JP2005168989A - 昇降式シェード - Google Patents

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Abstract

【課題】 窓からの入射光を確実に遮蔽できる昇降式シェードを提供すること。
【解決手段】 窓枠5の上縁部近傍に設けたブラケット9,9の相互間に、窓枠5の上縁部に対して接近離間する棒状の可動部材10と、可動部材10よりも室内側に棒状の支持部材11とを取付け、可動部材10を窓枠5の上縁部に押し付けて窓枠5の上縁部との間でシェード3を挟持固定する。シェード3の下側部分31は、窓枠5の上縁部から窓枠5に密着した状態で吊下げられ、窓8からの入射光を確実に遮蔽する。他方、シェード3の上側部分32は、支持部材11に掛け渡して窓枠5の上縁部から室内側に離れた位置で垂らしてある。これにより可動部材10が室内側から隠され、本昇降式シェードの上部の意匠性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、窓の室内側にシェードを昇降自在に設けた昇降式シェードに関するものである。
従来の昇降式シェードとして、例えば図14及び図15に示すローマンシェード1がある。従来のローマンシェード1は、図14の如く、ヘッドレール2の前面に取付けて吊下げられたシェード3を、ヘッドレール2に設けたシェード昇降機構4によって昇降させるものである(例えば特許文献1参照)。
ヘッドレール2は、図15の如く、断面を略コ字状に形成した中空角棒状の部材であって、その開口側を下向きにした状態で、窓枠5の上方の室内壁面6に取付けてある。
シェード3は、図14及び図15の如く、カーテン生地やスクリーン等の可撓性を有するシート状の部材である。シェード3の下端部には、ウェイトバー3aを取付けると共に、複数本の昇降紐3b,3b,…を所定間隔を隔てて着脱自在に接続してある。また、シェード3の裏面には、各昇降紐3b,3b,…を上方へ案内するガイド環列3c,3c,…を複数列設けてある。
シェード昇降機構4は、図14の如く、ヘッドレール2の下部に配列した複数個のガイド部材4a,4a,…と、ヘッドレール2の下部の片端側に設けた昇降器4bとからなっている。ガイド部材4a,4a,…は、ガイド環列3c,3c,…によってシェード3の下端部から上方へ案内した昇降紐3b,3b,…を昇降器4b側へ案内するものである。ガイド部材4a,4a,…としては、図の如く昇降紐3b,3b,…を通す環状の部材や、昇降紐3b,3b,…を巻掛ける滑車(図8参照)などが挙げられる。昇降器4bは、昇降紐3b,3b,…を引上げた状態で保持すると共に昇降紐3b,3b,…の保持を解除することで、シェード3を昇降させるものである。昇降器4bとしては、例えば図の如く普及型のブラインドに使用される昇降紐のストッパや、昇降紐3b,3b,…を巻き込んだり巻き戻したりする手動式又は電動式の巻取器(図示略)などが挙げられる。なお、シェード昇降機構4としては、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bをヘッドレール2の内部に組み込んだものもある(図示略)。
この種のローマンシェードは、図15の如くヘッドレール2を窓枠5よりも上方の室内壁面6にブラケット7を介して取付け、ヘッドレール2の前面から下方へ吊り下げたシェード3により窓8からの入射光を遮る一方、シェード昇降機構4によりシェード3をたくし上げて、窓8から採光できるようにしたものである。
従来のローマンシェード1は、シェード3がヘッドレール2及びブラケット7の厚み分だけ室内壁面6から離れており、このシェード3及び室内壁面6の隙間から室内に光が入射する。この隙間からの入射光を遮るためには、シェード3の幅を窓枠5よりも十分に広く形成する必要がある。しかし、シェード3の幅を窓枠5よりも広くし過ぎると、窓枠5の大きさとの関係でシェード3が不自然に大きくなり、ローマンシェード1の室内インテリアとして機能が損なわれる。また、従来のローマンシェード1は、シェード3が室内壁面6から室内側へ離れているので、室内空間を狭く感じさせる。
特開平9−56574号公報
本発明は、斯かる実情に鑑み創案されたものであって、シェードと窓枠又は室内壁面(以下、窓枠等という。)との隙間を無くして、窓からの入射光を確実に遮蔽できる昇降式シェードを提供することにある。
本発明の請求項1〜5に記載の昇降式シェードはいずれも、シェードを窓枠等に対して密着状態で吊下げたものである。このようにシェードを窓枠等に対して密着させることで、窓からの光がシェードと窓枠等の隙間から室内へ入らない。また、室内側から本昇降式シェードを見ると、シェードが窓枠等に密着しているので、室内が広く見える。他方、室外側からは、シェードと窓枠等の間から室内を覗くことができないので、防犯やプライバシー保護という点で有利な効果が得られる。さらに、シェードを境にして室内側と窓枠内とが遮断されるので、窓枠内の空気が室内側の空気と交わらない。したがって、室内空調機器の熱効率を向上できる。
以下、請求項1〜5に記載の昇降式シェードの各々についてその特徴を説明する。
請求項1に記載の昇降式シェードは、棒状に形成し、かつ、窓枠上縁部に対して平行状態で接近離間する可動部材と、前記可動部材によって窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に押し付けて、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面から窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊下げたシェードと、窓枠の内周側上部に取付けて前記シェードを昇降させるシェード昇降機構とからなるものである。
請求項1に記載の昇降式シェードによれば、可動部材によってシェードを窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に押し付けて固定しているので、シェードの着脱が極めて容易である。また、シェードの上部を折り返して垂らすことによって可動部材を隠せるから、シェード上部の見栄えも担保される。さらに、可動部材によるシェードの押え位置を変更することで、シェードを降ろしたときの下端位置を窓枠の下縁部に合せることができ、シェードの長さ調節が容易である。
請求項2に記載の昇降式シェードは、請求項1に記載の昇降式シェードにおいて、棒状に形成した支持部材を、窓枠上縁部から室内側へ離れた位置に、前記可動部材と平行に設けて、前記可動部材から上方へはみ出したシェードの上側の部分を支持部材に掛け渡して下方へ垂らしたものである。
請求項2に記載の昇降式シェードによれば、支持部材によってシェードの上側の部分を窓枠等から離れた室内側の位置で支持しているので、本昇降式シェードの上部がシェードによって立体的に構成される。したがって、本昇降式シェードの上部の見栄えをより一層向上できる。なお、シェードの上部を支持部材から下方へ垂らしたり、支持部材に巻掛けてから可動部材で窓枠又は室内壁面に押し付け固定したりすることで、可動部材を隠せる上、本昇降式シェードの上部形状を自在に変更できる。
請求項3に記載の昇降式シェードは、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に下部を窓枠上縁部から下方へ突出させた状態で取付けたパネル材と、窓枠上縁部から下方へ突出したパネル材の下部裏面に取付けて、窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊下げたシェードと、前記パネル材の下部裏面に所定の間隔を隔てて取付けて、前記シェードの下部に所定の間隔を隔てて接続した複数本の昇降紐を前記パネル材の左右方向片端側へ案内する複数個のガイド部材と、前記パネル材の下部裏面でかつその左右方向片端部に取付けて、前記複数本の昇降紐を引上げた状態で保持すると共に各昇降紐の保持を解除してシェードを昇降させる昇降器とからなるものである。
請求項3に記載の昇降式シェードによれば、パネル材によって、シェードの取付け構造並びにガイド部材及び昇降器からなるシェード昇降機構が隠され、その上部の意匠性が向上する。また、パネル材の裏面に、昇降器やガイド部材を裸状態で直接装着しているので、これらの部品交換が容易である。さらに、窓枠等の上縁部から下方へ突出させたパネル材の下部裏面にガイド部材及び昇降器を取付けてあるから、ガイド部材及び昇降器が窓枠内に収められ、パネル材を室内壁面から出張らないように形成できる。これにより本昇降式シェードが室内壁面とほぼ同一の平面をなすように取付けられ、室内空間が広く感じられる上、パネル材の上部に埃が溜まり難い。一方、シェードは、上縁部がパネル材によって覆われているので、埃が溜まらず汚れ難い。なお、パネル材は、窓枠上縁部を覆い隠す程度の大きさの帯板状又はカバー状の部材であって、好ましくはその表面側に適宜の装飾を施した部材である。
請求項4に記載の昇降式シェードは、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に取付けた縦軸回りに回転自在なアームと、前記アームの先端部に取付けて窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に対して揺動するパネル材と、前記パネル材に取付けて窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面から窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊り下げたシェードと、前記パネル材の裏面に取付けてシェードを昇降させるシェード昇降機構とからなるものである。
請求項4に記載の昇降式シェードによれば、アームを縦軸回りに回転させることによりパネル材の裏面から吊り下げたシェードが窓枠等に対して接近離間する。これにより窓を開放して室内に外気を取り込む際に、シェードを降ろした状態であっても、シェードを窓枠等から離すことで、シェードのばたつきを抑制できる。
請求項5に記載の昇降式シェードは、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面から窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊下げたシェードであって、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に取付けた固定側の面ファスナとシェードの上縁部に取付けたシェード側の面ファスナーとを介して窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に取付けたシェードと、窓枠の内周側上部に取付けて前記シェードを昇降させるシェード昇降機構とからなるものである。
請求項5に記載の昇降式シェードによれば、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に固定側及びシェード側の面ファスナを介してシェードを取付けているので、シェードの着脱が極めて容易である。また、シェード昇降機構を窓枠の内周側上部に設けてあるから、室内側にはシェードの厚み分しか出っ張らない。したがって、本昇降式シェードの上部に埃がたまり難く衛生的である。しかも室内側からは、窓枠等に対して単にシェードを貼付けただけのように見え、タペストリーのような室内インテリアとして機能も得られる。
本発明は、シェードを窓枠等に対して密着状態で吊り下げたので、窓からの入射光を確実に遮ることができる。また、シェードが壁際に密着しているので、室内が広く見える。他方、室外側からは室内を覗くことができないので、防犯やプライバシー保護という点で有利な効果が得られる。さらに、窓枠を境にして室内側と窓際とをシェードによって閉塞しているので、室内空調機器の熱効率を向上できる。室内側からは室内が広く見える。他方、室外側からはシェードと窓枠等の間から室内を覗くことができないので、防犯やプライバシー保護という点で有利な効果が得られる。さらに、窓枠をシェードによって閉塞しているので、室内空調機器の熱効率を向上できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の昇降式シェードを実施するための最良の形態について説明する。なお、以下の実施例1乃至4では、従来例と同一の部位には、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図1乃至図5を参照して本発明の実施例1に係る昇降式シェード1aを説明する。この昇降式シェード1aは、図1の如く、一対のブラケット9,9の相互間に設けた可動部材10及び支持部材11によってシェード3を吊り下げると共に、図2の如く、窓枠5の内周側上部に設けたシェード昇降機構4によってシェード3を昇降させるものである。
可動部材10は、一対のブラケット9,9の相互の間隔とほぼ同じ長さに形成した細い棒状の部材であって、図1及び図2の如く、各ブラケット9,9の基端部から先端側へ向けて形成した切欠き部9a,9aの相互間に、窓枠5の上縁部と平行でかつ窓枠5の上縁部に対して接近離間自在に配設してあり、各ブラケット9,9に設けた保持部材9b,9bにより窓枠5に近接した状態で保持される。保持部材9b,9bは、各ブラケット9,9の基端側上部に螺装したネジであって、その下部を各ブラケット9,9の切欠き部9a,9aに突出させて、可動部材10を窓枠5に近接させた状態で保持するものである。可動部材10と窓枠5との間にシェード3を挟み込み、保持部材9b,9bによって可動部材10を窓枠5側へ押付けた状態で保持すると、シェード3の可動部材10よりも下側の部分(以下、シェード3の下側部分31という。)が窓枠5の上縁部から窓枠5に密着した状態で吊下げられる。
支持部材11は、一対のブラケット9,9の先端部に可動部材10と平行でかつ可動部材10よりも室内側に架設した太い棒状の部材であって、シェード3の可動部材10よりも上方にはみ出した部分(以下、シェード3の上側部分32という。)を掛け渡して窓枠5から離れた位置で下方へ垂らすためのものである。なお、支持部材11は、各ブラケット9,9から外方へ突出した両端部や、ブラケット9,9の相互間に位置する中間部などに適宜の意匠を施しておくことが望ましい。
シェード昇降機構4は、ヘッドレール2の内部にガイド部材4a,4a,…及び昇降器4b(図14参照)を組み込んだものであって、窓枠5の内周側上部に取付けてある。すなわち、シェード昇降機構4は、従来例の場合と比較してシェード3から窓8側へ離れた位置に取付けてあるから、シェード3の裏面側のガイド環列3cに通してシェード3の下端部から上方へ案内された昇降紐3bに対する窓8側への引力が大きくなる。これにより、シェード3の下側部分31に対して窓枠5側への密着力が作用する。
実施例1の昇降式シェード1aは、上記の如く構成され、シェード3を降ろした状態で、シェード3と窓枠5の間に隙間が生じないから、窓8からの入射光を遮ることができる。また、室内側から本昇降式シェード1aを見ると、シェード3が窓枠5に密着しているので、室内が広く見える。他方、室外側からは、シェード3と窓枠5の間から室内を覗くことができないので、防犯やプライバシー保護という点で有利な効果が得られる。さらに、シェード3を境にして室内側と窓枠5内とが遮断されているので、窓枠5内の空気が室内側の空気と交わらない。したがって、室内空調機器の熱効率を向上できる。なお、以上の作用は、実施例2乃至4においても共通するので、実施例2乃至4では記載を省略する。
また、実施例1の昇降式シェード1aは、窓枠5の上縁部と可動部材10との間にシェード3の上部を挟み込み、保持部材9b,9bにより可動部材10を窓枠5の上縁部に近接させた状態で固定すると、シェード3の下側部分31が窓枠5に密着した状態で吊下げられる。このように、シェード3を可動部材10によって押し付け固定すると、その押付けを解除することにより、シェード3の着脱だけではなく、シェード3の吊下げ長さの調節も容易に行なえる。
他方、シェード3の上側部分32は、支持部材11に掛け渡して下方へ垂らすようになっている。このようにシェード3の上側部分32を室内壁面6から室内側に離れた位置で下方へ垂らすと、図1及び図2の如く昇降式シェード1bの上部がシェード3によって立体的に構成される上、可動部材10が隠されるから、昇降式シェード1bの上部の見栄えを向上できる。さらに、図3の如くシェード3の下側部分31をたくし上げたときには、シェード3の上側部分32によって、シェード3の下側部分31が隠されるから、シェード3をたくし上げたときの見栄えも向上できる。
なお、実施例1では、シェード3の上側部分32を支持部材11に掛け渡して下方へ垂らしているが、図4の如く、シェード3の上側部分32を支持部材11に巻掛けてから、窓枠5と可動部材10との間に挟み込んで使用することもできる。また、支持部材11に意匠を施している場合には、図5の如く、シェード3の上側部分32を支持部材11に掛け渡さずに可動部材10から下方へ垂らし、支持部材11を露出しても構わない。このように、本昇降式シェード1aは、その上部の意匠性を容易に変更することができる。なお、図5の如く、シェード3の上側部分32を可動部材10から下方へ垂らした場合は、支持部材11に横引きのカーテン12を吊下げても構わない。
また、シェード3の表裏の模様を相違させておくと、シェード3の下側部分31では表側の模様が表象され、シェード3の上側部分32ではシェード3の裏側の模様が表象されるから、本昇降式シェード1bの意匠性を向上できる。
また、実施例1では、ブラケット9,9を窓枠5の上縁部側方に設けているが、図6の如く、窓枠5の上方に設けても構わない。この場合、ブラケット9,9の基端側相互間に、可動部材10と同様の細い棒状の固定部材9cを設け、この固定部材9cと可動部材10とでシェード3を挟持することで、シェード3を窓枠5の室内側の面に沿って真直ぐに吊下げる。
さらに、保持部材としては、図6に示すように、ブラケット9,9に組み込んだバネ等の弾性部材9b’,9b’を使用しても構わない。この場合、弾性部材9b’,9b’の付勢力により可動部材10を窓枠5側へ押し込んでシェード3を固定する。
図7は、本発明の実施例2に係る昇降式シェード1bを例示する背面図で、図8は、同縦断側面図である。この昇降式シェード1bは、窓枠5の上方の室内壁面6にパネル材13を取付け、このパネル材13の裏面であって窓枠5の上縁部から下方へ突出したパネル材13の下部に、シェード3、複数個のガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bを取付けた点で、実施例1と相違している。他の点については、実施例1と同一であるから、同一部位には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
パネル材13は、窓枠5の上縁部より幅広の帯板状の部材である(図10参照)。パネル材13は、図8の如く、裏面の上下方向中間部を窓枠5に当接するように平坦に形成してあり、窓枠5の上縁部から下方へ突出した部分には昇降機構を構成するガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bとを取付けてある。パネル材13の裏面上部及び下部は、中間部よりも窪んでおり、裏面上部には室内壁面6に設けた取付け金具6aとの連結部13a,13aを設けると共に、裏面下部にはシェード3を取付けてある。他方、パネル材13の表面は、滑らかな曲面状や平面状に形成したり、或いは適宜の意匠を施してある。
シェード3は、図8の如く、パネル材13の裏面下部に固着した固定側の面ファスナ13bに、シェード3の上部に設けたシェード側の面ファスナ3dを貼り付けたり、図示は省略するがボタンや横引きのカーテン12(図5参照)の吊下げ金具その他適宜の手段によりパネル材13に対して着脱自在に取付けてある。なお、シェード3は、パネル材13の裏面下部をシェード3の厚さとほぼ同じ寸法だけ窪ませてあるので、窓枠5に密着した状態で真直ぐに吊下がっている。
ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bは、図7の如く、窓枠5の上縁部から下方へ突出したパネル材13の裏面中間部の下部であって、窓枠5に対する当接部位とシェード3の取付け部位との間で、かつ、その左右方向に所定の間隔を隔てて裸状態で取付けてある。そして、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bは、パネル材13を室内壁面6に取付けると、図8の如く、窓枠5の内部に収められる。なお、図8では、便宜上、ガイド部材4a,4a,…の図示を省略している。
実施例2の昇降式シェード1bは、上記の如く構成され、従来例に示すヘッドレール2に換えてパネル材13を使用すると共に、パネル材13の裏面に、シェード3、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bを直接装着したので、シェード3、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bの取付け構造が室内側に露出されない。また、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bを窓枠5内に収めることにより、パネル材13を薄板状に形成して本昇降式シェード1bを室内壁面6とほぼ同一の平面をなすように構成できる。したがって、本昇降式シェード1bの上部の意匠性を向上できる。また、パネル材13の裏面に、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bを裸状態で直接装着しているので、これらの部品交換が容易である。さらに、シェード3は上縁部がパネル材13によって覆われ、また、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bは窓枠5内に収めてあるから、シェード3、ガイド部材4a,4a,…及び昇降器4bに埃が溜まらず汚れ難い。
図9は、本発明の実施例3に係る昇降式シェード1cを例示する縦断側面図で、図10は、同上面図である。また、図11は、本昇降式シェード1cの動作を説明するための縦断側面図である。この昇降式シェード1cは、図9乃至図11の如く、窓枠5の上方の室内壁面6に縦軸回りに枢着した折畳み可能な一対のアーム14,14を介してパネル材13を取付けた点で、実施例2の昇降式シェード1bと相違している。他の点については、実施例2と同一であるから、同一部位には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
アーム14,14は、図10及び図11の如く、2枚のプレート14a,14aをヒンジ14bで連結した展開・折畳み自在な部材であって、各々の先端部にはヒンジ14c,14cを介してパネル材13を連結する落し込み金具14e,14eを設け、かつ、各々の基端部にはヒンジ14d,14dを介して室内壁面6への取付け金具14fを設けてある。
実施例3の昇降式シェード1cは、上記の如く構成され、図9及び図11の如く、アーム14,14を折畳み又は展開することによりシェード3が窓枠5に対して接近離間する。具体的には、図10の一点鎖線で示すように、パネル材13を窓枠5に対して平行に離したり、或いは図10の破線で示すように、片端側を軸にして他端側を窓枠5から離す。これにより窓8を開放して室内に外気を取り込む際に、図11の如く、シェード3を降ろした状態であっても、シェード3と窓枠5との間から外気が流入し、シェード3のばたつきを抑えることができる。
なお、実施例3では、パネル材13を帯板状に形成してあるが、例えば図12の如く、窓枠の上縁部を覆い隠すカバー状に形成しても構わない。また、パネル材13は、その片端側を窓枠5の上縁部側方の室内壁面6に対して蝶番等の縦軸回りに回転可能な取付け金具6bを介して取付けると共に、パネル材13の他端側を1本のアーム14を介して窓枠5の上方の室内壁面6に取付けて、取付け金具6aを軸にして回転するようにしてもよい。また、図12では、アーム14を棒状の部材とし、その基端部を窓枠5の上方の室内壁面6に縦軸回りに枢着する一方、先端部をパネル材13の裏面に設けたガイドレール13cに連結してパネル材13の左右方向にスライド自在に構成してある。なお、図示は省略するが、ガイドレール13cを窓枠5側に設けて、アーム14の基端部を左右方向にスライド自在に取付ける一方、アームの先端部をパネル材13の裏面に縦軸回りに枢着しても構わない。また、図12のように、アーム14を棒状の部材とした場合は、アーム14を伸縮自在に構成しても構わない。
図13は、本発明の実施例4に係る昇降式シェード1dを例示する縦断側面図である。この昇降式シェード1dは、窓枠5の上方の室内壁面6から窓枠5に密着した状態で吊下げたシェード3を、窓枠5の内周側上部に取付けたシェード昇降機構4によって昇降させるものである。
シェード3は、上部に取付けたシェード側の面ファスナ3dと、窓枠5の上方の室内壁面6にスペーサ部材15を介して取付けた固定側の面ファスナ15aとを貼り合せて、窓枠5の上方の室内壁面6から窓枠5に密着した状態で吊下げてある。スペーサ部材15は、窓枠5の室内側への突出長さとほぼ同厚の部材である。より詳しくは、窓枠5の室内側への突出長さからシェード側及び固定側の面ファスナ3d,15aを貼り合せたときの厚さを差引いた厚さである。これにより、シェード3が窓枠5の上方から窓枠5に密着した状態で吊下げられる。
また、窓枠5の上方の室内壁面6にシェード側及び固定側の面ファスナ3d,15aを介してシェード3を取付けているので、シェード3の着脱が容易である。したがって、シェード3が汚れたときや、季節に応じて室内の模様替えを行うときに、シェード3の取替えを容易に行なえる。また、シェード昇降機構4を窓枠5の内周側上部に設けてあるから、室内側にはシェード3の厚み分しか出張らない。したがって、本昇降式シェード1dの上部に埃がたまり難く衛生的である。しかも室内側からは、窓枠5に対して単にシェード3を貼付けただけのように見え、タペストリーのような室内インテリアとして機能を奏する。
なお、実施例4では、シェード3を窓枠5の上方の室内壁面6に取付けた場合について説明したが、シェード3を窓枠5に取付けても構わない。この場合、スペーサ部材15は不要である。
本発明の実施例1に係る昇降式シェードを示す室内側斜視図である。 本発明の実施例1に係る昇降式シェードを示す縦断側面図である。 図2の状態からシェードをたくし上げた状態を示す縦断側面図である。 本発明の実施例1に係る昇降式シェードの他の使用例を示す縦断側面図である。 本発明の実施例1に係る昇降式シェードの他の使用例を示す縦断側面図である。 本発明の実施例1に係る昇降式シェードの変形例を示す縦断側面図である。 本発明の実施例2に係る昇降式シェードを示す背面図である。 本発明の実施例2に係る昇降式シェードを示す縦断側面図である。 本発明の実施例3に係る昇降式シェードを示す縦断側面図である。 本発明の実施例3に係る昇降式シェードを示す横断上面図である。 図9の状態からアームを展開した状態を示す縦断側面図である。 本発明の実施例3に係る昇降式シェードの変形例を示す横断上面図である。 本発明の実施例4に係る昇降式シェードを示す縦断側面図である。 従来の昇降式シェードを示す背面斜視図である。 従来の昇降式シェードを示す縦断側面図である。
符号の説明
1a〜1d 昇降式シェード
2 ヘッドレール
3 シェード
3d シェード側の面ファスナ
4 シェード昇降機構
5 窓枠
6 室内壁面
8 窓
9 スペーサ部材
9a 固定側の面ファスナ

Claims (5)

  1. 棒状に形成し、かつ、窓枠上縁部に対して平行状態で接近離間する可動部材と、前記可動部材によって窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に押し付けて、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面から窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊下げたシェードと、窓枠の内周側上部に取付けて前記シェードを昇降させるシェード昇降機構とからなる昇降式シェード。
  2. 棒状に形成した支持部材を、窓枠上縁部から室内側へ離れた位置に、前記可動部材と平行に設けて、前記可動部材から上方へはみ出したシェードの上側の部分を支持部材に掛け渡して下方へ垂らした請求項1に記載の昇降式シェード。
  3. 窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に下部を窓枠上縁部から下方へ突出させた状態で取付けたパネル材と、窓枠上縁部から下方へ突出したパネル材の下部裏面に取付けて、窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊下げたシェードと、前記パネル材の下部裏面に所定の間隔を隔てて取付けて、前記シェードの下部に所定の間隔を隔てて接続した複数本の昇降紐を前記パネル材の左右方向片端側へ案内する複数個のガイド部材と、前記パネル材の下部裏面でかつその左右方向片端部に取付けて、前記複数本の昇降紐を引上げた状態で保持すると共に各昇降紐の保持を解除してシェードを昇降させる昇降器とからなる昇降式シェード。
  4. 窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に取付けた縦軸回りに回転自在なアームと、前記アームの先端部に取付けて窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に対して揺動するパネル材と、前記パネル材に取付けて窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面から窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊り下げたシェードと、前記パネル材の裏面に取付けてシェードを昇降させるシェード昇降機構とからなる昇降式シェード。
  5. 窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面から窓枠又は室内壁面に密着した状態で吊下げたシェードであって、窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に取付けた固定側の面ファスナとシェードの上縁部に取付けたシェード側の面ファスナーとを介して窓枠上縁部又は窓枠上方の室内壁面に取付けたシェードと、窓枠の内周側上部に取付けて前記シェードを昇降させるシェード昇降機構とからなる昇降式シェード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200460562Y1 (ko) 2009-12-30 2012-06-11 정인순 외풍을 차단하는 보온 커튼
JP2018061658A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 株式会社イマイ ローマンシェードのスワッグ収納構造

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