JP2005156542A - ガスメータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床暖房器具では、例えば50〜2000リットル/hのガス流量で5分間(床暖房オン時間)燃焼し、5分間(床暖房オフ時間)休止する運転が行なわれる。そこで、ガス流量が50〜2000リットル/hの範囲であり、その燃焼時間と停止時間がそれぞれ下限と上限(3分〜7分)の時間範囲内か否かを監視して、床暖房器具かどうかを判断する。床暖房器具と判断したら、床暖房開始時と停止時の各総積算量の差を求め、これを床暖房専用の積算値に積算する。
【選択図】図2
Description
さらに、特許文献2のように、給湯器の種火のようなガス使用では上記の漏れに該当してしまうため、この種火流量は特にマイコンに記憶しておき、種火流量の例えば±5%範囲の流量のみがガスメータに流れていたことを検出したときは、上記30日の所定の期間の監視を初期化して、ガス管の漏れとは判断しないようにして、その区別をしている。
図4aは総積算のみを行なうフローチャートであり、ステップS30のように流量入力毎に呼び出され、ステップS31で1回の流量入力に重み付けをして体積を積算し、ステップS32で終了する例である。
図4bでは、ステップS33の流量入力毎に、ステップS34で1回の流量入力に重み付けをして体積を積算した後、ステップS35で例えば流量入力毎の時間間隔から、単位時間当たりの流量、すなわち流速を求め、例えば100〜300リットル/hであれば、ステップS36で「A」という積算値を積算する。ステップS37,S38は入力範囲が300〜500リットル/hで、「B」という積算値を積算するものである。
図5aは流量入力毎に前回の流量があったときと、今回の流量があったときの時間差(流量間隔)から流量の休止期間を判定し、休止期間が60分以上であれば、休止期間のない期間を監視する30日タイマを0に初期化する。また、流量間隔から時間当たりの流量である流速を求め、登録している種火と比較して種火の5%以内であれば、30日タイマを0に初期化している。
一方、時計を計測するフローチャートを図5bに示すが、ここでは例えば1日の更新毎に30日タイマを+1加算している。図5aで流量の休止期間または種火が検出されない場合は、30日タイマが日ごとに進み、30日後にはガス管漏れの警報を発する仕組みになっている。
また、ガス管の漏れ検出方式にあっては、基本的には60分のガス使用期間の休止期間を検査しているので、5分毎に断続運転する上述の床暖房の燃焼は60分のガス使用の休止期間を検出できず、冬季30日以上にわたり床暖房を昼夜連続運転する家庭ではガス管の漏れと判定してしまうという問題もある。
これら請求項1または2の発明においては、前記特定の燃焼器具が使用されているものと判断したときは、その使用期間中はガス管漏れの監視の計測を停止し、ガス管漏れの検出性能を向上させることができる(請求項3の発明)。
また、床暖房を使用と判断したときはガス管漏れの監視の計測を停止することで、無駄にガス管漏れを検出しないようにする。
床暖房の燃焼パターンは図2のように、例えば燃焼開始時に2000リットル/hのガスを燃焼し、時間とともに例えば50リットル/hまで低下して燃焼を停止し、例えば5分間ガスの使用を停止する。この発明は、このような床暖房の燃焼パターンの特徴を検出して、その個別の積算を可能にするものである。
第2には、第1の条件成立後に、床暖房の断続的燃焼の停止を判定する。その停止期間が、例えば3分以上7分以下の範囲(床暖房オフ時間ともいう)であった場合に、第2の条件成立とする。また、燃焼停止時の総積算量を記憶し、例えばM2とする。
第3には、第1と第2の条件、すなわち床暖房オンと床暖房オフが所定回数、例えば連続2回以上成立した場合に、ガスメータ下流の床暖房器具は燃焼しているとして、上記M2とM1との差分を床暖房専用の積算値に積算する。以下、同様に次の床暖房オフ期間判定時に、M4とM3との差分を床暖房に積算する。ここで、所定回数例えば2回を監視して積算するのは、他の燃焼器具との判別の精度をより向上させるためである。
ステップS0は例えば一定時間ごとに呼び出され、次のステップS1で現在流量があるかどうかが判断される。流量がない状態から流れた場合はステップS2,S3で総積算量M1として記憶する。S3に示している“n”は1以上の正数であり、最初の記憶をM1としている。次のステップS4で、床暖房がオフ期間中か否かを判定する。ステップS4では最初の判定はNOなので、ステップS10に進んで現在流量が50〜2000リットル/hの範囲か否か判断する。50〜2000リットル/hが流れていればS10はYESとなるので、ステップS11で床暖房オン時間の下限値例えば3分を越えた場合は、ステップS12で床暖房のオン時間判定中として記憶する。
再び床暖房が燃焼を開始した場合、S0からS4へと処理を実施し、先に記憶した床暖房のオフ時間を判定中ならば、ステップS4からS5へ処理を移す。
ステップS6で床暖房のオフ時間の上限値を超えた場合、ステップS10で流量が50〜2000リットル/hの範囲外であった場合や、ステップS16で床暖房のオン時間の上限値を超えた場合は、ステップS13へ進みカウンタN,床暖房オン時間・オフ時間の時間計測用カウンタ,オン・オフ判定中フラグなどをクリアする。
また、この発明により積算した床暖房専用の積算量は、例えば図3のテスト入力手段6により、表示・通報手段5で一時的に表示したり、積算量を電子データとして送出することができる。
ステップS40の流量入力毎に呼び出されるプログラムにより、ステップS41で60分以上流量がないとき、またはステップS42で火種流量の±5%相等の流量を検出したときに30日タイマを初期化し、S41またはS42に該当しない条件が、図5bのステップS59で判定している30日以上になると、ステップS60で「ガス管の漏れ」の表示・通報を実施している。なお、図5bのステップS50〜57は所謂時計機能を実現しているステップであり、30日タイマは24時間の立ち上がりごと、すなわち1日ごとにその計数をステップS58で実施している。
そこで、この発明では図1bに示すように、たとえば床暖房積算用カウンタNが2以上になったとき、床暖房の場合と同様に床暖房燃焼と判断し、ガス管の漏れとは異なるものとして、30日タイマの計測を一時中断する。ここで、カウンタNは図1aのステップS7に示すカウンタのことであり、床暖房燃焼の特徴である断続運転の回数を数えているものである。
以上のように、床暖房の燃焼を判定している間は30日タイマの計測が進まないので、ステップS60で「ガス管の漏れ」の表示・通報をすることもなく、床暖房の燃焼による誤判定を低減することができる。
Claims (3)
- 少なくともマイクロコンピュータ(マイコン)と、流量センサと、表示・通報部とを備え、前記マイコンは前記流量センサからの信号によりガスの使用状態を監視してガスの使用量を積算し、総積算量を前記表示・通報部により表示または通信にて出力することが可能なガスメータにおいて、
所定流量範囲の流量を検出する検出手段と、前記所定流量範囲の流量が所定の上限および下限の時間範囲流れたか否かを監視する監視手段と、前記所定流量および所定時間の判定後に所定の時間流量がなく、流量ありの状態と流量なしの状態の繰り返し回数が所定回数以上になったとき、特定の燃焼器具が使用されているものと判断し、ガス使用の開始時の総積算量と停止時の総積算量との差を求める演算手段とを設け、特定の燃焼器具のガスの使用量を積算することを特徴とするガスメータ。 - 前記特定の燃焼器具は、床暖房器具であることを特徴とする請求項1に記載のガスメータ。
- 前記特定の燃焼器具が使用されているものと判断したときは、その使用期間中はガス管漏れの監視の計測を停止し、ガス管漏れの検出性能を向上させることを特徴とする請求項1または2に記載のガスメータ。
Priority Applications (1)
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JP2004278679A JP2005156542A (ja) | 2003-10-31 | 2004-09-27 | ガスメータ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014529A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Yazaki Corp | ガス器具判別装置及びガス器具判別方法 |
JP2020003223A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ガス器具判別装置 |
JP7429615B2 (ja) | 2020-07-22 | 2024-02-08 | パナソニックホールディングス株式会社 | ガス器具判別装置 |
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2004
- 2004-09-27 JP JP2004278679A patent/JP2005156542A/ja active Pending
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