JP2005164883A - 移動端末機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライド式の移動端末機において、レンズブロックを第1筐体に配置するとともに前記レンズブロックと光軸を合わせたカメラブロックを第2筐体に配置しズーム機能を実現することにより、小型化、薄型化を実現した移動端末機を提供する。
【解決手段】 通信機能とカメラ機能とを有する移動端末機において、レンズブロックAを設けた第1筐体1と、スライド機構8、9により第1筐体1に対してスライドする第2筐体3とを備え、第2筐体3はレンズブロックAと光軸を合わせた撮像素子を含むカメラブロックBを設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 通信機能とカメラ機能とを有する移動端末機において、レンズブロックAを設けた第1筐体1と、スライド機構8、9により第1筐体1に対してスライドする第2筐体3とを備え、第2筐体3はレンズブロックAと光軸を合わせた撮像素子を含むカメラブロックBを設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、移動端末機であり、カメラ機能を搭載したスライド式の移動端末機に係り、特にスライド機構により光学倍率が変化する特性をもたせた移動端末機の技術に関する。
近年、携帯電話等の移動端末機にカメラ機能を搭載したものが主流となっており、手軽に動画または静止画の撮影を可能としている。
また、表示側の筐体をスライドさせて操作ボタンを露出させるようなスライド式の携帯電話も登場しており、この表示側の筐体に撮像素子(カメラ)を搭載しカメラ機能を実現したものが現れてきた。(例えば、特許文献1参照)
ところで、移動端末機においては、小型化、薄型化が重要となっているが、カメラは所定の光学長を確保する必要があるため、この光学長を確保することが薄型化の重要なポイントの一つとなっている。
カメラ機能を搭載した携帯電話の薄型化の従来技術では、プリズムを使用し、光軸を筐体の長手方向へ屈曲させて光学長を確保し薄型化を図っている。(例えば、特許文献2参照)
さらに、最近では光学倍率を変化させられるズーム機能を搭載することが注目されている。このズーム機能を搭載した薄型化の従来技術では、反射部材を使用し、光軸を筐体の長手方向へ屈曲させて光学長を確保しさらにモータ駆動によりレンズ等の光学素子を移動してズーム機能を実現しながら薄型化を図っている。(例えば、特許文献3参照)
特許2003−110675号公報
特許2003−219229号公報
特許2001−128038号公報
上記したように移動端末機においては薄型化が重要であるが、上記特許文献1記載の従来技術では、カメラの光軸は筐体の厚み方向のため薄型化を図りづらいという問題があった。
また、上記特許文献2記載の従来技術では、薄型化には配慮されているが、スライド式の移動端末機の場合のカメラ部材の配置及びズーム機能を実現することに配慮されていないという問題があった。
一方、ズーム操作により光学倍率を変化させるには、移動端末機本体の中に数枚のレンズを組み込み、広角側ではレンズ同士を近接させ、望遠側ではレンズ同士を離し焦点距離を変化することで実現しているため、望遠側でのレンズ位置を考慮した光学長の中で、レンズを移動することが必要となる。上記特許文献3記載の従来技術では、このレンズの移動をモータによるメカ駆動もしくはアクチュエータによる電圧カム制御で実現している。このため、モータによるメカ駆動、電圧カム制御はともに多くの実装体積を要するために移動端末機本体のサイズに影響を与え、小型化、薄型化が図れないという問題があった。
本発明の目的は、小型化、薄型化を実現した移動端末機を提供することにある。
本発明は、上記の移動端末機本体の課題を解決するために、第1筐体と第2筐体をスライド機構によりスライドさせることが可能な移動端末機において、レンズブロックを前記第1筐体に配置するとともに前記レンズブロックと光軸を合わせた撮像素子を含むカメラブロックを前記第2筐体に配置することを特徴とする。この配置により、レンズブロックとカメラブロックを別々の筐体に分散配置し、小型化、薄型化が図れる。
さらに、前記第1筐体内に設けられた前記レンズブロック光軸を屈曲するための反射部材を設けることを特徴とする。この配置により、光軸を屈曲できるので、移動端末機の背面側から撮影する場合でも、筐体の長手方向に光軸を確保でき、薄型化が可能となるとともに表示装置を見ながらの撮影が可能となる。
また、第1筐体と第2筐体は、スライド機構によりスライドする際のクリックを設けたことを特徴とする。これにより、移動端末機を閉じた状態と移動端末機を伸ばした状態の間にて数箇所の光学倍率を容易に得ることができる。
さらに、前記スライド機構によりスライドする場合、前記光軸を合せた状態を保持することを特徴とする。これにより、スライド機構にてできた空間を利用してズーム機能を実現できるので、ズーム機構用のモータ等の部品を不要とし小型化、薄型化が可能となる。
本発明によれば、小型化、薄型化を実現した移動端末機を提供できる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
以下、本発明の移動端末機の一実施例の詳細について、図1から図3を用いて説明する。図1は、実施例の移動端末機の外観構成図である。図2は、実施例の移動端末機におけるスライド機構断面図である。図3は、実施例の移動端末機の内部構成図である。
以下、本発明の移動端末機の一実施例の詳細について、図1から図3を用いて説明する。図1は、実施例の移動端末機の外観構成図である。図2は、実施例の移動端末機におけるスライド機構断面図である。図3は、実施例の移動端末機の内部構成図である。
実施例の移動端末機の使用形態について、図1を用いて説明する。図1に、外観構成図を示す。図1(a)は移動端末機を閉じた状態を表示装置側(以下、「表示面側」という)から見た外観構成図、図1(b)は移動端末機を閉じた状態を表示面の反対側(背面側)から見た外観構成図、図1(c)は移動端末機を伸ばした状態を表示面側から見た外観構成図、図1(d)は移動端末機を伸ばした状態を背面側から見た外観構成図を示す。
第1筐体1にはカメラからの画像を表示する表示部である液晶2と複数枚のレンズで構成されるレンズブロックを保護するレンズパネル4とを設け、第2筐体3にはレンズ、撮像素子で構成されるカメラブロックを第2筐体3内部に有するとともに操作ボタン部5、電池パック6を設ける。又、第1筐体1のレンズブロックと第2筐体3のカメラブロックとを結ぶ光学間には防塵用に移動端末機のスライドに対応して伸縮するレンズ鏡筒7が設けられている。
図1(a)(b)は広角側で撮影する時の状態を示しており、ユーザーはレンズパネル4を被写体に向け、液晶2を確認しながら光学倍率の低い広角で撮影する。また、図1(c)(d)は望遠側で撮影する時の状態を示しており、ユーザーは第2筐体3をスライドさせてレンズブロックとカメラブロック間の光学長を長くすることにより光学倍率の高い望遠で撮影できる。またこのとき、レンズ鏡筒7により、レンズ等の光学系の部品が露出しないようになっているので、埃等の付着やユーザーの指等の接触を防ぐことが可能となっている。
次に、スライド機構について、図2を用いて説明する。図2に本発明の移動端末機におけるスライド機構の一例の断面図を示す。第1筐体1の左右両側面にスライド用のガイド溝8を設け、第1筐体1両側面のスライド用のガイド溝8に両側より挟み込み嵌合させるガイドピース9を第2筐体3の左右両側面に設けることにより固定しレール機構をもたせ、スライドを可能としている。本レール機構により第2筐体3がスライドする方向とレンズブロックとカメラブロック間の光軸方向を略平行に配置し、レール機構であるガイド溝8とガイドピース9のガタつきをおさえ、スライドした状態でも第1筐体1と第2筐体3の傾きをなくすことにより光軸が合っているので、望遠で撮影することが可能となる。
次に、レンズブロック及びカメラブロックの配置の詳細について、図3を用いて説明する。図3に本移動端末機の内部構成の断面図を示す。図3(a)は移動端末機を閉じた状態、図3(b)は移動端末機をスライドさせて伸ばしたときの状態を示す。
第1筐体1内にカメラの光学系であるレンズブロックAを、第2筐体3内にカメラブロックBをそれぞれ設ける。
レンズブロックAの構成は、被写体からの光線の取り込み順に、保護用のレンズパネル4に近接するカメラレンズa、液晶を確認しながら撮影する目的にて画像を液晶2と略垂直方向に向けるためのミラーb、ミラーbにて屈曲した光線を第2筐体3に導くカメラレンズcとなっている。また、カメラブロックBの構成はカメラレンズcからの光線を取り込むカメラレンズd、カメラモジュールeとなっている。ここで、被写体からの光線をカメラレンズaから取り込んでカメラモジュールeに導く光線の方向である光軸は、閉じた状態、伸ばした状態及びその途中の状態でも合せており、焦点距離が変わることにより光学倍率を変更できる。反射部材bにより、表示部2の背面側を撮像することができる。
通常は、移動端末機を図1(a)(b)のように移動端末機を閉じた状態にて携帯されており、このときは第1筐体1内のカメラレンズcと第2筐体2内のカメラレンズdが図3(a)のように近接されている。このため、光学長は短くなるので光学倍率は小さくなり、レンズの光学特性は広角側となっている。
ズーム機能で望遠側にて撮影しようとする時には、第1筐体1のガイド溝8と第2筐体3のガイドピース9とのレール機構により、移動端末機の第1筐体1をスライドさせ、図1(c)(d)のように移動端末機を伸ばした状態とし、第1筐体1内のカメラレンズcと第2筐体3内のカメラレンズdが図3(b)のように離れるため、光学長は長くなるので光学倍率は大きくなり、レンズの光学特性は望遠側となる。
又、第1筐体1のガイド溝8と第2筐体3のガイドピース9のレール機構のスライド範囲内に数箇所のクリックをもたせることにより、移動端末機を閉じた状態と移動端末機を伸ばした状態の間にて数箇所の光学倍率を容易に得ることができる。例えば、1倍、2倍、3倍となる位置にクリックを設ければよい。
以上により、スライド機構にて出来た空間を利用して光学倍率の変化を可能とさせており、液晶と垂直方向に光線を屈曲させ液晶を確認しながらの撮影を可能とさせている。
1 第1筐体
2 液晶
3 第2筐体
4 レンズパネル
5 操作ボタン部
6 電池パック
7 レンズ鏡筒
8 ガイド溝
9 ガイドピース
A レンズブロック
B カメラブロック
a カメラレンズ
b ミラー
c カメラレンズ
d カメラレンズ
e カメラモジュール
2 液晶
3 第2筐体
4 レンズパネル
5 操作ボタン部
6 電池パック
7 レンズ鏡筒
8 ガイド溝
9 ガイドピース
A レンズブロック
B カメラブロック
a カメラレンズ
b ミラー
c カメラレンズ
d カメラレンズ
e カメラモジュール
Claims (4)
- 通信機能とカメラ機能とを有する移動端末機において、
レンズブロックを設けた第1筐体と、スライド機構により第1筐体に対してスライドする第2筐体とを備え、該第2筐体は前記レンズブロックと光軸を合わせた撮像素子を含むカメラブロックを設けたことを特徴とする移動端末機。 - 請求項1記載の移動端末機において、
上記第1筐体は、レンズブロックに光軸を屈曲する反射部材を設けて表示部の背面側を撮影可能とすることを特徴とする移動端末機。 - 請求項1又は2に記載の移動端末機において、
上記第1筐体と第2筐体は、スライド機構によりスライドする際のクリックを設けたことを特徴とする移動端末機。 - 請求項1又は2に記載の移動端末機において、
上記第1筐体と第2筐体は、スライド機構によりスライドする際、光軸を合せた状態を保持してなめらかに移動してズーム撮影を可能とすることを特徴とする移動端末機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003402597A JP2005164883A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | 移動端末機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003402597A JP2005164883A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | 移動端末機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005164883A true JP2005164883A (ja) | 2005-06-23 |
Family
ID=34726121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003402597A Pending JP2005164883A (ja) | 2003-12-02 | 2003-12-02 | 移動端末機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005164883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007019860A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Fujifilm Holdings Corp | 撮像装置及び携帯電子機器 |
JP2009543151A (ja) * | 2006-07-10 | 2009-12-03 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | 圧縮可能なズームカメラ |
CN101119398B (zh) * | 2006-08-04 | 2010-12-08 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 滑盖式移动通信装置 |
-
2003
- 2003-12-02 JP JP2003402597A patent/JP2005164883A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7907840B2 (en) | 2006-07-10 | 2011-03-15 | Sony Ericsson Mobile Communications Ab | Compressible zoom camera |
CN101119398B (zh) * | 2006-08-04 | 2010-12-08 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 滑盖式移动通信装置 |
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