JP2005161156A - 回転ノズル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性が高く、ロータ回転の低速化が可能な回転ノズル装置を提供する。
【解決手段】本回転ノズル装置は、ロータ軸に回転自在に装着されるロータの周側面に、ロータ水路孔と連通して反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルを設け、反動回転用ノズルの流体の噴射による反力方向をロータ軸から偏心した方向に設定することにより、ロータを回転させ、ブレーキ用ノズルの流体の噴射による反力方向をロータ軸を通る方向に設定することにより、ロータの回転速度を低速化させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ノズルから噴射する流体の噴射力の反力によりノズルを回転させ、流体を広域に噴射するノズル回転装置に関し、詳しくは、自動車、調理鍋および食器等の洗浄機に、あるいはその他の洗浄機に用いられるのに好適な回転ノズル装置である。
自動車、調理鍋、食器等を洗浄する洗浄機は、ノズルから高圧のジェット噴流を噴射し、この噴射圧により汚れ等を除去するようにしている。このような洗浄機に用いられるノズル装置として、ノズルをロータ軸に対して偏心させてロータに取付け、ノズルの噴射力による反力で、ロータと一体にノズルを回転させる回転ノズル装置が開発されている。この回転ノズル装置によると、ノズルをロータ軸中心に回転移動させているので、広範囲にわたって洗浄を行うことができる。
しかし、このような回転ノズル装置は、ノズルの噴射圧が高くなるほど噴射による反力が大きくなり、ノズルの回転速度が高くなるという関係を有する。したがって、洗浄力を上げるためにノズルの噴射圧を高くすると、ノズルの回転速度が高くなり過ぎてしまい、その遠心力によってジェット噴流が被洗浄物の表面を滑りぬけてしまったり、または霧状となってしまったりして、被洗浄物に対する噴射圧が弱まり、かえって洗浄力が低下してしまうという難点がある。
そこで、ロータの回転を低速化させる目的で、これまで各種ブレーキ機構が考えられてきた。その例として、特許文献1に記載された回転ノズル装置が挙げられる。特許文献1に例示される回転ノズル装置は、ロータの外周に、弾性体(ゴムシート)を備えるブレーキ部材が設けられたものであり、弾性体がロータの外側を取り囲むケース部材のほぼ全内周に接触することにより、ロータの低速回転を可能としたものである。
特開平5−96209号公報
しかしながら、特許文献1に例示される回転ノズル装置は、ロータに設けられたブレーキ部材と、ケース部材との摩擦抵抗によりロータの回転を低速化させているので、部材の消耗による耐久性の低下や、騒音発生などの問題点があった。
本発明は、上記に鑑み、耐久性が高く、ロータ回転の低速化が可能な回転ノズル装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ロータ軸に回転自在に装着されると共に、前記ロータ軸の内部の通水路に連通し半径方向に形成されたロータ水路孔を有するロータと、前記ロータの周側面に、前記ロータ水路孔と連通して設けられた反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルとを備え、前記反動回転用ノズルの流体の噴射による反力(噴射推進力)方向が前記ロータ軸から偏心した方向に設定されることにより、前記ロータが回転され、前記ブレーキ用ノズルの流体の噴射による反力方向が前記ロータ軸を通る方向に設定されることにより、前記ロータの回転速度が低速化されることを特徴とする回転ノズル装置である。
このように、反動回転用ノズルは、その噴射による反力方向がロータ軸から偏心した方向に設定されるが、「ノズルの噴射による反力方向がロータ軸から偏心する」とは、ノズルの噴射による反力方向及びその延長線と、ロータ軸及びその延長線とが交わらないこと(すなわち、両者がねじれの関係にあること)である。このようにノズルの噴射による反力方向をロータ軸から偏心させれば、ロータ軸周りにロータの回転を推進させる分力が発生し、ロータを回転させることができる。
一方、ブレーキ用ノズルは、その噴射による反力方向がロータ軸を通る方向に設定される。すなわち、ノズルの噴出による反力方向がロータ軸から偏心していないので、反力がロータ軸方向に働くことになり、ロータを回転させる推進力はなく、ロータの回転に負荷(ブレーキ)をかける。したがって、ロータの回転を減速化することができる。
また、上記では、反動回転用ノズルのみを偏心させたが、反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルの両方の流体の噴出による反力方向を、前記ロータ軸から偏心した方向に設定してもよい。その場合、反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルのそれぞれの噴射による反力の分力によって発生するロータ軸回りの回転モーメントが、互いに打ち消しあう方向となるように、反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルの噴射方向を設定することにより、ロータの回転速度を低速化する。
上述したように、ノズルの噴出による反力方向をロータ軸から偏心させれば、ロータ軸周りの回転モーメントが発生するが、反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルの噴射反力によるロータ軸回りの回転モーメントが逆方向となるように、反動回転用ノズルとブレーキ用ノズルとの噴射方向を設定すれば、反動回転用ノズルの回転モーメントの一部をブレーキ用ノズルの回転モーメントで相殺する形となり、ロータの回転を低速化させることができる。なお、反動回転用ノズルの回転モーメントが、ブレーキ用ノズルの回転モーメントよりも大となる関係にある必要がある。
なお、上記構成において、反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルは、それぞれ1個ずつ設ければよいが、それぞれ複数個設けてもよい。なお、この場合、反動回転用ノズルの総回転モーメントが、ブレーキ用ノズルの総回転モーメントよりも大きくなるように設定する。
また、ブレーキ用ノズルの噴射による反力方向をロータ軸から偏心させるのではなく、ロータ水路孔をロータ軸から偏心させる形態をとってもよい。すなわち、反動回転用のロータ水路孔とブレーキ用のロータ水路孔とを設け、反動回転用ロータ水路孔及びブレーキ用ロータ水路孔をロータ軸から偏心させると共に、それぞれ流体の噴射により発生するロータ軸回りの回転モーメントが、互いに打ち消しあう方向に設定する。この構成によると、ロータの回転速度を低速化させることができる。なお、このロータ水路孔をロータ軸から偏心させる形態と、上述のブレーキ用ノズルの噴射による反力方向をロータ軸から偏心させる形態とを組み合わせた形態としてもよい。
前記反動回転用ノズル又は前記ブレーキ用ノズルは、前記ロータ水路孔の孔端に回転自在に設けられ、その噴射方向が調節可能とされることにより、前記ロータの回転速度が調節可能とすることができる。すなわち、ノズルの噴射方向を変えることにより、噴射による反力の偏心の程度を調節することができる。したがって、ノズルの噴射方向を調節して、噴射による反力の方向がロータ軸と直交する方向に近づくほど、反力の多くがロータの回転モーメントとなるので、回転モーメントが大きくなる。回転モーメントが大きくなれば、ロータの回転速度も速くなる。このように、ノズルの噴射方向を調節可能とすることにより、ロータの回転速度を任意に変えることができる。
前記反動回転用ノズル又は前記ブレーキ用ノズルは、前記ロータ水路孔の孔端に着脱自在に設けられ、前記ノズル孔径が変更可能とされることにより、前記ロータの回転速度が調節可能とすることができる。すなわち、ノズルの孔径を大きくすれば、ジェット噴流の噴射量も多くなり、噴射による反力も大きくなる。噴射による反力が大きくなれば、ロータの回転モーメントが大きくなり、ロータの回転速度も速くなる。したがって、ノズル孔径を変更可能とすることにより、ロータの回転速度を任意に変えることができる。
前記反動回転用ノズルと前記ブレーキ用ノズルとは、前記ロータ軸に対して対角線上に設けられるのが好ましい。ロータ回転時におけるロータの安定性(バランス)確保され、また、互いに噴射した洗浄水が干渉し合うのを防止することができる。
前記ロータは逆円錐形状とされ、該ロータの周側面にノズルが設けられた構成とすることができる。逆円錐形状とすることにより、ロータの周側面が斜面となる。したがって、この斜面となったロータ周側面に沿ってノズルが設けられるので、ノズルから噴射されるジェット噴流の噴射領域をロータの軸方向前方領域に逆円錐状に幅広く設定することができる。また、噴射された洗浄水が互いに干渉し合うのを防止することができる。
なお、上述の回転ノズル装置は、洗浄機、散水機などの流体を放出する種々のものに適用することができる。
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ロータの回転速度の減速化を摩擦抵抗によるのではなく、ブレーキ用ノズルの反力を利用しているので、部品の消耗がなく、耐久性を高く保つことができ、また、摩擦抵抗の騒音が発生しないですむ。また、摩擦抵抗を起こすための弾性部材等の他の部品を設ける必要がないので、コンパクト化を図れる。
また、反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルの両方による液体の噴射によって被洗浄物を洗浄することができるので、洗浄力を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の回転ノズル装置の側面断面図、図2は同じく回転ノズル装置の分解斜視図、図3(a)及び(b)は、本実施形態の回転ノズル装置の回転動作を示す側面断面図、図4(a)及び(b)は、本実施形態の回転ノズル装置の回転動作を示す斜視図、図5は本実施形態の回転ノズル装置の平面断面図である。なお、図3及び図4の(a)及び(b)は、筒状ケースの同一方向から見た状態を示すものである。また、図4は筒状ケース及び蓋を、図5は筒状ケース、蓋及びロータを仮想線で表している。
本回転ノズル装置は、高圧ポンプを介して洗浄機の水源に接続されるロータ軸1と、このロータ軸1に回転自在に装着されたロータ2と、ロータ2の周側面に取付けられた反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4と、ロータ2の外側を囲むようにロータ軸1に固定された筒状カバー5とを備えている。
ロータ軸1は、図1に示すように、管状に形成され、その一端側が水源のホース等と接続され、他端側は一端側よりも小径に形成されてロータを回転自在に軸支する軸部1aとされる。また、管内が通水路1bとなっており、軸部の先端は開口せず、閉じられている。ロータ軸1の軸部1aには、液体を排出するための複数のロータ軸孔1cが形成され、後述するロータ2のロータ水路孔6と連通するようになっている。なお、図1においては、水の流れを理解しやすいように薄墨色で示した。
ロータ2は、図1に示すように、金属製で逆円錐形状に形成され、中央にロータ軸1を通す軸穴7が形成され、ロータ軸1に回転自在に装着されている。ロータ2の軸穴7は、ロータ軸1のロータ軸孔1cと対向する付近から半径方向にロータの周側面にかけて、2本のロータ水路孔6が貫通形成される。ロータ水路孔6は、その長さ方向がロータ2の周側面に対して直交する関係となるように形成される。また、2本のロータ水路孔6は、それぞれロータ軸1に対して対角線上の位置に形成される。なお、ロータ水路孔6をロータ軸1から偏心させてもよいが、反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4によるロータ回転速度の調節を明確化させるため、ロータ水路孔6はロータ軸1から偏心させないものとする。
洗浄水を噴出する反動力回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4は、それぞれ、L字型のエルボ管3a、4aと、エルボ管3a、4aの一端側の管内に挿入され着脱可能に固定されたノズルチップ3b、4bとから構成される。反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4は、そのエルボ管3a、4aの他端側をロータ水路孔6に挿入して、ロータ2に回転自在に固定される。そして、両ノズル3、4のロータ2から突出した部分はロータ2の周側面と略平行に設けられるが、ロータ2が逆円錐形状に形成されているので、ノズル3、4の噴射方向がロータ軸1から遠ざかり、ノズルの噴射領域を広くすることができる。
反動回転用ノズル3は、その噴射による反力方向がロータ軸1から偏心した方向となるように、ロータ2に固定される。図3及び図4に示すように、ノズルの噴射による反力方向をロータ軸1から偏心させれば、ロータ軸周りにロータ2の回転を推進させる分力(回転モーメントP)が発生し、ロータ2を回転させることができる。この回転モーメントPは、ノズルの噴射による反力の方向の偏心の程度によって異なり、ノズルの噴射による反力の方向がロータ周側面においてロータ軸1と直交する方向に近づくほど、回転モーメントPは大きくなる。
一方、ブレーキ用ノズル4は、その噴射による反力方向がロータ軸1から偏心せずに、ロータ軸1を通る方向に設定される。反力がロータ軸1方向に働くことになるので、ロータ2を回転させる推進力はなく、ロータ2の回転に負荷(ブレーキ)をかける。したがって、ロータ2の回転が減速され、効果的な洗浄が可能となる。すなわち、図3に示すように、ノズル4の噴出による反力は、ロータ2を下方に押し下げようとする力(ロータ回転に対する負荷)となって、結果的にロータ2の回転を押さえる効果を発揮する。なお、ロータ軸1から偏心させた反動回転用ノズル3でも下方への分力が発生するが、ロータ軸1からずれるため、ほとんど無視できるものである。
また、上述のように、ノズル3、4は、ロータ2のロータ水路孔6に回転自在に固定されており、ロータ水路孔6を中心としてロータ2の周側面に沿って、その噴射方向が調節可能とされている。したがって、ノズル3、4の噴射による反力の方向の偏心の程度を調節できるので、上述のように、回転モーメントPの大きさを調節でき、ロータ2の回転速度を調節することができる。すなわち、反動回転用ノズル3の噴射方向をロータ2の周側面においてロータ軸1と直交する方向に近づけるほどロータ2の回転が速くなり、逆に遠ざけるほどロータ2の回転が遅くなる。このように、ノズルの噴射方向を調節することにより、ロータ2の回転速度を任意に変えることができる。
また、上述のように、ノズルチップ3b、4bが着脱可能に設けられているので、放出口3c、4cの大きさの異なるノズルチップ3b、4bに変更することにより、放出口3c、4cの大きさを変更することができる。したがって、ジェット噴流の噴射量を変更できるので、ロータ2の回転速度を任意に調節することができる。すなわち、反動回転用ノズル3の放出口3cの孔径を大きくするほどロータ2の回転が速くなり、逆に小さくするほどロータ2の回転が遅くなる。また、ブレーキ用ノズル4の放出口4cの孔径を大きくするほどブレーキの作用力が大きくなり(ロータ2の回転が遅くなり)、逆に小さくするほどブレーキの作用力が小さくなる(ロータ2の回転が速くなる)。
筒状カバー5は、噴射方向側の面(上面)が開放された円筒状のものであって、金属、セラミックあるいは硬質合成樹脂で形成されている。筒状カバー5の底面5aにはロータ軸1を貫通する貫通孔5bが形成され、この貫通孔5bにロータ軸1を通し、ロックナット8で底面5aを挟み込むことにより、筒状カバー5がロータ軸1に固定されるようになっている。筒状カバー1の底面5aには、内部に溜まる水を排出する排水口5cが設けられる。
また、筒状カバー5の上面は、ロータ2の上面にねじ止めされた蓋9により覆われ、該蓋9は、ロータ2と共に回転する。蓋9は、周縁に縁壁9bを有する円板状に形成され、その板面に、反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4からのジェット水流を外部に放出させるための放出窓9aが形成される。なお、放出窓9aの開口範囲は、要求される洗浄領域に合わせて適宜設定すればよい。また、蓋9の縁壁9bと筒状カバー5の側壁5dとの間には隙間が設けられ、蓋9と筒状カバー5の側壁5dとが接触しないようにする。
上記構成において、水源からの通水路1bを開放すると、水源からの洗浄水は、ロータ軸1の通水路1bからロータ水路孔6を経て、反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4から噴出する。この際、反動回転用ノズル3は、ロータ軸1から偏心する方向に噴射するので、その噴射力の反力でロータ2がロータ軸回りに高速回転する。また、ブレーキ用ノズル4は、その噴射による反力の方向がロータ軸1と交わる方向に設定されているので、ロータ回転にブレーキをかける。したがって、反動回転用ノズル3により高速化するロータ2の回転をブレーキ用ノズル4の作用により減速化させることができるので、効果的な洗浄が可能となる。
図6(a)及び(b)は、本発明の変形例を示す回転ノズル装置の回転動作を示す側面断面図である。この変形例の回転ノズル装置は、図1〜図4に示す回転ノズル装置のうち、反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4の噴射による反力の方向をロータ軸1から偏心させ、それぞれの反力の分力によって発生するロータ軸回りの回転モーメントが、互いに打ち消し合う方向となるように設定された装置で、その他の構成は、図1〜図4に示すものと同様である。なお、図6の(a)及び(b)は、筒状ケースの同一方向から見た状態を示すものである。
この回転ノズル装置は、図6に示すように、反動回転用ノズル3及びブレーキ用ノズル4の噴射反力によるロータ軸回りの回転モーメントP1、P2が逆方向となるように、反動回転用ノズル3とブレーキ用ノズル4との噴射方向を設定される。反動回転用ノズル3の回転モーメントP1の一部をブレーキ用ノズル4の回転モーメントP2で相殺する形となり、ロータ2の回転を低速化させることができる。なお、反動回転用ノズル3の回転モーメントP1が、ブレーキ用ノズル4の回転モーメントP2よりも大となるようにしなければならない。すなわち、反動回転用ノズル3の噴射による反力方向の偏心の程度を、ブレーキ用ノズル4のそれよりも大きく設定すればよい。
また、上記実施形態においては、反動回転用ノズル3の噴射方向を調節することにより、ロータの回転速度を調節したが、本変形例においては、ブレーキ用ノズル4がロータ2のロータ水路孔6に回転自在に固定され、ロータ水路孔6を中心としてロータ2の周側面に沿って、その噴射方向が調節可能とされている。したがって、ブレーキ用ノズル4の噴射方向を調節することによっても、ロータ2の回転速度を調節することができる。すなわち、ブレーキ用ノズル4の噴射方向をロータ軸1と直交する方向に近づけるほどブレーキの作用力が大きくなり(ロータ2の回転が遅くなり)、逆に遠ざけるほどブレーキの作用力が小さくなる(ロータ2の回転が速くなる)。
さらにまた、図7は本発明の第2の変形例を示す回転ノズル装置のロータの平面断面図である。この第2の変形例の回転ノズル装置は、上記実施形態の回転ノズル装置において、ノズル3、4の噴射による反力方向をロータ軸から偏心させるのではなく、ロータ水路孔6自体をロータ軸1から偏心させる形態をとったものである。その他の構成は、図1〜図6に示すものと同様である。
すなわち、反動回転用のロータ水路孔6aとブレーキ用のロータ水路孔6bを設け、両水路孔6a、6bをロータ軸1から偏心させると共に、それぞれから発生するロータ軸回りの回転モーメントが、互いに打ち消しあう方向となるように設定する形態とする。反動回転用ロータ水路孔6aによりロータ2が回転されるが、ブレーキ用ロータ水路孔6bによりブレーキ作用を示すことができる。なお、反動回転用ノズル3の回転モーメントが、ブレーキ用ノズル4の回転モーメントよりも大となるようにしなければならない。すなわち、反動回転用ノズル4の噴射による反力方向の偏心の程度を、ブレーキ用ノズル4のそれよりも、大きく設定すればよい。
本実施形態の回転ノズル装置の側面断面図 同じく回転ノズル装置の分解斜視図 (a)及び(b)は、本実施形態の回転ノズル装置の回転動作を示す側面断面図 (a)及び(b)は、本実施形態の回転ノズル装置の回転動作を示す斜視図 本実施形態の回転ノズル装置の平面断面図 (a)及び(b)は、本発明の変形例を示す回転ノズル装置の回転動作を示す側面断面図 本発明の第2の変形例を示す回転ノズル装置のロータの平面断面図
符号の説明
1 ロータ軸
1a 軸部
1b 通水路
2 ロータ
3 反動回転用ノズル
4 ブレーキ用ノズル
5 筒状カバー
6 ロータ水路孔
7 軸穴
9 蓋
9a 放出窓

Claims (8)

  1. ロータ軸に回転自在に装着されると共に、前記ロータ軸の内部の通水路に連通し半径方向に形成されたロータ水路孔を有するロータと、
    前記ロータの周側面に、前記ロータ水路孔と連通して設けられた反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルとを備え、
    前記反動回転用ノズルの流体の噴射による反力方向が前記ロータ軸から偏心した方向に設定されることにより、前記ロータが回転され、
    前記ブレーキ用ノズルの流体の噴射による反力方向が前記ロータ軸を通る方向に設定されることにより、前記ロータの回転速度が低速化されることを特徴とする回転ノズル装置。
  2. ロータ軸に回転自在に装着されると共に、前記ロータ軸の内部の通水路に連通し半径方向に形成されたロータ水路孔を有するロータと、
    前記ロータの周側面に、前記ロータ水路孔と連通して設けられた反動回転用ノズル及びブレーキ用ノズルとを備え、
    前記反動回転用ノズル及び前記ブレーキ用ノズルの流体の噴射による反力方向は、前記ロータ軸から偏心した方向に設定されると共に、それぞれの反力の分力によって発生するロータ軸回りの回転モーメントが互いに打ち消しあう方向に設定され、ロータの回転速度が低速化されたことを特徴とする回転ノズル装置。
  3. 前記反動回転用ノズル又は前記ブレーキ用ノズルは、前記ロータ水路孔の孔端に回転自在に設けられ、その噴射方向が調節可能とされることにより、前記ロータの回転速度が調節可能とされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転ノズル装置。
  4. 前記反動回転用ノズル又は前記ブレーキ用ノズルは、前記ロータ水路孔の孔端に着脱自在に設けられ、前記ノズル孔径が変更可能とされることにより、前記ロータの回転速度が調節可能とされたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回転ノズル装置。
  5. 前記反動回転用ノズルと前記ブレーキ用ノズルとが、前記ロータ軸に対して対角線上に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転ノズル装置。
  6. ロータ軸に回転自在に装着されると共に、前記ロータ軸の内部の通水路に連通し半径方向に形成されたロータ水路孔を有するロータと、前記ロータの周側面に、前記ロータ水路孔と連通して設けられたノズルとを備え、
    前記ロータ水路孔は、ロータ軸から偏心して形成された反動回転用ロータ水路孔とブレーキ用ロータ水路孔とからなり、それぞれ流体の噴射により発生するロータ軸回りの回転モーメントが、互いに打ち消しあう方向に設定され、ロータの回転速度が低速化されたことを特徴とする回転ノズル装置。
  7. 前記ロータは逆円錐形状とされ、該ロータの周側面にノズルが設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の回転ノズル装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の回転ノズル装置を備えたことを特徴とする洗浄機。
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