JP2005160465A - 植物生育用容器 - Google Patents

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Masahiro Nagano
正弘 長野
Akira Kojima
昭 小島
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NARIHIRA KK
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Abstract

【課題】 趣があり、通気性に優れ良好な環境下で植物を生育することができ、しかも不要になった場合には土壌に戻せる植物生育用容器を提供すること。
【解決手段】 粉状の炭(例えば、木炭等)と生分解性の粘結材(例えば、スターチレジン等)とを混練して形成された素材を成形・固化して成る。炭として木炭以外のもの(例えば、竹炭)を使用してもよい。前記炭として400℃程度で低温炭化された炭を用いれば、当該炭中に植物の養分となる成分(アルカリ金属、アルカリ土類金属など)が残り、植物の生育に一段と好影響を与えることになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、植木鉢やプランター等の植物生育用容器に関する。
最近、家庭園芸が盛んである。家庭園芸では、容器を利用して植物をベランダや室内などで栽培する容器栽培が主流である。
ここで、植物生育用容器としては、植木鉢、プランター、ポットなどが用いられる。これら植木鉢等は、土を焼いて造られたり(素焼鉢等)、プラスチック材料を成形して造られたもの(プラスチック鉢等)が一般的である(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。なお、最近では、紙製やコンクリート製の植物生育用容器も提案されている。
こうした植物生育用容器の中に用土が入れられ植物の育成がなされる。植物は、根を通じて用土から栄養分や水分を吸収して成長する。
「素焼植木鉢」http://k-densan.hp.infoseek.co.jp/member/uchimura.htm 「株式会社エンテック」http://www.k-entec.co.jp/midori.html
ところで、プラスチック製の植物生育用容器は、一般に安価であるが通気性が悪く植物の生育上問題がある。また、人工的な色彩が強く、より自然な環境下で植物の生育を楽しもうとする者にとっては不満が残る。
素焼きの植物生育用容器は、プラスチック製の容器よりは通気性が良いが、植物の生育の観点からすると不十分である。また、プラスチック製容器よりは人工的な色彩は薄くなるが、ありふれたものであり、室内に置いた場合に趣に欠けるきらいがある。
紙製の植物生育用容器は、軽くて取り扱いやすいが、耐久性に乏しい欠点を有する。
また、コンクリート製の植物生育用容器は、耐久性はあるが、重くて取り扱いにくい。
さらに、上記各植物生育用容器は、不要になった場合にはゴミとして廃棄処分せざるを得ず、環境保全の観点から問題がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、趣があり、通気性に優れ良好な環境下で植物を生育することができ、しかも不要になった場合には土壌に戻せる植物生育用容器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る植物生育用容器は、粉状の炭と生分解性の粘結材とを混練して形成された素材を成形・固化して成る。
かかる本発明の場合、容器が炭色(黒色)をしており、従来の容器にはない趣がある。また、通気性に優れているとともに、夏・冬の外気温の影響が少なく、良好な環境下で植物を生育することができる。また、粘結材が生分解性のものであるので、不要になった場合には、細かく砕くなどして土壌(植花の用土、野菜畑の土等)に戻すことができる。したがって、環境保全に貢献する。また、室内に本容器を置いた場合、当該容器中の炭成分からマイナスイオンが発生するので、室内にいる人のストレスの緩和、細胞の老化防止、新陳代謝の活性化促進、肺・呼吸器系の機能を高め、更に内分泌の働きをよくして、造血作用も改善される。
なお、炭としては種々のもの(木炭や竹炭など)が使用できるが、例えば400℃程度の低温で炭化した炭を使えば、当該炭中に植物の養分となる成分(アルカリ金属、アルカリ土類金属など)が残り植物の生育に一段と好影響を与えることになる。
本発明によれば、趣があり、通気性に優れ良好な環境下で植物を生育することができ、しかも不要になった場合には土壌に戻せる植物生育用容器を提供することができる。また、炭として例えば400℃程度の低温で炭化した炭を使うことにより、当該炭中に植物の養分となる成分(アルカリ金属、アルカリ土類金属など)が残り植物の生育に一段と好影響を与えることができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面を参照して説明する。
本発明に係る植物生育用容器は、図1および図2に示すように、粉状の炭と生分解性の粘結材とを混練して形成された素材を成形・固化することにより構成されている。
この実施形態では、植物生育用容器として、植木鉢1が選定されている。なお、植木鉢以外の容器(例えば、プランター)を選定してもよい。
粉状の炭は、炭(木炭、竹炭等)を砕いて粉状にしたものである。特に、この実施形態では、400℃〜500℃の低温で炭化させた木炭を用いている。また、生分解性の粘結材としては、スターチレジン(BIODEGRADABLE STARCH REJIN NJSS-Z-703J)を用いている。
植木鉢1の作製工程を図1を参照しながら説明する。
まず、上記した粉状の木炭とスターチレジンとを、作業容器中で所定の質量割合で混ぜ合わせる。表1に、木炭の混合物全体(木炭とスターチレジンとの合計質量)に対する質量の割合を、1割、2割、3割、4割、5割とした場合の体積と密度とを示す。
Figure 2005160465
次に、上記した作業容器中の混合物を加熱機(例えば電子レンジ)に入れ、時々かき混ぜながら、やわらかくなるまで加熱する。
こうして、混練りされたものを型枠に入れ、ホットプレスで所定時間(例えば、上側を70℃、下側を90℃とした状態で約10分間)圧縮成形する。
成形後、型枠に入れたまま乾燥炉に入れ所定温度(例えば、150℃)で所定時間加熱乾燥する。これにより、図2に示す炭色(黒色)の植木鉢1が完成する〔なお、図2では、植木鉢1の表面色(黒色)の表示はしていない〕。ちなみに、木炭の混合割合が1割〜5割である場合には、植物生育用容器として十分な構造強度を有する。
上記構成の植木鉢1の場合、容器が炭色(黒色)をしており、従来の容器にはない趣がある。また、通気性に優れているとともに、夏・冬の外気温の影響が少なく、良好な環境下で植物を生育することができる。また、粘結材が生分解性のものであるので、不要になった場合には、細かく砕くなどして土壌(植花の用土、野菜畑の土等)に戻すことができる。したがって、環境保全に貢献する。
また、上記植木鉢1を、悪臭が篭り易い場所(例えば住宅の便所等)に置いた場合、炭成分がアンモニアガス等を吸収して悪臭を効果的に除去するとともに、吸収したアンモニアガス等を当該鉢1中の用土に肥料化して供給するので、植物の生育にも役立つことになる。住宅の玄関や食卓などに置いた場合にも、上記した場合と同様の効果を奏する。
なお、道路の路肩などに、本植木鉢1を使用して植物を並置すれば、自動車が排出する排気ガスを当該鉢1中の炭成分が吸収して大気浄化に貢献するとともに、吸収した排気ガスを当該鉢1中の用土に肥料化して供給するので、植物の生育にも役立つことになる。
さらに、室内の居間などに本植木鉢1を置いた場合、当該容器中の炭成分からマイナスイオンが発生するので、室内にいる人のストレスの緩和、細胞の老化防止、新陳代謝の活性化促進、肺・呼吸器系の機能を高め、更に内分泌の働きをよくして、造血作用も改善される。脱臭効果もあるので、居住環境が一段と良くなる。
なお、炭としては種々のもの(木炭や竹炭など)が使用できるが、本実施形態のように低温で炭化した炭を使えば、当該炭中に植物の養分となる成分(アルカリ金属、アルカリ土類金属など)が残り植物の生育に一段と好影響を与えることになる。
また、本実施形態では、生分解性の粘結材として固形のものを使用したが、室温で液体状のものを使用してもよい。かかる液体状の粘結材と用いた方が、一段と混合が容易、木炭との混合が均一になる、任意の形状が可能、緻密表面ができるなどの特徴がある。
さらに、生分解性の粘結材の場合に懸念されるのはカビの発生である。そのために本発明では、木炭と生分解性の粘結材を混練する場合に、カビ防止剤を少量添加することで、カビの発生を防止している。本発明では、天然素材のカビ防止剤を添加している。
本発明に係る植物生育用容器の作製工程を説明するための図である。 本発明に係る植物生育用容器の一例を示す図である。
符号の説明
1 植木鉢

Claims (2)

  1. 粉状の炭と生分解性の粘結材とを混練して形成された素材を成形・固化して成る植物生育用容器。
  2. 前記炭として低温炭化された炭を用いた請求項1記載の植物生育用容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177114A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Toshio Eda 通気性・保水性・吸着性を有する木炭混練粒状資材の製造方法とその使用方法
CN104909664A (zh) * 2015-06-08 2015-09-16 杭州方禾园艺有限公司 一种竹炭花盆的制作工艺
PL424867A1 (pl) * 2018-03-13 2019-09-23 Piotr Grzybowski Biodegradowalna doniczka z biowęgla i jej kompozycja
PL424868A1 (pl) * 2018-03-13 2019-09-23 Piotr Grzybowski Metoda formowania biodegradowalnej doniczki z biowęgla

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