JP2004177088A - ソフトアイス製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スムージー等のソフトアイス飲料を製造するに適したソフトアイス製造装置を提供する。
【解決手段】底部に形成したスリット部に切削刃を備えた有底筒状の装置本体と、該装置本体内に立設した固定軸に対してハブを介して回転可能に支持されているとともに、内側にスパイラル構造の氷押圧羽根を備えたホッパー状の回転ケーシングと、回転ハンドルの回転操作により、上記回転ケーシング内の底部に投入された氷類を上記回転ケーシングのスパイラル構造の押圧羽根で押え付けながら、上記切削刃上を回転させて切削することにより、氷を削るようにしてなるソフトアイス製造装置であって、蓋と回転ケーシングとの間の半径方向の位置を異にする複数の個所に、相対摺動自在に衝合して上記回転ケーシングの移動を阻止する衝合部を設けた。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ソフトアイス飲料の製造を含めた各種氷類の切削に使用できるソフトアイス製造装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から氷かき装置(アイス製造装置)として、例えば底部のスリット部に切削刃を備えた有底筒状の装置本体と、該装置本体内に立設された固定軸に遊嵌され、リング状の傘歯車を介して回転可能に支持されているとともに、内側にスパイラル構造の氷押圧羽根を備えたホッパー状の回転ケーシングと、上記装置本体を支持するスタンドと、該スタンドの一側部に上下方向に回転操作可能に軸支された回転ハンドルと、該回転ハンドルの操作面と反対面側に設けられ、上記第1の傘歯車と交差方向に噛合して上記第1の傘歯車を回転駆動するリング状の第2の傘歯車とを備え、上記回転ケーシング内の底部に投入された氷類を上記回転ケーシングのスパイラル構造の押圧羽根で押え付けながら回転させて、上記切削刃で切削することにより、氷を削るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような構成の場合、上記回転ケーシングの中に氷を入れて、上記回転ハンドルを回転操作し、上記回転ケーシングを回転させると、上記押圧羽根の下に氷が入り、上記回転ケーシングの上下動や傾動が避けられない。
【0004】
そこで、上記従来の装置では、蓋の外周縁部を上記装置本体の開口部外周縁に嵌合するとともに、上記回転ケーシングの中心軸側スリーブ構造のハブが遊嵌されている装置本体側中心軸部分の固定軸の上端部に対して、同蓋の中心軸部分裏側に設けた筒状のボス部材下端を螺合し、その外周に一体形成したフランジ部で上記回転ケーシングのハブ上端を係止することにより、当該回転ケーシングの上下動や傾動を阻止するようにしていた。
【0005】
【特許文献1】
実公平5−37179号公報(第3頁、第1図および第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のような構成の場合、上記回転ケーシングが中心軸側ハブ部分1ケ所のみでしか係止されていない。
【0007】
したがって、押圧羽根が氷を押圧した時の傾動に対する支持剛性が極めて低く、安定した氷の切削ができない課題がある。また、それゆえにこそ、同傾動が生じることを前提とした発明構成となっている。
【0008】
また、上記従来の構成では、ボス部材を固定軸に対して螺合するようになっているので、その螺合深さを大きくして締結力を増大させることも考えられるが、回転ケーシング側のハブと蓋側のボス部材とは、相対回動するものなので、締結力をを大きくしてフランジ部でハブ上端を押圧するということはできない。
【0009】
さらに、螺合構造だけの場合、振動による戻りが発生して蓋の緩みが生じやすい。そのため、余計に安定性が悪くなる。
【0010】
これらの課題は、特に削るべき氷の厚さを薄くし、できるだけソフトなアイスを製造しようとした時に、より顕著となる。
【0011】
本願発明は、このような課題を解決するためにはされたもので、回転ケーシングと蓋との間において、半径方向の位置を異にする複数の個所に、相対回動自在で相互に衝合する衝合部を設けることにより、回転ケーシングの上下動はもちろん、傾動をも可及的に防止し得るようにしたソフトアイス製造装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、同目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0013】
(1) 第1の課題解決手段(請求項1の発明)
本願発明の第1の課題解決手段は、底部に形成したスリット部に切削刃を備えた有底筒状の装置本体と、該装置本体内に立設した固定軸に対してハブを介して回転可能に支持されているとともに、内側にスパイラル構造の氷押圧羽根を備えたホッパー状の回転ケーシングと、該回転ケーシングの外周に沿って設けられた第1の歯車と、上記装置本体の開口縁部に外周部が係合される蓋と、上記装置本体を支持する支持手段と、上記装置本体の一側部に上下方向に回転操作可能に軸支された回転ハンドルと、該回転ハンドルの操作面と反対面側の外周に設けられ、上記回転ケーシング側第1の歯車と交差方向に噛み合って上記第1の歯車を回転させる第2の歯車とを備え、上記回転ハンドルの回転操作により、上記回転ケーシング内の底部に投入された氷類を上記回転ケーシングのスパイラル構造の押圧羽根で押え付けながら、上記切削刃上を回転させて切削することにより、氷を削るようにしてなるソフトアイス製造装置であって、上記蓋と回転ケーシングとの間の半径方向の位置を異にする複数の個所に、相対摺動自在に衝合して上記回転ケーシングの移動を阻止する衝合部を設けたことを特徴としている。
【0014】
このような構成によれば、例えば蓋および回転ケーシングの例えば半径方向中心軸部側の衝合部が、回転ケーシング中心軸部側摺動部材の上端部を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの安定した回転を確保する。
【0015】
また蓋および回転ケーシングの例えば半径方向外周部側の衝合部が回転ケーシング外周部側を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの傾動をも防止する。
【0016】
したがって、回転ケーシングの、安定した回転状態が実現される。
【0017】
この結果、厚さの一定したソフトな氷類のスライスが可能になる。
【0018】
(2) 第2の課題解決手段(請求項2の発明)
本願発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、衝合部が設けられる半径方向の位置を異にする複数の個所は、蓋および回転ケーシングの中心軸部分と外周部分の複数の個所であることを特徴としている。
【0019】
このような構成によると、基本的には、先ず回転ケーシングの上下動を蓋中心軸部分の衝合部で同軸方向に受け止めて確実に係止し、1点での点接触に近い低回転抵抗でスムーズに回転させる。
【0020】
他方、同状態から所定角度以上傾動すると、今度は外周部の衝合部同士が回転ケーシングの外周部をスライド可能に受け止めて、それ以上の傾動を阻止し、可及的にスムーズな回転を確保する。
【0021】
(3) 第3の課題解決手段(請求項3の発明)
本願発明の第3の課題解決手段は、上記第1又は第2の課題解決手段の構成において、衝合部各々の少なくとも衝合面を形成する部分は、その他の部分に比べて摺動性の高い材料により形成されていることを特徴としている。
【0022】
衝合部は、衝合当接した状態では、相互に摺動しながら、相対的に回転する。
【0023】
したがって、それら衝合面は、共に摩擦係数が小さく、かつ硬度も高くて摺動性の高いものであることが好ましい。
【0024】
したがって、上記のように衝合部各々の少なくとも衝合面を形成する部分は、その他の部分に比べて摺動性の高い材料により形成する。
【0025】
(4) 第4の課題解決手段(請求項4の発明)
本願発明の第4の課題解決手段は、上記第2又は第3の課題解決手段の構成において、中心軸部分の衝合部は、蓋側のものが軸状の凸部であり、回転ケーシング側のものがハブの内側に嵌合され、装置本体側固定軸との間で摺動作用を果たすスリーブ状の摺動部材の上端部であることを特徴としている。
【0026】
このような構成によれば、蓋中心軸部側軸状の凸部が、回転ケーシング中心軸部側摺動部材の上端部を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの安定した回転を確保することができる。
【0027】
(5) 第5の課題解決手段(請求項5の発明)
本願発明の第5の課題解決手段は、上記第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、外周部分の衝合部は、蓋側のものが軸状の凸部であり、回転ケーシング側のものは開口部外周の立縁部であることを特徴としている。
【0028】
このような構成によれば、蓋外周部側軸状の凸部が、回転ケーシング外周部側開口部の立縁部上端を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの安定した回転を確保することができる。
【0029】
(6) 第6の課題解決手段(請求項6の発明)
本願発明の第6の課題解決手段は、上記第第4の課題解決手段の構成において、蓋中心軸部分の凸部は、外周部分の凸部よりも相対的に高さが高くなっていることを特徴としている。
【0030】
このような構成によると、基本的には、先ず回転ケーシングの上下動を蓋中心軸部分の凸部で同軸方向に受け止めて確実に係止し、1点での点接触に近い低回転抵抗でスムーズに回転させる。
【0031】
一方、同状態から所定角度以上傾動すると、今度は外周部の軸状の凸部が回転ケーシング外周側の開口部の立縁部上端を受け止めて、それ以上の傾動を阻止し、可及的にスムーズな回転を確保する。
【0032】
(7) 第7の課題解決手段(請求項7の発明)
本願発明の第7の課題解決手段は、上記第5の課題解決手段の構成において、立縁部の半径方向の幅は、衝合する凸部の衝合面の径よりも小さく形成されていることを特徴としている。
【0033】
このように構成されていると、蓋側の軸状の凸部に対し回転ケーシング外周側開口部の立縁部上端が確実に衝合当接して係止される一方、該当接係止状態における相互の接触部の面積が小さくなるから、摺動時の接触抵抗も小さく、回転ケーシングの回転のスムーズさを確保することができる。
【0034】
(8) 第8の課題解決手段(請求項8の発明)
本願発明の第8の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7の課題解決手段の構成において、装置本体の開口縁部と蓋外周縁部との係合は、蓋閉回転方向に係合されるヘリコイド係合であることを特徴としている。
【0035】
このように構成されると、蓋全体の装置本体に対する係止、固定が確実になり、振動等によっても容易には緩まないようになる。
【0036】
【発明の効果】
以上の結果、本願発明のソフトアイス製造装置によると、氷切削時において安定した回転ケーシングの回転動作が確保され、一定の薄さのソフトな氷をスムーズにスライスすることが可能となる。
【0037】
その結果、通常の氷かき装置としてはもちろん、スムージーメーカーなどのソフトアイス飲料製造装置に適したソフトアイス製造装置となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1〜図14は、例えば一例として、ソフトアイス飲料製造装置に適用した本願発明の実施の形態1に係るソフトアイス製造装置の構成を示している。
【0039】
(ソフトアイス飲料製造装置全体の構成)
先ず、この実施の形態のソフトアイス飲料の製造装置は、その基本的な構成として、氷又は凍らせた所望の材料(果肉等)を切削する氷等切削機構1Aを有するソフトアイス製造装置1と、該ソフトアイス製造装置1で薄く切削された氷又は凍らせた所望の材料等を所望の飲料(牛乳、ヨーグルト等)とともに撹拌する撹拌手段2Aを備えた受けカップ2と、上記ソフトアイス製造装置1を上方部に支持固定するとともに、その下方に上記受けカップ2を載置するスタンド3と、上記ソフトアイス製造装置1の氷等切削機構1Aおよび受けカップ2側の撹拌手段2Aを作動させる回転操作機構4と、該回転操作機構4の回転力を上記氷等切削機構1Aに伝達する第1の回転力伝達機構5と、同回転操作機構4の回転力を上記撹拌手段2Aに伝達する第2の回転力伝達機構6と、上記受けカップ2の底部と上記スタンド3のベースプレート31との間にあって、上記受けカップ2を昇降させる昇降構造部7とを備えて構成されている。
【0040】
(ソフトアイス飲料製造装置各部の構成と作用)
先ず、上記ソフトアイス製造装置1部分は、図1〜図5、図9に示すように、好みのスムージーを作るのに必要で、少なくとも切削を要する氷又は凍らせた果肉等の所望の材料(以下、氷等という)が最初から全て一緒に投入され、それらを同時に薄く切削する部分であり、例えば合成樹脂製(例えば低コストなABS)の本体ケーシング11内に、氷等の切削機構1Aを備えて構成されている。
【0041】
この本体ケーシング11は、例えば全体として側壁部11a部分が断面逆U字状の2重壁よりなる有底筒状構造をなし、その平面形状は、例えば図4に示されているように、前方後円形状をなしている。そして、その方形部側の側壁部11aの外壁11bの下部部分は、例えば図2および図3に示されるように、円弧部に形成されて、所定寸法下方に延設されている。そして、同外壁11b部分には上述した回転操作機構4の後述する円形の回転ハンドル41を回転可能に取り付けるための円形皿状のハンドル設置用凹溝部12が設けられている。該円形皿状のハンドル設置用凹溝部12の中心部には、回転軸支持用の筒状のボス(軸受ボス)12aが設けられており、該ボス12aを利用して回転ハンドル41側の回転軸42が水平方向に挿入支持されている。この回転軸42は、上記本体ケーシング11の底壁部11cの下方にあって、その中心軸方向に所定の長さ延設されている。そして、その先端には、第1のベベルギヤ61が設けられている。この回転軸42は、その中間位置を、後述するギヤボックスカバー33の軸支部32で支持されている。
【0042】
なお、符号12bは、上記外壁11bのハンドル設置用凹溝部12の周壁部、12cは回転ハンドル41と当接して摺動するガイドレール部である。
【0043】
一方、回転ハンドル41は、同じく円形皿状の本体部材の外端側外周面の直交方向所定位置に、回転軸45を介して相対回転自在に取り付けられた回転操作用のノブ46を有するとともに、その内端側軸方向に起立した外周縁部の全周には、半径方向に延びる平歯が周方向に並設されたフェースギヤ構造の円形ギヤ(第2の歯車)47が設けられている。そして、該円形ギヤ47のギヤ部は、次に述べるソフトアイス製造装置1の本体ケーシング11側回転ケーシング14の上端側開口縁部15の外周面に設けられているリングギヤ16のギヤ部と水平方向に対向し、上下方向にスライド可能に噛合して、同回転ケーシング14を確実に回転させるようになっている(平歯車による交差軸結合構造を採用)。
【0044】
そして、これら円形ギヤ47とリングギヤ16とによって、上記回転ハンドル41の回転力を上記回転ケーシング14に確実に伝達する上述の第1の回転力伝達機構5が形成されている。
【0045】
なお、図3中の符号43は、上記回転ハンドル41側の上記回転軸42との連結用ボス、44は、同ボス43内に挿通される連結用の固定ネジを示している。
【0046】
また、上記本体ケーシング11の中央部側中心軸部分には、下方側底壁部11cよりも低い位置から上方側開口面位置まで延びる状態で内側が中空の筒状の固定軸13が一体に成形されている。該筒状の固定軸13の内部は、上下方向に完全に貫通している。
【0047】
そして、この筒状の固定軸13には、中心軸側に筒状のハブ14a、該ハブ14aの半径方向外周部側に筒状壁14b、上記ハブ14aの外周とその半径方向外周部側上記筒状壁14bとの間に位置して、その上方から下方に連続して延びるスパイラル構造のスクリュー羽根14cを各々備えた氷等の搬送、押圧、回転機能を持つ回転ケーシング14が、上記筒状のハブ14aおよびスリーブ構造の摺動部材20を介して回転可能に遊嵌支持されている。
【0048】
この回転ケーシング14は、その外周部側筒状壁14aの上端側開口縁部15が、その外径を上方に向けて漏斗形状に拡大したホッパー構造となっており、氷等が投入されやすくなっているとともに、当該開口縁部15の下端側外周面には上下方向に延びる平歯16a,16a・・・が周方向に多数枚並設された平歯車よりなるリングギヤ16が下方側から固定ネジ17,17・・・により固定して設けられている。このリングギヤ16のハブ部分下面には、周方向に所定の間隔で、下方側本体ケーシング11の側壁部11aの上端側段部構造の回転支持面(フラット面)11dに対して摩擦抵抗なく点接触する小さな摺動用突起16b,16b・・・が多数設けられており、同支持面11d上をスムーズに回転摺動するようになっている。
【0049】
一方、上記摺動部材20は、例えばABSに比べてコストは高いが摺動性能・耐摩耗性能の高いPOM樹脂材(ポリアセタール)により成形されているとともに、図11および図12に示されるように、その下端側外周に上記ハブ14aの下端側内周面の係合溝との係合リブ20a,20a・・・を有して係合されるようになっており、その上部側中間位置外周には、上記回転ケーシング14のハブ14a部分を下方に係合押圧するフランジ部20bが、また上端部には後述する蓋8側の円筒柱状構造の押圧部材81Aと対応して下方に押圧される所定の直径の押圧面20Cが、それぞれ設けられている。上記係合リブ20a,20a・・・は、スリーブ状の本体側壁部に縦方向のU状のスリット20d,20d・・・を入れることにより形成されている。
【0050】
すなわち、上記回転ケーシング14内に氷等を入れて回転させると、しばらくの間は氷等の大きさが大きいために、相当の上下方向の振動やガタ付きを伴う。それと同時に、上記回転ケーシング14が上下に昇降したり、傾動したりする。そのために、安定した切削ができない。
【0051】
したがって、一定の薄さの舌ざわりの良いソフトな氷の安定した切削を可能とするためには、上記回転ケーシング14を確実にソフトアイス製造装置1の本体ケーシング11側に固定する必要がある。
【0052】
そのために、例えば図3、図9、図10に示されるように、上記蓋8は、上記回転ケーシング14内へ氷等を入れた後の本体ケーシング11開口縁部15への嵌合時、上記回転ケーシング14の回転方向と同方向への回転操作により、その外周縁部82側を上記本体ケーシング11の上端側開口縁部16に対してヘリコイド係合されるようになっているとともに、その中心軸部分には所定寸法下方に突出した円筒軸構造の押圧部材81Aが設けられており、上記ヘリコイド係合状態において、同押圧部材81Aによって、上記摺動部材20を介して上記回転ケーシング14を、その中心軸位置で確実に押圧固定するようになっている。符号16a,16a・・・が本体ケーシング11側ヘリコイド係合部、82a,82a・・・が蓋8側ヘリコイド係合部である。
【0053】
また、上記蓋8の裏面側外周部分には、所定の間隔を保って、例えば周方向の4ケ所に上記押圧部材81Aよりも径の小さな押圧部材81B,81B,81B,81Bが設けられており、上記回転ケーシング14上端の開口縁部15の立縁部15a上端と相対摺動可能に衝合するようになっている。
【0054】
そして、これら押圧部材81A,81B,81B・・・と摺動部材20、立縁部15aが、上記蓋8と回転ケーシング11との間の半径方向の位置を異にする複数の個所において、相対摺動自在に衝合して上記回転ケーシングの昇降、傾動等の移動を阻止する衝合部を形成している。
【0055】
そして、これら衝合部の一方の少なくとも押圧部材81A,81B,81B・・・は、例えば図13および図14に示されるように、蓋本体側ABS樹脂よりなる筒状部8a,8a・・・と、その先端側開口部に噛合固定された摺動性能・耐摩耗性能の高い例えばPOM樹脂(ポリアセタール)よりなる摺動ピース8b,8b・・・とから形成されている。
【0056】
上記各衝合部は、衝合当接した状態では、相互に摺動しながら、相対的に回転する。
【0057】
したがって、それら衝合面は、摩擦係数が小さく、かつ硬度も高くて摺動性の高いものであることが好ましい。
【0058】
したがって、上記のように衝合部各々の少なくとも衝合面を形成する部分は、その両方又は何れか一方部分をPOM樹脂材料により形成する。
【0059】
また、その場合、上記蓋中心軸部分の押圧部材81Aは、外周部分の押圧部材81B,81B・・・よりも相対的に高さが高く形成されている。
【0060】
そのようにすると、基本的には、先ず回転ケーシング14の上下動を蓋中心軸部分の押圧部材81Aで同軸方向に受け止めて確実に係止し、1点での点接触に近い低回転抵抗でスムーズに回転させる。
【0061】
一方、同状態から所定角度以上傾動すると、今度は外周部の周方向複数の押圧部材81B,81B・・・部が回転ケーシング11外周側の開口部15の立縁部15a上端を受け止めて、それ以上の傾動を阻止し、可及的にスムーズな回転を確保するようになる。
【0062】
さらに、その場合において、同立縁部15aの半径方向の幅は、衝合する押圧部材81B,81B・・・の衝合面である摺動ピース8bの径よりも小さく形成される。
【0063】
このように構成されていると、蓋8側の摺動ピース8b,8b・・・に対し回転ケーシング11外周側開口縁部15の立縁部15a上端が確実に衝合当接して係止される一方、該当接係止状態における相互の接触部の面積が小さくなるから、摺動時の接触抵抗も小さく、回転ケーシングの回転のスムーズさを確保することができる。
【0064】
また、上記蓋8は、上記のようなヘリコイド構造の堅い回転操作を容易にするために、上面側中央部において、その操作部83の左右両側に所定の深さの凹溝84,84が設けられている。
【0065】
一方、上記本体ケーシング11の底壁部11cには、上記固定軸13と上記側壁部11bの内壁との間にあって、その半径方向に延びるスリット11eが設けられており、該スリット11eに対して、例えば図8に示すように所定の切り込み角を有して、切削刃18が設けられている。該切削刃18は、その刃部18aの上記底壁部11c面から上方への突出量を、図示の固定ネジ19を緩めて切削刃18自体を所定量矢印方向(イ)にスライドさせることによって、任意に調節することができる。なお、図8において、符号11fで示す厚肉部分は、同固定ネジ19の螺合溝19aを備えた切削刃取付用のボス部である。
【0066】
そして、上記スクリュー羽根14cを備えた回転ケーシング14および切削刃18が、上述の氷等の切削機構1Aを構成しており、上記のように上端側開口縁部15が漏斗形状となった上記回転ケーシング14内に、まとめて投入された氷等は、その非回転状態においては単に氷等搬入用のシューターとして機能する上記スクリュー羽根14cの上方から下方に傾斜した羽根上面によって底部までスムーズに送り込まれる。
【0067】
そして、その後、上記回転ハンドル41が回転操作され、上記第1の回転力伝達機構5を介して上記回転ケーシング14が回転されると、同スクリュー羽根14cも一緒に回転して、上記氷等が、同スクリュー羽根14cのシューター面とは逆の羽根裏面側で押え付けられながら、上記底壁部11c面上を滑りながら回転する。同回転方向は、例えば図8中に矢印(ロ)で示すように、上述した切削刃18の刃部18aに向かう方向となっており、氷等は1回転する間に1回、確実にスライスされる。
【0068】
そして、該スライスされた氷等は、上記スリット11eから下方に落下し、後述する受けカップ2内に搬入されて、その撹拌手段2Aにより撹拌(スクランブル)される。該撹拌手段2Aは、図7のような撹拌羽根26で構成されている。
【0069】
次に受けカップ2は、下部側ケーシングとして例えば図6に示されるように構成されており、図3に示されるように、上記スタンド3の底部側ベースプレート31上に昇降構造7を介して載置されるようになっている。
【0070】
すなわち、この受けカップ2は、例えば図3および図6のように、上記ソフトアイス製造装置1側本体ケーシング11の略外径に対応した開口径の例えば透明材よりなるカップ本体21と、該カップ本体21の底部上面側中心軸位置に所定の高さ上方側に立設された撹拌羽根嵌合用の支持ポスト22と、同底部下面に突設された、対向する両側が偏平した偏平円形状の底部材23と、上記カップ本体21の上端側一側に設けられた把手部材24とから構成されている。
【0071】
上記スタンド3のベースプレート31上の受けカップ昇降構造7は、当該ベースプレート31の略中央部に設けられており、例えば図1に示すように、正面方向左側60°程度の挿入角度で、同昇降構造部7に上記受けカップ2が底部材23の係合により水平にガイドされて挿入されるように斜め方向のガイド溝71が設けられている。そして、同昇降構造部7に到達した部分で、例えば上記挿入された受けカップ2の把手部材24を右側正面方向に約60°回すと、同受けカップ2の底部材23が上記ガイド溝71の底面位置から、図3に示す上記ベースプレート31の上面位置までスライドアップされるようになっている。
【0072】
そのために、上記昇降構造部7には、上記のように受けカップ2の底部材23を回転操作に応じてスライドアップさせるための傾斜面72,72が設けられている。
【0073】
一方、上記受けカップ2のカップ本体21内には、上述のように撹拌羽根嵌合用の支持ポスト22が設けられており、上述した撹拌手段2Aを構成する例えば図7に示すような構造の撹拌羽根26が、図3のような状態で嵌合支持されるようになっている。この撹拌羽根26は、そのために、その回転軸26aの下端側に上記撹拌羽根支持ポスト22への嵌合孔26bが設けられている。また、他方上端側には、上記スタンド3の上端側に設けられている上述した第2の回転力伝達機構6の出力軸の後述する6角構造のスプライン溝66内に嵌合する6角構造のスプライン凸部26cが設けられている。
【0074】
そして、上記のように受けカップ2が、上記ベースプレート31の上面位置までスライドアップした時には、それらが確実にスプライン嵌合して、当該撹拌羽根26が回転されるようになっている。
【0075】
その結果、上記のように、本体ケーシング11側回転ケーシング14内の切削機構1Aでスライスされた後、スムージー容器としての受けカップ2内に移される材料は、該撹拌羽根26によって効果的にスクランブルされて、きわめて滑らかな良質のスムージーとなる。
【0076】
一方、上記スタンド3は、上記ベースプレート31と該ベースプレート31の方形部から背面部側に亘って平面円弧形状に延びる側壁部32を有するとともに、上記回転ハンドル41および本体ケーシング11の円弧状凸部の係合用凹部35が形成されている。
【0077】
そして、その側壁部32上に上記本体ケーシング11が設けられ、例えば固定ネジ34,34・・・を介して下方側から連結して固定されている。そして、該支持状態において、上記受けカップと上記本体ケーシング11の底壁部11cとの間には、図3に示すように、上下方向に所定の広さの空間が形成され、同空間を利用して上述した回転ハンドル41の第1のベベルギヤ61を有する回転軸42が延設されている。
【0078】
第1のベベルギヤ61には、さらに水平配置された第2のベベルギヤ62が噛合され、該第2のベベルギヤ62には、さらに、その外周端側に第1の平ギヤ63が一体に設けられている。そして、この第1の平ギヤ63は、上記撹拌羽根26を回転させるための出力軸である上記スプライン溝66を備えたスプライン軸64上端の第2の平ギヤ65に噛合されている。上記スプライン軸64は、上記本体ケーシング11側の軸部材13の下端部に回転可能に緩衝スプリングを介して支持された昇降軸67の下端に一体化されている。これら第1のベベルギヤ61、第2のベベルギヤ62、第1の平ギヤ63、第2の平ギヤ65、スプライン軸64等が上述した第2の回転力伝達機構6を形成している。
【0079】
そして、上記回転ハンドル41が回転操作されると、その回転軸42を介して、同第2の回転力伝達機構6が作動し、それらのギヤ比により増速された所定の回転速度で上記撹拌羽根26が回転される。その結果、上記のようにソフトアイス製造装置1側で一定の薄さにスライスされた後、スムージー容器としての受けカップ2内に移される氷等は、該撹拌羽根26によって効果的にスクランブルされて、滑らかなスムージーとなる。
【0080】
なお、図3および図5中の符号33は、上記第2の回転力伝達機構6部分を下方側からカバーするギヤボックスカバーであり、該ギヤボックスカバー33の約1/3角(約120°角)部分には、上記本体ケーシング11底部のスリット11eから排出されるスライスされた氷等を上記受けカップ2側に移送する扇形のシュート口33aが設けられている。
【0081】
以上のように、本願発明は、底部に形成したスリット部に切削刃を備えた有底筒状の装置本体と、該装置本体内に立設した固定軸に対してハブを介して回転可能に支持されているとともに、内側にスパイラル構造の氷押圧羽根を備えたホッパー状の回転ケーシングと、該回転ケーシングの外周に沿って設けられた第1の歯車と、上記装置本体の開口縁部に外周部が係合される蓋と、上記装置本体を支持する支持手段と、上記装置本体の一側部に上下方向に回転操作可能に軸支された回転ハンドルと、該回転ハンドルの操作面と反対面側の外周に設けられ、上記回転ケーシング側第1の歯車と交差方向に噛み合って上記第1の歯車を回転させる第2の歯車とを備え、上記回転ハンドルの回転操作により、上記回転ケーシング内の底部に投入された氷類を上記回転ケーシングのスパイラル構造の押圧羽根で押え付けながら、上記切削刃上を回転させて切削することにより、氷を削るようにしてなるソフトアイス製造装置であって、上記蓋と回転ケーシングとの間の半径方向の位置を異にする複数の個所に、相対摺動自在に衝合して上記回転ケーシングの移動を阻止する衝合部を設けたことを特徴としている。
【0082】
このような構成によれば、例えば蓋および回転ケーシングの例えば半径方向中心軸部側の衝合部が、回転ケーシング中心軸部側摺動部材の上端部を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの安定した回転を確保する。
【0083】
また蓋および回転ケーシングの例えば半径方向外周部側の衝合部が回転ケーシング外周部側を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの傾動をも防止する。
【0084】
したがって、回転ケーシングの極めて安定した回転状態が実現される。
【0085】
その結果、厚さの一定した氷類のスライスが可能になる。
【0086】
また、本願発明は、上記の構成において、上記のように衝合部が設けられる半径方向の位置を異にする複数の個所は、蓋および回転ケーシングの中心軸部分と外周部分の複数の個所としている。
【0087】
このような構成によると、基本的には、先ず回転ケーシングの上下動を蓋中心軸部分の衝合部で同軸方向に受け止めて確実に係止し、1点での点接触に近い低回転抵抗でスムーズに回転させることができる。
【0088】
他方、同状態から所定角度以上傾動すると、今度は外周部の衝合部同士が回転ケーシングの外周部をスライド可能に受け止めて、それ以上の傾動を阻止し、可及的にスムーズな回転を確保することができる。
【0089】
また、本願発明は、上記の構成において、衝合部各々の少なくとも衝合面を形成する部分は、その他の部分に比べて摺動性の高い材料により形成されている。
【0090】
衝合部は、衝合当接した状態では、相互に摺動しながら、相対的に回転する。
【0091】
したがって、それら衝合面は、共に摩擦係数が小さく、かつ硬度も高くて摺動性の高いものであることが好ましい。
【0092】
したがって、上記のように衝合部各々の少なくとも衝合面を形成する部分は、その他の部分に比べて摺動性の高い材料により形成する。
【0093】
また、本願発明は、上記の構成において、中心軸部分の衝合部は、蓋側のものが軸状の凸部であり、回転ケーシング側のものがハブの内側に嵌合され、装置本体側固定軸との間で摺動作用を果たすスリーブ状の摺動部材の上端部としている。
【0094】
このような構成によれば、蓋中心軸部側軸状の凸部が、回転ケーシング中心軸部側摺動部材の上端部を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの安定した回転を確保する。
【0095】
また、本願発明は、上記の構成において、外周部分の衝合部は、蓋側のものが軸状の凸部であり、回転ケーシング側のものは開口部外周の立縁部としている。
【0096】
このような構成によれば、蓋外周部側軸状の凸部が、回転ケーシング外周部側開口部の立縁部上端を回転抵抗の小さい可及的に小さな接触面積で確実に受け止め、回転ケーシングの安定した回転を確保する。
【0097】
また、本願発明は、上記の構成において、上記蓋中心軸部分の凸部は、外周部分の凸部よりも相対的に高さが高くなっている。
【0098】
このような構成によると、基本的には、先ず回転ケーシングの上下動を蓋中心軸部分の凸部で同軸方向に受け止めて確実に係止し、1点での点接触に近い低回転抵抗でスムーズに回転させる。
【0099】
一方、同状態から所定角度以上傾動すると、今度は外周部の軸状の凸部が回転ケーシング外周側の開口部の立縁部上端を受け止めて、それ以上の傾動を阻止し、可及的にスムーズな回転を確保する。
【0100】
また本願発明は、上記の構成において、立縁部の半径方向の幅は、衝合する凸部の衝合面の径よりも小さく形成されている。
【0101】
このように構成されていると、蓋側の軸状の凸部に対し回転ケーシング外周側開口部の立縁部上端が確実に衝合当接して係止される一方、該当接係止状態における相互の接触部の面積が小さくなるから、摺動時の接触抵抗も小さく、回転ケーシングの回転のスムーズさを確保することができる。
【0102】
さらに、本願発明は、上記の構成において、装置本体の開口縁部と蓋外周縁部との係合は、蓋閉回転方向に係合されるヘリコイド係合としている。
【0103】
このように構成されると、蓋全体の装置本体に対する係止、固定が確実になり、振動等によっても係合が容易には緩まない。
【0104】
以上の結果、本願発明のソフトアイス製造装置によると、氷切削時において安定した回転ケーシングの回転動作が確保され、一定の薄さのソフトな氷をスムーズにスライスすることが可能となる。
【0105】
その結果、通常の氷かき装置としてはもちろん、スムージーメーカーなどのソフトアイス飲料製造装置に適したソフトアイス製造装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係るソフトアイス製造装置を適用して構成したソフトアイス飲料製造装置の構成を示す正面図である。
【図2】同装置の構成を示す右側面図である。
【図3】同装置の背面方向から見た縦断面図である。
【図4】同装置の平面図である。
【図5】同装置の底面図である。
【図6】同装置の受けカップの縦断面図である。
【図7】同装置の撹拌羽根の正面図である。
【図8】同装置の切削部の拡大断面図である。
【図9】同装置の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図10】同装置の蓋の構成を示す底面図である。
【図11】同装置の摺動部材の構成を示す平面図である。
【図12】同装置の摺動部材の構成を示す縦断面図である。
【図13】同装置の押圧部材の構成を示す底面図である。
【図14】同装置の押圧部材の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1はソフトアイス製造装置、1Aは氷等切削機構、2は受けカップ、2Aは撹拌手段、3はスタンド、4は回転操作機構、5は第1の回転力伝達機構、6は第2の回転力伝達機構、7は昇降構造部、8は蓋、8aは筒状部、8bは摺動ピース、11は本体ケーシング、14は回転ケーシング、15は開口縁部、15aは立縁部、81Aは第1の押圧部材、81Bは第2の押圧部材である。

Claims (8)

  1. 底部に形成したスリット部に切削刃を備えた有底筒状の装置本体と、該装置本体内に立設した固定軸に対してハブを介して回転可能に支持されているとともに、内側にスパイラル構造の氷押圧羽根を備えたホッパー状の回転ケーシングと、該回転ケーシングの外周に沿って設けられた第1の歯車と、上記装置本体の開口縁部に外周部が係合される蓋と、上記装置本体を支持する支持手段と、上記装置本体の一側部に上下方向に回転操作可能に軸支された回転ハンドルと、該回転ハンドルの操作面と反対面側の外周に設けられ、上記回転ケーシング側第1の歯車と交差方向に噛み合って上記第1の歯車を回転させる第2の歯車とを備え、上記回転ハンドルの回転操作により、上記回転ケーシング内の底部に投入された氷類を上記回転ケーシングのスパイラル構造の押圧羽根で押え付けながら、上記切削刃上を回転させて切削することにより、氷を削るようにしてなるソフトアイス製造装置であって、上記蓋と回転ケーシングとの間の半径方向の位置を異にする複数の個所に、相対摺動自在に衝合して上記回転ケーシングの移動を阻止する衝合部を設けたことを特徴とするソフトアイス製造装置。
  2. 衝合部が設けられる半径方向の位置を異にする複数の個所は、蓋および回転ケーシングの中心軸部分と外周部分の複数の個所であることを特徴とする請求項1記載のソフトアイス製造装置。
  3. 衝合部各々の少なくとも衝合面を形成する部分は、その他の部分に比べて摺動性の高い材料により形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のソフトアイス製造装置。
  4. 中心軸部分の衝合部は、蓋側のものが軸状の凸部であり、回転ケーシング側のものが、ハブの内側に嵌合され、装置本体側固定軸との間で摺動作用を果たすスリーブ状の摺動部材の上端部であることを特徴とする請求項2又は3記載のソフトアイス製造装置。
  5. 外周部分の衝合部は、蓋側のものが軸状の凸部であり、回転ケーシング側のものは開口部外周の立縁部であることを特徴とする請求項2,3又は4記載のソフトアイス製造装置。
  6. 蓋中心軸部分の凸部は、外周部分の凸部よりも相対的に高さが高くなっていることを特徴とする請求項4記載のソフトアイス製造装置。
  7. 立縁部の半径方向の幅は、衝合する凸部の衝合面の径よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項5記載のソフトアイス製造装置。
  8. 装置本体の開口縁部と蓋外周縁部との係合は、蓋閉回転方向に係合されるヘリコイド係合であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のソフトアイス製造装置。
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JP5800961B1 (ja) * 2014-07-04 2015-10-28 株式会社セアール 氷削り機

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