JP2005157499A - 電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム - Google Patents

電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005157499A
JP2005157499A JP2003391449A JP2003391449A JP2005157499A JP 2005157499 A JP2005157499 A JP 2005157499A JP 2003391449 A JP2003391449 A JP 2003391449A JP 2003391449 A JP2003391449 A JP 2003391449A JP 2005157499 A JP2005157499 A JP 2005157499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
customer
amount
correction
sales price
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003391449A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Tabuchi
文夫 田渕
Katsuhisa Hirokawa
勝久 廣川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GP NET KK
Lawson CS Card Inc
Original Assignee
GP NET KK
Lawson CS Card Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GP NET KK, Lawson CS Card Inc filed Critical GP NET KK
Priority to JP2003391449A priority Critical patent/JP2005157499A/ja
Publication of JP2005157499A publication Critical patent/JP2005157499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 CAT端末などの電子決済端末装置で、購入された商品に対する請求額を変更する。
【解決手段】 顧客属性情報取得部112は顧客属性情報を取得する。商品属性情報取得部116は商品属性情報を取得する。決済方法取得部122は決済方法についての情報を取得する。時間計測部126は購買日時を取得する。修正額演算部124は、これらの情報をもとに、商品販売価格の修正額を演算する。請求額通知部134は、修正された金額を商品の請求額として顧客に通知する。また、決済実行部136は、この請求額にもとづいて決済を実行し、決済情報送信部142は決済情報を外部に送信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、電子決済に関し、特に購入する商品の請求額を修正するための技術に関する。
クレジットカードの所有者は現金を持ち歩かなくても、電子的に決済できるというメリットを享受できる。クレジットカードによる商取引は、三者の信頼関係を基礎とする。三者とは、クレジットカード発行会社、加盟店そして顧客である。クレジットカード発行会社は顧客にクレジットカードを発行する。顧客は、加盟店から商品を購入したり、サービスの提供を受ける。この際、クレジットカード発行会社がその代金を立て替え、加盟店へ支払う。顧客は、後日、クレジットカード発行会社に立て替えられた代金を支払う。クレジットカード発行会社は、通常は顧客の預金口座からその代金を引き落とす。このとき、クレジットカード会社は顧客に対して、通常は一ヶ月分の取引をまとめた取引明細書を発行する。クレジットカードによる商取引は、このような「三者間契約」と呼ばれるシステムによって成立する。
加盟店が顧客にサービスするために商品を値引する場合、一つの方法として、あらかじめ商品の販売価格から値引した額を請求額として請求する方法がある。別の方法として、クレジットカード会社に対して値引前の金額を請求し、クレジットカード会社が顧客への請求時に値引きを行なう方法がある。このときには、実際に顧客がクレジットカード会社に対して立て替えられた代金を払う段階では、その値引後の金額が支払われる。さらに別の方法としては、クレジットカードの使用により購入特典となるポイントを顧客に付与し、顧客は保有するポイントに応じて景品をもらえるというサービスが一般的に行われている。
特開2002−74214号公報
しかし、あらかじめ販売価格から値引した額を請求額として店頭にて顧客に請求する方法においては、加盟店の店員が値引後の金額をCAT(Credit Authorization Terminal)に入力する必要がある。この方法は店員の入力負担を増すデメリットがある。
また、店頭では正規の販売価格を顧客に提示し、取引明細書を顧客に発行する段階で値引した金額を請求額として提示する方法には、顧客からみて値引がなされたという実感を持ちにくいという問題がある。
購入特典となるポイントと景品を交換するサービスについては、顧客がポイントの使用を明示的に宣言する必要があり、顧客にとって必ずしも利便性の高いサービスとはいえない。
このように、クレジットカードによる商取引には現金決済に比較してメリットがある反面、顧客に応じてサービスを行う上では「三者間契約」というシステムが逆に足かせとなるという側面がある。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、加盟店ごとに購入される商品の請求額を決定するための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、電子決済端末装置である。この電子決済端末装置は、顧客を識別するための顧客IDと顧客が購入する商品の販売価格を取得し、販売価格に対する修正額を決定する。そして、その販売価格に対して修正を施した金額を商品購入時において顧客に請求するとともに、顧客IDと実際に請求した請求額を対応づけて決済情報を生成し、これを外部に送信する。
修正額は、正規の販売価格に対する値引額でもよいし、割増額でもよい。顧客は、商品を店頭で購入する際に実際の請求額を即時に実感できる。また、どのくらい値引がなされたかを併せて通知してもよい。また、修正は、顧客や商品の属性、購入の決済方法、購入時間などに応じてなされてもよい。
本発明の別の態様もまた、電子決済端末装置である。この装置は、顧客を特定する顧客IDと顧客が購入する商品の販売価格を取得し、販売価格を修正して商品に対する請求額を決定するための演算式および変数の一方または双方を決定する。また、この演算式および変数の一方または双方を送信し、それに基づいて外部装置にて演算された修正値を取得し、その修正値に基づいて商品の請求額を決定して顧客に請求するとともに、顧客IDと実際に請求した請求額を対応づけた決済情報を生成し、これを外部に送信する。
ここでいう外部装置とは、たとえばIC(Integrated Circuit)カードのように、演算式や変数を与えられることにより所定の演算を実行する機能を有する装置をいう。
本発明のさらに別の態様は、電子決済システムである。この電子決済システムは、ネットワークで接続される電子決済端末装置と電子決済管理装置を含むシステムである。電子決済端末装置は、顧客を特定する顧客IDと顧客が購入する商品の販売価格を取得し、販売価格に対する修正額を演算する。そして、販売価格に対して修正額分を修正した金額を請求額として顧客が商品を購入する際に通知するとともに、顧客IDと請求額を対応づけて決済を実行し、決済情報を送信する。電子決済管理装置は、電子決済端末から決済情報を受信し、顧客IDと請求額を対応づけて格納する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、電子商取引の利便性を高める上で効果がある。
本発明の説明に先立ち、クレジットカードによる商取引の背景について説明する。
現在、クレジットカードは、MSカード(Magnetic Stripe Card)と呼ばれる磁気ストライプカードを前提にした既存の電子決済システムとの整合を図りつつ、ICカードへ移行しつつある。
図1はクレジットカードによる取引の仕組みを示す模式図である。電子決済システム10においては、主として、カード会員(Cardholder)430、加盟店(Merchant)300、加盟店契約会社(Acquirer)350およびカード発行会社(Issuer)400によって構成される。カード発行会社400はカード会員430に対してカード(MSカード/ICカード)200を発行する。カード会員430が加盟店300でカードによる商取引を行う際には電子決済端末装置100が利用される。ここで電子決済端末装置100は通常はCATが該当する。
電子決済の方法は、大きく二つに分類される。一つはオフライン・オーソリゼーションと呼ばれる方法で、この場合、カード200と電子決済端末装置100の間で信用照会が行われる。同図のオフライン・オーソリゼーション・ネットワーク12がこれに対応する。もう一つはオンライン・オーソリゼーションと呼ばれる方法である。この場合、電子決済端末装置100はペイメントネットワーク(Payment Network)とよばれる通信ネットワークを介して、加盟店契約会社350経由または直接に、カード発行会社400に信用照会を行い取引の可否を決定する。同図のオンライン・オーソリゼーション・ネットワーク14がこれに対応する。
いずれの場合においても、取引結果についての情報はオンライン・オーソリゼーションと同様のルートで電子決済端末装置100からカード発行会社400に伝送され以降の決済に使用される。近年では、加盟店300で買い物をする際に銀行のキャッシュカードで直接支払いが行なえるデビットカード(Dabit Card)も登場しているが、その取引の仕組みも図1に示す電子決済システム10と基本的に共通である。
カードによる取引においては、利用限度に関するリスクに加えて、盗難紛失カード・偽造カード・不正端末の使用、通信網での不正アクセスなどセキュリティ上の種々のリスクが存在する。プラスチックカードにテープ状の磁気記録媒体を貼り付けたMSカードは従来広く利用されてきた。しかし、このMSカードは、データの改竄が比較的容易であるという欠点を持つ。一方、ICカードは、カード内にICチップを内蔵し演算機能や判断機能を有する。ICカードには、たとえば、カード内で暗証番号を照合する機能を持たせることもできる。この例では、ICカード内において基準となる暗証番号が読み出し不可の状態で登録されている。カード会員430がICカードを使用するときに入力された暗証番号とICカード内に登録されている暗証番号がICカード内部で照合され、照合結果のみがICカードから通知される。暗証番号そのものが外部に読み出されないため、通常、ICカードはMSカードに比べて、はるかにセキュリティが高い。
クレジットカードやデビットカードとしてICカードの機能を活用するためには、ICカードとそれを受容れる環境の整備が必要である。利用分野を特定しないICカードについては、ISO(Internatioal Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commision) 7816シリーズとしてその仕様の国際標準が定められている。また、クレジットカードやデビットカードの分野ではEMV(Europay, MasterCard, Visa)仕様が策定されている。
図2は、カード200の真正性を確認するための処理を説明するための模式図である。ここでカード200はICカードであるとする。まず、電子決済端末装置100はカード発行者が定めた条件に従い「取引に関わるデータ(以下、「取引情報」とよぶ)」をカード200に送信する(S10)。カード200は、受信した取引情報に、カード番号・取引金額・取引日付・端末番号等を含める。カード200は、これらのデータを含めた取引情報をカード発行者の指定した方法に従って内部で処理して暗号情報を生成し、電子決済端末装置100に送信する(S12)。
電子決済端末装置100は、S10においてカード200に送った取引情報、S12においてカード200から受け取った取引情報と、それ以外の関連情報をカード発行会社400に送信する(S14)。カード発行会社400は、S14で受信した情報に基づき、S10において電子決済端末装置100がカード200に送信した取引情報と、S12において電子決済端末装置100がカード200から受信した取引情報が正しい関係にあるか否かを検証し、取引の成否を判断する。そして、これらの情報に対応する暗号情報を生成し、判定結果とともに電子決済端末装置100に送信する(S16)。電子決済端末装置100は、S16においてカード発行会社400から受信した取引情報をカード200に送信する(S18)。カード200は内部でそれを検証することによりカード発行会社400の真正性を確認する。
このような暗号情報の生成と検証によって、カード200とカード発行会社400の真正性が相互に確認されると、取引が実行される。即ち、カード200とカード発行会社400の二者のみが知りうる情報及び処理方法を前提にした確認であるため、どちらかが真正でない場合、または両者の中間に位置する電子決済端末装置100やネットワークのどこかで取引情報が変更された場合には、暗号情報との対応関係が失われるため異常が検出されることになる。オフライン・オーソリゼーションの場合にも、同様に暗号情報が生成されるため、後に、カード発行会社400による検証が可能である。
図3は、既存の電子決済システムにおいて値引する処理の流れを説明するための模式図である。電子決済端末装置100は、電子決済管理装置450を経由してカード発行会社400と接続される。電子決済管理装置450は、加盟店300ごとに設置される複数の電子決済端末装置100と接続する。電子決済管理装置450は、通常は、加盟店契約会社350に設置される。電子決済端末装置100は従来のCATが該当する。このような従来の電子決済システム10において、販売価格の値引を実行するためには、電子決済管理装置450に値引機能を追加する方法が考えられる。以下、その場合の処理の流れを同図に基づいて説明する。まず、オンライン・オーソリゼーションを前提として説明する。
ここで、顧客が購入する商品の販売価格が10000円であるとする。店員は、電子決済端末装置100に対して10000円を入金された金額として入力する(S20)。電子決済端末装置100は、この10000円を取引金額として電子決済管理装置450に取引情報を送信する(S22)。電子決済管理装置450において、取引金額から800円を値引するための処理を行う(S24)。すなわち、この段階で取引金額は10000円から800円を引いた9200円となる。
電子決済管理装置450は、この9200円を取引金額としてカード発行会社400に取引情報を送信する(S26)。カード発行会社400は、この9200円を取引金額として承認し、電子決済管理装置450に取引情報を送信する(S28)。電子決済管理装置450は、この取引情報を電子決済端末装置100に送信する(S30)。顧客には値引後の9200円が請求される。
ここで、電子決済端末装置100は10000円の取引金額についての承認をカード発行会社400に求めながら、9200円の取引金額についての承認を受けることになる。このため、図2に関連して説明した真正性の確認がとれなくなるため、結果として暗号情報が不一致となり取引が成立しない。また、オフライン・オーソリゼーションの場合には、電子決済管理装置450が取引金額の承認に関与しないため、値引処理が実行できない。本発明者は、このような問題点に着目し、電子決済端末装置100そのものが値引処理を行う機能を持つことによりこの問題を解決できることに想到した。
図4は、本実施の形態における電子決済システムにおいて値引する処理の流れを説明するための模式図である。電子決済端末装置100は、値引処理機能を有する。まず、オンライン・オーソリゼーションを前提として説明する。
同図でも、顧客が購入する商品の販売価格が10000円であるとする。店員は、電子決済端末装置100に対して10000円を入金された金額として、一旦入力する(S40)。ここで、電子決済端末装置100は値引処理機能を有し、取引金額から800円を値引するための処理を行う(S42)。すなわち、この段階で取引金額は10000円から800円を引いた9200円となる。電子決済端末装置100は、この9200円を取引金額として電子決済管理装置450に取引情報を送信する(S44)。
電子決済管理装置450は、カード発行会社400に取引情報を送信し(S46)、カード発行会社400は、この9200円を取引金額として承認する。カード発行会社400は、電子決済管理装置450に取引情報を送信し(S48)、電子決済管理装置450は電子決済端末装置100に取引情報を送信する(S50)。顧客には値引後の9200円が請求される。
図3と異なり、図4に示す電子決済システム10においては、電子決済端末装置100がS44において送信する取引情報と、電子決済端末装置100がS50において受信する取引情報に矛盾が生じない。この方式によれば、カード200がICカードである場合でもMSカードである場合でも、承認を要求する額と、承認された金額が一致するよう運用しやすい。そのため、本実施の形態における電子決済端末装置100は、既存の電子決済システム10との親和性が高い。
また、オフライン・オーソリゼーションの場合においても、電子決済端末装置100が値引処理を実行するため、図3に関連して説明した電子決済システム10のような問題が生じない。なお、S42において電子決済端末装置100が値引処理を実行する事前、もしくは事後に、電子決済端末装置100は電子決済管理装置450と通信して値引き額について事前に承認を受けるよう構成してもよい。以下、本実施の形態について詳述する。
電子決済端末装置100は、顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する顧客ID取得部と、顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する販売価格取得部と、販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、販売価格に対する修正額を決定する修正額演算部と、顧客が商品を購入する際に、販売価格から修正額分を修正した修正後の金額を請求額として、顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して請求額を表示する請求額通知部と、顧客IDと請求額を対応づけた決済情報を生成する決済情報生成部と、生成した決済情報を外部に送信する決済情報送信部を備える。
「顧客ID」は、たとえばクレジットカード番号のような識別番号でもよいが、顧客の氏名や、顧客ごとに独自に付与された識別番号など、顧客を特定できる情報であればよい。電子決済端末装置100に対して、カード200を挿入することにより、電子決済端末装置100とカード200は情報を交換する。販売価格の入力は、加盟店300の店員がテンキーなどの既知の入力手段によって電子決済端末装置100に入力してもよい。あるいは、商品に付される商品タグを専用の読み取り機によって読み取ることにより、販売価格を電子決済端末装置100に入力してもよい。
「修正条件データテーブル」は、販売価格を修正した額を請求額とするための条件について記録媒体に記録されたデータであり、テーブル形式で記録されている。修正条件については後に詳述する。電子決済端末装置100が商品の販売価格の入力を検出した後、修正額演算部は、このデータテーブルを参照して、販売価格を修正した金額を請求額とすべきか否か、また、修正する場合には、どの程度修正するかを決定する。「修正」は、値引だけでなく割り増しであってもよい。また、ここでいう「修正額」は、商品の販売価格に対する修正の率であってもよい。「顧客が視認可能な所定の表示媒体」は、たとえば、液晶ディスプレイなどの画面表示媒体でもよいし、領収書などの紙媒体でもよい。
この請求額通知部は、顧客が商品を購入する際に更にその修正額を表示してもよい。電子決済端末装置100は、取得した顧客IDに対応する顧客属性情報を取得する顧客属性情報取得部を更に備え、修正額演算部は、その顧客属性情報に基づいて修正額を演算してもよい。「顧客属性情報」とは、たとえば、顧客の年齢、性別、店の利用頻度や利用回数、過去の商品購入額、居住地、生年月日などの属性をいう。顧客属性情報はカード200に格納されてもよい。この場合、電子決済端末装置100は、カード200からこの顧客属性情報を読み取る。また、電子決済端末装置100は、顧客属性情報を格納する外部のデータベースからネットワークを介して、適宜、必要な情報を受信してもよい。
電子決済端末装置100は、顧客が購入する商品の商品属性情報を取得する商品属性情報取得部を更に備え、修正額演算部はその商品属性情報に基づいて修正額を演算してもよい。「商品属性情報」とは、たとえば日用品などの商品の種別や、特売品扱いか否かなどの商品に関わる情報をいう。電子決済端末装置100は、商品につけられている商品タグが格納する商品属性情報を読み取ることにより、これを取得してもよいし、商品属性情報を格納する外部のデータベースからネットワークを介して、適宜、必要な情報を受信してもよい。
電子決済端末装置100は、顧客が商品を購入する時間情報を取得する時間情報取得部を更に備え、修正額演算部はその時間情報に基づいて修正額を演算してもよい。電子決済端末装置100が時計を内蔵することにより、購入日時を取得してもよいし、外部の計時装置からその時間情報を受信することにより、購入日時を特定してもよい。修正額演算部は、顧客が商品を購入するときの決済方法に基づいて修正額を演算してもよい。「決済方法」とは、使用するカードの種別、一括払いか分割払いか、現金決済か、あるいは、カードの使用によって付与された購入特典であるポイントを使用するか否かなどであってもよい。顧客の選択に応じて、顧客または加盟店300の店員が、キーボードなどの既知の入力手段を介して決済方法を電子決済端末装置100に入力する。
電子決済端末装置100は、修正額演算部により修正額を演算するための演算式および変数の一方または双方を設定する修正条件設定部を更に備えてもよい。電子決済端末装置100を設置する加盟店300の店員が販売価格の修正方法について設定できるので、加盟店ごとに独自のサービスを柔軟に提供できる。
電子決済端末装置100は、顧客が所定の商品を購入した場合の修正額を予測する修正額予測部と、顧客にその予測した修正額を通知する予測修正額通知部を更に備えてもよい。ここでいう「所定の商品」とは、ある特定の商品であってもよいし、ある加盟店300で販売される商品すべてであってもよい。たとえば、あと2回来店すると、値引が実行される顧客の場合には、「あと2回来店すると20%の割引が受けられますよ」といった情報を顧客に通知すれば、電子決済端末装置100を設置する加盟店300としては、いわゆるリピータ客を掴む上で効果がある。また、顧客としても、値引を受ける権利が得られることをあらかじめ知ることができる。修正額予測部は、修正条件を格納したデータベースから、その条件を読み出すことにより、予測を実行する。
電子決済端末装置100は、顧客が所定の商品を購入した場合に、その販売価格を修正して請求額とするための条件を顧客に通知する修正条件通知部を更に備えてもよい。たとえば、顧客が商品を購入する前の段階で「このカードで商品を購入した場合、今なら15%の割引を受けることができます」といった情報を商品を購買する前に顧客に通知すれば、顧客の購買意欲を喚起する上で効果がある。
図5は、電子決済端末装置の内部の構成を示す機能ブロック図である。電子決済端末装置100は、その基本構成として、データ処理部110とデータ格納部170に分けられる。データ処理部110はデータ格納部170へのデータの格納と、データ格納部170から読み出したデータや、外部から取得したデータの処理を行う。
顧客属性情報取得部112はカード200より顧客属性情報を取得する。顧客属性情報取得部112は顧客ID取得部114を含む。顧客ID取得部114は顧客属性のうち、顧客を特定する顧客IDを取得する。顧客属性情報取得部112は更に他種類の顧客属性を取得することは先述の通りである。
商品属性情報取得部116は、商品属性情報を取得する。商品属性情報取得部116は、商品ID取得部118と価格取得部120を含む。商品ID取得部118は商品を特定する商品IDを取得する。価格取得部120は、商品の正規の販売価格を取得する。決済方法取得部122は、商品に対する決済方法に関する情報を取得する。時間計測部126は商品購入時における日付や時刻を出力する。時間計測部126は外部の計時装置から購入日時を取得してもよい。
修正額演算部124は、これらの顧客属性情報、商品属性情報、決済方法および購入日時に基づいて、販売価格を修正するための修正額を演算する。請求額通知部134は、販売価格を修正した後の価格を請求額として、顧客および加盟店300の店員に通知する。請求額通知部134は修正額を通知してもよい。オンライン・オーソリゼーションの場合には、請求額通知部134は決済がカード発行会社400に承認されてから請求額を通知する。
決済実行部136は、請求額について決済処理を実行する。決済に際し、決済認証部138は図4に関連して説明したように電子決済管理装置450と通信して取引が成立するか否かの認証を実行する。決済認証部138は顧客の認証も行う。取引が成立し、決済実行部136が決済を実行すると決済情報生成部140は決済情報を生成する。ここでいう決済情報とは、どの顧客がどの商品をいくらで購入したかといった決済の内容に関わる情報をいう。決済情報送信部142は、決済情報生成部140が生成した決済情報を電子決済管理装置450に送信する。
修正条件設定部144は、修正額演算部124が修正額を演算する際の演算条件を設定する。修正条件設定部144は、加盟店300において、特別な権限を与えられた店員のみがこの条件を設定できるよう認証機能を有してもよい。修正額予測部128は、顧客がある商品を購入した場合に想定される修正額を演算する。予測修正額通知部130は、その想定される修正額を顧客に通知する。予測修正額通知部130は、修正後に想定される請求額を通知してもよい。
修正条件通知部132は、修正条件の通知を行う。ここでいう修正条件とは、顧客がある商品を購入する場合に、販売価格の修正を受けるための条件である。たとえば、顧客が複数のブランドのクレジットカードを有している場合には、あるブランドのクレジットカードを使用すれば他のブランドのクレジットカードを使用するよりも大きな値引を受けることができる場合には、あらかじめその旨を通知する。これにより、特定のブランドのクレジットカードを顧客に選択させる上で効果があり、クレジットカード会社にとってもメリットがある。
データ格納部170は、顧客データ格納部172、決済情報格納部174および修正条件格納部176を含む。顧客データ格納部172は顧客のデータを格納する。ここでいう顧客のデータとは顧客属性情報をいう。顧客データ格納部172が格納するデータの一部またはすべてを電子決済管理装置450が格納してもよいし、カード発行会社400が格納してもよい。
決済情報格納部174は、成立した取引についての決済情報を格納する。同じく、決済情報格納部174が格納するデータの一部またはすべてを電子決済管理装置450が格納してもよいし、カード発行会社400が格納してもよい。
修正条件格納部176は、商品の販売価格について修正額演算部124が修正額を演算するための条件(以下、単に「修正条件」とよぶ)を格納する。修正条件格納部176のデータ構造については図7に関連して後に詳述する。なお、修正条件格納部176が格納するデータは電子決済管理装置450が格納し、電子決済端末装置100がそのデータを適宜電子決済管理装置450からダウンロードしてもよい。
電子決済端末装置100の別の形態として、この電子決済端末装置100は、顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する顧客ID取得部と、顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する販売価格取得部と、販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、販売価格を修正して商品に対する請求額を決定するための演算式および変数の一方または双方を決定する修正額演算方法決定部と、演算式および変数の一方または双方を外部に送信する演算方法送信部と、送信した演算式および変数の一方または双方に基づいて外部装置で演算された修正値を受信する修正値取得部と、受信した修正値により販売価格を修正した修正後の金額を請求額として、顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して請求額を表示する請求額通知部と、顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成する決済情報生成部と、生成した決済情報を外部に送信する決済情報送信部を備えてもよい。「外部装置」とは、たとえばICカードのような演算機能を有する装置をいう。
図6は、この電子決済端末装置の内部の構成を示す機能ブロック図である。図5と同一の符号を付した構成は、図5で説明した構成と同一または同様の機能を有する。図5に追加する構成として、電子決済端末装置100は、修正額演算方法決定部150、演算方法送信部152および修正値取得部154を備える。
この電子決済端末装置100は、電子決済端末装置100の内部で修正額を算出するのではなくカード200において修正額を算出する。修正額演算方法決定部150は、カード200が修正額を演算するための演算方法を決定する。ここでいう演算方法は、カード200が修正額を算出するための演算式や変数値をいう。演算方法送信部152はカード200にその演算方法に関する情報を送信する。修正値取得部154はカード200が演算した修正値を取得する。
請求額通知部134は、価格取得部120が取得した商品の販売価格と、修正値取得部154が取得した修正値に基づき請求額を決定する。演算方法送信部152は、演算方法とともに、商品の販売価格を送信し、修正値取得部154は、カード200から修正後の請求額を取得するとしてもよい。
図7は、図5や図6における修正条件格納部176のデータ構造を示す図である。顧客属性欄180は顧客の属性を示す。決済方法欄182は、決済方法を示す。商品属性欄184は商品属性を示す。商品属性は、商品を特定する商品IDであってもよい。値引適用期間欄186は、商品に対する値引を適用する期間を示す。値引開始日欄188は値引を実行する開始日を示す。値引終了日欄190は、値引を実行する終了日を示す。
値引適用時間帯欄192は値引を適用する時間帯を示す。値引開始時刻欄194は値引を開始する時刻を示す。値引終了時刻欄196は値引を適用する時間帯の終了時刻を示す。値引適用金額欄198は値引を適用する値引き額の閾値を示す。最低金額欄250は値引額の最小値である。最高金額欄252は、値引額の最大値である。値引適用額欄254は、適用する値引額を示す。値引適用率欄256は適用する値引率を示す。
同図の1行目の設定においては、顧客属性A1の顧客が商品属性M1の商品を決済方法P1で購入する場合に値引が適用される。この場合、値引の適用がなされるのは、11月18日から11月30日までの期間である。この場合、値引適用額欄254によれば値引額としてD1が適用される。
同図の2行目の設定においては、顧客属性A1の顧客が商品属性M2の商品を決済方法P2で購入する場合に値引が適用される。この場合、値引は11月24日まで適用される。最高金額欄252によれば、値引額の最大値は5000円である。値引適用率欄256によれば、値引額は商品の販売価格の20%である。ただし、この値引額が5000円を超える場合には、5000円までしか値引されない。
同図の3行目の設定においては、顧客属性A1の顧客がすべての商品について決済方法P1で購入する場合に値引が適用される。この場合、値引は9:00から13:00までの時間帯において適用される。最低金額欄250により値引額の最小値は1000円である。値引適用率欄256にれば値引額は商品の販売価格の5%である。ただし、この値引額が1000円を下回る場合には、1000円の値引がなされる。
ここに示した各行の設定は組み合わせて適用されてもよい。たとえば、顧客属性A1と顧客属性A2の二つに該当する顧客は、もっとも大きな値引を受けることができる設定を選択してもよい。あるいは、複数の値引を多段階で受けることができてもよい。電子決済端末装置100の管理者は、修正条件設定部144によりこれらの設定を行うことができる。なお、同図に示す修正条件を電子決済管理装置450が有してもよい。電子決済管理装置450は電子決済端末装置100ごとに修正条件に関するデータを格納し、各電子決済端末装置100は必要に応じてそのデータをダウンロードしてもよい。
図8は、電子決済端末装置と電子決済管理装置の間で交換される取引情報を示す図である。取引情報280は、図4のS44において、電子決済端末装置100から電子決済管理装置450に送信される取引情報である。取引情報282は、図4のS50において、電子決済管理装置450から電子決済端末装置100に送信される取引情報である。これらはともに、暗号情報として送受信される。
端末ID260は電子決済端末装置100を識別する端末IDを示す。制御情報262は、取引情報280における制御の内容に関する情報を示す。取引情報280においては、制御情報は「通知」である。すなわち、電子決済端末装置100で実行する決済の内容を通知するために、電子決済端末装置100は取引情報280を電子決済管理装置450に送信している。顧客属性264は顧客属性を示す。決済方法266は決済方法を示す。承認金額情報268は承認を要求する金額であり、通常は、商品に対する請求額を示す。商品ID270は購入する商品を特定する商品IDを示す。販売価格272は商品の販売価格を示す。値引額274は、商品に対する値引額を示す。請求額276は、販売価格から値引がなされたあとの請求額を示す。値引理由278は値引の理由を示す。
電子決済管理装置450から電子決済端末装置100に対しては取引情報280に対応する取引の承認について取引情報282が送信される。取引情報282においては、制御情報262に示される制御情報は「通知確認」である。すなわち、電子決済端末装置100から送信された承認を求める取引情報280に対応して、電子決済管理装置450は取引情報282を電子決済端末装置100に送信している。取引情報282においては、承認金額情報268はカード発行会社400において承認された額を示す。取引情報282においては、商品ID270、販売価格272、値引額274、請求額276および値引理由278にはデータは設定されなくてもよい。
本実施の形態における電子決済システム10は、ネットワークを介して接続される電子決済端末装置100と電子決済管理装置450を含むシステムである。電子決済管理装置450は、電子決済端末装置から決済情報を受信する決済情報受信部と、受信した決済情報に基づいて、顧客IDと請求額を対応づけた情報を記録媒体に記録する決済情報格納部を備える。
この電子決済端末装置100は、顧客に対して販売価格を修正した金額を請求額とするか否かについての判断要求である修正可否判断要求を送信する修正可否判断要求送信部を更に備え、電子決済管理装置450は、電子決済端末装置100から修正可否判断要求を受信する修正可否判断要求受信部と、顧客が購入する商品の販売価格を修正するか否かを、顧客に関する情報としてあらかじめ設定された顧客情報データテーブルを参照して判断する修正可否判断部と、その判断の結果である修正可否判断結果を送信する修正可否判断結果送信部を更に備え、電子決済端末装置100は、修正可否判断結果を受信する修正可否判断結果受信部を更に備え、請求額通知部134は、受信した修正可否判断結果が肯定結果であれば、その販売価格を修正した金額を請求額として、顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して顧客に請求額を表示する。
図9は、電子決済端末装置100が発行する値引票を示す図である。値引票500は、電子決済端末装置100が値引処理を実行したときに発行する。値引票500は加盟店300側が個別の取引について販売価格の値引状況を管理するために発行される。売上欄502は商品の販売価格を示す。値引欄504は値引額を示す。同図では、販売価格が10000円の商品に対して2000円の値引が実行されている。したがって、この商品については8000円が請求されている。
図10は、電子決済端末装置100が発行する値引合計票を示す図である。値引合計票510は、電子決済端末装置100が売り上げ締め時に発行される。売り上げの締めは、加盟店300の店員が入力してもよいし、あらかじめ設定された営業時間終了時を自動的に売り上げの締めのタイミングとしてもよい。値引合計票510は加盟店300側が販売価格の合計の値引額を管理するために発行される。件数欄512は取引の件数を示す。値引欄514は合計の値引額を示す。同図では、この日、3件の取引があり、合計で12000円分の値引がなされている。
図11は、電子決済端末装置100が発行する領収書を示す図である。領収書520は、顧客が商品を購入したときに電子決済端末装置100が発行する。領収書520は顧客が個別の取引について販売価格の値引状況を把握するために発行される。販売価格欄522は商品の販売価格を示す。値引欄524は値引額を示す。請求額欄526は商品の請求額を示す。同図では、販売価格が10000円の商品に対して2000円の値引が実行されている。したがって、この商品については8000円が請求されている。顧客は、商品を購入して領収書520を受け取った段階で、即時的に2000円の値引がなされたことを知ることができる。
図12も、電子決済端末装置100が発行する領収書を示す図である。領収書530は、顧客が商品を購入したときに電子決済端末装置100が発行する。領収書530は顧客が今後の商品購入について、値引予定を把握するために発行される。値引情報通知欄532は、値引の実行条件を示す。同図では、値引情報通知欄532には「あと2回来店いただくと20%割引になります」と記載されており、これによって顧客に値引の可能性を通知する。顧客は、値引情報通知欄532により、同じ加盟店300に再び来店する意欲が喚起される。
図13は、ICカードにより決済を実行する過程を示すフローチャートである。顧客属性情報取得部112はまず、カード200より顧客属性情報を取得する(S60)。決済認証部138は、顧客属性情報に基づいてカード200にて、認証処理を行う(S62)。認証されなければ(S62のN)、決済は拒否され処理は終了する。認証されれば(S62のY)、商品属性情報取得部116は商品属性情報を取得する(S64)。時間計測部126は商品購入日時を取得する(S66)。決済方法取得部122は決済方法を取得する(S68)。
修正額演算部124は修正条件格納部176に格納される修正条件を参照し、販売価格を修正して請求するか否かを判断する(S70)。販売価格を修正して請求する場合には(S70のY)、修正額演算部124はその修正額を計算する(S72)。決済認証部138は、顧客のカード200による購買額の閾値設定などの制約条件に鑑みて取引が成立するか否かを決済認証部138を介して電子決済管理装置450に問い合わせる(S74)。販売価格を修正しない場合には(S70のN)、S72はスキップされる。取引が成立可能であれば(S74のY)、決済処理を実行して(S76)、処理を終了する。決済が可能でなければ(S74のN)、S76をスキップして処理を終了する。
本実施の形態における電子決済システム10において、複数の加盟店300を束ねる加盟店本部にとっては以下のようなメリットがある。まず、加盟店300に設置される電子決済端末装置100の決済情報送信部142は決済情報を外部に通知する機能を有する。そのため、加盟店本部は各加盟店300ごとにどのような値引がなされたのか、また、値引の対象となるカード会員430がどのくらいいるのかを知ることができる。また、各加盟店300を継続的に利用している、いわゆるリピータ客がどのくらいいるのかについても、カード発行会社400や電子決済管理装置450が有する顧客属性情報を元に把握することができる。すなわち、加盟店300が顧客に応じた値引サービスを行っても加盟店本部はその状況を容易に把握できる。
加盟店300は、値引を実行する対象となるカード200のブランドを設定できる。このため、カード発行会社400は加盟店300から徴収する手数料のディスカウントを期待できる。たとえば、手数料の安いカード発行会社400のカード200については、その分、大きな値引を設定できる。また、加盟店300は、独自の判断で顧客サービスを実施できる。このため加盟店300の経営者はより柔軟に加盟店300を経営できる。また、加盟店300の経営者は容易に、値引を実行するための条件を設定変更できる。更に、この条件設定とカード会員430の実際の購買行動の因果関係を分析しやすい。なお、実施の形態においては、カード200をICカードとの前提で説明したが、MSカードであってもよい。カード200は、クレジットカードであってもよいし、デビットカードであってもよい。
カード発行会社400は、電子決済端末装置100の決済情報送信部142は決済情報を外部に通知する機能を有するため、各加盟店300がどのような値引をしたのか、また、値引の対象となるカード会員430をがどのくらいいるのかを知ることができる。また、自社ブランドのカードがよく利用されている加盟店300に対しては加盟店300から徴収する手数料を割り引くといった方策をとることにより、自社ブランドのカードを顧客に浸透させる上で効果がある。よって、加盟店300と連携して自社ブランドのカードの利用を促進しやすい。
カード会員430は、商品を購入する時点で値引を実行してもらえるので、カード発行会社400から発行される取引明細書で後日に値引を確認する場合と比べると、値引をされたことの実感を得やすい。また、修正額予測部128は次回の値引情報を通知するので、カード会員430は次回の購買計画を立てやすくなる。また、加盟店300で一斉におこなわれるディスカウントセールと異なり、カード会員430の属性に応じて値引が行われるため、購買行動をより楽しむことができる。さらに、値引を受けるための権利行使を明示的に店員に求める必要がないため利便性が高い。
以上、実施例をもとに本発明を説明した。なお本発明はこの実施例に限定されることなく、そのさまざまな変形例もまた、本発明の態様として有効である。
クレジットカードによる取引の仕組みを示す模式図である。 カードの真正性を確認するための処理を説明するための模式図である。 既存の電子決済システムにおいて値引処理を実行する処理を説明するための模式図である。 本実施の形態における電子決済システムにおいて値引処理を実行する処理を説明するための模式図である。 電子決済端末装置の内部の構成を示す機能ブロック図の一例を示す図である。 電子決済端末装置の内部の構成を示す機能ブロック図の別例を示す図である。 電子決済端末装置の修正条件格納部のデータ構造を示す図である。 電子決済端末装置と電子決済管理装置の間で交換される取引情報を示す図である。 値引票を示す図である。 値引合計票を示す図である。 領収書の一例を示す図である。 領収書の別例を示す図である。 カード決済を実行する過程を示すフローチャートである。
符号の説明
10 電子決済システム、100 電子決済端末装置、110 データ処理部、112 顧客属性情報取得部、114 顧客ID取得部、116 商品属性情報取得部、118 商品ID取得部、120 価格取得部、122 決済方法取得部、124 修正額演算部、126 時間計測部、128 修正額予測部、130 予測修正額通知部、132 修正条件通知部、134 請求額通知部、136 決済実行部、138 決済認証部、140 決済情報生成部、142 決済情報送信部、144 修正条件設定部、150 修正額演算方法決定部、152 演算方法送信部、154 修正値取得部、170 データ格納部、172 顧客データ格納部、174 決済情報格納部、176 修正条件格納部、200 カード、300 加盟店、350 加盟店契約会社、400 カード発行会社、430 カード会員、450 電子決済管理装置。

Claims (16)

  1. 顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する顧客ID取得部と、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する販売価格取得部と、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格に対する修正額を決定する修正額演算部と、
    前記顧客IDの入力を検出したことを契機として、前記販売価格から前記修正額分を修正した修正後の請求額を、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して表示する請求額通知部と、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成する決済情報生成部と、
    前記生成した決済情報を外部に送信する決済情報送信部と、
    を備えることを特徴とする電子決済端末装置。
  2. 前記請求額通知部は、前記顧客IDの入力を検出したことを契機として更に前記修正額を表示することを特徴とする請求項1に記載の電子決済端末装置。
  3. 前記入力が検出された顧客IDに対応する顧客属性情報を読み出す顧客属性情報取得部を更に備え、
    前記修正額演算部は、前記読み出した顧客属性情報に基づいて前記修正額を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の電子決済端末装置。
  4. 前記顧客が購入する商品の商品属性情報を読み出す商品属性情報取得部を更に備え、
    前記修正額演算部は、前記読み出した商品属性情報に基づいて前記修正額を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電子決済端末装置。
  5. 前記顧客が商品を購入する時間情報を読み出す時間情報取得部を更に備え、
    前記修正額演算部は、前記読み出した時間情報に基づいて前記修正額を決定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電子決済端末装置。
  6. 前記修正額演算部は、前記顧客が商品を購入するときの決済方法に基づいて前記修正額を決定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子決済端末装置。
  7. 前記修正額演算部により前記修正額を決定するための演算式および変数の一方または双方ついての修正条件の設定を、ユーザによる入力により受け付ける修正条件設定部を更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電子決済端末装置。
  8. 前記顧客が所定の商品を購入した場合の修正額を、前記修正条件データテーブルを参照して予測する修正額予測部と、
    前記顧客に前記予測した修正額を、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して表示する予測修正額通知部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電子決済端末装置。
  9. 前記顧客が所定の商品を購入した場合に、その販売価格を修正して請求額とするための修正条件を前記修正条件データテーブルを参照して前記顧客に所定の表示媒体を介して表示する修正条件通知部を更に備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電子決済端末装置。
  10. 顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する顧客ID取得部と、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する販売価格取得部と、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格を修正して前記商品に対する請求額を決定するための演算式および変数の一方または双方を決定する修正額演算方法決定部と、
    前記演算式および変数の一方または双方を外部に送信する演算方法送信部と、
    前記送信した演算式および変数の一方または双方に基づいて外部装置で演算された修正値を受信する修正値取得部と、
    前記受信した修正値により前記販売価格を修正した修正後の請求額を、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して表示する請求額通知部と、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成する決済情報生成部と、
    前記生成した決済情報を外部に送信する決済情報送信部と、
    を備えることを特徴とする電子決済端末装置。
  11. ネットワークを介して接続される電子決済端末装置と電子決済管理装置を含むシステムであって、
    前記電子決済端末装置は、
    顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する顧客ID取得部と、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する販売価格取得部と、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格に対する修正額を決定する修正額演算部と、
    前記顧客IDの入力を検出したことを契機として、前記販売価格から前記修正額分を修正した修正後の請求額を、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して表示する請求額通知部と、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成する決済情報生成部と、
    前記生成した決済情報を外部に送信する決済情報送信部と、を備え、
    前記電子決済管理装置は、
    前記電子決済端末装置から前記決済情報を受信する決済情報受信部と、
    前記受信した決済情報に基づいて、前記顧客IDと前記請求額を対応づけた情報を記録媒体に記録する決済情報格納部と、
    を備えることを特徴とする電子決済システム。
  12. 前記電子決済端末装置は、前記顧客に対して前記販売価格を修正した金額を請求額とするか否かについての判断要求である修正可否判断要求を送信する修正可否判断要求送信部を更に備え、
    前記電子決済管理装置は、前記電子決済端末装置から前記修正可否判断要求を受信する修正可否判断要求受信部と、
    前記顧客が購入する商品の販売価格を修正するか否かを、顧客に関する情報としてあらかじめ設定された顧客情報データテーブルを参照して判断する修正可否判断部と、
    その判断の結果である修正可否判断結果を送信する修正可否判断結果送信部と、を更に備え、
    前記電子決済端末装置は、前記修正可否判断結果を受信する修正可否判断結果受信部を更に備え、前記請求額通知部は、前記受信した修正可否判断結果が肯定結果であれば、前記販売価格を修正した金額を請求額として、顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して顧客に前記請求額を表示することを特徴とする請求項11に記載の電子決済システム。
  13. 顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出するステップと、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出するステップと、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格に対する修正額を決定するステップと、
    前記顧客IDの入力を検出したことを契機として、前記販売価格から前記修正額分を修正した修正後の請求額を、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して表示するステップと、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成するステップと、
    前記生成した決済情報を外部に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする電子決済方法。
  14. 顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出するステップと、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出するステップと、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格を修正して前記商品に対する請求額を決定するための演算式および変数の一方または双方を決定するステップと、
    前記演算式および変数の一方または双方を外部に送信するステップと、
    前記送信した演算式および変数の一方または双方に基づいて外部装置で演算された修正値を受信するステップと、
    前記受信した修正値により前記販売価格を修正した修正後の金額を請求額として、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して前記請求額を表示するステップと、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成するステップと、
    前記生成した決済情報を外部に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする電子決済方法。
  15. 顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する機能と、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する機能と、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格に対する修正額を決定する機能と、
    前記顧客IDの入力を検出したことを契機として、前記販売価格から前記修正額分を修正した修正後の請求額を、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して表示する機能と、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成する機能と、
    前記生成した決済情報を外部に送信する機能と、
    をコンピュータに発揮させることを特徴とする電子決済プログラム。
  16. 顧客を識別するために顧客ごとに付与される顧客IDの入力を検出する機能と、
    前記顧客が購入する商品の販売価格の入力を検出する機能と、
    前記販売価格を修正するためにあらかじめ設定された修正条件データテーブルを参照して、前記販売価格を修正して前記商品に対する請求額を決定するための演算式および変数の一方または双方を決定する機能と、
    前記演算式および変数の一方または双方を外部に送信する機能と、
    前記送信した演算式および変数の一方または双方に基づいて外部装置で演算された修正値を受信する機能と、
    前記受信した修正値により前記販売価格を修正した修正後の金額を請求額として、前記顧客が視認可能な所定の表示媒体を介して前記請求額を表示する機能と、
    前記顧客IDと前記請求額を対応づけた決済情報を生成する機能と、
    前記生成した決済情報を外部に送信する機能と、
    をコンピュータに発揮させることを特徴とする電子決済プログラム。
JP2003391449A 2003-11-20 2003-11-20 電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム Pending JP2005157499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391449A JP2005157499A (ja) 2003-11-20 2003-11-20 電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391449A JP2005157499A (ja) 2003-11-20 2003-11-20 電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005157499A true JP2005157499A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34718471

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003391449A Pending JP2005157499A (ja) 2003-11-20 2003-11-20 電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005157499A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148400A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Fugaku Bussan Co., Ltd. プライスカード及び商品管理システム
WO2007148560A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Fugaku Bussan Co., Ltd. プライスカード及び商品管理システム
JP2010286863A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Omron Corp 取引管理装置、取引処理システム、および取引管理方法
JP5048669B2 (ja) * 2006-06-22 2012-10-17 富岳物産株式会社 プライスカード及び商品管理システム
JP2018163508A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 東芝テック株式会社 日報データ作成システム
JP7420446B1 (ja) 2022-12-05 2024-01-23 Necプラットフォームズ株式会社 決済装置、決済方法、及び決済プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148400A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Fugaku Bussan Co., Ltd. プライスカード及び商品管理システム
WO2007148560A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Fugaku Bussan Co., Ltd. プライスカード及び商品管理システム
WO2007148418A1 (ja) * 2006-06-22 2007-12-27 Fugaku Bussan Co., Ltd. プライスカード及び商品管理システム
JP5048669B2 (ja) * 2006-06-22 2012-10-17 富岳物産株式会社 プライスカード及び商品管理システム
JP2010286863A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Omron Corp 取引管理装置、取引処理システム、および取引管理方法
JP2018163508A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 東芝テック株式会社 日報データ作成システム
JP7420446B1 (ja) 2022-12-05 2024-01-23 Necプラットフォームズ株式会社 決済装置、決済方法、及び決済プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11694243B2 (en) Injecting exchange items into an exchange item marketplace network
US11887077B2 (en) Generating exchange item utilization solutions in an exchange item marketplace network
US11694244B2 (en) Method for consumption based redemption in an exchange item marketplace network
US11461784B2 (en) Merchant verification in an exchange item marketplace network
US11176584B2 (en) Cross-brand redemption in an exchange item marketplace network
US11164228B2 (en) Method and medium for determining exchange item compliance in an exchange item marketplace network
CN109074564A (zh) 使用记录保证即时支付的方法和系统
KR20190041539A (ko) 전자 지갑을 통한 결제 시스템
JP3693944B2 (ja) クーポン管理方法及びクーポン管理プログラム
KR20110105853A (ko) 계정 연계 관리를 위한 시스템 및 방법
JP2002109237A (ja) カード取引用icカード
US20230169553A1 (en) Determining an automatic acquisition approach for an exchange item request
JP2005157499A (ja) 電子決済端末装置、電子決済システム、電子決済方法および電子決済プログラム
KR100330093B1 (ko) 선불카드 발행 방법과, 선불카드 인증 및 잔액 데이터 관리 방법 및 시스템
US20240161073A1 (en) Generating a selectable combination of exchange items for quick remedy of a deficient exchange item
JP2001325553A (ja) カード取引用解約処理システム
TW202046202A (zh) 預付型商品的信託票券交易管理系統及其建置方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090623