JP2005169574A - 削氷器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 削られる氷の厚さが数段階程度でよい場合に、コストを抑えることができる調節機構を有する削氷器を提供する。
【解決手段】 底壁に貫通孔22が設けられると共に、この貫通孔22の一縁側に切削刃16を、他縁側にこの切削刃16の摺接面Fからの突出量を調節する調節機構17を設けた切削部12と、この切削部12内に回転可能に設けられた回転体13とを有し、この回転体13で氷等を前記摺接面Fに押し付けながら旋回させて前記切削刃16で切削する削氷器1であって、前記調節機構17を、回動軸35,36周りに回動自在で且つこれらの回動軸35,36からの距離が異なると共にこの回動軸35,36と平行な面37,38を設けた回動子33と、操作部34とで極めて簡単な構造とし、前記面37,38を選択的に前記回転体13に対向させて前記摺接面Fの一部とすることで、この摺接面Fを構成する面37,38からの前記切削刃16の相対的な突出量を調節する。
【選択図】図5

Description

本発明は削氷器に関するものであり、特に、氷等の削り厚さを調節可能な削氷器に関するものである。
従来、この種の削氷器としては、固定の氷切削盤(本発明の切削部に該当する)に形成された方形窓(本発明の貫通孔に該当する)の一方の側縁に切削刃を固定し、前記方形窓の他方の側縁に傾動可能に底板を枢着し、この底板の下面に回動自在に当接して設けられる偏心円筒形カムを設け、前記氷切削盤上で回転する回転体とからなる氷切削機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、この氷切削機では、前記偏心円筒カムを回動させることで、このカムの動きに従って前記底板が傾動し、この底板からの前記切削刃の相対的な突出量が変化する。これによって、前記回転体によって旋回させられる氷が前記底板上を移動して削られる際に、削られた氷は前記切削刃の突出量分の厚さと略等しくなる。即ち、削られる氷の厚さを厚くしようとした場合、前記カムにおける軸からの距離が短いカム面が前記底板の底面に当たるようにすることで、前記底板を大きく傾けて前記切削刃の相対的な突出量を大きくすればよく、削られる氷の厚さを薄くしようとした場合、前記カムにおける軸からの距離が長いカム面が前記底板の底面に当たるようにすることで、前記底板を水平或いはそれに近い状態として前記切削刃の相対的な突出量を小さくすればよい。
特公平5−9708号公報
しかしながら、このような氷切削機においては、前記切削刃の相対的な突出量を調節するための調節機構が正しく作動するように構成した場合、この調節機構が比較的複雑になってしまうという問題があった。例えば、前記底板が前記カムに対するカムフォロワーとして作動するためには、実際には前記底板が常に下方に付勢されている、即ちバネ等の付勢手段が設けられている必要があるばかりでなく、前記底板が氷によって押されることでカムが動くことを防止するために、ロック手段が必要になる。このため、削られる氷の厚さが数段階程度でよい場合に、上記構造ではコストが高くなるという問題があった。
本発明は以上の問題点を解決し、削られる氷の厚さが数段階程度でよい場合に、コストを低く抑えることができる調節機構を有する削氷器を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の削氷器は、切削部と、この切削部に設けられた貫通孔と、この貫通孔内に設けられて氷等を切削する切削刃と、前記切削部内に回転可能に設けられて前記氷等を前記切削部の摺接面に押し付けながら旋回させる回転体とを有し、前記摺接面からの前記切削刃の相対的な突出量を調節する調節機構とを有する削氷器において、前記調節機構を、前記貫通孔の前記切削刃と対向する側に設けられる回動子と、この回動子を回動させる操作部とで構成し、前記回動子が、前記摺接面と略平行に設けられている回動軸周りに回動可能であると共に、前記回動軸からの距離が異なる複数の面を有し、これらの面が選択的に前記回転体と対向して前記摺接面の一部を構成するものである。
また、本発明の請求項2に記載の削氷器は、請求項1において、前記回動軸からの距離が短い面が前記回転体と対向した状態で、前記面が前記切削刃側ほど低くなるように構成されているものである。
本発明の請求項1に記載の削氷器は、以上のように構成することにより、前記回動子を回動させ、この回動子の回動軸からの距離が長い面を前記摺接面側に露出させると、前記摺接面の一部を構成する前記回動子の面からの前記切削刃の相対的な突出量が小さくなるため、この状態で前記回転体を回転させると、この回転体によって旋回させられて前記摺接面上から前記回動子の面上を摺動する氷等が、相対的な突出量の小さな前記切削刃によって薄く削られる。一方、前記回動子を回動させ、この回動子の回動軸からの距離が短い面を前記摺接面側に露出させると、前記摺接面の一部を構成する前記回動子の面からの前記切削刃の相対的な突出量が大きくなるため、この状態で前記回転体を回転させると、この回転体によって旋回させられて前記摺接面上から前記回動子の面上を摺動する氷等が、相対的な突出量の大きな前記切削刃によって厚く削られる。従って、前記調節機構を極めて簡単な構造とすることができ、氷等の削り厚さを数段階に調節することができる削氷器のコストを抑えることができる。
また、本発明の請求項2に記載の削氷器は、以上のように構成することにより、前記回転体によって旋回させられる氷等が前記切削刃に向かって傾斜した前記回動子の面に沿って移動するので、前記切削刃の相対的な突出量を大きくした場合でも、前記回動子の面に沿って氷等をスムーズに移動させ、氷等を良好に切削することができる。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至図5に基づいて説明する。1は削氷器である。この削氷器1は、基台2と、この基台2に固定される駆動部3と、この駆動部3に対して着脱自在に載置される削氷部4と、この削氷部4の下方に着脱自在に取り付けられる容器部5とで構成されている。そして、前記基台2は、平坦な受部6と、この受部6の後方に設けられた立設部7とで構成されている。また、前記駆動部3は、電動機8及び減速機構9が内蔵された機構部10と、この機構部10の左右から前方に延びた一対の支持腕部11とで構成されている。更に、この支持腕部11によって、前記削氷部4が着脱自在に支持されている。なお、前記支持腕部11によって前記削氷部4が支持された状態において、この削氷部4は前記基台2の受部6の上方に位置する。
前記削氷部4について詳述する。この削氷部4は、略有底円筒状に形成された切削部12と、この切削部12内に回転可能に設けられた回転体13と、前記減速機構9の駆動力を前記回転体13に伝達する伝達歯車14と、摺接面Fの一部を構成する前記切削部12の底壁15から斜め上方に刃先が突出して設けられた切削刃16と、この切削刃16の前記摺接面Fからの相対的な突出量を調節するための調節機構17と、前記回転体13の回転を前記削氷部4の下方に伝達する伝達機構18と、前記切削部12及び回転体13の上方を覆う蓋体19とで構成されている。
前述したように、前記切削部12は略有底円筒状であり、その軸方向が略垂直となるように前記駆動部3に取り付けられている。そして、前記切削部12は、外筒部20と、この外筒部20と同軸に設けられた内筒部21と、前記底壁15とで一体に形成されている。なお、前記内筒部21は、上下が開放していると共に、この内筒部21に前記伝達機構18が同軸に且つ回動自在に取り付けられている。また、前記切削部12の底壁15には貫通孔22が設けられており、この貫通孔22によって、前記切削部12の底壁15の上方と前記切削部12の下方とが連通している。また、前記貫通孔22の周方向の一縁側に、前記切削刃16が固定されていると共に、前記貫通孔22の周方向の他縁側に、前記調節機構17が設けられている。また、前記切削部12の上部には、大径部23が一体に形成されていると共に、この大径部23に、前記伝達歯車14が載置されている。また、前記切削部12の大径部23の上部には、外向きのフランジ部24が一体に形成されており、このフランジ部24に前記蓋体19が載置されている。更に、前記切削部12の下部には、下方に延びたスカート部25が設けられており、このスカート部25に対して前記容器部5が着脱自在に取り付けられる。
また、前記伝達機構18は、前記切削部12の内筒部21の外側に設けられた外筒体26と、前記内筒部21の内側に設けられた内筒体27とをビス等で結合することで構成されている。そして、前記伝達機構18をこのように構成することで、前記内筒部21の外側の外筒体26が回転すると、前記内筒部21の内側の内筒体27が従動して回転する。また、前記内筒体27の下部内面には、略多角形状の係合面28が形成されている。
また、前記回転体13は、前記切削部12の外筒部20の内径よりも僅かに小さい外径に形成された外筒部29と、前記伝達機構18の外筒体26の外径よりも僅かに大きい内径に形成された内筒部30と、前記外筒部29と内筒部30とを連結する螺旋状の羽根部31と、前記外筒部29の上部外面に設けられて前記伝達歯車14と係合する係合部32とで構成されている。そして、前記回転体13は、前記内筒部30が前記伝達機構18の外筒体26と係合することによって、前記伝達機構18に対して着脱自在に取り付けられる。更に、前記伝達機構18は、前記回転体13の回転に従動して回転するように構成されている。
また、前記調節機構17は、前述したように、前記貫通孔22の他縁側に回動自在に設けられている。この調節機構17は、棒状の回動子33と、この回動子を90度の範囲内で回動操作するための操作部34と、回動軸35とで構成されている。なお、この回動軸35は金属製であり、前記底壁15と平行に且つ前後方向に延びて設けられている。更に、前記回動子33と操作部34はビス等で固定されていると共に、前記操作部34の一部が回動軸36となっている。そして、前記回動子33には、前記回動軸35,36と平行な二つの面37,38が隣接して形成されている。なお、これら二つの面37,38は、それぞれ前記回動軸35,36からの距離が違えて形成されている。このように、前記調節機構17は、隣接する二つの面37,38を有する回動子33と、前記操作部34と、前記回動軸35,36とで、ごく単純な構造に構成されているので、氷等の削り厚さを数段階(本実施形態では二段階)に調節可能な削氷器1のコストを抑えることができる。そして、前記二つの面37,38の何れか一方が、前記削氷部4内において、前記回転体13の羽根部31に対向するように前記底壁15側に選択的に露出するように構成されている。そして、このように前記面37,38が前記羽根部31に対向して前記底壁15の摺接面F側に選択的に露出することで、前記37,38は摺接面Fの一部を構成する。なお、一方の面37から前記回動軸35,36の回動中心までの距離は、前記底壁15から前記回動軸35,36の回動中心までの距離と略同じに設定されていると共に、他方の面38から前記回動軸35,36の回動中心までの距離は、前記底壁15から前記回動軸35,36の回動中心までの距離よりも短く設定されている。また、前記他方の面38が前記底壁15側に露出した状態で、前記他方の面38は前記切削刃16に向かって低くなるように形成されている。このように前記面37,38を設定することで、これらの面37,38が一部を構成する摺接面Fからの前記切削刃16の相対的な突出量が調節される。なお、前記操作部34は、前記切削部12の外筒部20の正面側に突出している。
容器部5について詳述する。この容器部5は、容器本体39と、この容器本体39内に回転自在に設けられた攪拌羽根40とで構成されている。前記容器本体39は、その前側面に把持部41が一体に形成されていると共に、底部中央に略截頭円錐状の突起部42が一体に形成されている。また、この突起部42に、前記攪拌羽根40の軸部43の下端が軸支されていると共に、この軸部43の側方に突出して、複数の羽根部44が設けられている。更に、前記軸部43の上端には、前記容器部5を前記削氷部4のスカート部25に取り付けた際に、前記伝達機構18の係合面28と係合する係合部45が設けられている。なお、前記軸部43は、前記容器部5を前記削氷部4に取り付けて前記係合部45が前記係合面28と係合した状態で、前記伝達機構18、ひいては前記削氷部4と同軸となるように構成されている。また、前記容器本体39も、前記削氷部4に取り付けられた状態で、前記切削部12、ひいては前記削氷部4と同軸となるように構成されている。このように、前記容器部5が前記削氷部4に対して略同軸となることで、削氷器1全体をコンパクトに構成することができる。そして、前記係合部45が前記伝達機構18の係合面28と係合することで、この伝達機構18の回転に伴って、前記攪拌羽根40が前記容器本体39内で回転するように構成されている。このように、前記電動機8の駆動力が、前記攪拌羽根40へ前記回転体13及び伝達機構18を介して伝わるので、前記攪拌羽根40への駆動力の伝達経路を、削氷器1として必要な構成を利用することで単純化することができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。まず使用者は、前記支持腕部11に削氷部4を設置し、この削氷部4を前記支持腕部11によって支持させる。そして、前記伝達歯車14を前記削氷部4の切削部12の大径部23に設置し、この伝達歯車14と前記減速機構9の歯車とを噛合させる。そして、前記係合部32が前記伝達歯車14と係合するように、前記回転体13を前記切削部12に挿入すると共に、前記内筒部30を前記伝達機構18の外筒体26と係合させる。更に、前記操作部34を操作することで、前記切削刃16の摺接面Fからの突出量を調節する。
まず、氷等を薄く切削する場合について説明する。氷等を薄く削るような用途としては、例えば氷飲料を作る場合等がある。これは、氷や凍らせた果物等を薄く削ってシロップ等と共に攪拌したりすることで得られる。この場合、攪拌した時に氷の粒子が細かくなるように、氷等を薄く削ることで、得られる氷飲料が滑らかなものになる。そして、このように氷飲料を作る場合、前記操作部34を操作し、図5(a)に示すように、前記回動子33の一方の面37を前記羽根部31に対向させて前記底壁15の摺接面F側に露出させる。これによって、前記一方の面37が前記底壁15の上面と共に、略面一の摺接面Fを構成する。この状態では、前記切削刃16の前記一方の面37(摺接面F)からの相対的な突出量は小さくなる。そして、前記容器本体39の突起部42に前記攪拌羽根40の軸部43の下端を軸支させ、これら容器本体39と攪拌羽根40、即ち容器部5を前記削氷部4の切削部12のスカート部25に取り付けることで、前記軸部43の係合部45が前記伝達機構18の内筒体27の係合面28と係合する。なお、前記容器部5内には、予めシロップ等を注ぎ入れておく。
この状態で、使用者が図示しない氷又は凍らせた果物等を前記回転体13に投入すると、前記氷等は、前記羽根部31上から前記切削部12の底壁15まで滑落する。そして、使用者が前記蓋体19を前記切削部12のフランジ部24に載置し、図示しないスイッチを入れると、前記電動機8が回転し、この回転力が前記減速機構9を経て前記伝達歯車14から回転体13に至り、この回転体13を回転させると共に、この回転体13の回転が前記伝達機構18に伝わって、この伝達機構18に係合している攪拌羽根40を回転させる。そして、前記回転体13が回転することで、前記羽根部31によって前記氷等が前記摺接面Fに押し付けられながら、この摺接面F上を旋回する。なお、前記回転体13及び氷等の回転(旋回)方向は時計回りであり、図5においては右から左である。このように、氷等が前記摺接面F上を旋回すると、この氷等は、前記摺接面Fに押し付けられながら、前記切削刃16の刃先側で前記摺接面Fの一部を構成する前記底壁15の上面から前記面37上に移動し、更に前記切削刃16によって切削され、前記貫通孔22から前記容器部5内に排出される。この時、前記切削刃16の前記面37(摺接面F)からの相対的な突出量が小さいので、削られた氷等の厚さは比較的薄くなる。そして、前記容器部5内において、前記削られた氷等とシロップ等が前記攪拌羽根40によって攪拌されることで、薄く削られた氷等が更に粉砕されて細かい粒子の氷になり、前記シロップ等と混ざり合って滑らかな氷飲料となる。
次に、氷等を厚く切削する場合について説明する。氷等を厚く削るような用途としては、例えばかき氷を作る場合がある。これは、削られた氷等を器で受け、シロップ等を掛けることで得られる。そして、このようにかき氷を作る場合、前記操作部34を操作し、図5(b)に示すように、前記回動子33の他方の面38を前記羽根部31に対向させて前記底壁15の摺接面F側に露出させる。これによって、前記他方の面38が前記底壁15の上面と共に、前記摺接面Fを構成する。なお、この状態で、前記面38は、前記底壁15の上面に対して段差を有した状態で、この底壁15の上面よりも低くなっていると共に、前記切削刃16に向かってやや低くなっている。これによって、前記切削刃16の前記他方の面38(摺接面F)からの相対的な突出量は大きくなる。そして、前記受部6上で且つ前記貫通孔22の下方に図示しない器を置く。なお、この器には、予めシロップ等を注ぎ入れておいてもよい。
この状態で、使用者が図示しない氷等を前記回転体13に投入すると、前記氷等は、前記羽根部31上から前記切削部12の底壁15まで滑落する。そして、使用者が前記蓋体19を前記切削部12のフランジ部24に載置し、図示しないスイッチを入れると、前記電動機8が回転し、この回転力が前記減速機構9を経て前記伝達歯車14から回転体13に至り、この回転体13を回転させる。そして、前記回転体13が回転することで、前記羽根部31によって前記氷等が前記摺接面Fに押し付けられながら、この摺接面F上を旋回する。このように、氷等が前記摺接面F上を旋回すると、この氷等は、前記摺接面Fに押し付けられながら、前記切削刃16の刃先側で前記摺接面Fの一部を構成する前記底壁15の上面から前記面38上に移動し、更に前記切削刃16によって切削され、前記貫通孔22から前記器に排出される。この時、前記切削刃16の前記面38(摺接面F)からの相対的な突出量が大きいので、削られた氷等の厚さは比較的厚くなる。また、前記面38が前記切削刃16に向かって傾斜しているので、前記面38を前記底壁15の上面よりも低くしたとしても、前記氷等は傾斜した面38に沿ってスムーズに移動して良好に切削される。そして、前記器内の削られた氷にシロップ等を掛けることで、かき氷が得られる。
なお、前述したように、氷等を削る際に、この氷等が前記羽根部31によって前記底壁15及び回動子33の面37,38に押し付けられることで、前記面37,38が前記氷等によって上方から力を受けることになるが、図5に示すように、前記回動軸35,36を中心として、前記面37,38が、それぞれ左右(前記氷等の旋回方向における前後)に延びているため、前記回動子33は、上方からの力を受けても回動し難くなっている。特に、前記一方の面37が露出した状態では、図5(a)に示すように、前記面37が前記回動軸35,36を中心として左右に略同じ長さ延びており、前記氷等から受ける上方からの力が前記面37における前記回動軸35,36の左右で略均等となるため、前記回動子33は、前記氷等から力を受けても回動し難い。また、前記他方の面38が露出した状態では、図5(b)に示すように、前記面38が前記回動軸35,36を中心として、やや右側に長く延びているものの、図5(b)における前記面38の右端と前記底壁15の上面との間に僅かな段差が形成されていることで、旋回する氷等が前記面38の図5(b)における右端に殆ど当接しないので、前記氷等から受ける上方からの力が前記面38における前記回動軸35,36の左右で略均等となるため、前記回動子33は、前記氷等から力を受けても回動し難い。
以上のように本発明は、底壁15に貫通孔22が設けられると共に、この貫通孔22の一縁側に切削刃16を、他縁側にこの切削刃16の摺接面Fからの突出量を調節する調節機構17を設けた切削部12と、この切削部12内に回転可能に設けられた回転体13とを有し、前記回転体13によって氷等を前記切削部12の摺接面Fに押し付けながら旋回させて前記切削刃16によって切削する削氷器1であって、前記調節機構17を、回動軸35,36周りに回動自在で且つこれらの回動軸35,36からの距離が異なると共にこの回動軸35,36と平行な面37,38を設けた回動子33と、操作部34とで極めて簡単な構造としたものであり、前記面37,38を選択的に前記回転体13に対向させて前記摺接面Fの一部とすることで、この摺接面Fを構成する面37,38からの前記切削刃16の相対的な突出量を調節し、削られる氷等の厚さを調節することができる。そして、上述したように、前記調節機構17の構造を極めて簡単にすることができるので、氷等の削り厚さを数段階に調節することができる削氷器1のコストを抑えることができる。
また、本発明は、前記回動軸35,36からの距離が短い面38が前記回転体13と対向した状態で、前記面38が前記切削刃16側ほど低くなるように構成することで、前記氷等を面38に沿ってスムーズに移動させ、前記切削刃16によって良好に切削することができる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、前記回動子は、前記摺接面の一部を構成する面を二つ有するが、この面は三つ以上形成してもよい。また、前記回動子の面は隣接して設けられているが、隣接させていなくてもよい。更に、上記実施形態の削氷器は電動式であるが、手動式の削氷器であってもよい。
本発明の一実施例を示す削氷器の正面図である。 同上、側面図である。 同上、A−A断面図である。 同上、容器部を取り外した状態のA−A断面図である。 同上、切削刃近傍の拡大断面図であり、(a)は氷を薄く削る場合の状態、(b)は氷を厚く削る場合の状態を示すものである。
符号の説明
1 削氷器
4 削氷部
12 切削部
13 回転体
16 切削刃
17 調節機構
33 回動子
34 操作部
35,36 回動軸
37,38 面
F 摺接面

Claims (2)

  1. 切削部と、この切削部に設けられた貫通孔と、この貫通孔内に設けられて氷等を切削する切削刃と、前記切削部内に回転可能に設けられて前記氷等を前記切削部の摺接面に押し付けながら旋回させる回転体とを有し、前記摺接面からの前記切削刃の相対的な突出量を調節する調節機構とを有する削氷器において、
    前記調節機構を、前記貫通孔の前記切削刃と対向する側に設けられる回動子と、この回動子を回動させる操作部とで構成し、前記回動子が、前記摺接面と略平行に設けられている回動軸周りに回動可能であると共に、前記回動軸からの距離が異なる複数の面を有し、これらの面が選択的に前記回転体と対向して前記摺接面の一部を構成することを特徴とする削氷器。
  2. 前記回動軸からの距離が短い面が前記回転体と対向した状態で、前記面が前記切削刃側ほど低くなるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の削氷器。
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