、分離の際に前記分離部材が前記給送ローラに巻き付くことを特徴としている。これにより、分離部材は媒体に長く接することになって分離能力が向上するので、種々の媒体を確実に分離して給送することができる。 In order to achieve the above object, in the feeding device of the present invention, a feeding roller that feeds a medium, and a separation unit that sandwiches and separates the medium fed by the feeding roller from the feeding roller, The separation unit includes an elastic separation member that contacts and separates the medium, and a support member that supports the separation member, and the separation member is separated during separation. Is wound around the feeding roller. As a result, the separation member comes into contact with the medium for a long time and the separation ability is improved, so that various media can be reliably separated and fed.
また、前記分離部材は、給送上流側が前記支持部材に貼着され、給送下流側が前記支持部材に設けられている凸部に支持されて前記支持部材から突出していることを特徴としている。これにより、分離部材の突出部分を給送ローラに巻き付けることができる。また、前記分離部材における前記支持部材との貼着部から前記凸部による支持部までの間に空間が形成されていることを特徴としている。これにより、分離部材を湾曲させることができるので、給送ローラの周面に沿って巻き付けることができる。 Further, the separation member is characterized in that the upstream side of feeding is attached to the supporting member, and the downstream side of feeding is supported by a convex portion provided on the supporting member and protrudes from the supporting member. Thereby, the protrusion part of a separation member can be wound around a feed roller. Moreover, a space is formed between the sticking portion of the separation member with the support member and the support portion by the convex portion. Thereby, since a separating member can be curved, it can wind along the surrounding surface of a feed roller.
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、媒体に記録する記録装置であって、上記各給送装置を備えたことを特徴としている。また、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体に液体を噴射する液体噴射装置であって、上記各給送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する記録装置及び液体噴射装置を提供することができる。 In order to achieve the above object, the recording apparatus of the present invention is a recording apparatus for recording on a medium, and is characterized by including each of the feeding devices. The liquid ejecting apparatus of the present invention is a liquid ejecting apparatus that ejects liquid onto an ejection target medium, and includes the above-described feeding devices. Thereby, it is possible to provide a recording apparatus and a liquid ejecting apparatus that exhibit the above-described effects.
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置の1つであるインクジェット式プリンタの外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。このインクジェット式プリンタ100は、例えばJIS規格のA4判からJIS規格のA2判といった比較的大型のサイズのいわゆるカットされた用紙及びロール状の用紙に印刷できる卓上型の大型のプリンタであり、全体が幅方向に長く延びる略直方体状のハウジング101で覆われている。
FIG. 1 is a perspective view of an overall appearance configuration of an ink jet printer that is one of recording apparatuses according to an embodiment of the present invention, as viewed obliquely from the front. The
このハウジング101の上面には、矩形状の窓部102が形成されている。この窓部102は、透明もしくは半透明の窓カバー103によって覆われている。窓カバー103は、その上部の回動軸を中心に図示矢印a方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、窓カバー103を持ち上げて窓部102を開放することにより、窓部102を通して内部機構のメンテナンス作業等を行うことができる。
A
ハウジング101の前面両側には、複数のインクカートリッジが抜き差しされるカートリッジ収納部104がそれぞれ形成されている。各インクカートリッジは、印刷用の各色のインクを貯留している。各カートリッジ収納部104は、透明もしくは半透明のカートリッジカバー105によって覆われている。カートリッジカバー105は、その下部の回動軸を中心に図示矢印b方向に回動可能に取り付けられている。ユーザは、カートリッジカバー105を軽く押して係止部を外しカートリッジ収納部104を開放することにより、インクカートリッジの交換作業等を行うことができる。
On both sides of the front surface of the
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の上部には、プリンタ動作を指示する操作部110が配設されている。操作部110は、パワーをオン・オフするパワー系、用紙の頭出し等を操作したりインクのフラッシング等を操作する操作系、画像処理等を行う処理系等のボタン111と、状態を表示する液晶パネル112等を備えている。ユーザは、液晶パネル112を見て確認しながらボタン111を操作することができる。
An
ハウジング101の前面右側のカートリッジ収納部104の下部には、廃液タンク120が抜き差しされるタンク収納部106が形成されている。この廃液タンク120は、記録ヘッド162(図5参照)のクリーニング処理時やインクカートリッジの交換時に廃棄される廃インクを貯留する。ユーザは、廃液タンク120を引き出すことにより、内部に溜まっている廃インクの廃棄作業等を行うことができる。
A
ハウジング101の背面には、ロール状の用紙を給紙する給紙部130が上部後方に突き出るように配設されている。給紙部130の内部には、1本のロール状の用紙がセット可能な図示しないロール紙ホルダが配設され、給紙部130の前面には、跳ね上げ式の開閉可能なロール紙カバー131が図示しないロール紙ホルダを覆うように取り付けられている。ユーザは、ロール紙カバー131を持ち上げて給紙部130を開放することにより、ロール状の用紙の取り付け・取り外し作業等を行うことができる。なお、ロール紙カバー131の上面は、カットされた用紙を手差しで給紙案内することが可能な給紙案内面に形成されている。
On the back surface of the
ハウジング101の前面中央、すなわち一対のカートリッジ収納部104の間には、印刷前のカットされた用紙及び印刷後のカットされた用紙またはロール状の用紙を積載する給排紙トレイ200が抜き差しされる本発明の特徴的な部分を含む給排紙部140が形成されている。なお、この給排紙部140は、搬送時に折り曲げることが不可能な厚手の用紙を手差しで給紙することが可能なようにも形成されている。
Between the front center of the
この給排紙部140には、給排紙トレイ200の前部が差し込まれ、給排紙トレイ200の後部が突き出るようにして固定される。給排紙トレイ200は、カセット型に形成されており、内部に印刷前の給紙されるカットされた用紙が積層収納され、上部に印刷後の排紙されるカットされた用紙またはロール状の用紙が積層載置されるようなっている。このような給排紙トレイ200の詳細構造について、図2〜図4を参照して以下説明する。
A front portion of the paper supply /
図2は、上記給排紙トレイ200の外観構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。この給排紙トレイ200は、箱状に形成された給紙トレイ210と、この給紙トレイ210の上面を覆う蓋状に形成された排紙トレイ230を備えている。給排紙トレイ200は、給排紙方向に伸縮自在に形成されており、不使用のときはコンパクトに格納しておくことができ、また使用のときは種々のサイズのカットされた用紙に対応可能になっている。
FIG. 2 is a perspective view of the entire external configuration of the paper feed /
図3及び図4は、給排紙トレイ200が装着された給排紙部140を示す斜視図である。カットされた用紙を積層載置する場合は、図3に示すように、ロール紙案内部240は排紙部材239aの上面に格納した状態、すなわち排紙部材239aの上面はフラットな面にする。これにより、排紙ローラ155(図5参照)を通って排紙されるカットされた用紙は、断面がL字状に形成された案内部145の側面及び底面と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
3 and 4 are perspective views showing the paper supply /
なお、案内部145の底面には、スポンジマット145aが貼着されている。このスポンジマット145aは、1枚目のカットされた用紙を載置した後、2枚目のカットされた用紙が排紙されてきたとき、2枚目のカットされた用紙の先端が1枚目のカットされた用紙を突付いて排紙受け面から突き落としてしまうことを防止するための滑り止めの機能を有している。
Note that a
一方、ロール状の用紙を積層載置する場合は、図4に示すように、排紙部材239aの上面に格納されているロール紙案内部240の第1の案内板241の他長辺側にユーザが指を掛けて後方に向かって旋回させる。すると、第2の案内板242が第1の案内板241に引っ張られて、長手方向の一端側が持ち上げられ、長手方向の他端側が排紙部材239aの上面に形成されている溝239aaに沿って後方に摺動する。そして、第1の案内板241と第2の案内板242とがなす角度が鋭角になるまで、第1の案内板241を旋回させる。
On the other hand, when stacking roll-shaped sheets, as shown in FIG. 4, on the other long side of the
これにより、第2の案内板242は、その長手方向の一端側が案内部の側面の頂部に近接して滑り台状になる。このため、排紙ローラを通って排紙されるロール状の用紙がカールしていても、その先端が案内部側に巻き込まれてしまうことはなく、その先端は滑り台状の第2の案内板242上を滑走して排紙部材239a〜239dの上面側に導かれる。したがって、ロール状の用紙は、第2の案内板242と排紙部材239a〜239dの上面とで形成される排紙受け面上にスムーズに積層載置される。
Thus, the
図5は、図1のインクジェット式プリンタ100の内部構成の概略を示す断面側面図である。ハウジング101内には、本発明の特徴的な部分を含む給排紙部140と、搬送部150、記録部160等が配設されている。給排紙部140には、カットされた用紙を給紙するためのホッパ141、給紙ローラ142及び本発明の特徴的な部分である分離部43等が配設されている。
FIG. 5 is a cross-sectional side view showing an outline of the internal configuration of the
ホッパ141は、カットされた用紙が載置可能な平板状に形成されており、一端が給紙ローラ142と分離部43の近傍に位置し、他端が装着されている給排紙トレイ200の給紙部210の底面に近接して位置するように配設されている。そして、ホッパ141は、一端側の裏面にハウジング101の底面に一端が取り付けられた圧縮バネ144の他端が取り付けられており、この圧縮バネ144の伸縮により他端側を中心に一端側が旋回するように配設されている。
The
給紙ローラ142は、断面の一部が切り欠かれたD字状に形成されており、間欠的に回転してホッパ141上のカットされた用紙を摩擦搬送するようになっている。分離部43は、給紙ローラ142によりカットされた用紙が重送されたときに下層のカットされた用紙を最上層のカットされた用紙から摩擦分離するようになっている。ここで、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との関係について図を参照して説明する。
The
図6は、ホッパ141上に載置されたカットされた用紙と給紙ローラ142との接触状態を示す図である。図6(A)は、ホッパ141上に最大枚数のカットされた用紙Pが載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、最上層のカットされた用紙P1が給紙ローラ142の切り欠き部分には接触せず、少なくとも円弧開始点142a以降の円周に接触するように調節されている。
FIG. 6 is a diagram illustrating a contact state between the cut sheet placed on the
また、図6(B)は、ホッパ141上に最小枚数(1枚)のカットされた用紙P1が載置された場合であり、この場合はホッパ141が上昇したとき、そのカットされた用紙P1が給紙ローラ142の円弧開始点142aから少し回転した点142bに接触するように調節されている。この接触点142bは、接触点142bから円弧終了点142cまでの円周長さが、用紙P1の先端psからサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aまでの間隔と同一長aとなるときの点である。
FIG. 6B shows a case where the minimum number (one) of cut sheets P1 is placed on the
以上のように調節することにより、ホッパ141上に載置されるカットされた用紙Pが最大枚数以下であれば、最上層のカットされた用紙P1の先端psがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに届くまで、カットされた用紙P1は給紙ローラ142からレリースされないので、カットされた用紙P1をサブローラ151に確実に受け渡すことができ、給紙ミスを無くすことができる。
By adjusting as described above, when the number of the cut sheets P placed on the
搬送部150には、用紙を搬送するためのサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152c、紙送りローラ153とその従動ローラ154、排紙ローラ155とギザローラ156及び用紙を検知する検知センサ157a、157b等が配設されている。サブローラ151は、給紙トレイ210から給紙されるカットされた用紙を排紙トレイ230に排紙するために、カットされた用紙を従動ローラ152a、152b、152cとともに挟持してU字状に反転搬送させるようになっている。また、サブローラ151は、給紙部130から給紙されるロール状の用紙を排紙部230に排紙するために、ロール状の用紙を従動ローラ152cとともに挟持して搬送させるようになっている。
The
紙送りローラ153は、反転搬送されてきたカットされた用紙もしくは給紙されてくるロール状の用紙を従動ローラ154とともに挟持してプラテン163へ送り出すようになっている。排紙ローラ155は、プラテン163を通過してくる用紙をギザローラ156とともに挟持して排紙トレイ230上へ排紙するようになっている。検知センサ157aは、給紙されてくるカットされた用紙のスキュー取りの際の搬送量を検知するようになっている。検知センサ157bは、反転搬送されてくるカットされた用紙もしくは搬送されてくるロール状の用紙の頭出しの際の搬送量を検知するようになっている。
The
記録部160には、キャリッジ161、記録ヘッド162等が配設されている。キャリッジ161は、図示しないキャリッジベルトに連結されており、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッジベルトが作動すると、キャリッジベルトの動きに連行され、図示しないガイド軸に案内されて往復移動するようになっている。
In the
記録ヘッド162は、例えば2種類のブラックインクを吐出する複数のブラックインク用記録ヘッドと、イエロー、ダークイエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタの6色のインクをそれぞれ吐出する複数のカラーインク用記録ヘッドとを備えている。そして、記録ヘッド162は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けられており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加圧することにより、ノズル開口から用紙に向けてコントロールされた大きさのインク滴を吐出するようになっている。
The
図7は、本発明の特徴的な部分を含む上記給排紙部140の詳細構成を示す斜視図である。ホッパ141は、カットされた用紙の面を支持する平板状の支持面141aと、この支持面141aに支持されたカットされた用紙の両側部をそれぞれ案内する断面がL字状の右エッジガイド141b及び左エッジガイド141cを備えている。前部から見て右側の右エッジガイド141bは、支持面141aの右側部に固定して取り付けられており、前部から見て左側の左エッジガイド141cは、支持面141aの左側部から右側部に向かって摺動自在に取り付けられている。左エッジガイド141cを摺動させることにより、JIS規格のA4サイズからA2サイズまでの用紙を確実に支持してその両側部を正確に案内することができる。
FIG. 7 is a perspective view showing a detailed configuration of the paper feeding / discharging
さらに、右エッジガイド141bの折れ曲り部の全部分が、カットされた用紙の右側部に当接して案内し、左エッジガイド141cの折れ曲り部の奥側に段差として形成されているエッジガイド141dが、カットされた用紙の左側部に部分的に当接して案内するようになっている。すなわち、このエッジガイド141dは、カットされた用紙の左側部が左エッジガイド141cの折れ曲り部の全部分にわたって当接しないように、左エッジガイド141cの折れ曲り部からカットされた用紙の左側部を離間させる機能を有している。
Further, the entire edge portion of the bent portion of the
カットされた用紙が給紙ローラ142により給送される際、カットされた用紙の両側部が両エッジガイド141b、141cの折れ曲り部の全部分に当接した状態で案内されると、カットされた用紙の両側部と両エッジガイド141b、141cの折れ曲り部との間で発生する摩擦抵抗が大きくなり過ぎ、用紙折れやジャム等の給送不良が発生するおそれがある。しかし、このようなエッジガイド141dを設けることにより、カットされた用紙の右側部が右エッジガイド141bの折れ曲り部の全部分に当接した状態で案内され、カットされた用紙の左側部は部分的にエッジガイド141dに当接した状態で案内されるので、上記摩擦抵抗は小さくなり、用紙折れやジャム等の給送不良を防止することができる。
When the cut paper is fed by the
給紙ローラ142と本発明の特徴的な部分である分離部43は、右エッジガイド141bと左エッジガイド141cにそれぞれ一体的に2個配設されている。すなわち、各給紙ローラ142は、両端がサイドフレーム107に回動自在に軸支持された給紙ローラ軸146の両側に貫装され、各エッジガイド141b、141cから延びるフレーム141ba、141caにそれぞれ装着されている。また、各分離部43は、各給紙ローラ142の下方に配置され、各エッジガイド141b、141cの奥側にそれぞれ装着されている。
Two of the
右エッジガイド141bに配設された給紙ローラ142と分離部43は、支持面141aの右側部に固定して取り付けられており、左エッジガイド141cに配設された給紙ローラ142と分離部43は、支持面141aの左側部から右側部に向かって摺動自在に取り付けられている。従来の給紙ローラは、カットされた用紙の片側のみを給紙するように配設され、幅が比較的狭小に形成されていたが、この給紙ローラ142は、カットされた用紙の両側を給紙するように配設され、かつ幅が比較的広大に形成されている。これにより、給紙時に給紙ローラ142から用紙面に掛かる単位面積当りの面圧を下げつつ全体の押圧を上げることができるので、比較的幅広のカットされた用紙、例えばJIS規格でA2サイズの用紙を真直ぐに給紙することができるとともに、特に印刷専用紙に対する給紙ローラ142によるダメージを抑制することができる。
The
また、2個の給紙ローラ142の間には、2個の補助ローラ147が所定間隔をあけて配設されている。そして、各ローラ142、147の3つの軸間には、少なくとも両側が同一の圧縮バネ148が挿入されている。補助ローラ147が給紙されるカットされた用紙の中間部を押さえ込むことができるので、比較的幅広のカットされた用紙、例えばJIS規格でA2サイズの用紙の幅方向の撓みを防止して真直ぐに給紙することができる。
In addition, two
また、各圧縮バネ148が各ローラ142、147を軸方向に付勢することになるので、左エッジガイド141cを支持面141a上で摺動させて左側の給紙ローラ142を移動させると、それに伴って各補助ローラ147も各ローラ142、147の軸間をリニアに変化させながら移動することになる。したがって、種々のサイズの用紙の中間部を確実に押さえ込んで撓みを防止することができる。
In addition, since each
図8〜図10は、上記給紙ローラ142と分離部43の詳細を示す斜視図、正面図、側面図である。分離部43は、用紙に接触して分離する弾性を有する分離パッド(分離部材)149と、この分離パッド149を支持するパッド支持台(支持部材)143を備えている。パッド支持台143の上面143aは、給紙上流側から給紙下流側に向かって上昇する傾斜面として形成されており、給紙下流側に凸部143aaが形成されている。
8 to 10 are a perspective view, a front view, and a side view showing details of the
分離パッド149は、パッド支持台143の上面143aに載置され、給紙上流側のみが例えば両面接着テープもしくは接着剤で貼着され、給紙下流側が凸部143aaに支持されて先端部がパッド支持台143から突出している。そして、分離パッド149における両面接着テープもしくは接着剤による貼着部から凸部143aaによる支持部までと、パッド支持台143の上面143aとの間には空間149aが形成されている。
The
このような構成によれば、図10に示すように、給紙ローラ142が回転してきて分離部43の分離パッド149に接触して押圧すると、分離パッド149は空間149a側に湾曲して給紙ローラ142に巻き付くことになる。したがって、分離パッド149は重送されてくる用紙に長く接触して分離することができるので、用紙を確実に分離することができる。
According to such a configuration, as shown in FIG. 10, when the
また、パッド支持台143の前面143bの上面143aとの境界には、分離壁143cが形成されている。給紙ローラ142により引き出されたカットされた用紙が重送されてきたときは、その種類、すなわち厚さに応じて分離壁143cあるいは分離パッド149で最上層の1枚に分離されるようになっている。
A
分離壁143cは、右側の分離パッド149は右端側の頂部の高さ、左側の分離パッド149は左端側の頂部の高さが、中側の頂部の高さより少し高くなるように形成されている。このような形状に形成した理由は、当初、分離壁143cの頂部と給紙ローラ142の周面との最小間隙は、その間隙内に多数の普通紙、すなわち薄手のカットされた用紙が入り込まないような距離になるように設定していた。
The
ところが、腰の強いカットされた用紙、すなわち厚手のカットされた用紙の場合は上記間隙内に多数入り込んでしまう問題が判明したため、上記間隙をさらに狭小(約1mm)に設定した。これにより、多数の厚手のカットされた用紙の入り込みは防止することができたが、薄手のカットされた用紙に問題が生じた。すなわち、薄手のカットされた用紙は、腰が弱いために両側部が上方に湾曲していることが多く、このため薄手のカットされた用紙の中央部は上記間隙内に入り込むことができるが、両側部は給紙ローラ142に邪魔されて上記間隙内に入り込むことができない場合がある。この場合、そのカットされた用紙は中央部のみが引っ張られるので、両側部が折れ曲ったり切れてしまう事態が発生した。
However, in the case of a stiff cut paper, that is, a thick cut paper, it has been found that a large number of papers enter the gap, so the gap is set to be narrower (about 1 mm). As a result, it was possible to prevent the entry of a large number of thick cut sheets, but there was a problem with thin cut sheets. That is, the thin cut paper often has its both sides curved upward due to its weakness, so that the central portion of the thin cut paper can enter the gap, There are cases where both side portions are obstructed by the
そこで、右側の分離パッド147の分離壁143cの右端側の頂部の高さと、左側の分離パッド147の分離壁143cの左端側の頂部の高さが、中側の頂部の高さより少し高くなるように分離壁143cを形成することにより、多数の厚手のカットされた用紙の侵入は分離壁143cの右端側と左端側で阻止し、薄手のカットされた用紙は両側部が上方に湾曲していてもスムーズに入り込むことができるようにしている。
Therefore, the height of the top portion on the right end side of the
このような構成において、インクジェット式プリンタ100にてカットされた用紙に印刷する場合の動作について説明する。給排紙部140に装着された給排紙トレイ200の給紙トレイ210内に積層収納されたカットされた用紙Pは、用紙束が給紙ローラ142の回転に機械的に同期した圧縮バネ144の復元によるホッパ141の上昇により給紙ローラ142に押付けられ、最上層のカットされた用紙Pのみが分離部43により分離されて搬送部150へ給紙される。
An operation when printing on a sheet cut by the
そして、図11(A)に示すように、給紙されるカットされた用紙Pがサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに到達すると、カットされた用紙Pのスキュー取りが行われる。このスキュー取り方法は、用紙厚によって異なる方法が採られる。すなわち、普通紙以下の薄手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端を少しだけサブローラ151とその従動ローラ152aとの間に食い込ませ、その後にローラ151、152aを逆転させてカットされた用紙を撓ませることにより、カットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。
Then, as shown in FIG. 11A, when the cut sheet P to be fed reaches the
一方、普通紙より厚手のカットされた用紙の場合は、カットされた用紙の先端をサブローラ151とその従動ローラ152aとの接触点151aに突き当て、給紙ローラ142をスリップさせることでカットされた用紙の先端を揃えてスキュー取りする方法が採られる。なお、上記食い込み量及び突き当て量は、検知センサ157aにより検知され、この検知量にしたがってスキュー取りが制御される。
On the other hand, in the case of paper that has been cut thicker than plain paper, the leading edge of the cut paper is abutted against the
このように、用紙厚によってスキュー取り方法を異ならせるのは、薄手のカットされた用紙は腰が無いために、給紙ローラ142はカットされた用紙上でスリップせずにカットされた用紙を送り出してしまうおそれがあるからであり、厚手のカットされた用紙は薄手のカットされた用紙を貼り合わせた構造であるため、ローラ151、152aを逆転させたときに剥離してしまうおそれがあるためである。
In this way, the skew removal method varies depending on the paper thickness because the thin cut paper is not stiff, and the
スキュー取りが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されているサブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cに挟持されてU字経路で反転、すなわち給紙方向とは逆方向に搬送される。そして、図11(B)に示すように、カットされた用紙Pの先端が検知センサ157bの検知位置DPに到達すると、カットされた用紙Pの印刷開始位置決めである頭出しが行われる。
The cut sheet P after the skew removal is sandwiched between the sub-roller 151 and its driven
すなわち、カットされた用紙Pの先端が、検知位置DPから紙送りローラ153とその従動ローラ154の間を通って図12(A)に示す頭出し位置HPに到達するまで、検知センサ157bにより搬送量が検知され、この検知量にしたがって頭出しが制御される。なお、従来の頭出しはサブローラ151より上流側に配設されている検知センサ157aにより行っていたが、この頭出しはサブローラ151より下流側に配設されている検知センサ157bにより行うので、検知量が少なくて済み、特に用紙厚による頭出し誤差を無くして頭出し精度を高めることができる。
That is, the leading edge of the cut paper P is conveyed by the
その後、頭出しが完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている紙送りローラ153とその従動ローラ154に挟持されて記録部160へ搬送されることになる。したがって、サブローラ151とその従動ローラ152a、152b、152cによるカットされた用紙Pの挟持は搬送精度を悪化させる原因になるので、図12(B)に示すように、各従動ローラ152a、152b、152cはサブローラ151からレリースする。
After that, the cut sheet P for which the cueing has been completed is nipped by a
搬送されるカットされた用紙Pは、図示しない吸引ポンプによりプラテン163上に吸着されて平坦にされ、図示しないキャリッジモータとタイミングベルトにより走査されるキャリッジ161に搭載された記録ヘッド162により印刷される。このとき、インクジェット式記録装置100の制御部は、例えばイエロー、ダークイエロー、マゼンタ、ライトマゼンタ、シアン、ライトシアン、ブラックの計7色のインクカートリッジから記録ヘッド162へ各色インクを供給し、各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ161や紙送りローラ153の駆動を制御して、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等を実行する。そして、印刷が完了したカットされた用紙Pは、図示しない紙送りモータにより駆動されている排紙ローラ155とギザローラ156に挟持されて給排紙部140へ排紙され、給排紙トレイ200の排紙トレイ230上へ積層載置される。
The cut sheet P to be conveyed is sucked and flattened on a
以上のように、本実施形態の給排紙部140の分離部43は、分離の際に分離パッド149が給紙ローラ142に巻き付くので、分離パッド149は用紙に長く接することになって分離能力が向上し、種々の用紙を確実に分離して給送することができる。特に、分離パッド149は、給送上流側がパッド支持台143に貼着され、給送下流側がパッド支持台143に設けられている凸部143aaに支持されてパッド支持台143から突出しているので、分離パッド149の突出部分を給紙ローラ142に巻き付けることができる。さらに、分離パッド149におけるパッド支持台143との貼着部から凸部143aaによる支持部までの間に空間149aが形成されているので、分離パッド149を湾曲させることができ、給紙ローラ142の周面に沿って巻き付けることができる。
As described above, the
分離部を有する給送装置を備えた記録装置であれば、例えばファクシミリ装置、コピー装置等であっても適用可能である。また、記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を液体噴射ヘッドから被噴射媒体に噴射して液体を被噴射媒体に付着させる液体噴射装置の意味として、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等を備えた装置にも適用可能である。 Any recording apparatus including a feeding device having a separation unit can be applied to, for example, a facsimile machine, a copying machine, and the like. In addition to the recording apparatus, the meaning of a liquid ejecting apparatus that ejects a liquid corresponding to its use from a liquid ejecting head onto an ejected medium instead of ink and attaches the liquid to the ejected medium is, for example, a liquid crystal display or the like Color material jet head used for manufacturing color filters, electrode material (conductive paste) jet head used for electrode formation for organic EL display and surface emitting display (FED), bio-organic matter jet head used for biochip manufacturing, precision pipette The present invention can also be applied to an apparatus equipped with a sample ejection head or the like.
43 分離部、100 インクジェット式プリンタ、101 ハウジング、104 カートリッジ収納部、105 カートリッジカバー、110 操作部、111 ボタン、112 液晶パネル、130 給紙部、140 給排紙部、141 ホッパ、141d エッジガイド、142 給紙ローラ、143 パッド支持台、143aa 凸部、147 補助ローラ、148 圧縮バネ、149 分離パッド、149a 空間、150 搬送部、160 記録部、200 給排紙トレイ、210給紙トレイ、230 排紙トレイ
43 Separating section, 100 Inkjet printer, 101 Housing, 104 Cartridge storage section, 105 Cartridge cover, 110 Operation section, 111 Button, 112 Liquid crystal panel, 130 Paper feed section, 140 Feed / discharge section, 141 Hopper, 141d Edge guide, 142 paper feed roller, 143 pad support base, 143aa convex part, 147 auxiliary roller, 148 compression spring, 149 separation pad, 149a space, 150 transport part, 160 recording part, 200 paper feed tray, 210 paper feed tray, 230 discharge Paper tray
Claims (5)
前記給送ローラにより重送されてくる前記媒体を前記給送ローラと挟持して分離する分離部とを備えた給送装置であって、
前記分離部は、前記媒体に接触して分離する弾性を有する分離部材と、前記分離部材を支持する支持部材とを有し、分離の際に前記分離部材が前記給送ローラに巻き付くことを特徴とする給送装置。 A feeding roller for feeding the medium;
A feeding device including a separation unit that sandwiches and separates the medium fed by the feeding roller from the feeding roller;
The separation unit includes an elastic separation member that contacts and separates the medium and a support member that supports the separation member, and the separation member is wound around the feeding roller during separation. Characteristic feeding device.
請求項1〜3の何れか一項に記載の給送装置を備えたことを特徴とする記録装置。 A recording device for recording on a medium,
A recording apparatus comprising the feeding device according to claim 1.
請求項1〜3の何れか一項に記載の給送装置を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
A liquid ejecting apparatus that ejects liquid onto a medium to be ejected,
A liquid ejecting apparatus comprising the feeding device according to claim 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003411049A JP2005170571A (en) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | Recording device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003411049A JP2005170571A (en) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | Recording device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005170571A true JP2005170571A (en) | 2005-06-30 |
Family
ID=34731920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003411049A Pending JP2005170571A (en) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | Recording device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005170571A (en) |
-
2003
- 2003-12-09 JP JP2003411049A patent/JP2005170571A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4487786B2 (en) | Recording medium feeding device | |
JP4581471B2 (en) | Recording device | |
JP2006224541A (en) | Recording control method and recorder | |
JP2005169744A (en) | Recording apparatus and liquid jet apparatus | |
JP2006224542A (en) | Recording control method and recorder | |
JP4506161B2 (en) | Carriage mechanism and recording apparatus | |
JP4385750B2 (en) | Recording apparatus and liquid ejecting apparatus | |
JP4428041B2 (en) | Recording device | |
JP2005170571A (en) | Recording device | |
JP2006181848A (en) | Carriage mechanism and recording apparatus | |
JP5041054B2 (en) | Tray and recording device | |
JP4457655B2 (en) | Carriage mounting mechanism and recording apparatus | |
JP2005170570A (en) | Recording device | |
JP2004331249A (en) | Feeding device and recording device | |
JP4196722B2 (en) | tray | |
JP2005263436A (en) | Medium feeding/delivering device, and recording device | |
JP2006199473A (en) | Medium feeding device, and recording device | |
JP2008201589A (en) | Conveying device and recording device | |
JP2006205606A (en) | Medium holding means and recording device | |
JP2006021883A (en) | Feeder, and recording device provided with the same | |
JP2004331255A (en) | Conveyance device and recording device | |
JP2006224505A (en) | Liquid flowing device, and recording device and liquid jetting device comprising liquid flowing device | |
JP4635608B2 (en) | Liquid ejecting apparatus and recording apparatus | |
JP4807460B2 (en) | Tray and recording device | |
JP2006213498A (en) | Medium feeding device and recording device equipped with the same |